海未「えっ?穂乃果がパニック障害に!?」back

海未「えっ?穂乃果がパニック障害に!?」


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1:
学祭にて
絵里「穂乃果!」
ことり「穂乃果ちゃん!」
希「…すごい熱や…!」
穂乃果「…ライブの…途中なのに…!」
海未「…!穂乃果!穂乃果!」
2:
数日後
穂乃果「…こないだのライブでははみんなに迷惑かけちゃった…」
穂乃果「熱も下がったし、みんなに謝らないと…」
穂乃果母「穂乃果、体は大丈夫?具合悪いならまだ休んだら?」
穂乃果「大丈夫だよ!今日はみんなにしっかり謝らないと!」
穂乃果母「そうね!じゃあ朝ごはんできてるから、下で待ってるわよ」
穂乃果「はーい!」
穂乃果「…あれ、なんか食欲ないなぁ」
3:
穂乃果「とりあえずなんとか朝ごはん詰め込んだけど…」
穂乃果「なんだろう、なんでこんなにそわそわするの…?」
穂乃果「とにかく学校行かなきゃ…」
通学路
ことり「…穂乃果ちゃん、おはよう」
海未「心配していたのですよ、身体は大丈夫なのですか?」
穂乃果「うん!もう大丈夫だよ!この通り!」
海未「穂乃果?なんだか顔色が悪いですよ?」
4:
穂乃果「そ、そんなことないよ!早く学校いかないと!」
海未「?それなら良いのですが…」
数分後
穂乃果「……」
海未「穂乃果?」
ことり「穂乃果ちゃん?」
海未「…どうしたのですか…すごい汗ですよ…」
穂乃果「…ごめん、海未ちゃん、ことりちゃん、まだ具合、悪いみたい…」
ことり「大丈夫?家まで一緒に行こうか?」
穂乃果「ごめん、お願いしていいかな。」
ことり「じゃあ、帰ろっか?」
海未「穂乃果…どうしたのでしょうか…本当に」
8:
帰り道
ことり「穂乃果ちゃん、本当に大丈夫?」
穂乃果「…ごめん、ことりちゃん、本当にしんどい…」
ことり「…休もうか?」
穂乃果「…うん」
穂乃果「(通学路ってこんなに長かったっけ…)」
ことり「はいお水」
穂乃果「ありがとう…」
11:
ことり「もう大丈夫そう?」
穂乃果「ごめん…まだ動けないかも…」
ことり「横になる?」
穂乃果「うん…」
穂乃果「(体がなんだか痺れるよ…顔も痺れる…)」
ことり「どうぞ」
穂乃果「ごめん、ありがとう。」
穂乃果「(膝枕なんて恥ずかしいけど、少しは楽…)」
12:
一時間後
穂乃果「ことりちゃん」
ことり「なあに?」
穂乃果「ごめん、重いよね?もう大丈夫だから…」
ことり「ううん、気にしないで。本当に大丈夫?」
穂乃果「うん、大丈夫…」
ことり「無理しないでね?」
14:
自宅
穂乃果母「穂乃果!どうしたの!?」
穂乃果「ごめんお母さん、まだ調子悪くて…」
穂乃果母「顔真っ青じゃないの!早く病院行きなさい!」
穂乃果「大丈夫、大丈夫だから…すこし横になってたいの…」
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果母「ことりちゃん、本当にありがとうね。学校大丈夫?」
ことり「私は大丈夫です…穂乃果ちゃんは…」
穂乃果「…大丈夫だよ…」
17:
翌日
穂乃果母「穂乃果、大丈夫?」
穂乃果「目眩がする…」
穂乃果母「それなら、ちゃんと病院行きなさいな。お母さんも一緒に行ってあげるから。」
穂乃果「うん…」
………
穂乃果「途中で車を何度も降りながらも病院へいっても異常無しだったよ…」
穂乃果「本当にどうしたの…私…」
18:
また翌日
穂乃果母「穂乃果…大丈夫?もう一度病院行く?」
穂乃果「ごめん、すこし休めば治るから…」ゲッソリ
穂乃果母「最近ご飯も食べてないじゃない。本当に大丈夫なの?」
