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佐天「時間を巻き戻す能力かあ」


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1:
※書きためです
とある公園――
佐天「んー、やっぱりこの店のクレープは美味しいね」モグモグ
初春「そうですねー」モグモグ
佐天「このクレープだけ食べる前の時間に戻ったらまた元通りになるかなー」
初春「そんな能力あったら面白いですね」モグモグ
佐天「あはは……んぐ!こほっ!」ケホケホ
初春「佐天さん、大丈夫ですか!慌てて食べるからですよー」ハンカチハンカチ
佐天「あははー、ゴメンゴメン(…あれ?戻って…る?)」フキフキ
佐天「ごめん初春!用事思い出した!先に帰るね!」ダッ
初春「え?ちょ、佐天さーん」
佐天「ごめーん。ハンカチあとで洗って返すからー」タッタッタッ
2:
佐天の部屋――
佐天「まず、クレープをここまで食べます」モグモグゴックン
佐天「そして『戻れ!』」
…ググ…ンクッゴ
佐天「!…ごほっ!げほっげほっ!」
シュシュシュ…
佐天「も……もどってる!」ケホケホ
3:
佐天「ボールを投げます。えい」
 ポーン!ポン!ポンポンコロコロ……コロ……ピタ
佐天「そして『戻れ!』」
 ……コロ……コロコロポン
佐天「そう!おいで!」
 ポンポン!
佐天「そう!!」
 ポーン!ピタッ
佐天「あ」
 …ストンテンテンテン……
佐天「おちた……そっか、空中で投げたから、そこまで戻ったけど投げた手がそこにないから落っこちたんだ」
佐天「時間を巻き戻す能力かあ……よし!もっと色々試してみよう!」
4:
佐天「運動を戻すとその軌跡を辿って戻る。食べたものを戻すのは危険、と」
佐天「状態だけ戻すとその場で移動せず戻る……のかな?詳しいことは大圄に聞いてみようっ、と」
佐天「戻す時間のコントロールがむつかしいなあ……でも、ま、そのうちなんとかなるでしょ!」
佐天「やっっっったーーー!これで私も能力者だ!さっそく初春に見せてあげよう!」
――――――――――
――――――
――
5:
柵川中学――
佐天「うー↓いー↑はー↓るぅ!」バッ
初春「ひゃああああ!!」バサッ
初春「もう!なにするんですか佐天さん!やめてくださいっていつも」ポカポカッ
佐天「スカートぉ…『戻れ!』」ッサバ
初春「いつも言ってひゃああ!………って、あれ?」パサ
初春「佐天さん、今、どうやって…」
佐天「ふっふーん!」
初春「佐天さん!まさか能力が……!」
佐天「『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!」パサ
佐天「えへへー『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!佐天さん!佐天さん!」
9:
放課後、とある喫茶店――
初春「…で、佐天さんの能力は、スカートめくりなんですか?」
佐天「違うよう。私の能力はー『物体の時間を巻き戻す能力』」
初春「時間をですか?だからスカートが……なんでも戻せるんですか?」
初春「たとえば、今夕方ですけど、お昼に戻すとか…」
佐天「んー、ムリムリ。自分で動かせる物くらいまでかなあ。倒れた自転車は戻せたけど、風車は戻せなかったし」
初春「ふんふん!」
佐天「冷めたコーヒーは戻せたけど、お風呂は無理だったし。あと、自分の体も駄目みたい」
初春「あ!そういえば前髪が少し……」
佐天「うん、試しに切ってみたら戻らなかった。てへ」
??「初春。またこんなところで油を売っていたんですの?」スタスタ
12:
初春「あ、白井さん!聞いてください、佐天さんの能力が!」
黒子「まあ!それはおめでとうございますの!と、申し上げたいところですが」
黒子「あいにく風紀委員の書類仕事が溜まってますの。さ、行きますわよ、初春」
初春「そんなー」ダダダッ
黒子「私から逃げても無駄ですのに……」シュゴッ!
