真姫「BiBi恋愛作戦会議!」back

真姫「BiBi恋愛作戦会議!」


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2:
絵里「さてと、今日はユニット練習ということになったわね」
にこ「そうね。もう少ししたら新曲のPRで大忙しね」
絵里「じゃあ、私たちは何をしましょうか……」
真姫「私たち、今すぐやるべきことってあったっけ?」
絵里「ん?、そう言われると、特には浮かばないわね」
にこ「今までの曲の、振り付けの確認で良いんじゃない?」
4:
真姫「あ、あのさ、二人とも」
にこ「ん、真姫ちゃんどうしたの?」
絵里「作曲についての相談かしら?」
真姫「えっと、たまには話でもしない? この3人で……」
にこ「え、話? どんなよ?」
真姫「その……近況報告っていうか……」
5:
にこ「近況報告ぅ? ごにょごにょしゃべってないではっきり言いなさいよ!」
絵里「ええと、つまり、他愛ないおしゃべりがしたいってことかしら?」
真姫「! そう! それよ、おしゃべりがしたいの! さすがKKE!」
絵里「うふふ、もっと褒めていいのよ?」ドヤァ
にこ「へえ、どういう風の吹き回しよ? あんたがおしゃべりなんて
6:
真姫「わ、私だって女子高生だもの、そういうのがしたいときもあるわよ」
絵里「ハラショー! 良いわね、楽しそうだわ!」
にこ「ちょ、絵里まで…それは練習後もできるじゃない、なにも今……」
真姫「い、いいデショ! 多数決で決まりよ、決まり!」
にこ(こうなった真姫ちゃんは意地でも意見を変えないにこ……)
7:
にこ「はあ、わかったわよ、で、何を話せばいいわけ?」
にこ「そんなこと言い出すくらいなんだから、ネタがあるんでしょ、真姫ちゃん?」
真姫「え、あ、そうよ、えーと……」
絵里「……恋バナ、とかかしら? クスッ」
にこ「こ、恋バナぁ? 冗談でしょ、真姫ちゃん何話したいのよ!」
真姫「えっと、恋バナ、なんだけど」
にこ「合ってるのかいいぃぃ!!」バン
絵里「やったチカ! 当たったチカ!」ピョンピョン
9:
にこ「いやよ! なんであんたたちとそんな話しなくちゃいけないのよ!」
真姫「いいじゃないたまには。私、にこちゃんのそういう話聞いたことないし」
にこ「そりゃあ話したいと思わないからね」
絵里「たぶん恋愛というものに縁が無いチカ」
真姫「ま、にこちゃんはお子様だから恋愛の話なんて早いわよね」
10:
絵里「はぁ、体型だけでなく心までも……」
にこ「ななな、なんですってぇ!?!?」
にこ「今のは聞き捨てならないわ!!! 私だって恋バナくらいするわよ!!」
真姫「クスッ……じゃあ決まりね」
絵里「……上手くいったチカ」ボソッ
11:
――回想――
絵里『どうしたの、真姫? いきなり呼び出して相談なんて』
真姫『う……えーと、今日の放課後の練習のことなんだけど』
絵里『うん?』
真姫『えーと、お願いがあるの……』キョロキョロ
絵里『いやにオドオドしてるわね。あなたには珍し
真姫『……今日の練習、たぶんユニット練習になるから……私の提案に乗ってほしいの』
絵里『提案?? 何をするつもりなの?』
真姫『こ、恋バナを、してみたいの……』
14:
絵里『こ、こい!? ハラショー……随分突飛な提案ね……』
真姫『わかってる。でも、そろそろ決着をつけたくて、ね』
絵里『決着って、あなた……
絵里(考えるのよエリーチカ……なぜ今日のユニット練習の時間を狙うのか……)
絵里(なぜにこでなく私に持ち掛けるのか……)
15:
絵里(そういえば、この前ことりが何か言ってたわね……)
絵里(ことり「真姫ちゃん絶対にこちゃんのこと好きだよね?わかりやすい♪」)
絵里(ことり「にこちゃんも満更でもなさそうなんだけどな?」)
絵里(そっか……真姫ったら、可愛いところあるわね……)
真姫『突然でごめんなさい……詳しく話さなきゃ、ダメよね……』
