かな子「ドーナツが半額!?」 やんだ「うそ! 倍食えるじゃん!」back

かな子「ドーナツが半額!?」 やんだ「うそ! 倍食えるじゃん!」


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1:
設定改変あり。ご了承ください。
――765プロダクション 9月30日 朝
 ガチャ バタン
やんだ「ちーす」
かな子「あ、おはようございます! プロデューサー!!」ムグムグ
やんだ「おう、おはようさん」
かな子「あれ? プロデューサー今日はオフって昨日聞いた様な…」
やんだ「あーうん。今日は忘れ物を取りに来ただけ」
かな子「忘れ物?」
やんだ「うん、サイフ」
かな子「ええっ!? 昨日は大丈夫だったんですかぁ!?」
やんだ「昨日の仕事の最後に事務所に戻った時、デスクの引き出しに入れたのは
  記憶にあったから今日取りに来ればいいかー、って」
かな子「…免許は?」
やんだ「あー」
やんだ「三村はかしこいな」
2:
かな子「む、無免はダメですよぉ!(※1) つ、ツン!///」
やんだ「おー、この前のラジオのNGバージョン使ってきたかー(※2)」
かな子「あっ…間違えましたぁ?!」
※1…正確には不携帯。違反点数0点、反則金3000円
※2…CINDERELLA MASTER収録のドラマ
3:
やんだ「……」スタスタ
かな子「あ、プロデューサーさん…」
やんだ「ちひろさんおはよーっす」
ちひろ「おはようございます! 安田さん」
ちひろ「…って、安田さん、今日はオフじゃ?」
やんだ「かくかくしかじか」
ちひろ「ああ、そうでしたか?」
やんだ「どうせだしちょっと机を片付けて帰ろっかな」
ちひろ「ふふっ。そのままお仕事モードに入らないでくださいね。
  お休みの日はちゃんとお休みしないと」
やんだ「そこまで殊勝じゃないから大丈夫っす」
ちひろ「お茶、お淹れしますね」
やんだ「おっ、ありがとうございます」
かな子「……」
5:
やんだ(片付けはすぐ終わったがダラダラと事務所に居座っていた)
やんだ(ちょくちょく三村が話しかけてくるので適当にあしらったり)
やんだ(レッスン前に顔を出した南条と小関と共に今日の仮面ライダーウィザードの
  リプレイに興じちひろさんに叱られたり)
やんだ(今は休憩室で新聞を読んでいる)
 ペラリ…ペラリ…
やんだ(芸能欄もスポーツ欄も…政治欄も経済欄特に目立った記事はねーな)
 ペラリ
かな子「!! プロデューサー! この広告!」
やんだ「ん?」
かな子「ドーナツが15種類半額!?」
やんだ「うそ! 倍食えるじゃん!」
かな子「!!!」
かな子「す、素晴らしい発想ですプロデューサー…!」
やんだ「だろ?」フフン
6:
かな子「あ…でも今日までなんですね…」
やんだ「なんだ、かな子は今日オフじゃねーのか」
かな子「オフだったら事務所に来てませんよぉ…」
やんだ「でも午前にラジオの収録があるだけで午後からはフリーだったろ?」
かな子「は、はい…って、知ってるじゃないですかぁ!」プンプン
やんだ(三村はからかいがいあるなあ)
7:
やんだ「よし、じゃあ昼過ぎからコレに行こうぜ」ペラペラ
かな子「一面切り離してしまって良かったんでしょうか…」
やんだ「裏は読者投稿のコーナーだし問題ねーって」
かな子「では、私はそろそろ出ますね! 戻ったら…///」
やんだ「……」
やんだ「!」ティン
やんだ「三村、集合場所は事務所じゃなくて別の場所にするぞ」
かな子「えっ? そ、それは、その方がデートっぽいかもですけどぉ…//」
やんだ「お前は何を言っているんだ」
かな子「な、なんでもないですぅ…(´;ω;`)」
9:
やんだ「俺の先輩と先輩んとこのチビも一緒に連れて行くから」
かな子「よくお話されてる大学の先輩ですか?」
やんだ「そーそー」
かな子「社会人になっても仲が良いって素敵ですよね!」
