花陽「お米お米お米♪ お米ーをー食べーるとー♪」 Part2back

花陽「お米お米お米♪ お米ーをー食べーるとー♪」 Part2


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5:
希・絵里「ジャンケンホイ!」
希 グー
絵里 チョキ
希「ふふ、先は譲ってあげるよ?」
絵里「そうやって、その間にネタを仕込むつもりね……」
花陽(どんな感じなんだろう……) ドキドキ
絵里「一番絢瀬絵里! だんご三兄弟の替え歌で、絢瀬三姉妹いきます!」
希「絢瀬三……姉妹!? あぁやられた!」
花陽「え、何が……?」
絵里「ちなみに次女は希、三女は花陽バージョンで!」
花陽「え、えぇ!?」
花陽(長女が絵里ちゃん、次女が希ちゃん、三女が花陽……? あれ、そしたら二人は花陽の、お姉ちゃん……ってことだよね……)
花陽(…………)
花陽「……ぅぇへ」
希・絵里「!?」
86:
絵里(な、何今の反応……もしかして、満更でもない、ってことなの……?)
希(絵里ちに憧れてるのは聞いてたから知ってるけど……う、うちも入っていいの? うちもかよちんのお姉ちゃんに? えっ?)
花陽(あうぅ……想像したら思わずにやけちゃったよぉ……)
????♪
希・絵里・花陽 ポーッ
????♪
希「って絵里ち! 曲! 曲始まってるよ!」
絵里「ぁえ!? あ、あぁ、そうね曲ね! 歌う! 歌うわよ!」
花陽「きゃ、キャーエリチャーン!!」
絵里(……とりあえず)
絵里(花陽が私のことをコワがっている、って言うのは、私の勘違いってことできっといいのよね……?)
希(うーん、かよちんのお姉ちゃんか……スピリチュアルな何かを感じるなぁ♪)
花陽(うぅ……まだ恥ずかしいよぉ、お顔が熱い……)
絵里(亜里沙は、『お姉ちゃんが増えるわ』って伝えて、ちゃんと納得してくれるかしら)
希(うちの部屋、三人で住むにはちょっと狭いよね……)
87:
――2分前
花陽「じゃ、じゃあ! 三番花陽! 歌います!」
希「ヒューヒュー、かよちんかわいいー♪」
絵里「ハラショーよ花陽! 応援してるわ!」
花陽(や、やりづらいっ!)
希「かよちーん、曲名はー?」
花陽「あ! え、えっと、おさかな天国の替え歌で、はくまい天国、ですっ!」
希(あぁ、たしかにかよちんは女神だから、女神がいるなら天国やね)
絵里(花陽は天使だものね、天使は天国にいるもの、当然の選択かも知れないわね)
花陽「何か二人とも、スゴく優しく微笑んでいる気が……」
希「気のせいじゃないかなぁ?」
絵里「いっつもこんな顔よ私たちは」
花陽(いっつもこんな孫を見守るおばあちゃんみたいな目はしてなかった気がする……)
希「がんばるんよ花陽ちゃん!」
絵里「大丈夫、私たちがついているわ!」
88:
――現在
花陽「お米お米お米♪ お米ーをー食べーるとー♪」
花陽「花陽花陽花陽♪ 花陽ーがーよろーこぶー♪」
絵里「…………」
希「…………」
花陽「さーぁー、みーんーなでー、お米ーをー食べーよぉ?♪」
花陽「お米は花ー陽を????……待ってぇいる♪」
絵里「…………!」 ガタッ
希「…………!」 ガタッ
花陽「あ、あの……どうだった、かな……?」
絵里「……ッ! ……ッ!」 コクコク
希「……………………!」 パチパチパチパチ
花陽「な、何で二人とも立ってるのかな……?」
絵里「ハラ、ハラッショォ……!」
