後輩「ショタい先輩をドロッドロにする」back

後輩「ショタい先輩をドロッドロにする」


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1:
旧校舎三階は今日もひと気がない。
夕焼けに照らされた廊下は埃とカビのにおいがする。
その三階の階段から二番目の教室が地学部の部室。
私と先輩の部屋。
立て付けの悪い扉を開くと、望遠鏡と石のサンプルが収まった棚が並んでいる。
もとは地学準備室だったそうで。
そんなことはどうでもいいけれど。
私は地学なんぞに興味はない。私が興味があるのは先輩だけ。
あの、小さくて可愛らしい、私の先輩。
そうですこの部には勧誘する先輩がかわいらしくて入ったのです。
いじましくて、私のものにしたくって。
2:
幸い、地学部は人気がなかったので、部員は私と先輩の二人きり。
クラスメイトに地学部と言っても、そんな部活あったっけ? だ。
名簿を見る限り、幽霊さんはいるようだけれど一度も見たことはない。
放課後に集まるのは二人だけ。
二人だけで活動したり、勉強したり、主に駄弁ったりしていた。
なんとなくいい雰囲気。
先輩は笑顔もすてきなのだ。
その間も私が先輩を狙っていたのはもちろんのこと。
徐々に外堀を埋めて、落としてやろう、と。
3:
だから、先輩から告白されたときは驚いた。
先輩のような可愛らしい人が、こんなひょろ長女に惚れるとは!
驚いて、混乱して狂喜して暴走した。
返事もせずに思いっきり抱きしめて、慌てる先輩の唇を塞いで、そのまま押し倒しておいしく頂いてしまった。
しまった、と思った時には後の祭り。
ドロドロのグチャグチャになった先輩が転がっていた。
やっちまったぜ……フヒヒ、とそんな次第。
実は色々あって私の性癖はすごく歪んでしまっていたのでしたウフフ。ご愁傷様です先輩。
4:
それが2ヶ月前の話。
それから私と先輩はお付き合い、というか主従というか、飼い主とペットというか。
そんな関係になりました。
あとは性欲に満ち溢れた高校生同士、毎日猿のようにサカってます。
ってなことはなく、いや、最初のころはそうだったのだけれども。
ここ一週間というもの訳あって私は先輩に指一本たりとも触れていない。
おかげで禁断症状が出そうだ。
一日中瞳孔開きっぱなしだ。
クラスメイトに心配されたようだけれど、あまり覚えていない。
キメてんじゃねえ、切れてんだよ先輩が。
5:
そんな先輩断ちも今日まで。
実はもう期待でずいぶん昂ぶっている興奮しちゃっています。
携帯を確認して、ちゃんとメールを送ったか確認。
うん、大丈夫。
カバンを置いて、電気ストーブのスイッチをひねる。
日が落ちると、冷える季節だ。
先輩、まだかなあ。まだかなあ。
待つ間に軽く掃除したり、床に毛布を敷いたり、道具の確認をしたりして時間をつぶす。
先輩が遅刻だなんてめずらしい。
あんまり遅いと私がイライラして、酷いことされるの知ってるのに。
むしろ、それを期待してるのかな?
6:
イライラが始まりかけたころに、階段を駆け登るスリッパの音。
あの足音は間違いない、先輩だ。
どんな風に出迎えようか。
拗ねる? 怒る? 笑う?
決めかねていたら、扉があいてしまった。
結果、いつもの仏頂面のままだ。
よく怖いなんていわれるがそんなことはない。
先輩だってほら、満面のひきつった顔でこっちをみて……あれ?
いそいで笑顔をつくる。
7:
「おっ、おくれてごめんなさい…! すぐに来ようとおもったんだけど、先生が……」
と、言い訳をはじめる先輩。
赤い顔で息を弾ませて、すこし汗ばんでる。全力で走ってきてくれたんだろう。
先輩なら三歩の距離を二歩でつめて、抱きしめる。抱きすくめる。
背の高い私が華奢な先輩を抱くと、すっぽり腕の中に収まってしまう。
見た目よりも固い抱きごごちはさすが男子高校生。
ちょうど目の前にある先輩の髪に鼻先を押し当てると、男の子の汗の匂い。
胸いっぱいに吸い込んで、先輩分を補給する。
そうして耳元でささやく。
「遅刻は遅刻ですよ、先輩。お仕置きです」
びくっ、と先輩の身体に緊張が走る。
ふふ、そんなに怯えないでください。苛めたくなってしまいます
むしろ、たーっぷり苛めてあげます。
8:
そうは言ったものの、この体勢はとても心地よい。
こうして、抱き合うと先輩の顔は私の襟元。布地に鼻を埋めている。
熱い呼吸が制服越しに感じられる。先輩も、私の匂いを嗅いでいる。
