傭兵「エルフの集落襲うぞ」 仲間A「マジすか」back

傭兵「エルフの集落襲うぞ」 仲間A「マジすか」


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1:
傭兵「あ? 俺が冗談言ってるように見えるか?」
仲間B「で、でもエルフっすよ? 奴ら森に潜んで弓で狙い撃ちして来るし」
仲間C「何よりも魔法っすよ、魔法。奴ら森にいる間は好き放題魔法使ってきますよ?」
仲間A「……実は俺、エルフの集落襲った事あるんすよ、昔の仲間と一緒に」
傭兵「ほう? で、どうだった?」
仲間A「俺以外全員死にましたよ。直接奴らに殺されたわけじゃないですけど、追い払われた先が魔物の巣で……」
仲間D「でも、エルフって高く売れるんすよねー」
仲間C「そうなんだよなー。上物なら1匹捕まえりゃ家が建つって言われてるからなー」
傭兵「ああ。奴らの集落の大体の位置は掴んでんだ。後は捕まえるだけ、楽勝だろ?」
仲間E「本当に勝算はあるんですか?」
傭兵「当たり前だ。エルフなんぞ>>5すりゃ余裕だぜ」
5:
土下座で懇願
10:
傭兵「当たり前だ。エルフなんぞ土下座で懇願すりゃ余裕だぜ」
仲間A「え?」
仲間B「え?」
仲間C「え?」
仲間D「え?」
仲間E「え?」
11:
エルフA「ねえ、確認したいんだけど」
エルフB「なに?」
エルフA「私達の仕事って、この集落に侵入しようとする人間を追い払ったり、魔物を殺したりする事よね?」
エルフB「そうなるわね」
エルフA「そうよね」
傭兵「エルフちゃぁぁぁぁぁぁん! 出てきてくれぇぇぇぇぇぇぇ!」 ゲザリング
エルフA「あれってどうすればいいの?」
エルフB「さあ?」
12:
エルフA「追い払った方がいいのかしら」
エルフB「でも侵入しようとしてるわけじゃないわよね」
エルフA「そうなのよね」
傭兵「お願いしますぅぅぅぅ! どうか一目だけでもっ!」 ゲザー
エルフA「対応に困るわね」
エルフB「そうなのよね」
エルフA「族長に報告した方がいいかしら」
エルフB「なんて報告するの?」
エルフA「……」
エルフB「放っておきましょう」
エルフA「そうね」
18:
エルフA「ふぁ?」
エルフB「今日も退屈ね」
エルフA「こうして見回りなんてしても、結局何もないのよね」
エルフB「森の外ってどうなってるのかしら」
エルフA「想像したくもないわ。自然の恵みもない汚い世界だって話じゃない」
エルフB「嫌よね。野蛮な人間が溢れてて臭くて汚くて」
傭兵「うっ、うっ……エルフちゃん……なんで、なんで出て来てくれないんだよぉ……」
エルフA「野蛮?」
エルフB「情けないの間違いかもしれないわね」
19:
エルフA「あの人間、まだいるわね」
エルフB「今日でもう10日になるわね」
傭兵「うっ……うっ……エルフちゃん……エルフちゃん……」 ブツブツ
エルフA「……」
エルフB「……」
エルフA「そ、そろそろ族長に報告しようかしら」
エルフB「なんて言われると思う?」
エルフA「『殺せ』とか?」
エルフB「かもしれないわね。族長、人間嫌いだから」
傭兵「エルフちゃん……耳が兎さんみたいに長くて、肌は大理石みたいに白くて、とっても可愛いエルフちゃん……」 イジイジ
エルフA「……」
エルフB「するならあなたがしてね」
エルフA「なんだか夢見が悪くなりそうだからやめるわ……」
22:
エルフB「ねえ、あの人間に話しかけてみない?」
エルフA「ええ? それまずいんじゃない?」
エルフB「でもこのまま放っておいても困るじゃない?」
エルフA「それはそうだけど、人間と関わるなんて絶対に後で叱られるわよ」
エルフB「ちょっと話して帰るように言うだけだってば」
エルフA「うーん……じゃあ、ちょっとだけね」
傭兵「ふふふ、僕エルフちゃんと会ったら一緒にお花摘みするんだぁ」
エルフA「……そこの人間、この森を去りなさい」
エルフB「そうそう。いつまでもそこに居座られると私達が迷惑するんだからね」
傭兵「え? うわあああああああああああああああああああっ!」
エルフA「ひぇっ!?」
傭兵「ほ、ほ、ほ、本物のエルフちゃんだ! うわああああああっ! お肌綺麗! お顔可愛い! うわああああああっ!」
エルフB「ちょ、ちょっ!?」
傭兵「エルフちゃんって噂通り本当に美人さんなんですね!!」
エルフA「そ、そうかしら?」
25:
傭兵「あ、あの! お、お願いしていいですか!」
エルフA「お願い?」
傭兵「はい! 実は、あの……ぼ、僕と友達になってくれませんか!」
エルフB「え、ええ?」
エルフA「友達? 人間と?」
エルフB「いや、さすがにそれは、ちょっと……」
傭兵「じゃ、じゃあ、あの……し、知り合いで」
エルフA「知り合い」
エルフB「知り合いなら大丈夫かな」
エルフA「ど、どうかしら。いいと思うけど」
傭兵「やった! じゃあ僕達知り合いですね!」
エルフB「……どうする?」
エルフA「まあ、暇潰しにはいいんじゃないかしら」
28:
傭兵「てえわけで、エルフと知り合いになってきたぜ」
仲間B「隊長、マジすげえっす!」
仲間A「俺絶対に隊長死んだと思ってました!」
仲間C「次の隊長に誰がなるかって話で盛り上がってたもんな!」
傭兵「あ?」
仲間D「まあまあまあまあ!」
仲間E「さすがに仕方ないですよ。隊長一人でエルフの森に入るとか、絶対に死んだと思いましたし」
傭兵「だから言ったろ? エルフってのは殺しが嫌いなんだよ。それにエルフも偵察なんてやってる若い連中は好奇心旺盛なんだよ」
仲間C「隊長博識っすねー」
傭兵「まあな」
仲間E「それで、これからどうするんですか?」
仲間B「そうっすよ! 知り合いになっただけじゃどうしようもないじゃないっすか!」
傭兵「慌てんなよ。ちゃんと作戦は用意してある。次は>>32するんだよ」
32:
花飾りを作ってプレゼント
35:
傭兵「慌てんなよ。ちゃんと作戦は用意してある。次は花飾りを作ってプレゼントするんだよ」
仲間A「え?」
仲間B「え?」
仲間C「え?」
仲間D「え?」
仲間E「え?」
37:
エルフA「あの人間、ようやく帰ってくれたわね」
エルフB「いなくなるとちょっと寂しいよね」
エルフA「そ、そんな事ないわよ、別に」
エルフB「えー? 私結構好きだったけどなー。ペットにしてもいいかなーって」
エルフA「悪趣味ね」
エルフB「なんか可愛いじゃない?」
エルフA「……待って、何か近づいて来るわ!」
傭兵「えへへ、エルフちゃん喜んでくれるかなぁ」
エルフA「気のせいだったわ」
エルフB「いやいや、ちゃんと仕事しないと。侵入者を追い払うのが私らの仕事でしょ?」
エルフA「……はあ」
39:
エルフA「立ち去りなさい、人間」
エルフB「やっほー、人間くん」
傭兵「あ、エルフちゃん! 今日も美人さんだね!」
