オタク「三次元に興味なし!デュフフフwww」少女「完全同意ww」back

オタク「三次元に興味なし!デュフフフwww」少女「完全同意ww」


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1:
オタク「やっぱり二次元最高でござるな!!」
少女「うむ!まどマギ最新刊が出ててるじゃなイカ!!」
オタク「よし、早レジに突撃でござる!!」
少女「ラジャ―であります!!」
オタク「……」
少女「これくーださい!!」
オタク(オフ会で出逢ってから一か月かぁ……付き合えないかなぁ)
「侵略!? イカ娘? 【初回限定特典(侵略者ステッカー/クリアシートコレクション)付き】 [Blu-ray]
4:
少女「いやぁ、良い買い物ができましたな、軍曹!!」
オタク「ああ。これは帰ってからが楽しみで仕方なし!」
少女「これからどうします?」
オタク「え……?」
少女「もう解散でいいですか?」
オタク「う、うん。もういいんじゃない。買う物買えたし」
少女「では、私はここで」
オタク「あ、うん」
少女「さよならー!」
オタク「バイバイ」
オタク「……はぁ」
5:
実際こんな奴ばっかりだよな
9:
自宅
オタク「まどかかわいいなぁ」
オタク「……はぁ」
オタク「暇だし……オナヌーでもするか」
オタク「ハァハァ……」
オタク「まどかタン……ハァハァ」
オタク(あの子……処女だろうな……)
オタク「ハァハァ……」
オタク「うっ……」
オタク「………」
オタク(くそ……またあの子で抜いちまった……くそ)
14:
ピリリリ
オタク「誰だ……?」
オタク「……メールだ」
少女『まどマギ最新刊、超絶面白かったでござるなwwwwまたこんど一緒にアニメショップめぐりしようじゃなイカwww』
オタク「……」
少女『今度はオヌヌメのアニメとかラノベとかもご教授ください!!それでは?♪』
オタク「……」
オタク「ハァハァ……」
オタク「……うっ……ふぅ……」
オタク「やっぱりあの子は俺のこと好きなのか……?」
オタク「い、いや……こんなキモデブオタのことなんて好きになるわけねーよ」
23:
大学 サークル
「おっす」
オタク「よお」
「今度、声優イベントあるんだけど、いくだろ?」
オタク「そうだなぁ」
「今度のゲストはやべーぞ」
「キタエリなんだよな」
「やべー」
オタク(なんだろう……声優とかどうでもよくなってきたな)
オタク(少し前まですげー好きだったのに)
34:
オタク「……」
「では、恒例のアニメ視聴談義でもしようずwww」
「やっほーwwww」
「今日は何を上映するんだ?」
「やっぱFateだろjk」
「キターwww型月厨wwww」
「うるせえ!!」
オタク「なあ、イカ娘にしないか?」
「なんで?」
オタク「なんとなく」
「じゃあ、Fate見終わってからな」
オタク「おう」
54:
テレビ『ゲソゲソ?!!』
「イカ娘はかわいいな」
「アニメはつまんないけどな」
オタク(あの子が今、一番はまってるアニメなんだよなぁ)
「確かに。これってなにが面白いんだ?」
「なんだろうな」
「ギャグもさぶいし」
「笑いどころねーよな」
オタク「なんでだよ。イカ娘が色々勘違いして怒られるところとかいいじゃん」
「そうか?」
「わかんね」
オタク「いや、お前らの感性を疑うわ」
「なんでそんな必死?」
オタク「あ、いや……別に」
70:
「よーし、今日は終わりなー!!」
「うーっす。どっかよってく?」
「いいねー、お前はどうするでござる?」
オタク「じゃあ、いこうず」
「よっしゃ。今日はどこいくかなー」
「アニメイトはリア充のす……巣窟でござる!!」
「だな!!あの空気が嫌だわ」
オタク「じゃあ、どうする?」
「虎の穴?」
「まあ、適当にいこうず」
オタク「おk」
81:
アニメショップ
「澪のフィギュアいいなー」
「あ、ねんどろでてんじゃん。買おうかな」
オタク「……」
オタク(そういえばおススメの漫画を教えてほしいとか言ってたな……)
オタク(最近だと……)
「なにやってんの?」
オタク「開拓しようかと」
「お、いいね。俺のおススメはこれだな」
「俺はこれー」
オタク「お、おい、そんないっぺんに言うなよ……」
87:
自宅
オタク「ふぅー……」
オタク「結局、いっぱい買っちまったな」
オタク「まあ、いいや。とりあえずスレ立てして、おススメ聞きながら読んどくか」
オタク「最近のおススメアニメ・漫画をおしえろください……っと」
オタク「さてと……」
オタク「………」
ピリリリ
オタク「ん?」
オタク「メールか……」
少女『ばっよえーんwwwwwwww』
オタク「……」
オタク「いきなり16連鎖は鬼でござるよwwwwwwwwwっと」
オタク(偶に来るんだよな。意味不明なメール)
94:
ピリリリ
少女『今度の日曜日、暇でござる?』
オタク「……ごめん、その日は……声優のイベントが開幕する」
ピリリリ
少女『誰がくるでござる?』
オタク「キタエリ嬢」
ピリリリ
少女『イカ娘は来なイカ?』
オタク「うん」
ピリリリ
少女『了解であります!!では、またの機会に!!』
オタク「……」
オタク「……はぁ、なんで断ってんの……俺」
96:
なぜ断ったし
99:
数日後 大学 サークル
「今日はアイマスでもみようず」
