大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【後半】back

大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【後半】


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3:
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予告(嘘)
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???新たな階層
モノクマ「アメとムチって言葉もあるからね」
???次なる動機
葉隠「ほしっ………くなんってないっ!」
???渦巻く感情
十神「リーダー……か。その座、俺がもらってやってもいいぞ」
???見つかった謎
『ともだちんこ!ともだちんこ!』
大泉「」
???動き出す3人の女
江ノ島「今がその時なんだね」
大神「なぜだ!なぜ我がやつを!?」
セレス「やはり現状、一番邪魔なのは彼の方ですかね」
山田「ダメかよ!デブでオタじゃダメかよ!」
桑田「ホクレンっ!」
舞園「タンチョウならきっと苗木君でも保護出来ます!」
苗木「それは違うよ?!」
「標的は、大泉洋………ただひとり」
大泉「子猫ちゃん、僕ぁダメかもしれん」
どすっ
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弾丸どうでしょう
【Chapter3】
近日公開!!
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596:
「あー、ちくしょーっ!」
「また阻止されちゃったよ………なんで分かったの?何なの?アイツら超能力者なの?それなんて斉木楠夫?」
「向こうは真面目にシリアスやってるってのにまずい飯でゴリ押しとかね、ボクも呆れて…まぁいいや」
「いやー、………それにしても意外だなぁ」
「あの万年コミュ症ボッチだったはずの霧切が生徒の輪に溶け込んでるなんてね」
「これも神様仏様何とか様々ってかい?はぁ、全く原作ブレイカーも大概にしてよね」
「ほんとなら誰とも喋らない位のキャラのはずじゃん、キミは!なんなんだよ、草生やしちゃってさ」
「にしても、おかしいなぁ……ちゃんときれいさっぱり消したはずなのに……うーん……?」
「………」
「どんどん計画が狂って行く」
「絶望的ィ……!」
「………」
「………」
「………はっ!ちょっとトリップしてた」
「………ふぅ」
「でもこのままじゃマズイよねぇ。みんな飽きちゃうし」
「それもこれもぜーんぶ、アイツのせいだよね!」
「イレギュラーのアイツのせいなんだ」
「なんかそこそこ人気らしいし、そろそろアレやっちゃおっかな?」
「そうと決まれば、内通者には連絡を入れないと!えーと……」
「………まぁ、念には念を入れて、動機の方も用意しときますか…あの人が動いてくれそうだし」
「さぁ、いっぺんに3人に狙われたら、キミはどうなっちゃうんだろうね…うぷぷ」
「標的は大泉洋、ただひとり」
598:
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10日目昼
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大泉(………どうも皆さん、大泉洋ですよぉ)
大泉(さて、あのあとの…これからの僕達の話を進めようか。)
大泉(僕は脇腹を痛めながらも、元気にしていた。いや、なまら痛ぇ。笑うのが響くんだよなぁ。あばらは折れてないらしいけど)
大泉(そのあとは保健室で寝ようと思ったんだけども…モノクマがわあわあうるせぇから部屋帰って寝た)
大泉(んで、その日の朝を迎えたって訳だ)
大泉(あ?原作だと保健室は11日目に解放?…な事ぁどうでもいいだろ、君ぃ…つーか原作って何よ?)
大泉(大和田と不二咲がモノクマに詰め寄って保健室開けさしたんだからいいんだよッ!こまけぇ事は!)
大泉(………いいね?保健室は10日目の夜中に嫌々開けさせたの。いいね?それ以上突っ込んじゃダメ。いいね?)
大泉(そして、そんな腹を括った大和田君と不二咲君はと言うと……)
◆食堂
大和田「………っつー訳だ」
苗木「そう、だったんだね」
朝日奈「大和田…」
舞園「…でも、よく話してくれましたね」
大和田「あぁ、覚悟出来たからな。俺は弱い俺だけど、その俺と向き合う覚悟がよ」
大和田(つーか覚悟させられたと言うかなんと言うか、もう覚悟するしかないと言うか…)
不二咲「大和田君っ…!」
腐川「にしても驚いたわね、ちーたんがまさか男の娘とは!」
山田「これは拙者の妄想が掻き立てられ…薄い本が分厚くなるに違いないっ!」
不二咲「薄い本ってなぁに?」
腐川「世の中知らなくていい事もあるのよ(はぁと)」
大和田「なんだそりゃ?」
腐川「例えばアタシの秘密とか?」
大泉「君が言うと割とシャレんなんない響きなんだけども、ジェノサイダー翔さん?」
腐川?「………あらァん?アタシ、アンタに名乗った覚えはないゾ?」
十神「俺が、お前の寝ている間に全員に喋った」
不二咲(寝ていると言うか寝かせたと言うか…だったよね…?)ひそひそ
大泉(………十神君がコショウ振り始めた時は何かと思ったわ)ひそひそ
腐川?「んもぅ十神君ったらぁ!これはアタシとアンタだけの秘密って話でしょうがこのダメガネ!」
十神「?!」
腐川?「と言うわけで初めまして、こんばんみ!」
ジェノ「呼ばれてなくても邪邪邪じゃぁーーんっ!アタシがかの有名な【ジェノサイダー翔】だっつーの!!」
599:
大泉「その名前もニュースで見たけどさ、まさか腐川さんだったとはねぇ」
大泉(…今、色んなところで通り魔的な犯行を繰り返してる殺人鬼らしい。それが腐川さん?うーん…)
ジェノ「待って、ようちん」
大泉「………ようちん?」
ジェノ「アタシとアイツを一緒にされたら困んのよ!アタシはアイツであってアイツではねぇんだよ!」
大泉「なんだよぉ…意味わかんねっての!」
苗木「……えーと、つまり自分は自分!って事を言いたいのかな」
山田「我は影、真なる我的な?」
大泉「やめれ、話がややこしくなる!」
十神「待てお前…俺に対する暴言を訂正しろ…!」
ジェノ「えー?アイツはアンタの事を気にしてんのかもしんないけど、アタシはまだまだこれからだし?」
桑田「……にしてもダメガネって……くっくっくっ…w」
朝日奈「でもなんか分かるかも…あんだけ大口叩いといてさ、結局なんにもしてないよね?十神って」
十神「何だと…?」
大泉「仲良きは美しき事かな。喧嘩しない方がいいじゃないの」
苗木「そ、そうだよ!」
十神「俺はお前達と馴れ合う気は無い…!」
霧切「この会話に加わっている事自体が馴れ合いなのだけれど?」
十神「うるさいっ!」
600:
葉隠「しかしなんつーか、カオスすぎるべ…なしてこうなった」
大神「そもそものきっかけは確か…大和田が、自らの秘密を言うと言った事だったか」
桑田「自己申告で喋れる奴だけ喋る…って話だったよなぁ、なんで腐川が二重人格とか十神が知ってんだよ…」
十神「俺はあの後、腐川本人からカミングアウトされたんだ。だが、別に黙っててやる義理もないからな」
セレス「女性の秘密をベラベラと話すなんて、あまり褒められたものではありませんわね」
江ノ島「………」いじいじ
大和田「まぁオメェもそう凹む事はねぇんじゃねぇか?その…」
葉隠「いやしかし、まさかすぎたべ…リアルな話、女の子でモデルガンマニアなんはどうかと…」
江ノ島(………うっかり口滑らせちゃった………)いじいじ
大泉「そういやシゲも集めてたな。モデルガンに模造刀に色々と。何が面白えんだか…」
※Tips
戸次:趣味・サバゲー。
そんな事より結婚しろ。オクラホマに抜かれてる場合か。
ジェノ「なになになんの話?珍宝の話?」
山田「それギリギリアウトですぞジェノサイダー翔殿」
大泉「僕ぁ昔、番組で「何故ちんぽはちんぽと呼ぶのか」ってのを聞いた事あるけど、やっぱ語源は「珍宝」なんだね」
桑田「ごめん何の話?」
葉隠「あー、一説には…ってやつだろ?珍宝は仏教用語だべ。諸説あっけどな?」
ジェノ「その話kwsk!」
葉隠「ん、知ってっか?小さいって意味のちんと、矛を合わせてちんぽこって呼んでたってのが、縮まってちんぽになって」
朝日奈「え?これ下ネタ?」
葉隠「何を言ってんだべ、こりゃ国語の勉強だ」
大泉「その通りさ葉隠君。そして歴史の勉強でもある」
舞園「それをどんな顔して聞いてたらいいんですか、私達は」
601:
ジェノ「くそっ!バカのくせに賢い事を喋っている…だと…!?ギャップ萌え狙ってんじゃねぇよ!」
大神「ぎゃっぷもえ、とは一体何だ?」
山田「おぉっと!?大神さくら殿が食いついたぁ!?」
大泉「言っとくけどそこまで賢い事でもないと思うぜ、俺は」
葉隠「おいあっさり手のひら返しすんな!」
霧切「しかし、そんな事を議論していたなんて…さすが地上波最後の楽園、ハナタレナックス」
苗木「え?そうなの?!」
※Tips
「何故ちんぽはちんぽと呼ぶのか」「全世界のちんぽのサイズ」等を専門家を交えて真剣に議論し合い、
「おならでベートーヴェンの運命を演奏してみよう」と企画をやってみたり(なお音尾発案)、
沖縄では【完全な放送禁止用語】を伏せ音一切なし(注:干潟の名前なのでセーフ)に連発した上、
合法的に女子高生に「昔は汚かった」「今は綺麗になった」と言わせた(注:干潟の名前なのでセーフ)りした上、
最後にはインフルエンザで欠席した森崎以外の4人が「最高」「大好き」と叫んだ(注:干潟の名前なのでセーフ)。
地上波の限界と戦う番組…それが地上波最後の楽園、ハナタレナックスである。
十神「…何故お前達、殺人鬼と馴れ合えるんだ…?もっと混乱すると思ったんだが」
大泉「まぁあれだよ?あとから話は聞いてあげるからさ。ふたりとも、ね?」
大泉(どうせドッキリなんだろ?)←信じてないだけ
霧切「自分から殺人鬼と名乗る人がこんな閉鎖空間で殺人を犯すと思うの?そんなの自殺行為じゃない」
舞園「…確かにそうですね。何か事件が起きれば真っ先に疑われますし」
ジェノ「つーかそれ以前にアタシ萌えない男子は殺らないし」ぎろ
不二咲「ひっ」びくぅ
大神「もえる、もえない……?マッチか何かを持ってくればよいのか?」
山田「違う!言葉としては合ってるけど違う!!」
602:
石丸「」
大泉「………ところでなんで石丸君は燃え尽きてるの?」
セレス「さぁ……?」
大和田「大方、俺達の会話の意味が分かんねんじゃねぇっすか?」
石丸「」
大神「……確かに、風紀は乱れているが、だからと言って気絶する必要もあるまい……」
大泉「仕方ないなぁ、僕が起こしてあげようか?コーレーグースで」
※Tips…【コーレーグース】
【ノニ】【シュールストレミング】と並ぶNACSの苦手なものであり、【罰ゲーム三種の神器】。
沖縄産の島とうがらしを泡盛に漬けて作った、沖縄の調味料である。ソーキそばなどにかけて食べる。
過去、沖縄ロケでは寝起きドッキリを大泉が仕掛ける事が定番となっており、
その際に寝ているメンバーに容赦無く飲ませていたのがコーレーグースである。
大和田「あ?そんなもんどこにあるん」
大泉「おいおい、僕を舐めてもらっちゃ困るよ、大和田くぅん?」すっ
苗木「なんで持ってるんですか!?」
霧切「くっ!悔しいけど、今回ばかりはモノクマに感謝するしかなさそうね……!」
十神「………もう図書室に行くがいいか?」
朝日奈「放置されて寂しいなら寂しいって言いなよ」
十神「俺はそんな事は思って…!」
<ぎゃああああ辛いぃぃぃぃ
<っはっはっはっはっはっ
<大泉さんそれは多すぎ!
<鬼だ!悪魔だ!
<ぐあああああああっ
<ノニは?ノニはないの!?
<ハッカのスプレーでもいいよぉ
<ぐぅぅぅっ…水を、水…っぶふーっ!?
<ばーか、それは泡盛ですー
<未成年の飲酒ダメ、絶対!!
<っつーか泡盛あったんかいな…
十神「………」
江ノ島「………」
不二咲「………えぇっと………?」
???こうしてなんやかんやしている間に、カミングアウト大会はうやむやになった。
603:
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【Chapter3】
新世紀騙され伝説再び!
大泉洋よ新千歳空港に立て!
(非)日常編
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604:
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風呂
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大泉「オォーッ!」ばしゃ
苗木「お、おおー?」
不二咲「なんで両手を上げてるんですか…?」
石丸「………」
大泉「…昼のはごめんって石丸君、もう機嫌直してよ…」
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◆自分の部屋
大泉「………まだ痛えな、脇腹……痣出来てるしょ…」さすさす
大泉「どんだけ力任せに殴ったんだってぇの、大和田君ったら」
モノクマ「おお、おおいずみよ、しんでしまうとはなさけない」
大泉「死んでねぇよ……んで何でおめぇは俺の部屋にいるんだい」
モノクマ「いや、寂しいかなと思って」
大泉「おめぇにもコーレーグースかけてやろうか?」
モノクマ「やめてよ!壊れるじゃん!」
大泉「………ならとっとと出てってくれ。僕ぁ今は機嫌悪いんだよ」
モノクマ「うっぷぷぷ、そうやって睨まないでよ」
大泉「睨みもすんだろ、おめぇのせいで大和田は人殺しになる寸前だったんだから」
モノクマ「でも、ほら。大泉クンが止めるんでしょ?何かあったらさ」
大泉「…おめぇ、まさかまだあんな事しようとしてんじゃねぇだろうな?」
モノクマ「しようとしてるけど?」
大泉「…あぁ?何だとぉ?」
モノクマ「キミ達が絶望するまで、キミ達が希望を殺すまで???ボクはキミ達に動機を与え続ける」
大泉「……!」ぐぐっ
モノクマ「おおっと、暴力反対っ!」
大泉「……ちっ、手ぇ出したら負けだし……かと言って脱出方法教えろっても教えねぇんだろ?」
モノクマ「だから誰かを殺して、誰にもバレなかったら脱出出来るんだって」
大泉「俺はそこまで堕ちた人間じゃないよ」
605:
モノクマ「じゃあ、捨てるんだ?」
大泉「………あ?」
モノクマ「ここの生徒のために………舞台も、事務所も、仲間達も、仕事も、家族も、」
モノクマ「北海道(ふるさと)も」
大泉「………!?」
モノクマ「ま、ヤル気になったら教えてよ。キミってばイレギュラーだから、必要なら手を貸してあげても」
大泉「うるせぇな、この」
モノクマ「ん?」
大泉「………失せろよ。もう………消えてくれ………」
モノクマ「………この程度で落ち込むなんて、キミってガラスメンタル?」
大泉「………っせ、この」
モノクマ「じゃあね、大泉クン…またあした」
びゅーんっ
大泉「………」
大泉(………ふるさとを、捨てる)
大泉(そう言う事じゃねぇ、そう言う意味じゃねぇんだ)
大泉(でも、けど、だけども)
大泉(どこからか焦燥感が湧き始めた)
大泉(………俺ぁ………お前らを捨てる事になるのか?)
大泉(大切な場所を、俺の誇りを、全てを………捨てる事になるのか?)
大泉(………)
大泉(教えてくれ、鈴井さん…俺はどうしたらいいんですか…?)
大泉(その後俺は寝るにも寝れず、頭を抱えたまま???)
大泉(………気付いたらまた、朝を迎えていた)
606:
ーーーーーーーーーーーーーーー
翌日
11日目朝
ーーーーーーーーーーーーーーー
『この手に掴まれ!(もう食べられない)』
『お前達は先に行け!(僕にこんな力が)』
『ここは通さない(お前を待っていた)』
『 こ れ で さ い ご だ ! 』
大泉「………朝からうるせぇなおい!!」がばっ
※Tips…【Daydreamer】
作詞作曲:佐藤重幸。2009年に発表された曲で、ベストアルバムにも収録されている。
アーティストは北海道が生んだ2年に1度だけ現れるアイドル、【TEAM☆NACS(ちーむほしなっくす)】。
間違っても【TEAM NACS】ではない。【TEAM☆NACS】である。
『彼らをおいて僕は旅に出る』
『そこは単純な世界、出来ない事のない世界』
大泉「結構な爆音で鳴ってるけども……おいおい………朝からなんだってんだい……」がしがしがし
607:
ーーーーーーーーーーーーーーー
食堂
ーーーーーーーーーーーーーーー
がちゃ
石丸「遅いですよ、大泉さんッ!」
大泉「石丸君、復活おめでとう…って、何してんの?朝から」
霧切「ああ、大泉さん!もう少し早く来てくれたらよかったのに!」
大泉「え?」
霧切「モノクマが、3階を解放したとの事でした」
大和田「またあの野郎、飽きるとかなんとか言ってやがったっすよ」
大泉「なしてまた俺がいない間に……」
不二咲「大泉さんも起こしに行ったんですけど、その…起きなかったから……」
モノクマ「そうだよ?みんな起こしに行って、それでも起きないからボクが起こしたの」
大泉「モノクマが?あぁ」
大泉(もしかして曲流してたのって、わざわざ俺のためにやってたのかい)
モノクマ「白昼夢に溺れて夢を見てる場合じゃないでしょ、全く!死ぬために生きなさい!」ぷんすか
大泉「あら、そうなの」
桑田「あらそうなの、じゃねっすから!なんかあったらどうしようかと思ったんスよ?」
朝日奈「ほんとだよね。ずっと寝てるだけでよかったよ」
山田「これで大泉洋殿の体に何かあったらと思ったら……」ぶるぶる
大泉「……ごめんな、みんな。ちょいビビらしちまって。俺ぁ元気も元気だから安心してくれよ」
霧切「えぇ、よかった……」
江ノ島「な事どーでもよくね?ほら、3階行くんっしょ?なるはやで!」
大泉「おいどうでもいいとか言うな」
セレス「3階ですか…ふふっ、ここで生きていくのがさらに楽しくなりそうですわね?」
朝日奈「セレスちゃんは脱出とか…そう言うの考えないの?」
セレス「生き残るためには適応するのですよ、朝日奈さん。今はまだ死者はでていませんが、現に…」ちらっ
舞園「………何ですか?」にっこり
セレス「………いえ、何でも」ふい
舞園「疑うならしっかりと疑ってください。私はもう何もしませんよ…それを信じるかどうかは皆さん次第なんですから」
大和田「そうだな。って……俺も人の事ぁ言えねぇけどよ…」
霧切「いいじゃない、過ぎた事よ。誰ももうあなた達を疑ったりなんてしないわ」
608:
セレス「………本当にそうでしょうか?」
葉隠「セレスっち、ダメだぞ!マイナスな言霊はマイナスな運気を運ぶんだ…はい、この話やめやめ!」
大泉「葉隠ってのは気に入らんが確かにそうだな。やめな?人を疑っても騙される時は騙されるんだから」
セレス「………はぁ」
葉隠「おう、分かればよろしい」
大泉「おめぇバカにされてんだぞ、俺に。気付こう?」
霧切「とにかく3階を見に行く、それが私達に今出来る事…そうでしょ?」
苗木「そうだね……行こう、みんな」
桑田「3階にどうでしょうDVDねぇかなぁ」
大泉「多分ないよ」
霧切「ハナタレは?」
大泉「あったら逆に僕がビックリだね」
モノクマ「ねぇなんでそんなにDVD見たいの?」
大泉「その前におめぇはいつまでここにいんの?」
モノクマ「質問に質問を返さない!」
不二咲「えぇっと……とにかく行こう?」
江ノ島「そーそー。時間の無駄っしょ?さっさと探索して帰って……あ、ごっめんちょっとトイレ!」びゅーん
大泉「………一番ヤル気ある君が離脱かい?おいおい…」
苗木「さ、先に行ってるよ、江ノ島さーん…?」
不二咲「…んー…」
609:
ーーーーーーーーーーーーーーー
3階
ーーーーーーーーーーーーーーー
<一攫千金だべー!
セレス「娯楽室!?」
山田「なるものを発見致しましたが、セレス殿?」
セレス「それは面白そうな…行って参りますわ」すたすた
朝日奈「こっちは美術室だってー!」
山田「なん…だと…?」
大和田「山田ぁ、オメェこういうとこ好きなのか?」
山田「僕はいずれフィギュア四天王になる男ですから!」ドンッ
ーーーーーーーーーーーーーーー
3階の奥の方
ーーーーーーーーーーーーーーー
がらっ
十神「………ここは物理室か」
ごうんごうんごうん
十神(…あれは何だ?)
石丸「おや、十神くん?」
十神「何だ、石丸…先に来ていたのか」
石丸「まさか、君も3階へ来てくれていたのだな。よければ探索を手伝っては」
十神「興味ないな。俺は俺のために、このフロアを探索しているだけだ」
腐川「………そ、そうよ、白夜様があんたなんかに従うわけないでしょう?」
石丸「腐川くんも…見かけないと思ったらそちらにいたのか」
十神「俺は離れろと言っているのだが、なにぶん言う事を聞かなくてな」
大泉「嫌われてんでないの?十神君さぁ」
十神「!……大泉、お前もこの部屋に……」
610:
大泉「年上を呼び捨てとはいかんな、十神君。マナーがなってねぇぜ?大泉さん、な」
腐川「う、うるさいわね!あんたなんか、白夜様からしたら取るに足らない生物なのよ!」ぐぎぎ
大泉「……ぁあ、そうかいそうかい」
ごうんごうんごうん
石丸「しかし残念だ、君達が協力してくれればより心強いと言うのに」
十神「誰が協力など」
大泉「もしかしてさぁ、十神君」
十神「………なんだ?」
大泉「自分に自信がねぇから俺達と一緒にいないんじゃねぇの?」
十神「何っ…!?」
大泉「だってそうじゃない、いばってばっかだし?協調性がねぇくせに命令してくるだろう?」
大泉「チームをまとめるリーダーってのは、常に堂々と構えてるもんさ。僕んとこのリーダーもそうだぜ?」
大泉「十神君は正々堂々じゃないもの。そんなんじゃあチームのリーダーは務まんねぇぜ」
十神「」カチッ
腐川「あ、ああ、あんた白夜様に何て事を???」
十神「ならお前の」
大泉「あ?」
十神「お前の知るリーダーとはどんな男だ?」
大泉「あー…?」
十神「聞かせろ。お前のリーダーとはどんな男だ」
大泉「うちのリーダーかい?そりゃおめぇ……」
ごうんごうんごうん
611:
ーーーーーーーーーーーーーーー
回想
ーーーーーーーーーーーーーーー
森崎『ぬぅぅぅぅ……ねりゃぁぁぁああああ!!』
森崎『まーみむーめ まーみむーめ もーんたくんーっ!』
森崎『俺だってなぁ、なまらこえぇよ!』
ーーーーーーーーーーーーーーー
戸次『泣けって言ってやれ!』
幼稚園児『なーけ!なーけ!なーけ!』
森崎『……ッ!!』ぽろっ
大泉『泣くな森崎!テレビだろ!!』
ーーーーーーーーーーーーーーー
森崎『行きますっ!』
森崎『………』
森崎『ッ』ぶーっ
音尾『………ッwww』
ーーーーーーーーーーーーーーー
森崎『音尾隊員っ…握手をしようっ!』
森崎『繁多寺ィィィィ!!ファンタジィィィィィ!!』
森崎『フゥーッ!』←霧を晴らしている
森崎『ぬおおおおおおおお!!』
森崎『俺…あの時どんなキャラだったっけ?』
森崎『死刑ッッッ!!』
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉『新番組!森崎博之のシュールストレミング!街の情報満載!』
ぱく
森崎『っぶふっ!?』
森崎『………オエェ』
大泉『えー、とこのようにですね……』
森崎『おえぇっ……』ぴちゃぴちゃ
音尾『後ろですごい音がwww』
ーーーーーーーーーーーーーーー
612:
ーーーーーーーーーーーーーーー
回想終了
ーーーーーーーーーーーーーーー
ごうんごうんごうん
大泉「ごめん、俺が悪かった」
十神「今の沈黙の間に何があった」
大泉「ま、あれだよ。TEAMおもしろい顔って事だよ」
十神「………?」
※Tips…【TEAMおもしろい顔】
【ハナタレナックス】における、森崎と音尾のコンビ名。ハンサムな安田・戸次との対比で呼ばれる。
森崎と音尾は番組内外でコンビになる事が多く、その都度コンビ名称も生まれている。
かつて【ハナタレ】では姓名判断の結果、森崎は【湯けむり殺人】・音尾は【おっとー星人】に改名すべしと出た。
そしてその時一緒に出た、彼らのコンビ名は【TEAM爆発五郎】である。
【湯けむり殺人】は手に桶を持ちダジャレを言い、【おっとー星人】はオットセイっぽい。それぞれの持ちネタもある。
安田・戸次と対決企画を行った結果敗北したため、2ヶ月間テロップから何から全てこの名前で扱われた。
かなり古いが、【じゃらん】CMから生まれた【MOコンビ】は未だに使われる名称。
なおここに安田を入れて【YMO】と呼ぶ事もある(トリオを指して生まれた名称)。
ごうんごうんごうん
大泉「……っくっくっくっくっwww」
石丸「大泉さん、なぜ笑って…」
大泉「いやぁダメだ俺ぇ、リーダーのダメなとこばっかり思い出したwww」
大泉「カナヅチなのにさぁ、海に投げられてリポートしてて、サメにぶつかられた事もあったなぁwww」
※Tips
【いばらのもり】で起きた事件。ちなみにわりと衝撃的な映像。サメは肉食ではなかった。
どんなリーダーだよ、と思われるかもしれないが、これがリーダーである。
カナヅチだし高所もダメなので、まさに陸戦型リーダーなのだ。
大泉「あとー、あれだな。嫁さんにもリーダーって呼ばれてるんだよ」
※Tips
実話です。
十神「………それはどうなんだ?純粋にどうなんだ?」
大泉「俺は知らんよ」
613:
石丸「とにかく君はリーダーではないと言う事だ」
十神「………」
ごうんごうんごうん
腐川「きいぃ…っ!何なのよあんた達!?白夜様ぁ、こんな奴らほっといて別なところへ」
十神「………面白い」
大泉「あ?何?」
十神「お前のリーダーとやらがどれだけ不出来な男か教えてやる、大泉」
十神「その座、俺が貰い受けてやるから覚悟をしておくんだな」くるっ
すたすたすた
腐川「………はっ!ま、待ってください白夜様ぁぁぁぁ!?」だっしゅ
ーーーーーーーーーーーーーーー
どっかいった
ーーーーーーーーーーーーーーー
石丸「………?」
大泉「よく分かんねぇな、あいつらは…さてと、僕ぁ奥を見てくるかな」
ごうんごうんごうん
石丸「あ、ええ……」
ごうんごうんごうん
大泉「どしたの石丸君?」
石丸「…いえ、今彼らにこれの事を教えてあげたらよかったかと後悔しているところです」
大泉「あぁ???」
大泉(物理室の中央には、でかい玉がでかい棒に突き刺さったような、機械的な柱が大声をあげている)
大泉(さっきモノクマが、わざわざここへ来てこれが何かを教えてくれたのだが)
大泉「それ、空気清浄機ったっけ?ほんとかねぇ…」
石丸「僕はもう少しこちらの部屋を見回ります」
大泉「おう、頼むよ石丸君」
614:
ーーーーーーーーーーーーーーー
物理準備室
ーーーーーーーーーーーーーーー
がちゃ
大泉「………ありゃ、これまたちっせぇ部屋だな」
ぱたん
大泉「あー、ダメだこりゃ。なんか天秤とかしかないもの」
大泉「んー…ホルマリン?うっわぁ、初めて見たこんなもん…」
大泉「しっかしここにも何の手がかりもないとなると…」
大泉「………ん?何か落ちてる?」
ぴらっ
大泉「なんだこりゃあ…写真?えーと」
大泉「……え…!?」
大泉(そこに写っていたのは???鉄板のない窓の教室にいる桑田と大和田、不二咲…そして…安田だった)
大泉(…え?……安田!?)
