キョン「お前らのお望み通りの展開にしてやるかもしれん」 part1back

キョン「お前らのお望み通りの展開にしてやるかもしれん」 part1


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1:
キョン「ちなみにお前らというのはお前らのことだ」
キョン「いつもいつもSS読んでやれツマンネだの途中から糞になっただの言いたい放題言いやがって」
キョン「俺たちには俺たちの都合ってもんがあるんだ」
キョン「……」
キョン「だから、お前らのお望み通りの展開にしてやる」
キョン「……」
キョン「かもしれん」
キョン「昨日も類似スレ立てたが、続編と言う訳ではない」
キョン「では始まり始まり」
3:
妹「キョンく?ん。あ?さ?だ?よ?」
キョン「おー……」
午前七時。妹の小うるさいモーニングコールにて起床する。
やれ妹を襲えだのパンツを脱がせろだのウンチを直食いしろだの言うペドフィリアが居るが、
そういう奴は自分の母親に同じ事をしてから書き込むとよい。
妹「ねーねー、じかぐいってなあに??」
キョン「お前よくマヨネーズに直接口つけて食ってるだろ、ああいうのだ」
妹「それおいしいよぉ! ねー、じかぐいしたい??」
キョン「また今度な」
さて、登校するとするかね。
ちなみにハルヒの舞台である某市には南海電車は通ってないんだ、すまんな。
9:
特に意味のあるレスが無いのでこのまま俺の日常をお楽しみいただこう。
レスが無いイコール誰も読んでない、なのだがそんなことはどうでもいい。
谷口「よおキョン」
キョン「おう」
谷口「ポルポト派って知ってるか?」
キョン「知ってるが、それがどうかしたか?」
谷口「いいよなポルポト派、憧れるぜ。入ろうかと思うんだがどう思う?」
キョン「どう思うとか言われてもな、もう無いだろポルポト派って」
谷口「え、マジ?」
キョン「ああ、確か」
谷口「そうか、ないか……」
がっくり肩を落とすポルポトヲタ……では無く谷口。
岡部「おう! おはよう! キョン!」
キョン「あの、キョンって呼ぶのやめてもらえます……?」
岡部「いやあすまん、佐藤!」
キョン「誰ですか、それ」
岡部「すまんすまん、キョン」
キョン「もう行っていいですか?」
13:
教室に入ると、クラスの女子が自分の財布か何かを見せ合っていた。
日向「へー、大野木さんのプラダなんだー。高かったんじゃない?」
大野木「いやーこれ、彼氏から……」
日向「いいなーそんなの貢いでもらって、ねえ、瀬野さんのはどこのメーカー?」
瀬野「あ、あの……パートスレっていう……」
日向「なにそのオモチャみたいなサイフwww どこでそんなの売ってんのwwwwww」
大野木「パートスレとか恥ずかしくないのwwwwwwwwwww」
瀬野「……おばあちゃんに買ってもらったから……」
日向「ぎゃははwwwwwwwチョーウケルwwwwww」
女ってなんでそんなどうでもいい事に見栄を張るかねぇ。
瀬野が可哀想じゃないか。
キョン「なあ、俺のサイフも見てくれよ」
大野木「そ……それって……」
キョン「支払いは任せろ」 バリバリ
日向「やめてー!」
何をそんなに怖がる必要があるのかね、まったく。
16:
ハルヒ「キョン! 大変よ!」
キョン「なんだどうした?」
ハルヒ「使途が現れたのよ!」
キョン「使途?」
ハルヒ「そう、使途よ! これは大事件だわ!」
キョン「使徒ならともかく、使途は別に現れても問題ないだろ」
ハルヒ「それもそうね」
ハルヒ「じゃあこのまま終わりましょう」
キョン「そうするか」
ハルヒ「おしまい!」