希「スピチュアル……スピチュアルやん……ッ!」
89:
花陽「二人とも、大げさだよぉ!?」
絵里「くっ、こんな、こんなに素晴らしいもの……滅多に見れるものじゃあないわ……!」
希「次のかよちんのソロはこの曲にするよう、うちから海未ちゃんに頼み込むからね……!」
花陽「ちょ、著作権の問題とかもあるし、花陽は真姫ちゃんの作る曲がいいと思うんだけど……」
絵里「うぁぁぁあああ! 何でこんなにいい子でかわいいのよ花陽はぁぁぁぁぁあああああ!」
花陽 「!!」 ビクッ
希「本当! 本ッ当それ! かよちんかわいいしいい子だし、うわぁぁぁあああ本物の女神やぁぁぁぁぁあああああ!」
花陽「大げさ過ぎるよ! そ、それに花陽は、かわいくないし……」
絵里「何言ってるの! かわいいわよ! かわいくてハラショーよ! 何、お昼のアーンなんてもう大罪レベルよ!」
花陽「あ、あれは! あれは、ちょっと恥ずかしいから、忘れてほしいなぁ……」 ジュルッ
希「忘れてほしいって言ってるのに自分はご飯を思い出して涎出てるとか! もうどれだけかわいくなればいいんよ! 天井知らず過ぎるやん!」
花陽「うぅぅううう……」 セキメン
花陽「だって、だっておいしかったんだもん……お米……」
希「そんなんうちらだってかよちんがかわいすぎるからやん!」
絵里「もっと自信を持って! 自覚して! アナタは本当にハラショーなんだから!」
93:
花陽「う、うぅぅぅううう……」 マッカ
希(アカン、テンション上がりすぎた……)
絵里(いけない、いけないわ絵里……さすがに調子に乗り過ぎよ……)
希「えーっと、お……」
絵里「?」
希「お姉ちゃんだよー♪」
絵里「!?」
花陽「!?」
希「ほーらかよちーん? お姉ちゃんだよー甘えていいんだよー」
絵里(希、それはない、それはないわよ……これで嫌われたら、末代まで恨むわよ……!)
花陽「お……」
希(うーん、ダメかなぁ?)
花陽「お姉ちゃ、ん……?」
希「」
絵里「」
94:
花陽「えっと、希お姉ちゃん……?」
希「」
希(あがぁぁあああ幸せ最高至高究極人生の絶頂もう何もこわくない大天使降臨うぉあああああぁぁぁぁぁぁっ!!)
絵里「あ、あの……花陽……?」
花陽「何? ……絵里お姉、ちゃん」
絵里「」
絵里(きゃぁぁぁああああああっ! ダメよダメよ私以外はダメよ甘いよ甘いそんな装備じゃ逃げ切れるわけなかった! ダメでした!)
花陽「あ、何か、突然変な呼び方してゴメン……」
希「何言うてるの! もっと! もっと言ってほしいんよ! まるで祝福の鐘の音! 何度も聞いていたい!」
絵里「そうよ! 花陽! 私たちがアナタの姉よ! お姉ちゃんのことはお姉ちゃんって呼ばなきゃでしょ!」
花陽「あ、うん、絵里お姉ちゃん、希お姉ちゃん……」
希「絵里ち、今、うちの耳から脳みそとか溶け出てない?」
絵里「ええ、今のところは、まだ、ギリギリだけど、たぶん、うん」
希「人生って素晴らしいなぁ絵里ち……」
絵里「日本にいて、本当によかったって今思ってるの……」
110:
花陽「…………」
花陽(あれ、今思ったら今、結構スゴいこと言ったんじゃ……)
希「絵里ち、今日はお赤飯炊こうね、うちの家で終わらないパーティー始めようね」
絵里「そうね、明日は日曜日だし、私たちのネバーエンディングステージよ」
花陽「…………」 ブルブルブルブル
希「って、うわっ!? かよちん!? 顔、スッゴイ真っ赤やん!」
