貴音「月を見る度思い出せ」back

貴音「月を見る度思い出せ」


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1:
貴音「それは月の美しい夜でした」
貴音「血に塗れた長身の男は」
貴音「奇怪な服装に身を包み、髪を赤く染め」
貴音「何を源とするかもわからぬ怒りと苛立ちを放ちながら」
貴音「誰も通らぬ路地で一人きり、気を失っていたのです」
4:
八神庵「どこだ、ここは」
貴音「目が覚めましたか。身体の調子はいかがでしょう」
庵「質問に答えろ。返答によっては殺す」
貴音「それはまこと、穏やかではありませんね」
貴音「それでは、“くいず”の時間にいたしましょう。ここは一体…」
庵「死にたいか、女!……ぐっ!」ビキッ
貴音「まだ傷はふさがっていないようですね」
庵(意識がぼやけている。身体も動かんか……)
貴音「見たところ、すぐに動ける身体ではないでしょう。無理はしないことです」
6:
庵「目的はなんだ」
貴音「お節介、とでもいいましょうか?」
貴音「ふふふ、血まみれの大男を抱えて歩く経験など、酔狂に他ならないのでしょうが」
庵「……」
貴音「あまり面白い“くいず”ではありませんでしたね。答えはわたくしの住居です」
貴音「傷が癒えるまで休まれるといいでしょう。どうぞごゆるりと」
庵「よく喋る」
貴音「貴方が無口だから、ですよ」
庵(まともに事態を考える余裕もないほど俺は疲弊しているらしい)
庵(血の暴走か……)
9:
庵(外が明るい……あれから丸一日寝ていたか)
貴音「おめざめでございますか」
庵「ここはどこだ」
貴音「面白いことをいうのですね、昨日言った通りここはわたくしの家ですよ。八神庵」
庵「……!」
庵「俺がいた場所からどれほど離れている」
庵「外の景色からはとても近い場所とは思えんな」
庵「一体何をした?貴様は何者だ?」
貴音「前者は、とっぷしーくれっとです」
貴音「後者は、高みを目指す者」
10:
貴音「お食事を持って参りました。お粥ですが」
庵「なんのつもりだ」
貴音「お節介と酔狂です。Dらんくあいどるは暇なのです」
庵「……」
貴音「本当は精の付くらぁめんが最適かと思われるのですが、怪我人にとんこつはしょっくが強すぎると思い止まった次第です」
庵(奇妙な女め……いずれ殺す)
13:
数日後
貴音「身体の調子、徐々によくなりつつあるようですね」
庵「……ふん。いずれ借りは返すぞ。貴様の死をもってな」
貴音「そう言って殺し損なうのでしょう?八神庵。貴方の心根は、まっすぐで優しい」
庵「……殺したことはある」
庵「今ものうのうと生きていやがる気もするがな」
貴音「それでは殺したの内に入らないのでは?」
庵「殺しても死なない奴もいる。それだけだ」
15:
貴音「しかし貴方が本当に殺したい相手は他にいるのでしょう?」
庵「なんでも知っているような顔をする。気に入らんな」
貴音「それはもうしわけありません」
貴音「しかし、人間ならば命は一つです。趣味が復活でもない限り」
庵「当然だ。だから奴の息の根を止める。二度と俺の前に現れぬようにな」
貴音「貴方は、いけずです」
17:
貴音「何をしているのですか?」
庵「……」
貴音「禅を組み目をつむり眉間に皺を寄せながらのひなたぼっこ」
庵「……」
貴音「それでいて服装と髪型のせっとはばっちり」
庵「……」
貴音「面妖な!」
庵「うるさいだまれ瞑想だ」
19:
月の夜、庭園
庵「……ッ!ハッ!」シュッ シャッ ババッ
貴音「古武術の型ですか。身体はよくなりつつあるようですね」
庵「気配を消して近付くな」
貴音「おっと。これは申し訳ありません」
庵「……世話になった」
貴音「まだ万全ではないのでしょう?」
庵「かまわん。借りは返す」
貴音「ふふ、わたくしの死をもって、ですか?」
庵「貴様はこれを見せてやるのに値するだろう」
庵「……オオォォォ!」ブオッ
21:
貴音「蒼い炎。決して太陽にはなれぬ貴方自身と同じ暗い側面の存在」
庵「チッ、やはり驚きもしないか」
庵「貴様が何者かは知らん。オロチの親類かそれとも他の何かか。しかし……」
貴音「その美しい炎が貴方の命を削っていること、知っているのですね」
庵「俺は死なん」
貴音「いつかは死ぬ定めなのです。貴方もわたくしも、この星もあの星も」
庵「くだらん」
23:
貴音「自分自身の死よりも、誰かの死に執着する。まるで美談のようですね」
庵「なんだと?」
貴音「躊躇っているのでしょう。殺したい相手を本当に殺してしまっていいのか」
貴音「殺してしまえば自分の全てを失ってしまうのではないのかと」
