海未「こんにゃくでお尻をペシペシしてるのをことりに見られた」 Part4back

海未「こんにゃくでお尻をペシペシしてるのをことりに見られた」 Part4


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海未「...えっと」
ことり「...」
海未「(先人・穂乃果はあの時こう言いました。『世の中そんなに甘くない』と)」
ことり「...本当にごめんなさい」
海未「(本当に甘くなくてびっくりします。なんですか人生って。その点こんにゃくは最後まで中身たっぷり...最高ですよ)」
海未「はぁ...(とりあえず)」
ことり「...」
海未「そんな泣きそうな顔をしないでくださいよ、ことり。これじゃあ、どっちが振られたのかわかりません」
ことり「...怒らないの?」
海未「ことりのことだから、何か理由があるのでしょう?」
海未「少なくとも私は、そのっ、...無闇に人の好意を弄ぶような人を好きになったわけではないと自負しておりますからっ///」むんっ
ことり「...」
ことり「...」
ぎゅっ
海未「うえっ!?///」
ことり「...海未ちゃん、手繋いでいい?」
海未「っ手くらい、い、い、いくらでも繋いであげますよっ!?」
海未「というか、言う前にもう繋いでるじゃないですかっ!///」
ことり「えへへ...。ごめんね」
海未「...いいですよ、ことりなら」
ことり「...」
海未「...」
ことり「海未ちゃん、あのね」
海未「はい...」
ことり「...ことり、卒業したら留学することにしたんだ」
257:
海未「りゅ、留学...。そのこと、穂乃果は...」
ことり「ううん。まだ知らないよ。誰も知らない」
ことり「...海未ちゃんにいちばん最初に知ってほしかったから、みんなこのことはまだ知らない」えへっ
海未「...留学するから、付き合えないんですか? それはちょっとよく意味がわからないんですけど」
ことり「...この間留学するって言ってくれた先生が『本当にこの職に就きたい覚悟があるなら、もう一度チャンスをあげる』って言ってくれてて」
海未「なら、別にその...えっ、え、遠距離恋愛ってカタチでも...お、お、お付き合いはできるのでは///」
ことり「...」フルフル
海未「どうして...」
ことり「一度ギリギリのところでお断りしちゃってるから、先生のことりの信用度って今、言っちゃうとほぼゼロで」
ことり「『留学するならプロになるまで日本に帰国しない』っていう条件、出されちゃったんだ」
海未「...そんな」
262:
ことり「...あんな土壇場で辞めちゃったから。...あ、でも、あの時留学を辞めたこと、μ'sを続けていくことにしたこと、ことりは本当に後悔はしてないんだ」
ことり「全力でやりたいことをやるって、本当に素晴らしいことだって、穂乃果ちゃん、にこちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん、希ちゃん、真姫ちゃん、絵里ちゃん」
ことり「そして、海未ちゃんが教えてくれたから」
ことり「みんなの衣装を考えて、それが形になっていくこと。ことりのデザインをみんなが喜んで幸せな気持ちになってくれること、...μ'sが私に教えてくれたから」
ことり「μ'sだけじゃなくて、もっと、多くの人にその幸せを分かち合ってもらいたい。多くの人の笑顔が見てみたい」
ことり「だから、留学して、プロになる。それまで日本には...帰ってこない」
ことり「...ごめんね、海未ちゃん」
海未「...」
海未「そんな、どうして謝るんですか、ことり。謝ることなんて何一つないですよ」
263:
海未「将来の目標ができたことはとてもいいことです」
海未「その夢を実現するためのチャンスを掴むことももちろん大切なことです」
海未「その道のプロになるということは、口では簡単ですが、その実とても辛くて険しいことは僭越ながら私もよくわかっているつもりです」
海未「...」
ことり(...少しくらいは)
海未「...私はことりの味方です」
ことり(引き止めてほしかったなって気持ちはさすがにわがままだよね)
ことり「うん。ありがとう、海未ちゃん。海未ちゃんなら、そう言ってくれると思ってたよ」
海未「ですが、...ことりが私のことを好いてくれるとわかった今は...そんな聞き分けの良い子供のようなこと、言いたくないです」うるうる
ことり(あっ...)