大泉(あ…?桑田は安田に会った事ねぇ、いや…なんならこの間まで見た事もねぇんじゃねぇのかよ…!?)
大泉(はぁ?ちょ、ちょっと待て…ちょっと待て!…んじゃこの写真はなんだ!?)
大泉(……まぁこの際、安田と桑田がおんなじ黄色のブーメランパンツを履いてる事はさておいても!)
大泉(だけどこれは明らかにおかしい!一体どうして…)
ぴっ
大泉「」!?
モノクマ「大泉クン、ボクの大事な写真になんで手を触れてるわけ?」
大泉「おい待ててめぇ、その写真はどう言う事だ?えぇ?」
モノクマ「どう言う事って?」
大泉「桑田は安田の事を、俺が貰ったDVDの姿と子猫ちゃんの話でしか知らないはずだ」
モノクマ「え、何キミあのDVD見せたの(ドン引き)……つーかあれは他人に見せるもんじゃ」
大泉「な事ぁどうだっていいべや!俺が聞いてんのはその写真の事だよ!」
モノクマ「えー?どうして?知りたいのー?」
615:
大泉「…捏造、か?少なくとも俺には心当たりねぇぞ」
モノクマ「さぁ、どうかな?キミが知らないだけじゃない?」
モノクマ「ま、とにかくこれはボクのものだから返してもらうんで!」
大泉「ちょっと待てっての!まだ話は???」
びゅーんっ
大泉「………逃げられた、か」
大泉(謎が深まるばっかりじゃねぇかよ……くそっ、なんで桑田達と安田がおんなじ写真に…?)
ーーーーーーーーーーーーーーー
探索終わり
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉(………もやもやした気持ちのまま、俺達は食堂へと戻った)
大泉(そしてすぐさま、今回の探索結果が発表されたわけだが…)
セレス「娯楽施設がありましたわ。ビリヤード台はかなりいいものを置いてありますわね?」
葉隠「ダーツにスロットまであったべ。あぁ、そういや新しい雑誌は入れない、とかってモノクマが…」
セレス「いえ、入れないのではなく「入れられない」と仰いましたわ。少し意味合いが変わるのでは?」
霧切「………そう。あとは?」
山田「美術室がありましたな。様々な絵が飾ってありました…僕の好きなアニメの絵もありましてな!」
大神「好きなアニメ?」
山田「ええ、【外道天使☆もちもちプリンセスぶー子】です!」
大和田「………は?」
山田「外道天使☆もちもちプリンセスぶー子です」
舞園「えーと…あ、そうだ!メンバーの子が好きなアニメに挙げていた事があった……ような無かったような……」
山田「あのぶー子のラインの描き方…まさにぶー子を描くのに長けておりました…」うっとり
朝日奈「………山田は放置しておくけど………あとね、美術準備室って部屋があったよ」
山田「ああ、そちらには彫刻刀や木槌が置かれておりましたッ!どれもこれも芸術、フィギュアなどを作る用のものですな!」
大泉「よく分かんねぇな…あとで見に行くわ」
山田「何でっ!?」
616:
石丸「…それはともかくとして…他は?」
大神「うむ。またしても上に向かう階段があった。しかしこちらも塞がれており上がれぬ」
桑田「鉄板はぜんっぜん剥がせねぇしさ?その辺の教室もなんにもなかったぜ」
朝日奈「……そう言えば、黒板にモノクマ描いたの誰?」
苗木「誰だろうね?怖いからそのまま、消さずに置いてあるけど」
大泉「え?なにそれ」
朝日奈「あのね大泉、今までの階の教室全部の黒板に、それぞれモノクマの絵があったんだ」
大和田「………で、誰が描いたか分かんねぇし、そもそも消していいかも分かんねぇからそのまんまって事っすよ」
舞園「モノクマの他に、人面犬みたいな絵もありましたよ?」
大泉「人面犬?…なにそれ、怖くねぇ?」
霧切「それはあとにしましょう。…他は?」
石丸「ああ、物理室と物理準備室があった。3階の奥だな…大きな空気清浄機が置いてあるぞ。それと…」ことっ
山田「時に石丸清多夏殿、それは?」
石丸「あぁ、これかね?これは物理室で見つけたデジタルカメラだ」
葉隠「どれ?見して見して」
ひょい
葉隠「………何だこれ!ひっでぇな…写真5枚程度しか取れんし、セルフタイマーも付いてねぇぞ!」
山田「それはっ!ぶー子のカメラ…ぼ、僕のです!間違いない!」
大泉「は?」
山田「いえ、ぶー子のアニメ化に際して行われたイベントの1等商品でして…しかしそれは僕がオークションで…?」ぶつぶつ
葉隠「んじゃ山田っちに渡しておくか?」
山田「……でもよく見たら汚くなってる…?なら…いらないかな…」
苗木「えっ」
大泉「いやおめぇんじゃねぇのかよ」
山田「僕はファンとして、コレクターとして未使用品の綺麗なカメラを買ったのですぞ?」
山田「…なのに…誰かに使い古されております。これは詐欺です!悪徳詐欺です!だので僕は憤慨しているのですぞ!」
葉隠「………そ、そうなんか(困惑)」
山田「ダメかよ!デブでオタクじゃダメかよ!」
セレス「でしたらそちらは私が戴きますわ。何かに使えるかもしれませんし?」
葉隠「何に使うんだ、こんなのよぉ…」ほいっと
617:
大泉「……なぁ、ところで俺ぁひとつ聞きたい事があるんだけども」
霧切「…何です?」
大泉「桑田にね……なぁ、聞いていいか?」
桑田「っげ、オレ?何すか…」
大泉「おめぇさ、安田と会った事ってある?」
桑田「…は?安田さん?な、何言ってんすか、オレまだ会った事ねぇっすよ」
大泉「………そう、ありがと」
桑田「え?」
大泉「いや…それだけだよ」
桑田「…はぁ?」
大泉「………」ふむ?
大泉(どう言う事だ…?あの写真は捏造?)
大泉(いや、でもそれだと色々と…だってあの教室ってこの希望ヶ峰学園じゃねぇのか?)
大泉(かと言って、桑田が安田を知らねえんなら…)
大泉「………うーん?」
霧切「…?…とにかくこれで報告は全てね。あとは…」
不二咲「そ、それじゃ僕からもひとつ…みんな、着いてきて欲しい場所があるんだ」
618:
ーーーーーーーーーーーーーーー
脱衣所
ーーーーーーーーーーーーーーー
石丸「大浴場前の脱衣所だが…なぜここに僕達を?」
不二咲「…うん、実は…」
大泉(そう言うと、不二咲君はおもむろに脱衣所にあるロッカーのひとつに手を伸ばした)
がちゃん
大泉「…あれ、それって…」
苗木「パソコン!」
江ノ島「……ぱそこん?」
大神「江ノ島、覚えておらんのか?図書室で見つけた、壊れたぱそこんの事を」
江ノ島(全然覚えてないです)
不二咲「あの後なんとか直せて…それで、僕…作ったんだ」
舞園「作った?何かソフトを開発したと言う事ですか?」
不二咲「………【アルターエゴ】、ってみんな知ってる?」
霧切「アルターエゴ…噂には聞いていたけれど、実物が見られるのかしら…?」
大泉「待って待って子猫ちゃん、さも当然って感じで言ってるけど……」
桑田「?」あぽ?
葉隠「?」だべ?
江ノ島「……」チョベリバ?
大泉「とこのように既に理解が追いついてない奴もいるんだよ」
桑田「」カチッ
不二咲「えぇっと…アルターエゴって言うのは、僕が作っている人工知能プログラムの事なんだ」
不二咲「んー、分かりやすく言うと……【プログラムとして再現されるもうひとりの自分】ってところ?」
不二咲「今回は口調とか、声とか…素材がないから自分ので作ったんだけど…」ぽち
大泉(言うが早いが不二咲君はパソコンを立ち上げる。しばしの沈黙ののち、キーボードを何度か叩き)
大泉(そうして画面を僕達に向けた。そこにいたのは)
『こんにちはぁ、不二咲千尋ですぅ…』
山田「………何か、キタ………!」
大泉(…不二咲そっくりの、何か…これが【アルターエゴ】?はぁー、今時のパソコンはすげぇなぁ)
大泉(シゲが泣いて喜びそうなもんだよ。あいつに合う嫁さんをプログラムで作ってやりたいもんだ)
大泉(…早く結婚しろ!)
619:
不二咲「この子がもうひとりの僕…」
セレス「して、その子には何が出来ますの?」
不二咲「あ、その、ね…ちょっと待って…」かたかたかた
アルターエゴ『…うわぁ、みんな揃ってるんだね!ご主人たまも元気そうで何よりだよ』
桑田「こっちが見えてんのか?」
不二咲「パソコン本体にウェブカメラが内臓されてるから、それで僕達の様子を見る事が出来てるよ」かたかたかた
不二咲「会話にはこうしてキーボードに言葉を打ち込まないといけないけど…」かたかたかた
不二咲「ゆくゆくはマイクを介した音声システムに対応させて、会話を出来るようにする予定なんだ」かたかたかた
大泉(パソコンと話出来るの?それ、なまらすげぇ!)
江ノ島「………ふぅん」
江ノ島(これって【私達】にとっては脅威なんじゃ…早く【あの人】に知らせないと…)
アル『…そう、ご主人たまに言われてた事は概ね順調だよぉ』
霧切「言われていた事?不二咲君、あなた何かを指示したの?」
不二咲「うん、実はね」かたかたかた
アル『あ、分かったよぉ。ええっと…このパソコンのハードディスクには、膨大なデータが残ってるんだ』
アル『多分、この学園に関する事が入っているとは思うんだけど、これがまたびっくりする程ロックが厳重で』
アル『その解析には…もう少し時間がかかりそうなんだぁ。ごめんねぇ…』しょぼん
山田「…可愛いですなぁ」
葉隠「2次元限定設定はどこ置いてきたオメー」
アル『でも、ひとつね。変なものを見つけたんだ』
霧切「変なものを…?」
アル『うん、今映像を出すね』
ざざっ
大泉「…変なもので映像っておい、なんか怖い映像とかじゃねぇの?」
山田「エコエコエコエコ…!」
葉隠「やーめーろー!なんか降りてきたらどうすんだ!」
舞園「その時は、昔ドラマで培った知識で悪霊を退治します!」
苗木「どんな役なのそれ!?」
セレス「そんな茶番はどうだっていいですわ、とにかくそれを見てみない事には…」
ぱっ
620:
たたた たたた たたた たんた(スネアドラム)
ったたっ たたっ たったったった♩
ててっ♩ててっ♩てっててってってって♩
大泉(こ…これは…!?)
参考映像:
※Tips
↑まさかのフルコーラス、ドラマ映像全つなげバージョン。
大泉(……昔【ドラバラ鈴井の巣】で最低視聴率をマークした伝説のドラマ、【マッスルボディは傷つかない】)
大泉(その主題歌であり、振り付けを音尾がやった……幻の電波ソング……【ハッスルマッスルブギ】じゃないか!)
<あははぁーん
<ダブルバーイセップス!
大泉(……なんでパソコンにこれが……色んな意味で!!)
※Tips…【マッスルボディは傷つかない】
安田が脚本を担当したドラマ。鈴井の巣歴代(ドラバラまでに2回リニューアルしている)の最低視聴率をマークした作品。
安田はそれを知った当初凹みすぎて泣いた。そしてこの事実を未だに引きずっているらしい。
実際、この脚本は3日間の徹夜で書かれており、当初大泉が台本を読んで「今すぐ書き直せ」と怒鳴ったほど。
また安田がアメリカに行って色々と悲惨な目に遭ったのもこの時。身体検査されて大変だった模様。
あらすじ
高校を中退してしまい、現在は働きながら定時制の高校に通う主人公・安原(演:安田)が
廃部したボディビル部を復活させ、体を鍛える事で弱さを克服し強くなろうと決意をする。
同じクラスの仲音(演:音尾)や森崎先生、留学生(演:河野)、そして坂本マサル(特別出演)に囲まれながらボディビルに励むが、
ある日突然彼の前に、サル(注:鈴井会長である)を連れた謎の男・真池龍(演:大泉)が現れる。
真池龍は黒い噂の絶えない製薬会社の御曹司であり、安原は意図せず彼の陰謀に巻き込まれるのだった…。
セレス「………どうしろと?これを見てどうしろと?」
大泉(俺もそれに大いに同意した)
大泉(そしてその映像は、いつしか僕らのライブに切り替わっており)
大泉(大きな舞台の上で、安田と音尾が黄色いブーメランパンツ姿で立っている)
<ともだちんこ!ともだちんこ!
<安原!僕、またボディビルやってみるよ!
<……ああ!
大泉(………なんか、その、ごめんね?ほんとごめん)
大泉(期待させて…ほんとにごめんね)
桑田「大泉さん、もしかしてこの人…安田さん!」
大泉「………ぁあそうか、君はまともに見るのは初めてだね……いや、まともなのか?」
大泉(全く…僕があのDVDを自分から見せると思ったのかい?桑田と子猫ちゃんがうるせぇから見せたんだよ)
大泉(子猫ちゃんは……僕の言葉から、DVDに映っているのが4人だってのを推測したらしい)
大泉(だからってふたりがかりで来られたら、そらぁ僕だってDVD渡すしかねぇものなぁ)
桑田「………感動した」
大泉「は?」
桑田「オレこれ覚えるぜ!」
大泉「」
大泉(…桑田の身体能力の無駄遣いってこう言う事を言うんだろうなと、俺はそっと目を背けるしかなかった)
650:
ーーーーーーーーーーーーーーー
まだ脱衣所
ーーーーーーーーーーーーーーー
<らーぶまーいぼでぃー♩
桑田「これが安田顕…【平成の怪物】…!」キラキラ
朝日奈「なにその物騒な名前!?」
アルターエゴ『ネットワークがないからなんとも言えないけど、内蔵されてたデータを見ると…』
アルターエゴ『随分すごい人みたいだねぇ、この人。カルト的な人気があるみたい』
江ノ島「…あー、それ系の人なんだ…」
※Tips
それ系が何かはさておき、安田顕の世界は常人には理解されないと言われています。
前述の【マッスルボディ】も、一部の熱狂的なマニアが存在するほどの怪作です。
<あーのこーをまーちわーびだーいでーんきーん(音尾)
不二咲「…しばらくしたらまた仕舞うよぉ、桑田君?」
桑田「えー?まだ見てんじゃんか、オレ!まだ待ってくれってー!」
霧切「モノクマにパソコンが見つかったらどうなると思ってるの、あなたは?」
葉隠「ん?どうなんの?」
大泉「取り上げられるに決まってるべや。ネットがここにゃねぇけど、もしつなげられりゃあ」
霧切「…外の世界に、助けを呼べてしまうんだから」
苗木「インターネットさえあれば……か」
桑田「分かった!あと1回!とりあえずあと1回!」
アルターエゴ『さっきの映像をまだ見るの?ちょっと待ってねぇ』キュルキュル
大神「桑田よ……楽しいのか?」
大泉「しかし、不二咲君はなんでったってこんなとこにパソコンを?」
不二咲「ふぇ?」
大泉「湿気とかすごくねぇの?」
霧切「ここは他の部屋と違うところがあるんですよ…湿気を考慮してもなお、ここでなければならないんです」
不二咲「そうなんだよ!」
651:
苗木「他の部屋と……?」
霧切「あら、苗木君も気付いてなかったの?」
桑田「ダブルバイセップス!」むき
アルターエゴ『えぇっと………き、キレてます!キレてます!』
石丸「やはり桑田くんの肉体は筋肉が程よく付いているな」
江ノ島「全く体作り込まないでこんだけ筋肉ありゃすごいんじゃね?」
※Tips
ボディビルの世界では、筋肉にキレがある事をこう褒めます。
別にふざけてるわけじゃありません。
<ともだちんこ!ともだちんこ!
大和田「不二咲、オメェもこうなりてぇのか?」指差し
不二咲「この人達は全然体が絞れてないからもっと大和田君みたいになりたい」真顔
大和田「……お、おう」
※おまけTips
安田と音尾は、【マッスルボディ】撮影後に本当にボディビルの大会に出場した。
が、元からそれほど引き締まった体でもなかったうえ、ドラマ撮影終了後から全く鍛えていなかった。
そのため、大会でもドベ1・2をふたりで取った上、大会役員から割と本気で注意された。
大泉「えーと、それはさておいといて…話がこじれんだよぉ!んで?他と違うとこって?」
苗木(きっとそれは…)
???閃きアナグラム!
 か ん し ○ ○ ○ 
苗木「そうか、分かったぞ!」
「監査カメラがない事、だろう?」
ばさっ
苗木「え…?」
石丸「……十神くん?」
十神襲来!!
十神「………」
大泉「おや、なしたの?僕らのとこに来るなんて珍しい」
腐川「ち、違うわよ…あんたらがどこにもいないし、何かと思って学園を彷徨いてたわけじゃないんだから…」
舞園「探してたんですか?って、それより腐川さん、元に戻ったんですか?」
腐川「……な、何よ…あ、あたしがブスだって事?」
舞園「どうしてそうなるんですか?!」
652:
石丸「む、確かに腐川くんがいつもの腐川くんに戻っている…?これは一体どう言う事かね、十神くん」
十神「説明は面倒なんだがな…くしゃみをしたと同時に元に戻った」
山田「くしゃみで人格交代ってそれかなりギリギリですよ」
朝日奈「なんの?」
腐川「うるさいわね…し、仕方が無いでしょ…!」
大泉「また話がややこしくなる!十神がなんで来たのか聞こうぜ?みんな!なぁ!」
霧切(普段は好き勝手やってる大泉さんが、周りがとっ散らかりすぎて遂に纏め出したわ…)
苗木「ああうん、そうですね…それで、なんで?」
十神「些か俺への対応が悪いが許してやる。俺がここに来たのは、俺の決定事項を伝えるためだ」
苗木「決定事項?十神クン、何を決めたの…?」
十神「俺はそこの天然パーマを黙らせるために、お前達のリーダーになってやる事に決めた」
霧切「………は?」
大泉(子猫ちゃんが面食らってる…珍しい…)
十神「安心しろ。俺がお前達のリーダーになって、外の世界に導いてやる…十神の名にかけてな」
朝日奈「はいはい。あんまり期待してないけど、よろしくね」
十神「なに……?」
大泉「あー、大丈夫。リーダーって基本そんなもんだから」
※Tips
大泉さんはかつて、雑誌にて
「やっぱり森崎がリーダーじゃないといけない」と言うような旨の発言をしています。
しかしながら普段の扱いは言わずもがな。
(…なお、めちゃイケに森崎が出た時の大泉は
「何で何の関係もない、俺の20年来の友人出してんのよ?」と言っていた模様。)
十神「………ちっ」
舞園「舌打ちなんてダメですよ!チームのリーダーなら、もっと大きい心を持っているべきです!」
大泉「さすが舞園さん、するどーい。舞園さんの方がリーダー向いてるんでないの?」
十神「ハッ。俺の本気を知らんから、お前達はそんな事を言えるのだ」
腐川「そそそそそそうよ!あんた達は白夜様のすごさを知らないの!」
大泉「いや、本気ったって…」
霧切「そもそも、どう言った心境の変化なのかしら?私達の事はどうでもよかったんじゃあ?」
653:
十神「……ちっ、凡人やプランクトンに説明するのも面倒なんだが…仕方が無いか」
大和田「ぁあ?」
十神「そう食ってかかるな、説明してやる」
苗木(食ってかかってるのは十神クンのせいなんじゃ…)
十神「基本、俺は愚民に対応するつもりなど全くなかった。だが、年下ならまだしも…」ちらっ
大泉「ん?」
十神「組織のトップとして、年上・目上の人間を束ねる必要もいずれ出てくる。その練習を兼ねて」
十神「……大泉洋。お前がこの多数の中の反乱分子にならないように、俺がお前達の面倒を見てやると言ってるんだ」
霧切「確かに…この場で大泉さんひとり屈せられないようじゃ今後が心配ね」
大泉「俺を従わせる事がまず第一なわけね?」
葉隠「あとさりげなく俺の存在無視したろ」
十神「………葉隠、お前にはそもそも期待してない。頭数にも含んでいない」
葉隠「」←静かに隅の方で体育座りした
十神「そう言うわけだ。お前ごとき取り合う必要もないが、かと言って野放しにするのも俺の性に合わん」
十神「ならば今、そう……今、俺のためにもお前のためにも、今……お前達を率いてやる」
大泉「ぁあ、そうかいそうかい」
セレス「………(めんどくせぇやつが、またひとり)」
山田「しかしかわいいですな、あるたん」
不二咲「…あるたん?」
山田「こちらの不二咲千尋殿…アルターエゴですよ。いつまでも名前がないのはカワイソス!」
不二咲「!」
十神「アルターエゴ……?」
不二咲「うん…図書室のパソコンが復旧したから、そこに擬似人格のプログラムを組んだんだよぉ」
腐川「ぎ、擬似人格…!?」
十神「さすが不二咲。俺は以前から、お前は何か違うと思っていた」
江ノ島「………あっそ。」
ひょい
桑田「あ!オレまだ見てる…」
江ノ島「ひとりで勝手に使ってんじゃねーっつーの!ほら、不二咲。十神にも見せてやれば?」
江ノ島(……あと私も見たい)
654:
不二咲「うん、えぇっと…」
かたかたかたっ
アル『あるたん?…えへへっ、嬉しいなぁ』ぱぁっ
山田「……ッ」きゅんっ
江ノ島「………」きゅんっ
苗木「………?」
十神「………」
山田「ややっ!?皆さんにはこのラブプラスがトゥハートしてないのですかっ!?」
セレス「ときめきなメモリアルを感じている場合ですの?相手は機械…人間ではないのですよ、山田君」
山田「うごご…そうですが…!」
大泉「ときめきマン呼ぶ?」
セレス「なんですのそれ」
※Tips…【ときめきマン】
舞台【LOVER】に登場するキャラクター。5人いる。音尾は安定の黄色(カレー好き的な意味で)。
それぞれが演じるのとは別の役者演じる、登場人物の恋愛を応援していおり、応援されている本人にしか見えない。
(ただし大泉演じる【ときめきレッド】のみ、大泉自身を応援している。理由は「5人の中で一番かっこいい人の元へ」行ったから)
また、彼らは応援している人物の「ときめき」が「愛」に変わってしまう時に同時に消滅する。
江ノ島(さりげなく無視された…絶望的…)
山田「ややっ!?【LOVER】ですか!」
大泉「おや、山田君も知ってるの?」
山田「ええ!確かNACS作品として初めて、メディアミックスされて漫画化した作品だ…と、あれ?」
霧切「………どうしたの?」
山田「いえ、それを誰に聞いたんだか思い出せなくてですね…一体誰に聞いたんでしょう…?」
山田「漫画版にはときめきマンは出てこないんだとかなんだとか…、いつだったかなぁ…むむむ?」
大泉「やたら詳しいな、おい。子猫ちゃんに聞いたんじゃないの?」
霧切「…いえ?そこまで詳しい事なんて、山田君に話した記憶はないですよ…?」
大泉(…いやいや、何それ…?単に山田が詳しいだけとは思えねぇ…なんつっても、LOVERは)
大泉(……【少女漫画雑誌で掲載された】作品だし、なにより…【単行本化されてない】)
大泉(山田は自分から少女漫画を読むようなタイプではねぇだろ、間違いなく。んじゃ、誰が教えたんだ?)