キョン「じゃあちょっと妹をレイプしてくる」
ハルヒ「ちょ! 終わりなさいよ!」
キョン「俺は公平なんだ、悪いな」
17:
ガラッ
長門「……」
キョン「どうした? 長門」
長門「http://mimizun.com/log/2ch/news4vip/yutori7.2ch.net/news4vip/kako/1256/12564/1256428124.html」
キョン「すまん、日本語で頼む」
長門「エイチティーティーピーコロンスラッシュスラッシュ……」
キョン「やっぱいい」
キョン「さて妹はどこだ」
キョン「谷口、お前妹いたっけ?」
谷口「そんなの居たらとっくに童貞捨ててる」
キョン「最低だなお前」
谷口「お前妹いるだろ」
キョン「いるが、レイプはちょっと不味いだろ」
谷口「長門さんだってレイプしてるじゃないか、ほら」
長門「……」
国木田「やめてよーーーっ!! こんなのやだよーーーっ!!」
長門「おいしい?」
国木田「意味わかんないよぉおおおっ!!」
ハルヒ「有希! キンタマをもっと攻めるのよ!」
19:
キョン「動物は本能で交尾するっていうけど、長門はどこで交尾覚えたんだろうな」
ハルヒ「エロビデオかなんかでしょ」
長門「ユニーク?」パコパコ
国木田「やめてぇええええ! うわぁあああああ!!」
キョン「さて、そんなことよりリクエストが無くなってしまったぞ」
ハルヒ「もう終わったらいいんじゃない?」
長門「Sleeping beauty_」
国木田「誰か助けてよぉおおおおおおおお!!」
キョン「朝比奈さんをレイプだってさ」
ハルヒ「じゃああたしがやるわ!!」
みくる「す、涼宮さん何をするんですか?」
ハルヒ「ね、みくるちゃん気持ちいい?」クチュクチュ
みくる「ひやぁぁああああ! そ、そこは違う穴でぇぇぇええす!」
キョン「どいつもこいつもエロ展開ばかりだなおい」
22:
キョン「ひたすらエロではお話が成立しないじゃあないか」
キョン「しょうがない、俺がさっき考えたが単品でスレ立てるほどじゃないと思ったネタで行こう」
キョン「タイトルは……」
キョン「涼宮ハルヒのミスター美味しんぼっ子」
キョン「料理対決モノだ」
キョン「おっと、つまらなそうとか言うなよ」
キョン「そんなわけで、対決する料理を決めてくれ」
27:
ある日の部室。
今日はなにやら学校でゴタゴタがあったみたいで、午前で授業が終わった。
そんなわけで、皆で部室にて昼食を食べていたのだが……。
珍しく朝比奈さんと長門が会話してるじゃあないか。
みくる「……長門さん、いつもコンビニのお弁当持ってきてるんですか?」
長門「そう」
みくる「長門さんってお料理とかしないんですか?」
長門「する」
みくる「例えばどんなです?」
長門「……カレー」
みくる「それってレトルトじゃないんですかぁ?」
長門「この惑星ではそう呼称する」
みくる「それって料理とは言いませんよぉ?」
長門「……」
みくる「お料理ぐらいできないと、お嫁にいけませぇん」
長門「……」
あの、朝比奈さん。天然なのは結構なんですが、それは結構な毒舌です。
28:
みくる「お料理お教えしましょうか? わたしもこの時間平面上のお料理を、
 結構勉強したんですよ?」
長門「いらない」
みくる「お料理、楽しいですよぉ?」
長門「料理ぐらい、できる」
みくる「ふぇ? 本当ですかぁ? レトルトカレー以外にですかぁ?」
長門「本当。あなたより上手」
みくる「なぁんだ、そうだったんですね。ね、長門さん。今度お料理作ってくれません?」
長門「……機会があれば」
明らかに長門の強がりのように聞こえるのだが、本当か?
