【R-18】大和「鳳翔さんと夜の勉強会」back

【R-18】大和「鳳翔さんと夜の勉強会」


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SS初挑戦になります。
大和 → お艦 ← 武蔵 の作品です。
R?18、ふたなり表現あります。
それでも宜しければお読みください。
2: 以下、
12月某日
鎮守府──廊下──
大和「ふう、さっぱりしました。やっぱり出撃後のお風呂は良いものですね」
うん、やっぱり戦艦足るもの出撃してこそですね。
何時も鎮守府のお留守番でしたから。
先日の渾作戦ではなぜか出番がありませんでしたし。
武蔵「ああ、そうだな。特にこの季節風呂で飲む酒は格別だな」
ええそう、お酒。
今回の第二次サーモン海戦、奇跡的に大破ゼロということで提督からボーナスが出ました。
久しぶりだからちょっと飲み過ぎちゃったかも。
……後半提督涙目になってたの、気のせいじゃないよね?
figFIX 艦隊これくしょん -艦これ- 天津風 中破ver. (ノンスケール ABS&ATBC-PVC塗装済み完成品)
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3: 以下、
武蔵「しかし今月の出撃も終わってしまったな。……これでしばらくまたしばらく演習か、退屈だな」
大和「そうね、私も武蔵もまだまだ練度不足ですし、もうしばらく演習、続くでしょうね。
 実践に出してもらえないのは不本意だけど、大型作戦の後で資材も足りませんし」
武蔵「まあ、そうか。我々が出張り過ぎても提督が泣くしな。……ところで大和、だいぶ鎮守府には慣れたようだな」
大和「ええ、おかげさまで。いろいろ教えてくれて、どうもありがとう。貴女と矢萩が先に居て助かったわ。
一応艦隊のみんなの名前、覚えたわよ。まだ話したこと無い艦娘も居るけど、みんないい子たちよね」
武蔵「そうか、お役に立てて何よりだよ。まあ、私もそんなに長い期間居たわけでは無いがな。
それでだ、提督にはどんな印象を抱いてる?」
大和「提督? ……う?ん、優秀な指揮官だと思います。私たち艦娘のことを第一に考えてくれるし。
 時々なにを考えているのか分からない所がありますけどね」
武蔵「ふむ、他には?」
大和「他ですか? あまり軍人らしくないですよね。普段ちょっとだらしないところもあるし。
 あ、それに時々変なことして怒られてますよね。
 駆逐艦の娘とかにわざとバレるようなことして。おかしいですよね、ふふっ」
4: 以下、
武蔵「そうか……恋愛感情の類はないのか?」
大和「えっ、提督に恋愛、感情? 特にそういうの、無いかな。……っていっても提督もうケッコンしてるじゃない、軽巡の娘と」
武蔵「そうか、今は無い、か。しかし今後そう言う気持ちが芽生えたらジュウコンという制度もあるぞ」
大和「ですから、提督とはなにも。それにジュウコンとか、あまり軽々しく口にするものじゃありませんよ。奥さんに失礼じゃないですか」
武蔵「む、失言だったな、すまない。ああ、駄目だな酔いが回りすぎたか……。久しぶりに姉との出撃だったので浮かれていたようだ。少し静かに しよう」
大和「……もう、少し飲みすぎじゃなくて? いえ、いきなり変なこと言うから少し驚いただけですし、別に構いませんよ」
でも、恋愛感情? そもそも殿方が提督しか居ませんし……
艦娘同士そういう仲になる娘達もいるとは聞くけれど。
よく話すという意味なら矢萩や阿賀野型の娘達よね。それと妹の武蔵と……ああ、そうだ軽空母のあの人、鳳翔さん
彼女と初めて話したのは、着任後まもなくだったかな。
あの頃はまだ実践に出してもらえなくて拗ねていて……
5: 以下、
……………………
…………
……
大和「…………」
大和「……………………」
……暇だわ。鎮守府に着任して早一週間、まさか一度も出撃させてもらえないなんて。
たしかに鎮守府は財政難と伺っているけど、それでも演習くらい出してくれたっていいじゃないの。
矢萩「あら、大和じゃないどうしたの、こんなところで」
大和「あ、矢萩。……ただの散歩よ。あなたはこれから出撃?」
矢萩「ええ、鎮守府近海の対潜哨戒に、ね。最近忙しくて。
 ねえ、貴女まだ出撃、させてもらえないの?」
大和「提督へ進言してはいますけど……。
 大和が資財不足の原因であるのは理解してますから、強く言えないですしね」
矢萩「せっかく着任したのに災難だったわね。今は工作艦探しだの秋作戦の準備だので特に厳しい時期だから。
 一応私からも話してみるけど、あまり期待はしないでね」
大和「ええ、お願いね」
矢萩「っと、もうこんな時間。それじゃあ、大和またね」
大和「ええ、気をつけて。……必ず帰ってきてよね」
矢萩「当然よ。──貴女の居ないところで沈んで堪るものですか」
6: 以下、
むぅ、やっぱり出撃しないと。ただの穀潰しだなんて耐えられない。
今晩、提督にもう一度進言しようかしら……。
そんな事を考えながらしばらく歩くと、何処からか低い音が聞こえた。
大和「あら、この音……、航空機、よね。中庭の方から……?」
空母かしら、それとも航空巡洋艦の娘?
どうせする事もないし、少し見せてもらおうかな。
もしかしたら話し相手になってくれるかも。
廊下を抜け、中庭に出ると一人の艦娘が佇んでいた。空に放たれた矢が大きく円を描く。
秋の空、宙を舞う艦上機。それを見上げる彼女の横顔が、とても綺麗で、でも消えてしまいそうな程儚くて……。
じっと見ていると目が合ってしまった。
鳳翔「────あら、大和さん? こんなところで逢うなんて珍しいですね」
大和「え、は、はい。気分転換に散歩をと思いまして。あの、鳳翔さん、でしたよね」
鳳翔「はい。名前、覚えていてくださったのですね。ありがとうございます」
大和「い、いえ」
艦隊の炊事担当の方だから覚えてました、なんて言えない。
……何時も御馳走になっています。
7: 以下、
大和「……飛ばしていたのは艦上機ですか。何という戦闘機でしょう」
鳳翔「いえ、あの子達は訓練機です。九三式中間練習機、赤とんぼというんですよ」
大和「えっ、訓練機だったんですか。すみません、航空機には疎くて……。
でも、とてもそうには見えませんでした。とても綺麗に飛んでいたものですから」
鳳翔「ふふ、ありがとうございます。ええ、訓練機、彼らももうすぐ実践です。
 けれども、できることなら、あの子達を海には出したくないものですね。空は綺麗で、とても恐ろしいところですから──」
それは大和にも、分かる。此処ではない何処かで、最期に見た空は、燃えるような恐ろしい色をしていて──)
大和「づっ──。で、でも意外でした。大和は空にあまり良い思い出はありませんけど、空母でもそういう方が居るんですね。
 てっきり空は自分たちの独壇場だとばかり」
鳳翔「あら、意外というほどの事もないと思いますけど。ええ、空は私たちの世界。航空部隊の栄光、だけど同時に墓場でもあるんです」
大和「鳳翔、さん?」
鳳翔「でも……華々しい戦果なんて要らない。ただ一人多くでも無事に帰って来て欲しい。私には、それだけ、なんです。
 ……なんて、すみません。変な話してしまって。忘れてください。
 気分転換、だったんですよね。もっと楽しいことおしゃべりしましょうか。そうね、明日の献立でも──」
8: 以下、
笑って誤魔化したけれど。その目は涙を堪えているよう見えて。なんだろう、守ってあげたいと────思えてしまって。
大和「鳳翔さんっ!」
鳳翔「え、あっ、大和、さん?」
気づくと彼女の手、握っていた。大和よりずっと小さくて、細くて、でも傷だらけの手。
ああ──この人も艦娘で、戦士、なんだって。
大和「……今度は、勝ちます。
 もう誰一人沈ませはしません。貴女も、あの赤トンボの子達も。
 ──大和はその為に来たのですから」
鳳翔「ぁ…………、大和さん」
大和「────っ、あっ、す、すみません。まだ戦場に出たこともないLv1が偉そうなこと言ってしまって」
慌てて手、離したけど、今度は鳳翔さんから握ってくれた。優しく、でも力強く。
鳳翔「ふふっ。そうですね。今度こそ、勝ちたいですね。
 ──ううん、勝ちましょう。
 この艦隊を、よろしくお願いしますね。大和さん」
そう言って微笑んだ彼女の顔が、秋の空より眩しくて──
9: 以下、
……
…………
……………………
思い返すとなんだか恥ずかしいけど、でもあれから彼女と話す機会増えた。
変わらずに鎮守府の皆を支えてくれているけど、でもあの人の弱いところを見たのはその一回きり、だったな。
武蔵「どうした大和、急に黙り込んで」
大和撫子のお手本のような人で、彼女に憧れているところも確かにあるけど。
でも、どうして今思い出したんだろう。
武蔵が変なこと言ったから? 
これって恋愛感情、なの? ……わから、ない。
大和「……ねえ、武蔵。私、鳳翔さんのこと好きなのかな……?」
武蔵「……………………は?」
ん?、うわっ!?いきなりなに言ってるの私。
あー駄目、完全に酔っちゃてる、武蔵のこと兎や角言えないじゃない。
大和「ご、ごめんなさい、変なこと口走って。なんでもないから、忘れて頂戴」
武蔵「………………ぷっ、くくく。いきなり何を言い出したかと思えば。
 ああ、そうか鳳翔か。成る程、ふっくくく。
 まあ、ここは比較的規律が緩い。北上と大井を見てみろ、艦娘間の恋愛も自由らしいじゃないか。くはははっ」
大和「だ、だから忘れてって」
武蔵「ハッハッハ、貴重な姉弄りの材料をそう易々と忘れてたまるか。
 しかし、あの艦隊の母上殿か、くくっ────」
大和「???っむーさーしっ!」
10: 以下、
武蔵「はははっ、ああ、そうだな。
 ──っと、なあ、大和、あそこに明かりが灯っているのは気のせいか?」
大和「話を逸らさないでっ!
