両津「何！？ 人質を救出したら2億円！！？」
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1：
中川「ええ、200億よりマシだと先程政府が会見で……」
両津「こうしちゃおれん！」 ﾀﾞｯ
寺井「あ！ 両さぁん！ パトロールの交代……」
両津「ワシは用事ができた！ 人命救助の為だ！」
寺井「やれやれ、参ったなぁ……」
麗子「人命救助って……目がお金マークになってたわよ」
───
ドンドンドン！！
両津「おい！ 居るか！！ 開けろ！！」
ｶﾞﾁｬ
ボルボ「何だ、両津じゃないか」
両津「ちょっとお前の武器を借りたい。サブマシンガンと榴弾あたりを」
ボルボ「何に使うんだ？」
両津「えー、あー、あれだ 寮にネズミが出てな。管理人のばーさんに頼まれたんだ」
ボルボ「それは大変だな」
47：
両津「えーと、これとこれとこれと……あとこれも持っていくぞ」
ボルボ「随分重装備だな まるで対テロ襲撃兵だ」
両津「ｷﾞｸｯ ははは、最近のネズミは凶暴なのだよ。ではボルボ君、ボクは行って来るね」 ｶﾞｼｬｶﾞｼｬ
ボルボ「待て」
両津「ﾋﾟﾀｯ」
ボルボ「……動物相手なら発煙筒も持って行け」 ｽｯ
両津「あ、ああ。 じゃあ行って来る！」 ｶﾞｼｬｶﾞｼｬｶﾞｼｬ
ボルボ「……」
───
ﾋﾟｭｩ?
本田「せんぱぁい、この港寒いですよぉ?」 ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ
両津「大丈夫だ。もうすぐ迎えが来る」
本田「迎え？ ナナちゃんにここに来てくれって頼まれたんじゃ？」
両津「ありゃ嘘だ」
本田「嘘！！？」
69：
ブゥゥゥッゥウン
本田「！？ 何ですかアレ！？」
両津「勘兵衛に借りた水上機だ。 あれで飛ぶ」
本田「飛ぶ！？ どこに！？」
両津「中東だ。 シリアだか何だか言うところだ」
本田「なっ、何しにそんなとこ行くんですか！！ 僕イヤですよ！ 明日ナナちゃんとデートの約束してるんです！」
両津「なーに、ちょっとテロリストと闘ってお小遣いもらおうってだけだ。 警察官らしい仕事ができるぞ！良かったな本田くん！」 ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
本田「…」ｻｰｯ
本田「嫌だァァァァァァ！！！」 ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
両津「ほら、乗った乗った」 ｸﾞｲｸﾞｲ
両津「行くぞ。シートベルトしっかりしとけよ」 ﾌﾞｫｫｫｫｫ
本田「ﾋｯｸﾋｯｸ」
78：
本田「怖いよ???！！ 降ろしてください???！！」 ｷﾞｼｷﾞｼ
両津「おいおい、暴れるんじゃない。 後ろに大きな荷物載せてただでさえ不安定なんだぞ」
本田「荷物？」
両津「あれだ」 ﾋｮｲ
シェリダン「ﾄﾞｰﾝ」
本田「戦車！？」
両津「なんせ相手は戦車どころかスカッドミサイルも持ってるテロ集団だからな！こんぐらい準備しなきゃ一瞬でミンチだぞ」
本田「ｻｰｯ」
ｷﾞｼｷﾞｼ
「嫌だァァァァァ！！ 帰りたいよォォォ！！」
「こら待て暴れるんじゃない！」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
87：
───
両津「この辺りのはずだが……」 ｷｮﾛｷｮﾛ
本田「うぅぅ……帰りたい……」 ｸﾞｽｸﾞｽ
兵士A「ナンダ アレハ」
兵士B「敵ダ！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ！
本田「ひッ！？」
両津「畜生！ 撃ってきやがったな！」
本田「せんぱぁい！！ 怖いですよォ！！」
ｼｭｺﾞｫｫｫｯ！
両津「ジャベリン！！？」
本田「えっ？ えっ？」
両津「地対空ミサイルだ！！ 脱出するぞ！ 戦車に乗れ！！」 ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