やんだ「そーかな? 普通じゃん?」
かな子「そんな事ないです! 素敵です! あ…憧れます! ///」
やんだ「三村…いや、かな子!」
かな子「ひゃ、ひゃいぃ!///」
やんだ「時間だぜー」
かな子「い、行ってきますぅ…(´;ω;`)」
やんだ「集合場所はメールしとく」
やんだ(三村はめげないなぁ)
やんだ(俺は…こんななのに)
11:
やんだ(俺は大学在学中の就職活動中にこのプロダクションの社長に
  声をかけられた)
やんだ(保険のつもりで保留にして、その後も就活を続けたが結局は
  他に内定は取れず、このプロダクションで働く事にした)
やんだ(髪も染めたままでいいっていうし)
やんだ(このプロダクションは俺の先輩に当たるPが既に業務のかなりの
  部分を担っており、多数の有名アイドルをプロデュースしていた)
やんだ(俺はマネージャーとしてPの下に付きつつ、プロデューサーとしての
  ノウハウを学んでいった)
やんだ(…が、俺にはPのやり方を素直に吸収する事ができなかった)
13:
いかん。ちひろさんは765プロのスタッフって訳じゃなかったよな…。
やんだ(Pとアイドルがお互いを信頼し合い、それがアイドルの力を高める)
やんだ(それは確かに『効果的』ではあるんだろー。下世話な言い方をすれば、
  アイドルの他事務所への移籍、流失を防ぐ事にも繋がる)
やんだ(でも…それは本当に『理想的』なのか? 例え信頼関係はなくとも…)
やんだ(十分なレッスン、完璧な体調管理、そして的確なタイミングでの
  ライブ、TV出演等のチャンスの用意…)
やんだ(アイドルの能力を高める事に注力していけばいいんじゃないか?)
15:
やんだ(業界で勢力的にこのプロダクションと双璧と言われてる
  某プロダクションの社長と話す機会があった)
やんだ(ちなみにウチの社長はよく騙されるので資産的には雲泥の差だ…)
やんだ(思い切ってこの考えをぶつけてみたところ、高笑いと共に肩を叩かれ、
  『見所がある』と言われた)
やんだ(まあ、あんな顔で笑うオッサンと同類と思われるのがしゃくで、
  逆に自分の考えを見直すきっかけになった。皮肉な話だ)
18:
やんだ「じゃあ俺も帰るっす。ちひろさんお疲れ様ー」
ちひろ「はい、お疲れ様でーす」
ちひろ「ゆっくりお休みになってくださいね」
やんだ「…ありがとうございます」
やんだ(ちひろさんも知ってるんだろうな?。やりづら)
 ――小岩井宅
ブゥゥン キィッ ガチャバタン
やんだ「おっ。カングー。ジャンボさんいんのか」
 ピンポーン
ダダダダ ガチャ
やんだ「よっ」シュッ
よつば「」
 バタン
やんだ「オイっ!?」
17:
やんだ(その後Pにも同じ質問をぶつけた)
やんだ(いろいろ腹を割って話してもらえたが…最終的に
  自分が納得できる答えは自分で出せ、という事だった)
やんだ(そんな中、俺もPに昇格。今は気楽な二番手Pとして方向性を模索中)
やんだ(俺の担当アイドル、三村かな子と一緒に。しかしアイドルとの
  距離感は未だに掴みかねている)
やんだ(幸いかな子は素直で伸びもいい。こんな状態の今の俺に対しても
  心を開いてくれているやさしい子だ)
やんだ(あとは俺次第かー…)
21:
テクテク
恵那「やんださんこんにちはー」
やんだ「おっ、恵那ちゃん(※)」
 コナイダブリー
 コノアイダブリデス
※…原作ではやんだと恵那にまだ面識はありませんが、
 ここでは面識があるカタチでお願いします
やんだ「おーいよつばー恵那ちゃんきたぞー開けろー」
 ガチャ
よつば「」キッ
よつば「えな!」
恵那「きたよー」
よつば「あがれあがれ!」
 オジャマシマース
恵那「ジャンボさんもきてるの?」
よつば「うん!」
22:
よつば「…」トオセンボ
やんだ「全員集合だなー」スリヌケ
よつば「…」マルマリッ
やんだ「みんなでどっかいくの?」マタギッ