絵里『いいえ。そんなことないわ……私を誰だと思ってるの?』
真姫『え、それじゃあ……』
絵里『この賢い可愛いエリーチカ、あなたの恋路を全力で応援してあげるわ』ニコッ
真姫『絵里……!!』パア
16:
絵里(まあ、にこが真姫に好意を持ってるか、自然と調べるぐらいなものでしょう)
真姫『ありがとう、これで私の作戦が一歩、成功に近づいたわ!!』
絵里『具体的な作戦があるの?』
真姫『もちろん。私を誰だと思ってるの? これを見なさい!』つ小瓶
絵里『? それは……?』
真姫『好きな人の名前を言いたくてたまらなくなる薬よ』
真姫『名付けてコクハクデキール』
17:
真姫『きっとにこちゃんも私のことが好きなはず……そうに決まってる……』
真姫『これでにこちゃんに告白させるわ……そして私の家で……ふふふふ……』ブツブツ
絵里(純愛さが吹き飛んだチカ……)
絵里(というか、私を巻き込む必要性が感じられないわあ)
真姫『それで、あなたにはサポート役に回ってほしいわけよ』
絵里『私、何かできるのかしら……?』
18:
真姫『ええ。実はこの薬の効果ってあまり強くなくて、しかも遅行性で……場の雰囲気がある程度盛り上がってからじゃないと発動しないの……つまり、場酔いが必要ってこと』
絵里『発動って……』
真姫『だから絵里には私と一緒に盛り上げてほしいのよ』
絵里『納得できるような、でき
ないような……?』
真姫『まあ、いいじゃない……タダとは言わないわ』
真姫『この賢い可愛い真姫ちゃん、ちゃんと報酬は準備してあるわ』
19:
絵里『もしかして、その薬をくれるチカ?』
真姫『この薬のほかに、即効性の媚薬もつけてあげる』
絵里『び、媚薬……? 別に私は……』
絵里『というか、そんな薬ばっかり作ってるのね』
真姫『いいの? これを使えば、愛しの穂乃果が……あなたを求めてよがり狂って……』
20:
絵里『穂乃果が、私を求めて……?』
絵里(穂乃果「絵里ちゃ?ん、早く…ほしい……身体が熱くて……」
絵里『は、はははハラショーーーーーー!!!!!!』ブハァッ
真姫『わっ、危ない……鼻血まき散らさないでよ』
絵里『の、乗るわ……それ、ちょうだい、穂乃果、穂乃果……』ドクドク
真姫『ウフフ……決まりね』
真姫『待っててね、にこちゃん』
――回想終了――
30:
真姫(ふふふ……今のところ上手くいってるわ)ニヤニヤ
にこ(なんか真姫ちゃんがニヤニヤしてる……気持ちわるい……)
にこ「で? じゃあ言い出しっぺの真姫ちゃん、あんたは好きな人いるの?」
真姫「う、ヴエェ!? わたしからなの!!??」
にこ「そりゃそうでしょ……なに驚いてるのよ」
にこ「恋愛相談なら、この大先輩が、親身になってあげるニコ☆」
絵里(恋愛に関しては先輩じゃなさそうだけど)
真姫「そ、そんな先輩面するなら、にこちゃんから話してよ?」
にこ「なんでそうなるのよっ! イミワカンナイ!」
真姫「ちょっとそれ私のネタよ! トラナイデ!」
にこ(ネタって……)
31:
絵里「まあ二人とも、落ち着いて……」
絵里「じゃあこうしましょう、話す順番をくじで決めるの。ドキドキでしょ?」
にこ「はぁ……そこまでするのね。しょーがないわね」
にこ「にこがトイレに行っている間に、準備しておいてちょうだい」ガラッ
絵里「じゃあ私が作っておくから、真姫は部室の冷蔵庫からお茶でも持ってきてくれる?」
真姫「!……そうね! じゃあ行ってくるわ!」ビュン
絵里「頼んだわよー」
32:
真姫(今日の絵里はすばらしいわ! 冴えまくりね!)
真姫(薬を入れるタイミングまで演出してくれるなんて……)ダダダダ
真姫(ポンコツだとお思ってたけど、相談してよかったわ、媚薬をもう1本サービスしてあげましょう)ガチャ
34:
穂乃果「グビグビ……ぷはっ、あれ? 真姫ちゃんだ」ゲフゥ
(・8・)マキチャン ドウシタノ!?