海未「言いたくなかったです...」ポロッ
海未「ことり、どうして私に告白させたのですか...。ことりが居なくなってしまうなら、逢えなくなってしまうことがわかってるなら、私は...私は...」
海未「...ことりに気持ちなんて伝えたくなかった」
264:
ことり「...海未ちゃん。ごめんね。本当にごめんなさい」
海未「ううっ...ことり...どうして...好きなのに...やっと素直になれたのに...どうして居なくなってしまうんですか...ぐすっ...」ポロポロ
ことり「...やっと...素直になる...」はっ
ことり「...もしかして、海未ちゃん...中学生の時の願掛けって...」
海未「...ぐすっ...そうです。ことりが思ってる通りであってますよ...。恥ずかしながら、あなたのことが好きで、でも好きって言えない臆病な私は願掛けしたんです」
海未「『剣道の試合に勝てたら、素直になろう。素直になって、ことりの次の誕生日に告白しよう』って...ぐすっ」
ことり「...そういう、ことだったんだ」
海未「ぐすっ。 でも、ことりが居なくなってしまうなら、あの頃の私の努力も、ずっと持ち続けてきたことりへのこの思いも...全部、...無駄だったんですね」
ことり「(海未ちゃんがこんにゃくにハマってしまった原因は...)」
海未「どうしてあれだけ頑張ったんでしょう。どうしてまだこんなに好きなんでしょう。...意味なんてないのに。意味なんてなくなるものなのに」
ことり「(...ことりだったんだ)」
268:
海未「ことり、どうしても駄目ですか? そんな時間をおかないで答えないでください。私と付き合うことを少しは考えてはくれませんか?」
海未「遠距離恋愛でもいいです。何年と逢えなくてもいいです。...私と付き合ってはくれませんか?」
ことり「...」
ことり「...」
ことり「...ごめんなさい。ことりは海未ちゃんが好き。本当に好き...」
海未「なら...どうして...」
ことり「だけどそれ以上に、ことりで海未ちゃんを縛りたくないの。本当にいつ日本に帰ってこられるか、そもそもプロになれるかなんて保証のない夢を追いかけるのだから」
ことり「...待っててなんてこと、言えないです。...本当にごめんなさい」
海未「...。では...その...卒業まで...お付き合いするというのは...」
海未「卒業したら、別れる。キッパリ別れます。だから、どうか、それまで...それまで私と一緒にいてください。想い出をください。お願いします。ことり」
ことり「...ごめんね、海未ちゃん。もうことり、決めたの。どんなカタチでも海未ちゃんとは付き合わないって」
海未「...」
ことり「...だって、付き合ったら、ことり...絶対...留学したくなくなっちゃうよ、海未ちゃんと離れたくなくなっちゃうよ」
ことり「夢を大切にしたいのに...せっかくの夢のこと、どうでもいいって思っちゃうよ」
271:
海未「...ことり」
ことり「私が好きな、私が好きになった海未ちゃんは自分で決めたことは必ず最後までやり通して、途中で投げ出したりなんてしない凄い人だから」
ことり「ことり、ずっと傍で見てたよ。頑張ってる海未ちゃんのこと」
海未「頑張ってる私...?」
ことり「中学生の頃、剣道の試合があるからって練習を頑張り始めた海未ちゃんをことりは本当に凄いなぁって思ってたし...」
ことり「試合には負けちゃったけど、悔し涙を流してる海未ちゃんが本当にことりにはカッコよく見えたよ。...ことり、そういう風に何か一つの目標に向かって頑張って、悔し涙を流すまで頑張れたことって高校生になるまでなかったから、さ」
ことり「...海未ちゃんはあの時の努力を無駄だって言うけど、ことりはそうは思いません」
ことり「あの頃、頑張ってる海未ちゃんに恋をしました。あの頃、泣いている海未ちゃんをとても凄いと思いました」
海未「...」
ことり「だから、海未ちゃん。無駄なんて思わないで」
ことり「あの時の海未ちゃんがいなかったら私はこんなに、自分の将来の夢と天秤にかけてしまえるくらいに海未ちゃんを好きにはならなかったんだよ」
ことり「...そして、本当にごめんね。私が夢を諦めて海未ちゃんを取ったとしても。今はいいかもしれないけど、いつかきっと、そんな私のことを、頑張ってる海未ちゃんが好きな私は嫌いになる」
ことり「...海未ちゃんだって、きっとそんなことりをいつか、嫌いになる」
海未「そんなこと...ないですよさ私がことりをきら一なるなんて...あるわけないじゃないですか...」
ことりを「未来のことだよ。...そんなのわからないよ。嫌なの。プロになれないことよりも、日本に帰ってこれないことよりも...。海未ちゃんに嫌われるのが、絶対に嫌なの」
海未「...」
ことり「私の好きな海未ちゃんは、自分の決めたことを最後までやり通す人だから、私も海未ちゃんみたいに、自分のやっと見つけた夢をやり遂げてみたい」
ことり「だから、本当にごめんなさい。私は海未ちゃんと付き合いません...」
272:
海未「...」
海未「...」
海未「...わかりました、ことり。お手上げです」
海未「ことりと付き合うこと、...諦めます」
ことり「ごめんなさい...。これしか言えないけど、本当にごめんなさい」
海未「...うぅ。なんだか、胸がモヤモヤしますね...あはは...あの頃の私の努力は、そうですか。無駄ではなかったんですね...」じわっ