本田「ひィィッ！！？」
92：
両津「この機は敵本部に突っ込ませる！」 ｸﾞｲｰﾝ
本田「えええええええ！？」
ﾎﾞｶﾞｧｧｧﾝ！
兵士A「ヤッタゾ 飛行機爆発シタ」
兵士B「オイ、コッチに向カッテ 落チテ来ルゾ」
ﾋｭｩｩｩｩｩ
ﾄﾞｶﾞｰﾝ！
リアル顔のモブ兵士達「ﾅﾝﾀﾞｰ」「敵襲ﾀﾞｰ」「本部ｶﾞｰ」
キュラキュラキュラキュラ…
兵士達「！？」
両津(ｼｪﾘﾀﾞﾝ)「うおおお！！さっきは良くもやってくれたな！！喰らえ！！」 ｶﾞﾁｮﾝ
兵士達「逃ｹﾞﾛ！ 逃ｹﾞﾛ！」
ﾄﾞｺﾞｫ───ﾝ！！
103：
本田「あわわわ……まるでこっちがテロリスト……」
両津「ガハハハ！ このまま人質の場所まで突っ込んで……」
ﾋﾟｰｯ ﾋﾟｰｯ
両津「ん？」
本田「な、何ですかこの音」
両津「いかん！ ランチャーにロックオンされた！ 脱出するぞ！」 ｶﾞﾁｬｯ
本田「え」
両津「急げ！」
本田「ひィィィ！！」
ﾎﾞｶﾞｰﾝ
両津「間一髪だったな」
本田「死ぬ……死んでしまう……」 ｶﾞﾀｶﾞﾀ
両津「このまま騒ぎに乗じて建物の中に入ろう」 ｶｻｶｻ
本田「ゴキブリみたいな人だな…」
110：
本田「……」ｺｿｺｿ
両津「……」 ｺｿｺｿ
本田「せんぱぁい、もう帰りましょうよぉ」
両津「ここまで来て何を言っとるんだ。2億……いや、大切な人質の命の為だぞ」
本田「ほんとかなぁ…」
兵士「コラ！！ 貴様タチ止マレ！！」 ｼﾞｬｷｯ
両津「ヤバい見つかった！」
本田「ひッ！」
111：
兵士「怪シイ奴ダ！ 少シデモ動イタラ殺ス！」 ｼﾞｬｷｯ
両津「ん？ 安全装置が外れてないぞ？」
兵士「エ？」
両津「このツマミを引き上げたあと捻らないとまた掛かっちまうんだよ」 ｶﾁ
兵士「ナルホド」
両津「あとお前の構え方も違う。 ちゃんと肩に当てを。 脱臼するぞ」
兵士「オー、ナルホド」
両津「サイトを覗くときはこうやってちゃんと顎をつけてだな……」
両津「おりゃ！！」
ガツン！
兵士「…」 ﾊﾞﾀｯ
両津「これが噂に名高いトモダチ作戦だ」
本田（絶対違うと思う）
両津「そうだ！ こいつの衣服と装備を奪って……」 ｺﾞｿｺﾞｿ
118：
───
コンコン
軍曹「入れ」
兵士「あー、人質を連れて来ましたー」
軍曹「うむ。ご苦労」
本田「ﾑｰｯ ﾑｰｯ」 ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
兵士「こいつを例の人質と同じ部屋に閉じ込めときます」
軍曹「うむ。入れておけ」
兵士「あ、人質がいる場所ってどこでしたっけ」
軍曹「何だ、忘れたのか」
兵士「いやー。 昨日ミョウガ食べ過ぎちゃって」
軍曹「ミョーガ？ まあいい、人質は地下室に入れることになっているだろう？」
兵士「ああ、そうでしたそうでした ではではごきげんよう」 ｽﾞﾙｽﾞﾙ
本田「ﾑｰｯ ﾑｰｯ」 ｽﾞﾙｽﾞﾙ
128：
地下室
見張り兵「誰ダ」
兵士「新しい人質だよ」
本田「…」 ｼﾞﾀｼﾞﾀ
見張り兵「分カッタ。 デハ、鍵ヲ開ケル」 ｶﾁｬ
兵士「あ、そういえばお前に会いたいって女の子が来てたぞ」
見張り兵「何！」
兵士「夏目雅子みたいな美人だったぞ。絶世の美女って奴だ。民族衣装をすっぽり被ってな、信仰心もしっかりしてそうな女だ」
見張り兵「理想ノ女ダ！」
兵士「屋上で待ってるって言ってたぞ エレベーター使わないで来てくれたら結婚すると言っとった」
見張り兵「待ッテロ！！」 ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
両津「ふぅ、お前ら助けに来たぞ」
人質A「ほ、ほんとに！？ 助けに来てくれたのか！」
両津「俺たちは日本の警察だ」
人質B「た、助かった！」
138：
人質A「ほんとに怖かったぁ……」 ｸﾞｽｸﾞｽ
本田「あらあらぁ…可哀想に……」
両津（なんか似てるな）
