【艦これ】清霜は大戦艦になったback

【艦これ】清霜は大戦艦になった


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1:
※グロ注意
ある日、私は姉妹の駆逐艦達と一緒に遠征に行った。
遠征での作業を終え、そろそろ帰投しようとした時、
旗艦の天龍さんが叫んだ。
天龍 「回避運動!!!」
天龍 「雷撃だ!!!」
天龍 「全力で回避しろ!!!」
龍田 「天龍ちゃん!!!」
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2:
私たちは必死に回避運動をした。
なんとか魚雷をかわしたが、地獄はそこからだった。
天龍 「駆逐艦達は度一杯で逃げろ!!!」
天龍 「振り向くな!!!」
天龍 「悪りぃけど……」
天龍 「龍田は俺と沈んでくれ」
龍田 「うん」 ニッコリ
天龍さんと龍田さんの向こうにレ級がいた。
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3:
天龍さんと龍田さんは必死に戦ったけど、時間は稼げなかった。
私達は必死に逃げた。
夕雲 「頑張りましょう!」
巻雲 「はわわわわぅ……」
高波 「……」
清霜 「あ……」
レ級は、すぐ間近に迫っていた。
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4:
夕雲姉さんが笑った。
夕雲 「私、お姉さんだから?」 ニコッ
夕雲 「またね……」
夕雲姉さんは振り向いて、レ級に立ち向かっていった。
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5:
直ぐにレ級は追いついた。
巻雲姉さんは泣いていた。
巻雲 「私もお姉さんだからぁ……」 ポロポロ
巻雲 「夕雲姉さん……」 グシグシ
巻雲姉さんは振り向いて、レ級に立ち向かっていった。
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6:
直ぐにレ級は追いついた。
高波姉さんが言った。
高波 「私達の分まで生きてほしい、かも……」 ニコッ
高波姉さんは振り向いて、レ級に立ち向かっていった。
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7:
最後にレ級は私に追いつき、私の目の前に立ちはだかった。
レ級 「プッ」
レ級は巻雲姉さんのメガネをスイカの種のように吐き出した。
清霜 「!?」
レ級は私の腹を蹴り上げた。
清霜 「ゴアッ」 
私は血反吐を吐いた。
散々私をなぶった挙句、レ級は言った。
レ級 「モット可愛クシテヤルヨ」 ニヤリ
清霜 「ギャアアア」
レ級は私の右耳を引きちぎった。
私は気を失った。
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8:
私は捜索隊に発見され、鎮守府に帰ることが出来た。
生き残ったのは私だけだった。
ベッドで横になっていた私の頭に、皆の顔が浮かんだ。
清霜 「天龍さん…… 龍田さん……」 ポロポロ
清霜 「夕雲姉さん…… 巻雲姉さん……」 ポロポロ
清霜 「高波姉さん……」 ポロポロ
そしてレ級の顔が浮かんだ。
清霜 「あのレ級……」
清霜 「絶対、沈めてやる…… 私の手で……」
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9:
怪我から回復した私は、死に物狂いでトレーニングをした。
しかし、すぐに絶望した。
私の鎮守府で最高錬度の駆逐艦は夕立さんだった。
私は演習で夕立さんと勝負した。
そして私は泣いた。
負けたからじゃない。
私より遥かに強い夕立さんでも、レ級に遠く及ばないと思ったからだ。
レ級は、天龍さんと龍田さんの主砲や魚雷の直撃を受けても、
全くダメージが無かった。
レ級は、バスケットボールのレイアップシュートをはたき落とすかのように
軽々と天龍さん、龍田さん、私の姉妹の頭を手刀で切り飛ばした。
私は夕立さんの頭が切り飛ばされるイメージしか湧かなかった。
大和さん、武蔵さんと演習しても同じだった。
頭でお手玉したり、リフティングしている、あの時のレ級の記憶が甦った。
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10:
私には絶望と憎悪しかなかった。
絶望と憎悪にかられて、私にトレーニングに打ち込んだ。
ある日、私はオーバートレーニングでぶっ倒れ、工廠に運ばれた。
提督からは無理なトレーニングをしないよう、
既に何度も注意されていた。
私は謹慎処分となった。
謹慎後、問題のある艦娘を矯正する特別な鎮守府に
配属されることになった。
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11:
そこでも私はオーバートレーニングで、ぶっ倒れた。
私は工廠に運ばれた。
工廠長の明石さんは私に聞いた。
明石 「なぜ無理なトレーニングを?」
清霜 「強くなりたいんです」
清霜 「絶対、沈めたいやつがいるんです」
