【ED】スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【中編】back

【ED】スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【中編】


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・・・・・
・・・

『辺りは 静寂に 包まれた!』
バッツ(ま・・・じか・・・・)
クルル(やっぱり・・・やっぱり罠だったのよ・・・・!)
クルル(だから行くなって・・・・あれほど言ったじゃないッ!)
○「・・・・・・・・・」コォォ
リノア「・・・・・・・」チラ
□□□□□□□□□□
100% / 400%
リノア「ブレイクも・・・・収まったようね」
280: 以下、
○「・・・・・・・・・・」コォォ
リノア「・・・・・・・・た」ボソ
フフ フフフ フフフフフフ
リノア「ハハハハハハハ!勝った!勝った!勝った!勝った!勝った!勝った!」
リノア「手に入れた!奪い返した!みんな!みんな!全部全部全部!!」
リノア「キャハハハハハーーーーーーーーーーーーwwwwwwww」
バッツ(・・・・ッ!)
クルル(・・・・・・・・・)
リノア「アハハハハハハハwwwwwアハハハハハ!」
リノア「ハハハハ・・・・・・・・」
リノア「・・・・・・・・」
リノア(虚しい)
○「・・・・・・・・・」
リノア(どうして・・・こうなっちゃったのかな・・・・)
リノア(スコールのせい?アタシのせい?それともエクスデス?アルティミシア?ブーニベルゼ?)
コォォ・・・・
リノア(どうでも・・・いいか・・・・)
コォォ・・・・・
ズリ・・・・ズリ・・・・ズリ・・・・
リノア「!?」
『這いずる 音が 聞こえてくる!』
281: 以下、
リノア「あ・・・・・・」
ズリ・・・・ズリ・・・・・ズリ・・・・・
ガ シ
スコール「・・・・・・・・・」
リノア「スコール・・・・・」
スコール「・・・・」ゴフッ!
リノア「・・・無理しないで。アポカリプスを直に食らったんだから」
リノア「後で回復してあげるよ。だからちょっと我慢してて」
リノア「みんなの最後を見届けてからね・・・・」
キラ・・・・キラ・・・・キラ・・・・・
リノア「ほら・・・見て。これ、覚えてるでしょ?」
リノア「時間に吸い込まれていくときの、最後の光・・・・」
『小さな光の玉の群れがが 漂ってくる!』
282: 以下、
リノア「キレイ・・・限りある命の、最後の灯火・・・・」
リノア「そう・・・・思わない?」
ポワ・・・・ポワ・・・・ポワ・・・・
スコール「〜〜〜〜〜〜」ヒューヒュー
リノア「無理しちゃだめだよ。スコールもうHPないでしょ」
リノア「這いずり回れるだけで、十分奇跡なんだから」
ポンッ ポンッ ポンッ
リノア「ほら・・・一緒に見届けよ?生命の最後を・・・・」ギュ
スコール「・・・・」
スコール「・・・・」
スコール「・・・・・・・・・・・」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
スコール「お前のな」
283: 以下、
リノア「・・・・・え?」
スコール「た・・・しかに・・・お前・・・・は・・・・」
スコール「俺の・・・・考えてる事・・・・なんて・・・・全部・・・・お見通しで・・・・・」ゲフ
スコール「で・・・も・・・・俺・・・・は・・・・お前の・・・・・考えてる事・・・サッパリ・・・・わからなくて・・・・・」
リノア「・・・・何言ってるの?」
ポワ・・・ポワ・・・ポンッ
スコール「だから・・・・頼る事に・・・・した・・・・俺じゃない・・・他の・・・・奴・・・・」
リノア「・・・?」
スコール「・・・・・」チラ
リノア「・・・・・」チラ
『視線の 先には!』
アーヴァイン「 」(戦闘不能)
284: 以下、
リノア「・・・・アーヴァイン?」
アーヴァイン「 」グラァ
ドサ・・・・・・ッ!!
リノア「 ! ! 」
スコール「頼った・・・のは・・・・人・・・・じゃなく・・・・」
『アーヴァインが 倒れた その 奥に』
【アーヴァイン】かばう
「でました!☆3っつ!」
リノア「ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” −−−−−−−−−−−−−− ッ ッ ッ ! ! 」
スコール「俺の・・・”運命”・・・」ゲフ
セルフィ「〜〜〜〜〜!」キィィィン!
285: 以下、
リノア「じゃッ・・・・・これッッッ!!」
ポンッポンッポンッ
ポポポポポポポポポポンッ
スコール「俺の・・・・狙いは・・・・ゼルでも・・・・俺でも・・・・両方・・・・でもない・・・」
スコール「たかが・・・・3択・・・・当てたくらいで・・・・いい気になるな・・・」
スコール「こちとら・・・・256分の・・・1だ・・・・」ニヤ
リノア「 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 」
スコール「脳筋のままだったら・・・・負けて・・・た・・・・」
スコール「やっぱ・・・おまえよか・・・・セルフィの方が・・・いいわ・・・・」ハハ
セルフィ「いっきま〜〜〜〜〜す!!」キィィィィン!
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
『小さな光が 次々と 花に変わっていく!』
286: 以下、
リノア「□※△○□※△○□※△○」
『言葉にならない!!』
スコール「うるせー・・・だまれ・・・・」
スコール「終わりに・・・してやる・・・」
スコール(じゃ・・・・後よろしく・・・・・)
【はなつ】
【ジエンド】
287: 以下、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(・・・・おいクソデムパ)
(・・・何よ変態黒ジャンパー)
(約束通り・・・迎えに来たぞ)
(いやここじゃねーし)
(うるせー花畑ならどこでもいっしょじゃ)
(ちゃうわ。ボケ。記憶障害進んどんか)
(どこだって・・・いいだろ?)
(どこだって・・・・いいの?)
(俺ら二人が約束を交わしたら・・・そこはもう)
(約束の場所・・・)
(だから・・・・待ってろ。すぐ”戻る”)
(はやくしろよ?)
(命令すんな。俺の気分次第じゃ)
(これは命令で〜す。クライアントの依頼で〜す)
(またそれかい)
(Seedは何故と問うなかれ。いいからさっさと済ませて戻ってこい)
(誰のせいでこんなんなっとんじゃ。ボケ。お前こそじっとしてろ)
(次デムパったら鉄拳制裁だからな)
(はいはい・・・・)
(じゃあいってくる)
(じゃあいってら)
(・・・・・・・・・・)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 f i n
311: 以下、
コォォォ・・・・・・
スコール「う・・・・」ムク
キスティス「スコール、無事?」
スコール「さっきまで無事だったがお前の息にやられた」
キスティス「そのしょうもない悪態がつけたら大丈夫ね」
ゼル「すまねえ、土壇場で魔法消されちまって・・・」
スコール「安心しろ。ハナから期待してない」
ゼル「ひでえ」
アーヴァイン「で、彼女どうだった?」
スコール「・・・待ってるってよ」
アーヴァイン「そうかい」
セルフィ「スコール大丈夫〜?」
スコール「うん大丈夫!おかげで勇気百倍さ!!」
セルフィ「よかった〜」
アーヴァイン(この手のひら返しだよ・・・・)
ゼル「で、よぉ」
キスティス「あれの事なんだけど」
スコール「?」
○「・・・・・・・・・・」コォォ
312: 以下、
スコール「あいつ!まだいたのか!」
ゼル「それが、さっきから様子がおかしいんだよ」
セルフィ「なんか動かなくなっちゃって〜」
スコール「え・・・ジエンド食らったからじゃねえの?」
キスティス「だったら消えるはずなんだけど、そんな素振りないのよ」
アーヴァイン「ただ佇んでるだけ〜」
スコール「・・・・?」
クルル(ねえスコール、こっちの話も聞いてくれない?)
スコール「何だよ」
クルル(あの顔なしの中に感じてたバッツの気配・・・・)
クルル(・・・いないの。さっきからパッタリ消えちゃって)
スコール「え!?」
クルル(どうなってるのか・・・わかる?)
スコール「わかるわけねーだろ!バッツが消えた!?なんで!?」
クルル(クリスタルの気配そのものが・・・感じ取れなくて)
スコール「はぁ・・・・?」
○「・・・・・・・・・・」コォォ
313: 以下、
スコール「・・・おい顔なし」ズイ
スコール「今の話、聞いてたろ?バッツどこだ」
スコール「つかそれ以前にリノアだ。どうやったらお前と切り離せる」
スコール「ていうかそもそもどうやって帰るんだよ。お前と永遠に隔離させられるなんて俺イヤだぞ」
スコール「言え&吐け。お前もう負けたんだから」
キスティス「ちょっと、失礼よ」
ゼル「ぶしつけすぎんだよ」
○「・・・・・・・・・」
○「・・・・・・・・・」
○「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
コォォォォォ・・・・・・・・・・
○「思い出した事があるかい?」
314: 以下、
ゼル「?」
スコール「何をだよ」
○「子供の頃を」
スコール「だからなんなんだよ・・・・」
アーヴァイン「ていうか、しゃべれたんだね〜」
ズズ・・・・・・・・
全員「!?」
○「その感触」
ズズズ・・・・
○「そのときの言葉」
ズズズズズズズ!!
○「そのときの気持ち」
ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ! !
『空間が 再び アルティミシアに 吸い込まれ始めた!』
318: 以下、
スコール「くそ・・・・!あいつを止めるにはどうすればいい!?」
クルル(バッツ・・・まさか・・・・)
スコール「な、なんだよ!?」
クルル(あいつが空間を取りこむのを防いでくれてたから・・・・逆流してた・・・・)
ススススス・・・・・・
アーヴァイン「うわっ!なんか僕らも動いてないかい!?」
キスティス「と言うより・・・これ・・・」
セルフィ「アタシらも引き寄せられてる〜〜〜!」
ゼル「俺らも引きずり込む気かよ!!」
クルル(バッツがいなくなったから・・・流れが再開したんだ・・・)
スコール「じゃあどこにいったんだよ!?」
クルル(多分・・・・・)
○「何かを
○「残して」
スコール「あいつに・・・取り込まれたのか!?」
319: 以下、
スコール「どーすりゃいいんだよ!どーしたら止まる!?」
クルル(そんなのわかんないわよ!あいつが自分の意志でやってるのか!単に暴走してるだけなのか!)
クルル(それすらもわかんないもの!)
スコール「ふざ・・・・けんなよ」ガク
リノア「 」(戦闘不能)
スコール「リノアァァァァーーーーーーッッ!!起きろッッ!起きてそのバカ止めろッッ!!」
スコール「ここで俺らやられたらもう永遠に会えないぞ!?お前が今までやってきた事も全部パーになるんだぞ!?」
スコール「いいのかそれで!?オイ!聞いてんのか!」
スコール「なんとか言えよォォォォーーーーーーーーッッ!!」
リノア「 」(戦闘不能)
『返事は 帰ってこない!』
スコール「・・・・・」
クルル(終わり・・・なの?)
ゼル「やばいぜスコール!どうすんだ!」
キスティス「スコール!あなたが決めなさい!」
セルフィ「はんちょ〜!」
アーヴァイン「冷たいぜ!スコール!」
ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ! !
○「何かを」
○「捨てていくのだろう」
320: 以下、
スコール「・・・・・・・・・・・・・・だ」
全員「えっ」
スコール「突撃だ!全員全力であの顔なしをぶっ叩く!」
スコール「俺らが引きずり込まれるその前に!あいつそのものを消滅させれば!!」
クルル(の、脳筋の発想・・・・)
スコール「もうそれしかねーよ!!四の五の言うなッッ!!」
スコール「ありゃリノアでもましてやババアでもない!誰の意志も存在しないただの暴走した”力”だ!」
スコール「ネオウドと同じだ!自我を飲まれて全てを消そうとしてるただのキチ○イだ!」
スコール「だからあいつをフルボッコにして力付くで止めるしかねえんだよぉぉぉぉぉぉおーーーーーーーーーッッ!!」
『空間の吸いこみが 徐々に早まっていく!』
321: 以下、
アーヴァイン「やれやれ、結局そうなるわけかい」ジャキ
キスティス「時間制限付きの戦闘、相手は存在そのものが未知数。条件はこちらが圧倒的に不利だけど」バシ
ゼル「そんなのいつもの事だろ!」ギュ
セルフィ「慣れっこだよ〜!」ブン
バカッポ バカッポ バカッポ バカッポ
スコール「うおおおおおおおお!!気分を高揚させろォォォォォォ!!」ブンブンブンブン
スコール「全員狂戦士の気持ちになれ!脳内でお気に入りの戦闘BGMをかけろ!」
ダダダダダダダダ ダダダダダダダダ
スコール「全員で特攻だ!回復も防御もいらん!」
スコール「持ってるアビリティ、残った力、全部使って・・・・アイツを止めろ!」
全員「 了 解 ! 」
○「・・・・・・・・・・・・・・」ズズズズ
スコール「 い け え え え え え え え え ! ! 」
【エンカウント】アルティミシア第四形態 
322: 以下、
スコール「らあああああああああああああ!!」
【スコール】たたかう
ゼル「オラァッ!」
【ゼル】たたかう
セルフィ「てぇーい!」
【セルフィ】たたかう
アーヴァイン「そら!」
【アーヴァイン】たたかう
キスティス「とまれ!」
【キスティス】たたかう
○「時間は」
○「待ってはくれない」
323: 以下、
スコール「くっそ!止まれ!止まれよォーーーーーーーー!」
キスティス「だったら次はアビリティよ!」
セルフィ「魔法も使う〜!」
スコール「なんでもイイ!はやく止めろォーーーーーーーーー!!」
キスティス「いくわよ!」
ゼル「せんせぇ!俺も続くぜ!」
スコール「らぁぁぁぁーーーーーーーーッッッ・・・・」
ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ! !
スコール(・・・・・・・ん?)
324: 以下、
ゼル「スコール!なにやってんだ!」
アーヴァイン「手伝ってくれよ〜!」
スコール「ハッ!そうだ!今は無駄な事を考えてる場合じゃない!」
セルフィ「魔法いっきま〜す!」
【セルフィ】アルテマ
キスティス「これなら!」
【キスティス】メルトン
キュィィィィ・・・・・・・ ズドォォォォォンッ!!
シュゥゥゥゥゥ・・・・・・・・
○「にぎり しめても」
スコール「ま、まだか!」
ゼル「だったら・・・・これならどうだ!」
【ゼル】あんこく
アーヴァイン「こいつはどうだい!?」
【アーヴァイン】フレアストーン
○「・・・・・・・・・・・・・」
○「ひらいたと 同時に」
スコール「こ、これもだめか!」
ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ! !
325: 以下、
スコール「だったら・・・もうこれしかねえ!」ジャキン!
スコール「誰かオーラくれ!」
セルフィ「は〜い!」
【オーラ】→スコール
キスティス「メルトンがかかってるわ!これでダメージが増えるはず!」
スコール「う・・・・ああああああああーーーーーーーーーーーーッッッ!!」バッ
【スコール】連続剣
 | || ■= ■= ■= |
スコール「止まれオラァァァァァーーーーーーーーーーッッッ!!」
『perfect!!』
○「離れて いく」
スコール「まだだァァーーーーーーーーーーーッッ!!」
【エンドオブハート】
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
326: 以下、
スコール「ハァッ!ハァッ!ハァッ!」
スコール「こ、今度こそ・・・・どうだ!」
○「〜〜〜〜〜〜」フラフラ
『アルティミシアの 様子がおかしい!』
スコール「やったか!?」
アーヴァイン「なんか苦しんでるよ!」
○「〜〜〜〜〜〜〜〜」フラフラフラ
○「〜〜〜〜〜〜〜〜」ワナワナワナ
ゼル「もういいだろ!止まれよ!」
セルフィ「お願いじっとして〜〜〜!」
○「〜〜〜〜〜〜〜〜」フルフルフル
キスティス「もう・・・いいのよ!」
ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ! !
○「・・・・・・・・・・・・」グラァ
○「そして...........」
全員「!?」
327: 以下、
カ ッ
クルル(キャァーーーーーーーーーー!!)
スコール(ま・・・じか・・・よ)
○「 」ガシ!
『苦しみだした 異形の者は』
○「ア”ア”ァ”ア”ァ”ァ”ア”ア”ァ”ァ”ア”ア”ア”ァ”ア”ァ”」
『その断末魔と 共に』
スコール「 」
ゼル「 」
セルフィ「 」
キスティス「 」
アーヴァイン「 」
ブ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ン ン ! ! 
『世界を 白く 染め上げた』
333: 以下、
・白
ーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・・・・
スコール(終わった・・・・完全に・・・・)
スコール(諦めるとかじゃなくて・・・・・もう、わかるんだ・・・・)
スコール(全部・・・・考えられる全ての物を出し切って・・・・)
スコール(それでも・・・・後一歩及ばずだった・・・・)
スコール(だが何故だろう・・・・心はどこか晴れやかだ・・・・)
スコール(それは・・・・悔いの残らない闘いをしたからだろうか・・・・・・)
スコール(認めるわ・・・・・”自称”アルティミシア・・・・・)
スコール(お前の・・・・・勝ち・・・・・だ・・・・・・)
― 愚かしや・・・・
スコール(・・・・あ?)
― 愚かしや、嗚呼、愚かしや人間・・・・
スコール(るせえ・・・・ボケ・・・・てめえが・・・そもそもの元凶だろ・・・・)
― 然り 我らの理想郷 その永遠の楽園たるや 我が手に修る 希望ありて
スコール(黙れよ・・・・人のもんパクんなって教わらなかったのか・・・・)
― されど 創造主 我が眼映らぬ 不可視の世界に下りて
スコール(実家に帰ったんだよ。お前がDVするから)
― 混沌の女神エトロが滅んで 世界をめぐる『力』の循環が絶えて すべてが 狂った
スコール(最初から狂ってたわ・・・・お前のせいで)
― 新しき女神 永久に愛でよう 神の愛を
スコール(もういねーよ。カス)
334: 以下、
―汝混沌の果てに何を望むか
スコール(お前こそ何がしたいんだよ)
― 神は愛を持って世界に慈悲の目を向けん
スコール(じゃ、手伝え。俺も解放者とかいうのにしろ)
― 穢れに溢れた世界 因果に塗れた世界 混沌に浸食されし古き世界
 もういらぬ 新しき世界 人の魂 ともに浄めの炎に融けよ
スコール(それを俺らは地獄って呼んでるんだよ・・・・)
スコール(見ろよ・・・・己が浮気するから・・・・嫁がヒス起こしただろが・・・)
スコール(どないしてくれるんじゃ・・・くされエロ至高神・・・・)
スコール(こそこそ覗き見するくらいなら、最初から力貸せよ・・・・)
― 新たな世界にふさわしい人の姿だ 嘆きも恨みも忘れはて 純粋な歓びのみがある
スコール(単に・・・捨てるだけだろ・・・かっこつけた言い回しすんな・・・)
スコール(ねーやんなら・・・お前みたいなの・・・視界に入り次第フルボッコだ・・・)
― 悠久の時を駆け 探し求めた創造の主 今この時 来りて いずこへ滅びるとせんか
スコール(まて・・・お前の嫁だろ・・・お前がなんとかしろ・・・・)
― 滅せよ 我ら 天より高く 新たな希望へ 導かん
