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【閲覧注意】男「夜食を作ります」


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1:
『日清食品カップヌードル 醤油味』
妹「イエー!!」パチパチ
男「深夜だから、静かにしましょう」
妹「ィェー」
男「急に涼しくなって、秋らしくなってきたので、温かいものにします」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、サイコー!」
男「静かにな」
妹「はい」
元スレ
SS報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
男「夜食を作ります」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381759208/
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2:
男「まず、お湯を沸かします」
妹「はい」カチッ
男「カップメンを取り出します」
妹「えー、カップメンー?」
男「そうだよ、夜食の定番だ」
妹「秋っぽいものじゃないの? 蒸かし芋とか」
男「そんなことは知らん」
3:
妹「お兄ちゃん好きだよね、カップメン」
男「この円柱型の容器には、男のロマンが詰まってるんだよ」
妹「男のロマン男のロマン」
男「馬鹿にしやがって」
妹「だって、お湯入れて3分待つだけじゃん」
男「そこがいいんだろうが。3分待つ間に食欲を高めるんだよ」
妹「男のロマンって、無駄の別名だよね」
男「女には分からないんだから、口を挟むな」
妹「はいはい、お湯が沸いたよ」
男「おおっと、ビニール包装も解いてなかった」ペリペリ
4:
男「カップメンの代名詞、日清食品のカップヌードル醤油味だ」ドヤァ
妹「どや顔うぜぇ」
男「少し前に、謎の肉からコロチャーに具が変わったが、基本的な味は一緒だ」
妹「そーだねー」
男「お前なぁ」
妹「お腹すいたから、さっさとお湯入れるよ」
男「待て! お湯を入れる前に、これを入れるんだ」
妹「これ何? カツオブシ?」
男「そうだ、削ってある、削り節パックだな」
妹「どれくらい入れるの? 一つまみ?」
男「1パック全部だよ」バババ
妹「ああー、本当に全部入れちゃった」
5:
男「これで更に美味くなる」
妹「昔流行ったよね、ちょい足し」
男「あれの源流はリトルグルメだと思ってる」
妹「なにそれ?」
男「知らないなら良い」
妹「お兄ちゃんって、歳いくつ?」
男「お湯を注ぐ」トポトポ
妹「包装ビニールでふたを閉じます」
男「それでも良いが、今日はヤカンでアイロンしよう」
妹「アイロン?」
男「この熱いヤカンの底で、カップメンの蓋の上に数秒乗せる」
妹「うん」
6:
男「そうすると、蓋をくっつけてたノリが溶けて、もう一回蓋が閉じる」
妹「おー」
男「ちなみに、この方法は昔、坂本真綾に教えてもらった」
妹「気になる人は、"坂本真綾 カップ麺"でググってね」
男「誰と話してるんだ?」
妹「おっ、良い匂いがしてきたよ!」
男「しょうゆ味だからな、カツオ出汁が合わないわけが無い」
妹「ほうほう、これは、えも言われぬ香り」クンクン
男「どうだ、食欲が高まってきただろう」
妹「悔しい! カップメンなのに感じちゃう!」グゥゥ
男「そういうの、どこで覚えてくるんだ」
妹「悪いインターネット」
7:
男「そのままカップメンを持って、いざベランダへ」
妹「何で?」
男「その方が美味いんだよ」
妹「男のロマン?」
男「そうだよ、お前も来い」
妹「はいはいー」ガラガラ
8:
妹「んー、涼しいね」
男「虫も鳴いてる、いかにも秋だな」
妹「明日の夜から大雨だってさ」
男「じゃあ、今日で良かったな」
妹「そだね。もう3分経ったかな?」
男「まだ」
妹「何で分かるの?」
男「俺くらいのカップラーになると、体感で3分が分かる」
妹「別に大したことじゃないし、ドヤ顔うぜぇ」
男「箸もってこいよ」
妹「はいはい」
男「俺は椅子を出しておくか」
9:
妹「へいお待ちー」
男「どうも。もう食べても良いぞ」
妹「やったー」ベリベリ