「ところでけいおん!の映画はどうするの?」
「そういえばもうすぐだったな」
オタク「ああ、なんか忘れてたわ」
「みんなで行こうな!!」
「最後はやっぱり拍手するんだろ?」
「もちよwwwwwww」
オタク(映画か……)
オタク(そういえばあの子と会うときはいつもアニメショップ巡りしかしてないな)
オタク(今度は映画とか一緒に……)
101:
自宅
オタク「……」
オタク(お、俺から誘ってみようかな)
オタク(で、でも……断られたりしたら……)
オタク「……」
オタク「い、いや、いい。どうせ断られるし」
オタク「そのうち向こうからメール来るだろうし」
オタク「さてと、買ってきたネギまとかみるかな」
オタク「……」
オタク(あの子と……デート……)
104:
少女『今日はどこに連れて行ってくれるんです?』
オタク『どこでもいいよ?――どこにいきたい?』
少女『あ、えと……』
オタク『なに?』
少女『こ、こんなこと言ったらビッチだって言われる……から……』
オタク『君はビッチじゃないよ?』
少女『……本当ですか?』
オタク『だって……俺のことだけが好きなんだろ?』
少女『は、はい……』
オタク『なんでも言ってみて』
少女『じゃ、じゃあ……えと……貴方の家に……』
オタク『よしいいとも……おいで』
少女『はい……』
オタク(で……この後は家でアニメとか漫画のことを喋る……っと)
105:
自分をみてるようだ
108:
少女『―――あはは、本当に面白いですね」
オタク『だろ?』
少女『えと……この本は……』
オタク『ああ、いいから。俺が片付けるよ』
少女『いいえ。私が……』
オタク『いいから』
少女『あ……手……』
オタク『あ、ご、ごめん……つい手を握って……』
少女『あ、いいです……このままで……』
オタク『え……』
少女『このまま……私を……』
オタク(ハァハァ……あの子が徐に俺の方へと体を預けつつ、そして服をゆっくりと脱いで……)
オタク「うっ……ふぅ……」
オタク「…………ねーな。そんな展開、ねーわ」
114:
数日後 自宅
オタク「くそ!!くそ!!死ね!!学歴厨死ね!!」
カタカタ……
オタク「こいつなんだよ!!マジムカつくぜ!!くそ!!偉そうにいいやがって!!」
ピリリリ
オタク「ん?」
少女『問おう、貴方が私のマスターか?』
オタク「……いいえ、違います」
ピリリリ
少女『エクスカリバーwwwwwwwwwww』
オタク「アヴァロンwwwwwwwwww」
ピリリリ
少女『うはっwwwwwテラ無効化wwwwwww』
オタク(何がしたいんだろ……楽しいけど)
118:
TPPでクリスマスなくなんねーかな
119:
少女『今度の土日、どちらか暇ですかぁー?』
オタク「どっちも暇」
ピリリリ
少女『では駅前に集合しる!』
オタク「詳細希望」
ピリリ
少女『10時に駅前。ご飯はどうします?』
オタク「まあ、テキトーに」
ピリリ
少女『ラジャーであります!閣下!!でわでわ?♪』
オタク「……」
オタク「どうしよう……なんかプランとか考えるか」
オタク「そうだ……スレ立てでもすっか……」
121:
週末
オタク(約束よりも15分も早く来ちゃったなぁ)
オタク(金は十分に持ってきたし……よし)
オタク「あ……きた」
少女「ハァ……ハァ……ごめんなさい!待ちました?」
オタク「い、いや……今来たとこだし」
少女「よかったぁ。じゃあ、行きましょうか!!」
オタク「うん」
少女「あ、切符買ってきますね」
オタク「あ、これ」
少女「え?」
オタク「も、もう買っといた……」
少女「いいんですか?」
オタク「お、おれ……電子マネーだし……切符いらねーから」
少女「えへへ。優しいんですね!ありがとうございます♪」
124:
アニメショップ
少女「見てください!!この造形美!!たまりませんなぁwwwww」
オタク「うむ。これはマミさんの肉感をうまく再現した至高の一品でござるな」
少女「あ、こっちにはイカ娘のフィギュアがあるじゃなイカ!!」
オタク「買ってやろうか?」
少女「え……?あ、いやいや!!流石にそこまでは」
オタク「べ、別にいいけど……?」
少女「いいですって!」
オタク「そ、そう?」
少女「はい。こんな高価な物を奢ってもらったら悪いじゃないですか」
オタク「そ、そうか……」
少女「それで好きなの買ってください、大佐殿!!」
オタク「う、うん……」
128:
少女「あー、楽しかったぁ」
オタク「そ、そうだね」
少女「ごはんはどうします?」
オタク「あ、えと……」
少女「ん?」
オタク「な、なにが食べたい?」
少女「いつも通り、マクドナルドでいいですよ?」
オタク「え、あ、そう……?」
オタク(美味しいパスタのお店調べたんだけど……)
少女「あの?どこか行きたいところでも?」
オタク「あ、いや、君がマクドナルドでいいなら、いいんだ」
少女「そうですか。では、いきましょー♪」
オタク「ガンダム、出る!」
少女「私がガンダムだー!!」
130:
>>128
何故その流れでガンダムカフェに行かない
132:
店内
少女「――満腹じゃぁ」
オタク「そう」
少女「この後、どうします?」
オタク「えと……行きたいとことかある?」
少女「特には」
オタク「そ、そう……えと、このあと……」
少女「あ、ちょっとすいません。電話……もしもし?」
オタク(誰だろう……友達か……?)
