ほむら「まどかが老死したああああああああああああああああああ」back

ほむら「まどかが老死したああああああああああああああああああ」


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1:
ほむら「しわくちゃ中古ババアがとうとう逝ったwwwwwwww」
ほむら「wwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「……ぐすっ」
ほむら「お墓参りに行かなくちゃ……」
ほっこり。 by じっぽ on pixiv
ねんどろいどぷち 魔法少女まどか☆マギカ BOX
3:
ほむら「久しぶりね、まどか」
ほむら「最後にもう一度ぐらい貴女に会いに行けば良かったね」
ほむら「なんか……、ごめんね」
ほむら「結婚して幸福そうなまどかを見るのは辛くって……」
ほむら「そうやって足が遠のいたら、なんだか余計に会いにくくなって」
ほむら「そのままずるずると会う頻度が減ったところでこれだもんね」
ほむら「でも私は一瞬たりとも貴女のことを忘れたことは無かったわ」
ほむら「それじゃあ、今日はこのぐらいで」
ほむら「またくるわね」
7:
ほむほむは魔法少女だから若いままなのか?
8:
ほむら「今日はおだんごを持ってきたよ」
ほむら「置いておくから食べておいてね」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「ふふふ、かかったわね」
ほむら「実はそのおだんごには数十年かけて開発した惚れ薬が入っているのよ」
ほむら「さあ、愛をはぐくみましょう」
ほむら「私はまどかなら人妻だろうが孫持ちだろうが歓迎よ」
ほむら「……なんて、ね」
ほむら「けっきょくまどかの幸せそうな暮らしを壊す勇気は私には無かったのよね……」
ほむら「あら?」
ほむら「ちょっ、ちょっと! その団子を食べたら駄目!」
ほむら「ひっ!? 虫が集団で追ってくる!?」
ほむら「それじゃあ今日はこのぐらいで! またくるわね!」
ほむら「虫に惚れられるなんてごめんよ!」
11:
ほむら「今日はアルバムを持ってきたわ、まどか」
ほむら「見て。さやかがいてマミがいて杏子がいて私がいて」
ほむら「そして貴女もいる」
ほむら「みんな楽しそうね」
ほむら「この頃は……、色々大変なこともあったけれど、毎日とても密度が濃かった」
ほむら「なんだか今となっては、当時の記憶が現実のもののようには思えないわ……」
ほむら「それこそ、夢のよう……」
13:
ほむら「ページをめくるわね」
ほむら「この頃には私も身長を貴女に抜かされてしまったわね」
ほむら「それが少しだけ悔しくて、でもそれ以上に嬉しかった」
ほむら「ああ、ようやく永遠の迷路から抜け出せたんだな」
ほむら「そういうことを貴女を見る度に実感できたから」
ほむら「では次のページに……」
ほむら「!!」
ほむら「ち、ちち、違うのよまどか!」
ほむら「このページの写真は決して盗撮写真などではなくて!」
ほむら「その、だからえっと……、偶然!」
ほむら「偶然まどかの着替えがレンズに写りこんだの!」
ほむら「まあ、若気の至りというやつね」
ほむら「ほむ」
16:
ほむら「そろそろ成人頃の写真ね」
ほむら「この時には既に私とまどかの間に、見た目年齢の差が生じ始めていたわね」
ほむら「これはあくまで私の推論なのだけど……」
ほむら「システムの効率化の為、魔法少女の身体と精神は―――」
ほむら「第二次性徴期終わり間近で、ストップしてしまうようになっているんじゃないかしら」
ほむら「わざわざ第二次性徴期の少女だけを選んでスカウトするぐらいだもの」
ほむら「きっとその年齢とそれ以降とでは、効率が大きく違うのでしょうね」
ほむら「インキュベーターに聞けば真相は分かるでしょうけれど……」
ほむら「なるべくならアイツとは会話したくないのよね……」
ほむら「というわけで、この推測はあくまで推測のまま終わることになりそうよ」
19:
ほむら「だからね」
ほむら「これは貴女には言っていなかったのだけれど……」
ほむら「たぶん私は身体だけでなく心まで、10代半ばから成長していない」
ほむら「もちろん知識や経験を積んで、当時より落ち着いた振る舞いはできるようになったわ」
ほむら「それでも……、自分はまどかより子供だなって、感じることが多くなって」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「だからなかなか貴女に依存する自分から抜け出せなかったのかしら……」