絵里「しかもちょっと涙ぐんでるじゃない! 震えてるし! どうしたの!? 大丈夫!?」
花陽「あ、あ、あ、だって……うぅぅ恥ずかしい、ので…………」
希「は、恥ずかしいって、何が……?」
花陽「だって、お姉ちゃん、って…………」
絵里「それなら亜里沙も言うわ!」
花陽「亜里沙ちゃんは、血の繋がった妹だし……」
希「にこっちはこないだ、先生のことママって呼んでたし、問題ないやん!」
花陽「でも、でも……」
絵里「大丈夫! 私たちは魂で繋がってるから!」
112:
花陽「恥ずかしいよぉ……」 グスッ
希(うわぁ、フォローも耳に入らんくらい混乱してる……どうしよ)
絵里(…………)
絵里「……花陽」 スッ
花陽「ひゃ……絵里ちゃん?」
絵里「あのね、花陽……先輩禁止って言って、みんなから先輩後輩の垣根が消えた時、私たちはより近づけたと思うの」
希「絵里ち……」
絵里「それは、たしかにお互いの呼称や触れ合い方って部分だけにはなるけど、それでも私たちの距離は縮まったと思うの……花陽はどうかしら」
花陽「それは……うん、花陽もそれだけで、絵里ちゃんや希ちゃん、にこちゃん穂乃果ちゃん海未ちゃんことりちゃんと、仲良くなれたと思ったよ」
希「うん、さん付けや先輩付けがなくなるだけで、友達みたいにかなり近づけたと思うよね?」
絵里「じゃあ、ふふ……それが家族の呼び方だったらどうかしら? 私や希が、花陽の姉だったら、花陽が姉と呼んだら、どう?」
花陽「……とても素敵なことだと、思います。友達よりももっと近い、姉妹みたいになれたら、花陽は嬉しいです」
希「ん、かよちん、恥ずかしくてちょっと緊張しちゃったから、ちょっと疲れちゃったやん? こっちにおいで」
花陽「は、はい……」
希「いい子いい子♪」 ナデナデ
113:
絵里「だからね、花陽……もしもアナタさえ良ければ、私たちのことを本当に姉だと思って接してくれて構わないわ」 ナデナデ
希「でも、やっぱりみんなの前でそうやるのは恥ずかしいとかって思うなら、三人でいるだけとかでもいいよね♪」 ギュッ
絵里「あ、え!? 希! それはズルいわ、私も抱きしめたい!」
希「早い者勝ちやんな、かよちーん?」
花陽「…………」
花陽(二人とも、本当に優しい……希ちゃん、柔らかくて暖かい、気持ちいい……)
花陽(絵里ちゃんの手は冷たかったけど、優しかった……花陽は、二人とも困らせて、でもこうして助けてくれて)
花陽(いいなぁ、こんなお姉ちゃん、欲しかったなぁ……私にも、こんなお姉ちゃんがいてくれたらなぁ……) グスッ
花陽「う、あ……ふっ、ぅっううううう……希ちゃぁん、絵里ちゃぁぁん……」
絵里「花陽、違うでしょう? それとも、私たちじゃダメかしら……」
花陽「ふぁぁぁああ……お姉ちゃん、お姉ちゃぁぁん!」
希(かよちんって、基本的には強い子なんやと思ってたけど……穂乃果ちゃんの時だって、にこっちに付いてでもスクールアイドルを続けようとしてたし)
希(人前に出るのが苦手だけど頑張って人前に出て、運動も苦手だけど練習頑張って……でも、本当は甘えたいんよね)
希「かよちんは、ずっと頑張ってたんやし、うちらにたくさん甘えていいんよ? ほら、先に生まれてるんやから、お姉さんやし」
花陽「うん、うん……っ!」
114:
希「はい、交代♪」
絵里「花陽、こっちにおい……希、ワンピースの色変わってるわよ……?」
