海未「唇吐息お化けことり」 Part5【完】back

海未「唇吐息お化けことり」 Part5【完】


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2:
真姫「……! 二手に分かれたわ! 一人はそのまま廊下、一人は階段!」
絵里「海未はどっち!?」
花陽「廊下を走ってるのがお下げです!」
穂乃果「じゃあ階段に逃げたのが海未ちゃんだね!」
にこ「海未ー」
凛「希ちゃー」
真姫「……待って、階段を上がる足音がするわ」
絵里「この先は屋上よ。ミスを犯したわね、海未」
花陽「じゃあ上は袋小路だね。ことりちゃん呼ぼっか」
穂乃果「念のため希ちゃん追う?」
絵里「そうね、じゃあ穂乃果お願い」
穂乃果「わかった! 待てー希ちゃーん!」
真姫「私たちは屋上のドアの辺りでことりを待ちましょう」
123:
―――
ことり(…………もうそろそろ、みんな捕まっちゃったかな)
ことり(もし先に私を見つけられたら、一人でいるから、こっちが捕まっちゃってたのにね)
ことり(別に、もう、それでもよかったのに……捕まっちゃうなら、それでよかったのに)
ことり(これ以上、どうしたらいいのかわからないよ)
ことり(私だって、無理やりしたくないよ…………だけど、止まらないよ)
ことり(それに、止めたくない…………もう、我慢なんてしたくない)
ことり(海未ちゃんと、好きな人同士になりたい)
ことり(海未ちゃん……もう、待てないよ)
ことり(昨日、海未ちゃんがしてくれた唇吐息、人生で一番幸せなことだった)
ことり(これ以上の幸せ、これ以上気持ちいいこと、他にないって思った)
ことり(だったらもう、ずっとしていたい。それしかしたくないよ)
ことり(海未ちゃん……)
ことり「…………? …………もしもし」
ことり「…………そっか。わかった。じゃあ、屋上に行くね」
ことり「…………」
ことり(……海未ちゃん……私が、勝っちゃったね)
ことり(待っててね、海未ちゃん……)
124:
―――
海未(希……私のために……)
海未(……最後に言っていた、好きな人同士でする幸せなことって、なんですか?)
海未(私は、唇吐息以上の幸せなんて、知らないんです)
海未(あれは本当に凄かった……幸せの絶頂でした)
海未(それ以上のことが、本当にあるのですか?)
海未(好きな人同士でする、幸せなことが…………)
海未(…………)
海未(案外、簡単な答え、なのでしょうか)
海未(けれど、見つけるのは簡単でも、実際にやるには、勇気がいりますよ)
海未(勇気と……覚悟が。私が、本気でことりのことが好きだという、本物の覚悟が)
海未(……………………)
海未(そうです、よね……)
海未(ことりのことが本当に好きかという覚悟なら…………もう…………)
海未(……覚悟を、決めましょう)
海未(ことり…………私は、あなたのことが…………)
125:
―――
ことり「……みんな、お待たせ」
花陽「ことりちゃん、この先に海未ちゃんがいるよ」
ことり「ありがとう。それで、どうして二人は倒れてるの?」
にこ「…………んっ! …………んっ!」
凛「あっ…………ふあっ……あんっ……」
絵里「ちょっと我慢できなくて、ついふーって……」
真姫「ごめんなさい……」
ことり「うーん、でもこれでちょうどみんな最終段階だし、四人動けるなら屋上から取り逃がすこともないし、別にいいのかな」
絵里「そ、そうよ! 私がいれば安心よ!」
真姫「任せてちょうだい!」
ことり「頼もしいのかなあ……? じゃ、行こっか」
126:
ことり「……海未ちゃん? さすがに諦めちゃった? 背中見せたまま、逃げもしないなんて」
ことり「…………?」
ことり(…………あれ? なんだか髪の量が……)
ことり「……海未、ちゃん?」
希「ふっふっふ……」
ことり「!」
希「いやー、騙されちゃったね、ことりちゃんたち。うふっ」
絵里「どうして希が!?」
花陽「だって、髪下してるし、さっき廊下を走っていったのはお下げしてたのに……あれ?」
希「後ろ姿やからね、海未ちゃんと髪型交換したら入れ替えを騙せるかなーって思ったんよ」
真姫「入れ替え……」
希「大変やったんよ? 曲がり角曲がってみんなから見えなくなったちょっとの間にシュシュ取って、急いで海未ちゃんに付けてあげたの」
