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穂乃果「ことりちゃん、大切な話があるの」


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1:
ことり「大切な話?急にどうしたの?穂乃果ちゃん」
学校からの帰り道、突然真剣な声色で話し始めた穂乃果ちゃんに少し戸惑いながらも、めったに見ない真剣な面持ちにことりも真剣に聞きくことにする。
穂乃果「実はね…絵里ちゃんとお付き合いすることになったんだ。」
ことり「え…?」
穂乃果「突然こんな話びっくりするよね。でも、ことりちゃんと海未ちゃんには1番に話しておきたくて」
ことり「―――あのっ…えっと…」
何か言わなきゃいけないのに、口を開けば言っちゃいけない言葉を言ってしまいそうで…どうしよう。
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2:
穂乃果「あっ!絵里ちゃん!!絵里ちゃんも今帰りなの?」
絵里「ええ、今日は生徒会の仕事もないし。2人はこんな所で何してるの?」
穂乃果「実はね、穂乃果たちのことをことりちゃんに話してたの」
絵里「ええっ、もう話してるの!?」
穂乃果「うん、だって、ことりちゃんは1番の友達だから」
『友達』、穂乃果ちゃんのその言葉がすごく重く感じます。
ことり「絵里ちゃん、穂乃果ちゃんおめでとう。2人ならきっと良いカップルになれるよ!
すっごくお似合いだもん」
絵里「ありがとう、ことり。ちょっと照れるわね」
ことり「でも穂乃果ちゃん、ことり全然気がつかなかったよ。ことりにも相談くらい
してくれてもいいんじゃないかなぁ」
穂乃果「ごめんごめん、でもいろいろあって相談できなかったんだよ」
3:
ことり「今回は許してあげる。でも、今度何かあったらちゃんとことりにも相談してね。
穂乃果ちゃんはことりの1番の『友達』なんだから」
穂乃果「ことりちゃん・・・ありがとう!次何かあったら絶対にことりちゃんに
相談するって約束する!」
絵里「ことり、私たちは付き合うことになったけど、これからも気を使わずに
これまで通り接してちょうだい。μ’sの仲間なんだから」
ことり「うん、じゃあことりは買い物があるから先に帰るね。」
ぎこちなくほほ笑むと手を振る2人に背を向けて、できるだけ早足で離れていく、
もう限界・・・こんな顔誰にも見せられないよ。
絵里「ことり…やっぱりショックだったみたいね」
穂乃果「うん、唇が震えてたね…」
4:
ことりの初めてのお友達で、幼稚園の頃からずっと一緒だった穂乃果ちゃん。
海未ちゃんと穂乃果ちゃんとことりは何をするにもいつも一緒だった。
穂乃果ちゃんと一緒にいればどんなことだって楽しくて毎日がキラキラして、
いつも元気で明るくて、そんな穂乃果ちゃんの事をことりはいつしか憧れるようになって、
それが恋心だとはっきり自覚するのにあまり時間はかからなかった。
たぶん海未ちゃんもそう、穂乃果ちゃんことを・・・
穂乃果ちゃんたちが見えなくなる頃には早足は駆け足へと変わっていた。
とにかく遠くへ、今はもうそれしか考えられない。息が苦しい、胸が痛い。
気が付いたら見慣れない道に見慣れない建物、日もだいぶ落ちてだいぶ暗くなっている。
ずいぶん遠くまで来ちゃったんだ。
頭から穂乃果ちゃんの笑顔が、絵里ちゃんと一緒にいるときのあの笑顔が離れない。
5:
