雪歩「冬の星座に伸ばした手」back

雪歩「冬の星座に伸ばした手」


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1:
P「うわ、さむっ」
雪歩「もうすっかり夜になっちゃいましたね」
P「あーあ。こんなことならタクシーじゃなくて自分の車使えばよかったなぁ」
雪歩「ごめんなさいです……私の失敗のせいで、収録の時間が長くなってしまって」
P「とは言っても、精々十分程度のものだろう。明らかに1コーナーむりやりねじ込んで収録延長させた向こうが悪い」
雪歩「確かに、ちょっとびっくりしちゃいましたぁ。いきなり予定が増えるなんて聞いてませんでしたから」
2:
P「それでもきっちりこなした雪歩はすごいよ」
雪歩「そんなことないです……。プロデューサーがいなかったら、もっと失敗しちゃってたかもしれませんし」
P「あはは。こんな俺でも役に立ててるなら、嬉しいことだよ」
P「さて、タクシーを待つのも厳しい寒さだな」
雪歩「……折角ですから、歩いて帰りませんか?」
P「え?でも、事務所でみんな待ってるぞ?」
雪歩「……ちょっとだけ、二人で歩きたいです……ダメ、ですか?」
3:
P「……そうだな。あんまりこういうのないし、イルミネーションを見ながらゆっくり帰るのも、悪くないだろう」
雪歩「えへへ。ありがとうございますっ、プロデューサー」
P「じゃ、行こうか」
雪歩「はい!」
6:
■商店街
雪歩「わあっ、見てください!いろんな光でいっぱいですぅ」
P「綺麗なもんだなあ。幻想的って言うか、別世界みたいっていうか」
雪歩「ステージに立ってる気分ですぅ」
P「あはは。一週間後はニューイヤーライブだからな。期待してるぞ」
雪歩「はい。精一杯がんばりますね!」
7:
P「おお。クリスマスツリーも豪華に飾りつけてあるな」
雪歩「やっぱり、街中にあるツリーって大きいですね」
P「ほんとだな。他のとこと比べても段違いに大きい」
雪歩「ここの通りって、これくらいの大きさのクリスマスツリーを通りに沿って等間隔に並べてあるらしいですよ」
P「へえ、そうなのか。お、確かに奥にまだ見えるな」
8:
雪歩「真ちゃんが言ってましたけど……その」
雪歩「絶好の、デデ、デートスポット……だそうです」
P「なるほどな。どうりで道行く人々、カップルが多いわけだ」
雪歩「…………」ピタッ
P「ん?どうした、雪歩」
雪歩「あ、あの!その……もし、よかったら……」
雪歩「手を、つないでもらえませんか?」
10:
P「ああ、いいぞ。ほら」ギュッ
雪歩「はうぅ……えへへ」ギューッ
P「雪歩の手、相当冷え切ってるじゃないか」
雪歩「どうしてプロデューサーの手はこんなに暖かいんですか?」
P「実はポケットの中にカイロを入れてるんだ」
雪歩「……なんだかズルイです。だから……」
P「だから……?」
雪歩「私の手を……温かくなるまで離さないでください」
P「……ははっ、分かってるさ」
雪歩「えへへ」
11:
雪歩「あ。あれ、可愛いですぅ」クイクイ
P「ん?ショーウィンドウに何かあるのか?」テクテク
P「……おお、このコートか」
雪歩「コートもですけど、マフラーが可愛いです」
P「なるほど。これは……このマネキン通りにするなら、二人で1つ巻くヤツか」
12:
雪歩「わぁ…………」ジーッ
雪歩(さすがに、一緒に巻いて帰るのは恥ずかしいし……でも、1度でいいからプロデューサーと一緒に……)
P「欲しいのか?」
雪歩「ふぇ!?で、ででででも」
P「いいよこれくらい。クリスマスプレゼントだ」
雪歩「……じゃ、じゃあ、ください///」
P「はいよ」
13:
数分後――
P「さて、行こうか?」
雪歩「は、はい。ちょっと待ってください」
P「なんだ、折角包んでもらったのにもう開けるのか?」
雪歩「は、はいっ。今から使おうと思って」
P「…………ひとついいか?」
雪歩「! はい、な、なんですか?///」
P「俺は、てっきり雪歩は真とか春香とか、事務所のみんなと使うもんだと思って買ったんだけど……」
14:
雪歩「ぷ、プロデューサーを、『事務所のみんな』のうちのひとりに数えるのはダメですか……?///」
P「流石に、バレるととんでもないことに……」
雪歩「マフラーを巻けば……顔は隠れると思います……」
P「…………」
P「……まあ、寒いし……雪歩がしたいなら……する?」
雪歩「お、お願いします///」
15:
雪歩「ずいぶん温かくなりましたね、プロデューサー!」
P「そ、そうだな。あはは……」
P(俺は……天使と二人マフラーしてるんだな……)
P「な、なあ。ちょっと歩きにくくはないか?」
雪歩「大丈夫ですよ?プロデューサーが私の歩幅に合わせてくれてますから。えへへ」
雪歩(周りにいる人がみんなこんな感じだから別段浮いてないし、こんなことできるのも今日だけだよね!)