少女「えー?今から!?……いや、今は……」
オタク「……」
少女「夜じゃだめ?……いや、そういうんじゃないけど……うん……わかった」
オタク「……どうかした?」
少女「えと……ごめんなさい。急に家の用事ができちゃって……帰らないといけないんです……すいません」
オタク「あ、そう……なら、仕方ないね。早く帰ったほうがいいよ、うん」
136:
少女「……」
オタク「……?」
少女「じゃあ、これで失礼しますね。今日はありがとうございました」
オタク「あ、うん……じゃあ、またね」
少女「はい!今度はおススメのアニメでも教えてください!」
オタク「分かった」
少女「ではでは?」
オタク「バイバイ」
オタク「……」
オタク「ズズズズ……よし、俺も帰るか」
ピリリリ
オタク「メールだ」
少女『バーカwwwwwwwwwwwwwww』
オタク「アーホwwwwwwwwwwっと」
オタク「何のネタだ、これ?」
137:

オタク「あーあ……結局なにもできなかったなぁ」
オタク「はぁ……」
オタク「このまま帰るのも虚しいな……」
オタク「……」
オタク(たまには知らないとこにでも行くか)
オタク(散歩は割と好きだしなぁ)
オタク「……」
オタク(あの子、家の用事とか嘘なんだろうな……)
141:

オタク(こういう閑静な住宅街っていいよなぁ)
オタク(なんか憧れるわ)
オタク(一山あてて、誰にも会うことなくこういう場所でまったり過ごして)
オタク「……」
少女『お茶がはいりました』
オタク『ありがとう。そこに置いておいて』
少女『はい。お仕事のほうは?』
オタク『今度の新作、書けたんだけどみてくれるかい?』
少女『はい。貴方の書く小説は、本当に素晴らしいですから』
オタク『あはは、そうか。照れるなぁ』
オタク「なんてな……」
144:
オタク「はぁ……」
オタク「そろそろ引き返すか」
オタク(でも、いつかこういうところで住んでみたいなぁ)
少女『――すごいです!!感動しました!!』
オタク『だろ?』
少女『特にこの主人公がヒロインを助けるために自分の命を削る技を使うとこなんて痺れました』
オタク『ああ、その見せ場をつくるために前半に伏線を張っておいたからなぁ』
少女『ええ!もうこの伏線がラストで活かされてて鳥肌でした!!』
オタク『ふはは』
少女『……あの……お仕事、終わりでしたら……』
オタク『ああ、こっちに来なさい……』
少女『旦那様……♪』
オタク「デュフフフフフ」
147:
自宅
オタク「はぁ……」
オタク「……PC起動っと」
オタク「なんか面白そうなスレとかないかなぁ……?」
オタク「…………」
ピリリリ
オタク「ん?また、あの子か?」
『再来週の映画だけど、昼からでいいかー?』
オタク「……」
オタク「いいよ」
オタク「はぁ……つまんね」
オタク「シコって寝よ」
152:
数日後 大学
「けいおん!楽しみでありますなぁwwwwwwwwwwww」
「ぶほwwwwww」
「確かにwwwwwww」
「落ち着けwwwwwwおちつけwwwwww」
オタク「……」
オタク(最近、意味不明なメールもないな)
「どうかしたのか!?」
オタク「なんでもないよ」
「じゃあ、今日はメイド喫茶にいこうず」
「いいねいいね」
オタク「そうだな。たまにはいくか!」
「やっほーwww」
153:
メイド喫茶
メイド「おかえりなさいませー、ご主人さま!!」
メイド「こちらへどーぞ」
オタク「……」
メイド「おしぼりです」
「ど、ども」
「何頼む?」
「そうだなぁ」
オタク「……」
メイド「……」
オタク「あの……」
メイド「はい?」
オタク「あ、いえ……」
オタク(あの子に似てるな……写真、撮ろうかな……)
メイド「……」
158:
オタク(いやいいか……余計な金使うだけだし)
「じゃあ、俺はこれ」
「コーヒー所望」
「だれかメイドさん呼べよ」
「お前がよべよーwww」
オタク「……」
オタク(どうでもいいか)
「テラワロスwwwwwwwwww」
「唯ちゃんペロペロ」
オタク(こいつらと居た方が楽だしな……)
オタク(最近、あの子からも連絡ないし)
オタク「おまんら、そういうこというなよwwwwwキモオタってことがばれるだろwww」
174:
数日後 自宅
『明日、十時に映画館な。遅れたら、死刑だから!いいわね!!』
オタク「……やれやれ、わかったよ。死刑は嫌だからなっと」
オタク「……」
ピリリリ
オタク「……あ」
少女『左舷弾幕薄いぞwwwwwwwwwwww』
オタク「何やってのwwwwwwwwwwwwっと」
