モバP「ギャンブルですか?」兵藤レナ「ええ」back

モバP「ギャンブルですか?」兵藤レナ「ええ」


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1:
※注意※
・アイドルが様々な賭博を行います。コアなネタ知識もあります。
・なので、苦手な方は推奨できません。ご了承ください。
・キャラ崩壊(特にモバP、以下P表記)
3:
P「珍しいですね、どうしたんですか?」
レナ「最近アメリカの友達と会ったんだけど、ディーラー時代が懐かしくなったのよ」
P「レナさん、昔はラスベガスでディーラーをしていたんですよね。ちょっと格好いいなあ」
レナ「一時期、ね。アイドルたるもの、いざという時の勝負勘も鈍ったらいけないと思ったの」
レナ「プロデューサーさんはギャンブルするの? 嫌じゃないかしら?」
P「……」
4:
P「うーん、一時期でも本場で腕を鳴らしていたレナさんの相手が俺に務まるかどうか…」
レナ「大丈夫、少し付き合ってくれるだけでいいの。お金もいらないから」
レナ「ダメかな?」
P「…いえ、受けましょう。折角なので少しくらい賭けてもいいですよ」
レナ「やった、ありがとう♪」
レナ「じゃあ、まだ小さい子もいることだし、お仕事が終わってからで構わないかしら?」
P「了解です、楽しみにしてます!」
5:
P「…」
P「ふふふ…」
P「(若干引き気味を装ってレナさんの話を受け取ったけど…)」
P「(実は大学時代、あらゆるギャンブルで周囲から恐れられた俺に勝負を挑むとは…)」
P「(ここはひとつ、デキる男って所を見せる絶好のチャンス!)」
P「ぐへへ…」
ちひろ「プロデューサーさん、なにニヤついてるんですか?」
P「いいえ、何でもないです」
P「(悪いなレナさん、給料日前だし、遠慮はしないぜ!)」
6:
―――
(午後6時)
レナ「さて、早始めましょうか」
P「お手柔らかにお願いします」
レナ「ブラックジャックでいいかしら?」
P「はい。えっと、スプリットとダブルダウンはありですか?」
レナ「OKよ。じゃあ通常のラスベガスルールでやりましょう」
7:
ガチャ
李衣菜「お疲れさまでーす!」
夏樹「ん、プロデューサーとレナさん、何やってるんだ?」
P「おう、お疲れ二人とも。今からブラックジャックをやるんだ。お前達もどうだ?」
夏樹「うーん、アタシはルール知らないからパスするよ。だりーは?」
李衣菜「わあ! レナさんの華麗なトランプ捌き!」
李衣菜「ロック! まさにロックだ!」ワクワク
李衣菜「でも私も分からないから、見てていい?」
レナ「分かったわ。入りたくなったら、入っていいからね」
レナ「人数が多いほうが楽しいし、ね♪」
8:
レナ「じゃあ二人のために、簡単にルールを説明しようかしら」
レナ「52枚のトランプを使って、最初はお互い2枚から、プレイヤーは状況に応じてヒット(引く)かスタンド(引かない)かを選択して、最終的にカードの合計点を21点に近づけるゲームね」
レナ「21点に近い方が勝ち、22点以上ならその時点でバストで負けという、シンプルなゲームよ」
レナ「点数は、2から10の数字はそのままの点数で、絵札は10点、A(エース)は状況によって1か11点になるわ」
夏樹「21を超えないなら、何枚でも引いていいのか?」
レナ「ええ、引いた数字の組み合わせによって、特別な配当がある場合もあるわ。簡単に狙って出せるものではないけどね」
李衣菜「ふーん、なるほどねー」
レナ「ちなみに、後攻の私(ディーラー)は、点数が17以上になるまでは自動的にヒットするわ」
レナ「それと、シャッフルはカードを7割程消費したら私の判断でするけど、いいかしら?」
P「はい、おまかせします」
10:
レナ「基本ルールはこんな所かしら」
P「とりあえず、実際やって見せた方が分かりやすいでしょう、はい、レナさん」スッ
李衣菜「せ、千円…!」
レナ「あら、本当にいいのね? 賭けるのは自由にするけど」
P「最低でも一回五百円は賭ける事にします。勝負勘を取り戻すには、多少のプレッシャーも必要でしょう?」
夏樹「あーあ、悪いんだ?」
P「ち、ちひろさんには内緒な」
夏樹「今度奢ってくれたらな」
李衣菜「バーミヤン行きたい!」
夏樹「そういえば最近新しいアンプ欲しくてなー」
P「高ェよ!」
レナ「じゃあ配るわ。『No more bet』」
12:
―――
(1回戦)
レナ:5、□
P:6、2
P「ヒット」スッ
J→『18』
P「スタンド」
レナ:5、9、K
→『24』
レナ「バストね」
WIN!