スコール(ふざけんな・・・・俺は・・・・自分のケツ拭いたぞ・・・・)
スコール(お前も・・・・てめえがやらかした自体・・・・てめえでなんとかしろ・・・)
― 輝ける神に 栄光あれ!
スコール(・・・・一つ、教えといてやる)
スコール(自分の行いは自分に帰ってくる。裏切りの代償は必ず帰ってくる)
スコール(お前もいつか・・・報いを受ける時が・・・くる・・・・)
スコール(その時は・・・・精々苦しめ・・・俺みたいに・・・・)
コォォォ・・・・・・・
スコール「・・・・・・・・・・・・・・・・」
335: 以下、
スコール「・・・・・」ググ
スコール(あの・・・・クサレエロ神・・・・)
スコール(やっぱり・・・・どこかから・・・・・覗き見してやがったのか・・・・)
スコール(誰に・・・・・ジャンクションしてた・・・・・一体いつから見てた・・・・)
(人が神に踊らされるように、神もまた心に振り回されてんのさ)
スコール(・・・俺の仲間で・・・一人だけおかしなやつがいた・・・・・・)
スコール(あいつか・・・・・!)
『段々と 意識が 薄れていく!』
スコール(見捨てやがった・・・・嫁が消えると知って・・・用済みの道具みたいに・・・・!)
スコール(くそっくそっくそっ、どいつもこいつも俺らを利用しやがって・・・・!)
スコール(さんざ使うだけ使っといて!勝手に荒らしまわっといて!)
スコール(たまるかよ・・・・全滅して・・・・また全滅して・・・・・たまるか・・・・!)
スコール(今度こそ・・・・今度こそやり直すと決めたんだ・・・・)
スコール(自分に正直に生きるって・・・・自分を殺さないって・・・・)
スコール(仲間も・・・みんな・・・・も・・・・・)
スコール(くそ・・・くそ・・・・くそ・・・・・・・・・・)
コォォ・・・・・・・・
スコール(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちくしょぉ)
(・・・・・・・また会えたね)
スコール「!?」
336: 以下、
スコール(その・・・・声・・・・は!)
(こんな所で寝てたら、風邪引くわよ?)
スコール(エル・・・・ねえちゃん!?)
(ったく・・・・どこほっつき回ってるのかと思ったら、まだこんな所に居やがったか)
スコール(パパ!?)
(ダダこねたお仕置きに全弾浴びせてやろうと思ったが・・・)
(すでにズタボロだしまぁいっかw)
スコール(・・・・なんでいるんだよ)
(そりゃこっちのセリフだわ。お前がいきなり現れたんだろ)
スコール(俺が?なんで?)
(ここ・・・・どこかわかる?)
スコール(・・・・・?)
・時間の流れ
スコール(あ・・・だから白いのか)
スコール(流されて・・・きたのね)
(ったくよ〜。しっかりしろよ)
スコール(十分すぎるほど頑張ったわ・・・・親父ならもっとほめて伸ばせよ)
(今までの所業考えたらどっこいなんだよ)
スコール(ど、どいひ〜・・・)
(まだ・・・話せる?)
スコール(・・・・なんとか)
338: 以下、
(ここがどこか、わかるわね?)
(じゃあ、このままだとどうなるかも・・・)
スコール(あまり考えたくないんだけど)
(ダメよ・・・・スコール、流されるままじゃ結局同じなのよ)
(ほんの少し、ほんのちょっとでいい。少しだけ・・・流れに逆らって見て)
(でないと、結局は、同じだから・・・・)
スコール(いや・・・どうしろと)
(あれみろ)
スコール(!?)
○「ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”・・・・・・・・・」ブブブブブ
339: 以下、
スコール(あ・・・いつ・・・!)
(わかるだろ?消えかけなんだよ)
スコール(だったら一人で消えろよ。俺ら巻き込むな)
(あれはまだ消えるわけにはいかないのよ)
(まだ、やり残した事があるの)
スコール(な・・・にを・・・だよ)
(それをあなたが見つけるの)
スコール(わかるわけねーだろ!?)
(いや、お前ならわかるはずだ)
(あれは・・・・あの人は・・・・あなたの・・・・)
○「ァ"ァ"ァ"ァ"・・・・・・・・・・」
(一度過ぎ去った”今”はもう元には戻らない)
(だから、先へと続く道、近づいてくる”先”枝分かれした”先”)
(それを決めるのが・・・”今”なの)
スコール(・・・・・・)
340: 以下、
(今思うとよ、無理してでもレインの元へ戻っとけばよかったと思う訳よ)
(でも俺は、できなかった。しなかった。やらなかったその時の”今”が過ぎ去ってもう二度と届かない場所に行っちまった)
(お前は・・・・親子揃って同じ道を歩むか?)
スコール(・・・・・・・)
(あの中にはあなたの大事な人がいる。その人は今あなたを待っている)
(迎えに・・・いってあげて?)
スコール(だから・・・・どうすりゃいいんだよ・・・・)
(ほんと人任せだなお前)
スコール(うるせーおのれが無理問答言ってくるからじゃ)
スコール(状況見ろよ。大統領の癖に)
(はぁ・・・しゃあねえ。最後のアドバイス、してやっからよく聞けよ)
(大人のみりき、教えてやっよ)
スコール(漢字も読めない奴のアドバイスとか・・・・)
(お前が見るべきものは)
(扉を開いた、あなたが見える物は)
【 】
スコール(・・・・・・・)
(いっといで・・・・スコール・・・・)
(おねえちゃんが・・・・・最後のチャンス・・・・あげる・・・・から・・・・)
スコール(・・・・・・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・
【リターン】
342: 以下、
・時間の流れ
コォォォ・・・・・
スコール「・・・・・・・」ムク
ゼル「あってえ・・・どうなった?」
キスティス「ここ・・・・どこ?」
セルフィ「まぶしい〜」
アーヴァイン「やれやれ・・・・こりゃまだまだ解放されなさそうだ」
スコール「・・・・・・・・」
○「オオオオオオオ・・・・・・・」
キスティス「・・・・班長、状況説明を」
スコール「・・・俺達は今時間の流れの中にいる」
スコール「それはあの顔なしが自滅を選んだからだ。圧縮した時間も、飲みこんだ無もなにもかも」
アーヴァイン「そう仕向けたのは僕らじゃな〜い?」
スコール「そう、あれを唯一制御してたリノアを俺らがやっちまったから」
スコール「あいつは今暴走状態にある」
リノア「 」(戦闘不能)
ゼル「じゃあくあいつ回復しねえと!」
スコール「アホが。リノアの目的を忘れたか」
スコール「ここでリノアを起こせば最後。再び無を手に入れたリノアはまた覚醒し」
スコール「今度こそ俺らジ・エンドだぞ」
セルフィ「じゃあどうするの〜!」
スコール「俺らはリノアを起こすことなくあいつの暴走を止めねばならない」
スコール「しかしダメージによる外部干渉は不可能。それはさっき証明済み」
スコール「理由はすでにあいつも戦闘不能状態だからだ」
キスティス「・・・打つ手なし?」
343: 以下、
スコール「いや、一つだけある」
セルフィ「それって何〜!」
スコール「外部からの干渉が不可能なら、内部から干渉してもらう」
ゼル「え。どゆこと?」
スコール「あいつの精神に訴えかける。あいつが取りこんだ、心そいう存在に」
アーヴァイン「随分メルヘンだねぇ・・・・」
スコール「あの顔なしの死に際の言葉、覚えてるか?」
キスティス「え〜っと、確か・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「思い出したことがあるかい」「子供の頃を」
「その感触」「そのときの言葉」「そのときの気持ち」
「大人になっていくにつれ」「何かを残して 何かを捨てていくのだろう」
「時間は待ってはくれない」「にぎりしめても」「ひらいたと同時に離れていく」
「そして…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スコール「あの顔なしは何かを訴えかけようとしていた」
スコール「自我のないはずの顔なしが、俺らに、何を?」
ゼル「・・・激励?」
スコール「可能性はある」
アーヴァイン「最後の力を振り絞ったってやつ〜?」
スコール「だろうな」
キスティス「じゃあ、まだギリギリ心は残っている・・・?」
スコール「拭けば消えるような、小さな灯火だが」
セルフィ「最後に何を言いたかったのか、当ててあげれば〜!」
スコール「・・・・・」
○「オオオオ・・・・・・・・・・・・」
344: 以下、
キスティス「何かアテが?」
スコール「・・・・イチかバチかだが」
セルフィ「なに言うの〜?」
スコール「・・・・これだ」
チャポン
ゼル「ちょ、それ!」
アーヴァイン「君、マジで言ってんの!?」
スコール「俺は大マジだ!この期に及んで体裁など気にしてる場合ではぬぁいッ!」バッ
345: 以下、
ゼル「え、いや、ええ〜・・・・」
キスティス「いやまぁ、確かに時々進められる事あるけど」
スコール「見た目的な事でだろ」
アーヴァイン「だってこれ、ガチの奴じゃ〜ん・・・」
セルフィ「情報班はそれ禁止されてる〜!」
スコール「なんでもいいわ!腹くくれてめえら!」バッ
スコール「炎上する覚悟はできたか!」
○「ア・・・・・・ア・・・・・・・・・」
スコール「抜くぞ!」ギュ
キスティス「こ、交替しながら回すしかないわね」
アーヴァイン「絶対記憶障害発生するよ・・・」
ゼル「これなんか、唱える呪文あったよな」
キスティス「呪文っていうか・・・・うん、まぁある意味呪文ね」
セルフィ「それは知ってる〜!」
○「・・・・・・・・・・・・・・・」
スコール「起きろォォォォォォ!!」
ポンッ
スコール「 バ バ ァ ー ー ー ー ー ー ッ ッ ! 」
【エンカウント】ハイン
346: 以下、
(・・・・・・・・)
(・・・・・・うっ)
(・・・・・・・・あれ、アタシどうなった・・・の?)
(いい香りがする・・・・あったかい・・・・)
(ここ・・・・どこ・・・・?)
ヒラ・・・・ヒラ・・・・ヒラ・・・
ピタ
リノア「ッ!?」バッ
・約束の場所
リノア「あ・・・・ここ・・・・」
『花びらが 舞漂う!』
リノア「・・・アタシ一人?」
リノア「・・・・そうだ!スコール!」
リノア「スコール!?いるの!?返事して!」
リノア「 ス コ ー ル ! 」
「よっ」
リノア「!?」クル
「あー、うん、なんだ、その」
「スコールじゃなくて、すまんw」
リノア「お・・・まえ・・・・!」
バッツ「ちぃーっす」
347: 以下、
リノア「なんで・・・お前がここに!?」
バッツ「なんでって嬢ちゃんが吸いこんだんじゃんかよ〜」
バッツ「つか俺、一応年上だからな?お前呼ばわりされると凹むってw」
リノア「約束の場所に・・・なんでこいつが・・・・」
リノア「じゃあ・・・ここ!ハ」ッ
バッツ「相変わらず察しがいいね」
バッツ「そーよ。ここは」
・約束の場所(リノアの内面世界)
リノア「アタシの・・・中?」
バッツ「ま、そーなるなw」
リノア「・・・何しに来た」
バッツ「ちょっとな。とある人に頼まれて、迎えに来たんだわ」
リノア「ある人・・・?」
バッツ「だからさぁ、ちょっと悪いんだけど、来てくんね?」
リノア「・・・・・・」
バッツ「ほらこいよ。いくぞ」サ
バシッ
バッツ「ッてえ!なんだよいきなり!」
リノア「・・・なんでお前の命令を聞かないといけないんだよ」ギロ
バッツ「命令て・・・ただ迎えに来ただけじゃんかよ〜」
リノア「ここは約束の場所。スコールと待ち合わせた大事な場所」
リノア「お前のくるべき所じゃない・・・迎えに来るのはお前じゃない!」
バッツ「んな事言われてもだな・・・・」ボリボリ
リノア「私はここで待たないといけないんだ!人の思い出に入ってくるな!」
バッツ「吸いこんできたのはそっちの癖に・・・・」
リノア「言っても聞かないなら・・・・力付くで!」ジャキ
バッツ「お、やる気かい嬢ちゃん」
バッツ「俺こう見えても元勇者だからよ〜。バトルさせたら、結構強いぜ?」ジャキン!
リノア「 消 え ろ ッ ! 」
バッツ「は〜あ、ほんと何から何までそっくりだわお前ら」
【エンカウント】バッツ・クラウザー
348: 以下、
377: 以下、
リノア「ッッラァーーーーーッッ!!」ダッ
バッツ「目上に対するクチの聞き方って奴を教えてやるよ!」ジャキ
ラァァァァァァァァァ・・・・・・・!!
ガク
リノア「!?」
バッツ「えっ」
『リノアは 急に体制を 崩した!』
リノア「・・・・あれ?」
リノア「なんか力が・・・・入んない」フラ
バッツ「ど、どったの?」
リノア「お前・・・何した!?」
バッツ「いやいやいや俺じゃない俺じゃない!」ブンブン
リノア「うっ!」
ボヤァーーー・・・・・・・・
『リノアの 視界が 歪み出す!』
リノア「何が・・・・起こってるの・・・?」フラフラ
リノア「それに・・・・なんか・・・・」ウプ
『吐き気が こみ上げる!』
リノア「き、気持ち悪い!なにこれ!?ほんとなんなの!?」
バッツ「・・・・?」
378: 以下、
バッツ「だ、大丈夫かぁ〜?」
リノア「よ、よるな!来るな!あっち行けッ!」ブンブン
バッツ「いやんな事言われてもよぉ、どうみたってそりゃ状態異常・・・」
バッツ「ウッ!?」
プゥーン
バッツ「・・・ッせえ」
リノア「・・・・?」
バッツ「 め っ ち ゃ 酒 く せ え ! ! 」
リノア「ええっ!?」
フラフラ・・・
ボヤァーー・・・・
バッツ「お、お前!まさか酔っぱらってるんじゃ・・・」ワナワナ
リノア「んなわけあるかッ!ボケッ!アタシはまだ未成年だ!」
バッツ「いやでもませた奴ならこんくらいの歳で・・・・」ブツブツ
リノア「だから飲んどらんって・・・・ウプッ」
バッツ「い!?」
リノア「 」
オェェェェェェェ..........
バッツ「あーあ・・・・」
379: 以下、
リノア「お、おおっ」オロロロロロ
バッツ「参ったな・・・まさかの下戸かよ」
リノア「舌にまじ・・・・気持ち悪い・・・不快な味が・・・」ペッペ
バッツ「薬剤師でも持ってこればよかったな・・・・ええと、なんかなかったかな・・・」ガサゴソ
リノア(ほんとにアタシ酔っぱらってるの・・・?じゃあなんで急に・・・)
(オラァーーーーーーーーーーー!!)
リノア・バッツ「!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
スコール「オラァーーーーリノア!俺のおごりじゃ!」
スコール「一気で全部飲まんかい!ほら!」
ガポッ ガポッ ガポッ・・・・・・・
リノア(外)「 」ダッラー
スコール「 こ ぼ す な ボ ケ ェ ッ ! 」
スコール「やりなおーし!もっかいラッパだ!オラ!」ガポン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バッツ「あいつの仕業かい・・・・」
リノア「うぷっ!またキタ・・・・・!」
バッツ「おいおいあのバカ、一体何飲ませてんだよ」
380: 以下、
スコール「このボケェ!全部垂れ流しやがって!」
オエエエエエエ・・・・・・ オロロロロロロ・・・・・・・・
ゼル「ま、マジ気持ち悪りぃ・・・・」
セルフィ「まっず〜い・・・・」
アーヴァイン「ぶ、ぶどうジュースみたいなもんだと思ってたんだけどね・・・・」
キスティス「く、くるわねこれ・・・・」クラ
セルフィ「先生はさすが・・・だね〜」
スコール「よしモルボル!飲み方を教えてやれ!」
キスティス「ええっ!?ちょっともうキツ――」
スコール「四の五の言うな!オラッ!」
ガポッ
キランッ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バッツ「あ、あれ!」
リノア(あれは・・・)
リノア(おば・・・・さん・・・の・・・・・)
【ワイン】
381: 以下、
ゴキュ ゴキュ ゴキュ
キスティス「 」ブフーッ!
スコール「たあああボケえええええええ!吐くのは臭い息だけにしろッ!」
キスティス「これ一気で飲むものじゃないと思うんだけど・・・」フラ
スコール「飲めりゃなんだっていーんだよ!ポーションと一緒だ!」
キスティス「なわけ・・・ないでしょ・・・」ガク
スコール「!? おいモルボル!年長者のお前が頼りなんだぞ!?起きろ!モルボル!」
キスティス「生徒にとっては私は教官、でも教官内じゃ私はまだ新米・・・」グチグチ
スコール「泣き上戸かよ!」ガーン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バッツ「ワイン一気て・・・ビールじゃねんだから」」
バッツ「そら倒れるわ・・・わ!」
リノア「 」ヒクヒク
バッツ「ってオイ!?嬢ちゃん!?」
リノア「誰かあのバカ止めて・・・・」ヒクヒク
バッツ「わ〜ちょっと待て!水!水!」ガサゴソ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スコール「くっそ〜!こうなりゃ俺が!!」ジャポン
○「〜〜〜〜〜〜〜〜」フルフルフル
スコール「おいババア!いいのか!?さっさと目覚めないとお前の大好きなワインが無くなってしまうぞ!」
スコール「これがラス1だ!お前の城にあった唯一の残りだ!」
スコール「ワイン片手に絵を描くのが趣味なんだろ!?」
スコール「飲まれたくなきゃはよ起きろボケェーーーーーーーーーーーッ!」
○「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ブブブブフ
383: 以下、
スコール「・・・・・うっ!」
『強烈な アルコールの匂いに 目がくらむ!』
スコール(まじかよ・・・ジュリアもパパもババアもこんなもんうまそうに飲んでたってのかよ・・・)
スコール(ちょっと苦いポーションくらいかって思ってたのに・・・匂いからして劇薬じゃねえか)
スコール(ちょっと後悔かも・・・・)
○「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ブブブブブ
スコール(くそっ!躊躇ってる場合じゃねえ!!)
スコール「〜〜〜〜〜〜〜!スコール、いッきま〜す!」グイ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バッツ「バッカ!だからそれは一気で飲む類の酒じゃ・・・」
リノア「第二波到来かも・・・・」ウプ
バッツ「まじか!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スコール(〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!)
ゴキュ・・・・ゴキュ・・・・ゴキュ・・・
スコール(〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!)
ゴキュ・・・・ゴキュ・・・・ゴキュ・・・
スコール(!)
カポン
スコール「 ブ フ ゥ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ッ ! ! 」
リノア「 」オロロロロロロロロ!!
バッツ(カ、カオス・・・・)
384: 以下、
リノア(外)「 」ベチャア
スコール「ハァ!ハァ!うぷっ!」
スコール(まッ・・・・ずぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!なんだこれ!?マジで劇薬じゃねえか!)
スコール(こんなもん飲みこめって!?ムリムリ!絶対ムリ!吐いちゃう!絶対戻しちゃう!)
○「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ブブブブブ
スコール「ババア・・・・・・・」
キスティス「やはり・・・無茶よ・・・この作戦・・・」
セルフィ「なにこれ〜・・・・なんかふわふわした気分やわ〜・・・・」
アーヴァイン「アハハハハハ!wwwwかわいい女の子がいっぱいだぁ〜〜〜〜!www」
