未央「私の人気投票の順位は……２０位くらいとみた！」モバＰ「」back ▼
未央「私の人気投票の順位は……２０位くらいとみた！」モバＰ「」
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9：
P「…いや、そのな……はは……」
卯月「未央ちゃんはけんが――」
凛「き、きっと未央が大好きなファンは居るから！」
未央「卯月は何位だったの？」
卯月「えへへっ、２９位だよ！」
未央「凛は？」
凛「……う、うん」
未央「えへへ、いいじゃんそのくらい教えなよー」
凛「……ごめん」
未央「うーん、じゃあ１０位くらい？」
凛「そのくらい……かな？」
未央(じゃあ私はそのちょっと上かな)ﾆﾔ
19：
みりあ「なにしてるのー！」
未央「あ、みりあちゃんだ☆おっはよー！」
みりあ「未央さん……おはようございます♪……げ、元気出して下さいねー」
未央「みりあちゃんは何位なの？」
みりあ「えっ？…あっ！」ﾁﾗｯ
P「！！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
みりあ「……な、何のことですかー♪」
未央「もうっ！決まってるじゃない！」
未央「総選挙のことだよ」
みりあ「え、えー？……総選挙のことですかー？」ﾁﾗｯﾁﾗｯ
P「……」ﾌﾟｲｯ
凛「……」ﾌﾟｲｯ
みりあ「…」ｸﾞｽｯ
31：
みりあ「えっと……」
未央「……」
みりあ「…その……」
未央「……あ、そうだ！みりあちゃん！発表前でドキドキすると喉乾かない？」
みりあ「！……は、はいっ！乾きますね」
未央「でしょー☆だから私、飲み物買ってきたんだ！飲んできなよ！」
みりあ「……はい？」
未央「ケーキもあるよ！一緒に食べてきなよ☆」
みりあ「え、その……」
未央「いいっていいって?、どーせ食べきれないんだから他の子にも分けるつもりなんだから」
みりあ「…ごめんなさいー、じゃあいってきます！」ﾀﾀﾀ
34：
P「……まさか」
凛「圏外だって気づいたのかな」
卯月「未央ちゃんは51位かなー」ﾆｺﾆｺ
――
凛「未央、急にどうしたの？」
未央「ん、何が？」
凛「いやだからさ、ケーキの話を振ってさ……」
未央「…え、それを聞くの？」ｼﾞﾄｯ
凛「…ごめん、でもいつまでも黙ってなんかいられないから」
未央「……みりあちゃんは頑張ったよ？CDデビューから選挙中のラジオまで、なのにさ――」
未央「――圏外だって言わせたら、みりあちゃん悲しむでしょ？」
P(何故だろう)ｸﾞｽｯ
凛(涙が止まらない)ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
43：
未央「何だかんだ言ってこの事務所好きだからねー☆惚れた弱みってヤツ？なーんて！」
凛「…うん……そうだね……」ｺﾞｼｺﾞｼ
未央(…え？…今のは突っ込んで欲しかったんだけど)
凛「…あのね？未央、ちょっと聞いてくれる？」
未央「お、おーう！この本田未央に恋バナでも悩み事でも何でもこーい！」
凛「気を持って聞いてね？未央の順位は――」
ﾊﾞﾀﾝ
川島「……おはよ」
未央「あ、川島さんおはようございま……っ！？」
P(二日酔い、だな…)
凛(未央もあんな風に…)
46：
卯月「安心してください！川島さんはきっと52位ですよ！」ﾆｯｺﾘ
凛「黙ってて」
P「すみません、卯月は悪気は無いんです」
川島「卯月ちゃんありがと、でもいいのよ……」
未央「いいって…何がですか？」
川島「諦めが付いたってことよ」
未央「！？」
川島「アイドルを続けてね、色々分かったの」
川島「……特に私の限界」
未央「でも第一回は……」
川島「そうね、総選挙第一回で10位でお祝いしたわね、懐かしいわ」
川島「でもそこで思ってしまったのよ、もしかしたら次は上位狙えるんじゃないかって錯覚したの」
川島「だけど結果は惨敗」
47：
川島「報を覚えてる？最初は25位までしか表示されなかったのよ」
P「…まさか」
川島「最低でも……最低でも26位を信じたわ」
凛「…」
川島「そして……改めて見ると50位まで一気に表示されたの」
川島「……まだ信じてたわ、結果発表まで信じて信じて信じ続けてね」
川島「そこでようやく気付いたのよ」
