神峰「邑楽先輩、一緒にケーキ食いに行きませんか?」邑楽「!?」back

神峰「邑楽先輩、一緒にケーキ食いに行きませんか?」邑楽「!?」


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1:
神峰「はぁ……」
刻阪「どうした、神峰?」
神峰「いや、最近駅前にケーキバイキングの店できただろ?」
刻阪「そう言えばお前甘党だっけ。行くのか?」
神峰「行きてェ……ん、だけど……男一人でそういう店行くと……」
刻阪「ああ、周りの視線が……」
神峰「視線、つーか……」
神峰「心が……」
刻阪「ああー……」
2:
神峰「『お前なんでここに居るの?』的な心をいっぱい向けられると、もうケーキどころじゃ……」
ガクガク
刻阪「そ、そうか、大変だな」
神峰「だから、残念だけど諦めるしか……」
音羽「話は聞かせてもらったぞ」
ニュルンベルク
神峰「音羽先輩!?」
3:
音羽「要するにケーキ屋に男一人だと入りづらいという話だろう?」
神峰「え、ええ、まあ」
音羽「だったら話は簡単だ。女子を誘えばいい」
神峰「あっ!」
音羽「そうすれば女子の付き添いのように見えるから問題ないだろう」
神峰「なるほど。でも、女子か……付き添ってくれるような人いるかな」
刻阪「モコはダメだぞ」
刻阪「モコはダメだぞ」
神峰「刻阪、分かった。分かったから」
4:
音羽「普段世話になっている女子に、お礼がてら誘えばいいんじゃないか?」
神峰「なるほど。流石音羽先輩、名案ス!普段お世話になってるっていうと……」
神峰「やっぱり邑楽先輩ッスかね。ピアノ教えてもらってるし」
音羽「善は急げだ、さっそく誘って来い。日にちは今度の日曜あたりがいいと思うぞ」
刻阪「……ん?」
神峰「分かりました!音羽先輩あざす!」
タタタッ……ガラッ、バタン
音羽「……<●><●>ニヤッ」
パカーン
5:
邑楽派A「メグ先輩、今度の日曜に最近駅前にできたケーキバイキングの店一緒に行きませんか?」
邑楽「ごめん、日曜は忍と映画観にいく約束だから」
邑楽派B「えー、いいんですかァ?」
邑楽「いいって……何が?」
邑楽派C「休日に他の男子と遊びに行くなんて……」
邑楽派B「神峰が怒っちゃいますよ?」
ニヤニヤ<●><●>ニヤニヤ<●><●>
6:
邑楽「な、なんで神峰の名前が出てくんのよ!」
邑楽派A「だって……ねー♪」
『ねー♪』
邑楽「は、はぁ?……意味分かんない」
邑楽(でも、そっか……忍と映画観に行くって知ったら、神峰のヤツ……)
邑楽(……ちょっとくらいは、意識してくれるかな)
邑楽(……いや、ないか)
8:
ガラッ
神峰「邑楽先輩、ちょっといいッスか?」
邑楽「はいぃい!?」
神峰「ヒッ!?す、すみません!」
邑楽(何よもう、アンタの事考えてる時にいきなりやってくるから、ビックリしたじゃない……!)
邑楽「べ、別に大丈夫だけど、なにか用でもあるの?」
神峰「は、はい……」
神峰「今度の日曜、オレと一緒にケーキ食いに行ってくれませんか?」
邑楽「!!?」
9:
かくかくしかじか
神峰「ってことで……邑楽先輩がよければ、スけど……」
邑楽「そ、そう……なるほどね、うん。別に日曜は空いてるからいいけど。ケーキ普通に好きだし」
邑楽派A「えっ」
神峰「良かった。じゃあ、そういうことで、よろしくッス!」
邑楽「ん……」
タタタッ……ガラッ、バタン
邑楽「……ミ゙ャー!!」
パカーン!!
