澪「…軽音部だろ。まったくしょうがないな」back

澪「…軽音部だろ。まったくしょうがないな」


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1:
澪「うう…さむい」
澪「うわぁ、お月さまきれい…」
澪「……」
―キラリ
澪「あ、ながれぼしっ…!」
澪「…………ますように…」
澪「きえちゃった…」
澪「…3回いえなかったや」
5:
―部室―
唯「……ちゃーん…」
唯「おーい、澪ちゃーん」
澪「え!?…あぁ、ごめん、何?」
唯「何考えてたの?なんかぼーっとしてたよ?」
澪「あぁ…うん…毎年ね、この季節になると思い出すんだ」
唯「うん?」
8:
澪「小さい頃さ、流れ星に一回だけ願い事をしたことがあって…」
唯「へぇー、どんな?」
澪「ふふ、…秘密」
唯「えー!教えてくれたっていいじゃんっ」
ガチャ
紬「ごめんなさい、用事で遅れちゃって」
11:
唯「あ、ムギちゃーん!今日のおやつなにー?」
澪(切り替えいな……)
紬「今日はシュークリームと莓のショートケーキよ♪」
唯「やっほーぅ♪早く食べたいな?。りっちゃんまだかなあ」
紬「りっちゃんも用事かしら…?澪ちゃん、何か知らない?」
12:
澪「うん…声掛けたら『用があるから先行ってくれ』って…ハッキリしたことは何も」
唯「……」
紬「何かしらね…?」
唯「実は?……」
紬澪「?」
13:
唯「秘密組織の人間だったりして!」
澪「唯…あんな奴が秘密固持なんてできると思うか?」
紬「そうね……実は世界を救う影のヒーローだったり…」
澪「ムギ…無理に付き合わなくていいんだぞ…」
バンッ
律「へへっ、悪い悪い!遅れちったよ?」
15:
唯「あ?りっちゃんおかえり?」
澪「『おかえり?』って完全に家かまったく」
澪「で、どうしたんだ、律。随分遅かったじゃないか」
律「おいおい?、そんなに眉間にしわ寄せたら只でさえ怖いお顔が更にごうゎッ」
澪「さ、全員そろったし練習始めるか」
16:
ジャカジャカジャーン
澪「まぁ…大体まとまっては来たな」
唯「来年の新歓ライブまでに後2曲マスターしなきゃね!」
律「……」
澪「そうだぞ。特に唯はメインボーカルなんだから、練習しっかりしなきゃな」
唯「へへ…澪ちゃ?ん…」
律「絶対ッッ!!!」
澪唯紬「!?」
17:
律「ライブ……成功させような」
澪「う、うん…そりゃそうだけど…」
紬「……ね、そろそろ帰りましょうか」
澪「…うん、そうだな」
律「悪い……今日は私一人で帰るわ…」
唯「え、どしたの?」
律「ん…ちょい用があんだ」
律「へへっ、そういう事だから、じゃあな!う?寒ぃ!」
…バタンッ
澪唯紬「………」
18:
―帰り道―
澪「じゃあなー唯」
唯「うーん!じゃーねー!澪ちゃんムギちゃーん!」タッタッタッ
紬「ええー!またねー!」
「うおおお待ってろ憂いぃぃぃ……!」
澪紬「……」
てくてく
澪紬「……」
てくてく
20:
澪「なあ…ムギ」
紬「ええ」
澪「やっぱりなんか、変だったよね…?」
紬「りっちゃんだって、それは落ち込む事だってあるわ」
紬「ああ見えて、実は繊細な心の持ち主なんじゃないかしら」
澪「律がぁ?ぷっ」
紬「ふふ…」
22:
澪「うん…?」
紬「…ホントに仲がいいんだなって」
澪「ああ…あいつとは幼稚園からの付き合いだからな」
紬「どんなきっかけだったの?」
澪「律から声掛けられて。でも最初はからかわれてるのかと思ったよ」
澪「私あんまり人と話すのあんまり得意じゃなかったから」
澪(今も、か……)
23:
紬「…嬉しかった?」
澪「いや…あんまりしつこくされるもんだから、諦めた」
紬「ふふ、なにそれ」
澪「でもまぁ、あの時律に出会ってなかったら、今の皆にも出会えてなかったしな」
紬「そう言われれば、軽音部を結成させたのも、りっちゃんキッカケだったわね」
澪「律の奴、ほんと何があったのかな…?」
紬「うん……」
25:
紬「じゃあ、私はここで」
澪「うんっ」
紬「きっと次会う時は、いつもの元気を振り撒いてくれるわ。…りっちゃん」
澪「…そうだといいな」
紬「今日は二人のお話ありがとう。じゃあね」
澪「ああ。じゃあ」
澪(………)
てくてく
26:
―澪の部屋―
バフッ
澪「はぁ…」
澪(なんだろうなあ……この感じ)
澪(やっぱ…そうか)
澪(あいつがいつもと違うだけで…)
澪(何でこんなに気になるんだろ…)
澪(今までとは少し違う、なにか変な感覚だ……)
澪「なーんて…いつもと違うのは私だったりして…」