127:
ことり「希ちゃん、さすがだね」
希「せやろ? 見直してもええんよ?」
ことり「でもこれで希ちゃんも私たちの仲間入りだね」
希「それじゃまるで今までが敵みたいな言い方やん」
ことり「そうでしょ? 希ちゃんは海未ちゃんの味方をしてたんだもん」
希「海未ちゃんはね、ことりちゃんたちのことを敵だなんて思ってなかったよ」
ことり「……なにそれ」
希「ま、こんなこと、ちょっとした喧嘩とかいざこざ程度の話ってことやん。恋人同士にはつきものやね」
ことり「恋人って…………私たち、そんなんじゃないもんっ」
希「じゃ、これからそうなるってことやん」
ことり「…………」
希「大丈夫だよことりちゃん。ことりちゃんが好きになった人は、好きになるだけの価値があったってことだよ」
128:
海未『あー、テステス。校内放送です』
ことり「!?」
希「お。言ったそばから。なんか掴んだかな?」
海未『生徒会よりアイドル部の部員に連絡致します。直ちに講堂に集まってください』
希「これは最終バトルイベントやない? ラスボスじゃなくて、主人公が呼び出すってのが珍しいけど」
海未『繰り返します。生徒会より…………』
希「どうする? 海未ちゃんは正々堂々と待ち構えるつもりだよ?」
ことり「……海未ちゃんのところに行くよ。ずっと追いかけてたんだもん」
希「そやねえ」
ことり「でもその前に、希ちゃんも私たちの仲間になってね」
希「勿論やん。一度は遠慮したけど、ウチだって唇吐息に興味はあるんよ?」
ことり「……やっぱり代わりにやってもらおっかな。絵里ちゃん、お願い」
絵里「私? していいの?」
ことり「うん。お願い」
希「せやね、ことりちゃんはもう海未ちゃん以外にはしない方がええもんね」
ことり「……なんだか希ちゃん、全部わかってるみたい」
希「ことりちゃんが引き起こしたことは、難しいことでも、特別なことでもないんよ。ただのわかりやすい求愛行動。そうやろ?」
ことり「…………そうだね」
希「さ、えりち、お待たせ。ウチをちゃんと天国に連れてってな?」
129:
―――
海未(ことり……)
海未(私はずっとあなたから逃げていたのですね)
海未(とても近くにいるのに、あと一歩の距離を詰められるのが怖くて、いつも逃げていた)
海未(私が逃げていたことに気付かなかったのは、私が一歩逃げる分、ことりがいつも一歩近づいてきてくれたからなのですね)
海未(にも関わらず、ことりが必死に詰めようとした一歩を詰めさせないまま、私は現状の距離感を維持しようとした)
海未(そればかりか、一歩間の空いた関係性を心地良いなどと、身勝手で気楽な幸福に浸っていたのです)
海未(逃げるのは楽でも、追い続けることがどれだけ辛いか、考えもせずに……)
海未(けれどやっとわかりました。ことりの思い。そして私の思い)
海未(私も覚悟を決めました。もう曖昧なままにはしません。全てをぶつけます)
海未(あなたがそうしてくれたように……そうしようとしてくれたように)
海未「ことり」
ことり「……海未ちゃん」
海未「待っていました。終わらせましょう、ことり」
130:
ことり「穂乃果ちゃんが追っていったって聞いたけど、無事だったんだね」
海未「穂乃果ならそこの席で眠ってもらっています」
穂乃果「スヤァ……」
ことり「舞台を見る特等席だね。海未ちゃん見放題だ」
海未「そうですね。眠っているままですが、このまま見守ってもらいましょう」
ことり「なにを? 海未ちゃんが私の手に落ちるのを?」
海未「……はい、そうです」
ことり「もう逃げないんだ……逃げ場のない講堂に呼び出したんだもん、もう逃げるつもりはないってことだよね」
海未「ええ。なのでみんなをそうゾロゾロと引き連れなくとも平気ですよ」
ことり「そう。じゃあみんな、念のために入口の方だけ固めて、後は自由にしてていいよ?」
花陽「自由って、ふーってし合ってていいってこと?」
ことり「うん、もういいよ」
真姫「やったわ! ふーっふーっ祭よ!」
絵里「希ーーーーーー!」
希「ぇりち…………ふわっ、わっ、あっ………………………ああーっ!」
ことり「元気だなあみんな」
海未「ことり……」
ことり「……今、そっちに行くね、海未ちゃん」
131:
ことり「……ねえ、こうして檀上に上がると、初めてのライブを思い出すね」