お互いにどうしようもなく依存しているのだ。私達はもうダメダメなのです。
いつもならばこのまま身体を微妙に擦れあわせながら感じ合って、興奮して、我慢できなくなって
毛布の上に凭れこむところだけど、今日はいつもと違う。
そう、いつもと違う。
太ももにあたる固くて熱いのが足りない。
脚で先輩の膝を割ると、太ももに固い、無機質な感触。
ぐっ、と押してやる。先輩の腰がひける。。腰は私の手が支えている。潰される。
「んぐっ…」
先輩が押し殺した声で呻く
ふふっ
10:
先輩の腰に回した手をお尻まで這わせる。
指先を谷間に潜り込ませて、スラックスの上から穴を探る。
どこかなー、どこかなー……見ぃつけた。
軽くそこに指を押し当てて、聞く。
「ここは綺麗にしてきましたか?」
先輩の頭が小さくうごく。
えらいえらい、ちゃんと一人で出来ましたね。
いい子いい子と、もう片方の手で頭をなでてあげる。
先輩はねこっ毛で、ふわふわした細い髪が指の間にきもちいい。
11:
ちゃんと言うとおりにできた先輩にはご褒美をあげないと。
「ご褒美は、なにがいいですか?」
もじもじと、腰をすり寄せる先輩。
「あの……こ、これを……」
声がとけている。久しぶりの私の匂いで発情してしまったらしい。かわいいものだ。
「外して…ください……」
「ふふっ、いいですよ。約束でしたものね」
するりと身をはなす。
なんとなく名残惜しいが、これ以上は押し倒してしまいそうだ。
かくいう私も、もう限界なのである。先輩の匂いはそれほどキくのだ。
でも今日の趣向はそういうのじゃないから、ガマンしないと。
12:
「じゃあ先輩、服を脱いで、どうなってるのか見せてください」
パイプ椅子に腰掛けて脚を組んで、さて、先輩のストリップショウの見学だ。
まずは学ランのボタンから。
先輩の学ランはぶかぶかだ。在学中の成長を期待して誂えたというすこし大きめの学ランは、三年生になっても入学当時のままぶかぶか。
気をつけをすると袖からは指先だけが覗く。童顔の先輩にはぴったりだ。
ツボを抑えている。マーベラスだブラボーだ。
と、先輩、気が急いてか指先が震えてなかなかボタンが外せないみたい。
しかたないですね、先輩。わたしがヌギヌギさせてあげます。
13:
指先で金色の大きなボタンをひとつひとつ抓むように外してゆく。
黒地の学ランには私の指は白すぎる。病的に見える。
自分の手は好きじゃない。身長につられたように大きいし、指は妙に細長くてじっと見ると実に奇妙だ。
でも先輩はそんな手が綺麗だと褒めてくれる。
不思議なものだ。私はその綺麗な手で先輩のことを何度も何度も汚すのだから。
先輩の身体に絡めるときだけは、この手もなかなか良いものだ。
学ランを取り去り、今度はYシャツ。
14:
洋服は男女で合わせが逆になっているから、対面で外しやすいと気づいたのは最近のこと。
プツプツと上からシャツを開くと、先輩の喉が鎖骨が姿をあらわす。
私も白いけど先輩も白い。二人ともインドアなんだからあたりまえ。
……先輩、女装させたら似合いそうだなあ。
ふざけて私の服を着せてシたことはあったけど、もっとぴったりした服用意して……ウィッグと、お化粧もして……
うん、楽しそう。
どうですか? 先輩。拒否権はありませんけどね。
今度しましょうね。
15:
半裸の先輩の肉付きは薄い。全裸にしても薄い。
あまり筋肉のつかない体質らしく、痩せてはいるものの引き締まっているといった感じではない。
腹筋も割れているというより、透けてみえる、というのが正しい。
そんな先輩の体重はおそらく私より軽い。腹が立つから比べたことはないけれど。
好きな人よりも重いというのは仕方がないとはいえフクザツな気分。
この無駄にある身長がわるいのだ。貧弱具合でいったらそうは負けていないのに。
いっそ髪をきったら軽くなれるだろうか。
胸と尻の脂肪も削いで……なんて、本末転倒。
16:
カチャカチャとベルトを外し、スラックスをスルリと落とす。
黒いボクサーパンツが奇妙に膨らんでいる。脱がす。
脱がせた服をぜんぶ片付けて先輩を鑑賞する。
駄目ですよ、隠しちゃ。
手は後ろ、脚は開いてください、先輩。ぜんぶ見せてください。
ふふ、顔が赤いですね。恥ずかしいですか?
いま校内で全裸になってるの、きっと先輩だけですよ。恥ずかしいですね。
皆まじめに部活したり、勉強したりしてるんです。どんな気分ですか?