恵那「私はさっきよつばちゃんに呼び出されて」マタギ
よつば「またまもれなかった! よつばがちいさいからまもれなかった!」
恵那「」アハハ
よつば「わらいごとじゃない!」スック
23:
やんだ「タイミング悪かったかなー」
ガチャ
よつば「えなきた!」
恵那「こんにちはー」
小岩井(以下とーちゃん)「いらっしゃい」
竹田(以下ジャンボ)「よー」
やんだ「オイッス」
とーちゃん「なぜやんだが」
やんだ「やーたまたまで」
ジャンボ「すげータイミングだな」
やんだ「みんなでどっか行くんすか?」
とーちゃん「ああ、これに行こうと思ってな」ペラリ
よつば「よつばがみつけた!」
24:
やんだ「小岩井さん新聞とってたんすか」
とーちゃん「お前は俺を何だと思ってるんだ」
やんだ「さーせん」
とーちゃん「ちょうど洗剤切らしたとこに勧誘がな」
やんだ「俺の謝罪を返せ」
恵那「」アハハ
25:
やんだ「ともかくナイスタイミングでしたよ」ペラリ
ジャンボ「なんだお前もコレ見て来たのか」ペラリ
やんだ「なんだジャンボさんも見たんすか」
よつば「よつばがさきにみつけたのー! もー!」
やんだ「んー、今何人だ?」ヒーフーミー
よつば、恵那、とーちゃん、ジャンボ、やんだ
やんだ「はいアウトー」
よつば「!?」
ジャンボ「5人だろ? 乗れるぜ?」
やんだ「いやー、俺があと一人誘ってるんですよ」
ジャンボ「お前は見送りだろ?」
やんだ「ちげーし! 俺も行くし! ドーナツ食うし!」
27:
とーちゃん「大人はちょっと集合」
―以下ヒソヒソ話
ジャンボ「彼女か?」ヒソヒソ
やんだ「あーいや、ウチの会社に所属してる子で」ヒソヒソ
とーちゃん「ふーん、じゃ、アイドルの」ヒソヒソ
ジャンボ「お前がそういうの珍しいな」ヒソヒソ
やんだ「言われりゃそーっすね」ヒソヒソ
とーちゃん「ま、適当に誤魔化すか」
―ヒソヒソ話終了
とーちゃん「なるほど、親戚の子か」
ジャンボ「となると分乗するしかないな」
やんだ「じゃあ俺はその子を拾って現地で合流ってことで」ガタ
風香「おじゃましまーす」
28:
恵那「お姉ちゃん」
よつば「ふーかもきた!」
風香「イエーイ」イエーイ
よつば「呼んでないのになー!?」アハハハ
風香「」
※…原作では(ry
29:
とーちゃん「で、どうしたの」
風香「小岩井さんまで! ひどくないですか!?」
風香「風香ちゃんがいないと始まらないでしょ!?」クルン
とーちゃん・ジャンボ・やんだ「」イラッ
よつば「あははは!」クルクル
よつば・風香「イエーイ」パチン
30:
ジャンボ「今回はご縁は無いんじゃないかと」
とーちゃん「うむ」
風香「え? どこ行くの?」
恵那「これだよー」ペラリ
風香「ドー…ナツ」ハンガク…
やんだ「行く?」
風香「い…行きます!!」クワッ
とーちゃん「おお!?」
やんだ「いいのか!?」
ジャンボ「諦めたか!?」
とーちゃん「フォロー大変になるぞ!?」
風香「…」ゲゲゲシィ
とーちゃん、ジャンボ、やんだ「イテェ!」
31:
風香「」チッチッチッ
風香「大分成果が出てきたので!」
風香「自分へのごほうびです!」グッ
恵那「お姉ちゃん、足上げ運動とかバランスボールで頑張ってたもんね」
風香「恵那もいつかはこの苦労を知るのよ」フッ
ジャンボ「恵那ちゃんは大丈夫だろ」
とーちゃん「うん大丈夫だ」
やんだ「多分」
恵那「えー」テレテレ
風香「なにこれ」イラッ
32:
ジャンボ車:ジャンボ、とーちゃん、よつば、恵那
 やんだ車:やんだ、風香
とーちゃん「じゃあ行くぞー」
やんだ「じゃあまた後で」
ブゥゥン
風香「やんださんの車って小さいですねー」
やんだ「軽だからね。あ、座席がキツかった?」
風香「しばきますよ」
やんだ「三村には最寄り駅に来るようメールしておいたんだけどー」
風香「え! さまぁ?ず!?」
やんだ「いや、違うからね? その人痛風だしね?」
ドーナツダメナンデスカ?