エルフA「聞こえなかったかしら? 早くここから立ち去りなさい。ここは人間が近付いていい場所ではないわ」
傭兵「あのね、今日はエルフちゃん達にこれを渡しに来たの!」 シャラ
エルフB「あ、花飾り。へー、綺麗な花ね。この辺りじゃ見かけない花だけど、これどうしたの?」
傭兵「山向こうで摘んできたの! エルフちゃん達って森の外に出られないんでしょ? だから喜んでくれるかなって」
エルフA「そ、そんなの別に嬉しくなんてないわ」
エルフB「ありがとー! ねえ、君って普段は何してるの?」
傭兵「旅してる!」
エルフA「ふぅん」
エルフB「じゃあ外の世界のこと、たくさん知ってるの?」
傭兵「うん! 僕たくさん知ってるよ!」
エルフA「何よ、外の世界なんて臭くて汚いって言ってたじゃない」
エルフB「うるさいわね。あなたには言ってないじゃない」
41:
エルフA「まあ、興味はないけど聞いてあげてもいいわよ?」
エルフB「山の向こうってどんなところ?」
傭兵「山の向こうには小さい村があるんだよ! 20人くらいの小さい村でね、羊を育てて暮らしてるんだよ!」
エルフA「ふぅん」
エルフB「あの山の向こうでねぇ。知ってた?」
エルフA「し、知らなかったけど」
エルフB「そうよね」
傭兵「それにね、平原のずっとずっと向こうには海が広がっててね、キラキラして凄く綺麗なの!」
傭兵「サラサラの布とかね、凄く複雑な模様の絨毯とかね、綺麗なものがたくさん向こうから来るんだよ!」
エルフB「……」
エルフA「……」
傭兵「どうしたの?」
エルフB「え? う、ううん、別に」
エルフA「も、もう行きましょ!」
傭兵「うん! またね!」
43:
傭兵「ただいま! あのね、今日はエルフちゃんとたくさんお話したよ!」
仲間A「……」
仲間B「おい、誰か何か言えよ」
仲間C「お前が言えよ」
仲間D「お、お疲れ様っす」
仲間E「故郷に残してきた母ちゃん、元気にしてるかな」
傭兵「死にたい奴からかかってこい」
仲間A「じょ、冗談っすよ!」
仲間B「隊長も疲れてるんすよね!」
傭兵「わかりゃーいんだよ、わかりゃあ」
44:
傭兵「つーわけで、花飾りをプレゼントして外の世界に興味を持たせて来たぜ」
仲間B「地味っすね」
仲間C「誰かポーカーしようぜ」
仲間D「俺やるー。親はお前な」
仲間C「お前すぐイカサマするじゃねえか!」
仲間E「お前ら、隊長が切れる前にやめろ」
傭兵「……」
仲間A「そ、それで、次はどうするんすか?」
仲間E「確かにエルフは旨味も大きいですが、時間を掛け過ぎるくらいならそこらの村を襲った方が楽ですよ」
傭兵「わかってる、俺も馬鹿じゃねえ。そろそろ>>47するさ」
47:
エルフ村に帰化
49:
傭兵「わかってる、俺も馬鹿じゃねえ。そろそろエルフ村に帰化するさ」
仲間A「え?」
仲間B「え?」
仲間C「え?」
仲間D「え?」
仲間E「え?」
53:
傭兵「もうさ、正直馬鹿らしくなっちまったんだよ。傭兵家業も廃業にしようと思ってな」
仲間A「そ、そんな! それじゃあ俺達はこれからどうすればいいんすか!」
仲間B「隊長がいなくなったら俺らなんて……いや、別に大丈夫な気も……」
仲間C「俺も傭兵やめようかなー。正直あんまり向いてない気がしてたんだよな」
仲間D「おら田舎さ帰って畑耕すべ」
仲間E「母ちゃんに会いに行く事にするよ」
傭兵「それじゃあ、本日をもって傭兵団を解散とする!」
56:
傭兵「エルフちゃーん! あのね、僕ね、これからはずっと……」 グサッ
傭兵「……あ、れ……」 バタッ
エルフC「……まったく、人間なんかに惑わされるなんて」
エルフD「若い連中には困ったものだな」
エルフC「どんな話を聞いたか知らないけれど、外の世界には私達を狙うケダモノが溢れ返っているっていうのに」
エルフD「どうせあれもその手の輩だろう」
エルフC「ええ。あの子達には二度と過ちを犯さないようによく言って聞かせないと」
傭兵「あ……あ……ぁ……ぁ……」 
傭兵「ぁ……」
傭兵「……」
57:
幼エルフ「あの」
エルフB「……ん、何?」
幼エルフ「何してるんですか?」
エルフB「お祈り」
幼エルフ「それ、お墓、ですか?」
エルフB「そっ。私達の同胞のね」
幼エルフ「じゃあ、なんでこんな森のはずれに……?」
エルフB「……良かったらさ、一緒に祈ってくれるない? きっとそうした方がこの子も喜ぶからさ」
幼エルフ「えと。……はい」
エルフB「同胞に安らかな眠りのあらんことを」
おーわり
67:
傭兵「エルフの集落襲うぞ」
仲間A「マジすか」
傭兵「あ? 俺が冗談言ってるように見えるか?」
仲間B「でもエルフやばいっすよ。森に隠れて矢とか撃って来ますし」
仲間C「魔法とか使ってくるし」
仲間A「昔の仲間がエルフの集落襲って全滅したんすけど」
仲間D「いくら高くてもわりに合わないっすよ」
仲間E「勝算はあるんですか?」
傭兵「おう、エルフなんぞ>>69で余裕だぜ」
69:
真っ向勝負
72:
傭兵「おう、エルフなんぞ真っ向勝負で余裕だぜ」
仲間A「た、隊長? 俺の話聞いてたんすか?」
仲間B「だからエルフは弓とかめっちゃ上手いんですって!」
仲間C「魔法もめっちゃ使ってくるし!」
傭兵「ああ? てめえら何弱気になってんだ? 俺達は天下の傭兵様なんだぜ?」
仲間D「いやいやいやいや!」
仲間E「勝率はゼロに等しいですよ」
傭兵「お前ら……良い暮らしはしたくねえのか!」
傭兵「この博打にさえ勝てば、俺達は億万長者だ! 二度とゴミみたいな扱いをされる事もねえ!」
傭兵「ええ!? 今が命の賭け時ってもんじゃねえのか!?」
傭兵「戦いってのは勝つか負けるかの五分と五分だろうがよ? この絶好の機会をみすみす逃すのか、てめえらは!」
仲間A「お、おお」
仲間B「……もしかして俺達勝てるんじゃね?」
仲間C「よっしゃ、やってやるぞぉぉぉぉぉ!!」
73:
エルフB「私さ、ずっと不思議に思ってたんだけど」
エルフA「何かしら?」
エルフB「集落には結界が張ってあるじゃん?」
エルフA「そうね。侵入者避けの結界が張ってあるわね」
エルフB「なのになんで私らが偵察なんてしてるの?」
エルフA「人間にだって私達ほどじゃなくても魔法を使える者もいるでしょ?」
エルフB「なるほど、そういうのが悪さをしないように見張っておくのが私らの仕事ってわけね」
仲間A「た、隊長! ここはどこっすか!?」
仲間B「集落なんてどこにもないじゃないっすか!」
傭兵「うるせえ! 黙って探せ!」
エルフB「つまりああいうのは無視していいって事ね」
エルフA「そういう事よ」
75:
仲間A「結局、何も見つからなかったっすね……」
仲間B「疲れたっす……」
仲間C「はあ……」
傭兵「クソ……なんでだ……なんで何も見つからねえんだよ……」
仲間D「お疲れさまっす」
仲間E「ああ、やっぱり何も見つからなかったんですか」
傭兵「あん?」
