蘭子「煩わしい太陽ね(おはよう! )」モバマスP「おはよう蘭子」back

蘭子「煩わしい太陽ね(おはよう! )」モバマスP「おはよう蘭子」


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1:
???
P「はい、分かりました。アイドルにもそう伝えておきます。はい、よろしくお願いします、失礼します」(ピッ
(ガチャ
蘭子「煩わしい太陽ね(おはよう! )」
P「あぁ、蘭子来てたのか、おはよう」
蘭子「その姿…何かを背負っているように見える…(お仕事の電話ですか?)」
2:
P「今度の番組の企画についてな。ちょっと大変そうなんだがやれるか?」
蘭子「クク、造作もない!どれ、戯れに付き合ってやろう(はい!なんでも頑張っちゃいます!それでどんな企画なんですか?)」
P「それがアイドルには企画を知らせずに当日驚いてもらおうかと。ま、悪くはしないから許してくれ」
蘭子「ククク、魂が猛るわ(わかりました!楽しみだなー♪)」
4:
………
……

P「今日の仕事は…、ついに来てしまったか。蘭子大丈夫かな」
(ガチャ
蘭子「煩わしい太陽ね(おはよう! )」
P「おはよう蘭子」
蘭子「厄介な太陽よ、我が生命の雫を奪いからん(おはようございますプロデューサー。今日もいい天気ですね♪)」
P「早来てもらったところで悪いが…」
蘭子「何かしら?(どうしました?プロデューサー。近づいてきて…)」
7:
P「ほい」
蘭子「フッ、懐かしき漆黒の闇(ん…、プロデューサー。目隠しで真っ暗です…)」
P「この間行ってた企画でちょっとな。足元見えないけど、俺の両手に捕まってくれ、ほら」
蘭子「其方の願い聞き届けよう!(は、はい。危ないですもんね)ドキドキ」(プロデューサーの手暖かい…
P「じゃあ、外に車停めてるから」
蘭子「いざ約束の地へ!(行きましょう!仕事仕事?)」
8:
……

P「さぁ、着いたぞ」
蘭子「ククク、魂が響鳴する!(見えないからわからない…)」
P「じゃあちょっと誘導するから、また俺の手に捕まってくれ、ほい」
蘭子「我が魂の赴くままに(はい、行きましょー)」
11:
P「じゃあ蘭子、ここに椅子があるんだが、そこに座ってくれるか?手、貸そうか?」
蘭子「其方の手を煩わすまでもない(え、えーっと、これかな。はい!座れました!)」
蘭子「我が力、開放はまだか(目隠しとってもいいですか?)」
P「あぁ、それは今日一日我慢しててくれ。ちょっとごめんな」
蘭子「ククク、これはなんの儀式だ(はい?…って、どうして後ろ手に縛るんですか?)」
P「はい、できた。痛くないか?」
蘭子「これ程の痛み、シェイドと牙を交えた事に比べれば造作も無いわ!(動けないですけど、痛くは無いです。それよりも、企画ってなんでs…)」
P「じゃあ、先に帰るわ」(スタスタ
(バタン
16:
蘭子「我が…(……あ、あの……プロデューサー…)」
(シーン
蘭子「え…あの…プロ…デューサー?」
(シーン
蘭子「」
P(うん、まぁ、部屋の中にまだいるんだけどな)
P(真っ暗にしたうえ拘束して驚かしながら、神崎蘭子の素の表情を見る企画って…。こんなんいいのか…キャラ的にも倫理的にも…)
19:
蘭子「ククク、この闇、この静けさ…故郷を思い出す(まぁ、すぐ帰ってくるだろうし、いいか)」
P(あ、戻った。意外と順応性高いな)
蘭子「フッ、このままではまどろみに躯を蝕まれてしまう…(暇だなー。眠いなー)」
P(もうちょっと待ってみるか)
20:
……