庵「馬鹿なことを……」
貴音「殺したところで本当に自分が解放されるのか。あらゆるしがらみと怒り、消えることのない苛立ちから」
庵「貴様、死期を早めることになるぞ」ゴオォォ
貴音「殺してしまえばその刹那は癒えるかもしれない。しかしそうなれば貴方は永遠に殺し続けなければならなくなる」
庵「よく喋る」スゥゥ
貴音「しかし命はたった一つ」スッ
庵「楽には死ねんぞっ!」シュバァァアア
貴音「貴方にもステージが必要なのです。わたくし達と同じ様に。単なる殺人ではなく、単なる見世物でもなく。命を煌めかせる永遠の瞬間が」
24:
庵(その瞬間から先は覚えていない。月が光っていた。それしか見えなかった)
庵(ここは……キングオブファイターズ?あの時の……)
25:
765プロ事務所
亜美「いおりーん!覚悟ぉおお!」
伊織「どうしたぁっ!?」
亜美「うあー!!!」
小鳥「うぅん、ぶっぱの様でいて今のは的確な牽制ピヨ」
P「まったく事務所はお前らの遊び場じゃないんだぞ」
真美「兄ちゃんがPS2持ってきて遊んでるのがいけないんじゃん!」
26:
P「俺と音無さんは事務のストレス発散に必要なんだよ」
音無「若いころの血が騒いじゃってつい、ねぇ♪」
P「いやいや音無さんだってまだまだ若いですよ」
音無「そういうことを言われても結婚対象にはならないと知っている2×歳の昼下がりなのでした」ピヨヨ…
P「あっ、いやっ、結婚ともなるとね、慎重になるというか、ランブルフィッシュとかデモンブライドの新作をメーカーが発売するくらいの勇気がいるというか」
音無「格ゲーマーにしかわからないお断りの仕方しないでください」
P「そ、それにしてもこの二人ハマってるなぁ!伊織なんてもうかなり上手くなってるし」
伊織「宇宙一のアイドルに死角はないってことね!格闘ゲーム関係の番組もバッチリよ。にひひ!」
音無「そういうTV番組って、もう何年企画されてないのかしら……」
27:
ガチャ
貴音「ただいま戻りました」
P「おう、お帰り貴音」
貴音「おお!これは……けーおーえふですか」
P「貴音は知ってるのか、意外だな」
真美「お姫ちんだー!お姫ちんもやる?」
TV<ボディガオルスダゼピカーンアソビハオワリダ!ザシュザシュガッシボカーン
真美「ちょうど亜美が負けたところだし」
貴音「ふふ、血が騒ぎますね……!」
30:
亜美「流石いおりん!経験者のお姫ちんとも今のところほぼ互角だよ!」
伊織「やっぱり才能あるのかしら!格ゲーアイドルってきっと新しい需要が生まれるわよね!」
P「俺から見ても凄い上達だと思うぞ」
貴音「ふふふ、実は最初の二人はほとんど使ったことがなかったのです」
亜美「なにー!これが経験者のヨユウってやつ!?」
貴音「勝負はこれからですよ、いおり?」
31:
伊織「上等よ!まだこっちは二人目だし……ってああ!?」
TV<ボディガガラアキダゼケーオー
真美「すぐ一対一になったよ!」
小鳥「さりげなく効率的にゲージを貯めてるわね」
貴音「いおり、宿命の闘いですね……」
32:
伊織「まだまだここからよ!私のいおりんは無敵なんだから!」
真美「いおりんがいおりんって言ってる……」
亜美「ぷぷ……ッ!」
P「やはり貴音の京が押してるか」
小鳥「伊織ちゃんも波動昇竜の堅実な立ち回りから相手のミスを誘い強攻撃から確実に葵花でダメージをとっていった!」
貴音「思った以上にやるようですね」クラエェ
伊織「あなたに勝って私は格ゲーアイドルになるのよ!」オオォウ
P「なんだそれ」
33:
社長「お互い体力が残り少ないな」
P「いたんですか社長」
社長「どこからともなく嵐のサキソフォンが聞こえたものでね」
P「ゲームばっかりしてないで仕事もしてくださいね?」
社長「君もな」
P・社長「ハハハハッ」
35:
伊織「いおりんのもうひとつの超必殺技を見せてやるわ!」
貴音(さて、こんなものでしょうか……)
TV<ピカーン!
貴音(見切れていますよ)
TV<ピカーン!
庵『楽には死ね…京『くらいやがれええええ!!!』
貴音「ふふ……」
TV<ケーオー!
伊織「ちょっと!なんでよ先にいおりんが技出したのに!」
貴音「あの技は発生が少し遅いのですよ」
伊織「ぐぬぬ……」
36:
庵『このままでは終わらんぞぉぉ!』
貴音「……」
京『満足したか?八神』
貴音「これでよかったのでしょう?八神庵」
貴音(あなたのステージは、永遠にそこに在るのですから……)
遊びは終わりだ
おわり
3

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