真「あー、完全に一人称変えるタイミング間違えたなあ」back

真「あー、完全に一人称変えるタイミング間違えたなあ」


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1:
真「今まであんまり何にも考えないでボクって言ってたけど……」
真「よく考えたら、いい加減に変かなあ」
真「それに、ボクなんて一人称全然可愛くないし……」
真「はあ、やっぱり高校入った時に変えておけばよかったなあ」
4:
真「……鏡、鏡と」
真「こんにちは!私、菊地真17才です!」
真「……」
真「へへ、アタイ、菊地真っていうんだ!よろしくね!」
真「……」
真「ウチ、菊地真っていうねん!よろしゅう!」
真「うーん……」
9:
真「わたくし、菊地真と申します、どうぞよしなに……」
真「って、これじゃ貴音さんじゃないか……」
真「自分、菊地真!なんくるないさー!」
真「……違うよ!物まねしてどうするんだ!」
真「そうじゃなくって……」
真「俺、真っていうんだ、よろしくね御嬢さん……」
真「だああ!もう!」
13:
真「だからそうじゃなくって……えーっと……」
真「もっと可愛く……」
真「あはっ、まこりんだよっ」
真「まこりんはー、まだぴっちぴちの17才なんだよっ!」
真「趣味はぬいぐるみを集めてることでー、好きなことは友達とおしゃべり!」
真「それでそれで、恋人はまだ募集中!」
14:
真「とにかく、今日はまこりんのライブに来てくれてどうもありがとう!」
真「それじゃ、みんなで行くよー」
真「せーのっ」
真「まっこまこりー……!」
 ドンドン
真一「うるさいぞ真!さっきから何やってるんだ!?」
15:
真「なんだよ父さん!今いいとこだったのに!」
真一「いいとこだかまこまこりんだか知らないけど、とにかく静かにしなさい」
真「ちぇっ、はーい」
真「……」
真「……っげ、とうさんボクのまこまこりん聞いてたのか」
真「……」
真「……はあ、ボク、かあ」
16:
真「私、菊地真って言います」
真「なーんて、ボクに似合わないのかなあ……」
真「……」
真「……何やってるんだ、うじうじして、僕らしくないじゃないか」
真「ちょっと体でも動かそうかな……」
18:
真「」ゴソゴソ
真一「真。こんな時間にどこかいくのか?」
真「うん、ちょっと走りに」
真一「そうか、気を付けて行けよ」
真「はーい」
19:
真「はっ、はっ……」タッタ
真(へへっ、やっぱり運動してると気持ちいなあ)
真(部屋でウジウジしてるより、よっぽど僕らしいや)
真(そうだよ、どうせいつまでもボクボクって言ってられないんだし)
真(思い立ったが吉日って言うもんね!)
真「よーし、燃えてきたあ!!」ダダダッ
21:
真「はあ、はあ……ただいまー」
真一「お帰り、遅かったな」
真「へへっ、ちょっと燃えちゃってさ」
真一「?そうか」
真「ねえ、父さん」
真一「なんだ?」
真「ボク……っとと、違う違う」
真「私、これからバンバン女らしくなっていくからね!」
真一「……は?」
22:
次の日
真「」ドキドキ
真「とは言っても、やっぱりちょっと緊張するなあ」
真「やっぱり、いきなりスカートは止めておいたほうが良かったかも……」
真「いや!気合いだ私!」
真「よーし……」
真「おはようございまーす!」
ガチャ
23:
春香「真、おはよう」
雪歩「真ちゃん、おはよう」
真「うん、おはよう……」
春香「あれ?珍しいね、今日はスカートなんだ」
真「!」
真「う、うん、そうなんだよね」
真「ど、どうかな?」
雪歩「うん、とっても似合ってると思うよ」
24:
真「ホント?よかったあ」
春香「あ、そうだ、ねえねえ真」
真「何?」
春香「今度、私と雪歩で遊びに行こうって言ってたんだけど……」
春香「真も来る?」
真「うん、いいよ、ボクも……」
真「あ、じゃなくて」
真「私も、行くね」
25:
春香「え?」
雪歩「私……?」
真(ど、どうしよ、やっぱり変だったかも……)
春香「……そっか!じゃあ、真も参加ってことで!」
雪歩「えへへ、楽しみだね!」
真「う、うん!私、も楽しみにしてるね!」
真(よ、よかったあ?、普通の反応だ……)
26:
春香「それじゃあ、今日どこに行くか決めちゃおうよ」
真「そうだね!」
雪歩「久しぶりだから、せっかくならちょっと遠出してみるのもいいかも……」
真「あ、それじゃあさ、私が遊園地いいな」
春香「いいね!」
ガヤガヤ
真(よーし、変じゃない変じゃない!)