夏樹「ふーん、一連の流れはこんな感じなんだ」
李衣菜「プロデューサー、幸先いいね!」
P「(…+1)」
14:
―――
(2回戦)
レナ:A、□
P:2、7
P「ヒット」スッ
10→『19』
P「スタンド」
レナ:A、4、9、K
→『24』
レナ「バストよ」
WIN!
P「(0…+1か)」
夏樹「やっぱレナさんってディーラーやってると、凄いキマってるよな。様になってるというか…」
レナ「ふふ、ありがとっ♪」
李衣菜「うん、これこそ『ロック』って感じがする! 何かオトナって雰囲気っ!」
夏樹「まあ大人なんだけどな…」
P「(勝ってるのは俺だぞ! くそう!)」
17:
―――
(3回戦)
レナ:5、□
P:8、8
P「(おっ)」
P「レナさん、スプリットで!」
レナ「いいわよ」スッ
P:8、J
→『18』
P:8、6
→『14』
P「スタンド!」
李衣菜「ねえプロデューサー、スプリットって?」
P「今みたいに、最初の二枚が同じ数字だった場合、賭け金を二倍にして二つに分けてプレイすることが出来るんだ」
P「ちなみにダブルダウンっていうのもあって、それはヒットをあと一回にすることで、賭け金を倍にすることを言うんだ」
李衣菜「ふーん、なるほどねー」
レナ:5、Q、9
→『24』
20:
レナ「バストよ」
WIN!
P「よっし!」
夏樹「へえ、やるじゃん、プロデューサー」
李衣菜「凄い! まさに押尾コータローのタッピングようなテクニックだね!」
レナ「…?」
P「??」
夏樹「(いきなり何故その名前が出る…)」
レナ「プロデューサーさん、結構出来るわね」
P「いやぁ、たまたまですよお」ドヤァ
P「(ふふふ、でもまだ+1か…)」
レナ「(たまたまねぇ…)」
21:
―――
(4回戦)
レナ:J、□
P:8、K
P「(ここまでは順調すぎる。そろそろ怖いな)」
P「スタンド!」
→『18』
レナ:J、Q
→『20』
LOSE…
レナ「私の勝ちね♪」
P「(?2…)」
23:
―――
(5回戦)
P「…」スッ
李衣菜「あれ、五百円になった」
夏樹「一回負けたら慎重になったな」
レナ:4、□
P:10、Q
夏樹「お、いい手じゃん!」
李衣菜「もっと賭ければ良かったのに」
P「…スタンド」
→『20』
レナ:4、J、7
→『21』
LOSE…
李衣菜「うひょー! レナさんも流石だねー!」ドキドキ
夏樹「レートを下げて結果オーライだな、プロデューサー?」
P「むむ…」
P「(?4か…まあ序盤が出来すぎたかな)
24:
―――
(6回戦)
レナ:10、□
P:8、Q
P「スタンドで」
→『18』
レナ:10、5、3
→『18』
PUSH!