川島「いくらアンチエイジングをしても、本物の若さには叶わないって……」
55：
凛「そんな……楓さんは3位だし、菜々さんや早苗さんだって……」
川島「……ねぇ卯月ちゃん、私は何歳に見える」
卯月「うーん、29歳ですか？」
凛「…卯月」ｲﾗｯ
川島「…いいのよ、楓さんは？」
卯月「21歳位？」
川島「早苗さんは？」
卯月「20歳」
川島「菜々ちゃんは？」
卯月「……2×歳位ですか？」
川島「そういうことよ、あの子達は天性の若さ保っているの」
川島「つまり才能よ」
60：
川島「プロデューサーさん」
川島「良い夢見せてくれてありがとう。楽しかったわ」
P「川島さん……」
未央「……なんでそこで諦められるんですか？」
川島「ごめんなさい」
未央「第一回から圏外だった子達が今、50位以内を目指して頑張ってるんですよ！」
川島「そうね、だけど――」
未央「私より上位だった癖に、私より仕事が多い癖に、私よりネタにされる癖に！」
未央「他の子もファンも、ずっとあなたの持つ切符を欲しがってたんですよ、それを――」
未央「どうして…どうしてっ…順位に入らなかっただけでそこで捨てられるんですか！」ｸﾞｽｯ
77：
未央「ひぐっ……うえぇ……」
凛「…」ｷﾞｭ
P「川島さん、目に見える数値を追う気持ちは分かりますが、囚われてはいけませんよ」
川島「……OLが営業成績見ずに何を見るのよ？」
「あら、ここにいたのね」
P「！」
川島「誰？」
79：
和久井「瑞樹、探したわよ」
川島「留美！？何しに来たのよ？」
服部「私も居るわよ、呑みに行く約束じゃない」
三船「志乃さん達も、もう呑んでますよ」
川島「行かないとも言ったわよ！なのになんで……」
和久井「なぜって――」
和久井「だれかさんがつまらなさそうに酒を呑んでたからよ」
川島「……えっ」
川島「…」ﾎﾟｰ
和久井「早く行くわよ」
川島「ええ」ﾆｺ
卯月「朝からお酒飲むんですか？」ﾆｯｺﾘ
凛「いいから黙って」ｲﾗｲﾗ
83：
未央「プロデューサー、アイドルの世界って厳しいね」ｺﾞｼｺﾞｼ
P「……ああ」
未央「だけど楽しいね！」
P「ああ！」
未央「へへー、よーし決めたっ☆私が川島さんの仇をとるからねー！」
P「……あぁ」
卯月「じゃあ未央ちゃんの仇は私が取るね！」
凛「卯月、わざと？わざとだよね？」ﾑｶﾑｶ
「おっはよーごさいまーっす！！！」
86：
未央「茜ちゃん！おっはよー☆」
茜「あ、未央ちゃん…おはよう……」
未央「どうしたの茜ちゃん！元気無いぞ？もう一回だ！」
茜「……っ！？お、おっはよーございまーっす！！！」
未央「よーしその意気だー！特に私達は元気が第一印象だもんね！」
茜「…ア、アハハハハ！未央ちゃんは強いんですね！」
――
凛「……選挙の話しないね」
P「既に気付いたんだろうな、茜の挙動やら充血した目でな」
凛「ほんと、未央って察しがいいよね」
卯月「じゃあ茜ちゃんは53位かな！」
凛「ほんと、卯月って察しが悪いよね」
卯月「あ、そっか！川島さんと同着で52位だね！」
凛「もういいけど」
90：
茜「未央ちゃんが羨ましいな……」
未央「えー何がー？」
茜「私と未央ちゃんは……その……同じ枠組みなのに」
未央「同じ枠組み？Paアイドル組ってことかな？」
茜「…あ……え……あの他には川島さんと同じCDデビューしているのに……」
未央「川島さんと同じ……」
茜「圏が――」ﾊｯ
P「！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
凛「！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
卯月「あ、そっか！皆51位だって言ったら平和なんだね！」
P「」
凛「」
未央「……」
99：
未央「え……ははー……」ﾎﾛﾘ
茜「…あわわ」
P「その…未央……？」
凛「ファンは未央をちゃんと見てるよ」
卯月「未央ちゃん！頑張って！」
未央「何でだろう」ｺﾞｼｺﾞｼ
未央「…CDデビューしてから…安心しきってたのかな……」ｸﾞｽｯ
未央「……涙が止まらないや」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
未央「ごめん、ちょっと風当たってくるね……」ﾊﾞﾀﾝ
凛「……卯月」ｷｯ