雪歩「な、なんだか……デートしてるみたいですね」
P「アイドルとデートか。だとしたら、俺は相当な幸せ者かもしれないな」
16:
雪歩「わ、私は……プロデューサーの都合さえよければ……その、いつでも……」ゴニョゴニョ
P「ん?なんかいったか?」
雪歩「……いえ、何でもないです///」
17:
ピッ、ガコン!
P「はい。ミルクココア」
雪歩「ありがとうございますぅ」
カシッ!
P「あ?。冬の夜のコーヒーは心からあったまるな」
雪歩「美味しいですね」
P「学生のころ以来だな。こうやって夜の帰り道でコーヒー買うのも」
P「最近じゃ専ら車だし」
18:
雪歩「でも、ちょっと楽しくないですか?」
P「ははっ。そうだな」
雪歩「プロデューサーが学生の頃って、何になろうと思ってたんですか?」
P「俺か?特に目標は決めてなかったなぁ。成り行きで高校に入って、普通に卒業して」
P「こんな仕事するなんて、夢にも思わなかったよ。まあ、今はこれでよかったって自信を持って言えるけどな」
雪歩「そうだったんですか。なんだか、ちょっと意外です」
19:
P「そうか?」
雪歩「プロデューサーって、私と違って何でもできそうですから」
P「あはは。俺ってそんなイメージか?」
雪歩「ライブだったり、番組の出演だったり、オーディションだったり、プロデューサーがいないと私、お仕事できないですぅ」
P「まあ、それはプロデューサーとしての仕事だからな。例えば歌を歌っても音痴なだけだし、お茶は雪歩ほどうまく入れられないし。なんでもは出来ないって」
雪歩「練習すれば、上手になると思いますよ?」
P「限界があるさ。所詮プロデューサーだし」
20:
P「お、なんかイベントやってるみたいだぞ」
雪歩「ずいぶん大きな人だかりですね。何でしょうか?」
P「ちょっと行ってみるか?」
雪歩「はいですぅ!」
P「おお。サンタがいるぞ。横にはトナカイも」
雪歩「ケーキ屋さんのイベントみたいですね。美味しそうなケーキが並んでますぅ」
P「ふむふむ、なるほど。ランダムで4種類のカップケーキが1つ入った箱をプレゼントしてるのか。ずいぶん太っ腹だな。……あ、先着50箱か」
21:
グゥ?……
雪歩「あ……///」
P「そういや、長丁場で何も食べてなかったっけか」
雪歩「は、恥ずかしいですぅ……」
P「事務所にケーキはあると思うが、ちょっとフライングしよう」
雪歩「す、すいません」
P「気にしなくていいよ。俺も腹減ってるし」
22:
P「ケーキ2つ、もらえますか?」
サンタ「ハーイ!これからもうちのケーキをよろしくお願いしまーす」
P「よし。あのツリー下のベンチで食べようか」
雪歩「はいっ」
P「マフラーが汚れないように食べなきゃな」
雪歩「わあ、美味しそうですぅ。それに、小さくてかわいい」
24:
P「お、俺のはショコラか。あむっ。うん、うまい」
雪歩「私のはイチゴが乗ってます。パクッ……ん?っ甘くておいしいですぅ」
P「そういえば、春香に教えてもらったことがあるな、あのケーキ屋。お気に入りって言ってたっけ」
雪歩「うふふっ。春香ちゃんのお気に入りなら、この味も納得ですね」
P「そうだな」
25:
P「さて、もう少しで事務所が見えてくるぞ」
雪歩「そうですね……」
雪歩(もう少し、歩きたかったんだけどな……)
P「どうかしたか、雪歩」
雪歩「いえ、ちょっと、考えてたんです」
P「何を?」
雪歩「私とプロデューサーが出会ってから、もう1年経っちゃったんだなぁって」
26:
P「……ああ、そういえばもう1年か」
P「いろんなことがあったよな」
雪歩「はい。あの、プロデューサー」
P「ん?」
雪歩「初めて顔を合わせた時の事、覚えてますか?」
P「もちろん。忘れもしないさ。握手しようと思って手を握ろうとしたら、思いっきりスコップの先端ではたかれた」
雪歩「ううぅ、それは……忘れてもらって結構ですぅ」
27:
P「けど、もう1年前の事なんだな」
雪歩「あの時、プロデューサーに、一緒にトップアイドルを目指そうって言われた時、不思議に、プロデューサーとならなれるって思ったんです」
P「そうなのか?」
雪歩「はい。男の人が苦手で、なかなかうまく話せなかったりもしましたけど」
雪歩「プロデューサーには、どこかほかの人とは違うところがあって」
雪歩「上手く言えないですけど……大丈夫だって思えたんです」
