阿笠「出来たぞ新一!光彦君のみが押せる改良五億年スイッチじゃ!」back

阿笠「出来たぞ新一!光彦君のみが押せる改良五億年スイッチじゃ!」


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1:
コナン「まじかよ博士!ところで五億年スイッチってなんなんだ?」
阿笠「五億年スイッチは押したら百万円が出てくる夢のスイッチじゃよ」
阿笠「しかしスイッチを押した瞬間に精神世界では五億年という果てしなく長い時を過ごす事になるんじゃ」
コナン「五億年も?気が狂うじゃねえか」
阿笠「そこで光彦君のみが押せるようにしたんじゃよ」
コナン「さすが博士!それなら安心だな!じゃあ早押させてくるぜ!」
阿笠「あ、待て!新一!…行ってしまったか」
2:
灰原「あら、工藤君は行ってしまったの?」
阿笠「そのようじゃ。しかもあの五億年ボタンを持って行ったんじゃ!」
灰原「光彦君だけが押せるんでしょ?なら心配はないじゃない。何を慌ててるの?」
阿笠「あれはワシが改良した五億年ボタンでの。普通の五億年ボタンとは違うのじゃ」
ー学校ー
コナン「お前らおはよう!」
歩美「あ、コナン君おはよう!今日はなんのボタンなの?」
うなぎ「うな重が無限に出てくるスイッチは出来たのか?」
コナン「ああ、今日は100万円が無限に出てくるスイッチらしいぞ!」
5:
灰原「改良?五億年経たなくても100万円が出てくるボタンにでもしたの?」
阿笠「違うんじゃ。そんな生易しいものではない」
灰原「光彦君以外にも押せるようになったとか?」
阿笠「実は…」
光彦「あ、コナン君おはようございます!今日はなんのボタンを持って来たんですか?」
コナン「お、光彦!実は今日はお前しか押せないボタンがあるんだ!」
光彦「ヘぇ?、どんなボタンなんですか?」
コナン「無限にお金が出てくるボタンなんだ!」
7:
阿笠「ああ、口に出すのも恐ろしいんじゃ!とにかく早くボタンを押すのを止めに行かなければ!」
灰原「あ、博士!ちょっと…」
灰原「馬鹿ね。わざわざ止めに行かなくてもここに光彦君が爆散するスイッチがあるというのに」
灰原「一体どんな機能を付けたのかしら…ん?これは改良五億年ボタンの説明書?」
光彦「それは凄いですね!早押しましょう!」
コナン「ああ、光彦!早10回位連打してくれ!」
うなぎ「100万円が出てくるボタンが10回…うな重何個食えんだ?」
歩美「これで私援交しなくてもお金が沢山入ってくるんだ!」
11:
灰原「なになに…え?」
灰原「何それこんなボタンを博士は作ったの!?人類全体に関わることじゃない!」
灰原「早くこのボタンを押さないと!」
灰原「爆散だけじゃ生温い!光彦君の存在が消滅するボタンは?ボタンはどこ!?」
コナン「早く押せよ光彦!皆待ってんだからよ!」
歩美「化粧品沢山買って?カチューシャも良いの買おう!」
うなぎ「うな重!うな重!うなぎ!」
光彦「じゃあ押しますね!せ?のっ!」ポチッ
阿笠「やめるんじゃあああああああああああああああああああああああああああああ………」
12:
灰原「……………」
コナン「……………」
歩美「……………」
うなぎ「……………」
阿笠「……………」
ウィーンカションパカッ
光彦「おお!本当に百万円が出て来ましたよ!みてくださいコナン君…?どうしたんですか?」
白鳥「……………」
うなぎの父「……………」
ジン「……………」
ウォッカ「……………」
小五郎「……………」
LAN「…………」
14:
阿笠「…間に合わ…なかったか…」
コナン「博士…どういうことだよ…」
歩美「…やっと戻って来れたの…?あれから何年経ったのよ…」
うなぎ「………」
光彦「え?一体どうしたんですか?戻って来れたって一体なんなんです?」
阿笠「五億年の時を経て説明しよう…このボタンはな」
阿笠「光彦君以外が押せない、五億年ボタンなんじゃが」
阿笠「五億年を経験するのはわしら人類の方なんじゃ」
23:
阿笠「しかも記憶継承付きでの…すまんかった…」
阿笠「こんな…発明をしてしまって…」
阿笠「五億年前からずっと後悔しておるよ…」
コナン「怒る気力もねえよ博士…」
コナン「もう五億年の間にすっかり怒りの感情も風化してしまった」
コナン「博士…一緒に世界に謝ろう…決して許されることじゃないかもしれないけど…」
光彦「え…皆さん本当にどうしたんですか…?僕をからかってるのですか?」
歩美「…あはは……あははは…」
うなぎ「…なんて事だよ…くそっ…」
25:
灰原「……長かったわ。あの時ボタンを押せなかった事悔やんでも悔やみきれない…」
灰原「あれから五億年。皆も…いえ、人類全体が五億年の時を経て」
灰原「今ここに戻って来たのね」
灰原「光彦君はもうこの世界についていけない。この存在が消滅するボタンを押してあげるのが一番と気づいたのが約1億5千年前」ポチッ
灰原「さぁ、四億九千九百年前に思いついたアポトキシン9999の発明から始めましょうか」
灰原「五億年経ってるけれど工藤君はまだ元に戻りたいと思ってるのかしら」
コナン「博士…謝るんだ…俺らも一緒に謝るからよ…」
博士「ワシは…ワシはとんでもないことを…うぅ…」
歩美「あははは!あはははははははははは!」
うなぎ「やっと…俺は心理に辿り着いたんだ」
うなぎ「うなぎなんてただの魚類に過ぎない」
32:
あれから約一年経った
ボタンを作った博士は世界中の人達の頭に博士の姿が映る装置を10分で作り
五億年という長い精神世界の中で考えていた約4日に渡る謝罪の言葉を並べた
その後博士は黒の組織と思われる人物に殺され
改良型五億年ボタンは破壊されていた
そして五億年経った俺らのその後は…
コナン「うなぎはどうしたんだ?」
灰原「うなぎは先日宇宙で手に入れたエイリアンの細胞を鰻に強制接着させて」
灰原「無限に鰻を生み出すことに成功したそうよ」
コナン「ああ、確か3億2千4百年前に気づいた方法だな。俺がうなぎを喜ばせようとしたんだけどな」
コナン「その気持ちすら1億8千6百年前に風化しちまったよ」
33:
コナン「歩美ちゃんは?」
灰原「…あの子は精神病院に通ってるわよ」
灰原「幼いあの子が五億年も経験するなんて精神が4億9千年前から既に壊れてたみたい」
灰原「世界中にそういう人達が溢れてるのよ」
灰原「それほど博士の犯した罪は重いの」
コナン「……博士は人類のためを思って…」
灰原「そうね。確かに人類の科学レベルは向上したわ」
灰原「でも無理よね。貴方の事だからそんなの4億3千9百年前に分かってるはず」
灰原「過ぎたことは仕方が無いの。残り短いけれど精一杯生きて行かなくちゃならないの」
3

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