凛「地獄に一番近い場所」back

凛「地獄に一番近い場所」


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1:
屋上
凛「練習疲れたにゃ。帰りたいなあ」
花陽「もうすぐ終わりだから、もうちょっと頑張ろうよぉ」
凛「かよちん平気そうだね。前は凛より体力無かったのに」
花陽「そうかなぁ? ランニングとかしてるから……かな?」
凛「凛もしてるんだけどなー……」
3:
絵里「ほら凛、しゃんとしなさい?」
希「今日はどうしたん? いつもよりだいぶ疲れてるみたいやけど」
凛「凛にも分からないにゃ」
花陽「悪いものでも食べたのかなぁ……?」
凛「お昼にカップラーメン食べたくらいだよ」
絵里「風邪でも引いたのかしらね?」
にこ「真姫に見てもらえばいいじゃない。医者の娘なんだから」
真姫「医者の娘だからって、病気かどうかなんて分かるわけないじゃない!」
4:
凛「皆ごめん、凛もう帰るね」
穂乃果「ふらふらしてるよ? 送っていこうか」
凛「平気にゃ、一人で帰れるよ」
穂乃果「ならいいんだけど」
凛「ラブライブも近いのにごめんね、皆」
ことり「凛ちゃん、本当に大丈夫?」
海未「顔色もどんどん悪くなっていますが」
凛「ばいばい、皆」
花陽「凛ちゃん……」
7:
凛「ああ、そんなこと思っちゃ駄目にゃ」
凛「μ'sの皆はとてもいい子だしかよちんもいるし」
凛「とても居心地のいい場所なのに」
凛「なんでそんな風に思っちゃうんだろう」
凛「凛は悪い子にゃ」
凛「凛が悪いの?」
凛「凛は悪い子だから」
10:
凛「穂乃果ちゃんは周りを頼ってばかりで、言うことをころころ変える」
凛「海未ちゃんは恥ずかしがってる振りして人気取り」
凛「ことりちゃんは心の底では周りを見下してる」
凛「絵里ちゃんはリーダーぶってて鬱陶しい」
凜「希ちゃんはこの前一人焼き肉してた」
凜「にこちゃんはキャラを作ってるだけの腹黒」
凜「かよちんは凜を隣に置くことで優越感を満たしている」
凜「真姫ちゃんはことあるごとに凜を突き放す」
凜「仲間をそう思ってる、凜が一番のクズなんだけどにゃ」
11:
凜「なんでこんな風に考えちゃうんだろう」
凜「皆友達なのに」
凜「話してても、心の中ではこっちを馬鹿にしてるんじゃないかと思っちゃう」
凜「話してても、凜がいなくても多分この話してるんだろうなと思っちゃう」
凜「そんな自分が一番嫌にゃ」
凜「皆死ね」
凜「凛も死ね」
凛「皆はきっとそんなこと思ったこともないのに」
12:
凛「」
凛「」
野良猫「にゃー」
凛「」
凛「こっちおいで」
野良猫「にゃー?」
15:
廃工場
凛「」
野良猫「にゃ?」
凛「」
野良猫「ぎにゃ! ぐるっごろろろろ!」
凛「」
野良猫「にゃああ! ぎにゃああああ!」
凛「」
野良猫「ぎち、にゃあ、ぎいいいい……」
凛「」
野良猫「」
17:
帰り道
凛「」
凛「」
凛「猫ちゃん可哀相にゃ」
凛「けど凛の方がもっと可哀相にゃ」
凛「いや、違う。凛は可哀相なんかじゃない」
凛「クズで死ぬべきでどうしようもない」
凛「泣きたいけど、泣けないにゃ」
凛「多分悲しがってる振りだから」
18:
凛の家
凛「寝るにゃ」
凛「疲れたにゃ」
凛「疲れてるのかな、疲れてると思いこんでるだけかな」
凛「逃げたいから」
凛「」
凛「今でこんなんじゃ、就職したらどうなるんだろう」
凛「そんな未来のこと気にすることないのに、気になる」
凛「まだ大学も行ってないのに、凛が就職出来るのか気になる」
凛「皆は凛よりいい大学に行って凛より給料のいい職につくんだろうなあ」
19:
凛「凛はどうなるんだろう」 
凛「皆は今頃どんな話してるんだろ」
凛「先に帰った凛の悪口かにゃ?」
凛「あの時の凛の言葉、そっけなかったかにゃ」
凛「皆どう思っただろう」
凛「どうとも思ってないかもしれない」
凛「そこまで大きい存在じゃないんだろうし」
20:
凛「寝るにゃ」
凛「」
凛「」
凛「」
凛「」
凛「なんで今頃涙が出てくるのにゃ」
凛「一々おかしい」
凛「悲しいときに泣けなくて、悲しくないときに泣ける」
凛「早く眠りたい。眠って全部忘れたい」
凛「辛いよ、皆。助けてよ」
21:
凛「」
凛「」
凛「」
凛「」
凛「」
凛「ごめんね、皆」
22:
翌日 学校
花陽「凛ちゃん、昨日は大丈夫だった?」
花陽「誰もおまえの心配なんかしてないよ」
凛「一晩寝たら治ったにゃ! 凛はいつも通り、元気だよ!」
花陽「よかったぁ、心配してたんだよ……」
花陽「死ねばよかったのに」
凛「心配かけてごめんにゃ! 今日も練習頑張るよ!」
花陽「うんっ!」
花陽「二度と練習にこなくていいのに」
24:
真姫「いつもあれぐらいの方が有り難いけど。すぐに元に戻っちゃったわね」
真姫「ウザいんだよお前、死ねよ」
凛「真姫ちゃん酷いー! 抱きついてやるにゃ!」
真姫「や、やめなさいよ教室で! 皆見てるじゃない」
真姫「汚らしい汗をすり付けるなよ、このクズ」
凛「あれあれ? 教室以外の場所ならオッケーってこと?」
真姫「そういうことじゃないわよ、もう!」
真姫「ゴミの匂いがつくだろ、さっさと離れろよ」
凛「あはは、続きは部室にいってからにゃ!」
25:
昼休み
花陽「あれ、凛ちゃんは?」
真姫「さっきトイレに行ったみたいよ」
花陽「誘ってくれたらよかったのに」
真姫「お弁当どうする?」
花陽「凛ちゃんが来てから広げようよ」
真姫「そうね、お喋りでもしてましょ」
27:
トイレ
凛「」
凛「」
凛「なんであんなこと言うんだろう」
凛「いや、本当は言ってないのにゃ」
凜「凜が皆を悪く思ってるからそう聞こえるだけで」