ピリリリ
少女『被弾wwwwwwwwwうわぁぁwwwwwwwwwww』
オタク「艦長wwwwwwwwwwww」
ピリリリ
少女『ウルズ2、応答願います』
オタク「どうした、ウルズ7?」
178:
少女『明日のご予定は真っ白でございますか?』
オタク「……」
オタク(明日は……)
オタク「なにか、あるの?」
ピリリリ
少女『けいおん!の映画、見に行きませんか?』
オタク「……!」
オタク「どうして?」
ピリリリ
少女『お姉ちゃんがチケットくれたんです。本当はお姉ちゃんと行くつもりだったんですけど、お姉ちゃんが行けなくなってしまって』
オタク「……」
オタク(でも……明日は……あいつらと……)
179:
オタク「……」
ピリリリ
オタク「……!?」
少女『ギー太にくびったけwwwwwwwwwwwwwww』
オタク「……」
オタク(どうする……)
オタク(い、いや……迷うことなんてないな)
オタク「……」
オタク「よし」
ピリリリリ
オタク「返信はやいな」
少女『了解!!』
オタク「……」
181:
翌日 映画館
オタク「待たせたな」
「おそい!罰金!!」
「罰金!バッキンガムよ!!」
オタク「まだ約束の10分前だろwwwwww早漏乙wwwwwwww」
オタク(これでいいんだ)
オタク(変な期待をするだけ無駄だ)
「んじゃ、入ろうぜー」
「やっほー!!!」
オタク「おっしゃー!!!」
182:
なんと
184:
「いやー、面白かったな」
「神作キタコレwwwwwwww」
オタク「案の定、ヌルヌル動いてましたな」
「これは早、議論しなければ」
「反省点とか拙者、見つけてしまったでござる」
「アンチ乙」
オタク「あははは」
「あ、俺ちょっとトイレ」
「おう」
オタク「俺、なんか飲み物買ってくるわ」
「承知」
オタク(確か自販機は……あった)
オタク「えっと……コーヒー……これか」
ガコンッ
オタク「ふぅー……ん?」
186:
少女「―――」
「―――」
オタク「え……」
少女「―――」
「―――」
オタク「……あの子も映画館にきてたのか」
オタク「一緒にいるのは友達か……?」
オタク「まあ、どうでもいいよな」
オタク「さてと……」
少女「……」
オタク(あ、やべ……見られた、か……?)
友「どうしたの?」
少女「え、ううん。なんでも」
友「私、アニメって初めて見たけど結構面白いね」
少女「でしょー?」
188:
オタク「……」
オタク(いったか……)
オタク「……そうだよな。あの子もここに来るよな」
オタク「時間まで被るとは思ってなかったけど」
オタク「……」
「おかえり」
オタク「よお。これからどうする?」
「じゃあ、マック行ってからのー?」
「けいおん!談義ですな!!」
オタク「いいですなぁ!!」
ピリリリ
オタク(ん、メールだ)
少女『嘘つき』
オタク「……」
199:
店内
「だから、俺はあそこの描写はもっとあずにゃんなんだよ」
「いみふwwwwwwwwww」
オタク「……」
オタク(嫌われたな……)
オタク(いや……初めからただの趣味があう友達だっただけだし)
オタク(初めからこいつらと約束してたし……)
オタク(用事があるからって言ったのは……嘘じゃ、ないし……)
「おい?」
オタク「え?」
「どうかしたのか?なんか落ち込んでね?」
オタク「い、いや……なんでもない」
「そうか?」
オタク「おう」
202:
「そういえばハルヒのときと同じで二回見に来たらなんかくれんのかなぁ」
「そう言う情報はないでござるな」
「あくどいでー!でもみちゃう!!悔しい!!」
オタク「あれば見るか?」
「もちろんでふwwwwwww」
オタク「だよなぁ!!」
「これからどうする?アイフル」
オタク「誰かの家でゲームでもすっかお?」
「いいですな」
「異議なし!!」
オタク「じゃあ、いくか!!」
206:
自宅
オタク「疲れた……コーヒーでも淹れるかな」
オタク「おっと、その前に録画しておいたアニメを……」
ピリリリ
オタク「!?」
オタク「……」
『明日の講義なんだけど、確かあの資料いるよな?』
オタク「………ああ」
ピリリリ
『サンキュー』
オタク「……」
オタク「あの子にメールしたほうが……」
オタク「あ、いや……そんなことしてもキモがられるだけじゃ……」
オタク「……」
テレビ『――抱きしめたいんだ♪(パンパン♪)』
207:
抱いてる真っ最中じゃねえか
209:
オタク「……抱きしめたいんだ……っと」
テレビ『ちっちゃくないよ!!もー、おこったぁ!!』
オタク(なんか返事くるかな……?)