真(これで、ちょっとは女らしくなったかな……?)
27:
その後……
真「伊織ー、私の鞄とってくれるー?」
伊織「ぎょっ!?」
真「……」ドキドキ
伊織「は、はい、これ……」
真「ありがと」
28:
亜美「まこちーん」
真「ん?何?」
真美「そりゃ!隙あり!」ガバッ
真「うわっ!びっくりしたあ……」
亜美「んっふっふ?、びっくりしたっしょ?まこちん」
真美「いえーい!大・成・……」
真「もう!亜美も真美も、私にイタズラするのやめてよ!」
真美「こう……?」
真「……どうしたの?」
亜美「い、いあ……」
真美「……な、なんでもないよ」
32:
真「でさ!私としてはもっとダンスにも注目してくれるような感じの見せ方を……」
律子「……」
真「せっかくステージで見てもらうんだから、歌だけじゃなくて見せ方も考えたいっていうか……」
律子「……」
真「そうだ!どうせなら、私が他のメンバーのバックダンサーでも……」
真「律子……?」
律子「い、いえ、真の言う通りだと思うわ」
真「へへ、そう?」
真「それじゃあさ、やっぱり私としては……」
律子「……そうね、どうしましょうか」
33:
あずさ「うふふ、真ちゃん、自分のこと私って呼ぶようにしたのね」
真「あ、そうなんですよ!」
真「へへ、どうですか?」
あずさ「ええ、とっても可愛らしいと思うわよ?」
真「ホントですか!?やったあ!」
あずさ「ふふ、それに、真ちゃん最近ちょっと女の子らしくなったみたい」
真「へへ、あずささんにそう言ってもらえると嬉しいなあ」
真「あ、あの、あずささん」
あずさ「なあに?真ちゃん」
真「私、変、じゃないですよね?」
あずさ「ええ、全然変じゃないわ、とっても可愛いわよ」
真「へへっ、そうですか、嬉しいです……」
34:
テレビ局、控え室
美希「ヘンなの」
真「な、なんだよ美希……」
美希「ミキ、真クンが私なんて全然に似合ってないって思うな」
真「そんなことないよ!」
真「他のみんなも、別にそんなこと言わなかったし……」
美希「うーん、でも、ミキは変だって思うな」
真「な、なんだよぅ……」
35:
美希「やっぱり、ミキは真クンはボクって言ってるほうがカッコいいって思うし」
真「だから、私は可愛くなりたくてやってるの!」
美希「それに、今日の収録はどうするの?」
真「え?どうするのって……」
美希「急にボクから私に呼び方変えたら、みんなびっくりしちゃうって思うな」
真「それは、そうかもしれないけど」
37:
真「で、でも、やっぱり私は可愛いアイドルになりたいわけだし……」
美希「ふーん、真クンがそうするって言うならミキは止めないけど」
美希「ハニーはこのこと知ってるの?」
真「……あっ」
美希「勝手に変えたら、ハニー怒るかもよ?」
真「うっ」
真「……い、いや!私はもう私で行くって決めたんだし」
真「今日の収録も私、で行くよ!」
39:
パチパチパチ…
MC「と、言うわけで、今日のゲストは765プロから菊地真ちゃんと星井美希ちゃんでーす」
真「よろしくお願いします!」
美希「あはっ、ミキだよー」
MC「いやー、最近ますます人気の2人に来てもらったわけだけど」
MC「美希ちゃんの方はもう、女子中高生のファッションリーダーって感じで!」
美希「ありがとうなの」
MC「真ちゃん……あ、くんの方がいいのかな?」
MC「真くんのは女性を中心に大人気みたいだねー」
真「は、はい……」
41:
MC「どうかな?同性のファンが多い、王子さまっていうのは?」
真「そ、そうですね……」
真「あ、あの……」ドキドキ
美希「……」
真「わ、私のことを応援してくれるのは、とっても嬉しいかなって……」
MC「わ、私?」
真「あはは……」
43:
……
美希「お疲れ様でしたー」
真「お疲れ様です……」
真「な、何だかずーっとギクシャクした収録だったよ……」
美希「驚いてたねー司会の人」
