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穂乃果「吐き気がするくらいことりちゃんが嫌い」


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1:
海未「穂乃果、おはようございます」
穂乃果「海未ちゃんおっはよー!」
ことり「おはよう、穂乃果ちゃん♪」
穂乃果(うわあことりちゃんだ)
ことり「おはよう、穂乃果ちゃん♪」
穂乃果「あ、うんおはようことりちゃん」
2:
絵里「はい、ワンツー、ワンツー」パンパン
 にこ「ちょっと穂乃果遅れてるわよ!」
穂乃果「ごめーんにこちゃん。穂乃果ここ苦手だなあ……」
 にこ「なに弱音吐いてんのよ! ラブライブまで時間ないんだからしっかりしてよね!」
ことり「大丈夫だよ穂乃果ちゃん! ことりここ得意だから教えてあげるね♪」
穂乃果(うわあうざい)
4:
凛「穂乃果ちゃ?ん、放課後ラーメン食べにいくにゃー!」
穂乃果「お! いいねえ凛ちゃん! ラーメン食べよー!」
 海未「ダメですよ穂乃果。今の体型をキープするようにいつも言ってるじゃない
ですか。またダイエットしたいのですか?」
穂乃果「え?たまにはいいじゃ?ん」
 海未「ダメなものはダメです」
穂乃果「ちぇ?海未ちゃんの鬼ー!」
 海未「なんとでも言ってください。ラブライブで優勝する為なら私は
 鬼でも悪魔にでもなります」
5:
凛「え?穂乃果ちゃんラーメン食べないのー? 残念だにゃー……」
ことり「海未ちゃん、穂乃果ちゃんここのところ食事制限もトレーニングもきちんと
できてるしたまにはいいんじゃないかな?」
 海未「ことりまで何を言ってるんですか。完全な状態でラブライブに望まなければ
勝てるものも勝てなくなります」
ことり「でも我慢ばかりじゃ心が完全じゃなくなっちゃうんじゃないかな?」
 海未「ことりがそこまで言うなら……」
穂乃果(やるじゃん)
ことり「決まりだね! ことり何ラーメンにしようかな?♪」
穂乃果(呼んでねえよ)
 凛(呼んでないにゃ?)
6:
凛「とんこつおいしいにゃ?」ラーメンズルズルー
穂乃果「ここのお店はとんこついだよね!」ラーメンズルズルー
ことり「穂乃果ちゃんと凛ちゃんと同じのにしたけど、ことりには
ちょっと重いみたい」
 凛「ことりちゃん、無理して食べるのは良くないにゃー。凛が手伝うにゃー」
ことり「でも、ことり二人と同じものが食べたいから……。もう少し頑張ってみる!」
穂乃果(マジでうぜえ)
7:
教室
 海未「鞄をごそごそと何か探してるのですか?」
穂乃果「あ、うん。次の授業で使う教科書が見当たらなくて。忘れちゃったのかも」
ことり(……)
 海未「机の中は確認しましたか?」
穂乃果「うーん、さっき探したけど無かったよー」
 海未「よく探したんですか? 穂乃果の机の中は整頓されていないですから
どこかに紛れているかも知れないですよ?」
穂乃果「う、何気に海未ちゃんキツイな?。 もう一回探してみるよ……」ガサゴソ
 海未「ゴミ箱みたいですね」
12:
穂乃果「あ! あったー!」ゴマダレー
 海未「ほら見なさい。普段からキチンと整頓していればこんな風に慌てなくて済んだ
のですよ?」
穂乃果「ごめーん海未ちゃん」
ことり「良かったね穂乃果ちゃん♪」
穂乃果(あ、居たんだ)
13:
穂乃果(何かこの教科書、いつもと違う気がする……。 私こんなダサい落書き
したっけ……?)
 先生「ん? なんだ南。教科書忘れたのか?」
ことり「はい、すみません」
穂乃果(ことりちゃんは馬鹿だなあ。鳥頭なのかな?)