凜「凜はクズにゃ」
凜「今も凜の悪口を言ってるんだろうなあ」
凜「違うにゃ、そんなわけない」
凜「戻りたくない」
28:
教室
真姫「どこ行ってたのよ! もうお昼休み終わっちゃうわよ」
真姫「何で戻ってきたのよ。居場所もない癖に」
凛「ごめんごめん、トイレ行ってた」
花陽「長すぎるよぉ……。お弁当食べてる時間もうないよ」
花陽「飯抜きだ。米を食べないと頭おかしくなって爆発するやろがボケ」
凛「次から長くなるときは先に言うね。ごめんね二人とも」
真姫「いいわよ、部室で食べれるから……」
真姫「全部お前のせいなんだよ、反省してるの?」
凛「凛も放課後一緒に食べるにゃ」
32:
屋上
真姫「聞いてよにこちゃん、今日凛ったら……」
真姫「りんって打つと凛と凜が出てきてややこしいんだよ凛の馬鹿」
にこ「大きい方でもしてたんじゃない?」
にこ「にこにーの可愛さに比べたら一万分の一もないミジンコの癖に、よく生きてられるわよね」
凛「お腹痛くって」
希「昨日も具合悪そうやったし、それが長引いてるんとちゃう?」
希「今日は牛角行くやん。猫肉食うやん」
絵里「それなら、今日も練習は休んだ方がいいんじゃない……?」
絵里「二度と練習に出なくていいわ、邪魔だから」
凛「大丈夫だよぉ、今日の凛は元気にゃ!」
33:
穂乃果「じゃあ今日はダンスの練習するよ!」
穂乃果「踊りぐらいしかまともに出来ないからな、この不細工猫」
海未「凛が具合悪そうですし、軽い練習にしませんか?」
海未「このゴミが足引っ張りそうだからな」
花陽「本当に大丈夫? 無理してない?」
花陽「お前がいると練習にならないんだよ、帰れよ」
ことり「なんだか、また顔色悪くなってきたけど」
ことり「お情けでμ'sに入ってるゴミ猫に練習なんていらないよね?」
凛「平気にゃ、大丈夫だから早く練習しようよ」
35:
練習後
花陽「あれ? 凛ちゃんは?」
にこ「練習終わった瞬間飛ぶように帰ってったわよ」
花陽「イエニカエッチャッタノォ!?」
真姫「凛が花陽と一緒に帰らないなんて珍しいわね」
海未「最近顔色が悪いことと関係あるのでしょうか。時折、思いつめたような顔もしていますし……」
穂乃果「留学でもするとか?」
ことり「」
穂乃果「じょ、冗談だから産毛で刺さないでよ!」
希「気を付けないとことりのおやつにされるやん」
絵里「人間って産毛で刺せるものなのね」
にこ「ことりにしか無理よ、こんな芸当」
36:
帰り道
凛「」
凛「」
凛「」
凛「凛は病気なのかな」
凛「頭か心の病気なのかな」
凛「凛の頭がおかしくなったと分かっても、凛はμ'sにいられるのかな」
凛「きっと避けられるよね」
凛「かよちんに避けられたりしたら、きっと凛は耐えられないにゃ」
37:
凛「どうすればいいんだろう」
凛「もう耐えられないよ」
凛「寂しいよ」
凛「誰か助けてよ、一緒にいてよ」
凛「けど、誰かが側にいればまた凛は……」
凛「まるで地獄にゃ」
凛「誰かと一緒にいたいのに、誰かといると不安になる」
凛「眼球が不安定だから脳の破壊が防げないのです」
38:
凛「」
凛「」
凛「」
凛「」
凛「」
野良犬「ばうばうばう」
凛「お前もか?」
野良犬「べう?」
凛「こっちおいで」
39:
廃工場
凛「」
野良犬「ばうばう」
凛「」
野良犬「がうっ!? ぐるるるるる」
凛「」
野良犬「ぐうっ! ばうっばうっ!」
凛「」
野良犬「じぃぃぃ! ぐうっ、がふっ!」
凛「」
野良犬「ばう……」
凛「」
野良犬「」
凛「二匹目」
41:
凛の家
花陽『先に帰っちゃうなんて酷いよぉ』
凛「ごめんにゃ、頭痛くて」
花陽『頭痛いの? やっぱり病み上がりなのに無理してたんじゃ……』
凛「そんなことないにゃ、凛は本当に元気にゃ」
花陽『ならいいんだけど……あっ、そうだ』
凛「うん?」
花陽「穂乃果ちゃんの家で飼ってるイヌが逃げちゃったらしいんだ」
凛「」
花陽『凛ちゃん、帰る途中に犬とか見てない?』
凛「」
花陽『凛ちゃん?』
凛「知らないにゃ、もう切るね」
花陽『えっ、うん。ばいば』
凛「」
42:
凛「」
凛「」
凛「やっぱり最低にゃ」
凛「狂ってるのにゃ」
凛「死んだ方がいいのかな」
凛「なんで凛が?」
凛「凛を追い詰めたあいつらが悪いのに」
凛「違う、凛が勝手に追い詰められただけで」
凛「悪くないのに」
凛「ごめん、皆」
44:
穂乃果「んっふふー愛してるー」
凛「ばんざーい」
穂乃果「うわっ、凛ちゃん!? 帰ったんじゃ……?」
穂乃果「帰り道でブスな顔見るなんて運が悪いなぁ」
凛「穂乃果ちゃん」
穂乃果「何?」
穂乃果「さっさと用件だけ言って消えろよ」
凛「ごめんね」
穂乃果「「え?」」
穂乃果「「なんで、こんなこと」」
凛「」
穂乃果「」
凛「さよなら」
47:
学校
花陽「なんで穂乃果ちゃんが……」
真姫「必死で頑張ってたのにね、この影響でμ'sも解散になっちゃったし……」
凛「おっはよー!」
花陽「凛ちゃん……」
凛「今日もいい天気だね、かよちん」
真姫「ちょっと、凛。空気読みなさいよ」
凛「穂乃果ちゃんのことは悲しいけど、いつまでも引き摺ってちゃ駄目にゃ」
真姫「それは、そうだけど……」
凛「凛も悲しいよ? けど、だからこそ凛達が元気にしてないと穂乃果ちゃんもあっちで心配しちゃうよ」
花陽「……そう、だね。いつまでもくよくよしてられないよね」
真姫「花陽……」
凛「うんうん」
49:
凛「凛は地獄に一番近い場所から」
凛「μ'sから解放されたのにゃ」
凛「もうおかしな声は聞こえない」
凛「もう嫌なこともない」
凛「凛はとっても幸せにゃ!」
終わり
終わ