真「やっぱり、あの挨拶から変な感じに……」
真「……うう」
美希「……真くん?」
P「お疲れ様、真、美希」
44:
美希「あ、ハニー」
真「……プロデューサー」
P「お疲れ様、見てたよ、収録」
美希「いつ来たの?」
P「途中からな」
美希「じゃ、見てたんだね、収録」
P「ああ、見てたよ」
45:
P「真」
真「……は、はい」
P「……」
P「お疲れ様」
真「……!」
P「のど乾いただろ?ドリンク買ってきたよ」
真「あ、ありがとうございます……」
真「……あ、あの」
P「なんだ?」
真「怒らない、んですか……?」
46:
P「怒るって、何にだ?」
真「だから、その」
真「今日収録中に、私って言ってたから……」
P「……怒らないよ」
真「……」
P「真が自分で決めたんだろ?怒らないさ」
真「!」
47:
真「で、でも」
真「私、アイドルとしては王子様で売ってたわけだし」
真「それなのに、その王子様が私、なんて言ってたら……」
真「やっぱり、ダメなんじゃないかって……」
P「でも、真が決めたんだろ?」
真「……そうです」
P「それなら俺は怒れないよ、それは真自身の問題だ」
美希「……」
真「……そうですか」
P「それじゃ、2人とも今日はお疲れ様」
P「今日はもう仕事は無いから、ゆっくり休むんだぞ」
美希「うん、お仕事頑張ってね、ハニー」
真「お疲れ様です……」
50:
真「はあ、やっぱり不味かったのかな……」
美希「……」
美希「ね、真クン」
真「何?」
美希「真クンって、この後ヒマ?」
真「……暇だよ」
美希「じゃあ、ちょっとミキに付き合って欲しいな」
真「付き合う?」
美希「うん!これからミキと、デートしに行こ?」
61:
真「それで、デートって言ってもどこに行くの?」
美希「買い物だよ」
真「買い物って、また美希のエスコート?」
美希「あは、違うよ?」
美希「今日は、ミキが真クンをエスコートしてあげるの!」
真「ミキが私を?」
美希「うん、今日はミキが、真クンにとびっきり可愛い服、選んであげるね」
63:
真「可愛い服って……」
真「美希、収録前と言ってることが違うじゃないか」
美希「うーん、やっぱり、ミキはまだ真クンはカッコいいのが似合うと思うんだけど」
美希「ミキね、真クンがホントに可愛くなりたいなら、応援してあげようかなって」
真「美希、ほ、ホント?」
美希「うん!美希に任せてなの」
65:
ショッピングモール
美希「うーん、真クンに似合うのは……」ゴソゴソ
美希「やっぱり可愛いならスカートかな」
美希「でも、ホットパンツならアリだよね……」
真「美希、真剣だね……」
美希「うん、トーゼンだよ」
美希「真クンが本気なら、ミキも本気になってあげるの」
真「美希……」
67:
美希「はい!じゃあとりあえず、これとこれとこれ!」
美希「着てみて?」
真「え?こんなに?」
美希「うん、とりあえずね」
美希「あ、あとこれも来て見せて?」
真「う、うん、分かった」
美希「あと、上はどうしようかなー」ゴソゴソ
69:
美希「ラインは出てた方がいいけど、胸元開けるのは違うよね……」
美希「あ、でも、ワザとっぽくなければ意外といいかも……?」
美希「……うーん」
真「み、美希ー」シャッ
美希「真クン、着た?」
真「うん、着たけど……」
真「コレ、ちょっと短くない?」
美希「あはっ、うんうん、いい感じなの」
美希「じゃあ、上は、これとこれと……あと、こっちは合わせてみて?」
真「ええ!こんなに!?」
美希「うん!まだまだ見せてくれないと、ミキ決められないもん」
真「……オシャレって、結構大変なんだなあ」
70:
2時間後
真「美希、これでどう?」
美希「……」
真「……美希?」
美希「真クン!バッチリなの!」
真「そ、そうかな……」
美希「うん!ちょー似合ってるよ!」
真「えへへ……照れちゃうな」