15:
放課後 屋上
 真姫「ねえ、穂乃果ってことりのことどう思ってるの?」
 
穂乃果「きゅ、急にどうしたの真姫ちゃん」
 真姫「何だか……ことりに対する反応が素っ気ないように見えるんだけど」
穂乃果「そんなことないよー。ことりちゃんは幼馴染なんだから」
 真姫「それならいいけど……。何かあったなら言いなさいよ、その、私たち、仲間……なんだ
から///」
穂乃果(うわあ真姫ちゃん可愛いなあ)
16:
真姫「ちょ! ちょっと何よ穂乃果抱きつかないでよ!」
穂乃果「えへへ?真姫ちゃ?ん」モギュー
 
 真姫「なんなのよもう/// 意味わかんない///」イミワカンナイ
穂乃果(ちょろい)
17:
先生「はーいじゃあ今日はバスケットをやります。 パスの練習をするので二人組を
 作ってください」
ことり「穂乃果ちゃん」
穂乃果「海未ちゃーん! 一緒にやろう!」
 海未「ちょっと穂乃果、引っ張らないで下さい!」
ことり(穂乃果ちゃん元気いっぱいだなー)
18:
ことり「穂乃果ちゃーん! 一緒に帰ろ♪」
穂乃果「あ、うん。 海未ちゃーん帰ろー!」
 海未「すみません、今日は弓道部の後輩に用事があるので先に帰っていて下さい」
穂乃果「そっかー。わかったまた明日ね海未ちゃん!」
ことり「今日は二人きりだねー♪」
穂乃果(ふざけんなくそ)
19:
ことり「穂乃果ちゃん歩くのいー!」トテトテ
穂乃果「普通だよ」スタタタ
ことり「ひい??待ってええ……」
穂乃果(うわあ気持ち悪い)
21:
穂乃果「ことりちゃんアレやってよ」
ことり「アレってなあに穂乃果ちゃん」
穂乃果「ちゅんちゅん言うやつ」
ことり「はい、チュン♪チュン♪」
穂乃果(うわあ気持ち悪い)
22:
ID変わりまんこ
真姫「ねえ絵里……。 穂乃果とことり、何か変だと思わない?」
絵里「真姫も気が付いた? 何だかあの二人距離あるわよねえ」
真姫「ええ……。 穂乃果はことりのこと嫌いなのかしら」
絵里「まああのことりだからねえ(笑)」
真姫「仕方ないわよね(笑)」
24:
ことり「穂乃果ちゃ?ん」
穂乃果(うぜえ)
 海未「ことり、穂乃果が嫌がっているでしょう」
ことり「あ、ごめん」
穂乃果「……」
 海未(ことりうざいですね)
26:
にこ「こらー! ことりリズム狂ってるわよ!」
ことり「にこちゃん……。 ごめんなさい……」
 にこ「しっかりしてよね! あんただけよできてないの!」
ことり「ことり、頑張るから。 一生懸命やるから……」
 にこ(マジで使えねえ)
27:
希「え? 占って欲しい?」
ことり「うん。 ことりの、この先のこと……」
 希「別にええけど。 ことりちゃんはそれでいいん?」
ことり「え?」
 
 希「もし占いが悪い方に出たらどうするん?」
ことり「……」
28:
希「そんな顔してたら占いの結果にも影響出てまうで」
ことり「でも……ことり……」
 希「何を悩んでるかは聞かんけど笑顔を忘れたらダメやん? 