ほむら「たぶん鬱陶しかったよね、まどか」
ほむら「まどかだって色々、付き合いとかあっただろうにね」
ほむら「ごめんね……」
20:
何これ辛い
24:
ほむら「謝らなくてはならないことがあるの」
ほむら「ずっと、謝りたいと思っていたことが」
ほむら「大学生の頃、まどか、気になる人がいるって言ってたよね?」
ほむら「同じ学部の真面目そうで、大人しくて、優しい男の子」
ほむら「実は……、貴女と彼は両想い、だったの」
ほむら「その恋が成就するのを妨害したのは、私」
30:
ほむら「……あの人ね」
ほむら「私がまどかといつも一緒にいるからかな?」
ほむら「貴女のことを尋ねてきたことがあったのよ」
ほむら「それで、私……」
ほむら「まどかは地元に恋人がいるって嘘をついてしまった」
ほむら「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
ほむら「私、自分のことばかり考えてた」
ほむら「まどかに恋人ができたら、一緒にいられる時間が減るって、そんなことばかり」
ほむら「最低だよね、自分で自分が嫌になる……」
32:
ほむら「けっきょく彼は、傷心状態を慰めてくれた先輩と恋人になった」
ほむら「そのことを知ったまどか、落ち込んでたね」
ほむら「そこで私はようやく自分の行動を後悔したのだけれど……」
ほむら「貴女に嫌われたくなくて、何も言えなかった……」
ほむら「その週の末だったかな?」
ほむら「また気を取り直して頑張ろうパーティーと称して、2人で鍋をしたわね」
33:
ほむら「貴女は辛い筈なのに、無理に明るい笑顔を浮かべていて」
ほむら「それが私にはとても痛々しく見えて……」
ほむら「鍋の最中に、私は……罪悪感に耐えきれなくなって、泣いてしまった」
『わたしの為に泣いてくれるなんて、ほむらちゃんは優しいね』
ほむら「まどかはそう言って、こともあろうに私を慰めてくれた」
ほむら「私はますます泣いてしまって、しまいには貴女まで泣きだしちゃって」
ほむら「2人でわんわん泣きあって、なんだかもう、めちゃくちゃだったっけ」
ほむら「ふふっ……、そんなこともあったわね」
ほむら「苦い思い出だけれど、それだけに何十年経っても忘れられない」
ほむら「今でもこの時のことを思い出すと泣きそうになるの……」
36:
ほむら「今日は長居をしてしまったわね」
ほむら「しかもなんだか暗い話ばかりしてしまって」
ほむら「それじゃあ、今日はこのぐらいで」
ほむら「またくるわね」
39:
ほむら「今日はまどパンを持ってきたわ、まどか!!!!!!!」
ほむら「当時の状態のまま真空保存しておいた逸品よ!」
ほむら「ほむー!!!!」
ほむら「テンションが上が……」
ほむら「あ、違うんです住職さん!」
ほむら「これは……」
ほむら「ほむむ……」
ほむら「それじゃあ今日はこのぐらいで!!」
ほむら「またくるわねまどか!!」
ほむら「私は逃げるわ! もう補導はごめんよー!!!」
54:
ほむら「はい、はい……」
ほむら「はい、もうしません……」
ほむら「お墓にはそぐわない行為でした、すみません……」
ほむら「はい……、今度からは少し自重します……」
ほむら「あ、違います! たくさん自重します!」
ほむら「じゃ、じゃあ、かなり自重します!」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「はあ……」
ほむら(たくさん怒られてしまったわ……)
56:
まどっちに怒られたい
57:
ほむら(でも、少し元気が出たかしら)
ほむら(私、最近はなんだかんだで自分を抑え込むことが多かったから……)
ほむら(馬鹿なことして、なんだか楽しかったわ)
杏子「よう。凄い怒られようだったな、ほむら」
ほむら「杏子!? 見ていたの!?」
杏子「ああ、偶然ね」
杏子「まったく、久々に見滝原に戻ってきて懐かしい顔を発見したと思ったらこれだもんな」
ほむら「ほむぅ……」
60:
ほむら「でも本当に何年ぶりかしらね」
杏子「10……、2年か? 3年?」
ほむら「それがまたどうして急に見滝原に?」
杏子「うーん。ま、あたしなりになんとなくね」
杏子「そろそろ自分の潮時かなって気がして」
ほむら「そう……」
杏子「……ところで、あんたがあそこにいたということは」
ほむら「ええ。まどかが亡くなったわ」
杏子「そっか……」
ほむら「……」
杏子「そのショックで頭がおかしくなってあんな奇行に出ちゃったんだな」