明石 「強くなりたい…… ですか……」 ニタァ
この鎮守府の明石さんは怪我で左目を失明していた。
明石さんは艦娘や艤装の違法改造を行い、
この鎮守府に流れついたそうな。
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12:
明石 「強くなるために明日を捨てる覚悟はありますか?」
清霜 「はい。私には、もう何もありません」
明石 「どんな苦痛でも耐えられますか?」
清霜 「はい」
明石 「では駆逐艦の限界突破の……」
明石 「協力をしましょう……」 ニタァ
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明石さんは私をメンタル異常と診断し、
隔離された工廠での長期修理の手続きをした。
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13:
明石 「まず、あなたの船体を大きくします……」
明石 「全身の骨を切断し、少しだけスキマを空けます」
明石 「時間が経つとスキマが埋まって、骨が伸びます」
明石 「これを繰り返します……」
私は全身を切り開かれ、骨を切断され、スキマを空けられ、
スキマが埋まるまで骨を固定された。
信じられないほどの激痛だった。
明石 「高修復材は使いません」
明石 「骨の金属の結晶が成長するまで時間が掛かるからです」
明石 「大きな結晶にならないと金属に粘りがでません」
明石 「高修復材を使うと結晶が大きくなる前にスキマが埋まり」
明石 「脆い骨になります」
私は手の指から足の指まで、ほぼ全身の骨を切断され、伸ばされた。
手術は数百回にも及んだ。
そして私の骨格は戦艦以上になった。
身長でいえば、大和さんより頭一つ大きくなった。
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14:
明石 「次は馬力です」
明石 「ウェイトトレーニングをやりましょう」
明石 「疲れたら高修復材を使います」
戦艦の艤装を持てるようになるため、私はウエイトトレーニングを始めた。
私がバテると、明石さんが私を蹴り上げる。
起き上がってトレーニングを続け、またバテる。
明石さんが蹴っても起き上がれなくなったら、
バケツで高修復材がぶっ掛けられる。
それを繰り返し、私が気絶したら、その日のトレーニングは終了する。
明石 「人間の筋肉繊維のように」
明石 「艦娘の油圧シリンダー繊維もトレーニングで破壊され」
明石 「回復した時、繊維が太くなり、数が増えます」
明石 「通常は回復に3日かかりますが、高修復材を使えば即座に回復します」
明石 「通常のトレーニングの数十倍のさで油圧シリンダー繊維が増えます」
明石 「まあ、船体の寿命も数十倍のさで無くなっていきますけどね」 ニヤリ
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15:
ある日、私の廃液がコーラのように真っ黒になった。
あまりにも多くの油圧シリンダー繊維が破壊され、
シリンダーの油が廃液に混じったのだ。
清霜 (私の寿命は長くないかも……)
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16:
ウェイトトレーニング開始から1年近く経過したある日、明石さんが言った。
明石 「この艤装を付けてみてください」
試製51cm連装砲が4機付いた艤装だった。
私は艤装を付けた。
戦艦の艤装を想定してトレーニングしてきた私にとって、特に重くは無かった。
軽いといえる程だった。
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17:
清霜 「特に重くないです。軽いぐらいです」
明石 「これが軽い?」 ニヤリ
明石 「アッハハハハハハ」
明石 「軽い、ですか……」
ウエイトトレーニングのターゲットを、
実は大和型戦艦の艤装の2倍の重量にしていた、
と、明石さんは言った。
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18:
明石 「もうあなたを止められる者はいません……」
明石 「ヤりあう前に、これを飲んでください」
時限カプセルに入った高修復材だった。
明石 「飲んでから10分後」
明石 「10分間カプセルから高修復材がにじみ出ます」
明石 「その間、あなたはゾンビのように不死身になります」
私はカプセルを受け取った。
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19:
夜明けと共に、私はレ級の出没する海域に向かった。
すると、出没海域から随分手前で遠征部隊がレ級に襲われていた。
球磨 「なんでこの海域にレ級が……」
球磨 「駆逐艦だけでも逃がすクマ……」
木曾 「ああ……」
球磨さんが魚雷の直撃を受け大破した。
レ級が球磨さんに襲い掛かった。
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20:
私はカプセルを飲んだ。
清霜 「レ級!!!」 カッ!