オタク「……」
テレビ『先輩!今日もちっちゃいですね!!』
テレビ『またいったぁ!!ふええーん!!』
オタク「……」
テレビ『小鳥遊くん……あのね……』
オタク「……このキャラ、あの子に少しだけ似てるかも……雰囲気とか……」
ピリリリ
オタク「!?」
母『お正月は帰ってこれる?待ってるからね』
オタク「……」
テレビ『かたなしくん!!もっと伊波ちゃんを大事にしてあげ―――』
オタク「……メール帰ってこないし、寝るか」
213:
数日後 大学
「もうすぐクリスマスだなぁ!!」
「ぶほwwwwwwwww」
「なんか予定あるやつー!!」
オタク「……」
「すまんのぉ」
「?!」
「俺、用事あるんだ」
「おい!!なんだとぉ!!」
「俺も……実は……」
「ぎゃぁぁ!!!まさかの彼女持ちかぁお前らぁぁ!!」
オタク「まじかよ!!ざけんな!!!」
「コミケも彼女といってまいるでござるwwwwwww」
「むっきー!!!!」
オタク「二次元さいこーって言ってただろ、おまえらwwwwwwwwwww」
214:
「仕方ねえ……今年は三人でクリスマスやるか」
オタク「せつねえ」
「俺にはほむらちゃんがいる!!」
「僕にはルイズちゃん!!」
オタク「俺は―――」
少女『こ、これ……クリスマスプレゼント……』
オタク『え……』
少女『今まで無視しててごめんなさい……私、嫌われてるかと思って……それで……』
オタク『そんなことないよ……俺は君のことが好きなんだから』
少女『うれ……しい……あの……もうひとつ……クリスマス……プレゼント……』
オタク『なに?』
少女『私の……初めて……を……あげ、ます……』
オタク「……」
オタク「まどかタンと伊波ちゃんが俺の嫁!!」
222:
数日後 自宅
オタク「はぁ……冬期休暇になったらなんもすることないなぁ」
オタク「……なんかスレないかな……?」
オタク「お……!!」
オタク「500までいったらおっぱいうpか……加加……っと」
オタク「……」
オタク「うはwwwwマジもんだ!!」
オタク「ありがたや、ありがたやwwwwwwwww」
オタク「………」
テレビ『では、朝のニュースです』
オタク「朝か……そろそろ寝るかな……」
オタク「その前にシコっとくか」
オタク「……・ふぅ……」
オタク「……・つまんね」
228:
トゥルルルル
オタク「すぅ……すぅ……」
トゥルルルル
ガチャ
『ただいま電話に出ることができません。ピーっという発信音の後にメッセージをどうぞ』
少女『もしもし?あの、もしよければお電話もらえますか?夜の6時までなら暇なんで、お願いします』
ピー
『午前8時42分、です』
オタク「すぅ……すぅ……」
236:
オタク「ん……」
オタク「ふわぁぁ?よく寝た……」
オタク「もう三時か……」
オタク「さてと……飯でも食うかな……」
オタク「その前にトイレー♪」
ピリリリリ
オタク「お?!」
『今から遊べるかお?』
オタク「おっけーだおっと……」
オタク「よし」
オタク「ん?着信……」
オタク「あの子からだ……」
オタク「……なんだろう?」
242:
『メッセージを再生します』
ピー
少女『もしもし?あの、もしよければお電話もらえますか?夜の6時までなら暇なんで、お願いします』
『午前8時42分、です』
オタク「……」
オタク「どうしよう……」
トゥルルルル
オタク「あ……はい?」
『おっす!おっす!!じゃあ、今から駅前にこれるか?』
オタク「おう」
『遅れるなよ?』
オタク「わかってるって」
オタク「……メール、しとくか」
オタク「なにか、用事?っと」
243:
電話しろよおおおおお
250:
駅前
オタク「おまたせプリンス」
「よう!!んじゃ行こうぜ」
オタク「なんかあんのか?」
「あれが遂に稼働したんだ」
オタク「おやおや初音ミクですかお?」
「そのとおりwwwwwwwww」
オタク「じゃあ、行きますか!!」
「ぱしへろんだすwwwwwwwwww」
253:
ゲームセンター
オタク「神曲プレイでもすっか」
「いいな!!俺もやろっと」
『みっくみっくにしてあげるー♪歌はまたねがんばーるから♪』
オタク「へいへーい」
―――トゥルルルル
「俺はルカ様だぜー」
オタク「いいのう!!」
『半径?♪』
「おらおら!!」
オタク「あはは」
―――トゥルルル
255:
繁華街
ガヤガヤ……
「楽しかったな」
オタク「あ、もう5時半か」
「どうする?」
オタク「どっかで飲むか?」
「それもいいな」
オタク「じゃあ、行くか」
「おうよ」
オタク「確かさぁ、こっちに安い居酒屋が……」
「あったっけ?」
オタク「あるって」
――ピリリリリ
オタク「あ、あれあれ!!」
「お、マジだ」
257:
>「おらおら!!」
そのボカロはそんなに暴力的なゲームなのかwwww
263:
店内
「あ、俺ちょっとトイレ」
オタク「おう」
オタク「ゴクゴク……ぷはぁ」
オタク「……そういえば、あの子から返信きたかな?」
オタク「……」
少女『ごめんなさい。もういいです』
オタク「……」
オタク「なんだ、これ?なんのアニメネタ……?」
オタク「……ごめんwwwwwwwなんのネタですかwwwwwwww新参に詳細をwwwwwwwっと」
オタク「ん……?着信もある……」
「――悪い悪い」
オタク「おう」