ほむら「気の毒そうな目を向けないでちょうだい!」
62:
杏子「変わらないねほむらは」
ほむら「変わらないんじゃないわ。変われないのよ」
杏子「……そういうものかね」
ほむら「そういうものなのよ」
杏子「んー。まあ今更そんな話どうだっていいか」
杏子「それよりほら、行こうぜ!」
ほむら「行くって、どこに?」
杏子「せっかく再会したんだ。久々にラーメンでも食いながら、思い出話でもさ」
ほむら「嫌よ」
杏子「ああ!?」
ほむら「だって杏子ったら、地図に汁を飛ばすんだもの」
杏子「地図って……、ああ、ワルプルギスの時の作戦会議?」
杏子「アンタどんだけ根に持ってんだよ!!」
ほむら「ふふっ、冗談よ」
杏子「まったくもう……」
63:
杏子「味噌ラーメン1つ!」
ほむら「私はほむらーめん1つ」
杏子「……」
ほむら「……」
杏子「まだかな、まだかな」
ほむら「まだ注文から30秒も経っていないわよ」
杏子「なんて、そんなことはさておき」
ほむら「ほむ?」
杏子「さっきの話の続きだけどさ」
66:
杏子「変わらないっていうのは、何も悪いことばかりではないと思うんだよ」
ほむら「……」
杏子「ガキの心のままでいられるからこそ世界に飽きにくい面もあるんじゃないかなー、って」
ほむら「でも……、心が敏感なままなのは、やっぱり辛いわ」
杏子「まあ、ね。そうやって浮き沈みを激しくするのがたぶんQBの狙いだろうし」
ほむら「インキュベーター。名前を聞くだけでもイライラするわ!」ホムー!
杏子「ははは。アイツはアイツなりに大変なんじゃないかって、あたしは今ではそう感じるよ」
ほむら「あ。ほむらーめんが先にきた」
杏子「いいなー、味噌より先かー」
ほむら「いただきます」
杏子「待ってはくれないのな」
ほむら「麺が延びるもの」
69:
ほむら「ふう、ごちそうさま」
杏子「まだ味噌ラーメンがこない……」
ほむら「値段は……、480ほむほむね」
杏子「日本の通貨単位が円からほむほむに変わって長いけど、未だに馴れないなあ」
ほむら「私は気にいっているわ」
杏子「へー。意外だね」
ほむら「そうかしら?」
杏子「だって円って字はまどかとも読めるだろう?」
ほむら「!!」
ほむら「今すぐ日本の通貨を円に戻してほしくなってきたわ!!」
杏子「気づいてなかったのかよ」
ほむら「カムバック21世紀前半」
72:
ほむら「では私はここのあたりで」
杏子「ちょっと待て。あたしの頼んだラーメンはまだきてないぞ!」
ほむら「しばらくは見滝原にいるの?」
杏子「あ、ああ。いったん風見野に行って色々見て回って、それからまた見滝原に戻るつもりだよ」
ほむら「そう。それなら死ぬまでに後一度ぐらいは顔を合わせることもあるでしょうね」
杏子「そうだな」
ほむら「その時までどうか、元気でね」
杏子「おう」
杏子「……」
杏子「……」
杏子「え!? マジで一人で帰っちゃうのかよ!?」
杏子「まだ味噌ラーメンきてないって! おーい!」
77:
ほむら「こんばんはまどか、最近寒いわね」
ほむら「今日は見滝原中学を見てきたよ」
ほむら「さすがに大きく改装されていて、ほとんど昔の面影は無かった」
ほむら「でもね、凄いものを見つけたわ」
ほむら「卒業式の時……、先生達に隠れて、こっそり私達2人ででタイムカプセルを埋めたじゃない」
ほむら「掘る機会を逃して、終ぞ掘り起こすことはなかってけれど」
ほむら「あの部分がまだ土のままでね、こっそり掘り返してみたわ」
ほむら「そしたらなんと。じゃーん」
ほむら「えへへ、私とまどかでつくったタイムカプセル! 見つかったわ!」
78:
>ほむら「えへへ、私とまどかでつくったタイムカプセル! 見つかったわ!」
かわいい
79:
ほむら「それを今から開封してみようと思うわ」
ほむら「正直何を入れたか自分でも覚えていないけれど……」
ほむら「うん、どきどきするね」
ほむら「それじゃあ行くわ。せーの!」
ほむら「開封!」
ほむら「中身は封筒が二つ!」
ほむら「さっそく読んでみましょう」
80:
おい、やめろ(´;ω;`)
81:
まどパンじゃなくてよかった
83:
ほむら「ピンクの封筒と、黒い封筒」
ほむら「ピンクがまどかのもののようね、表に名前が書いてあるわ」
ほむら「まずはこちらの封筒に入った便箋から読んでみましょう」
ほむら「どれどれ」
92:
ほむら「未来の私へ」
ほむら「この文章が読まれるのは10年後かな? 20年後かな? もっと後かな?」
ほむら「それまでには素敵な大人になれているといいな……」
ほむら「私の中学校生活は、とても素敵なものでした」
