海未「デート」back

海未「デート」


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放課後、私達2人以外誰も居ない教室。
女生徒「海未先輩、好きです」
その一言は、静かな放課後の教室に響いた。
雰囲気で何となく察していましたけれど
女生徒「あの……」
女生徒「返事待ってますから」タタッ
海未「あっ、ちょっと……」
海未「またですか……」
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2: 以下、
ことり「相変わらずモテモテだね。海未ちゃんは」
海未「ことり、見てたのですか」
ことり「たまたま通りかかっただけだよ」
海未「ミューズで活動するようになってから」
海未「以前よりも数が増えてしまって」
ことり「歌ってる海未ちゃんも格好良いからね」
海未「そんな」
ことり「返事どうするの?」
海未「あの子には悪いですけど、断りますよ」
ことり「勿体無い。結構可愛い子だったのに」
海未「でも……」
3: 以下、
ことり「そうだよね。だって」
ことり「海未ちゃんが好きなのは……」ボソリ
海未「!」
海未「な、何でことりがそれを?///」
ことり「部活の時の態度とか見てれば分かるよ」
ことり「ジッと見てたり、一緒に柔軟やってる時ニヤニヤしてたり」
海未「私、そんなでした?///」
ことり「うん」
ことり「モタモタしてると誰かに取られちゃうよ」
海未「!?」
4: 以下、
ことり「向こうだってスクールアイドルやってるんだから凄い人気だよ」
ことり「この前も出待ちされてたし」
海未「そうなんですか?」
ことり「しちゃったら?告白」
海未「そんな簡単に出来たら苦労しませんよ」
ことり「海未ちゃんが、ちゃんとした相手決めれば他の人に告白されなくなるんじゃない?」
海未「そう……なんですけど」
5: 以下、
ことり「デートでも誘ってみたら?」
海未「デート?」
ことり「うん」
ことり「一緒にお買い物行ったり、映画観たり」
ことり「告白するタイミング出来るんじゃないかな?」
海未「なる程……」
海未「…………」
海未「デートって、二人だけですよね?」
ことり「は?そんなの当たり前だよ?」
海未「二人きりだと、その……意識してしまって」
海未「上手く喋れないような」
海未「穂乃果とことりに付いてきてもらうってのは駄目でしょうか?」
ことり「それじゃ、最早デートじゃなくて、ただの皆でお出掛けだよ」
ことり「二人きりで出かけるのに意味があるんだよっ」
海未「そうですよね」
6: 以下、
ことり「ちょうど明日お休みだし、デート誘っちゃえば?」
海未「今ですか?」
ことり「善は急げだよっ!」
海未「……でも」
ことり「誰かに取られちゃっても良いの?」
海未「……否」
海未「メールしてみます」
海未「えーと、えーと……」ピッピッ
海未「こんな感じですかね?」
ことり「どれどれ?」
『拝啓 新春の候。いかがお過ごしでしょうか?』
ことり「何これ?」
海未「駄目ですか?」
13: 以下、
ことり「お手紙出すんじゃないんだから」
ことり「もっとシンプルに」
海未「え?とえ?と……」
ことり「ああ、もう焦れったい」
ことり「携帯貸してっ」
ことり ピッピッピッピッ
ことり「こんな感じで良いんじゃないかな?」
『もし良かったら、明日一緒にお買い物でも行きませんか?