28:
P「へえ……なんかそう言われると、照れくさいな」
雪歩「……はぅ……なんだか、恥ずかしくなってきました///」
雪歩「い、今のは、忘れてくださいぃ」
雪歩「ううぅ……」
P「俺も、雪歩でよかったよ」
雪歩「えっ……?」
30:
P「きっと雪歩だったから、本気でトップを目指そうと思えたんだと思う。どうしてかは分からないけど」
P「でも、雪歩とじゃなかったら、一緒にここまでは来れなかったって思うんだ」
雪歩「ぷ、プロデューサー……」
P「っと、こんなこと言うと、他のみんなに叱られちゃうな。みんなの事も大事だし、もちろん全員本気でトップアイドルにするつもりだけどさ」
P「雪歩は、俺の自慢のアイドルだ」
雪歩「はい!」
31:
雪歩「……あの」
P「なんだ?」
雪歩「今日は……ありがとうございました」
P「あはは。急にどうしたんだ?」
雪歩「歩いて帰ろうなんて、私のわがままに付き合ってもらって……一緒にお話しできて、とっても楽しかったです」
P「そんなことか。別に、お礼なんて」
32:
雪歩「いえ……その」
雪歩「手を……つないだりとか。こうやって、一緒にマフラーしたりとか……」
P「そういえば、少し今日の雪歩は大胆だなって思ったかな」
雪歩「またいつか、こんなふうに一緒に歩いてくれますか?」
P「雪歩……」
雪歩「プロデューサーになら……時々甘えたくなるんです……」
雪歩「だから……」
34:
P「俺でよければ……またデートしようか」
雪歩「……えへへっ」
雪歩「約束ですよ?プロデューサー!」
P「ああ。……ほら、雪歩。上、見てみろよ」
雪歩「わあっ……綺麗な星ですね」
P「山の上だともっと見えるけど、ここからでも十分綺麗だよな」
雪歩「冬の星座って、なんだかひと際キラキラしてるような気がします」
35:
P「なんとなく、俺もそう思うよ」
雪歩「オリオン座も、ふたご座も。みんなみんな綺麗です……あれ?」
ヒラヒラ……
P「お?珍しいな」
雪歩「星が見えるのに……雪が降ってきましたぁ」
P「なんか……これこそ幻想的な光景だ」
雪歩「はい。とっても不思議ですぅ」
36:
P「デートの最後には、ふさわしいじゃないか」
雪歩「えへへ。そうですね」
雪歩「プロデューサー」
P「ん?」
雪歩「私は、少しは強くなれたでしょうか」
P「どういうことだ?」
37:
雪歩「私、弱い自分を変えようと思って、アイドルになろうって思ったんです。けど、強くなれたのかどうかって言われると、不安で」
雪歩「実感がなくて。本当に、私は変われたのかなって」
P「そんなの。俺に聞かなくても分かってるって思ってたけどな」
P「もちろん、前とは比べ物にならないくらい、雪歩は強くなったさ。ずっと成長を見守ってきた俺なら、はっきりとそう言える」
雪歩「でも、それは……プロデューサーの前でだけ、じゃありませんか?」
P「そ、それは……」
38:
雪歩「だから、私はプロデューサーがいないと、何もできないままなんです……」
雪歩「一人になると、ステージに立つのが怖くて……失敗しないか不安で」
P「……でも、俺がいれば強くなれるんだろ?」
雪歩「!……」
P「なら、それでいいじゃないか。雪歩は一人じゃないよ」
P「事務所のみんなだってそばにいる。音無さんも、律子も。社長だって、ずっとそばにいる」
P「もちろん、俺もな」
P「一人じゃダメでも、一緒にいれば強くなれる。俺はそれでいいと思うぞ?」
39:
雪歩「プロデューサー……!」
P「俺の力は頼りないかもしれないけど、今までだって一緒だったんだ。そうして、強くなってきた」
P「だったら、いまさら一人の弱さなんて考えなくていいんじゃないか?」
雪歩「……じゃあ、これからも」
雪歩「ずっとずっと私のそばに、いてくれますか?」
P「さっきも言っただろ?いつかまた、デートしようって」
40:
P「約束もしたんだ。離れるわけにはいかないよ」
P「これからだって、ずっとプロデュースし続けるさ」
雪歩「はいっ!よろしくお願いします、プロデューサー!」
P「こちらこそな。さて、雪が降ると冷えるぞ。もうカイロも機能しなくなってきたし」
P「事務所に帰ろうか。みんな雪歩を待ってるぞ」
雪歩「えへへっ。はいですぅ!」
41:
■765プロダクション
P「ただいまー」
雪歩「遅れてすみません!」
パーン!パーン!パパーン!