花陽「あぁぁ! ご、ごめんなさい!」
希「あー、いーっていーって! ……それとも絵里ちは、服が濡れるからかよちんとくっつくのは嫌なん?」
絵里「そんな訳ないじゃない、ほら花陽? こっちに来なさい」
花陽「でも、絵里ちゃんの服が汚れちゃう……」
絵里「いいのよそんなもの、洗えば綺麗になるでしょ?」
希(うちは洗わんけど)
絵里(亜里沙が何と言おうと洗わないわ)
花陽「?ぅぅ……絵里ちゃぁん……」
絵里「絵里ちゃん?」
花陽「うっ、絵里……お姉ちゃん……」
絵里「はい、よくできました♪」 ギュー
花陽「……あの、二人とも、ありがとう……」
絵里「気にしなくていいのよ、花陽はかわいい妹なんだから……」
希「そうやね、かよちんはうちらのかわいいかわいい妹やもんねー♪」
117:
花陽「……嬉しいです、二人ともいいなぁって、最近ずっと思ってたから」
希「かよちんは絵里ちのことずっと見てたもんねー?」
絵里「えっ!?」
花陽「の、希ちゃん!?」
希「ちゃうよ、かよちん! 希お姉ちゃんやん?」
花陽「希お姉ちゃん……」
絵里「ちょっと希! どうして教えてくれなかったのよ!」
希「え、だっておもしろそうやったし、コワがってると勘違いしてて、ふふ」
絵里「むぅ……でも、コワがってなくてよかったわ」
花陽「ご、ゴメンね勘違いさせちゃって」
絵里「いいのよ、私が勝手にそう思ってただけなんだから、ね?」
希「そうやね、絵里ちが悪いと思うなぁ?」
絵里「はいはい、エリーチカが悪いわね、全く……」
希「まぁ、言わんかったのは悪かったやん」
花陽「えへへ、お姉ちゃん、お姉ちゃんかぁ……」
118:
花陽「これから、よろしくお願いします、絵里お姉ちゃん、希お姉ちゃん♪」
絵里「ふふ、こちらこそ♪」
希「ん、よろしくね♪」
絵里「さ、もう湿っぽいのはおしまい!」
希「そうやね、せっかくやし、もう少しだけ歌ってから出よっか!」
花陽「はい!」
絵里「しかし、さっきの花陽はかわいかったわね……」
希「本当にね、あれだけで音ノ木坂を廃校から救えるかと思ったもん」
花陽「あの、それは言い過ぎじゃないかなぁ……?」
絵里「仕方ないわよ、希はシスコンだから」
希「いや、それは絵里ちに言われたくないんやけど……」
絵里「私は自覚してるから!」
希「胸張って言うことやないからね? まぁ、かよちんは自慢の妹やから仕方ないけど♪」
花陽「……二人も、花陽の自慢のお姉ちゃんだよ♪」
125:
――退店後
希「いやー、歌った歌った!」
花陽「ちょっとはしゃぎすぎちゃったね」
希「ん?、かよちんが楽しそうだったからいいんやないかな♪」
花陽「う、うん、楽しかった、です!」
希(あの後あんなにもちゃもちゃに撫で回されたりしてたのに楽しかったって、やっぱ天使やね?)
絵里「……失敗した」 ボソッ
希「? 絵里ち?」
絵里「希、私は本当に賢いのかしら……?」
希「いきなりなしたん……正直、今日の様子を見てると自信を持って肯定はできないんやけど」
絵里「花陽は、かよって呼ばれることがあるじゃない?」
希「そうやね、うちもかよちんって呼んでるし」
絵里「何故、私はGOING STEADYの加代を歌わなかったのかしら……」
希「」
絵里「アレなら聴いていて勘違いした花陽顔真っ赤にして照れるって言う最高にかわいい姿を見れたかも知れないのに!」
希(!! 賢くはないけど天才やん! さすが絵里ちや!)