お返事楽しみに待ってます?』
海未「文章は良いと思いますけど」
海未「ハートマークは、やりすぎかと///」
ことり「そんな事無いよ」ピッピッピッピッ
ことり「送信」ピッ
海未「ああぁっ、そんな」
14: 以下、
ことり「返信待ってる間って、ドキドキするね」
海未「他人事だと思って、楽しんでません?」
ことり「そんな事無いよ」
数分後
ソルジャーゲーム♪
ことり「返信じゃない?」
海未「この着信音からして、そうですね」
海未「……見るのが怖いです」
海未 恐る恐る
海未「!」
ことり「どうなの?」
15: 以下、
海未「OKですって!」
ことり「やったね海未ちゃん!」
海未「はい!」
海未「返信、返信と」
『明日、駅前に10時待ち合わせで良いですか?』ピッピッ
ソルジャーゲーム♪
海未「大丈夫よ。楽しみにしてるですって」
海未「返信、返信と」
海未「ハ、ハートマーク付けちゃいましょう///」ピッピッ
『私も楽しみにしてます?』
海未「やーん!これは恥ずかしいです///」ジタバタ
ことり「おーい」
海未「で、でも送信///」ピッ
ことり「海未ちゃん、私が居ること忘れてない?」
海未「ハッ!///」
17: 以下、
ことり「じゃあ、明日は頑張ってね」
ことり「いつも通りじゃダメだよ。積極的にね」
海未「はい」
園田家
海未「明日は、どんな服装で行きましょうか」
海未「お洒落していかないと」
海未「気合入れすぎるのも変ですかね?」
海未「ああ、もうどうしたら」ジタバタ
33: 以下、
当日
服装は、結局無難な物に。
ことりに相談した所、気張らずにちょっとお洒落にする位で良いと言われたので
時計に目をやると9時30分。
待たせるのは失礼かと思い、早めに家を出たのですが
さすがに早すぎました。
周りを見渡すとカップルの姿がチラホラと
幸せそうに笑みが溢れています。
手を繋いだり、腕を組んだり。
やはり、デートなんだから私達もアレくらい……
34: 以下、
海未「さすがに破廉恥過ぎ……いえ、デートなんですから」ブツブツ
「お待たせ」
海未「!」
背後から聞き覚えのある声が
海未「いえ、私もさっき来たばかりです」
そう言いながら振り返ると、デート相手。絵里の姿が。
絵里「海未の事だから30分前には来てるかな?なーんて思ってたけど」
図星……鋭すぎます。
35: 以下、
海未「はは、それはさすがに……」
絵里の服装は、ロングコートにパンツルック。
長身にロングコートが似合って格好いい大人の服装です。
輝く金色の髪、白く透き通るような肌。
その姿に私は、しばし見惚れてしまいました。
絵里「……ん?」
海未「あ、コート似合ってるなと思いまして」
絵里「そう?ありがとう」
絵里「海未も、その帽子とっても似合ってて可愛いわよ」
海未「あ、ありがとうございます///」
36: 以下、
絵里「で、何処に行くの?」
海未「え?」
やはりデートに誘った私がリードすべきなのでしょうか?
海未「えーと……」
絵里「洋服でも見る?」
海未「あ、はい。そうですね」
何か絵里にリードされてる気が
37: 以下、
ことりにも言われたとおり積極的に
海未「あの……」おずおず
海未「手」ボソリ
絵里「ん?」
海未「いえ、何でも///」
絵里「……繋ぐ?手」
海未「えと、あの……はい///」
そう言うと絵里は私の手を引いて歩き出しました。
絵里「ふふ、海未の顔真っ赤よ」
海未「……///」
38: 以下、
洋服屋
絵里「海未は普段着では、こういうミニスカートとか履かないの?」
海未「そんなに短いのはちょっと…」
絵里「そう?衣装で着てるじゃない」
海未「あれは、衣装だから着られるんです」
絵里「綺麗な脚してるのに勿体無い」
海未「恥ずかしいんです」
39: 以下、
絵里「この服可愛いわね」
海未「絵里に似合いそうですね」
絵里「ううん。私より海未に似合うかなって」