ほむら「大切なお友達に囲まれて、毎日が、宝石みたいにきらきら輝いて」
ほむら「特にお友達が一度に増えた中学二年生からの日々は、かけがえのない思い出ばかりで―――」
ほむら「思い出の輝きは、今でも貴女の中で、精彩を放っていますか?」
ほむら「もし、忘れてしまっているとしたら……」
ほむら「時々で良いから、少しだけ懐かしんでみてね」
ほむら「私、忘れちゃいたくない」
93:
ほむら「それから……」
ほむら「とてもとても、気になることがあります」
ほむら「未来の私はほむらちゃんに―――」
ほむら「……ううん。やっぱり無し」
ほむら「頑張ってね、未来の私」
ほむら「私も頑張って素敵な大人を目指すね!」
ほむら「中学三年生の鹿目まどかより」
96:
ほむら「……だってさ、未来のまどか」
ほむら「まどか、あの生活のことをそんな風に思っていてくれたんだね」
ほむら「嬉しいな。ありがとう」
ほむら「なんだか未来のまどか宛の文章を私が読んじゃったみたいで、ごめんね」
ほむら「それから……」
ほむら「手紙の最後で言いかけたことは何なの?」
ほむら「未来の私はほむらちゃんに……、何?」
ほむら「今更知る術もないわね……」
ほむら「やっぱり2人で開けたかったかもしれないわ……」
97:
切ないのう
100:
ほむら「さて。次は私の封筒よ」
ほむら「だんだん記憶がよみがえってきたわ」
ほむら「確か私は、まどかへの愛を長々と綴ったはず」
ほむら「……」
ほむら「なんだか変なポエムでも書いていそうで、読むのが怖いわね」
102:
ほむら「未来の私達へ」
ほむら「好き好きまどか! 愛してる!」
ほむら「大好き大好き! まどかー! まどかラブー!」
ほむら(過去の私馬鹿じゃないの!?)
ほむら(何よこの出だしは!)
ほむら(なんだか続きを読むのが嫌になってきそうだわ)
103:
ワロタ
104:
ほむほむ
108:
『……なんて、こんな台詞をちゃかして言えるようになっていたら、いいな』
『そんなまどかと私になれていたらとてもいいのに』
『ねえ、未来の私』
『もしもそんな関係になれていないようなら、この先はまどかには見せないでね』
『私は、この手紙を書いている現在の私は、まどかのことが好き』
『友達としてではなく、恋の相手として』
『仲の良いお友達としての今の距離感も、とっても素敵よ』
『まどかの傍にいられるだけで幸せ』
『でも、お友達のままではいつまでも一緒というわけにはいかない』
『いつかまどかが結婚して、家庭を築く時がきたら―――』
111:
『ねえ。私、勇気を出せたかな?』
『まどかに好きって、言えたかな?』
『言えてたらいいな』
『両想いになれてたら、もっといいな』
『今の私にはまだそんな勇気は無い』
『でも……、変われたら、いいな』
『素敵な大人になれますように』
『そんな願いをこめて』
『私はこの文章を、未来の私達にあてます』
『こうやって形に残しておけば、臆病な私だって―――』
『頑張らなくちゃって、少しは思えるかもしれないから』
114:
『だけど未来の私』
『もしまだ貴女が臆病な私のままのようなら』
『そして、まだまどかを好きなままでいるならば』
『どうかこの手紙に勇気をもらって、想いを告げて下さい』
115:
ほむら「ごめんね、昔の私」
ほむら「私は全然変われなかった」
ほむら「それにもう勇気を出すには……」
ほむら「少し……、遅すぎるの……」
119:
切ない話ですね
121:
ほむら「……あら?」
ほむら「私の便箋の裏に、まだ文字が……」
ほむら「えっ? あ、あれ……?」
『暁美ほむら様へ』
『今年、上の子供が中学生になりました』
『すると褪せかけていた記憶が一度に甦り―――』
『そして私はこのタイムカプセルのことを思い出しました』
『私は……』
130:
『どうして言ってくれなかったの、ほむらちゃん』
『私は、私だって、本当は……』
『今の生活は幸せだし、子供も可愛いし、でも……』
『嫉妬して欲しくって、好きな人がいるって、嘘ついてみたり』
『大学の時のルームシェアだって、私……』
『色々、私……、私は……、うん』
『つまりは私も幼すぎたのです』
『気持ちの伝え方があまりに拙かった』
『そして臆病すぎた』
『貴女に対してはもちろん、世間の目というものに対しても』
『本当に、ごめんなさい』
132:
うわあああああああああああああああああああああ
133:
まどまど…
137:
『いつの間にか私は責任のある立場になってしまいました』
『もう恋に現を抜かすことはできない』