海未「...よかった...ふふっ。あの頃の自分に教えてあげたいです」ボロボロ
海未「あなたは試合に負けて、でも、だけど、願掛けは叶いましたよ、と」ボロボロ
海未「願いが強すぎて、時間に誤差が出てきてしまったみたいですけど、ね」ボロボロ
海未「...はぁ..ぐすっ...ことり。ひとつ、これだけは訊かせてください」
ことり「...なにかな、海未ちゃん」
海未「どうして、私から告白させたのですか。勘の鋭いあなたのことだから、どうせ写真の件あたりから、私があなたのことを好きなことは知っていたのでしょう?」
ことり「...」
海未「...どうして、ですか」
274:
ことり「...えっとね、それはその...そのですね...」えーっと
ことり「やっぱり...最初から最後までやり遂げる海未ちゃんでいてほしいっていう願望があったのと」
海未「私はあなたの中で恋愛まで初志貫徹なイメージなんですか」あきれ
ことり「えへへ...違う? 違ったらごめんね?」
海未「...いや、多分...ことりがそう思うなら、多分そうです...きっと」
ことり「...ふふっ。あとはね、やっぱり」
ことり「告白することで、海未ちゃんにスッキリしてもらいたかったっていう気持ちがあったかな」
海未「スッキリ、ですか」
ことり「うん。調べたら恋愛って告白してスッキリした方がまた次の恋に向かいやすいってあったから、それで」
海未「そう...ですか...(次の恋に...)」
ことり「...私も思いを伝えてスッキリしたいって思ったから」
海未「...」
ことり「...あとはやっぱり...その、...」チラッ
海未「?」
ことり「えっと、えっと......うーん、これ、いうのは...恥ずかしいんだけどなぁ...///」
海未「こらこら、ここまできたら隠し事は無しでしょう、ことり。スッキリしますよ、ほらっ」
ことり「...あぁもう、いいます、言うから」
ことり「////」すーはー
ことり「////」よ、よしっ
ことり「...われたかったの////」
海未「ん?」
ことり「...たかったんだってば////」
海未「いえ、2回目の方が小さくなって聴こえませんけど。ほら、もっと腹から声出してくださいよっ」
ことり「だーかーらーっ」
ことり「海未ちゃんから好きって言われたかったのっ!////」もうっ
海未「...」
海未「...」
海未「なっ、なっ、なっ」
海未「そんな理由ですかっ!?」
ことり「あーもー絶対わかってくれないと思ったから言いたくなかったのにっ!!/////」
278:
海未「もう、そんな理由で、...はぁ...全く...ことりは馬鹿でしょう...ひくっ...」
ことり「えー、女の子なら一度は思うことだと思うんだけどなぁー」
海未「そんなこと言われても...ヒック...私は...わかりません...よ...そんなこと...ぐすっ」
ことり「...海未ちゃん、もしかして泣いてる?」
海未「ううっ...あぁ、もう......ぐすっ...ひっく...ううっ...うううっ...」
ことり「...えっ、ご、ごめんね? そんなに嫌なことさせちゃったかな。 ごめんね、海未ちゃん」
海未「違うんです...うううっ...ひっく...違うです...ことり...ううっ...ふぐっ...う、う...うっ、...別にそうじゃないんですけど...ひっく...」
海未「...はぁっ...ううぅ...ううううぅ...ううぁあああ...ああああ...ああ...ああああぁ...」
ことり「海未ちゃん...」
ぎゅう
海未「こ、ことりっ...?」
ことり「我慢しないで泣いていいよ、海未ちゃん。大丈夫、ここにはことりしかいないから...」
海未「...ぐすっ...ひくっ...ことり...ことり...うぇぇ...ことり......」ぎゅー
ことり「うん、うん。ことりここにいるからね、大丈夫だよ、海未ちゃん。大丈夫」とんとん
???
ーー

279:
海未「お騒がせしました...」ぐすっ
ことり「いえいえ。海未ちゃんの本気の泣き顔って久しぶりに見たかもっ!」
海未「ふうっー。なかなか止まらないし、自分で抑えがきかなくなるから本当に、泣くのは苦手です」
ことり「...そういうところも小さい頃のままだね」クスクス
海未「むっ。ことりだって、小さい頃のまま、かわいくておしゃれさんですよ」ぐすっ
ことり「...海未ちゃんにかわいいって言ってもらっちゃった」ふふっ
海未「なんですか、それは」
ことり「からかってるわけじゃないからそんなにほっぺた膨らましちゃ嫌だよ、海未ちゃん?」
海未「はぁー。別にもうこれしき恥ずかしくもなんともないです。言って欲しいならいくらでもいいますよ、かわいいくらい」
ことり「うわー。なんか海未ちゃんが大人になっちゃったー。やだぁー、悟ってるー!」
海未「悟ってるってなんですか、悟りたくもなりますよ...もうっ」ムウッ
ことり「えへへ、膨れないで...海未ちゃん。ことり、嬉しかったから」
海未「...」
ことり「海未ちゃん?」
海未「...ことりは本当に、ズルいです」
280:
海未「ねぇ、ことり」
ことり「...なぁに?」
海未「ことりが留学してしまったら、電話をかけてもいいですか?」
ことり「うん...、いいよ」
海未「メールも、送っていいですか?」
ことり「...いいよ」
海未「...なら」
海未「ことりのこと...好きなままで居てもいいですか」
ことり「それは...ダメ」
