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P「千早の初恋の人って?」


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1:
千早「…はい?」
P「いや、どんな人だったのかなって」
千早「どうしたんですか、急に」
P「ふと気になっただけで、深い意味はないんだけど」
千早「プロデューサー、女性にそういう質問を興味本位でするものではありませんよ」
P「そ、そうなのか?」
千早「…プロデューサーのように鈍い人でした」
THE IDOLM@STER 如月千早クッションカバー
3:
P(なんて言われてしまった
 千早、怒ったのかな…)
ガラッ
春香「あ、プロデューサーさんおはようございます」
P「ああ、おはよう」
春香「今日は千早ちゃんとお歌のレッスンですよね?
 千早ちゃんはまだ来ていないんですか?」
P「いや、それが…ちょっと出てるんだ」
春香「? 何か買い物かなぁ」
P「そういえば、春香は千早と仲が良いよな」
春香「どうしたんですか?」
P(…って、あんまり嗅ぎまわるのも趣味が悪いな)
P「いや、なんでもない」
4:
春香「んん??なんですか、気になっちゃいますよ」
P「なんでもないって」
春香「誰にも言わないですからっ!」
P「…あー、いや、誰かに言う言わないって話でもないんだが
 春香って初恋の人が誰か覚えてる?」
春香「初恋…本当の初恋ですか?」
P「偽の初恋とかあるの?」
春香「ニセじゃないですけど、幼稚園の頃の初恋とかもカウントしますか?」
P「そうか、そういうのもあるのか
 じゃあ、小学生以上で」
春香「もちろん、覚えてますよ」
P「やっぱり、その頃から恋とかするもんなのか」
7:
春香「プロデューサーさんはどうなんですか?」
P「いや、あの頃は遊びが恋人だったな…」
春香「へぇー、プロデューサーさんらしいっちゃらしいですけど」
P「な、なんだよその目は…」
春香「それで?初恋がどうしたんですか?」
P「いや、千早の初恋の人って誰か知ってる?」
春香「知りませんよ、そんな事話しませんもん…」
P「だよなぁ」
春香「あれれ?まさか、プロデューサーさんは千早ちゃんに…」
P「おい!滅多な事を言うな!洒落にならん!」
春香「えへへ、冗談ですよ、冗談」
P「アイドルなんだからもうちょっと自覚しろ」
春香「はーい♪」
9:
P「あ、春香
 これを春香に聞いたこと、千早には内緒にしておいてくれ」
春香「どうしてですか?」
P「千早が怒る」
春香「そうでしょうか、人に興味を持ってもらうって、そんなに嫌な気しないと思いますけど」
P「興味を持つだけならまだしも
 痛くない腹探られて良い気はしないだろ
 だから俺も聞くのを躊躇ったんだし…」
春香「んー、まあ私が無理やり言わせたようなものですから
 内緒にしておいてあげます」
P「助かる」
ガチャ
千早「おはよう春香」
春香「おかえり、千早ちゃん
 それ昼食?言ってくれればお弁当作ったのに?」
千早「そんなの、悪いわ」
P「二人とも、そろそろ出る準備しとけよ」
千早「はい」
10:
?翌日?
千早「おはようございます、プロデューサー」
P「ああ、おはよう」
千早「今朝は、珍しく早いですね」
P「早くからいるからって、千早のレッスンに付き合って入られないぞ
 残念ながら今日は事務仕事が多くてな」
千早「そうなのですか、少し残念ですが、終わるのを待つ事にします」
P(……気になる)チラッ
千早「…」
P「…なあ、千早」
千早「はい、なんでしょうか」
P「いや、マジマジと見られると、気が散る」
千早「す、すみません プロデューサーも、真面目な表情をするのだなと…」
P「いや、それ失礼だからな?」
千早「ふふ、普段は抜けた表情をしていますよ」
12:
P「…はぁ、ひと段落」
千早「何か、飲み物を入れましょうか」
P「ああ、悪いな
 コーヒーをお願いできるか?
 砂糖は1個な」
千早「わかりました」
P(…俺みたいに鈍い奴か
 というか、俺って鈍い?)