ことり「ことりの気持ち、穂乃果ちゃんに伝えたらどうなってたのかな。
でも、そんなこと・・・」
そんなのできるはずなかった。もう一人の幼馴染、海未ちゃんもきっと
穂乃果ちゃんのことが好きだから。
ことり「ずっと一緒にいるんだもん、わかるよそんなこと・・・」
もし、ことりが告白していたらきっといつもの3人でいられなくなるそんなの絶対に嫌だ。
きっと海未ちゃんもそんな気持ちで自分の気持ちを伝えるのを躊躇っていたんだろう。
ことり「海未ちゃんも聞いたのかな?海未ちゃんはどう思ったのかな。」
8:
海未ちゃんのことだからきっと笑顔で「よかったですね穂乃果、絵里」
なんて言うんだろうな。海未ちゃんは自分が辛くても辛そうな顔なんて
全く見せないで、ことりとは大違いで大人な対応をするだろう。
ふと、携帯が鳴っている事に気が付く。画面を見ると『園田海未』
ことり「もしもし…」
まだ声が震える
海未「ことり!やっと出た、もう何回も電話を掛けたのですよ。
ことりのお母さんも心配していますよ」
9:
ことり「海未ちゃん、心配掛けてごめんね。ちょっと考え事してたら遠くに来ちゃって、
もう帰るから」
海未「どこにいるのですか?迎えに行きますよ」
ことり「もう遅いし悪いよ…ことりは大丈夫だから」
海未「いいえ、迎えに行きます。ことりのこと放ってなんておけませんよ」
ことり「うん・・・じゃあ、待ってるね」
履歴を確認すると園田海未の文字が画面いっぱいに並んでいた。
メールもこんなにいっぱい
ことり「心配しすぎだよ海未ちゃん」
10:
海未ちゃんの優しさが少し嬉しくて笑う
しばらくすると走ってきたのか汗だくの海未ちゃんが迎えに来てくれた。
ふふっ、心配症の海未ちゃんがちょっとおかしくてやっぱり笑う
海未「お待たせしました。帰りましょう、ことり」
帰り道、海未ちゃんは家まで黙って手を引っ張ってくれた。
泣いてることりの顔を見ないように気をつけながら。
海未ちゃんだって辛いのに。その優しさがずるいよ。
ことりの顔は泣きながらでもちょっと笑ってて凄く変な顔になっちゃってる
11:
翌日
ことりは1人で学校へ向かった、まだ穂乃果ちゃんを前にして
普通でいられる自信がなかったし目だって腫れて酷い顔になてるし
穂乃果「おはよう、ことりちゃん」
海未「おはようございます、ことり」
ことり「おはよう、穂乃果ちゃん、海未ちゃん」
やっぱり2人と上手く顔を合わせられなくて、
会話らしい会話もなく放課後になってしまいました。
海未「穂乃果、今日は絵里と帰るのですよね?」
穂乃果「うん。ばいばい、また明日ね…」
海未「ではことり、今日は私の家に来ませんか?
いつも集まるのは穂乃果の家ですからね。たまにはいいでしょう?」
12:
海未ちゃんの部屋に来るのはいつ以来だろう。確か中学生の時以来だったかな?
あのときは海未ちゃんが穂乃果ちゃんと大喧嘩して、
仲直りしたいからってことりに相談してくれたんだよね。
海未「飲み物はお茶でよろしいですか?」
ことり「うん、ありがとう」
海未「早ですがことり、昨日から様子がおかしいようですが…
穂乃果のこと聞いたのですね?」
ことり「うん、海未ちゃんも?」
海未「――はい。それで…そのっ」
海未「やはりことりは穂乃果のことが―――好きだったのですよね」
13:
ことり「うん、やっぱりバレちゃってるよね。」
海未「当然です。私はずっとことりのそばにいたのですから。バレバレです」
ことり「えーでも海未ちゃんだって穂乃果ちゃんのこと好きだったでしょ?
