【ごちうさ】チノ「ココアさんが幼女可愛い」back

【ごちうさ】チノ「ココアさんが幼女可愛い」


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1:

チノ「うん……もう朝ですか」
チノ「布団が膨れて……ココアさん、また潜り込んでいたんですか」
チノ「子供じゃないんですから、いい加減にしてくだs……」
幼ココア「ふにゅー……ふにゅー……」
チノ「」
チノ「」ゴシゴシ
チノ「睡眠が足りなかったでしょうか……」
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2:
ホッペムニッムニッ
チノ「痛いです。……いえ、現実逃避している場合ではありません。これは一体」
チノ「……ま、まさか」
チノ「ココアさんの、子供!?」
チノ「どう見ても四、五歳……こっそり実家からこっちへ連れてきたとかでしょうか……」
チノ「もしそうなら、ココアさんが小学生の頃に生まれた子供ということになりますね」
チノ「い、今の世の中にはそういうのもあるんでしょうか……」ブルブル
チノ「ココアさんが……そんな……」ガタガタ
幼ココア「ぅん……」
チノ「!?」
3:
幼ココア「……」キョロキョロ
幼ココア「お姉ちゃん、だあれー?」
チノ「わ、私はチノです。あなたは……?」
幼ココア「私? 私ね、ココア! 保登ココアだよー!」
チノ「えっ……ココア、さん?」
幼ココア「お姉ちゃんなのにさんなんて変なのー」キャッキャ
チノ(ココアさん本人というのはあまりにファンタジー過ぎます……でも……)
チノ(ココアさんが自分の名前を娘につけてココア?世を名乗らせるような人とは思いたくないです)
チノ(うちにもファンタジーなおじいちゃんがいますし、とりあえず本人と思っておきましょう……)
幼ココア「ねえチノお姉ちゃん、ここどこー? お母さんとお姉ちゃんはー?」
チノ(チノお姉ちゃん……)キュン
チノ「ここはラビットハウスという喫茶店の二階です。ココアさんのお母さんとお姉さんは……す、すぐに帰ってきますよ」
幼ココア「そっかー。良かったー」ニパー
チノ(ココアさんの笑顔が眩しい!)
4:
グウゥー
幼ココア「お腹すいたー」
チノ「ああ、朝ごはんですね。待っててください、今作りますから」
幼ココア「お姉ちゃんが作るの? すごいねー」
チノ「そ、そうですか」
幼ココア「私のお姉ちゃんはね、パン以外まともに作れないんだよ」ショボーン
チノ(ココアさんもそうですが……)
5:
チノ「おはようございます、お父さん、おじいちゃん」
タカヒロ「おはよう」
ティッピー「おはようチノ……」
幼ココア「……」ジーッ
ティッピー「……えっ」
幼ココア「お姉ちゃん! このもふもふ喋った!!!」モフモフグイグイ
ティッピー「ノオォオオォオ!! 動物を触る力に躊躇いが無いいぃぃ!!」ジタバタ
チノ「ココアさん、その声は私が出しているだけです。嫌がってますから離してあげてください」
幼ココア「えー、やだ。モフモフだし、お姉ちゃんがそんな声出せるわけ無いもん!」モフモフ
タカヒロ(それはそうだな)
ティッピー(それはそうじゃの)
チノ「……じゃあ、せめて優しくしてあげてください。その子も生きているんです。引っ張られたら痛いです」
幼ココア「わかったー! 優しくもふもふするね」モフモフ
7:
タカヒロ「……チノ、この子は一体」
チノ「全くわかりません……ココアさんの子供なのか……あるいは、ココアさん本人なのか」
タカヒロ「さすがに本人ってことは」
ティッピー「ヌウゥオオオォォ」ヘヴン状態
幼ココア「ここかー、ここがええのんかー」モフモフ
ティッピー「アヒン」
タカヒロ「……まあ、その可能性も捨てきれないな」
チノ「ですよね」
8:
幼ココア「ごちそうさまでしたー! ねえねえお姉ちゃん、一緒に遊ぼ?」
チノ「すいません。私は今日は仕事が……父とティッピーに遊んでもらってください」
幼ココア「えー……ダメ?」キュルン
チノ「ぐっ!! ……で、でも……」
タカヒロ「お店のことはいいから、ココアくんと遊んでくると良い」
幼ココア「だって! 遊ぼう、お姉ちゃん!」
チノ「わ、わかりました……それならしょうがないですね……」キュン
チノ「どこに行きましょうか。美味しい和菓子でも食べに行きますか?」
幼ココア「わがし! 食べる食べる!」
9:

