加蓮「奈緒ってさー」back

加蓮「奈緒ってさー」


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1:
加蓮「私たちより年上に見えないよね」
奈緒「…は?」
凛「うん」
加蓮「背も私たちより低いし、プロデューサーに対してツンツンしてるしさ」
加蓮「なんか子供っぽいよね」
凛「…」コクコク
奈緒「は?べ、別にあいつに対してデレデレする必要なんてねーだろ!」
加蓮「ほらそういうとこ」
凛「…子供っぽい」
奈緒「なんだよ!アタシは一応お前らより年上なんだからな!」
加蓮「出た、年上なんだからな(笑)」
奈緒「???????!」プルプル
奈緒「うぅ…ヒック」ポロポロ
凛加蓮(な、泣いたーーー!?)
みたいな感じでオナシャス
4:
加蓮(ど、どうしよう凛?)
凛(正直奈緒がここまで豆腐メンタルだとは思わなかったよ…)ヒソヒソ
奈緒「うぅ…グスグス」ポロポロ
加蓮(うわ…もう少ししたらプロデューサー来るんだけど)
凛(だね、奈緒をからかってる時にプロデューサーがきて奈緒を恥ずかしがらせる計画が)
加蓮(こりゃプロデューサーに見せらんないよね)
奈緒「あ、アタシ子供じゃ…ないしっ」
加蓮凛(でも)
加蓮凛(泣いてる奈緒可愛すぎ!)
P「よー、今帰ってきたぞー」
加蓮凛(!!)
みたいな
6:
加蓮(とりあえず奈緒を隠さないと)
凛(…)コク
サッ
P「ん?どうしたお前ら、奈緒を囲んだりして」
加蓮「べっつにー、何にもないよ!ね?凛」
凛「うん、別に何もない、遊んでただけ」
P「そ、そうか?」
凛「そうだよ、いつもどおr「ヒック、エグ」
加蓮「あ、あーーーー!なんだか歌いたいなーー!」
凛「わ、私も!あーーー」
P「いや、今なんか嗚咽が…」
加蓮「気のせいーーーそれは気のせいー!」
P「よくわからんが、おーい奈緒?」
7:
加蓮「だ、ダメだよ今はちょっと!」
P「何言ってんだ、奈緒、どうしたんだ声が聞こえないけど…」
グイッ
加蓮「あ…」
凛「あーあ」
奈緒「ふぇ、プ、プロデューサ…?」グスグス
P(うわ、なにこれ可愛い)
奈緒「あ、アタシべ、べべべべつになんともないから、うん、なんにもない…から」グスッ
P「お、おぉう?」
P「まぁなんで泣いてるかわからんが…」チラッ
加蓮凛「…」ソローリ…
P「おい、なんで逃げようとしてるんだ?」
8:
加蓮「い、嫌だなぁプロデューサー、逃げてなんかないよ」
凛「ちょっと、お花を摘みにいこうとしただけ」
P「そうか、なんでコソコソといく必要があるんだ?」
加蓮「ちょっとプロデューサーお花を摘みにいくって言ったじゃん」
凛「堂々と行けって?セクハラだよ?」
P「やかましい」ゴチンゴチン
P「はい正座」
加蓮「うえぇ、何も殴ること…」
凛「…暴力反対だよ」
P「ん?何か?」
加蓮凛「いや、何でもないです」
9:
P「それで奈緒、こいつらに何されたんだ?」
奈緒「な、何もないって!」
加蓮「ほらプロデューサー!奈緒だって何もないって言ってるじゃん」
P「加蓮は黙ってろ」
加蓮「はい」シュン
P「奈緒、どうしても言えないのか?」
奈緒「だから、別に…」
凛「プロデューサー」
P「なんだ凛?」
凛「ちょっと耳貸して」
P「…なんだ?」
11:
凛(プロデューサーは奈緒の泣き顔どう思った?)ヒソヒソ
P(そりゃもう可愛すぎて、って何言わせるんだ)
凛(恥ずかしがる仕草の奈緒も可愛いよね)
P(当たり前だろ、恥じらい天使だよな)
凛(それが見たくて…)
P(ほう、なるほどな)
P(からかってたら泣いた、と)
凛(さすが…よくわかってる)
P(んで、なんてからかったんだ?)
凛(…年上っぽくないって)
P(あー…)
12:
凛(プロデューサーの前だとツンツンして子供みたいだって)
P(ほほう)
加蓮(そう、それでね!)
P(加蓮はだまってろ)
加蓮(…)シュン
凛(私たちはさ、明日きちんと謝るから…今日は…)
加蓮(プロデューサーが慰めてあげてくれないかな?)