ゼル「 」zzz
キスティス「ガーデンで・・・習ったでしょ・・・」
キスティス「アルコールを短時間で過剰摂取すると・・・急性アルコール中毒を起こして・・・・)
キスティス(最悪昏睡状態に・・・なるわよ・・・」
スコール「・・・・・・・・・・・」
グイ
スコール「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」ゴキュゴキュ
全員「!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バッツ「またかよ!なんでそんなにワインに拘るんだよ!」
リノア「お、おええ〜〜・・・・せ、背中さすって・・・」ヒクヒク
バッツ「お前もしっかりしろよ!」サスサスサス
リノア(ワインに・・・・拘ってるのは・・・・多分・・・)
バッツ「飲んべ禁止ィ〜〜〜〜!お酒は二十歳になってから!」
リノア(それが・・・特別な・・・飲み物だから・・・・)
リノア「だと思う・・・オエエエ!」
バッツ「やめろォーーーーー!こんな所で倒れたらシャレになんね〜〜ぞぉーーーーッ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
386: 以下、
スコール「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」ゴキュゴキュ
スコール「・・・・・オエエエエエエエエ!!」ブフーッ!
○「〜〜〜〜〜〜〜〜」カクカクカク
スコール「・・・・もういっちょ〜〜〜〜〜!」ゴキュゴキュゴキュ
スコール「ブーーーーーーーーーーッ!!」ブシャア!
○「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」カタカタカタ
スコール「・・・・だまだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」グイ
○「 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 」ガガガガガ
スコール(気付けババア!これが俺の答えだ!)ゴキュゴキュ
スコール(お前とリノアは同じだった!同じ魂が宿った、同じ人間だった!)ゴキュゴキュ
スコール(だがそれは生い立ちの話!今までの話!時間が変われば人は変わる!ゴキュゴキュ
スコール(それは俺が身を持って証明した!!)ゴキュゴキュ
ブフーーーーーーーッ!!
リノア(外)「 」ベチャア
387: 以下、
スコール「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」グイ
スコール(時が違えば人は変わる!このワインと同じだ!)ゴキュゴキュ
スコール(ワインだって寝かせる事で味が変わるんだろ!?だから長い時間をかけて保存しとくんだろ!?)ゴキュゴキュ
スコール(同じなんだよ!このクッソまずい飲み物だって、いつかうまいと感じる時がくるんだ!大人になって覚える事もあるんだ!)ゴキュゴキュ
スコール(うまかねえよこんなもん!金貰っても飲みたかねえよ!だがお前ら大人になった人間は大金詰んででも飲みたがるんだろ!?)
ブブーーーーーーーッ!!
リノア(外)「 」ベチャア
スコール「お・・・・おお・・・」クラァ
『意識が 朦朧と し始める!』
スコール「そ・・ろそ・・・ろ・・・・なく・・・なる・・・・」
スコール「・・・・・」
チャポ
スコール「らぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」グイ
389: 以下、
スコール(お前の死に際の言葉!伝えようとした言葉!伝えたかった事!)ゴキュゴキュ
スコール(わかってるよ!全部わかってる!お前が長い時間をかけて気づいた事!命を賭けて教えたかった事!)ゴキュゴキュ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「思い出したことがあるかい」「子供の頃を」
「その感触」「そのときの言葉」「そのときの気持ち」
「大人になっていくにつれ」「何かを残して 何かを捨てていくのだろう」
「時間は待ってはくれない」「にぎりしめても」「ひらいたと同時に離れていく」
「そして…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スコール(過ぎ去った時は戻らない!そう、開いたと同時に離れていく!)
スコール(そして・・・・・・・・そこから先は・・・・)ゴキュゴキュ
ゴキュ・・・・ゴキュ・・・・ゴキュ
スコール(離れていく・・・・時と・・・・同時に・・・・・)
スコール(近づいてくる・・・・時間・・・・・・・・)
スコール(考えた事・・・・あるか・・・・・大人になった・・・・・自分・・・・)
スコール(それは・・・・)
(―――――― らい)
パ リ ィ ィ ィ ィ ィ ィ - - - - - - ン
392: 以下、
ィィィィィィィィーーーーーーーーーー
ィィィィィ・・・・・・・・
ィィ・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・
パチ
リノア「・・・?」
バッツ「ハァ・・・・ハァ・・・気づいたか・・・嬢ちゃん・・・・」
リノア「・・・なんで息切れしてんのよ」
バッツ「酔ってぶっ倒れたおまえを担いで、ここまで全力で走って来たんだよ!」
リノア「はぁ・・・・」
バッツ「ったく・・・・ガキはせめてカクテルとかにしとけよ」
リノア「うっさいわ。自分で飲んだわけじゃないわよ」
リノア「で・・・ここ、どこ?」
バッツ「いや俺も知らんし・・・」
バッツ「とりあえずお前の中にあったから全力で避難してきただけだ」
リノア(アタシの中・・・・?)
バッツ「夕焼けがキレイだなー」
リノア「ッ!? ここ!」バッ
・ドール 電波塔前
393: 以下、
リノア「ド、ドール!アタシが無を放って飲みこんだ・・・・!」
バッツ「んだよ・・・ここもお前が飲みこんだんじゃねえか・・・」
リノア「なんでよりにもよってドールなのよ!約束の場所は!?」ガバッ!
リノア「アタシはあそこでスコールを待たないといけないんだ!何運んでくれちゃってんのよ!」
バッツ「え、いやだから(ry
リノア「いいから元せよクソ勇者〜〜〜〜〜!」ブンブンブン
バッツ「あだだだだッ!ちげえって!話聞けよ!」
リノア「あん!?」ギロ
バッツ「お前、酔っぱらってぶっ倒れたろ?だから・・・・」
バッツ「内面世界の主のお前が気絶しちまったもんだからよぉ」
リノア「〜〜〜〜」ヘニャ
リノア「消え・・・・た・・・?」
バッツ「そーゆーこった」パンパン
バッツ「ここに運んだのは、ここが内面世界じゃなくて実物の街だったからだよ」
バッツ「ここなら嬢ちゃんが倒れようがゲロ吐こうが消えねーからな」
バッツ「感謝しろよ?」キリ
リノア「約束の・・・場所が・・・・」
バッツ「感謝しろっての」
394: 以下、
リノア「そ・・・んな・・・」ガク
バッツ「待ってるとか言ってたけど、待ち合わせ場所だったのか?」
リノア「そう・・・よ・・・スコールと約束した・・・場所・・・・」
バッツ「まぁ、あんなバカでかい花畑早々ないしなぁ」
バッツ「待ち合わせには、最適だなw」
リノア「そういう・・・事じゃ・・・ない・・・わよ・・・」ガク
バッツ「・・・凹んでんなぁ」
リノア「・・・・・・・・・」ズーン
バッツ「・・・まぁいいか」ドサ
バッツ「今回はさすがの俺も疲れたわ」
バッツ「どこだっていいじゃん。ここも待ち合わせに最適だろ」
バッツ「でっかい塔があるしな。場所変更したって言えばOKだよ」ゴロン
リノア「どうやって・・・・伝えるんだよ・・・・この単細胞・・・」
バッツ「未来の街かぁ〜・・・やっぱウン万年も経つと違うな」フワァ
リノア「・・・・・・・・・」
・ ・ ・ ・ ・ ・ 
リノア「・・・・おい単細胞」
バッツ「なんだよその仇名。やめろよ」
リノア「お前は何の為に戦ってたんだよ」
バッツ「はえ?なんでんな事聞くんだよ」
リノア「なんで勇者になったのか聞いてんだよゴルァ!」ドン!
バッツ「怒んなよこええな・・・つっても、勇者の理由ねえ・・・」
バッツ「え〜っと、え〜っとぉ・・・・」
リノア「・・・・・」
バッツ「・・・・なりゆき?w」
リノア「・・・・もういい」ハァ
バッツ「いやwマジなんだってw」
リノア「折角勇者の言葉が聞きたかったのに・・・一発で萎えたわ」
バッツ「ちげえってwマジで!なんか風の神殿とかいう所に行くハメになってそしたら(ry
リノア「どうせそれも成り行きだろが・・・」
バッツ「お、おう」キリ
リノア「もう黙れよお前・・・・」
395: 以下、
バッツ「いやまぁ、でも勇者なんてそんなもんなんじゃねえの?」
リノア「・・・・」
バッツ「みんな最初はそんな気なかったよ。なんか目の前に問題が起きて、それを解決して」
バッツ「んでそれがまた別の問題に繋がってて、それを解決しようとして、あっちゃいったりこっちゃいったり」
バッツ「で、やってる内に気が付いたら勇者って呼ばれてたw」
リノア「著しいイメージダウンなんだよ・・・・ボケ・・・」
バッツ「なんだよ。おとぎ話の勇者でも信じてたってのかい?」
リノア「・・・・」
バッツ「はは、なんだかんだでお前も子供だなw」
【シューティングスター】
バッツ「いでえええええええええ!!」ブシュー
リノア「避けろよ。勇者の癖に」
バッツ「いって〜・・・・だからさ、俺が言いたいのは」
バッツ「そうやって紡いでった道、歩んできた道が」
バッツ「未来って、呼ばれる物なんじゃねーの?」
リノア「・・・・ああ、わかった」
リノア「お前、なんかに似てると思ってたら」
バッツ「え」
リノア「お義父さんに・・・そっくりだ・・・・」ガク
バッツ「び、微妙な気持ち・・・」
リノア「恋人とかいなかったの?」
バッツ「・・・・」
リノア「大事な人、帰りを待ってる人、約束の場所」
リノア「己にそういう場所なかったんかい」
バッツ「あ〜・・・・・」
リノア「ハーレムパーティって聞いたけど」
バッツ「ハーレムて。でもまぁそうか」
バッツ「レナもファリスもクルルもみんな可愛かったけど」
バッツ「結局、なーんも進展しなかったわw」
リノア「お前、魔女だったら攻悪堕ちしてるわ」
バッツ「なりたくてもなれねーよw」
バッツ「あ〜でも、最後に帰る場所は、あるかな」
リノア「どこだよ」
バッツ「俺んち」
リノア「実家かよ・・・・」
396: 以下、
バッツ「俺、小さい頃に両親亡くしてんだよね」
リノア「・・・・・・」
バッツ「で、まぁ基本的に天涯孤独な身だったんだけど」
バッツ「生前の親父がさ、よく俺を旅に連れてってくれたのね」
バッツ「そのせいかな。なんか無性にじっとしてられない性格になっちゃって」
バッツ「親父も大きくなったら旅に出ろとか言ってたから、二十歳になった頃に、今度は一人で旅に出たの」
リノア「だからなんだよ・・・・」
バッツ「で、その後ひっさびさに帰ったらさ、小さい頃よく遊んだ女の子がさ」
バッツ「俺に言いたい事があるから待ってるとか言ってくんのね」
バッツ「今言えよって感じだったけど、なんか言葉濁してる感じだから、まぁいいかってなって」
リノア「よかねーよ。いたんじゃん。待ち人」
バッツ「え、いやお前の思い描いてるようなのじゃねーよ?」
リノア「やっぱアホだお前・・・・」
バッツ「も〜なんだようるせえな〜」
リノア「で、続きは?」
バッツ「何だよ。気になってるんじゃねえか」
リノア「いいからはよ言え」
バッツ「えっ、そこで終わりだよ」
リノア「なんで?」
バッツ「俺の故郷、もうないから」
リノア「え・・・・・・」
バッツ「エクスデスに飲みこまれちまったよ。無で」
リノア「じゃあ、最後の言葉・・・聞けなかったのね・・・・」
バッツ「まぁそうだけど〜」
リノア「なんでそんな楽天的なんだが」
バッツ「いやまぁ、そら悲しいけどよ」
バッツ「あんまりそう言う事、考えないようにしてんだ。悲しいから」
リノア「過去は切り捨てる感じなのね」
バッツ「ちげーよ。俺の歩んできた道。それがあったから今がある」
バッツ「その今が未来へと繋がって、それが過去になって」
バッツ「その過去がまた未来に繋がってる」
バッツ「だから、エクスデスだかアルティミシアだかが世界を壊そうとしても」
バッツ「例え何回滅びそうになっても」
バッツ「世界は、何度でもよみがえるさ」
リノア「 」ピク
バッツ「ま、根拠はねーけどなw」
397: 以下、
バッツ「とまぁ、俺の話は以上なわけだが」
バッツ「折角だから古代の話、もっと聞かせてやろうか?」
リノア「・・・いらない」
バッツ「つれねえな〜。面白いぜ?ギルが沸く洞窟とか海底に沈むモアイ像とか」」
リノア「・・・じゃあ一つ、聞かせてよ」
バッツ「何?」
リノア「未来がない人間は・・・どうすればいいの?」
バッツ「・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・
バッツ「しらね」
リノア「死ねよ・・・・」
ズ ド ォ ォ ン ッ ! !
リノア・バッツ「!?」
シュゥゥゥゥゥ・・・・・・・
ウイーン カシャ カシャ
リノア「 」ブッ
バッツ「ななななんだこいつ!?」
カシャ カシャ カシャ・・・・・・
「ーーーーーーーーーーーーーー」
リノア「こ、この流れは・・・・」
【エンカウント】X-ATM092
リノア「アタシがイベント戦やんの!?」
398: 以下、
キュィーーーン
バッツ「おおおおおい!?なんだよこのでっかいカニ型ロボ!」
リノア「ドールのイベントだよ!30分以内にこいつから逃げるの!」
バッツ「はぁ!?なんで過去のイベントが俺らに襲い掛かってくるんだよ!?」
リノア「んなもん知るかァァァァァァ!!とりま、逃げるよ!」
X-ATM092「-----------」カシャカシャ
ダッ
『逃げ出した!』
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
リノア・バッツ「ひええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
グ ワ ッ
バッツ「うぉい!?飛んできたぞ!?」
リノア「止まっちゃダメ!そのまま突っ切るの!」
バッツ「お、おおおおおおおお!!」ダッ
リノア「そのまま走って!」
ズト ォ ン ッ ! !
X-ATM092「-----------」カシャカシャ
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
399: 以下、
・ドール 中腹
バッツ「くっそ!こんなことならダッシュのアビリティ付けときゃよかったぜ!」
リノア「止まんな!走れ!」
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
X-ATM092「-----------」ガキョガキョガキョ
バッツ「は、はええ〜」
リノア「走れっつってんだろボケェェェェーーーーーーーーーーッ!」
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
・ドール 下腹
バッツ「ひぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」ダッ
リノア「・・・・・・・・」ソロソロ
バッツ「え!?お前なんで歩いてるの!?」
リノア「バッ・・・・ここは一部歩かないと(ry
ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン !
グラグラグラグラ・・・・!!
リノア・バッツ「!?」
『地響きで 脚をとられる!』
リノア「しまっ・・・・・・!」
X-ATM092「-----------」
【エンカウント】X-ATM092
400: 以下、
リノア「この・・・ボケェーーーーーーーー!!あそこはそっと歩かないとあいつに足を取られるんだよ!」
バッツ「んなもん知るかァァーーーーーーーッ!走れっつったのはお前だろォーーーーーーー!!」
リノア「勇者なら言われんでも気付け!ボケ!」
バッツ「なんだその無茶振り!?勇者だからってなんでもできるわけじゃねーよ!」
【激突】
リノア・バッツ「うっだぁーーーーーーーーッッ!」
ズザザザァッ!
リノア「今ジャンクションないから・・・超痛い・・・」ヒクヒク
バッツ「あってもなくても・・・・普通に痛い・・・」ヒクヒク
X-ATM092「-----------」カシャカシャ
バッツ「に、逃げないと・・・!」
リノア「待って!あいつから逃げるにはある程度ダメージを与えないとダメなの!」
バッツ「まじかよ!?あんなでかいのを!?ムリムリ!どう見ても硬そうじゃん!」
リノア「硬そうって己勇者やろがぁーーーーーーーーッッ!!」
X-ATM092「-----------」グオッ
バッツ「ひいいいいきたぁーーーーーーー!!」
リノア「あ〜もう!どけよ役立たず!」バッ
リノア「じっとしてろボケェーーーーーーーーー!!」バサァッ!!
【ヴァリー・轟雷】
ズバチコォン!! ズバチコォン!! ズバチコォン!!
X-ATM092「?!」ガガガガガ
バッツ「さ、さすが魔女・・・・」
リノア「脚を止めただけだよ!ほら、動け!」ダッ
バッツ「あ、ちょ、まってまだ足がもつれ(ry
『逃げ出した!』
401: 以下、
バッツ「ひぃ・・・はぁ・・・・待ってくれ〜・・・・」
リノア「こいつマジで・・・」イライラ
バッツ「ずっとクリスタルでいたから・・・走るのなんて久しぶりなんだよ〜」
リノア「ッ!?ちょっと待って!ここ・・・」
・ドール 橋
リノア「こ、ここ!」
バッツ「なんだよお前は〜!動けっつったり走れっつったり!」
リノア「うっさいんじゃ役立たず!黙って言う事きけっ!」
リノア「ここは確かコツが・・・・しくるともっかいエンカウントするよ!」
バッツ「なんだよそれ!?」
リノア「いい?基本は全力ダッシュ。で、アタシが合図したら・・・・」
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
バッツ「き、きた!」
リノア「行くよ!」ダッ
リノア「電柱の数をよく見て!」
 | | | | | | |
【カニ+リ・バ】
バッツ「ひいいいいい〜〜〜〜!」ダダダ
X-ATM092「ーーーーーーー」ガキョガキョガキョ
リノア「もうちょっと!もうちょっと惹きつけてから・・・・」
リノア「ここ!」
X-ATM092「ーーーーーーー」グオッ
バッツ「カニが飛んだぁ〜〜〜〜!?」
リノア「はい!ここでUターン!」
  | | | | | | |
 ーーーーーーーーーーー→【リ・バ】  【カニ】
   ←ーーー
バッツ「向こう岸からまた追ってくる!」
リノア「で、逆方向に逃げて・・・」
402: 以下、
X-ATM092「ーーーーーーー」ガキョガキョガキョ
X-ATM092「ーーーーーーー」グオッ
バッツ「また飛んだぞ!?」
リノア「ここ!」ターン
 | | | | | | |
  ーーーーーーーーーーーーーーーーー→
  ←ーーーーーーーーー
【カニ】【リ・バ】----→
リノア「後は全力で突っ切るだけ!」
 | | | | | | |
  ーーーーーーーーーーーーーーーーー→
  ←ーーーーーーーーー
【カニ】【リ・バ】---ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー-→
バッツ「おおおおおおおおおおおおおおッ!!」
X-ATM092「ーーーーーーー」
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
403: 以下、
・ドール 市街地
バッツ「ひぃ・・・・はぁ・・・・」
リノア「しっかりしろよ!勇者だろ!」
バッツ「マジで・・・こんなに走ったのいつぶりだ・・・」フラフラ
