花陽「お米お米お米♪ お米ーをー食べーるとー♪」 Part1back

花陽「お米お米お米♪ お米ーをー食べーるとー♪」 Part1


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1:
花陽「花陽花陽花陽♪ 花陽ーがーよろーこぶー♪」
絵里「…………」
希「…………」
花陽「さーぁー、みーんーなでー、お米ーをー食べーよぉ?♪」
花陽「お米は花ー陽を????……待ってぇいる♪」
絵里「…………!」 ガタッ
希「…………!」 ガタッ
花陽「あ、あの……どうだった、かな……?」
絵里「……ッ! ……ッ!」 コクコク
希「……………………!」 パチパチパチパチ
花陽「な、何で二人とも立ってるのかな……?」
絵里「ハラ、ハラッショォ……!」
希「スピチュアル……スピチュアルやん……ッ!」
31:
――1週間前 練習中
花陽「…………はぁー」
花陽(絵里ちゃんカッコいいなぁ……、あんなお姉ちゃん、欲しかったなぁ……)
花陽(身長高くてスタイル良くて……ロシアの血がそうさせるの? うう、羨ましい……亜里沙ちゃんが羨ましいよぉ!)
希「かよちん、そんな絵里ちのこと見つめてどうしたん?」
花陽「フェ!? あ、ああいや! 何でもないよ!」
希「ふーん? でも最近よく絵里ちのこと見つめてボーッとしてるやん?」
花陽「き、気のせいだよぉ……ほら、希ちゃんはいっつも絵里ちゃんといるし、そう見えちゃうだけじゃないかなぁ?」
希「そうなん?まぁ何もないんならいいけども、何かあったらちゃあんと、誰かに言ったりするんよ?何なら、うちでもいいしね」
花陽「あ、うん! 希ちゃん、ありがとう……」
希「したら、リリホワの練習に戻るね?」
花陽(……希ちゃん、よく気づくなぁ……優しいし、うん、こんなお姉ちゃんも欲しいな、希お姉ちゃん……)
32:
花陽「……ぇへ」
希「突然笑い出してても何もないって言うん?」 ニッコリ
花陽「ピャア! の、希ちゃん! リリホワの練習に戻ったんじゃないの!?」
希「やっみーに、かーくれって、生・き・る?♪ うちはそんなスピチュアルな存在やからね」
花陽「……? よくわからないけど……」
希「あれ? やっぱり今の子は妖怪人間ベムなんて知らんのかなぁ……」
花陽「あはは、希ちゃんも今の子だよぉ」
花陽(……た、試しに話してみようかな……?)
希「まぁいいやん、もし気が向いたら、誰かに相談するんよ?」
花陽「あ、あの、希ちゃんっ!」
希「ん??」
花陽「あの、練習、終わったら……少しお話してもいいかなぁ……?」
希「ん、ええよ?♪ じゃ、また後で」
花陽「うんっ!」
33:
――練習後 部室
希「で、なしたん? 何かツライことでもあった?」
花陽「ううん、そうじゃなくて、その……」
希「うん」
花陽「さ、最近、絵里ちゃんがカッコいいなぁ……って、あれならやっぱりA-RISEにいても遜色ないし、歌も、ダンスも上手いし」
希「そうやね、絵里ちはカッコいいしかわいいもんなぁ♪」
花陽「嬉しそうだね」
希「うちの親友やから、そりゃあ褒められたら嬉しいよ??」
花陽「で、あの、希ちゃんも優しいし、かわいくて素敵だなって……」
希「……」 ポカーン
花陽(あ、あ! 失敗しちゃった!?)
花陽「あの、あのあの! ……うぅ?……」
希「……んふ、かよちんもかわいいよー♪ ありがとね」
34:
花陽「そ、そんなことないよぉ! 花陽なんて、全然、そんな……」
希「……」
希(なんこれ! なんこれ! かわいすぎる! 前々からかわいいのは知ってたけど、破壊力ヤバすぎるやん!)