真姫「ヴエェ……なにこれ……お酒くさい……」
(・8・)マキチャンモ ノンデク?
穂乃果「printemps恋愛会議中なんだよ!」
真姫「え、こっちでも恋バナしてるの?」
穂乃果「こっちでも……?」
真姫「私はお茶を取りに来ただけよ、忙しいの」パタン
35:
穂乃果「ふーん。お酒っぽいものも持ってく?」
真姫「イラナイワヨ! だいたい、なんで堂々と部室で飲酒してるのよ…」
穂乃果「お酒っぽいものだよ!花陽ちゃんがしゃべりやすいようにと……」
真姫「え? その花陽がいないじゃない」
穂乃果「うん、凛ちゃんに会いに駆け出しちゃった」
真姫「マッタクー、ほどほどにするのよ」パタン
穂乃果「はーい♪」
36:
真姫(さてと、じゃあ物陰に隠れてこの薬を……)
真姫「」サッ! サッー!(迫真)
真姫「ククク……あとはこれを飲ませるだけ……」
38:
真姫「お待たせ、アイスティー持って来たわよ」
絵里「思ったより時間かかったわね。じゃあ3人で一斉に引きましょう」
にこ「トップバッターは遠慮させてほしいにこ……」
絵里「端が赤い紙を引いた人が当たりよ」
絵里「じゃあ、いざ平等に……ほら真姫、にこ、目を閉じて!」
真姫「別に閉じる必要ないじゃない!」
絵里「いいから! そっちのほうが雰囲気出るでしょ?」
にこ「もー、しょーがないワネー!」
絵里(……)
39:
3人「せーのっ!」シュッ
にこ「……よかった。ハズレだわ」
真姫「私も、何も書いてないわね……ということは……」
絵里「私ね。じゃあ、何を話せばいいのかしら……」
真姫「何をも何も、穂乃果とのあまあまな生活を語ればいいんじゃない?」
にこ「へえ、穂乃果とデキてるって噂、本当なのね。私はてっきり希とかと……」
絵里「その点に関しては、まあ、いろいろとあったのよ……」
にこ「いろいろ? どういうことよ?」
40:
絵里「え、えっと……隠すわけじゃないんだけど、他言することでもないというか……」
真姫「なによ、もったいぶっちゃって。 せっかくなんだから話してよ」
絵里「うーん……二人とも、私を見損なわないかしら?」
にこ「見損なう……? あんた、いったい何をしたの?」
真姫「大丈夫よ、エリ―。私たちを信じて」
絵里「そう? なら、いいんだけど……」
43:
絵里「実はわたし、穂乃果と付き合う前は……希と付き合ってたのよ」
にこ「……それだけ?」
絵里「え?」
にこ「別によくあることじゃない。恋人たちが破局するなんて」
にこ「そして新しい恋を見つける、何もおかしくないわ」
真姫「そうよ。後ろめたさを感じることはないわ」
真姫(にこちゃんなかなかアイスティー飲まないなあ……)
絵里「で、でも、問題はその経緯で……」
44:
絵里「希とは喧嘩でこじれちゃって、別れたんだけど……」
にこ「へえ。あんたたちが喧嘩することなんてあるのね」
絵里「……誰が聞いても、私が悪いと責めると思うわ」
にこ「だから大丈夫だってば。詳しく、聞かせてくれる?」
絵里「希との関係は、2年生の頃から始まってたの」
45:
絵里「それまでは学校生活のほとんどを2人だけで過ごしてた」
絵里「で、3年生になって、μ'sができたとき」
絵里「メンバーの皆はすごく優しくて、私たちを快く迎え入れてくれたんだけど」
絵里「交友関係が広がって、今まで私しか見ていないと思ってた希が……」
絵里「遠くに行っちゃう……そんな気がして許せなかった」
にこ真姫「……」
46:
絵里「身勝手な独占欲だとはわかってた……でも、それまでとのギャップが辛かった」
絵里「μ'sができる前も、希は私に内緒であなたたちを助けることばかりしてて」
絵里「μ'sの活動を認めなかった理由の一つに、そんな私怨もあったのよ」
