社長「その趣味はアイドルに隠すように」モバP「……はい」back

社長「その趣味はアイドルに隠すように」モバP「……はい」


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ブゥゥウウウウン----
 ブゥウウウウウン----
ブロロロロロロロ----
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2: 以下、
□○区 346プロダクション事務所
07:00 a.m.
千川ちひろ「あ、おはようございます。プロデューサーさん」
モバP(※以下P表記)「おはようございます、ちひろさん」
渋谷凛「おはよう。プロデューサー」
P「おはよう、凛。今日は午後からレッスンだったはずだけど、ずいぶんと早いな」
凛「まぁね。家にいても暇だったし」
3: 以下、
凛「そういえばプロデューサー、バイク買い換えたんだ。なんて車種?」
P「あれ? 凛に話したっけ? 車種はホンダのCBR1000RRってやつだよ」
凛「いつものとエンジンの音が違ったからさ。前のバイクは壊れちゃったの? XR250だっけ?」
P「前のはちょっとガタが来てたからな。
P「最近みんなが頑張ってるおかげでだいぶ余裕が出てきたし、ちょっと奮発して買い換えたんだ」
4: 以下、
凛「ふーん、そうなんだ。今度後ろ乗せてよ」
P「まだあんまり慣れてないし、もうちょっと時間経ったらな」
凛「分かった。ちょっと見てきてもいい?」
P「別にいいぞ。俺は書類整理しないといけないから行けないけど」
凛「大丈夫だよ。ただ見るだけだし」
P「そうか。気をつけていって来いよ」
凛「はーい」
5: 以下、
ちひろ「プロデューサーさん。今度入社する子についてなんですが」
P「ああ、社長がティンと来たっていう。14歳でしたっけ?
P「じゃあこの子の入社手続きとかやらないといけないですね」
P「午前中は有香のレッスンに付き合う予定なので、始まる前に書類揃えておきます」
ちひろ「お願いしますね!」
6: 以下、
事務所駐車場
07:05 a.m.
凛「色は緑と黒と銀か。プロデューサーって結構派手なカラーリング好きだよね……前のバイクも赤・青・銀で派手だったし」
凛「……この座席、さっきまでプロデューサーが座ってたんだよね」チョコン
凛「フフフ……」スリスリ
7: 以下、
346プロダクション レッスン場
11:55 a.m.
中野有香「押忍っ! レッスンありがとうございましたっ!」
P「よし、有香。いい動きだったぞ」
有香「ありがとうございます! プロデューサーの指導のおかげですっ!」
P「いや、有香が努力したからだよ。今度のライブ、頑張ろうな」
有香「はいっ!」
凛「あ、レッスン終わった?」
P「今終わったところだ。ちょっと休憩するから軽くストレッチしておいてくれ」
凛「はーい」
8: 以下、
有香「プロデューサー! ライブの後なんですけど、空手の昇段試験があって……ちょっと見てくれませんか?」
P「おう、いいぞ。サンドイッチ食いながらになるけど」
有香「構いませんっ!」
凛「……プロデューサーって、空手出来るんだ。知らなかった。」
P「別に言うほどの事でもなかったからなぁ。」
有香「プロデューサーすごいんですよ! 空手は5段で、柔道は6段なんです!」
凛「……マジで?」
P「一応。子供の時からやっていたしな」
9: 以下、
有香「あとは中国拳法と剣術、棒術と…… なんとボウガンも使いこなせるんです!」
凛「プロデューサーじゃなくて、軍隊でも行ったほうがよかったんじゃない?」
P「中国拳法・棒術・ボウガン・剣術はほんのちょっと齧っただけだよ。柔道とかと同じレベルではできないし」
有香「けどこの前見せてもらった剣と棒の二刀流とかあの回し蹴りとか、カッコよかったですよ!」
P「あれはただのパフォーマンスだよ」
凛「ふーん。プロデューサー、今度見せてよ」
P「また今度な。さぁ有香、はやく見せてくれ。次に凛のレッスンも控えているし」
有香「はいっ!」
10: 以下、
364プロダクション事務所
   06:34 a.m.
P「ふむ……この新入社する子は誕生日が9月13日なのか」
ちひろ「どうしました、プロデューサーさん?」
 
P「あ、いえ。新人のプロフィールを確認していただけですよ」
ちひろ「なんか面白いもの見たって顔してたので気になって」
P「プ、プロフィール見ただけ、ティンとくるアイドルだったんですよ」
ちひろ「なんだか怪しい解答ですね……」
P「ま、まぁ落ちつてください。本当にそれだけですから」
P「そ、そうだ! 今日飲みに行きましょう!奢りますから!」
ちひろ「なんか押し切られちゃった気もするけど、奢ってくれるなら許しちゃいます!」 
ちひろ「さぁ、はやく仕事終わらせて飲みに行きましょう!」
11: 以下、
 ○×区 P自宅 
 11:45 p.m.