海未「そうですね。あの時とは違って、そこの席で寝てる穂乃果が壇上にいませんけど」
ことり「あと、みんなが酒池肉林状態だけど」
にこ「ふーーーっ! ふぉぉぉぉぉぉぉ!」
凛「ひゃぅんっ! あんっ! そこはダメにゃあああんっ!」
海未「地獄絵図ではありませんか……」
ことり「海未ちゃんも、ああなるんだよ?」
海未「……本当に、それでいいんですか?」
ことり「……もうどうしようもないんだよ。私、海未ちゃんを虜にしたくて、もう抑えきれないもん」
海未「このまま私がことりの唇吐息を受け、私の自我がないままに、ことりと番いになるのですか」
ことり「それしかないんだよ。もっと早く、海未ちゃんの気持ちを知りたかった……でも、もう私、暴走しちゃったよ」
海未「…………やはり、私が遅すぎたのがいけなかったのですね」
ことり「…………本当は、もっとちゃんと、こうなりたかった。だけど、ゴメンね。もう、遅いんだ」
海未「ことりが謝ることではありません。全て、私の責任です」
ことり「海未ちゃん……」
132:
ことり「……はあっ…………はあっ…………」
海未「ことり、大丈夫ですか?」
ことり「ごめん……海未ちゃん、もう無理。我慢できない」
海未「あっ!」
ことり「捕まえた…………もう、逃がさないよ」
海未「……ことり。そんなに私と唇吐息をしたいですか?」
ことり「したいよ! したくてしたくてたまらないよ!」
海未「それが一番したいことですか?」
ことり「そうだよ! これ以上に気持ちよくて幸せなことなんてないよ!」
ことり「海未ちゃんもちょっとだったけど唇吐息受けて、凄く気持ちよさそうにしてたでしょ!?」
ことり「唇吐息が私ができる一番気持ちいいことなのっ! 絶対にそうなのっ!」
133:
海未「…………私はそうは思いません」
ことり「どうしてっ!?」
海未「ことりは唇吐息の虜になっていて、それ以外のことを考えられないだけなんです」
ことり「例えそうだとしても! 唇吐息以上のことなんてあるの!?」
海未「私には、まだ、わかりません。今、この瞬間までに経験してきたことの中で、唇吐息以上の快感を味わったことがありませんから」
ことり「だったら!」
海未「ですが唇吐息では駄目なんです。今のことりには、別の、それ以上の幸せが必要なんです」
ことり「なにそれ…………ことりにはわかんないよ…………」
海未「……希曰く、ことりに必要な幸せとは、好きな人同士の幸せだそうです」
ことり「……?」
海未「唇吐息は凄まじいもので、それこそとんでもない幸せな行為なのかもしれません」
海未「ですが……これだって、凄まじくとんでもない……恋人同士が交わす幸せな行為ではありませんか?」
ことり「んっっっ!? んんっ、んーっ! んっ、んっんんんっ!」
海未「…………んっ! ……んはっ。……ことり。私と、キスをしましょう」
134:
ことり「ふぇぇ……? んんっ!?」
海未「ん…………んまぅ……れる」
ことり「んーっ!? んーっ!? っん……んぁ……」
海未「はぁっ…………ことり…………んっ」
ことり「んっ…………あっ!? みっ、ぅみちゃっ、んっ!」
海未「逃がしません……んろ…………んはぁっ……」
ことり「…………ぷはっ! ……ゃぁああ、うみちゃぁんっ」
海未「ことり、とっても気持ちいいです、ことりの唇」
ことり「やっ!? そんなことっ、やっ、」
海未「もっと、ください……」
ことり「んっ!」
海未「ちゅっ…………れぉ…………はぅんむ…………」
ことり「…………っ………………っ…………はぁっ! はっ、はっ」
海未「ことり、大丈夫ですか?」
ことり「……苦しいよ、海未ちゃん」
海未「鼻から息を吸うといいそうです」
ことり「そうじゃないよ…………胸が、苦しいよ…………」
海未「私だってそうです……ですが、それ以上に幸せです」
ことり「海未ちゃん…………んむっ…………ぁ……」
135:
海未「……んふっ……はぁっ……」
ことり「んっ、んっ、んぁう」
海未「……ことり、口を少し開いて下さい」
ことり「え?」
海未「舌を入れます」
ことり「ええっ!? な、なんでっ!?」
海未「ことりの舌も私にください」
ことり「そんなっ、あっ! んっ! んんんんっ!」
ことり(あっあっ……………………入って、きたっ……!)