海未「...」
ことり「海未ちゃん、は、これからちゃんとあたらしく好きな人を見つけないとダメです」
海未「...」
ことり「心がスーッと落ち着くものも、こんにゃくのままじゃダメです」
海未「...こんにゃくも、ですか?」
ことり「せめて人にして。男の人でも女の人でも、それはどっちでもいいからさ、ちゃんと、人に誇って言えるような心の拠り所を見つけないとダメだからね」
海未「...」
海未「納得、できません...」
281:
ことり「納得しなくても、納得して。ね?」
海未「...こんにゃくもことりも無くしてしまうなんて...そんな...怖いです...無理です...」
ことり「大丈夫だよ。海未ちゃんなら、できるから、ねっ? ことり、信じてるから。大丈夫、海未ちゃんならできるよっ」
海未「...」
海未「...ことりがそう言うのなら、頑張り...ます...」
ことり「うん、...それでこそ、海未ちゃんですっ」
海未「...ぐすっ」じわっ
海未「...」ゴシゴシ
ことり「あぁ、もう、海未ちゃんそんな風に乱暴にこすったら...ほら、両目とも瞼も腫れて真っ赤になっちゃってるよ。冷やさないと」
ことり「保冷剤...まだあったかな...」
海未「こんにゃくで冷やすのでいいです」ガサゴソ
ことり「...こんにゃく...」
ことり「こんにゃくってそんなに海未ちゃんの中で万能なの?」
海未「...はい。とっても万能です。ぐすっ。なんたってこんにゃくですから。プルンプルンですから」
ことり「...じゃあ、貸して、こんにゃく」
282:
海未「えっ!? こんにゃく没収ですか? ひどいです、ことり!!」
ことり「違う違う。没収じゃないです。ほら、両目だからこんにゃくで押さえるの私がしようかなって思って」
海未「...なら、お願いします」はいっ
ことり「...わっ、冷たい。何かで冷やしてたの?」
海未「ドライアイス入れてきましたっ! こんにゃくの温度管理は任せてくださいっ」
ことり「...そう、なら今度からお願いするね?」
海未「ええ、是非っ!!」
ことり「...じゃあ、目つぶって海未ちゃん」
海未「はいっ! いつでも来てください!! こんにゃく!!」ワクワク
ことり「...じゃー、いくよー、はいっ」
ピトッ
海未「...くぅぅ...」
ことり「...ど、どう? 気持ちいいの? 」
海未「はい、とても。私の両の瞼がどんどん冷やされて、喜んでいます...」
ことり「そ、そっか」
ことり「えっと、じ、じゃあ、...こ、これは?////」
チュ
海未「へっ...んっ!?」
284:
海未「はっ...えっ、ことり...今のは...も、も、もしかして...っ!?////」
ことり「...これで私の初恋は、終わり。終わりました」
海未「...」
海未「...なら、私も...終わらせ、ます...」
海未「ことり、こんにゃくを、こんにゃくを、どけて、ください...」
ことり「...」
スッ
海未「...」
海未「...」ポロッ
ことり「海未ちゃん、また泣くと明日たいへんだよ?」
海未「いいですよ。もう、別に。明日のことなんて、考えたくないです」
海未「ことり...あなたのことが...ずっとずっと、大切で、大好きでした...」
海未「いつか、この日のことを、このキスのことを、幸せだったと思える自分になりたいです、...なります」
海未「あなたに今、ここで、そのことを、...誓います」
ことり「...海未ちゃん、ありがと」
海未「ことり、あの、目を閉じてください。...恥ずかしいので」
ことり「ふふっ。...最後まで海未ちゃんは海未ちゃんだっ」
ことり「...よかった」
そうして、私、園田海未の初恋は終わりました。
312:
数日後 生徒会室
海未「えーっと、これがあの資料だからこっちへ...」がさごそ
ガチャ
穂乃果「あいせ?♪」
海未「!」びくっ
穂乃果「うわっ!? う、海未ちゃんまだいたの!?」
海未「...えぇ、ちょっとやり残してたことがあったので」
穂乃果「そ、そうなんだ。誰もいないかと思ってたからびっくりした...」ドキドキ
海未「誰もいないならそもそも生徒会室には鍵がかかってますけど」
穂乃果「あ、ホントだ! 穂乃果開いてるものだと思ってたからふっつーに開けちゃったよ!」
海未「穂乃果がいつも生徒会室に来るのが誰よりも遅いために身についた習慣ですね...情けない」まったく
穂乃果「来て早々に穂乃果に呆れるなんてさっすが海未ちゃん、すごいや!」指パチーン
海未「やかましいですっ」
穂乃果「あれ?」キョロキョロ
海未「? どうしたんです、キョロキョロして」
穂乃果「ことりちゃんは一緒じゃないの?」
海未「...」
海未「ことりは...。今日は用事があって、先に帰りましたよ」
穂乃果「ふーん。そっかー」すたすた
海未「...穂乃果は何をしに来たんです? 今日は生徒会の仕事はないはずですけど」
穂乃果「いやー、穂乃果も海未ちゃんがやってること、しようとして来たんだよー。普段生徒会長らしいことはしてるけど、生徒会役員らしいことはあまりできてないから!さ」
海未「これくらいのファイル整理なら別に私、やっときますよ?」
穂乃果「そんな今更遠慮する仲じゃないでしょ? ほら、2人でさっさと終わらせて帰ろーよ!」がさがさ
海未「...」がさ、がさ
314:
穂乃果「これ、そっち」がさがさ
海未「はい...これはあっちに」がさがさ
穂乃果「オッケー...」がさがさ