10:
邑楽(な、何よ!なんなの一体!神峰のやつ……)
邑楽(い、いきなり、あんな……ふ、二人でケーキなんて……)
邑楽(まるで……デ、デ、デ……)
邑楽派A「デート。ですね、メグ先輩!」
邑楽「は、はぁ!?い、意味分かんないし。ただお礼がしたいって言うから、断るのもアレかなって……」
ガラッ
御器谷「恵、ちょっといい?今度の日曜なんだけど……」
邑楽「死ね!!!」
御器谷「えっ!!?」
11:
音羽「……と、言う事になっているが、お前ら、日曜は空いてるか?」
打樋「ブルアワハハハハ!!やりやがったな音羽ァ!」
御器谷「さっき恵に予定キャンセルされたときは心が折れそうになったけど、そういう事だったんだね……」
はらはらはらはら
刻阪「普通に皆に話すんですね……と言うか、音羽先輩、まさか当日覗きに行く気ですか?」
音羽「愚問を吐くなよ。こんな面白い事オレが放っておくと思うのか?」
打樋「オレも行くぞコノヤロー!」
13:
御器谷「ボクも行くよ!恵が心配だからね」
花澄「わたしも行くよぉ、面白そうだからー」
木戸「みんなが行くならあたしも行こうかな」
刻阪「ちょ、ちょっと、みなさんまで……」
音羽「なんだ刻阪、お前は行かないつもりなのか?」
刻阪「もちろん行きますよ」
歌林「と、刻阪君が行くならあたしもゴニョゴニョ」
奏馬「……大勢で集まって、一体なんの話をしてるんだい?」
『あっ』
14:
奏馬「まったく……そんな事を計画していたのか」
『……』
奏馬「せっかくの二人の仲が進展するかも知れないチャンスなんだ」
奏馬「……茶化すような事はせずに、そっとしておくべきじゃないのかな?」
刻阪「わ……わかってます!でも!」
奏馬「わかってるならいいんだ」
『!?』
奏馬「オレも一緒に行こう!」
『そ……奏馬が、デバガ……メ!!?』
16:
奏馬「……光陰矢の如しだな……もう当日か」
音羽「全員そろったな。それじゃあ神峰達よりも先にケーキ屋に行って張るぞ」
刻阪「そういえば、時間とかどうやって調べたんですか?」
御器谷「映画の約束キャンセルしたことを会話のタネに、それとなく聞き出したよ」
木戸「ああ、なるほど……因みにどんな映画観にいく予定だったの?」
御器谷「プリ○ラ」
打樋「プリキュアですらねえのかよ!」
18:
音羽「……よし、着いたぞ」
歌林「へぇ、結構よさそうなお店じゃない」
御器谷「ああ……確かにこういう所男一人じゃ入りにくいよね」
打樋「俺はべつに気にならねえぞウシャア」
刻阪「そりゃ打樋先輩は……」
奏馬「……ところで音羽、今日がカップルデーなのも計算のうちなのか?」
音羽「<●><●>」
20:
打樋「神峰がケーキ屋の事を話題に出す事を計算して既に調査済みだった!?」
御器谷「冷やかしのレベルを微塵も落とさず、平然と!!」
刻阪「天才……いや、化け物か……!!」
音羽「男女ふたり一組になれば2割引になるぞ。節約したいやつはペアを作れ」
木戸「まあ安くあがるなら……」
花澄「わたしもー。誰かペアになってー」
歌林「ととと刻阪くんももももし良かったらあたしとあたしとカップルカップルカップル」
音羽「ついでにペア決めにモメる事を想定してあらかじめくじを作っておいた」
歌林「音羽準備いいわね!!」
21:
歌林「……で、何でこうなんのよ!!」
打樋「オ!?何か文句あっかオ!?」
木戸「そう言えばケーキとか久しぶりかも」
奏馬「俺はこういう店で食べるのは初めてだな……」
花澄「よーしペアも決まったし行こっかー。ゴゥゴーゥ!」
刻阪「先輩引っ張らないでください」
御器谷「おかしいと思ったんだ!男5女3じゃきれいにペアにならないじゃないかって!」
音羽「さっさと行くぞミキティ」
22:
奏馬「よし、全員無事に入店できたな」
御器谷「そうだよねくるみを割れないくるみ割り人形みたいな粗大ゴミ同然のボクのことなんて人間あつかいしてもらっただけでもありがたいと思わなきゃねウフフフ」
刻阪「後は神峰が来るまで待つだけですね」
音羽「入店客には常に気を配るようにして、来た事を見逃さないように……」
木戸「あたしが鳥瞰で店内全体を見張っておくから、みんなは普通にケーキ食べてていいよ」
打樋「流石だな……」
奏馬「木戸はコンサートマスターの資質があるからな……」
花澄「それじゃあわたしがみやびんの分のケーキも持ってきてあげるよぉ」
木戸「ありがとうカスミン、お願いね」
23:
タッタッタッタッ……
神峰「……おはようございます邑楽先輩。待ちましたか?」
邑楽「ううん、今来たところだから……それじゃ、行きましょ」
邑楽(ミ゙ャー!!ミ゙ャー!!何今のやりとり!まるで恋人同士みたいじゃない!)