ことりにだってバレバレだよ?」
沈黙する海未ちゃん―――何も言ってくれません。
ことり「ことりね、穂乃果ちゃんが絵里ちゃんと付き合ってるって聞いた時、
今ことりが穂乃果ちゃんに告白したらって、
せめて気持ちだけでも伝えたいって思っちゃったの。自分勝手だよね―――」
ことり「学校でも穂乃果ちゃんのそばにいるのが辛くて――ねぇ…海未ちゃんは平気なの?どうして平気な顔していられるの?穂乃果ちゃんのことが好きなんでしょ?」
海未ちゃんは少しこわばった顔でことりの目をまっすぐ見ていました。
海未「ことり――大切なお話があるのですが、聞いていただけますか」
14:
え?海未ちゃん急にどうしたの。それにそのセリフ、昨日穂乃果ちゃんから聞いたような。
脳裏に昨日の出来事がよぎり、嫌な予感がして、できれば聞きたくないでも
海未ちゃんのきれいな瞳と真剣な表情に見つめられたことりはうなずくしかありません。
海未「まずはことりに謝らなければいけません。
実は以前から穂乃果から絵里のことで相談を受けていました」
え?なんで?そんなのって――
ことり「でもことりは穂乃果ちゃんからはなにも…」
海未「はい、私が穂乃果に口止めしていたのです。
穂乃果は最初私に打ち明けた後ことりにも相談するつもりだと言っていました」
ことり「そんなのってないよ!ことり、穂乃果ちゃんとも海未ちゃんとも
親友だと思ってたんだよ!小さい頃からずっと一緒にいたのに!なのに、どうして!」
15:
海未「それはことりが穂乃果のことを好きだから。
好きな人に恋愛相談なんてされたらことりが辛い思いをすると思い口止めしたのです。」
ことり「それは海未ちゃんだって同じでしょ!」
海未「それは違います。私は確かに穂乃果とお腹の中からの幼なじみでずっと一緒にいました。
でもことりや絵里のように穂乃果を見たことはありませんでした」
それって海未ちゃんは穂乃果ちゃんのこと幼馴染としか思ってなかったってこと?
そんなはずは――
ことり「でも、海未ちゃんいつも穂乃果ちゃんのこと気にして…」
海未「穂乃果はあの性格ですから、誰かがしっかり見てあげないといけませんから。
もう絵里がいるのでその必要も無くなってしまいましたが――」
16:
海未ちゃんは苦しそうにずっとためてた物を吐きだすように言いました。
恥ずかしがり屋の海未ちゃん、顔を真っ赤にしながら―――
海未「私が―――私が好きなのはあなたです。ことり」
ことりはずっと海未ちゃんは穂乃果ちゃんのことが好きで、
海未ちゃんもことりと同じだと思ってた、でも―――
海未「初めて会ったときからあなたのその笑顔に、声に、魅かれていました。
いざという時強い心を持っていることりのことが好きなんです」
18:
―――でも、ことりは
ことり「ごめんなさい。やっぱりまだ穂乃果ちゃんのことが好きなの…」
海未「―――やはり、そうですよね」
言葉に詰まる海未ちゃんはとうとう俯き、ずっと我慢していた涙を流して――
海未「すみません、見苦し姿を見せてしまい。少し失礼します」
必死に堪えても溢れてくる涙。
ことりに見せないように部屋を出ようとする海ちゃんを――
19:
ことり「まって海未ちゃん。ことりたち3人でいつも一緒にいて、
海未ちゃんのこともよく見てきたつもりだった。でも実際は全然見えてなくて」
頭の中でぐちゃぐちゃになった気持ちを必死に紡いで言葉にして伝えたい、
今の素直な気持ちを海未ちゃんに―――
ことり「海未ちゃんの気持ち全然気がつかなくて…。
だから、これからはもっとちゃんと海未ちゃんのこと見ていこうって思うの」
海未「ことり―――」
ことり「海未ちゃんの真剣な気持ち伝わったよ、
でも、今はまだ穂乃果ちゃんのこと忘れられない。だから―――」
ことり「だから…だから!」
ここから先の感情がうまく言葉にできない。
20:
海未「ことり――私は、穂乃果とことりと一緒にいるのが本当に楽しくて…
こんな楽しい日々を壊したくなくて、今までこの気持を隠してきました
今日だってことりに思いを告げる予定なんて無かったんです」
海未「でも、私たち3人こんなにも互いに想っているのですから、
私たちの関係はこの程度では壊れるようなものではなかったのかもしれませんね」
うさぎさんみたいに真っ赤な目で涙にぬれた顔でほほ笑む海未ちゃんは可愛くて、
少しドキッとしちゃいました
21:
海未「わかりました。ことりが穂乃果の事まだ好きだと言うのなら待ちますよ。
