涼「フェスの打ち上げ」拓海「やるか」back

涼「フェスの打ち上げ」拓海「やるか」


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3:
――――――――駅前
千枝「ちょっと早く着いちゃったね」
薫「うん。おねえちゃんたち、まだみたい」
千枝「でも、お出かけ楽しみだね♪」
薫「かおるもきのうから、どきどきしてたよ」
千枝「薫ちゃんもおめかししたんだね」
薫「えへへ。ちえちゃんも、カワイイなー♪」
千枝「ふふふ」
怪しい男「ねえねえ、君たち何してるの?」
千枝「えっ……」
薫「……」
怪しい男「パパとママは今いないのかな?よかったらお写真撮らない?」グフフ
4:
千枝「し、しらないひとと話しちゃダメだってPさんいってたもん!」グスッ
薫「とっちゃやだー……」グスッ
怪しい男「まあまあ、任せて!可愛く撮ってあげるからね……」グフフ
つんつん
怪しい男「いいねいいねw泣きそうな顔とかぷりちーww」パシャパシャ
つんつん
怪しい男「なんだよ!さっきから邪魔するn……」
涼「はあい、お兄さん♪あたしらも撮ってくんない……?」ゴゴゴゴ
拓海「……ついでにそのカメラのデータも、置いてってくんねえかな?」ポキポキ
怪しい男「ひっ……ひ、ひえええええええ!!」
5:
拓海「ったく、油断もスキもねえ」
涼「ごめんね、千枝、薫?大丈夫だった?」
千枝「ううう……涼さあん!」ダキッ
薫「かおる…こわかったよぅ」ダキッ
涼「おお、よしよし。あたしらがいれば大丈夫だからね」ナデナデ
拓海「涼がいけねえんだぞ!銀行でモタモタしてっから…」
涼「あんただってバス間違えたじゃん!人のせいにするな」
6:
千枝「涼さん!」ブー
薫「たくみせんせぇ!」ブー
涼・拓海「「な、なに?」」
千枝「ケンカはだめですー」ブー
薫「なかよくしてくださー!」ブー
涼「……ごめん」
拓海「……わーったよ」
千枝「涼さんは笑ってるほうがステキですー」ニコッ
薫「なかよしのせんせぇだいすきですー」ニコッ
涼・拓海「「……///」」
7:
千枝「涼さん、今日は何するの?」
涼「今日?……今日はね……」
薫「どきどき」
涼「今日はみんなで遊園地に行きまーす!」
薫「すごーい!やったあ!」
千枝「でも、どうしてなの?それに千枝たちあんまりお金ないよ」
涼「この間のフェスでさ、千枝と薫、それにあたしと拓海と夏樹がフェスのメンバーに選ばれたでしょ?」
千枝「うん」
涼「二人とも頑張ってたからそのお祝い。金ならあたしたちが持ってるから大丈夫」
薫「わーい!かおる、ゆうえんちだいすき!」
千枝「夏樹おねえちゃんは来れなかったの?」
拓海「あいつは今日はリーナとイベントの仕事。まあ、別の”モノ”が来てるから心配するな」ニヤッ
千枝「?」
8:
――――――――イベント控え室
ぐぎゅるるるるるるるる
夏樹「ハラへった……」
李衣菜「どったの、なつきち?ダイエット中?」ムシャムシャ
夏樹「ちげーよ。金がなくて今日は何も食ってないんだ」
李衣菜「あれ?この間、バイト代出たんじゃなかったっけ?」ムシャムシャ
夏樹「出たんだけど、取り立てられた」グー
李衣菜「なにそれ?借金?」
夏樹「借金の取立ての方がまだ優しいのかもな」
李衣菜「??」
9:
――――――――駅前
拓海「とりあえず夏樹のカンパと、あたしと涼が出したぶん、こんだけあれば大丈夫だろ?」
涼「まあね。あの子達には迷惑かけちゃったんだから楽しんでもらわないと」
拓海「美世がバイクのパーツを引き取ってくれて助かったぜ」
涼「あたしもギターの前金にしたかったけど……まあいっか」
千枝「涼さん、はやくー!」
涼「おー、今行くよ!……ほら、あんたも来なって」
拓海「しゃーねーな」
11:
――――――――遊園地
千枝「ついたー!」
薫「ひろーい!」
拓海「へー、こんなとこあったのか?」
涼「あたしと千枝は一度営業できてるからね。もっとも仕事だったから乗り物とかには乗ってないけどさ」
千枝「薫ちゃん、何に乗りたい?」
薫「かおる、じぇっとこーすたーにのりたい!」
拓海「……んじゃ、あたしはここのベンチで休んでっからお前ら行ってきな」
薫「えー? たくみせんせぇものろうよー」
拓海「あのなぁ、あたしはもう大人だぞ?いつまでもワーワーいってらんねえっつうの」
薫「……」シュン
12:
涼「拓海、あんた薫と乗りなよ。目的忘れてんじゃない?」
拓海「……うっ」
涼「それとも特攻隊長、向井拓海様はジェットコースターがこわいのかなぁ?」ニヤニヤ
拓海「…な!んなわけねーだろ!ナメてんじゃねーぞ!!」
涼「あらま。よかったねー、薫。拓海おねえちゃんは薫と一番前に乗りたいってさ?」
薫「ほんとに?!」キラキラ
拓海「!!……涼……てめぇ……」
涼「はいはい、スマイルスマイル。さあ、乗るよ!」
??????????????????