126:
希「……かよち?ん、また、カラオケに行こうね?」 ニヤニヤ
花陽「はい!」
絵里「本当? 絶対よ? 約束よ? お姉ちゃんとの約束だからね?」 ウルウル
花陽「おね……! はい……」 テレテレ
希「絵里ち? ここ外やよ、まだかよちんが慣れてないんだから、場は弁えないとアカンよ??」
絵里「む……そうね、ごめんなさい花陽、つい舞い上がっちゃったわ……」
花陽「ううん、いいんだよ絵里……ちゃん! だって、その……、花陽もうれしかったから……!」
希「うちもうれしかったよ?、一人っ子やからね、どうしても姉妹兄弟って憧れちゃうんよね」
花陽「うん、花陽にもお姉ちゃんがいたら素敵だなって、やっぱり絵里ちゃんや穂乃果ちゃん、にこちゃんの姿を見てると思っちゃうなぁ……」
希「せやね、にこっちなんかはスゴくいいお姉さんしてるもんなぁ……」
絵里「……希は私がいいお姉さんではないって言うのかしら?」
希「少なくとも今日の姿を見てたら言い淀んでしまうよね……」
花陽「そうかなぁ、絵里ちゃんはかわいいしカッコいいし、スタイルもよくて優しいし、勉強も出来るから、憧れちゃうけど……」
花陽「それに、希ちゃんもスゴいかわいいし、いろいろ気にかけてくれたり助けてくれるし、同じ一人っ子のハズなのに全然違うから、尊敬してるよ?」
花陽「……二人とも、花陽の本当のお姉ちゃんだったらいいのになって思うな、えへへ……」
127:
00:12:15.84 ID:yQb+1aTO.ne
絵里・希「」
花陽「あ! ゴメンね、変なこと言っちゃって……」
希(かよちんと本当の姉妹……アカンね、幸せ過ぎて召されてしまうよ)
絵里(こんな子がずっと近くにいたら、あまりのかわいさに動悸が止まなくて、命がいくつあっても足りなくなってしまうわ)
希「あのねかよちん、本当の、とかって言うのは、結局心持ち一つやと思うけどなぁ」
花陽「えっと、どういうこと……?」
希「んー、別に血が繋がってても疎遠だったりする場合もあるし、いがみ合ってる場合もあるやん?」
希「もちろん血の繋がりは大切だけど、繋がってないから姉妹じゃない、って考え方じゃなくて、心は繋がってるから姉妹、くらいの方が素敵やと思うんよ」
絵里「あら希、いいこと言うじゃない、私も同意見だわ……花陽、三国志はわかるかしら?」
花陽「あ、はい、中学校の頃にチラッと読んだことがあります」
絵里「なら話は早いわね、大昔に桃園の誓いと言うものがあったのだから、血が繋がってなくても姉妹としてしまうのは悪いことじゃないと思うわ」
花陽「桃園の……誓い……」
希「我ら三人、生まれし日、時は違えど?ってヤツやね」
絵里「だから、私は血なんて関係なく、本当に成れると思っているわ、ふふ♪」
花陽「そう、ですね……うん、そう、そうだよね!」
128:
絵里「で、これからどうしましょうか、17時半……微妙な時間帯ね」
花陽「あ、それならちょっと行きたいところがあるんだけど……行ってもいいかなぁ……」
希「いいよ?、どこに行きたいん?」
花陽「あのね、にこちゃんがこっち側にいい感じのアイドルショップがあるって言ってたから、ちょっと行ってみたいなって……」
絵里「構わないわよ、それじゃあそこに行きましょうか。どの辺りにあるかはわかるの?」
花陽「う、実は……あんまりこっち側に来たことなくて……それに、あんまり大きいところじゃないらしいから見つけづらいかも……」
希「それじゃにこっちに確認する必要があるね、ちょっと聞いてみるから待っててくれるかな?」
絵里「了解、私たちはここで待ってるわね」
花陽「あ、ごめんなさい……」
希「いいんよ?、その代わりに今度うちのお願いも聞いてくれたらいいんよ♪」
花陽「う、うん!」
希 ピッピッピッ
にこ『にっこにっこにー♪ あなたのハートににこにこにー♪』
希「にこっち、電話の度にそれやるの疲れない?」
にこ『……アンタ、第一声がそれってどうなのよ』
希「ううん? にこっちには言われたくないなぁ……」
129:
にこ『あーもー、ケンカ売る為にいきなり電話架けてきたの? 切るわよ?』 パンッパンッ