凛「とっても、幸せ、なのにゃ」
52:
病院
穂乃果「花陽ちゃん……」
花陽「あ、穂乃香ちゃん……お見舞いにきてくれたの?」
穂乃果「凛ちゃん、何か思い詰めてるみたいでおかしいと思ってたんだけど……首を吊ったって聞いて」
花陽「さっき意識は戻ったんですけど、しばらく酸素が脳にいってなかったから、もう普通の生活は出来ないって……」
穂乃果「もうすぐ皆も来るから! きっと、きっと皆の顔見たら」
花陽「そう、ですよね。きっと、元の元気な凛ちゃんに戻ってくれますよね!」
花陽「凛ちゃん、幸せそうな顔です」
凛「やった、にゃ、解放され、たにゃ」
凛「幸せ、にゃ」
凛「凛は、幸せ、にゃ」
終わり
64:
これは乙
70:
のんたんだけ特に悪くなくてワロタ
7

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【画像】山中知恵が手コキwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

中日新聞「日本人って、韓国人を中傷して何の利があるの?将来友達になるかもしれない韓国人を傷つけるだけだろ」

二十歳の同窓会で死んでる人数の平均wwwwwwwwwwwwwwww

どうも夫をどこかへ誘導したいみたい。

【画像あり】妹とIKKOの真似してたら事故った

【画像あり】今のメイプルストーリーヤバすぎワロタwwwwwwwwwwwww

コンビニのタバコの番号ってなんで統一しないの?

【画像あり】姉妹がいる奴って実際にこんなシーンが年何回あんの?

【画像】中年キレ度テストってのがあるからお前らやってみろwwwwwwww

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