美希「じゃあとりあえずそれ買ってー」
美希「あとは、髪の毛だね」
73:
真「髪の毛って……」
真「え!?今から行くの!?」
美希「とーぜんなの」
美希「真クン、女の子っぽくって言う割には髪の量が多いから、ダイブ梳いてもらった方がいいって思うな」
美希「ミキが予約取ってあげるから、一緒に行こ?」
真「み、美希、何もそこまでしなくたって……」
美希「……でも、真クンは可愛くなりたいんだよね?」
真「それはそうだけど……」
美希「なら、ミキは絶対切った方がいいって思うな」
真「……」
真「……うん、分かったよ」
74:
次の日
真「お、おはようございまーす……」
伊織「あら、真、おはよ……」
伊織「……って、あ、アンタ」
伊織「何よその格好はあ!!」
真「え、えへへ、変えてみたんだ、髪型」
伊織「」パクパク
真「ど、どうかな?」
76:
やよい「真さん!それとっても可愛いかなーって!」
真「そ、そう?ありがと、やよい」
響「あれ?真来てたんだ……って、どわぁ!」
響「ま、ま、真!」
響「どうしたんだ!?急にそんなに可愛くなっちゃって!」
真「あ、えへへ……」
真「私も、ちょっとお洒落してみようかなって……」
77:
あずさ「あら?いいわね、真ちゃん」
貴音「ふふ、確かに、よく似合っておりますよ」
真「あ、ありがとうございます」
響「それにしても変わったなー、別人みたいだぞ」
伊織「辛うじて声で分かるレベルだわ……」
78:
真「へへ、そんなに褒められると恥ずかしいな……」
あずさ「でも、本当にびっくりしたわ」
真「ええ、昨日も、家に帰ったら父さんが目を丸くしてて……」
伊織「そ、そりゃそうでしょうね……」
真「でも、こんなに褒めてもらえるならやってよかったです」
真「美希に感謝しなきゃ……」
ガチャ
P「おはよう」
79:
やよい「プロデューサー!おはようございますー!」
P「ああ、おはようやよい」
響「ねえねえ見てよプロデューサ!」
響「真、髪型変えてみたんだって!」
響「すっごい可愛いよねー!」
真「ちょ、ひ、響……」
P「真……」
真「あ、あはは……」
P「すごいな、よく似合ってるぞ」
80:
真「あ、ありがとうございます!」
真「へへ、やった……」
P「……でも、ということは」
真「……なんですか?」
P「これからは、そういう風な真で活動をしていくってことなんだな?」
真「!」
真「は、はい!そうです!」
真「こ、これからは、私も女の子らしいアイドルとしてやって行きたいんです!」
P「……そうか、分かった」
82:
MC「さあ、というわけで、今日のゲストはこの方です!」
MC「今話題沸騰中の、菊地真ちゃん!」
真「こんにちは、菊地真です」
MC「いやあ、しばらく見ないうちにずいぶん変わったねえ」
MC「すごくかわいい感じになって!」
真「ありがとうございます」
MC「なんでも、異性のファンがずいぶんと増えたみたいで……」
真「そうみたいですね、とっても嬉しいです」
MC「さ、というわけで、そのあたりのことを詳しくお聞きしようかなと思うんですけど……」
86:
春香「それにしても、真のイメチェンもすっかり定着したみたいだね」
雪歩「うん、最初はびっくりしちゃったけど、今の真ちゃんも可愛いと思うよ」
真「うん、みんなそう言ってくれるみたいで」
春香「こうやって3人でいても、もしかしたら一番女の子らしいかも!」
真「や、やめてよ春香、そんな……」
春香「ふふっ、真、今のもすっごい女の子っぽいね!」
真「そうかな?」
春香「うん!」
88:
春香「あ、それで、この後どうしようか?」
雪歩「そうだね、もうちょっと時間あるみたいだし……」
真「それじゃあ、ジェットコースターにしようよ、あっちの水しぶきのやつ」
春香「え?いいけど……」
春香「多分それだったら、せっかくの服、濡れちゃうんじゃないかな?」
真「え?あ、そっか……」
