キョン「なんだこの手紙は」back

キョン「なんだこの手紙は」


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3:
おぉ、規制解除されたみたいだ。
続き書きます。
キョン「放課後待ってます・・・なんだこれ」
国木田「おはよう、キョン」
キョン「おはよう」
国木田「その手紙どうしたの?」
キョン「俺の下駄箱に入ってた」
国木田「ラブレターかな」
キョン「俺にラブレター?はっ、ありえん」
4:
国木田「キョン黙っていればもてると思うよ」
キョン「なんだそりゃ。俺は別に口うるさくしゃべったりしないだろ」
国木田「ははは」
キョン「それより、この手紙差出人が書いてないぞ」
国木田「恥ずかしがり屋さんなんだろうね」
キョン「書き忘れなんて、間抜けな奴もいるもんだな」
国木田「違うと思うけど・・・」
5:
ガラガラ
ハルヒ「・・・」
キョン「うーす」
ハルヒ「・・・」
キョン「(無視か)」
ハルヒ「・・・その手に持っているの、何?」
キョン「あ?あぁこれか・・・」サッ
ハルヒ「手紙?」
キョン「実はだな・・・」
谷口「おーいキョン!担任が呼んでるぜ」
キョン「なんだ全く・・・悪い、また後で話す」
タッタッタッ・・・
ハルヒ「あ、ちょっと、手紙・・・!!」
6:
ハルヒ「・・・まあいいや、開けちゃえ」
ハルヒ「どうせくだらない手紙だろうし」ビリビリ
ハルヒ「・・・『放課後待ってます』・・・」
ハルヒ「ま、まさかあいつ・・・あたしを呼び出すつもり?」
ハルヒ「・・・こんな古風な告白の仕方があるわけ!?」
ハルヒ「全く、文句を言わなきゃいけないわね、放課後に!」ドキドキ
谷口「なあ国木田。涼宮はなにブツブツ言ってるんだ?」
国木田「さあ?」
8:
朝倉「(ふふ、キョンくん手紙読んでくれたかしら)」
朝倉「(あとはキョンくんをブスーッと刺して、涼宮さんの動きを見るだけね)」
チラッ
朝倉「(キョンくん、これから殺されるとも知らずにボーッとしてるわ)」
朝倉「(涼宮さん、あなたの能力を見せてもらうわ)」
朝倉「(・・・って、涼宮さんなんであんなにニヤニヤしてるのかしら・・・)」
谷口「なあ国木田。涼宮が気持ち悪いくらいニヤニヤしてるんだが」
国木田「谷口、さっきから涼宮さんしか見てないのかい?」
9:
放課後。
朝倉「ふふふ、準備は万端よ。後はキョンくんが来るのを待つだけ」
ガラガラ・・・
朝倉「遅いy・・・ってええ!?」
ハルヒ「なっなによ・・・びっくりさせないで!」
朝倉「な、なんで涼宮さんがここに!?」
ハルヒ「来ちゃ悪い?」
朝倉「いえ、べ、別に悪くないわ・・・」
朝倉「(あっれー?おかしいな・・・なんで涼宮ハルヒがここに?)」
朝倉「(シミュレート上じゃ、SOS団で活動している最中のはずなのに・・・)」
ハルヒ「あんた、何してるの?」
朝倉「え、私?私は・・・ひ、人を待ってるのよ」
10:
ハルヒ「そ、そう・・・」
朝倉「涼宮さんは何の用事?忘れ物?」
朝倉「(忘れ物であってほしい。そして願わくばここから去ってほしいわ)」
ハルヒ「偶然ね。私も人を待ってるのよ」
朝倉「(ちくしょー!!)」
ハルヒ「てっきり委員長の仕事をしてるのかと思ってたけど。誰を待ってるのよ」
朝倉「(「キョンくん」だなんて言えるわけ無いわよねー・・・)」
朝倉「だ、大事な人よ」
ハルヒ「!!」
朝倉「(ん?涼宮ハルヒの心拍数が上がったわ)」
ハルヒ「へ、へぇ・・・そうなの・・・何、告白でもするの?」
朝倉「そんな感じかなぁ」
朝倉「(あ・・・)」
11:
ハルヒ「あんた可愛いもんね。きっとうまくいくと思うわ」
朝倉「あ、ありがとう」
朝倉「(何褒められてるのよ私)」
朝倉「涼宮さんは、誰を待ってるの?」
ハルヒ「・・・その・・・私呼び出されたのよ」
朝倉「(へぇ・・・誰よここに涼宮ハルヒを呼んだコンコンチキは!)」
ハルヒ「普段別に気なったりなんかしていない奴なんだけど、気づいたら近くにいたりするのよ」
朝倉「(人間の恋愛感情はよくわからないわ)」
朝倉「って、呼び出した人、知ってるの?」
ハルヒ「えぇ、今朝直接手紙を渡されたわ」
朝倉「(私も直接渡した方がよかったのかしら)」
12:
ハルヒ「全く、直接手紙渡すくらいならその場で告白しなさいよ!」