シラナイ
33:
ブゥゥン
やんだ「あ、いたいた」プップー
かな子「!」
やんだ「よし気付いた」
かな子「」
やんだ「…って、固まってね?」トリアエズハザード
かな子(プ、プロデューサ???! そ、その娘はどなたですかぁぁぁぁ?!?)
ガチャ バタン
やんだ「おーい三村??」
かな子(どっ、どうしよう…! 泣いちゃいそうだよぉ…!)
34:
かな子「あっ、あの娘は…」
やんだ「ん? あー、先輩の家のお隣さん」
かな子「その…彼女さん…とか…?」
やんだ「」
かな子「!?」
かな子(も、ものすごくイヤそうな顔!?)
やんだ「ないわー」フルフル
かな子「!?」
35:
―かな子に事情説明後
ガチャ ガチャ バタン バタン
かな子「お邪魔、します…」ボウシ&ダテメガネ
やんだ「あいよー」ブルルン
風香「こんにちわー」
かな子「は、はい! こんにちわ…」
風香「綾瀬風香です!」
かな子「み…や、や、や…」
風香「?」
かな子「安田…かな子です…///」
風香「うん! よろしくねー!」
かな子「よ、よろしく、お願い、しますぅ…」
かな子(身分を誤魔化すためとはいえ…)
かな子(プロデューサーの苗字だなんて恥ずかしいよおおおおお!!)
38:
風香「どのお店に行くんですか?」
やんだ「んー、あのモールの中の店」
かな子(綾瀬さんとプロデューサーさん…)
風香「あー、フードコートの。最終日だし込みそうですねー」
やんだ「まー店もそれなりに構えてるっしょ」
かな子(なんだかとってもいい感じに見えますぅ…)
かな子(彼女のミキさん?(※) には少し前にフラれたって聞いたけど…)
風香「あ!」クルッ
かな子「は、はいぃ!」
風香「席、さっき替わればよかったねー。会うの久しぶりなんでしょ?」
かな子「は、はい…一緒のお出かけは久しぶりで…」
かな子(ホントは初めてですけど…)
※…星井美希ではありません。よつばと!9巻『よつばとやきにく』参照
40:
風香「同じ高2なんだよね? 学校はどこ?」
かな子「えっと…」
やんだ「」コクリ
かな子「●○高校です…」
風香「おー! 私は××学園! おんなじだー!」アハハ
かな子「あはは…」
かな子(おんなじ…?)
やんだ「」オンナジ?
41:
ブゥゥン
風香「へー! じゃあかな子ちゃんもお菓子作り得意なんだ!」
かな子「はい…お菓子が好きで。それで作る内にだんだん得意に…」
風香「私もケーキとか作れるよー!」
かな子「わぁ…そうなんですかぁ!」
やんだ(やっぱ女の子同士は打ち解けるのはえーなー)
 キキーッ
やんだ「はいとーちゃくー」
風香「ジャンボさんの車だー」
かな子「という事は皆さんは…」
やんだ「もう中かね。行くか」
風香「かなちゃん、いこ!」ニコッ
かな子「! …はいっ!」ニコッ
イクヨー
ダダダダ
チョッ、フウカチャン、ハヤイ…
42:
とーちゃん「お、きたきた」
ジャンボ「あの子が…か」
恵那「?」
とーちゃん「太いな…」
ジャンボ「ああ…太いな」
恵那「ふとましい」キッ
とーちゃん・ジャンボ「!?」
恵那「ふとましい!」ハイッ
とーちゃん「…ふとましい」
じゃんぼ「…ふとましい」
恵那「よし」フンス
風香「どうしたんですか?」
とーちゃん「い、いや…」
43:
かな子「風香ちゃーん、ま、待ってー」
ジャンボ「」ズーン
かな子「で、デカっ!?」
ジャンボ「祖先がきりんなので」
かな子「!?」
かな子「…改めまして、初めまして! み…安田かな子ですぅ!」ペコッ
とーちゃん「はじめまして。安田の兄です」
ジャンボ「はじめまして、弟です」
かな子「えっ!? ええっ!?」
やんだ「ねーよ! 安田の兄っておかしいし! 百歩譲って兄と弟逆だろ!」
よつば「……」
かな子「あなたがよつばちゃん? よろしくね?」ニコッ
よつば「たー!」バフッ
かな子「」
44:
よつば「かなこのはらはやわらかいな!」
かな子「」