男「んー、良い香りだ」
妹「鰹節の匂いが醤油の風味が増してるね!」
男「そうだろう、そうだろう」
妹「いただきます」
男「頂きます」
妹「はふはふ、熱い」チュルチュル
男「平打ちの細めんに、スープがよく絡む」ズズズ
妹「うーん、角い肉が、良い味出してるね」モグモグ
男「しっかりスープが染み込んで、噛むたびに味が染み出る」
10:
妹「海老も、小さいのに海老の味だね」パクリ
男「大きさの割りに、プリっとしてて美味い」
妹「玉子は玉子で、ちゃんと甘いんだよね」ハフハフ
男「決してしょっぱいだけじゃない、この微妙が甘みが心憎いんだ」
妹「細かいことはどうでもいいよ、美味しいから」チュルチュル
男「ふぅ、涼しい風が汗を流してくれる」
妹「たまんないね」
男「夜風を浴びながらスープを飲むところまでが、この夜食の醍醐味だ」
妹「それは分かるかも」
11:
男「これの上位互換が、夜の海で食べるカップメンだ」
妹「それは分からないかも」
男「最上位がキャンプ場とか、山の上で食べるカップメンだな」
妹「カップメンからは離れないの?」
男「男のロマンだからな」
妹「ふぃー、ごちそーさまでした」
男「ご馳走様でした」
妹「さて、ご飯食べたし宿題やらなきゃ」
男「3連休の最後もいいところだな」
妹「大丈夫 僕の場合は」
12:
男「計画的にやれよ、どうせいつかはやるんだから」
妹「ギリギリじゃないと僕ダメなんだよ」
男「はいはい、B'zが好きなのは分かったから」
妹「おねがい さむい目で見つめないでよ」
男「さっさといけ」
妹「自分のペースでやらせてよ じゃないとすぐにつb」
男「またみんなにコソコソ笑われるぞオマエ」
妹「ドヤ顔うぜぇ」
14:
坂本真綾のアレを知っているだと
16:
醤油味の安心感は異常
17:
ちょっと、カップラーメン食いたくなったじゃねーか
鰹節いれるのか…
面白いんで続けて、どうぞ。
18:
『ケロッグ ココくんのチョコワ』
男「おーい、起きろー」ゴンゴン
妹「うーい」
男「朝飯くえー」
妹「おーう、任せとけー」
男「宿題終わったのか?」
妹「何とか」
男「パンでいいんだろ?」
妹「今日は軽めでお願いします」
19:
男「コーンフレークでいいのか?」
妹「もうちょっと濃い目でお願いします」
男「ワガママな奴だな」
妹「寝不足のときって、胃が重いのに妙な空腹感があるよね」
男「わからんでもないが」
妹「胃にやさしく空腹が満たされる感じで」
男「わかったから、着替えて来い」
妹「着替えは俺に任せろー」ベリベリ
男「何が面白くてマジックテープのパジャマなんか好んで着てるんだか」
20:
男「とりあえず、牛乳をマグカップに入れて、電子レンジへ入れる。
 2分くらい回して、その間にスープ皿を出して、コレも入れるか」
妹「着替えたー」
男「早いな、女の支度とは思えないぞ」
妹「学校行くだけだしー。後でちゃんとやるしー」
男「あんまりみっともない格好で行くなよ」
妹「はいはい。で、朝ごはんは何でしょう、お兄ちゃん」
男「んー、チョコワだ」
21:
妹「あー、まぁ軽くて食べやすいよね」
男「すぐ出来るから、ヨーグルト食べてろ」
妹「果物は?」
男「ゴールデンキウイが入ってるよ」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん大好きー!!」
男「別に軽めにする必要なかったな」
妹「それとこれとは別ですよ。ゴールデンキウイですから」
男「確かに美味いけどな」
妹「緑のキウイは酸っぱくて、あんまり甘くないけど、
 ゴールデンキウイは全然酸っぱく無いし、朝にピッタリの優しい味わいですよ」
男「お前はゼスプリの回し者か?」
22:
妹「はぁ、ヨーグルトの酸味に、ゴールデンキウイの甘みが絡み合う」モグモグ
男「そんなに大したもんでもないけどな」
妹「昨日、お兄ちゃんが言ってたのが男のロマンなら、これは女心って奴だよ」
男「そりゃあ、俺には分からんな。確かに」
妹「スっと沁みこむ爽やかな甘みが、1日の始まりを告げるわけですよ」
男「分かった分かった。ほれ、チョコワだ」
妹「わーい……お? 湯気が出てる」
23:
男「ホットミルクで作ったチョコワだ」
妹「ほーう、これはこれは」ズズズ
男「胃に優しいし、食べやすくて、チョコだからそれなりに腹持ちもあるだろ」