 ──えっ? そう言われれば、うっすらと……あそこは洗濯場、ですね。灯りの消し忘れではないの?」
武蔵「そうか? ……いや、中に人がいる。影が動くのが見えた」
大和「……ここからだとかなり距離があるのだけど」
武蔵「ふっ、この武蔵の電探を甘く見ないことだ」メガネクイッ
大和「すごいですね、その電探。大和のももう一つ作ってもらおうかしら」
……そうは言ったけど、眼鏡をかけたイメージ。あんまり湧かないな。
それに信濃だっているし、姉妹全員眼鏡っていうのもどうかしら。
大和「本当に人が居るとして、こんな夜更けに誰が?」
武蔵「駆逐艦が漏らした敷布をこっそり置きに行ったなら可愛いものだが、不審者の疑いもある。
 あるいは、どこぞのビックセブンが下着漁りでもしているのか」
大和「……長門さんのこと嫌いなんですか」
武蔵「聯合艦隊旗艦としての彼女のことは尊敬しているさ。
 だが、あれの駆逐共を見る眼は危険すぎる。何時大事をしでかすか解らん。
 ──なんであれ見つけてしまったものは看過できん、行くぞ」
大和「ええ、何かあってからでは遅いですし」
なにか、誤魔化されたような気もするけど……。
11: 以下、
──洗濯場前──
大和「着きましたね」(ヒソヒソ)
武蔵「ああ、……やはり人の気配がするな」(ヒソヒソ)
大和「……はい。大和にも音が聞こえました」
武蔵「下手人は一人か。体躯は、……比較的小柄だな。戦艦連中ではないようだが。
 ……何かを探す動きをしている。ますます不審者の線が強くなったな」
大和「中を覗いてもいないのに、そんなことまでわかるんですか?」
武蔵「先ほどから言っているだろう、武蔵の電探を舐めるなと」メガネクイッ
大和「その電探が凄いのは分かりましたから。俄には信じられませんけど。
 でも、そんなに電探電探言ってると日向さんみたいな目で見られますよ」
武蔵「……いや、あの瑞雲フリークと一緒にするのはやめてくれ」
大和「あ、でも日向さん、彼女凄いんですよ。先日瑞雲全身に括り付けて空飛んでたって青葉さんがいってました」
武蔵「マジかよ、パないな航空戦艦」
大和「ええ、本当に、凄いですよね、航空戦艦」
12: 以下、
武蔵「っ!──静かにしろ、奴の動きが止まった」
大和「──っ!?」
武蔵に言われ、息を潜める。
──気づかれた? もし、中にいるのが本当に不審者だとしたら、戦闘になる? 
戦闘、──まさか、深海棲艦以外と?
武蔵「──感づかれたか? いや、だが……。…………動きが止まった? 
 む、どうやら中にいるものは望みの物を見つけたようだな」
私も耳を澄ます──音、微かに聞こえる。
……この音、衣擦れかしら? それととくぐもった声。
……声、聞き覚えがある? あれ、この声まさか。
武蔵「だが、少なくともこれで中にいる輩が真っ当な目的で忍び込んだのでないことが分かった」
大和「その、武蔵、中にいる人って、──もしかして」
武蔵「我々の艤装は工廠か。ちっ、取りに行くには遠すぎるな。素手でやり合うしかないか。とすればやはり先手必勝(ぶつぶつ)
 ──よしっ!征くぞ大和、ここは一気に制圧する!!」
大和「えっ!? む、武蔵、待っ────」
武蔵「────我が名は武蔵!!超弩級戦艦、大和型の二番艦である!
 盗人よおとなしく縛につくか、我が拳で塵となるか好きな方を選べぇいっ!!」
?「えっ!き、きゃああっ!?」
大和「──って! あ、…………鳳翔、さん?やっぱり……」
武蔵「っと? ん、なんだ鳳翔か」
鳳翔「──えっ、む、武蔵さん、大和さん!?」
13: 以下、
なんで、鳳翔さんがこんなところに? 手に持っていたもの、慌てて後ろに隠したのが見えた。
それよりも気になったのはどうして彼女、着物、前はだけいてるの?
鳳翔「っふ、ふたりとも、どうしてっここに」
武蔵「ああ、この部屋に明かりがついていたものでな。不審者の疑いもあったから確認に来たのだが。
 ──今、後ろに何を隠した」
彼女の白い肌、今は上気して艶めかしい。
そ、それに下着見えてちゃってる。ブラじゃなくてサラシなんだ、軽空母ってみんなそうなのかな。
でももう緩んでしまって、あと少しでずり落ちそう。
ショーツはどんなの履いてるのかな……見えない、残念。
鳳翔「あ、あのっこれはっ、その」
武蔵「ふむ、Yシャツか。男物だな……とすれば提督のか」メガネクイッ
鳳翔「っ、どうして!?」
大和(電探凄っ!?)
深夜の洗濯場、なぜか乱れた服の鳳翔さん、彼女が持っていた提督の肌着。
状況を鑑みるに、まさかだけど、これってつまり、オナ──
武蔵「ああ、成る程。大和、どうやら彼女は提督のをオカズに自慰の最中だったらしい」
大和「ぶもふっ!」
そういうこと、はっきり言っちゃ駄目でしょ。思いっきり吹ちゃったじゃない。鳳翔さんの前で、はしたない。
……でも鳳翔さん肩震わせて俯いちゃってる。否定しないってことは……、つまり武蔵の言った通り、ってことよね。
武蔵「状況的には長門であった方が面白かったろうが。ふむ、だが悪くない、先の大和の話でもないが。(ぶつぶつ)
 まあ、これはこれで──楽しめそうだ」ギュッ
鳳翔「あっ、えっ、きゃうんっ!」
大和「えっ、む、武蔵っ!?」
あ、今の鳳翔さんの声、可愛かった。あんな声も出るんだ。────じゃないっ! な、なにやってるのよこの娘!! 
隣でなにか呟いていると思ったら、いきなり鳳翔さんの大事なところを鷲掴みに!
って、……え、掴んだって、あれ? 鳳翔さんの下腹部に不自然な、膨らみが。
鳳翔「や、やだっ。武蔵さん、やめてっ。貴女、相当酔ってません!?」
大和「あ、あの、鳳翔さん。もしかして男の人の、生えちゃったんですか……?」
鳳翔「あ、ううぅ」
弱々しい鳴き声は肯定という意味で。
そういえば、着任した時、工廠の妖精さんが言ってたけど──
14: 以下、
……………………
…………
……
妖精さん1「このちんじゅふ、せいりまえにははつじょうきがくるぞー」
妖精さん2「はつじょうき?しゅほうつんでりゃ、おにんにんはえまする」
妖精さん3「しんじておくりだしたかんむすがあへがおぴーすびでおれたーおくってくるなんて」
……
…………
……………………
つ、つまり砲を積んだまま生理前になると男の人のが生えちゃって発情しちゃうと。
────え、ええ、大和にも生えましたよ。
一人部屋で慰めてたら武蔵が入ってきて、この娘ったら、矢萩も呼んできて。それから──。いえ、その話は別にして、でも、だって。
大和「で、ですけど鳳翔さん、空母じゃないですか。主砲なんて何時の間に?」
武蔵「秋イベントの頃から積んでいただろう、それに正確には主砲ではなく副砲だ。
 対空迎撃の仕様が変更になってからだが、気づかなかったか?」
大和「……えっ?」
い、いべんと? たいくう? ……今なんて言ったの、この娘。
武蔵「高射装置が導入されてからというもの、演習でも艦載機の撃墜数が馬鹿にならん。
 そこで艦載機の代わりに砲を積み、少しでもボーキを節制しようという提督の考えさ」
時々妹の言葉が解らなくなります。日本語のはずなのに違う国のものというか……別次元?の言語を聞いているみたい。
あ、鳳翔さんもきょとんとしてる。
武蔵「しかし、仕様変更に託けて過分に食料を要求する輩も居るのは嘆かわしい事だ。まったく、あの一航戦共は……」モミモミ
鳳翔「あの、武蔵さん、んっ、そろそろ手、離して……」
大和「──っ!何時まで揉んでるのよっ!」
15: 以下、
……………………
…………
……
鳳翔「うう、すみません。これが生えてきてから、体、火照ってしまって。我慢できなくてつい、こんなことをしてしまって」
大和「は、はい。私も初めて生えたときは驚いて……。えと、鳳翔さんの気持ち分かりますから。顔上げて下さい。
 提督や他の皆さんには内緒にしますので」
武蔵「──いや、駄目だね」
大和「む、武蔵!何言ってるんですか!?」
この子、いきなり何を。…なにか企んでる顔してる。
「この武蔵に任せておけ」って、なに考えてるのよ。
鳳翔「はい……。許されない事をしたのは分かっています。償いをしろというならどんなことでもいたします」
武蔵「まあ、待て。私が言ったのはそういう意味ではない。ここで鳳翔の件、密事にしてもよいが、それでは我々に貸しを作ってしまうだろう」
大和「……貸し? 秘密にしておく事をそう言うなら、まあ、そうなるでしょうけど、問題でも?」
武蔵「問題か、大ありだよ。いいか、軍記物においては盟友との秘密であるとか約束・貸し借りといったものが戦場での生死を分ける重要なファク ターとなる。俗にいうフラグというやつだな」
なにかまた難しいことを……。
フラグ? flagship級の事かしら。でもそれと今の話、なんの関係が?
大和「その貴女の言う話、フラグ?の事はよく分からないのだけど、ここで鳳翔さんが私たちに貸しを作るのは良くないと?」
武蔵「ああ、そういうことだ。フラグというのはやっかい極まりないものでな。因果の大小はあるが、最悪の場合轟沈する事態にもなりかねん」
鳳翔「轟、沈──。そ、そんな、私の所為で」
物事が飛躍しすぎてる……。このまま行けば変な方向にいく予感しかしないのだけど。
「いいから、黙っておけ」ですって? 怒られても知らないから。
大和「それで、結局どうすればいいのよ」
武蔵「一番は秘密自体をなくす事だが、まさか今回の件公にはできんしな。であれば秘密を共有するのが手っ取り早いと考える」
大和「つまり? もったいぶっていないで答えてください」
武蔵「まあ、結論から言うとだ。──鳳翔、今ここで自慰の続きをしろ」
鳳翔「え、ええええぇえ!?」
大和「ぶもふっ!? っづ、げほっ、な、何言ってるのよ!」
16: 以下、
武蔵「鳳翔は提督のYシャツを私用で使用し、我々はそれを黙ってみていた。つまり共犯という形になるわけだ。
 であるならば3人の間に秘密は存在せず、フラグはそもそも発生しない。
 終わったら、そのまま洗濯機に突っ込んでおけば今夜ここであった事を知るものは居るまい。我々以外は、な」
鳳翔「ええ、で、でも、そんなお二人の前でなんて、私」
さっぱり意味、わかんないわよ。鳳翔さん、貴女絶対騙されてるから。
……で、でもこの人の、オナニー、見れる、の?