初春「うわっ!たすけてください佐天さんー」
佐天「よしきた!『白井さん戻れ!』」!ッゴュシ
黒子「あら?あらあらまあまあ!佐天さんも空間移動系の能力でいらっしゃいますの?」
初春「違いますよー!ねー、佐天さん!」トテテテッ
黒子「んな!初春!」
佐天「えへへ。あーでも、忙しいみたいだから、詳しい話はまたあとで」
佐天「ほら初春、しっかりお仕事頑張っておいで!『初春も戻れ!』」ッテテテト
初春「!んさ天佐……あ、あれ?さてんさ……しらいさん?」ガシッ
黒子「捕まえましたわよ、初春。佐天さんもご協力ありがとうございますの」
黒子「また今度、ゆっくりお祝いさせてくださいな。では、失礼を」シュゴッ!
14:
とある街中で――
佐天「私はー♪能力者ー♪む、あそこになにやら怪しい人影が」
不良「ヒャッハー!俺様の投げナイフを何本避けられるかなー?」キラーン
ヲタ「ひー、もうやめてー」
佐天「これは能力者の佐天さんが見逃す訳ないですよー」フンス
佐天「お兄さん、そこら辺にしときな!」
不良「なんだこの女?お前も後で的にしてやるからすっこんでろ!」
佐天「ふふ……痛い目に逢いたくなかったらおとなしくするんだね……」
不良「ああ?痛い目だぁ?……痛い目ってのは、こういうことか……よ!」ブンッ
 ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ!
佐天「ナイフッ…『戻れ!』」
 !ッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒブスッ!
不良「ぐあ!」
佐天「ちっちっち!だめだなー、ちゃんとキャッチしないと!」
佐天「手のひらにグッサリ刺さっちゃって、うわー痛そー」
17:
不良「くそったれ……な、なにしやが……った!」ズルッ!
佐天「お?抜いたね?刺さったナイフ、抜いちゃったね?」
不良「それがどうした!?ああっ……くそっ!」
佐天「『戻れ!』」!ッルズ
不良「……ッ!!うあああっ!痛ぇ!!」
佐天「さらに『戻れ!』」!ッスブ
不良「う、うあ……」
 ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ
佐天「かーらーの……」
不良「ひぃっ!」
佐天「もっかい『戻っちゃえ!』」
 ッンュヒッンュヒ
不良「やめてくれーっ」ダダダダッ
 ッンュヒッンュヒピタッ……カランカラーン……
19:
ヲタ「デュ、デュフフ…フォカヌポゥ」
佐天「ふうっ!佐天さん大勝利!ヲタさん、怪我は大丈夫ですか?」
ヲタ「フヒヒ…コポォ…」
佐天「それじゃ、初春たちのお世話になる前に私も逃げますか」トテテテ
佐天「投げられたナイフはそのままの軌道で、投げられた位置まで戻るから」
佐天「投げた手が軌道内に入っていたので、運悪くブスリ……」
佐天「でも、投げた位置より後ろに下がられたら意味ないし、私が反応できるさの物に限られる…」
佐天「それでも時間が巻き戻るなんて……私、最強じゃね?」
佐天「なんて言いませんけどねー。能力の詳細も限界も知らずに最強名乗る佐天さんではないですよっと」
佐天「177支部への道すがら練習でもしていきましょうかね」
佐天「例えばこの空き缶、これの状態を戻すと……?」メキョメキョメキョメキョ
佐天「眩しいアルミ缶になっちゃいました」
佐天「でも中身は戻ってないと。戻られても困るけど」
佐天「色々試してみたくなるなー」
21:
177支部――
佐天「初春ー、白井さーん、差し入れ持ってきたよー」
初春「あー、佐天さーん!もう、おなかペコペコですよー」
黒子「まったく初春は…。では、ちょっと一息ついてお茶にしましょうか」
佐天「じゃじゃーん!第8学区のたい焼きだよー」
黒子「まあ、遠いところまでわざわざ。では電子レンジで温めま…」
初春「大丈夫です!」
黒子「?、初春。あなたの能力は定温保存。もう冷めてしまっているものは……」
初春「大丈夫です!ね、佐天さん!」
黒子「佐天さんの能力……ですの?そういえば、今日お見かけしたときには空間系の能力かと……」
初春「佐天さん!さあどうぞ!」