清霜 「私が相手してやる」 クイクイ
BGM:パシフィックリム-メインテーマ
https://youtu.be/tMTr2rbqSBM
レ級はコッチを向いて、ニタリと笑った。
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21:
レ級は一瞬で間合いを詰めてきた。
清霜 「!?」
私は主砲を撃った。
レ級は瞬時に横に回りこみ、私の横腹を蹴りつけた。
ボコッ
私のわき腹の肋骨が折れた。
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22:
レ級の真の恐ろしさは、その機動性にあった。
コンパクトな船体に超大出力の主機関。
設計者の夢を具現したような存在だった。
相手にとっては、ただの悪夢だった。
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23:
レ級 「アレデ沈マナインダ」
レ級 「ヤルジャン」 ニタァ
レ級は艦載機を飛ばし、主砲を撃ってきた。
木曾 「加勢するぞ!」
木曾さんが艦載機を打ち落とした。
私は主砲をレ級に撃ち続けた。
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24:
木曾 「危ない!」
レ級は私の目の前にいた。
主砲の次弾の装填の間をつかれた。
レ級は笑いながら主砲を撃った。
私の腹に穴が開いた。
勝利を確信したレ級は油断した。
そのスキに私はレ級を抱きしめた。
そして力一杯締め付けた。
ミシミシミシッ
レ級の背骨が軋んだ。
レ級の顔に恐怖が浮かんだ。
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25:
メチメチメチッ、メキメキメキッ
なおも私は締め上げた。
レ級 「ググッ、ガハッ!」
レ級は私の腕を主砲で吹き飛ばし、脱出した。
私の腕が瞬く間に再生した。
腹の穴は塞がっていた。
レ級 「!?」
レ級 「バケモノメ!!!」
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26:
私は主砲を撃った。
主砲弾はレ級を直撃したが、やっと小破程度だった。
清霜 (バケモノはどっちよ……)
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27:
レ級は作戦を変えて、距離を取って撃ち続けてきた。
私の体が、文字通り削られていった。
木曾 「グッ!」
木曾さんが魚雷を受けて大破した。
私も足に被弾して、体勢を崩した。
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28:
その時、レ級が鬼神のさで飛び込んできた。
私の頭を切り飛ばしに来たのだ。
私はその時を待っていた。
拳を握り締めた。
主砲全8門を後ろに向けて撃った。
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29:
清霜 「うおおおおおおおおおお!!!」
全主砲の反動を、右の拳に乗せた。
流石のレ級、超反応で体をヒネった。
私のイメージでは顔を殴るはずが、胸に当たった。
胸に当たった拳は、レ級の胸部装甲を圧壊し、胸部機関を破壊した。
拳の骨は全て砕けた。
勢いは止まらず、圧力で手首の骨が開放骨折し、骨が飛び出した。
骨折した骨の先端は、竹やりのように鋭かった。
その骨がレ級の胸に刺さり、押し込まれていった。
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30:
レ級 「グギャアアア!!!」
私の腕の骨が完全にレ級の胸を貫いた。
腕のひじまでがレ級の胸に押し込まれたところで、やっと止まった。
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31:
レ級は口から血を吐いた。
レ級 「ガフッ……」
レ級 「トドメヲ…… ササナイノカ……?」
清霜 「あなたは、もう長くないよ」
私は髪をかき上げ、ちぎれた耳を見せた。
清霜 「私のこと、覚えてる?」
レ級 「……」
レ級 「思イ出シタ……」
レ級 「アノトキノ駆逐艦カ……」
レ級 「ズイブン鍛エ直シタナ……」
レ級 「俺ハ襲撃ノトキ、必ズ1人……」
レ級 「シルシヲ付ケテ、生カシテ返シテイタ……」
レ級 「マサカ駆逐艦ニヤラレルトハ……」
レ級 「ソンナニ俺ノコトヲ、思ッテクレテタノカ……」 ニタリ
レ級 「キシシ……」
レ級は息絶えた。
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32:
清霜 「天龍さん、龍田さん」
清霜 「夕雲姉さん、巻雲姉さん、高波姉さん」
清霜 「敵を討ちました……」 ポロポロ
突然、私は気付いた。
明石さんも、あのレ級にやられたのだと。
シルシを付けられて失明したのだと。
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33:
私は鎮守府に帰投した。
私は無断出撃のため罪に問われた。
レ級撃破と球磨さん達の嘆願によって執行猶予となった。
明石さんも私の実験データで取引し執行猶予となった。
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34: ◆FfvRSd7Ma

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