神峰(先輩の心……スッゲェ嬉しそうだけどなんか妙にソワソワしてるな……)
神峰(ハッ!もしかして、邑楽先輩って……)
神峰(……甘党!?)
24:
神峰(女の子は甘いものが好きだって言うからな……うんうん)
神峰(妙にソワソワしてるのもすごく嬉しいからってことだな……)
神峰「邑楽先輩」
邑楽「な、何?」
神峰「オレ、先輩を誘ってよかったッス」
邑楽「はぁ!?」
神峰(そんなに喜んでくれたなら、誘ったかいがあった)
神峰(邑楽先輩が全然喋らなくなっちまった……機嫌を損ねたわけじゃなさそうだけど)
邑楽(神峰のやつなんのつもりであんなこと……あんなこと……)
25:
久住「……ふぅ、これで買い物は終わりっと」
久住「何か時間が中途半端だなぁ……何か食べて帰ろうかな……ん?」
神峰「―――、――。――――」
久住「あの特徴的な髪型……あそこに居るのって、もしかして……」
タッタッタ……
神峰「……あっ、久住さん?」
久住「やっぱり!おはよう、神峰く……ん……」
邑楽「……!?」
久住「……と……邑楽、先輩」
26:
久住「あ、あれ?ええと……ど、どうして神峰くんと邑楽先輩が一緒にいるの?」
久住「それも……休日に、二人で」
邑楽「そ、それは!あの、その……」
神峰「ああ、これから二人で一緒にケーキ食いにいくんだよ」
邑楽「ちょっ!ちょっと神峰!」
久住「ふ、ふーん……そっか、そうなんだ……」
神峰(あれ……?久住さんの心……)
27:
バキッ、ベキッ、ズバッ
神峰(表面上は何でもない風に装ってるけど、スゲェ傷ついてる……何でだ?)
久住(……休日に二人っきりでケーキ食べに行くなんて……つまり、そういうことだよね)
久住(そっか……神峰くん、邑楽先輩と付き合ってたんだ……)
久住「……ジャマしてごめんね、それじゃっ!」
神峰(マズい……!よく分からねェけどこのまま行かせたら、久住さんの心に深い傷を残しちまうかも……!)
神峰「ま、待ってくれ、久住さん!」
神峰「良かったら久住さんも一緒に、ケーキ食わないか?」
邑楽「はああああああああああぁぁぁぁああぁぁ!!?」
28:
久住「?♪」
神峰(良かった……久住さんの心、もう傷ついてない)
神峰(やっぱり自分もケーキ食いに行きたかったけど、いきなり着いていったら迷惑かもって遠慮してたから、傷ついてたんだな)
神峰(なんてったって、女の子は甘いものが好きだって言うからな!)
キリリッ
久住(二人っきりにこだわらないって事は、私の早とちりだったんだね!良かったー!)
神峰(ただ、問題は……)
邑楽「ギリギリギリギリギリギリ」
神峰(邑楽先輩が何故か急に不機嫌になった)
29:
神峰(久住さんを嫌っている訳じゃねェ……それは分かる)
神峰(何故なら、邑楽先輩の怒りの心ははっきりとオレに向いているから……)
邑楽「ギリギリギリギリギリギリ」
神峰(オレ、何かしちまったのか……?)
邑楽(二人っきりだったのに他の女子誘うとか何考えてるの神峰神峰神峰)
神峰(うう……邑楽先輩の心が辛れェ……)
邑楽「ギリギリギリギリギリギリ」
30:
花澄「みやびーん、またケーキ持ってきたよぉ」
木戸「うーんカスミン、ちょっとお腹一杯になってきたからそろそろ……」
花澄「遠慮しなくていいよぉ」
木戸「いや、遠慮じゃなくて……あっ」
音羽「どうした木戸、来たのか?」
木戸「うん、来た。メグと神峰」
打樋「やっと来たかコノヤロー!」
木戸「……と、久住さん?」
『はぁっ!?』
31:
神峰「へぇ、今日カップルデーなんスね。男女二人なら2割引かぁ」
邑楽「そ、そうね……」
神峰「まあ俺達には関係ないッスけどね。3人ですし」
久住「そうだねぇ」
邑楽「そうね!!」
ゴウッ!