佐天「もう初春は……///なんだか照れくさいけど、佐天涙子、やります!」
佐天「『えい』」……エヒエヒ…ナシナシ…カホカホ!リパリパ!ツアツア
黒子「はああ!すっかり冷え冷えでシナシナのたい焼きが!ホカホカを通り越して、パリパリの熱々に!」
初春「すごいです佐天さん!すごいでしょう白井さん!」
23:
黒子「物体の時間を巻き戻す能力?そんなことが……」イブカシゲ
初春「そーなんです!すごいでしょー!もう佐天さんはなんだってクルクルーっと……」
黒子「初春、なんであなたがそんなに。今は佐天さんの能力の話を……」
初春「いいんです!佐天さんのことは自分のことよりも嬉しいんです!」
佐天「初春……///」
25:
初春「あーん」
黒子「では……この、初春が食べようとしているたい焼きを」シュゴッ
初春「んあ?」
黒子「『どこかに』飛ばしましたの。戻していただけますか?」
佐天「いいですよー。初春、そのままじっと動かないで。」
初春「あ」
佐天「よいしょ!」…ッゴュシ
初春「あー!」パアアア
初春「あむっ。おいしーです!」モグモグ
黒子「そんな…」トテテテ…ガチャ…ゴソゴソ……バタン
初春・佐天「「?」」
黒子「本当でしたの……」
27:
初春「白井さん、冷蔵庫で何を?」
黒子「私がたい焼きを飛ばした先は、冷蔵庫の未開封の牛乳の中ですの」
初春「ええ!?で、でも牛乳なんてどこにもついてないし、ホカホカですよ?」
黒子「この距離で私の空間移動が外すことはありませんの。でも現にたい焼きはこうしてここにある」
黒子「つまり、佐天さんの能力は本物、ということですわ」
黒子「おめでとうございますの。佐天さん」
佐天「いやあ、白井さんに褒められるほどのものじゃあ…///」
黒子「私の体ほどの質量のものも動かされましたし。それも触れることなく…」
黒子「同じ空間系能力者として、レベル4、少なくとも3は確実ではないかと」
佐天「そそ、そんな、私が白井さんと同じレベルだなんて!」
黒子「ご謙遜なさらずに。次のシステムスキャンが楽しみですわね」
佐天「そっかあ…」
28:
初春「白井さん。時間を操作する佐天さんも同じ空間系なんですか?」
黒子「初春…空間ってどんなものだと思っていますの?」
初春「えと…私たちのいるこの空間ですよね?…空間…スペース…三次元、ですかね?」
黒子「その三次元て、何が三つですの?」
初春「縦と横と高さですよね?それくらいは知ってますよ!」
黒子「では、この空間のどこにそんなものがありますの?」
初春「どこって、上が高さです。それで、縦と横は…あれ?えと、縦が右で…あれ?あれ?」
黒子「そう、わからなくて正解ですわ、そんなもの世の中には元からありませんから」
初春「ほぇ?」
黒子「では、この部屋と鯛焼きだけで考えますの。この鯛焼きは、この部屋のどこにありますの?」
初春「えと、ドアから2mくらい、壁から50cm、床から1m…あ!」
黒子「そうですの。空間での物体の『位置』を説明するために人が考えだした尺度が『縦、横、高さ』の3次元ですの」
30:
佐天「先生!それと時間はどう関係あるんですか?」
黒子「…では」スクッ
黒子「いち、に、さん」スタスタスタ
黒子「今、この鯛焼きはどのように動きましたの?」
佐天「最初の位置から窓側へ150cmくらい、だいたい3秒で動いたから、秒50cmです白井先生!って、あ!」
黒子「正解ですの。空間での物体の『動き』を論じるために必要となる4次元目の尺度が『時間』ですの」
黒子「このように、時間とは観測者が物体に与えた尺度ですので、たい焼きの時間だけを巻き戻すことが出来るんですの」
黒子「そして空間内での物体の動きに干渉する能力では、常に4次元以上で演算するものなのですのよ」
佐天・初春「ほおお…」パチパチパチパチ
黒子「佐天さんの能力はさしずめ、時空系能力とでも申しましょうか」
黒子「まさか佐天さん、このことを理解なさらずに、あれほどの能力を…」
佐天「なんて言うか、こう、えいっ!て」
黒子「感覚だけであんなに正確な演算を…ある意味天才ですわね」
31:
佐天の部屋――