拓海「うわああああああああああああ!ひいいいいいいいいいいいい!」
??????????????????
13:
薫「たくみせんせぇ、だいじょうぶ?」
千枝「はい、お水」
拓海「……わりぃ」
涼「あんた、バイク乗ってスピード出してるくせにこういうの弱いの?」
拓海「バイクがあんなにグルグル回るかよ!」
涼「わかったわかった。じゃあ、次はどこにいく?千枝」
千枝「んー……あ、あれ!」
薫「かおる、おばけやしきいってみたーい」
拓海「また、面倒なもんを選びやがって……しょうがねえな」
14:
涼「……」
拓海「ん、どうした?涼?」
涼「え?ほ、ほら……あたし普段からホラー映画とか見てるし、ちょっと物足りないかなーって……」
拓海「だったら、なおさら行ったほうがいいだろ?いくぞ」
涼「……」
??????????????????
涼「きゃああああああああああああ!ひえええええええええええ!」
??????????????????
15:
千枝「涼さん、だいじょうぶ?」
薫「はい、おみず」
涼「ありがと……ふうぅ」
拓海「なにが”普段からホラー映画見てるし”だよ?耳がキンキンしてうるせーったらありゃしねえ」
涼「仕方ないじゃん!画面で見るのと実際見るのは違うんだから」
拓海「叫び声は一応女の子っぽいのなw」ニヤニヤ
涼「ケンカ売ってんの?!」
千枝「…」ブー
薫「…」ブー
拓海「っと、ケンカは……してないからな?」
涼「な、なかよしさんだよー……ほら、ソフトクリーム食べよ?ね?」
16:
――――――――軽食コーナー
涼「ほい、おまたせ。千枝はイチゴでいいよな?」
千枝「うん、ありがとう♪」
薫「かおるはちょこー」
拓海「慌てんなって、ほれ」
千枝「おいしいね、かおるちゃん」
薫「うん、ちえちゃんのひとくちちょうだい?」
千枝「いいよー」
薫「あむ。おいしいー」
拓海「薫、口のとこついてんぞ。取ってやるからじっとしてろ」
薫「んー」
拓海「よし、とれた」
薫「ありがとー」
涼「……ふふっ」
17:
千枝「ねえ、おねえちゃんたち?ひとつ聞いていい?」
涼「ん?いいよ」
拓海「なんだよ?」
千枝「おねえちゃんたち、こいびといるの?」
涼「んな!///」
拓海「なに!///」
薫「かおるもききたいー」
千枝「だって、礼子さんや志乃さんたちいってたよ。若いときがいちばんモテるんだって?」
涼(あの人たちはロクなこと教えねーな……)
拓海(あいつら、何考えてんだ……)
18:
千枝「どうなの?」キラキラ
薫「わくわく」キラキラ
拓海「あ、あたしは……べ、べつに……」ゴニョゴニョ
涼「い、いまは、いないけど……むかーし……何人かに告られたかな?ふ、ふっちゃったけど」
(本当はバンド時代のファンってだけなんだけど)
千枝「そうなの!おねえちゃんすごい!」
薫「もてもてー!」
拓海(マジか!?)
涼「ま、ま、まあ、この年になると、それくらいはあるよねー?拓海は知らないけど」
拓海「んあ?!そんなもん、あ、あたしにもいたに決まってんだろ!年下だったんで断ってやったぜ!」
(舎弟になりに来たとかいえねー)
千枝「きゃー」
薫「すごいすごい!」
涼(なんだってー!!)