千早「どうぞ」
P「千早は飲まないのか?」
千早「歌のレッスンの前ですから、お茶や水以外は…」
P「そうなのか、色々考えてるんだな」
千早「これが資本ですから」
15:
P「そういえば…」
千早「はい」
P「初恋はいつ?」
千早「はい…え?」
P「いや、年くらい聞いてもいいかなって」
千早「はあ、いつと聞かれても、正確には覚えてませんが
 中学1年生だった時でしょうか」
P「結構、遅いんだな
 クラスの子?」
千早「…」
P「これは駄目なのか」
千早「言いたくはないです」
P「でも、千早の方から教えてくれたんだから
 ちょっとくらい聞いてもいいだろ?」
千早「そうですね、あまり深い質問でなければ」
19:
P「そうだ、告白はしたの?」
千早「残念ながら、出来ませんでした」
P「…まあ、告白なんて相当勇気のある奴しか出来ないよな
 どうしてそいつの事が好きになったの?」
千早「どうして、ですか
 …どうして、でしょう」
P「なんかあるんでしょ?そいつのチャーミングな所」
千早「好きになるのに、理由がいるのでしょうか」
P「え?」
千早「いえ、魅力的な所は沢山ありましたが…」
P「うーん、やっぱオジサン向けの話題じゃなかったかな」
千早「…じゃあ、プロデューサーの話を聞きたいです」
P「俺の?」
千早「はい、聞きたいです」
20:
P「まさか、こう振られるとはなぁ」
千早「…」じー
P「うっ、仕方ないな…」
ガチャ
小鳥「おはよーございまーす
 あれ、今日はプロデューサーさん早いですねー」
P「おはようございま…あ!もうとっくに休憩の5分過ぎてるじゃないか!」
小鳥「ふっふ?ん、私が来なければずっと洒落込んで律子さんにお説教でしたね」
P「ありがとうございます
 悪いな、千早」
千早「いえ、お気になさらず
 お仕事頑張ってください」
P「ああ、コーヒーうまかったよ
 また明日にでも話してやる」
小鳥「えー?何の話ですか?」
P「音無さんには死んでも言いませんよ」
23:
??
P「お疲れ様、千早」
千早「ありがとうございます
 あの、春香は?途中でいきなり居なくなったのですが…」
P「ああ、いきなり代役の仕事が入ってな
 まだ収録中のはずだ」
千早「そう、ですか
 この後、プロデューサーは何かありますか?」
P「いや、早く来たおかげで残業もしないで済んだよ」
千早「よかったら、送ってくれませんか
 駅までで、いいので」
P「? いいけど、どうせ送るなら家まで送るよ」
千早「あ、ありがとうございます」
P「どうせ、今朝の続きだろ?」
千早「…はい」
P「おっさんの話でよければ、聞かせてあげるよ」
26:
バタン
P「うー、寒い
 あれ、エンジンかかんないな…」
千早「今日は、冷えますね」
ブロロロロロ
P「ああ、まったくもう4月になるっていうのに勘弁して欲しいよ
 それで、どこから話そうか?」
千早「えっと、私に聞いたことは、話して欲しいです」
P「っていうと、初恋がいつか
 俺は覚えてないけど、お袋の話じゃ幼稚園の保母さんにお熱だったみたいだ」
千早「幼稚園、ですか」
P「これは初恋とは言えないか?」
千早「次に恋したのは、いつですか?」
P「うーん、高校かな」
千早「大分間が開きましたね」
27:
P「ああ、その間は特に恋愛とか興味なかったな
 男同士つるんでバカやってた方が楽しかったし」
千早「…」
P「高校に入ったら、世界変わったよ
 知り合いもいなくて、つまらんかったなー」
千早「高校には、友達はいなかったのですか?」
P「ああ、そこは千早と一緒だな」
千早「ふふ、余り者同士ですね」
P「俺は生徒会に入ってたんだよ、別に大学に行きやすいからとかじゃなくて
 事務仕事が好きだったからな、それで、そこの子と普通に恋愛して
 普通に高校卒業して、普通に分かれた」
千早「お付き合い出来たのに、分かれちゃったんですか」
P「長持ちはした方だと思うよ、5年か
 就職活動でお互い忙しくなってな」
千早「…プロデューサーが振ったのですか?」
29:
P「いや、捨てられた
 向こうも頻繁に会えないから飽きちゃったんだろ
 …悪いな、長々と」
千早「いえ、プロデューサーから告白したんですか?」
P「ああ、もう死ぬかと思った」
千早「…やはり、告白には勇気がいるんですね」
P「もう、やばいよ」
千早「や、やばい?」
P「小便漏らすかと思った」
千早「もう、汚い事を言わないで下さい」
P「悪い悪い
 千早は、初恋の相手に告白できなかったんだよな」
千早「はい、後悔はしていません」
P「おう、偉いぞ
 くよくよしたって仕方がないもんな」
千早「…じゃあ、プロデューサーも分かれた事は後悔していないんですか?」
31:
P「後悔は、してないよ
 あそこで彼女にかまってたら、今の俺が居なかった訳だし」
千早「恋人が居るって、どんな気分なんでしょうか」
P「え?恋人がいるからって何も変わらないんじゃないか?