人質B「助けに来てくれてありがとうございます」
両津「さて、全員で脱出だ。 一億も…いや、一人も欠けるんじゃないぞ。」
人質A「はい！」
人質B「なんていい人だ！」
本田「…」
両津「しかし、外に出るまでに兵がゴロゴロいるな……」
本田「ど、どうするんです？」
両津（うーん……ワシ一人なら何とかなるが、流石に2億を無事にとなると難しい）
本田「皆が建物から出てくれたらいいんですけどねぇ……」
両津「！ それだ！」
139：
───
両津「火事だー！！」
本田「か、かじだー あついー」
両津「火事だぞー！！ お前ら全員建物から出るんだ！！」
兵士達「火事ﾀﾞﾄ！？」「逃ｹﾞﾛ 逃ｹﾞﾛ」 「ｺﾞﾎｺﾞﾎ ヒドイ煙ダ」
発煙筒「ﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸ」
両津「よし、この騒ぎに乗じて逃げるぞ」
本田「ゴホゴホ 早く出ましょうよ?」
152：
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
両津「こっちか？」 ｶﾞﾁｬ
ゴチャゴチャ
両津「なんだただの武器庫か……」
本田「ゴホゴホ… 早く出ないと皆戻ってきちゃいますよ?」
両津「分かってる！ こっちだ！」 ダッ
ﾎﾟﾄｯ ｺﾛｺﾛ…
本田「？ 先輩、何か落とし」
両津「急ぐぞ！」 ﾀﾞｯ
本田（？ このピンのついた緑のボール何だろう？ まあいいや） ﾎﾟｲ
両津「よし！ 外に出たぞ！」
本田「ぷはぁ、助かったぁ」
人質A「外だ！」
人質B「やった！」
161：
兵士達「ソコマデダ」 ｼﾞｬｷｯ
両津「！！！」
隊長「フフフ……日本ノ警察モ馬鹿ナコトヲスル……人質ガ増エタ。イヤ、死体ニシテCGデ脅迫シヨウカ」 ｸｸｸ
両津「ぐぬぬ……ここまで来たのに……」
両津「ﾁﾗｯ」
サイドカー付きバイク「ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ」
両津「おい本田！ あそこまで走れるか！」 ﾋｿﾋｿ
本田「え？」
両津「ワシが隙を作る！ その間に人質を乗せて逃げろ！」
本田「えっ！？ せ、先輩は！？」
両津「ワシのことは良い！ そんなことより、絶対に人質を送り届けろ！」
本田「先輩……」 ｼﾞｰﾝ
両津「分け前に1000円やるから！」
本田「…」
隊長「ゴチャゴチャウルサイ 殺シテシマオウ」 ｼﾞｬｷ
169：
両津「よし……ワシがこのグレネードで隙を作って……」 ｺﾞｿｺﾞｿ
両津「ん？」
本田「どうしました？」
両津「本田、ワシのグレネード知らないか？」
本田「ぐれねえど？」
両津「こう、緑色で丸くてピンが付いてて……」
本田「ああ、それならさっきの部屋に置いてきちゃいました……」
両津「何！？」
本田「金具のとこがハズレかかってたような……」
両津「！！！」
隊長「ゴチャゴチャウルサイゾ！ 死ネ！」 ｼﾞｬｷｯ！
ドッガアアアアアアアアアン！！！
隊長「なﾞっ、何だァァァァァ！！？！」
ﾃｯﾃｹﾃｯﾃｯﾃｯ♪ ﾃｯﾃｹﾃｯﾃｯﾃｯ♪ ﾃｯﾃｹﾃｯﾃｯﾃｯﾃｯﾃｯﾃｯﾃｰｰ♪
172：
兵士達「武器庫ガ爆発シタ！！」「大変ダ！！」「アソコ ニハ ミサイル ガ 置イテアル…！」
ﾄﾞｶﾞｰﾝ！ ﾄﾞｶﾞｰﾝ！
隊長「アワワワワ……私ノ基地ガ……」
ﾄﾞｶﾞｰﾝ ﾄﾞｺﾞｰﾝ
兵士達「ｷﾞｬｰ」「逃ｹﾞﾛｰ」
本田「今だ！！」 ﾀﾞｯ
ﾊﾞｯ
ブォォォンッ！
本田「オラお前らァ！！ 逃げるぞ！！」
人質A「ﾋｰ」 人質B「ﾜｰ」
本田「乗ったな！！ 両津の旦那ァ！！ 掴まれッ！！」
両津「よし！！ でかしたぞ本田！！ これで2億……」
両津「ハッ」
両津（待てよ……このままだと2億だが、ワシが人質になったフリをすればもっと金を稼げるんじゃ……）
177：
両津「本田！ ワシはまだここに残る！」
本田「何だと！？」
両津「まだ人質がいるかもしれん！ もっと探してみる！ お前たちは逃げろ！」