武蔵「なに、そんなに未通娘ぶるなよ。お互い生娘と言うわけでもなかろう。
 空『母』と付くんだ、経験人数もそれなりに居るんだろう?
 マスターベーションの見せ合いなど珍しくもあるまいに」
嫌、やめて武蔵、そんなこと聞かないで。それで2桁なんて返されたら私吐いちゃう。
さすがに鳳翔さんの前では出せないけど、後で貴女の上で吐くわよ。
今晩覚えてなさい、武蔵。
鳳翔「え、えっと恥ずかしながら、実は……情事には縁がなくて、誰かとこういった行為は、その、初めて、なんです」
大和「そそそ、そうですよね。鳳翔さんくらい綺麗なら、そのぐらいの数──っえ?」
え? エンガナクテって、今、鳳翔さん経験無いって言ったの? えもしかして──え?
大和「えっ、今初めてって、初めて?」
武蔵「いや、驚いたぞ。初めて、だと……。まさかホントに生娘だったとは」
鳳翔「……も、もう、そんなに何度も言わなくてもいいじゃないですかっ」
大和「す、すみません。これが、ハジメテ。で、でもちょっと意外。鳳翔さんこういうことには詳しいとばっかり」
武蔵「あ、ああ、私も駆逐連中の筆卸で此の手の事は慣れたものと思っていたしな」
大和「ちょっと、武蔵──」
鳳翔「あの、……私、そんな風に思われていたんですか?」
大和「い、いえ。そんなことは全然ないです。私の妹ちょっとあれがアレなんです!」
武蔵「おい」
咄嗟に否定したけど、でも鳳翔さんそういうイメージあるよね。
あと陸奥さんとか愛宕さんとかも。風評被害な気がするけれど。
……でも、初めてなんだ。艦隊の『お母さん』が乙女、なんだ。
……ふ?ん。
…………ふ????ん♪
武蔵「今度は気持ち悪い顔しおって。なんなんだ、さっきからお前は」
18: 以下、
大和「ち、ちなみに聞きますけど、さっき、提督のシャツもって、その、なに、するつもりだったんでしょう」
武蔵「そりゃあナニするに決まってるだろう」
大和「黙って武蔵」
鳳翔「は、はい。今日の昼過ぎには、この子生えてきて、それからどきどきが止まらなくなって──」
大和「そ、それから」
鳳翔「夜の祝勝会ではずっとおちんちんのこと考えていて」
ごくり。お、おちんちん。この人の口から、そんな単語でてくるなんて。
でも祝勝会って、料理振る舞ったりお酌してる間、ずっとエッチなこと考えてたんだ……。
うぅ、大和も興奮してきた。やだ、もしかして濡れてる?
武蔵「ふむ、それでたまらず夜中忍び込んだと……。ちなみに自慰についての知識はどの程度だ?まさかそのままシャツを抱きしめれば収まるなど と宣いはせんよな」
鳳翔「さ、流石に手淫のやりかたくらいは知っています……」
武蔵「ふむ、手だけか?」
鳳翔「え、あの、手だけって、他にもあるんですか?」
武蔵「なんだ耳年増かと思ったが、案外そうでもないらしい。じゃあ、折角だし大和、いろいろ教えてやれ」
大和鳳翔「え、ええっ!?」
武蔵「なに、我が姉上殿は日本が誇る戦艦大和。無論夜伽も百戦錬磨、これ以上の教官はおるまい」
大和「な、なな何言ってるのよ。鳳翔さん、真に受けないでください、そんな私、違いますからっ!」
武蔵「まあ、百戦錬磨云々は冗談にしてもだ、処女も童貞も卒業してるだろ。
 それに更なる研鑽を積んでいると某最新鋭軽巡から聞いているぞ。もはやホテルの名に恥じぬ床上手であると」
矢萩、何話してるのよっ!
いや、確かに処女も童貞も卒業してるけど。…妹でですけどねっ!
それに大和だって相手は武蔵と矢萩だけだし。
っていうかホテル言わないでよ。
19: 以下、
鳳翔「もう、武蔵さん、あまりお姉さんをからかってはいけませんよ」
武蔵「はは、いやすまん。姉上殿で遊ぶと楽しいんだ」
大和「む、武蔵????っ!」
鳳翔「ふふっ、仲よろしいんですね。私には姉妹艦がいないから羨ましいです。……では、これで失礼させていただきますね」
武蔵「おい何処へ行く」
鳳翔「あの、やはり帰してはもらえませんか?」
武蔵「まあ、先ほどの話は兎も角だ、ここで経験しておくのはそう悪いことではないと思うぞ。
 いざ同衾となったときに変なトラウマを作りたくもあるまい?
 それに殿方というのはリードしてもらった方が嬉しいようだしな」
鳳翔「それは、確かに武蔵さんのお話も尤もですけど……。でも大和さんだってお嫌じゃないですか? 私なんかとこういった事──」
大和「い、いえ! なんかだなんてとんでもないですっ。鳳翔さんとできるなら是非っ! むしろ逆にお金払ってでも──。
 ……こほん、というのは冗談にして。いつも貴女にはお世話になっていますし、少しでも大和がお役に立てるのでしたら」
鳳翔「そ、その、いいの?」
大和「や、大和だって鳳翔さんと、こういうこと。想像したことだって……ありますし」(ぼそ)
鳳翔「大和さん? なにかおっしゃいました?」
大和「っ!? い、いえ、なにもっ。
 こ、こういった恩返しというのも変な形ですけど。
 貴女の初めて、大和に、させて下さい」
不味い。心の声、漏れてた? 本当、何してるんだろう、私。いくら何でも酔い過ぎじゃない。
ああ、でも素面じゃこんな事絶対、絶対言えないし。
武蔵「くくく、決まりだな。では夜のお勉強会と洒落込もうじゃないか」
武蔵に嵌められたような気もするけど。鳳翔さんとエッチ、するのよね。
こ、こんな事になるならもっと色々準備したのにっ。
爪は……大丈夫よね。祝勝会でニンニク料理は食べてないし……。
あああ、身体もっと念入りに洗っておくんだった!
鳳翔「あの、大和さん。汗がすごいですけど、本当に大丈夫ですか?無理はなさらないで下さい」
大和「は、はいぃっ!大和は大丈夫ですっ!!」
武蔵「はははっ、キャラが違うぞ大和」
20: 以下、
鳳翔「……で、では宿舎に戻りましょうか。私の部屋でよろしいですか?」
武蔵「なにを言う。此処でするんだぞ」
鳳翔「ええっ! この部屋で、ですか。でも……」
武蔵「鎮守府も老朽化が進んでるだろ? 空母寮なんて特にだ。まあ他もそう変わらんがな……。まともに防音なのは提督の部屋だけだぜ」
大和「はい。実はそうなんです。結構喘ぎ声やベッドの軋む音、隣に聞こえているんですよ。声大きいと廊下まで響いたり……。
 皆気づかない振りしてますけど」
オナニーするのはいいけどもう少し静かにお願いします、山城さん。毎晩「姉さま、姉さま」って廊下中響いてるんだけど。
朝すっごい気まずいんだから。
鳳翔「そ、そうだったんですか」
武蔵「尤もそういうプレイが好きなら止めはしないが、あまりお勧めはせんぞ。どうする?」
鳳翔「……で、でしたらここで、お願いします」
……………………
…………
……
鳳翔「うぅぅ……」
着物を脱いで下着姿になった鳳翔さんを座らせる。
床冷たいからシーツを敷いて。洗濯前だけど意外と綺麗な物多かった。
彼女のシルエットは細身で女性らしくて。だからこそ、下腹部の膨らみ一層チグハグに思えた。
鳳翔「や、やっぱり最期まで脱がないと……いけませんよね。あの、電気消してもらえませんか」
武蔵「暗闇で何を学ぶつもりだ」
大和「は、はい。それは、諦めて下さい」
本当にしちゃうんだ。
あうあうあう、どどどどうしてこんな事に。
ああ、もう──笑うなっ武蔵!
うう、ここまできたら覚悟、決めるしかないか。
──大和。推して参りますっ!
大和「そ、それでは失礼しますね」
21: 以下、
ショーツに手を掛ける。ベージュで飾り気のない彼女らしい下着。
普段の私ならこの布で興奮してたかもしれないけど、いまはこの奥、隠しているものの方が気になって──
鳳翔「んっ」
ショーツ、するり、と脱がして。押さえつけられていた彼女の男性器がぷるんっ顔を出す。
大和「あっ」
あら、ミニ鳳翔さん、可愛い。
武蔵はどちらかと言えばグロテスクって印象だったけど。鳳翔さんのは全然そんなことなくて。
男性器と呼ぶより、もっとこう、おちんちん? いや、意味は同じなんだけどね。
……でも、可愛いけど、あれ? 思ったより、かなりちっちゃい……。
私や武蔵のモノの半分どころじゃない。それよりもっと?
鳳翔「あの……大和さん、私の、何処か変……だったりしますか?」
10センチくらい、かな。駆逐艦の娘と同じサイズかしら。見たこと無いけど……。
もしかして大和の指より短い?
でも間違いなく勃起、していて……可愛いな。
武蔵「どうした、大和?」
半分くらい皮被ってる。でも亀頭は綺麗なピンク色。
あ、今ぴくんってした。うん駄目、可愛い。
大和「ぁ……」
顔、近づける。匂いは、あんまりしないな。あ、先っぽ少し光ってる。先走り……?