17:
全裸の先輩の股間にはブラスチックで出来た器具がつけられてる。
私が一週間前につけたその透明な筒は、睾丸を通した輪と錠で止められている。
おかげで先輩はいま、勃起したくてもできない。
何のことはない。ただの貞操帯だ。
透明な筒のなかには皮を被った先輩のモノが詰まっている。
先端には排尿のための小さなスリットがあいているけど、それだけ。
わざと通気性のないものを選んだから、ずいぶんと蒸れていることだろう。
おしっこだってちょっとは中につく。
そんなのが一週間分。
外す前からもうすこし漏れてきている
開けるのが楽しみだ。
18:
「先輩、ちゃんと約束守ってつけていてくれましたね」
そんな、当たり前のことをいう。
貞操帯を止める錠はやっぱりプラスチック製で、切ればすぐに外せる。
先輩が自分で外すわけがないのはわかっている。
それでも、嬉しいものは嬉しい。
先輩とのつながりを感じる。
自然、笑顔になる。
つられて先輩も恥ずかしそうに、ニッと笑う。
ああ、もう。そんなんだからもっと苛めたくなるんですよ、先輩。
19:
ニッパーを使って、プラスチック錠を切り壊す。
貞操帯を外す前に念をおす。
「私がいいって言うまで自分で触っちゃ駄目ですからね? もし破ったら…」
コクコクとすごい勢いで頷く先輩。
もう一週間これをつけるのは流石に嫌らしい。
筒を引っ張ると軽く抜けた。
ムワッと強烈な臭いが鼻を突く。
アンモニアと、男の、雄の、先輩の、そこのニオイ。
鼻腔に満ちて脳まで痺れそうで一瞬クラッとする。
「……ひどい臭いですね先輩。サイテーです」
元凶は私だけどさ
20:
大丈夫でしたか? 先輩、クラスメイトに気づかれませんでしたか?
先輩が部室に入ってきた瞬間、この臭いしましたよ? 一日中同じ教室にいたら……
なんだか、チラチラみられたりとか、しませんでした? ……あ、やっぱり。
ふふっ、こんな不潔でくさいて汚らしいものをぶら下げて授業受けて、気持ちよかったですか?
そんなわけないですよね。恥ずかしいだけですよね。
あれあれ? 大きくなってきましたね。
やっぱり気持ちよかったんですか? まさか先輩がそんな変態なわけないですよね。
ね?
ふふ、ですよね。安心しました。
でもなんでこんな……うわっ、いつもより大きいですね。うわあ、すごっ……
先っぽについてる黄ばんだのこれ、なんですか?
ふふっ、汚いですねえ。
21:
貞操帯を外してすぐに先輩のペニスは大きくなりはじめた。
それはもうムクムクとすごい勢いで。
なにも触れてないのに頭をもたげていくのはそこだけ別の生き物みたいで面白い。
先輩のは仮性包茎で、完全に勃起しても剥かなければ亀頭の半分くらいは覆われている。
その半分だけみえた先っぽに黄白ばんだ粘液が絡んでいる。
イカ臭い…ではなくて、生臭い。獣の臭いといったらいいだろうか。
半分だけでこれならば全部剥いたらそれこそトんでしまうかもしれない。
生唾を飲み込む。
22:
無意識に手が伸びていた。
う……触らないでじらそうと思ってたのに。
まあ、剥くくらいならいい、よね?
指先で触れるとビクンと跳ねる。
やばい、先輩、いつでも発射可能っぽい。
できるだけ刺激を与えないようにそうっと、指先でつまむ。
蒸れていた所為か、いつもと違って生暖かいナメクジみたいな感触がする、気がする。
どことなくヌメっとした竿をひっぱって、剥いてやる。
っ……
23:
トぶかも、ってのは嘘じゃなかった。
嗅覚が視覚で表せるのなら、一瞬目の前が真っ赤に染まったってカンジ
濃厚なチーズ、ではないけれど、そんな臭い。強烈な臭い。
先ほどの雄臭と混じって、もう部屋中に満ちている。鼻にこびりつきそう。
雁首にそって白い塊が点々とついている。先輩の恥垢だ。
たった一週間でこれだけ溜まるものなのか。
思わず、鼻を近づけて吸い込んでしまう。
……ああ
キッツイが、それがいい。
ぱくりと咥えたくなるのを抑えて、ふぅふぅと息を吹きかけてやる。
そんな刺激でも感じるようで、ずいぶん敏感になっているみたいだ。
ああ、アレ、味わいたい……
24:
「射精したいですか? 先輩」
「そうですよねえ、こんなに苦しそうですからね」
ツンツンと、指で突くフリをする。寸止め。
その指先を求めてか、先輩の腰がヘコっとうごく
思わず笑ってしまう。
いやですね、先輩。犬じゃないんですからそんな風に動かないでくださいよ。
「今すぐ出したいんでしょう? ドピュドピュって」
「どこがいいですか? ここですか? ここですか? それとも……」
手のひら、口、と指さして、最後に自分の股間に手を這わせる。
「ここですか?」
くちり、と音がする。
やばいなあ。こんなに濡れるんだったら先に下着脱いでおけばよかった。
25:
先輩のハァハァと荒い息。