卯月「ご、ごめんなさい！」
P「いや、いつかはこうなる事だった」
凛「っ！？……でも！」
P「だから励ますんだ、未央が川島さんを励ましたように俺達もな……！」
卯月「頑張りますっ！」
112：
屋上
未央「…下積み長かったからねー、初シングルも自信あったんだけどなー」ｸﾞｽｸﾞｽ
未央「うーん、ぬか喜び、ぬか喜びだったかー」ｺﾞｼｺﾞｼ
「ドーブラャウートラ」
未央「…えっ？」
「？……ドーブラャウートラ」
未央「ハ、ハローハロー！おーけーおーけー、だからストップ！」ｺﾞｼｺﾞｼ
「ニェート、それはロシア語じゃありません…英語です」
未央「もーう！どうせ日本語しか喋れないよ！意地悪しないでよ！」
アーニャ「フッ、どこか寂しそうなのでシャースティエ、幸せ届けにきました」
117：
アーニャ「それで、なんで泣いてたんですか」
未央「…あはは……えーっと……そのね……総選挙かな……」
アーニャ「あー、ダー……結果が気になるんですか」
未央「……うん」
アーニャ「未央はアイドル楽しいですか？」
未央「それは楽しいよ……けど……」
アーニャ「選挙は別ですか？」
未央「うん、私はね、モバマスプロずっと初めから居たんだよ」
未央「そして凛が表舞台に立ってから、モバマスプロが大きくなって、後輩もどんどん増えた」
未央「もちろん嬉しかったし楽しかったよ、そして後輩が次々にデビューして……私は一緒に喜ぶけど、それからまたレッスン」
未央「気付いたら前にも後ろにもひたすらレッスンを続けてるのは私だけだった……」
126：
未央「そしてやっとCDデビューとSR化果たしたのに」
未央「私は卯月より2歳若くてお尻のサイズが同じなのに」
未央「ラジオ回抜いたら私がシンデレラ劇場の登場回数一番多いのに」
未央「なんで順位に入らないんだろうって……」
アーニャ「ニェート、未央、あなたは勘違いしています」
未央「……勘違い？」
アーニャ「ダー…ファンの数では確かに下かもしれませんが」
アーニャ「モバマスプロの一番初めから居て皆から愛されるズヴェズダ、つまり星じゃないですか」
P「みおぉおおお！」ﾊﾞﾀﾝ
凛「未央！」
卯月「未央ちゃん！安心して！皆同着51位だよ！」
アーニャ「私はそれが一番羨ましい…です」
132：
未央「みんな……」
P「すまなかった、復刻ガチャを先に出して貰えればまだ行けたかも知れないのに……」
凛「ごめんね、未央が落ち込むのが怖くて口に出せなかった」
卯月「皆同着51位だから誰も悲しまないよ！」
未央「アーニャ……ありがと」
アーニャ「ニェート、朝なのに天体観測が出来ました」
未央「よーし！次は凛にも負けないからね☆本田未央の大復活見せてやる！」
未央「あ、次はアーニャも一緒に順位に載ろうね」
アーニャ「ダー」
136：
未央「うん、やるよ私なんか燃えてきたぁああ！！」
アーニャ「ハラショー、その意気…です」
未央「ん？ところでアーニャは何しに来たの？」
アーニャ「そろそろ、新アイドルグループのCDの収録なので凛を呼びに来ました」
未央「えっ」
未央「あれ一位から五位まで人だけしゃ……」ﾁﾗ
凛「……ご、五位だよ？」
未央「えっえっ……」
未央「……あ、アーニャ先輩は……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
アーニャ「二位」ﾆｺ
卯月「…」ｿﾜｿﾜ
未央「う、卯月は……？」
卯月「29位！」ﾆｯｺﾘ
未央「安心した！」ﾎｯ
そして本田未央はデスメタルに傾倒したのは別の話
137：
終わり感謝
138：
乙
13
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未央「私の人気投票の順位は……２０位くらいとみた！」モバＰ「」
元同僚Bに呼び出されて行ってみると、自分の彼女Aは泣いてるしBは「A泣いてるよ？」と責めてくるし意味が分からなかった。
【超閲覧注意】これが巻爪の最終形態らしい
テイルズオブエターニア買ってみたんだがｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
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