ドッゴォォォォォォ!!
X-ATM092「ーーーーーーー」パラパラパラ
リノア「ほら追ってきてるよ!後もうちょっと!」
バッツ「マジで・・・大丈夫なんだろな・・・」フラフラフラ
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
リノア「ゴールは後少し!市街地を突っ切ったルプタンビーチっていう海岸よ!」
バッツ「ふ・・・ぬおおおおおおおおおおおおお!!」バッ
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
リノア「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
バッツ「ああああああああああああ!」
X-ATM092「 」
リノア・バッツ「とりゃぁーーーーーーーーッ!」バッ
404: 以下、
・ドール ルプタンビーチ
バッ ゴロゴロゴロ・・・・スタッ
リノア「つ・・・・いたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
バッツ「ここが・・・・ゴール・・・・・?」ヒイハァ
リノア「そうよ!ここまで逃げ切れればアタシらの勝ち!」
リノア「ガーデンの武装戦があいつをやっつけてっくれるの!」
バッツ「いや・・・・船ねーじゃん」
リノア「・・・・」
バッツ「普通の・・・海じゃん」
ザザァーン
リノア「 船 ね ー じ ゃ ん ! 」
バッツ「お前人の事いえねーよ・・・・」
ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ! !
パラパラパラ・・・・・
X-ATM092「 」カシャカシャ
バッツ「おおおおおおい!?追いつかれたぞ!?」
リノア「やっちまったぁーーーー!そもそもこれSeed試験じゃなかったァーーーーーーーッ!」ノォー!
バッツ「逃げる意味・・・なかったのね」ハァ
X-ATM092「ーーーーーーー」ガキョガキョガキョ
バッツ「嬢ちゃんよぉ、これ、腹くくるしかねーよ」
リノア「うう・・・ジョブ貸せよお前・・・・」
バッツ「ねーよ」
X-ATM092「ーーーーーーー」
405: 以下、
リノア「GFなしとか無理ゲなんすけど」
バッツ「ったく、しゃーねーな・・・・」
バッツ「ほんじゃま、ここらで光の戦士の本気、見せてやるか!」ジャキィン!
X-ATM092「!」カシャ
『バッツは 剣を 装備した!』
リノア「二刀流・・・!」
バッツ「ジョブマスター・バッツ様をなめんなよ?この程度お茶の子さいさいだぜ?」キラン
リノア「まぁそんくらいやってもらわないとこっちも困るし」
バッツ「キャーキャー言ってくれよ〜」
リノア「わかった。アタシが補助してやるからお前なんとかしろ」パンパン
バッツ「ふふーん、久々のバトル、腕が鳴るな!」
X-ATM092「ーーーーーーー」
リノア「いけっ!GF・バッツ!」キリッ
バッツ「召喚獣じゃねえっての」
リノア「やっと勇者の力が見れる時が・・・・」
バッツ「ほんじゃまカニくん・・・こいや!」
【エンカウント】X-ATM092
406: 以下、
421: 以下、
リノア「聞け勇者、あいつの弱点は雷属性で――」
バッツ「見りゃわかるっての。ロボと戦うのは初見じゃねー」
リノア「おおおお〜!」
バッツ「やっと見直したか。ふふ、見てろよ嬢ちゃん」
バッツ「一撃で仕留める事を予告するぜ!」ジャキ
X-ATM092「ーーーーーーー」
バッツ「見ろ!これが!かつて古代のモンスター共を震え上がらせた光の秘儀!」
バッツ「魔法剣サンダガ二刀流みだれうちィィィィィィィ!!」キラーン
リノア「ッけええええええーーーーーーーーッ!」
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
バッツ「・・・・・・・・・」
リノア「・・・何してんの?」
バッツ「え」
リノア「いやえじゃなくて。はやく斬りかかれよ」
バッツ「わかってるよ」
リノア「じゃあ行けよ!」
バッツ「だから、これ魔法剣だから」
【魔法剣】1ターン消費の後、攻撃する
バッツ「覚悟しろ!」キリ
リノア「 2 タ ー ン 制 か よ ! 」
【レイ・ボム】
リノア・バッツ「うっぎええええええええええええ!!」チュドーン
422: 以下、
リノア「こ、このボケェ・・・・全然・・・ダメじゃん・・・・」プスプス
バッツ「 」(戦闘不能)
リノア「一撃で・・・仕留められてんじゃねーよ・・・」ヒクヒク
リノア「やっぱお前・・・ただの旅人だわ・・・・」
X-ATM092「ーーーーーーー」ガキョンガキョン
リノア「・・・・終わった」ガク
ピタ
X-ATM092「・・・・・・・・・・・」
リノア「 」
バッツ「 」
X-ATM092「・・・・・・・・・・・」
ウイン
「ア、モシモシ?オレダヨオレ」
「言ワレタトーリトッツカマエテキタゾ。ソウダ。ナントカビーチッテトコダ」
「ナンカ話シカケヨウトシタラ逃ゲ出スカラ、メッチャ走ッタワ。ナンナン?失礼ジャネ?」
「後ナンカ関係ネーヤツ混ザッテンダケド。サア?ナンカチャライ奴」
「コイツドースレバイーノ・・・エッコイツガ!?」
「嘘ダロ!?勝手ニ自爆シテ勝手ニ戦闘不能ニナリヤガッタゾ!?」
「ハエーマジカヨ・・・・コノアホガ。・・・・ワカッタ。ジャアコイツモ回収シトク」
「デ、オマエ今ドコインノ?」
「マタソレカイ。ホント好キダナ」
「ワカッタ。スグソコダカラ連レテク。アイ、アイ、アイー・・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
423: 以下、
リノア「・・・・・・・・・」
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
リノア(あれ・・・なに・・・これ・・・・)
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
リノア(どこかに・・・運ばれてる・・・?)
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン
リノア(どこに連れてくつもりだ・・・カニ野郎・・・・)
ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン 
リノア(このままでやられると思うなよ・・・カニが・・・・)
リノア(食らえ・・・自爆しろ・・・)
コロン
ガキョン ガキョン・・・・・・・
ギィ・・・・・・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
424: 以下、
リノア「・・・・・・・・」
(ヒット)
(何枚めくるんすか)
リノア「・・・・・・・・?」
(あ、ほら、起きましたよ)
(きぃぃ〜〜!またバストだ!)
(6枚とかやりすぎでしょ)
(お〜い、嬢ちゃんが起きたぞ〜!)
(もっかい!もういっかいだ!)
(もうこんなに剣いらねーよ。つか、はよ起こせよ)
リノア「ここ・・・は・・・・」
・ドール パブ 2F
426: 以下、
リノア「ドールの・・・パブ?」
バッツ「起きたか、嬢ちゃん」
リノア「いたの。役立たず」
バッツ「その仇名やめてくれよ〜」
リノア「なんでこんな所連れて来てんのよ」
バッツ「俺じゃねーよw」
リノア「じゃあ誰よ」
バッツ「あいつら」
ギルガメッシュ「だぁ〜〜〜!またバストだ!」
アパンダ「ルールわかってます?数字は21っすよ」
リノア「ギルガメッシュと・・・・アパンダ!」
バッツ「お前が起きるまで俺らブラックジャックやってたのね」
リノア「何・・・遊んでんだよ・・・」
アパンダ「もう、リノアちゃん起きたんで終わりっすよ!」
ギルガメッシュ「ままままて!剣を剣を取り戻すまでやめれるか〜!」
リノア「・・・・」
アパンダ「やっ久しぶり」
リノア「なんでお前が勇者側に馴染んでるんだよ」
アパンダ「だって、もうエクスデスいないし・・・」
リノア「裏切り者が」ケッ
ギルガメッシュ「人の事いえねーだろが」ズイ
リノア「お前もかよ・・・」
ギルガメッシュ「いやだって俺、いの一番に吸い込まれたし」
リノア「役立たずめ」
ギルガメッシュ「うるせーこっちも必死だったんじゃい」
アパンダ「そろそろ時間っすよ。運びましょ」
ギルガメッシュ「あいよ。エンギドゥ、1Fから取ってきて」
エンギドゥ「わん!」ハタハタ
リノア「何を・・・?」
427: 以下、
ギルガメッシュ「これからうちの”A”んとこいくから」
アパンダ「あっうまい」
リノア「・・・・・」
バッツ「じゃあ俺はJかな」
アパンダ「あんたはどっちかっていうとジョーカーっす」
エンギドゥ「わん」チャポ
ギルガメッシュ「お〜よしよし、えらいぞ、エンギドゥ!」
バッツ「んじゃま、いっか」
全員「ちぃーっす」
リノア「・・・・・?」
・ドール パブ2F 渡り廊下
コンコンコン
ギルガメッシュ「失礼しやっす。ギルガメッシュっす」
ギルガメッシュ「定時の”お酒”持ってきました」
アパンダ「後ついでに、お客さんっす」
ギィ・・・・
『扉が 開く!』
ギルガメッシュ・アパンダ「失礼しや〜す」
バッツ「ほら、行くぞ」
リノア「・・・・・」
428: 以下、
・オーナーのプライベートルーム
「遅いぞ貴様ら!3秒の遅刻だ!」
アパンダ「さーせんっす。お客さんきてたんでもてなしてたっす」
「時間を守れ!時間はひらいたと同時に離れていくと何度も言ったろうが!」
ギルガメッシュ「さ〜せん」
バッツ「あいつ、ここのオーナーらしい」
リノア「 」
『視線の 先には!』
アルティミシア「よぉ」
432: 以下、
リノア「アルティミシア・・・!」
『予期せぬ人物の登場に 混乱する!』
リノア(なんで・・・・)
アルティミシア「ったく、随分なめたマネをしてくれたな。ええ?」サッ
ギルガメッシュ「 」トクトクトク
リノア「なんで・・・ここにいる!?お前はアタシが消したはず!」
リノア「お前を媒介に無をこの手にしたんだ!差し出されたお前は存在そのものが消えたはずだ!」
リノア「一体何がどうなっている・・・・答えろッ!」
アルティミシア「 」グビ
アルティミシア「 」フゥ
アルティミシア「あ〜おいしい・・・・」
アパンダ「今日の分は三百年モノらしいっす」
アルティミシア「うむ、結構だ。大変に結構だ」キリ
リノア「 答 え ろ ッ ! 」
アルティミシア「あーうるさい。ちょっと黙れ」
リノア「このババア・・・!」ビキビキ
バッツ「レディがくつろぎ中だ。ちょっと待てよ」
アルティミシア「おかわり」サッ
ギルガメッシュ「仰せのままに」トクトクトク
アルティミシア「あ”〜〜・・・・おいしい」シットリ
リノア「一体何がどうなっている・・・・」
アルティミシア「お前も飲むか?」
ギルガメッシュ「あざっす!」グビグビ
リノア「・・・・・・・」イライラ
433: 以下、
グビ・・・・フゥ・・・
コト
アルティミシア「さて、どこから話そうか」
リノア「・・・・」
アルティミシア「あの時お前にジャンクションした私は・・・・すぐさま無に捕えられた」
アルティミシア「それも当然だ。無に飲みこまれそうになっていたお前にジャンクションしたのだからな」
リノア「それがアタシの狙いだった・・・・力を貰う代わりに、お前を差し出すのが条件だった!」
アルティミシア「そう、何故真っ先に私だったのか。同一の存在にあるにも関わらず、何故お前だけ無事だったのか」
アルティミシア「答えは時間圧縮にあった」
リノア「・・・・」
アルティミシア「時間圧縮は全ての時間を圧縮した物。それを力に変えんと取りこんでいた私は」
アルティミシア「さらにそれらを飲みこまんと、無は真っ先に私にやってきた」
アルティミシア「悠久を経た万か、億か、それ以上か、その膨大な時を、無はそれを欲しがった」
アルティミシア「何故なら時間もまた、無限の存在であるが故・・・」
アルティミシア「私のやっていた事は・・・・お前と・・・同じだ」
リノア「そう、アタシは知っていた。魔女アルティミシアの目的、何故時間圧縮を行うか」
リノア「圧縮した時間で何をしようと、していたか・・・・」
アルティミシア「そして結末までも、な」
リノア「・・・違うね。アタシはまだ終わっていない」
リノア「アタシがしくったのはあんたの自我がまだ残っていたからだ。消えるべきはずのアンタが薄らと残っていたからだ」
リノア「あんたが意地汚く生きながらえようとしたから、力を使いきれなかったんだ」
リノア「あんたがおとなしく消え解けば、こうはならなかったんだ」
アルティミシア「まだそんな事を言うか・・・」フゥ
リノア「何が違うってのよ!」
アルティミシア「何故私が辛うじて消えることがなかったか。本当にわからないのか」
リノア「・・・・?」
アルティミシア「これだよ」ポイ
カラン・・・・・
リノア「これ・・・・!」
アルティミシア「時の記憶を宿した特殊なクリスタル」
アルティミシア「これを知る者は、それを【フラグメント】と読んだそうな」
リノア「時の・・・記憶・・・・」
434: 以下、
アルティミシア「こいつの仲間が持っていたクリスタルのカケラ。とある縁から時の記憶を継承し」
アルティミシア「それが染みつき、クリスタルの中でも亜種の物となり果てた」
バッツ「レナだ・・・」
アルティミシア「継承した記憶は・・・時間圧縮。私を繋ぎとめる記憶」
アルティミシア「フラグメントとはよく言ったものだ」チャリ
アルティミシア「わかるか?私を繋ぎとめたのはお前自身だったんだ」
リノア「あり・・・えない・・・!」
アルティミシア「それが事実。そしてその事実はとおに過ぎ去った」
アルティミシア「もう、戻らない」
リノア「じゃあ・・・無駄だった・・・?アタシが今までやって来た事、全部!」
アルティミシア「ならよかったがな・・・」フゥ
リノア「!?」
アルティミシア「ついて来て見ろ」ギイ
・パブ2F 渡り廊下
アルティミシア「空を見ろ」
リノア「!!」
ゴォォォ・・・・・
『小さな無のカケラが 徐々に大きくなる!』
アルティミシア「一度起こされた”無”はもう止まらない」
アルティミシア「かろう遅かろうの差はあれど、着々と世界を蝕んでいく」
アルティミシア「それはお前の過ごした時も、思い出も、ぬくもりも、なにもかも飲みこんで」
リノア「じゃあはやく止めなきゃ!」
アルティミシア「どうやって止めるんだ?」
リノア「・・・・」
アルティミシア「またあの中に私を放り込んでみるか?力付くで」
アルティミシア「出来る物ならやってみるがイイ。お前の力量が私を上回れば可能だ」
リノア「できるわけ・・・ねーだろが・・・」ガク
436: 以下、
アルティミシア「ここはお前の内面世界。だが通常のそれとは勝手が異なる」
アルティミシア「それはお前が体内に森羅万象の全てを宿したからだ」
アルティミシア「そして無は。時期、全てを宿したお前の心も飲みこんでいくだろう」
アルティミシア「あのエクスデスの様に」
リノア「・・・・・・・」
アルティミシア「そしてそれは同時に私の崩壊をも意味する」
アルティミシア「理由は・・・・わかるな?」
リノア「同じ・・・だから・・・」
アルティミシア「まったくをもってはた迷惑な話だ」フゥ
ギルガメッシュ「あれ、お前の力でなんとかできねーの?」
バッツ「ちょっと遅らせるくらいが関の山だな・・・・完全に止めるなんて不可能だよ」
アパンダ「逃げ道、ないっすね・・・・」
アルティミシア「だが私はただでは崩壊せぬぞ」
リノア「?」
アルティミシア「一度は宿した無の力、ここで手放すのは惜しい」
バッツ「お、おい?」
アルティミシア「あれは私の物だ!あの偉大なる無の力は私がいただく!」バッ
ギルガメッシュ「ちょ」
アパンダ「なんでいきなり!?」
アルティミシア「お前が取りこませてくれたおかげで大体の仕組みはわかった」
アルティミシア「お前のようなガキに譲ってやるものか!あれは私の物だ!」
アルティミシア「そして”真”なる時間圧縮を完成させるのだッ!」キリッ
リノア「・・・・はぁ!?」
437: 以下、
バッツ「ちょぉ待てェーーー!お前!ここへ来てなんでラスボス感出してんだよ!?」
アルティミシア「奴の意志は私が引き継ごう!そして私は神になる!」キリリッ
リノア「こ、このババア!この期に及んでまだそんな事を言うか!」
アパンダ「この場合僕はどうなるんだろう」
ギルガメッシュ「微妙な立ち位置だよな」
アルティミシア「そして無を手に入れた暁にはあの憎きSeed共を消してやる!ガーデンごとな!」
リノア「て、めえ・・・!」
アルティミシア「無は私が引き継ごう!暗黒の意志は私が引き継ごう!」
バッツ「引き継がんでいいわ!つか誰のだよ!」
アルティミシア「私が”引き継ごう”」
リノア「・・・・」ハッ
リノア(こ・・・いつ・・・まさか)
バッツ「おいおいやっぱりお前ラスボスかよ!」
アパンダ「やったー再就職決まった〜!」
ギルガメッシュ「俺も入れてくんねーかな」ボソ
アルティミシア「黄泉の手向けだ、くれてやる!」ピッ
リノア「ッ!」パシ
【フラグメント】
アルティミシア「そんなもの、もういらぬわ!」
アルティミシア「なんていったって私はこれから無を手に入れるのだからな!」ハハハ
リノア「・・・・・・」
バキッ
全員「!?」
リノア「いるか・・・・ボケ・・・・こんなもん」パラパラ
バッツ「あ〜〜〜〜〜〜!レナのクリスタル!」
『フラグメントは 粉々に なった!』
438: 以下、
アルティミシア「何をするか、折角の魔女の恩情を!」
リノア「るせえババア、そもそも無を譲るなんて一言もいってねーよ」
リノア「お前のようなババアに渡せるか!」
リノア「あれはアタシのもんだ!」
全員「ええ〜〜〜〜〜〜!?」
バッツ「ちょっとまて、話がなんか変な方向に・・・・」
ギルガメッシュ「ま、まだあきらめてなかったのね」
アパンダ「いやいや、でもあれ使ったら消えちゃうんでしょ!?」
リノア「決めた。やっぱりお前、もういっかいあそこにつぎ込んでやる」
アルティミシア「ほう!やれるものならやってみろ!」
ギルガメッシュ「なんか変な空気が・・・」
リノア「生き意地汚ねえんだよババア・・・・」ビキビキ
アルティミシア「るせえ引っ込んでろジャリが・・・・」ヒクヒク
バッツ「バチってるバチってる」
リノア「〜〜〜〜〜〜〜〜」バチバチ
アルティミシア「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」バチバチ
アパンダ「ちょちょちょ、待って下さいよ!どっちが無を手に入れるかはとりあえず置いといて!」
アパンダ「どうやって決着つけるんすか!?だって二人は・・・・」
439: 以下、
リノア「そう、こいつはアタシに手を出せない」
アルティミシア「何故なら、過去の自分を消すことは今の私を消す事ど同義だからだ」
リノア「だけどアタシは一方的に攻撃できる!」
アルティミシア「それだけの力量があれば、な」
リノア「〜〜〜〜〜〜〜〜」バチバチ
アルティミシア「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」バチバチ
バッツ「それはもういっての」
アパンダ「お互い拮抗状態って事っすか・・・」
ギルガメッシュ「いや・・・じゃあどうすんの?」
バッツ「ジャンケンで決めるか?w」
ギルガメッシュ「んなアホな」
アルティミシア「お前らは知らないだろう。我らには血を流さない、もう一つの戦闘手段がある・・・・」
リノア「それは確かに勝利の実感を味あわせ、敗北者に屈辱を与える」
全員「?」
アルティミシア「そして時としてその者の力となり」
リノア「大いなる変化を与える!」
440: 以下、
バ サ ァ ッ ! 
 ヒラ・・ヒラ・・・ヒラ・・・
アパンダ「あ・・・・キレイ」
バッツ「白と黒の・・・羽・・・」
アルティミシア「お前の歴史に”黒”星を刻んでやる!」
リノア「いつまでも”白”星ばっか続くと思うなよ!?」