鳳翔さんも興奮してるのかな。だったら嬉しいな。ああ、もう、可愛いなぁ♪
武蔵「……おい、何時まで固まってる。なんとか言ったらどうだ」
大和「あ、はい、え?っと。……うん、すごく、可愛いです。なんだかイケナイ子としてるみたい」
武蔵「……だそうだ、良かったな」
鳳翔「……いまの褒められてたんですか?」
あれ、なにか間違えちゃったかな。だって本当に可愛いし…………
武蔵「それで、つぎはどうするんだ? 早くしないと風邪をひいてしまうぞ?」
大和「わ、わかってます。それじゃあ触りますね」
22: 以下、
右手で彼女のおちんちんを撫でる。なでなで。
ちっちゃいけど硬さは問題ないみたい。
突いたり、軽く握ったり。なんだか楽しい♪
でも鳳翔さんのちっちゃいから握ればほとんど見えなくなっちゃう……。
大和「んっ、と大丈夫ですか? 痛くありませんか? もしそうなら、我慢せずに仰って下さいね」
鳳翔「んっ、ふぅ。あ、い、いえ大丈夫です。ちょっと、くすぐったいくらい。そ、それで大和さん、私にお手伝いできること、んっ、ありませんか?」
大和「いえ今は、そのままで。あ、でも、気持ちいいところや触れてほしいところがあったら教えて下さい」
鳳翔「っ、は、はい」
教えて欲しいとは言ったけど、触っているうちにこの子の弱いとこ、だいたい分かった。
裏筋と、カリ首かな。あと尿道口もきっとそう。武蔵も矢萩も弱かったし。……もうちょっと強くしてもいい、かな?
鳳翔「んっ、ふぅっ」
武蔵「ふふ、ああは言ったが乗り気じゃないか、大和。ただ見ているだけというのも暇だし、私はこちらを戴こうか」
そう言うと鳳翔さんの後ろに回り込んで、サラシをはぎ取った。小振りな胸が露わになる。
武蔵の手の平にすっぽり収まるサイズ。大きさの割に乳輪はすこし大きめかしら? 
乳首はおちんちんと同じ綺麗なピンク色。あまり弄った事ないんだろうな。
鳳翔「あっ、むさし、さん。そこ、は。はぁ、んっ」
武蔵「ふむ、龍驤や瑞鳳とまではいかないが、なかなか可愛らしいサイズじゃないか。感度も良さそうだ」
彼女の胸を揉みしだいて。少し乱暴に乳首つねって──
形が変わるくらい力入れられているのに鳳翔さんの声どんどん甘くなっていく。
うん、大和も、もっと強くしてあげようかな。
大和「ん……、んれぇ──」
鳳翔「あ、や、大和さん、なにを」
大和「あ、今唾液、垂らしました。これからおちんちん扱きますので、潤滑剤にと。そのままでしたら擦れてしまうかもしれないので……。
 も、もしかしてお嫌でしたかっ、でしたら直ぐ拭きます!」
鳳翔「あ、い、いえっ。ちょっと、驚いただけですから。つ、続きをお願いします」
良かった、本気で嫌がられていたらどうしようかと思った……。う、うん、続き、しよう。
宣言通りおちんちんをゆっくり扱く。指が上下する度、にちゃにちゃと音が鳴る。
ゆっくりと優しく、でも、鳳翔さんの弱いところに触れるときは少し、力込めて。
大和「おちんちん扱くこと、手コキ、ですね。殿方のマスターベーションの基本です。
 これでイくと、あ、頭真っ白になるくらい気持ちよくなることをイくって言うんですけど。
 そうすると赤ちゃんの素、ここからびゅーって出るんです」
鳳翔「そ、そうなの?んっんっ、ふっ、んあっ、くぅ」
23: 以下、
徐々にスピードを上げていく。空いてる左手で鳳翔さんの太股や腰を撫でる。
白い肌紅潮している。すべすべで、少しひんやり。
何処を触っても柔らかくてすごく気持ちいい。
鳳翔「んっ、ふぁっ、んん」
くちゅくちゅと、音が鳴る。また唾液を足して塗りたくる。扱く毎に指先泡だってきた。
指の動き変えてから、明らかに彼女の声が変わった。初めはまだリラックスしていたけど、今は声出さないよう必死に我慢してる──
鳳翔「んっっ、んんっ、や、まとさんっ、ん、めっ、まってぇ、とめてぇ」
大和「んっ、はい。……少し休憩しましょうか?」
扱く度を押さえて、力緩める。少し激しくしすぎたかしら?
鳳翔さん、もう肩で息してる。
鳳翔「んっ、はぁはぁ、す、すみません。わがままを言ってしまって。もうすこしでその──」
武蔵「なんだ、イくところだったのか。そのまま大和の顔にでも掛ければ良かろうに、きっとコイツも喜ぶぞ」
大和「人をそんな変態みたいに……」
武蔵「なんだ、違うのか」
大和「……」
へ、変態じゃないわよ。違うよね?
でも、もうちょっとで出ちゃうんだ精液。終わってしまうの勿体ない。もっといろいろ、してあげたい。
それに、鳳翔さんの、折角貰えるのなら手や顔じゃなくて──
大和「えっと、実は口で気持ちよくする方法もあるんです。フェラチオっていうんですよ。実は大和結構得意なんですけど、どうしましょうか?」
本当の事を言うと、大和がしたい。鳳翔さんの舐めたい。
秋雲や夕張から見せてもらったエッチな本、確かおねショタ?っていうジャンル。
あれで年上の女の子が暴走しちゃう話があったけど今は本当にそういう感じ。
鳳翔さんのお汁飲みたい。………………私、眼血走ってないよね?
鳳翔「えっ、く、口で、なんて。お嫌じゃないですか?」
武蔵「ああ、そういうことは気にするな。案外癖になる味だぜ。
 それにこう見えて大和の口淫はなかなかのものだ。
 先日試しにしゃぶらせてみたんだが、とても初めてとは思えん業前だったぞ。
 流石は大和ホテル。その看板に偽りなしだ」
大和「武蔵……そんなことばっかり言ってると、もうエッチしてあげませんからね」
この娘は、さっきから。一言多いのよ。
……でも自信があるのはホントだし。自慢じゃないけど口の中でサクランボだって結べるし。
大和「大丈夫ですよ、鳳翔さん。他の皆さんもやっている事ですし」
……たぶん。やってるよね?
24: 以下、
鳳翔「そ、それなら、大和さん、お願いしても、いいでしょうか」
大和「は、はい。それじゃあ、戴きますね。ちゅっ」
最初は、鈴口を啄むように。ああ、鳳翔さんにキスしちゃった。
鳳翔「んっ、はぁ、あんっ、くすぐったい」
陰茎にくまなくキス、して。
キスが終わったら今度は舌先でおちんちん全体に唾液を塗りたくる。
鳳翔さん気持ちよさそうだけど、なんだか複雑な顔してる。
鳳翔「や、やっぱり、やめませんか? その、汚いですから」
汚くなんてないですから。否定の意味も込めて、飲み込んだ。ぱくっ、と根本まで。
鳳翔さんのちっちゃいから一気にいけた。喉奥にも当たらなくて、なんだか物足りないけど。これはこれで、楽で良いかな?
鳳翔「んあぁっ、だめっ、ぅ????、はぁ、んぁっ」
ああ、こんなに浅ましく鳳翔さんの求めて。
頭の中ぽぅっとしてるのお酒の所為だけじゃないわよね。なんだか夢の中に居るみたい。
鳳翔「んっ、はぁ、やまとさんの、あったかい、んんっ」
根本まで口に含んだまま、舌先でおちんちんの皮、剥いてあげる。あまり抵抗無くつるんって剥けた。
鳳翔「んっ、んんっ、ん????っ、それ、だめっ、んっ、かんじちゃうっ」
あっ、皮剥いたら少し匂いが濃くなったみたい。
味も……ちょっとしょっぱいかな。でも全然嫌な感じじゃない。
んっ、駄目すごく興奮してきた。
大和「ちゅるっ、んっちゅぱ、じゅるぅ」
先走り、吸っても吸っても溢れてくる。鳳翔さん、こんなに我慢してたんだ。
鳳翔「んんぅ、っふぅ、??っ」
今直ぐにでも射精までもって行けそうだけど。
出したら終わっちゃうし、もっと我慢してもらった方が、鳳翔さんも気持ちいいよね。
決して焦らしたいとか、考えてる訳じゃないですからね。
鳳翔「んっ、だめ、ふっ、きもち、いい、さきっぽ、むずむず、して、ん」
武蔵「ふふっ、いい顔になってるじゃないか。やはり大和ホテルの名は伊達ではないな」
だから、ホテルではないと……。
……でも、鳳翔さん感じてくれてるけど口、手で塞いでしまって。
声、漏れないように? 彼女の喘ぎ声、もっと聞きたいのに。
27: 以下、
大和「んちゅっぱ、鳳翔、さんっ、んむっ。声、我慢しなくても、んちゅっ。いいんですよ」
鳳翔「んっ、っ、っこえ、だめっ、こえ、でるのっ、ぁずかしい、です、っからぁ」
武蔵「ここから宿舎まではそれなりに離れているし、他の娘に聞こえることも無いと思うが。しかし、そこまで嫌ならこれで塞ぐと良い」
大和「んっ、ちゅっ、ぷぁっ。それって提督の?」
武蔵「ああ、彼のYシャツだよ。
 ──これを口に当てると、どうだ? 声も防げるし、ふふふっ、まるで提督にしゃぶられている気にならんか」
何言ってるのよ、武蔵。おかしいでしょそれ。
鳳翔「んっ、ふぅ、てい、とくぅ」
いや、鳳翔さん? それ、変でしょ。
エッチしているのは大和となのにこの人が想っているのは提督のことで。
あの人のこと好きなのは薄々、気づいてたけれど。でも、それがなんだか悔しくて。
──もう加減なんてしないんだから。
鳳翔「ん?????っ!?」
尿道口を舌で舐りながら、亀頭を口に含んで思いっきり吸い上げる。同時に、指で輪っか作っておちんちんの根本きゅって締める。
更に口、上下させて激しくしごいて──っと。
鳳翔「っ──!?、??っ、ん、っ????」
武蔵「……なんかえらいことになってるな」
今の大和、凄くはしたない顔していると思う。
でも、おちんちんの先っぽぴくぴくしてきて、明らかに感じている。
……どう? 提督、こんな事まで出来ないでしょ。……出来たら嫌だなあ。
鳳翔「っ、──っ、ふっ、──んん!」
口塞いでいるけど呼吸、明らかに荒くなった。亀頭、膨らんで、震えてる。
もうイっちゃうんですね?