神峰「ヒィッ!?すみません!」
32:
歌林「本当に3人で来てる……」
刻阪「流石に擁護できないぞ神峰……」
木戸「ぶっとびー……」
音羽「ドアホウだとは思っていたがまさかこれほどとはな……期待以上に面白くしてくれる」
奏馬「いや面白がるなよ!」
御器谷「ごめんみんな、ちょっと神峰君をドバンしてくるね」
打樋「お、落ち着け御器谷ィ!」
木戸「あとカスミン、ケーキはホントもういいから」
花澄「遠慮しなくていいよぉ」
33:
カップルデーなのに…… ウシャアアア 男1女2……? ボンボンボン カップルデーなのに……
神峰(なんかイヤな心を向けられている気がする……あんまり周りを気にしないようにしよう)
久住「神峰くん、最初は何食べる?」
神峰「ミルフィーユとか食いたいな。あれ好きだ」
久住「ミルフィーユかぁ……美味しいけど、食べてるうちにぐちゃぐちゃになっちゃうんだよね」
神峰「そうか?俺はそんな風になったこと無いな」
久住「神峰くんそういうの食べるの得意そうかも」
邑楽(話しかけるタイミング見計らってたら先こされた)
しょぼん
34:
歌林「あーあーもう恵ったらなんで黙っちゃうのよ。もっとガッ!と行かないと」
刻阪「神峰も神峰ですよ。もっと邑楽先輩の乙女心を分かってあげないと」
奏馬「君達がそれを言うのか……」
御器谷「ねえやっぱりドバンしてきちゃダメかな?」
打樋「オイ!音羽も笑って見てねェで一緒に止めてくれ!」
音羽「オレはそっちの方が面白いと思ってる」
※彼らは全員訓練されたパートリーダー級の実力を持った奏者なので、意識を集中すれば騒がしい店内の中で特定の人物のみの会話を聞き取る程度は容易です
木戸「カスミン、ケーキはもういいからお茶持ってきてくれないかな?」
花澄「わかっとゎぁー」
35:
神峰「美味い!」
テーレッテレー
久住「こんなに美味しくて食べ放題っていいね。もっと取ってこよう」
神峰「オレも……」
邑楽「あっ、神峰、ちょっと待って」
神峰「なんですか、邑楽先輩?」
スッ……
36:
邑楽「……」
ちょい、ちょい
邑楽「……ほっぺにクリーム付いてた、から」
神峰「……」
ぽけー
邑楽「な、何よ。人の顔じっと見て」
神峰「いや、邑楽先輩って、何か……」
神峰「お姉ちゃんみたいッス!」
邑楽(姉……姉かぁ……)
37:
御器谷「良かったね神峰君、『お母さんみたい』って言ってたらドバンじゃ済まなかったよ」
打樋「そん時は流石にオレも止めねェな……」
木戸「カスミイイイイィィイィン!お茶って言ったのに何でメロンクリームソーダ持ってきちゃうのオオオォォ!?」
花澄「甘いケーキには甘い飲み物だよぉ」
木戸「しかもケーキまで!?これ全部私が食べるの!?」
花澄「遠慮しなくていいよぉ」
音羽「メロンクリームソーダ……!?そんな物もあるのか……」
38:
邑楽(もしも神峰が弟だったら……神峰からは、恵姉ちゃんとか、メグ姉ちゃんとか呼ばれて……)
邑楽(そして私は、気軽に名前で呼べて……)
邑楽(もちろん姉弟だから、一つ屋根の下で……着替えとか……お風呂とか……)
邑楽(……)
神峰「……邑楽先輩?なんか嬉しそうッスけど、どうかしたんですか?」
邑楽「はぁっ!?」
神峰(心もニヤニヤしてるし……)
41:
邑楽「別に、ケーキが美味しかっただけだし!?」
神峰「お皿カラッポッスけど……」
邑楽「今ちょうど食べ終わったの!ちょっと取ってくる!」
ガタッ、タタタッ
神峰「あっ、邑楽先輩……」
久住「神峰くん見てみて、こんなに持ってきちゃった……あれ、邑楽先輩どうかしたの?」
神峰(オレ、何かしたかな……?)