海未「...」がさがさ
穂乃果「...」がさがさ
海未「...」がさがさ
穂乃果「あのさー、海未ちゃん」がさがさ
海未「なんですか、穂乃果。あ、それはこっちです」がさがさ
穂乃果「ことりちゃんとなんかあった?」がさがさ
海未「...」ぴたっ
穂乃果「...」
海未「...」
穂乃果「それ、こっちだよね。貰うよ」ひょい
海未「...あ、はい」
穂乃果「...」がさがさ
海未「...」がさ、がさ
穂乃果「...」がさがさ
海未「...とくに何もないですけど」がさ、がさ
穂乃果「そっかー」がさがさ
海未「はい。...何も、なかったです」がさがさ
穂乃果「...」がさがさ
海未「...」がさがさ
穂乃果「聞いた?」がさがさ
海未「...何をです?」がさがさ
穂乃果「留学」がさがさ
海未「...あぁ」がさがさ
穂乃果「ことりちゃん、いなくなっちゃうんだって」がさがさ
海未「...聞きました」がさがさ
315:
穂乃果「...さみしくなるね」がさ、がさ
海未「ですね」がさがさ
穂乃果「ずっと一緒に居られると思ってたのになぁ...」がさ、がさ
海未「仕方ないですよ。夢を叶えるためです。それに離れたって、ことりはことりです。私たち3人はずっと」
海未「幼馴染のままです」がさがさ
穂乃果「...だと、いいなぁー...」がさ、がさ
海未「...えぇ、そうですよ。強く思えば思うほど、願えばきっと叶うんです。私たちは何処に居たって、幼馴染です」がさがさ
穂乃果「...うん」グスッ
海未「だから、穂乃果。ことりは2人ともで笑顔で送り出しましょうね。泣いては駄目ですよ? ことりは夢を叶えに行くんです。湿っぽい最後なんて私たちに似合いませんから」がさがさ
穂乃果「...」がさ、がさ
海未「...あ、それはこっち」がさがさ
穂乃果「なーんかさ」ズズッ
海未「はい?」
穂乃果「海未ちゃん、聞き分けいいよね。穂乃果、ことりちゃんから聞いた時泣いて暴れたよ?」
海未「...泣いて暴れたんですか、あなた」
穂乃果「だって、嫌だったもん。ことりちゃんいなくなるの」
海未「...」
海未「...私だって、嫌です、けど...」がさ、がさ
穂乃果「...」ズズッ
海未「でもそれ以上に...夢を追いかけることりが好きですからね、私は」がさがさ
穂乃果「...」
海未「適材適所です。物には時とタイミングと、運と...それと...才能と努力と才能と熱意と...あと...諦めたくない気持ちとか...届けたい気持ちとか...そういう...色々な気持ちがあるはずです、...多分」がさがさ
穂乃果「海未ちゃんにしてはやけにおおざっぱな物の言い方だね」グスッ
海未「確かに」ぐぬぬ
海未「ええと...何が言いたいかと言いますと」がさ、がさ
海未「私たちは、できるなら、ことりが夢を叶えるのをいちばん最前線で応援する位置にいたいですよね、って話です」がさがさ
穂乃果「う??????ん」
海未「...」がさがさ
穂乃果「なんとなく、なんとなく言いたいことわかるっ!なんとなく!」
海未「わかってくれてよかったです、穂乃果」
316:
穂乃果「...でも、やっぱりさみしいよ」グスン
海未「さみしいのは、当たり前ですよ。それが正常です」ヨシヨシ
穂乃果「うまく笑ってことりちゃんを応援できるかな?」メソメソ
海未「あと1年、ことりは猶予をくれたじゃないですか。私たち、ゆっくりさよならをしましょうよ。いきなりさよならじゃ、辛すぎますもん」
穂乃果「...だね。うわぁあああああん!!
ことりちゃあぁあああああああああん!!」ぎゅー
海未「ちょ、穂乃果っ!? いきなり抱きつかれたら、くっ、苦しっ!?」うぇっ
穂乃果「ん!? 」
海未「えっ、なんですか?」
穂乃果「海未ちゃんなんか、こんにゃくくさいっ!!」
海未「...」
ぐいっ
海未「作業に戻りますよ穂乃果」てきぱきてきぱき
穂乃果「えっ!?な、なんでいきなりやる気になってるの海未ちゃん」
海未「ほら、手を動かすッ!!」カッ
穂乃果「うぇーん!! 海未ちゃんが怖いー!! ことりちゃん助けてェーーーーー!!!」
317:
?????
空港
海未「...」
穂乃果「ことりちゃーん!! 元気でねぇー!! 風邪ひいちゃダメだよぉー!! 歯磨くんだよぉー!!」ぎゅー
ことり「穂乃果ちゃーん!! 穂乃果ちゃんも元気でねっ!!」ぎゅー
海未「(あっという間の1年間でしたねぇ...)」
穂乃果「メールするねっ!! 電話もするからっ!!」ぎゅー
ことり「うんっ!! 私も穂乃果ちゃんにメールするっ!! 電話するっ!!」ぎゅー
海未「穂乃果。そろそろ時間ですからそれぐらいに」
穂乃果「うん...、わかったよ、海未ちゃん」
ことり「穂乃果ちゃん。...それに海未ちゃん。今まで本当にありがとう。2人に会えて本当にことりは幸せでした」
穂乃果「ことりちゃん...」ジワッ
海未「(...何も言えない。言う言葉が、見つからない)」
ことり「ことり!絶対夢を叶えるからねっ!!」
穂乃果「うん!! 穂乃果もちゃんと自分の夢を叶えるからっ!! ことりちゃん、すぐに日本に帰ってきてねっ!! ずっと待ってるよっ!! でも、その分応援してるからねっ!!」
海未「(...今更強く思っても、もうどうしようもないのに、...いちばん言いたい言葉が、言えない)」
ことり「ありがとう、穂乃果ちゃん...」
海未「...」
ことり「...海未ちゃん」
海未「あっ。ことり...」
320:
海未「...あの」
ことり「うん...」
海未「...」
ことり「...」
海未「...お元気で」
ことり「...うん。...海未ちゃんも、ね?」
海未「...」
ことり「...」
海未「はい...」
ことり「じゃあ。ことり、行くねっ! 」
穂乃果「えっ、2人ともそれでいいのっ!?もっと語らないの!? そんな武士みたいな別れ方でいいのっ!?」
海未「...いいんですよ。もう充分...さよならはしましたから」
ことり「...穂乃果ちゃん、海未ちゃん。じゃあ、いってきます!」
海未「はい。いってらっしゃい」
穂乃果「がんばれぇー!! ファイトだよ!! ことりちゃーーーん!!」
海未「(そうやって、ことりの後ろ姿は次第に小さくなっていって)」
海未「(見失いたくなくて、必死に目で追っても、いつの間にか誰ともわからなくなって、ことりは人ごみに消えてしまった)」
海未「(慌ただしい空港の中で、こんな別れなんて日常茶飯事で、よくある本の最後の1ページでしかないストーリーで)」
穂乃果「...ぐすっ、本当に行っちゃった...ことりちゃん...うぇぇ...海未ちゃーん...うわぁあああああん」
海未「よく堪えましたね...穂乃果。あの時の約束、守ってくれて嬉しいですよ」ぎゅー
海未「(...行かないでほしい...行かないで.....行かないでください...ことり)」
海未「(...本音を言えない私は、ことりの夢を心から応援できているのでしょうか)」ナデナデ
穂乃果「うぅ、ぐすっ。海未ちゃん。ことりちゃんの乗った飛行機、見送りたい。...最後まで見送ろうよ...ずずっ」
海未「...ですね。展望デッキに行きましょうか、穂乃果」
321:
展望デッキ
穂乃果「さっむっ!! ここすっごい寒いよ海未ちゃん!!」ガタガタガタ
海未「ですね。...3月とはいえ空港の風は冷たい...です...」ガタガタガタ
穂乃果「あ、でも!! うわぁー! ここの展望デッキ、なんだか屋上と雰囲気が似てるねっ!!」
海未「ですね。初めて来たのに、とても懐かしいです」
穂乃果「あー、そういうのなんていうんだっけっ。えーっとー、デジャベル...デシャバル?」
海未「デジャブでしょうか。既視感のことですね」
穂乃果「それ! デジャブ!! それが言いたかったの!!さすが海未ちゃん!!」
海未「デジャブを言いあてたくらいでそんなに喜んでくれるのは穂乃果くらいでしょうね」クスッ
穂乃果「えーそんなことないよぉー。きっと海未ちゃんが言ったことならなんでもことりちゃんだって喜んでくれるよー!」
海未「...だといいんですけどねぇ」
穂乃果「あ、ベンチが置いてあるから座ろうよっ! 」
海未「えーっとー、あれがおそらくことりの乗っている飛行機ですから、こっちのベンチに座りません?」
穂乃果「おっ、いいねいいね!! そっちに座ろう!!」
322:
穂乃果「...このフェンスの感じが本当、屋上と似てて雰囲気出してるねぇー」
海未「ですねぇ。まるで屋上にいるみたいですよ」
穂乃果「...」
海未「...」
穂乃果「ねぇ」
海未「なんです?」
穂乃果「もっと、自分の気持ちを出しても良かったんじゃない?」
海未「...何の、ことです?」
穂乃果「ずっとさ、一緒に居たんだし、当たり前だよ」
穂乃果「悲しいのも、引き留めたくなるのも」
穂乃果「好きになるのも」
海未「...」
穂乃果「帰ってこられないなら、別に、海未ちゃんが行けばいいだけの話なんじゃないの?」
/>
海未「...私は、園田の人間ですから。それは無理です」
穂乃果「...」
海未「...」
穂乃果「お互いに諦めて、お互いが幸せになる可能性を捨てたんじゃ。こんな終わり方しか、そりゃ実らないよね、海未ちゃん」
海未「...」
海未「...ほら、穂乃果。そろそろ飛行機が離陸する時間ですよ」
穂乃果「...うん。もう、黙るよ」
海未「...」
海未「そうしてくれると、助かります」
324:
海未(...本当に穂乃果の言う通り)
海未(もっと自分の気持ちを伝えればよかった)
海未(もっと、一緒に居たいと伝えればよかった)
穂乃果「あ、飛行機、動き出した」
海未(もっと、好きだってことりに伝えればよかった)
穂乃果「...ことりちゃん」グスッ
海未(確かに悲しいはずなのに。私はどうして...穂乃果のように...涙が出ないのでしょうか)
海未(...私は...ことりとのさよならを...やり遂げられなかった...?)
穂乃果「あれ...なんだろう...あの飛んでくる飛行機...このままだとことりちゃんの乗ってる飛行機に...」
海未「えっ...」
着陸のために滑走路上空で高度を下げていたはずの飛行機が大きくバランスを崩しながら滑走路に、その右翼を引きずり火花を散らしながら倒れこみ
そして、次の瞬間
ことりの乗っていた飛行機に真横から突っ込みました。
双方の飛行機が衝突した瞬間に、激しい爆発が起き、鼓膜を破裂されるような爆音のあと、目の前が真っ赤な炎に包まれました。
海未「...そんな、う、うそです」
海未「...こんなのうそです!? うそにきまってます!」
海未「ことり...」
海未「...ことり...そんな、こんなのあんまりです...ことり...そんな......まだだって、私はこんにゃくの変わりなんて見つけてもいないし...ことり...嘘だ...ことり...ことり...ことりぃぃぃいいいいいいい!!!!!!」
332:
?????