這わせた指でそのまま自分のそこを弄る。
「んっ……ほら、見てください。こんなになっちゃってます。先輩のくっさいおちんちんのせいですよ?」
「ねえ、ここがいいですか? この熱くて潤んでぐちゅぐちゅで、先輩のことがだーい好きなこの穴が」
「ふふっ、先輩は正直ですね。素直な人は好きですよ」
と、いって立ち上がる。
タイツを脱いで、下着を降ろす。
やれやれ、もうずいぶん染みちゃった。
ぷらん、と下着を先輩の前にぶら下げる。
26:
「でも、だめです」
「どこでもシてあげません。触ってもあげません。おあづけです」
「駄目なものはだめです」
「そんな絶望した顔しないでくださいよ、そんな風に誘ったって駄目です。私だってこらえるの辛いんですから誘わないでください」
「本当はね、一週間我慢した先輩のご褒美に、好きなことをさせてあげるはずだったんです」
「目一杯甘やかして、普段できないようなこともしてあげようとおもってたんです」
「二人できもちよーくトロトロになるまで、ね?」
嘘だ。
そんな気は元からなかった。
27:
「でも、先輩。そんな大事な日に遅刻するんですもん」
「言ったでしょう? お仕置きですって」
「だから今日はおちんちんはナシです」
「こすりつけたりなんかしたらもーっとお仕置きですよ?」
「どうしても射精したかったら、帰ってから一人でしてくださいね」
「代わりに、それ以外の場所全部でじらしてあげますから」
「ふふっ、たくさん気持ちよくなってくださいね」
と、先輩の目の下にキスをした。
今にも泣きだしそうな先輩はとにかく魅力的だった。
50:
下着を毛布に投げる。
このまま抱きしめたかったけれど、その刺激でさえ今の先輩には十分過ぎる。
だから、棒立ちの先輩の後ろにするりと回って後ろからぎゅっとする。
やっぱり先輩はちょうどいいサイズ。
「先輩、だいすきです」
耳元でささやいて、耳を甘噛み。
口に含んで、舌先で舐め回す。縁をなぞって耳孔にさしいれ、またなぞり。
ぴちゃぴちゃと、わざとらしくいやらしく音をたてて、先輩の耳を犯す。
先輩の前に回した手はそれぞれ上下に撫で分けて、右手は胸元、左手はお腹。
スススッと触れるか触れないかのところでなでまわす。
先輩があえぐ。
51:
左手の指先はおちんちんの付け根のあたりをさわさわ。
先輩のそこは今日もツルツルだ。
もともと毛のうすい質だけれど、私が剃ってあげなくても一人でお手入れできたみたい。
いいこいいこ。
ふふ、どうですか? ここ撫でるとゾクゾクするでしょう。
おちんちんの付け根に精液、あつまってきましたか?
出したいんでしょう?
でもお腹を撫でるだけですからね。
ほうら、このキワのとこ、爪で引っ搔くと、どうですか?
ふふ、いいでしょう?
52:
右手は先輩の胸板。ときどき鎖骨、首筋も。
先輩の乳首はもう赤くシコっている。
毎回いじり続けている所為か、この所、すこし大きくなったようだ。
それに、感度もいい。
乳首に触れないように、周りをくるくる指先で。
っ…って先輩が息をつめて、期待したような音をだすからもう少しじらして。
そうして、キュウッ。いきなり抓むと先輩が甘い声をだす。
こりこり指先で転がすと、身悶えする。
先輩、おっぱいで感じちゃうなんて女の子みたいですね。
ささやくと、うるんだ瞳が求めるように私をみる。
半開きの口からのぞく舌先が誘ってる。
誘われてるなら仕方がない。
後ろからかぶりつくようにその唇を奪った。
53:
先輩の口の中を味わい尽くすために、舌で腔内を舐る。
先輩も負けじと、舌を伸ばすけれどぎこちない。
もう数え切れないほどしているのに。そこも先輩の可愛らしいところだ。
おそるおそる動く先輩の舌が、わたしの内側に触れるのはとても気持ちがいい。
粘膜を擦り合わせるのは、いい。
お互いの唾液が交じり合って溢れて先輩の唇の端から垂れる。
もったいないので舐めとると、口の周りがベトベトになった。
ハァハァと、酸素を求めて私を求めて呼吸する先輩がかわいいのでもういちど。
一度、先輩になんだか捕食されてるみたい、といわれたけれど、そのとおり。
むさぼるようにキスをします。私の身体はいつだって先輩を求めているんです。
ああ、先輩。おいしい。先輩、おいしいです。
54:
夢中で口内を味わっていると、先輩がお尻をすりつけてきた。
おねだりだ。無意識にやっているのか、わざとなのか。
どっちにしてもタチがわるい。
最後に強く口を吸ってから、顔を離し先輩の目をのぞき込むとすっかり溶けていた。
それでも両手は気をつけのままなんだから、我慢強い。
でも、お尻はやっぱりスリスリしてくる。
「先輩、おねだりですか?」
微笑んでそう聞くと、ハッとしてお尻を離す。
おちんちんがムズムズして仕方ないのだろう。
待てのできる先輩は何処へ行ってしまったのだろうか?