春香「メリークリスマス!」
小鳥「アーンド!」
真「雪歩!」
みんな「「「誕生日おめでとう!」」」
42:
雪歩「わーっ、ありがとうございますぅ!」
春香「もう、待ちくたびれちゃったよぉ雪歩」
P「ごめんな。渋滞しててタクシーが使えなくてさ」
美希「あー!ちょっと雪歩!勝手にハニーとそういうことしちゃダメなの!」
雪歩「へっ?何のこと?」
美希「そのマフラー美希が買おうと思ってたのに!」
雪歩「………うぁ!?」
44:
あずさ「あらあら。雪歩ちゃん大胆ねぇ」
雪歩「あ、あの!ここここれはっ!違うんですぅ!あの、その!」
P「俺からの誕生日兼クリスマスプレゼントってやつだ。こんな季節にデートすると寒くてなぁ。二人で巻けるしちょうど良かったよ」
雪歩「!? ぷ、ぷろでゅーさー!?」
伊織「で、デート!?どういうことよ!ちゃんと説明しなさい!」
亜美「ほほーう。これはゆきぴょん、完全に狙ってますなぁ」
真美「……真美も、今度兄ちゃんとお仕事の時は歩いて帰ろうっと」ボソボソ
45:
真「デートの話、聞かせてよ雪歩!」
やよい「私も聞きたいですー!うっうー!」
美希「は・に・いー!どういうことか後でしっかり教えてもらうんだからね!」
P「ま、まあいいじゃないか、たまには。あははー」
美希「よくないのっ!」
雪歩「もう!プロデューサー!何で言っちゃうんですかあ!」
雪歩「恥ずかしすぎですぅ?!穴掘って埋まりますぅ!」
貴音「雪歩。今穴を掘ってはなりません!大事なご馳走が下へ落ちてしまいます」
46:
響「うう?っ、じ、自分だって、デートくらいできるもんね!雪歩には負けないさー!」
千早「デートって、何をすればいいのかしら……オーケストラライブを見に行く、とか……?」
春香「プロデューサーさんは……渡さないんだからっ」ゴゴゴゴゴゴ
律子「ちょっと!いつまでも騒がないの!折角の料理が冷めちゃうわよ!……もうすでにちょっと冷めてるけども!」
P「そうだな。早く食べるか。腹ペコだし」
雪歩「ううー……もうまともにプロデューサーの顔見れないです……」
47:
あずさ「それじゃあ、かんぱ?い」
小鳥「カンパーイ!」
律子「お酒はダメですよ……?ここは事務所です」
あずさ「ダメですか?」
律子「ダメです」
小鳥「ダメ?」
律子「ダメです!」
P「まあまあ。二人は俺が送っていくから、心配するな」
48:
P「その代わり、飲み過ぎて酔い潰れないでくださいよ?二人とも」
小鳥「やったー!」
あずさ「すみません、プロデューサーさん」
P「いえ、今日はクリスマスですから。パーッとやりましょう」
P「さ、雪歩も、おなか減ってるだろう?」
雪歩「は、はい」
49:
P「ほら、したばっかり向いてないで、食べるぞ」
雪歩「うー……誰のせいだと思ってるんですかぁ」
P「いやぁ。マフラーが美希にバレた時点で隠しても仕方ないと思ってさ。悪かったよ」
雪歩「もう……でも、これからも一緒にいてくれるんですから、これくらいは許してあげますね。えへへっ」
P「あはは、ありがと。さて、それじゃ、改めて!」
P「メリークリスマス!そして、雪歩の誕生日を祝して!」
「「「カンパーイ!!」」」カランカラーン!
Fin
51:
乙!
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