真姫「うみまきの」海未「一ヶ月姉妹生活」 Part8back ▼
真姫「うみまきの」海未「一ヶ月姉妹生活」 Part8
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2:
真姫「……………」ツンッ
海未「……期限直してください」
真姫「……………」ツンッ
海未「そもそもあんなことを言うひめちゃんがいけないのです」
真姫「……………」ツンッ
海未(前もありましたね、こんなやりとり)
海未「唇じゃないだけマシでしょうに……」
真姫「……口が良かった」ポツリ
海未「? 何か言いましたか?」
真姫「海未お姉ちゃんが何も言わないから口だと思って無駄に怯えたって言ったのよ!///馬鹿!///」
海未「ふ、不本意です…そんな怒られ方……」ズーン
真姫(どっちが心を乱してると思ってるのよ……///)プイッ
614:
ーーーーー海未の部屋
海未(結局あの時から終始無言で帰路に着きました)
海未(空気は重苦しいままです……)
真姫「……汗でベトベトだわ、お風呂入らなきゃ」
海未「ではひめちゃん先にどうぞ」
真姫「そんなに私が拗ねたこと気にしてるの?もういいわよ」
海未「……はい、すみません」
真姫「お風呂♪お風呂♪」ルンルン
海未「あまりはしゃがないでくださいね」クスッ
620:
ーーーーーお風呂場
海未(ふと思い出したのですが、最近『あの』ひめちゃんを見ませんね)
海未(お風呂に入ると豹変し、妙に艶っぽくなる『あの』ひめちゃん)
海未(いつの間に消えてしまったのでしょうか……)フム
真姫「何か考え事?のぼせちゃうわよ」チャポン
海未(現に今のひめちゃんは普通に接してくる『私の』ひめちゃんです)
海未(……私はひめちゃんの事が大切だと思っています)
海未(故に心配なのです、もしかしたら心の病を抱えていたら……と)
海未(覚悟を決めて聞き出しましょう)
海未「ひめちゃん、一つ聞きたいことがあります」
真姫「? 何かしら」
海未「『真姫』と呼ばなくていいのですか?」
真姫「」ギクッ
海未「……心当たりがあるようですね」
真姫「な、なんのことかしら」プイッ
海未「どうか教えてください、姉にも言えない事情があるのなら無理強いはしませんが……」ズイッ
真姫「あー…そんな大事にされたら余計言いづらいんだけど……」
海未(あれがひめちゃんの本当の性格…?もしくは二重人格…?)ジー
真姫「………なんでもないのよ」
632:
海未「今更言い逃れですか」
真姫「そうじゃなくて!本当にあれはなんでもないの!」
海未「………?」
真姫「本心とか二重人格とか……そんなの全く関係なくて……その……」
海未「ではなぜそんなことを?」
真姫「……言わなきゃダメかしら」モジモジ
海未「はい」キッパリ
真姫「さ、最初はからかうつもりでやってたんだけど、海未お姉ちゃんが慌ててるのが面白かったからつい……///」カアァ
海未「つまりあれはわざとやってたと?」
真姫「/////」コクリ
海未「黒歴史ですね」
真姫「だから言いたくなかったのよぉー!!///」バシャバシャ
海未「秘密にしておきますから」クスッ
真姫「……でも海未お姉ちゃんの髪が好きなのは本当だから」ボソッ
海未「ひめちゃんに言われたら毎日手入れせざるを得ませんね」