リノア・アルティミシア「 白 黒 つ け て や る ! 」
フワァ・・・・・
リノア・アルティミシア「 カ ー ド で 勝 負 だ ! 」
全員「 」
444: 以下、
アパンダ「か、カード・・・・?」
バッツ「・・・・」
ギルガメッシュ「近い所当ててんじゃねーよ」トン
リノア「で、ルールは?」
アルティミシア「それは彼に任せよう」
アルティミシア「いでよ!我が僕、最強の兵器!」バッ
ス ゙ト ゙ ォ ン ッ !
オメガ「シモベジャネーヨ」ズイ
バッツ「 」ブッ
リノア「あ〜〜〜〜こいつ!」
オメガ「ア、ソウソウババア、俺改名スル事ニシタカラ」
アルティミシア「改名だと?」
オメガ「コレサァ、チャントコードネームガアルンダッテ」
オメガ「ソノ名モ『ブラックウィドウ』ドオ?カッコヨクネ?」
アルティミシア「実に中二的だな!」ハッハッハ
バッツ「こいつさっき俺ら追いかけまわしてたカニじゃん・・・」
リノア「お前だったんかい・・・」
アパンダ「ここに着いた時に機械の体見つけたんすよね」
オメガ「ウンッ!☆」ガキョガキョ
ギルガメッシュ「ちょっと元の姿と似てるしなw」
アルティミシア「よかったな!」ハハハ
リノア「んなこたどうでもいーんだよ!」
リノア「ルール!あんたがジャッジしてくれるんでしょ!?」
オメガ「アーハイハイ、ソレネ」
オメガ「今用意スル・・・ヨット」ビー
『ホログラフの マス目が 浮かび上がる!』
445: 以下、
========
|| || || || 
|| || || || 
|| || || || 
========
|| || || || 
|| || || || 
|| || || || 
========
|| || || || 
|| || || || 
|| || || || 
========
オメガ「俺ガホログラフデミヤスイヨウニ投影スルカラ」
オメガ「心オキナク観戦シテクレ!」キリ
バッツ「お、おう」
アパンダ「デュエル盤みたいっすね」
ギルガメッシュ「ところで姉さん、これのルール知ってんの?」
アルティミシア「ほうほうなるほど元は占い用のカードが起源なのか」チュートリアル
ギルガメッシュ「今からかい・・・」
オメガ「ヨシ、ココハジャッジ代表トシテ俺ガ説明シヨウ!!」
【ルール説明】※長いのでこちらのリンク参照
http://ffdic.wikiwiki.jp/?%A5%DF%A5%CB%A5%B2%A1%BC%A5%E0%2F%A1%DA%A5%C8%A5%EA%A5%D7%A5%EB%A5%C8%A5%E9%A5%A4%A5%A2%A5%C9%A1%DB
オメガ「トイウワケダ」キリ
アパンダ「結構奥深いっすね」
バッツ「やべえ、早くもわけわかんねえ」
ギルガメッシュ「俺も」
リノア「所で肝心のカードは?」
オメガ「フフ、大丈夫。チャーント用意シテアル」
オメガ「ココダ!」シャキーン!
『オメガの背面から デッキが出てきた!』
バッツ「オーブントースターかお前は・・・」
446: 以下、
ギルガメッシュ「大将これどっから持ってきたの?」
オメガ「アホガ。ココハ圧縮世界。シタガッテ全カードモヒトツニ集マッテルノダ!」
アルティミシア「どこかの誰かさんが全てを一つにしたからな」
リノア「なんか言い方がむかつく・・・・」ピキピキ
アパンダ「僕これ初めて見るっす」
バッツ「へー・・・色々あるんだなぁ」ペラペラ
リノア「それ、アタシのカードあるよ」
バッツ「えっまじ?」
リノア「まじまじ。ギルガメッシュのカードもあったはず」
リノア「えーっと、確かこのへ(ry
【クラッシュ・アーム】
オメガ「シャリアァッ!ボケェッ!」ドゴォーン!
リノア「キャーーーーーーーッ!」ドテ
リノア「え、ちょ、なに!?」
オメガ「不正防止ノ為、対戦者ハデッキニ触レナイデ下サイ!」ピピー!
リノア「教えようとしただけじゃ〜ん!」
バッツ「成りきってるな・・・・」
ギルガメッシュ「最強のジャッジ誕生だな」
アルティミシア「ええと・・・・エレメンタル・・・フィールド上の属性アイコンに沿ったカードが・・・」チュートリアル
アパンダ「まだやってんすか・・・」
447: 以下、
オメガ「デハコレヨリ・・・」
オメガ「”シャッフルタイム”ヲ行ウーーーッ!!」ビシ
【シャッフル中......】
オメガ「ーーーーーーー」ピーガガガ
バッツ「何してんだ?」
ギルガメッシュ「カードシャッフルだろ」
アパンダ「でもルールまだ決まってないっすよね」
オメガ「!」チーン
オメガ「デマシタ!マズハ”ルール発表”カラ〜〜〜!」
アルティミシア「・・・」ドキドキ
リノア「いいの来てよね・・・・」ドキドキ
オメガ「厳選ナルシャッフルノ結果、コノヨウニナリマシタ」
【ルール】
・セイム
・ウォールセイム
・プラス
・ランダムハンド
リノア「だぁ〜〜〜〜〜ランダムハンドきちゃったぁーーーー!!」ノォ!
アルティミシア「ええと・・・セイム・・・隣り合った二辺の数字が同じ場合発動する・・・」チュートリアル
バッツ「大丈夫かよ・・・」
オメガ「チナ”ランダムハンド”ハ公平ニスルタメニ意図的ニイレマシタ」
リノア「お前かい!なんでよ!?選ばせてよ!」
オメガ「ソレダトミンナレアカードシカ選バナクナルデショ」ピピー
リノア「ま、まあそうだけど・・・・」
オメガ「勝負ハ時ノ運!」ピピー!
リノア「わかったから笛鳴らすな」
450: 以下、
オメガ「サテ。デハカードヲ配リマス」
アルティミシア「ついにきたか!」
リノア「いいのこいいいのこいいいのこい〜〜〜!」グッ
シャッシャッシャッシャッシャ・・・・・・・・
『双方に 5枚のカードが 配られる!』
オメガ「各自、確認シテクダサイ」
ペラ
リノア「!!」
アルティミシア「!!」
『カードを見た 二人の反応は!』
リノア「う、う〜ん・・・・」
アルティミシア「思ったより結構大きいんだな」
452: 以下、
リノア「・・・一つ聞いていい?」
オメガ「ハイナンデショウ」
リノア「この手札、後からやっぱなーし!とかないよね?」
オメガ「一度配ッタ手札ハイカナル場合ニオイテモ、リセットデキマセン」ピピー
リノア「・・・言質取ったからね」
アルティミシア「私も一つ聞きたい」
オメガ「ハイ」
アルティミシア「途中で喉が乾いたらどうしよう」キリ
オメガ「イヤ、ナンカ取ッテコレバイイダロガ」
アルティミシア「だよな」ハハハ
リノア「・・・・・・・・・・」ジー
バッツ「ん?いいの引いた?」チラ
リノア「見んな!お前口滑らしそうだからヤダ!」サッ
バッツ「いいじゃねっかよ〜・・・」
アルティミシア「おいリノア」
リノア「あ?」
アルティミシア「私の手札には”ええの”が入っているぞ・・・・」
リノア「・・・こっちには”最初の”カードが入ってるよ・・・・・」
アルティミシア「カードは全部で”110”種類だそうだ・・・・・」ゴゴ
リノア「シークレット”112”ヒントはケダチクだってさ・・・・・」ゴゴゴ
アルティミシア「今考えている事の逆が正解だ・・・」ゴゴゴゴ
リノア「でもそれは大きなミステイク・・・」ゴゴゴゴゴ
リノア・アルティミシア「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」ゴゴゴゴゴゴ
アパンダ「あっはやくも心理戦」
453: 以下、
アルティミシア「ふむ、大体のルールはわかった」バタン
アパンダ「さすが、飲みこみいっす」
アルティミシア「ふふ、この魔女アルティミシアをなめてもらっては困る」
バッツ「記憶力いいな」
リノア「ふん。チュートリアル片手の初心者にやられるかっての」
リノア「なんてったってこっちはカードジャンキースコールのパーティメンバーなんだからね」
アルティミシア「私こそ、そのカードジャンキーの中毒脳にずっといたわ」
リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」ドドドドドド
オメガ「サテデハ両者、賭ケルモノヲ宣言シテクダサイ」REC
リノア・アルティミシア「この世界の所有権」
オメガ「ハイオッケー!」
オメガ「デハ両者、準備ハイイデスカ!?」
アルティミシア「負けたらさっさと出て行けよ」
リノア「電波塔から蹴り落としてあげる」
リノア・アルティミシア「・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ
455: 以下、
ギルガメッシュ「勝てよ姉さん!」
アパンダ「僕の再就職かかってんすからね!」
バッツ「まさかこんなんで決着つけるたぁな・・・」
リノア・アルティミシア「〜〜〜〜〜〜〜」バチバチバチバチ
バッツ「バチってんなぁw」
ギルガメッシュ「まぁ、無がかかってるからな」
アパンダ「一つ、言えるのは」
全員「そう、一つだけわかるのは」
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リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」ニヤニヤニヤニヤ
オメガ「トリプルトライアド、S T A R T ! ! 」ピピー
全員(絶対イカサマするよこいつら・・・・)
【ラストバトル】リノア VS アルティミシア
【勝負方法】トリプルトライアド
456: 以下、
457: 以下、
おつ!やっぱりイカサマかwwwwww
462: 以下、
???「バレなきゃあイカサマじゃあねえんだぜ・・・」
464: 以下、
なんだこの展開ww胸熱すぎるww
474: 以下、
ベッベッベッベッベッベッベッベ ベッベッベッベッベッベッベッベ
オメガ「ベベッベー パン! ベベッベー」
バッツ「何してんの?」
オメガ「BGMニ決マッテンダロガ」
バッツ「ああ、うん、そう・・・」
アパンダ「先攻は・・・・」
チャリチャリチャリチャリ・・・・チャリン
【先攻】アルティミシア
アルティミシア「ふむ、私からか」
リノア「ちんたらすんなよババア」
アルティミシア「時間制限はないはずだが?」ニヤ
リノア「待たせんなつってんだよ。ボケ」イラ
ギルガメッシュ「姉さんどうすんの?」
アルティミシア「ふむ、確かに第一投は大事だ・・・」
アルティミシア「手札がランダムである以上、最初で確実に”流れ”を引き込みたい」
リノア「いいからはやくしろ」
アルティミシア「なればこそ、まず私の第一投は・・・・」スチャ
アルティミシア「 こ れ だ ! 」バン!
【セクレト】5199(時計回り)
475: 以下、
=========
||   ||   || 5  || 
||   ||   ||9●1|| 
||   ||   || 9  || 
=========
||   ||  ||  || 
||   ||   ||  || 
||   ||   ||   || 
=========
||   ||  ||  || 
||   ||  ||   || 
||   ||  ||   || 
=========
リノア「なッ・・・!」
バッツ「え〜っと、一番いい数字がAで次に強いのが9だから・・・」チュートリアル
アパンダ「引き強いっすね!?」
アルティミシア「魔女をなめるなよ・・・」フフフ
リノア「セ、セクレト・・・・いいの持ってんじゃん」
アルティミシア「あまり待たせるなよ」フワ
476: 以下、
オメガ「後攻、リノア選手デス」ベベッベー
アルティミシア「はやくしろよ」ダラー
リノア「・・・たかがGFカード如きでいい気にならないでくんない?」スチャ
アルティミシア「・・・・」
リノア「アタシのカードは・・・これだッ!」ビッ
【モルボル】7742
=========
||  || || 5  || 
||  || ||9●1|| 
||  || || 9  || 
=========
||  || ||  || 
||  || ||  || 
||  || ||  || 
=========
|| 7  || ||  || 
||2○7|| ||  || 
|| 4  || ||  ||
=========
リノア「おばさんのよりちょ〜っと弱いけど、ランダムハンドならこれで十分!」
アルティミシア「手堅いな・・・」
アパンダ「確かに、ランダムで配られた割にはいいカードっすね」
バッツ「いやでも7って中途半端だろ」
ギルガメッシュ「チャンスじゃん!つええカードでひっくり返しちまえ!」
アルティミシア「・・・・・」
477: 以下、
オメガ「先攻、アルティミシア選手、二投目オネガイシマス」
リノア「何で来る?さっさとしなよ」ニヤニヤ
アルティミシア「その問いに対する答えは・・・こうだ!」ビッ
【グラナトゥム】2367
=========
||   || || 5  || 
||   || ||9●1|| 
||   || || 9  || 
=========
||   || || 2  || 
||   || ||7●3|| 
||   || || 6  || 
=========
|| 7  || ||   || 
||2○7|| ||   || 
|| 4  || ||   || 
=========
アルティミシア「・・・・」
リノア「おやおや〜?早くもネタ切れですか〜?」
ギルガメッシュ「ちょ、姉さんなんで攻めないの!?」
バッツ「つええのであのモルボルひっくり返せばいいだろうが!」
リノア「攻めたくても責められないんだよね〜」
アルティミシア「・・・・」チッ
478: 以下、
バッツ「どゆこと?」
アパンダ「あ・・・そうか。そういう事か」
ギルガメッシュ「へ?」
アパンダ「このゲームは高い数字で低い数字をひっくり返すのが基本っす」
アパンダ「そしてカードが持つ数字は4辺。対してフィールドはマス目3×3だから」
リノア「そ、まずはひっくり返される危険を回避したいの」
バッツ「???」
リノア「例えばこう・・・しょっぱなからど真ん中に置くと、4辺がガラ空きでしょ」トントン
アパンダ「でも隅っこに置くとこうして2辺が壁で覆われるから・・・」
リノア「弱い部分を角で潰したいのよ」
バッツ「ああ〜!」ポン
ギルガメッシュ「オセロみたいなもんか」ポン
アルティミシア「さらにこの場合警戒したいのが【ウォールセイム】だ」
アルティミシア「【ウォールセイム】は【セイム】に付属するルール。その特性は壁を”A”と見なす事」
アルティミシア「この状況で右中を開けて置き、万一相手が右Aのカードを持っていた場合・・・」
リノア「セイムで二枚ともいただき〜!」
アルティミシア「は、困るので」
アパンダ「だから万一セイムされても、被害が最少ですむように」
アパンダ「上辺がセクレトより弱いカードを”壁”として置いたんす」
リノア「コンボの可能性を潰したんだね」
バッツ「ごめん、全然わかんない・・・」フラ
ギルガメッシュ「これこんな頭使うゲームだったっけ・・・・」フラ
479: 以下、
リノア「初心者の癖にやるじゃん、おばさん」
アルティミシア「お前より頭が育ってるんだよ」
リノア「年の功って奴ね」プゲラ
アルティミシア「ノータリンなバカガキになるよりかはましだ・・・」イラ
オメガ「リノア選手、ソロソロ二投目ヲ」
リノア「あ、はいごめんなさ〜い」
リノア「じゃあ次のカードは〜・・・これ!」ビッ
【コカトリス】2126
=========
||   ||   || 5  || 
||   ||   ||9●1|| 
||   ||   || 9  || 
=========
||   ||   || 2  || 
||   ||   ||7●3|| 
||   ||   || 6  || 
=========
|| 7  ||   || 2  || 
||2○7||   ||6○1|| 
|| 4  ||   || 2  || 
=========
アルティミシア「!!」
リノア「残念”右A”カードはありませんでしたw」
リノア「おばさんが警戒してくれたおかげで〜雑魚カードが助かっちゃった〜」
アルティミシア「・・・・」ビキビキ
アパンダ「勿体なかったっすね」
バッツ「ほんとだ。これレベル1のクソカードだ」ペラ
ギルガメッシュ「アシストしちまったのか・・・・」
リノア「アシスト?違うね」
リノア「ビビっただけだろ?バ・バ・ア」プッ
アルティミシア「殺すぞこのボケェーーーーーーーーッ!!」ビキビキビキ
ギルガメッシュ「だぁ〜!ちょ、落ち着いて姉さん!」ガシ
バッツ「挑発だって!お前が乗ってどうする!」ガシ
アルティミシア「ゼエ・・・・ゼエ・・・・」ピキピキ
アパンダ「挑発ありなんすか?」
オメガ「対戦者同士ノ雑談ハ自由デス」キッパリ
アパンダ「ざ、雑談・・・」
480: 以下、
アルティミシア「本当に不快な奴め・・・!」ビキビキ
リノア「キャッハッハw」プゲラ
ギルガメッシュ「本領発揮だなぁ」
アパンダ「煽るのなんのって」
オメガ「アルティミシア選手、三投目ヲオネガイシマス」
アルティミシア「ハァ・・・ハァ・・・」
バッツ「どどどどうすんだよおばさ〜ん!」
ギルガメッシュ「とりあえず落ち着け!深呼吸深呼吸!」
リノア「ワインくそまずかったぁ〜」ペッペ
アルティミシア「 」ビキッ
アルティミシア「ちゃああああしゃああああああああ!」ブオッ!
バッツ「だ〜から落ち着けっての〜!」
バスッ
【ゲイラ】2144
=========
||   || 2  || 5  || 
||   ||4●1||9●1|| 
||   || 4  || 9  || 
=========
||   ||   || 2  || 
||   ||   ||7●3|| 
||   ||   || 6  || 
=========
|| 7  ||   || 2  || 
||2○7||   ||6○1|| 
|| 4  ||   || 2  || 
=========
アルティミシア「ハァ・・・・ハァ・・・・」
バッツ「クソ」
アパンダ「カード・・・・」
481: 以下、
リノア「あれれ?大丈夫なのおばさ〜ん」
リノア「そんなおばさんのしもべみたいなクソ雑魚カード出しちゃってw」
アルティミシア「〜〜〜〜〜〜」ビキビキビキ
バッツ「もう・・・落ち着けよ」
アパンダ「言葉に出来ない怒りが伝わってくるっす」
オメガ「リノア選手、三投目ヲ」
リノア「・・・・・」
リノア(とは言う物の・・・実はこっちのカードも対して強くないんだよね)ヒラヒラ
リノア(とりあえず煽って見た物の・・・あんだけピキりながらあの弱カードって事は・・・)
リノア「審判。質問」
オメガ「ハイ、ナンデショウ」
リノア「サドンデスルールが見当たらないけど、同点の場合はどうなるの?」
オメガ「ハイ、オッシャル通リサドンデスハアリマセンノデ、1カラ仕切リ直シニナリマス」
リノア「つまり、ルール据え置きのカード総とっかえ?」
オメガ「ハイ」ピピー
リノア(ここは捨てて次回に持ち越す気かな・・・いやでも、セクレトはかなりの強カード・・・)
リノア(手放すのは惜しいはず・・・じゃあ・・・)
=========
||   || 2  ||  5  || 
||   ||4●1|| 9●1|| 
||   || 4  ||  9  || 
=========
||   ||   ||  2  || 
||   ||   ||7●3 || 
||   ||   ||  6  || 
=========
|| 7  ||   ||  2  || 
||2○7||  ||6○1 || 
|| 4  ||   ||  2  || 
=========
リノア(この配置・・・・)
ザワ・・・・・
リノア「 ! 」
『リノアは 何かに 気が付いた!』
482: 以下、
リノア「ギルガメッシュ!ちょっとこい!」ガッ!
ギルガメッシュ「え!?ちょ、なんだよ!」
リノア「・・・・!!」
オメガ「リノア選手!観客ヘノ暴行ハ禁止デス!」ピピー!
アパンダ「急にどしたんすか」
リノア「・・・・・」
リノア「て・・・・めえ・・・・」ギロ
アルティミシア「なにか?」シラー
ギルガメッシュ「なんだよいきなり!?痛いよ!離せよ!!」