蘭子「我の力、いざ解放せねば(プロデューサーまだかな…、もう1時間以上経ってるかも)」
P(蘭子がそわそわし始めた。真っ暗の中でこれだけ待たされたらそうなるか)
蘭子「ぁ…あ、あの…誰か…?」(ソワソワ
P(ここだな…足音でも鳴らすか…)
(コツン
蘭子「」(ビクッ
蘭子「な、何奴っ!(…だ、誰ですかっ?プロデューサーですか?)」
(シーン
蘭子「我だけに届き、闇よりの戯れか…(気のせいかな…)」
22:
P(ちひろさんがカバンになんか驚かせるグッズ入れてくれてたはずだが…えーっと…。こんにゃく…)
蘭子「…あ、あの…、誰がいませんかー」(ソワソワ
P(もしかして横においてある釣竿ってこの時のためか…原始的な…まぁ、いいや。やってみるか)(ゴソゴソ
蘭子(後ろから気配がする…)
P(できたけど…ここは王道に首筋かな。ツインテだから後ろから狙いやすいし、ほれっ)
蘭子「やっぱりプロデューサーが…
(ペタッ
蘭子「っっっ!!!ひゃっうっ…っっっ!!?!」
24:
蘭子「なっ、やっ、闇がっ(いやぁっ!な、何なんですかっ?! や…やめてくださぃっ…やぁんっ!!」
P(蘭子、声に出てるぞ)
蘭子「いやぁっ、やぁ、あ、あぁん!」
蘭子「やめっ…やあぁあん、…やめてはぃょぉ…」(グスッ
P(やばっ、やりすぎたか!?)(サッ
蘭子「グスッ…プロ、プロ…デューサー…、グスッ…どこにいるのぉ…」
27:
P(後ろにいるんだけどなぁ)
蘭子「グスッ…(あぁ、そうだ…きっとドッキリなんだよね…。じゃあ、泣いてちゃだめ…もっと…もっと)」
蘭子「グスッ… フッ、フフフ、このようなこと他愛な、ないわっ(こ、こんな感じかな)」
P(恐るべきプロ根性…)
P(じゃあ続けないとな)(ニヤリ
30:
……

蘭子「この闇の静粛心地が良い(しばらく何もない…)」
P(待つのも疲れるな…)
P(さて、次の小道具は…ボイスレコーダー?あ、メモがある。この字は小梅か?)
P(「本物の霊の声」って…俺が怖いんだけど…、まぁ、やってみるか)
蘭子「ええいっ、終焉の時はまだか!(いつ終わるんだろう)」
P(じゃあ…)
(ピッ
31:
蘭子「」(ビクッ
P(ん?何も聞こえないぞ、壊れてるのか)
蘭子「な、なにっ…何の声っ!!」
P(ん?え、おいおい、どういうことだ?!)
蘭子「はっ、いや、と、とっ止めて、もうやだぁ…やだよぉ…聞きたくない、やぁああぁあぁっっ!!!」
33:
P(これは、やばいな、一旦止めよう)(ピッ
P(ふぅ、これでひとあんし…)
蘭子「やぁああぁん、来ないでよぉ…グスッ、グスッ…どうして…グスッ…止めてくれ…っ…くれなぃんですかぁ…」
P()
蘭子「やだぁ、やだょぉ…やだぁぁ、おっ、おかあさん、たっ、助けて…助けてはぃよ…」
36:
P(と、とりあえず、このレコーダーを何とかしないと、何かなかっ…っ!)(ソワソワ
小梅(だ…大丈夫ですか…?)
P(っっっ!!!)
P(なんで後ろにいるんだよ!!!)
小梅(…プ、プロデューサーさんが困ってるって…ゆ、夢で見て…!)
P(そ、そうか…、とりあえず何とかしてくれ…蘭子がちょっと放送の域を超えそうだ…)
蘭子「やぁんっ、あっ、あぁあっ、あぁぁん!」(ビクンビクン
38:
小梅(わ、若い女の痴情のもつれで死んだ霊が、ず、ずっと色情に迷う心を語りかけてます…しかも…共鳴してます…)
P(そ、それで)(チラッ
蘭子「はっ…ん!んんっ!はぁ、はぁぁ!!いやっ、へっ、へんなぁあん、ん、ち、力がっあぁああん!!」
40:
P(小梅ー!!)
小梅「(ビクッ」(ピッ
小梅(…こ、これで…)」
蘭子「はぁっ、あ、はぁ…んっ、はぁっ、はぁ…な、何が…ハァ…ハァ…お…おこ、おこったの…」
P(助かった…というかもっと軽いの持ってきてくれ…)
小梅(…ご、ごめんなさい…、連れて帰ります…)
P(お、おぉ…頼む…)
(ガチャ (バタン
43:
蘭子「」(ビクッ
P(…あれ、どうやって入ってきたんだ…)
P(そろそろ可哀想だな…)
蘭子「…ハァ…ふ、フハハ、こ、このようなこと、たっ、たわっ、他愛もない!」
P(頭回らなさ過ぎて、さっきと同じ事言ってる…)
P(じゃあ、やるしかないか)(ニヤリ
44:
……