希(アカン、このままだとにやけて変な顔になる……何とか口元を隠して、ちょっと険しい顔で誤魔化して……)
花陽「の、希ちゃん? どうしたの?」
希「何でもないんよ」
希(何でうち、碇ゲンドウみたいなポーズして険しい顔してるんやろ……)
希「で? 絵里ちがカッコよくてどうしたん?」
花陽「そ、それで……それで? 絵里ちゃんや希ちゃん見てたらいいなぁってなって……あれ? それだけ、かな……? えへへ」
希(守りたいこの笑顔)
希「花陽ちゃんの気持ちはよーくわかったよ……このスピチュアルのんたんに任しとき!」
花陽「えっ、えっ?」
希「期待して待っててな?♪」
花陽「な、何を……?」
37:
――3日前 生徒会室
絵里「……ねぇ、希?」
希「んー? どしたん絵里ち」
絵里「最近……花陽のことなんだけど」
希(お? 鈍い絵里ちでもさすがにかよちんが絵里ちのこと見てたことに気づいたかな?)
絵里「かわいすぎると思うのよね……」
希「あ、はい」
絵里「ついつい甘やかしてしまうような、何て言うのかしら……妹感? 亜里沙とはまた別種の、近しいけど何か違う、そう! 受けオーラと言うか!」
希「……」
絵里「正直、見てたらどうにかなってしまいそうでコワいわ……」
希「あぁ、それはわかるなぁ」
絵里「でしょう? でも、ほら……私も逆にコワがられている気がして」
希「……うん?」
絵里「警戒してる小動物みたいな目で見られている気がするのよ……何故かしら?」
38:
希(アカン、絵里ちがポンコツモードに入ってる……)
絵里「私はもっと愛でたいのよ! 花陽のことを、甘やかして甘やかして、溺愛したいの!」
希「これほど亜里沙ちゃんがいなくてよかったと思う場面もなかなかないね……仕方ないなぁ絵里ちは」
絵里「だってかわいいのよ!?」
希「知っとるよ?、うちもそれには同意見やし、撫で回したくなるよね?」
絵里「ふふ、さすが私の親友ね……」
希(今言われてもあんま嬉しくないなぁ……)
希「じゃあ、次の土曜日は練習もないし、花陽ちゃんを誘って遊びに行こっか」
絵里「ハラショー! とてもハラショーよ希! どこに行きましょうか! ロシア? ロシアね!?」
希「土日の休みで行くにはちょっとキツイなぁ……まぁ、うちからかよちんのことを誘っておくね」
絵里「ええ……ふふ、楽しみだわ♪ お願いね!」
希「うん、任しとき?」
41:
――2日前 部室
花陽「え、次の土曜日?」
希「そ、土曜日! かよちん空いてる?」
花陽「うん、凛ちゃんも真姫ちゃんもお家の用事で遊べないから空いてるけど……どうしたの?」
希「こないだ言ってたア・レ♪ 絵里ちのことあったやん?」
花陽「はぅ……うぅ、ありましたぁ……」 セキメン
希(これだけで赤くなるん!? かわいい! 抱き締めたい!)
希「で、昨日絵里ちと話してたら、かよちんが絵里ちのことをコワがってるんじゃないかって、勘違いしちゃってて」
花陽「コワがってなんかいないですっ!」
希「もちろんうちは知っとるよ? でも、絵里ちが勘違いしてるんよ」
花陽「そ、そんなぁ?……花陽は、花陽はいったいどうしたら……」
希「だからね、遊びに行かん? うちと絵里ちと、ね?」
花陽「! 行きます! 土曜日、空いてるから! 空いてなくても!」
希「ん、それじゃ時間とか場所とか、適当に連絡するね?」
花陽「えへへ、ありがとう希ちゃん……」
希「礼には及ばないよ! 任しときって、言っちゃってしね?」
43:
――4時間前 駅前
希「おーい、かよち?ん」
花陽「あ、希ちゃん、絵里ちゃん!」
絵里「待たせちゃったわね、ゴメンなさい」
花陽「ううん、時間前だし、大丈夫だよ!」
花陽(うわぁ、絵里ちゃん……細身のジーンズに黒いTシャツ、シンプルだけど似合っててカッコ良い……)
花陽(希ちゃんも、ワンピースにパステルカラーのカーディガン……似合っててかわいいなぁ……)
絵里(う、やっぱりこの目……私をコワがって……)
絵里(それにしても花陽、白青ボーダーのワンピースにタイトなデニムジャケットって、似合いすぎじゃない? 認められる、認められるわァッ!)