飼い主さんはさみしいです。
61:
「そんなに弄ってほしいならシてあげます」
と、手を滑らせて下の方へ。前じゃなくてうしろ側。
身体と身体の間に滑り込ませて谷間を指で割る。
今度は直接穴に触れると、先輩がピクンってした。
「ここ、沢山かわいがってあげますね」
ふふ、そっちじゃないって顔してる。かわいいなあ。
でも私、先輩がここも大好きなの、しってますから。
だから今日は、こっちを徹底的に躾けてあげるんです。
62:
先輩に四つん這いになってもらって、さらに顔を毛布につけさせる。
両手は顎の横。お尻だけつきだした、みっともない格好。お尻を弄る姿勢。
先輩の白い、すこし丸みを帯びたお尻は興奮のためかほんのり紅く染まっている。
おんもりとした尻たぶの間には薄褐色のすぼまりが、ひくひくしている。
その下にはきゅっとして、でもいつもより心もち大きい睾丸と、おあづけ中のおちんちん。
この姿勢なら、うっかり刺激を与える、なんてことはまずない。
念のため、膝をひらいた状態でモップの柄に縛りつけて、これで準備完了。
これで先輩は抵抗できない。もともとしないけど。
63:
まずは、両手を尻たぶに。
きめ細かな先輩の肌は吸い付くようで、なでまわしたくなる。なでまわした。
すりすりと、紅く染まる先輩のお尻を愛撫しながら、段々と中心へ。お尻の穴へ。アヌスへ。
お尻をなでられるだけでもイイみたいだけど、穴に近づくほどに、反応が良くなる。
期待しているんですね、先輩。
ふふ、ちゃあんと、叶えてあげますよ。
64:
アヌスにギリギリまで指近づけて、ピタと手を止める。
困惑する先輩。
直接触れて欲しかったんですか?
指でずぶずぶって、奥までかき回して欲しかったんですよね。
それはまだ、もうちょっと待ってください。
でも、これもきもちいいですよ。
ふふっ
そのまま両手を押し分けて、アヌスをむき出しに無防備に。
じゃ、いただきまーす。
はむっ…んちゅ
65:
先輩のアヌスに口づけをして、舌を伸ばす。
先輩はこれが大好き。
しっかり綺麗にしてくれたら、特に味はしない。
皺の一本々々をなぞるように、ゆっくりと舌を動かす。
まずは表面だけ。
ね、ぞくぞくするでしょう?
ああ、そんなに腰をそらせて。よっぽどイイんですね。
先輩がよがるの、わたし好きです。
69:
んっ、ん、と、鼻にかかった甘い声で先輩が鳴いている。
抑えようとしても、アヌスをいじられると勝手に出てしまうそうだ。
ほんとうにかわいいんだから。
その声が聞きたくて、ますます熱が入る。
舌先で舐めていると徐々にほぐれて、柔らかくなってきた。
最後に、舌全体でべろりべろりと舐めあげて、準備完了。
先輩のお尻、ぜーんぶテラテラしてる。私の唾液でね。
味わい尽くしたといっても過言ではないけれど、先輩はこんなもんじゃないんです。
もっともっとおいしくなりますよね。ふふ。
70:
じゃあ、いただきまーす。
舌を伸ばして尖らせて。穴の中心に降ろす。
柔らかくなった尻穴は吸い付くようにほぐれる。
ぬぬ、と押し分けて中へ。
力を込めて硬くした舌が、先輩に侵入する。
入ったところで力を抜くと、にゅるんと押し出される。
ぬぬぬっ、にゅるん、ぬぬっ、にゅるり
幾度か繰り返すと、ふわあ、と先輩の声。
一度、口が開いてしまえばもう耐えられない。
ああ、ああ、とあえぐだけ。
71:
ぬぽぬぽと、先輩の穴を蹂躙する。
先輩の中は熱くぬるんでいて、私の口のなかのほうがよほど涼やかだ。
本当にいやらしい穴だと思う。
こうして舌でほじくるときは、舌の長さがありがたい。
握るように締まる括約筋をぬけて、その奥まで舐め回せるのは私の特技だ。
穴を裏側からちょっと曲げた舌先でレロレロすると、先輩はなんともいえない声をあげる。
腰をくねらす。
逃げられないようにグッと押し付けて、奥に入れたまま。
とはいっても、いくら長いといっても、先輩のいちばん好きなとこには届かない。
そこはもうすこしおあづけ。
顎が疲れてきたら、休憩。
中はお休み、またお尻を舐めたり、撫でたりしたり。
じっくりと、先輩の腰をどろどろにするように。
すこしずつ、すこしずつ。
72:
段々とゆっくりとじっくりと嫐ると、先輩の感じ方は女の子になる。
全身が敏感になって、何処を触っても、きもちいい。
もともと敏感な質なのに、まるで媚薬でも飲んだみたい。
全身を真っ赤にして、汗で濡らして、身体をくねらせる。
ぬちゅぬちゅと、口はお尻を。
手は全身を這いまわる。
でも、その、硬くなったとこはだーめ。
やっぱり触ってあげない。
73:
先輩の懇願がやんで、喘ぎ声も絶えて。
ふーっ、ふーって深い呼吸をはじめたら、もういい頃。
すーっかり調理済。
こうなった先輩はいつまでも愛でていたくなる。
とっても素直で、欲望に素直で。それでいて従順。
何でもいうことを聞いてくれる。
気持よくて理性がトンじゃってるみたい。
全身が熱くなっていて、触れ合わせた肌が一緒に溶けてしまいそう。
とっても気持ちがいい。
ん? まだ欲しいんですか?