海未「私ですか?わ、私には似合いませんよ」
絵里「そんな事ないわよ。海未には、こういうの似合うわよ」
絵里「試着だけでもしてみたら?」
絵里「さっきのスカートも一緒に」
海未「えっちょっ」
絵里に強引に試着室に押し込められてしまいました。
まあ、試着するくらいなら
40: 以下、
絵里「どう?」
海未「……ちょっと待って下さい」
海未「うぅ、これはさすがに短い気が///」ごそごそ
海未「……着替えました」
絵里「どれどれ?」
シャッ
海未「ど、どうですか?」
絵里「似合うじゃない可愛いわよ」
海未「そうですか?///」
41: 以下、
絵里「とっても似合ってるわよ」
海未「……」キュン
海未「あ、あの店員さん」
店員「はい」
海未「こ、これ両方とも買います」
店員「ありがとうございます」
海未「タグも外してもらえますか?」
海未「すぐ着たいので」
店員「分かりました」
42: 以下、
絵里「ふふ、恥ずかしいとか言ってたのに」
会計を済ませ、買った服に着替え戻ると
絵里「両方買っちゃうなんて」
海未「え、絵里に似合うって言われたのが嬉しくて///」
海未「お世辞でも嬉しいです」
絵里「お世辞じゃなくて本当に似合ってて可愛いわよ」
海未///
43: 以下、
下着売り場
絵里「海未は、どういうの買うの?」
海未「私は、至ってシンプルなやつです」
絵里「もっと大人っぽいのにしてみたら?」
海未「大人っぽいのですか?」
絵里「例えば、こういうのとか」
海未「こ、これは過激すぎます///」
海未「そう言う絵里は、どういうのを?」
絵里「私?」
絵里「私は、こんな感じのね」
海未「こ、こんな透け透けのを?///」
44: 以下、
海未「ち、ちなみに今は、どんなのを?///」
絵里「今は、コレね」
海未「こ、これってTバッ……///」
海未「こんな破廉恥なのを……」
絵里「見てみる?」
海未「え?あ、あの///……」
絵里「まあ、冗談だけど」
海未「本気にしちゃったじゃないですか///」
絵里「ふふふ」
海未「絵里なら、似合いそうですけど」
45: 以下、
絵里「海未、ほらあそこにプリクラ有るわよ」
絵里「撮りましょ?」
海未「ノリノリですね」
絵里「この前皆と初めて撮ったけど」
絵里「海未とは撮らなかったから」
海未「そう言えばそうですね」
絵里「撮るわよ」
ピトッ
海未「……!!」
海未(絵里の顔が、こんな近くに///)
3 2 1
パシャッ
46: 以下、
海未「……///」ポォー
絵里「海未?」
海未「は、はいっ!」
絵里「どうしたのボーッとして?」
海未「い、いえ何でもないです///」
絵里「ほら、良く撮れてるわよ」
海未「!!!」
海未(こここ、こんなに私と絵里が密着して)
海未(園田家の家宝にしましょう)
47: 以下、
絵里「今度はポーズ取らない?」
海未「ポーズですか?」
海未「えーと、ポーズポーズ」
3 2 1
絵里「にゃ?」
海未「うっみうっみうー」
パシャッ
海未(密かに練習しておいて良かったです)
48: 以下、
昼食中
絵里「クスクス」
海未「絵里、何時まで笑ってるのですか///」
絵里「だって、海未がニッコニコニーを」
海未「あれは、うっみうっみうーです///」
絵里「同じじゃない」クスクス
結局、絵里は昼食中ずっと笑ってました。
そんなに変でしたかね?うっみうっみうー
53: 以下、
このエリチカはできる
56: 以下、
絵里「まだ時間有るし、映画でも観ていかない?」
海未「映画ですか。良いですね」
絵里「この恋愛映画とかはどう?」
海未「これですか?」
海未「あの、その……」
海未「観るのが恥ずかしいです///」
絵里「恥ずかしい?」
海未「だ、だって、こんなに破廉恥な事してるじゃないですか///」
絵里「?」
57: 以下、
絵里「破廉恥ってキスの事?」
海未「コックリ///」
絵里「あははは、さすが海未ね」