みくる「じゃ、今度一緒に料理作って持ち寄りませんか?」
長門「……そのうち」
ハルヒ「あなたたち、面白そうな話してるじゃない!」
みくる「涼宮さんも長門さんのお料理食べてみたくありません?」
ハルヒ「有希のもみくるちゃんのも食べたいわ! いっぱい!」
お前はただ食いたいだけだろ。
30:
ハルヒ「そうねぇ、じゃあ有希とみくるちゃんで料理対決ってのはどうかしら!」
みくる「料理……対決ですか?」
ハルヒ「お互い同じ題材の料理を作って、どっちが美味しいか決めるのよ!」
みくる「はぁ……同じ題材で、ですか」
ハルヒ「ね、有希? どう思う!?」
有希「私は構わない」
みくる「わたしもいいですよぉ」
ハルヒ「じゃ、決まりね! ルールはどうしようかしら……」
おいおい、なんだか話が変な方向にいってるぞ。
ハルヒ「ルールは3本勝負、2本先取した方を勝ちとするわ!
  そうね、審査員の分まで沢山作らないといけないから、助手を一人付ける事を認めるわ!」
キョン「おい、なんだ審査員って……」
ハルヒ「料理対決と言えば審査員が必要でしょ? 料理研究家とか映画監督とか総理大臣とか!」
……どっから連れてくるんだよそんなもん。
34:
ハルヒ「第一回の対決日は今度の日曜日! いいわね!
 会場の確保をしておかないといけないわね……」
会場ってなんだよおい。部室でいいだろそんなの。
みくる「あ、あの?。それで、題材は??」
ハルヒ「そうねぇ、何にしようかしら……じゃ、チャーハン! チャーハンで決まりよ!」
キョン「チャーハンとはまた単純だな」
ハルヒ「ちっちっち。チャーハンを舐めちゃいけないわ! チャーハンは中華の基本!
  チャーハンを制するものが中華を制するのよ!」
キョン「なんだその漫画で読んだようなエセ知識」
ハルヒ「そんなわけで日曜日までにとっておきのチャーハンを考えてくるのよ!」
みくる「は、はぁい」
俺は見逃さなかった。朝比奈さんが長門を見てニヤリと笑ったのを。
もしや朝比奈さんは最初からこれを……。
きっと同じサブキャラなのに人気が段違いだとか、消失が映画化されるイライラを晴らす気に違いない。
35:
長門「……」
キョン「な、なあ長門。いいのか、料理対決とか……」
長門「頑張る」
キョン「やっぱ無しにしようって言ってもいいと思うぞ?」
長門「大丈夫、あなたが付いているから」
キョン「え、俺……?」
長門「あなたに助手になってほしい」
キョン「いや俺、料理とかできないが……」
長門「あなたを、信じている」
キョン「……後悔してもしらんぞ」
長門「信じている」
キョン「わかった、任せろ」
36:
キョン「てな感じで引き受けてしまったものの、だ」
キョン「俺には料理の事はよくわからない」
キョン「チャーハンといえば、中華料理屋の何の変哲もない一皿550円ぐらいのチャーハンか、
 お袋の作るいわゆるヤキメシぐらいしか知らん」
キョン「そこで、だ」
キョン「お前らに知恵を貸して欲しい」
キョン「どんなチャーハンを作ればいいのか教えてくれ」
キョン「それで勝負するぜ」
41:
キョン「さすが不人気スレ。普通なら10個ぐらいレスが付いて、
 伊勢海老のアメリケンヌ風チャーハンだの、牛ヒレ肉のガーリックチャーハンだのから選び放題と思ったら……」
キョン「『ゲロ』 『炒めないチャーハン』だと……?」
キョン「……」
キョン「おい、チャーハンって何て書くか知ってて言ってるのか?」
キョン「ゲロについては何も言うまい」
キョン「と思ってたら『鮭チャーハン』というレスが付いた」
キョン「くく……」
キョン「よし、頑張るぞ長門」
長門「頑張る」
44:
キョン「それにしても長門の家はさすが高級マンションだな。見事なキッチンじゃないか。
  これなら練習もバッチリできるな」
長門「練習する」
キョン「……なあ、調理器具が……包丁と大鍋とヤカンしかないんだが」
長門「あと調理器具と言えば缶切りがある」
キョン「……」
長門「何か足りないものはある?」
キョン「物凄く足りないと思う」
長門「そう」
キョン「とりあえず、調理器具を買いに行こう……中華なべやら色々……」
46:
そんなわけで、電車に乗って中華街までやってきた。
ここなら本格的名中華鍋やらの調理器具が売ってるだろう。
長門「この街は、中々ユニーク」
キョン「中華街は初めてか? なかなかいいところだろう」
ま、それにしても中華街で長門とデートってのも中々乙じゃないか。
どこからどう見てもカップルにしか見えないよな? 俺たち。
朝比奈さんともこういうデートをしてみたいもんなんだが……
長門「朝比奈みくる」
って、朝比奈さんの事考えてニヤニヤしてるのを気づかれたのか?