266:
自宅
オタク「あー、いい感じに酔ったな」
オタク「……そういえば、あの子……なんの用事だったんだろう?」
オタク「メールは返ってこないし……」
オタク「……」
『メッセージを再生します』
少女『もしもし?あの、もしよければお電話もらえますか?夜の6時までなら暇なんで、お願いします』
オタク「……」
オタク「もう9時だし……なぁ」
オタク「メール、もう一回しとくか」
オタク「今、暇?今から電話かけてもいい?っと」
オタク「……」
オタク「PC起動すっかな」
269:
オタク「このスレおもすれwwwwwwwwwww」
カタカタ……
オタク「……」
オタク「アニメでも見るかな……まだゆるゆりも最後までみてねーしな」
オタク「……」
テレビ『アッカリーン!』
テレビ『はーい。ゆるゆり、はっじまるよー!』
オタク「……」
『メッセージを再生します』
少女『もしもし?あの、もしよければお電話もらえますか?夜の6時までなら暇なんで、お願いします』
オタク「……はぁ」
オタク「そう言えばあの子の声、久しぶりに聞いたな……」
テレビ『大事件♪』
271:
深夜
オタク「ふわぁぁ?。もうクリスマスイブになっちまったな」
オタク「……」
オタク「そういえば積んでたエロゲあったなぁ……」
オタク「インストでもすっか」
オタク「……」
『インストールを開始します。よろしいですか?』
オタク「……やっぱいいや」
カチッ
オタク「……」
オタク「あーあ……なんかつまんねえなぁ……」
オタク「……寝るか」
オタク「……」
277:
翌朝
トゥルルルル
オタク「ん……あ!?!」
オタク「も、もしもし!?」
『おっはー!?元気か?』
オタク「お前か……」
『なんだよ』
オタク「クリスマスパーティーか?」
『そうそう』
オタク「何時だ?」
『えっと……6時から、俺の家で』
オタク「おk、把握」
『じゃーな』
オタク「おう」
オタク「……結局、あの子から連絡はなしか。ま、当然か……」
282:
オタク「時間までPCだな」
オタク「今日は外に出たら惨めになるし……」
オタク「……」
オタク「……はぁ」
オタク「なんもする気おきねえなぁ……」
オタク「……」
オタク「電話……出るか……?」
オタク「……」
オタク「………よ、よし」
オタク「あの子の……・メモリは……」
オタク「………」
トゥルルル……トゥルルル……
オタク「……」
トゥルルル……トゥルルル……ブツッ
オタク「―――もういいや。どうせ嫌われてるし」
288:
電話でろやあああああああ
290:
オタク「……」
テレビ『あっはっはっは!!!私に敵うとでも思っているでゲソか!!』
テレビ『やめろ!!イカ娘!!』
テレビ『ぎゃぁぁぁ!!!!』
テレビ『イカ娘ぇぇぇぇ!!!!』
オタク(あの子、まだイカ娘みてるのかな……)
オタク(すっごいはまってるって言ってたな……)
オタク「はぁ……」
オタク「……」
テレビ『くっ……やるじゃなイカ!!でも、私は諦めないでゲソよ!!』
オタク「……」
テレビ『くらうでゲソーーー!!!であぁぁ――――』
プツッ
オタク「つまんね」
293:
テレビ『綾波ぃぃぃ!!!』
オタク「……」
オタク「……よっと」
トゥルルル……トゥルルル……
オタク「……」
トゥルルル……
オタク「出るわけ、ないよな……」
オタク「……」
トゥルルル……ブツッ
オタク「もういいや」
オタク「俺が惚れられるなんてありえないし」
『トゥルルル……』
オタク『はい!!』
少女『あ、あの……何か、用事ですか?何度も電話されても困ります……』
オタク『あ、えと……君こそ、用事があったんじゃ……』
299:
少女『えと……なんで、無視してたんですか?』
オタク『いや……無視なんて……』
少女『私……ずっと連絡くれるの……待ってたんですよ……?』
オタク『……ごめん』
少女『許しません……私と付き合ってくれるまで、許さないんだからぁ!!』
オタク『おいおい……』
少女『ふん……でも、大好き……です……』
オタク「……」
テレビ『碇くん、もうダメなの』
テレビ『そんなこというなぁ!!』
オタク「はぁ……」
オタク「時間まであと四時間もあるな」
オタク「暇だ……」
300:
また妄想か
308:
オタク「……あ、雪が降ってる」
オタク「……」
テレビ『では、街行くカップルに今日の予定をきいてましょう!!』
オタク「……」
テレビ『今日はこの後、どこへ?』
テレビ『えっと、今日は彼の家で鍋でもしようかって』
オタク「はいはい、仕込み乙」
オタク「なにすっかなぁ」
トゥルルル……
オタク「!?」
トゥルルル……
オタク「……」
トゥルルル……
オタク「……あ、あの子から……だ……」
310:
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
315:
オタク「……」
トゥルルル……トゥルルル……
オタク「……は、はい?」
『もしもし?』
オタク「え……?」
『あの、もしもし?』
オタク「もしもし……?」
『あ、えと……どうも』
オタク「だ、だれ……?」
『すいません……あの、私は友達なんですけど』
オタク「はぁ……」
友『今、すこしいいですか?』
オタク「え、ええ」
オタク(なんだ……?)