リノア「・・・・自分のステ見てみろ」
ギルガメッシュ「え?」
【ギルガメッシュ】毒
アパンダ「ちょ」
バッツ「なんで!?」
アルティミシア「・・・・・・」
リノア「さっきの”お酒”・・・だね?」
(お前も飲むか? あざっす!)
アルティミシア「・・・・・夕焼けが綺麗だ」シラー
ギルガメシュ「姉さああああああああああん!!」ガーン
483: 以下、
バッツ「ごめん、話がさっぱり見えない」
リノア「・・・・こういう事だよ」
【ギルガメッシュ】3796
=========
||   || 2  || 5  || 
||   ||4●1||9●1|| 
||   || 4  || 9  || 
=========
||   ||   || 2  || 
||   ||   ||7●3|| 
||  ||   || 6  || 
=========
|| 7  || 3  || 2  || 
||2○7||6●7||6○1|| 
|| 4  || 9  || 2  || 
=========
【 P L U S ! 】
リノア「トリプルトライアドに時間制限はないから、やろうと思えばいくらでも長考が可能なの」
リノア「だからこいつは、ギルガメッシュを弱らせて」
リノア「頃合いを見計らって・・・・適当に飲み物持ってこいとか言うつもりだったんだろうね」
リノア「で・・・こいつを【カード化】して・・・すり替える気だったんだ・・・!」
ギルガメッシュ「 姉 さ ん あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ん ッ ! 」ガガーン!
アルティミシア「あ、流れ星」
バッツ「今夕方だろが」
リノア「じゃあギルガメッシュを配膳役にしたのも・・・!」
アルティミシア「腕6本で運びやすそうと思っただけだ」
ギルガメッシュ「もう誰も信じられない」ズーン
エンギドゥ「くぅ〜ん」ペロペロ
オメガ(マジアワレ・・・・)
リノア「ジャッジ、見た!?こいつはやっぱりイカサマする気だったよ!」
リノア「持ち越しになったら”手札”よく見といた方がいいんじゃない!?」
リノア「いつ不正されるかわかんないよ!」
アルティミシア「・・・・・・・・・」
アルティミシア「人の事が言えた立場か」
484: 以下、
リノア「!?」
バッツ「え、こいつも?」
アルティミシア「先ほどから思っていたが、こいつから謎の魔力を感じるのだが?」
オメガ「・・・・オレ?」
リノア「 」ドキ
アルティミシア「私はジャッジに触れん。お前ら、調べてみろ」
バッツ「え・・・何をだよ」ガサゴソ
アパンダ「機械はよくわかんないんすよね〜」ガサゴソ
ギルガメッシュ「あ〜〜〜〜!これ!」
全員「!?」
オメガ「エッナニ?!」
ギルガメッシュ「大将の体からこんなもんが〜!」ゴロン
【ダイナモ石】
オメガ「 」ブッ
アパンダ「雷属性の石・・・」バチバチ
バッツ「かなり、強力だな・・・」バチッ
オメガ「アホカァーーー!コンナモン俺ノ体内ニハイッテタラ、ショート起コシテ活動停止シチマウダロガ!」
リノア「バッテリー大丈夫かなって思って」テヘ
アルティミシア「だからこいつは自分が負けそうだと思ったら、この石をサンダガに精製して」
アルティミシア「ジャッジのお前を吹き飛ばして、うやむやにしようとしたんだ」
オメガ「オ、オマエゴルァーーーーッ!俺ノオニューノボディニナンテ事ヲ!」ピピー!
リノア「だっていきなり拉致ってくるからじゃ〜ん」
バッツ「あ〜あん時かぁ・・・」
485: 以下、
リノア「ギルガメッシュがカワイソウだと思わないの?」
アルティミシア「ありとあらゆる者を人質にしてきたお前に言われたくないわ」
リノア「次は何を仕込んでるだか」
アルティミシア「次は誰を不幸にするつもりだ」
リノア「このイカサマババア・・・」ピキピキ
アルティミシア「狡いんだよジャリデンパ・・・」ピキピキ
アパンダ「ふ、不正だらけだ・・・」ブルブル
ギルガメッシュ「うう・・・誰か毒消し頂戴・・・」
オメガ「ソレ捨テロ!ソンナモン近クに置イテタラ俺ガ誤作動オコシチマウ!」
バッツ「これカードゲームなんだよな?平和的な闘いなんだよな?」
ガタッ
リノア・アルティミシア「ちょっとよろしいでしょうか」
オメガ「エ?何?」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
リノア・アルティミシア「すいませんが・・・・」
ギルガメッシュ「ん、殺気・・・・」
ドドドドドドドドド
リノア・アルティミシア「ちょっと”お花”詰みに行ってきます・・・・」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 
アパンダ(新しいイカサマ仕込みに行くつもりだぁーーーーーーーー!!)ガビーン
486: 以下、
バッツ「てめえら!いい加減にしやがれ!」
ギルガメッシュ「正々堂々と戦えよ!最後だろ!?」
リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」
アパンダ「ハッ!そうだ!カードデッキがヤバイ!」
オメガ「サ、触ルナヨ!?俺ハジャッジダゾ!?」バッ
ギルガメッシュ「デッキを守れ〜!」バッ
リノア。アルティミシア「・・・・・・・・・・・・・・」ユラァ
バッツ「お前ら〜〜!そこを動(ry
リノア「緊急脱出ッ!」ゴロゴロゴロ!
アルティミシア「とぉっ!」バササッ
バッツ「・・・・くなっての」ガク
『二人は どこかへ 消えて行った!』
【一時中断】
・現状
=========
||   || 2  || 5  || 
||   ||4●1||9●1|| 
||   || 4  || 9  || 
=========
||   ||   || 2  || 
||   ||   ||7●3|| 
||   ||   || 6  || 
=========
|| 7  ||   || 2  || 
||2○7||   ||6○1|| 
|| 4  ||   || 2  || 
=========
【リ】5−5【ア】
・消費カード
【リノア】モルボル・コカトリス(残り3枚)
【アルティミシア】セクレト・グラナトゥム・ゲイラ(残り2枚)
487: 以下、
頭脳戦(ただし正々堂々とは言ってない)
496: 以下、
〜〜待機中〜〜
ギルガメッシュ「大将、どう?」
オメガ「イヤ、カードハチャント全種類アル」バラララ
アパンダ「これでカードに細工はできなくなったわけっすね」
バッツ「が、気になるのは・・・・」チラ
リノアの手札=【?】【?】【?】
アルティミシアの手札=【?】【?】
バッツ「自分達の手札も置いてきやがった・・・」
ギルガメッシュ「これ俺ら見ちゃっていいの?」
オメガ「イーケド帰ッテキテカラ、モシ口滑ラシタラ・・・」
アパンダ「地獄見るハメになりますよ」
ギルガメッシュ「・・・やめとく!」ブルブル
バッツ「じゃあ俺は、嬢ちゃんのカードだけ・・・」
アパンダ「よく見る勇気ありますね。僕触るのすらイヤなんすけど」
バッツ「さっきから気になってたんだよなー。でも見せてくれなくて・・・」
ギルガメッシュ「見たら黙っとけよ」
バッツ「大丈夫だって・・・よっと」ピラ
バッツ「!」
『バッツは リノアの 手札を見た!』
497: 以下、
バッツ「・・・」パタ
アパンダ「どうでした?」
バッツ「・・・・なんともいえねえ」
アパンダ「ええっ!」
バッツ「もうほんと、お、おう・・・って感じ」
ギルガメッシュ「じゃあどうやって勝つつもりだろう」
アパンダ「だからなんらかのイカサマしようとしてるんでしょ」
ギルガメッシュ「ああ〜・・・・」
アパンダ「こんなに汚い闘い初めて見たっす」
オメガ「ッタクアノ連中ダキャ・・・・」フゥ
アパンダ「ジャッジ泣かせっすね」
オメガ「イットクガ俺ハ中立ノ立場ダカラナ!ドッチカニ肩入レスルヨーナマネハシネー!」
オメガ「ジャッジハイカナル時デモ公平ニ!ソレガ俺ノモットーダ!」ドーン
ギルガメッシュ「まさにジャッジ・マスターだなw」
ハハハハハハハ・・・・・・・・・
・橋の真下
アルティミシア「・・・・・」ニヤ
498: 以下、
バッツ「ついでだしおばさんのカードも見とくか」
ギルガメッシュ「度胸あんな〜」
バッツ「大丈夫だって。言わなきゃいいんだろ?」
アパンダ「それができそうにないから見ないんすよ」
バッツ「もっと気楽にいこーぜー。よっと」ペラ
『バッツは アルティミシアの 手札をみた!』
バッツ「・・・」
アパンダ「どでした?」
バッツ「・・・微妙」
ギルガメッシュ「よくもなく悪くもなく?」
バッツ「う、う〜ん・・・・なんつうか、ホント平凡な・・・」
アパンダ「まぁ、ランダムハンドっすからねえ」
バッツ「うーん、こりゃおばさん優勢か?」
アパンダ「リノアちゃんが勝つにはセイムプラスを狙っていくしかないって事っすね」
アパンダ「・・・正攻法でいくなら」
ギルガメッシュ「今の所可能性があるのは、真ん中か・・・」
アパンダ「う〜ん、魔女さんが真ん中下、もしくは左中に何かおけばそれも可能性に・・・・」
アーダコーダ ブツブツブツ
ザッザザッ ザーーーーーーー・・・・・・・・・・
コッチハドウ・・・・ザザ・・・・ジャアココモ・・・・ザッ・・・・ア、ジャアコッチモ・・・・ザー・・・
・電波塔
リノア「・・・・・・・・・・」ニヤ
499: 以下、
〜〜待機中〜〜
オメガ「オッセエナ・・・・」イライラ
バササッ! ヒラ・・・ヒラ・・・ヒラ・・・
ピタ
リノア「おまたせ」キリ
アルティミシア「またせた」キリ
バッツ「きやがった・・・・・」
ギルガメッシュ「今度は何をするつもりだ・・・・」
リノア「おばさん、上から飛んできたのね」
アルティミシア「そっちの方が楽だからな。それが何か?」バササ
リノア「アタシ1Fから上がって来たから、ついでに取って来たよ」
リノア「はい、どーぞ」ドン
『大量の 酒瓶が 詰みこまれる!』
アルティミシア「・・・・・」ヒク
リノア「これでわざわざ”取りに行く”必要ないね・・・」ニヤ
アパンダ「離席の理由を潰した・・・・」
ギルガメッシュ「これを受け取っちまえばもう席は立てねーな・・・」
アルティミシア「これはこれは、わざわざかたじけない・・・」チャポ
アルティミシア「あっ」ツルッ
バリィーン!
アルティミシア「しまった!酒瓶を一つ割ってしまった!」フキフキ
アルティミシア「私と言う事がなんとした失態だろう!急いで片付けねば!」フキフキ
アルティミシア「ああっ!気を付けろ!ガラス片と酒がそこかしこに散らばってるぞ!」フキフキ
アルティミシア「これでは万が一”透明のもの”があっても見分けがつかんではないか・・・」ニヤ
リノア「・・・・・」
アルティミシア「誰も”コンタクトレンズ”は持ってないな!?」
バッツ「ねーよ」
アルティミシア「あーよかった。”レンズ”のようなものがあったら取り返しのつかない所だった」フィー
アルティミシア「な?」
リノア「・・・・・」ギリ
アパンダ「あ、心理戦の気配」
500: 以下、
リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ
オメガ「モウイーカラ!サッサト席戻レ!」
リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・・・・・」スチャ
オメガ「オマエラ!イクラ時間制限ガナイカラッテ自由スギ!」
オメガ「一体何分マタセンダ!ココカラハモウドッカイクノ禁止!イイナ!」
アルティミシア「問題ない」
リノア「もう用事ないもんね」
アルティミシア「お前にな」
リノア「しわのないお肌見ても辛いだけだもんね」
リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」バチバチバチバチバチ
バッツ「う〜ん、この修羅場感」
アパンダ「黒ジャンさんじゃなくてよかったっす」
オメガ「再開スッゾ!次ハリノアカラダ!」
リノア「おっけ」
アルティミシア「はやくしろ。時間は過ぎ去って離れていく」
リノア「若い体はもう戻らないもんね」
アルティミシア「アホの痛々しい発言もな」
オメガ「 煽 リ ア ウ ナ ! 」ピピー!
ギルガメッシュ「ジャッジも大変だな・・・」
【再開】リノア 三投目
502: 以下、
リノア「え〜っと、現状は・・・・」
=========
||  || 2  || 5  || 
||  ||4●1||9●1|| 
||  || 4  || 9  || 
=========
||  ||  || 2  || 
||  ||  ||7●3|| 
||  ||  || 6  || 
=========
|| 7  ||  || 2  || 
||2○7||  ||6○1|| 
|| 4  ||  || 2  || 
=========
リノア「ふむ・・・・」
アルティミシア「はやくしろ」
リノア「はいはいやりますよ。じゃあ・・・」
リノア「ここ!」ビターン!
【アルテマウェポン】7728
=========
||   || 2  || 5  || 
||   ||4●1||9●1|| 
||   || 4  || 9  || 
=========
||  ||   || 2  || 
||  ||   ||7●3|| 
||  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2○7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227379.jpg
バッツ「お、やっぱそれ使う?」
リノア「まずはセイムの可能性、潰させてもらったよ!」
アパンダ「え、でもこれじゃあ同時にプラスの可能性もあるんじゃ・・・・」
アルティミシア「いや、これは正しい」
アパンダ「え」
アルティミシア「最後だから教えてやる。見ろ」
【二人の残りカード】2枚
アルティミシア「ここまできて二人ともまだ一枚も取れていない」
バッツ「残り二枚じゃん。それでいーの?」
アルティミシア「このゲームの勝利条件、なんだった?」
ギルガメッシュ「相手より多くカードをひっくり返した方が勝ち・・・」
アルティミシア「そうだ。だからこう言い変えることもできる」
アルティミシア「例え辛勝でも、たった”一枚”だけでも上回ればそれでいいんだ」
503: 以下、
アパンダ「あ・・・そか」
バッツ「?」
アパンダ「だから・・・無理して攻める事はないんす。決着はどちらかが勝つまで繰り返されるんだから」
アパンダ「最後に一枚だけひっくり返せばそれでいいんす。だから防御に徹してればいつかチャンスはくるし」
アパンダ「ダメなら駄目でまた最初から仕切りなおせばイイ・・・」
アルティミシア「次回に回ればもしかしたら強いカードが来るかもしれない」
アルティミシア「ましてやこいつの事だ。イカサマし放題の卑怯者だからな」
アルティミシア「仕切り直しの数だけイカサマのチャンスは増える。むしろ仕切り直しはこいつの望むところだろう」
リノア「お前に言われたくないんですけど」
オメガ「アルティミシア選手、四投目ヲ」
アルティミシア「・・・・」
ギルガメッシュ「姉さんも持ち越し狙い?」
アルティミシア「いや・・・それもいいが、やはり・・・」
アルティミシア「”時”はそろそろ動き出すべき・・・そう思わないか?」ニヤ
ギルガメッシュ「って事は!」
アルティミシア「ここいらで攻めさせてもらう!くらえ!」バッ
アルティミシア「私のカードは・・・ こ れ だ ! 」バシィ!
504: 以下、
【シュミ族】6584
=========
||  || 2  || 5  || 
||  ||4●1||9●1|| 
||  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4●5||  ||7●3|| 
|| 8  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2○7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227384.jpg
【CARD WIN!!】
=========
||  || 2  || 5  || 
||  ||4●1||9●1|| 
||  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4●5||  ||7●3|| 
|| 8  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2●7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227385.jpg
【リ】4−6【ア】
全員「おおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
505: 以下、
バッツ「やっと一枚!」
アパンダ「試合が動いたぁ〜〜〜〜!」
アルティミシア「ふふふ・・・・」キラン
リノア「・・・・・」
アパンダ「しかもこの配置!」
ギルガメッシュ「両脇が埋まってる!もう取り返せない!」
アルティミシア「これで持ち越すには最低一枚はひっくり返さねばならなくなったわけだが・・・」
アルティミシア「何か、策があるか?」キリ
バッツ「おばさん絶好調だな!」
オメガ「現在アルティミシア選手ノ1ポイント勝チデス」
アルティミシア「どうした?はやくしろ」フフン
リノア「・・・」ペラ
リノア「・・・・・」
リノア「・・・誰か、アタシのカード触ったでしょ」
バッツ「!?」ドキィ
リノア「やっぱりあんたか・・・・」フゥ
バッツ「ななな何故わかったし!」
リノア「カードの裏にさぁ、髪の毛抜いて挟んどいたんだぁ」
リノア「今見たらそれがないから・・・ああ、誰か見たんだなって」
アルティミシア「見られて困るカードだったのか?」
リノア「べっつにぃ。見たけりゃ好きなだけ見ればいいじゃん」
リノア「たださあ、やっぱ、外野が口滑らせてカードがバレるってのが一番やなのね」
リノア「それはアタシら関係ない部外者によるアクシデントだし。そうなったら・・・」
リノア「むかつくじゃん?」ギロ
506: 以下、
バッツ「あああ安心しろって!絶対言わないから!」ブンブンブン
アパンダ「テンパリすぎっすよ」
ギルガメッシュ「ほら、だから言ったじゃん」
リノア「ジャッジ、約束してよ」
リノア「もしこいつが口滑らしそうになったら、ジャッジとして公平な処分して?」
オメガ「具体的ニハ?」
リノア「ここから強制退去処分。そんくらいのペナルティあってもいいいんじゃない?」
リノア「ゲーム妨害なんだしさ」
オメガ「了承シマシタ」ロックオン
バッツ「ななななんで!?そんなたかがカードで!?」
アパンダ「いや・・・そらそうでしょ」
ギルガメッシュ「相手にヒント教えるようなもんだしな」
リノア「オメガなら口の動きとか探知してすぐさま行動できるでしょ?」
オメガ「朝飯前ダ!」キリ
リノア「・・・・じゃ、頼んだわよ」
アルティミシア(カードを見られたくない・・・・?そこまで拒む理由は・・・)
507: 以下、
バッツ「そんな事よか次お前だぞ!どうすんだよ!」
バッツ「このままじゃお前負けちゃうぞ!いいのか!?」
リノア「・・・・どうしよっか」
オメガ「リノア選手、四投目デス」
=========
||  || 2  || 5  || 
||  ||4●1||9●1|| 
||  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4●5||  ||7●3|| 
|| 8  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2●7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