 ことりちゃんの笑顔は幸運を呼び込む力があるんやから」
ことり「希ちゃん……っ!」
 
 希(何かそれっぽいこと言ったら納得してくれた)
ことり「ありがとう希ちゃん! ことり頑張る!」
 希(占うのが面倒臭かっただけなんだけどね)
29:
花陽「ん?! 今日もおにぎりが美味しくて幸せ?!」
ことり「花陽ちゃんって本当おにぎり好きだよね!」
 花陽(だから何だようるせえな)
31:
ことり「今日も二人っきりだね穂乃果ちゃん」
穂乃果「そうだね」
ことり「海未ちゃんと出会う前もこうして並んで歩いてたよね」
穂乃果「そうだね」
ことり「穂乃果ちゃんは昔のこと覚えてる?」
穂乃果「あんまり覚えてないなあ」
ことり「ことりは覚えてるよ。 穂乃果ちゃんは昔からみんなの中心にいて」
穂乃果(うわあ語り始めた)
34:
ことり「ことり、穂乃果ちゃんが羨ましかった。 いつも元気で
 いつも先頭にいて、みんなの太陽みたいで」
穂乃果(興味ねえよ)
ことり「気づいたらことり、穂乃果ちゃんの隣にいた」
穂乃果(そいやいつも何かくっついてきてたな)
ことり「今もこうして穂乃果ちゃんの隣にいる。 ……でも、最近何だか遠く感じるんだ」
穂乃果「近くにいるじゃん」
ことり「そうなんだけど……。 心が遠いというか……」
穂乃果「あ、穂乃果家こっちだから。 じゃあねことりちゃん」
ことり「……うん。 じゃあね穂乃果ちゃん」
35:
ことり「ア、ホノカチャンオハヨウ」
穂乃果「え? 何か言った?」
ことり「ウウンナンデモナイ」
穂乃果(声小さくて聞こえねえよ)
37:
真姫「ことり、発声練習くらいちゃんとやってよ
ことり「マキチャンゴメンネ」
 真姫「聞こえないわよ。 やる気あるの?」
ことり「マキチャンゴメンネーバネバ」
 真姫「意味わかんない」
38:
海未「すみません二人共。 今日も用事が……」
穂乃果「そっかー。また明日ね海ちゃん」
ことり「バイバイウミチャン」
穂乃果(さっさと帰ろう)
40:
ことり「……」
穂乃果「……」
ことり「……」
穂乃果「……何かしゃべってよ」
ことり「ゴメンネゴメンネ」
穂乃果「謝られても困るよ」
ことり「ゴメンネ」
41:
部室
 絵里「今日は練習じゃなくて会議をします」
 にこ「何を話すのよ」
 絵里「ラブライブはもう目の前よ。 優勝するためにもっと完成度をあげなければならないわ」
 海未「それは分かりますが、なら練習をしたほうがいいのでは」
 真姫「海未の言うとおりよ。 最近どうも歌に乱れがあるわ。 もっと練習しないと」
 海未「ダンスも合わないことが多いですね」
 凛「何だか最近練習が楽しくないにゃー」
 花陽「ちょっと凛ちゃん……!」
42:
絵里「そう。 今日話すのはそれよ。 最近みんな練習を楽しんでいるかしら?」
 真姫「楽しく……ないわね」
 にこ「それだけ真剣ってことじゃない」
 絵里「いいえにこ。 以前の私たちは楽しいことを真剣にやってきたわ。 それが最近は
 上手くなることだけを考えてまるっきり楽しんでいない」
穂乃果(……)
43:
絵里「何でこうなったのか、みんな何となく分かっているんじゃないかしら?」
 希「チームを乱している空気……」
 絵里「私たちはチームよ。 一心同体のチーム。 みんなで一つなの」
 にこ「原因なんて一つしかないじゃない」
 絵里「そうね、みんなも分かっているだろうからはっきり言うけどあるメンバーの所為で空気が
 乱れているわ」
ことり(ナンダロシンゾウガイタイ)
 希「ことりちゃん……やね?」
44:
絵里「そう、ことり。 貴女の所為でチームの空気が乱れているの。 自覚はないんでしょうけど」
ことり「……ア」
穂乃果「……」
 絵里「ことり、貴女なの。 みんなが貴女を原因だと思っているわ」
ことり「ソウナノ?」
 真姫「嫌われてるって自覚ないの?」
ことり(バクンバクン)
45:
花陽「真姫ちゃん……! そんなこと言っちゃ……」
 真姫「何よ、花陽だっていってたじゃない。 ことりは何かキャラが被っててムカつくって」
 花陽「それは……」
 