真姫(聞こえないでよばかぁ……///)ブクブク
633:
ーーーーー誕生日前日
真姫「海未お姉ちゃん、朝よ」ユサユサ
海未「んっ……ひめ、ちゃん…?」
真姫「いつもは私が起こされてるのに、今日は私が起こす側ね」フフッ
海未「そう…ですね」クスッ
真姫「今日もトレーニングするんでしょ?早く起きなさいよ」
海未「……はい」ハァ
634:
ーーーーーーーーーーーーーーー
真姫「はっ……はっ……」タッタッタッ
海未「はぁっ………」タッタッタッ
真姫「ちょっと、遅れてるわよ」
海未「す、すみません……」
真姫「今まで私が追い越すことなんてなかったのに…具合でも悪いの?」
海未「いえ、大丈夫です」
真姫「ならいいけど……」
海未「ひめちゃんが成長したのでは?」
真姫「海未お姉ちゃんほどじゃないわ、でもそうかも」フフン
海未「姉として嬉しい限りです」
真姫「もう行きましょ、学校に間に合わなくなるわ」
海未「……はい」
636:
ーーーーー音ノ木坂学院
ことり「……そっか、もう今日が最後なんだね」
海未「はい…真姫は気にしてない様子でしたが……」
ことり「ううん、きっと真姫ちゃんも心の中で寂しがってると思うよ」
海未「……………」ハァ
ことり「海未ちゃんは寂しくないの?」
海未「寂しくない……と言えば嘘になってしまいますが、仕方のないことです」
海未「私が一ヶ月、真姫の誕生日までと決めたことなので」
ことり「うん………」
穂乃果(パン美味しい♪)モグモグ
637:
ーーーーー部室
海未(気がつくと放課後になってしまいました)
海未(最後の一日は少しでも長くひめちゃんといるべきなのに、一日中上の空でした)
海未(私は姉なのに何か特別なことはしてあげられないのですね……)
凛「今日から凛がリーダーだよ!みんな練習いっくにゃー!」
真姫「あ、私と海未は用事があるから帰るわ」
海未「えっ」
穂乃果「また穂乃果たちだけ?」
花陽「うん、そうみたいだね」
凛「せっかくやる気出したのに?……」ショボーン
海未「わ、私は用事など…!」
ことり「行ってらっしゃい♪海未ちゃん、真姫ちゃん」ニコニコ
海未(ことり…?)
真姫「えぇ行ってくるわ、また明日」バタン
638:
ーーーーーーーーーーーーーーー
海未「ど、何処へ行くのですか!」
真姫「いいからついてきて」グイグイ
海未(まったく意図が読めません……)
真姫「ここでちょっと待ってて、すぐ来るから」
海未(ここはひめちゃんの家……)
海未(こうして待ってる間にもひめちゃんとの時間が刻々と過ぎていってます)
海未(何かして上げられることは………)
真姫「お待たせ、これ一人じゃ運べないのよね、持ってくれるかしら?」
海未「? これは?」
真姫「着いてからのお楽しみ♪またついてきてちょうだい」スタスタ
海未「あ……待ってください!」タッタッタッ
639:
ーーーーーーーーーーーーーーー
真姫「着いたわ、それこっちに持ってきて」
海未「は、はい」
真姫「」カチャカチャ
海未(何を組み立ててるのでしょうか?筒のようなものみたいですが……)
海未(……もうすぐ夜ですね、帰った後少し豪勢な料理を作ってあげましょう)
真姫「できたわ!海未お姉ちゃんこっち来て」チョイチョイ
海未(これは…望遠鏡…!)