海未「むぅっ」
海未「じゃあ、このホラー映画とかは駄目ですか?」
絵里「えぇっ?!」
絵里「ホラー?」
絵里「ホラーって、怖いやつよね?」
海未「そうですけど何か?」ニヤリ
絵里「……観るの怖い」ぼそり
海未「絵里も可愛いですね」ニヤ
絵里「いじわる///」
海未「無難に、このアクション映画にしますか」
絵里「そうね。アクション映画なら良いわ」
58: 以下、
海未「絵里は飲み物何にします?」
絵里「私コーラで良いわ」
海未「コーラですか?」
絵里「何で?」
海未「私は炭酸が飲めないので、アイスティーにします」
店員「お待ちどう様」
絵里「こんなに美味しいのに」チュー
絵里「試しに一口飲んでみる?」ズィッ
海未「いえ、無理です」
59: 以下、
絵里「そろそろ始まるわね」
海未「暗くなってきましたね」
海未「この感じがワクワクします」ワクワク
絵里「海未、子供みたい」
海未「あ///」
海未「つい、はしゃいでしまいました///」
絵里「可愛い」
海未「は、始まりましたよ」
60: 以下、
海未「ふああああぁっ///」
海未「何でアクション映画でこんな破廉恥な///」
絵里「ただのキスシーンじゃない?」
絵里「アクション映画でも、これくらいあるわよ」
海未「いけません。こんな大画面で破廉恥な事を///」
海未「アイスティーを飲んで気分を落ちつけましょう」チュー
海未「!」
海未「エフンッエフン、エフン」
間違えて絵里のコーラを飲んでしまいました。
絵里「慌てて飲むからよ」
あれ?これって間接キスでは?
海未「…………///」カチコチ
絵里(……急におとなしくなったわね?)
61: 以下、
絵里「な、何でアクション映画でこんなに怖いのよ」ぶるぶる
海未「アクション映画でも、多少は怖いシーン有りますよ」
絵里「エリチカおうちに帰りたい…」ぶるぶる
絵里、可愛いですね
そうです!こういう時こそ
おずおず
キュッ
海未「あの……手握ってます///」
絵里「あ、ありがと……」ぶるぶる
62: 以下、
絵里「うわー、もう駄目」
抱きつき
海未「わっ」
絵里「怖いシーン終わったら教えて」
海未「はい///」
…………
海未「絵里、怖いシーン終わりましたよ」ポンポン
海未「絵里?」
海未「返事がない。ただの屍のようだ」
63: 以下、
海未「困りましたね。映画も終わったのに」
海未「仕方有りません」
海未「よいしょっと」
絵里「……あれ?私」パチ
海未「あ、目醒めました?」
絵里「ちょっと待って。何この状態?」
海未「絵里が気絶してしまったので」
絵里「これって、お姫様抱っこ///」
海未「はい」
絵里「重くない?///」
海未「大丈夫ですよ。しっかり捉まってて下さい」
絵里「うん///」ギュッ
海未「あそこのベンチで休みましょう」
64: 以下、
海未「あそこでアイス売ってますね」
絵里「映画館暑かったし、食べようかしら?」
海未「えーと、じゃあバニラにします」
絵里「私チョコで」
絵里海未「いただきます」
海未「美味しいですね」
絵里「このチョコ美味しいわ」
絵里「海未もチョコ食べる?」
絵里「はい、海未。あーん」
海未「えっ?」
絵里「どうしたの?」
海未(これは、公式?の間接キス///)
海未「い、いえ。あーん///」ぱくっ
海未「美味しいです」
絵里「そう?良かった」
海未「あ、じゃあ私のバニラもどうぞ」
海未「あの、絵里も…あ、あーんってして下さい///」
絵里「あーん」ぱくっ
絵里「うん、バニラも甘くて美味しいわね」
65: 以下、
絵里「結構な時間になっちゃったわね」
海未「そうですね」
絵里「そろそろ、帰りましょうか?」
海未「はい」
海未「今日は、本当にありがとうございました」
絵里「私も海未と今日一日過ごせて楽しかったわ」
絵里「色んな一面が見れたし、楽しい時間が過ごせたわ」
絵里「私の方こそありがとう」