希「そんなんじゃなかったんやけど、にこっち、かよちんに教えたアイドルショップって覚えてる?」
にこ『はぁ? 花陽に教えたアイドルショップぅ? いくつかあるからいきなり言われてもわかんないわよ……」 パンッパンッパンッ
希「……にこっち? 何か音が聞こえるんやけど……」
にこ『今ハンバーグ作ってるのよ、ここあが食べたいって言ったから……ってそれはいいでしょ! 花陽に教えたってだけじゃ、どこのことかわからないんだけど」
希「んーと……あ、前に絵里ちと三人で行ったカラオケあるやん? そっちの方で、あんま大きくないところらしいんよ」
にこ『カラオケ? ……あー、……口で伝えるの面倒臭いわね、5分くらい待ってくれれば地図とあのカラオケからの行き方、送るけど」
希「本当? ありがとなぁにこっち、やっぱ持つべきものは友やね♪」
にこ『はいはい、っていうか何、アンタ今花陽といるの?』
希「うん、絵里ちとかよちんといるよ?! にこっちも来る?」
にこ『晩御飯作ってる最中だってば……まぁいいわ、送っておくから、ちょっと待ってなさい』
希「ありがと♪ 大変そうやけどお姉さんがんばるんよ??」
にこ『別にアンタに思われるほど大変じゃないわよ、もうずっと姉なんだから……とりあえず、地図と行き方送るから、それじゃ』
希「うん、ありがとね! それじゃあまた」 プチッ
希「……妹に言われたから作るってあたり、にこっちっぽいなぁ♪」
139:
――その頃
絵里(……よくよく考えてみたら)
花陽「うーん、でもどんなところなんだろう……たしかにこちゃん、ほとんどアイドルショップってわかんない感じとは言ってたけど……」
絵里(花陽と2人でって今までにあんまりなかったわね……)
花陽「はっ……! もしも悪い人とかがいっぱいいるようなところだったら……あ、でもにこちゃんが行くところならそんなことはないよね……?」
絵里「……ねぇ花陽?」
花陽「はい、何でしょう?」
絵里「花陽は何で私と希を姉にしたいと思ったの?」
花陽「えっ!? あ、え……? あの……」
絵里「いや、別に責めていたり嫌だったりする訳ではないんだけど、あんまり私たち……と言うより私って、そんなに花陽と絡んでなかったワケじゃない」
絵里「だから、冷静に考えたら何故だろうと思ってしまったの」
花陽「う、やっぱり、変でしたかぁ……?」
絵里「いいえ、私は花陽にそう言われて嬉しかったわ」
141:
花陽「うう、理由は、さっき言った通りなんですが……」
絵里(遠くから見ていた分、憧れが肥大化してしまって……って言うところなのかしら)
絵里「でも、今日遊んでみて、振り返ってみるとアナタの憧れてるような部分だけじゃないって、見えてしまったりしてるじゃないかしら」
絵里(そうよ、さっきまで舞い上がっていたけど、そう思われてたっておかしくないわ、幻滅……されてたらさすがに嫌ね……)
花陽「はい! 絵里ちゃんの知らなかったところが見れて、とても嬉しかったです♪」
絵里「……?」
花陽「今までも素敵だなって思っていた人は、私の中ではとても手が届かないようなところにいる人だと思ってんだけど、近づいてみるととってもかわいい人でした」
花陽「あ、だからって今までにカッコいいって思ったところが勘違いだったってことではないんですよ? そこの面はそこの面で実際に見ているところだから……」
絵里「……さすがにちょっと照れるわね。正直今日遊んで、幻滅されてたらどうしようって、思っちゃったの」
花陽「! そんなことありえません!」
絵里「ええ、それはよくわかったから、とても安心したわ」 ニコッ
花陽「……ちょっとだけ、根も葉もないことを言っても、いいかな……?」
絵里「ええ、いいわよ? 私だってたくさん変なこと言っちゃったしね」
花陽「あの、私たちの入学式の時に、挨拶してたよね?」
絵里「ええ、あの挨拶は、あまり上手く出来たとは思っていないけどね……」
142:
花陽「実は、一目惚れだったんですよ? あの時の挨拶で絵里ちゃんを見た時に、息を飲んでしまったんです、えへへ」
絵里「……え?」
花陽「挨拶してる時の絵里ちゃん、スゴくシャンとしていて、でも、暖かく迎え入れてくれている、本当に歓迎してくれているのがわかって」