真「それじゃあ……あれは?」
真「私、乗ってみたかったんだよね!あの絶叫マシン!」
雪歩「ええ!あ、あんなの絶対無理だよぅ!」
90:
真「そ、そっか……」
真「じゃあ、あっちのバンジージャンプ、とか……」
春香「さ、流石にあれも……」
真「だ、ダメ?」
春香「それに、今日はみんなスカートだし……」
真「そっか、そうだよね」
春香「あ!お化け屋敷はどうかな?」
春香「ここのお化け屋敷、結構怖いし、みんな楽しめると思うんだけど」
雪歩「うん、私、それがいいかも」
真「うん、そうだね……」
真「それじゃあ、私も……」
92:
「はい、醤油ラーメンお待ち!」ドン
貴音「らあめん!ふふ、楽しみにしておりました」
貴音「こってり濃厚、堪能するといたしましょう」
貴音「いざ!」ズルズル
千早「いただきます」
真「いただきまーす!」ズルズル
真「うーん、美味しいなあ!」
千早「……こ、これは」
貴音「まさにこってり濃厚でございますね」ズルズル
94:
真「ふー、美味しかったあ!」
貴音「ええ、大変美味でございますね」
貴音「……もし、替え玉をもう一つお願いいたします」
真「すごいなあ、まだ食べられるんだ」
千早「……あの、真」
真「何?千早」
千早「ごめんなさい、私にはちょっと濃すぎて……」
千早「残り、食べてくれないかしら?」
96:
真「うん、いいよ」
千早「ごめんなさい、真」
真「大丈夫だよ、ちょうど私も、ちょっと足りないって思ってたところだし」ズルズル
「はい、替え玉お待ち!」
貴音「ありがとうございます」ズルズル
「へへ、それにしても、女の子なのにいい食べっぷりだねえ!お2人とも!」
真「!!」
千早「ま、真……」
真「……」
100:
……
真(はあ……もう、何やってるんだ……)
真(折角女の子らしくなったのに、これじゃあ全然意味ないじゃないか……)
真(もっと、ちゃんと女の子らしく振舞わなくっちゃ……)
真(例えば、お菓子作りとか、編み物とか……)
真一「……真」コンコン
真「……何?父さん」
真一「……風呂、沸いたから入りなさいって母さんが」
真「うん、すぐ行くよ」
真一「大丈夫か?最近妙に静かだけど……」
真「だ、大丈夫だよ、父さんも心配性だなあ……」
真(よし、明日からはもっと……!)
103:
そして数日後
伊織「……ねえ、真」
真「何?」
伊織「アンタ、最近元気ないじゃない」
伊織「どうかしたの?」
真「え?そ、そうかな……」
104:
伊織「そうよ、いっつもなんだかふさぎ込んで……」
伊織「なんか悪いものでも拾って食べたんじゃないの?」
真「な、そんなことするわけ……!」ガタッ
真「」ハッ
真「な、ないじゃないか……」ストッ
伊織「なんか気持ち悪いわよ、最近のアンタ……」
105:
響「真いるかー?」
真「響」
響「ねえねえ、自分、今ちょっと体動かしたい気分だからさ、外行かない?」
響「亜美と真美も誘ってさ!公園で鬼ごっこでもして走り回るさー!」
真「走り回る……」
真「」ウズウズ
真「はっ、い、いや!」
真「私は遠慮しておくよ……」
108:
響「えー!なんでだよー!」
真「ほ、ほら、今日はそんなに運動したい気分じゃないし」
響「え?真が?」
真「うん、ごめんね……」
響「まあ、それならしょうがないけど……」
響「今度は一緒にやろうね!」
真「うん……」
響「それじゃ!」
響「亜美ー真美ー!いるー!?」
伊織「……真アンタやっぱり、ちょっとおかしいわよ」
真「……そんなことないよ」
109:
伊織「うそおっしゃい!」
伊織「それにアンタ、仕事もあんまり上手くいってないみたいじゃないの」
伊織「聞いたわよ?イメージ通りに行かなくて、何度もリテイク食らってるって」
真「それは、まだこのイメージの仕事に慣れてないから……」
伊織「……慣れてないんじゃなくて」
伊織「……向いてないんじゃないの?」