42:
邑楽(思わずお手洗いまで逃げてきちゃった……)
邑楽「はぁ……」
邑楽(神峰のやつ……私を誘っておきながら、別の女の子いきなり誘ったり……何がしたいのよ)
邑楽(正直、ちょと、期待してたのに……)
邑楽「……ホント、わかんない」
御器谷「……まったく。何をやっているんだい、恵」
邑楽「えっ、忍!?なんであんた……」
邑楽「……女子トイレ……に……?」
御器谷「男子の方に入ろうとしたら店員に止められたんだよ!引かないで!」
43:
御器谷「そんなことより!何をやってるんだい恵!」
御器谷「神峰君鈍感なんだから、もっと積極的にいかないとダメだよ!」
邑楽「そ、そんなこと言われても……こんなの初めてで、どうしたらいいのか分からないし……」
邑楽「なんか久住ともイイ感じになってるし……」
御器谷「だからって何もしなかったら本末転倒じゃないか!」
邑楽「でも、下手なことして嫌われたら……」
御器谷「大丈夫!」
御器谷「みんながいるから、大丈夫!」
邑楽「!?」
44:
邑楽「みんなが……」
御器谷「うん……だから勇気を出して、恵!」
邑楽「……ありがとう、忍。行って来る!」
タタタッ
御器谷「……」
御器谷(がんばれ、恵!)
グッ!
45:
邑楽(思い……出しちゃったじゃない)
邑楽(神峰が好きで、好きでたまらなくて)
邑楽(神峰の鈍感な所も、ちょっとヘタレなところも、ホントはすごく勇気があるところも……)
タタタ……ザッ
神峰「あっ、邑楽先輩……」
邑楽「神峰……」
邑楽(……大好き!)
46:
邑楽(可愛くなりたくて、可愛いと思われたくて……)
邑楽(ドキドキしながら……頑張ったことも――!!)
邑楽「神峰、その……っ」
神峰(邑楽先輩、もの凄い緊張と不安、そして強い決意をしている心だ……)
邑楽(緊張して、うまく声が出ない……でも、大丈夫!忍も言ってたじゃない)
邑楽(私には、みんなが……!)
邑楽(……ん?)
邑楽(みんなが……いる?)
邑楽「……はっ!?」
47:
邑楽(まさか……)
キョロキョロ
邑楽「……!!?」
音羽「<●><●>ニヤニヤ」
歌林「<●><●>ニヤニヤ」
打樋「<●><●>ニヤニヤ」
木戸「<●><●>ニヤニヤ」
奏馬「<●><●>ニヤニヤ」
花澄「<●><●>ニヤニヤ」
刻阪「<●><●>ニヤニヤ」
御器谷(恵、僕たちがついてるよ!だから……)
御器谷(……がんばれ!!)グッ!
邑楽「……出来るかああああああああああああああ!!!」
神峰「ウ、ウワー!邑楽先輩が何故かキレた!!」
久住「邑楽先輩、落ち着いてー!」
48:
歌林「まったくもう、二人とも何やってるんだか」
奏馬「まあいいじゃないか。これもまた青春だ」
打樋「奏馬ジジ臭ェぞ」
音羽「オレはまだ物足りないな。もっと面白くなって欲しいが」
御器谷「うーん神峰くんは明日ドバンかな」
刻阪「二人とも落ち着いてください」
木戸「カスミンちょっと、ホントもうちょっと、ムリだから、ケーキ食えないから」
花澄「でもちゃんと食べないとお胸が育たないよぉ?」
木戸「あ?」
49:
神峰「……それで邑楽先輩が何故かいきなりキレたけど、その後は普通にケーキ食って帰った」
刻阪「そうか」
刻阪(まあ見てたから知ってるけどね)
神峰「いやーあんなにケーキ食ったのスゲェ久しぶり!満足した!」
刻阪「良かったな」
神峰「でも今朝御器谷先輩に会った時何故かぶん殴られたんだけど」
刻阪「お前が悪い」
刻阪「お前が悪い」
神峰「!!?」
50:
神峰「それにしても、邑楽先輩には世話になりっぱなしだな」
刻阪「……そう思うんだったら、またお礼を兼ねてケーキでも食べに行ったらどうだ?」
神峰「行きてェ……ん、だけど……流石に金銭的にムリだ。実はもうジャンプを買う金も残ってねェんだ」