長門「朝比奈みくるが、あそこに」
キョン「え?」
朝比奈さんが居た。なんでこんなところに? てゆーか隣に居るのは……。
キョン「古泉ぃいいいいい!!」
古泉「やあどうも、これは奇遇ですね」
48:
キョン「おい貴様、朝比奈さんと中華街デートとはいい身分だな」
古泉「いやあ、朝比奈さんと食材などを買いに来たのですよ」
みくる「古泉くんに、わたしの助手になっていただいたんです」
キョン「な、古泉を?」
古泉「ええ、大役を仰せつかりました」
キョン「お前、料理なんてできるのか?」
古泉「んっふ。ご存じなかったのですか? 僕はちびっ子料理コンテストで
 全国優勝したことがあるのですよ」
キョン「おいおい、冗談はよせ」
みくる「古泉くん、お料理の知識が凄いんですよ? わたし尊敬しちゃいます」
古泉「ははは、まあそれほどでも。あなたたちとの対決、楽しみにしていますよ」
みくる「うふふ。じゃあ頑張ってくださいね」
なんなんだ、とってつけたような古泉の設定は。
キョン「……長門、絶対勝つぞ」
長門「勝つ」
49:
一通り調理器具を買い揃えた俺たちは、せっかく中華街なので
チャーハンを食べて勉強していこうという事になった。
キョン「うーん、チャーハンだけでもこんなに種類があるのか……」
長門「メニューを見てもよくわからない」
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
キョン「ええと……そうですね、じゃあ……オススメのチャーハンをお願いします」
店員「オススメのですか? かしこまりました」
変な客だと思われてないだろうか。
しばらしくした後、俺と長門のもとに運ばれてくるチャーハン。
キョン「……これは……」
長門「これは何のチャーハン?」
店員「鮭と高菜の炒飯でございます」
……中華料理店なのに思いっきり和風じゃないか。
なんだ? 馬鹿にされてるのか? 俺たち。
53:
キョン「こんな所まできて、鮭チャーハンとかね……」
長門「……」
さっそくパクパクと食べる長門。
長門「おいしい」
キョン「まあそりゃあプロが作ってるから旨いのは旨いだろうけど……」
ほかほかと湯気を立てる鮭チャーハンを口に運んでみる。
キョン「……む…………これは」
鮭と高菜の軽い塩味が、油っこくなりがちなチャーハンを爽やかな味わいに仕立てあげている。
噛み締めると鮭の旨みと香りがジュワっと口の中に広がり、混ぜられた白ゴマが香ばしさを引き立てる。
キョン「旨いじゃないか、このチャーハン」
長門「そう、おいしい」
54:
キョン「こりゃあ、勝負は鮭チャーハンで決まりかな」
長門「賛成」
見てろよ古泉、朝比奈さん。これで俺たちの勝ちは……
キョン「じゃあ、材料を買って帰って試作に取り掛かるか」
長門「まだ残っている。チャーハン」
キョン「あ、そうだった。料理対決の事で頭がいっぱいで、すっかり忘れていたぜ」
残ったチャーハンをかきこむ。
キョン「ん……」
長門「どうかした?」
キョン「あ、いや……」
長門「ところで、あれはなんという料理?」
キョン「あれって?」