よつば「ぐにょぐにょだな!?」
よつば「とーちゃんもやるか!?」
とーちゃん「やらねーよ」ベシッ
とーちゃん「…ウチの娘がごめんね?」
かな子「い、いえ…///」
やんだ「ちーっす」
風香「あ、もう買ってあるんですね…って多いな!」
よつば「いっぱいだ!」
ジャンボ「こいつが素手でドーナツ掴みまくったんだよ」
風香「あ?…」
45:
やんだ「小岩井さん、食いきれるんすか?」
とーちゃん「お前が頑張るんだよ。ホットケーキの時のリベンジだ」
やんだ「なんでだよ! …まあ、この程度の量なら今回は平気でしょ…」チラ
かな子「???!」キラキラキラキラ
やんだ「俺らの飲み物買ってきます…かな子はカフェオレでいいか…風香ちゃんもそれでいい?」
風香「あ、じゃあお先に頂いてまーす!」
46:
風香「久々のドーナツ…おいひー!」パクモグ
恵那「おいしいねよつばちゃん」モグモグ
よつば「んー!」ガツガツモグモグ
やんだ「久々に食うとうまいモンっすねー」
とーちゃん「んー」モグモグ
ジャンボ「しかし…」
とーちゃん「……」
やんだ「……」
かな子「」パクパクモグモグパクパクモグモグパクパクモグモグ
ジャンボ「かな子ちゃんすげーな」
やんだ「自重しろよお前…」
47:
かな子「ふぇっ…! ゴクン…すみません…
  山盛りのドーナツを見たらついテンション上がっちゃって…」
とーちゃん「いや、見てて気持ちいい食べっぷりだったよ」
かな子「私、お菓子を作るのも好きなんですけど食べるのも大好きで…」
やんだ「また大きく成長しちまうぞー。横に」
風香「」ムグッ
かな子「ふえぇ…!」
ジャンボ「でかくてもかわいくていいじゃねーか!!」
やんだ「うるせーあんたには言ってねえ!!」
かな子「……」
48:
とーちゃん「いーから追加のドーナツ買って来いよお前」
やんだ「なんでだよ! まだ食うのかよ!」
とーちゃん「俺だけドーナツ買って納得いかん」
やんだ「昼飯食ってない俺ももうそこそこ腹いっぱいよ!?」
とーちゃん「そこはあれだ、ホットケーキのリベンジだ」
やんだ「いやいや今日も十分頑張ったよね俺!?」
かな子(……)クスッ
ジャンボ「ん、どーしたかな子ちゃん」ニヤニヤ
かな子「あ、いえ…。…ホットケーキのリベンジって、なんですか?」オズオズ
風香「なにそれー!? わたしも気になる」
49:
とーちゃん「なんだー親戚のやんだおじちゃんはかな子と会話してないのかー」
やんだ「おじちゃんってトシじゃねーよ! お兄ちゃんだよ!」
かな子「…お兄、ちゃん?」キラキラ
とーちゃん「おにーちゃーん」ニヤニヤ
風香「やんだおにーちゃーん♪」ニヤニヤ
恵那「お兄ちゃん♪」ニヤー
ジャンボ「いいからやんだお兄ちゃんドーナツ買って来いよ」
よつば「かってこい!」
かな子「お兄ちゃん…お願いします」オズオズ
やんだ「お前は自重しろよ! うるせーよ! わかったよ! いくよ!」
50:
とーちゃん「どうした? かな子ちゃん」
かな子「いつものプロ…おにい、ちゃん、じゃないみたいです」
かな子「いつも、難しい顔で何か考えながらお仕事してて…」
とーちゃん「」
ジャンボ「」
風香「」
とーちゃん・ジャンボ・風香『想像がつかない』
かな子「」
よつば「かな子は嘘つきか?」
かな子「ち、違うよぉ!」
51:
とーちゃん「えー、それに関しては役に立てないが」
ジャンボ「うむ」
かな子(えぇー)
ジャンボ「あいつはアホだ。だか少し話せば本心なんかすぐ出るよ」
とーちゃん「アホだからな」ウム
風香「ひどいいわれようだ」
かな子「…グスッ」
とーちゃん・ジャンボ・風香・恵那「!!」
かな子「ありがとうございます…!」
かな子「私、私なんて何の取り柄もないのに、プロデューサーのお陰で
  本当にアイドルになれて…。でも、私自身プロデューサーに
  どう思われてるか、気になって…聞く自信がなくて…」
52:
恵那(プロデューサー?)