穂乃果「多分…」
穂乃果母「そうそう、昨日お友達が来てくれたわよ?あなた寝てたから帰ってしまったけれど…」
穂乃果「みんなが…?」
穂乃果「学校…行ってみる…」
19:
学校
穂乃果「…おはよう」
海未「穂乃果…大丈夫ですか?顔色が優れませんよ?」
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「…うん、頑張るから…」
21:
授業中
穂乃果「(どうしたよう)」
穂乃果「(なんでこんなに不安なの?)」
穂乃果「(ライブのときみたいに倒れたらどうしよう、また迷惑かかるよ。)」
穂乃果「(はあ…はあ…)」
海未「…!」
海未「…穂乃果、大丈夫ですか?」
穂乃果「……」
海未「…保健室に行きましょう…先生!」
24:
保健室
穂乃果「……私、ダメだな…」
海未「何がダメなのですか、具合が悪い時はいいんですよ。」
穂乃果「この前もことりちゃんに迷惑かけて…やっと学校にきてもこれだもの…」
海未「……」
穂乃果「このあいだのライブの時から…不安になるの…またあの時みたいに倒れたらどうしよう、みんなに迷惑かけたらどうしようって…」
穂乃果「そのこと考えると…血の気が引いて…不安になって…苦しくなるの…」
海未「…穂乃果…」
穂乃果「…このまま死んじゃうんじゃないかって、怖いの…!」
海未「……」
穂乃果「…っ!ぅぅっ!」
穂乃果は海未に抱きしめられながら泣いた。ことりの膝枕に似た安心感に、耐えられなくて泣いた…
25:
休み時間
真姫「…聞いたわよ」
穂乃果「…ごめんね、迷惑かけて…」
真姫「そんな話してないわよ。海未から、あなたがどうして具合が悪いかって。」
穂乃果「海未ちゃんが…」
真姫「あなたそれはパニック障害よ。うちの患者さんでも多いの」
穂乃果「…それって、酷い病気なの?」
真姫「ちゃんと治療すれば治るわ。」
26:
穂乃果「精神病?」
真姫「そうよ、あなた、いっつも一人で抱え込んでしまうから。心配だったのだけど!」
穂乃果「でも、手足が痺れたりとか、震えたりするのは…」
真姫「過呼吸による症状ね、パニックを、起こしていると、起こしやすいのよ。」
穂乃果「でも、精神の病気なんて治るの?」
真姫「ちゃんと脳にゆっくり薬を作用させて、不安になる神経に効かせるから、治るわよ。すこし時間はかかるけど…」
穂乃果「…どのくらいかかるの?」
真姫「少なくとも半年すれば完治する人もいるわ。」
32:
穂乃果「…それじゃあラブライブは…!」
真姫「…ちゃんとリハビリすれば、ライブも出られるわよ。」
穂乃果「ああ、でもそれまでも活動をちゃんとしないと…」
真姫「…穂乃果…」
穂乃果「…学校はどうなるの」
真姫「…私達で頑張るから…」
穂乃果「…わたしが早く治さないと…」
33:
その後、焦りと不安から穂乃果の症状は悪化をたどり、鬱病まで発症をしてしまったのだ!
数ヶ月後
穂乃果母「穂乃果…お友達が来てるわよ…」
穂乃果「…帰ってもらって…」
海未「そういうわけにはいきません!」
穂乃果「…!」
海未「そうやってあなたが閉じこもっている間に!学校は…!ことりは…!」
穂乃果「……」
海未「最低です…!あなたは最低です!」
穂乃果「わたしは…最低…」
35:
穂乃果「私は…取り返しのつかないことを…!」
海未「…もう全部終わったんです…」
穂乃果「…わたしのせいで…みんな…!」
穂乃果「(みんな私のことを怒ってるんだろうな…!私の所為で!全部!)」
穂乃果「死のう」
3

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