絵里「希は全部、素直になれない私のためにやってくれてたみたいだけど……」
絵里「……納得、できなかった」
絵里「そして、私以外に多くの時間を割くようになった希に対して」
絵里「強がるように、ごまかすように……冷たく当たってしまった」
にこ真姫(わお……)
47:
絵里「……その様子を、ある女の子は見逃さなかった」
絵里「その子は皆の太陽みたいな存在だった。かつては対立もしたけど……」
絵里「私なら、寂しい思いはさせない。そう言われた」
絵里「その存在によって、私はさらに変な自信を得てしまった」
絵里「そして、とうとう希に愛想を尽かされたわ」
絵里「最近のえりちにはついていけへん、って……」
48:
絵里「そこから言い合いになって……勢いで別れてしまった」
絵里「で、すぐに穂乃果から追撃……猛アタックを受けたの」
にこ(……まるでハイエナね)
絵里「この子なら、常に私を求めていてくれる……そう感じた」
絵里「結局、穂乃果と付き合うために、希をフったようなものよ」
絵里「尻軽だとか、メンヘラだとか……目一杯ののしってくれて構わないわ」
53:
真姫「……なるほどね……」
にこ「……確かに、その話を聞く限り、あんたのしたことはどうかと思うわ」
にこ「でも、自分を責めすぎよ。自分を悪く言い過ぎ」
真姫「そうね。喧嘩して別れて、新しく好きな人ができた。要はこうでしょ?」
絵里「いや、まあ、そうなんだけど……」
真姫「とりあえずそれで良いじゃない?」
54:
にこ「まあ、でも少なくとも、希の前ではいちゃつかないことね」
絵里「ええ、それは心得てるつもりよ……」
絵里「だから、ことうみとかりんぱなと違って、私たちはあまりオープンにしてないの」
真姫「希との関係は悪くなったままなの?」
にこ「特にそうは見えないにこ?」
絵里「もうほとぼりは冷めてると思いたいけど……」
にこ真姫(でも、希のことだから……)
絵里「……内心はわからないわ……」
にこ「あの子、他人には常に笑顔しか見せないもんね」
55:
絵里「たぶん、本当は恨まれてるわ……」
絵里「穂乃果に対しても、良くは思ってないだろうし……」
真姫「まあ、μ'sの活動に支障はなさそうだし、気に病むことではないわ」
真姫「それに、穂乃果の告白を受けるときに覚悟したはずよ」
にこ「そうね。恋愛は弱肉強食。絵里は素直に、自分が幸せになる道を選ぶといいわ」
絵里「うふ、ありがと……にこからそんなこと言われると思わなかったわ」
真姫「ニコチャン カッコイー」
にこ「な、なによ! ちゃかさないでよ!///」
にこ「も?、喉が乾いちゃったわ」ゴクゴク
真姫(飲んだ!!!!)
56:
にこ「普段チカチカ言ってるような奴から、思ったよりシリアスな話題が出たわね」
絵里「オンとオフは切り替えてるつもりチカ」
真姫(もしかしたら、穂乃果の話になると出るこのポンコツオーラは……)
真姫(さっきの話に関する罪悪感から、目を背けるためのものかもしれない)
真姫(わざとポンコツになることで、自分を守ろうとしてる……のかもしれない)
57:
にこ「で、どうする? 今の彼女の自慢でもしておく?」
真姫「うん、このまま暗い感じで終わるのも良くないわ」
真姫「さっきの話はもう忘れましょ」
にこ「よし、最後まで聞いてあげるわよ」
真姫(やっぱりすぐには効果は表れないか)
60:
絵里「そうね……話すと色々スッキリするし、お言葉に甘えようかしら」
にこ「ふん!二度とは来ないチャンスだと思いなさい」
真姫(なんだかんだにこちゃんも乗り気になってきたじゃない…イイ感じね……)
にこ「で、穂乃果とはちゃんと恋人として仲良くしてるのよね」
絵里「当り前よ! ときどき一緒に帰ってるし、毎週末は欠かさずお泊りしてるわ」