海未「はぁ...はぁ......」ばくばくどっきん
海未「はぁ...はぁ...」どっきんどっきん
海未「はぁ...はぁ...」どっきどっき
海未「...い、今のは...夢、ですか...?」どきどき
海未「け、携帯を...」もぞもぞぴっぴっ
海未「...3月24日...夜中の3時...」
海未「...」どきどき
海未「...夢...ですか...よ、よかった...」どきどき
海未「...はぁ...」ごろん
海未「...穂乃果がやけに賢いと思ったんですよね...デジャブなんて言葉知ってるわけがありませんよ...」あはは
海未「...私の気持ちも...知ってるわけがないんですよ...」
海未「...」
海未「...」
海未「...ことり」
海未「私は...どうしたらよいのでしょう」
海未「今日、起きたらもうさようならを、しなくてはいけないというのに、まだ、心を決めかねているからあんな夢を見るのですよね...」はぁ
海未「...」
海未「...」ムズムズ
海未「どうしましょう...」
海未「...こんにゃくペシペシしたくなってきました」
336:
海未「...でも、こんにゃくはもう使わないとことりと約束しました...」ムズムズ
海未「...」ムズムズ
海未「...」ムズムズ
海未「...がっ、我慢ですっ!! こんにゃくを使ったらことりに嫌われてしまいます!! 最後の最後に嫌われるなんて嫌ですっ!!」
海未「もう寝ますっ!! こんにゃくなんてもうしりませんっ!!ちゃんと明日お見送りしに行くのに起きないといけないですし!!」ふとんもぐりっ
海未「...」
海未「...」
海未「...夢でよかった」グスッ
海未「はっ。こんな時間に泣いたら目が腫れます」ゴシゴシ
海未「...」
海未「...」
海未「ことり...」
349:
海未「...」ゴロン
海未「...」ゴロン
海未「...」ゴロン
海未「...駄目です。眠れません」
海未「うう...(ムズムズが寄っては返す波のように周期的に押し寄せてきます)」ムズムズ
海未「(こんにゃくキメたいこんにゃくキメたいこんにゃくキメたいこんにゃくキメたいこんにゃくキメたいこんにゃくキメたいこんにゃくキメたいこんにゃくキメたいこんにゃくこんにゃくこんにゃくこんにゃくこんにゃくこんにゃく)」
海未「...」
がばっ
海未「...」
海未「...気分転換にこんな時間ですけど散歩にでも出てみましょう...」がさごそ
海未「(誰か、私の頭の中のこんにゃくを消してください...)」がさごそ
350:

海未「はぁ...思ったより寒くてそして暗いですねぇ。...もう少し何か羽織ってくればよかったです」テクテク
海未「...」テクテク
海未「...曇っていて...星は見え...ませんね...」テクテク
海未「...東京とは言っても、この辺りはこの時間帯だと人っ子ひとりいませんし...」テクテク
海未「(...まるで本当にひとりぼっちになったみたいです)」テクテク
海未「...」テクテク
海未「(...いや、私のひとりぼっちなんて、ことりがこれから遭遇するひとりぼっちさに比べたら...大したことなんてないですよね)」ははは
海未「...はぁ。寒さでだいぶ、頭は冷えましたけど」テクテク
海未「(何をやってるんでしょうか...私は...)」テクテク
テクテク
海未「(おや、あちらからも誰か歩いてきているみたいですね...。こんな時間に散歩だなんて...)」テクテク
テクテク
海未「(私のようなこんにゃく愛好者の方でしょうか...?)」テクテク
テクテク
海未「...ア」
ピタッ
海未「...」
「こんな時間に出歩くなんて、珍しいね」
海未「...あ、あなたこそ」
「うーん。こういう場面にふさわしい台詞って何かないかなぁ」うーん
海未「ふさわしい台詞って...ドラマの見すぎなんじゃないんですか」
「ううん。ドラマじゃなくてねぇー。あぁ、こないだ穂乃果ちゃんから借りた漫画でこういう台詞があって素敵だなぁって思ったんだよね。思い出したっ!いーっちゃおっ!」コホン
「ねぇ、海未ちゃん」
海未「...なんでしょうか、ことり」
ことり「運命って信じる?」
351:
海未「運命...ですか...」
ことり「うん、運命っ!」にこっ
海未「...」
海未「...」
海未「どうでしょう。...まだ私には難しくてよくわかりません」
ことり「そっかぁー」
海未「すみません...」
ことり「...」
海未「...」
ことり「...」じりっ
海未「?っ!? な、な、なんですか、いきなり近づかないでくださいっ!?///」ドキッ
ことり「うっふっふ。 海未ちゃん照れてる照れてる」にこにこっ
海未「照れますよそれは.../// なんか、テンション高くないですか...ことり...///」はぁ
ことり「それはねー、こんな時間に海未ちゃんに会えるなんて思ってなかったからねぇー」えへへ
海未「...」
ことり「...ここからだと公園近いし、少しだけ、お話しませんかっ、海未ちゃん」
海未「でも、時間が時間ですし...。ことりは明日...というか、もう今日ですけど、早いのでしょう? 送りますから帰りましょうよ」
ことり「えー。さっき出てきたばっかりだし、海未ちゃんが一緒してくれなくても、いいもん。 ことり、1人で公園行くからっ」
海未「...」ぐぬぬ
海未「...はぁ、わかりましたよ。ことり」
海未「私も公園行きますから。こんな時間に1人でいたら危ないです」
ことり「よしよし。海未ちゃんは相変わらずチョロいね」
海未「...せめて優しいとか言ってください」
ことり「海未ちゃんは優しいねぇー」にこにこっ
海未「くっ//// やや、やっぱチョロいでいいですっ!? ほら、行きますよ///!?」スタスタ
ことり「あーん。待って海未ちゃーん」タタタッ
352:
公園
海未「ずずーっ」