そうでしょうね。先輩、淫乱さんですから。
いいんですよ、そういう先輩が大好きなんです。
ふふ
じゃあ、物足りないとこに、あげますね。
76:
右手の人差指、中指を揃えて舌を這わす。
乾いた指にはローションが絡みにくい。
たくさん舐めてほぐしたけれど、お尻はやっぱり傷つきやすい。
それに何より大切な先輩のお尻だ。切れてしまったら大変大変。
ひんやりしたローションをトロリと垂らして、人差し指と中指。
こすり合わせて、にゅるにゅる。
77:
そのまま先輩のアヌスにちょんと触れる
「ひゃっ」
冷たいのに驚いたか、身をすくませる。
指先を離さないまま指を伝わせて更にローションを垂らす。
溢れた粘液が会陰、睾丸とたれて行って、毛布に染みをつくった。
もうそろそろいいかな。
78:
指先をわずかに動かすと、先輩の穴の中に抵抗もなく飲み込まれてしまった。
舌を吸い込むほどにとかしたのだから、当然だ。
それでいて、やわらかくしっかりと噛み付いてくる。
先輩のここはきっと名器なんだろう。
自分にそれを味わう器官がついてないのが恨めしい。
でもそんなものがなくても先輩を悦ばせることならできる。
79:
締め付けをぬけると、奥は広がっていて柔らかい。
薄い粘膜が熱くはれて、ふわふわとしている。
このまま先輩の好きな所を責めてもいいのだけれど、今日は焦らすと決めている。
奥に進めずに、浅いところでつぷつぷと抜き差し。
ふふっ、どうしたんですか? 先輩。
お尻、動いてますよ?
奥に欲しいんでしょう。
いやらしいですね。
あらあら、おねだりですか? 素直な先輩は好きですよ。
でも、だめです。
ほうら、今度は二本ですよ。
うふ。すんなり入っちゃいましたね。
こんなんじゃ物足りないんでしょう。
80:
もう一本、いけますか?
無理なんですか? 駄目なんですか?
嘘はいけませんよ。
ほーら、三本です。
ねえ、先輩。前より広がるようになってません?
ひょっとしてオアヅケの間、自分でここ、弄ってたりしました?
ん?
なんですか? よく聞こえませんよ?
81:
ふふ。
やっぱり、そうなんですね。
一人で、アナルオナニーしてたんですね。
おちんちんイジれないからって、お尻で遊ぶだなんて。
とんだ変態ですね、先輩は。
本当に、どうしようもない変態です。
……ごめんなさい? どうして謝るんですか?
ああ、泣かないでください、先輩。
どうにかなってしまいそうです。
好きです、愛してます、先輩。
ほら、ね?
あと一本、いけますよね
83:
指先をひっかけるようにして、四本。
両手の人差し指と中指が先輩の中に埋まっている。
ふふ、本当にはいっちゃった。
かなりキツそうだけど、そのままゆっくり広げてみる。
あやとりの紐を広げるように力を込めると、健康的な薄桃白の粘膜が覗く。
中はドロドロとしたローションも見えて、ヒクリヒクリとうごめいている。
84:
ここまで広がるなんて、先輩よっぽどシたんだろうなあ。
一人で、お尻に指を突っ込んで。
あのベッドの上で丸くなって、ハァハァって、自分を慰めて。
もどかしくてもどかしくて。
ああ、おちんちん触れたらすぐに楽になれたでしょうに。
でも言いつけですもんね。約束ですもんね。出来ませんよね。
とと、想像するだけでたまらなくなる。
止まらなくなる。
胸がキュンキュンする。
ああ、先輩。先輩……!
85:
感極まって抱きつきそうになるのをなんとか堪らえる。
頑張れ、がまんだ私。自制心、自制心、お仕置き中。
そうですわたし。わたしはがまんのできる子です。
えらいんです。
シーシーとくいしばった歯の間から呼吸をする。
目も血走ってるかもしれない。
先輩の華奢な背中をどうみても誘ってるまあるいお尻をサラサラの髪を視界に入れないように目蓋クローズ臨時休業。
こみ上げるゾクゾクも、がまん。
86:
なんとかおちついて、おちついて、目を開ける。
両指はまだ先輩のお尻をひらいたまま。
先輩が恥ずかしそうに、羞恥の声をもらすけれど、聞かない。
トリップは、そんなに長い時間ではなかったみたい。
ふう。
よく頑張った私。
最後に一瞬もうすこしだけ広げて、指をぬく。
先輩の穴はキュウと締まる。
けれど、ぴちりとは閉じない。
犯された穴だ。
87:
先輩の顔が見たくなった。
きっと蕩けているだろう先輩の、表情が見たい。
脚を拘束していたモップを外す。
「ふぇ……あ、へ……?」
先輩が舌の回らない、気の抜けた声をあげる。
ここでおしまいなんじゃないか、とか思ったんだろう。
まさか。
逆です逆。
もう止められませんよ先輩。
火がついてしまいました。
ヨガり狂わせてあげます。
88:
先輩をひっくり返して、情けない顔とご対面。
口元に涎の跡、目のあたりには涙がういてる。
かわいい。
体操座りっぽく身体を起こした先輩の唇に、キスを落とす。
腕を差し出して抱きつこうとしてきたから、胸をトンと手で突き放す。
先輩、まだお仕置き中なんですよ?