澪「……………」
澪「zzz…」
27:
----------------------------
---------------------
--------------
澪「ん…」
澪(あれ、私寝ちゃったのか…)
カチッ
《23:51》
澪(……)
ピリリリリリッ
澪「ひぃぃぃぃぃっ!?」
「新着メール 1件」
28:
澪「びっくりしたー…」
澪「誰だよこんな夜中に…」
『23:52 Fri 送信者:律』
澪「律っ…?」
カチッ
『今から桜高前にて待つ。寝てても来い』
澪「今から!?何考えてるんだあいつは…」
30:
プルルルル…
澪「あ…律?お前なぁ、少しは相手の都合ってものを…!…え……?」
ブツッ
澪「…ったく……しょうがないな…」
澪(………)
ガチャッ
…バタン
31:
澪「あ…!」タッタッタッ
律「あ、よおーッ!遅いぞ澪ー!」
澪「ーッ、はぁっ、はぁっ……」
律「ておい…ここまで走って来たのか!?」
律「あははは!寒かっただろ?。一人で怖くなかったか?」
澪「うるさい!…そもそも何でこんな夜中に呼び出したんだ!」
律「ま、それをこれから話すの。色々…」
澪(………)
32:
―公園―
キーコ……キコ…
律「やっぱ、面と向かって話しておきたくてさ」
澪「……」
律「ま、こんな風に会うことも無かっただろ?」
澪「……」
律「…夜の公園ってのも、なかなか雰囲気あるよな?!」
律「………なぁ、澪はさ、流れ星に願い事したことあるか?」
36:
澪「え…?」
律「ほらどーなんだよぉ」ツンツン
澪「わ、私は…そういうの信じない主義だしな」
律「ホントかぁ??」
澪「本当だって!…律こそどうなんだよ?」
律「う?ん…まぁ……ね」
39:
澪「ふ?ん…」
律「な、なんだよ…」
澪「律も案外カワイイとこあるんだな?」
律「うるせーこのヤロー!」
澪「でたチョーク!………ちょっ…ギ、ギブギブ……!ぐあっ……」
律「………」スッ
律「…………し、死んでる…」
澪「ぶはッ、こ…!殺すな!!」ハァハァ
グゥ……
40:
澪「あ……///」
律「おや??澪さん腹ヘリですかなぁ?」
澪「ぐっ…うるさい。夕飯食べ損ねたんだよ…」
律「じゃ、コンビニ行って何か買ってくっか」
澪「お金…ない」
律「サイフくらい持って来いって…まあいいや、私が奢るから」
澪「…お願いします」
42:
―深夜のコンビニ―
店員「いらっしゃーせー」
澪「律は、何買うの?」
律「んー私はいいかな」
ガサッ トン
店員「225円になりますー」
店員「ちょうどお預かりしまーす」
店員「あーとぉございしたー」
ウィン
73:
保守感謝&おはようございやす…
てくてく
澪「悪い…ありがとな」
律「いいって…澪それ昔から好きだよな」
澪「…うん」
律「ふっ…あんぱんに牛乳」
澪「す、好きなんだからいいだろ」
律「今時刑事ドラマでも無いぜ?その組み合わせ」
澪「……」
74:
澪「そろそろ……話してくれないか」
律「……」
澪「大事なことなんだろ?」
ぴたり
律「……私が居なくても澪は幸せか」
澪「?……何言ってんだ」
律「いいから答えろ」
76:
澪「そんな事……」
律「幸せじゃなきゃ、なってくんなきゃ、困る!」
澪「はぁ?…」
律「澪は昔から人付き合い得意じゃないからな?」
澪「…どういう意味だよ…」
律「私さあ」
律「やっぱ…なんでもない」
手が…少し震えてる…ほんの少しだけ
77:
何かに怯えてるように見えた
分かるんだよ
お前のことなら…全部分かる
律「あぁ?…その、ごめんな!こんな夜中に呼び出しといて…」
澪「いいって…」
律「え……」
澪「それよりお腹空いた。公園戻ろ」
律「うん…」
79:
てくてく
律「………」
律「やっぱ、ごめん。…ここで解散にしよ」
澪「……」
律「こっちから呼び出しといて…ほんとにごめん…」
律「…じゃ」 タッタッタッ…
なんだ…
このまま離れちゃいけない気がする……
けど言葉が見つからなかった
81:
―澪の部屋―
ガサッ
澪「……」
サーッ ガラ
澪(今日は……月が明かるい)
澪(星がきれいで…)
澪(なんだかすごく落ち着く)
昔から…
―キラリ
84:
チュン… チュン
澪(朝か…)
澪「シャワーでも浴びるか」
ジャーーーー
澪(昨日のあれ)
澪(どういう意味だよ…)
澪「……」
キュッ
85:
ファサ…
澪(ふぅ……あ、DVD返してないっけ)
ブゥゥゥン…
澪(…静かな朝だ)
ピカッ ピカッ
澪「ん?」
〈新着メール 1件〉
カチッ
澪「唯…?」
86:
『澪ちゃん、今日家来ない?DVD観るんだ♪ムギちゃんも来るよー』
澪「これから返しに行く身なんだけどな…まあいいか」
カチッカチッ
『うん、行く』
パタン
澪「あ…朝ご飯」
澪「……適当に作って食べよう」
88:
5分後
ピリリリリッ
カチッ
送信者:唯
『じゃあさ、待ち合わせは12時に、あのハンバーガーショップでどうかな?』
カチカチ…
『OK、わかった』
澪「いただきます…」
89:
―ハンバーガーショップ前―
唯「あー、澪ちゃーん!こっちこっちー」
澪「はぁっ…お待たせ」
紬「澪ちゃん…大丈夫?なんだか顔色が良くないみたいだけど…」
澪「ん?…まあ大丈夫だよ」
唯「ねえねえ、それよりここで食べていかない?」
紬「さんせー」にこっ
澪「……」
90:
―店内―
唯「ねえ澪ちゃん…元気ないよ、どうしたの?」
澪「えっ?…ううん、大丈夫だよ」
紬「……」
店員「お待たせいたしましたー」
唯「はぁー!おいしかっね」
紬「また来ようね」
唯「りっちゃんも来れば良かったのに」
澪「……!」
紬「どうしたの?」
唯「んー…誘っても返事がないんだ」
91:
唯「じゃ、私ん家へしゅっぱーつぅ……ん?」
したした
唯「あー、猫にゃ?ん」タッタッタッ
紬「相変わらず唯ちゃんは動物好きなのね」
澪「……」
ブゥゥウン!
運転手「!」
唯「あ…!危ない!!」
澪「唯!!」ダッ
93:
間に合え!間に合え!間に合え!間に合え!間に合え―
澪「唯!!」
ドンッ
澪…ちゃん…
キィィィイイイイ
終わりだ……
94:
―り…つ……?
澪「ぐっ」ドシャア
「きゃあっ」「おい大丈夫なのか」「二人は無事か?!」「どうしたんだ」
澪「いっ…」
唯「澪ちゃん!!」
澪「私は……平気みたいだ」
紬「二人とも大丈夫!?ケガはない!?」
澪「ああ…けど」
95:
唯「う…うわあああんごめんなさい!ごめんなさい!私が…私が飛び出しなんかするから…」
澪「大丈夫だから…ね?唯…だから泣かないで」
唯「うっう……」
男性「二人とも大丈夫かい!?怪我は?」
澪「は、はい…大丈夫ですから」
澪「唯、立てるか?」
唯「う、うん…」
97:
紬「今日は…もう止めにしましょう。とにかく二人が無事で良かったわ」
澪「……」
唯「うっ…」
―澪の部屋―
澪(あの感じ……間違いない…よな)
澪(けど…どうして)
ピリリリリッ
澪「もしもし……」
紬「大変なの!りっちゃんが!」
澪「え…!」
ガサッ
バンッ
99:
―病院―
ガラッ!
澪「律!!」
律「お、お?う…」ぱたぱた
澪「お前、どうしたんだよ!?」
律「どうしたもこうしたもねぇよ?。ちっと倒れただけだ」
澪「大丈夫なのか…?」
紬「担当医さんに聞いたら、軽い貧血でしょう、って」
澪「はぁ……もう、勘弁してくれよ。こっちが倒れそうだ」
紬「ごめんなさい…。でもりっちゃんが倒れたって聞いて…凄く不安になっちゃって」
100:
澪「とりあえず…大したこと無いみたいだな」
律「いや?、そんなに心配してたのかあ」
澪「当たり前だろ!」
ガラッ
唯「りっちゃん!!」
律「お、唯」
唯「うっ…りっぢゃあああぁあ」
律「うわー泣くなよー。もう…よしよし、私は大丈夫だから」
101:
------------------------------
------------------------
------------------
唯「よかったー何でもなくて」シャリシャリ
澪「安心したからってリンゴを食べるな…」
紬「でも本当、なんでもなくてよかったわ」
律「はは…ごめんな。皆心配かけて……ん?」
律「澪、その袋…」
澪「あぁ…これ、結局食べなかったんだ…なんか、もったいなくて」
澪「だから律が食べて…。はい」
ガサッ
律「………」
102:
律「……んぐ」もぐもぐ
律「おいしい…」
澪「そっか」
唯「……」
紬「唯ちゃん?」
唯「……今日は、凄く怖かったね…」
澪紬「………」
律(……)
唯「澪ちゃんがいなかったら…私…」
103:
澪「もういいだろ、その話は…」
律「そうだ。皆でさ、ちょっと思い出話でもしないか?」
澪「今か?…」
律「まあ…こうやって部室以外で顔合わせるって、ちょっと最近なかっただろ」
澪「病院だけどな、ここ」
律「はははっ、こまけぇ事は無しだ!」
105:
それから、今までのたくさんの思い出を語り合った
時間を忘れて
皆が笑顔でさ
こんな時間が永遠に続けばいい…
そんな気持ちにさせる
皆が大好きで
大切で…
失いたくない、って強く思った…
106:
唯「あ、もうこんな時間」