レナ「引き分けね。じゃあ一旦シャッフルするわ」パラパラ
25:
P「3勝2敗1分、プラス二千五百円か」
夏樹「勝率は50%ってところか。負ける勝負は消極的」
夏樹「なあ、結構上出来なんじゃないか、これ?」
P「そうだな…というか、元々ブラックジャックはギャンブルの中でも控除率が低めに設定されてるんだよ」
夏樹「競艇とか競馬は高いって聞いたことあるぜ。ブラックジャックは低いのか」
李衣菜「(こーじょりつ?)」
P「ああ、それを基本的な戦略に従うことで、更に下げられるんだ」
P「例えば最初の数字合計が17以上なら必ずスタンド、10か11ならダブルダウン、1と8のペアならスプリット…とかな」
26:
夏樹「でも、それをディーラーの目の前で言っていいのか?」
P「平気だよ。レナさんは17点以上まで機械的にカードを引くだけだ。こちらがどんな戦略を立てようとが関係ないさ」
李衣菜「ふーん、なるほどねー」
レナ「プロデューサーさん、実は結構ギャンブル詳しいのか・し・ら?」
P「ふふふ…今日はとことん付き合いますよ!」
レナ「あら、いいわね、燃えてきたわ♪」
P「(基本戦略は所詮基本。それだけで勝てるほどギャンブルは甘くない。ここからが『勝負』だ!)」
27:
ちなみに控除率ってのは、簡単にいえば店側の取り分のことです。これが低いほど勝ちやすい。
28:
―――
(10回戦)
李衣菜「うーん…」
李衣菜「プロデューサー、さっきは調子良かったけどね」
夏樹「流れがよくないな。倍くらい負けてるぞ」
P「(…+6)」
P「(そろそろ仕掛けるか)」スッ
レナ「!」
李衣菜「ご、5千円!」
夏樹「おいおい、大丈夫かよ」
李衣菜「ヤケになってない?」
P「まあまあ、大丈夫だって」
レナ「(この人、やっぱり…)」
レナ「(…ふふっ)」
31:
レナ「……」スッ
レナ:10、□
P:Q、A→『21』
WIN!
夏樹「うお、ブラックジャックだ!」
P「ま、こんなもんだな」
李衣菜「す、すごい!狙ったかのようにブラックジャック!」
李衣菜「今のはクールだよ! 痺れるね!」
李衣菜「例えるなら、ウッドストックのジミヘンくらいクールだよ!!」
P「(何故例えた)」
夏樹「(ジミヘンはどっちかというとホットだろ…色々な意味で)」
※ブラックジャック…手元の二枚で21点ジャストのレア役。2.5倍配当。ディーラーもBJの場合は引き分け
33:
―――
(11回戦)
LOSE…
李衣菜「ありゃ、残念」
P「(+4…よし!)」
P「さあ、どんどん行きましょう!」
―――
(12回戦)
レナ:5、□
P:8、2
P「ダブルダウンで!」
レナ「(やっぱり来たわね…)」
夏樹「グイグイ押すね」
A→『21』
WIN!
李衣菜「おお、お見事!」
李衣菜「エルヴィスの『デイ・ナイト』のような野性味溢れる気迫でした!」
夏樹「『ワン・ナイト』な」
李衣菜「そう!」
李衣菜「ワン・ナイト!」
夏樹「よしよし」ナデナデ
李衣菜「フフフ…!」
34:
レナ「また一旦シャッフルするわね」パラパラ
夏樹「最後の追い込み、アツかったな! またプラスじゃん!」
夏樹「プロデューサー、なんかコツでもあるのか?」
P「フッ、まあこれが所謂『ギャンブラーの勘』ってやつかな」ドヤァ
夏樹「ヒュー、言うねえ」ゲラゲラ
P「(なーんてね…)」
P「(実はこのゲーム、控除率を0%どころかマイナスにだって出来るのだ)
P「(『カードカウンティング』ってやつを使ってな!)」
レナ「(…そう)」
レナ「(場に出たカードを一定の法則に従って数えていくことで、残りのカードを予測する技術…もとい『イカサマ』)」
レナ「(知っていても実行するのは困難だけど……ちょっと甘く見過ぎてたかしら)」
レナ「(…でもね、プロデユーサーさん)」
レナ「(それならこっちにだって考えがあるわ…!)」
38:
―――
(17回戦)
P「(今の所、また持ち金は少し減らされたか…)」
P「(しかし、今の状況は、『+9』!!)」
P「(ブラックジャックは残りの山に1と10点が多いほど、プレイヤーに有利なゲーム!)」
P「(場に出たカードのうち、2から6の数字を『+1』、Aと絵札と10を『?1』、7から9を『±0』として数えて、プラスの値が大きくなるほど勝負をかける好機!!)」