大和「っぷあっ、鳳翔さん、イキそうなんですね。ちゅっ、れぇろ、我慢しなくて、良いですから、大和のお口にいっぱい出して、下さい。
 ──あむっじゅるぅっ!」
武蔵「ほら、イくんだろ。大和にアクメ声聞かせてやれ」
鳳翔「っ、ぷぁっ! やっ、だめ、こえっ、あああっ、やまとさっ、それ、つよいっ」
武蔵が提督のシャツ取り上げて、乳首つねり上げる。鳳翔さんの声が部屋中に響く。
これでとどめ。尿道口を全力で吸い上げる。駄目押しで根本から激しく扱きあげる。
鳳翔「いや、いやぁ、なにか、のぼってきちゃ、んぅ、やだ、だめ、やまとさ、くち、はなしてっ、くる、きちゃっ、んんんんんーーーーっ」
28: 以下、
びゅるるっ──っと先端から勢いよく吹き出す。
すごい熱くて、すごい匂いのものが、すごい沢山。
鳳翔「んあああぁ、すみませっ、やまと、さん、いや、と、とまらない、とまらないのぉ」
口の中でぴくん、ぴくんって鳳翔さんのが跳ねるのが分かる。
射精の勢い衰えずに跳ねる度、精液が吹き出す。
武蔵「長いな、ずいぶん溜まっていたみたいじゃないか」
射精たっぷり30秒くらい続いて。
そろそろ落ち着いたかな。口の中一杯のザーメン、そのまますぐには飲みこまずに舌先に集めて――
大和「んふ、ろうれふか、こんら、いっあい、らひらんれしゅよ」
口を開いて彼女に見せてあげる。男の人は出したものを飲み込む前にこうしてあげると喜ぶって前に武蔵が言ってた。
──でも鳳翔さん、どう見ても喜んでいるようには見えないのだけど。
鳳翔「んっ、はぁはぁ、あぁ、やだ、わたしったら、こんなに、はしたないっ。ごめんなさい、すぐに、吐き出して──」
大和「っ、──コクン」
吐き出すなんて、絶対、嫌。
青臭くて、ぷりぷりしていてちょっとえぐみのある味。
でも、嫌悪感なんて微塵も感じなかった。鳳翔さんが、彼女が大和で気持ちよくなってくれた証だから。
飲み下した喉が、胸がぽうっ暖かく、愛おしくなるのを感じた。
鳳翔さんの精通ザーメン御馳走様でした♪
大和「ん、んくっ──ふう。美味しかったぁ」
鳳翔「あ、ああ、の、飲んでしまったんですか。そんな、無理をなさらなくても」
大和「んっ、いいえ。無理なんてしていないです。
 イっちゃいましたね、鳳翔さん……。今のが射精、です。赤ちゃんの種、精液、びゅーって吐き出したの。
 どうでした? 大和、貴女を気持ちよくできましたか?」
鳳翔「は、はい。気持ちよかったです。……すごく。
 すみません、私ばっかりしてよくもらって。私も大和さんにできることがあれば──」
気づくと、ショーツがお漏らししてしまったようにぐっしょりと濡れていて今までにないくらい熱くなってる。
股に触れると奥から更に熱いものがトロっと溢れてきて。その奥が、きゅんきゅん求めていて──
大和「んっ、鳳翔さん、まだ、頑張れます? 大和、このままじゃ納まりがつかないみたいで──もっと欲しい、です。こんどは、『こっち』に。
 ──あ痛っ、なにするのよ、武蔵」
武蔵「ああ、やっと気づいたか。もうすっかり忘れ去られていると思ったぞ。満足したなら交代してもらおうか。私も楽しみたいしな」
大和「えぇ???」
武蔵「なんだ、その不満げな顔は。──どうだ鳳翔?」
鳳翔「え、ええ、私は構いませんけど。ごめんなさいね、大和さん。よろしいかしら」
大和「むぅ……鳳翔さんがいうなら、代わりますけど。
 一回出したら又大和の番ですからね、約束ですからね」
武蔵「ああ、わかってる。ちゃんと一回射精させたら交代するから。心配性だな、姉上殿は」
29: 以下、
武蔵と場所、入れ替える。今度は私が後ろから鳳翔さんを抱き抱えて。鳳翔さん、小柄だからすっぽりと収まった。
ふふっ、大和と比べると大人と子どもみたい。
軽くあぐらを組んで足の隙間に彼女を据えて、おしっこさせるみたいに足を広げさせる。
鳳翔「あっ、駄目っ、この格好、やだ、恥ずかしいところ全部、みえちゃう」
武蔵「ふふっ、尻穴まで丸見えだ。そう恥ずかしがるな、綺麗なものじゃないか。
 陰毛、薄いんだな。私は人より少し剛めでな、羨ましいよ」
うん、この姿勢、楽で良いかも。それにこのフィット感。のぞき込まないと彼女の顔、見られないのがちょっとだけ不満だけど。
でも手、お腹に回してぎゅっと密着すると、暖かい。
鳳翔さんの髪、凄く良い匂い。石鹸の香り、ほっとする。ああ、このままうなじに顔埋めて一生過ごしたい。
大和「んっ、すぅ、鳳翔、さぁん」
鳳翔「あんっ、大和さん、子どもみたい。ふふっ。武蔵さん、それで私はなにをすればいいでしょう?」
武蔵「いや、別にさっき大和がしたことと同じだ。ただヨガってもらえばいい。
 では、戦艦武蔵参る──。っと流石に直ぐは勃たんか。
 仕方ない、回復するまで『こちら』で楽しませてもらおうか」
鳳翔「んっ、えっ?む、武蔵さんそこ、は、っ、ひゃあぁぁあっ!」
うわ、今鳳翔さんから聞いたこと無い声、出た。む、武蔵に何されてるんだろう。
鳳翔「む、武蔵さん、そこ、お尻、っひゃんっ! だ、駄目です、汚いからぁ、ぅう、なめちゃ、だめぇ……」
武蔵「んっ、ちゅぷれろぉ、汚い、だと? そうか、鳳翔の尻穴は汚いのか、ならば尚更綺麗にしなくてはな。
 案ずるな、この武蔵に任せておけ。皺の一本まで念入りに舐めとってやる」
鳳翔「ちが、そういうのじゃなくて、んっ駄目、恥ずかしいからやめて、お、おね、がいです……からぁ、んあっ」
必死に身を捩って逃げようとするけど、私にがっちり抱き竦められてるから身動きとれないみたい。
……少し、緩めてあげようかな。ああ、でも。
…………ごめんなさい鳳翔さん、武蔵は大和の妹だから、妹のしたいこと、させるのが姉ってものだし。
決して貴女のいやらしい声、もっと聞きたいとかじゃないから、──ほ、本当よ。
……………………
…………
……
鳳翔「んっ、あ、ぁぁあああぁあ」
武蔵が鳳翔さんのお尻、舐め始めてから30分くらい、経ったかな?
最初は抵抗してたけど、もうすっかり力抜けちゃって、唇の端から涎垂らして、感じちゃってる。
そんな彼女を見ていると、なんだか悪戯心が湧いてきちゃって──
大和「鳳翔さん、まさかですけど、気持ちよくなったりしてませんよね?
 処女で童貞なのにお尻で感じちゃうなんて、よっぽどな変態さんですよ?」
鳳翔「やぁっ、ちが、んっ、います、かんじてなんか、わたし、へんたい、じゃない、ですっ、ふあああっ」
感じてないならそんな声でませんよ、と喉まで出掛かったけど。口に出すと怒らせそうだし、やめておいた。
30: 以下、
武蔵「──ぷぁっ、ふふ、どうだ? もうすっかりほぐれてしまったな。ああ、此方も元気になってるじゃないか」
鳳翔さん、ぐったりしちゃった。でも、おちんちんのほうは痛そうなくらい張り詰めてて。
絶頂こそしてないけれど、体、震えていて、いつイってもおかしくない。
鳳翔「んあ、はぁはぁ、むさし、さん、もう、やめ、おしり、おかしくなる、から」
武蔵「ふふっ、ずいぶん柔らかくなったな。これならアレも出来そうだ。
 ──大和、その辺にある適当なストッキングをとってくれ。使用済みで構わん」
大和「へ、ストッキングですか? 洗濯場だしあると思いますけど、いきなりどうして?」
武蔵「いいから、いいから。面白いものが見られるとだけ言っておこうか」
大和「……貴方の考えって、大体嫌な予感しかしないけど。あまり無理させないでね」
本当は止めなきゃいけないんだろうけど。
近くにあった洗濯籠のなかから適当にとり出す。
比較的短めの黒いストッキング。駆逐艦の子かな?
武蔵「ああ、ありがとう。
 誰のだ? 名前が書いてあるな……『とっきー』? 時津風のか。
 そういえばあいつ何時もきわどい下着、身に付けてるな。
 すんすん、なんだ、濡れた犬みたいな臭いがするぞ」
大和「勝手に借りて散々言うわね……。それで、なにをするつもりなの?」
武蔵「ああ、こいつとだな。──む? どこにやったかな。っと、あったあった。これだよ」
そういって取り出したのはなぜかローション。大容量って書いてある。500mlのペットボトルくらいかしら。
どこから出したのかわからないそれを、たっぷりと時津風のストッキングにまぶし始めた。
大和「ローション? なんで持ってるのよ」
武蔵「備えがあればなんとやら、と言うだろう。
 ……まあ、こんなところか」
答えになってないし。それに常にローション持ち歩いてる戦艦なんて嫌すぎるわよ……。
とか考えている内になんだか終わったみたい。
武蔵「これをだな……。鳳翔、少し力を抜け。下手をすれば血が出るぞ」
鳳翔「はぁ、はあぁ……えっ? 武蔵さん、今なにかおっしゃ、っえ、ぃうううう!?」
大和「んなっ、ばっ、なにやってるのよ武蔵っ!?」
この娘、いきなり鳳翔さんのお尻にストッキングねじ込んだ!? なに考えてるのよ!!