本田「旦那……クッ、泣けるぜ！」
両津「早く行け！」
本田「両津の旦那！！ 達者でな！！」 ブオオォォォオ！！
両津「さて……」 ﾄｺﾄｺ
ｶﾞﾗ… ｶﾞﾗ…
両津「もう滅茶苦茶だな とりあえずカメラとパソコンを探すか」
179：
───
TV『お手柄警察官！ 人質二人を無事救出！』
中川「いやー、ずっと先輩の特集ばかりですね」
麗子「人質を助けた英雄よ。帰ってきたら皆でお祝いしましょう」
寺井「いやー、両さん見直しちゃうなぁ」
大原「……で、両津はいつ帰って来るんだ」 ｽﾞｽﾞ…
本田「いや?、それが、やることあるから残るって……」
TV『緊急ニュース！ 大変です！ お手柄おまわりさん、両津巡査長が人質に！』
大原「ブッ！！！」 麗子「キャア！」
中川「先輩が人質に！？ 大変だ……！」
TV『両津氏が映された動画が届いております！』
189：
両津『日本の皆さん！ 私は勇敢にも敵のアジトに潜り込み、ついうっかり捕まってしまいました！』 ﾄﾞﾝ！
両津『嗚呼、私は自分の勇気を憎む！ 卑劣なテロリストを許せなかった私の警察の血が憎らしい！』 ドン！
中川「なんだかハツラツとしてますね」
大原「政見放送みたいになってるぞ」
両津『敵は、身代金に1兆円払えば私を逃がしてくれると言っています！』
両津『しかし！ 私はお金で助かろうとは思っていません！ ﾁﾗｯﾁﾗｯ』
両津『もうこのまま敵と一緒に爆撃されても本望です！』
両津『あ……でも最後に…… 一目家族に会いたかったなぁ……』 ﾎﾞｿ
両津『いえ！ 私は一兆円なんて求めていません！ 払わなくて結構です！』
両津『お金を払えば私の命は助かります！ でも払わなくていいです！ 人命がかかってますけど！ では！』 ﾌﾟﾂｯ
TV『以上になります。 政府はこの事態を受け……』
中川「僕が払いましょうか？」
大原「国際問題だから政府に任せた方が良い。 それにあいつは核ミサイルでも殺せないだろ」
麗子「帰って来るのはまだかかるかしら……お祝いの会場の予約どうしましょう」
寺井「しばらくパトロールは僕担当か……トホホ」
203：
ﾊﾟｯ
TV『……！ 続報です！ 今、米軍が空爆を開始したとの情報が……』
一同「えーっ！？」
───
ドカーン！！ ドゴーン！！！
爆竜大佐「どうだ！！」
隊員「先程から一人だけ動く影があります！！」
爆竜大佐「一匹も逃がすな！！ 動く奴がいなくなるまで爆撃しまくれ！！」
隊員「ラジャー！！」
爆竜大佐「両津！！ お前の映像に男気を見た！！ 望み通り引導を渡してやる！！」
ドガァァァン！ ドゴォォォン！！
両津「ぎゃああああ！！ 助けてぇぇ！！ これからは平和に感謝して生きるからぁ???！！」
完
20
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ボケてのアドバイスくだしあああ
高級FFセダンって存在価値あるんか
アニメ『艦これ』の提督ってもしかして無能なのか？
一休「じゃあ捕まえるんで虎を屏風絵から出して下さいよｗ」
姑に一通り家事の仕方を手解きされた。みんな料理を盛る前に食器にラップを敷いたりしてるの？
山本太郎議員「2億ドルの中東支援を中止して今すぐ人質を救ってください」 首相宛にツイート
トマトさん、よりにもよってなぜソコで大きくなってしまったの？(ﾉ∀`)
ラグビーの試合中に突如発生した「気まず過ぎる」イス取りゲーム
韓国人のラーメンの食べ方ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
大学でオタサーに入って抜けたんだけど、どうすればいいか教えてください
山本太郎議員「2億ドルの中東支援を中止して今すぐ人質を救ってください」 首相宛にツイート
【皮】なんだよこの漫画ｗｗｗ【注意】
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