仲間E「いや、エルフの魔法で結界でも張ってあるんじゃないかと思いまして」
傭兵「ああ、言われてみれば。……なら最初から言え!」
仲間E「うっかり言い忘れてまして。そういえば、以前知り合いの魔法使いに貰った結界破りの護符がここに」
傭兵「それも最初に渡せよ! てめえはアホか!」
仲間E「ついうっかり」
傭兵「よし。待て、慌てるな。今度はちゃんと作戦を練っていくぞ。……よし、>>78だ!」
78:
魔法の修業
82:
傭兵「よし。待て、慌てるな。今度はちゃんと作戦を練っていくぞ。……よし、魔法の修行だ!」
仲間A「んん?」
仲間B「しゅ、修行っすか?」
傭兵「おうよ。お前ら、よく考えてみやがれ。エルフの罠が結界だけだと思うか? 奴ら、もっと狡猾な罠をいくつも用意してるに違いねぇ」
傭兵「それも魔法の罠だ。魔法のマの字も分からねえ俺らにゃあ絶対に見抜けねえ」
傭兵「今この護符を握って行ってみろ、まんまとあの世行きってわけだ」
仲間C「な、なるほど! そこで魔法の修行っすね!」
仲間D「合理的! 天才的! さすが隊長!」
仲間E「……で、誰がその魔法を教えるんですか?」
傭兵「お前の知り合いの魔法使いっつったか、そいつを連れて来い」
仲間E「あー……その……実は俺がその魔法使いなんです」
傭兵「はあ?」
83:
傭兵「……つまりお前の実家が魔法使いの家系で、そこが嫌になって逃げだして傭兵になった、と?」
仲間E「まあ、そうなります」
仲間A「マジすか」
仲間B「マジかー」
仲間C「インテリジェンス漂ってるわー」
仲間D「どうでもよくね?」
傭兵「まあ、この際とやかく言いやしねぇ。むしろ好都合だ。おい」
仲間E「は、はい」
傭兵「俺達に魔法を教えろ!」
仲間E「は、はい!」
84:
傭兵「……」
仲間A「……」
仲間B「……」
仲間C「……」
仲間D「……」
仲間E「え、ええと、もう一回説明しますね」
仲間E「この世界には四大元素が存在しまして、それで」
傭兵「いや。だからその四大元素ってのは誰が決めたんだ?」
仲間A「神様とかじゃねえっすか?」
仲間B「いや、神様一人で決めたんじゃ不公平じゃねっすか?」
仲間C「会議っすかね?」
仲間D「四大元素って少なくないっすか?」
仲間E「……」
86:
仲間E「あ、あの」
傭兵「ん? なんだ、早く魔法を教えてくれよ」
仲間E「俺が魔法使えるわけですし、魔法の罠を見破れるように前衛に俺が入ればいいんじゃないですか?」
仲間A「それだ」
仲間B「俺もそう思ってた」
仲間C「ナイスインテリ」
仲間D「それで行こうぜ」
傭兵「よし。今度こそエルフの連中を捕まえるぞ!」
仲間E「……」
88:
エルフA「また同じ奴らが森をうろついてるわね」
エルフB「懲りないなー。どうせ中には入れないんだから諦めればいいのにね」
エルフA「……?」
エルフB「どうかしたー?」
エルフA「嘘、境界線を越えたわっ!」
エルフB「え、ええっ!?」
仲間E「ふう。無事に結界を通り抜けました」
傭兵「やるじゃねえか」
仲間A「で、でもエルフの連中がいつ襲ってくるかと思うと……」
傭兵「馬鹿野郎、好都合じゃねえか。逆にぶちのめして捕まえて売り飛ばしてやりゃいいんだよ」
仲間B「そうそう、ビビりすぎっ……」 ザシュッ
仲間B「ひっ!?」
エルフB「引き返せ! 次は当てるぞ!」
エルフB(エルフAが仲間を呼んでくる間、ここで足止めしておかないと!)