 凛「別にことりちゃんとかよちんキャラ被ってないと思うけどにゃー。 ことりちゃんの方がよっぽど
 クズだにゃー」
 にこ「天然ぶってるのがムカつく」
 絵里「穂乃果はどうなの? リーダーの意見も聞きたいわ」
穂乃果「……私は」
ことり「ホノカチャン……」
47:
海未「私も嫌いです」
ことり「ウミチャン……」
 海未「いっつも穂乃果にべたべたくっついて。 穂乃果が嫌がっているのが分かっている癖に」
ことり「ホノカチャン、イヤガッテタ……?」
 海未「わざと私と穂乃果を遠ざけようとしたのでしょう? 私が最近穂乃果とことりと三人で帰らなかった
 理由、わかります?」
穂乃果「海未ちゃん……」
 海未「わざと二人きりにして、穂乃果がことりをはっきり拒絶するように仕向けたんですよ。 そうでも
 しないと穂乃果のことですからことりを嫌いと言わないでしょうし」
ことり「……」
48:
絵里「わかった? みんなことりを嫌ってる。 でもラブライブには9人で登録している以上
 ことりをクビにすることもできない。 だからせめて大会前に腹を割って話をして、お互い割り切った
 状態で練習しようってわけ」
 希「あ、ウチもことりちゃん嫌いやで」
 絵里「さあ、言いたいこともいったし練習始めましょうか」
49:
海未「さあ穂乃果、帰りましょう」
穂乃果「ごめん海未ちゃん、今日はことりちゃんと帰らせて」
 
 海未「はっきり嫌いっていうのですよ? それがことりの為でもあるんですから」
穂乃果「分かってる」
 海未「じゃあ、また明日」
穂乃果「うん」
51:
穂乃果「今日も二人だねことりちゃん」
ことり「ウン」
穂乃果「ことりちゃんに伝えなきゃいけないことがあるんだ」
ことり「ウン」
穂乃果「私、ことりちゃんが嫌い」
ことり「……ウン」
52:
穂乃果「多分、みんなよりずっとことりちゃんが嫌い」
ことり「ン」
穂乃果「昔から嫌いだった。 勝手についてきて、勝手に友達面して」
ことり「……」
穂乃果「ことりちゃんを受け入れてくれる人なんてどこにもいないよね。 みんながことりちゃんを
 嫌いなんだから」
ことり「……」
穂乃果「そうなるとことりちゃんは居場所が無くなって、やっぱり私のところにくるよね」
ことり「ウン……」
53:
穂乃果「ことりちゃんは、私を太陽みたいだって言ったよね?」
ことり「ウン」
穂乃果「私にとってことりちゃんは月なんだよ。 いっつも追いかけてきて。 でも追いつくことがなくて」
ことり「……」
穂乃果「月が夜を連れてこないと、太陽はずっと輝いてるんだよ」
ことり「……」
穂乃果「太陽も一年中輝いていると鬱陶してみんな嫌いになっちゃうと思うんだ」
ことり「……?」
穂乃果「つまり、私たちの関係ってそういうことなんじゃないかな。 ことりちゃんがいるから
 私は丁度良く輝ける。 ことりちゃんが嫌われているから、私が好かれる」
ことり「……」
54:
穂乃果「ことりちゃんは私がみんなの中心にいて、いつも先頭にいるって言ってたよね。 でも私
 あの時結構敵が多かったんだよ。 まあ人気者ってそういうものだよね」
ことり「ホノカチャン」
穂乃果「ことりちゃんが居てくれたから、私は今輝いているの。 私には、ことりちゃんが
 必要なの」
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「ことりちゃん。 これからもずっと嫌いです。 何があっても嫌いです。
 自分の教科書をこっそり私の机に入れるようなおせっかいさがたまらなく嫌いです」
ことり「……」
57:
穂乃果「吐き気がするくらいことりちゃんが嫌い」
ことり「うん……うん」
穂乃果「でも、ことりちゃんは私の隣にいなきゃ駄目なの。 他のみんなは関係ない。
 私が一番ことりちゃんを知ってるんだから。 私が一番ことりちゃんを嫌いなんだから」
ことり「ほの……かちゃん……」
穂乃果「……だから、これからも一緒にいてください」
ことり「穂乃果ちゃん……っっ! 大好き!!!!」
穂乃果(……やっぱり気持ち悪いなあ)
59:
穂乃果「ていう夢をみたんだー」
 海未「うわあ」