希「かよちんオシャレさんやね? とっても似合ってるよ♪」
花陽「え、あ、ありがと……」 セキメン
絵里「チカァ!」 ベシッ
希「いった! 何!? 絵里ちなしたの!?」
絵里「私も褒めたかったのに!」
希「知らんよ! 肩叩くことないやん!」
44:
花陽「それで、希ちゃん? LINEでも、『うちに任しとき!』ってしか書かれてなかったけど、どうするの?」
絵里「そうね、私も希が張り切っているようだから、あまり考えてきてなかったんだけど」
希「ん?、一旦お昼時やし、ご飯でも食べようかなぁって思ってたけど」
花陽「あ、うん、まだお昼食べてないから、少しお腹空いてるし……」
絵里「……さすがに希が好きとは言っても、私はお昼からいきなり焼肉はちょっと……」
希「そんなこと考えてないよ! このへんにお米を使った料理を出してくれるカフェがあるみたいやから、そこに行ってみようかなって」
花陽「お米を使った! 賛成ですっ!」
希(おっ、良い反応)
絵里「希、当然そこではペリメニもあるのよね?」
希「いや、さすがにないと思うけど……」
絵里 シュン
花陽(わ、レアなかわいい絵里ちゃんだ……!)
希(だんだん絵里ちが心配になってきてるんやけど……)
45:
――カフェ
花陽「わっ、わっ、わぁぁぁああ……すごい、すごいですよこのメニュー……!」
希「気に入ってくれたみたいで何よりやん?」
絵里「ねぇ希? このメニュー……ペリメニがないみたいだけど」 オロオロ
希「ないんやったらないんやない?」
花陽「うーんうーん……上から下まで全部……いや、それをすると後々海未ちゃんに怒られちゃうかも……うぅ、決められないよぉ?」
絵里・希(かわいい)
絵里「花陽はどれで迷ってるの?」
花陽「全部ですっ!」
希「せめて絞ってくれると嬉しいなぁ……」
花陽「あうぅ……じゃ、じゃあ、これとこれと……これ!」
絵里「じゃあ私はこれ」
希「うちはこれが良いなぁ……かよちんはこれやね? 店員さーん」
ハーイ
花陽「えっ、えっ?」
46:
…………
花陽「は、はぁぁああ……スゴ、しゅごいですよこれはぁ!」
希(噛んだ!)
絵里(かわいい!)
花陽「い、いただきます!」
希「いただきまーす」
絵里「いただきます」
花陽「はぁぁあああおいしい、お米、お米おいしいよぉ?♪」
希「こっちもおいしいよ?、食べてみる?」
花陽「いただきます!」
希「はい、あーん♪」
絵里(!? いえ、花陽のことだから恥ずかしがって……)
希(恥ずかしがるかよちんもかわいいもんなぁ♪)
花陽「あ??ん♪」
絵里・希「!?」
49:
花陽「ふぁぁぁああ……蕩ける……♪」
絵里「は、花陽? こっちもおいしいわよ、食べてみる……?」
花陽「わぁぁいただきますー!」
絵里「あーん……」
花陽「あ??ん♪」
希(こんなんずるい! もう戻れない! 戻れない!)
絵里(お米になりたい、エリーチカ将来お米になるッ!)
花陽「あ、もらうだけじゃダメだよね……絵里ちゃん希ちゃん、花陽のもどうぞ♪」
絵里・希「」
花陽「はい、あーん♪」
希「絵里ち、順番的にうちからやん?」
絵里「何言ってるのかしら、私が先に呼ばれたのよ? 認められないわぁ」
花陽「えっ、あれ?」
希「カードがうちに言うてるんよ、うちから食べるべきやって……スピチュアルやね?」
絵里「希、生徒会にも序列はあるのよ? 私が上、アナタは下よ」
50:
花陽「…………」
希「絵里ち、年功序列って知ってる? うちの方が誕生日早いんやから、譲るべきやと思うなぁ」
絵里「希こそ背の順って知ってるかしら?」
希「ふふ、背の順やったら小さい順やから、うちが先やね♪」
絵里「え? あれ? ……み、認められないわぁ!」
花陽「……ケンカする人にはあげませんよ?」
希「してないよ!」
絵里「のぞえり仲良し!」
花陽「しょうがないなぁ、お行儀悪いけど、二人ともスプーン借りるね? 両手なら一緒に食べれるよね!」
絵里・希「!!」
絵里(何この子! 天使! 天使よ! ネロを連れてったアレとは似ても似つかない! 本物の天使!)