武蔵「むう、流石にきついか。鳳翔、もっと奥まで入れるぞ。息を吐いて力を抜け。──そらっ」
鳳翔「いたっ、武蔵さん、痛いで、やめ、もうっ、つぅ、くぅぅうううっ」
31: 以下、
何時もであれば殴ってでも止めさせたでしょうけども。
あまりに突拍子もないものを見たら固まるしかないのね──。
だって仲間とはいえ、人のストッキングよ、なに考えてるのよ、信じられない。
──なんて考えているうちに鳳翔さんのお尻、どんどん飲み込んでいって。
武蔵「……ふむ、ここまでが限界か。ほぼ片足分だな。まあ、拡張もしてない割にはよくやった方か。で、どんな感じだ鳳翔?」
鳳翔「はあ、やだぁ、お腹、きつい、です。うう、こんな、こと、はぁ、時津風ちゃん、ごめん、なさい」
強引に時津風のストッキング、ねじ込まれて。なんだか鳳翔さん尻尾が生えてきたみたい。
武蔵「きついだけか? おかしいな。試しにそのまま肛門に力を入れてみろ、どうだ?」
鳳翔「──っ!あ、かぁ、お尻で、ざらざらしてっ、中で、擦れて、くぅ、あぐっ、くるしい、です」
武蔵が彼女のお腹に手を当ててぐっと力、込める。鳳翔さん、鳥肌たって、脂汗も浮いちゃってる。かなり苦しそう。
こんなの、いくらなんでも見ていられない──
大和「武蔵、貴女いい加減にしなさいっ! 鳳翔さん、嫌がってるじゃない、そろそろ止めないと本気で叩くわよっ!」
武蔵「ああ、すまん。調子に乗りすぎたようだ。もう止めるよ。このストッキングも引き抜いて洗濯しなければな──っと」
鳳翔「──っんあぁっああああ!?」
鳳翔さん? 今、彼女の体、びくっ、って反り返った。
それにこの声、明らかなよがり声で。
武蔵「ん? どうした鳳翔。ずいぶんな声が出たが、大丈夫か」
鳳翔「んぁ、い、いえ、らんでも、びっくりした、んん、だけですから。んっ、は、はやく抜いて、下さっ────ん、くぁああああっ!」
また、この嬌声。武蔵にやついてる。
彼女が感じているのを分かってか、焦らすようにゆっくりと引き抜く。
その度におちんちん、ぴくんぴくん跳ねて──
鳳翔「んあぁぁああぁああ、や、やめ、むしゃひしゃ、や、やめ、とまって、もう、ぬからいれ、あああぁぁぁ」
武蔵「なんだ、止めて欲しいのか? しかし何時までもこんな尻尾を生やすわけにもいくまい。
 それに時津風に返さなければ、あいつずっとパンツ丸出しだぞ」
鳳翔「うぁ、く、んん。ゆっくり、はやめれ、くらしゃい。おかりくらう、かりゃぁ、あんっ」
武蔵「そうか。ゆっくりは嫌か。では一思いに一気に引き抜いてやるとするか。
 気をやるなよ、──ふっ!!」
鳳翔「やら、いっきには、もっとらめ、んんんんぁあああーーーーーっ!!」
一際高い声、上げて。イ、イっちゃったの、鳳翔さん? 射精はしなかったけど、全身ビクンビクンって痙攣して。
初めてのエッチで、おまんこより先にアナル責められて、イっちゃった……
32: 以下、
武蔵「ふふ、ずいぶん気持ちよさそうだったじゃないか。こんなプレイ、最初聞いたときは半信半疑だったが。
 どうだ?お気に召していただけたかな」
鳳翔「はぁっ、いま、わらひ……? どうらっれ、はぁ、わ、かりません」
武蔵「ふむ、そうか。ならば分かるまで続ける必要があるな。力を抜け、もう一度だ」
鳳翔「──っ!? い、いいます、いいますから、もうおしり、やめれ、くらさいぃ。
 うぅ、さ、さいしょ、くるしいらけ、らったけど、ひっぱられると、おしり、ぞりぞりって。
 おなかのなか、ぜんぶひっくりかえりしょうれ、あらま、まっしろり、らっれ」
武蔵「ああ、それでイってしまったと」
鳳翔「んっ、ぁああああ」
武蔵「時津風に謝らなくてはな。勝手にストッキング使ってケツ穴でイってしまった変態お母さんを許して下さい、とな」
鳳翔「ぇう、あぁ、ごれん、らさい、ときつかじぇ、ちゃん、わらし、おかあさんらろに、あならのれ、うぅ、いっちゃい、ました。
 ごめんらさい、ごれん、らしゃいぃ」
武蔵「ケツ穴と変態が抜けているぞ、もう一度最初からだな──。っと、冗談だよ。そんな怖い顔で睨むな、大和」
大和「???っ!!」
この娘は、なんてことしてるのよ、もうっ!
武蔵「しかし派手に汚してしまったな、ストッキングは買い換えるか、すまんな時津風。明日はパンツ一枚で過ごしてくれ──。
 ところで、まだ射精していないから私のターン継続で良いな」
大和「んなっ、だ、駄目に決まってるでしょ。一回イったら交代って約束したじゃない」
武蔵「おいおい、『射精したら』と言っただろう。ちゃんと言質はとっている。なんなら安価で飛んでもかまわんぞ。
 それとも、まさか聯合艦隊旗艦ともあろう方が約束を違えるのか?」
大和「うぐ、わ、わかりました。
 で、でも、優しくしてあげてね。初体験がこんな事ばかりだとかわいそう。トラウマになりますよ」
武蔵「いや、それは無理な相談だな」
大和「なんでよっ!」
武蔵「なんというか、鳳翔は苛めたくなる。今まで私自身マゾとばかり思っていたのだが、まさかここまで加虐思考が芽生えるとは──」
大和「……やりすぎたら今度こそ止めますからね」
武蔵「ああ、歯止めが利かなくなったら殴ってでも止めてくれ。私もこの人をEDにしたいわけではないしな。──起きろ、鳳翔、続きをするぞ」
鳳翔「んんっ……あ、むさし、さん」
武蔵「先はつい調子に乗りすぎた。──悪かったな。それと今生えてるものはある程度射精しないと収まらん。済まんがもう少し頑張ってくれ」
鳳翔「んっ、また、おしり、なのですか。はぁ、くんっ、ああ」
舐められたのとストッキングの所為で鳳翔さんのお尻、ずいぶん柔らかくなったみたい。
武蔵の指2本も飲み込んじゃってる。
でも、声はあまり辛そうに聞こえない、かな。
武蔵「ちなみに、男根が生えると陰核以外にも少し変化があってな。っとこの辺か……」
鳳翔「んぁっ、んあああああっ!? や、むさし、さん、今のなに、体、びくって」
33: 以下、
武蔵「ふふっ、いい反応じゃないか。前立腺、というやつだよ。本来女性には無い器官だがな。男性器が生えると同時にできるらしい。
 ここをこねくり回されると……、まあ、なんだ。大和説明してやれ」
鳳翔「はぁ、はあぁあ、やだ、そこ、へん、おしりだけじゃなく、さきっぽもむずむずって、ふぁあ、なにこれ」
大和「えっと、これ、前立腺責めって言うんです。
 武蔵がいま弄っているところなんですけど、ここ責められたら直接おちんちん触ってなくても絶頂できるんです。
 初めは少し難しいですけど。力を抜くのが巧くイくコツですね。はまれば何処までも気持ちよくなれるんですよ」
武蔵「ああ。鳳翔はおそらく素質ありだと思うが。大和、彼女をリラックスさせてやってくれ」
大和「はいわかりました。……鳳翔さん。イきそうになったり、その、漏らしちゃいそうになっても我慢しなくていいですからね。
 はい、それじゃあ深呼吸、力抜いて下さいね」
鳳翔「は、はい。ふぅ、はぁ、ふぁあ?。んっ、ぁああ」
体、ちょっと引いて鳳翔さんを楽な姿勢にしてあげる。ゆっくり体重、預けてもらって──。
大和「鳳翔さん、あの、体触ってもいいですか」
鳳翔「え、あ、はい、んぅ、どうぞ、大和さんのお好きなように、なさってください。んん、ぁはぁああ」
やった。許可が出たので鳳翔さんの体に触れる。
左手で首筋、乳房、お腹、太股と上から順に。敏感なところには手を触れず、あくまでリラックスのため。
本当は乳首とか触りたいけど、我慢。
力はほとんど込めず、壊れ物を扱うように優しくさする。
そして右手は彼女の頭の上──
鳳翔「んっ、ふぇ、やまと、さん、やだ、あんっ恥ずかしい」
鳳翔さんの頭、撫でてあげる。何時もと完全に立場が逆で、楽しい。
鳳翔さんは落ち着かないみたいだけど。
ふふ、なんだか甘えられてるみたい。胸の奥凄くぽかぽかしている。
鳳翔「んぁ、ああぁあ、んんっ、ふぁぁ」
髪梳いて上げると鳳翔さんも気持ちよさそう。目、トロンとしてる。
見たこと無い彼女の表情。大和だけが独占してる。やだ、凄く可愛い。
……鳳翔さん、いつもおつかれさまです。……今だけは大和に甘えて下さい。
武蔵「ふふっ。ずいぶん気持ちよさそうじゃないか。こっちもそろそろか。亀頭が膨らんできた。もうイくか?」
鳳翔「んんっ、あそこ、なんだか、むずむずして、やだ、なにかきちゃう。あ、さっきみたいにっ。
 武蔵さん、指抜いて、だめいっちゃ、んぁ、あっあぁぁあああ???!」
おちんちん、一切触れていないのに鳳翔さん、射精しちゃった。
びゅぅー、って勢いよく出るんじゃなくて、とくんっ、とくんっって精液が鈴口から滲んで溢れて零れる。
鳳翔さんのお腹を白くて、すこし黄ばんだ液体が汚す。
武蔵「ふふ、まだイってるぞ。初めてでここまでできるのはそう居るまい」
鳳翔「やあぁ、むさし、さっ、イった、から、イってるから、お尻、ぐりぐり、もう、やめてぇ」
ああ、まだ精液出てる。こんなに一杯、射精二回目なのに最初とほとんど量変わらない。
前立腺責め、前に大和もやられたな……自分の意志とは関係なく、体が反応しちゃうのよね。
ちょっと強く押されるだけで、ドクドクドクって、強制的に射精させられちゃって。
頭のなか真っ白になって何も考えられなくなる──でもおちんちん止まらなくって。
34: 以下、
鳳翔「んん、はぁ、はぁ」
すごい量。グラス一杯くらい射精続けて──。
──そろそろ終わったかな。おちんちん、まだぴくぴくしてるけど、震えるだけでもう出ない。
鳳翔さんもう完全にグロッキーみたい。今、間違いなく『大破』してる。
鳳翔「はぁぁ、んっ、はぁ、しゅごかった……。むさし、さん、もぉ、おひり、ぬぃ──んぁあああ!」
武蔵「何を言ってる。──これからが楽しいんじゃないか」
そう言ってニヤリと、不敵に笑った──。
右手はそのままお尻責め続けて、それだけでなく今度は左手でおちんちん、握った。
吐き出したばかりのそれを、精液を潤滑剤にして激しく扱きはじめた。
武蔵「ふふ、我、追撃戦に移行する──。ああいいなこの高揚感、まるで戦場のようだ」
戦艦同士の殴り合いじゃなくて討ち漏らした駆逐艦を虐殺するような行為じゃない、これって。
鳳翔「やら、もお、やめれ、んっ、いったばかり、なの、そんな、はげしく、はあぁ、はぁ、も、やめ、いくの、やらぁ」
ぐちゅぐちゅって凄い音──。部屋中どころか廊下にまでに響くくらい淫靡な音。
鳳翔「やっ、あぁあっ、あっ、もおっ、いきたくないろにっ、だ、だめっ、なにも、かんがえられない、あたま、まっしろに、なりゅっ!