ことり「穂乃果ちゃん酷いよ?」
 絵里「何とも生々しい夢ね……」
 真姫「私凄い嫌な女になってるじゃない」
 にこ「え?真姫ちゃんはあんな感じじゃない?」
 凛「凛、すごいクズだにゃ?……」
 花陽「本物の凛ちゃんはいい子だから大丈夫だよ!」
 希「ウチ腹黒いな?」
ことり「夢の話でも聞きたくなかったよ?。 でも仲直りできたんだね♪ チュンチュン♪」
穂乃果(うわあ気持ち悪い)
おわり
74:
海末 『じゃあ今日は3人でかえりましょうか』
ことり『うん!海末ちゃんと穂乃果ちゃんと帰れるだけでわたしうれしいよ!』
穂乃果 『ことりちゃん気にしすぎだよ!なんかごめんね!』
ブーン。。黒塗りのワゴンが彼女らの横にとまった。
3人 『!?。。』
76:
真姫 『あなた達よかったら乗せいってあげてもいいのよ///ニコ乗っているし。』
ニコ 『ほらあんた達早くのりなさいよとろいわねえまったく!』
穂乃果 『ありがとう真姫ちゃん!』
海末 『ありがとうございます!だけど1人乗れないですね♪』
ことり 『……』
77:
ことり「……あ、あの!私、歩いて帰るね!」
ことり「ちょうど、次の衣装の買い物したかったし!」
穂乃果「ごめーん、ことりちゃん♪」
海未「では、また明日」
ことり「う、うん!バイバーイ♪」
ことり「……」
ことり「なんか最近みんな冷たいなぁ…」
ことり「えへへ…ことり、なんか悪いことしたかなぁ」トボトボ
78:
にこ「ねぇちょっと!さっきのことりの顔見たぁ?」
にこ「『私、無理してませんよ』とでも言いたかったのかしらね(笑)」
真姫「にこちゃん、言い過ぎよ」
にこ「あら、二人しか乗れないように、わざわざ私を拾わせたのはどこのどなただったかしら?」
穂乃果「なーんだ!真姫ちゃんもことりちゃんのことそんな風に思ってたんだね!」
海未「真姫も人が悪いですねぇ」
真姫「ナニソレイミワカンナイ!」
真姫「私はただ、にこちゃんと一緒に…///」
79:
花陽「――――でね、その時にこちゃんがね――ってあれ?ことりちゃんだ。1人で何してるんだろう」
花陽「おーい、ことりちゃ―――」
凛「ダメにゃ!」
花陽「り、りんちゃん?」
凛「誰にでも優しいところがかよちんの悪いところだよ!」
凛「ことりちゃんは、今みんなから嫌われてるの。仲良くしてるところを見られたら、かよちんまで嫌われちゃうよ?」
花陽「ソウダッタノォ!」
花陽「花陽、鈍いから全然気づかなかったよ。ありがと凛ちゃん!」
凛「どーいたしまして!じゃあお礼と言ってはなんですが、今からかよちんは凛とラーメン食べに行くにゃ!」ダッ
花陽「それを凛ちゃんが言うのはおかしいよぉ。ていうか花陽を置いて行かないで?」
81:
希(お、いたいた。やっぱり一人なんやね)
希(ウチもこんなことはホントはしたくないんやけど)
希(他ならね絵里ちの頼みとあったら断れんわなぁ。ごめんな、ことりちゃん)
希「おーい、ことりちゃーん!」
?回想?
希「ウチがことりちゃんに占いを?」
絵理「そうよ。そして何とか言いくるめて、ことりにμ'sをやめるよう仕向けて欲しいの」
希「そんなことしたらことりちゃん、傷つかへんかなぁ…」
絵理「希。これはことりのためでもあるのよ」
希「と、言うと?」
絵理「ことりは今、にこや1年生たちはおろか、穂乃果や海未にまで嫌われているわ」
絵理「このままことりがμ'sに居続けたらどうなると思う?」
希「それは…不協和音でμ'sがバラバラに…」
82:
絵理「違うわ。一番怖いのは、現在の無視や仲間はずれといった行為がエスカレートして
 イジメにまで発展してしまうことよ」
絵理「そうなればことりのお母様である理事長が黙ってないわ」
希「つまり、事が大きくなる前にやめてもらったほうが面倒なことにならずに済むと…」
絵理「さすが希。物分かりがいいわね」
希「でもそれって結局、ことりちゃんのためっていうより完全にウチらの都合やん?」
絵理「そ、そうともいうかしらね。」
絵理「それよりも!希はさっき言ったことをしてくれればいいの!」
希「ハイハイ。絵里ちお嬢様には敵いませんよー」
?回想終了?