89:
仲間B「ど、どうするんすか、隊長! このままじゃ俺達、いい的っすよ!?」
仲間C「い、嫌だ、死にたくない!」
仲間D「こんな事ならおら田舎で畑耕してれば良かっただっ!」
傭兵「落ち着きやがれ! いいか、こういう時こそ冷静になんだよ! >>92だ、>>92しろ!」
92:
猫を盾に
95:
傭兵「落ち着きやがれ! いいか、こういう時こそ冷静になんだよ! 猫を盾にしろ!」
仲間A「よ、よし!」 ガシッ
猫「にゃああああっ!?」
仲間B「俺も!」 ニャー
仲間C「俺もだ!」 ニャー
仲間D「よし!」 ニャー
仲間E「……」
仲間A「おい馬鹿、死にたいのか!? 早く猫を盾にしろ!」
仲間E「え……あの……でも……」
仲間B「くっ! 仕方ない、俺の猫を使え!」 ニャー
仲間C「お、おい、お前はどうするんだ!?」
仲間B「なぁに、平気さ。こう見えて俺は運だけは良いんだ」
仲間E(うちの傭兵団ってこんなに馬鹿ばっかりだったっけ……)
エルフB「くっ、猫を盾にするなんて卑怯だぞ! これでは攻撃できないじゃないか!」
仲間E(向こうも馬鹿だった)
97:
傭兵「……」 ジリジリ
仲間A「……」 ジリジリ
エルフB「く……っ」
傭兵「どうした、撃って来ないのか? ええ? ならこっちから行くぞ!」
エルフB「ここは、逃げっ」
傭兵「おらぁ!」 ブンッ
エルフB「きゃあっ!?」
傭兵「とっ、せっかくのエルフだ、生け捕りにしておかなくちゃあな」 ガシッ
エルフB「くっ、放せ! この、汚れた人間がっ!」
仲間E「あ、あの」
傭兵「あん?」
仲間E「せっかくエルフを生け捕りにできたんですし、このエルフを利用して他のエルフを捕まえてはどうでしょう?」
傭兵「なるほど、そりゃあ名案だな。……よし、いい考えが浮かんだぜ。>>100だ」
100:
やっぱりそのまま帰る
102:
傭兵「なるほど、そりゃあ名案だな。……よし、いい考えが浮かんだぜ。やっぱりそのまま帰るぜ」
仲間A「え?」
仲間B「え?」
仲間C「え?」
仲間D「え?」
仲間E「え?」
エルフB「え?」
104:
傭兵「確かにエルフを売り捌いて大金持ちになるってのは夢のある話だがよ」
傭兵「俺は気付いたんだ。俺はもう、とっくに掛け替えのねえ大切なもんを手に入れてたってよ」
傭兵「それは……仲間っていうこの世に二つとねえ宝物だぜ」
仲間A「た、隊長!」
仲間B「俺、隊長に一生……は無理ですけど、なんとなく付いていくっす!」
仲間C「やっぱり俺達の隊長は最高だぜ!」
仲間D「やれやれ、隊長には俺が付いててやらないとな!」
仲間E「……はあ」
傭兵「よし、お前ら付いて来い! 次の戦場が俺達を呼んでるぜ!」
エルフA「はあ、はあ、はあ……エルフB、無事!?」
エルフB「……」
エルフC「人間は何処!?」
エルフD「辺りに気配はないようだが。できればここで殺しておきたいものだが……」
エルフA「しっかりしなさい! 何があったの!?」
エルフB「……人間って、ほんと馬鹿」
105:
仲間A「いやー、しかし今日は疲れたっすねー」
仲間B「そうっすねー。俺とっとと寝るっす」
仲間C「俺は酒かっくらってくるっす」
仲間D「あれ、仲間Eは?」
仲間E(ふう、まさかエルフの集落を襲う事になるなんて)
仲間E「同族狩りは、ちょっとなぁ」
仲間E「……ん、ちょっと匂うかも」
仲間E「たまには元の姿に戻って水浴びでもしようかな……」
「……ん」 パシャッ
エルフ「はあ、気持ち良いですね」
傭兵「あ」
エルフ「あ」
傭兵「おい、そこでエルフ捕まえたぞ!」
仲間A「隊長さすがっす!」
10

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