 いくっまた、いくっう!あ、あああああああっ」
大和「え、もうですか?」
ものの数分もしない内に鳳翔さん、また、射精した。こんどは勢いよくびゅっ、びゅって──
武蔵「なんだ、またか。いくら何でも早漏すぎる、大和より堪え性がないな。少し鍛え直してやろう。──そらっ」
鳳翔「むしゃしさ、わた、もういっらから、いっれるから、だめ、やめ、おえがいっ」
鳳翔さん必死に懇願して──
でも、武蔵は止めない。イったままの鳳翔さんを気遣うどころかむしろ嬉々として手、動かしてる。
ああ、お尻の指三本に増やしちゃって。おちんちんだってこんな、乱暴に扱いて、もう真っ赤──
大和「うわぁ、すごい。こんなにすぐイっちゃうんだ。いくら大和でもここまで敏感じゃないですよ。ねえ、武蔵そろそろ止めて──」
武蔵「っくく。??????♪」
あ、駄目だ。この娘、変なスイッチ入ってる──
鳳翔「んぁ、いぇ、んん、わた、もう、むり、おかしくらぅ、おひり、こわれりゅ、からぁああ!」
38: 以下、
大和「……むぅ」
鳳翔さんの顔、もうすっかり蕩けきっちゃって。
私のフェラでは我慢してたのに、武蔵に苛められてこんな顔するなんて。少し妬けちゃう。
だから、ちょっと意地悪、したくなっちゃって──。
大和「ねえ、鳳翔さん、気づいてます? 貴女、今とても駆逐艦の娘たちには見せられない表情、してるって。
 ふつうの女の子はお尻でそんなにイったりしませんよ。ヘンタイ、だけです」
鳳翔「ん、んんんっ、ちがぅ、ろぉ、わらし、へんらい、らんかじゃ」
大和「ふふっ……でも、そんな顔して否定しても全然説得力ないです。
 いつもの『お母さん』じゃなくて、すっかり女の、……ううん『牝』の顔になっちゃってますよ。
 鳳翔さんがこんな顔で喘ぐなんてみんな知ったら、きっと幻滅しちゃう」
鳳翔「いやぁっ、やまと、さん、ろんら、こといわないで、んんんっ!」
ああ、やだ、ぞくぞくしちゃう。武蔵がこの人苛めたいって言ったのなんだかわかる。
大和「今から青葉さん呼んできて、写真撮ってもらおうかしら。それを鎮守府中に配って──。
 ふふ、どうなるかな。
 皆、汚いものでもみるような目つきになるかしら。それともオカズにする? 
 もしかしたら鳳翔さんとアナルセックスしたいって娘も居るかもしれませんね。
 武蔵の指より太いもので、鎮守府の娘たち100人以上に四六時中犯され続けるんです。どう? 想像、してみて下さい」
鳳翔「いや、いやぁあ、んぁあ、ああああああーーーーーっ!」
武蔵「ふふ、なんだ。大和に言葉責めされて、イってしまったのか? 尻穴がギチギチに締め付けているじゃないか。
 まるで食いちぎらんばかりだ。もっとも、この程度では武蔵は止められんがな」
鳳翔「んんんんん???っ!や、だめっ、むしゃししゃ、おねがい、ゆるひてっ、あ、おかしくなっちゃ!
 まら、いやあ、きちゃう、おっきいの、くるぅっ!ああああああああーーーーっ!」
また出ちゃった。凄い、まだ出てる。さっきあんなに出したばかりなのに。こんなに、ドクドクッ、ドクドクッ──って!
大和「武蔵!貴女、何時までしてるんですか。一回って言ったじゃないですか!」
武蔵「いや、すまんすまん、つい楽しくてな。それにお前もノリノリだったじゃないか?
 ──ああ、こんなに出してずいぶんなヨガりっぷりだったな。大和よりも気持ちよかったか?」
大和「あのねっ! ──あ、ちょっと待って。そのまま動かないで」
武蔵を制止して、鳳翔さんの体に飛び散った精液を指で掬う。
お腹や太股に触れる度、鳳翔さんが「んっ」と、弱々しい声を上げる。
そんな彼女の様子に興奮しつつ、集めた精液を口に運んで。
うん、やっぱり美味しい。
武蔵の指についているのも舐めたいけど、そんな真似はできない。
……勿体ないけど。
39: 以下、
武蔵「終わったか。で、次はどうする、いよいよ童貞喪失か?自分でやっておいて何だがまだ射精るのか?」
大和「……それも魅力的ですけど、ちょっと心変わりしました。あ、武蔵もうお尻を弄るのやめなさいね」
正直言って、悔しい。
勝負している訳じゃないけど、なんだか武蔵に負けたいみたい。
姉としてちょっと納得いかない。
私だって鳳翔さんをこれくらい気持ちよくできるんだから──。
そのまま体勢を変えずにおちんちんに触れる。
あれだけ出した後だから、元気無いかもと思ったけど固いままだった。
うん、これなら『アレ』できそう。
鳳翔「んあぁっ、大和さん、私、もうこれ以上は。げんかい、ですからぁ、だめ。はな、して」
大和「大丈夫ですから、大和に任せて下さい。もっともっとさっきのより、お尻よりも気持ちよくしてあげますから」
さらに彼女に密着する。隙間無く、お互いの心臓の音が聞こえるくらいにまで。
鳳翔さん、流石に嫌な予感がしたのか私の腕を掴んで止めようとするけど全然力、入らないみたい。
むしろ心地よいくらいの力で握ってくれている。
大和「男の人でも潮、吹けるんですって。亀頭マッサージって言うらしいですよ。
 精液じゃないから今の鳳翔さんでも一杯出せると思います。
 それにこれの一番良いところは絶頂したばかりのところを止めずに、責め続けられるって点なんです。
 死んじゃうくらい気持ちよくなれるって。本当にそうなるのか、試してみたくなりません?」
鳳翔「なりません、なりませんからぁ。おねがい、二人とも、もうっ、ひゃああ!」
武蔵「ふむ、フェラ、素股、九一式パイズリに続く大和ホテル第四の技か。ふっ、この武蔵旅館を超えることができるか見せてもらうぜ」
大和「………………。鳳翔さん、これから大和がもっと気持ちよくしてあげますからね。
 む、さ、し、よりも」
鳳翔「も、もう、いいですから。やぁ、やめ、んんんんんんーーっ!」
左手で竿の部分を握ってゆっくり扱く。
右手は、さっきのローションをたっぷり含ませて亀頭を包み込むように──。それから手の平の腹を使ってゆっくり円を描く。
尿道口を重点的に、優しく、潰すように力を込める──。
鳳翔「うあっ、ぁかっ、ぐくっうぅ、やめ、はな、してぇ」
鳳翔さん、なんとか抵抗しようとするけど。
大和がちょっと力入れれば、もう動けなくなって──
大和「もう、そんなに必死になって逃げないでくださいよ、傷ついちゃいます。
 でも、翔鶴型ならともかく、軽空母が大和の力から抜け出せる訳ないじゃないですか」
鳳翔「んあっ、だめ、だめっ、いったばかりですから、そこ、びんかん、やら、やめ、んんーーっ!」
41: 以下、
手の平さらに早く、激しく動かす。亀頭を責めるぐちゅぐちゅという音と彼女の嬌声が理性を溶かして。
鳳翔さんの顔、鎮守府の誰も知らない、女の表情。こんなの見せられたら、もう──
大和「……で、でも鳳翔さんも、イケナイんですからね。普段しっかりしてて、
 いつだってニコニコしてて、艦娘みんなに優しくて。それなのに、エッチの時だけこんな顔しちゃって。
 そんなの見せられたら止められる訳、無いじゃないですか」
駄目、言葉溢れる。今になって自分の本当の気持ちわかった。
私、この人と特別になりたいんだ。艦隊の仲間じゃなく、大切な一人として大和を見て欲しいんだ。
鳳翔「んああ、んっ、や、だめ、しげき、つよるりてっ、んぇっ、やま、とらん、んんんっ」
大和「ごめんなさい、鳳翔さん! 大和、貴女のことが好きです、愛しています、好きだから、止まらないんです!
 貴女の声、ずっと聞いて、いたいんですっ! 何時までも、こうして触れ合っていたいんですっ、ごめんなさいっ!」
むりやり唇奪おうとしたけれど、そこだけは越えていけないような気がして踏みとどまる。
理性なんてとっくになくなってる筈なのになぜか──
鳳翔「んんーーっ!、えっ、りゃまと、さ、いま、らに、らんて、だめ、やだ、はげし、あぁあああああ!」
武蔵「うわぁ、この女。よりによってこんなタイミングで告りやがった。最悪だよ」
武蔵がなにか言ってる気がするけど、──聞こえない。──分からない。──止まらない。
鳳翔さんの性器、刺激する。熱く、激しく、ぐちゅぐちゅ、音が鳴る。
鳳翔さん、鳳翔さん、鳳翔さん──!
