凛「A-RISEのポスター!」海馬「そんなカード、オレは三十六枚持っているよ…」 Part3【完】back ▼
凛「A-RISEのポスター!」海馬「そんなカード、オレは三十六枚持っているよ…」 Part3【完】
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4:
【#5 穂乃果死す】
穂乃果「サイン?」
ミカ「これから有名になるんだから、記念に1枚書いてよ!」
スクールアイドルランキング19位に到達し、遂にラブライブ出場を射程圏内に収めたμ's。
フミコ「さっき、海馬先輩にも頼んだんだけど…」
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ポワ?ンポワ?ンポワ?ン…
海馬「ま…最低でも1万枚集めてから声をかけてくれよ、フフ…」
μ'sも校内も浮かれムードになっていた。
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5:
にこ「……なんで講堂がくじ引きなわけ?」
絵里「昔から伝統らしくて」
海馬「ふざけた真似を…正当なデュエルと言いながら、こんなくだらんルールを強要してくるとは」
学園祭にて講堂でライブをするため、アイドル研究部は講堂使用権のくじ引きをしに来ていた。
女生徒「では次はアイドル研究部」
穂乃果「にこちゃん、頼んだよ!」
絵里「講堂が使えるかどうかで、ライブのアピール度は大きく変わるわ!」
海馬「ここで消えるなら、所詮それまでの相手……だが、奴は負けん。
このオレが唯一真のライバルと認めた女……」
6:
にこ「ぐぐぐ…」ガラガラ
海未「………」ドキドキ
ガラガラ
凛「………」ドキドキ
ガラガラ
海馬「オレには感じるぞ。天をも震わす威圧感。そして、神のみが放つ威光。
これはまぎれもなく…!」
ポロッ(はずれ)
女生徒「残念!アイドル研究部、学園祭で講堂は使用できません!」
にこ「うそ……」
海馬「行くぞ矢澤。オレのバトルシティは終わった。そんなもの、もはや意味はない」
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7:
穂乃果「どおぉしよおおぉー!」
にこ「だ、だってしょうがないじゃない!くじ引きで決まるなんて知らなかったんだから!」
凛「あー!開き直ったにゃ!」
にこ「うるさい!」
花陽「うぅ…なんではずれちゃったの…」
希「にこっち…うち、信じてたんよ?」
にこ「うるさいうるさいうるさーい!…悪かったわよぅ…」
海馬「場所など大した問題ではない。このトーナメントに出場するに相応しい、実力さえあればな!」
絵里「気持ちを切り替えましょう。講堂が使えない以上、他のところでやるしかないわ」
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8:
雪穂「えー!?夜も練習してるの?」
穂乃果「うん!」
雪穂「やり過ぎ良くないよ?いっつも無理するんだから……」
穂乃果「大丈夫!自分が誰よりもがんばって、ライブを成功させなきゃ!