蘭子(次は何だろ…怖くないといいな…)
P(さて、さっきからずっと肩肘張ってるからリラックスさせてやるか)
P(無言じゃテレビ的に面白くないしな)
(ガチャ (スタスタ
蘭子「きた…っ」(ビクッ
P「おーい、蘭子」
蘭子「プ…プロデューサー…?」
47:
蘭子「プロデューサーですか?!早く開放してくださいっ!」
P「どうした、何かあったのか?」
蘭子「え、いや、だって…」
P「俺が部屋を出てから1分と経ってないんだけど…」
蘭子「えっ?!」
P「後、この部屋に持ち込みカメラがあってドッキリだから、リアクション頼むな」(ボソッ
P「2,30分したら終わるから、いけるか?」(ボソボソッ
蘭子「わ、我に不可能などない(分かりました…)」
50:
P「じゃあ、頼むな。あ、そうだ差し入れで、その衣装じゃちょっとこの部屋暑いだろう?」
蘭子「ククク、我への貢物か!心の底から味わってしんぜよう!(ありがとうございます!なんですか?)」
P「さっき下の自販機でコーヒーを、な。あ、ストローあるから近付けるぞ」
蘭子「ククク、この味、血が滾るわ(に、苦い…)」
P「一応、微糖だったんだが…、まぁ今ぐらいしか水分取れないし、熱中症になったら大変だから我慢してくれ」
蘭子「フフッ、我に命令とは…其方も翼を持ったか(はい…我慢します…。に、苦ぃよぉ…)」
P「お、じゃあ、ちょっと出てるな。頑張れよ」
蘭子「我が真の力を見よ!(超やる気!)」
(ガチャ (バタン
蘭子「我友も飛び立つ時か…(プロデューサー行っちゃった)」
蘭子「どれ、次に覚醒する我が翼、磨いておこうか(30分待つぐらいならへいきー♪)」
54:
……

蘭子「あれから刻が止まったかのようだ(もう30分過ぎたんじゃ…)」
P(正確にはもう1時間、か。目隠しで時間間隔がなくなったのか?)
蘭子「そろそろ黄昏も恋しいものだ(目隠しとってくれないかなー)」
P(さっきから饒舌だな)
蘭子「やはり我が身、縛られるなど論外(ちょっと…危ないかも…)」(ソワソワ
P(蘭子がそわそわし始めた)
56:
蘭子「ククク、こんなことで…せ、聖水を…(と、トイレに行きたい…)」(ソワソワ
P(やっときたか!)
……

P(また、あれから1時間)
蘭子「………」(ソワソワ
蘭子「は…早くドッキリを…!(我の心を揺さぶる者はまだか!)」(ソワソワサスサス
P(逆だ、蘭子)
59:
蘭子「早く…早く我の力解放せんことを!(は?や?く??!)」(ジタバタ
P(もはや足の動きを抑えきれていない)
蘭子「…ッ…フフフッ、わ、我…我には…」(ブルブル
P(そろそろいいか)
P「おい、大丈夫か?蘭子?」(肩ポン
蘭子「っっっ!!!????????んん!っっっっっんんん!!!」
蘭子「ううぅぅうっ…くぅっ…ん…!ふっぅぅっ…ふあぁ…あぁ…あっ…あっ」
蘭子「んううううううううううううううううううっ!?ああっ…あふっ…ふあぁっ…あぁ…あっ…あっ」
蘭子「ふぁぁぁぁっ…あぁっ…はぁっ…あ、あふぅっ……ぁはぁぁぁ…」
蘭子「………グスッ……グスッ……」
P「あっ」
蘭子「……ふぇっ…ふわああああぁぁぁあぁあああぁぁぁああんん!」
P「」
63:
………
……

ちひろ「……この映像はお蔵入りです」
P「…はい」
ちひろ「大体持ち込みカメラだったからいいものの、何をしてるんですか」
P「…ごめんなさい…」
ちひろ「いい大人が…」
P「…上げる頭もございません……」
64:
(ガチャ
蘭子「煩わしい太陽ね(おはよう! )」
ちひろ「おはよう、蘭子ちゃん」
P「おは…」
蘭子「なっ…そのビデオ……」
蘭子「??????っっっ!!!」
蘭子「我が下僕!恐怖の意味を知りなさい!!」
-おしまい
66:

67:
乙にゃあ
6

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