十神「それよりいいのか、お前達」
大神「………む?何がだ」
655:
十神「あまりここに長居しては、モノクマに怪しまれるだろう?」
石丸「ふむ…」
大泉「んー、そうかい?」
十神「ましてこの大浴場はどうやら混浴だ」
石丸「…何だとッ!?ふ、風紀が乱れる!」
桑田「なんだイインチョ、今まで気付いてなかったのかよ」
石丸「確かに表側に男女どちらの使用時間なのかを表示する表札はなかったが、しかし…!」わなわな
十神「…と、石丸も震えている事だ。長時間ここにいるのは極めて不健全だろうな」
十神「中が分からないとしても、学園内には監視カメラがある。俺達がここに入った事は知っているだろう」
腐川「さささささささすが白夜様!細かいところにまで気を配っていただいてぇぇぇ」
十神「誰かこいつを黙らせろ」
舞園「リーダーは十神君なんですよね?なら腐川さんを静かにさせるのも十神君の仕事ですよ!」
十神「………まぁいい」
十神「アルターエゴとやらが何に使えるかは知らんが、こいつの事が知られたくないなら…」
霧切「……もっと慎重に行動すべき、と言うわけね」
朝日奈「十神のくせして鋭い事言うね」
十神「」カチッ
石丸「そそっ、それにだ!不健全な行為に及ぶ輩が出る可能性があるただろうっ!?」
葉隠「へ?覗きでもするってか?そんな事考えようもんなら塵になるべ」
大和田「不健全な行為でいきなり覗きってのもどうなんだよ」
大泉「しかし、塵にって…そんなまた、大袈裟な」
葉隠「オメーそりゃあれだろ…」ちらっちらっ
大神「む?」
大泉「…あ、なるほど」
ーーーーーーーーーーーーーーー
出た
ーーーーーーーーーーーーーーー
656:
朝日奈「でも、これってお手柄だよねっ!」
不二咲「う、うん……」
桑田「ほんとな、これはナイス発見じゃね?」
江ノ島「どっちでもいいってぇの…」
モノクマ「何が?」
桑田「あぁ、だから」
モノクマ「…だから…?」
十神「………」
霧切「………」ふぁさ
山田「………おっと、モノクマ発見伝」
桑田「いきなり出てくんじゃねぇよアホっ!なんだよ!」
モノクマ「ボクは学園長なわけよ。だからね、キミ達が学生の身分で変な事してないか監視しないと行けないわけ」
モノクマ「ねぇねぇ、男女がくんずほぐれつしながら大浴場で何してたってんだい?」
不二咲「くんずほぐれつってなにー?」
大泉「君がもう少し大人になったら聞きなさい」
大和田「オメェにはまだ早い世界だぜ」
不二咲「…早く男になりたい…っ!」
朝日奈(なんか不二咲ちゃんの目指してる方向が違う気がする)
腐川「って言うか………は、恥ずかしいやつね、あんたって///」
モノクマ「そこで顔を真っ赤にされても困るんだけどなぁ」
石丸「不健全な行為は一切なかった!風紀委員である僕が保証しようッ!」
モノクマ「うーん……石丸クンが言うんなら信用してあげなくもないけど……」
大泉「んならもういいべや。俺らは部屋に…」
モノクマ「じゃーなにしてたの?」
大泉「………ぁあ?」
霧切「ならお得意の監視カメラで、私達を監視すればいいじゃない?」
モノクマ「そこの脱衣所と大浴場は、監視カメラがどうしてもつけられなかったの!」
大神「ほう……」
十神「つけられないのか……」
霧切「………」にやり
モノクマ「ちょちょちょっ!?何を企んでるのキミ達!」
大泉「少なくとも変な事じゃねぇから安心しろ」
モノクマ「…しょぼーん…確かに残念ながら、何が起きてても見えないよ……」
モノクマ「………でもね、」
モノクマ「だからこそ尋ねるよ?不健全な行為がなかったってんなら、みんなでなにしてたの?」
苗木「そ、それはー………」
モノクマ「変な事がないんなら答えられるよね?それともキミ達、ボクに内緒でパーティしてたっての?」
セレス「………はぁ」
657:
大泉(そこで口を開いたのは、セレスティア・ルーデンベルクだった)
モノクマ「ちょ、何だいセレスさん…溜息なんか吐かないでよ」
セレス「いえ、こんな些細な事すら報告しなければならないのかと思いまして」
モノクマ「些細な事?些細な事って何さ…」
セレス「順番決めですわ」
大泉(………え?)
モノクマ「………順番決め?」
セレス「桑田君が、この大浴場に男女どちらが使うのかを表示する表札がない事に気付きまして」
セレス「…大浴場でお互い鉢合わせてしまったのですが、たった今話し合いをしたのです」
セレス「その結果、毎日じゃんけんでどちらが先に大浴場を使うのかを決める事になりまして」
セレス「先ほど、朝日奈さんがそのじゃんけんに勝利し、本日は女子が先に使う事となったのです」
セレス「ですからこれはお手柄、そう…朝日奈さんのお手柄なのです」
大泉(息を飲むほどすらすらと出てくる嘘だった)
大泉(むしろ嘘には聞こえないほどの流れ。もしかしてそれは事実なのでは、と俺も思わされた)
モノクマ「………あ!それでさっき不二咲クンは青い顔してたんだね?」
不二咲「…え?」
モノクマ「ちくしょう、もう女子を偽って女子風呂に入る手が使えねぇと!」
大和田「不二咲はそんなやつじゃねぇよ!!」床ドン
モノクマ「いや、絶対1回は思ってるはずだって!」
不二咲「……ば、バレたら仕方がないねぇ……」
大和田「」!?
大泉(いやなんでそこノリノリよ、不二咲!)
朝日奈「あ、あはははー、じゃんけんで勝ったから先にお風呂だぞー(棒読み)」
桑田「くっそー、あとちょっとだったのになー(棒読み)なんであそこでグー出したんだろうなー(棒読み)」
大泉(んでお前らは誤魔化し下手か!)
葉隠「はぁ…しゃーねぇべ。一番風呂は浴びたかったけど、女共に譲るべ。な?十神っち」
十神「俺に振るな愚民が」
葉隠「はっはっはっ!」
苗木「なんで笑ってるの?」
霧切「………さぁ?」
大神「さて…我らが出るまでここから先には入ってはならんぞ、お主ら…分かったな?」
大泉「あぁ、分かってるぜ。命は惜しいもの」
石丸「風紀を乱すなら僕が鉄拳で制裁しておこう!」
霧切「ふふっ、そう…お願いね」
舞園「じゃあ行きましょうか?」
658:
がしっ
舞園「ほら、行きますよ?腐川さんっ」
朝日奈「あ、いいね!みんなでお風呂なんて!」
腐川「へ?いいいいいいやあたしお風呂は…」
セレス「淑女たるもの、体を清潔に保つべきですわよ?腐川さん」
腐川「でででででででも………」
大神「そう案ずるな、腐川よ。取って食うような真似は誰もしないのだからな」
腐川「う、うう…!」
十神「ふん、風呂にでも浸かれば今の臭いも多少は消えるんじゃないか?」
腐川「分かりましたお風呂に行きます」きりっ
舞園「よかった!」
江ノ島「……あー、あたしはいいかも……(ウィッグ的な意味で)」
朝日奈「え?一緒に行こうよ、ね!」がしっ
江ノ島「…あー、その、さぁ」
腐川「なによぉ、あたしも行くのにあんただけ逃げるの……?」
江ノ島「いや、そうじゃなくて…」
霧切「そうね、女子全員が集まる事なんてなかなかないもの…いいんじゃないかしら」
舞園「何か隠し事があるんですか?ふふっ、後で聞きますよ、後でね!」
江ノ島(………ピンチ!助けて!助けてモノクマ!!)
モノクマ「いいねぇ、女子会だねぇ」はぁはぁ
江ノ島(って助ける気ゼロだーー!!)
セレス「では、ごきげんよう」
江ノ島「いやマジであたしひとりで入るから大丈夫…」
舞園「いいからいいから!」
ずるずるずる
江ノ島「あぁぁぁぁー………」
江ノ島(やばい超ピンチチョベリバ最悪バカ嫌いケチんぼぉおおおおおお!?)
モノクマ(とか思ってるのかな、面白いから放置しよう)
659:
ーーーーーーーーーーーーーーー
入浴
ーーーーーーーーーーーーーーー
モノクマ「行っちゃったねぇ…」
大泉(このシチュエーション…アレをやれと言われている気がする)
大泉「………悔しいねぇ、僕ぁ」
大和田「何がすか」
大泉「この先にパラダイスがあるんだぜ?それを見れねぇってのは残念だよ」
石丸「パラダイス!?」
モノクマ「だよね。据え膳の完成待ってる場合かよって話」
大泉「おいおい、学園長なんだろぉ?それを推奨しちまっていいのかい?」
モノクマ「健全ってそう言うのも含めてだと思うんだよね」
苗木「ちょ、っと待って?!なんの話!?」
大泉「またまたぁ。そうやってかわい子ぶってもダメだぞ苗木ィ」
大和田「ああ、なるほどな」←ピンと来た
葉隠「もしかしてだけど?もしかしてだけど…」
石丸「………つまり?」
モノクマ「おめぇら女子風呂覗きしねぇのかって言ってんだよ」
自殺行為
石丸「な、なな、なっ…!?」
十神「くだらんな」
大泉「って言いながらちょっと見たいだろ?十神も」
十神「俺は別に……」ふいっ
桑田「…モノクマ先生…、……覗きが………したいです………!」
石丸「なっ!?く、桑田クン!不健全だ!」
モノクマ「ボクは桑田クンくらい素直な生徒は大好きだよ」
葉隠「男はそれを我慢出来ない!きっとあっちにゃ【行き過ぎた下ネタのため自主規制】があんだべ!そうだろ、モノクマ!」
モノクマ「君はAVの見過ぎだよ」
石丸「まままままま待ちたまえええええ」
大泉「石丸が壊れた……」
十神「どうした?お前、しっかりと意見を言わねば止められないぞ?」
石丸「ふふふうきがみだればばばばばば」
葉隠「んー?いきなり刺激強過ぎたんかな?」
大和田「ちげぇと思うけどな」
660:
不二咲「……石丸君っ!」
不二咲「これは保健体育の勉強なんだよ!」
石丸「」!?
山田「いや、それはちょいと苦しいのでは?」
十神「石丸を丸め込む事を考えればまぁ、悪くはない選択だろうな」
葉隠「分かってるな、不二咲っち…!」
苗木「ねぇみんなどうしてそんなに真剣に覗きをしようとか言ってるの?」
石丸「だが、しかし!覗きは犯罪なのでは…」
不二咲「………じゃあ、この際だから言うね?石丸君」
不二咲「………そもそも…健全な男子は………」
不二咲「女子の裸体が見たいんだよッ!!」どどんっ
裸体が見たい!!
葉隠「それに賛成するべ!」賛成ッ
大泉「…不二咲君、一回深呼吸しようぜ?」
石丸「……!?」
大和田「…オメェ男になったな…」
大泉「そこで感じてどうすんのよ」
不二咲「って言うか僕も男だから見たくて仕方が無いよォ!」
不二咲「なんでもかんでも風紀風紀って規制してたら、それこそ異常事態!」
不二咲「だから僕は……行くよ!」
桑田「不二咲…オメーやっぱ強いぜ…」
山田「まさかすぎました…」
大泉(舞園に続いて今度は不二咲か。不二咲が吹っ切れてしまったのか。まぁ隠す必要がねぇんだからいいけども)
大泉「……で?なんかみんなの意見は出揃ってんだけど、十神君はどうすんの?」
十神「………」
十神「………」
十神「………」←ちょっとにやけた
苗木「あれ?」
十神「……チームのリーダーとして、多数派の意見を採用するのは当然だ。俺は気乗りせんが、行くぞ」
大泉「って言いながらやっぱり見たいんだろ君」
苗木「十神クンも男の子だもんね…」
十神「黙れ愚民」
石丸「そ、そんな…た、多数なのか?覗きなどと言う野蛮な…違法行為をしたいものが多数なのか?」
山田「いや、拙者は別に3次元興味ないけど別に、まぁ見れるなら今後の参考のために見たいし?」
葉隠「なら行こうぜ山田っち!」
桑田「無限大の彼方へ!」
大和田「………あー、不二咲が行くなら俺も行く」
モノクマ「さすが大和田クン!自分の弱さを乗り越えて強くなっただけあるね!うぷぷ!」
661:
山田「なんかそれはそれで違うような気もしますけども」
大和田「あぁそうだ、俺は強い!だから俺は俺の気持ちを隠さねぇ!」
大和田「不二咲とか関係なく覗きてぇ!!」
モノクマ「やっぱ男子はこうじゃないとね!」
大泉「青春が蘇るようだよ。僕の学生時代見てるみたい」
モノクマ「嘘付けや!」
十神「……俺達はチームだ。チームは常に共に行動する義務がある…だろう?石丸」
石丸「ぐっ…!だ、団体行動の基本は、多数決…っ!多数決の結果がそうなら…僕も従わざるを得ない…!」
苗木「って言いながら覗きたいだけじゃないの!?」
石丸「バカを言うんじゃあないっ!僕がそんな野蛮な行為を、まさか自らの意思でやりたいなんて…!」
山田「あー………まぁ?石丸清多夏殿みたいなタイプってむしろ今では珍しいみたいな?」
桑田「イインチョも一回やったら女の素晴らしさに目覚めるって!」
大泉「なんだろうなぁ、その言い方はとんでもなく語弊があると思うんだよなぁ」
葉隠「でも桑田っちならマジでやってそうで困るべ…」
不二咲「そ、それも男の勲章なのかなぁ?」
大和田「多分ちげぇぞ」
石丸「……覗きたいと思うのは健全、女性の裸が見たいのは健全……」ぶつぶつ
苗木「言い聞かせてる!」
大泉「ミスター…あなたの犬は今、大浴場に向かっていますよ…」すたすた
苗木「待って待って待って!?早いよ!?」
モノクマ「で?全員一致で覗きに行くけど、苗木クンは行かないの?見たくない?舞園さんの体」
苗木「………」
モノクマ「………」
苗木「………………」
モノクマ「………」
苗木「………………い」
モノクマ「え?」
苗木「………………」
モノクマ「………」
苗木「………………見たい」
ーーーーーーーーーーーーーーー
突撃
ーーーーーーーーーーーーーーー
662:
◆脱衣所
苗木「モノクマは結局、中に入って来なかったね」
山田「湿気で壊れるからじゃありませんか?」
葉隠「まぁなぁ…あ、パソコンにゃこの湿気って大丈夫なん?」
不二咲「湿気取りを入れてあるから多分…」
大和田「簡単だな、湿気対策」
不二咲「湿気取りは倉庫にたくさんあるから、使ってもなくならなさそうなんだぁ」
石丸「このような湿度の高い場所で精密機器が壊れないようにするのは大変だからな!ハッハッハ!」
大泉(石丸君がすでに正気を失っている目をしているが、俺は見なかった事にしました)
大泉「………さて、あれだね、見るよ?僕達は覗くよ?絶対に覗くよ?」
苗木「…なんでこんな流れになったんだか……」
山田「そらぁあれですよ、大浴場があるからこんな事になるんですよ」
十神「大浴場があり、そこに女子がいる………苗木、こうなったら俺達が取るべき行動はひとつだ。説明してみろ」
苗木「なんで!?って言うかやっぱり十神クンもノリノリだよね!?」
十神「バカを言うな、苗木」
十神「俺は今まで十神家にふさわしい人物になるため厳しい教育を数々受けてきた」
十神「それ故、むしろこんな状況になるのが初めてなんだ…噂話にしか聞いていなかったからな」
桑田「……マジかよ……女湯覗きが噂話とかどんだけ?」
十神「俺が通っていた高校にはそもそも修学旅行のような制度はない。あるとしたら長期休暇だな」
大泉「なるほど?行こうと思えば行けちゃうもんねぇ…」
苗木「わざわざ全員で行く必要ないって事なんだ」
葉隠「すげぇなぁ、そっちのが想像つかんべ」
十神「…こんなにもザルな警備の女子用風呂を見たのも初めてだ、生まれて初めて」
十神「こんな面白い事があるか?初めての経験が出来るんだぞ?愚民達と共に行動しなければ出来ない体験だ」
山田「つまり覗きがしたいって事でいいね?」
十神「おいそんな簡単な言葉で切り捨てるな!」
石丸「……しかしこんな行動が本当に健全な男子なのだろうか?」
大泉「そうに決まってるだろお?石丸君、なに?君は女の子とエッチな事したいとか思わないわけ?」
大泉「そっちの方がどうかねぇ。少なくとも、普通ではねぇよ。異常だな、異常」
石丸「ぐっ……」
不二咲「そしてお風呂を覗けば、きっと分かるよ……石丸君!」
663:
石丸「ぬぐぐぐっ…!」
桑田「オレら男子の正常な行動をちゃんと見てねぇとダメだって、イインチョ!」
葉隠「そうそう、オスとしての本能だべ。これは普通なんだべ!」
山田「い、石丸清多夏殿?どうしても無理なら先に帰っていても」
石丸「………わかった」
大和田「兄弟?」
石丸「これが健全な男子の行う行為なのだな!
石丸「…ならば僕も挑戦するぞ!そして!健全な男子の気持ちを学ぶ事にしよう!」
葉隠「こいつチョロいな…」
大泉「よぉし、その粋だぞ!石丸ッ!」
苗木「………で、どうするんですか?」
大泉「ぇえ?なにが?」
苗木「や、覗くって言っても扉を開けないと行けないし」
大泉「ああ、そうだね。じゃあ行きなさいよ」
苗木「え?」
大泉「開けなさいよあんたが」
苗木「え…ボクが?」
山田「さっさと開けなさいよ」
桑田「そっとだぞ、そっとだからな。バレんなよ」
苗木「なんでボクが…」
十神「お前が一番扉に近いからに決まってるだろう?」
大和田「いいから開けろ開けろ」
苗木「なに?ボクが開ける流れなのこれ?」
大泉「ぁあそうさ。苗木君なら僕達の期待に答えてくれるって信じてるぜ」
苗木「………いや………」
葉隠「…見つかったら苗木っちを囮に逃げるべ」
苗木「やっぱり!ひどいよみんな…」
大泉「骨は拾ってやるから」
苗木「いや、あの」
不二咲「い、いいから、開けなさいよッ」
大泉「…不二咲君、相当見たいのね?」
石丸「見る方が健全見る方が健全見る方が健全」ぶつぶつ
大和田「オメェももう少し俗世を知った方がいいぜ?兄弟」
不二咲「開けなさいよッ」
苗木「…わかった、分かったから……行くよ……」
664:
苗木「………行くよ?」
大泉「ぁあやれよ苗木君、一思いにな」
十神「声を上げるなよ。中の女子に勘付かれては意味がない」
不二咲「ようやくなんだね……」
石丸「女性の裸を見たいと思う気持ちは正常、男子なら普通…」ぶつぶつ
苗木「………ッ!」
がらがらっ
苗木「………」
ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
山田「誰もおりませんよ?」
大泉「うっせぇ山田…あれかい、湯気かい?」
葉隠「シッ………!」
<きゃっきゃっ
<わいわい
大泉「……聞こえた?」
葉隠「あぁ…いるべ、ぜってぇいるべ」
桑田「どこだよ」
苗木「待って押さないでボクをスケープゴートにしようとしないで」
桑田「ちょっとどけよ苗木ィ、見えねぇって」
石丸「こら君達…大声を出すんじゃあない。動物観察の時もそうだろう?」
大泉「あー、そうだね。大声出したら向かってくるかもしれねぇから静かにな」
葉隠「にしても見えねぇなぁ」
???「やはりご都合主義ではお風呂の中を見せるわけがない」
大泉さんはそう考えていた。
それもそのはず、中には現役のアイドルやギャルが入っているのである。
アラフォーになった大泉さんに聖域を見せるわけにはいかない、年端も行かぬ子供達なのだ。
「でも……せめてこの子達には見せてやりたい」
大泉さんは願っていた。
せめて石丸さんの気持ちを、少しでも変えてやろうと思っていたのである。
だがあまり時間をかけては、こちらの事がバレてしまうだろう。
あまり長くは粘れない…湯気が激しいために、誰もが諦め掛けた
その時!
665:
十神「………いたぞ」
大泉「…おおっ!?」
大和田「」!
苗木「」!
葉隠「」!!
山田「」!?
石丸「」!?!?
不二咲「」凝視
桑田「」ガッツポーズ
大泉(そこには……全員いた)
大泉(そう、7人だ。女子生徒全員が裸でお湯を楽しんでいた)
大泉(舞園さん、おっぱい綺麗だな)
大泉(あれ?子猫ちゃんってお風呂でも手袋取らないの?やっぱ手が荒れてんのかなぁ)
大泉(とにかくそこは楽園だった。もうそうとしか言いようがない)
大泉(あれだな。何才になっても、男は女の裸が大好きだな。…男の裸も好きだよね。下品だからかな)
大泉(なんにせよ、俺達は大切なロマンを手に入れる事が出来た。これはあれだ、俺達の結束はさらに深まったに違いない)
大泉(やけに十神の目が輝いてる気がするんだけども、なんでかねぇ)
大泉(そういやぁ中にひとりだけ見覚えのない髪型の子がいた。……いや、ふたりかな?)
大泉(だがその子は体がとても引き締まっていて可愛かったなー。あの子誰なんだろ)
大泉(1分にも満たない時間、それが活動限界だった。俺達は、みんなで喜びながら)
大泉(若干前かがみになりつつも、大浴場を後にしたのだった)
大泉(………)
大泉(………)
大泉(………あー、お手洗い寄って来ていい?)
ーーーーーーーーーーーーーーー
終了
かーんかーんかーん(ゴングのSE)
ーーーーーーーーーーーーーーー
666:
◆食堂
モノクマ「おかえり。どうだった?」
大泉「あぁもう、最高。アフリカの動物くらいたくさん出てきたよ」
※Tips…【はじめてのアフリカ】
2014年時点でのどうでしょう最新作。2013年に放送された。全13夜、現在最長の企画。
藤村Dが飲み屋で行き先を決めた、まさかの慰安旅行のような企画である。ちなみにこのヒゲはずっと呑んでた。おい。
「アフリカに行く」事しか決めずに旅に出ており、ガイドに全て任せている。スケジュールには余裕がかなりあった。
全体的に今までのどうでしょうとは全く路線となってしまい、ファンの中でも賛否別れた問題作である。
(面白かったと思うんだけどなぁ…)
とにかく野生動物がめっちゃ見れた。途中からはまるでアニマルプラネットを見ている気分になる。
あまりに動物が見れるため、ガイドとして帯同してきたスティーブが仕込んでいるのでは?と大泉は予想した。
ゾウめっちゃいるよォ?何頭見たい?100頭?200頭?100頭単位で仕込めるよォ?
モノクマ「その例えはちょっと分かんないけどさ」
葉隠「な?いいもんだったろ?」
山田「アルターエゴ……やっぱり三次元より二次元には夢がある…巨根生やしたい…」ぶつぶつ
葉隠「…あははは…山田っちがエキゾチックトリップしてるべ…」ドン引き
十神「なるほど……これが庶民の遊びか。まさか俺がお前達に学ばされるとはな」
石丸「………」げっそり
苗木「って石丸クン!?なんで!?」
不二咲「石丸君が燃え尽きてるよぉ…」
大泉「何、石丸君。もしかしてあそこでも目ぇ瞑ってたりしたの?」
石丸「………いや、見た。見たのだが、それ故にこう…罪悪感が……」
大泉「全く弱いなぁ石丸くぅん。…見るだけでこれってもう…もしかして、あれ聞いたら死ぬんじゃねぇか?」
大和田「あれって何すか」
大泉「まんこ」
不二咲「」!?
石丸「む?………ああ!漫湖だな!」
大和田「」!?!?