110:
真「そ、そんなことないよ!」
伊織「……どうかしら」
伊織「ねえ真」
伊織「別に、アンタの気持ちを考えないで言ってるわけじゃないけど……」
伊織「やっぱり、一度元の真らしい真に戻った方が……」
真「……!」
真「な、なんだよそれ……!」
伊織「……」
真「なんだよ!真らしい真って!」
113:
伊織「……そのままの意味よ」
伊織「別に、今のアンタが悪いって言ってるわけじゃないわ」
真「同じことじゃないか!」
真「思ってるならはっきり言ったらいいじゃないか!」
真「今の私は、菊地真じゃないって!全然似合わないことやってるって!」
真「本当は……!」
ガチャ
真「!」
P「……」
真「プロデューサー……」
P「……真」
P「この前の記事の草案、先方からリテイクが来た」
P「全然こっちのやりたいことと違うから、考え直してくれって」
真「……!」
114:
伊織「真……」
真「なんで……」
真「なんで、どうしてなんだよ……」
真「こんなに頑張ったのに」
真「美希にも、みんなにも手伝ってもらって」
真「本気だったのに……」
真「それなのに、これじゃあ全部意味が……」
伊織「真」
真「ううっ……」
117:
美希「……ねえ、真クン」
真「……美希、いたんだ」
美希「あのね?美希、真クンの言ってること……」
真「分かんないよ!美希には!」
美希「」ビクッ
真「あ……」
真「ごめん……」
真「……でも、今はちょっと一人にしてよ」
バタン
美希「真クン……」
120:
真「ぐすっ……」
真「……」
P「真」
真「!!」ゴシゴシ
真「プロデューサー……」
P「隣、座っていいか?」
真「はい……」
122:
真「すみません、プロデューサー……」
真「自分のせいで、プロデューサーにまで迷惑かけちゃって」
P「いいよ、これくらい」
P「それより、大事なのは真の問題だからな」
真「……はい」
真「……」
125:
真「……プロデューサー」
真「伊織の言う通り、菊地真に女の子らしいっていうのは向いてなかったんですかね」
P「……そんなことはないよ」
真「……最初は、女の子らしくない自分をどうにかしたくって始めたのに」
真「気が付いたら、自分でもわけがわからなくなってたんです」
真「どうすればもっと女の子らしいのかとか、逆に何はしたらいけないのかとか」
真「それで、そのうち何をするのも間違いに思えてきて……」
真「へへ、何もできなくなっちゃいました」
126:
真「せっかく、みんなに色々教わったのに」
真「……今投げ出したら、全部無駄になっちゃうって分かってるのに」
真「い、一生懸命、やって、みたのにぃ……」
P「……」
真「うわあああああん!」
真「ボク、ボク……」
真「頑張ったのにぃ……!」
129:
P「……」
真「うっ、ぐすっ……」
P「……なあ、真」
真「は、はい……」
P「俺さ、最初に真がカメラの前で私って言ったときに」
P「『真が決めたことなら、それは真自身の問題だ』って言ったんだ」
真「はい……」
P「それが、どんな意味か分かるか?」
130:
真「自分で決めたことなら、自分で責任を持てって……」
P「うん、半分はその通りだ」
真「半分?」
P「そうだ、でももう半分はちょっと違う」
P「あの時は説明が足りなかったけどさ」
P「俺が言いたかったのは、自分が心からやりたいなら、やってみなさいってことだったんだよ」
真「……」
132:
P「……だってさ、自分で自分の一人称を変えるだなんて、他人からはとてつもなく大きいことだろ?」
P「真もさ、本当に自分を変えてみたかったから、そういうことをしたんだと思う」
真「……はい」
真「でも、結局上手くいきませんでした」
P「そうだな」
真「やっぱり、ボクには向いてなかったんですよ」
P「そんなことないよ」
134:
真「だ、だって!実際……」