長門が指差したテーブルの客が食べている料理は……。
57:
キョン「ああ、あれは中華丼っていうんだ」
長門「中華丼?」
キョン「八宝菜っぽいものをご飯の上にかけるんだ」
長門「そう」
キョン「見た目はゲロみたいだけど結構旨いんだぜ?」
長門「ゲロ?」
キョン「食ったもん吐いたものをゲロっていうんだ」
長門「ゲロ。覚えておく」
キョン「ゲロなんて覚えなくていいぞ別に」
客「……人が食ってるもんにゲロゲロ言うな!!」
キョン「あ、すすすいません!」
その後、ひたすら練習と試行錯誤を繰り返し、
いよいよ料理対決当日となった。
58:
ハルヒ「みんな! 美味しいチャーハンを食べたいかー!!」
「おおおおおおおおおお!!」
キョン「……どこからこれだけの観客を集めてきたんだ?」
古泉「緊張しているのですか? 僕がちびっ子料理コンテストに出たときは、これの10倍の観客がいましたよ」
キョン「そうかい。せいぜい負けて恥をかくといいぜ」
古泉「おや、ずいぶんと自信がおありのようですね」
キョン「ああ、絶対に負けない凄いチャーハンを考えてきたからな」
古泉「それはそれは。楽しみですねえ。んっふ」
60:
古泉www
61:
ハルヒ「では、今回の審査員をご紹介するわ!」
ハルヒ「『毒じゃなければ何でも食うぜ』 アホの谷口!」
谷口「うぃーっす」
ハルヒ「『高級料理は食べ飽きた』 SOS団名誉顧問、鶴屋さん!」
鶴屋「いやー、たっのしみだねぇ!」
ハルヒ「『ある時は執事、ある時は料理人』 パートタイム執事、新川さん!」
新川「お呼びいただき光栄です」
ハルヒ「『作るより食べる独身女性』 メイドの、森さん!」
森「いいんですか? 私で……」
ハルヒ「そしてSOS団団長、あたし涼宮ハルヒの5名で厳正な審査を行うわ!」
おい待て、森さんと新川さんは古泉の仲間だし、鶴屋さんは朝比奈さんのクラスメイトであり
谷口は朝比奈さんにメロメロである。なんだこの偏った人選は?
63:
ハルヒ「では、対決開始よ! 調理時間は30分!」
ドォォ?ン
どこから持ってきたのか謎な銅鑼を合図に、調理が開始される。
キョン「長門、まずは材料を切っていくぞ」
長門「わかった」
ハルヒ「おーっと古泉選手、素晴らしい包丁裁きです!」
古泉「フッ、まな板の上の魔術師と呼ばれた僕にかかれば造作もないことです」タタタタタタタタタタタタタタ
みくる「古泉くんがんばってくださぁ??い」
ちょっと待て、朝比奈さんは応援してるだけで何もしてないんだが。
いや不器用なのはわかってるけどさ。くそ、卑怯な奴らめ……。
64:
キョン「長門、俺はあれを作る! 長門はチャーハンを頼んだ!」
長門「任せて」
この日のために鍛えた鍋さばき……期待してるぜ!
ハルヒ「ご覧下さい! 長門選手の中華鍋の扱いを! あの重そうな中華鍋を軽々と振るい、
  米が宙に舞っております! まるで米のサーカスです!」
みくる「す、すごいですぅ……」
キョン「長門の身体能力と精密さがあれば、こんな芸当ができるのさ!」
古泉「んっふ、パフォーマンスだけは一流のようですね……
 ですが、肝心なのは料理の出来、それが全てですよ!