妹「ふむふむ、これは中々」モグモグ
男「ホットチョコレートみたいなもんだからな」
妹「冷たいミルクで作ったサクサクのチョコワも良いけど、
 温かいミルクがジュっと染み込んだチョコワもいいね!」
男「サラダも食うか?」
妹「食べる!」
男「ゆっくり食えよー」
妹「ホットミルクのスープに、チョコレートが溶け出して甘みを加えてる。
 チョコワは、ふやふやのお麩みたいになってるけど、チョコレートが濃いから飽きないね」モグモグ
24:
コリッ
妹「おおっと、これは意外! ドライフルーツのバナナだ! お兄ちゃんめ、やってくれる!」
男「何だ、呼んだか?」
妹「ううん、バナナ美味しいね」ポリポリ
男「朝はバナナが定番だからな」
妹「何でチョコレートとバナナは相性が良いんだろうね」モグモグ
男「南国つながりじゃないか? 詳しくは知らないが」
妹「チョコバナナは世界で通用する食べ物だと思うよ」
男「ほら、サラダだ。ベビースター乗せといたからな」
25:
妹「いやぁ、致せり尽くせりですなぁ」
男「トマトも残すなよ」
妹「はーい。サラダにベビースターラーメンも合うよね」
男「醤油味のな」
妹「でも、イタリアンサラダじゃないと合わないのは何でだろうね」
男「世界の不思議の一つだな」
妹「世界は奥が深い」
26:
こんな時間なのに腹減ってきた…
27:
男「お前、靴下出してあったろ。履いてないのか?」
妹「柄が違ったから、履いてないよ」
男「あれ? 違ったか?」
妹「鳳凰の柄の、右がオスで左がメスなんだよ。お兄ちゃんが出したの、両方ともオスだった」
男「何で、お前の学校の指定靴下はそんなに面倒くさいんだ」
妹「知らないよ、そんなこと」
男「探してくるから、トマト残すなよ」
妹「はいはーい」
28:
男「平等院鳳凰堂と何か関係あるのかもしれんな」ゴソゴソ
妹「んー、サラダも美味しい」ポリポリ
男「いくつか見つけたけど、雄と雌の区別がつかん」
妹「えーっと、あった。コレだけメスだ」
男「これだけか?」
妹「うん、他は全部オス」
男「何で靴下は片方だけどっかに行くんだろうなぁ」
妹「世界の不思議の一つだね」
男「世界は奥が深い」
35:
『日清食品 日清のどん兵衛カレーうどん』
キーンコーンカーンコーン
男 「昼だー」
男友 「お前は、またカップメンか」
男 「カップメンに国境は無いんだよ」
男友 「何の話だよ」
男 「昔、そういうCMがあってな。まぁいいや、お湯入れてくる」
男友 「はいよ」
幼馴染「来たよー」ガラッ
男友 「アイツはお湯入れに行ったよ」
幼馴染「またカップメンなの?」
男友 「カップメンに国境は無いんだと」
幼馴染「あぁ、そんなCMあったね」
男友 「それを知らない俺がおかしいのか」
36:
男 「ただいま、っと」
幼馴染「お邪魔してるよ」
男 「ようボッチ」
幼馴染「ボッチじゃねえし」
男友 「友達いないの?」
幼馴染「いるよ。妹ちゃんとか」
男 「同世代で友達作れよ」
幼馴染「だってテレビの話とか、趣味合わないし」
男 「お前の歴代好きなテレビ番組3つ言ってみろ」
幼馴染「バミリオンプレジャーナイト
 やしがにのウィンク
 社会の窓2」
男友 「全部分からない」
男 「お前、歳いくつだよ」
幼馴染「面白いのに」
37:
男 「よし、5分経った」ベリベリ
幼馴染「うわ、カレー臭っ」
男 「お前それ、親父さんには言うなよ。傷つくから」
男友 「カレー味か。匂いが凄いな」
男 「日清のどん兵衛カレーうどんだ」
幼馴染「ドヤ顔がうざい」
男友 「教室で食べると、カレーの匂いが充満するぞ」
男 「むしろそれが目的だ」
男友 「カレーテロリストだな」
同級生A(俺もカレーにしよう)
同級生B(今日はカレーだな)
同級生C(カレー食べたい)
同級生D(急いでカレーだ)
38:
幼馴染「カレーうどんしか食べないの?」
男 「あと、コンビニで買ったカレーピラフおにぎり」
男友 「嫌がらせか」
幼馴染「何で料理できるのに、いつもカップメンとかコンビニ弁当なのよ」
男 「自分の飯なんかいつでも作れるから良いんだよ。
 コンビニ弁当は、今だけの旬を抑えた限定の味なんだぞ」
男友 「相変わらず、良く分からん持論だ」
男 「今日は、新作を食べつくしたから、定番のカレーうどんなんだ」