自分がやるって言い出したんだから」
結局学園祭当日のライブは屋上で開催することになり、新曲も追加することになったμ's。
中でも穂乃果は一番やる気にあふれており、日々睡眠時間を削ってまでライブへ向けた練習や
計画を進めていた。自身の体調の異変にも気づかない程に…。
――――――――――――――――――――――――――――
10:
そして学園祭当日となった…。
海馬「ふぅん!デュエリストとしての頂点を競う戦いとしては、このデュエル場は殺風景極まりない。
そこで我々の宿命のデュエルに相応しい舞台を用意してやる…。
ソリッドビジョンシステム作動!」
海馬「デュエルキングの称号を賭けた戦い、その舞台は!天空コロシアム!」
生憎の雨ではあったが、海馬の用意したステージは曇り空をも忘れさせる豪華なものであった。
1曲目も終わり、ライブは滞りなく進むかに思われたが…。
穂乃果「うぅっ!」ドサッ
海馬「なに!?」
海未「穂乃果!」
ことり「穂乃果ちゃん!」
高熱を我慢して雨の中激しいダンスを踊った穂乃果は、体力の限界を迎え倒れてしまう。
絵里「穂乃果!大丈夫!?」
海馬「そこまでだ!この試合、主催者権限により中止とする!」
【#5 穂乃果死す】終わり
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13:
【#6 戦慄のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン】
学園祭ライブ中に倒れた穂乃果。ライブは中止となり、その後穂乃果は数日間、熱が下がらず寝込んでいた。
そんな穂乃果の自宅に、アイドル研究部は見舞いに来ていた。
海未「あ、海未ちゃん、ことりちゃん!」
ことり「よかったぁ、起きられるようになったんだ」
穂乃果「うん!風邪だからプリン3個食べてもいいって」
にこ「心配して損したわ」
穂乃果「本当に、今回はごめんね…せっかく最高のライブになりそうだったのに…」
絵里「穂乃果のせいじゃないわ…私たちのせい…」
穂乃果「でも…」
絵里「はい」
そう言うと、絵里は一通の封筒を穂乃果に手渡す。
14:
穂乃果「……?」
絵里「今日は一緒に来なかったけど、海馬が、リラックスできるカードをくれたわ」
穂乃果「ありがとう……!なんだろう?」ペラ
《魔法カード:黙する死者》
穂乃果「か、海馬くん……」
にこ「あいつらしいわね……」
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15:
にこ「では、とりあえず?…にっこにっこにー!みんな、グラスは持ったかな?
学校存続が決まったというこで、部長のにこにーから一言、挨拶させて頂きたいと思いまーす!」
穂乃果が体調を取り戻してから数日後、学校の存続の知らせを受けたアイドル研究部は
部室で小さなパーティを開いていた。
ラブライブへのエントリーを辞退することになり意気消沈していた穂乃果であったが、
スクールアイドルの活動自体禁止されていないことと、当初の目標であった廃校阻止が達成されたことで、
いつもの調子を取り戻していた。
にこ「思えばこのμ'sが結成され、私が部長に選ばれたときからどのくらいの月日が流れたのであろうか。
たった二人のアイドル研究部で耐えに耐え抜き、今、こうしてメンバーの前で思いを語」
海馬「デュエル開始の宣言をしろ!高坂!」
穂乃果「かんぱーい!」
にこ「ちょっと待ちなさーい!」
――――――――――――――――――――――――――――
16:
海未「…ごめんなさい、みんなにちょっと話があるんです」
一同「…?」
盛り上がる空気の中、神妙な面持ちで海未が口を開く。
海未「実は…突然ですがことりが留学することになりました。2週間後に日本を発ちます」
絵里「行ったきり…戻ってこないのね?」
ことり「高校を卒業するまでは、たぶん……」
穂乃果「……どうして、言ってくれなかったの?」
ことり「何度も言おうとしたよ?」
穂乃果「……!」
ことり「でも、穂乃果ちゃんライブやるのに夢中で、ラブライブに夢中で……。
だから、ライブが終わったらすぐ言おうと思ってた。相談に乗ってもらおう思ってた。
でも、あんなことになって……。聞いて欲しかったよ、穂乃果ちゃんには。一番に相談したかった!
だって、穂乃果ちゃんは初めてできた友達だよ?ずっとそばにいた友達だよ?