海未「ん……ちゅっ…………れう…………んむぅ」
海未(ことり……柔らかい…………唇も……舌も…………全部…………)
ことり「んふぅ、んむぅっ」
海未「ぁむ…………はむっ…………」
ことり(食べられちゃう…………ことりのお口、全部海未ちゃんに食べられちゃうよぅ……)
海未(ことり…………美味しい…………)
ことり「……んっ、んっ……ちゅるっ…………れらぅ……んむう」
海未「ん…………ちゅっ……ちゅっ…………んんっ」
ことり(ああっ…………凄い…………溶けちゃいそう…………)
海未(……幸せ……です…………)
136:
ことり「………………ぷはっ! はっ!」
海未「ちゅるっ……ふっ…………ふう」
ことり「……………………うみちゃぁん……」
海未「ことり……」
ことり「海未ちゃん……」
海未「……ことり。好きです」
ことり「……海未、ちゃん…………」
海未「好きです。ことりのことが好きです」
ことり「……………………海未ちゃぁんっ!」
海未「ことりっ!」
ことり「……遅いよっ…………ばかぁっ……!」
海未「ごめんなさい…………ようやく、ことりの気持ちに追いつきました」
ことり「ふっ、ううぅぅぅぅぅぅ」
海未「ことり、泣かないで……」
ことり「だってぇ……」
海未「……ちゅっ」
ことり「んっ!? んっ……んっ…………んはっ! …………ズルイよ、海未ちゃん」
海未「すみません。私ができる、一番気持ちよくて、一番幸せなことですから」
ことり「…………うん。そうだね。唇吐息より、気持ちよかった。幸せ、だったよ……」
海未「ことり…………もう、大丈夫ですか?」
ことり「……うん。なんだか、平気みたい。唇吐息の暴走……止まったかも」
137:
穂乃果「………………………………ことり、ちゃん?」
ことり「わっ!? ほ、穂乃果ちゃん!?」
海未「穂乃果、いつの間に起きてたんですか? ……おや?」
7人「……………………」
ことり「な、なんか、みんな舞台の方に来てる……」
海未「…………まさか」
花陽「……ことりちゃん、唇吐息、なくなったの?」
絵里「じゃあ、もう一度、私たちとしましょう?」
海未「やはり!」
ことり「えっ? なに?」
海未「ことり、今はもう唇吐息の暴走が収まったのですね?」
ことり「う、うん…………さっきまでずっと唇吐息のことしか考えられなかったけど、今はもう平気だよ」
海未「だとすれば……」
真姫「ことり、唇吐息、するわよ」
凛「ことりちゃん、ふーっ、しよう?」
海未「ことりは私と同じ、普通の、唇吐息の虜になっていない側に転じたのです。そして同時に、みんなの標的となったのです!」
ことり「ええっ!?」
138:
にこ「ことり、またこっち側にきなさい」
希「ことりちゃん…………ふーっ…………しょぅゃ…………ぅふふ」
ことり「わっ、舞台上によじ登ってきたよぅ!」
海未「ことり、舞台袖へ!」
穂乃果「待てーっ!」
ことり「はあっ、はあっ」
海未「なんとか舞台裏の更衣室まではきましたが……」
穂乃果「カーーーギーーーあーーーけーーーろーーー!」
海未「……このままでは、無理やり扉の鍵を破壊されるのも時間の問題ですね」
ことり「どうしよう、他にもう出口がないよ」
海未「せっかく理性を保ったままことりと接することができたというのに、このままでは二人とも餌食に……」
ことり「ごめんね、ことりがみんなのことまで巻き込んじゃったから、こんなことに……」
海未「ことりのせいではありません。ことりの気持ちに気付けなかった、私が悪いのです」
ことり「でも、だって……」
穂乃果「ことりちゃーん! 海未ちゃーん! あーけーてー!」
海未「もう責任について言及するのはやめましょう。現状をなんとか打開しなければ」
139:
ことり「……私、幸せだったよ」
海未「ことり……」
ことり「最後に海未ちゃんの気持ちを聞くことができて…………海未ちゃんに、キス、してもらえて……」