桑田「い、イインチョが下ネタ!?」
667:
葉隠「つーか石丸っち知ってんだ?漫湖」
石丸「そのくらいは常識だろう?漫湖は有名じゃあないか」
桑田「いや、ちょちょっ!?ま○こま○こ連呼すんなよ!?」
※Tips…【漫湖】
沖縄に実際に存在する干潟。名前こそ「湖」だが湖ではない。干潟である。
1999年にはラムサール条約の登録湿地になっており、クロツラヘラサギと言う世界的にも貴重な鳥が冬に飛んでくる。
読みはそのまま「ま ん こ」。紛れもなく関東圏で使う【女性器の俗称】と同一だが、干潟の名前なのでセーフ。
ちなみに、以前の沖縄ロケでNACSが連呼したのはこの干潟の名前なのでセーフ。
苗木「何これ」
大泉「漫湖知らねぇの?」
石丸「沖縄に存在するのだが?」
桑田「いや、沖縄っつーか女がいるとこには存在するだろ!?」
葉隠「ん?桑田っち知らんの?」
桑田「知ってるっつうか知らねぇっつうか…!」
石丸「………君は何を言っているのかね?」
大泉「昔は汚かったらしいんだわ、漫湖。でも最近は綺麗に」
桑田「わあぁぁぁぁ!?」
わいわいがやがや
大泉「っと、女子が来たぜ」
葉隠「おう、んじゃ話はおしまいだな」
石丸「……はっ!女子……」げっそり
大和田「さっきまであんな元気に下ネタ行ってたやつの顔じゃねぇだろそれ」
大泉「え?だから漫湖だって」
桑田「もうそれいいっすから!とりあえず覗きの事は内緒なオメーら!内緒な!」
苗木「も、もちろんだよ…」
がちゃっ
朝日奈「んーっ!いいお風呂だった!楽しかったよ!」
セレス「…ふふっ、まさかあんなものが見られるとは思いませんでしたわ」
十神「その臭い体も多少はマシになったのか?腐川」
腐川「ああああああすみません白夜様あたしやっぱもう一回風呂にぃぃぃぃ」あばばばば
舞園「そんなに慌てなくてもいいじゃないですか」
江ノ島「……うう……」
舞園「江ノ島さん、それウィッグだったんですね」
霧切「意外だったわ。まさかあなたが地毛を染める事に抵抗があって普段はウィッグを使っていたなんて」
江ノ島(むしろこれで許してもらったって感じだよぉ…ぐすん、手のひら隠すので精一杯すぎてあんま覚えてない…)
江ノ島(風呂上がりも真っ先に手のひら隠しちゃったよ)
大泉「あ、え?地毛じゃないんだ?」
江ノ島「……撮影とか多いし……地毛から染めるとセンセーがうるさかったから……」
江ノ島(バレてないといいなバレてないといいな)
霧切(………、………)
668:
大神「しかしいい風呂であった。次はお主ら男性陣の番であろう?待たせてしまって悪い」
大和田「いや、気にすんなよ。女の体っつうのは冷えやすいんだろ?」
朝日奈「大和田やっさしーい。得点稼ぎ?」
大和田「ちげぇよ!」
不二咲「大和田君はみんなに優しいんだよぉ!」
舞園「確かにそうかもしれませんね。人は見た目で判断しちゃいけません!」
霧切「そうね、ここにウィッグの人もいた事ですし」
江ノ島(うぐっ、やっぱ怪しまれてる)
石丸「………」げっそり
霧切「ところでどうして石丸君がこんなに哀れな姿になっているのかしら」
大泉「さぁねぇ、僕には分からんよ」
モノクマ「さーて、桑田クンが舞園さんの裸を覗くのに成功して喜んでたんだけど、それはさておき」
大泉「え?そうなの?桑田おめぇ」
桑田「………アポ………?」
セレス「それはさておけないのでは?」
江ノ島「え?桑田…あんた覗いてたの?」
桑田「…はぁ!?オメー根も葉もない事言うなよ!」
朝日奈「根も葉もないとか知ってるんだ、桑田も」
舞園「で?どう言う事ですか、桑田君?」にっこり
桑田「いや!え、いやいやいや!オレだけじゃねぇって!みんなで行ってたんだってぇ!」
舞園「見苦しいですよ!」
大神「そも石丸よ、桑田を止められなかったのか?」
石丸「桑田くんは健全な男子なのだ!健全な男子だから容認したのだ!」混乱
朝日奈「あんたらサイテー」
舞園「………はぁ………まぁ、何もしないって言う方がよりおかしいですもんね」
朝日奈「へ?」
霧切「そうね。だって…男子でしょう?むしろ今までが何もなさすぎたのよ」
山田「あるたん…あるたん…」
石丸「………」げっそり
朝日奈「このメンツでなんかあったらそれはそれで怖いんだけど」
大泉「あ、ところで子猫ちゃんってさ」
大泉(その手袋取らないの、と聞きかけて)
霧切「………」ぎろり
大泉「………あー、ナンデモナイ」
大泉(鋭く睨まれた。あと多分、子猫ちゃんは俺達に気付いてたんだろうなって今思った)
669:
モノクマ「んじゃ、全員仲良く揃ったところで言っときますか!」
苗木「モノクマ…ま、まだいたのか…」
モノクマ「ちょっと、ボクの事忘れるとかひどくね?」
桑田「つーか全然よくねぇからな!オレは悪くねぇ!」
腐川「………で、何を言うのよモノクマぁ…」
十神「その口ぶりだ。恐らくあれだろうな」
大和田「あれか?」
葉隠「あれだべ?あれ、あの…」
苗木「葉隠クン、目が泳いでるよ」
セレス「どうせくだらない事でしょう?私達を焚きつけるような、何か」
モノクマ「そうだよ?」
腐川「…まさか!」
モノクマ「はい、と言うわけで動機提示のお時間です!みんな、体育館に来てね☆」
十神「まだ懲りずにそんな事をするのか?」
モノクマ「十神クンこそ。こんなところで馴れ合いしてていいの?君はリーダーなんでしょ?もっと殺伐としないと!」
十神「………」
腐川「ぐぎぎ…あんた白夜様に失礼よ!」
石丸「僕達は何があっても殺し合いなどしないと何度も…」
モノクマ「さて、それはどうだろう?…まぁいっか。とりあえず待ってるね!」
モノクマ「早く来いよてめぇら」シャキンッ
ばひゅーんっ
大泉「はは…動機提示、ねぇ」
大泉(この空気の中でそれを聞いて、動揺する奴はいなかった)
大泉(良くも悪くも、だれていた)
大泉(…それだけみんなの危機感は薄れていた)
大泉(なんとかなる、きっと誰も何もしないだろうと、そう思っていたんだ)
大泉(それにしても………)
大泉「守れなかった…」
大泉(なんか分からんがそう言っとけばいいんじゃねぇか?)
大泉(……でもまぁ、なんとかなるだろ。桑田だし)
大泉(そう考えていて、俺は大事な事を全部忘れてしまっている)
大泉(ここはモノクマと言う謎の学園長に殺し合いを強要された、希望集う絶望の学園なんだって事を)
大泉(そして俺はヒーローでも、希望でもない、ただの人間だって事を)
721:
ーーーーーーーーーーーーーーー
体育館
ーーーーーーーーーーーーーーー
モノクマ「遅いんだよ、キミ達は!ちんたらちんたらしないの!さっさと走る走る、走ってきなさい!」
モノクマ「あれなの?キミ達は戸次重幸と愉快な仲間達なの?遅刻しても許されるのは5時間までだよ!」
モノクマ「こんな事ならオクラホマの河野クンの全力疾走の方が早いんじゃないの?ねぇねぇ!!」
モノクマ「……ってぇかね!学園長たるボクを待たせるなんてどう言う神経だよぅ!」
モノクマ「我、モノクマぞ?我、学園の長たるモノクマぞ?」
モノクマ「そんな事してる子達はみんな正座したまま砂浜に埋めちゃうよ!どっかの有名な北の演劇集団みたいに!」
※Tips…【正座で砂浜に埋められる】
【いばらのもり】で行われた悪行?のひとつ。
大泉が森崎はじめ、事務所メンバーに行った。ブルドーザーで砂がかかる光景は悲惨ながらも圧巻。
モノクマ「キミ達…分かってないよね。ボクがどんな立場のクマなのか。説明してるのにさぁ」
モノクマ「なんなの?バカなの?フィンガーボールの水飲んじゃうの?」
※Tips…【フィンガーボール】
同じく【いばらのもり】で起きてしまった事件。【マナー選手権】なる企画を行った際、
オクラホマのバカな方・藤尾と、NACSの(バカ)じゃないかと言われている音尾がなぜかタッグに。
そして藤尾に言いくるめられた音尾は、おっかなびっくりフィンガーボールをスプーンで飲んだ。
ちなみに(バカ)←の中は音尾には見えないし読めない。
モノクマ「夜も遅いんだから!いつまで11日目やってるの!」
ぞろぞろ
桑田「オメーの呼び出しを後にしろよォォォ!」
モノクマ「はい桑田クンは減点ね」
山田「そんな得点制度ありましたっけ!?」
モノクマ「いいから減点ね」
722:
霧切「そんな事はいいわ。さっさとしなさい、モノクマ」
朝日奈「そうだよ!寝る前にひと泳ぎしてくるんだし、時間ないから早めにして!」
モノクマ「うそ…ボクの扱い、雑すぎ…?」
不二咲「う、えっと…そ、それでぇ…」
大和田「テメェは何しよってんだ、こんな夜によぉ」
モノクマ「…うぷ、うぷぷぷぷ…」
モノクマ「よくぞ聞いてくれました、大和田クンッ!」
十神「くだらん動機提示なら俺は帰るぞ」くるっ
石丸「良い子は寝る時間だからな!」
セレス「それは違いますが、私もあなたに使う時間がもったいないので…」
モノクマ「いや帰るなよぉ!?」
桑田「だったらさっさと言えよアホアホアホ!!」
大泉「そうだそうだ!いい加減さっさと言えやモノクマぁー!」
モノクマ「大泉クンまでそんな事言うのね!ひ、ひどいっ!」
桑田「そんでオレをさりげに無視すんなっつーの!」
モノクマ「………あーあー、はいはい。まぁあれだよ。動機提示なんだけどさ」
モノクマ「やっぱあれだよね。何出してもキミ達は動かないんでさ?」
モノクマ「手っ取り早くコレで釣る事にしました」
大泉「……これ?」
大泉(なにを言ってるんだこのクマは、ついにバグったか?と俺が首を傾げたその瞬間???)
どさっ
苗木「…え」
どさどさどさ
石丸「っ!?」
大神「な……なんだこれは……」
大泉(モノクマの前にあった教壇へ、俺達からモノクマの姿を隠すように何かが落ちてきた)
大泉(積み重なって行く…それは、まるで積木のように、ブロックのように)
大泉(一瞬、それがなんなのか分からなくて目を凝らす)
どさどさどさどさどさどさ
大泉「……札束!?」
……どさ
モノクマ「そう!なんとここにあるだけでもひゃっくおっくえーん!」
葉隠「ひゃくおく!?ひゃくおくっていくら!?」
ざわっ……!(いろんな意味で)
モノクマ「バレないようにひと一人殺れば、お金がもらえて外にも出られる!やったー!」
723:
葉隠「お、俺、欲し」
十神「やはりくだらなかったな」
モノクマ「え」
葉隠「え」
苗木「え」
十神「100億程なら十神財閥が有している。実際はその何倍か…数えた事はないが」
大泉「さすが十神さ」
腐川「さすが白夜様よぉおぉ!個人資産も億単位で持ってらっしゃるし!!」
大泉「」
葉隠「」
セレス「私も見飽きましたわ、この程度の札束」
石丸「これを見飽きるだとッ!?もちろんそのお金はちゃんと寄付しているのだろうなッ!」
セレス「私とテメェを一緒にすんじゃねぇボケがぁぁぁ!!」ふぁーっく!
朝日奈「………ねぇ葉隠、あんた」じろり
葉隠「………」だらだらだら
江ノ島「………」じーっ
大神「事と次第によってはお主をこの場で裁く」
桑田「穏やかじゃねぇなおい」
葉隠「ほし、っくなんてないっ!」ふいっ
大泉「バカ野郎おめぇ、あれは欲しいだろ」
苗木「」!
朝日奈「」!?
葉隠「だろ!?」
大泉「…ただ、金で命は買えないよ。【救命病棟】ん時にそれは学んだ」
※Tips…【救命病棟24時】
江口洋介主演の人気シリーズ。
大泉が出演したのはその第3シーズン、2005年に放送されたものである。
役名は【佐倉亮太】で、本編後にアナザーストーリーが放送されるほどの人気があった。
葉隠「う、ぐっ……」
大泉「……あっちゃいけねぇんだ、そんな事ぁ」
大泉「なんかカッコつけちゃったね(笑)悪いねモノクマ、俺の好感度アップに使わせてもらっちゃって!」
朝日奈「なんだ、びっくりさせないでよ…」
霧切「それでこそ、大泉さんよ」
モノクマ「まぁキミの中ではね、そうなんだろうね」
724:
大泉「」カチッ
大泉「……ぁあ?なんだとぉ?」
十神「もう帰ってもいいか?」
モノクマ「いやいやまだまだ」
大神「だがモノクマよ、これ以上何をしようと…」
モノクマ「いーやっ!どうせキミ達、なんかへんな理由付けて殺し合いしないでしょ!だから!」
モノクマ「賞金をかけるよ!」
舞園「賞金、ってその…番組で優勝したらもらえるような、あの」
モノクマ「そだよ?」
江ノ島「モノクマのくせにやるじゃん」
モノクマ「(こいつぅ…)いや、あ、ちょい違うかな。【懸賞金】ってとこだよ」
霧切「懸賞金?」
モノクマ「いやね、ボクって随分嫌われてるなと思ってさぁ、だからその仕返しをするんだ」
モノクマ「???ねぇ、大泉クン?」
大泉「え?俺別に嫌ってねぇよ、モノクマの事ぁ」
モノクマ「ウソおっしゃいッ!今までボクの邪魔ばっかりして来て!」
舞園「そうでしたっけ?」きょとん
モノクマ「そうなんだよ!!」ぷんすか
大泉「で、なしたって?俺に賞金かけるってかい?」
モノクマ「うん」
苗木「またそんな事を…それでも誰も殺人なんかしな」
モノクマ「100億」
苗木「…い…?」
モノクマ「大泉洋を殺したら、もう100億円あげちゃう。」
大泉「………は?」
モノクマ「これがボクからキミへの報復だぜ、大泉クン!」
大泉「いや、………え?」
大泉(俺殺したら………)
大泉(………200億?)
モノクマ「お金で人は買えない?そうかもね!でもさ」
モノクマ「人はお金で買うんだよ、なんでも、そう……なんでもね」
726:
セレス「なぜ彼ひとりがターゲットに?」
モノクマ「ん?なに?」
大泉(頭が真っ白になった俺に飛び込んできたのは、セレスさんの声だった)
セレス「それならば始めから、誰かを殺せば200億、とおっしゃればいいだけの話です」
セレス「それをしないのか、あるいは……出来ないのか」
モノクマ「どっちも違うね」
セレス「違う?」
モノクマ「これでみんなはヤル気出たでしょ?」
それとも、その男に従っていつまでもこんな場所に閉じ込められてるつもりなの?
大神「………っ!?」
いいんだよ、ボクは。外にでなくたって。
キミ達を保護したいんだから……。
モノクマ「うぷ、うぷぷぷぷ…!」
苗木「くそっ……卑怯だぞ、モノクマ!」
モノクマ「それにボクからしたら大泉クンって邪魔じゃん?」
霧切「そんなに邪魔なら自分の手で殺せばいいんじゃないのかしら」
モノクマ「………」
大和田「んだ、こいつ?黙りやがった」
モノクマ「…黙秘権だよ。その質問に答える義理はないからね」
江ノ島「………」
舞園「…自らでは私達を殺せない、と言う事でしょうか」
十神「そんな大層な理由はないだろうな。どうせそれは興醒めするとかなんとか、難癖付けたいだけだろう」
十神「しかし焦っているのか?煽り方が雑だぞ、モノクマ」
モノクマ「何とでもいいなよ!そんなに余裕こいてるとね」
石丸「もういいッ!僕達を早く部屋に返してくれないかッ!」
モノクマ「……ほんとにいいの?」
モノクマ「そんな事してると」
モノクマ「ボクの【内通者】が大泉クンを殺しちゃうよ?」
江ノ島「………え………?」
大泉(その瞬間、誰もが凍りついた)
大泉(今ここで、誰も、想像していなかった単語だったからだ)
苗木「お前は………なにを言ってるんだ……?」
モノクマ「内通者って言いましたけど」
桑田「それってよぉ、つまり…」
728:
モノクマ「ボクの手駒、みんなの裏切り者、村に隠れた人狼」
モノクマ「あるいは持ち物を取られても助けてくれないみすたクン…って言った方が分かるかな?」
※Tips…【みすた君】
【釣りバカシリーズ】の4回目、グランドチャンピオン大会と銘打たれた【屋久島24時間耐久魚取り】より。
夜の屋久島で釣りをする事となった大泉・チームナックス音尾さんことnoちゃんチームと、鈴井・安d…onちゃんチーム。
そのさなか、あまりに自分達は釣れず鈴井達が魚を釣る事に気付いた大泉と音尾は、釣具交換を要求。
しかし次第に、大泉と音尾→現地・栗生(くりお)の小学生、鈴井(みすた君)と安田→よその小学生、
藤村D→鈴井達の引率の先生と言う設定のコントへと発展して行く。
音尾の「そのジャージ栗生んじゃね?」の一言で遂に身ぐるみまで剥がされ、安田が涙目で鈴井を呼んだが
その鈴井は彼らの前で謝罪しジャージを栗尾小へ渡し始め、さらに安田にもジャージを脱ぐよう言ったのだった。
藤村「みすた君絶対小学生じゃねぇよなァ」
大泉(みすた君って単語で、なぜか俺の思考はクリアに戻った。多分、聞き覚えのある単語だったからだろう)
モノクマ「……うぷぷ、もちろんボクの内通者が誰かなんてキミ達には言わないし教えませーん!」
モノクマ「内通者は内通者で、自分から内通してる事をバラしたら…オシオキだよ」
大泉「…やってくれるじゃねぇかよ、モノクマ」
十神「内通者…だと?」
腐川「ああああああた、あた、た、あたしじゃないわよぉ!」
大泉「…秘孔突きまくってんな腐川さん、落ち着けよ」
霧切「腐川さんはアチョー拳の伝承者だったのね、知らなかったわ」
山田「普通ここは北斗の拳が出るところでは…」
葉隠「似たようなもんだから安心しろって」
※Tips…【アチョーの拳】
【ハナタレナックス】で行われた誕生日記念の企画【クイズ自分自身】の音尾回で発表された何か。
音尾が小学生の頃にノートに書き置いていた漫画だが、30歳の記念に実家から家族に発掘された。
【北斗の拳】に限りなく近いが、主人公(キャラは基本棒人間である)の頭に【主】の文字が書いてあるのが特徴。
一子相伝の殺人拳である【アチョー拳】を持つ【アチョーケンシロウ】が、悪者を倒す話。
のちに音尾自身がアチョーケンシロウとなり、バトル企画を行った。
朝日奈「なんで………?」
モノクマ「ん?」
729:
朝日奈「…なんで、なんで私達なの…?」
モノクマ「キミ達だからさ」
霧切「………どう言う意味かしら」
モノクマ「それは自分で考えなよ!さ、もう帰った帰った!」
大和田「喋るだけ喋って帰れ、だあ?テメェ、こっちの話も聞き」
ぱぁんっ
大和田「………あ………?」
モノクマ「つべこべ言わず帰れよ。ボクがこのゲームの駒を減らす前にさぁ」しゅうう
葉隠「あれって、け…拳銃?おいおい……ヤクザが持ってんのしか見た事ねぇぞ……」
苗木「むしろ実物見た事あるの!?」
不二咲「大和田君ッ!怪我してない?」
大和田「お、おう…あの野郎、俺の足元狙って撃ってきやがった」
舞園「と言うより、どうやって銃を撃ったんでしょうか」
霧切「あれはどちらかと言うと空砲に見えるわね。どうせ私達にそう言う雰囲気を味合わせるために」
モノクマ「うるせー!クソして寝ろ!!」
大神「…我らを足止めしてまで、内通者がいると言う事実を伝えたかったわけか」
モノクマ「まぁね。内通者が大泉クンを殺しちゃったら、誰にも賞金が出ないってところも合わせて言わないと」
モノクマ「アンフェアな勝負はボクは嫌いでね!」
大泉「………てめぇ」
モノクマ「ほら、これからは身の振り方を考えなよ、大泉クン?」
モノクマ「キミは特上の餌なんだから」
大泉(周りからの視線が刺さって来るのを感じる)
大泉(それが好意なのか、あるいは、殺意なのか)
大泉(はは、見られんのは好きなのに、慣れてるはずなのに、なのに)
大泉(なまら怖かった)
730:
ーーーーーーーーーーーーーーー
12日目
ーーーーーーーーーーーーーーー
『鏡の前に立ーちー』
『銃構え、ひろし 舘ー』
『届くなら伝えたいー』
『遥かな、遠い街ー』
大泉(………笑えん)
※Tips…【月の裏で】
作詞作曲・音尾琢真。【ドタバタオールスターズ】名義での発表、のちにベストアルバム収録。
音尾がメインボーカルを務め、スカの利いたノリのいいサウンドが魅力の一曲。
【水曜どうでしょう】チーフDの藤村が、わざわざ【水曜どうでしょうのサイト】で褒めたほどである。
(藤村Dは音尾作の2曲についてべた褒めしている。その文章は探せばわりと簡単に出るので、興味があれば是非)
ちなみに曲中で「チキチッチキチッ」と聞こえる謎の音は戸次のボイスパーカッション(?)。
パフォーマンスとしては【CUE DREAM JAMーBOREE】のDVDで拝む事が出来る。
大泉「………」
『動き出す線路の上で、君は』
『誰とのさよなら、告げたの?』
大泉(…いや、なんも始まってすらいねぇんだ)
大泉(さよならなんて…まだ言えてもいないんだ)
大泉(そうだ、俺は)
大泉(………まだ、さよなら言うわけにゃいかねぇんだ)
731:
ーーーーーーーーーーーーーーー
食堂
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「うどん!」
ずるるっ
大泉「うまいっ!」
朝日奈「うどん好きだねー」
大泉「っはっはっはっはっwwww」
苗木「……大泉さん、もう」
大泉「塞ぎ込んでてもしょうがねぇからな。とりあえず今、俺に出来る事をするだけだよ」
朝日奈「大泉…」
大泉「いねぇと思いたいんだけどな、そんなヤツ」
朝日奈「私も思いたい、思いたいけど……葉隠が絶対怪しいよ!」
大泉「疑わしきは罰せず、だぜ。朝日奈さん」
ーーーーーーーーーーーーーーー
自由時間
ーーーーーーーーーーーーーーー
732:
◆娯楽室
大泉(久しぶりの自由時間ですよぉ)
大泉(俺はまだ死にたくねぇし、死ぬわけにゃいかねぇ。北海道に、あそこに帰るまでは)
大泉(つーわけで、ここは重要だ。コミニュケーションとらにゃあいかんと俺は思ったわけだ)
ぱさっ
セレス「………」
大泉「………」
セレス「まさかですわ。あなた、カジノに行った事があるなんて言うから」
大泉「………」
セレス「…私の期待を裏切るなんて」
大泉「………はは」
セレス「それも悪い方に」
大泉(拝啓、藤村さん。僕ぁ昔となんも変わってないらしい)
※Tips
かつて大泉さんは、アメリカを縦断した際カジノで大負けした。
D陣が勝って増やした資金を見て「次は勝つから貸してくれ」と言いそれも全部スった。
その結果アメリカ縦断中は非常に扱いが悪くなってしまった。当然です。
……が、その後起こる【ミスターインキー事件】で、鈴井さんとの力関係は逆転する。
大泉(今日の昼は、あんま話した事がねぇ子と話そうと思ってセレスさんに声をかけた)
大泉(意外にもすんなり、話を聞いたセレスさんは、なぜか俺を見極めるだなんて言って)
大泉(テキサス・ホールデムだよ。分かるかい?ポーカーの基本的なやつね、あれをやったんだが)
セレス「私、あなたを買いかぶっていましたわ……どうやったらこんなに負けますの?」
大泉(……言うな、それ以上言うなよぉ。僕ぁびっくりするくらい負けたんだぁ、そりゃびっくりするくらいになぁ)
大泉(ここがカイジの世界なら、俺ぁ永遠に地下だろうな)
セレス「これが裏の世界なら、あなた消されていましたわ」
大泉(……もっとひどかった!?)