佐天「一一一の新曲ダウンロード完了っと」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…戻れ。あ、消えた」
佐天「もいちど戻れ。戻った…」
佐天「…やっぱり機械にも効くんだ…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「なーんてね。もうあんな物に頼らなくてもいい佐天さんなんですよーだ!」
32:
とある街中――
幼女「ふええ」
上条「すぐにとってやるから、泣くんじゃないのことよ」
土御門「なにやってんぜよ上やんって…おまえついに幼女まで…」
上条「ちげーよ!俺はただこの子が飛ばしちゃった風船をですね…」
土御門「はあ…それは無理ぜよ。もうあんなに空高く…」
??「力貸しましょうか?」
上条「はい?」
佐天「うわー、けっこう飛んじゃってるなー。届くかな…戻れー!」
33:
シュルシュルシュルシュル
上条「おおお!戻ってくる!」
佐天「今です!風船とって!」
土御門「はいよっ、と。お嬢ちゃん、もう離しちゃ駄目なんだにゃー」
幼女「ありがとう!おにいちゃん、おねえちゃん!」パアアアア
上条「凄いなあ、念動力か?」
佐天「いいえ、巻き戻しです」
土御門「…!」
上条「巻き戻し?」
佐天「はい、では私はこれで!」
土御門「…」
35:
窓のないビル―――
土御門「…ということだ」
アレイスター「ついに時を操る能力が発現したか」
土御門「どうするつもりだ」
アレイスター「どうもしないさ。私はただ見守るだけだ」
土御門「よく言うぜよ」
アレイスター「ただ、試練は与えないとな…」
――――――――――
――――――
――
37:
ピピピ
黒子「スキルアウトが暴動?」
固法 << ええ。被害の状況から推して、高位の能力が使われたのではないかとのことよ >>
固法 << あなた達は、現地での避難誘導をお願い >>
黒子「承知しましたの」
初春「まさかまた幻想御手が」
黒子「あれは全て消去されたはずですの」
佐天「…」
黒子「とにかく、今は現場へ急ぎますわよ。佐天さんは」
佐天「私も行きます!」
初春「佐天さん!でも…」
佐天「今の私なら、何かの役に立てると思うの!お願い!」
黒子「わかりましたの。つかまってくださいな」シュゴッ
39:
とある廃ビル街――
シュゴッ
黒子「…ッッ!!なんですのこれは!!」
美琴「…黒子」ゼーゼー
黒子「お姉さま!まあまあお姉さま!こんなにボロボロになられて!それにこの惨状は」
美琴「こいつパワー系で暴れるのなんの…」ハーハー
黒子「警備員たちはどうしましたの?」
美琴「一般人を連れて安全圏に退避してるわ。なんとか動きは止めたけど…かなり手強いわよこいつ…」ゼーゼー
黒子「何者なんですの」
美琴「こっちが知りたいわよ、急に暴れだして…っ痛!」
黒子「お姉さま!お怪我なされてますの!すぐに病院へ」
美琴「私は大丈夫。それにあいつ、砂鉄とワイヤーで捕縛してるけど、解いたらまた動き出すわよ」
黒子「そんな…」
41:
キキーッ
??「君たちは…」
美琴「あ、あんた…!」
木山「あれとやりあったのか。相変わらず無茶をする」
美琴「なにしにここへ」
木山「あれを止めに来たんだが、仕事の半分は君がやってくれたようだ」
美琴「一体何なのよあれ」
木山「あれは体晶、能力体結晶による能力の暴走だ」
初春「能力体結晶って、春上さんの…!」
佐天「あの似非インテリ眼鏡、また…!」
42:
木山「いや彼女はまだ檻の中だ。何者かがスキルアウトに流したようだが」
木山「さて、私は私の仕事をしよう」スタスタ
美琴「ちょ、何する気!?」
木山「この抗体マイクロマシンを注入すれば、暴走は止まる」スタスタ
美琴「よしなさい!近づくと危ないわよ」
木山「君が縛り上げていてくれるんだ。何よりも心強い」スタスタ
美琴「んな、なによそれ…///」
43:
美琴「で、私がいなかったら、どうするつもりだったのよ」
木山「そう思って狙撃手を1小隊ほど手配したんだが、無駄になってしまったな」
美琴「そんなの、どこにもいないじゃない」
木山「なにを言っている、そこの輸送車に…」
ッタァァアアアン!!