花陽「ああ、素敵な人だな……って、私みたいなのでもこんな素敵な人になれたらなって、そう思ったんです」
絵里「あ、ああ……そういうことね……」
絵里(危うく先走って抱き着くところだったわ……)
花陽「で、挨拶が終わってから、袖に戻って、希ちゃんと一緒になった時にはスゴい柔らかい表情になっていたから」
花陽「きっとあの人も、素敵な人なんだろうなって、希ちゃんも気になって、2人に惹かれて」
花陽「もしもあの中に花陽もいたら、スゴくスゴく素敵なことだなって、そう思ったんです……」
絵里「随分と長い間、見られていたのね……」
花陽「その後はちょっとコワい人なのかもって思ったりもしたけど、μ'sで一緒になって関わる内に、それも勘違いだってわかって」
花陽「花陽なんかじゃ釣り合わないってわかっていながらも、こんな素敵なお姉ちゃんたちがいたらいいなって、ずっと思っていました」
絵里「そんなに思われていたなんて、光栄だわ」
絵里「でもね花陽、私は今ちょっとだけ、アナタに怒っているのはわかるかしら」
花陽「え? な、何か悪いこと、言っちゃいましたか……?」
144:
絵里「花陽、アナタは素敵な女の子よ。アナタは、アナタが思っているよりも強い……それに、かわいくて、努力も出来るし、自分の弱いところを認められる」
花陽「そ、そんなことないよぉ……」
絵里「いいえ、μ'sに入る時は自分に自信がなくて断っていた、凛と真姫にあんなに背中を押されるまで決意出来なかったアナタが」
絵里「穂乃果の一件の時には、にこに誘われたとは言え、しっかりと自分の意思でスクールアイドルを続けると決めていたわ」
花陽「それは、そうだけど……」
絵里「私や希もどうしようかと思っていたのに、アナタたちはそれでもアイドルを続けようとしていた、そんな強さで魅せてくれた」
絵里「……誰よりもアイドルらしくて、素敵だと思ったわ」
花陽「…………」
絵里「私の評価している人を、"なんか"って言われたことが一つ」
絵里「それと、例え花陽自身であったとしても、私は私の妹を悪く言われて怒らないワケがないじゃない……もちろん希もね?」
絵里「だから、もう"自分なんか"なんて、言わないで……それは自分を悪い方向に変えてしまうわ」
花陽「自分を、悪い方向に……」
絵里「ええ、もしも言葉が花陽を蝕んでしまうようなことがないようにする為にも、少しだけ胸を張ってほしいと、お願いしてもいいかしら……?」
花陽「う、うん……うんっ! がんばりますっ!」
絵里「ふふ、ありがとう、花陽」
145:
希「で、もうそろそろうちも話に入ってもいいかなぁ?」
花陽「ピャッ! 希ちゃん!?」
絵里「希、遅いわよ?」
希「いや、戻ってたけどね? 2人ともいい雰囲気だったからついつい……」 ニヤニヤ
絵里「全く……で、場所はわかったの?」
希「ん、にこっちが地図と行き方を送ってくれるって言ってたから、それ待ちやね?」
希「あとね、かよちん、うちからもいいかな?」
花陽「は、はい、何でしょう……」
希「あんな、言霊って知ってる? 言葉には霊力、魂が宿るって考え方で、良い言葉を吐けば良いことが、悪い言葉なら悪いことが引き寄せられるってもんなんやけど」
花陽「あ、うん。言霊なら、花陽も知ってるよ」
希「ん、よかったよかった♪ だからね、さっきの絵里ちの話はあながち間違いやなくて、自分なんかって思ってしまうと、本当にそれに囚われてしまうよ?」
花陽「言葉に、囚われて……」
希「ほら、穂乃果ちゃんなんか良い例やと思うなぁ。実際にあの子は何とかするって口に出して、何とかしてしまったやん?」
希「だから、まぁとりあえずはにこっちみたいに、自分はかわいいって言うところから始めたらどうやろ♪」
花陽「い、いきなりハードル高いよぉ!?」
146:
希「あと、絵里ちは一目惚れでうちは添え物みたいな感じやったんかなーかなしいなー」 ヨヨヨ……
花陽「ち、違うよ! 希ちゃんは希ちゃんで、おっとりとしたオーラがよかったもん! だから2人に惹かれたんですよ!」
希「んひひ、ありがとうねかよちん」 ナデナデ