風香「? プロデューサーって?」
恵那(!?)
とーちゃん「ドーナツ食ってろ」チッ
風香「えっ」
ジャンボ「ドーナツ食ってろ」チッ
風香「」
53:
かな子「小岩井さん、竹田さん、綾瀬さん、私っ、もっとがんばりたいと思いますっ」
かな子「もっと頑張ってプロデューサーさんとお話してみますっ!」
とーちゃん「まあ何かあったらジャンボが何とかするし」
ジャンボ「そんな事はない おれは働かない」
かな子「うふふ…」ゴシゴシ
やんだ「ただいまーってなに話してんの?」
とーちゃん「お前どんだけ買ってきてるんだよ!?」
 コンモリ
風香「ウプッ」
恵那「もうおなかいっぱいー」
よつば「えなはダメだなー!」カジリ
よつば「……」ウッ ウッ
とーちゃん「やばい目が死んでる」
ジャンボ「おいリバースするぞ止めろ止めろ」
54:
やんだ「残ったのは持って帰るか」
よつば「ひとりじめはずるいぞ!」
とーちゃん「お前しばらくしゃべるな、出る」
ジャンボ「じゃあ今日はここで解散な」
やんだ「じゃあ俺はかな子を送っていくんで」
とーちゃん「おう」
風香「かな子ちゃんまたね!」
恵那「またねー」
かな子「あの、今日はありがとうございましたっ!」
風香「かな子ちゃん、メールするね!」
かな子「うん! 私もするね!」
バイバーイ
55:
ブゥゥン
かな子「あの、プロデューサー」
やんだ「んー?」
かな子「今度の『目指せ! シンデレラNO. 1!』の収録で出す
  お菓子クイズの問題を考えてるんですけど…」
やんだ「うん」
かな子「い、一緒に考えて頂けませんか?」
やんだ「……」
かな子「も、もちろん! プロデューサーが忙しくないお時間で結構なので…」
やんだ「…分かった」
56:
かな子「…そう、ですよね…私の…って、ええ!?」
やんだ「でもまず、今三村が言った通り、やるべき事をやってからだ」
やんだ「まずは今日食いまくった分! 明日のレッスンで落としきってからな!!」
かな子「ふぇ、ふぇええええ!?」
やんだ「お前…今日ドーナツ何個食ったか覚えてるか? 14個だぞ14個!
  信じらんねえ!」
かな子「か、数えてたん、ですか…?」
やんだ「プロデューサーだからな。最低限、見てるよ」
57:
かな子「……」
やんだ「ああ、いや、これからはもっと俺も気を付けて見るようにするし…」
かな子「…です…」
やんだ「ん?」
かな子「やっぱりプロデューサーはすごいです! そんなに私の事を見て頂いて
  いたなんて…嬉しい…」
やんだ「いや、ドーナツ数えただけだからね…?」
かな子「朝の事もそうです…本当にすごい…やっぱり魔法だなぁ…」
やんだ(ああ…今分かった)
やんだ(俺、この温度差が苦手だったんだな)
58:
やんだ「三村」
かな子「ひゃ、ひゃい!?」
やんだ「俺らなりに頑張ろーぜ」
かな子「…はい!」
やんだ「とりあえず事務所に寄ってこのドーナツ置いていくか」
かな子「あ、はい! …少し減っちゃったけど…」
やんだ「」
やんだ「…食ってんじゃねーよ!!!!!!!」
かな子「す、すみませえええええええええん!!」
おわり
6

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銀河鉄道999って良台だったよな

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鬼畜叔父の思い通りに世界は回ってないことをその年で知ればいい

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