そんなの、そんなの当たり前だよ!」
そう言い残して、ことりは部室を出て行ってしまった。
――――――――――――――――――――――――――――
17:
穂乃果「ライブ?」
翌日、ことりを除くアイドル研究部のメンバーは屋上に集まっていた。
絵里「そう、皆で話したの。ことりが居なくなる前に、全員でライブをやろうって」
希「来たらことりちゃんにも言うつもりよ」
凛「思いっきり賑やかにして、門出を祝うにゃ!」
穂乃果「……」
絵里「明るくいきましょう、これが9人の、最後のライブになるんだから!」
穂乃果「…私がもう少し周りを見ていれば、こんなことにはならなかった」
花陽「そ、そんなに自分を責めなくても…」
穂乃果「自分が何もしなければ、こんなことにはならなかった!」
海馬「フン、過去を追い求める者に光はない。
未来に背を向け、過去へと、敗北へと続くロードを歩むがいい」
真姫「ラブライブだって、まだ次があるわ」
にこ「…そう!今度こそ出場するんだから、落ち込んでる暇なんてないわよ!」
穂乃果「出場してどうするの?」
18:
にこ「え…?」
穂乃果「もう学校は存続できたんだから、出たってしょうがないよ。
それに無理だよ。いくら練習したって、A-RISEみたいになれっこない」
にこ「…あんたそれ、本気で言ってる?」
穂乃果「……」
にこ「本気だったら許さないわよ……」
穂乃果「……」
にこ「許さないって言っ…」
海馬「ふぅん、A-RISEねぇ。また例のオカルトユニットか!貴様の下らん冗談は聞き飽きたぞ!
数ヶ月前、部室で矢澤に部長を託し、μ'sへ加わることを頼んだのは誰だ?
そして、その為に開催されたこのトーナメントを貴様が降りようとはな」
海馬「なかなかのしたたかさだ。初対面より好印象だぞ?
なるほど。それでオレに話を持ちかけ、入学者をおびき寄せるための餌となる
この大会のお膳立てをさせたという事か」
海馬「覚悟の程は分かった。だが気に入らんな。
このオレをダシに使い、その上貴様は投げ出そうとしている!
あいつが貴様にとって、どんな存在かは知らんが、オレはお前を、叩き潰す!」
19:
真姫・凛・花陽「ダメ!!!」
穂乃果に殴りかかろうとする海馬を、3人がかりで何とか抑える真姫たち。
海馬「こ、この ザコ共めがぁ?!」
絵里「…じゃあ、穂乃果はどうすればいいと思う?どうしたいの?…答えて」
穂乃果「…辞めます」
一同「……!」
穂乃果「私、スクールアイドル辞めます」
――――――――――――――――――――――――――――
21:
穂乃果がμ'sの脱退を宣言してから数日後の放課後、
穂乃果は友人のフミコたちに誘われゲームセンターでダンスゲームをしていた。
穂乃果「はぁー、すっきりした!」
ミカ「すごーい…練習してたの?」
ヒデコ「やっぱり、ずっとダンス練習してきただけあるねぇ」
『プレイヤー:”KAI”が乱入しました』
穂乃果「え…?」
海馬「1ターンのバトルを制したぐらいで浮かれるとは…だから至上最弱のデュエリスとだと言うんだ」
ミカ「あれ、この人…」
フミコ「アイドル研究部の海馬先輩…」
――――――――――――――――――――――――――――
22:
その後、海馬を交えて一通りゲームセンターで遊んだ穂乃果は、
ミカたちと別れて海馬と夕暮れの帰り道を歩いていた。
穂乃果「海馬くんダンスも上手かったんだね。μ's入れば良かったのに」
海馬「ペガサスを失ったダメージであのデュエルがつまらんものになりはしないかと危惧していたが
安心したぞ。貴様の闘志は殺がれてはいない」
穂乃果「……海馬くんは、ことりちゃんが留学しちゃうの、寂しくない?割と仲良いと思ってたけど…」
海馬「ふぅん。この期に及んで、何をほざく。また下らんオカルト女のお告げでも聞いたか?」
穂乃果「……私は、寂しいよ。離れ離れになりたくないよ。この前は『何もしなければこんなことに
ならなかった』って言ったけど…私がアイドル始めようなんて言わなくても、
この未来は変わらない。どうしようもないって、そう思うと悔しいよ…」
海馬「フン。未来に従う奴に光はない」
穂乃果「え…?」
海馬「未来とは無限、過去とは一筋の足跡でしかない。
オレにとって過ぎ去った過去など、何の意味も持たない!
よく聞け、高坂!オレは未来などに導かれたりはしない!
オレの踏み出したロード、それが未来となるのだ!
