サトシ「 ピカチュウを守備表示で召喚!」 後編back

サトシ「 ピカチュウを守備表示で召喚!」 後編


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8:
サトシ「 ドラゴンタイプ唯一の弱点を…ドラゴン使いに活用されてしまったのか…!」
カスミ「 サトシ…」
タケシ「 まずいぞ…ドラゴンタイプの唯一の弱点がドラゴン技ということは…」
ケンジ「 サトシに勝ち目はねぇな」
ワタル「フフフ、今更気づいても遅いわ」
ワタル「 俺はターン終了だ!」
カスミ「 またサトシのフィールドはがら空き…」
61:
タケシ「 だが大丈夫だ、サトシはこんなピンチを何度も乗り越えてきた!今回だって…」
サトシ「 もうダメだ…」
タケシ「 !?」
ケンジ「 サトシあきらめたwww」
サトシ「 こんなのもう逆転できないだろぉ…!」
サトシ「もう降…」
シゲル「バカヤロー、お前が勝負を諦めてんじゃねぇよ」
63:
サトシ「 シ、シゲル!?」
タケシ「 どうしたんだサトシ!?」
サトシ「 シゲルの声が聞こえる」
ケンジ「 そうか」
ケンジ「 カスミ救急車読んで」
シゲル「俺の声は皆には聞こえないぞ」
シゲル「俺は今お前の心の中に宿っている」
65:
サトシ「 何言って…?」
シゲル「ちょっと変われ」
サトシ「 え!?」
ドクンッ
シゲル「 へー、これがサトシの身体かぁー、軽いなぁ」
タケシ「 !?」
サトシ「 おい!」
シゲル「今のお前じゃいいカードは引けない、俺が変わりに戦ってやるドロー!」
68:
シゲル「いいカードを引いたぜ!」
シゲル「アイテムカード、ゴールドスプレーを発動!」
ゴールドスプレー:3ターンの間お互いに戦闘を行えない
ワタル「 ちっ、そんなカードを持っていやがったか」
ケンジ「 ふん、また時間稼ぎか」
シゲル「そしてプリンを守備表示で召喚」
プリン 守備力1600
シゲル「ターンエンドだ!」
71:
ワタル「 俺のターン、ドロー」
ワタル「 コイキングを生け贄にプテラを召喚」
プテラ 攻撃力2100
ワタル「 ターン終了」
ワタル「 フフフ、3ターンなぞあっという間だぞ」
73:
シゲル「俺のターン、ドロー!」
シゲル「おっ、手札増強カードじゃん」
シゲル「イベントカード、マサキの施しを発動!」  
マサキの施し
3枚引いて2枚捨てる
シゲル「 3枚引いてと…、おっこのカードは!」
サトシ「 ああ、お前のデッキにあったカードだ、使い方分からないんだよなぁそれ…」
77:
シゲル「そうか…まあ無理は無いわな」
サトシ「 教えてくれよ、使い方」
シゲル「ばーか、戦いを放棄してる奴に教えて何になるんだよ」
サトシ「 うっ…!」
シゲル「そして2枚捨てるっと」
サトシ「 ああ、なんで俺の切り札捨てちまうんだよ!」
81:
シゲル「そしてこのカードを発動するぜ、技カードものまね」
ものまね:相手の墓地の技カードを1枚盗む
シゲル「これで俺はワタルのりゅうせいぐんを貰う!」
サトシ「 あ、バカ!それは使えな…」
シゲル「だから馬鹿はお前だ。お前やっぱり負けを諦めてねぇじゃねぇか」
サトシ「 …!」
シゲル「そろそろ交代すっか」
サトシ「 シゲル…ありがとう」
85:
タケシ「 サトシの奴だいぶ錯乱してるようだ…」
ケンジ「 おい、カスミ、救急車呼べって言ったろ」
サトシ「 みんな、もう心配いらないぜ!」
カスミ「 サトシ!」
サトシ「 げんきのかたまり…そうか、グリーンの奴これを引いてたのか」
/> げんきのかたまり:自分の墓地のポケモン一体を特殊召喚する
87:
サトシ「 これでメタモンを復活させれば…」
ワタル「 フフフ、やらかしたようだな」
サトシ「 なに!?」
ワタル「 りゅうせいぐんを奪ったということは、俺のカイリューを奪うかコピーするかと言ったところだろう。貴様がカイリューを持っている訳ないしな」
サトシ「 うっ!」
ワタル「 だがそれは失敗だったな」
91:
ワタル「 りゅうせいぐんは他人のカイリューやコピーでは発動できん」
サトシ「 なんだって!?」
ワタル「 りゅうせいぐんはカードとデュエリストとの間に本物の絆が無ければ使うことの出来ない究極技」