P「(俺がさっきから頭の中で計算していたのは、まさにソレ!)」
P「(これが『カードカウンティング』!)」
P「…」
P「レナさん、勝負です!」スッ
李衣菜「一万円…!?」
レナ「大きく出たわね」スッ
レナ:6、□
P:4、5
39:
P「(この状況なら、次のヒットは高確率で1か10点が引ける!)」
P「(そして相手はバストする可能性が高い!)」
P「レナさん、ダブルダウンです!」スッ
夏樹「これで計二万円か…なんか見てはいけないものを見た気がする」
李衣菜「すげえ…ロックだよプロデューサー!」
レナ「いいわ、勝負よ」スッ
P「この勝負、貰った!!」
P「さあ!!」
2→『11』
P「……ってアレ!!?」
P「ウソぉ!?」
41:
レナ:6、6、4、3
→『19』
LOSE…
レナ「残念だったわね♪」
P「(に、二万が一気に消えた…!)」
P「(しかも、場の状況が、+16…?)」
P「(こんなにプラスに偏るものなのか…?)」
P「く、くそぉ…」
李衣菜「プロデューサー…はじめはロックだったけど、全然ロックじゃないよ…!」
李衣菜「例えるなら、ライブのボルテージが最高潮に上がって客席にダイブしたけど…」
李衣菜「予想に反して誰にも受け止めて貰えず、全身強打したボーカルみたいに…」
李衣菜「ロックだけど、ロックじゃないよ…っ!」
P「(何か今回だけ、例えが微妙に的確でムカつく…!)」
夏樹「(wwwww)」プルプル
43:
―――
(18回戦)
レナ:9、□
P:2、7
P「(+16…またと無い好機のように感じるが…)」
P「ヒット!」
8→『17』
レナ:9、2、K
→『21』
LOSE…
夏樹「あちゃー、運が無ぇなあ」
レナ「じゃあシャッフルするわね」
P「……」
P「レナさん…」
P「やってくれましたね…!」
夏樹「え?」
レナ「あら、私はアナタの言った通り『機械的に引いてる』だけよ?」
レナ「(ふふ、楽しー…♪)」
44:
李衣菜「なに、どーいうこと?」
P「李衣菜、さっきまでの勝負、おかしいと思わなかったか?」
李衣菜「うーん…序盤の勝負に比べて、バストの回数が少なかったことかな?」
P「正解だ。場に出た数字がどれも低くて、バストになりにくかったんだ」
P「言い換えれば、高い得点のAや絵札が何故か出なかったということだ」
P「ここまでは分かるよな?」
李衣菜「うん。でも何か関係あるの?」
P「ああ、大アリだ」
45:
P「…詳しい理屈は省くけど、ブラックジャックは10点の得点が高いカードが山に残っていれば残っているほど、プレイヤーが有利になるゲームなんだ」
P「それらの残りを予測しながら賭け金を調整していくのがこちらの戦略なんだが…」
P「極端に数字が偏らされた場合……特に今回みたいに」
夏樹「…!」
P「ゲームに使われずに残る3割のカードの中にそれらの得点が高いカードを集中させられると、その予測や戦略が全く無意味になるんだ」
46:
P「そうでしょう、レナさん?」
夏樹「そ、それってイカサマじゃ…!」
レナ「あら、人聞きが悪いわね。証拠でもあるのかしら?」ニコッ
レナ「それに…カードカウンティングもラスベガスなられっきとした『イカサマ』なのよ?」
P「(うおおおおバレてるううう!!)」
夏樹「カードカウンティング?」
レナ「カードの枚数を頭の中で計算して残り枚数を記憶する方法ね。アメリカのカジノの多くでは、これを『禁止行為』としているの」
P「い、イカサマは言い過ぎなんじゃないんですかねぇ…?? あくまで立派な戦略なわけですし…」
レナ「ふふ、プロデューサーさん?」
レナ「確かに語弊があるかもしれないわね。カードカウンティングを縛る法律なんてないし、実践の確証がない時もある。けどどんな行為であれ、店側が『禁止』といったら『禁止』なの。疑わしい時点でね。わかるかしら?」
レナ「つまりそれは『イカサマ』と同じことなの。それが発覚した以上、何をされても文句は言えないわ」
夏樹「(…流石レナさん)」
李衣菜「(かっけー…)」
47:
P「(確かにレナさんは最初にラスベガスルールと言ってたし…俺も知ってたし…)」
レナ「ふふ♪ さあ、まだ続けるのー?」
P「ぐっ…」
P「…とにかく、このままじゃ帰れません! もうひと勝負だけ!」
レナ「いいわ、プロデューサーさんのそーいうとこ好きよ♪」パラパラ