初春「うああっ!!」
佐天「初春!?」
美琴「なに!?」
木山「何をしている!撃つんじゃない!」
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
黒子「狙撃ですの!佐天さん、初春、こちらへ!」シュゴッ
44:
廃ビルの1つ――
シュゴッ
初春「ううっ!!」
佐天「初春!」
黒子「とりあえず手近な廃屋に入りましたけど、囲まれてますわね」
初春「き、木山先生と御坂さんは…」ハーハー
黒子「大丈夫、お姉さまに当たる銃弾はそうそうありませんわ」
初春「そ、そうですね…っっ!!」
佐天「初春!」
初春「佐天さん…う、撃たれちゃいました…てへ…」ハーハー
45:
黒子「今から連続空間移動でここかr」
佐天「銃弾!!!!『戻れ』!!!!」
黒子「佐天さん…」
初春「うっ」
佐天「初春の傷!!!!『戻れ』!!!!」
初春「!”#$%&’()っっっっ」
佐天「初春!」
初春「あああっ…て、あれ?痛くないです…?」
佐天「っ!!はーーーー、よかったー、ういはるーーーー!」
黒子「んま!体の部位だけも有効なんですのね。さすが感覚派…」
初春「ありがとうございます!佐天さん!」
47:
ビルの外――
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
美琴「どういうことなのよ!」
木山「私にもわからん!狙撃手の素性は確かなものだ!」
美琴「まさか能力体結晶…」
木山「それはない。能力者でない狙撃手に使っても昏倒するだけだ」
美琴「じゃあどうしt」
ケロケロケロケロ
黒子 << お姉さま! >>
美琴「黒子!初春さんは!?」
黒子 << 無事ですの。佐天さんの能力は大したものですの >>
美琴「よかったー」
黒子 << お姉さまたちも一旦こちらへ。迎えに行きますわ >> シュゴッ
50:
廃ビル――
木山「精神感応……スキルアウトはもう一人いるんだ」
黒子「やはり…」
木山「どこかで、暴走した精神感応能力者が狙撃手を操っている!」
美琴「じゃあ、そいつを止めれば」
木山「だがどうする。そいつを見つけ出したとしても、抗体マイクロマシンをどうやって注入する」
美琴「う」
木山「それに抗体はあと1ユニットしかないんだ」
美琴「な、なんでちゃんと予備を準備してこなかったのよ!」
木山「これとさっき使ったのがサブなのだ。メインは狙撃兵の銃弾の中だ」
53:
美琴「もう、私が突っ込んで能力者をぶっ飛ばしてくるわ。それで抗体を注射でぶっちゅーっと…」
黒子「お姉さま」
美琴「なによ!」
木山「駄目だな」
美琴「なんなのよ!」
木山「君のそのビリビリだ。マイクロマシンは精密機械なんだ。電磁波で簡単に壊れてしまうよ」
美琴「ビリビリ言うな!」
木山「それに、どこにいるかわからない相手にどうやって突っ込むんだ」
美琴「うう…」
54:
初春「付近のビルの防犯システムに侵入できれば、敵がどのビルにいるかわかるかもしれません」
黒子「そんな携帯端末で出来ますの?」
初春「端末は関係ありません。それにもう、このビルのネットワークを拝借して、本部に直結してます」
佐天「さっすが初春」
初春「ただ数が多いので、御坂さんのお助けがあればと…」
木山「君はそんなことも出来るのか。てっきり最強のビリビリ戦士を目指しているのかと」
美琴「だからビリビリ言うなってば!いいわ初春さん、やろう!」
初春「はい!」
56:
初春・美琴「「見つけた!」」
初春「さすが御坂さん!スパコンより凄いです!」
美琴「初春さんこそ。やっぱり守護s」
初春「なんのことですか?」
美琴「…ゴールk」
初春「なんのことですか?」
美琴「…じゃ、じゃあ、ちょろっと行ってぶっ飛ばしてこよーかなー」
黒子「お姉さま」
美琴「だだ大丈夫よ、またふん縛ってくるくらい」
木山「精神感応能力者を捕縛したところで、操られている狙撃手は止まらんぞ」
美琴「うう」
佐天「私に考えがあります!」
59:
ビルの外――
ッタァアアン! ッタァアアン!
美琴「私から離れちゃ駄目だからね」
パキューン! パキューン!