海未「い、いえ。そんな……」
66: 以下、
絵里「……そう言えば、話したいことって何?」
海未「話したいこと?」
絵里「最初のメールで言ってたじゃないの」
絵里「話したいことも有るのでって」
海未「え?」
そう言えば最初にメール送る時に
ことりが何やら打ってた様な……
すっかり忘れてましたが、このデートの本当の目的は絵里に告白する事。
今しかチャンスは……
海未「場所変えましょうか。ここじゃ」キョロキョロ
絵里「あそこはどう?休憩出来るみたいね」
海未「何処ですか?」
絵里「ほら、あそこ。休憩って書いてあるわ」指差し
『ラブホテル』
67: 以下、
海未「ブーッ!!」
海未「あ、あそこは違います///」
海未「恋人同士が休憩する所です///」
絵里「そうなの?」
公園
海未「ここにしましょう」
海未「……絵里に伝えたい事が有りまして」
絵里「何?」
海未「…………」
言葉が出て来ない。
きちんと伝えたいのに。
言葉にしないと伝わらないのに。
絵里に私の気持ちを伝えなくては
絵里への想いが溢れ出してきそうなのに
伝えたい気持ちとは裏腹に、口が動きません。
私の想いを……叶わなくても絵里に伝えたかった。
なのに…………
68: 以下、
絵里「どうしたのよ?」
絵里がグィッと顔を寄せる。
海未「え、えっと……」
思わず、視線を下へと逸らす。
絵里「海未」
海未「へっ?」
絵里「逃げちゃダメ 怯えちゃダメよ」
絵里「ちゃんと私の顔、見て」
絵里「………」
私のこと待ってる……
今なら伝えたい気持ちを伝えられる気がする。
69: 以下、
弓道で弓を引く前にやっている様に
胸に手を当てフゥーと一つ大きく息を吐いた。
海未「絵里」
絵里の手を取り、ゆっくりと呼びかけた。
海未「私、絵里の事が好きなんです」
絵里は、真っ直ぐに私を見つめています。
これから絵里が何を言うのか、私の想いにどう答えてくれるのか。
緊張のあまり、握った手がガタガタと震えだす。
呼吸が荒くなる。
顔が熱い。
その状態のまま、少しの時間が過ぎました。
70: 以下、
絵里「まさか、海未が告白してくるなんて」
沈黙を破り、絵里が口を開く。
絵里が片方の手で私を抱き寄せた。
ギュウゥッ
絵里「海未からデートに誘われて」
絵里「凄く嬉しかったんだから」
海未「!」
絵里「私も海未に言いたい事があって」
絵里「言いたい事を準備してきたのに」
絵里「さっきの海未の言葉で全部吹っ飛んじゃったわ」
71: 以下、
絵里「だからシンプルに言うわ」
絵里「海未。私も、あなたの事が好きよ」
海未「………!!」
絵里が私の事を好きって……
嬉しさの余り頭が真っ白になってしまい、何を喋ったら良いのか
絵里「海未の顔が真っ赤になっちゃたわ」
海未「え、あ///」
抱きつきっ
恥ずかしさと嬉しさの余り、絵里の胸に抱きつき顔を埋めてしまいました。
海未「……は、恥ずかしいから、もう少しこのままにして下さい///」
絵里「仕方ないわね」
ぎゅっ
なでなで
72: 以下、
絵里「海未?」
海未「はい?」
絵里は私を抱きしめていた手を離すと。
絵里「破廉恥な事しない?」
海未「破廉恥な事?」
絵里は顎を上げ、目を瞑りました。
もしかして破廉恥な事=キス?
ささ、さすがにそれは破廉恥過ぎて///
身体が動きません。
間近にキス待ちしてる絵里の顔……
身体が…………
73: 以下、
ちゅっ
二人の唇が重なっていました。
唇が触れ合った瞬間
身体がピクンと震えたのが分かりました。
柔らかい感触。
絵里が私を抱き寄せる。
私も絵里の背中に手を回す。
身体全体で感じる絵里。
私を幸せな感情が満たしていく。
絵里 大好きです。
おしまい
74: 以下、

素晴らしいうみえりだった
81: 以下、

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