セレス「はぁ…これならひとりでやっていた方がまだゲームになりますのに」
ぱららららっ
大泉「まぁまぁそう言わずに、もう1ゲームやろうよ」
セレス「あなた、賭けるものがありませんじゃないの」トランプとんとん
大泉「いや、だからさっきとおんなじでさ」
セレス「あなた、このメダル1枚1万円として、外に出たら金を払うと言いましたわよね」
セレス「……何円分負けているか、はっきり教えて差し上げましょうか?」
大泉「」
733:
セレス「どうせあなたには支払えない額ですわよ。一生かけて払っていただきますが」
大泉「かー、厳しいねェ」
セレス「当然の事ですわ。それに監視カメラで録画もされておりますので、逃がしませんわよ?大泉さん」にっこり
大泉「…んなら、そうだね…金じゃなきゃいいだろ。僕の秘密なんかを賭けるってのぁ」
セレス「そんなくだらないものはもう聞きましたわ」
大泉「あれ、そうだっけ?」
セレス「そうですわね……次に負けたらあなた、私の奴隷にでもなってくださる?」
大泉「いやいやいやぁ!冗談キツイぜ、おい」
セレス「今までの負けようでそうなっていないだけマシではありませんの?さぁ、どうします?」
大泉「奴隷って1日だけ?」
セレス「一生とは申しませんわ。何日かはまあ、後で決めます」
大泉「……ずりぃな…んじゃあ、その代わり俺が勝ったらさ」
セレス「あなたが勝つなんてありまえせん。」キッパリ
大泉「っははは、言われちまった」
セレス「ですが……あなたが仮に、万一、勝ったなら……」
大泉「勝ったら?あれかい?セレスさんになんでも質問していい権利とかもらえない?」
セレス「そんなものでよろしいので?」
大泉「その代わり答えられないってのは無し。これでイーブンだべ?」
セレス「まぁ……いいでしょう、私が負ける事はありえませんがね」
大泉「それはもっかいやらねぇと分かんねぇだろ!ほら、トランプ貸して!」
しゃっしゃっしゃっしゃっ…
セレス「けれど、何の気の変化ですの?」
大泉「ん?なにがだい」トランプしゃっしゃっ
セレス「私とポーカーをしたい、だなんて。一体どうしてそんな事を突然?」
大泉「なによ、そんな気になる?」
とんっ
大泉(何度も何度もシャッフルした山札をテーブルに置いた)
大泉(その上から、滑るようにカードを配る。一番上のカードをどけてから、お互いの手札として2枚)
大泉(あら、偏ってんのかね?スペードのカードが2枚来てる)
セレス「…だって、タイミングが変ですもの。それを言い出すのは、今でなくともよかったはずでは」
大泉「俺も命は惜しいんで、ね。こうやって仲良くなっといて、殺さないで!ってお願いしようかなって」
セレス「………」
大泉「………」
セレス「………では………」
734:
大泉「………」
セレス「…先ほど同様、特別ルールで参りますわ」
大泉「賭けの方法は確か、俺がスモールブラインドで」ちゃらっ
セレス「私がビッグブラインド…まぁ、こんなコインは今更無意味ですが」じゃら
※Tips
テキサス・ホールデムでは「全く賭けずに永久にゲームを続ける事」を回避するため、ブラインドと言う制度があります。
これは1ゲーム毎に時計回りに各プレイヤーに回ってくる【ディーラーマーク】の左隣2人に賭けを強制するルール。
スモールブラインドが基本ベッドの半額、ビッグブラインドは基本ベッド全額を賭けさせられます。
ちなみにブラインドを除いて誰も賭けていない状況で、自分は賭けずに様子見をする事が出来ます。
これは【チェック】と言い、これを続けていれば賭けなしでゲームが出来ると言うわけです。
(と、ここまで書いたけど間違ってる部分もあるかもしれない。その辺は脳内補完でお願いします)
大泉「…んじゃゲームを始めようか、セレスさん」
セレス「それで?」
大泉「ん?」
セレス「私にそんな事を言って何をするおつもりで?私があなたを殺す、とでも」
大泉「いやぁ、そうじゃあねぇよ?第一セレスさんは腕が細いじゃない?」
ぴらっ
大泉(そう言いながら、俺はまず3枚のコミュニティ・カード…ふたりとも共通で使えるカードを出す。)
大泉(…スペードの9・Kとクラブの5か。黒いな)
大泉(本来ならこの前にプリフロップっつー、手札2枚だけを見て判断する賭けがあるんだが、省略する)
大泉(テキサス・ホールデムはシンプルだけど難しい。場に出る5枚のカードと手札2枚から5枚選んで手役を作る)
大泉(その間に4回賭けるタイミングがあったり、コミュニティ・カードが順番に出たり……)
大泉(他にも細かいルールはあるが、ふたりの対決なんで今回の特別ルールだから色々緩くしてあるらしい)
大泉(まぁ、俺とセレスさんだ。そう緩くしてもらえないと俺の付け入る隙なんてねぇだろうし…)
大泉「………それとも」ちゃら
セレス「………」
大泉「まさか、セレスさんには僕を殺せるだけのパワーがあるのかな?」
セレス「………」
大泉「ベッド。4メダルでいいね」
セレス「………ふふ」
736:
大泉「君の先制攻撃でやられる程、僕だって弱かねぇと思うけどね」
セレス「………」
大泉「………」
セレス「………コール。最低賭け金額と同等のメダルを賭けます」じゃら
大泉「やっぱそうなるよねぇ。じゃあ…」
大泉(ぴらり、もう1枚。コミュニティ・カードは4枚に増える。……おや?ハートのKか)
セレス「ならばなぜ、それを」
大泉(と、思考を巡らせていたが、)
セレス「分かりませんわ、あなたの考えている事が」
大泉「んあ?」
セレス「どこまで本気ですの?」
大泉「3割くらい?」
セレス「……あなた、食えない男ですわよ。今のところ」
大泉「ふふ、どうだか。さて、僕ぁベッドするけども、セレスさん?」
セレス「レイズします」
大泉「………8メダルか」
大泉(レイズは、ベッドする最低チップを倍にする賭け方だ。今回の特別ルールなら、俺もこの番から使えた)
大泉(使わなかったのは、手札がまだ心もとないからだったんだけどね)
セレス「仮に私から殺意を感じていたとして、大泉さん?この行動は悪手では?」
大泉「……ん?そうか?そうは思わねぇけどなぁ」
大泉(言いながらさらにカードをめくる。……ジャック?なんつうか、こう…どう足掻いても、これでコミュニティ・カードは5枚揃った)
大泉(最後の賭け巡だ。泣いても笑っても、最後)
大泉(……最後か……)
セレス「もし、今後あなたを殺すような事を考えるにさしあたって、あなたが来てくれたと言う事は???」
大泉「………」
セレス「手の内を見せていただいているようなものですもの。殺害しやすくなって便利ですわ」
大泉「………そうかい?僕がウソついてるかもしれないっしょ?」
セレス「今ウソをつくメリットがありませんわ」
大泉「………」
セレス「………」
大泉「レイズ」じゃら
セレス「リレイズ(レイズのさらに倍額を賭ける)」じゃららっ
大泉「………」
セレス「………」
大泉「…俺はまだ死ねねぇのよ、セレスさん」
セレス「けれど、いつだって人は簡単に死ぬのです」
大泉「な事ぁ知ってるさ、知ってるけども」
セレス「しかし、あなたのその強い意志は嫌いではありませんわ」
大泉「あぁ、どうも」
737:
セレス「死ぬには惜しい、けれど、周りから疎まれるあなたは……」
大泉「………俺、疎まれてんの?」
セレス「言葉の綾ですわよ。第一、嫌われてるからモノクマにあんな事をされていたのでは?」
大泉「…確かに。俺なんもしてねぇんだけどなぁ」
セレス「さぁ、大泉さん?ショウダウンですわ…手札をオープンしていただけませんこと?」
大泉「…なんかねェ…いちいち引っかかるんだよねェ。まぁいいけど…僕ぁ」
ばさっ
セレス「」!
大泉「ストレートだよ。ロイヤルストレートフラッシュ狙ってたんだけどね、無理だったな」
大泉「コミュニティ・カードの9・J・Kと手札の10・Qを使うぜ」
セレス「手札はどちらもスペード…それにストレートですか。今までで一番良い手ですのね」
大泉「でもマークがバラバラだろぅ?しっかり決めたかったねぇ」
セレス「ええ、残念です」
ぱさ
大泉(………そう言って開かれたセレスさんの手配は)
セレス「フォーカード。あなたではやはり及びませんでしたか」
大泉(俺の渾身の一手を、軽々と越えて行く)
大泉(喉元に突きつけたはずの剣先は、実は全然届いていなくって)
大泉(その度に痛感する。俺はやっぱなんも出来ねぇなぁって)
セレス「惜しかったですわね」
大泉(嫌味だ、分かってる。でも、ポーカーの役としては、ストレートはフォーカードの一つ下)
大泉(惜しい、と言うのは間違いじゃない)
738:
セレス「勝負は勝負。あなたは負け、私が勝ちました。つまり、あなたは私の奴隷になると言う事です」
大泉(……ああ、そんなん言ってたな)
セレス「ですが」
大泉「……ですが?」
セレス「気が変わりましたわ。あなたみたいな見た目の奴隷、いても困るだけですもの」
大泉「おい」
セレス「お・わ・か・りですか?あなたは私の好みではありませんの」
大泉(そう真っ正面から言われると傷付くぜ、セレスさん)
セレス「しかし…かと言って、このまま無罪放免と言うのも納得がいきませんし…」
大泉「いや、いいんじゃねぇかなぁ?俺こっから出た後、君にいくらあげなきゃいけないと思ってんの?」
セレス「負けるあなたが悪いのです。それも、取らぬ狸の皮算用で…手元にない資金なんて賭けて…」
大泉「そうでもしなきゃ君はやってくれなかったろ?ポーカー」
セレス「もともとあなたが強者だと思っていたからこそ受けたのですが?」
大泉「…ごめんなさい」
セレス「分かっていただけたなら何よりです。とりあえず………作っていただけませんこと?」
大泉「あの、それってまさかとは思うけどさぁ…」
セレス「【ロイヤルミルクティ】ですわよ?」にっこり
大泉「………マジで?」
セレス「あぁ、大泉さんの事ですから変なアレンジレシピなんて作ろうとしてるのかもしれませんが」
セレス「そんな事したら分かってんだろうなビチグソ」ギロッ
大泉「」
大泉(……このあと、俺は夜時間ギリギリまでロイヤルミルクティを作らされた。辛かった)
大泉(もうなまら辛かったわ。びっくりした…これなら四国の寺巡ってる方がまだ楽だったわ)
大泉(完璧に作ってんのに、あと一杯もう一杯と何度も作らされてさぁ。……いや、負けたの俺だから仕方ねぇんだけど)
大泉(3階と1階を何度も往復し、アラフォーの俺はひいひい言いながらも彼女の言うままにされていて……)
ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「あっという間に夜じゃねぇかぁおい」
739:
◆大泉の部屋
モノクマ「ミスター苗木なら2回行動のところを!あえて!1回だけにするッ!」
モノクマ「いやぁ、キミのその精神?なんかもうアグレッシブだよね」
※Tips
ちなみに3章のこの場面は、本来苗木クンでも1回行動です。
大泉「あのさぁ、モノクマ。いい加減俺の部屋来んのやめれって」
モノクマ「仕方ないでしょ!こうやって構ってくれんの、キミくらいしかいないの!」
大泉「次からは俺も無視すっからな」
モノクマ「やめてよぉ」
大泉「だいたいなモノクマ、おめぇ学園長なんだろ?セレスにちゃんと教養を学ばせとけって」
モノクマ「セレスさんに?」
大泉「あいつ【ロイヤルミルクティ】が本場じゃ飲まれてねぇって知らねーぞ、あれ」
モノクマ「……またまたご冗談を」
大泉「いや、絶対あれは知らんって。それもこれもおめぇの勉強不足だバカ」
モノクマ「何ィ?」
大泉「だからぁ、おめぇは学園長なんだろって」
モノクマ「キミ、学園長に対してバカってどう言う事だよぉ!」
大泉「そのまんまの意味に決まってんべや!」
モノクマ「なんだとぉ!」
大泉「もー、出てけよぉ!毎回毎回うるっせぇんだよクマぁ!」
モノクマ「モノクマ!」
大泉「うるせぇ!」
モノクマ「ほら、謝んなさいよ!ボクに向かってバカなんて言って!」
大泉「モノクマがバカだ!」きりっ
モノクマ「こらー!学園長への暴力は禁止だよ!」
大泉「手ェ出してねーだろ」
モノクマ「悪口は心の暴力だよ!!!」
大泉「うっとおしいんだよ、てめぇこのぉ!」
モノクマ「言ったな!髪の毛の中で雪虫が死んでるくせに!!」
大泉「なんだとこのぉ!!」
741:
ーーーーーーーーーーーーーーー
深夜
ーーーーーーーーーーーーーーー
ぎしっ、ぎしっ、ぎしっ……
???部屋に置いておいたらどうなるか分からないから
???ちょっと湿気が怖いけど、パソコンは脱衣所に置いておくよぉ
???パソコンで情報を探してるのがバレたら困るからねぇ
ぎしっ……
がたがたがた
……がちゃ
ぽちっ
うぃぃぃぃぃん……
アルターエゴ『……んー……こんばんはぁ…、あれ?どうしたのぉ?』
はぁはぁはぁ…
かたかたかたかた
???迂闊にこのパソコンを使うべきではないわ
???脱衣所を出入りするなんて、普通の事じゃない
アルターエゴ『え?お話してくれるのぉ?やったぁ!…ねぇ、なんの話をするの?』
かたかたかたかた
はぁはぁはぁ……
???脱出への機会が減る可能性だってあるのよ
「………」
かたかたかたかた
かたかたかたかた……
???分かって頂戴
「………それでも、それでも僕は………」
???例えあなたが、どんな感情を抱いていたとしても
ぽたぽたっ
アルターエゴ『……どうしたの?なんで泣いてるの?』
「……なんでも、ありませんよ」
742:
ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
743:
大泉(とても鮮明な夢を見た)
大泉(事務所の一室だ。俺はソファにかけているんだかなんだか、目の前の人を呆然と見ていた)
大泉(机を挟んだ反対側に、社長と会長、そして森崎博之がいる。なんでいんのよ、あんた)
大泉(なぜだろう、森崎博之は既に泣いていて、大粒の涙を流している。本来なら笑うところだが、俺は動けなかった)
森崎『ぁぁああ……俺は心配だぁ、心配だぞぉぉぉ大泉ぃぃぃぃぃ!!』
森崎『ぬおぉぉぉぉおん!(泣)』
大泉(あれだな、うちのリーダーは夢でもうるせぇな。誰か黙らせてくれ)
鈴井『……なんか外は荒れてるらしいけどね。まぁ……大丈夫、なんとかなるっしょ』
森崎『……っ、ぐすっ、う、大泉ぃぃぃぃ……大泉がぁ……』
社長『そんな泣かないのさ……多分大丈夫だから』E:ティッシュ箱
鈴井『まぁこっちはこっちでなんとかやってるよ。……森崎君はたまにこんな風になるけど』
森崎『大泉ぃぃぃぃ!!』
鈴井『ちょっと黙ってて』
森崎『……、っ……はい……』しゅーん
社長『……モリだって心配だもね』ぽんぽん
大泉(おいおいミスター、そこ笑うところだろ?今生の別れじゃねぇんだからなんて顔してんだよ)
大泉(……鈴井さん、なんでそんな悲しそうな顔するんだよ)
大泉(声を出そうとしても出なくて、手を伸ばそうとしても動かなくて、俺はその光景を眺めている)
鈴井『そっちの人にはもう話は付けてある。俺達の、事務所の事はいい…気にしないで。北海道も危ないから、今』
鈴井『それに、この状況でこっち(北海道)に戻って来れないしょ?』
鈴井『…ごめんね、大泉君。こんな事になっちゃって。』
大泉(……え……?)
森崎『……っんん……、こっちはなぁ、俺達でなんとか持ち直すつもりだぁ…』
森崎『大丈夫、大丈夫…俺達はこんな危ない橋、何回も渡って来た……からぁ……』ぼろぼろ
大泉(……は?え、え?なんの話デスカ?)
社長『……』ティッシュ箱すっ
744:
森崎『安田も、シゲも音尾も、上手くやってる!くにちゃんも…ほら、ラジオはまだ生きてるから…』
※Tips…【くにちゃん】
北川久仁子(きたがわ・くにこ)、北海道出身。もともとAIRーG'(エア・ジー)というラジオ局のDJである。
鈴井にその才を見出され、同局のラジオ番組【GO・I・SU(ゴイス)】のアシスタントに抜擢。
その後、テレビ番組【鈴井の巣】や戸次重幸(がまだ佐藤だった頃)のラジオアシスタントなどを経て、
2006年に当時まだ副社長だった鈴井夫人に引き抜かれた。なおその時鈴井は韓国留学中だったため、事後報告。
ちなみに一児の母。
大泉(は?え?え??)
大泉(ナニコレ?ドッキリ?)
鈴井『……こんな状況じゃ僕らに出来る事って限られてるけど、ね』
鈴井『でもとにかく、森崎君の言うとおりだから。こっちはこっちでなんとかする』
鈴井『だから大泉君』
大泉(待ってくれ、なんかその、心の準備的なものが全然出来てない!ちょっと、待った待った、そっから先は)
大泉(………そっから先は、聞いちゃいけない気がしたんだ)
鈴井『だから君は』
大泉(待って、鈴井さん)
鈴井『君だけは』
大泉(待って、くれって)
鈴井『君だけは、生きてくれ』
大泉「………鈴井さんっ!!」
745:
大泉(目を開けた時広がっていたのは、いつもと変わらない景色だった。)
大泉(打ち付けられた鉄板、こちらを覗く監視カメラ、新品同然のベッド…)
大泉(……何かが引っかかった。でもなんなのか分からん。とりあえず面白い夢だった)
大泉(森崎君は泣き顔で笑いが取れていいねぇ、なんて冗談で頭のモヤを断ち切ろうとしたが)
ぴんぽん♩
大泉「………あ?」
がちゃ
葉隠「あ、なんだ起きてたんか大泉っt」
ばたん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽん
がちゃ
葉隠「条件反射で閉めんな!」
大泉「ごめんごめん、なんか体が勝手に」
葉隠「それはともかくオメーが来ねーから、どうせ寝てんだろうなと思って来たんだべ」
大泉「………ああ、そう」ふわぁ
葉隠「俺、一応食堂で待ってたんだけどな……」
大泉「………そう」ぼりぼり
葉隠「とにかく行くべ、大泉っち」
大泉「行くって、行くってどこによ?」
葉隠「………混浴だよ」
大泉「………混浴か」
大泉(僕達は知っている。知らない事を)
大泉(僕達は知っている。知ろうとする事を)
大泉(けれど僕達は知らない。分かり合えない事を)
大泉(…それは13日目にして起きた、生徒同士の正面衝突だった)
773:
ーーーーーーーーーーーーーーー
13日目
ーーーーーーーーーーーーーーー
葉隠「連れてきたぞー!って、俺ってすっかり霧切っちの小間使いだべ…」
十神「お前でも小間使いくらい知っているのか。まぁ、今はいいか」
葉隠「ひでぇ!心外だべ!」
◆脱衣所
大泉(葉隠に連れられてやって来たが、既に脱衣所には俺を除いた全員が揃っていた)
大泉(ひとつ目を引いたのは)
山田「うう……」しょぼーん
大泉「……なしたの」
葉隠「あぁあれ?山田っちがやらかしたんだと」
大泉「やらかした?」
霧切「……大泉さん!」
大泉「お待たせ…なんだい子猫ちゃん、かわいい顔が台無しじゃねぇかよぉ」
霧切「…実は、そうも言っていられなくて…」
大泉「ん?」
大泉(周りをよく見ると、なんだか穏やかじゃない雰囲気が漂ってるなぁ)
石丸「………ッ」ぎりっ
不二咲「あ、あの……」
舞園「山田君、石丸君…」
山田「………」しょぼぼーん
大泉「何が起きたんだい」
霧切「彼は…【過ちを犯した】んです」
RE:アクション!
→【過ちを犯した】
大泉「過ちって、おい」
苗木「その…昨日の夜、山田君が勝手にアルターエゴを使ったらしくて」
不二咲「アルターエゴのパターン収集、情報収集って意味では、いいんだけど…」かたかたかた
アル『ははっ、バーロー』
大和田「昨日とは別人じゃねぇか…」
大泉(それある意味同一人物……いやなんでもない)
774:
十神「山田、お前も分かっていたはずだが?これが、どう言う事を招くか」
霧切「あなたの様子を見て、昨晩もしっかり警告したはずだったのだけれどね…」
山田「ですがですが、その…なんて言いますか、あるたんを見てますとね」
山田「下品ですがその…【勃起】してしまいましてね…ふふ」
大泉「ちょっとお前メメタァさせろ」拳ぎゅっ
朝日奈「………へ?」←どっちの意味も分かってない
セレス「………」ちらっ
セレス「はぁ、本当ですか?姿も形も見えませんが」
山田「えっ、そんな見えない?もしかして拙者女の子になっちゃったのかしら、…ってバカ!僕のは小さくない!」
桑田「ノリツッコミ下手すぎんだろ」
大泉「ちょっと待って、話を整理しようか…えーと、まず、あるたんってのは…?」
苗木「アルターエゴの事ですよ、ほら…昨日も言ってた」
大泉「ん?」
(山田「しかしかわいいですな、あるたん」)
(山田「こちらの不二咲千尋殿…アルターエゴですよ」)
大泉「………あー、あれか」
苗木「あのあと山田クンに捕まっちゃって大変でした…」
大泉「なに、苗木も1回行動だった?」
苗木「………?」
山田「とにかく、僕ぁあるたんに一目惚れしたのです」
大神「面妖な…」
朝日奈「山田が変になった…」
腐川「元から変だったわよ、こいつ」
不二咲「そんな事ない、と思うよう?」
大泉(さすがだ、ちーたん天使!かわいい!)
山田「僕は変じゃないっ」
セレス「山田君、目を覚ましなさい?相手はプログラム…この世界には存在しないのですよ」
山田「でもあるたんは……!そこにいるんでずぅぅぅぅ……!」ぶわぁ
山田「どんな子で抜いてもおんなじや、おんなじや思てぇぇぇぇ!」ぶわぁ
山田「あなたには分からんでしょうねぇ!!」
大神「すまぬがあやつの言っている言葉を、我にも分かりやすく砕いてはくれんか」
桑田「無☆理。オレもわかんねーよ」
775:
葉隠「………あー、まあ愛に性別は関係ねぇってやつ、か?」
腐川「性別以前の問題だと思うけど…」
葉隠「いやな、俺の顧客にも、ダッチワイフと結婚した社長さんがいたから分かるべ」
苗木「何その実体験!?」
石丸「よく法律がそれを許したな!」
舞園「着眼点は合ってますけど、今気になるのはそっちじゃないですよ石丸君!?」
十神「籍を入れる事は出来ないだろうから、恐らく形だけだろうが」
苗木「そうだよね…。さすがに人形と籍を入れられたら大変だよ」
舞園「なんだかこちらのふたりもズレているような…?」
葉隠「いやー、挙式呼ばれた時はマジに気まずかったべ……」
大泉「アメリカかどっかでやったってニュースで聞いたけど、日本にもいたんだねェ」
葉隠「日本って怖いねェ」
大泉「俺、そのうちシゲがガンダムの人形と結婚するって言い出さねぇか心配だわ」
※Tips…戸次重幸とガンダム
戸次と言えばガンダム、ガンダムと言えば戸次。
芸能界でも有数のガンダム(ファーストのみ?)好きで知られる。ちなみにラピュタ好きでも知られる(関連:【ひとりラピュタ】)。
自らを【手稲が生んだ青い流星】と名乗る事があるが、これは彼が最も愛する【赤い彗星】こと【シャア・アズナブル】のオマージュ。
好きが高じてかつて【ハナタレナックス】ではシャアのコスプレをした事がある。相棒はララァ音尾。
【チビナックス】の第1シーズンでは【残念戦士 シゲンダム】なるパロが作られたり、コアファイターらしきものに乗っていた。
【西遊記外伝 モンキーパーマ】で戸次演じる【沙 悟浄】に付けられた肩パット?はザクをモチーフにしていると思われる。
以前【ザ・クイズショウ】と言うドラマで、業界有数のガンダム芸人・ラーメンズ【片桐 仁】と共演した時は
雑誌対談で必ずガンダムの話題が出た上、DVDボックスの特典映像に【超マニアックロボットアニメクイズ決戦!】が入っている。
片桐いわく「戸次君は、多分シャアの事に関しては僕よりも詳しい」。
なお戸次と片桐はのちに嵐の【櫻井 翔】と【横山 裕】主演でリメイクされた【ザ・クイズショウ】、
テレ東の【宇宙犬作戦】を経て、戸次脚本のオムニバス舞台【totsugi式(とつぎ・しき)】に片桐が客演をした。
江ノ島「なにその残念な話!」
大泉「しかたねぇよ、シゲなんだから」
桑田「そんな呑気に言ってる場合かよ?!」
776:
石丸「…山田くん、僕は風紀委員として、この学園の風紀を守る義務がある。そんなもの認めないぞッ!」
大泉「…で、今どういう状況なのかね」
苗木「ええと、山田クンを霧切さんが叱ってるってところなんですけど、違うところで石丸クンも引っかかってて」
大泉「違うとこ?」
石丸「確かにその感情は愛に似ているかもしれない。けれど山田くんッ!相手は人間ではないんだ!」
山田「わかってますよ……」
石丸「子孫を残せない、そんな非ィ人道的な事を許すわけにはいかないな!」
大泉(確かにちょっとズレてる)
大和田「…気持ちは分かるけどよ、兄弟」
石丸「異性不純交際は僕も容認出来ないが、かと言ってこんなヴァーチャルな恋愛をするなんてもってのほかっっ!」
石丸「ならば山田くん、むしろこの学園の女性に心を許さないか!?無理ならばせめて僕でもいいぞ!」はっはっは
大泉「あー、なるほど…こう言う状態ね」
大泉(いや、石丸君はほんとに硬いねぇ)
葉隠(一回あいつ女作った方がいいんでねーか)
大泉(………あいつ、そのうちホモ扱いされそうだな、かわいそうに)
霧切「…なんだか石丸君と私の意見が…ズレてるわね」
江ノ島「つーか今更だけどさ」
霧切「…? 江ノ島さん、何か?」
江ノ島「そのあるたん、ってやつ?鍵とかかけてなかったの?」
大泉「」!