 朝比奈さん、オーブンの用意は!」
みくる「で、できてまぁ?す!」
ハルヒ「なんとみくるチーム! オーブンを使うようです!」
キョン「な……チャーハンにオーブンだと!?」
65:
長門「こっちはできた」
キョン「こっちもだ! ハルヒ、完成したぞ!」
ハルヒ「長門チーム、時間を少し残し、早くも完成したようです!」
ドォオオ?ン
ハルヒ「では、早試食に入りたいと思います!」
谷口「腹が減ってしょうがねえぜ。早くもってきてくれよ?」
ハルヒ「さて、長門チームのチャーハンはいかなるものなでしょうか!」
キョン「さ、旨いぞ! がっつり食え」
谷口「……ちょ、おい……」
ハルヒ「…………」
キョン「どうした、早く食えよ」
森「……あのう、これは食べ物なのですか?」
ハルヒ「ちょっとキョン! なにこれゲロじゃない!!」
68:
キョン「いいや、チャーハンだが?」
鶴屋「えーと?、あ、あたしパスしていいっかな?……」
谷口「こんなもん食えるわきゃねーだろ!」
古泉「んっふ。料理では勝てないと悟って、勝負そのものをぶち壊す作戦ですか。
 まったく、あなたには失望しましたよ」
ハルヒ「もう、長門チーム失格ーーーーっ!!」
新川「お待ちください、吐しゃ物はこのように良い匂いはいたしません。
 ……もぐ」
森「あ、新川……そんなもの食べては……」
新川「これは……! なんという旨さだ!」
ハルヒ「え? ほんとに? ゲロじゃないの?」
新川「食べてみればおわかりになります」
ハルヒ「じゃ、じゃあ…………ちょっと、おいしいわよこれ!」
キョン「だろう……? チャーハンの上に、ラーメンを食った後のゲロを模した
 餡をかけた、名づけてビックリゲロチャーハン!」
古泉「な、なんですって……?」
69:
新川「はぐはぐ……なるほど、確かにラーメンの吐しゃ物にそっくりです。
 この麺のように見えたものは……春雨! つるつるした喉越しがたまりませんな!」
鶴屋「具はネギとナルト巻きと……メンマ……いや違う、メンマに似せた豚の唐揚げだねっ!
 どっしりとした噛み応えがめっがさイケてるよっ!」
森「この餡は……鶏がらと中国ハムでとったダシですね……しかしうっすらと白く濁っているのは……」
キョン「スープには、これを混ぜました」
ハルヒ「豆乳? そっか、このクリーミーな味わいは豆乳のおかげだったのね!」
谷口「その餡が、卵だけのあさっりチャーハンと合わさって……いやーうめえ!」
キョン「やったな長門! 審査員の評判は抜群だ!」
長門「我々の勝ちはほぼ決定した」
70:
ハルヒ「いやー美味しかったわ! まさか有希とキョンがこんなに凄い
  チャーハンを作ってくるだなんて!」
鶴屋「こんなチャーハン初めてたべたっさ!」
森「私は食べるのが遅いのでチャーハンを食べたとき最後の方は
 冷めたしまい、油っこくて気持ち悪くなるのですが……これは
 熱い餡がかかっているおかげで、最後まで美味しく食べられました」
中華街で冷めた鮭チャーハンを食ったときに、チャーハンの弱点を発見したからな。
油を大量に使うチャーハンは、温度が下がるとどうしても重く感じてしまう。
その弱点を完全に補えるのが、ゲロなのさ。
ハルヒ「じゃ、次は古泉くんたちのチャーハンを試食しましょ! もうできてるわよね?」
古泉「ええ、数分前にできあがりました」
出来て何分も経ったチャーハンなんて、出来立てとは程遠いしつこさを感じるはずだ。
もうお前の負けは決定したぜ、古泉。
71:
みくる「わ、わたしたちのチャーハン、お召し上がりくださぁ?い」
