1. Windows Media Centerが削除される
Windows 7 Home Premium/Windows 7 Professional/Windows 7 Ultimate/Windows 8 Pro with Media Center/Windows 8.1 Pro with Media Centerのいずれかから、Windows 10をアップグレードインストールした瞬間、これまで普通に使えていた「Windows Media Center」が消えてなくなっていることに気づかされるでしょう。あまりメジャーな利用方法ではないのかもしれませんけど、これまでWindows Media Centerを使ってテレビ番組の視聴や録画を楽しんでいた人は、Windows 10からは完全にサポート対象外となるようなので、覚悟してアップグレードしてくださいね。
2. DVD再生には専用ソフトウェアが必要になる
なにかサードパーティー製のソフトウェアを使ってDVDを再生していたという人には無縁のトラブルともなるようですが、これまで特に難しいことは考えず、DVDソフトを挿入するとWindows Media Playerが立ち上がってDVD再生を利用していたという場合は要注意。Windows 10には、DVD再生用のコーデックがデフォルトでは搭載されていません。つまり、これからもパソコンでDVDを鑑賞したい人は、特別に自分で再生ソフトウェアを導入しなければならなくなるというわけですね。もちろん、無料の再生ソフトだってたくさん手に入りますけど、この変更点は混乱を招きそうにも思えます……。
3. Windows 7のデスクトップガジェットは削除される
Windows 8環境に慣れ親しんでいた人には、すでに卒業済みの話となります。でも、わりとWindows 7のデスクトップにお気に入りのガジェットを配置してフル活用している人って、まだ相当数おられるようにも感じますね。しかしながら、Windows 10へとアップグレードした途端、そのすべてが姿を消してしまうことになりますよ。もちろん、Windows 8から似たようなデスクトップアプリで代用できるようになったものもあるでしょう。ただし、どうしてもデスクトップガジェットを使い続けたいという人は、すぐにWindows 10へ移行するのは見送ったほうがいいかもしれませんよね。
4. Windows Updateの調整ができなくなる
Windows 10 Homeへアップグレードするというユーザーには注意が必要なことがあります。実は上位バージョンのWindows 10 ProやWindows 10 Enterpriseなどには、Windows Updateの種類やタイミングをユーザーが自由に調整できる「Windows Update for Business」なる機能が用意されています。しかしながら、多くのユーザーがアップグレードするであろうWindows 10 Homeには、このWindows Updateの自由なカスタマイズ機能が提供されないようですね。いきなり予期せぬタイミングでWindows Updateがかかってしまう悲劇に見舞われる可能性が高まったりしなければよいのですが?。
5. Windows 7にプリインストールされていたゲームは削除される
わたしはWindowsのソリティア、マインスイーパー、ハーツのファンなのです。あの素朴なプリインストールゲームのことが忘れられません。もし、あなたがそんなWindowsユーザーなのであれば、Windows 7からWindows 10へのアップグレードは考えものかもしれないですね。よりモダンに生まれ変わった「Microsoft Solitaire Collection」と「Microsoft Minesweeper」に置き換えられてしまいますから。昔ながらのソリティアやマインスイーパーをプレイし続けたいという人は、Windows 7のままのほうがよいというわけでしょうかね。
6. USBフロッピードライブがデフォルトではサポートされない
フロッピーディスク。なんだか哀愁まで漂ってくる記録メディアですよね。これだけUSBメモリが普及したら、さすがにまだフロッピーディスクなんて使っている人なんていないでしょう? きっとマイクロソフトは、そう判断したんだと思います。Windows 10では、USBフロッピードライブを使おうにも、基本的には最新のドライバーをメーカーのサイトなどからダウンロードしない限りはサポートされていません。引き続きメーカーがWindows 10向けに用意してくれることを期待しますけど、このまま打ち切られてしまうモデルも少なくないかな?