朝倉「・・・ねぇ涼宮さん」
ハルヒ「なに」
朝倉「その人に告白されたら、なんて返事するの?」
ハルヒ「・・・そういえば決めて無かったわね」
朝倉「涼宮さんきれいだし、今までも告白されたことあるんじゃないの?」
ハルヒ「あるわよ」
朝倉「(そんなハッキリと言うものなの?)」
ハルヒ「それでそいつらとみんな付き合ったことあるわよ」
朝倉「すごいわね」
ハルヒ「でもそいつらつまんなくて、付き合う気も起きなくなったわ」
朝倉「じゃあ、今度の人もそんな感じ?」
ハルヒ「・・・わかんない」
13:
朝倉「わからない?」
ハルヒ「今までただの同級生だと思ってたし、特別仲もいいわけじゃないし」
ハルヒ「でも、なんか心の中でひっかかっていたのよ」
朝倉「(よくわからないわぁ)」
ハルヒ「いつもボケーッとしてるやつで、情けなくて、かっこわるいけど・・・」
朝倉「答えは2択でしょ」
ハルヒ「・・・うん」
朝倉「(とりあえず、先に涼宮さんの用事が終わらないと私も仕掛けられないわね)」
ハルヒ「(どうしよう・・・あたし、キョンに告白されたらなんて言えばいいんだろう・・・)」
14:
キョン「ういーっす」
長門「・・・」
キョン「あれ、ハルヒは来てないのか?」
長門「先ほど来て、すぐ出て行った」
キョン「忙しい奴だな全く・・・今日は団活無しか」
長門「・・・」ペラッ
キョン「・・・長門、本ばかり見てないで、たまには俺らと遊ぼうぜ」
長門「なにをして?」
キョン「オセロでもトランプでも、なんでもいいぜ」
長門「・・・そう」
16:
キョン「そうだな、とりあえずトランプなんかがいいな」
長門「・・・」
キョン「あれ、トランプ・・・しまった、教室に置いてきたな」
キョン「長門悪い、ちょっと教室までトランプ取りに行ってくる」
長門「私も行く」
キョン「教室行くだけだから別に付いてこなくてもいいぞ」
長門「・・・」
キョン「・・・わかったわかった、無言の圧力はやめろ」
17:
朝倉「(遅い・・・)」
ハルヒ「(遅いわね)」
朝倉「す、涼宮さんのお待ちの人、遅いわね」
ハルヒ「ホントね・・・来たらギッタンギッタンにしてやるわ!」
朝倉「(この後私はキョンくんをギッタンギッタンにするけどね☆)」
ガラガラ
朝倉・ハルヒ「!!」
キョン「確か机の中に入れてあったと思うが・・・」
長門「そう」
朝倉・ハルヒ「遅い!」
キョン「!?」
18:
朝倉「え?」
ハルヒ「え?」
キョン「何事?」
長門「・・・」
朝倉「涼宮さんを呼び出したのって・・・」
ハルヒ「朝倉が待っていたのって・・・」
朝倉・ハルヒ「キョン(くん)なの!?」
キョン「・・・?」
長門「トランプ・・・」
22:
ハルヒ「ちょっとキョン!どういうことなの!?」
キョン「何怒ってるんだよ」
朝倉「キョンくん!今朝の手紙読んでくれたんじゃないの!?」
キョン「手紙?」
長門「トランプ」
キョン「待て長門、今はそれどころじゃない空気だ」
ハルヒ「説明してもらいましょうか?」
キョン「説明も何も・・・あ、そういえば俺ハルヒに手紙渡したままだったな」
ハルヒ「はぁ!?あんたそれ私に渡したんでしょ!?」
キョン「は?渡したに決まってんだろ。だから返せよ」
朝倉「・・・!!」
24:
朝倉「キョンくんまさか、私の出した手紙をそのまま涼宮さんに渡したの!?」
キョン「何?今朝の手紙は朝倉のだったのか?」
朝倉「そうよ!」
キョン「お前差出人の名前買えてなかったぞ。おっちょこちょいだな」
朝倉「今はそういう問題じゃないのよ!」
ハルヒ「ちょっとちょっと!どういう意味!?」
キョン「つまり、俺が朝倉から受け取った手紙を、ハルヒに見られたわけか?」
朝倉「なんで涼宮さんに渡すのよ!」
キョン「お前らちょっと黙れ!話を整理させろ!!」
27:
ハルヒ「じゃあ、私の勘違いだったってこと?」
キョン「そうだな。第一、俺がお前をいちいち教室に呼ぶ必要がないだろ」
ハルヒ「どうしてよ」
キョン「用事があれば文芸部室で話するだろ」
ハルヒ「それもそうね」
キョン「で、朝倉は俺を呼び出して何をするつもりだったんだ?」
朝倉「え、そ、それは・・・」
ハルヒ「キョン鈍いわね!女の子が放課後教室に呼び出すといったらアレしかないでしょ!」
キョン「あれ?」
長門「トランプ・・・」