ワタル「 貴様が発動するのは100パーセント不可能だ!」
タケシ「 そんなぁ…」
ケンジ「 ハッハッハ」
94:
サトシ「 なんだって!?おいシゲル!駄目じゃないか」
シゲル「…」
サトシ「 くそっ、ターンエンドだ」
ワタル「 フハハハ、俺のターン」
ワタル「 ミニリュウを召喚、更にカイリューに竜の牙を装備」
ワタル「 ターン終了」
96:
サトシ「 俺のターン、ドロー」
サトシ「 くそっ、せっかくのチャンスも生かせないのか…」
サトシ「 いや、諦めるわけにはいかない!さっきシゲルに言われたばかりだ」
シゲル「サトシ…、最後にお前に一つヒントをやるよ」
サトシ「 !?」
シゲル「見えるんだけど見えないもの」
サトシ「 え…?」
99:
サトシ「 見えるんだけど見えないもの…?」
サトシ「 なんなんだ…?」
サトシ「… 待てよ、ヒントをくれるってことはシゲルは何か策を思いついてるんだ」
サトシ「シゲルの行動を思い出してみよう…」
サトシ「 …」
サトシ「 …そうか!」
101:
ワタル「 おい、早くしてくれないか、こっちは眠いんだ」
ケンジ「 そーだそーだ、もう何時だと思ってんだ」
サトシ「 ああ、ごめん。でももう大丈夫だ」
ワタル「 降参する決心が着いたか」
サトシ「 アイテムカードげんきのかたまりを発動!」
104:
サトシ「 リザードンを特殊召喚!」
リザードン 攻撃力2500
タケシ「 サトシの切り札だ!」
カスミ「 でもなんで墓地に?」
サトシ「 シゲルが捨てたんだ」
サトシ「 シゲルが俺の切り札を捨てたのには何か理由があったはずだ!」
108:
サトシ「捨てた理由は元気のかたまりで復活させるため」
サトシ「 そしてもう一つ気になったのが、このカード」
サトシ「 俺が使い方の分からなかったカードだ」
サトシ「 このカードを捨てずに残したということは、このカードは使えるということだ」
サトシ「 そして奪ったりゅうせいぐん、シゲル程の男がこのカードの発動条件を知らない訳がない」
111:
ワタル「 な、何を言ってるんだこいつは…!」
サトシ「 いくぜ、アイテムカードを発動!」
サトシ「 メガストーン!」
メガストーン:特定のポケモンのみ使える
タケシ「 なんだあのカードは?」
サトシ「 リザードンのすがたが変わった!?」
メガリザードンX 攻撃力2800
115:
ワタル「 ふ、フッ…、姿が変わって攻撃力がちょっと上がったからなんだと言うのだ」
サトシ「 これは…」
サトシ「 …いける!」
ワタル「 !?」
サトシ「 リザードンにりゅうせいぐんを発動!」
ワタル「 バカな!?それが使えるのはカイリューだけだ…!!」
サトシ「 違う…確かに今まで製造されたドラゴンタイプは3種類だけかもしれないが…」
サトシ「 進化したポケモンなら話は別だ!メガリザードンは見えるけど、メガリザードンのカードは見えない…つまり製造されていないんだ!」
124:
ワタル「 な、なんだと…!?」
サトシ「 いけええええ!メガリザードン、りゅうせいぐうううん!」
ワタル「 あああああ…」
メガリザードンX攻撃力9600vsカイリュー攻撃力3500
カイリュー、プテラ、ミニリュウが破壊された! 
ワタルHP4000→0
ワタル「 ギィィィヤアアアア!!!」
サトシ「 ふう…」
131:
サトシ「 勝ったぜ!」
シゲル「ふっ、これで俺も成仏できるな…」  
タケシ「 さすがサトシだ」
カスミ「 おめでとー!」
ワタル「 く、くそ。覚えてろ」
タケシ「 あ、逃げた」
142:
サトシ「 あれ、ところでケンジは?」
タケシ「 そういや見ないな」
ケンジ「 たすけてくれー!」
サトシ「 !?」
ロケット団員「 この男は預かった、返して欲しければシルフカンパニーへ来い」
ロケット団員 「 さらば」
タケシ「 あっ待て!」
サトシ「 ロケット団…シルフカンパニー…」
サトシ「 …」
サトシ「 ケンジだし、いっか」
タケシ&カスミ 「 うん」

143:

14

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