 別に四六時中イチャコラしてる訳じゃないんだから
 …って、千早は彼氏とかいた事ないのか?」
千早「はい、変でしょうか…」
P「いや、変じゃないけど
 千早はこんなに美人なのにな」
千早「な、何言ってるんですか…」
P「ま、似合う奴なんてそうそういねーか」
千早「もう…」
P「到着、今日もお疲れ」
千早「はい、お疲れ様でした」
33:
ガチャ
千早「ただいま、優」
千早「…あのね、お姉ちゃん今日も言えなかったよ
 本当に、何してるんだろうね」
千早「…はぁ」
別に、プロデューサーとお付き合い出来ても出来なくても、どうでもいいのだ。
彼が他の女性と話しているのを見るだけで、胸がキリキリと痛む苦痛から逃れたいだけ。
彼はプロデューサーであればいい。
私の歌を羽ばたかせてくれるだけで、十分だ。
だからいっそ告白してしまえばいい。
きっと、それで歌に集中できる。
頭ではわかっていても、告白なんて怖くて出来ない。
Prrrrrr
千早「もしもし…プロデューサー?」
P『千早、CDプレイヤー車に忘れてるぞ
 あと5分もしないで着くから』
千早「え、今ですか」
P『もうUターンしちゃったよ』
千早「は、はい」
優に、背中を押された気がした。
35:
ピンポーン
ガチャ
千早「プロデューサー、あの、こんばんは」
P「ん?ああ、こんばんは
 これ、CDプレイヤー
 もう忘れるなよ?」
千早「あ、あの…!」
P「どうかしたか?」
千早「好きです」
P「…」
千早「好きです」
P「…え?」
千早「す、好きです!」
P「ちょ、っちょ、え?
 玄関先でいきなり何を…」
千早「わ、私は!プロデュ…」
P「待った待った!とりあえず中に入ろう」
38:
P「はぁ…」
まさか、千早に限ってとは思ったが。
…肝心の当人は頭が真っ白なのか、呆けている。
P「なあ、千早」
千早「…はい」
P「お前最近ちょくちょくテレビ出れるようになったのに、大スキャンダルだよ」
千早「…すみません」
P「いや、まあ謝らなくても
 というか、千早が悪い訳ではないのかもしれないけどさ
 千早は、賢いからわかるとは思うけど…お互い立場がある
 だから…」
千早「嫌です」
P「…」
千早「嫌、です…」
P「…千早」
42:
千早「どんなに辛い時も、プロデューサーにお疲れ様と言われたら、気が楽になりました
 どんなに調子が良い時も、プロデューサーが事務所にいないと気が沈んでしまいます
 プロデューサーはもう、私にとって、プロデュースするだけの人ではないんです」
P「…」
千早「すみません、こんなはずじゃ…なかったのに」
P「俺は、千早が好きだよ」
45:
千早「そ、それじゃあ…!」
P「頑張ってる時の姿も
 やりきった時の表情も
 全部、アイドルの顔だ」
千早「…っ」
P「俺は、お前を世界一の歌手にしたい」
千早「…私のプロデューサーは、貴方しか居ないと考えています」
P「千早が世界一の歌手になったら、お付き合いしよう」
千早「…そんな事、言われたら」
P「千早が事務所を辞めようが
 世界一になるまで俺はずっとお前のプロデューサーでいるよ
 それまでには、アイドルじゃない顔も知ってるだろうからね
 …まあ、千早が他の敏腕プロデューサーに乗り換えない限りは、だけどな」
千早「…終身雇用です、一生離しません」
P「ああ、よろしく頼む」
千早「じゃあ、頭撫でてください」
P「はいはい」
おわり
47:
乙!
千早最高
48:
おつおつ
49:

たまにはあっさりしたのもいいね
ちーたんprpr
5

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