P「ふぅ、ちひろさんがあんなに食べるとは……バイク買ってそこまで余裕ないし、今度は割り勘にしてもらおう」
P「さてと……」
P「明日は午後から出社だし、仕事行く前にドライブ&鎧武のMovie大戦でも見に行くか!」
P「……うわ、家から一番近い映画館はもうほぼ満席なのか。事務所に近いほうにするか」
P「ただなぁ、この趣味は年頃の女の子にウケが悪いから口に出すなって社長に言われているしなぁ」
P「まぁ、昔の彼女に特撮好きだってバレて振られたってのもあるけどさ……」
12: 以下、
??『特撮?大人なのに?わからないわ……』
P「うっ、思い出したらちょっと気持ち悪くなってきた……」
P「……もし出社前映画見に来るアイドルに会ったら、ちょっとまずいかもなぁ」
P「……まあ、いっか!そんな簡単に鉢合わせしないだろう!もし鉢合わせても別の映画見に来たっていえばいいしな!」
P「そうと決まったら、早く風呂入って寝よう!明日が楽しみだぁ!」
13: 以下、
 □○区 映画館ポレポレ
09:45 a.m.
P「さてと、前売り券はないし早めにチケット買っちゃおう」
??「すみませーん!このバイク!写真撮らせてもらってもいいですか?!」
P「ええ、どうぞ。……君もMovie大戦見に来たの?」
??「うん!今日は近くで用事があるから、それに行く前にみようと思って!このバイク、Wのハードボイルダーだよね!?」
P「塗装とかちょっとお金かかったけど、俺の自慢のバイクだ!」
P「おっと、おじさんはこれからチケット買いにいかないといけないから、ここでお別れだ。じゃあね!」
??「うん!じゃあね!」
P「あの子、かなりの特撮好きっぽかったなー」
P「ポケットからロックシード見えていたし。かわいかったし、スカウトしてみるべきだったかもな」
P「まぁ趣味の時間に仕事持ち込むのはよくない。さぁ!映画がっつり見るぞー!」
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14: 以下、
□○区 346プロダクション事務所
01:07 p.m.
ちひろ「今日から新しいアイドルがこの事務所にはいります!」
ちひろ「それじゃあ入ってきてください!」
南条光「南条光!14歳ですっ!アイドルになって特撮の主題歌を歌うために来ました!よろしくっ!」
P「あっ」
光「ん?……あっ」
P&光「「あぁああああああああ!!!」」
.
15: 以下、
ちひろ「ど、どうしたんですか!? 2人して大きな声出して!?」
P「い、いえ…… 今日の午前中に見かけた子だったもので……」
光「も、もしかして、ハードボイルダーの人がプロデューサー?」
ちひろ「ハードボイルダー?」
P「な、なんでもありませんよ!?」
P「そうだ!光ちゃん!きょ、きょ今日はレッスンの見学をする予定だったんだ!さぁ!早く行こう!」
光「え、まだ事務所ついたばっか(いいから!ね?!」
光「お、おう……」
16: 以下、
346プロダクション レッスン場
3:00 p.m.
有香「押忍!レッスンありがとうございました!」
凛「おつかれ、プロデューサー、有香」
P「よーし、おつかれ。光ちゃん、レッスン見ての感想はあるかな?」
光「2人ともすごかった! あとプロデューサーが立花のおやっさんみたいだった!」
P「ええ?俺がおやっさん? そこまで俺は年取ってないし偉大じゃないよ」
凛「ねぇプロデューサー、立花のおやっさんって誰?」
P「!!?? いや! なんでもないぞー」
P(レッスン前に光に特撮の話をするなって言っておくべきだったかな……)
17: 以下、
凛「……? 変なプロデューサー」
有香「あ、プロデューサー。今日もちょっと空手見てほしいんですけど」
P「おう、いいぞ」
光「……? Pさんって何か武術できるのか?」
有香「うん!プロデューサーさんってすごいんだよっ! 空手5段で、柔道6段っ!」
光「柔道6段……空手5段……?!!! 一文字!! 一文字隼人じゃないかっ!!」
凛「一文字?」
有香「隼人?」
P「な、なんでもないぞー。気にするなよー」
P(やめるんだ、光。そして有香はこれ以上しゃべらないでくれ……)
19: 以下、
有香「あとね!プロデューサーは、中国拳法・棒術・ボウガン・剣術ができるんだ!」
P(言うなぁああああああああ!!!!)
光「中国拳法……棒術……ボウガン……剣術……!!!!!!」
P(あー、これは終わったな俺)
光「クウガ!クウガじゃないか!中国拳法と棒術で素早く敵を倒すんだろっ!!」
光「そして研ぎ澄まされた五感とボウガンで敵を射抜いて!!」
光「圧倒的耐久と剣で敵を潰す!!」
凛「クウガ……?」
有香「何のことなんでしょうか?」
P(光……もういいよ……そこまでボロボロにしなくてもいいって……)
20: 以下、
凛「そうだプロデューサー、昨日言っていた剣と棒の二刀流せっかくだし見せてよ」
凛「ちょうど新人の子もいるし、かっこいいとこ見せておいたら?」
P「えぇ、今見せなきゃダメ?」
凛「なんかダメな理由ある?」
P「いや、とくにはないんだけどさ……」
(今見せたらまずい気がするんだよ!!)