P(そうか?お前らがちゃんと話したほうが…)
加蓮(大丈夫大丈夫!私たちだよ、簡単に崩れる関係じゃないもん)
P(そうか、じゃあ一言謝ってから帰れよ)
凛加蓮(はーい)
13:
P「よし、じゃあ奈緒に謝ってから気をつけて帰れよ」
凛「…ごめんね奈緒」
加蓮「ごめん奈緒っ!」ダキッ
奈緒「お!?おおう!?」
加蓮(今日は私たち帰るからプロデューサーと二人っきりだね)ゴニョゴニョ
奈緒「はぁあ!?」
P「?」
奈緒(ちょ、待てって、いきなりそんな)
加蓮(へへへ)
加蓮「今度なんかおごってあげるねー!私の方がお姉さんぽいし!」
凛「じゃあまた明日」ビシッ
ダダダダダ
奈緒「ちょ!!」
P「あいつら反省してないな」ヤレヤレ
20:
P「奈緒」
奈緒「っ!な、なんだよ?」
P「子供っぽいとか気にしてたのか?」
奈緒「はぁ?アタシがそんなことぐらいで泣くわけないだろ!」
P「そかそか」ポンポン
奈緒「なっ!いきなり頭撫でるな!///」
P「…嫌、だったか?」
奈緒「嫌…じゃないけど、さ」
P「そかそか」ポンポン
奈緒「??????!///」
奈緒「っなんだよ!その余裕そうな顔!ムカツク…」
P「うんうん」ヨシヨシ
21:
奈緒「なぁ、プロデューサー…」
P「ん?」
奈緒「アタシ、子供っぽいかな…?」
P「…」ナデナデ
奈緒「今、だって…プロデューサーに頭なでなでしてもらっててさ」
奈緒「プロデューサーもアタシのこと子供っぽいって思ってるんだろ?」
P「…」ヨシヨシ
奈緒「なんか、言ってよ…」
P「…そりゃ子供に見えるさ」
奈緒「…っ!やっぱり…」
P「だって考えてもみろ、俺は社会人でお前らは高校生だぞ」
P「子供にしか見えないさ」
奈緒「…」
22:
奈緒「…うっ」グスッ
P「泣くな泣くな」
Pでもな、奈緒」
奈緒「…?」
P「お前は立派に大人になってるよ」
P「アイドル始めた当初はあんなに文ばっかり言ってたお前がさ」
P「いつの間にか仕事をできる環境に感謝したり、凛や加蓮のことを考えられるようになってる」
P「立派な大人さ、奈緒は」
奈緒「…うぅ……ヒグッ……」
P「おいおい、泣くなって」
奈緒「だって、だって…ぷろでゅうさぁぁあああ」ポロポロ…
P「うんうん…」ナデナデ
26:
・・・・・・・・
P「落ち着いたか?」
奈緒「お、おう…まぁ一応」
P「しっかし驚いたなー、意外とそういうところ気にするんだな」ニヤニヤ
奈緒「は?別に気にしてないし、だから忘れろ!」
P「むぅーりぃー」
奈緒「乃々の真似すんな!」
P「いやでも絶対忘れられないわ」
奈緒「…なんでだよ?」
P「泣き顔が可愛すぎて」
奈緒「…」
奈緒「?????????????!!!!」///
ボンッ!
27:
奈緒「な、なななななななななななななななn」
P「落ち着け」
奈緒「な、なんでそういうこと言うんだよ!」
P「いやほんとのことだし」
奈緒「だ、だからっていきなり、その、かっ…可愛いとか」
奈緒「てかなんでアンタはそんなに落ち着いてんだよ!」
奈緒「何?何?そういうこと!?女慣れしてんだな!」
P「…奈緒」
奈緒「あ、アタシは騙されないからなっ!」
奈緒「いくら顔がよくて、優しくて、いつもアタシのことを気にかけてくれてても」
奈緒「プロデューサーのこと思い浮かべてドキドキしてても」
P「奈緒?」
奈緒「アタシは騙されないからなっ!」
28:
P「奈緒!」
奈緒「はっ!?」
奈緒「う…アタシってば何を…」
奈緒「忘れろ!忘れろ!!」
奈緒「うあぁ??????!!!」
ギュッ
奈緒「!?」
P「落ち着け、またいきり立ってどうする」
奈緒「だ、抱きしめ…!」
P「もっと強く抱きしめたほうがいいか?」
ギュゥゥウ
奈緒「ふぁ…」///
30:
奈緒「って、こんな状況で落ち着けって方が無理だよ!」
P「奈緒、好きだ」
奈緒「…っ!?」
P「意地っ張りな奈緒が好きだ」
P「可愛い服を着て照れてる奈緒が好きだ」
P「雨の中迎えに来てくれる優しい奈緒が好きだ、いつも元気を与えてくれる笑顔が好きだ」
P「泣いた顔も勿論好きだ、いじめたくなる」
奈緒「P、さん?」
P「俺は、奈緒の全部が好きだよ」
33:
奈緒「も、もう恥ずかしいからやめ…」
P「いいや、やめない。俺の奈緒に対する思いはこんなもんじゃないから」
奈緒「…」///
P「恥じらってる奈緒もすごく好きだ、可愛すぎてどうかなりそうになる」
P「奈緒、好きだ。そしてこんな俺についてきてくれてありがとう」
P「奈緒が成長してるのを実感するたび嬉しくて涙が出そうになった」
P「はは、俺も泣き虫かもな」
奈緒「Pさんっ」
P「んむっ!?」
チュウウウウ!