海未「……私も、とても幸せでした。ことりと思いを伝え合えたこと、ことりとキスができたこと」
ことり「海未ちゃん…………最後に、もう一回……して」
海未「……はい。わかりました」
ことり「……海未ちゃん…………」
海未「……ん?」
海未(もしや……)
ことり「…………? 海未ちゃん?」
海未「ことり。諦めるのは早いかもしれません」
ことり「え?」
海未「もしかしたら、打開策が見つかったかもしれません」
140:
穂乃果「ドア、開けーーーーー!」
ことり「!? もうドアがっ!」
海未「時間がありません……! ことり、私に吐息を下さい!」
ことり「え?」
海未「私の唇に吐息を吹きかけてください! そして私もことりの唇に吐息を吹きかけます!」
ことり「なっなんで? せっかく暴走が止まったのに!」
穂乃果「ドア、開きそうーーーーー!」
海未「もう時間がないです! 私を信じてください!」
ことり「……わかった。海未ちゃんを信じる」
海未「では、用意を」
ことり「……なんか、唇に顔近づけるの、恥ずかしいね」
海未「そうですね。さっきはキスまでしたというのに、こう、改まると……」
ことり「なんでだろ……やっぱり、唇吐息って不思議だね」
穂乃果「ドア、開いたーーーーー!」
海未「! 穂乃果たちがきました!」
ことり「海未ちゃん……!」
海未「いきますよことり……!」
穂乃果「かかれーっ!」
海未「せーのっ、ふーーーっ!」
ことり「ふーーーっ!」
ことうみ「んはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
141:
―――
海未「…………っ…………っ…………」
ことり「…………ぁっ……っ……………………ぅぁっ…………」
海未「…………んっ……………………こ、ことり……」
海未「……! ことりっ!」
ことり「ぁっ…………ぁっ…………」
海未「ことり、しっかり! ああ、こんなにビクンビクンして……」
ことり「…………みちゃん」
海未「ことりっ!」
ことり「…………しゅごかった…………ふーって、やっぱり凄いね……」
海未「……ええ、そうですよ。とんでもなく気持ちいいんです」
142:
ことり「…………あっ、そうだ。みんなは?」
海未「みんなは……そこにいますよ」
ことり「そこに?」
7人「…………」
ことり「あっ、あっ、海未ちゃん……」
海未「平気ですよ、ことり」
ことり「なんで?」
穂乃果「……そっかーよかったー」
ことり「え?」
穂乃果「これでみんな一緒に唇吐息の虜だねっ!」
ことり「…………え? ……?」
143:
海未「どうやら、予想通りでしたね」
ことり「海未ちゃん、どうなってるの?」
海未「ことりによって唇吐息の虜になったみんなの目的を考えてみたんです」
ことり「? どういうこと?」
海未「ことりの指示に従い、みんなは私を狙いました。私以外にも、未だ唇吐息の虜になっていないメンバーも同様にです」
ことり「うん」
海未「一度唇吐息の虜となったメンバーは、同じく虜になった者同士は狙わず、未だ虜になっていない者を狙います」
海未「唇吐息の虜になっていないメンバーがいる限り追い続ける……では、もし全員が虜になってしまえば?」
ことり「……あっ」
海未「同士討ちをしないのであれば、私たち9人が全員虜になった時点で、騒動は落ち着くんです」
ことり「唇吐息は、好き合ってるみんなにしか効果がないから、私たち全員に効果が出たらそれで終わりなんだ」
海未「そういうことです。想像の域は出ない推測ではありましたが……」
ことり「そっか……じゃあ、えっと、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「なに? ことりちゃん」
ことり「普通の反応だ……」
海未「これ以上標的がいなくなったので、狂ったように獲物を追いかける必要がなくなり、理性を取り戻したのでしょう」