希(ミューズは九人の女神やけど、この子は一人でも女神! スピチュアルやん! 本物や!)
花陽「はい、あーん♪」
絵里・希「あ????ん♪」
51:
花陽「ね、花陽のもおいしいでしょ?♪」
希「絵里ち、うちら生きててよかったね……」
絵里「ええ、天使って本当にいたのね……翼なんて、なかったのね……」
花陽「えっ、えっ? ふ、二人ともどうしたのぉ……?」
希「ゴメンねかよちん、今は少しだけ幸せを感じさせてほしいんよ……」
絵里「優しさに、包まれたならー……きぃっとぉ?……♪」
花陽(な、何か悪いことしたかな……?)
絵里(……ひとまず、考えを改めるべきかしら……) キリッ
絵里(花陽は私をコワがってはいない……いえ、今はお米が目の前にあるから、気が緩んでるだけかも知れないわ!)
絵里(じゃあ常にお米があればいいの? どうしましょう、さすがに服にお米を付けておくのも気が引けるわ……) ムムッ
花陽(はぅっ! 真剣な絵里ちゃん……突然どうしたんだろ……でも、カッコいい!)
希(あ、かよちんが憧れの眼差しを……でもな、親友のうちはたぶん今絵里ちがスッゴい残念なこと考えてると思うんよ……)
希「でも、本当においしいねここ、かよちんの為にお米ってことで選んだけど……さすがうちやね♪」
絵里「そうね、さすが希よ。ハラショーだわ」
花陽(花陽の為……うぅ、なんだか申し訳ないけど、でも、やっぱり希ちゃんは優しいなぁ……)
53:
花陽「はぁ……ご馳走様ぁ……♪」
希「ご馳走様でした?」
希(二重の意味で)
絵里「ご馳走様、とってもハラショーだったわ」
絵里(二重の意味で)
絵里「それで、この後はどうする予定なの?」
希「いやぁ、カードを引いたらあんま予定を立てない方がいいってことだったんよ」
花陽「えっと、つまり……?」
希「何も決めてない♪」
花陽「え、えぇ!?」
絵里「希、それはいくら何でも……」
希「いいやんいいやん! ちなみに、かよちんは普段外で遊ぶ時にはどんなことしてるん?」
花陽「えっと……凛ちゃんと真姫ちゃんとはゲームセンターとかカラオケとか……基本的に凛ちゃんが行きたいってところに行くことが多いかなぁ……」
絵里「凛が先導して行くってところがアナタたちらしいわね、真姫は嫌がりそうだけど」
花陽「あはは、最初は嫌がるけど、なんだかんだで行ったら楽しそうにしてるよぉ」
54:
希「カラオケ、そう言えば久しく行ってないね?」
絵里「そうね……μ'sに入ってからあまり行かなくなったわね」
希「そうやねー……じゃ、カラオケに行こっか?」
絵里「まぁ、花陽が嫌じゃなければいいけど……」
花陽「私は、絵里ちゃんと希ちゃんに任せようかな……」
希「絵里ち絵里ち」 ボソボソ
絵里「……何か悪い顔してるわよ」
希「カラオケ、密室、薄暗い、距離感、近い」 ボソボソ
絵里「!!」
絵里「じゃあカラオケにしましょう!」
花陽「う、うん、急に乗り気になったね……?」
絵里「ハラショーよ希!」
希(絵里ちはチョロかわいいなぁ……)
希「たしかここの近くにあったハズだし、早行こっか♪」
花陽(二人とカラオケ……うぅ、緊張するなぁ……)
73:
花陽「あ、お会計……」
希「いいんよかよちん、後輩は先輩に奢られるもんやん?」
花陽「で、でもぉ……結局二人とも花陽の食べたいものを食べてたのに、その上でお金も出さないのは……」
絵里「いいのよ花陽、ここは希に出してもらいましょう?」
希「絵里ち? 『後輩は』、『先輩に』って言ったんやけど」