大和田「なるほどな…」
葉隠「アルターエゴの入ってるとこに鍵なぁ」
十神「…ギャルと言うから大した事は言えないと思ってたが」
腐川「意外にもまともな事を…」
桑田「最近のギャルってセキュリティしっかりしてんのな…」
江ノ島「あたし何だと思われてたわけ?」
大和田「つぅか、今までが喋んなさすぎなんだよ」
777:
霧切「…ふぅ…アルターエゴに鍵?私がそんな事、するわけないじゃない」
江ノ島「え?なんで?だって、山田みたいに勝手に使うやつが???」
十神「分からんか?霧切でも他のやつでも、ロッカーに鍵をかけてみろ。鍵を持っているヤツは疑われる事になる」
十神「こいつは裏切り者で、情報を独り占めするつもりなのだ……とな」
朝日奈「あ、そっか。鍵かけるんなら、誰かがその鍵持ってないと意味ないもんね」
大神「だが、誰が鍵を持つかが重要だ。仮に持っていた者が内通者なら、その時点で我らの計画は終了となる」
大泉「かと言って俺なんかが鍵でも持ってみろ。誰かに殺される危険も高まるべや。やだよ?俺死にたくねーよ?」
大泉「…俺を殺すだけで金も情報も、アルターエゴも手に入る…残った生徒の誰も得しねぇだろ」
大泉(かと言って他のやつに渡しても疑心暗鬼が加するだけだ。賞金なんてかけられてなきゃ、腹括って鍵預かるのに…)
セレス「生徒側も、わざわざ鍵を所有して自ら疑われる材料を作る必要はありませんものね」
苗木「本当はボクは誰の事も疑いたくないけど、でも…」
十神「甘いことを言っているヤツから死ぬ。そう、いつ死んだって、今はおかしくないんだ」
江ノ島「……だってこんなかに内通者、いるんでしょ…?だったら」
朝日奈「それは、そうかもしれないけど…でも!誰が裏切る?とか、モノクマの手先とか…」
大和田「あんまり疑いたくはねぇな、言われた方もいい気はしねぇだろうしよ」
不二咲「みんな、この中に内通者なんていない、って思いたいんだぁ。誰も殺さない…って」
苗木「そうだよ…お金が手に入るからって、そんな事のために人を殺すような人なんていないんだ!」
舞園「この状況、それこそがモノクマの思うつぼなんです。こうして互いに疑い合う事自体が罠なんですよ」
十神「そもそもあんな言い方をしておいて、内通者が本当に存在するのかすらも怪しいものだ…説明が曖昧すぎる」
江ノ島「…そう、だけど…」
十神「まぁ、お前の考えている事も分らなくはない。だが、気をつけろよ、江ノ島」
江ノ島「な、なにがさ」
十神「いままでほとんど話していないお前が内通者を疑ってかかる…と言う事実に、引っかかる人間もいると言う事だ」
セレス「ふふ、ふふふ…」
江ノ島「………っ」
葉隠「なるほど分からんべ」
大泉「はぁ…急にああ言い出して不自然だって十神は言いてえんだろ」
大神「江ノ島を疑うか、十神よ」
不二咲「え…?そうなのぉ?みんなを……」
十神「ある程度目星を付けるだけだ。確定なんて今は誰も出来んだろう」
石丸「目星か。しかし君がそう言う事によって、やはり疑われるだろう?」
十神「そうだな、だから最終的には信頼勝負になる。これは人狼ゲームじゃない、本当の殺し合いだ」
十神「さっきも言ったが、内通者がいない可能性も…かなり少ないが、あるんだしな」
778:
十神「誰を信頼し、誰を疑うか。それは個人の自由だろう。俺が怪しければ疑えばいい」
十神「もっとも、それが出来るならの話だがな。俺は手は抜かない???このゲームは必ずクリアしてやる」
腐川「でも白夜様の事を疑ってる不届き者なんているのかしら…っ!」ぎりぎり
十神「黙れ」
大泉(なるほど。モノクマが内通者なんて敢えて言ったのは、疑心暗鬼を生むためだと)
大泉(そこに本物の内通者なんていない。あるのはただ互いを疑い合う、心理ゲームだけだ)
大泉(誰かが行動を起こせば、そこからなし崩し的に殺人ゲームは加するだろう。それは内通者がいて初めて成立する)
大泉(実のところ本当は裏切り者なんていない、俺だってそう思いたいよ)
大泉(……だが十神君よ、その線はやっぱり薄いんでねぇか?悔しいけど、悲しいけど)
葉隠「ん?んん??内通者がいるけどいない?おい、これってどう言う意味だべ苗木っち?」
苗木「なんでボクに振るの…」
セレス「あら、説明して差し上げればいいじゃありませんの」
腐川「あんなバカのために使う時間なんてないわよ!」
不二咲「……うう、でもゆっくり何か考えるって大事だよぉ?」
大泉「なぁ、これで葉隠が内通者だったら、随分達者な演技だよな」
葉隠「それって褒めてる?けなしてる?」
舞園「どう贔屓目に見てもけなされてますよ、葉隠君」
十神「……まぁ、葉隠はないだろうな。俺が黒幕なら、こんな間違った人選はしない」
葉隠「ちょっ、ひど」
大泉「っっっw」
十神「仮に今の性格が演技だとしたら欺かれているのだろうが、それもないだろう」
セレス「キャラクターメイキングの時点で内通を疑われはしないでしょうが、同じくらい信頼もないでしょうし」
大泉「はっはっはっはっw」
葉隠「………なんも言い返せないべ」
腐川「あ、あんたはそのままその辺で黙ってなさい…!」
霧切(葉隠君を確定で白にしたいの?十神君…それとも?)
十神「……それと、舞園と大和田……内通者の事が知られるよりも前に行動を起こした人物」
十神「そしてそのふたりにそれぞれ接触された、桑田と不二咲」
不二咲「………うぅ」
舞園「…はい…」
十神「こいつらも内通はしてないだろうな。しているのなら、モノクマが個別に忠告に周り再度行動を起こして……」
霧切「それ以上の推論はよしておいた方がいいんじゃない、かしら?」
霧切(…十神君は、全員の反応を伺っている。この人、どうやらチームを率いると言ったのは本気みたいね)
十神「………そうだな」
大神「話を………戻そうか」
桑田「えーと、なんの話だっけ?」
舞園「山田君が勝手にアルターエゴを触ったと言う話です」
779:
大泉「だったっけ。とりあえずあれだろ?山田がやらかした事実は変わらんのだから」
山田「うう…またそうやって僕を!」
大神「しかしお主が禁を破ったのも事実だろうに」
山田「だってん……」しゅーん
セレス「これを機として、どうせならルールを定めませんこと?」
苗木「…でも、夜時間の出歩き禁止だけで充分なんじゃないのかな、セレスさん」
セレス「いえ、昼の時間に触る事も可能です。ですから???」
霧切「………ここでルールを決める必要はないわ。ルールの裏をかく事を山田君に考えられても困るし」
セレス「そう、ですか?」
山田「いやいや拙者そんな事は致しませんって!」
石丸「だが君は、みんなの言葉を無碍にしたのだぞ。厳重に注意されるのは必然ではないか!」
山田「………はぃ」
江ノ島「やっぱ山田怪しいんじゃん…」
桑田「あー…いちいち言うなって!」
江ノ島「だってほんとに怪しいじゃん!」
大泉「疑わしきは罰せず。山田が完全に裏切り者とは決まってねぇだろ?」
江ノ島「それでも…!」
朝日奈「やめようよ、そんなの!」
不二咲「そうだよぉ!い、言い争うなんて…ダメだよぉ」
大和田「ちっ…内通者のやつはしめたとでも思ってやがるんだろうな」
石丸「僕達がこうして言い争う事で、輪を乱してしまう…それだけは、今は避けるべきだ」
大泉「それはそうだろうね、石丸君。正解」
霧切「………アルターエゴの事は私がなんとかしておくわ」
苗木「うん、申し訳ないけど…お願いするよ」
セレス「どうしますの?これで霧切さんが内通者だったら」
十神「疑う材料が少なすぎる。多弁は怪しいか?いや、多弁を切るくらいなら、俺は寡黙な人間を疑うな」
大泉「あー…あんだけ喋ってりゃボロが出てもおかしくねぇって事言いてえんだな?」
十神「……ふん…」
霧切「私は内通者じゃないわ」
セレス「内通者じゃない、なら誰にだって言えます」
石丸「よさないか、セレスくん!」
霧切「………」
セレス「………」
十神「………」
大泉(重苦しい沈黙が、数秒続いた)
霧切「………誰を信頼し、誰を疑うかは個人に任せる、とさっき十神君も言ったばかりよ」
苗木「…霧切さん」
780:
霧切「取り急ぎ不二咲君、後でアルターエゴについて話があるわ。いいかしら」
不二咲「うん、いいよぉ」
セレス「………」
山田「その、ほんますまんかった」
朝日奈「次はないからね?山田!」
山田「うう、はい…」しょぼん
十神「今回限りは見逃してやろう。大泉も言う通り、疑わしきは罰せずだ。だが」
十神「次があった時。その時は…覚悟してもらうぞ、山田」
十神「俺達は団体だ。それも、生殺を意味の分からんものに握られている状態で、殺し合いを要求されるチームだ」
江ノ島「チーム、ね。どうだか」
苗木「そうだよ、ボク達は仲間なんだ。アルターエゴも含めて、ね」
不二咲「アルターエゴも…入れてもらえるの?」
苗木「もちろんだよ」
葉隠「……んー……」
大神「とにかくはそう言うわけだ。山田よ、恩赦を受けた事、忘れるでないぞ」
大神「因果応報だ」
大泉(しかし皮肉なもんだ)
大泉(…内通者がいる。その事実は)
大泉(どうやら一番、目覚めさせたらまずいやつを目覚めさせちまったみたいで…)
大神(だってほら、彼はいつになくやる気満々だぜ?)
781:
ーーーーーーーーーーーーーーー
自由時間
ーーーーーーーーーーーーーーー
782:
大泉(さて、自由時間が出来てしまった)
大泉(つっても探索は終わってるし、またしてもやる事が全くねぇ。残念な話だよなぁ)
大泉(そんなわけなので、俺はあいつを探していた。フォローしとかねぇとな。あとは、単純に話したかったんだわ)
◆美術室
がららっ
大泉「やっぱここだったか、山田」
山田「………大泉洋殿」
大泉「そうしょげんなって。やっちまったもんはしかたねーべ?」
山田「………」
大泉「なーによ。なんか言いたい事あんのか?」
山田「………」
大泉「言ってごらん?僕でよきゃあ聞くぜ」
山田「………僕は」
大泉「……おう、言いなよ…」
山田「僕は…間違っているんでしょうか」
大泉「……なにが?」
山田「僕、昔からこう、ダメなんです…色々。体型も、典型的なデブって言うかその、すぐ太っちゃって」
山田「運動はずっと苦手だったから…外にもあんまり出なかったし、誘ってくれる友達もそういたわけじゃなくって…」
山田「…昔からアニメとか漫画が好きで、自分の時間を全部削ってでもずっと見てました。でもデブでオタクって…」
山田「………正直、そんなにいいイメージではない、でしょ?」
大泉「まぁまぁ、そう言うなよ山田」
山田「正直に言うと、ですよ?」
大泉「……いや、まぁそうかもしれんけども」
山田「僕、そのイメージをなんとかよくしようって、元々性格は明るい方ですし…明るいオタクとして振る舞ってるわけです」
山田「でも、みんながみんな僕みたいなのを受け入れるわけじゃない」
大泉「………おう、それで?」
山田「………」
大泉「………」
山田「………僕」
大泉「………うん」
山田「初めてだったんです、僕。自分の話を、あんな風に聞いてもらったのは」
大泉「………」
783:
山田「僕の話をまともに受け止めてくれる人って、なかなかいなくって」
山田「…今でさえ、日本はオタク文化にかなり寛容になりましたけど、やっぱり陰日向に隠れるべき存在」
山田「いい歳こいた大人がアニメなんて見て恥ずかしくないの?って言われる現実はまだ改善されてません」
山田「だから、その…僕の話って、やっぱマニアックすぎると言うか、聞いてくれる人…いなくて」
山田「気持ち分かってくれる人も、分かろうとする人も、いなくて」
大泉「………」
大泉(言いたい事は分かるけど、分かるけど)
大泉(それは違う、とまでは言えないが、それでもやっぱり違和感はあった。だが、どう言えば伝わるだろう)
大泉(俺はなんて言えばいいか、言葉をしばらく探していた)
山田「僕の話なんて、お母さんくらいしかまともに取り合ってくれた事ありませんでした」
山田「マザコンなのかもしれません。でも、僕の一番の話し相手はいつもお母さんでしたよ…楽しそうに話を聞いてくれるんです」
山田「…クラスメイトも、先生も、先輩も、今まで知り合った人はみんな???だいたいの割合で、僕を避けてましたから」
大泉「それでも山田、お前は…超高校級だろ」
山田「実績を伴って、ようやくサブカルにあまり興味がない人にも知ってもらえました。でもそれで全部がよくなるわけじゃない」
大泉「………」
山田「だからこそ、あるたんは僕に光をくれたんです」
大泉「………」
大泉(能力があるから報われるわけじゃない。実力があるから認められるわけじゃない)
大泉(山田は同人作家、いわばセミプロだ。プロ精神を持てと言われたり、商業感覚がないと言われる辛いポジション)
大泉(学生なのに学生感覚を捨てろ、とか言われてるんでねーだろうか。それだけ、山田は優れていると言う事だけど)
大泉(この年齢でそれだけの才能があるってのは、本当に希望たり得る存在だと俺は思うぜ。本気でね)
大泉(けれど…山田が優れていたからと言って、興味がないならまだしも、アニメジャンル自体に嫌悪を抱く人からすればなんの足しにもならない)
大泉(板挟み、か)
大泉(現実を突きつけてやるのがいいのか、それともこのままおだててやればいいのか)
大泉(行っても戻ってもどちらでも山田は辛いだろう。現実には居場所がなくて、でも空想には縋りつけなくて)
大泉(…きっと山田だって、んな事ぁ分かってるんだ)
山田「だから、だからこそ、例え作り物でも…そこにいなくても、僕の目の前にはいたんです…天使が…」
784:
大泉「………分かるよ」
山田「でしたら!」
大泉「でもさ山田」
山田「………はい」
大泉「おめぇが生きてるのは、ここなんだ」
山田「………」
大泉「おめぇはここにいるし、ここで生きてるんだよ」
大泉「なぁ、いくら辛くてもおめぇがいるのはここなんだ。この日常なんだよ。誰かがいないと生きてけねぇ場所なんだ」
大泉「ある日突然核爆発に包まれたりもしないし、二足歩行のモビルスーツも現れない」
大泉「頭を叩かれても過去が見えたりはしないし…願いの叶う変な扉も見つからないし、魔女裁判もやらない、過去に戻れる薬もない」
大泉「火の鳥もいない、死んでもゾンビにはならない、救世主はいない」
大泉「希望だけじゃない、でも絶望だけでもない」
大泉「それが俺達の生きてる場所なんだ」
山田「………」
大泉「おめぇも分かってんだろ?山田。アレに縋っても、それはおめぇが辛いだけなんだ」
山田「それでも、それでも僕は」
大泉「………山田」
山田「あなたには、分からんでしょうね」
大泉「え…?」
山田「…小学生の頃からひょうきん者で知られ、「ショーを開く」と言う夢を叶えたあなたには」
※Tips…【大泉洋ワンマンショー】
かねてより大泉の夢だった事。
彼が幼い頃、必ず学校のクラスの出し物に名前が挙がっていたと言う(多分、彼特有のホラです)。
ついぞ叶う事のなかったそのワンマンショーは、【TEAM NACS】の15周年記念として企画された
【FIVE DIMENSIONS(ファイブ・ディメンションズ)】、通称【5D】の一環として2011年に開催された。
先の【totsugi式】もこの【5D】の企画のひとつ。ソフト化はされておらず、わずかにダイジェストの映像が残るだけである。
山田「あなたは夢を叶えられる能力があって、夢を叶えられる才能があって」
山田「周りに認められるだけの、実力があるじゃないですか」
山田「あなたは周りに愛されてる」
※Tips…【大泉洋の好感度】
2012年に放送された、ロンドンブーツ1号2号田村淳司会の【クイズ☆タレント名鑑】のコーナー、【禁断の芸能人ガチランキング】。
その中の【本当に好きな芸能人】のランキングで、大泉洋はなんと7位に入っている。
世代別に見ると10代・30代で5位であり、これだけでも大泉洋の知名度・好感度がいかに高いかが分かる。
【クイズ☆タレント名鑑】は特に、その手の企画ではヤラセ一切なしの妥協しない姿勢だったため、信用してもいいのではないだろうか。
…ちなみにこのTipsを書きながら検索したら、2013年2月の【日本人が選ぶ好感度が高い芸能人】男性部門でも7位だった。すげー。
8位がビートたけし、6位が桑田佳祐と言うところから、この凄さをお察しください。
785:
大泉「……俺だってこうなるとは思ってなかったさ」
大泉「誰が好んでテレビカメラの前でゲロ吐くんだよ」
※Tips
【サイコロ3】より。
大泉「誰がやりたくてカブでウイリーすんだよ」
※Tips
こちらは【東日本縦断ラリー】。
山田「いや、それは…」
大泉「やりたくもねぇのにコットンレーヨンのブリーフ履いて新幹線歩かされて、だ」
※Tips
これも【サイコロ3】の事件。
大泉「釣ったそばから生のわかさぎ食ってよぉ」
※Tips
【釣りバカ対決!わかさぎ釣り2】より。「音尾、食え!」
大泉「拉致監禁は当たり前だし」
※Tips
【十勝二十番勝負】や【クイズ!試験に出るどうでしょう】など。頻発していた。
なお【拉致】【監禁】が該当する・もしくは言葉として大泉らが発した企画は、再放送を見送られる事が多い。
大泉「ようやく僕の役者らしいところを流してくれるって言うから期待したのに、やる度やる度視聴率下げやがって」
大泉「素人でもホラーは作れるんだ!とか浮かれてる場合かってんだよなァ」
※Tips
音尾・森崎、そして大泉がメインキャストとして出演した、ドラマ【四国R?14】の事。
あまりに怖すぎて、放送回数を重ねる度に視聴率が下がったのは事実らしい。
脚本はカメラ担当Dの嬉野。四国ロケで実際に起きた怪奇現象をテーマにしており、大泉はドラマでも地方タレント役である。
この作品で、どうでしょうバカの中で音尾さんの俳優としての才能が知られるようになった。
再放送を見送られる事が多いが、これがのちの【水曜天幕団】へと繋がるため、割と重要。
山田「…なら、それなら」
山田「僕も…あなたみたいに振る舞えば何か変わるのですか、大泉洋殿」
山田「僕だってあなたのように才能があれば、もっと愛されれば…なのに」
山田「僕とあなたで…なにが違うんです?」
大泉(…山田…普段言わねーだけで割と悩んでたタイプだったりすんのか?)
山田「………」
大泉(普段は明るいやつほど裏が暗いって言うよねぇ。いや、俺は違うよ?って誰に言ってんだこれ)
山田「………」
大泉(………裏も表も暗いのは腐川と安田で充分間に合ってるっての)
山田「と言う話はどうですか?」
大泉「」
786:
まっしろ
大泉「え? ………は?」
山田「いやはや!実は新しい同人誌のストーリーを考えていたところでしてね!」
山田「こんな風に、普段は明るいキャラが突然シリアスになっちゃうってのを取り入れて行こうと思うのですよ」ぼはははは
山田「性の向こう側を描くためには、やはりストーリーそのものに説得力がないと行けませんからな…!」
大泉(え?え?え?)
山田「なるほど!劣等感を抱く主人公はこんな心境になるんですな…勉強になりますよ」むふむふ
大泉「………は」
山田「あれ?まさか今まで僕がガチでへこんでると思ってました?」
大泉「………思ってたし今も思ってるし………」
山田「いやいや僕があの程度でへこたれるわけありませんやん?」
山田「むしろいっぱい言って欲しいやん?素敵やん?」
大泉「………」
山田「…ま、ちょっとは本気ですけど」
大泉「ちょっとは本気なのかい。いやまぁ、いいけどね」
山田「でも凹んでるだけではなにも変わらない、そうでしょう?」
山田「だからこそあなたは、今までと変わらずみんなに接触しているんですよね」
大泉「…朝日奈と言い山田と言い、どいつもこいつも…」がしがし
山田「朝日奈葵殿が?」
大泉「…なんでもないよ。ちょっと心を読まれただけさ」
山田「まぁいいじゃありませんか、彼女らしいですし。あ、そうだ(唐突)大泉洋殿をモチーフにした漫画描いていいかな?」
大泉「………いいとも?」
山田「一旦CMでーす」
大泉「お前ってさぁ…いや、なんでもねぇわもう」
大泉(…あれ、多分全部マジだったんだろうな)
大泉(山田がすげぇのは、相手への感触を掴むのが早い事だと俺は思う)
大泉(現に、俺は今…山田に少し気を使われたわけで)
大泉(別にそんなのいいのにな)
大泉(そのまましばらく、山田が明らかにエロい絵を描くのを眺めて楽しんだ。おい、俺モチーフにする話はどこ行った)
大泉(……まぁいいや…あとで何枚か部屋に置いておいてもらえねぇか頼んでみよう。モノクマにも賄賂しときゃ大丈夫、大丈夫)
787:
ーーーーーーーーーーーーーーー
食堂
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉(………あのあと山田と別れた)
大泉(原因は見解の相違ってとこだな)
大泉(僕ぁね、やはりおっぱいの美しさをもっと追究して欲しいんだよォ。分かるかい?)
大泉(キレイなら、エロけりゃオッケーってわけじゃあないの。分かる?)
大泉(なんて事を考えながら食堂に入った。腹減ったと思いながら顔を上げると、目の前にいたのは)
苗木「………あれ?大泉さん?」
大泉「おや、苗木君かい?」
大泉(なんと、僕達の主人公じゃあないか)
大泉(あぁ、主人公っつーのはあれだよ、一種のメタファーっつーかなんつーか……)
大泉(それでも、きっとこれがゲームなら、苗木君は主人公なんだろうねぇ)
大泉「なしたの、こんなところで?」
苗木「少し休憩してたんですよ。学園内をあちこち移動したので」
大泉「ぁあ、それでね」
苗木「あはは、いろんな人と話したいなと思ったらこうなっちゃうんです」
大泉「……おめぇは内通者じゃない、俺のカンがそう言ってる」
苗木「あ、ええと、ありがとうございます…?」
大泉「なぁ、折角だからどうだい?一緒に。これからちょっと飯でも食おうと思ってたんだわ」
苗木「あぁ…いいですね、お昼ご飯。ちょうどお昼の時間ですし、ぜひご一緒させてください」
大泉「なにを食べようか、苗木君?君、何が好き?」
苗木「ハンバーグです」
大泉「…奇遇だね、僕もだよ」
※Tips…【ハンバーグ】
大泉が壊れた事でおなじみの【ヨーロッパリベンジ】より。
一行は旅のさなか、フィンランド・ロヴァニエミのサンタクロース村でサンタクロースと出会う。
その時に何が欲しいか聞かれ、大泉はいの一番に「ハンバーグ!」と回答。日本語も話せるサンタに「はぁ?」と言われる始末。
しかしその直後、ミスターこと鈴井が「ミートゥ!」と答え、最終的に藤村からお叱りを受けた。
788:
ーーーーーーーーーーーーーーー
?????