332:
友『えと……』
オタク「は、はい?」
友『あの……その……』
オタク「……」
友『―――ねえ、やっぱり直接言ったら?』
オタク「……」
友『―――あ、すいません』
オタク「い、いや……」
友『あのですね……何度か電話してますよね?あの子の携帯に』
オタク「はい……」
友『もうやめてほしいって、あの子が……』
オタク「……」
友『……あの、ですね……』
オタク「うん……分かった。もうかけない」
友『あ、ちが―――』
341:
オタク「はぁ……」
オタク「……」
『メッセージを再生します』
少女『もしもし?あの、もしよければお電話もらえますか?夜の6時までなら暇なんで、お願いします』
オタク「……」
少女『もしもし?あの、もしよければお電話もらえますか?夜の6時までなら暇なんで、お願いします』
オタク「もう一回だけ……」
少女『もしもし?あの、もしよければお電話もらえますか?夜の6時までなら暇なんで、お願いします』
オタク「……」
『メッセージを消去しますか?』
オタク「……」
『メッセージを消去しました』
オタク「……オワタ」
オタク「あ、いや、始まってもないか……」
349:
オタク「―――そろそろ、準備するかな」
オタク「……」
オタク(何が言いたかったんだろう……あの子……)
オタク「……」
オタク「気にしても仕方ないか」
トゥルルル……
オタク「……はい?」
『そろそろだぜ!!悲しみのクリスマス会!!』
オタク「そうだな」
『ところでプレゼント交換とかするか?』
オタク「どうしようかな」
―――ピッピッピッピッピ
オタク「あ、悪い。誰かから電話だ」
『おう。んじゃ、待ってるからな』
オタク「あいよ。―――もしもし?」
359:
友『あ、もしもし!?』
オタク「え……」
友『あの、今、大丈夫ですか?』
オタク「なに?」
友『えと……もう一度、あの子と話してもらえませんか?』
オタク「いや……俺は……」
友『あの子に頼まれたからとかじゃないんです。ただ、もう一度だけ……話を』
オタク「どうして……?」
友『えと……それは……』
オタク「俺はもう嫌われてるみたいだし……」
友『そんなこと……』
オタク「ごめん……これから用事があるから」
友『そ、そうですか……あ、じゃあ、もし気が変わったらあの子の携帯に電話してあげてください。私から携帯を握りしめとけっていっときます』
オタク「あの……」
友『日付が変わるまでは待つように言っておきますから。お願いします』
370:
友人宅
「メリークリスマース!!!!」
「ひゃっほーwwwwwwwwwwwww」
オタク「いえーいwwwwwwwww」
「じゃあ俺の嫁を紹介しまーすwwwwwwwwほむちゃん!!!」
「僕はルイズwwwwwwwwwww」
「うはっwwwwwww俺達マジできめえwwwwwwwww」
「こんなんじゃあ一生彼女とかできねえwwwwwww」
「ワロタwwwwwwwwww」
オタク「俺の嫁は――――」
少女『どうして……かけてきてくれないの……?』
少女『ずっと待ってるのに……』
オタク(そんなことありえない……もう愛想なんてとっくに尽かしてるだろ……常識的に)
オタク「―――伊波ちゃんwwwwwwwwwwww」
387:
「今日は飲み明かそうぜ!!」
「だな!!」
オタク「おう!!」
オタク「……」
オタク(もう9時か……)
オタク「あの子……」
「ん、どしたぁ!?」
「どうしたのwwwww」
オタク「いや……」
「なんだよ、携帯見つめてただろ」
「なんかあんの?!」
オタク「え……いや、なにも……」
「まさか!!彼女か!?!」
オタク「……っ!?」
「おいおい!!マジンガー!?」
398:
オタク「ば、ばか……んなわけないだろ!!」
「あやしい……携帯みせろー!!」
「打ち首じゃぁぁ!!」
オタク「やめろ!!やめろって!!!」
「お、おい!!この着信履歴、女の子の名前がトップにきてますえ」
「きゃー!!なにさらしてくれとんのー??」
オタク「やめろって!!」
「あれ?待ちうけ、イカ娘じゃん。お前、伊波ちゃんとまどか信者じゃなかったっけ?」
オタク「それは……」
「そういえば、ずっと前にイカ娘の擁護を必死にしてたな」
「あ、わかった。この女の子、イカ娘が好きなんだろ?で、惚れてるお前も好きになったと?」
オタク「ちげーよ!!」
「いいなー。どこで出逢ったの?」
オタク「オフ会で……たまたま、気が合って」
「で、付き合ってんの?――じゃあ、なんでこんなとこにいるんだよぉ!彼女が可哀想だろ!!ばかちん!!」
411:
友達いいやつwwwww俺も友達欲しいwwww
415:
オタク「いや……付き合ってないし……嫌われたし……」
「なんかいってますぜ?」
「なー?どうせ何にも言ってないんだろ?」
オタク「え……」
「いや、分かるよ。俺たちだって年齢=童貞歴だからな」
「怖いんだろ?」
オタク「そ、そんなんじゃあ……」
「つーか、電話しちゃえばいいのに」
「なー?」
オタク「やめろって!!」
「もう遅い!!ダイヤルまわして?♪」
オタク「な……!??」
「ほら」
オタク「で、出るわけないだろ……」
トゥルルル……トゥルルル……トゥルルル……
428:
オタク「……」
トゥルルル……トゥルルル……トゥルルル……
「出ないの?」
オタク「ほら……」
「えー?なんだー、つまんねーの」
「でも、面白いからしつこいくらいコールしようずwwwwwwwww」
オタク「やめろってば……もう切る……」
トゥルルル……トゥルル――ガチャ
オタク「……?!」
「どした?」
オタク「……」
『も、もしもし?』
「お……彼女、電話にでたんじゃね?」
「マジか。どうする?」
少女『あの……なんですか?』
439:
オタク「あ……えと……」
少女『……』
「お前、パソコンにアレないの?」
「んー?録画してるぜ?」
「流そうずwwwwwwww」
オタク「……」
少女『……何もないなら切りますよ?』
オタク「あ、えと……さ……」
少女『……』