ちょうしに乗らないでください。わたしの制服に汗、ついちゃうじゃないですか。
本当に、我慢できなくなるから。
だから自制心を削るのはやめて欲しい。
89:
あお向けの先輩の顔の横に手をついて、背を丸めて覆いかぶさる。
片脚で膝を割って、下半身はM字開脚。
舌を伸ばして、目元を舐める。
涙の味。ほんのり甘い。
顔から首、鎖骨、胸。
全身、汗にまみれてる。
乳首をはむっと咥えて、肋、お腹、へそ、下腹。
タラタラと尋常じゃない先走りで濡れているそこは避けて、内もも。ひざに向かって舐めあげる。
最後にひざの横にキスをして、にこりとする。
つられて先輩もふにゃりと口をゆるめる。
ふふっ。
一気に二本。
奥まで突きこんであげました。
90:
「……っ!!」
声にならない吐息が、先輩から漏れた。
先程は触れられなかった奥に、しんしんと疼いていた奥に、不意打ち気味の挿入。
ふふ、どうですか? 先輩。
先輩のふわふわした肉襞が、ビックリして私の指を締めつける。
びっくりさせただけではつまらない。
根本まで差し込んだ指でぐちゅりとかき混ぜ、腹側を撫ぜるように、軽く指を曲げる。
引き抜きながら揃えた指の腹で探ると……ふふ、見いつけた。
前立腺、先輩、ここが大好きですもんね。
91:
休ませない。
捉えたクルミ大のそこをクックッとリズミカルに押し上げてあげる。
んあ゛っ、ああって、先輩すごい声。
涎がからんで、濁ってる。
跳ねそうな脚は、左腕と身体で抑えて逃さない。
右手の指先だけを一定のリズムで動かして、追い詰める。
92:
もう十分に焦らしていたから、それが来るのもすぐだった。
「い゛っ……!!」
短く先輩が呻くと、ぎゅっと身体が硬直する。
おしりに入っている指も握りしめられてるみたいに締め付けられる。
絶頂。
カウパーが、竿のさきからトロリとあふれる。
ひいいって、喉から勢い良く空気が漏れてる音がする。
叫びたいけど、叫べませんよね。
学校ですもんね。
よく、我慢出来ました。
でも、指先はとめてあげない。
むしろ、クゥックゥッて心もち強めに刺激する。
こうすると、ね? 降りて来られないでしょう?
93:
何十秒か、数分か。
私にはわからないけど、とにかく短いようで長い時間のあと、ようやく先輩の身体は弛緩した。
ぐったりと、毛布に手足を投げだして。
顔を真赤にして、足りない酸素を求めるように、呼吸してる。
かわいいなあ。
一度指を抜くと、指先に透明の塊がついてきた。
舐めとる。
先輩の中の匂い。
内臓の味。
さあて。
95:
まだ動けない先輩のアヌスに、もう一度。
「……ひっ……も、もう…」
フルフルと震えて、抵抗。
抵抗になってませんよ、先輩。
気にしない気にしない。
まっすぐに伸ばした中指をにゅぐっと。
大丈夫です。
今度はやさしくしてあげますから。
96:
腸内の隅々までやわやわと触れていく。
うごきはゆっくりゆったり。
それこそ焦れったいほどに。
それに安心したのか、先輩もおとなしくなった。
おとなしく、わたしに身を任せてくれている。
もう……どうしたらいいんだろう、これ。
嬉しくて嬉しくて。
たまらなくなる。
97:
堪らなくなったので、手近なところにあった玉っころを口に含んでみる。
……これはおちんちんじゃないからセーフだもん。
口の中に、苦しょっぱい香りが広がる。
これ好き。
皺を舌でならすように、痛くないように、やさしくやさしく口の中で転がす。
先輩が、今度は心地よさそうな声をだす。
ふふっ。楽しい。
ちょっと姿勢は苦しいけれど。
98:
口にこれを咥えていると、鼻先にはどうしてもそれがあるわけで。
最初以降、できるだけ近くで吸わないようにしていたのに。
少しは薄れたけれど、やっぱり強烈な臭い。
頭の手前のほうがジーンとしびれてくる。
嗅覚が犯されてる。
うう……我慢できない。
ちょっとだけならいいよね……
開いている左手を、そっとアソコへ。
もうぐしょぐしょになっていて、僅かな刺激でも甘く疼く。
先輩にも、触って欲しい……
99:
三箇所も一緒に弄るのはなかなかたいへん。
右手は先輩の中。
お口はたまたま。
左手はチョメチョメ。
鼻先には美味しそうなおちんちん。
なんだか、ぼうっとしてしまって、一心不乱にしていたみたい。
全部、ゆるゆると動かしていたのだけど、なんだっていつかは限界が来る。
一番最初に限界をむかえたのはやっぱり先輩だった。
100:
また、追い詰められたような声をあげている。
抑えきれてない。
おしりの中もヒクヒクしてるし、もうそろそろ、また。
だから、お手伝いのために前立腺をこんども集中的に責めてあげる。
指先をおくようにして、抑える。
二度、三度。
あ、イく……
101:
今度は先輩の脚は自由。
ピンと伸ばされて、快感をそのままうけいれてる。
さっきみたいにお尻の穴がキュウってしまって……
あれ?
あっ……わっ……!
竿に、見ているだけだったおちんちんに、一筋白く垂れてきてる。
あれ? あれ?
射精した? さわってないのに?