絵里「希は私より誕生日が早いものね」 ニッコリ
希「怒るよ?」
花陽「あぅぅ、ご馳走様です‥…」
希「いーっていーって、気にしないの?」
絵里「わかったわ」
希「」
絵里 キリッ
希「はぁ……それじゃ、お会計しておくから先に出てて、カラオケは絵里ち持ちやからね?」
花陽(希ちゃんって、なんだかんだで絵里ちゃんに甘いよね……)
75:
――2時間前 カラオケ
希「さって、久しぶりやなぁ!」
花陽「うぅ?、緊張します……」
絵里「大丈夫よ花陽、ライブや練習でいつも歌ってるんだから」
希「そうやね、うちらはかよちんの歌をたくさん聴いてるんやから♪」
花陽「そ、そう言われると、余計に……」
希「……仕方ないなぁ、絵里ち?」
絵里「ええ、私たちが先に歌うから、花陽も歌いたくなったら歌ってね?」
花陽「……うん、ゴメンね……」
希「ま、じゃあ、うちと絵里ちでね、いつものやっとこうか」 ニコッ
絵里「任せて希、既にデンモクは私が持っているわ!」 ピピピピピ
花陽(最近は行ってないって言ってたけど、やっぱり二人はよく一緒に行ったりしてたんだろうなぁ……いいなぁ、花陽もその間にいるのは、許されるのかなぁ)
花陽(でも、いつものって、どんなの歌うんだろう)
絵里「行くわよ、希!」
希「任しとき絵里ち!」
76:
? 君 が 代 ?
花陽「!?」
希「はい、国家静聴!」
絵里 スッ
希 スッ
花陽「えっ、えっ?」
絵里「花陽、静聴よ?」
花陽「は、はいっ!」 スッ
希「…………」
絵里「…………」
花陽「…………」
花陽(な、何これ……? 何でこんなサッカー日本代表みたいな空間が生み出されてるのぉ!?)
希(とりあえずカラオケに来たら、このネタだけはやっとかんとなぁ)
絵里(ふふ、花陽……頭にたくさんハテナが浮かんでそうな顔してるわ、かわいい……)
花陽(あれ、これって歌ってないんじゃないかな……)
77:
絵里「さて、これで一旦カラオケに来たって心構えになったわね」
希「心置きなく歌えるね、かよちん?」
花陽「わ、私にはまだちょっと難しかったかなぁ……?」
希(あれ、何か気ィ遣われてる気がする……)
絵里「何歌おうかしら……盛り上がるのがいいのよね……うーん」
希「絵里ちー、まだ決めてないんなら宇多田歌って宇多田!」
絵里「オッケーよ希、任せて!」
花陽「あ、たしかに絵里ちゃんって宇多田ヒカルとか似合いそう♪」
希「ね、似合うよね?♪ しかもお願いしたら歌ってくれんよ」
花陽「ノリノリな宇多田ヒカル、何を歌うのかなぁ」
希「絵里ちはあんまり新しいの知らんし、ん?……いつもの感じだと」
絵里「さ、歌うわよ!」
? First Love ?
希「ノリノリどこ行ったん!?」
花陽「あ、でもこれ花陽好きですよ♪」
78:
…………
絵里「いい曲よね、これ……タバコのフレイバーなんて知らないけど」
希「わかる?、最後のキスなんて知らんけど」
花陽「スゴく綺麗な曲だよねぇ、内容はよくわからないけど」
希「……アイドルとしては正解かも知れんけど、女子高生としてはどうなんやろうね、うちらって……」
絵里「仕方ないわよ、音ノ木坂は女子校なんだから」
花陽「あはは……でも花陽は、今の状況がスゴい好きだけどなぁ」
希「そうやね、うちもみんなといれるし、本当に今が幸せだと思うんよ」
絵里「そうね……ふふ、今はそんなことよりも、みんなといれる方が楽しいものね」
希(しかしかよちんはやっぱり天使やね、おかげでうちも絶対に今の方がいいって思うもん!)