ことり「ずずーっ」
海未・ことり「ぷはぁー」
海未「やっぱ暖かいものはいいですね。身体がポカポカします」
ことり「だねぇ。念のために500円だけ持ってきててよかったー」
海未「すみません。奢ってもらって。明日...今日返しますから」
ことり「ううん。いいよ、午後ティーの1本くらい」
海未「そうですか...。ありがとうございます。...味わって飲みますね」ずずっ
ことり「はい、味わって飲んでくださいっ」くすくす
海未「...」
ことり「...」
海未「...」ちらっ
ことり「...」じーっ
海未「!?」びくっ
海未「あわわわ...えっと/// その、明日は気を遣っていただいたみたいで、空港には私と穂乃果だけがお見送りに行くことになりましたけど、ことりは...本当にそれでいいんですか?」
ことり「本当にって?」
海未「いえ、ですから。私と穂乃果だけじゃなくて、μ'sの9人でことりの旅路を盛大に盛り上げた方がことりも本当は嬉しいし、心強いんじゃないのかなぁと。もしそうなら今からでも別にみなさんに連絡して集まってもらうようにしますけど」
ことり「ううん。μ'sのみんなにはちゃんと送別会もしてもらったし、それぞれちゃんとお別れの言葉とかお礼の言葉は伝えたから、大丈夫だよ」
ことり「本当に穂乃果ちゃんと、海未ちゃんの2人にお見送りされたい」
ことり「ことりの本心だよ。だから、大丈夫」
海未「...それなら、よかったです」
ことり「心配性だなぁー。海未ちゃんはー。もー」えへへ
354:
ことり「それにしてももう明日かぁー。早かったなぁ、時間が経つの」
海未「あっという間でしたね。...未だにもう高校を卒業した身とは信じられませんもの」
ことり「中学卒業した時の春も海未ちゃんそれ言ってた気がするー!」
海未「え、そ、そうでしたっけ? ...お、覚えがないのですけど」
ことり「言ってたよぉ!! 『朝起きたら間違えて中学校に登校しそうです』とかメール着てたもんっ」くすくす
海未「そんなメール送りましたっけ? 本当に覚えがないです...」むむむ
ことり「あーあー。懐かしいなぁ。本当に懐かしい」
ことり「そういうのとももう全部お別れなのかぁ」
海未「...」
ことり「...」
海未「...」
海未「(なにか言うべきなのでしょうが、言うべき言葉がわかりません...。それでも何か言わないと言わないと、この時間が終わってしまう...)」
海未「(うぅ、嫌です。もう少し一緒にいたいけど、話題が...出てきません。なにかなにかないでしょうか。...ことりを引き止める以外の話題...)」
ことり「海未ちゃんはどうしてこんな時間にお散歩してたの?」
海未「あ、お散歩。...そうですね。そういうの話せば...なるほど」
ことり「?」
海未「いえ、なんでもないです。...あ、あの。実は先ほど嫌な夢を見たんです」
ことり「嫌な、夢?」
海未「はい。...今日穂乃果と空港にことりをお見送りに行く夢を」
海未「その、言いづらいんですけど...ことりの飛行機爆発してしまって...」
ことり「うわー。勝手にことりのこと殺さないでよー海未ちゃーん」やーもう!
海未「す、すみません? でも、妙にリアルで...また寝ようとしたんですけど、眠れなくて。それで」
ことり「それでお散歩に?」
海未「いえ、心を落ち着かせるプログラムが誤作動を起こしまして、その、こんにゃくをキメたくて仕方がなくなってしまったので気を紛らわせるために外に出たんです」
ことり「そう...」
355:
ことり「こんにゃく...まだしてるんだね」
海未「で、でも、回数は確実に減ってきてますよっ!? 前はほぼ毎日でしたけどっ!! 今は月に5回あるかないかですっ!!」
ことり「ほんとにー?」にやにや
海未「...ごめんなさい、嘘をつきました。月に10?15回です」
ことり「言わなくても別にバレないのに。海未ちゃんは真面目だねぇ」くすくす
ことり「でも、偉いです海未ちゃん。確実に回数減ってきてるねっ」
海未「くっ.../// 子ども扱いしてっ!! そ、そういうあなたは何故外をお散歩していたのですか?」
ことり「うん? ことりはねぇー、3月になってからちょいちょいこの時間にお散歩してたんだー」
海未「えっ!? 何危ないことしてるんですかっ!? 」かっ
ことり「わわわわ。怒らないで落ち着いて海未ちゃん。 ほら防犯ブザーもスマホも持ってるから許してっねっ?」ササッ
海未「そんな小道具持っていたって、ことりはかわいいんですからっ、自覚を持って行動しないと駄目ですっ!!? 先が思いやられますよっ!?」まったく
ことり「いやぁ?えへへ/// ん?たはははぁ?////」
海未「...また。かわいいくらいで照れないでくださいよ」
ことり「えっ?!? 散々事あるごとに照れてきた海未ちゃんがそれをいいますかっ!? すっごく恥ずかしいし破壊力あるんだからねっ!? 海未ちゃんに『かわいい』って言われるのっ!!!/////」
海未「いやー、この1年間結構言ってきましたよ? 事あるごとに『かわいい』って。全っ然ことりは慣れませんでしたけど、毎回照れてくれるのがむしろしょうがなく思えるくらいですよ」
ことり「んー。だって、嬉しいんだもん、やっぱり海未ちゃんに『かわいい』って言ってもらえるの。毎回全然違く聴こえて、毎回新鮮に思えちゃう」
海未「...そ、そうですか////」カァァ
ことり「...」
海未「...」
ことり「...」
357:

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ギャグ漫画のキャラを一人思い浮かべてください

【画像】電車乗ってるとよくあるこの神的状況www

【艦これ】女と髪と命と

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