あっ、トコロテン。
わあ、初めてできましたね、先輩。
ふうん、びゅっびゅって出ないんですね。
どろーって垂れてきてるだけ。
へー、こうなるんだ。不思議。
102:
なーんて、頭の中では思考がフル回転してたけど。
一周回って冷静に観察してたけど、身体の方はもう少し迅でした。
先輩の青臭いその臭いがした瞬間に反応してた。
しゃぶっていたのを出して、顔を離して目視。
ああ、垂れてく。もったいない。
次の瞬間にはおちんちんを咥えてました。
あーあ、結局我慢できなかったな。
103:
一週間ぶりの精液の味は、心なしかまろやかで、でもとても濃い。
ところどころプリプリの塊のようなものもあって、口の中を思わず転がしてしまう。
そして、楽しみにしていたムレムレのおちんちん、本体。
びっしりついたカスも、ねっとり絡んだ粘液も、みんな私の口の中。
いっそ狂暴な味が、臭いが味蕾の上を駆け巡る。
先輩の、一週間ためた……これが、先輩の……!!
唾液がじゅわっと溢れるのがわかる。
口からこぼれるのが嫌で、惜しかったけれど、もう少し味わっていたかったけれど一度飲み込む。
喉を動かすと、今度は鼻の方へ先輩の香りが抜けていく。
鼻から脳みそが揺さぶられる。
堕ちる……ふっ、と確信する。
なぜかわからないけど、堕ちる。
わたし、だめになる。
104:
一度飲み込んだ程度で収まる先輩じゃあない。
そうしている間にも次々に精液はあふれてきているし、チンカスもまだまだこびりついている。
もう我慢しなくていい。
だからじっくりと、舌で全体を舐めまわす。
トコロテンは、勢いがない代わりに長く出るみたい。
ちゅうと、尿道を吸ってやると、先輩が腰を震わせて悶える。
でもまだ出るみたい。
あとで聞いたら、腰が全部とろけたみたいで、声が出せなかったって。
105:
ようやく長い長い射精が終わった。
その頃には先輩のおちんちんもすっかり舐め取られてきれいになっていて、もう私の唾液しかついていない。
ごちそうさまでした。
ちゅるん、と最後に残していたのを飲み込む。
ちょっとやわらかくなったけど、まだまだいけそう。
もう、我慢しなくていいや。
お仕置きも、もういい。
色々考えてたけど、もはや先輩と気持ちよくなることしか考えられない。
それはとっても単純で、とってもイイ。
私の表情を読んだのか、先輩もそういうふうに私を迎えてくれる。
力の入らない身体を起こそうとして失敗し、それでも私を抱いてくれようとする。
だからわたしはそれに応えるために、スカートのホックに手をかけ……
106:
ザザッ…
静謐な部室に雑音が混じる。
これは、スピーカの始動音。
そっか……もうそんな時間に。
続いて無機質なチャイムの音と放送委員の気だるい声。
最終下校時刻。
いつもより、時間が早く過ぎたみたい。じっくりシすぎたかも。
しかしまさか、こんなタイミングで……
普段は気にもしない学校の規則というやつが恨めしくなる。
舌打ちのひとつくらいしてしまったかもしれない。
107:
スピーカを見上げていた視線をおろすと、私をみあげる先輩と目が合う。
欲情した、子犬の目。
どうしよう? ご主人様って……かわいい。
今すぐ襲いかかりたい。
けど、見回りはもうすぐやってきてしまう。
片付けも考えると、とてもそんな時間はない。
深呼吸を一つして、笑顔をつくる。
「時間になっちゃいましたね」
「……うん」
「帰りましょうか」
「……ん」
しゅんとする先輩。
ああもう。
108:
濡らしたタオルで、先輩の身体を拭って制服を着てもらう。
その間に窓を開けて換気して、毛布をたたんで飛び散った汁を拭いて。
慣れたものだ。
掃除用具入れの蓋を閉めると、先輩も帰る準備を終えたみたい。
「あ、あの……」
109:
「ね、先輩」
先輩の言葉を遮って、提案する。
どうせ言うことは同じなのだけれど主導権はやっぱり私が握ってたい。
腰をかがめて、先輩の耳元でささやく。
「今日は私の部屋でお勉強会、しますよね?」
お勉強会イコールそういうことだ。
問題はないだろう。
一人暮らしだし、明日休みだし。
実際、先輩の答えなんて聞くまでもない。
ほら、こんなに嬉しそうな顔。
ふふっ
110:
どちらともなく手をつないで、家までゆっくり歩いて帰る。
先輩の家への連絡もばっちりだ。
今日は邪魔が入って興ざめだったけれど、そのぶん部屋ではたっぷり甘やかすことにした。決めた。
トロットロになるまで甘やかす。鋼の意思だ。どうしようかな。
そうだなあ、ずーっとつながったままで、いるのもいいな。
先輩の好きなようにしてもらったりとか。
それとも、私が甘えてみようか。
先輩に膝枕とか、してもらったりして……。
うん、それもいいかも。
なにかご褒美も……あ、お夕飯はハンバーグにしよう。
じゃあ、これからスーパに寄って……それから家で、ふふっ。
とはいえ、流石に恥ずかしいのでこの辺で終わりにしたい。
ここから先はプライベートということで。
あしからず。
11

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