私だってことりのことをまだまだ諦められませんから」
ことり「ありがとう海未ちゃん!大好き!」
海未「!?もう…ずるいです、ことり」
END
27:
ええええええ―――
アイドル研究部の部室に響く真姫、凛、花陽の声。
ようやくやね、やっと解放されるわ、そんな表情の希とにこ
絵里「私たち付き合うことになったの」
みんなの反応に照れる穂乃果
おめでとう、よかったね、みんなから祝福されて私まで照れくさい
でも、ここにいない2人の存在がどうしても気になる。
にこ「それで、海未とことりにはもう話したの?」
28:
穂乃果「うん…話したよ―――昨日」
にこの言葉に一瞬静まる空気。穂乃果の反応でみんな察したみたい
2人を気にするのも当然のこと。海未とことりは穂乃果の幼馴染で大切な存在
私が穂乃果に告白できなかった1つの要因でもある
今や私にとっても大切な仲間―――
希「まぁでも2人が無事結ばれてよかったやん。
穂乃果ちゃんの事で悩んでる時のえりちったら―――」
絵里「ちょっと希!そんなこと話さないでよ!」
にこ「そうよ希、『ねぇ、私どうしたらいいと思う』って相談に来た時の様子なんて
とても皆には―――」
絵里「にこまで!もう!」
その後もみんなにからかわれたり、いろいろ聞かれて、大変だった
でも幸せな時間。
29:
そんな中でも穂乃果はどこか物憂げで、そんな穂乃果を見る度に
海未とことりの存在の大きさが痛いほど分かってしまう。
穂乃果「絵里ちゃん―――好き」
私はあの2人以上の大きな存在になれるのか、少し嫉妬してしまう
30:
―――少し落ち着きを取り戻し、ことりを見送る。
1人になると途端に冷静になってしまい自分が口にした言葉が態度が恥ずかしくて
海未「本当にあんなこと言うつもりなかったのに…」また思い出してしまい枕に顔を埋める。
今日はもうお風呂に入って寝てしまいましょう。
いつもより2時間も早く寝床についた
31:
穂乃果「海未ちゃんおそーい」
ことり「海未ちゃんおはよう。最後に来るなんて珍しいね」
結局、寝床についてもなかなか寝付けなかった。眠ったのは何時頃だろう。
起きたのは目覚まし時計が鳴る時間より1時間近く遅い朝だった。
海未「先に行ってもいいとメールしたじゃないですか」
ことり「今日はね、穂乃果ちゃんが1番だったんだよ。
海未ちゃんの遅刻より珍しいかもことりもビックリしちゃった」
32:
結局、寝床についてもなかなか寝付けなかった。眠ったのは何時頃だろう。
起きたのは目覚まし時計が鳴る時間より1時間近く遅い朝だった。
海未「先に言ってもいいとメールしたじゃないですか」
ことり「今日はね、穂乃果ちゃんが1番だったんだよ。
海未ちゃんの遅刻より珍しいかもことりもビックリしちゃった」
まさかそんな事が―――
34:
昔から遅刻癖のある穂乃果はやっぱり待ち合わせにも遅刻ばかりで、
穂乃果をおいて私とことり2人だけで登校することも少なくなかった
遅刻はしなくとも時間ぎりぎり、必ず最後に来るのが穂乃果。割と本気で驚きました
穂乃果「ことりちゃんひどいよー!穂乃果だってやればできるんだから!」
海未「なら、これからは毎日1番に来てくださいね」
穂乃果「え!?毎日はちょっと―――」
3人で笑う、よかった。いつもの私たちの日常に戻ってる。心配だったことりと穂乃果も
楽しそうに会話をしている。ただそれだけの事がちょっぴり嬉しい。
ことり「もしかして昨日のこと思い出して寝付けなかった?」
小さな声でそう囁き、悪戯っぽく笑うことり、自分の顔の温度の上昇がはっきりと感じる
ことり「海未ちゃん顔真っ赤、かーわいいっ!」
35:
学校でも今までと変わらなかった。昨日、あんなに長く感じた1日が
本当は夢だったのではないかと思えるくらいに普通で。
お昼は穂乃果は絵里のところへ行ってしまったのでことりと2人きりでした
普通――いえ、ことりと過ごしたお昼時間はなんだか緊張してしまって、
ずっと一緒にいた人相手に緊張してしまうなんて私自身なんだかおかしくて笑ってしまいそうです。
36:
放課後
穂乃果「海未ちゃん、一緒に帰ろう!」
海未「穂乃果?絵里と一緒に帰るのでは?」
穂乃果「別に付き合ってるからってずっと一緒にいるわけじゃないよぉ
それもとことりちゃんと2人で帰りたかった?」
海未「穂乃果ぁ?」
穂乃果「ご…ごめんごめん―――」
ことり「2人共どうしたの?」