鳳翔「あ、やだ、なんか、きちゃ、また、いく、もれちゃ、んあ、くぅんっ、ああ、くる、きちゃ、ぁぁああああああああああっ!」
あ、出た。おちんちんから、ぷしゅっ、って飛沫が勢いよく。さらに扱き上げて五回、六回と──
透明でおしっこみたい。サラサラして匂いはぜんぜんしない。んっ、手についたものを舐めたけど味も無いな。
大和「はぁ、はぁ、んっ、ぺろっ。
鳳翔さん、はぁ、ほう、しょお、さん……
んっ、はい。……これでお勉強、お終いです。はぁ、おつかれさまでした」
鳳翔「はぁ、はぁ、やま、もお、むり、しずんりゃう、ぁああ……」
途中からアブノーマルなプレイばかりで全く参考にならなかった気がするけど。
もっと実用的なこと教えるべきだった? パイズリとか、あ、結局セックスできなかったな。
でも、お終い。これで? もう、鳳翔さんとこんな事出来ないの──?
そう考えると、気持ち止まらなくて、また指に力、入っちゃう。
大和「ねえ、鳳翔さん。
 ──折角ですし、もう一度くらいイっておきましょうか」
鳳翔「──っやらぁ、もう、む、むりっ、でしゅ、らんで、やまとさん、とめて、らんで、こんな、いじ、わる、しりゃいれえっっっ」
武蔵「な、なあ大和、その辺にしといたほうが……。聞いてねえよ、こいつ。後でどうなっても知らんぞ」
ああ、駄目、完全に歯止めが利かない。
鳳翔「あ、ああーーーーっ! あ、ああああぁぁぁぁ──────」
42: 以下、
……………………
…………
……
そのあと調子に乗って5回くらい潮吹きさせたら武蔵から拳骨が飛んできて、やっと暴走が収まったけど。
鳳翔さんカンカンで、流石にやりすぎということで正座させられて、今お説教の最中です──。
鳳翔「二人ともひどすぎます。何度もやめてっていってるのに、こんな。
 確かに発端は私ですけど。でも、いくら何でもあんなこと、──二人とも聞いてます?」
大和「は、はい」
確かに正座はしてるんだけど。鳳翔さん腰抜けて立てないみたいだから。だからといって床に寝てもらうのも、かわいそう。
つまり今、膝枕してあげてる。大和の膝の上で、お説教。
こんな状況じゃ反省なんてできないです。武蔵も笑わないように何とか神妙な顔作っているけど、肩震えてる。
こういうのもピロートークになるのかな……。膝枕ですし?
鳳翔「もぅ。………………ねえ、大和さん、さっきの……私の事好きって、それ──」
大和「う、ぇええ!?」
武蔵「ぶふぅっ!!」
いきなり話が変わって驚いた。確かに最後勢いでそんな事言ったような──、でもてっきり聞こえてないとばっかり。
大和「えっ、あ、ご、ごめんなさい。大和、臆病ですから、こんな時しか伝えられない気がして。
 で、でも鳳翔さんが好きなの、その気持ちは本当です。絶対、ゼッタイ、ぜったいに、本当です」
あああああああああ、なにいってるんだろ私!!
でも、誤魔化したり嘘なんてつきたくなくて、──だからっ、笑うなっ武蔵!!
鳳翔「あら、ふふ、どうしましょう、困りましたね……」
そう言って大和の頬を優しく撫でて。どうして? こんなに彼女にひどい事したのに。
ちょっと困ったように微笑んだ鳳翔さんの顔は、子供の悪戯を笑って許すお母さんのようで。
──今夜見せた彼女のどんな表情より魅力的に映って──
大和「あっ、あの大和は──」
鳳翔さんの手、握ろうとしたけど、私が触れるよりほんの少し早く、離れてしまった。力尽きたように、ぱたり、と落ちて────
大和「え、ほ、鳳翔さん?」
急に頭の中、冴えてきて。酔いがサーーっと引けるのが分かった。
それで、今になってやっと、自分がやりすぎたこと、理解、した。
大和「…………きゃ、きゃーーっ! 鳳翔さんーーっ!ごっ、ごめんなさいーーーーっ! 
 ダ、ダメコンっ!! 女神ーーーーっ!!!」
武蔵「やかましい、落ち着けっ!! 息は──あるな、気絶してるだけかっ。
 と、とりあえず、部屋まで運ぶぞ、誰にも気づかれるなよっ。特に、青葉だけにはっ!!」
43: 以下、
……………………
……………
………
あの後、何とか見つからずに鳳翔さんを部屋まで運んで、体を綺麗にして服、着替えさせた。
布団に寝かせて私たちが部屋を出るまで、彼女は目を覚まさなかった。
その後、武蔵と別れてそのまま自分の部屋に戻った。
ひどく疲れていたはずなのに、闇の中で眼を瞑っても鳳翔さんの痴態が目に浮かんできて、全然寝付けなくて。
──ええ、しましたとも、オナニー。ひっどい罪悪感だったけれども、今までで一番気持ちよかったです。
本当に、ごめんなさい。
でもどれだけ達しても体の火照り収まらなくて──。気が付いたら、もう空、白み始めていた。
流石にこのまま皆の前に出られないし、総員起こしの前にシャワー浴びてこなきゃ。
シャワー終えて食堂の前通ると、美味しそうな朝餉の匂い。
中から楽しげな話し声が聞こえてきて、気になってそっと覗くと──
厨房では、艦娘二人が忙しなく動いていた。間宮さんと、それから鳳翔さん。二人とも、笑顔で何か話しているみたい。
遠くからだと内容聞き取れないけれど。けれども、いつもと代わらない様子だった。
あんなことあった後なのにいつも通り彼女は朝ご飯作っていて。鳳翔さん、凄い。艦隊のお母さん、本当に凄い。
まるで、夜のこと全部夢だったみたい
でも────
44: 以下、
……………………
……………
………
──食堂──
ザワザワ
大和「…………」
武蔵「…………」
でも────、やっぱり夢じゃなかった。
私たちのテーブルの上には駆逐艦用のお茶碗に半分だけ盛られたご飯と、申し訳程度のお漬け物、数切れだけ……
「えっ、あの二人のご飯の量……」
「……まるゆちゃんより少ないよね」
「も、もしよかったら秋月のを!」
「き、清霜の分もあげるっ!!」
「やめとき」
「どーしたんだろ。朝ごはん食べないと元気でないのにね」
「さあ、ダイエットでもしてるんじゃない? 阿賀野姉ぇも真似したら? 最近また余計なバルジ、ついてるでしょ」
「本当、どうしたのかしら。ねえ、酒匂、貴女何か分からない? 二人に聞いても何も教えてくれなくて」
「ぴゃぁ?? んー、知らないな?。あ、青葉ちゃーん、おはよーぅ。青葉ちゃんは何か知らない?」
「ふぁ?あ。あ、阿賀野型の皆さん、お早う御座います。……大和さんと武蔵さんですか? いえ?、今朝のことは青葉はなにも。
 あ、それよりも聞いて下さいよ。昨日、五十鈴さんと提督が、なんとドラム缶で……」
45: 以下、
「あれー、雪風ー。時津風のストッキング見てなーい? 昨日まであったんだけどさー、ドコさがしても見つかんないんだー」
「いえ、知らないですねー。でも雪風はいつも穿いてませんよ」
「んなっ! と、時津風、あんたパンツ丸出しじゃない! しかも、そんなきわどいのっ。は、早く隠しなさいよっ。
 ──雪風もいい加減何か穿きなさいって!」
「大和型戦艦の朝食があれだけ、つまり今厨房には普段のあの二人の食事が残っているということ」
「そうなりますね。いきましょうか、赤城さん」
「えっ、まだ食べるの?」
「……ただ作ってないだけだとおもうけどなー」
「昨日結構飲んでたみたいだし、何かやらかしちゃったのかな? ねぇ、どう思う、日向」
「さあね。ところで最上、先日私が極めたE16A式舞空術、会得する気はないか?」
「えっ、僕が!?……お言葉ですが日向師匠、今の僕では貴方の境地へ至れるとは、とても……」
「いや、出来るさ、最上。瑞雲と無限の精神力、航空甲板への信仰に、瑞雲。
 ──そしてなによりも、瑞雲があれば」
「し、師匠ぉっ……!」
46: 以下、
鳳翔「あら、大和さんに、武蔵さん、お早う御座います」
大和「ホ、ホウショウサン。オ、オハヨウゴザイマス」
武蔵「ヤ、ヤア、ホンジツハオヒガラモヨク」
鳳翔「ふふっ。昨晩は二人ともよく眠れましたか」
武蔵「アア、オカゲサマデ」
鳳翔「そうですか。でも、最近は寒くなってきましたから体調には気をつけて下さいね。お二方とも鎮守府の貴重な戦力なんですから」
大和「ハ、ハイ」
鳳翔「…………」(ニコニコ)
大和「やりすぎですよ、武蔵」(ヒソヒソ)
武蔵「いや、どう考えてもお前の所為だろ」(ヒソヒソ)
鳳翔「ふたりとも?」
大和武蔵「ハイ……」
大和「あの、ほ、鳳翔さん、昨日はその、ご免なさい」
武蔵「あ、ああ、酔っていたとはいえやりすぎた。反省しています」
鳳翔「あら、昨日? なにかありましたっけ。うふふ♪」 
大和「うぅ」
武蔵「い、いや」
鳳翔「ふふ、おかしな二人。あら、赤城さん、お代わりですね。はい、只今」
ぱたぱた、と忙しく動く鳳翔さん。
でも厨房に戻る前に振り向いて、少しはにかんだ笑みを浮かべて──
鳳翔「もうっ………………他の娘にはあんなことしちゃダメですよ」
おしまい
48: sage 2015/01/08(木) 05:33:24.21 ID:wgdr05Ze0
ありがとう!エロかったよ
50: 以下、

鳳翔さんエロい
51: 以下、
ふぅ、、、乙でした
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