オタク(なんで言葉が……妄想ならあんなにスラスラいえるのに……)
少女『………もういいですか?』
オタク「あ……」
テレビ『やめるでゲソぉぉぉぉ!!!!!!』
オタク「?!!」
少女『……!?』
456:
「大音量すぎwwwwwww近所迷惑でしょwwwwwwww」
「すまんwwwwww拙者としたことがwwwwwwwww」
少女『ふふ……イカ娘、見てたんでゲソ?』
オタク「あ、う、うん……」
少女『私も……丁度、見てました』
オタク「そ、そうなんだ……」
少女『はい』
オタク「……」
少女『……』
オタク「あの……今から会えない?」
少女『……どこに行けばいいですか?』
オタク「え、駅前」
少女『わかりました』
オタク「そ、それじゃあ」
少女『はい』
461:
・・・良い友人を持ったな
480:
「いくんでゲソ?」
「リア充は行ってよし!!」
オタク「ごめん」
「来年のクリスマスは一緒にすごそーぜ!!」
「そうだなwwwwwwwww」
オタク「ありがとう……」
「あ、おい!」
オタク「え」
「これ、この前ゲーセンで取ったイカちゃんのストラップ。いらねえからお前にやるよ」
オタク「……」
「はよいけ」
「外は寒いぞ」
オタク「じゃあ……行ってくる」
「―――俺達なにするwwwwwwwww」
「オレオでオセロでもすっかwwwwwwwwww」
485:
オレオでオセロか…
507:
駅前
オタク「はぁ……はぁ……」
オタク「あの子は……」
少女「―――あ」
オタク「……や、やぁ」
少女「……」
オタク「ごめん……」
少女「どれだけ待ったか、分かってます?」
オタク「え……いや、でも電話してから10分で来たし」
少女「いや……そうじゃなくて……」
オタク「……あの、電話……なんだったの?」
少女「……あれはもういいです。忘れてください」
オタク「でも、気になるし……」
少女「私は一度、貴方に愛想が尽きたんです。だから、あの電話は忘れてください」
オタク「そ、そう……」
524:
少女「それより……早くしてください」
オタク「え……なにを……?」
少女「メール、してきたじゃないですか」
オタク「メール……?」
少女「私……あのメールからなんて返せばいいか、わかんなくて……」
オタク「……?」
少女「……忘れたんですか?」
オタク「え?なんのメール?」
少女「最低……」
オタク「あ、いや……」
少女「すごく気が合って……いつのまにか好きになってて……でも、結局は私の空回りだったんですね」
オタク「ちょっとまって……」
少女「……」
オタク「なんのメールのこと?」
少女「だ、抱きしめたいんだ……って、メールしてくれたじゃないですか……なんで、覚えてないんですか……」
545:
オタク「いや……あれは……」
少女「え……?」
オタク「アニメのOPの歌詞を送っただけ……なんだけど……」
少女「な……?!!?」
オタク「パンパンパンって返してくれるかなって……」
少女「うー……」
オタク「え……」
少女「あれから私がどれだけ……悶々としてたか……」
オタク「あの……」
少女「知らない!!」
オタク「あ、ちょっと」
少女「もういいです!!」
オタク「まって……!!」
少女「……ふん」
オタク「あ、あの……俺、す、すきだ……から……」
587:
少女「……」
オタク「……君のこと……」
少女「……」
オタク「好きだ……き、嫌いじゃないなら……その……付き合って……ください……」
少女「……」
オタク「……」
少女「……よく聞こえません」
オタク「え……い、いや……もう、その……足とか震えて……心臓も爆発しそうなんだけど……」
少女「……じゃあ、もっと耳元で」
オタク「い、いや……」
少女「抱きしめたいって言ってくれたじゃないですか……」
オタク「あ、えと……じゃあ……」
少女「……温かい」
オタク「す、すき、です……付き合ってください……」
少女「私で良ければ……お願いします」
601:
えんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
626:
数日後 自宅
トゥルルル……
オタク「もしもし?」
『今日、大みそかだけど暇か?』
オタク「あ、えと……」
少女「……えい」
テレビ『―――そんなこと納得するめイカ!!!!』
オタク「おわ!!しっ!しーっ!!」
『なんだよ!!!死ね!!!幸せそうでなによりだこんちくしょう!!』
ブツッ
オタク「あ……おい。いきなり音量あげんなよ」
少女「ダブルブッキングは駄目ですよ」
オタク「いや、ちゃんと断るつもりだったって」
少女「信じられません。押しに弱いですからねー」
オタク「それをいうなよ……」
648:
夜 神社
少女「あんまり人がいませんね」
オタク「そうだな」
少女「さ、初詣しようじゃなイカ」
オタク「お、おう」
少女「……5円を投下しろ!!」
オタク「いえっさ?!」
少女「……」
オタク「……」
少女「――何をお願いしました?」
オタク「え……あ、今年もいいことがありますようにって」
少女「じゃあ、もう叶ってますね」
オタク「え……」
少女「今度、けいおん!の映画、一緒に見に行くんですよね?」
オタク「あ、ああ、2回目な……グッズ貰えるしな」
668:
少女「ほら、叶ってるじゃなイカ」
オタク「お、おう」
少女「ちなみに私はですねー」
オタク「え?」
少女「貴方が三次元の私にもっと興味を持てますようにって、願いました」
オタク「な……」
少女「完全同意?」
オタク「か、完全同意……というか、もう持ってるし……」
少女「ふふっ……じゃ、行きましょう。まだ、イカ娘全話視聴ができてませんから」
オタク「結構疲れてきたんだけど……」
少女「だーめ」
オタク「はい……」
少女「……今年もよろしくお願いしますね?」
オタク「はい。お願いします」
END
671:
>>668
乙でした!
684:
>>668
乙! 面白かったわ
70

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