キョン「トランプか?」
ハルヒ「んなわけないでしょこのバカ!!」
29:
朝倉「あ、あのね涼宮さん・・・」
ハルヒ「告白に決まってるでしょ!告白に!」
キョン「なんですと!?」
朝倉「ち、ちg」
ハルヒ「アタシが勘違いできたのもあったけど、本来はキョンと朝倉の二人っきりになるはずだったのよね」
キョン「そうなのか。今は余計な2人がいるわけだ」
ハルヒ「余計は余計よ!!」
朝倉「(話がどんどんヘンな方に・・・)」
長門「・・・」ジー
朝倉「(長門さん!助けて!!)」
長門「・・・自業自得・・・」
朝倉「(いやーん!!)」
30:
ハルヒ「キョン、気合い入れて告白されなさい!」
キョン「なぁ、ハルヒ」
ハルヒ「何よ」
キョン「告白されたら俺はどう答えればいいんだ?」
ハルヒ「そんなことまでアタシに聞かないとわからないの!?」
キョン「いやいや、お前は確か『SOS団は恋愛禁止』と言ってたよな?」
ハルヒ「あ」
キョン「例え朝倉が告白してきても、もう結果は見えてるわけだが」
ハルヒ「うーん・・・」
朝倉「あ、あの・・・」
ハルヒ「今ちょっと考えてるから待って!!」
朝倉「は、はい!」
32:
ハルヒ「・・・そうね、キョン、もし告白されたら付き合いなさい」
キョン「いいのか?」
ハルヒ「そうすれば、朝倉もSOS団入り決定よ」
朝倉「えっ」
キョン「戦国時代の政略結婚みたいだな」
ハルヒ「結婚まで考えてるの!?」
キョン「ちげーよ。物の例えだ」
朝倉「ちょ、ちょ・・・」
ハルヒ「さ、結論はまとまったわ朝倉。だーんと告白しなさい!」
朝倉「(えぇー・・・何これ・・・)」
38:
ハルヒ「さあ朝倉!勇気を出すのよ!!」
朝倉「す・・・」
キョン「!」
朝倉「涼宮さんは・・・それでいいの?」
ハルヒ「あたし・・・?」
朝倉「だって、涼宮さんだって・・・」
ハルヒ「あたしのことは気にしなくていいの」
朝倉「え?」
ハルヒ「今は、朝倉がキョンに告白する番でしょ?」
朝倉「涼宮さん・・・」
朝倉「(別に告白するためにキョンくんを呼んだんじゃないの・・・)」
39:
ハルヒ「さ!ビシッとしなさい朝倉!!」
朝倉「(このノリ・・・しなきゃいけないの?)」
朝倉「(仮にキョンくんがOKって返事したらどうしたらいいの?)」
長門「(そのまま付き合えばいい)」
朝倉「(長門さん!?)」
長門「(涼宮ハルヒもそれを望んでいる)」
朝倉「(でも・・・)」
長門「(あなたが彼にしようとしていたことは知っている。消されたくなかったら素直に行動するべき)」
朝倉「(ヒィィィ!!!な、なんで知ってるのよ!?)」
長門「(禁則事項)」
朝倉「(セリフ違うから?!!)」
40:
朝倉「(仕方がないわね・・・)」
朝倉「あのね、キョンくん・・・」
キョン「・・・」
ハルヒ「・・・ごくり」
朝倉「・・・好きなの」
ハルヒ「(なんてシンプルな告白!!)」
朝倉「(さぁ、さっさと返事してちょうだい)」
キョン「・・・朝倉・・・」
朝倉「・・・何?」
ハルヒ「(あーもうさっさと返事しなさいよ!!バカキョン!!)」
41:
キョン「すまん」
朝倉「・・・え?」
キョン「朝倉とは付き合えない」
朝倉「は?」
ハルヒ「キョン!?どういうことなの!?」
キョン「すまんハルヒ、俺好きなやつがいるんだ・・・」
ハルヒ「誰よ!!」
キョン「おまえだ!!」
ハルヒ「お前って誰y・・・え?」
キョン「俺ハルヒのことが気になって仕方がなかったんだ・・・好きだ!!」
ハルヒ「キョン・・・」
朝倉「・・・え?どうなってるの?」
長門「・・・ぷっ」
44:
朝倉「な、長門さん?」
長門「このことも予測済み」
長門「彼が涼宮ハルヒに告白する空間を作るにはあなたが有効だった」
朝倉「えーと・・・つまり、利用されていたの?私?」
長門「そうなる」
キョン「ハルヒ・・・」ぎゅっ
ハルヒ「キョン・・・」ぎゅっ
朝倉「(涼宮さん・・・自分はいいとか言っておきながらちゃっかり抱き合ってるし)」
朝倉「(劇的な情報フレアは発生したけど・・・納得しない・・・)」
朝倉「・・・うぅぅぅぅぇぇぇええ!!人間なんて嫌いよー!!」
長門「ぷっ」
END
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