『先程は一方的に責め立てるようなことを書いてしまい、申し訳ありませんでした』
『私に貴女を責める資格など無いというのに』
『むしろ責められるべきは私だというのに』
『大好きです、暁美ほむらさん』
『私も大好きだったんだよ、ほむらちゃん』
『これから私はもう一度このタイムカプセルを埋め直します』
『もし、もしも、貴女がこのタイムカプセルのことを思い出し』
『そして万が一、その時になってもまだ私のことを、大切に思ってくれているのなら―――』
139:
ほむら「その時はどうか会いにきて……、くだ、さい……」
ほむら「そうしたら私、その時だけは……」
ほむら「きっと昔の、私に……戻れ……るから……」
ほむら「○○まどか……」
ほむら「ううん、今だけは……、暁美まどかより」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「うっ……」
ほむら「うぅぅ……、あああぁ……」
148:
ほむら「まどかぁ……」
ほむら「まどかぁぁぁ……」
ほむら「今でも、大好きだよ……」
ほむら「出会った時からずっと、変わらずに……」
ほむら「私、ずっと貴女を……、想い、続けて……」
ほむら「まど、か……」
ほむら「好きって言えばよかった……」
ほむら「言えば良かったよぉ……」
161:
ほむら「ぐすっ、ひっく……」
ほむら「ぐす……」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「ねえ、まどか……」
ほむら「貴女に会えてよかった……」
ほむら「こんなにも誰かを大好きになれてよかった……」
ほむら「今でも、そう、思ってる……」
ほむら「だから……」
170:
――――
「夜中の墓地ってゾッとしねーな」
「しっ、静かに。住職に見つかったらどやされるわよ」
「はいはい」
しんと静まりきった真っ暗やみの墓地を、杏子と二人で、歩く
同じような石は何個も並んでいる
だけど、私の足は何かに吸い寄せられるように、お目当ての墓石へと真っ直ぐ向いていく
「杏子、ありがとう」
「なんだよ急に」
「私一人では叶わないことだもの。貴女が協力してくれて助かったわ」
「そりゃまあ、な。友人の最後の頼みとあっては」
不思議なほどに静まりきった墓場は、まるでこの世ではないどこかのよう
私は、これから大好きなまどかと一緒になろうというのに、何故だか涙が、止まらなくなった
174:
「この墓石だな?」
私が何度も通い詰めたその場所を、杏子は優しく慈しむように撫でた
心なしか、彼女の声が、湿っているような気がした
「ええ。その下に、私を……」
「ああ。分かった」
「それから―――」
懐から2つの封筒を取り出し、それらを杏子に手渡す
「この封筒も一緒に埋めてくれるかしら」
185:
さあ、これで全ての手筈は整った
後はもうまどかのところへ行くだけだ
「……」
瞼の裏にあの子の笑顔が浮かぶ
これが走馬灯というものだろうか
それとも、非科学的な考え方ではあるけれど―――
まどかが私を迎えに、来てくれたのだろうか……
「まどか……」
私の走馬灯には、最後までまどかしかうつっていなかった
189:
<中学三年生のまどかが書いた手紙の裏に付けたされた、新しい文章>
『中学三年生の私達へ』
『私達は勇気を出せなかった』
『かっこいい大人にはなれなかった』
『でもね』
『きっとずっと一緒だよ』
『未来の暁美ほむらより』
おわり
192:
乙乙
195:

あんこ可哀想だな
19

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婚活パーティで出会った男に専業主婦志望がいかに甘えてるか延々語られた。カップル成立までは好青年だったのに

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日ハムサヨナラデッドボールwwwwwwww

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私とT男はお互いの告白待ち状態で良い関係だった。でもT男はM美に告白されてあっさりOKしてしまった

駅員「危険ですよ」屑撮り鉄「お客様に文句言うな、お前晒してやる!」→NHK報道でTwitter垢特定

園児A「俺が勇者だ!」 園児K「良かろう…魔王の強さ、その身で味わうが良い!」

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