83:
ことり「あ、希ちゃん。どうしたの?こんなところで」
希「どうしたはこっちのセリフよ。ことりちゃん、最近悩み事でもあるんちゃう?」
希「心なしか顔色も良くないような気がするし」
ことり「そ、そんなことはないと思うけどなぁ?」
希「とぼけないで、ことりちゃん」
ことり「!」ビクッ
希「次、正直に答えてくれへんかったらワシワシMAXやで?」
ことり「あははは……」ポロポロ
希「ことりちゃん?」
ことり「希ちゃんだけだよ……ことりと普通に接してくれるの…」ポロポロ
ことり「最近みんな、ことりに対して冷たいような気がするんだ……」
84:
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
―――――――――
ことり「―――で凛ちゃんたちにも逃げられちゃったんだ……えへへ……」
希(絵里ちから聞いてたよりもずいぶん深刻みたいやなぁ…)
希(このままウチが絵里ちに言われた通りに占いをするのは、果たして正しいことなんやろか…)
ことり「希ちゃん。希ちゃんもことりにはもう関わらないほうがいいよ」
ことり「ことりといても、きっと碌な事はないと思うし…」
希「そ、そんなことは…!」
ことり「ことりね、もうμ'sやめようと思ってるんだ」
87:
希「!」
ことり「ことりがいないほうがμ'sもうまくいくようになると思うとね、
 ことり、すごく嬉しい気持ちになるんだ」
希「……」
ことり「最初からこうすればよかったんだよね。最初からこうしていれば誰も傷つかなかったのに」
ことり「みんなから嫌われても、無視されても」
ことり「それでもみんなとμ'sを続けたいって思ったのはことりのワガママだったんだよね」
希「そんなことない!」
希「ことりちゃんは今まで…いや、これからもずっと、ずっと大切なμ'sの仲間よ」
ことり「希ちゃんはなんでことりに会いに来たの?」
希「え?」
ことり「ごめんね。盗み聞きするつもりはなかったんだけど
 ことり、さっき希ちゃんと絵里ちゃんが生徒会室で話してるの聞いちゃった」
91:
ことり「ことり、最後までみんなに迷惑かけたいとは思わないよ」
ことり「今までありがとう。たとえ嘘だと分かってても
 最後に希ちゃんがくれた優しさは、とても嬉しかった」
ことり「ことり……ううん。私、μ'sをやめます」
希「ことりちゃん……」
希「違うの、ことりちゃん。ウチ、ことりちゃんの話を聞いてるうちに
 自分がしようとしてることはいけないことなんじゃないか、って―――」
ことり「もういいの!今さらそんなこと言われたって……」
92:
ことり「私……私は、一体どうしたらいいの……?」
希「ことりちゃん!」
希「待って!逃げないで!」ダッ
希「みんなで話しあおう!これからはウチがことりちゃんの味方に―――」
キキー!
ドンッ!!!
希「こと…り、ちゃん?」
94:
ことりは意識不明の重体だった。
奇跡的に一命は取り留めたものの
医師によると、今後、意識が戻るのは何年後になるのか分からないという。
その後、μ'sの活動は当然休止され、再開されることは二度となかった。
μ's内でことりに対して起こったすべての出来事は、希によって理事長へと伝えられた。
95:
そして、凛たちが音ノ木坂を卒業して
3年目の春―――
希「ことりちゃん、今日は天気が良いよー」
希「散歩でもしたらすごく気持ちよさそうな小春日和やね」ノビー
ことり「……」
希「……あれれ?なんだか見覚えのある人達がこっちに向かってきてるみたいよ」
希「久々に全員集合、ってわけやな!」
ことり「……」
希「なぁ、ことりちゃん」
希「あの時ウチが、そしてみんながもう少しことりちゃんのことを考えて行動してたら
 違う未来が待ってたんかなぁ」
希「ごめんな、ことりちゃん。ウチもことりちゃんと同じステージでもっと踊りたかった…っ!」ギュ
ことり「……のぞ…み……ちゃん?」
  完
9

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