澪「じゃあ…私達そろそろ行くね」
紬「本当、お大事にね。明日もお見舞い、来るからね」
律「………」
澪「じゃあね」
ガラッ
―澪ッ!
107:
澪「!」
唯「澪ちゃん?どしたの」
澪「あ…悪い、先に帰っててくれないか」
唯「どうして…?」
紬「唯ちゃん、いきましょう」
唯「え……」
紬「じゃあ澪ちゃん、また明日」
澪「悪いな…じゃ」
唯「うん…ばいばい」
108:
ガラッ
律「……えへへ」
澪「……」
律「すまん」
澪「……」
律「ちっとさ、屋上で話さないか」
澪「ダメだろ、安静にしてなきゃ」
律「細かいことはニガテ…なんだっ」ブチチ
澪「あ、おいっ……」
律「さ、さっさと行こうぜッ。看護婦さんに見つかっちまう」
澪(………)
109:
―屋上―
律「う?寒ぃいいぃ!!鼻水も凍りそうな勢いだな!」
律「さすがに陽も落ちてるしなぁ」
澪「……」
律「……私さあ、やっぱ幸せもんかなあ?」
澪「唐突だな」
律「うん…やっぱ私は幸せだった」
澪「だった…?」
111:
律「本当は、昨日の夜言うつもりだったんだ…」
律「けど…いざ顔見ると、怖くなっちまってさ」
澪「…何のことだよ」
律「澪も……薄々気が付いてるんじゃないか?
律「私が…普通とは違うこと」
112:
ビュォオオオ……
澪「?……」
律「澪は……あの日願ったよね」
律「ともだちができますように。って…」
澪「―!」
律「もう…分かっちゃったかな?へへっ…」
124:
澪「嘘……」
律「そう…私は………澪の願いそのものだ」
澪「そんな…」
律「でも……もうすぐ私…」
澪「やめろよ…」
律「もうすぐ……私さ…!」
澪「いいからやめろって!!」
律「澪……」
125:
律「澪…聞いて」
澪「嫌だ!いや……」
律「……今私がここに居るのは…澪が願ってくれたからだよ」
澪「……」
律「ほら、立って。顔上げて」
澪「……」
127:
律「キレイだろ」
澪「…うん」
律「私達さ、思えばこの空で初めて合ったんだよ」
律「あのほんの一瞬……二人が出会って…願われて生まれた」
律「それってやっぱ奇跡だ」
澪「………」
128:
澪「律……」
律「ん?」
澪「やっぱりさ、今日の……」
律「………」
澪「……ばか律」
澪「そのせいでお前…」
律「いいんだ…これは私の望んだことだ」
律「それに、ここまで持ったのも幸運なんだ」
律「けどもう……時間がない」
129:
キラ キラ
澪「知ってたのか…こうなる事」
律「……うん」
律「もうすぐ…澪が……そんな事考えると、すっげぇ怖かった…」
澪「だからってお前が…!」
律「さっきも言ったろ?これは私の願いだって…」
律「最後に…皆とも話せて良かった」
130:
澪「最後なんて…言うな」
律「…ずーっとさ、今まで側に居れて……私嬉しかった」
澪「!……」
律「軽音部の皆にも出会えて……本当幸せだったよ」
ドクン
律「……もう…なのか…」
律「……もっと話したかったのにな」
澪「…おい、律……!?」
132:
律「じゃあ、心配だからもう一度言っておくぞ!私が居なくても幸せになること、いいな!」
澪「おい!…嫌だ!行かないでくれ……!私はお前が居ないと…ダメなんだぁ!!」
律「おいおい泣くなよ……澪は強い奴だ。長年連れ添ったこの私が言うんだから間違いない!」
律「約束破ったら化けて出やるからなこのヤロー!」
律「だから……強く生きろよ、澪」
澪「嫌だ!!律ぅううう!!!」
さよならだ―
澪「いやぁぁぁぁぁああ!!!!!!」
133:
母「澪ー!遅れるわよー。ご飯できたから食べなさーい」
澪「ん、うーん…」
―リビング―
澪「お父さんは?」
母「もう出たわよ。今日は会議で早いんだって」
母「はい、どうぞ。今日はお母さん友達とご飯食べてくるから、帰り遅くなるわね」
澪「うん…」
134:
―休み時間―
澪(やっと終わった…)ガラッ
スタスタ
「和ちゃ?ん、一緒にトイレ行こー!」
「シッ、声が大きいわよ!普通に言えばいいから…」
「えへへ…ごめんごめん…」
澪(私にはあんな風な友達居ないな…)
澪(……)
135:
10
―下校時間―
澪(今日も無事終わった…帰ろ)
「第二音楽室」
『この道は
いつか来た道―』
澪(………)
顧問「それじゃあ一旦休憩」
生徒達「はーい」
ガチャ
「あら?」
澪「あ…!」タッタッタ…
生徒「誰?いまの人、知り合い」
「いえ…どなたかしら」
136:
―帰り道―
澪「ハッ、ハッ……はぁ」
澪(私何してるんだろ…)
澪「…帰ろ」
てくてく
てくてく…
……