希「と……天下の往来でこんな話してると恥ずかしいね? にこっちからも連絡来たし、とりあえず向かおうか」
絵里「結構歩く感じなのかしら、どのへんにあるの?」
希「よくよく見たらこれ、下に生徒会で人気のたこ焼き屋さん入ってるビルやん……5分10分も歩けば着くね」
絵里「ああ、みんながよく話している場所ね?」
花陽「た、たこ焼き……」 ジュルッ
希「4階にCDやレコードがあるのはそこだけやから、雰囲気は違ってもすぐわかるみたいやね」
絵里「そう、それじゃあ行きましょっか。いつ閉まってしまうかもわからないし」
希「そうやね、そう言う店はすぐに閉まっちゃうかも知れないし」
花陽「い、行きましょう! しまっちゃったら、次いつ来られるか……」
希「うちはそうなっても良いけどね、次また遊ぶ口実になるんやし♪」
絵里「……希、アナタは本当に天才だと思うわ……」
/> 希「う、うーん……お褒めいただきどうも……?」
153:
――ビル
絵里「ここね、今まで生徒会の子たちがオススメしてきたけど、食べたことはなかったのよね……」
希「おいしいよ? 中とろっとろで、外も柔らかいんよ?、あんまりこっち側じゃ見ないタイプだけどね」
花陽「ひ、一パックだけ買って行きませんか……!?」
希「かよちん、ダメやよ? 今からビルの中に入るのに、たこ焼きの匂いがしてたら他の人の迷惑になるんやから」
絵里「そうね、それじゃあ……食べてから行く?」
希「急いで食べるくらいなら、あとでゆっくり食べた方がおいしいと思うなぁ……それに、ここはまだまだ営業してるから先にショップに行った方がいいと思うんよ」
花陽「う、そうですね……たこ焼きを食べている間に閉まってしまったら、かなしいもんね……」
絵里「えーと、4階だっけ? エレベーターの場所もわからないし、エスカレーターの方が早そうね」 スッ
希「それじゃ、行こっか♪」 スッ
絵里「花陽? 早くエスカレーターに乗らないと置いて行くわよ」
花陽「あうぅ……」
花陽 スッ……スッ……
希「……もしかしてかよちんって」
絵里「エスカレーターに乗るの、苦手なの……?」
154:
希「いちいち萌えポイントを爆上げしてくるね、かよちんは」
絵里「……ちょっと探して、エレベーターに乗った方がよかったかしら……」
花陽 スッ……
花陽「!!」 パァァ
希(スッゴイ嬉しそう! エスカレーターに乗れただけでスッゴイ嬉しそう!)
絵里(何!? 何なのこの子は! かわいいとかそういう次元じゃないわ! 概念そのものよ!)
花陽「ご、ゴメンなさいお待たせして……」
絵里「いいえ、大丈夫よ……エレベーターで行きましょうか」
希「あ、絵里ち? うちが何とかするから大丈夫やん」
花陽「へ?」
希「はい、かーよちん♪」 ギュッ
絵里「!!」
花陽「はぃ……えぇ!? の、希ちゃん!?」 アセアセ
希「かよちん、お姉ちゃんの手を離したらいかんからね?」 ニヤニヤ
花陽「は、はいぃ……」 セキメン
絵里(ハラッッッショオッ!!)
155:
絵里「たしか、CDとかレコードがあるところがそうなのよね……」
希「うん、そう聞いてるんやけど……」
花陽「他にCDとかあるところってないんだよね……?」
希「っていう風に言ってたけど……」
絵里「じゃあ、モヒカンの男の人がいるところがその店なのかしら……」
希「大音量でロックな音楽が聴こえてるなぁ……」
花陽「で、でも! 海外では楽器が出来なきゃアイドルも務まらないって聞いたことがありますし、きっと問題ないよ!」
絵里「……ちょっと私が中を見て来るわ、違ったらきっと、にこの勘違いだったのよ」
花陽「え、絵里ちゃん?」
希「絵里ち、ヤバそうやったらすぐ連絡するんよ?」
絵里「ふふ、任せて……まぁビルの中だし、きっとそんな危ないことはないわよ」
花陽「絵里ちゃん……スゴい度胸だね……」
希「うちには、何となく絵里ちがそう言った理由がわかるけどね?♪」
花陽「理由……?」
希(わかるよ?絵里ち、かわいい妹の前では、カッコつけたいもんなぁ……やっぱうちの絵里ちはかわいいやん♪)
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