奈緒「んんっ!」
P「む、んむ」
奈緒「っ…はぁ…はぁ」
P「っ…奈緒?」
34:
奈緒「こ、これがアタシの答えだから!」
P「お、おう」
奈緒「…ドキドキしすぎて胸がどうかなりそうなんだけど」
P「…安心しろ俺もだ」
奈緒「見えないんだけど?」
P「いや、もう、ほんとにおかしくなりそうなんだ」
奈緒「P…さん?」
P「奈緒ッ」ギュゥウウウウ
奈緒「あっ…P…さん…」
P「奈緒、奈緒っ奈緒ぉおおおおおお」
奈緒「い、いいぜ、 Pさんならアタシはっ」
35:
ガラッ
ダダダダダダダ
加蓮「そこまでぇえええええええええええええええええええええ!!!」
P「え?」
奈緒「ん、なぁああ!?」
凛「プロデューサー、それ以上はいけない」
加蓮「ちょ、ちょちょちょちょちょっとおおおおお」
加蓮「私たちの奈緒に何してるの!?プロデューサー!!」
P「え?は?何?」
奈緒「ど、どどどどどどうしてお前らがいんだよ!?」
36:
奈緒「帰ったはずじゃ…」
加蓮「奈緒に面白いことが起きそうなら帰るわけないじゃん」
凛「…」コクコク
奈緒「は?じゃあ何、お前ら…」
奈緒「今までの全部…」
加蓮「☆(・ω<)」
凛「(〃´ x ` 〃)」
奈緒「なぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
37:
加蓮「いやぁびっくりしたよ!」
凛「プロデューサー…大胆すぎ」
加蓮「キスまでは行くかもいれないなぁなんて思ってたけど」
凛「まさかその上まで…!」
奈緒「いってねぇから!」
加蓮「行こうとしてたよね?受け入れ態勢万端だったよね?」
奈緒「う…」
P「まぁまぁお前らとりあえずはだな…」
加蓮「プロデューサーは黙ってて」
P「はい」シュン
凛「…狼」
P「うっ…」
凛「傷ついた女の子を慰めるついでに慰めてもらおうなんて」
P「いや、うまくないからねそれ」
38:
加蓮「はぁ…まぁでもよかったじゃん奈緒」
凛「…」コクコク
奈緒「…何がだよ?」
加蓮「意中のプロデューサーと両想いになれてさ」
凛「すごくやきもきしてた」
奈緒「本人の居る前で言うかフツー?」
加蓮「おねぇちゃんは安心したよ」ウンウン
凛「…」コクコク
奈緒「誰が姉ちゃんだ誰が」
加蓮「じゃっ、私たちはほんとに帰るから」
凛「今度はほんとにまた明日」ビシッ
加蓮「男は狼だけど、おんまり急がないようにねー」
凛「…………」グッ
奈緒「お、おいお前らちょっと!!」
39:
ガラガラガラ…ピシャッ
奈緒「帰りやがった…」
P「嵐だったな」
奈緒「…」
P「…」
P「帰るか」
奈緒「あ、あぁ」
40:
サァアアアアア…
P「うわ、いつの間にか雨降ってたのか、参ったな」
奈緒「あ、ちょっと待っててくれ」
P「ん?あぁ」
・・・・・・・・・・・
奈緒「ほ、ほらよ」
P「お、傘か。でも一本しかないみたいだけど?」
奈緒「ばっ…馬鹿か!ほんと馬鹿!」
P「冗談だ、ほら」バサッ
奈緒「んっ…」
奈緒(いつかの日は二本もっていって二人で並んで帰ったんだっけ…)
奈緒(ほんとはもう一本事務所にあったんだよな)
奈緒(見て見ぬ振りしたけどさ)
42:
奈緒(相々傘…Pさん、これからもずっとアタシの隣で…)
P「ん?どうした、俺の顔なんかついてるか?」
奈緒「何でもねぇよ馬鹿っ」///
奈緒(大好きだよ、Pさん)
お わ れ
44:
乙乙乙
45:
乙。
4

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