佐天「ひっ!は、はい!」
黒子「次の空間移動でお二人を敵の懐に送り込みますの。いいですわね」
佐天「りょ、了解!」
黒子「お二人を運んだら、私はここに残ってスナイパーを撹乱しますの」
美琴「あんたも無理すんじゃないわよ」
黒子「どうせ私は精神感応は防げませんし、スナイパーにお姉さま達を追撃されても厄介ですから」
黒子「『一気に時間を巻き戻して、能力体結晶を摂取する前に戻す』。言うのは簡単ですが…」
佐天「…」
黒子「佐天さんにしか出来ない、見上げた根性ですの。勝負は一瞬、よろしいですわね?」
佐天「ま、任せて下さい!」
黒子「きっと上手くできますわ。ご武運を!」シュゴッ
61:
敵のいるビル内――
シュゴッ
美琴「いきなりいくわよ!」バヂィ!
能力者「ヒギィィィィイ!!!」
美琴「佐天さん!」
佐天「はい!戻れ!!!」
能力者「ギギギ!ギギギギ!」
佐天「え…戻れ!戻れ!巻き戻れええええ!!!!」
能力者「ギギ…ギィィイ…」
62:
美琴「レジストしてる!佐天さんこっち!」
佐天「なんで、なんで効かないの…」
美琴「高位能力者にはね、よくあることなのよ。私が精神感応を跳ね返してるようにね」
佐天「(そんな…私の力が弱いから…)」
能力者「ギアァァアア!!」
美琴「うわ!私の後ろに隠れて!とりあえず電磁バリアで防いで、隙を見て反撃するから」
佐天「(またか…)」
63:
佐天「(いつもそうだった…)」
佐天「(御坂さんにも白井さんにも初春にも助けられて…)」
佐天「(私のできることなんてたかが知れてた…)」
佐天「(バカやって…足引っ張って…)」
佐天「(欲しかった力が…)」
佐天「(欲しかった力がやっと手に入ったのに…)」
佐天「(足りない…!)」
佐天「(もっと!もっと力を!)」
64:
能力者「ギアァァアア!!」
美琴「ぐぬぬぬ…佐天さん、黒子に連絡して!一旦……佐天さん?」
佐天「…」
美琴「佐天さん?…ヘッドホン?……まさか!」
佐天「…」
美琴「佐天さんやめて!それは使っちゃいけない!佐天さん!」
佐天「…」
65:
佐天「…戻れ」ボソッ
能力者「!!アアァァアギ…ギ?」
美琴「!」
佐天「戻れ」
能力者「…イィィギ…ギギ」
佐天「戻れって言ってんのよぉぉぉおおお!!!」
能力者「アアギァァアギ!”#$%&’()0<>?_{}`*!”#$%&っっっっっっ!かっ、かはっ!」コロン
66:
能力者「…あ、あれ?な、なんだおまえら!?」
美琴「なんだじゃない!寝てなさい!」ビリッ!
能力者「あうっ!」パタン
美琴「佐天さん!」
佐天「…やりましたよ、御坂さん」
美琴「バカ!また幻想御手を使うなんて…体は大丈夫なの!?」
佐天「はい、ちょっと体が熱くてぽーっとしてますが、平気です」
美琴「もう無茶して…すぐ戻るわよ。黒子ぉぉおお!!!」
黒子「お姉さま!」シュゴッ
70:
廃ビル――
黒子「戻りましたの」シュゴッ
佐天「やっつけてきたよ、初春!」
初春「佐天さん!無事でよかったです!」
美琴「それが無事でもないのよ。黒子、すぐ病院に…」
初春「怪我してるんですか!?」
佐天「いやー、それが…ね…」
美琴「幻想御手を使ったのよ」
71:
木山「なっ…なんて馬鹿なことを…」
佐天「…すみません。これ、取り返した能力体結晶です、木山先生」
木山「ああ、よく取り戻してくれた。受け取ろう」
木山「そして私が言えた義理ではないが、案ずることはない。適切な治療を行えば回復する」
初春「よ、よかったー」
佐天「ごめんね、初春…」
初春「無茶しないでください、佐天さん。ホッとしたら…なんか…力…が…」カクン
佐天「う、初春…?初春!?」
黒子「初春!?どうしましたの!?」
美琴「初春さん!?どうして!傷は直したんじゃなかったの!?」
木山「今は考えている場合じゃない。君たち3人はすぐに病院へ!私達も追いかける!」
黒子「承知しましたの!」シュゴッ
72:
とある病院――
美琴「黒子!容態は!?」
黒子「お姉さま…ちょうど今、診断が終わりましたの…」
??「非常に厄介な状態だね」
美琴「ゲコ太!」
医者「患者の体内でマイクロマシンが暴れているね。なんの目的かわからんが」
木山「能力体結晶の抗体だ」
医者「驚いたね。そんなものがまだ出回っていたとは」
佐天「そんな!弾丸も傷も、時間を戻して直したのに…!」
医者「さらに驚いたね。君は、時間を戻せるのかね」
佐天「はい。初春が撃たれて、私、夢中で弾丸と初春の傷を巻き戻して…」