男友 「好きにしてくれ」
39:
男 「よく麺をかき混ぜて、そこにコンビニで1個60円の温泉玉子を落とす」
男友 「美味そうなことしてるな」ゴクリ
男 「チョー美味い。どん兵衛特有のモチモチしたうどんの食感に、
 温泉卵でとろみのついたカレースープが絡んで最高」ズルズル
男友 「実況やめろ」
幼馴染「ちょっと分けてよ」
男 「少しだけだぞ」
幼馴染「うーん、ジャガイモがスープを吸い取ってホクホクだね」モグモグ
男 「そうだろうそうだろう」
幼馴染「何よりもカレー。食欲を刺激するスパイス。食べだしたら止まらないね」ズルズル
男 「その辺にしておけよ、俺のだぞ」
40:
幼馴染「そして、温泉玉子! 半熟の黄身が麺に絡んで、濃厚な舌触り。カレーがさらにまろやかになるね」ズルズル
男 「やめろ! おい! 卵には手を出すな!」
幼馴染「とろけるスープ! スパイシーな辛味と卵の甘みが融合して、極上の喉越し!」ゴクゴク
男 「何してんだ、この糞ビッチ!」
幼馴染「カレー食べてるときに下品な話とか、サイテー」
男 「お前が最低だよ、人の昼飯を全部食いやがった」
幼馴染「てへっ」
男 「これから一生一人で飯食えよ」
幼馴染「やめてよ、そういう心にくること言うの」
41:
男 「どうすんだ、俺一口しか食ってないのに、あとカレーピラフしか無いぞ」
幼馴染「私のお弁当あげるよ。お腹一杯になったし」
男 「もうそれでいいや、お前の昼飯なんだよ」
幼馴染「カレーピラフ」
男友 「嫌がらせか」
42:
くそう腹減った
43:
『ヤマザキ 高級つぶあんぱん』
妹「ただいまー雨凄いー」
男「おかえり、タオルで拭け」
妹「何か食べるものある?」
男「あんぱん買ってきた」
妹「あんぱんだー」
男「牛乳もあるぞ」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、流石!」
44:
男「頂きます」
妹「いただきまーす」
男「ふかふかのパンに包まれた、まったりとした餡の安心感はハンパないな」モグモグ
妹「粒あんのつぶが、口に入れた瞬間にほろっと崩れるのが良いよね」モグモグ
男「一口食べたところで、牛乳をグイっと」ゴクゴク
妹「グイッ」ゴク
45:
男「ぷはーっ」
妹「ぷはっ」
男「餡と牛乳の相性が、すげえ」
妹「この世で最も完璧に近い物の一つだね」
男「喉が潤ったところで、また一口」モグモグ
妹「はぁ、餡子の絹みたいな舌触りに唾液が止まらないね」
男「パンの上に振ってあるケシの実のプチプチした食感も楽しい」
46:
妹「食べるとお腹が満たされるだけじゃなくて、心も満たされるよ」
男「そうだな、前向きに生きる気力を補充する食べ物だ」
妹「偉大な食べ物だね、あんぱん」
男「ドラ焼きには夢が詰まってるけど、アンパンには勇気が詰まってるな」
妹「これからも愛され続けることは間違い無いね」
男「ああ、間違いない」
48:
このスレ見るだけで腹が減る。
49:
あんパンと牛乳の組み合わせはマジでヤバい
51:
『セブンプレミアム 五目炒飯(冷凍食品)』
男「晩飯だぞー」
妹「はーい」
男「今日はチャーハンです」
妹「やったー! チャーハン大好きー!」
男「今日はコンビニの冷凍食品だけどな」
妹「私が作るよりも美味しいし」
男「そこは美味いの作れるようになれよ」
52:
妹「そんなことより、チャーハンよこせー!」
男「はいはい、既にレンジでチンしてるよ」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん仕事が早い!」
男「まあ待て、落ち着け、まだ食うな」
妹「なんで?」
男「スーパーで100円で売ってるカットレタスを皿にあけて、
 その上に温めた五目チャーハンを乗せる」
妹「おおう、彩りも鮮やかに!」
53:
男「レタスと一緒に食え」
妹「いっただきまーす!」
男「頂きます」
妹「うーん! レタスがパリパリ!」パリパリ
男「パラパラのチャーハンは、レタスの水分と一緒に食べると丁度良い」パリパリ
妹「セブンプレミアムは、100円の癖にタケノコ入ってるのが生意気だよね」コリコリ
男「企業努力だな」モグモグ
54:
妹「五目チャーハンの五目って何?」
男「卵と豚肉、タケノコと焼き豚、ネギに人参だ」