ーーーーーーーーーーーーーーー
こつ…こつ…こつ…こつ…
大神「………」ぴた
大神「………いい加減に姿を現せ、その者」
大神「なぜ我の後を着ける?話したければ前に出てこい」
こつこつこつ…
大神「そうか、お主だったか」
大神「………」
大神「…お主には我から直接、伝えねばならんだろうな。」
大神「その……下手な芝居はやめろ」
大神「………」
大神「お主のそんな、見え透いた嘘で我を欺けると思ったか?」
大神「否、他の者にも分かっているだろうな。お主は本当は何者なのだ」
大神「それとも言えないのか?」
大神「???江ノ島」
江ノ島「………!」
大神「十神の言、あながち外れてもいないのか」
江ノ島「なによ、あんただって…!」
大神「それ以上言うなら」
江ノ島「………」
大神「…死を覚悟せよ、江ノ島よ」
江ノ島「………」
大神「………」
大神「………冗談だ」
江ノ島「嘘つけ……」
835:
ーーーーーーーーーーーーーーー
13日目昼
食堂
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「ごめんね苗木君。ハンバーグは無かったよ…代わりに」
ことんっ
苗木「……からあげ、ですか?」
大泉「ザンギだよ」
※Tips
北海道では、鳥の唐揚げをザンギと呼びます。
本来、醤油とニンニクで下味を付けてから揚げたもの(鳥肉に限らず)をそう呼んでいました。
近年は「ザンギと唐揚げの定義が曖昧なため、同一のものとする見方が強まっている」
と言う見解を、北海道ザンギ連盟(道ザン連)は示しています。
(イッチは昔、ツイッターで道ザン連のアカウントから直接↑の事を言われた事がある。なまらびびった)
大泉「食べた事あるかい?北海道じゃ定番だぜ」
苗木「唐揚げはあるけど、ザンギはないですよ…いただきm大泉「うまいっ!」
※Tips
大泉さんの食レポを見ると分かりますが、味への感想がなーまーらー早いです。
(食べてから「うまいっ!」を言うまでがシームレス。彼は豚一家、量も質も大事にするタイプ)
ちなみに大泉さんの特徴として、食べる前にえらい勢いで匂いをたくさん嗅ぎます。
料理にわりと近い位置まで鼻を近づけて、目一倍嗅いでます。ちょっとかわいい。
苗木「………え!?」
大泉「あ、ごめん食っちゃった。どうぞ、召し上がれ」もぐもぐ
苗木「………もしかしてシェフ大泉が作っ」
大泉「いや、調理台に置いてあった。誰が作ったんだかしんねぇけど、達筆な文字と一緒にな」
苗木「達筆?」
大泉「随分とうめー字で、『作りすぎたから食べてください』ってな」
苗木(よかった………誰かは知らないけど、作ったのが大泉さんじゃなきゃいいや)ほっ
大泉「おい胸を撫で下ろすな、おみまいするぞ」
苗木「イタダキマス」
大泉「………」
ぱく
苗木「…! 美味しい!」もぐもぐ
大泉「醤油ベースなんだよ、ザンギは」もぐっ
苗木「唐揚げとちょっと味が違うんですね」もぐもぐ
大泉「っても最近はほぼおんなじもんみたいだけどねぇ」もぐもぐ
苗木「へぇ……知らなかったです」
836:
大泉「揚げてりゃ大体ザンギだよ。北海道じゃジンギスカンザンギなんつーのが、たまに居酒屋にあったりすんだよ」
苗木「ジンギスカンの?!」
※Tips
わりかし定番です。定食屋で出たり、居酒屋にあったり。
略すと【ジンザン】。
と言うか、鳥肉じゃない揚げ物にザンギとつける傾向があります。
(タコザンギ、ジンギスカンザンギがいい例ですね)
大泉「あぁ、それは多少下味付けてから揚げてるのが多いから美味いよ、苗木君」
苗木「ジンギスカン…ボク、ジンギスカン食べた事ないかも…」
大泉「なんだとぅ?そりゃおめぇ人生を損してるってもんだ」
苗木「大袈裟ですね」ふふふ
大泉「ジンギスカン、食わしてやるよ。こっから出たら。美味い店知ってんだ」
苗木「ほんとですか?」
大泉「僕が嘘つくと思ってるのかい?北海道が生んだ大スターだよ?」
苗木「……でも、『大泉さんはたまに分かりにくい嘘を付くから気をつけなさいね』って」
大泉「子猫ちゃんだな、そんな事言うのは」
苗木「あはは、霧切さんは大泉さんを知り過ぎてますね…」
大泉「嬉しいけどねェ。僕の事を全部知っててくれてんじゃねぇのか、あの子もしかして」
苗木「…大泉さん。ボク、大泉さんが嘘を言ってるところって、見た事ないです」
大泉「分からんよ、苗木君。子猫ちゃんが言うんだから、僕が今まで言った言葉の中に嘘があるかもしれないじゃあないか」
苗木「北海道の大スターが?」
大泉「なんで真っ先にそこを疑うのかね、苗木少年よ」
苗木「誇張表現も嘘に入るのかと思いまして…」ひょい
大泉「失礼な!僕ぁ間違いなく北海道の大スターさ!」
苗木「自分で大スターって言っちゃったらまずいんじゃ…」
大泉「いいんだっての、道民のみなさんはもうご存知!なわけだしな」
大泉「タカトシだって恐れおののく大スターだよ?僕ぁ」
苗木(自分で言うのが似合うのがなんかすごく残念だなぁ…)
※Tips…【タカトシ】
タカアンドトシ。ボケのタカとツッコミのトシからなる、よしもとクリエイティブエージェンシー所属のお笑いコンビ。
(特にタカのハートがガラスであり、一人だと不安になるのか)ピン仕事をほとんど受けない事が特徴である。
かつてふたりは、とある番組で「なぜ地元である北海道で芽が出なかったのか?」と聞かれ
「北海道には大泉洋と言う化け物がいて、僕達では全く敵わなかった」と言う旨の発言をしている。
その後【お試しかっ!】などで共演、実はタカトシは後輩だった事が判明した。ラムしゃぶマン!
837:
大泉「しかしあれねぇ、ザンギ美味いねぇ」もぐもぐ
苗木(ボクが賛同しないから無理やり話を戻した!)
大泉「飯はあるんだし…ここにビールでもありゃいいんだけどなァ」
苗木「……泡盛があるんじゃなかったんですか?」
大泉「泡盛にザンギは合わねぇんじゃねぇかなぁ?」もぐ
苗木「食べ合わせの問題!?」
大泉「それに、あれなら没収されたよ」しょぼん
大泉(…石丸にな。やっぱ水の代わりに飲ませたのが悪かったな。あれさえやってなきゃ今頃は…)
苗木「え?そうだったんですか…」
苗木(くそっ、きっとモノクマだ!泡盛用意したのはモノクマなのにひどいぞ…!)
大泉「はぁ…」ひょいぱく
苗木「………」もぐもぐ
大泉「………」もぐもぐ
大泉(それから、数秒沈黙した。お互い何か、話題を探して見たんだけど)
大泉(なかなか、話し出せなくて)
大泉(そして、耐えかねて彼が先に口を開く。もうザンギは飲み込んでしまっていたようで)
苗木「………大泉さん」
大泉「ん?」もぐもぐ
苗木「ボクは…」
大泉「………」もぐもぐ
苗木「ボクは…ずっとみんなを信じていたいんです」
大泉「…当然だと、思うよ」もぐもぐ
苗木「だからこの中に裏切り者がいるとか、考えたくなくって…」
大泉「まぁそう思うのは勝手だろうさ」もぐもぐ
苗木「……いる、んですかね?内通者」
大泉「いるだろうね」もぐもぐ
苗木「………」
838:
大泉「モノクマは今回、不自然なくらい大きく動いて来たしな」もぐ
苗木「………え?」
大泉「だってそうだろ?勝算がねぇのに、わざわざ賞金額を倍増なんてしない」
大泉「…つまりだ」
苗木「金が理由で、人を殺す人間が…そんな」
大泉「だが、実際いるかもしれん……って事だ」ごくん
苗木「………そんな」
大泉「そしてそれが出来る、って事は、モノクマは俺達をよーく知ってるって事でもある」ひょい
苗木「その…いるかもしれない内通者が、モノクマへボク達の事を報告しているんでしょうか?」
大泉「いや」
苗木「……?」
大泉「それもあるけど…でも、それだけじゃねぇんじゃねぇか?」
苗木「それだけじゃ、ない…」
大泉「前回からなーんか引っかかってたんだよ……」あむ
苗木「なにが、ですか?」
大泉「ピンポイントすぎんだ。最初も、2回目も…反応する人間がごく限られてる情報を出してる」
苗木「…そう言われてみれば…」
大泉(最初は舞園、次が大和田…それぞれ、括りは大きいものの【動機提示】と言う、全員が関係する体裁を保ちながら)
大泉(かつ、そいつらの傷をえぐって来ている。ごく自然に、ごく狭い範囲で)
大泉「恐らく、今回の動機提示は」もぐ…
苗木「……お金で動きそうな人を知っていたからこそ、行われた……?」
大泉「動機提示よりもっと前から、目星つけてたって可能性が否めない。あいつのデータ網はすげぇみたいだし」
苗木「もっと前、ってボク達がここに閉じ込められるより前から…って事ですよね」
大泉「ああ。でもそうだとしたら証拠が足りねーんだよなー…っても、そうとしか思えんしなぁ…」くしゃくしゃ
大泉「勿論モノクマ自らが、生徒の観察をしてるから分かった、ってのもあると思うぜ?けどよ」
大泉「…今回は特殊だろ。私怨なんて今まで持ち込まなかったモノクマが、俺に難癖つけて来たしな」
大泉「理由をつけてわざわざ賞金を上げてなお、俺を消してもらわにゃ困るって自白してるようなもんだ」
苗木「………」ザンギひょい
大泉(…モノクマは俺達を随分詳しく知っている?学園長ってのもまんざら嘘じゃねぇのか?)
大泉(気になるねェ、モノクマの正体。一体どんなやつが糸引いてんのかねぇ)
大泉(それに、気になると言えば…あの夢…)
『どうか、生きてくれ』
大泉(なんでか分からんが、あれが単なる夢とは思えんのよなぁ…)
839:
苗木「それじゃあ、なんでモノクマは内通者の存在をバラしちゃったんですか?」
大泉「それは簡単さ。疑心暗鬼に追い込みたいんだよ」
大泉「パニック映画の定番だろ、こいつが敵なんじゃないか?敵意があるんじゃないか?っつって」
大泉「仲間割れを起こしちまう。そう言う時こそ、団結せにゃいけねーんだけど…難しい話だしな」
苗木「疑われてるのに、相手を全面的に信じるって難しい、ですね」
大泉「……まぁね。縁もゆかりも無い、初対面の人間ならなおさらだ。一緒にいるったってたかだか2週間だべ」
苗木「たかだか、2週間」
大泉「君や子猫ちゃんはともかく、十神とか腐川さんと分かりあうにはまだまだ短ぇよ」
大泉「ガード硬いしなぁあのふたり。山田の言ってる事も分からんし、大神さんとも喋ってねーし…」
大泉「葉隠は…あれは一生かかっても無理かもしれんけど…」
苗木「………」もぐ
大泉「それにあれだよ?本当の僕もまだ見せてないし?僕が本気出しちゃったらあれだよ?僕の料理しか食べられなくなるよ?」
大泉「僕がねぇ、本気出しちゃったらもうそらぁねぇ」
苗木「そっか」
大泉「あ?」
苗木「そう……ですよね」
大泉「………」
苗木「………」もぐ
大泉「あー…うん」
苗木「………」
大泉(なんで黙んのよ、俺が悪いみてぇじゃねーかおい苗木)
大泉(なんか話題を、うーんなんか!なんか…!)
大泉「あ!あー、そうだ。不可解な事がもういっこあった!」
苗木「え?」
840:
大泉「モノクマだよ。俺が邪魔んなってんなら、煽ってねぇで自分で手をくだせばいいだけの話じゃねぇ?」
苗木「それをせず、あえて殺し合いを煽っているって言うのは……理由がある?」
大泉「理由が何かは分からんけどな」ひょいぱく
苗木「その理由が分かったら、ボク達もモノクマに何か出来るでしょうか…?」
大泉「……んー、どうだろうねェ?」
苗木「でも、確かに分からない…一体どうして…」
大泉「んー?」もぐもぐ
苗木「監視カメラでボク達を見てるんだから、余計にボク達を殺しやすいはず。それをしないのは…」
大泉「十神の言った通りなのか、それとも…」
大泉(監視カメラか…んー……監視カメラ……ねぇ…)
大泉(モノクマは………何かを見ようとしてるのか?見ようと…俺達の殺し合いをか、なんのために?)
大泉(理由が分からない。原因が。映画の鉄板ったら、見ず知らずの男女が閉じ込められてるってとこがヒントになりそうなもんだが…)
大泉(なら、もっと年代はバラバラでいいんじゃねぇか?それとも学生に、的を絞る必要が…いや、ならなんで俺はここに?)
大泉(パニックもの…カメラ…密室…なんかもうちょっとで閃きそうだけど…んんんー…)
苗木「…あ」
大泉「ん?」
苗木「例えば、こんなの…どうですか?」
大泉「…お、なんか思いついたかい、苗木君ッ」
苗木「…例えば…」
大泉「例えば?」
苗木「…モノクマが、ルールを守っているとか?」
大泉「ルールって、あの校則を…かい?」
841:
苗木「確か、校則には【誰にもバレないように殺人を行う事】が入っていたはず…」
苗木「でももし、生徒に不可能な殺人が起きてしまったら、それは出来る人物が限られてしまう」
大泉「…ほう?」
苗木「なんてね…ははは…」
大泉「いや、ルール守ってるったってねぇ…なんでまた…?あいつは自称学園長だよ?」
大泉「司会はルールを破っても怒られねぇってのは、バラエティじゃままあるもんさ」
苗木「いやこれバラエティの収録じゃないんですけど…」
大泉「そうだけども、モノクマの態度ってのはなーんかこう、そう言う感じしない?」
苗木「バラエティっぽい、と言えばバラエティっぽいんです」
大泉「だろ?あいつはこの状況を楽しんでいる。明らかにおかしなクマだ」
苗木「でも…ボクもなんか引っかかってるって言うか」
大泉「ん?」
苗木「むしろ…モノクマはルールを破るより…率先して守ろうとしてる気が、したんです」
苗木「その上でボク達が困るような新しいルールを作って、そこに抵触する生徒が出て来るのを待ってる…ような」
大泉「………なんで?」
苗木「ええっと……その、理由は…」
大泉「言いにくい?怒らないから言ってごらん?」
苗木「…言っても笑いませんか?」
大泉「笑わねぇよ、そんな悪趣味な事するわけないっしょや」
苗木「……な」
大泉「な?」
苗木「…何となく…」
大泉「え?」
苗木「何となく、そんな気がした…んです」
842:
ーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
843:
霧切「………ふぅ」
こつ…こつ…
霧切(時間は夜中…何かをしてもされても分からない頃合い)
霧切(恐らく、何かを企んでいる人がいるなら、今日辺りに何かを仕掛けてくるはず)
霧切(そもそも…夜時間の出歩きは禁止、なんて言っているけれど)
こつ…こつ…
霧切(…知っているわ。言い出した本人がそれを守る気はさらさらない)
霧切(それに………アルターエゴ。彼女はあれに強い興味を示している。ないとは思いたいけど)
霧切(もし、もしも、セレスさんが何かを夜に企んだら……いえ、もしかしたら山田君が先に何かする可能性もある)
霧切(それに江ノ島さん……大浴場の一件以来様子がおかしい。何があったのか分からないけど)
こつ…こつ…
霧切「誰も疑いたくはない…」
霧切(それでも信じるために疑う。それは私達の生存のための疑心なの)
霧切(何も無かったらごめんなさい、でいいのよ。取り越し苦労になるだけなんだから)
霧切(問題は、実際起きてしまったらどうしようもない、と言う事)
………こつ
霧切「………」
霧切(…大丈夫、まだ、なにも起きていない)
霧切(まだ―――)
こつっ
「おっと、すまない」
霧切「」!
石丸「………ああ、霧切くんか」
霧切「い、しまる、くん…?」
石丸「まだ寝ていなかったのかね?肌の代謝に悪い、寝た方がいいと思うが」
霧切(想定外だった。彼は絶対にルールから外れた事をしないと思っていた、のに)
霧切「余計なお世話よ。それに肌の手入れくらい、やってるわ」
石丸「それは何よりだ」
霧切「………で?どうしたのかしら、こんな夜中に?」
石丸「ああ、その事なんだが…」
霧切「風紀委員とあろうものが夜の徘徊なんて笑い事じゃないわ。早く部屋に帰って寝る事を勧め」
石丸「【大浴場】に行くところなのだ」
霧切「…て……、え…?」
844:
霧切(何を、言っているの、石丸君)
霧切(あなたは確か、勝手に【アレ】を使った山田君に、一番怒っていたはずなのに)
霧切(石丸君…あなたの考えている事が、わからない)
霧切(…何かをしようとしている?何を?)
霧切(彼が殺人を?ならなぜこんな時間に出歩き、しかも大浴場へ?)
霧切(わからない、分からないわ)
霧切「あなたにしては…おかしな事を言うのね、石丸君」
石丸「ああ…僕も少しずつ変わって行けている、と言う事なのだろうか?」
霧切「そんなの分からないわよ」
石丸「ふぅ…立ち話も何だ。それに、見たいものもあるのでね。さっさと行かないか?」
霧切「…【大浴場】で見たいものなんて、ひとつしかないんじゃないの?」
石丸「君なら見せてくれると信じているのだが」
霧切「………」
石丸「霧切くん」
霧切(………目的は何?彼の中になにが起きたの?)
霧切(いや、これじゃ…これだけじゃ分からない…)
くるっ
霧切(疑うより騙されるのを選ぶのは、苗木君。なら)
石丸「霧切くん?もしかして」
霧切「………下世話な学園長が来たら面倒よ。さっさと行きましょう」
霧切(私は可能な限り疑う。全ての可能性を、あらゆる生徒を、この世界を)
石丸「………そうだな」
霧切(例えあなたに、どんな思惑があったとしても)
845:
ーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃
体育館
ーーーーーーーーーーーーーーー
江ノ島「………」
きょろきょろ
江ノ島「………モノクマ」
江ノ島「なんであんな事言ったの?」
江ノ島「………」
江ノ島「………私、分かんないよ、モノクマが考えてる事」
江ノ島「………」
江ノ島「………」
江ノ島「私は、モノクマのために…」
江ノ島「………でも、モノクマは絶望のために」
江ノ島「………」
江ノ島「………」
江ノ島「………」
江ノ島「………あと2日。それで誰も動き出さなかったら、私が」
江ノ島「大泉洋を始末する。」
江ノ島「…モノクマ、それでいいんでしょ?」
江ノ島「………」
ーーーーーーーーーーーーーーー
その頃
部屋
ーーーーーーーーーーーーーーー
葉隠「ん?んん?」
葉隠「………」じーっ
葉隠「………イマイチ不安定だな」
葉隠「未来が変わってんのか?いやいや、そんな事」
葉隠「………」
葉隠「………無いとも、言い切れねーな………」
葉隠「………うーん」
葉隠「何度も何度も変わってる…なんなんだこれ…?」
846:
ーーーーーーーーーーーーーーー
??????
ーーーーーーーーーーーーーーー
「くっくくく、うぷぷぷぴひひひひ」
「………はぁー………笑った笑った」
「ひとりごと乙って感じ?」
「さっすが残念に定評あるわー、まじ残念だわー。これが文章じゃなかったらマジで残念だったわー」
「さてと、アピールでもしとくか」
「いえーい!希望の残党見てるー?」
「よーやく話動き出しそうで、ボク満足だよ」
「しかしながら私としては、このままでは盛り上がりに欠けると判断せざるを得ません」
「だからこそよォォー……やるんじゃねぇか……」
「いや、」
「やらせる………かな」
「うぷぷっ!そろそろ仕掛けた爆弾は爆発するよね!ね?」
「ボクはそれを黙って待つだけ…さぁ!」
「ショータイムだっ!」
「ファンサービスだっ!」
「殺し合いキターーーッ!!」
「…ん?なんか違うの混ざってる?」
847:
ーーーーーーーーーーーーーーー
14日目朝
食堂
ーーーーーーーーーーーーーーー
848:
がちゃ
不二咲「お、おはよぉ…」
大泉「いやぁ、ちーたんかわいい。いつも通りだな」
葉隠「いつも通り…なんか?いやいいけども」
大泉「不二咲君が可愛いのはいつも通りじゃねぇか?ん?文句あるのか?」
不二咲「?」
葉隠「いやあいつ男…」
大泉「るせぇな!てめぇの髪の毛フランベするぞ!」
葉隠「」
※Tips
フランベは大泉さんの必殺技です。
不二咲「あ、朝ごはん取ってくるねぇ…?」とてとて
葉隠「…いや、あれが女なら分かるけどよ」
大泉「確かにあれが女の子ならなぁ…うちの子もあんな風にならんかなぁ…」ぽわー
葉隠「………まぁいいけども」
大泉「いつも通りさ。平和だね」
葉隠「まぁ平和だな」
しゃきんしゃきんしゃきんっ
大泉「お?あれは…」
でっでっでっでっ♩てててててててて↑
でっでっでっでっ♩てててててててて↑
(シザーマンのテーマ)
十神「どこかに行けこの殺人鬼!俺に付きまとうな!」すたすた
翔「あらあらァァァんッ!白夜様ぁ、逃げないでよぉん?そんな表情もソ・ソ・る!」しゃきんっ
十神「気色悪いっ…!」
翔「どちらに行かれるの白夜様ァァ!」
十神「どこでもいいだろう!」
翔「あらぁ!ツンデレ?ヤンデレ?何デレ?たまんねぇな!」
わいわいがやがや
しゃきんしゃきんしゃきん!
………。
大泉「いつも通りだな」
葉隠「あれがぁ!?」
大泉「うん」スープずずーっ
葉隠「いや、まぁ、この学園で言えばそうかもしれんけど…」
大泉「いつも通りだろ?」
849:
葉隠「平和ではねーぞ!…あの俺、ツッコミってよりボケだべ?慣れんことさせねぇでくれって…」
大泉「大丈夫大丈夫、藤尾よりマシだから」
葉隠「あの人も確かに大概だけど!」
※Tips…【藤尾のツッコミ】
オクラホマ藤尾はドの付く天然。それでも昔はツッコミをやっていた。メンバーによっては今でもツッコミに回る。
実は結成から長らくツッコミだったのだが、周りのイメージとポジションを統一するため、ボケになった。
なお未だにボケのセリフを間違える、小道具を袖に忘れる、ネタの入りを間違えるなどの失態も多数。
それでも今年で芸歴15年目であり、今では北海道の事務所混合ライブなどのMCをしていたりもする。
札幌よしもとの若手とオクラホマが並ぶと、芸歴が長い分、藤尾がとても頼もしく見えると言う不思議。
大泉「イチオシでメインMCが休暇中に代理MC張りやがってあの野郎…」
葉隠「いやでも、藤尾さんのツッコミは俺、そんなに嫌いじゃねーぞ?」
「うおおおおおおお!!」
大泉「あ?…朝からなしたべ。平和じゃねぇなぁ」
葉隠「これは…誰の声だ?」
大泉「分からないねぇ、一体誰g」
「とーびーらーをー」
大泉「………ん?」
石丸「ばーーーーんっ!!」ばんっ!!
大泉「」
葉隠「」
※Tips…【扉をばーんっ!】
NACS×人形劇×西遊記で話題となった【西遊記外伝 モンキーパーマ】より。各話で必ず【三蔵法師(CV森崎)】が登場と同時にする行動である。
天竺で経文を取ってきた三蔵一行。帰るために金斗雲に乗るはずだったのだが、その道すがらなんとエンスト。
止む無く、仏様が経営していると言う、天竺から徒歩5分の【喫茶ゴー・ダイゴー】で働いている……と言うのが基本設定。
悟空達3匹の妖怪は喫茶の店員として働かされており、それを取りまとめているのが三蔵法師で、必ず3匹の雑談の後に入ってくる。
老馬の【玉龍(ぎょくりゅう、CV安田)】も一応店員。なお、三蔵の精力を増す秘術でラジオパーソナリティとして働かされている模様。
石丸「おいいいい!!きみ達いいいい!!」
葉隠「」耳キーン
石丸「もっと熱くなれよ!」
葉隠「………あー、と?」
大泉「一体何が起きたのか俺に説明してくれ」
「………ええ、もちろん」
こつっ
大泉「子猫ちゃん?」
霧切「こうなったのは私の責任でもあるから」
850:
石丸「いいや、きみは悪くなあぁあぁあい!」
大泉(うるせぇな石丸、輪をかけてうるせぇなぁおい…)
葉隠「んで?なんでまたあんな事に?」
霧切「その、石丸君は……昨日の夜中にアレを使いたいって懇願して来て」
大泉(子猫ちゃんは続けて、ピアノを弾くようなジェスチャーをする。って事は)
大泉「あー、アレな…って」
葉隠「石丸っちが?珍しいな。明日槍でも降るんじゃねーか?…つーかなんで?」
霧切「………あの時の映像が見たいって」
大泉「ああ、安田と音尾の…」
大泉(……ハッスルマッスル?マジか、めんどくせぇ…ん?でも石丸のあれは安田でも音尾でもねぇぞ)
葉隠「しかしルール、ルールとうるせぇ石丸っちが…?」
霧切「彼はアレに興味あって、けれどルールを破るわけにも行かなくて悩んで、その果てに」
霧切「……どうやら義兄弟である大和田君からの言葉を、ふと思い出したみたいで……」
(大和田「オメェももっと俗世を知った方がいいぜ?兄弟」)
大泉(………あー、ああ、>>665辺りで言ってた気がす…え?そんな細かいセリフ覚えてたの?律儀ねぇ)
霧切「その結果があれよ」
葉隠「随分端折ったな最後」
霧切「……ええ…」
霧切(まさか言えるわけないじゃない、アルターエゴがなんとか解析したデータが何かと思って見てみたら)
霧切(モンキーパーマ1期最終回でちらっと触れられた【三蔵の扉をばーん全集】が出てきたなんて…)
※Tips
放送ではほんとにちらっとしか流れませんでした。
霧切(石丸君ものめり込んで見るし!)くつくつ
霧切(嬉しいけど!嬉しいけど今欲しいのはそれじゃないのよ!!アルターエゴ!!)ぷくくくっ
大泉「笑い堪えてるねぇ子猫ちゃん」
851:
石丸「人生一度だけの過ちっ!…そう思って霧切くんに懇願して!そうして僕は見た!」
石丸「あれが僕の知らなかった世界なのだな…!」はっはっは
石丸「またしても僕は賢くなったぞ!」
大泉「ああー…楽しそうで何よりだよ、石丸君…(頭いてぇ)」
がちゃ
苗木「おはよ…ってみんなどうしたの?」
石丸「苗木くんっ!僕は君にも感謝しなくてはなっ!」
大泉「………ほぇ?」
苗木「え?ああ…昨日あげた【リアクション全集】、楽しかった?」
石丸「もっっっっのすごく勉強になったぞっ!」
大泉「あの、なんの勉強をしたんだい石丸君…」
石丸「リアクション芸ですっ!僕は…僕はリアクション芸人を侮っていた!」
霧切「…と言うわけで石丸君が、風紀委員の肩書を返上するらしいわ」
石丸「しないぞ霧切くん?!」
苗木「石丸クン……そんな事になったらキミは超高校級の何なの!?」
石丸「だからしないぞ!?」
苗木「………そうか!【超高校級の剣道部員】だね!石丸クンは剣道部だって言ってたし!」
「正義完了!」
石丸「……ん?今何か聞こえ……ってちょっと待て苗木くん!僕は風紀委員だと言っただろう!」
どたばたきゃーきゃーわーわーきらきら
大泉「よく分からんねぇ、超高校級は」
852:
葉隠「………あー、そうだ大泉っち?」
大泉「ん?ああいたのかい葉隠君」
葉隠「ひでぇ!折角開運アイテムをやろうと思ってたのによぉ!」
大泉「あ?開運だぁ?俺に?」
葉隠「ほら、前も言ったろ?オメーにゃあ生命の危機がだな」
大泉「オメーの3割は信じない事にするよ。ここで鵜呑みにしてもいい事なさそうだしな」
葉隠「公表してないところも含めたら4割近くまで行くっつうの!」
大泉「公表してないとこってなんだ?……オメーそんなやべぇ仕事して……」
葉隠「あー、それはともかく!オメーの運気が上がるように、俺特製の開運アイテムを何とタダで!持って来てやったんだぞ?」もそもそ
大泉「いらねぇっつうの。なんなら昼は、俺から大神さんに会いに行く気だったし」
葉隠「おいおいおい!ならなおさら!持ってけよこれを!」ごそごそ
大泉「………その前になんで俺はあだ名で藤尾はさん付なんだよ」
葉隠「んあ?藤尾さんはいい人だからなー…調子乗って呼び捨てにしても笑顔で対応する位の…」
※Tips
実話です。あの頃ははしゃいでる学生でごめんね、藤尾さん。
大泉「その位俺だってしとるわ!!」
葉隠「まぁ、あれだ…大泉っちはそれより一歩進んだこう、親しみがあるって感じの?」
大泉「……まぁ、納得いかねーけど許す…かもしれん、今渡してくるもん次第だな」
葉隠「マジかいな…んじゃオメー絶対に喜ぶぜ?」
大泉「おう、なにくれるんだい葉隠君?」
葉隠「はい」どさ
大泉「………」
大泉「………」
大泉「………!?」
フリーズ
葉隠「………なんだよ、どうした?」
853:
大泉「なんですか、これ」
葉隠「おふだ」
大泉「…お札?」
葉隠「そうだべ。悪運を断ち切るお札だべ」きりっ
大泉「…え?こんなに?」
葉隠「まだあるぞ?」どさどさ
大泉「ひとつひとつ札束みたいになってんじゃねぇかよ!何束あんだよバカか!!」
葉隠「っせーなぁ、これを体につけときゃー開運間違いなし!」ばさばさ
大泉「いらねぇいらねぇこんなには!おい何服に突っ込んで……っ!」
葉隠「あー、と……ついでにこれもやる!」ぽい
大泉「…これは?」
葉隠「ふふふ、それはマジにすげーぞ…何とボール状のクリスタルだ!」
大泉「嘘つけてめぇこれスーパーボールじゃねーかよ!」ぐにぐに
葉隠「嘘じゃねって!」
大泉「こんなもんで何がしてーんだおめぇは!」
葉隠「あー……とにかくそれがオメーの運気を上げっから、いいな?持っとけよ?肌身離さず、な」
大泉「絶対に捨ててやるからな」
葉隠「はっはっはっ」すたすた
大泉「おいっ、葉隠ちょっと待っ、こんなに札いらねって……」
すたすたすたかちゃばたんっ
大泉「……渡すだけ渡したらすぐいなくなりやがるし」
大泉「なんなんだあいつは…」
石丸「廊下は走ったら怪我をするだろう!走ってはいかんっ!」
霧切「よかった、ようやく石丸君が自分を取り戻してくれたわ」
大泉「ひっでぇ言われ方してんな石丸」
石丸「そんな事はありませんよ―――ところでそれはなんですか、大泉さん?」
大泉「あぁ、今葉隠がくれたんだよ。なんか運気が上がるお札とかって言ってな…」
苗木「葉隠クンってなんて言うか、何考えてるのか分かんないよね」
大泉「分かるやつなんざいねぇんじゃねぇか?……っつーかよ、これ」
苗木「どうかしましたか?」
大泉「………字、うまいな」
854:
ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー
855:
◆体育館
大神「………」
大泉「………」
大神「………」
大泉「………」
大泉(え?なにこれ?なんの罰ゲーム?なんで俺はこんな事してんだ?ええと思い出せ思い出せ…)
大泉(確か俺は、大神さんとコミュニケーションを取ろうと思って、体育館に来たんだった)
大泉(んで喋ろうと思ったら「お主は精神が乱れている」とか言われて、言い訳も聞かれず結局座らされて、何が始まるかと思ったら)
大泉(………なぜかふたり並んで、坐禅など組んでいるわけで)
大泉(つうか坐禅って叩く人がいないとなんにもならねぇんじゃねぇの?いつまでやんの?)