木山「能力体結晶の抗体マイクロマシンが弾丸に仕込まれていたんだ」
医者「なるほどね。つまり、傷は戻ったが、体内に侵入したマイクロマシンはそのままだったんだね」
佐天「そんな…」
黒子「迂闊でしたの…」
73:
美琴「マイクロマシンだったら、私が全部破壊するわよ」
医者「それはやめたほうがいいね」
美琴「なんでよ、私は繊細な操作だって…」
医者「そういう話じゃないね。マイクロマシンは脳幹の微細な血管にも入り込んでいる」
美琴「…」
医者「この状態で破壊したら、すぐに血栓になって患者は死ぬ」
美琴「…」
医者「ま、放っておいてもじきに死ぬがね」
美琴「死ぬ死ぬって、あんた、患者は必ず生還させるっていつも言ってるじゃないの!何とかならないの!?」
医者「誰に物を言っているのかね。手段はまだある」
74:
木山「ま、まさか…やめろ!」
医者「毒がないのに解毒剤を入れたから、問題は起こっているのだね。なら…」
木山「駄目だ!危険すぎる!」
黒子「能力体結晶を、初春に使うとおっしゃいますの?」
佐天「…」
医者「今はそれしか手はないね」
美琴「ほんとにそれで治るんでしょうね!?」
医者「どんな副作用が出ようとも、治すしかないね」
佐天「…」
医者「今、議論している時間はないんだがね」
佐天「…もう一つ、手はあります…!」
75:
佐天「マイクロマシンを、撃たれる前の時間まで戻します!」
医者「眼に見えないものにも、君の能力は有効なのかね?」
佐天「……わかりません!でもやらなきゃ!」
医者「マイクロマシンが侵入した傷口も、弾丸も、もうなくなっている。この状態で戻したら」
佐天「…」
医者「マイクロマシンは患者の体を食い破って出てくるね。患者の体はそのショックに耐えられる状態じゃないね」
佐天「だったら!初春の体全部を!初春の周りの時間全部を!撃たれる前まで戻します!!」
医者「そこまでの力が君にあるのかね」
佐天「私、今、幻想御手を使っています!」
医者「またまた驚かされたね。あんなものをどうやって…」
美琴「佐天さん、それでも無理よ。さっきの戦いを見たから私にはわかるの」
佐天「…まだ…力が足りませんか…また…足りませんか…」
美琴「悪く思わないで。でも、足りないわ」
佐天「…」
美琴「わかって、佐天さん」
76:
佐天「…『戻れ』」
木山「…」
黒子「…」
美琴「…何を…戻したの…?」
78:
佐天「だって、しょうがないじゃないですか」
佐天「足りないのはわかってるんですよ」
佐天「御坂さん達みたいに、努力して努力して、積み重ねなきゃいけないのも、わかってるんですよ」
佐天「でも、今、必要なんですよ。初春、死んじゃうんですよ」
佐天「足らないなら!足せるなら!!足すしかないんですよ!!!!」ガッ
木山「な!能力体結晶!」
黒子「戻したのはそれでしたの!」
医者「幻想御手と能力体結晶の相乗効果に、君の脳は耐え切れない!取り返しの付かないことになるぞ!」
美琴「やめなさい!佐天さん!」
佐天「初春、すぐ助けてあげるから、待ってて」ゴクン
黒子「佐天さん!」
佐天「あああああ!!」ガクガクガク
美琴「黒子!」
黒子「もう無理ですの!」
80:
 
 
 
佐天「ああ!…ああああ!…ぜ、ぜん、ぶ、も…もど、もどれえええええ!!!!」
 
 
82:
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?ああ」「!ろでんこっすらかるやてしに的で後も前お?女のこだんな」「ーてめやうも、ーひ」「?ーなかるれらけ避本何をフイナげ投の様
俺!ーハッャヒ」「を礼失、はで。ないさだくてせさい祝おりくっゆ、度今たま」「のすまいざごうとがりあ力協ごもんさ天佐。春初、よわた
しまえま捕」「?んさいらし……さんてさ?れあ、あ……佐天さん!」「!春初!なん」「!んさ天佐、ーね!ーよすまい違」「?のすまいゃ
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87:
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初」「……し少が髪前ばえいうそ!あ」「!んふんふ」「…かとす戻に昼お、どけすで方夕今、ばえとた」「?かすでんるせ戻もでんな……が
トーカスらかだ?かすでを間時」「?かすでんなりくめトーカス、は力能のんさ天佐、で…」「!んさ天佐!んさ天佐!んさ天佐!ゃひ」「!