妹「ほうほう、みんなお米くらいの大きさに切りそろえられてて、食べやすいですなぁ」ハフハフ
男「レンジで温めただけなのに、キチンとパラパラになってるのも凄い」ハフハフ
妹「レタスでご飯を包んで食べると、パリっとしたレタスが口の中で破れて、
 アツアツのチャーハンがこぼれ落ちてくて、もう! もう!」ハフハフ
男「焼けどすんなよ」
55:
妹「ふぃー、熱かった」
男「冷たいお茶飲むか?」
妹「くださいな」
男「ほらよ」トポポポ
妹「お、何か良い香り」
男「セブンプレミアム 花香るジャスミンティーだ」
妹「でたな、セブンイレブンのまわし者め」
男「中華料理の脂っぽさを、花の爽やかな香りで洗い流してくれる」
妹「ふぅ、口の中がサッパリするねぇ」ゴクン
56:
男「これがあるだけで、チャーハンを食べるのがはかどる」
妹「大満足です」
男「杏仁豆腐があれば完璧だったんだけどな」
妹「え、無いの?」
男「売り切れてた」
妹「えー、1件目で無ければ次の店でしょー」
男「隣駅まで行った。5件行ってもなかった」
妹「でたな、セブンイレブンをまわる者め」
57:
『永谷園 さけ茶づけ』
男「夜食を作ります」
妹「はい」
男「まずお湯を沸かします」
妹「はい」カチッ
男「その間に、冷やご飯をレンジでチン」
妹「はい」ヴィーン
男「温まったご飯を、お茶碗に盛りまして、取り出しましたるは謎の小袋」
妹「はい」
男「他にも何か言えよ」
妹「またカップメンかと思ってたので」ヘヘヘ
58:
男「今日も秋っぽいメニューです」
妹「何かな?」
男「永谷園の鮭茶漬け」
妹「まぁ、秋っぽいかな? 鮭だし」
男「乾燥鮭なんで、季節はあんまり関係ないかもしれん」
妹「ですよねー」
男「あと、瓶の鮭フレークをたっぷり乗せる」
妹「ゴージャス!」
男「これが美味いんだ」
妹「永谷園の鮭茶漬け使う必要はあるの?」
59:
男「基本的な味付けを永谷園にお任せするんだよ」
妹「ふーん」
男「白ゴマを少しトッピング。あと、チューブのワサビをちょっぴり」
妹「ワサビは苦手ー」
男「風味が出るくらいの量だから、辛くないぞ」
妹「なら良し!」
60:
男「今日は台風一過で、星がよく見える」
妹「やっぱり外で食べるんだね」
男「基本的に、何でも外で食べたほうが美味い」
妹「男のロマン?」
男「それもあるが、人間の五感のうち食事に使うのは基本的に味覚、嗅覚、視覚の三つまでだ。
 しかし、さらに聴覚と触覚を刺激してやることで、もっと美味く食べることが出来る」
妹「わお、カガクテキ!」
男「焼肉なんかそうだろう。焼ける音と、炎の熱を肌で感じて食べる」
妹「なるほどねー」
男「俺の勝手な想像だから、実際はどうかは知らないがな」
妹「よくも騙したな」
61:
男「それは別にしても、テレビ見ながら食べるより、月を眺めて食べるほうが風情があるだろう」
妹「満月じゃないけどね」
男「いいんだよ、そこに月があることが大事なんだ」
妹「雰囲気も味わうってことだね」
男「そういうことだ、お前は賢いな」
妹「えへへ」
62:
男「では、小芝居も終わったところで頂きます」
妹「いただきます」
男「茶碗に口をつけると、お湯で刺激された海苔の香りが漂うな」ハフハフ
妹「ちょっとだけワサビの香りもするね」ハフハフ
男「あぁ、海苔とワサビとゴマの香りが、それぞれ邪魔をしないで胃袋に攻撃を繰り出してくる」モグモグ
妹「あー鮭の匂いー」ズズズ
63:
男「塩気が効いてて、鮭の旨味を増幅するな」モグモグ
妹「鮭フレークが思いのほか、鮭っぽさを演出しているね」
男「こいつがお茶漬けに良く合うんだ」
妹「お茶漬けの汁と、鮭の塩味のバランスが絶妙なんだ」
男「ワサビの風味が、鮭フレークの僅かな生臭さも中和してくれるしな」
妹「あられが香ばしくて、アクセントになるね!」モグモグ
男「冷やご飯を温めなおしてるから、ちょっと固いところがあるのも、またいい」ズズズ
64:
妹「うーん、この満足感」フゥ
男「一日の締めに相応しい、キングオブ夜食だ」
妹「あれ、カップメンは?」
男「ゴッドオブ夜食」
妹「何でも良いんじゃない」
男「どっちが良い、じゃないんだよ。どっちもいいんだ」
妹「はいはい」
66:
くっそ、腹減ってきた……
70:
『日清食品 チキンラーメン』
男「夜食を作ります」