凛「じゃあいいじゃん。ほら、ちゃんと竹刀と棒持ってきたからさ」
P(こうなりゃもうやけっぱちだ。たとえみんなに嫌われたとしても、俺は光のプロデュースだけに専念すればいいんだ)
21: 以下、
P「フッ!!」
P「ハッッ!!」
P「ハァアア!ハッ!!」
光「ト、トリニティフォームだ!!」
P「そうだ、トリニティフォームだ。剣術と棒術を学んで、この形までもっていくのに3年かかった」
光「す、すごい!ねぇPさん!まだ持っている技とかあるの!?」
P「ライダーキックは全部習得済みだ。なんでも見せてやろう」
光「この事務所に来て正解だったっ!!ここなら絶対特撮の主題歌を歌える!!」
凛「2人だけの世界に入ってるところ申し訳ないんだけど、クウガとかトリニティフォームって何かな?」
P「……仮面ライダーだ」
凛「仮面ライダー?」
有香「仮面ライダーってあの、日曜日の朝やっている?」
P「そうだ。そして俺は仮面ライダーみたいな特撮が大好きなんだ……」
22: 以下、
P「もう20半ばになるのにな。どうだ?引いたか?幻滅したか?」
P「もうこんな奴にプロデュースされたくないって思うなら正直に言ってくれ」
P「社長に相談して新しいプロデューサーつけてもらう
凛「……別に特撮が好きだからって幻滅したりしないよ」
有香「はいっ、引いたり幻滅したりなんてしないです!」
P「えっ?でも社長はこの趣味が年頃の女の子に知られたら軽蔑されるって……」
P「というか俺自身この趣味原因で昔振られているんだけど……」
凛「それは社長の勝手な言い分でしょ?」
有香「女の子がみんな特撮見る人嫌いなんてことはないでよ!」
23: 以下、
凛「それよりそのクウガっていうの見たいな。プロデューサーの家で」
有香「押忍!あたしもプロデューサーの武術のルーツを知りたいです!」
光「Pさん!アタシも久々にクウガ見たいなっ!」
P「えっ?えええええええっ!?」
24: 以下、
--数週間後--
凛「ねぇプロデューサー、小説版のクウガって映像化しないかな?」
凛「私、伽部凛やりたい。名前も同じだしさ」
P「どうだろうなぁ。俺もしてほしいけど、五代君がなぁ」
有香「プロデューサー、私ザビーみたいな徒手空拳ライダーをやってみたいですっ!」
P「有香なら三島ザビーみたいになりそうだな! 楽しそうだ」
光「……Pさん、異形の花々読んだよ」
P「どうだった?」ニッコリ
光「うぅ……」グスッ
P「フフフフ……」ニコニコ
ちひろ「仕事しろよ」
アイドル達がハマった
25: 以下、
短くてすまんな
これで終わり!
26: 以下、
伽部凛に関しては「小説版仮面ライダークウガ」
異形の花々に関しては「異形の花々」か「小説版仮面ライダーファイズ」を買ってみてね!
35: 小ネタ 2015/01/10(土) 21:11:29.71 ID:0S2exh4K0
P「そういえば光の好きなライダーって誰なんだ?」
光「……カイザ」
P「あー、だから異形の花々見せたらあんな泣きそうな顔に……」クサカスマイル
光「木場さんにあんな風にされちゃって、しかも最後はあんなことに……」グスッ
P「けど、どうして草加が好きなんだ?」
P「正直、完全な正義の味方とは言い難い存在な気がするけど」
P「やっぱ光の誕生日が9月13日だからか?」
光「それもあるけど……」
光「あのブレのなさが好きなんだ!」
光「確かに巧たちには悪いことしてたけど、他の関係ない人たちからしたら、カイザはオルフェノクを倒す絶対的なヒーローなんだ!」
P「たしかにあいつは最後までブレなかったなぁ。木場さんとかブレブレだったけど」
光「絶対に屈しない強い意志がヒーローには必要なんだ!」
光「そういうPさんは誰が好きなんだよ!」
P「俺?」
P「仮面ライダーシン」
光「」
P「仮面ライダーシン」
光「」
39: 以下、
すまんな、メタルヒーローもスーパー戦隊もウルトラマンも好きだけど、
そっちにまで風呂敷広げるとまとめられそうに無くてな
最近アメリカのほうにも登場したレオパルドンでもぶっこめばよかったかね?
そろそろHTML申請してきます
40: 以下、
嘘は良くないな
特撮好きじゃなくてメタルヒーローとスーパー戦隊とウルトラマンとスパイダーマン好き
もっと言えばメタルヒーローとスーパー戦隊とウルトラマンとスパイダーマン以外の作品は見たことないし興味ないって言えよ
こうなる
41: 以下、
>>40一体どこまでいけば「特撮好き」の称号がもらえるんですかね……?
実写版デビルマンとかも特撮カテゴリに入ってしまうのに……
HTML申請出してきました
みなさん見てくださりありがとうございました!
42: 以下、

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