杏「♪こ・こ・こたつの」きらり「大爆走〜♪」back

杏「♪こ・こ・こたつの」きらり「大爆走〜♪」


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1:
事務所のコタツは温かい ちひろさんにゃ渡せない 
 コタツを愛する杏には 事務所の片付け許せない
 愛されて数週間の事務所コタツ。
 その常連は杏ときらり。
 皆が愛するコタツはいつでも満員御礼。
 そしていつの間にかコタツは二卓に。
 今日も杏INコタツ一号。
 向かいにはきらり。いつもの体勢である。
3:
「……あー、幸せだ……」
「杏ちゃんが幸せで何よりだにぃ ミ☆」
「これで仕事がなかったら最高なのになぁ……」
「仕事をしにゃーと、ご飯が食べられなくてハピハピできにゃーよ?」
「きらり?」
「んー☆」
「養って?」
「うきゃ☆ 杏ちゃん、きらりにプロポーズすぅの?」
「……その発想はなかった」
「恥ずかしゃーよ?」
4:
「うん、違うからね? プロポーズじゃないからね?」
「残念だにぃ……」
「そんなことより、きらり、ジュース取って」
「ん??」
 立ち上がり、事務所隅の冷蔵庫へと向かうきらり。
「ないよ?」
「しょーがないなぁ、及川印の牛乳でもいいよ」
「ないよ?」
「何があるの?」
「スタドリとエナドリ」
6:
「それはいらない」
「おいしいよ?」
「飲んだ瞬間はね。飲んだ次の日の疲労と倦怠感は洒落になんないよ?」
「危ないにぃ」
「他にないの?」
「……蜂蜜とホイップクリームが……あ、名前書いてある」
「ふーん」
「かな子」
「……凄いなあ……」
「甘甘ばっちしだにぃ」
8:
「それで、結局飲み物は?」
「にゃーす」
「ちなみに、おやつは?」
「にゃー」
「なんにもないの?」
「ドーナツの素があるにぃ、名前書いてある」
「なんとくなくわかるから、いいや」
「なんにもないと……」
 ぐぅ、ときらりのお腹が鳴った。
「食べたくなう」
9:
「出前頼むか、何か買ってくるか」
「きらりは、最近のコンビニ弁当はかなりイケると、Pちゃんに聞きました」
「食べたいの?」
「うきゃ」
「うん。別にいいけど、買いに行くのはめんどくさいし寒いなぁ」
「コタツは二つありゅよ?」
「ん? あるけど、それが……」
 ガコン
「へ? なに? 壁が……」
 壁がスライドして、ディスプレイが現れる。
10:
「なにこれ」
「コタツ二号遠隔操作システム ミ☆」
「ごめん、きらり。よくわかんない」
「晶葉ちゃんが作ってくれたんだにぃ」
「なにを?」
「コタツ二号遠隔操作システム」
 一枚の紙を杏に渡すきらり。
 それはコタツ二号操縦マニュアル。
 開発者・池袋晶葉
 コンセプト協力・南条光
 自走式コタツ 通称「ライドヒーター」
 温いまま爆走する超マシン。極希に、中に猫(みくにゃん)が入っている。ウサミン星人は入ってない。多分。
 温いけど、基本遠隔操作なのであまり意味がない。
 事務所に設置されたディスプレイには、ライドヒーター全部に設置されたカメラからの映像が映る。
11:
「……これをどうしろと」
「ライドヒーターちゃんにお買い物に行って貰うにぃ」
「は?」
「コタツ布団についたポーチにお金とメモを入れて、コンビニまで走らせゆの」
「マジか」
「マズィ♪」
「……冬のあったかハンバーグ弁当と、ミルクキャンディと、ペプシコーラ」
「ういうぃ?☆ 準備すゆよ」
「何作ってるんだよ……晶葉」
 光ならしょうがない、と杏は思う。
13:
「発進だにぃ」
 ガコン
「壁が開いたぞ」
 コタツ二号のおいてある床面がスライド移動する。
 fourth gate open fourth gate open 
「なんか聞こえてきた!?」
 