妹「あれ、2回連続?」
男「時系列とか、適当だし」
妹「そうなんだ」
男「今日はチキンラーメン!」
妹「おおー」
男「今日は文句言わないんだな」
妹「カップメンじゃないでしょ?」
男「むしろカップメンの原点なんだが、まあいい」
71:
妹「お湯沸かしまーす」カチッ
男「冷蔵庫から出して直ぐの卵だと、お湯が冷めるから、
 少し前に取り出して常温にしておくといい」
妹「とても3分じゃ出来ないね」
男「どんぶりにチキンラーメンを入れて、そこに生卵を入れる」
妹「ポケットに入れるのが難しいんだよね」
男「どうせ食うときに混ざるから、あんまり気にするな」
妹「イエッサー」
72:
男「お湯が沸いたら、卵を避けるように注ぐ」
妹「卵にはかけないの?」
男「かけても良いんだが、前に黄身の弾力がありすぎて、熱湯を倍返しされたことがある」
妹「避けて注ぎます」
男「お湯を入れたら、ごま油を一滴」ポトッ
妹「一滴」ポトッ
男「必ず蓋をして、3分待つ」
妹「はーい」
73:
男「蓋をしないと卵が半熟にならないんだ」
妹「私は生でもいいけどね」
男「まぁ、好みだな」
妹「はい、3分経ったよ」
男「蓋を取る」カパッ
妹「香ばしい醤油の匂い!」
男「このインパクトがチキンラーメンの醍醐味の一つだ」
妹「ごま油のアクセントが、花を添えてますな!」
男「これがまた食欲をそそる」グゥゥ
妹「美味しそうだね!」
男「さあ、頂きます」
妹「いただきまーす」
74:
男「お湯を注いだだけなのに、しっかりと溶け出したスープが細い麺にしっかりと絡む」ズズズ
妹「この麺の独特の食感、お湯でふやけただけとは思えない絶妙な柔らかさだね!」ズズズ
男「そしてスープ。とてもインスタントとは思えない」ズズズ
妹「まるで何時間も煮込んだかのような複雑な味!」ズズズ
男「ああ、半熟の黄身が麺に絡む!」モグモグ
妹「それがまたスープを絡めて、口の中がまったりですよ!」モグモグ
75:
男「そして鼻から抜けるゴマ油の香り!」
妹「はぁ、スープだけでも美味しい」
男「麺を丁度食べ終わると、少しだけスープが残っているから、これを一気にグイッ!」
妹「グイッ!」
男「ふぅ」
妹「ふぃー」
76:
男「ちょっと口の中が油っぽいかな」
妹「そうだね」
男「そこで花香るジャスミンティー!」ゴクゴク
妹「でたな回し者!」ゴクゴク
男「しかし相性は良い」
妹「本当にね」
77:
男「チキンラーメンの恐ろしいところは、もう1杯くらい食べられそうな気がするところだ」
妹「2杯は多いんだよね」
男「しかし、もうちょっと食べたい」
妹「ぐぬぬ」
男「そうなると思って、おかかオニギリを買ってきてあります!」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、マジサイコー!」
パクッ
男「うめえええええええ」
妹「うめえええええええ」
79:
くそおおっ飯テロめぇぇぇッ!
セブンのジャスミン茶は凄く美味しいわ
80:
『カレーハウスCoCo壱番屋 パリパリチキンカレー』
キーンコーンカーンコーン
男 「よし、飯だ!」
男友 「おい、どこ行くんだよ!?」
幼馴染「きたよー」
男友 「アイツ、どっかいっちまったぞ」
幼馴染「凄い勢いで飛び出していくのが見えたよ」
81:
男友 「まぁ、そのうち戻ってくるだろう」
幼馴染「ご飯、買い忘れたのかな?」
男友 「それは無いだろう。アイツほど、飯の為に無駄な努力を割いている奴はいないからな」
幼馴染「ホント、無駄だよね」
男 「戻ったぞ」ハァハァ
男友 「どこ行ってたんだよ」
82:
男 「出前、受け取ってた」
幼馴染「出前!?」
男 「昨日のうちから、今日の昼に届けてもらえるように手配してた」
男友 「何がお前をそこまでさせているんだ」
男 「ふふふ、やっぱり食べるなら出来立てが良いからな」ガサッ
幼馴染「あ、ココイチだ」
男友 「出たな、テロリスト」
83:
カパッ
男 「はぁ、この芳醇な薫り。食欲を掻き立てる魔法の匂いだ」
男友 「悪質だ。訴えてやる」
幼馴染「そうだそうだ!」
同級生A(畜生、カレーが食べたい!)
同級生B(カレー……カレーを食べよう!)
同級生C(昨日もカレーだったのに!)
同級生D(今日の晩御飯はカレーなのに! 分かっているのに!)