千枝「やっぱり高校生ってすごいねー。わたしはPさんみたいな年上の人が好きなのかと思った」テヘヘヘ
涼・拓海「「あいつだけはねーよ!!!!」」
19:
――――――――事務所
P「びやっくしょーーーーーーーーーーん!!」ウーイ
P「風邪ひいてんのかな?もしかして、誰か噂してたりしてw」
P「参ったなーwプロデューサーになると心当たりが多すぎますよw」
P「ねえ、ちひろさん!?」
ちひろ「とりあえず……くしゃみは手で押さえましょうね」ゴゴゴゴゴ
P「ごめんなさい」
20:
――――――――軽食コーナー
涼「いい?千枝に薫、あいつはロリコンだから気をつけなよ?」
薫「ろりこん?」
拓海「言い寄られたら拒否しろってことだ」
千枝「そうなの?わたしPさん優しいから大好きだよ?」
涼「……ぐっ」
薫「かおるもー。おおきくなったらけっこんするのー」
拓海「……ぐぬっ」
涼・拓海(ライバルが増えちまった……)
21:
――――――――土産コーナー
千枝「いっぱいお土産買ったね」
薫「うん!みてみてこれ!うさみみー」
千枝「かわいー♪」
涼「さて、ぼちぼち時間だけどどうする?」
千枝「あっ!涼さん!最後にひとつだけ乗りたいものがあるの!」
涼「いいけど……お化け屋敷は勘弁ね」
拓海「ジェットコースターは乗らねえぞ!」
千枝「ちがうの。アレ!」
涼「アレ?」
22:
――――――――観覧車
千枝「うわー!きれいー!」
薫「すごーい!たかーい!」
拓海「こら、薫。あんまはしゃぐと揺れるぞ」
薫「はーい♪」
千枝「ねえ、涼さん。あれ何?」
涼「んー?……ああ、あれはドームだ」
千枝「どーむ?」
涼「そっ。あたしや拓海、千枝も薫も……他のみんなもあそこでライブするのが最終目標なんだ」
薫「そうなの?」
拓海「だな。あそこでライブできたらすげーぞ。トップとったも同じだからな」
千枝「ほえー」
薫「かおる、がんばる!ドームでらいぶしまー!」
拓海「ははっ。一緒に頑張ろうな」ナデナデ
23:
――――――――電車内
薫「ZZZzzzz……」
千枝「すぅ……すぅ……」
拓海「人を枕に寝ちまいやがった」
涼「よっぽど楽しかったんだろうね。連れてきてよかったよ」
拓海「ああ。こうして見ると寝顔は普通の小学生だよな」
涼「とてもあたしらと同じレッスンについてきてるように見えないよ」
拓海「……酷な話だぜ。アイドルなんかやらなかったら、もっと遊ぶ暇もあっただろうに」
涼「でも、アイドルやってなかったら、あたしはこの子達に会えなかった…もちろん、あんたも」
拓海「……」
24:
涼「ただ、毎日ピリピリしてるだけのバンドマン崩れで終わってたかもね」
拓海「あたしも似たようなもんか……バイク乗って、ケンカして、くだらないことダベって……」
涼「……」
拓海「でも、今は違う。目標がある……あたしはお前らともっとアイドルしたい」
涼「拓海……」
拓海「……」
涼「……」
拓海「行こーぜ、ドーム。あのステージに立ってやろうぜ」
涼「そうだね。やるからにはてっぺん目指しますか」
25:
薫「ん?………ZZzzzz」
拓海「そろそろあたしは降りるぞ。薫も送っていく」
涼「うん。一人で大丈夫?」
拓海「おぶっていくくらい平気さ」
涼「拓海」
拓海「ん?なんだ?」
涼「……ありがと」
拓海「……水くせえこと言うなよ。じゃあな」
26:
涼「ドームか……バンドの時はそんなの夢だと思ってたのに……」
涼「不思議とあいつらとならやれそうな気がする」
千枝「むにゃ……涼さん……ZZZzzzz」
涼「寝言かよ……」
涼「……きっと連れて行くからな。待ってろよ」
おしまい
↓おまけもあります
27:
――――――――後日、CM撮影
薫「おつかれさまでしたー」
P「おつかれ、よくやったな、薫」
スポンサー「いやあ、すばらしい演技でした!いいCMになりそうです!薫ちゃん、ありがとうね」
薫「うん!Pさんのおかげなんだよ!」
スポンサー「ははは、君はPくんに随分懐いてるんだね」
薫「かおる、Pさんのこと、ろりこんだけど大好きなの!」
P「」
スポンサー「」
薫「へへへ」ニコッ
スポンサー「うん、よくわかったよ………………Pさん、少しお話しましょうか?」
P「…………ハイ」
おわり
31:
乙おつ
3

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