リノア「・・・・・・・・・・」
『リノアは 中々 カードを出さない!』
アルティミシア「初めての長考だな。この場面、やはりお前でも悩むか?」
アパンダ「やはりセイムプラスで・・・」ブツブツ
ギルガメッシュ「ええと、この場合ルールが適用できるカードは・・・」ペラペラ
リノア「・・・・」
リノア「・・・・一つ、聞かせて」
全員「?」
リノア「アタシの手札見た人。まぁ、コメントに困る感じだったと思うんだけど」
バッツ「え、あ、うん」
アルティミシア「・・・・・・・・」
リノア「じゃあさ、逆にどのカードだと勝てるかな」
バッツ「え〜・・・そら強いレアカードで一発逆転しかないっしょ」
リノア「それってなに?」
バッツ「え?え〜っと・・・やっぱり・・・・」チュートリアル
バッツ「あ・・・これ?」
【ラグナ】5A39
バッツ「これを真ん中に置けば、いっきに3枚!」
アパンダ「いやでもこれかなりのレアカードっすよ」
ギルガメッシュ「こいつがそこまで引きが強ければいいけどさぁ」
508: 以下、
リノア「お義父さんのカードかぁ・・・」
リノア「レベル10のカードだっけ?」
バッツ「え〜っと、うん。そうだな」
リノア「他にはなんかない?」
バッツ「え、え〜っと・・・」
アルティミシア(こいつ・・・さっきから何を?)
バッツ「おお!バハムートとリヴァイアサン!うっわーなつかし!こいつらもカードなんだw」
バッツ「この二人のカードでも、大丈夫だな!」
リノア「昔の仲間なんだっけ?」
バッツ「そーそーこいつら!封印の書に記された最強の召喚獣でさぁw」
リノア「当時からいたんだw」
バッツ「そうなんだよwピラミッドの上でさあ、いきなり半島から湧き出てくんのw」
リノア「せめて同点に持ち込みたいんだよねー」
バッツ「あっじゃあこいつなんてどうよ!ガルキマセラのカード!」
リノア「それも知り合い?w」
バッツ「ウォルスの城でさーフルボッコにされてさーw」
バッツ「こいつもカードに入ってたんだw」
リノア「交友広いねーw」
バッツ「勝つのは厳しいけど、同点狙いならなんとかなるかもな!」
リノア「レベル足らなくない?大丈夫?」
バッツ「大丈夫大丈夫、だってガルキマセラのカードレベルってお前のと同―――
リノア「 オ メ ガ ! 」
【激突】
バッツ「へびぅーーーーーーーーッ!」ヒューン
オメガ「言ウナツッタロゴルァ!」
アアアアアアア・・・・・・・・・・・ キランッ
オメガ「バッツ氏、規約違反ニツキ強制退場デス!」ピピー!
リノア「あんだけ言うなって言ったのにね〜」クスクス
アルティミシア(こいつ・・・)
アパンダ・ギルガメッシュ( 誘 導 尋 問 じ ゃ ね ー か ! )
509: 以下、
リノア「あースッキリした」キラキラ
アパンダ「いや・・・今の明らかに・・・」
ギルガメッシュ「言わせたよな・・・」
リノア「ん?何?楽しく雑談してただけだよ?」ニッコリ
オメガ「規約ニ反シナイ程度ナラバ雑談ハOKデス」
リノア「さっきも同じ事言ってたのにね〜」プッ
アルティミシア(口を滑らせるのを嫌がった割に・・・わざと話題を誘導してそう仕向けた)
アルティミシア(おかげで聞こえてしまった!あいつの残りカードの一つはカードはガルキマセラと同じレベルのカード)
アルティミシア(つまり・・・・レベル4のカード!)
ギルガメッシュ「探してこようか?」
アパンダ「海の方飛んでったっす」
アルティミシア(バレるのを恐れたのではないのか?だからジャッジに規約を設けたのではないのか?)
アルティミシア(それとも・・・あいつを追い出すのが目的だった!?)
リノア「あ、ごめんアタシの番だっけw」
オメガ「ハイ。リノア選手ノ四投目デス」
アルティミシア「・・・何故バッツを追い出した」
リノア「はい?」
アルティミシア「あんな見え見えの誘導尋問・・・明らかにお前が仕向けただろ」
リノア「濡れ衣だよ〜。ひど〜い!」
アルティミシア「今しっかり聞こえた!お前のカードはレベル4のカード!」
アルティミシア「言わせたのはお前だ!何故自分を窮地に追い込むマネを!?」
アルティミシア「このままではお前は負けてしまうんだぞ!?」
リノア「心配してくれてるの?優しいね〜」
アルティミシア「なわけないだろ・・・!」ギリ
513: 以下、
リノア「・・・このゲームってさ」ドサ
『リノアは 語り始めた!』
リノア「賢いおばさんなら気づいてると思うんだけど、後攻ってちょっと得なのよね」
ギルガメッシュ「え、なんで?」
アルティミシア「・・・マス目だよ」
リノア「そう、カードのマス目3×3の合計9.対して手札は一人5枚」パー
リノア「だから順番に置いてったら、一つ余るじゃん?」
ギルガメッシュ「あ、ほんとだ」
リノア「だからさあ、弱いカードが回ってきてもね」
リノア「じゃあ出さなきゃいいんだよ。だって必要ないんだから」
アルティミシア「しかしそんなもの、偶然だろ。私が後攻の可能性もあった」
リノア「ん〜、わかってないなぁ」フゥ
リノア「さっきあんたが言ってた通り、1つでもひっくり返せば勝ちだから、無理して全部狙う必要ないのよね」
リノア「ましてやランダムハンドならなおさら。折角手に入れたレアカードが自由に使えない」
リノア「もしかしたら全部弱カードかもしれない。そうなったらもう目も当てられない」
リノア「だからみんな、ランダムハンドは最優先で消しにかかるのよね」
アルティミシア「スコール曰くそう言う人物がいたそうだ・・・」
リノア「あのバラムの人でしょ」
アルティミシア「しかしここではランダムハンドは固定ルールだ。何故ならお互い素人だからな」
オメガ「公平性ヲ考慮シタ結果デス」キリ
アルティミシア「同点に持ちこそうが2戦目に進もうが、この呪いに等しき呪縛は抜けない」
アルティミシア「違うか?」
リノア「お互い・・・・素人・・・?」
リノア「・・・・フフ。フフフフフ」
フフフ・・・・クス・・・・クス・・・・
アルティミシア「・・・・・」
『リノアは 不敵な笑みを こぼした!』
514: 以下、
ざわざわ……
515: 以下、
リノア「あんた、カードが初めてみたいな素振りしてたけど、スコールと一緒の時にやらなかったの?」
アルティミシア「そんな暇はなかった。お前のせいでな」
アルティミシア「そもそもそれ以前に興味がない。私には他に趣味があったからな」
リノア「・・・・やっぱり素人だよお前」
アルティミシア「・・・・・・・」ヒク
リノア「カードに関してはアタシの方が知識は上だ。何故なら、一周目の時さんざカードに付き合わされたからね・・・・」
リノア「セイムもプラスもエレメンタルも、全部知ってるんだよ。なんなら裏ワザまで」
アルティミシア「裏ワザ・・・」
リノア「知ってた?実はレアカードって、何枚でも取れるんだぁ・・・・・」ニヤ
アルティミシア(!?)
アパンダ「え!?」
ギルガメッシュ「そなの!?」
リノア「カードの力って意外と強くてね・・・カードへの情熱が自分を強く繋ぎとめるの」
リノア「それは時間圧縮の世界でさえも・・・・」
アルティミシア「・・・・・・・」
リノア「知らなかったでしょ。CC団の裏ワザ。チュートリアルにも載ってないからね」
アルティミシア(CC団?たしかスコールとガーデンへ戻った時の・・・)
リノア「アタシは覚えてるよ。アタシその場にいたもん」
リノア「あのガーデン紛争の時に唯一あんたがCC団として紹介された人物・・・」
(あ、お前はそういえばCC団だったな)
アルティミシア(クラブ・・・・?)
リノア「・・・・・・・・・・」ズズズズズ
『リノアから 邪悪な邪気が 発せられる!』
516: 以下、
リノア「CC団ってなんの略かわかる?」
アルティミシア「カードクラブ団だろ。それがなんだ」
リノア「お前は間違えたんだ。いや、知らなかったんだ」
リノア「”クラブ団”って言う間違った言葉づかいに惑わされたんだ」
アルティミシア(確かに集まりを意味するクラブに団はおかしい・・・でもそんなもの、学生のノリって奴だろ?)
リノア「クラブはもう一つ意味があった!」
ギルガメッシュ「あ・・・・それ」
(あんたはどっちかっていうとジョーカーっす)
アルティミシア(ト、トランプの柄か!)ハッ
リノア「ガーデンはカードの聖地でもあるんだ。レアカードの宝庫なんだ」
リノア「ジャック、スペード、クラブ、ダイヤ、ハート、ジョーカーの6人」
リノア「そしてその上に降臨するキング!これを打ち負かした唯一の存在!」
リノア「カードの生ける伝説!伝説のカードジャンキー!」
リノア(そしてはじまりの人・・・・)
ザワ・・・・・
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
アルティミシア(な、なんだ!?猛烈にイヤな予感がする!!)
519: 以下、
リノア「結局・・・・最後までわからなかったみたいね・・・」
アルティミシア「!?」
リノア「持越しなんか・・・するかよ・・・アタシは最初からここで決着をつけるつもりだったんだ・・・」ケケケ
リノア「余ったカードはもういらない。最初からこんなもの、見られようが見られまいがどうでもよかった!」クシャ
『リノアは 余分なカードを捨てた!』
リノア「お前を打ち負かすのは・・・・この人以外ありえない!」
アルティミシア(同点狙いじゃないのか!?)
オメガ「リノア選手、四投目。ラストターンデス」
リノア「刮目しろ・・魔女アルティミシア!」
ヒラ
リノア「 ア タ シ の カ ー ド は こ れ だ ! 」
バンッ
【スコール】A469
=========
|| A  || 2  || 5  || 
||9○4||4●1||9●1|| 
|| 6  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4●5||   ||7●3|| 
|| 8  ||   || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2●7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227494.jpg
【 S A M E !】
520: 以下、
=========
|| A  || 2  || 5  || 
||9○4||4○1||9●1|| 
|| 6  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4○5||  ||7●3|| 
|| 8  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2●7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227503.jpg
リノア「さらにコンボ!」
=========
|| A  || 2  || 5  || 
||9○4||4○1||9●1|| 
|| 6  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4○5||  ||7●3|| 
|| 8  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2○7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227505.jpg
【リ】7 ー 【ア】3
アルティミシア「 な ッ 」
全員「 な に ぃ ー ー ー ー ー ー ッ ッ ! ! 」
521: 以下、
リノア「キャッハッハw奇跡の大逆て〜ん!」
アルティミシア「 バ カ な ! ありえん!お前がそんなレアカードを所持しているなど!」ガタ!
リノア「なんでよ。引きがよかったかもしれないじゃん」
ギルガメッシュ「ちょっと大将!どうなってんの!」
アパンダ「デッキの確認を!」
オメガ「エ、ア、チョー待テ」カシャカシャカシャ
オメガ「・・・アル」
オメガ「”スコール”ノカードハ・・・コッチニモアル」
全員「なッ・・・!」
アルティミシア(一体どうなっている・・・レベル10のレアカードがここに二枚・・・だと・・・!?)
アパンダ「これダブりあるんすか!?」
リノア「だから言ったじゃん。レアカードはやろうと思えばいくらでも増やせるって」
リノア「ギルガメッシュなら知ってると思うけどォー」
ギルガメッシュ「そう・・・確かスコールが言ってた・・・・」
ギルガメッシュ「なんか双子の女の子が・・・いくらでもレアカード増やしてくれるって・・・」
リノア「それがダイヤねw」
アパンダ「いやでも、それがなんでここに!?」
ギルガメッシュ「絶対イカサマだろ!」
リノア「イカサマじゃないよ。愛の力だよ」
オメガ「エ、エエ〜・・・・?」カシャカシャ
リノア「いくら調べてもムダムダ。もうカード置いちゃったからね」
リノア「過ぎ去った時は戻らないんでしょ?お・ば・さ・ん」ニヤ
アルティミシア「ぐ・・・・!」バタ
ギルガメッシュ「いや絶対イカサマだって!」
アパンダ「ジャッジ的にどうなんすかこれ!?」
オメガ「アワ、アワワワワ」アタフタ
アルティミシア(そう・・・間違いなくイカサマだ・・・あのスコールのカード、二枚あると言う事は、どう考えても複製品!)
アルティミシア(問題はいつどこで複製したかだ!二人で離脱する時、あいつは確かに手札を置いて行った!)
アルティミシア(移動先で取って来たのか!?いや、どうやって!?CC団なぞここにはいない!)
522: 以下、
リノア「・・・・・」
リノア「おばさん・・・プレゼントあげる」ポイ
アルティミシア「!?」
【とがった爪】
リノア「つけ爪にでも、使えば?w」
アルティミシア「・・・いるか!」バシ
アルティミシア(そんなものどうだっていいんだよ!あいつの持っていたカードは、レベル4のカードともう一枚)
アルティミシア(手札を見たバッツの反応は微妙そのものだった・・・あんなレアカードがあればもっと大きな反応をしたはず・・・!)
リノア「まぁ、確かにアイテムとしても微妙だよねw」
アルティミシア(微妙・・・なアイテム・・・・)
(そう、リノアの手札はバッツ曰く微妙なカード。そのうち一枚はレベル4。残り一枚も似たようなカードだったのだろう
 しかしそれが突如レアカードに化けた。私にも、この場の全員にも気づかれない内に。
 レアカードの複製は原理的には可能との事だが、しかしそれをしてくれるCC団はここにはいない
 それにこの余裕を現すような施しの道具・・・つけ爪にでも使えだと?そもそもこんな大きな・・・・)
アルティミシア「大きなつ・・・・!」ハッ
リノア「 」ニマァ
アルティミシア「お・・・まえらぁーーーーーーー!デッキをもういっかい調べろ!」
ギルガメッシュ「え?なんで?」
アルティミシア「いいから!はやくしろ!」
ギルガメッシュ「デッキもっかい調べろってよ大将」
オメガ「ハイ・・・・」シュウウウン
アルティミシア「一枚足りないカードがあるはずだ!おそらくレベル3〜5の間付近!」
オメガ「ウウ・・・・」シャカシャカ
アパンダ「テンション下げないで下さいよ〜」
シャカシャカシャカ・・・・・・
アパンダ「・・・あれ?ほんとだ。一枚足りない」
アルティミシア「!!」
アパンダ「え〜っと、飛んでるのが一枚・・・レベル3の・・・」
【ワイルドフック】4472
 カード変化 → とがった爪
アルティミシア「精製・・・したな!」ギロ
リノア「元から持ってただけだよw」
523: 以下、
アルティミシア「証拠隠滅か・・・・!」
リノア「しつこいなー。アタシだって爪のお手入れくらいするよ」
アパンダ「じゃリノアちゃんが持ってたカードって・・・」
ギルガメッシュ「これだ!」クシャ
『リノアが 捨てたカードを 拾い上げる!』
ギルガメッシュ「う、ウィンディゴ・・・」
アルティミシア(後一つは・・・・)
リノア本来の手札
【ウィンディゴ】7316
【ワイルドフック】4472
ギルガメッシュ「ほんとにクソカードじゃねえか!」ガーン
アパンダ「あー・・・これは微妙っすね・・・」
リノア「あのさぁ、おたくらよ」
リノア「さっきからイカサマだなんだっつってるけど、そもそもそれがなんなの?」
リノア「カードって本当は二人だけでやるゲームなんですけど、今回はジャッジもいるじゃん」
リノア「公平な立場の人間が見張ってる分際で、イカサマ一つ見抜けないの?」
オメガ「!」ドキィ
リノア「だからさんざ質問したじゃん。こういう場合はどうなるのかとか、こうなったらどうするのかとか」
リノア「今時カードなんて家庭用パソコンでもできるんですけど?」
リノア「あんた、古代の超兵器なんだよね?」
リノア「超兵器の癖に、不正一つ見抜けないのかなぁ?」
オメガ「アアアアアアーーーーー!」ガガガガガ
ギルガメッシュ「大将落ち着け!お前のせいじゃない!」ガシ
リノア「中古PCよりスペック低い超兵器(笑)」
オメガ「モウイッソ殺シテクレェーーーーーー!」ガガガガガ
ギルガメッシュ「 煽 る な ボ ケ ェ ! 」
524: 以下、
アルティミシア「・・・いい加減教えろ」
リノア「何を?」
アルティミシア「ここまでリードしたら十分だろ!イカサマの種明かしだ!」
リノア「だからイカサマじゃないって」
アルティミシア「嘘つけ!やたらジャッジに質問してたのはこの為だろ!」
(一度配ッタ手札ハイカナル場合ニオイテモ、リセットデキマセン)
(・・・言質取ったからね)
(ここから強制退去処分。そんくらいのペナルティあってもいいいんじゃない?)
(了承シマシタ)
アルティミシア「バッツに誘導尋問して追い出すよう仕向けたのは、手札がバレるのを恐れたからじゃない・・・」
アルティミシア「恐れたのはイカサマに気づかれる可能性だった!そうだろ!」
リノア「・・・・・」
アルティミシア「いつ複製した!?そんな暇なかったはずだ!」
アパンダ「偽者・・・ではなさそうっすね」
ギルガメッシュ「偽者なら大将がすぐ見破るって」
オメガ「モウ自身喪失ダワ・・・」シュウウウン
リノア「・・・・ガーデン」ボソ
アルティミシア「!?」
リノア「ガーデン・・・スコールとずっと一緒だったなら知ってるはず」
リノア「スコールの並々ならぬカードへの情熱」
アルティミシア「ああそうだ。それは知っている」
アルティミシア「年少クラスからカツアゲしたり、同級生に死の宣告をかけて脅すなど、それはそれはひどいもんだった」
ギルガメッシュ「悪魔か」
アパンダ「そんな事してたんだ・・・・」
アルティミシア「でもそれは精製の為だろ?言ってたぞ。カードを集めれば精製で序盤から無双できるって」
リノア「・・・・やっぱりわかってないね」フゥ
526: 以下、
アルティミシア「ち、違うのか!?」
リノア「カード集め・・・確かに、精製すれば強い魔法やアイテムが取り放題だけど」
リノア「それはあくまで副産物。冒険のおまけ。カードを遊んでくれた者へのご褒美」
リノア「そうじゃないの。カードにハマる理由は、カード中毒とまで呼ばれるようになるのは」
アルティミシア「・・・・?」
リノア「単純だよ。”楽しい”から。カードで勝つ喜び。勝者への報酬。敗者の屈辱」
リノア「”楽しい”から何度もやるし、”楽しい”から必死にやるの」
リノア「その情熱に溢れた思いの強さは、時間圧縮すらも覆す」
アルティミシア「CC団とかいう連中か・・・」
リノア「スコールがカードにハマる理由。同じ気持ちを持った同志の集まり、CC団」
リノア「おばさんがほんの少し、ほんのちょっとでいいから、カードに興味を持てば、人々の思いに目を向ければ」
リノア「見破れたかもしれなかったのに・・・・」フゥ
アルティミシア「!?」
(こいつは何を言っている・・・カードへの情熱?そんなもので勝てれば苦労はしない、だったら何故イカサマなんてする!
 あんなもの、ガキの娯楽じゃないのか?おもちゃで遊ぶ子供みたいな物じゃないのか?)
リノア「CC団ってどこにいんの?」
(CC団?あのクラブとか言う奴だろ?あいつはガーデンのSeedだった。そう、内紛イベントの時だ
 