84:
男 「頂きます!」
幼馴染「くっそう、私も明日はカレーにしよう」
男 「ココイチのルーは、他の店に比べると柔らかいんだよな」モグモグ
男友 「そうなのか?」
男 「その分、米にルーが染みこみ易い。米の甘みとカレーの辛さが混然一体となる。
 鼻に通るスパイスの香り、少しだけ舌にピリっとくる辛味」
85:
男 「付け合せの福神漬けも美味い。ココイチの優秀な点は、無料なのに福神漬けが美味いんだよな。
 店の帰り際に、お土産で買ったこともある」コリコリ
幼馴染「美味しそう……」ゴクリ
男 「お前には絶対にやらん」
幼馴染「この間のことは謝るからさぁ」
男 「そして、パリパリチキンだ。名前の通り、パリッパリに焼いてある皮が、たまらん」パリパリ
幼馴染「無視された」
86:
男 「ふははっ、このチキンにもスパイスが振ってあるな。食べ始めると止まらなくなる。
 更にカレーにつけて食べたりしたら、もうね! 凄いよ!」ハフハフ
男友 「お前に舌を火傷する呪いをかけた」
男 「それくらい熱いのが美味い! ガラムマサラが全身を廻る! 段々暑くなってきたぞ!」ハフハフ
幼馴染「ねー、無視しないでよー」
男 「カレー、ライス、チキン、カレー、夢のローテーションだ! パリパリチキンが6ピースしかないのが憎い!」
87:
幼馴染「無視しないで。私のクラスの人達みたいなことしないでよー」
男 「……可哀想だから、一口やるよ」
幼馴染「やったね」
男 「お前、クラスでハブられてるのか?」
幼馴染「んー、腫れ物みたいな感じ」モグモグ
男友 「何かしたの? 喧嘩とか」
幼馴染「何も?」
男 「何もなくて、避けられないだろ」
88:
幼馴染「映画の話してたから、勇気を振り絞って混ざろうとしたんだけどねぇ」
男 「何の映画の話したんだよ」
幼馴染「ジャッカス」
男 「俺も、カレー食ってるときにジャッカスの話する奴とは、付き合い考えるわ」
男友 「その映画は知らないけど、ロクでもない物ってことは分かった」
幼馴染「面白いのに」
89:
『K&K 缶つま 国産鶏ぼんじり ソラチたれ焼き』
男「夜食を作ります」
妹「ヨッ! 日本一!」
男「随分、元気が良いじゃないか」
妹「私は見たのです。お兄ちゃんが、高そうな缶詰を仕舞うところを」
男「無駄に目が良いな」
妹「えへへ」
90:
男「そう、今日は1個500円もする缶詰だ」
妹「おおおおお」
男「正直、高い。しかし、美味い」
妹「期待を込めて★x5です」
男「イラっときた」
妹「ごめんなさい」
91:
男「今日ばかりは豪勢に、炊き立ての白米を使います」
妹「ほっかほかー」
男「丼によそって」
妹「はいさ」
男「そして、この高級缶詰を開封します」
妹「待ってました!」
92:
パキッ
男「ほーら、高級な鶏肉の匂いだ」
妹「はぁー。タレの良い匂い」
男「これを白米に乗せる」
妹「とりゃー」
男「そして紅生姜を少々と、レタス少し、ちょっぴりマヨネーズ」
妹「はーい」
93:
男「それでは、頂きます」
妹「いただきます!」
男「一口で食べてしまうのはもったいないが、あえて一口で食べる!」モグモグ
妹「私は、ちょっとかじります」モグモグ
男「はぁぁああん、プリップリの鶏肉だあああ」
妹「おいひいいいいい」
94:
男「ちょっと辛めのタレが、脂の乗った鶏肉にピッタリだな!」
妹「お肉の旨味が、そこらの焼き鳥なんて目じゃないよ!」
男「そして、タレと脂の染み込んだ白米」パクッ
妹「炊きたて!」パクッ
男「うまああああああいいい!!」
妹「美味しいいいいい」
95:
男「焼き鳥のタレとマヨネーズの組み合わせが最高だ!」
妹「紅生姜の酸味が、鶏肉の脂をサッパリさせるね!」
男「そしてまた鶏肉! ボンジリ!」モグモグ
妹「ぼんぢり!」モグモグ
男「ふわぁぁ、うめえ」
妹「感動が薄れないねぇ」
96:
男「高いだけあるなぁ」モグモグ
妹「美味しいねぇ」モグモグ
男「レタスを口の中をリセット!」
妹「瑞々しいね!シャッキシャキ!」
男「そして鶏肉!」モグモグ
妹「プリっと歯ごたえ!」モグモグ
97:
男「怒涛の勢いで食べつくしてしまった」フゥ
妹「いや、もう仕方ないよ」フー
男「また今度買ってこよう」
妹「そうだね、近いうちに」
男「豚の角煮の缶詰もあったなぁ」
妹「お兄ちゃん、今度買い物一緒に行こうね!」
99:
さっきからね、お腹がね、鳴りっぱなしなんだよ畜生が!