穂乃果「あっ!ことりちゃんも一緒に帰ろう!」
37:
帰路につく私たち、なんだか穂乃果の様子がおかしい気がします。
そわそわして落ち着かないような―――トイレでも我慢しているのでしょうか。
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、大切な話があるんだ」
唐突に切り出した穂乃果に面食らってしまいました。
穂乃果の表情はその声色同様真剣そのもので、絵里の事で相談に来た時と同じ顔。
ことり「うん、なに?穂乃果ちゃん」
ことりもまた真剣に穂乃果の話を聞こうとしている。
38:
穂乃果「改めて、私は絵里ちゃんとお付き合いすることになりました。
絵里ちゃんから告白された時は本当にびっくりした。
だってそれまではそんな事考えたこともなかったんだもん」
ことりは少し歯を食いしばるような表情、でも決して目をそらそうとはしません
穂乃果「それでね、海未ちゃんとことりちゃんに相談したいって思った。
海未ちゃんにことりちゃんには相談しないように言われて、私馬鹿だからその意味なんて全然考えてなかった」
穂乃果「でも、絵里ちゃんと付き合うことになったって言った時のことりちゃんを見てようやく海未ちゃんの言った意味を理解した」
穂乃果は本当に泣き虫です。そんなにうまく話せないですよ。
39:
穂乃果「ことりちゃんを傷つけることになって凄く後悔した!ことりちゃんに1日避けられただけでも凄く寂しかった!
海未ちゃんともいつもみたいに話せなくなっちゃって―――
穂乃果「絵里ちゃんと付き合うことがことりちゃんを傷つける、でも絵里ちゃんと別れたくない!」
穂乃果「穂乃果わがままだから海未ちゃんともことりちゃんとも離れたくない!でも絵里ちゃんのことも
―――どうすれば、また、みんなで一緒にいられるの?」
穂乃果「どうか、穂乃果の相談にのってください!!」
私とことりは思わず吹き出してしまいました。穂乃果はちょっとショックを受けた様子
40:
海未「私たちはやっぱり小さい頃からずっと一緒の幼馴染なんですね。」
ことり「うんっ!だって3人とも同じことを考えてるんだもん」
ことりが涙を指で拭いながら微笑みます。
海未「こんなにお互いの事を想っているのですから、これくらいの事で嫌いになったり疎遠になったりなんて絶対にあり得ません」
海未「言ったでしょう。私もことりも穂乃果に振り回されるのなんてもう慣れっこなんです」
ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんずっと一緒にいようね」
穂乃果「ありがとう―――ありがとうっ!」
41:
その後の穂乃果は人目もあるのにわんわん泣いて全然泣きやんでくれなくて大変でした。
時間が経てば気持ちや人間関係、環境が変わることなんて当然のことです。
その中で私たちには決して変わらないモノがある。それはとても幸せな事なのでしょう―――
―――あれからしばらく経ちますが、私の気持ちに対することりからの返事は未だに保留状態。
ですが宣言通りいつまでも待つつもりですよ、ことり。私のことりへの思いは決してかわらないモノの1つなのですから
42:
以上で終わります。
前半は私の好きな曲であるLovemarginalを聴きながら日々妄想したものが元でした。
後半は私自身ことほのうみ3人組推しなので穂乃果を出したかったのですが蛇足でした
誤字脱字など多々あると思いますがお許しください。
お目汚し失礼しました。
44:
二年生はやっぱり三人揃ってこそやんな

45:
綺麗だ、乙!
48:

やっぱ二年生組いいわー
49:
>>43-48
>>1です。最後まで見ていただき本当にありがとうございます。
私と同じく2年生組を好きな方、ことうみのカップリングを好きな方が多くてうれしく思っています。
学生時代は作家志望でいろいろな作品を読み、書いてきたつもりだったのですがそれももう昔の事。
ss自体書くのは初めてなことに重ね、作業をしながらの投稿で前半書きためていたものの
非常に拙くなったしまったしまいましたね。読み返してみたらとても読みにくい・・・
次に何か書くことがあればもっと見やすく読みやすく心がけようと思っています。
その時は是非よろしくお願いします。
5

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