――
―――
千夜「いらっしゃいませー。あら、チノちゃんに…………ココアちゃん?」
幼ココア「ココアだよ! お姉ちゃんなんで知ってるの?」
千夜「あらあら、こんなに可愛くなっちゃって」ナデナデ
幼ココア「えへへぇ?」
チノ「あの、千夜さん。これには訳が……」
チノ「……あるとは思うんですが、私にもよくわからないんです」
チノ「ただ、恐らくは私達の知っているココアさんなのではないかと」
千夜「ココアちゃんの子供にしては大きいものね。不思議なこともあるのねー」モニモニ
千夜(柔らかいわ…!)
幼ココア「ほっぺむにむにされたー、もへへへ」
チノ「とりあえず、何か食べさせていただいてもいいですか」
千夜「勿論よ。じゃあ、あちらの席へどうぞ」
10:
幼ココア「おぉー……おぉー?」
チノ「ココアさん、どれにしますか……って、どれがなんだかわかりませんよね」
幼ココア「これ、これがいい! なんか強そう」
チノ「黄金の鯱スペシャルですか。……ひょっとして元のココアさんもそんな理由で選んだんでしょうか…」
幼ココア「もとの?」
チノ「いえ、なんでもありません。では私は、花の都三つ子の宝石にします。すいませーん」
千夜「はいはーい」
11:
チノ「……」
幼ココア「……」ジーッ
チノ(……一挙一動を見られている気がします)
チノ「……」モニモニ
チノ(柔らかい…!)
幼ココア「ほっぺ触るのはやってるの? 私にも触らせて?」フニフニ
チノ「ココアさんの手は温かいですね」
幼ココア「チノお姉ちゃんの手も温かいよー」ニコッ
チノ(もうしばらくこのままでもいいかもしれません…)
12:
幼ココア「おいしかったー!」ポンポン
チノ「そうですか、それは良かったです。……次は紅茶を飲みにでも行きましょうか」
幼ココア「紅茶? 大人っぽーい」
チノ「大人っぽいですか?」
幼ココア「うん。コーヒーの次くらいに大人っぽいよ」
チノ「帰ったら一緒にコーヒーも飲みましょうか」
幼ココア「大人の階段駆け上がっちゃうね!」
13:
シャロ「いらっしゃいませー……って、あら、チノちゃん」
チノ「こんにちは、シャロさん」
幼ココア「うさみみのお姉ちゃん……?」ジーッ
シャロ「? この子は誰? ココアの親戚の子か何か?」
チノ「この子は」
幼ココア「私知ってる! 大人のお店ってやつ! 夜になると女の人がもがむぐ」
チノ「……ココアさんっぽい人です」
シャロ「よくわかんないけど、とりあえず席に案内するわね」
14:
チノ「……というわけでして」
シャロ「ふぅん……ココア本人はどこにもいないのよね」
チノ「朝から見てないです」
幼ココア「私いるよ?」
シャロ「……手の込んだどっきりか何かなのかしら。ところでチノちゃん、ご注文は?」
チノ「では……私にはカモミールと、ココアさんには甘くて飲みやすいものを。あとクッキーください」
シャロ「かしこまりました。ちょっと待っててね」
15:
チノ「何時ごろ家に帰りましょうか……」
幼ココア「帰ったらお姉ちゃん、お迎えに来てるかなー?」
チノ「そ、それは……」
チノ「……も、もしかしたら、しばらく来ないかもしれません。その時は、ちゃんと待っていられますか?」
幼ココア「えー! ……来ないの?」ウルウル
チノ「来ます来ます! ただ今日来るかわからないだけで……」
チノ「……明日! 明日まで待っていればお迎え来ますから」
幼ココア「……さっきのうさぎモフモフさせてくれたら、待ってる」
チノ「どうぞ、いくらでもモフモフしてあげてください」
ティッピー「なんかワシ今売られた気がする」
タカヒロ「どんな気だよ」
16:
シャロ「お待たせしましたー」
幼ココア「待ってましたー! クッキー美味しい!」モグモグ
チノ「ああ、ほらココアさん。口元についてますよ」スッ
幼ココア「チノお姉ちゃんにもついてるよ。とってあげる!」ペロッ
チノ「!! そ、そういうの、外ではしないでくださいって」
幼ココア「?」
チノ「……ああ。そうでした、今は覚えていないんでした」
シャロ(家ではアリなの……!?)
17:
シャロ「ありがとうございましたー」
幼ココア「さあ、えねるぎーも全開だよ! これからどこ行くの?」
チノ「そうですね……近くのお店を見て回りましょうか。今のココアさんになら、どれも新鮮に見えるでしょうし」
幼ココア「よーし、いっくよー!」ダダッ
チノ「え、ちょっ、走らないで! 待ってください!」
18:
リゼ「フリフリ……ふわふわ……私にはちょっと可愛すぎるか……? で、でも、ちょっとくらいなら…」
幼ココア「チノお姉ちゃーん! こっちだよー!」
リゼ「ん? ココア……ってあれ、いない」
幼ココア「ココアだよ」
リゼ「え……ココア? なんか小さくないかお前」
幼ココア「ちっちゃくないもん!」
幼ココア「ところでおばさん、なんで私のこと知ってるの?」
リゼ「」
チノ「ココアさん、待ってください……なんでそんな……体力が」ハァハァ
チノ「あ、リゼさん。こんにちは」
リゼ「」
チノ「……?」
幼ココア「チノお姉ちゃーん! なんか私のこと知ってるおばさんがいた」
チノ「あぁ……それで固まっていたんですか……」
チノ「ココアさん、この人はまだそんな歳じゃないです。お姉さんって呼んであげてください」
幼ココア「えぇ……」
リゼ「なんでそんな不服そうなんだ! うぅ……」
チノ「すいませんリゼさん。実は……」
19:
カクカクシカジカ
チノ「というわけなんです」
リゼ「つまりココアは私のことをおばさんと……」
チノ「話聞いてましたか。幼い頃以降の記憶は無いのでそんなことはないですって。……これくらいの子から見たら、みんなそんなものですよ」
チノ(他の人はみんなお姉ちゃん呼びだったことは伏せておきましょう……)
リゼ「そうかな……でも、この服を諦める決心はついたかな」
幼ココア「あ、この服可愛い!」
リゼ「ああ、でも私には多分、似合わないから……」
幼ココア「そんなことないよ! お姉ちゃんにはきっと似合うよ!」
リゼ「……そ、そうかな?」
幼ココア「うん! ちゃんとわか……わか……若作りしてるように見える!」
リゼ「」
チノ「すいませんリゼさん! もうココアさん連れて行きますね!」
幼ココア「ばいばーい、お姉ちゃーん」
リゼ「」
20:

――
―――

幼ココア「今日は楽しかったねー」
チノ「ココアさんは知らない街で容赦なく走りすぎです。もうちょっと落ち着いてください」
幼ココア「心のビートは止められないよ!」
チノ「止めてください。迷子になったらどうするんですか」
幼ココア「えへへー」
チノ「もう……」
幼ココア「……ねえ、チノお姉ちゃん」
チノ「はい?」
幼ココア「お姉ちゃんたち、まだ来ないのかな?」
チノ「……明日には来ますよ。心配はいりません」
チノ(どうにか明日、ご家族を呼ばないといけませんね……)
幼ココア「……ふぅん」
チノ「そうだ、コーヒー淹れてきます。ココアさんも飲みますか?」
幼ココア「コーヒー? 飲むー!」
21:
チノ「…………」コポコポ
チノ(……もし、もしも)
チノ(ココアさんが、このまま元に戻らなかったら。そもそも、彼女がココアさんじゃなかったら)
チノ(あの子は明日からどうすれば……それ以前に私の知ってるココアさんはどこに……)
チノ(ココアさん……こういうとき、ココアさんなら……)
幼ココア「チノお姉ちゃん?」
チノ「! ……ああ、どうしたんですか、ココアさん。コーヒーならもう少し待ってください」
幼ココア「お姉ちゃん、ちょっとしゃがんで」
チノ「?」
幼ココア「えいっ、モフモフー!」モフモフ
チノ「!」
23:
幼ココア「あのね、よくお姉ちゃんがこうしてくれるの」
幼ココア「元気の無いときにこうしてもらうと、元気が出るんだって」
幼ココア「だから、チノお姉ちゃんも暗い顔しないで、元気になって!」
チノ「……ココアさん」
チノ(私より、ココアさんのほうがずっと、不安でいっぱいなはずなのに)
チノ「……ココアさんは、小さくなってもお姉ちゃんなんですね」
幼ココア「ほぇ? 私お姉ちゃんじゃないよ?」
チノ「元気が出ました。ありがとうございます……大好きですよ、ココアお姉ちゃん」
チノ「私からも、元気のおすそ分けです」モフモフ
幼ココア「? えへへぇ、私もチノお姉ちゃん大好き!」モフモフ
チノ「ココアさん、コーヒーできましたよ」
幼ココア「ふにゅう……」スヤスヤ
チノ「……寝ちゃいましたか。まあ、あれだけ走り回りましたからね」
チノ「お休みなさい、ココアさん」
幼ココア「うにゅ……えへへ、チノお姉ちゃん……」
25:
翌朝
チノ「ん……」パチッ
チノ「あ、そうだ! ココアさんは」
ココア「チノちゃん?……えへへぇ」
チノ「……なんで私の布団にいるんですか」
チノ「ココアさん、昨日のこと覚えてます?」
ココア「昨日? 何かあったっけ?」
チノ「覚えていないならいいです」
ココア「? あ、ねえねえ聞いて。私今日面白い夢見たんだ」
チノ「夢ですか?」
ココア「うん! 私が小さくなってね、チノちゃんの後ろをついてまわるの」
ココア「みんなのお店を回って、リゼちゃんをおばさんって呼んで落ち込ませちゃって」
ココア「最後は、チノちゃんが『ココアお姉ちゃん大好き! お姉ちゃんと結婚する!』って言ってくれる」
チノ「そんなこと言ってません! もう……」
ココア「えへへー」
チノ「…………け、結婚する、とまでは、言ってませんからね」
おしまい
26:
第二十作目です。
たまにしか書かないと書き方が全然わからなくなる。けどまだ思いついたら書きたいです。
本当はもっともっとシリアスな話になるはずが、書くの面倒すぎてほのぼのになりました。もうちょっとぴょんぴょんさせられた気がする…。
それと、本当はもっと早く投稿するはずだったんですが、これ作ってて遅れました。お許しください。そしてみんなごちうさSS書こう。
ニコニコ動画:http://www.nicovideo.jp/watch/nm25425542
Pixiv:http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=48372200
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