137:
―1年後―
母「澪も、明日で桜高卒業だね」
父「早いなぁ、ついこの前入学ようなのに」
澪「……」
母「どう、高校生活は。楽しかった?」
澪「うん。…まぁまぁ」
嘘だ―。
本当は毎日辛かった
話せる友人も
頼れる人も
誰も居なかった
いや、本当は自分が心を開けないで居ただけだ…
138:
―自室―
バフッ
澪「もう寝よ…………ん?」
澪(卒アルか……)
スッ パラパラ…
澪「ふっ…小、中と、相変わらずつまんなそうな顔」
澪(…なのになんだか暖かいものを感じる…)
澪(写真の私、こんなに寂しい顔してるのに)
ズキッ
澪(あ…あたま痛っ……)
139:
パタン
澪「もう止めだ。寝よう」
澪「………zzz」
あれ…
なんだこれ……
どこだ
ん?…あれはギター、あれは…キーボード?
音楽室か…
あ、紅茶のいい香り
懐かしい……気がする
あっ、誰か来る…
140:
あの子達楽しそうだな
私はこうして窓の外から見つめるだけ
自分で出たのだけど…
私もあんな風に………む?
なんだろう、何か言ってる
…え、私?
入ってもいいの…?
いいのかな……
お、おじゃましまーす…
あぁ、やっぱりこの部屋…
そうだ…
…これだ
141:
私の求めてたもの
ずっと欲しかったのは
これだ…
夢みたいな時間
いつまでも見ていたい
…永遠に
皆懐かしいな
唯に…ムギに…
律……
軽音部の皆……また会いたいなぁ……
144:
―キラリ
―朝―
母「澪ーそろそろ時間よ、起きて支度しなさい」
トントントン
母「おはよ、昨日はよく寝れた?」
母「そう…」
母「いってらっしゃい。車に気をつけてね」
ガチャ
バタン
145:
ワイワイ
ガヤガヤ
スタ スタ スタ
タッタッタッタッ
スタ スタ スタ
タッタッタッタッ
「澪ーーー!!」
「クラブ見学、行こうぜ!」
END
146:

147:
>>1乙!
14

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この本の射○音ヤバすぎwwwwwwww

【野球】ぶっちゃけ中島裕之ってすぐ通用するよな

【画像あり】妖怪ウォッチ実写化wwwwwwwwwwwwww

あなたが聞いた戦時中の笑える話『大豆油のお陰・軍隊狸』

定石破りも甚だしい 棋界に一石を投じる一手

響が何か拾って来た様です

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