絵里(こんなにいい後輩を持って、私たちは本当に幸せ者ね)
希「とりあえずガンガン曲入れちゃおっか、かよちんも気が向いたら入れてね!」
花陽「が、がんばります!」 グッ
絵里(かわいい!)
希(たまらん!)
79:
希「????♪」
花陽(…………)
絵里「??! ????! ??♪」
花陽(楽しそうだなぁ……μ'sに入ってなかったら花陽は、絵里ちゃんも希ちゃんも、にこちゃん穂乃果ちゃん海未ちゃんことりちゃんも)
花陽(きっと遠くで見てるだけだったんだろうな、真姫ちゃんは同じクラスだから話してたかも知れないけど、あんまり関わったり出来なかったかも知れない……)
絵里「へい! へい!」
希「Fu-! Fu-!」
花陽(凛ちゃんは幼なじみだし、いつも花陽のことを助けてくれて……あの時も……)
花陽(……あれ? 何でμ'sに入った時のことを思い出してるんだろ)
希「イェーイイェイ!」
絵里「キャーノゾミー!!」
花陽(…………歌いたい) ウズッ
花陽(もしかして、μ'sに入って少し変われた……のかな?)
希「ちょっ、絵里ち、絵里ち! 休憩しようやん!」
絵里「希!? だってパーティー終わらないのよ!?」
80:
花陽「…………」
希「かよちん? どうしたん?」
絵里「あ、もしかして私たち、はしゃぎすぎちゃったかしら……」
花陽「……、ます……」
希「?」
絵里「花陽?」
花陽「歌い、ます……歌いたいです、歌います!」
希・絵里「!」
希「絵里ち! ブレード! 一番いいブレード持ってきて!」
絵里「任せて! 今すぐ仕入れて来るわ!」
花陽「あ、あの! 一緒に歌ってくれませんか……?」 ウワメヅカイ
希・絵里 キュンッ
絵里「……希、言い値を払うから、花陽を……」
希「アカンよ絵里ちそれはシャレにならんから、うちはまだ絵里ちの親友でいたいから」
花陽「? ? あの、ダメ、かな……」
81:
絵里「ダメな訳ないでしょう?」
希「はい、デンモク! わかる曲なら一緒に歌ったげる♪」
花陽「絵里ちゃん、希ちゃん……」
絵里「でも花陽がどんなのを歌うか、気になるわね……」
希「んー、やっぱりアイドルなのかな?」
絵里(三人……も、もしかしてBiBi!?)
希(リリホワだと嬉しいなぁ)
花陽「え、えっと、たぶん二人ともわかると思うから、入れるね?」
絵里「ふふ、何を入れるのかしら」
花陽「振り付けも、できれば一緒にやってほしいなぁ……」
希「いいよ?かよちんのお願いなら、やってあげる♪」
絵里(これはもうBiBiね……ゴメンね希、私が一歩リードしてしまうみたいだわ)
希(でもリリホワだと、ちょっとだけ絵里ちスネそうやなぁ……)
花陽「えいっ」 ピッ
82:
? Private Wars ?
希「」
絵里「」
花陽「えへへ、はい、希ちゃん絵里ちゃん、マイク……♪」
希「う、うん!」
絵里「ここでA-RISE……さすが花陽ね!」
花陽(……そう言えば、この二人とはユニットもデュオも一緒にやったことないや……)
希(初ユニット曲がA-RISE……うーん、話題性はありそうやけど、狙い過ぎって思われそうやね)
絵里(今度穂乃果に言ってみようかしら、他にもユニット組んでみないかって……)
花陽「じゃあ、一緒に歌お♪」 ニコッ
希(うわぁぁぁあああスッゴい嬉しそう! 浄化される! 魂が浄化される!)
絵里(あぁもう! 花陽、何でも好きなものを買ってあげる! 店の前で見てたあのトランペットも、ダースで用意するわよ!)
希「行くやん絵里ち!」
絵里「ええ! 花陽の為にも!」
花陽「大げさだよぉ!?」
8

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