P「じゃあ聞くけど、真はどうして自分のことを私って呼ぼうと思ったんだ?」
真「そ、それは……」
真「やっぱり女の子らしくなりたかったし……」
真「それに、いつまでもボクって言ってるわけには行かないと思ったから……」
P「うん、それは俺もそう思うよ」
135:
真「だったら……」
P「でもさ、合わなかったんだろ?」
真「あ、合わなかったってそんな言い方……!」
P「でも、実際そうだった」
P「真はまだまだ若いから、活発だし、運動が好きだし、それに実際ちょっと男の子っぽいところだってある」
真「うう……」
P「でも、別に真だってずっとそのままの訳じゃないだろ?」
P「真だっていつか好きな男の子ができるだろうし、結婚もするんだと思う」
P「そしたら、きっといつまでも今のままの真って訳にもいかないと思うけどさ」
P「結局一番いいのは、今自分が居たい自分でいることだと思う」
P「だから、別に女の子らしいのが真に合わなかったっていうんじゃなくて」
P「そうなるタイミングが合わなかったってことだと俺は思う」
139:
真「タイミング……」
P「そうだよ、生きていけば多分真は嫌でも女らしくなっていくだろうさ」
P「だから、今くらい『ボク』でもいいんじゃないか?」
真「……そうですかね」
P「おう」
P「さ、それじゃあ大人の長話はこれで終わりだな」
P「あとは、子供に任せたぞ伊織」
伊織「誰が子供よ!!」
144:
真「伊織、居たんだ」
伊織「わ、悪かったわよ、立聞きなんかして……」
真「それは、別にいいけど……」
伊織「ま、あんなのにばっかアンタのこと任せてたら心配だし、私からも一言言ってやるけど……」
伊織「……別に、悪くないわよ、その恰好だって」
真「……」
伊織「むしろ、いい仕事したと思うわよ、美希も」
真「そうかな……」
伊織「別にね、どんなカッコしてたってアンタはアンタなんだから、好きにしたらいいのよ」
伊織「なんなら、今からその恰好で走り回ってくればいいじゃない、公園」
伊織「だから、ほら、アンタも出てきなさいよ」グイッ
美希「い、痛いの!引っ張らないでなの!」
146:
美希「酷いのデコちゃん!」
伊織「デコちゃんゆーな!」
伊織「それより、ほら、アンタからも何か言ってやりなさいよ」
美希「う、うん……」
美希「あのね、真クン」
美希「ミキも、デコちゃんの言う通りだと思うよ」
美希「どんな風になっても、ミキ真クンのこと大好きだし」
美希「それにね」
美希「真クンが可愛くなろうって頑張ったことは、絶対意味無くなんかないって思うな」
美希「いつもの真クンはカッコよくて素敵だけど」
美希「今日の真クンも、ホントーに超かわいいって、ミキ思うな」
真「美希……」
美希「だから、絶対無駄なんかじゃないよ」
147:
真「うん、ありがとう2人とも」
真「そうだよね、何があったってボクはいつでもボクだもんね」
真「よーし!元気でたよ!」
伊織「まったく、心配かけて……」
真「というわけで、今から公園で響と合流しよう!」
伊織「は?」
真「行くよ!伊織、美希!」
伊織「いや、ちょっと、私は行かないわよ!」
美希「み、美希も別にいいかなー」
149:
真「何言ってるんだよ、ほらほら!」グイグイ
伊織「ちょっと、ホントにいいってば!」
美希「ミキ眠いの!運動する気分じゃないのー!」
真「何言ってるんだよ!若いんだから、活発で元気が有り余ってるだろ!?」
伊織「それはアンタだけよ!」
美希「そうなの!コセーをソンチョーするのー!」
真「ほらほら、遠慮しないで!」グイグイ
伊織「……あーもう!しょうがないわね!」
伊織「行くわよ!美希!」
美希「デコちゃん!?裏切りなの!!」
伊織「ほら、来なさい」グイ
真「へへっ、やーりぃ!」
美希「なのー!!」
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