真姫「んーまぁまぁね、雨が降らなかっただけましかしら」
海未「覗いてみてもいいですか?」
真姫「そのために呼んだのよ、ていうか見なきゃ意味ないでしょ」
海未「……わぁ…!」
640:
海未(これほど美しい星と星空は始めてみました)
海未(ひめちゃんはこのために準備をしてくれてたのですね)
真姫「どう?この前のプラネタリウムなんて比じゃないでしょ」フフン
海未「……とても綺麗です」
真姫「満足してもらえて良かったわ………っくしゅん!」
海未「今日は冷えますからね、帰った方がよろしいかと」
真姫「……嫌」
海未「…仕方ありませんね」
ギュー
海未「これなら寒くないでしょう?」
真姫「……うん、あったかい」
641:
真姫「でも毛布持ってきたから一緒にくるまりましょ」パサッ
海未「……それを先に言ってください、恥ずかしいじゃないですか///」カアァ
真姫「ふふっいいじゃない」
海未「どうして今日星を見に?」
真姫「この前言ったでしょ、天体観測行こうって。まさか忘れたの?」
海未「もちろん覚えてましたよ、まさか今日とは思いませんでしたが」
真姫「それに……最後だし」
海未「最後……ですね」
真姫「……………」
海未「……………」
642:
海未「……私、気にしていないのかと」ポツリ
真姫「え?」
海未「朝からなんの素振りも見せず、平然と過ごしていたのでひめちゃんは寂しくないのだとてっきり……」
真姫「逆に海未お姉ちゃんは気にしすぎなのよ、落ち込んでたのがすぐわかったわ」
海未「っ……寂しいに…決まってるじゃないですかっ……」ウルッ
真姫「海未…お姉ちゃん……」
海未「私にとってこの一ヶ月は長すぎました。一週間程度なら何事もなく別れられたはずでしょう」
海未「そして短すぎました。どうしてたった一ヶ月しかないのかと……」
真姫「……………」
海未「もうひめちゃんがいない生活なんて想像できません。それほど私はひめちゃんのことがーーーーー」
643:
真姫「ストップ」ピトッ
海未「むっ!?」
真姫「それ以上言ったら元に戻れなくなるわ、だから言っちゃダメ。わかった?」
海未「」コクコク
真姫「ならよし」パッ
海未「っはぁ……」
真姫「……私だって気にしてるわよ、ただ表に出さなかっただけで」
真姫「自分の家に帰れる、けれど海未お姉ちゃんの家は自分の家以上に居心地のいい場所になってしまった」
真姫「私のパパとママは忙しくていつも家にはいられない、だから帰ってもほとんど独りぼっち」
真姫「家に誰かがいるってだけで…それだけで私は嬉しかった」
真姫「それが海未お姉ちゃんだったら尚更、ね」フフッ
海未「ひめちゃん……」グスッ
真姫「そんな寂しそうな顔しないで、永遠にわかれるわけじゃないんだから」ナデナデ
真姫「私は人魚姫じゃない、これからもずっと会えるわ」
海未「……そうですね」クスッ
644:
ーーーーー海未の部屋
真姫「……起きてる?」
海未「……はい」
真姫「全然眠れないんだけど」
海未「私もです」
真姫「もっと寄っていいかしら」
海未「どうぞ」
モゾモゾ ギュッ
海未「……寄るだけでは?」
真姫「…やっぱり寂しいみたい」グスッ
海未「明日はどうするのですか?」
真姫「夜明けくらいに迎に来るって、そのとき道具運びとか色々」
真姫「朝早いから無理して見送らなくていいわ、どうせ学校で会えるし」
海未「わかりました、素直に従っておきましょう」
真姫「……ねぇ、帰るまでずっとこうしていていい?」
海未「構いませんよ」
真姫「ありが、と………」スヤスヤ
645:
チュンチュン
海未「…もう朝ですか、ひめちゃん起きてくださ……」
海未(もういないのでしたね、けじめをつけたつもりですがまだ心残りが……)
海未「うっ……ううぅ………」グスッ
海未(寂しいです…ひめちゃん……)
646:
ーーーーー音ノ木坂学院
ことり「海未ちゃん目が真っ赤だね」
海未「……すみません」
ことり「謝らなくて大丈夫だよ、ことりが慰めてあげます♪よしよし♪」ナデナデ
海未「ことりぃ……」
穂乃果「海未ちゃーん、真姫ちゃんが呼んでるよー」
海未「ま、真姫が…?」
647:
ーーーーー部室
真姫「ごめんなさい、時間とらせちゃって」
海未「それはいいのですが…用というのは?」
真姫「わ、私と付き合ってっ!!///」
海未「………はい?」