P「(い、イカサマじゃ分が悪すぎる!)」
P「(カードに目印をつけているのか、山の配置を覚えているのか、それとも他に仕込みがあるのか……正直、ネタは分からんし暴ける自信もない!)」
P「(どうする…!?)」
48:
―――
P「……」
夏樹「あれから全っ然勝ててないぞプロデューサー、どうするんだよ」
P「(…ぐうの根も出ません)」
レナ「さ、次で最後かしら?」
ガチャ
愛海「お疲れさまでーす!!」
李衣菜「お、愛海ちゃん、お疲れー!」
P「愛海、お疲れさん。今日は随分遅かったな」
愛海「うひひ、今日のライブ、有望な女の子が多くてね。握手会の時、色々と時間とっちゃって☆」
レナ「最早握手会じゃなくて『ふれあい会』ね。愛海ちゃん、お疲れ様」
愛海「むっひゃーっ!、レナお姉さんじゃないですかぁー! まさか本日最後のデザートにレナお姉さんが迎えてくれるとは!!」
愛海「それではそのお山、早いっただっきまーすっ!」ピョーン
レナ「!? ちょ、ちょっと、ええ!?」
49:
愛海「ついにお山げぇぇっとっ!! ああ?、堪らんっ!」モミモミ
レナ「やっ…ちょっと、愛海ちゃ、んンっ…!」
愛海「うへへ?、流石我プロダクション屈指のナイスバディのレナお姉さん!! この柔らかさ…すごい…すてきだよぉ…♪」
P「…!」ピーン
夏樹「ほら愛海、いまレナさん真剣なんだから、離れて離れて」グイグイ
李衣菜「う?ん!」グイ‐
愛海「…っふう。いやー、今日はいい日だわー♪」ツヤツヤ
レナ「はぁ……思わぬ横やりが入ったけど、再開しましょうか、プロデューサーさん?」
P「すみません、愛海が失礼なことを。お詫びと言ってはなんですが…」
P「次は大きく勝負しますね」スッ
50:
レナ「あら、別にかまわないけど、大丈夫なの?」
愛海「一万円? プロデューサー、レナお姉さんのお山はその百倍以上は価値があるよ?」
P「ま、次で最後ですからね。悔いのないようにしたいんですよ」
レナ「まあ、いいけど…」スッ
―――
(24回戦)
レナ「!?」
レナ:Q、□
P:K、K
レナ「(そ…そんな…)」
P「お、ツいてる?♪」フフーン
レナ「(しまった…愛海ちゃんに絡まれてる間に、山のカードを入れ替えられた!)」
レナ「(つまり今、山の上には絵札とAが大量に…!)」
51:
レナ「(……でも伏せられた私のカードもAの可能性は高い!)」
レナ「(負けはしないはず…!)スッ
P「待ってください、レナさん」
レナ「…?」
P「まだ俺は『スタンド』してませんよ?」
P「『ダブルダウン』です!」スッ
レナ「!!」
夏樹「おいおいプロデューサー、絶好の手配なのに、わざわざ引く必要無いだろ?」
李衣菜「そうだよ、A以外だとバストしちゃうよ!?」
愛海「二万円か…片方で一万円かな、それでも安いよ?」
夏樹「何の話をしてるんだよ!」
52:
P「基本戦略は所詮は基本…ギャンブラーが勝てるのは確実に忠実だからではないんです」
レナ「……」
P「そう、それは自分の選択に、絶対の自信があるから!」
A→『21』
李衣菜「おおおお! プロデユーサー、すごい!」
夏樹「すっげえ、この土壇場でドラマチックな展開だな」
李衣菜「まさにロックだよ! We Are The Worldを収録した時のようにドラマチックで、その波長はまさにファンタスティックのような…!」
夏樹「…もう何言ってるかわからないぞ、だりー」
李衣菜「ううむ…」
レナ「…プロデューサーさん、お見事ね」
レナ「流石は私を引き抜いただけあるわね。私の目に狂いはなかったわ」
レナ「(ちょっとカッコよかったなー♪)」
53:
レナ「…けどね、私だって本場でディーラーを張った意地があるのよ」
P「…?」
レナ「ギャンブラーの腕と、誇りのね」スッ
レナ:Q、A
→『21』
夏樹「うわっ、レナさんはブラックジャックだ!」
李衣菜「あちゃー、引き分けか」
P「(…いや、違う)」
P「(両方ダイヤのマーク。つまりこれは、普通のブラックジャックより配当が高い、『クイーン・ブラックジャック』)」
P「(完敗だ、やっぱり勝てないかぁ…)」
レナ「プロデューサーさん」
P「え?」
レナ「この勝負、引き分けね。楽しかったわ♪」
P「…はい…!」
5

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