アーッハッハッハッハ!! 」
そう言って海馬は、高笑いをしながら穂乃果を置いて行ってしまった。
穂乃果「海馬くん……」
――――――――――――――――――――――――――――
24:
そして、ことり出国の日が訪れた…。
穂乃果「……」
結局ことりと喧嘩別れをしてから話をすることもできず、遂にことりの出国日を
迎えてしまった穂乃果は、一人通学路を歩いていた。
海馬「ようやくご登場か。遅いぞ!この俺を待たせるとは、いい度胸だ」
穂乃果「海馬くん…?」
そこには、校門の前に仁王立ちし、穂乃果を待ち構える海馬の姿があった。
25:
海馬「運命のデュエルだ、高坂!覚悟は出来ているだろうな」
穂乃果「何のこと……?」
海馬「出でよ……我が最強にして美しきしもべ!青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)!」
バババババ
穂乃果「何?この音……きゃ!」
海馬の叫び声を合図に、上空から青眼の白龍を模したVTOL機が現れ、校庭に着陸する。
海馬「さあどうした高坂!搭乗してこい!」
海馬はさっさと青眼に乗り込み、穂乃果に後部座席に乗り込むよう促す」
26:
穂乃果「いやいや、突然過ぎて意味わかんないよ!どういうこと?」
海馬「ふん!昨日のオレの言葉は鈍い貴様には理解できんかったようだな。
そんな逃げ腰ではペガサスの出国などあっという間だぞ高坂!」
穂乃果「!!」
その言葉を理解した穂乃果は、急いで青眼の後部座席へと乗り込む。
海馬「ペガサス島へ向け爆進!!」
こうして海馬と穂乃果を乗せた青眼の白龍は、ことりの居る空港を目指して音乃木坂を発ったのであった。
――――――――――――――――――――――――――――
27:
管制塔の職員『管制塔より所属不明機へ。貴機は通過申請なしに羽田空港の10キロ圏内を
通過しようとしている!直ちに進路を変更せよ!』
海馬『こちらは海馬コーポレーション社長、海馬瀬人だ。通過ではない、着陸する。さっさと誘導しろ!』
管制塔の職員「な、何を言ってるんだこいつ…?テロリストか?」
管制塔の職員『着陸は許可できない。直ちに進路を変更せよ!』
穂乃果「か、海馬くん、これってマズイんじゃ……一度引き返して車か何かで行った方が…」
海馬「それがどうした?だから貴様は凡骨だと言うんだ」
穂乃果「え…?」
海馬「全前進だ!」
――――――――――――――――――――――――――――
28:
管制塔の制止を無視して着陸した海馬たち。遠方にはこちらに向かってくる空港警察の姿が見える。
海馬「ふぅん、お出迎えというわけか」
穂乃果「どうするの、海馬くん。このままじゃことりちゃんを止める以前に捕まっちゃうよ!」
海馬「この海馬瀬人、ゲームを挑まれて背を向ける事はできん」
そう言うと、海馬は一人、迫り来る空港警察の方へと歩みを進める。
穂乃果「なら、わ、私も……」
そう言って、恐怖に身体を震わせながらも海馬の後を追おうとする穂乃果。
30:
海馬「消えうせろ、高坂!」
穂乃果「……!」
海馬「近寄るな、この足手まといめ。いつもいつもオレの邪魔ばかりして、
お前など居なくなってくれた方がせいせいするわ!」
穂乃果「海馬くん……!」
海馬「どうした。何を躊躇っている。ゆけ、高坂穂乃果!」
穂乃果「!!」
その言葉を合図に、穂乃果は海馬を置いて走り去る。
海馬(高坂よ……。これがオレのラストのターンになるだろう。
オレはお前たちと戦うことはできない。だが、お前たちがいればオレはいつでも戦い続ける事ができた。
それは今も、これから未来も変わる事はない!
高坂、呼び戻せ!南ことりを!)
空港警察「そこの男!両手を上げて跪け!」
海馬「片腹痛い。お前など、オレの敵では無いわ。よかろう、その挑戦受けて立つ!」
――――――――――――――――――――――――――――
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