神峰「あーあ、来月までロクに漫画も読めずに過ごすのはちょっとキツいなー」
刻阪「だったら……これを試してみたらどうだ?」
スッ
神峰「なんだそれ、スマホ?」
51:
神峰「お、おおっ!?なんだこれスゲェ!ヘェー、スマホで漫画が読めるのかー」
刻阪「ああ。スマホで漫画がサクサク読める!スポーツのように熱く、ファンタジーのように劇的で、吹奏楽のように魅力的なスマホアプリ……」
刻阪「それが、【少年ジャンプ+】だ!!」
神峰「【少年ジャンプ+】!?これも少年ジャンプなのか……そう言えばジャンプで描いてる漫画家さんも居るな」
刻阪「そう。【少年ジャンプ+】は、ジャンプ人気作家の新作から人気作品の番外編、歴代ヒット作品まで、漫画ファンも納得の充実ラインナップなんだ!!」
神峰「【家庭教師ヒットマンREBORN!】の天野明先生の新作【エルドライブ【?lDLIVE】】に……おおっ!荒木飛呂彦先生の【ジョジョの奇妙な冒険】まで!」
神峰「他にも……【黒子のバスケ】の番外編や、【ハイキュー!!】のスピンオフ連載!?まであるのか!これは納得の充実ラインナップだぜ!」
52:
刻阪「さらに【ONE PIECE】や【ドラゴンボール】など歴代ヒット作品の復刻連載まで読む事ができるぞ」
刻阪「もちろん言うまでも無く、他の【少年ジャンプ+】オリジナルの連載作品も魅力的な漫画ばかりだ!」
神峰「ちょ、ちょっとまってくれよ刻阪。【少年ジャンプ+】が凄いのは分かったけどよ……」
神峰「さっきも言っただろ?俺もうジャンプを買う金も残ってねェって。こういうのって読むのに金がかかったりするもんだろ?ましてこんなに充実したラインナップなら結構お高いんじゃ……」
刻阪「はは、神峰、その心配は無用だ。何故なら……」
刻阪「【少年ジャンプ+】は30を超える連載作品(2015年5月現在)全てを“無料”で読む事ができるんだ!!」
53:
神峰「ええっ!?30を超える連載作品(2015年5月現在)全てを“無料”で読めるのか!!」
刻阪「ふっふっふ、驚くのはまだ早いぞ神峰……【少年ジャンプ+】の充実したラインナップは既に説明したが……」
刻阪「なんと、あの神海英雄先生の描く史上最高(私見)の吹奏楽漫画!!」
刻阪「【SOUL CATCHER(s)】が、今夏【少年ジャンプ+】に移籍することが決定した!!」
神峰「な、なんだってェー!!【「吹奏楽」はスポーツのように熱くファンタジーのように劇的!!】をキャッチコピーに……」
神峰「吹奏楽を画で大胆に、そして斬新に表現するまさしく唯一無二の吹奏楽漫画、神海英雄先生作の【SOUL CATCHER(s)】が!?」
刻阪「ああそうだ!以前は週間少年ジャンプ誌上で連載して、その後少年ジャンプネクストに舞台を移して連載を続けていたあの【SOUL CATCHER(s)】をまた毎週読む事ができるんだ!!」
56:
刻阪「【少年ジャンプ+】は他にも、週間少年ジャンプを電子書籍で購入して、読みたいときに最新号をすぐ読めたり……」
刻阪「連載中の人気作から歴代の大ヒット作まで、4500冊以上(2015年5月現在)のジャンプコミックスを電子書籍で購入できる便利なサービスもあるぞ」
神峰「今の俺にはあまり関係ねェけど、お小遣いに余裕が出たら是非利用したいな」
刻阪「神峰、それじゃあ……」
神峰「ああ、【少年ジャンプ+】今すぐダウンロードするぜ!漫画読みまくってやらァ!!」
刻阪「今SSを読んでいるみんなも、【少年ジャンプ+】是非利用してください!」
神峰「刻阪お前誰に向かって話しかけてるの!?」
オワリ
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