144:
ことり「そっか……よかった……ことりたち、自我を失わないで、見境なしにふーってし合うこともないんだね」
絵里「あ、よく見たら希がまだゾンビ状態よ」
にこ「さっさと息かけて段階上げて理性取り戻させるわよ!」
6人「ふーーーっ」
希「ゃんゃんゃああああああああああああああああん!」
海未「…………例外はあるみたいですけど」
ことり「あれ、でもどうして、私たちは最初から最終段階なんだろ」
海未「最終段階?」
ことり「えっと、段階が上がると性格的には普通に戻って、でも唇吐息への欲求がとても凄くなっちゃうの」
海未「なるほど、段階的に症状が進行するわけですか」
ことり「なんでだろう……」
海未「それはその……気持ちの影響ではありませんか?」
ことり「気持ち?」
海未「唇に吐息をかけるとき、私はことりに、精一杯の愛情を込めました」
ことり「……私も。もしこれで虜になって暴走しちゃっても、最後に海未ちゃんに目一杯気持ちよくなってほしかった」
海未「そうした気持ちが強ければ、段階を飛ばして、一気に最終的なところまで行き着いた、なんて……」
ことり「そうなのかな……でも、唇吐息のことは私でも全部は知らないから、本当にそうなのかも」
海未「きっとそうです。そういうことにしておきましょう」
/> ことり「……うんっ!」
145:
―――
ことり「ただいまぁ」
海未「おかえりなさい。お弁当、温められましたか?」
ことり「うんっ! 職員室のレンジ使わせてもらえたよ」
穂乃果「やっぱり温かいご飯は温かく食べないと駄目だよねー」
海未「あ、ことり」
ことり「わかってるよ。ちゃんと熱すぎないか気を付けるね」
海未「なら大丈夫です」
穂乃果「ごちそうさまー。あーお腹いっぱい」
海未「相変わらず食べるのが早いですね……」
穂乃果「まーねー。ちょっと部室行ってくるね!」
ことり「部室? どうして?」
穂乃果「いやー、ほら、ちょっとみんなに会いに」
ことり「? ……あっ」
海未「はあ……まあ、程々にしておいてくださいよ?」
穂乃果「えへへ……はーい」
146:
ことり「…………穂乃果ちゃんたち、その、まだ……」
海未「ええ。まだもう少しの間、後遺症として、互いの唇に吐息をかけたくなる欲求が残るみたいですね」
ことり「そっか。でも私たちは平気だよね」
海未「ええ、まあ……それ以上に気持ちいい、きっ、きっ、キスを、してますから……もう平気ですよ」
ことり「うん……」
ことり「海未ちゃんお待たせー」
海未「いえ。でも本当に私たちも部室に向かうのですか?」
ことり「どうせ放課後になったらみんなで顔合わせるんだもん、変わらないよ」
海未「そうですけど、放課後は練習のためという目的がありますが、今は完全に、そうするためにみんな集まってるでしょうし……」
ことり「ま、まあほら、ことりのせいだから……」
海未「そう言われたら、ことりを追い込んだ私にも責任がありますし、ついていきますけど」
ことり「うふふ……ありがとう、海未ちゃん」
海未「いえ……」
147:
ことり「…………」
海未「…………」
ことり「あのっ」
海未「ことりっ、あっいえっどうぞ」
ことり「ううんっ海未ちゃんこそどうぞっ」
海未「私はしょうもないことなので……」
ことり「ことりも……」
海未「…………あの、ひょっとして……?」
ことり「……うん…………ちょっとだけ、その、してみたいなって」
海未「……ちょうど、周りには誰もいませんし…………ことり…………」
ことり「うん……海未ちゃん……………………せーのっ」
ことうみ「ふーーーーーーーっ!」
ことうみ「ぁはんひんぅはああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
おわり
153:
乙!
ことうみイイゾー
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