ハルヒ「みくるチームのチャーハンは……ええと、グラタン?」
古泉「いいえ、チャーハンですよ」
森「グラタン皿にチャーハンが入ってますね」
グラタン皿? ってことは、さっきオーブンを使っていたのは……
古泉「そう、これは炒めないチャーハンですよ」
キョン「なんだと……」
鶴屋「炒めないチャーハン? なんだかおっもしろいねぇ!」
キョン「ちょ、ちょっとまて! そんなものチャーハンじゃないだろ!」
ハルヒ「あら、そういう既成概念に囚われていたら、新しい発見はできないわよ」
キョン「なんだその屁理屈は……」
73:
ハルヒ「とりあえず食べてみましょ!」
谷口「どれどれ……もぐ……もぐ……こ、こりゃあ……」
鶴屋「チャーハンだよ! チャーハンの味がするよっ! めがっさおいしいよ!」
新川「ふむ……この具のチャーシューは五香紛で下味を付けてあるのですな。
 このコクのあるのチャーシューを、飯がしっかりと受け止めている!」
ハルヒ「このご飯の軽い味わい、凄いわ! 炒めずにオーブンで焼いたおかげで、
  香ばしさと軽さが際立っているわね! なのにしっかりチャーハンの味がするのは……
  五香紛のチャーシューと、ごま油の風味ね!」
森「ごま油をチャーハンに使ったら普通はくどく感じるけど、少量なので他の素材の味を引き立てていますね。
 それにグラタン皿が熱々に熱されているので、ずっと暖かいままです」
キョン「そんな……炒めてないチャーハンだってなのに……」
74:
ハルヒ「すっごく美味しかったわ! じゃあ、審査に入りましょう!」
あんな邪道なチャーハンより、俺たちのゲロチャーハンのが上のはずだ!
ハルヒ「では、各審査員が上だと思ったほうの札をあげるわね」
長門「……」
キョン「……」
ハルヒ「(みくるチーム)」
谷口「(みくるチーム)」
鶴屋「(みくるチーム)」
新川「(みくるチーム)」
森「(みくるチーム)
ハルヒ「5対0で、みくるチームの勝ちよ!」
キョン「な……なんだって!?」
76:
キョン「な、なぜ俺たちが負けるんだ!?」
ハルヒ「あんた達のは、チャーハンじゃないからよ」
キョン「おい……それを言うなら古泉たちの作ったものだろ」
ハルヒ「あんたの作ったものは、どんぶりよ」
キョン「ど、どんぶり?」
古泉「チャーハンとは、米が主役なんです。
 あなたの料理の主役は……餡です」
鶴屋「そうだねぇ。変わった中華丼を食べてるって感じがしたかなっ!」
森「チャーハン自体の印象が、非常に薄かったですね」
谷口「朝比奈さんたちのは、米を食ってるーって感じがしたぜ」
新川「パラパラとした香ばしさを楽しむチャーハンも、餡をかけてしまっては
 飯がびしゃびしゃになってしまいます」
古泉「そういうことです、おわかりですか?」
キョン「くっ……チャーハンの本質が頭に入ってなかったぜ……」
長門「……」
77:
ハルヒ「それにいくら美味しくても、見た目があれじゃねえ」
新川「料理は見た目も重要ですな」
谷口「食ってる途中でご飯と混ざったビジュアルが気持ち悪いのなんの」
キョン「……」
ハルヒ「そういうわけで、チャーハン対決はみくるチームの圧勝よ!」
みくる「ありがとうございまぁす」
古泉「んっふ、まあ気を落とさないでください。素人料理にしては頑張ったほうですよ」
キョン「古泉……次は負けないぞ!」
長門「朝比奈みくるを倒す」
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