大泉(………)
大泉(………)
大神「………」
大泉「………」
大泉(………大神さん寝てんじゃねぇだろうか)
大神「寝ておらんぞ」
大泉「おぉおぉぉお!?」びくびくっ
大神「………驚き過ぎであろう」
大泉「きゅ、急に喋るからぁ!心臓止まるべや…」はぁはぁ
※Tips
大泉さんはビビリです。
【カントリーサインの旅2】では、自分を驚かしてくるミスター(鈴井)を「おっさん」呼ばわりしていたほど。
大神「…まあ良い」
大泉(なんかあれだ…字面的に見分けにくいからさっさと終わらせようぜ、大神さん)
大神「………大泉」
大泉「ん?」
大神「朝日奈から、お主の話はよく聞いている」
大泉「え?朝日奈が?ああ、そう?」
大神「そしてこの数日、我が見たものを合わせて考えて…だ、大泉洋」
大神「お主は……」
大泉「………うん」
大泉(朝日奈さん、一体なに喋ったんだろうなぁ。随分と俺に気を揉んでくれるけれど)
大泉(大神さんと仲良いから俺の話してるのはまぁいいとしても、なんか変な事言ってたらアウトじゃね?)
大神「お主は……朝日奈を託すに相応しい男だ」
大神「我はお主と出会えてよかった」
大泉「………は?」
856:
大泉(朝日奈を託すって言った?今?いやいやだめだよぉ、僕ぁ妻帯者なんだよぉ大神さぁん。いやね?分かるよ?)
大泉(大事な友達がこんな場所にいつまでもいるのはそりゃあ怖いさ。僕だってきっとそう思うし今だって怖いよ)
大泉(でもやっぱりねぇチーム40に差し掛かった僕と現役JKの朝日奈さんってのは犯罪的なんじゃねぇかと思うんだよなァ)
※Tips…【チーム40】
【水曜どうでしょう】における、鈴井(ミスター)とカメラDの嬉野(うれしー)のタッグの事。当時の40代は彼らだった。
特にカブ系の企画で活躍し、うれしーは両手を使わず足だけでカブ後方にしがみつき迫力のある画を撮った。
でもいらないと言われればいらない。
なおうれしーは、奥様がオートバイで日本一周した事があると聞いて、新婚旅行を【オートバイで日本一周旅行】にした男。
ただし二輪免許を持っていないので、奥様とタンデム(二人乗り)で一周した。のちに奥様がバイク雑誌に記事を投稿して数ヶ月連載された。
現在ではチーム50となってしまっている。が、生涯現役。
大泉(だからね大神さんちょっと落ち着くべ?あー………ほら、苗木とか?ちょっと妥協して石丸とか、あと十神とかなら朝日奈さん養えるからきっと)
大泉(俺はダメだよぉ、それは不倫だと思われるよぉ?ダメですよぉ?)
大神「………だが、我は」
大泉「ふぇ?」
大神「……我は、我は朝日奈のために…否、我自身のために……!」
大泉「おお、がみさん?」
大神「許されないとは分かっている、本当は朝日奈を託したい気持ちもある…」
大神「だが!…お主がいる限り我は迷い続けるだろう…だから…」
ぶぉんっ
大神「…ここでお主を殺す」
(ぐっ、と大神がその拳を前に突き出した。風圧で、大泉のチリチリした前髪が大きくたなびく)
大泉「…っ!?」どたんっ
大神「………」
大泉「お、おがみ、さ……いきなり、なん、で」
857:
大神「………」
大泉「! おめぇ、そんなまさか……」
(葉隠「近いうちに大泉っちはオーガに殺されるべ」)
大泉(おいおいおい…葉隠ぇ、あの野郎…!)
大泉「いやっ!そんなでも、大神さんこれシャレんなんねって…!」かたかたかた
大神「………」
大泉「ひ、人殺して外に出たって自分が辛いだけだぞ!俺も死にたくねーしな!」
大神「承知の上だ」
大泉「こここ、こんなとこで俺殺してもすぐバレるべや!やめろ?な?思い直せっ!!」
大神「それはどうとでもなる」
大泉「なにより朝日奈は!」
大神「………」
大泉「おめぇ今、俺に朝日奈託すとか、よく分かんねぇけど…言ってたべや?その朝日奈はどうなんだよ」
大泉「俺が死んだっけ悲しむんじゃねぇのか、朝日奈は!」
大神「………」
大泉「俺はまだ死ねねぇんだよ、ふるさと帰るまでは!!」
大神「…我は…」
大泉「大神さん!」
大神「………くっ!」
(大神がゆっくり拳を引いて、座り直した。目を閉じる…その体から殺意は欠片も感じられない)
大神「許せ、戯れだ…」
大泉「………」へたっ
大神「……済まん」
大泉「………へ」
大神「お主をまた驚かせてしまった」
大泉「………それは、いいけど………」はぁはぁ
大神「我は……」
大泉「…はぁ、はぁ…」
大神「…済まぬ」
大泉「あ」白目ぐるん
どさ
大神「………」
大神「………」
大神「………大泉?」
858:
ーーーーーーーーーーーーーーー
保健室
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「………っ」
大神「目覚めたか」
大泉「っおお!?」ばさばさっ
大神「そこまで驚かなくとも」
大泉「ああ大神さんかああああもうびっくりしたぁぁぁぁぁ!……って、ここって?」
大神「保健室だ。お主が気絶したので連れてきた」
大泉「あー……そうだったの。っつーかまた俺気絶したの?ごめんね、大神さん」
大神「気にするな、我が勝手にやった事だ」
大泉「……いや、でも大神さんは女の子でないの、女の子にそんな事さしてさ……」
大神「ふふっ」
大泉「」?
大神「我は何と言う過ちを犯すところだったのだろうな」くっくっくっ
大泉「なによ、突然笑い出して」
大神「我はお主に殺意を、ほんのわずかでも抱いてしまった。…何故であろうな」
大神「殺そうと思えば、先のタイミングで殺す事も出来た。しかし、しなかった」
大神「大泉、我はお主を対等な関係として認めたと言うのに、我は…」
大泉(あ、そういやずっと呼び捨てされてる。前ん時は大泉氏とか言われてたのに)
大神「………我はほんの少しだけ迷ってしまった。自らの弱い部分に負けそうになった」
大神「本当に済まない」
大泉「いや……もう過ぎた事でしょ、なんも起きなかったし…あんま気にしてもさ?」
大泉「…ぜってぇ許さんからな」ぼそ
大神「………ふふっ、そうしてくれ」
大泉「あ、あの今のは冗談で」
大神「いや、そうしていて欲しいのだ。我を許さない気持ちでいて欲しいのだ」
大神「もはや我は、この学園生活を心地いいと思っているのだから」
大泉「………?」
大神「ともかく今日は済まなかった。またゆっくりと話をしよう、ゆっくりと…近いうちに」
大泉「あ、ああ…うん」
大泉(大神さんに殺されかけた件はよく分かんねぇうちに解決していた。いや、殺されかけてたのかどうかも分からんけど)
大泉(本人が殺意を抱いたって言ってんだから、きっと本当なんだろうな。でも、なんだって大神さんが……)
大泉(とりあえずあれか、葉隠の占いは…内容的に3割くらいは当たったんじゃないだろうか)
859:
ーーーーーーーーーーーーーーー
購買
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉(まだ頭はくらくらするが、ひとまずもう大丈夫そうだし、俺は保健室を出た)
大泉(大神さんに何度も謝られて申し訳なかったし…んで、ふらっと入ったのはすぐそばの購買部)
大泉(そして今は誰もいない部屋にそれはあった)
でーでーでーでーでー
(ちゃんちゃらっちゃっちゃっちゃんっ)
大泉「ものものましーん?なんだいこりゃ」
「それはね!」
大泉「」!
びよーんっ
モノクマ「モノモノマシーンです!」
大泉「それは分かったよ」
モノクマ「えー?大神さんには驚くのにボクはノーリアクション?」
大泉(めんどくせぇ)
モノクマ「そんなめんどくさそうな顔しないでよぉ」しょぼん
大泉「んでおめぇは何しに来たのよ」
モノクマ「冷たいっ!………モノモノマシーンの話をしに来たんだよ」
大泉「あのガチャガチャみたいなやつ?」
モノクマ「そ。ポールタウン地下のHTBショップとかにある、どうでしょう缶バッチみたいなやつだよ」
※Tips…【ポールタウン】
地下鉄・大通駅から、南北線のすすきの駅を結ぶ地下歩行空間。多くの店が立ち並んでいる。
飲食はもちろんのこと、衣類の販売やケータイショップ(docomo)、お土産屋さん、CDショップなんかもある。
狸小路商店街側の出入り口付近に、HTBショップは存在している。onちゃんグッズも多数存在。メガガイアの地下のそば。
なお周辺には、大通駅から札幌テレビ塔を結んでいる【オーロラタウン】と言うのも存在する。間違いやすいので気をつけたし。
私はよく間違える。
モノクマ「あれは本来メダルを学校の中で探して、それで回すんだけどね」
大泉「回したら何が出んだよ」
モノクマ「それはやって見てからのお楽しみ!」
大泉「あっそ。んで?」
860:
モノクマ「大泉クン、まだメダル持ってないやん?そしたら回せないやん?だから今回はボクが1枚あげるやん?」
大泉「くれんの?」
モノクマ「その代わりあれだよ?面白くしてね」
大泉「はぁ?」
モノクマ「色々あるんだよこっちの事情がっ!」
ちゃりんっ
モノクマ「ほらぁ…これくれてやるからよぉ…回せ、回せよぉ大泉クゥン」かぶとむし感
大泉「あーあー分かった分かった!分かったっ!回すからっ!」
がっちゃがっちゃがっちゃ
ころんっ☆
大泉「……おぉい、なんか出てきたぞ?」
モノクマ「見てごらん?」
大泉「はいはい」
ぱか
GET!【バズーカレンズ】
カメラに装着する、600mmの望遠レンズ。その見た目がゴツすぎる事から、大泉達はバズーカと呼んでいる。
実は、当時HTBアナウンサーだった【金子のりとし】の私物である。
【onちゃんカレンダー】で初登場、その後【中米・コスタリカで幻の鳥を激写する!】で再登場した。
でかすぎてピントが合わせにくいわ、重すぎるので撮影時には鈴井(ミスター)の肩を借りるわと色々扱いが難しいアイテム。
シャッターを押すと『ズドーン』と言う、何かを撃つSEがどこかからかすかに聞こえる。
大泉「………」
モノクマ「………(なんで?)」
大泉「なんで?」
モノクマ「………(あっよかった、大泉クンも疑問に思ってくれた)」
大泉「つうかでかくね?どうやってこんなカプセルに入れt」
モノクマ「ちぇりおー!」ぱんち
大泉「ぶふっ」
モノクマ「そう言う事は気にしちゃダメでしょ!」
大泉「おいおい暴力かぁ?学園長が暴力振るうたぁどーゆー事だい?」
大泉「こりゃあ訴訟だよぉぉぉっげほげほぐふぅっ!」
モノクマ「キミ喉弱いのにいきなり叫ぶからそうなるんでしょ」
参考:
861:
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ランドリー
ーーーーーーーーーーーーーーー
862:
がちゃ
葉隠「お?よーう、大泉っち」
大泉「おいこの詐欺師こっち来い」
葉隠「は?詐欺??何の話を…」
大泉「おめぇじゃねぇかよ!ゴミみてーな札よこして「身に付けてれば開運だべ(笑)」っつったのはよぉ!」
葉隠「ゴミって言うなゴミって!」
大泉「公表してない部分入れたら4割なんじゃねぇのかよおい!」
葉隠「そうだぞ!4割だぞ!3割だってすげぇのにさらに上がってんだからな!」
大泉「ちなみにその、公表してない部分ってなんなのよ」
葉隠「……自分の生死がかかった時………だな」
大泉「」カチッ
大泉「…何かっこ付けてんのよ!」
葉隠「いやかっこつけてねえし!」
大泉「もういいわ、おめぇの占いは信じねぇからな」ばさばさ
葉隠「ちょ、それ!」
大泉「これは返品だぁ、葉隠ぇ。それそれとも俺が焼却室まで持ってってやろうか?」
葉隠「あーあーあー、やめろっての」かき集め
大泉「………あー、でもあれ、あれは当たったぞ、ちょっとだけな」
葉隠「まさか、オーガが…」
大泉「まぁ、な。マジで危なかった」
葉隠「ほら、言ったろ?俺の占いは3割当たる!」
大泉「いや、まぁギリギリ外れたからよかったけど」
葉隠「って事は大泉っちは幽霊に!」
大泉「…未遂ですよ?外れたんですよ?」
葉隠「………」
大泉「………」
葉隠「………まさかぁ」
大泉「どこ疑ってんのよ」
葉隠「………新種の、足のある幽霊とか………」
大泉「それもう【R?14】でやったから」
※Tips
限りなくネタバレです、それ。
863:
葉隠「なんだ、大泉っちはまだ生きてるんだ!やったー!」
大泉「」!
葉隠「………じゃねーよ!俺の占いの的中率下げんなよ!」
大泉「」!?
ーーーーーーーーーーーーーーー
葉隠さん
怒る。
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「えええー?!」
葉隠「なーんでこう当たらせねぇかなぁ!?」
大泉「おおぉぉぉいおいおいおい!無茶言ってんじゃあねぇよぉおぉお!?」
大泉「当たってたらおい!当たってたらおめぇ、俺死んじゃうべや!?ダメだよぉ!殺人はダメだ!笑えねぇって!」
葉隠「いやいや俺の稼ぎに関わるんだからよぉ!」
大泉「閉じ込められといて何が稼ぎだよてめぇよぉ!そもそも誰が見てるっつうんだ!こんなの!」
葉隠「分かんねぇだろ?誰かが聞いてっかもしんねぇだろ?」
大泉「聞いてたらまず間違いなくおめぇの好感度も下がってっけどな!」
葉隠「んな事ねぇよ、俺の事みんな信用してくれるってマジで!」
大泉「はぁ!?」
葉隠「うわー葉隠君の占いってなまら当たるしょ、信じよう!ってなるべや!」
大泉「おめぇの言ってる事わやなんだって!」
※Tips…【わや】
方言。めちゃくちゃ、手が付けられない、などの意味がある。
イメージ的には悪い時に使う事が多いが、用途が限られていないのでいい意味でも使える。
例:今日雪、わや降ってるわ…(物凄く降ってるわ)
【方言彼女。】でも取り上げられた。その際は「わや楽しみ(めちゃくちゃ楽しみ)」と言う使い方をしている。
葉隠「分かんねぇやつだな!」
大泉「おめぇがだよ!他人の命かけといて何をほざいてんだよ!?」
葉隠「いやまぁ、確かに大泉っちが生きてて嬉しいけども、でもやっぱ外れたってのはなァ…」
大泉「お前殺すぞ」
葉隠「ここで言うとマジになっからやめとけってのぉ!」
大泉「とりあえずおめぇまず反省しろ!」
865:
葉隠「えー?」
大泉「俺はさぁ、ねぇ?折角だから全員と話し合いたいわけよ。分かるか?葉隠ぇ」
大泉「俺はこんなとこで死ねないの!縁起でもねぇ事言うなってんだよ!」
葉隠「うぐっ!で、でも!」
大泉「おめぇがすげーのは分かってるから」
葉隠「………へ?」
大泉「おめぇの占いが当たんのも分かったから。だから葉隠、さっきのだけは謝れ、謝ってくれ」
大泉「その、さぁ……なんつうか」がしがしがし
大泉「俺はおめぇを本気では殺したくねぇし、おめぇに死なれたくもねぇんだ」
葉隠「…大泉っち」
ーーーーーーーーーーーーーーー
反省した
ーーーーーーーーーーーーーーー
葉隠「……すまんかった」
大泉「お?やけに素直に謝るね。さっきまでとは別人じゃねぇかよ」
葉隠「いやぁ…悪い癖でな、ちょっと占いとなると周りが見えなくなっちまうんだ」
大泉「見えてないってレベルじゃなかったけどね?キミ」
葉隠「はっはっは、ほんとにすまんべ大泉っち!今度は半額で占ってやっから許してくれ!」綺麗な土下座
大泉「ああ分かった、分かったから…って金取んの?!」
葉隠「ダメか?」がばっ
大泉「ダメだよ!……おめぇさぁ、ちょっとここ出たら病院行こう。な?」
キーンコーンカーンコーン♩
『えー、夜です!夜時間です!以下略!』
大泉「おっと、もう夜時間か。とっとと帰るぞ、葉隠」
葉隠「…だな」服ぱんぱん
大泉「はぁ、ったく無駄な時間過ごしたわ」
葉隠「………!」ぴくっ
大泉「おい、ほっとくんならこの札全部燃やすぞ」ばさばさ
葉隠「………」
大泉「…ん?おい、葉隠?」
葉隠「………っ、あ?」
大泉「こんなとこで寝たら死ぬぞ、ほんとに」
葉隠「あ、ああ、それはこえーな」
866:
大泉「ったく手間かけさせるなぁおめぇはよ…はぁ」
葉隠「………なぁ、大泉っち」
大泉「何よ、さっさと帰るぞって」
葉隠「死なない、よな?」
大泉「…あ?」
葉隠「大泉っちは、死なないよな?」
大泉「おめぇまだそんな事を」
葉隠「なぁ、大泉っち!」
大泉「………まさか、おめぇ…なんか見たのか?」
葉隠「…俺は、俺は…」
大泉「………」
葉隠「……分かんねぇ。分かんねぇんだ……でも、何かが起きそうな感じがして、だから」
大泉「死なないよ」
葉隠「……うん」
大泉「………死なないよ、死ねないよ」
葉隠「………おやすみ」
大泉「………あぁ、おやすみ」
大泉(その言葉の意味を)
大泉(その意味深な態度を)
大泉(なぜ俺は気付いてやれなかったのだろうか)
大泉(結局終わってから何を言ったって、後の祭りだ)
867:
ーーーーーーーーーーーーーーー
部屋
ーーーーーーーーーーーーーーー
バタンッ
大泉「やっべやっべ、誰にも見られてなきゃあいいけど…」
大泉「………しかし…葉隠だけは分からんねぇなマジで…あいつは何なんだ」
大泉「もう少し話せばあいつの歪んだ理由とか分かりそうなもんだけど…うーん…」
大泉「つっても本人に歪んでるって自覚がねぇからなぁ…あいつもしかしてかなり悲惨な人生だったんじゃ…」
かさっ
大泉「……ん?なんだいなんだい」
大泉「扉の下に何かが……」
かさかさかさ
大泉「…これは!?」
『抜け道らしき穴を見つけた。外が見える。ここから出られるかも・・・』
『モノクマに勘付かれるとマズイから、みんなに内緒で早朝6時に物理準備室に集合』
大泉「………っ!」
大泉「外が……?まさかそんなもんが…今まで見つからなかったのに」
大泉「……モノクマが隠してた?…可能性としてはあるな」
大泉「それを見つけたって事だろ、これは…ならどうする?」
大泉「罠の可能性だって…い、いや、疑っても仕方がねぇんだけど」
大泉「……はぁ…行くしかないか」
大泉「………」
大泉「………」
大泉「………6時かぁ………」
大泉「………」
大泉「………やめようかなぁ………」
868:
ーーーーーーーーーーーーーーー
深夜
ーーーーーーーーーーーーーーー
がちゃっ
「くらっ!」
「…ここで合ってる…よな?」かさかさ
「おーい…誰かいねぇのか?おい、っつーか電気くらい付け」
がばっ
「ンゴッ!?」
じたばたじたばたばたばた
「ん、ぐ、ぐぅ…う…」
「……う…ぶ………」
「………ん………っ……」
「………」
どさっ
がさがさ
かちゃかちゃ…
869:
ーーーーーーーーーーーーーーー
早朝
ーーーーーーーーーーーーーーー
がちゃ
大泉「ふぁあああ……」←いつもの赤いジャージ
ーーーーーーーーーーーーーーー
半目
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「………ん」ごしごし
大泉「…つーか誰もいねぇべや…ふぁ…」
大泉「なんだ、やっぱイタズラか……」
のしのし
大泉「早起きして損したじゃねぇかよ全く……」くるっ
ぶんっ
大泉「………は………?」
ごっ
がしゃああああんっ!!
大泉「うおっ、うおおおおっ!?」
ぶんっ
ぶんぶんぶんっ
大泉「お、おい、ちょっ、待て待て、待てって!おい!」
ぎゅう………
ぶんっ
大泉「待っ」
どさっ
870:
「あ、あわわ、あわわわわ…」
「ついつい目を…つぶっちゃったけど……」
「……当たってた……んですよ……ね?」
「息は………、……し、してない……」
「み、脈は………、………ああダメだ……ないや……」
「頭から…血が……流れて」
「ああ、ああ………」
山田「…やってもうたぁぁぁぁぁ…」
871:
ーーーーーーーーーーーーーーー
新世紀騙され伝説再び!
大泉洋よ新千歳空港に立て!
非日常編
ーーーーーーーーーーーーーーー
885:
ーーーーーーーーーーーーーーー
14日目
夜時間になる前
ーーーーーーーーーーーーーーー
88

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大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【後半】

友人が就職したのは車の販売店で、ノルマが厳しいこともあって私にも何か買うか契約してくれないかとの話を持ちかけられた。

武内P「最近、双葉さんのアプローチが激しくて…」

武内P「最近、双葉さんのアプローチが激しくて…」

【閲覧注意】舌が2つに分かれていたり、身体中に針が刺さっていたり、美女から角が生えたり、人間のギャラリー

「重力には負けない!」 階段から落っこちかけた猫、忍者ばりの身体能力で見事生還する。

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