 他にも何人かいるらしいが、そんなもの、どうでもいい。ガーデンと言う限られた空間での数少ない娯楽だ
 
 大体あいつと違って私はガーデンなどに思い入れはない。生まれ育ったわけでもなく、兵士として育てられたわけでもないからな
 そもそも私がガーデンに訪れたのはたったの三回だけだ。Seed試験の時、ミサイルの時、クリスタルを収集する時
 カードに興味を持つ間もなく次々と問題が起こった。それを起こした張本人はお前だろ!)
リノア「・・・・・・・・」
(お前もいただろ!ガーデンに降りかかるあのトラブルの数々!あの場面で悠長にカードなどできるか!
 お前だってカードになんかなんの興味もなく図書室に籠りっきりだったらしいじゃないか!
 あれだけガーデンに馴染んでた癖に!ガーデン生はみんなカードをやっているのに!
 私だってそうだ!カードなんかよりあのバラムのキレイな海を眺めている方がよっぽど・・・・・・・・・)
アルティミシア「ーーーーーーーーーー」ハッ
527: 以下、
リノア「・・・確かに、アタシもガーデンには2回くらい行ったけど」
リノア「今思うと、やる機会はいくつかあったっけ」
リノア「ガーデン放浪の時・・・暇だからずっと図書室いたし」
リノア「まぁあっても、どうせカードそのものを持ってないんだけどね」
アルティミシア(ガーデン放浪の時・・・・)
(あの後・・・辛くもミサイルから逃れた俺達は、操縦方法がわからないまま風の向くまま直進し続けている。
 途中バラムの街に突っ込みそうになったが、コクピットのボタンを適当に押しまくったらなんとか回避できた。
 しかし直撃を免れた代わりに今度は海に落ち、そのまま大海原を波任せ風任せで進み続けている。
 マスター派と学園長派の内紛もこの混乱でうやむやになり、生徒達は各々の生活に戻って行った・・)
リノア「ま、カードの本はあったからルールくらいは知ってたけど〜」
(リノアとアーヴァインはガーデンを救出した功労者として特別にガーデンでの行動が認められている
 リノアは持前の演技力で生徒達に愛想を振りまき、さんざん痛めつけていたにも関わらず評判は上々だ
 アーヴァインも同様、ガーデン各地を気の向くままに放浪し続けている。
 途中イケメンを見つけたらセクハラをしているようだが、キスは無理でもおさわり程度なら許されているようだ)
アルティミシア「ま・・・・・さか・・・・・」
528: 以下、
(そうして何も変化がないまま時間だけが過ぎて行った。みんな内心では今後どうなるのかが気になるようだ
 俺はこの先どうなるかを知っているが・・・魔女を敵に回し、危うく命を落としかけたんだ。無理もない)
(俺はと言うと、ガーデンを混乱に陥れた主犯として拘束されそうになったが
 功労者のリノアとアーヴァインが必死でみんなを説得してくれた為、なんとか俺は有罪判決にならずに済んだ
 しかしその代わり、今まで奪ったカードを全て奪い返された。必死で抵抗したが圧倒的兵力に
 なす術もなくやられるしかなかった。どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
 こいつは見つけ出して後でアルケオダイノスのエサにしてやろうと思う) 
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた
リノア「アルケオダイノスっておいしいらしいよw」
アルティミシア「 お 前 だ っ た の か ! ! 」
529: 以下、
アルティミシア「〜〜〜〜・・・・・」ヘタ
ギルガメッシュ「ちょ、姉さん!?どったの!?」
リノア「いちゃもん付けてくるから論破してやったのw」
リノア「アタシは不正なんてしてません」キリ
アパンダ「何があったんです!?どうしたんすか!?」
アルティミシア「カードの・・・”すり替え”・・・・!」ギリギリッ
アパンダ「ええっ!」
リノア「だから〜何度も言うけど〜、アタシは自分の運でレア引いただけで〜」
リノア「不正があったならそこのジャッジさんがなんとかしてくれるはずだし〜」
オメガ「アウ・・・・・」ガガガ
リノア「ジャッジは確かに言いました。一度配った手札はリセットできません」
リノア「そこは本当のカードと一緒だよねw」
アルティミシア「・・・・・ッ!」
リノア「仮に不正があったとして、じゃあこのジャッジさんはなんで今まで見逃してたの?」
リノア「見破れなかった?ハハ、違うね」
リノア「不正は最初からなかった」ドン!
ギルガメッシュ「よく言うわ・・・・」
リノア「ジャッジの権限で強制はく奪する?それもいいんじゃない?そこまで疑うなら」
リノア「でもそれをしてしまったら・・・一度配られたカードをリセットしてしまったら・・・」
アルティミシア「無能の烙印・・・」
オメガ「!!」
リノア「こっちだっていつ不正されるのかとヒヤヒヤしてるんだ。そんなボンクラに任せてらんないね」
リノア「その辺の低価格CPUの方がまだましぃーw」
アパンダ「全部・・・・見越してたんだ・・・・」
ギルガメッシュ「こいつガチこええーーーーーーッ!!」ゾゾゾ
リノア「そもそも!不正の証拠がありません!なんやかんや仮設立てるのは自由ですけど!」
リノア「だったら確かな確証を持ってきてくださああああああいwwwwみんなが納得する確かな確証をさあああああwwwwww」
アルティミシア「 」ガクゥ
530: 以下、
リノア「お前は負けたんだッ!取るに足らないと見下していた人間ッ!」
リノア「悪しき存在として駆逐した、薄汚れた人間ッ!魔女を迫害する悪しき人間ッ!」
リノア「幻想に幻想を重ねて夢を見続ける愚かな人間ッ!」
リノア「その愚かな人間の・・・・」
リノア「 思 い の 強 さ に ッ ! 」バン!!
アルティミシア「う・・・・ごご・・・・」
ガク
アルティミシア(バ・・・かな・・・)
『アルティミシアから 生気が 抜けていく!』
全員「 ね え さ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ん ! ! 」
【現状】
・リノア、全ターン終了
・アルティミシア 残り1ターン
=========
|| A  || 2  || 5  || 
||9○4||4○1||9●1|| 
|| 6  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4○5||  ||7●3|| 
|| 8  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2○7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
【リ】7 ー 【ア】3
・消費カード
【リノア】=モルボル・コカトリス・アルテマウェポン・スコール(残り0枚)
【アルティミシア】=セクレト・グラナトゥム・ゲイラ・シュミ族(残り1枚)
531: 以下、
532: 以下、
頑張れババア
533: 以下、
ヒロインがババアなのかリノアなのかもうよくわからんが
ババアを応援したい
534: 以下、
(この展開は素直にリノア応援してました……)
535: 以下、
あれ、これ福本SS?
538: 以下、
おつ!
あのときのレアカードはここで回収かwww
すげーよあんた……
563: 以下、
リノア「さっ、下らない”先入観”は捨ててさ、現実を受け入れなよ!」
リノア「アタシのターンは今ので最後!残すはあなたのカードのみ!」
リノア「過ぎ去った時間は離れていくばっかりだよ!前に向かって歩き出さないとw」
アルティミシア「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」ガバッ!
アルティミシア(先入観!そうだ!先入観だ!)
アルティミシア(あいつのイカサマ・・・どうくるか、どうやって不正を働くか、そればかり考えていたッ!)
アルティミシア(それは今まであいつがやってきた手段!策略!)
アルティミシア(オメガにダイナモ石を仕込んでいたのは人質!敢えて不正を匂わせ、ジャッジの存在を左右する恫喝!)
アルティミシア(私やスコールを言葉巧みに導いた誘惑!後を追わざるを得ない状況を作り出す背水の陣ッ!)
アルティミシア(ここでも同じだ!私が想定していたのは・・・)
アルティミシア(なんらかの手段で私の手札を知る事!デッキの操作!細工!外野の誘導尋問!)
アルティミシア(そのための規定の確認、不必要な煽り、突然の離席、酒の運搬・・・そう、思い込まされていた・・・!)
リノア「〜〜」フワァ
アルティミシア(違った・・・!あいつの本当の狙いは・・・そうやってあからさまな策を巡らせることで!みんなを誘導して!)
アルティミシア(私に・・・先入観を与える事だッた!)
リノア「〜〜〜♪」
アルティミシア(先入観・・・・植え付けられた先入観・・・・思い込んでいた・・・)
アルティミシア(私はカードに興味なぞない・・・だから、あいつもきっと同じだろうと・・・)
アルティミシア(ゲームの”外”から操ろうとしていた事・・・外部からの不正で来る事ッ!)
アルティミシア(違った!カードに興味がないと思いこます事!カードの習慣がない事!興味は他にある事!)
アルティミシア(バッツの口をわざと滑らせたのは、それらを決定づける印象を与える事ッ!)
アルティミシア(複製したわけでも、どこかから持ってきたわけでもない・・・)
アルティミシア(最初から・・・・持ってたんだ・・・愛する物から・・・・離れる前に・・・)
アルティミシア(”外”からではなく、”内”から湧いて出た、カードをやらない者が持っているはずのない物・・・・ッ!)
アルティミシア(それは・・・・)
リノア「やっぱスコールのカードはアタシが持つべきだよね〜w」
アルティミシア(自分の・・・”所持”カード・・・ッ!)
564: 以下、
リノア「だから言ったじゃん。最初のカードがあるって」
アルティミシア「やら・・・・れ・・・・た・・・」ガク
リノア「で、どうするジャッジ。続投?それともリセット?」キリ
オメガ「ア・・・・ア・・・・・」ガガガ
ギルガメッシュ「大将〜〜〜!」
オメガ「・・・・・・・・・・」
オメガ「アルティミシア選手、ラストターンデス・・・・」ヒュウウウン
ギルガメッシュ「 大 将 ォ ー ー ー ー ! 」
アルティミシア「・・・・・・」
リノア「ほらがんばんなよ。まだ可能性はあるって!w」
オメガ「俺モウジャッジヤメルワ・・・」ピーガーピー
アパンダ「ちょっと、せめてこのゲームだけでも仕切って下さいよ!」
オメガ「自信無クスッテ・・・マジデ・・・・」ヒュウウウン
アルティミシア「お・・・・お・・・・」フラフラ
ギルガメッシュ「姉さんほら!しっかりして!」
アパンダ「椅子はここっすよ!」ガシ
リノア「じゃあ現実みよっか」
=========
|| A  || 2  || 5  || 
||9○4||4○1||9●1|| 
|| 6  || 4  || 9  || 
=========
|| 6  ||  || 2  || 
||4○5||  ||7●3|| 
|| 8  ||  || 6  || 
=========
|| 7  || 7  || 2  || 
||2○7||8○7||6○1|| 
|| 4  || 2  || 2  || 
=========
アルティミシア「オオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜!」ビターン!
リノア「w」
アパンダ「ぜ、絶望的だ・・・・」
565: 以下、
リノア「おねがいだから・・・・は・・・・やく」ガク
ギルガメッシュ「今度はお前か!どうしたんだよ!」
リノア「・・・・・」フルフル
リノア(ダメ・・・・ガマンできない・・・・)フルフル
リノア「・・・・」
『リノアは うつむき 笑みをこぼした!』
リノア(ダメダメ!こんな顔!こんなひきつった顔、みんなに見せられないよ!)フルフル
リノア(だってそうでしょ!?こんな!相手の不幸を笑うような失礼すぎる顔!w)
リノア(でも・・・ガマンできないよ・・・だって・・・)
リノア(ここまで見事に”ハマ”ってくれるとさぁああああああwwwwwww)
リノア(快感に溺れてどうにかなっちゃいそおおおおおおおおおwwwwwwwww)
アルティミシア「〜〜〜〜!」ワナワナ
リノア(かかった!かかった!見事にかかった!)ジタバタ
リノア(さっすがおばさん!未来のアタシ!未来の自分!未来の頭脳!)
リノア(アタシの思いつく限りのイカサマ、全部見抜いてた!全部潰された!全部看破されてた!)
リノア(その策略は留まる事を知らず、一周目のアタシ達を幾度となく苦しめた!最後の最後まで!勝ちを確信するまで!)
リノア(どんな手段を使っても!どれだけ卑怯、汚いと罵られようと!絶対に手を緩めなかった!絶対に勝つ状況を作り上げた!)
リノア(でもそれが・・・・その”策略”が・・・・自分自身の首をしめることになるの・・・!)ニマァ
アルティミシア「う・・・・・ぐぐ・・・」
566: 以下、
リノア(わかってた!わかってたよ!アタシはカードに興味ないもんね!いつも人のを見てるだけだったもんね!)
リノア(でもそれだよ!おばさん!重要なのは”見る”事だった!)
リノア(その場の空気、その場の臨場感!お前は知らない!勝者の栄光と敗者の屈辱!)
リノア(アタシは見てた!ずっと近くで!この目で、この肌で!カードの思いを感じてた!)
リノア(カード初体験のお前には・・・・絶対に理解できない空気!!)
アルティミシア「カードとは・・・一体・・・」フルフル
リノア(お前にはわかるまい・・・カードジャンキーに取って、カードの一枚一枚がどれほど大事な物なのか・・・)
リノア(お前にはわかるまい・・・自分の勝ち取ったレアカード、しかもよりにもよって自分のカード)
リノア(それが無くなって、冷静でいられるはずないのに!なんでスコールがさして問題にせず、先送りしたのか!)
リノア(あのカードジャンキーのスコールが!)クワッ!
『リノアは 目を 見開いた!』
リノア(答えは、いつでも取れたからさ!!CC団に勝てば!レアカードなんていつでも!)
リノア(聞くチャンスはいつでもあったのに・・・・・カードについて、ほんの少し興味が沸けば、いつだって聞けたのに!!)
リノア(お前の敗因はその策謀に塗れた頭脳だ!自分の策略に溺れて、自分の存在以外を認めようとしなかった事だ!)
リノア(未来で人間の文明を壊さなかったら・・・カードに触れる機会もあったかも知れない・・・)
リノア(カードに触れる機会があれば・・・・!思い出したかもしれない・・・!)
リノア(アタシが感じたその時の気持ち!その時の言葉!その時の感触!)
リノア(だってそうじゃん・・・だって・・・)プププ
リノア(うちら二つで一つじゃあああああああああんwwwwww)
リノア(何年経ってもさあああああああwwwww)
567: 以下、
リノア「・・・・」カタカタ
アパンダ「あの・・・・大丈夫っすか?」
リノア「・・・・一つ小ネタ教えて上げる」ヒクヒク
アパンダ「え、なんすか?」
リノア「アタシのカードの・・・入手方法・・・」
アパンダ「はぁ・・・・」
リノア「アタシも・・・・スコールと出会うまで知らなかったんだよ・・・・」ププフ

リノア「まさかダディが”隠し”持ってた・・・・なんて・・・・」
アルティミシア(!!)
リノア「あの狡いダディは・・・・スコールにこういうの・・・・」
リノア「娘のカード、手に入れたくば【イフリートのカード】を寄こせって・・・」
アパンダ「え、ええ〜」
ギルガメッシュ「八百長かよ・・・・」
リノア「ま・・・アタシのカード取った後は・・・・しこたまぶんどられまくってたけど・・・・w」
アルティミシア(それで・・・・思いついたのか・・・ッ!)
リノア「あの時は・・・・きもいとしか思わなかったけど・・・・」
リノア「今思うと・・・汚い親父に・・・感謝だね・・・・w」
アルティミシア(お前の親父は・・・同時に・・・!)
リノア(そう、アタシも知らなかった事。自分の殻に籠ってちゃ絶対思いつかない発想)
リノア(あなたはアタシ。二人で一つ。アタシが考える事はあなたも考える)
リノア(だから・・・アタシも・・・・頼ったの・・・・)
―― だから・・・・頼る事に・・・・した・・・・俺じゃない・・・他の・・・・奴・・・・
リノア(”運命”の・・・・人に・・・・)
569: 以下、
全員「・・・・・・・・・」
『リノアは 小声で こう呟いた!』
――――・・・・・・・・・・
勝った―――
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!
リノア( 勝 っ た ァ ー ー ー ー ー ー ー ッ ! ! )
571: 以下、
ギルガメッシュ「姉さん大丈夫だって!ほら見なよ!」
ギルガメッシュ「強いカードで全部ひっくり返せばまだいけるって!」
アルティミシア「〜〜〜〜〜〜」フラフラ
リノア「この場合この3辺に逆転勝ちできるカードは?」
アパンダ「ええ、と・・・うわ」
アパンダ「全部レアカードだ・・・・」
リノア「ゼルとセクレトのカードだね。でもセクレトはもう使っちゃったし」
リノア「もったいなかったねw」
ギルガメッシュ「ま、まだセイムとプラスがあるだろが!」
リノア「特殊ルールを加味した場合・・・」
リノア「コンボの必要があるから右5か下7は必須。となれば・・・」」
リノア「セイムなら左・下が5・7のカード。もしくは上・左が4・5」
リノア「しかしそのカードは?」
アパンダ「ない・・・・」
リノア「なので残る手段は、セイムなら上・下が4・7のみ」
リノア「そしてプラス」
アルティミシア「・・・・・」
リノア「プラス狙いの場合、5・7の数字差は2。だから左・下を引いた数が2になるカード」
リノア「なおかつ左の方が大きく下が少ない。さらに上辺の数字がが4以上」
リノア「よってセイム、プラス。これらすべての条件を満たすカードは・・・」チラ
アパンダ「ええと、オーディンとガルガンチュアと・・・・」ペラ
リノア「アビスウォーム、SAM08G、ヘッジヴァイパー」
アパンダ「!?」
リノア「フンゴオンゴ、トンベリキング、X-ATM092、」
リノア「と、ワイルドフック・・・かな」ニヤ
アパンダ「く、詳しいっすね・・・」ハハハ
リノア「賭けてみる?9/110に」
リノア「あ、ゼルのカード入れたら10/110かw」
ギルガメッシュ「ワイルドフックはおまえが!」ガタ
アパンダ「結局9/110っす・・・・」
アルティミシア「・・・・・・」
リノア「十分でしょ。全然ありうる可能性だよ」
アパンダ「逆転するには3っつ以上ひっくり返すのが最低条件っすか・・・」
リノア「もう一つ、道を狙うなら」
リノア「同点狙いの次回持越し。で、次に賭ける」
リノア「もしかしたら強いカードが回ってくるかもしれないしねw」
アパンダ「それはアンタにもっす・・・」
572: 以下、
何のカードなら逆転できんだろ
573: 以下、
ギルガメッシュ「ああっ!姉さんの様子が!」
アルティミシア「〜〜〜〜〜〜〜〜」ザワ・・・ザワ・・・
アパンダ「なんかざわざわ言ってる!!」ガビーン
リノア「きゃっはっはw僥倖ッ!リノア僥倖ッ!圧倒的ッ!」
リノア「愉悦ッ!至福ッ!まさにカードジャンキーの夢〜w」
アルティミシア「な、なにか飲み物をくれ・・・・」フルフル
ギルガメッシュ「姉さん!はい!」ジャポ
アルティミシア「〜〜〜〜!」グイ
リノア「あ、それ」
アルティミシア「 」ブーッ!
オメガ「 」ベチャァ
アパンダ「それお酒っす!」
リノア「取り乱し過ぎw」
アルティミシア「お、おお・・・・」ヒクヒク
ギルガメッシュ「あ〜〜〜ごめん!素で間違えた!」
アルティミシア「一気・・・してしまった・・・」グタァ
オメガ「ダレカ拭クモノカシテ」フキフキ
ギルガメッシュ「俺のマントで拭くな!」
アパンダ「あああ僕の再就職がぁ〜〜〜〜!」
『場が 混乱し始める!』
574: 以下、
ワーワー! ガヤガ! ギャース!!
リノア「・・・・・」
ド ン ッ !
全員「!?」
リノア「こらこら、いつまで遊んでんの」
リノア「あんたが投下しないとこのゲーム、終わんないんだから」
アルティミシア「・・・・」
リノア「ショックなのはわかるけど、はやくしてよね」
リノア「アタシはまだこんな所で終わるわけにはいかないんだ」
アルティミシア「・・・・・」
リノア「あんたにとっては子供の遊びにしか見えないんだろうけど、こっちは本気なんだ」
アルティミシア「・・・・・・・」
リノア「時間、場所、一緒にいたい人、あの場所へ。スコールと約束した場所へ」
リノア「行かなきゃならないんだよ!」ガン!
575: 以下、
リノア「わかったらはやくしてよね!」フン
ギルガメッシュ「ね、姉さん〜〜!」
アパンダ「僕まだ消えたくないっすよ〜!」
アルティミシア「・・・・・・・」
リノア「お前をもういっかいあの無にぶち込んで、今度こそ全部消してやる!」
リノア「お前の意志はアタシが代わりに引き継ぐ。お前は消えろッ!」
オメガ「ド、ドウスンダヨ・・・・」ガガガ
アパンダ「こんなの・・・勝ち目ないっすよ!」
ギルガメッシュ「同点だ!同点で次に賭けよう!」
リノア「次なんてねーんだよ」
アルティミシア「・・・・・」
リノア「だろ?」
アルティミシア「・・・・・・・・」
アルティミシア「全てを・・・承知の上か・・・・」
リノア「やっとしゃべった・・・・」
アルティミシア「全てを悟った上で・・・それでも無の元へ・・・・」
リノア「だからそうだっつってんだろ」
アルティミシア「・・・ならもはや何も言うまい」
リノア「いやもうホント早くして・・・・」
コォォォォ・・・・・・・・・・
『夕日が 暮れはじめた!』
576: 以下、
アルティミシア「あの夕日も・・・落ちて消えゆき・・・・」
アルティミシア「そしてまた、登ってくる・・・・」
リノア「・・・・」
アルティミシア「それは同じだからだ・・・夕日と朝日。同じ物同士、異なる時間の異なる姿・・・・」
アルティミシア「お前と私も同じだ・・・異なる時間に住まう同じ存在・・・・」
アルティミシア「お前の未来に・・・希望は・・・なかった・・・」
リノア「・・・・」イライラ
アルティミシア「だから希望を見つける為に・・・全てを一つに・・・」
アルティミシア「まったく、ここまで似た者同士になるとはな・・・」
リノア「くどい!お前の語りなんてどうでもいい!」ガン!
リノア「もうどうあがいても不可能なんだ!希望がないのはお前だ!」
リノア「せめて自分の最後くらい自分で終わらせたら!?」
リノア「その最後のカードでさ!」
アパンダ「これを置いたらもう・・・」
ギルガメッシュ「姉さん〜〜〜!」
アルティミシア「この私がここまで取り乱すとはな・・・・・・」フゥ
アルティミシア「一つはスコール、一つは我が城、一つはエクスデス、一つはお前・・・」
リノア「最初から取り乱してばっかだったろうが」
アルティミシア「わが生涯でここまで驚嘆の声を上げたのは、これが初めてだ」
アルティミシア「そして今度二度と味わう事がないだろう・・・」
リノア「・・・・」
アルティミシア「驚きだ。実に驚きだ」
アルティミシア「まさか・・・・」
アルティミシア「最後の手段まで同じだったとは」
580: 以下、

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【THE END】スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」

茨城・鉾田の海岸にイルカ150頭打ち上げられる

【速報】「ぱるる」こと島崎遥香がおはスタで放送事故wwwwwwwwww(画像あり)

猫さま受難あそばされるwwwwwww

【社会】成田山新勝寺でも“油被害”確認

4月12日、東海地方で大地震が起きる

【悲報】近藤利一逮捕

18きっぷで仙台めざす

『SHIROBAKO』特別エンドロール映像公開!お疲れ様でした!

アウトドアグッズのメンテナンスの面倒くささは異常

高校生22人は自宅謹慎 韓国での万引き容疑で学校会見

『Fate/stay night』fateの第5次聖杯戦争のアーチャーってめっちゃ強くね?

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