101:
『キンレイ ちゃんぽん(冷凍食品)』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
幼妹「ねえ、お父さん。お母さんは?」
父 「……遠いところに、行ったんだよ」
幼妹「いつ帰ってくるの? 来週?」
父 「もう、帰ってこれないんだ」
幼妹「何で?」
幼男「おい、あんまり父さんを困らせるな」
幼妹「お母さん帰ってこないの? 何で?」ジワァ
幼男「母さんは……!」
103:
父 「お母さんは、お腹が痛くなる病気だったろ」
幼妹「うん」グス
幼男「……」
父 「お腹が痛いから、ご飯が食べられなくて可哀想だろ?」
幼妹「うん」ズビズビ
父 「でも空の上に、お母さんでもご飯が食べられる所があるんだ」
幼妹「お母さん、そこにいるの?」
父 「今頃、ご飯を食べてるはずだよ」
幼妹「お腹一杯になったらお母さん、おうちに戻ってくる?」
104:
父 「戻ってきたら、お母さんはご飯が食べられなくなるじゃないか」
幼妹「あ、そっか」
父 「帰ってこられないけど、空の上からずっと見ているはずだよ」
幼妹「本当?」
父 「ああ! 本当だとも!」
幼男「父さん……」
105:
父 「……よし! これから夜食を作ります!」
幼男「え?」
幼妹「ごはん?」
父 「冷蔵庫に何か入ってないのか?」
幼男「何も無いよ」
父 「困ったな」
幼妹「あるよ! 凍ってるの!」
106:
父 「冷凍食品のチャンポンか。1個しかないけど、これを作ろう」
幼男「お父さん、料理できるの?」
父 「む、馬鹿にするんじゃないぞ。温めるだけだろ?」
幼妹「ごはんー!」
父 「えーと、フィルムを剥いで、ガスコンロにかける」
幼男「危ないよ、火強すぎ!」
父 「おっとっと」
幼妹「へたくそだー」
107:
父 「それで、一煮立ちすればOKか」
幼妹「出来た?」
幼男「良い匂い」クンクン
父 「よし、それじゃあ食べようか」
幼男「テーブル片付けるよ」
幼妹「お手伝いするー!」
父 「これだけじゃつまらないから、何か一手間加えたいな。
 お、チューブのこれがいい」
108:
ブリュリュ
父 「……やべっ」
幼男「父さん?」
幼妹「どうしたの?」
父 「悲しいお知らせがある」
幼男「何したの」
父 「……柚子コショウを、入れすぎた」
幼男「慣れないくせに、変なことするからだよ」
109:
父 「良いところを見せたいじゃないか」
幼男「その結果は?」
父 「……スミマセンでした」
幼妹「ごはん、食べられないの?」
幼男「いや、食べよう」
父 「食うのか? これを」
幼男「ちょっと辛いけど、食べられなくは無いよ」ペロッ
110:
父 「そうか?」
幼男「テーブルに持っていくね」
幼妹「ごはんー!」
父 「よし、それじゃあ、頂きます!」
幼男「頂きます!」
幼妹「いただきまーす!」
111:
ズズズ
父 「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」
幼男「騙されてやんの! バーカバーカ!」
幼妹「お父さん、鼻から何か出てる!」キャハハ
父 「我が子ながら、恐ろしい」ゲホッ
幼男「このちゃんぽんは出来損ないだ。食べられないよ」キリッ
父 「いや……しかし、不思議と後引く辛味だな」
幼妹「ほんとう?」
113:
父 「あぁ、ちゃんぽんの海鮮スープに溶け込んだ柚子が、爽やかな後味を醸し出してる。
 それに、ピリっとくるコショウも良い。刺激的で美味いぞ」
幼男「いや、まさかそんな……」
父 「中太麺が、柚子コショウ風味のスープに絡む!」ズルズル
幼男「ちょっと、食べてみようかな」ゴクリ
父 「ほら、食え食え」
114:
ズズズ
幼男「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」
父 「騙されてやんの! バーカバーカ!」ゲホッ
幼妹「お兄ちゃんも、鼻から何か出てる!」ゲラゲラ
幼男「大人のやることかよ!」エホッ
幼妹「私も食べたい!」
幼男「ちょっと舐めるだけにしとけ」
幼妹「うん!」ペロッ
115:
幼妹「エホッ! 辛いね!」ジワァ
父 「あー、涙出てきた!」ジワァ
幼男「全く! 辛すぎるよ!」ジワァ
父 「ああ、辛くて涙が出る!」
幼男「柚子コショウのせいだからな!」
幼妹「……辛い!」
父 「あぁ、柚子コショウが辛すぎるから仕方ないな」
幼男「うん」グス
幼妹「うん」グス
116:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
妹「お兄ちゃん?」
男「うおっ、いつの間にか寝てた」
妹「お父さんから電話あったよ。今週末は帰るって」
男「海外の仕事も大変だなぁ」
妹「寂しくないかー、だって」
男「給料良いらしいから、仕方ない」
117:
妹「ねえ、お腹空いたー」
男「あぁ、何か食べるか」
妹「今日も外で食べるの?」
男「そろそろ寒いかな」
妹「いいんじゃない? お母さんもよく見えるだろうし」
男「……!? お前、知ってて」
妹「うひひ」
118:
妹「今日のメニューは?」
男「んー、そうだな。冷凍食品の鍋焼きうどんかな。卵入れて」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、素敵!」
男「よし、じゃあ冷凍庫から鍋焼きうどんを出すんだ!」
妹「アイサー!」
男「夜食を作ります!」
(おわり)
120:
タラタラ書き過ぎるのもダレそうなんで、一旦終わります。
そのうちまた書くと思うんで、そのときはヨロシクどうぞ。
123:
飯テロは堪忍や……
12

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