にこ「お泊りって、どっちの家に?」
絵里「それは内緒チカ」
真姫(私の親戚が所有してるホテルを格安で予約してるのよね……)
62:
絵里「基本私が攻めで穂乃果が受けチカ」
にこ「まあ、それはなんとなく予想できるわ」
にこ「穂乃果、いつも元気だけど、きっとその場になったら照れ屋よね」
絵里「よくわかってるわね。そんなところも可愛いんだけど」
絵里「でも、もっと積極的な穂乃果も見てみたいわ……」チラッ
真姫(こっちを見られても……薬はちゃんとあげるわよ)
63:
にこ「ど、どんなふうにするの?」
絵里「そうね、まずは大人のキスをした後に……胸を、こう……」
にこ「う、身振りが慣れてていやらしいわね……」ドキドキ
絵里「うふふ、にこもやっぱりこーゆーことに興味があるのかしら?」
にこ「なっ!? にこは、そそそんなこと……!」ドキドキ
真姫(良い雰囲気ね、にこちゃん赤くなって可愛い)
64:
絵里「じゃあ……触ってあげましょうか? 希のわしわしより、優しく甘美に……」スッ
真姫「ちょっと!?」
にこ「うわ!? びっくりした!」
絵里「からかってただけなのに、真姫ったら……」クスクス
真姫(怒るわよ、エリー!)ゴゴゴゴ
66:
真姫「はあ。本当に純粋なノロケになってきたわね……」ゴクゴク
にこ「ん、そういうのを望んでたんじゃないの?」
真姫「そ、そうね、エリ―、いい話だったわ」
真姫(場が温まってきたし)
絵里「え、もう終わり? もっと私だけの穂乃果を自慢したいチカ……」
真姫(当初の計画を忘れてるんじゃないかしら……)ゴクゴク
真姫「部活動の終了時刻も迫ってきてるし、ね? 続きはまたいつかで!」
絵里「わかったわよ……じゃあ、次はどっちが話してくれるのかしら?」
67:
絵里「って、くじだったわね、さあどうぞ」
にこ「あまーい話なんて聞いたから、なんだか暑く感じるわね」パタパタ
真姫(うふふ……それは聞いたじゃなくて効いたからなのよ)
にこ「絵里のあとは話しにくいわね、そんなネタ無いし」
にこ真姫「せーの!」バッ
68:
にこ「で、にこなのね。フラグ立てちゃったわよ」
真姫「やったわ! さあにこちゃん!にこちゃん!」
にこ「」ビクッ
真姫「誰なの!? 教えて! にこちゃんの好きな人!」ハァハァ
にこ「な、なによ、随分がっつくじゃない」
真姫「いるの? いないの?」ドキドキ
にこ「わ、わかったわよ、言えばいいんでしょ」
69:
にこ「えっと……」
真姫「」ドキドキ
にこ「にこの……」
真姫「」ドキドキ ドキドキ
にこ「す、好きな人は……」
真姫「」ドキドキ ドキドキ ドキドキ
にこ「……」
にこ「別に、いないわよ」
73:
真姫「」
真姫「……え?」
真姫「い、いない、の?」
にこ「なによ、悪い? 絶対にいなきゃいけないわけじゃないでしょ」
真姫「そ、そんな……」
真姫「本当に……?」
にこ「じゃあ、真姫ちゃんはいるの?」
75:
真姫「え!? い、いきなり……」
にこ「いないとおかしいみたいな反応しておいて、あんたはどうなのよ?」
真姫「ちょっ、まだ、にこちゃんの番で……」
にこ「ど・う・な・の?」ズイッ
真姫(に、にこちゃんの顔、近い……)ドキッ
真姫(私にはもちろんいるんだけど……)ドキドキ バクバク
真姫「……」
76:
にこ「な、なんとか言いなさいよ……」
真姫「……!?」
真姫「……!?!?」
真姫「……!?!?!???!?!!!!???」
真姫(な、なにこれ……)カアアァァァ
77:
真姫(頭が……心臓が……熱くなって……)クラクラ
真姫(言いたい! 想いを、言いたい! にこちゃんに好きって伝えたい!)
真姫(! まさか、あの薬、私のコップに!?)