真姫「え、何その反応、勇気出したのにすっごく恥ずかしいんだけど」
海未「あ、いえ、突然過ぎて何が何やら……」
真姫「もう一度しか言わないわよ、ちゃんと聞いてて」
海未「はい」
真姫「い、嫌じゃなかったら……私の恋人になって欲しい……わ………///」カアァ
649:
海未「」ポカーン
真姫「は、早く返事してよ!///」
海未「私たち、姉妹ですよ…?」
真姫「もう昨日で終わったでしょ」
海未「女性ですよ…?」
真姫「渋谷で暮らせばいいわ」
海未「こんな可愛げの無い……私なんかで……」
真姫「そんなことはどうでもいいの!!私は海未が好きだから告白したの!!」
真姫「それとも海未は私のことが嫌いなの!?」
海未「そ、そんなわけありません!私も真姫の事が大好きです!!」
真姫「じゃあ……いいでしょ……///つ、付き合ってください…///」カアァ
海未「はい……///」カアァ
662:
安価ミスった
>>663で
667:
海未「ひめちゃん!」
真姫「どうしたのよ急に……」
海未「誕生日おめでとうございます」ニコッ
真姫「あ、ありがと///」カミノケクルクル
海未「これから渋谷に行きましょう!」
真姫「………は?」ピタッ
海未「行きましょう!」ガシッ
真姫「うえぇええ!!?意味わかんない!!」
ことり「あ、今日も練習休むの?」ニヤニヤ
真姫「ちょ、ことり!その言い方気に食わないけど助けて!」
ことり「いってらっしゃ?い♪」フリフリ
真姫「ああぁぁぁ………」
668:
ーーーーー渋谷
海未「着きました」
真姫「着きました、じゃないでしょ!どういうことか説明して!」
海未「この前ひめちゃん言ったじゃないですか、渋谷で暮らせばいいと」
海未「その時は理解できませんでしたが、最近渋谷で同姓のカップルが正式に認められた場所のようですね」
真姫「そ、そうだけど誰ももう住むなんて言ってないし……ていうか同棲するとも言ってない!」
海未「おや?私はいつ同棲という単語を口にしましたかね」
海未「私は一人暮らしするため住むところを探しに来たのですが……何か?」
海未(うまく引っかけましたね、今にも顔を赤くして怒ってくるでしょう)
真姫「一緒に…住めないの……?」ウルッ
海未「えっ」
真姫「私てっきり……ひっく…海未お姉ちゃんと………うぁぁ」グスッ
海未「ひ、ひめちゃん!人が見てます!」アセアセ
真姫「だって…だってぇ……うえぇぇ…」グスグス
海未「私が悪かったです!謝ります!だからひとまず泣き止んでください!」
真姫「ほんと……?」スンッ
海未「ひめちゃんが言った通り、卒業後の同居先を決めるために来ました。でなければひめちゃんを呼ぶ訳ありません」
真姫「それならいいわ……」ズズッ
海未(間に受けて泣いてしまうひめちゃんかわいいです…///)
海未「ひめちゃんはどのような家に住みたいですか?アパートとか、マンションとか……」
真姫「そうねぇ…>>669がいいわ」
669:
2人だけで暮らせる一戸建て
673:
真姫「そうねぇ……一戸建てがいいわ」
海未「渋谷で……ですか?」
真姫「もちろんよ、私を泣かした罪、軽いと思わない事ね」
海未(渋谷で一戸建てとはどのくらいお金がかかるものなのでしょうか…?)
海未(うっ……考えるだけで目眩がします…)クラクラm
海未(しかし今日はひめちゃんの誕生日、覚悟を決めました!)
海未「わかりました!将来私がひめちゃんと暮らせる一戸建てを渋谷に買いましょう!」
真姫「え、本気?」
海未「本気です!この決心は揺るぎません!」
真姫「……多分お金は私のパパとママが何とかしてくれるわよ」
海未「い、いやしかし……」
真姫「例え海未お姉ちゃんが断っても絶対押し付けてくる」
海未(私の決心はいったい………)シュン
674:
真姫「でも私は海未お姉ちゃんと住めるならどこだっていいわ」ギュッ
海未「ふふっ、私も同感ですギュッ」
真姫「海未お姉ちゃん……」
海未「ひめちゃん……」
ヒューヒュー ワイワイガヤガヤ
海未「……帰りましょう///」カアァ
真姫「……そうね///」カアァ
676:
雑に終わらせてしまったが、誕生日が過ぎてしまうのでこれで終にします
>>647の続きまでもう数日待ってください
真姫ちゃん誕生日おめでとう!
69
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