「ライドヒーター、発進だにぃ」
「……コタツって凄かったんだ……」
「system allgreen stand by let's go」
「きらり?!」
14:
「ごぉ ミ☆」
 ライドヒーターはホバークラフトのように浮くと、走り去っていく。
「すげぇ……コタツすげぇ……」
「晶葉ちゃん、すごすご!」
15:
・・・・・・・コンビニ
「蘭子おねーさん、こんにちはでごぜーます」
「か弱き幼子よ、我が前にまみえし刻を再び恐れぬか(こんにちは、久しぶりだね、仁奈ちゃん)」
「仁奈はお買い物でごぜーますよ。お昼ごはんを買いやがるのです」
「忌まわしき、されど豊饒なる糧こそ我が命脈の血筋に連なる運命か(カロリー高いモノほど美味しそうだから……迷うなぁ)」
「仁奈はこれに……」
「運命に導かれし暗黒の珠よ(決めた。このおにぎりにしよう)」
「……」
「? 失われし幼子?(仁奈ちゃん、何処行ったの?)」
 キョロキョロ
 いない。
 仁奈の姿は何処にもない。
「隠されし幼子の奇しき宿命は深遠たる迷宮へと?(どうしよう、仁奈ちゃんがいなくなっちゃった)」
16:
・・・・・・・・・事務所
「あれ? 電話……ちひろさん、いないのかな……。はい、もしもしモバプロです」
「ん? 杏だよ。あ、蘭子……ごめん、ゆっくり喋って、早口で聞こえない。何慌ててるの?」
「にょわ?」
「蘭子から電話。なんか慌ててて、よくわかんない」
「そろそろライドヒーターが帰ってくるにぃ」
「そっちは任せるよ」
「にょわ☆」
 再び壁がガコンと開く。
「もしもし、蘭子? ねえ、なにがあったのかわかんないんだけど……お願い普通に喋って。え? 仁奈が? 行方不明?」
17:
「にょわ?」
 きらりの口調の変化に、杏はライドヒーターに目をやった。
「こんにちわでごぜーますよ、杏おねーさん、きらりおねーさん」
 コタツの上に仁奈がちょこんと座っている。
「コンビニで見かけたので、乗ってみたですよ。まさか事務所に連れてきやがるとは……」
「もしもし蘭子? 仁奈はこっちにいるよ。……大きな声出さないで」
 不思議そうな顔のきらりに状況を説明。
 どうやら、仁奈は蘭子に何も言わずライドヒーターに乗り込んだらしい。
「仁奈ちゃん!」
「きらりおねーさん?」
18:
「コタツの上に座っちゃ、メッ!」
「!! 仁奈としたことが、とんでもねーことをしたですよ。ごめんなさい」
 そそくさとコタツから降りて、ごめんなさいと頭を下げる仁奈。
「謝れりゅ仁奈ちゃんは良い子良い子」
 おいておいでと手を伸ばすきらり。ぽてぽてと歩いた仁奈はきらりの膝の上にお座り。
 それを横目で見ながら杏は…… 
「もしもし? うん、仁奈はコタツに乗って……」
「ライドヒーターだにぃ」
「……ライドヒーターに乗って、事務所に来たから。え? あ、ライドヒーターはコタツ二号の名前」
「うん。私もよくわからないけど、とにかくそういうことだから。え? なに?」
19:
一旦受話器を耳元から離す杏。
「ねえねえきらり」
「にょわ?」
「蘭子が、ライドヒーターを信じてくれないんだけど」
「困った蘭子おねーさんでごぜーますね」
「仁奈から言ってやって」
「わかりました」
 受話器を受け取る仁奈。
20:
「蘭子おねーさんでごぜーますか? 仁奈ですよ? ……ごめんなさいです」
「だけど、ライドヒーターに乗りたくて乗りたくて我慢できなかったのでごぜーます」
「ライドヒーターは前に、晶葉おねーさんに見せてもらったのですよ? はい? はい。はい。杏おねーさんに伝えやがります」
 受話器を再び杏に返しながら、
「蘭子おねーさんも乗ってみたいと言ってやがります」
「えー、それはちょっと」
 がこん、と壁が開いた。
「にゃはっ☆ ライドヒーター、発進!」
「きらり?!」
「BGMが変わってる!?」
「ごぉ!」
「ゴーでごぜーます」
「なんで二人ともノリノリなの……」
22:
自分監修のマシンを街で見かけてテンションの上がった光に乗っ取られたライドヒーターが帰ってくるまであと五分。
 無視されたと思った蘭子が半泣きで電話してくるまであと七分。
 今日も事務所は平和です。
23:
以上お粗末様でした
 ……仁奈ちゃんをコタツに乗せて走らせたかった。ただそれだけなんだ……
2

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