真姫(なんで、そんなはずは……くっ! でも……)
真姫(もう、ダメ……)ハァハァ
78:
にこ「ちょ、ちょっと大丈夫? 熱でもあるんじゃ……」
真姫「に、にこちゃん!」ガシッ
にこ「ん?」
真姫「にこちゃんが好き! 私、にこちゃんのことが大好きなの!!!」
79:
真姫「特別な、意味で……大好きなの……」
にこ「……」ポカーン
にこ「…………え?」
絵里「は、ハラショー……」パチパチ
82:
にこ「真姫ちゃん、今のって」
真姫(言っちゃった、言っちゃった……どうしよう……)
真姫(わ、私……なんてことを……)
真姫「……うっ、ひっ、うう……うああ……」ポロポロ
にこ「ななな、なに泣き出してんのよ!」
真姫「ごめん、ごめんなさい……」
83:
真姫「こんなこと言ったら……嫌われちゃうかもって……そうなったら私……」
にこ「え、ええと……」オロオロ
絵里「にこ、しっかりしなさい」
にこ「!!」
絵里「真姫が懸命に告白したのよ? 何か答えてあげないと可哀想じゃない?」
真姫「う……うう……」グスグス
にこ「……絵里に言われなくたって、わかってるわよ、はあ」
にこ「真姫ちゃん」
84:
真姫「!」ビクッ
にこ「さっきの言葉、撤回するわ。好きな人はいないってこと」
にこ「そして、本当のことを言うわ」
にこ「……ま、真姫。あなたのことが、好きよ」
真姫「……へっ?」
にこ「何度も言わせないでよ。私の好きな人は、あなたなの」
にこ「さっきいないって言ったのは、その、照れ隠しよ」
にこ「本人の前で打ち明けるのは、まだ、勇気が無くて……」
にこ「ごめんなさい。ずるいよね、告白された後から言い直すなんて」
87:
真姫「に、にこ、ちゃん……?」ウルウル
にこ「だ、だから、両想いってこと!」
にこ「この宇宙ナンバーワンアイドルと付き合うんだから、感謝しなさい!?」
真姫「う……うん、ありがとう、大好き、大好きいぃ!!」ガバッ
にこ「どぅうわああ!! ちょっと!離れなさいよーーーー!!!」
88:
絵里「……」
絵里「うーんこのハラショー」
絵里(出来心で、くじ引きのタイミングでコップを入れ替えてみたんだけど……)
絵里(思ったよりすごい効き目ね……もはや別人だわ)
真姫「にこちゃん、にこちゃん可愛い、可愛いヨォ」スリスリ
にこ「ちょっ、やっ、どこ触って……///」
90:
真姫「やっと恋人同士になれたんだから」
真姫「今夜、にこちゃんの全部、見せて?」ハァハァ
真姫「大丈夫よ、優しくするし、もうホテルは手配してあるわ」ギュッ
にこ「いやーーーー!!!」
絵里(帰るチカ)スッ
チョット エリ!! タスケナサイヨ!!
ニコチャン!! ワタシダケミテテヨ!!
絵里「……」スタスタ
絵里「あっ、媚薬をもらい忘れたチカ……」
92:
――翌日、部室――
海未「……それで、こうなったと」
ことり「よかったね?♪ もどかしかったもん」
穂乃果「でも、これはのろけすぎじゃないかなあ……あはは」
真姫「んっ、にこちゃ、ん……はぁ、ちゅ、ああん……」
にこ「真姫ちゃん、レロ、好き…んん、へぁあ……」トローン
凛「これは暑苦しいにゃ?」
花陽「でもこれ、私も昨日凛ちゃんとやってたんだよね……」ボソッ
凛「にゃ、にゃ!? かよちん……///」
93:
穂乃果「見てるとなんだかドキドキしてくるね……///」ウズウズ
絵里「うふふ、穂乃果……今夜、いつもの場所で、ね?」ボソッ
穂乃果「は、はい……///」
絵里(にこがあんなにメロメロになるなんて、媚薬の効果もすごそうチカ)
絵里(今日の練習後が待ちきれないわ!!)ワクワク
8人「」イチャイチャ ワイワイ
94:
希「……」
希「このままじゃ……」
希「終われへん……」
95:
とりあえずこれで終わりです?
エロも書きたかったけどこれくらいが上手くまとまってるかと
希の復讐劇が始まるかどうかは未定。
見てくれたかた、ありがとうございました
96:
おつ
最後までストーリーみたいでござる
97:

のんたんの復讐見たい
9

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