んさ天佐!ゃひ」「!……が力能かさま!んさ天佐」「…てっやうど、今、んさ天佐」「?れあ、てっ………!ああゃひてっ言もつい」「もつ
いてっいさだくてめや!んさ天佐かすでんるすにな!うも」「!!ああああゃひ」「んーさ天佐、ょち?え」「ーよすでらかるべ食てて慌!か
すで夫丈大、んさ天佐」「ねすでい白面らたっあ力能なんそ」「ーねすでうそ」
90:
とある公園――
初春「そうですねー」モグモグ
佐天「…」バタッ
初春「え、佐天さん?」
佐天「…」
初春「佐天さん!」ガタッ
佐天「…」
初春「佐天さん!どうしたんですか!?だ、誰か救急車を!佐天さん!」
92:
窓のないビル―――
アレイスター「…!」
土御門「どうした、アレイスター・クロウリー」
アレイスター「気づいたか、土御門元春」
土御門「なんのことだ」
アレイスター「ふ…わからなかったか。ならいい」
土御門「…」
アレイスター「この少女について、調べておいてくれないか」
土御門「これは、第三位の」
アレイスター「頼んだぞ」
土御門「…」
アレイスター「(今、確実に時間が遡行した)」
アレイスター「(どれほどの者がこれに気づくことが出来たのか…)」
93:
とある学生寮―――
パキィィイン!
上条「うわぁぁぁあああ!!」
禁書「きゃ!急に変な声をあげたらびっくりするんだよ!」
上条「今、急に世界が巻き戻されたぞ!」
禁書「とうま?」
上条「いやだから、世界が数日間ぶんギュルギュルーっと逆再生して…」
禁書「なにをいっているのかわからないんだよ」
上条「俺も何を言っているのかわからん…」
禁書「魔力が使われた形跡はないんだよ。それに世界を巻き戻すなんて大量のテレズマが…」
上条「ううむ…」
禁書「そんなことより、わたしのおなかがギュルギュルーなんだよ!おなかへった!」
上条「…」
禁書「はやくごはんをつくるんだよとうま!」
上条「…」
94:
数カ月後、とある公園――
初春「今日はよく晴れた小春日和ですね、佐天さん」
佐天「…」
初春「こうしてだんだん冬が深まって春が近づいてくるんですね」
佐天「…」
初春「風が冷たいです。寒くありませんか?」
佐天「…」
初春「もうすぐ三学期も終わって、そうしたら私達、二年生ですね」
佐天「…」
95:
初春「急に眠っちゃって。はやく起きないと、遅刻しちゃいますよ」
佐天「…」
初春「新入生だって入ってくるんですからね、しっかりしてください、佐天さん」
佐天「…」
初春「寝てばっかりじゃ駄目ですよ…ヒグッ…佐天…さん…毎日…車椅子が…ヒグッ…どんどん軽くなって…」
佐天「…」
初春「グスッ…ほら、クレープ屋さんですよ。また一緒に食べましょうよ…」
佐天「…」
初春「起きてください…佐天さん…」
佐天「…」
97:
禁書「ほんとうに?ほんとうにクレープ食べ放題なの?」
土御門「本当ぜよ。そのかわり、ちょっと力を貸して欲しいんだにゃー」
上条「おい、こんな公園にインデックスを連れてきて何する気なんだ?」
土御門「なあに、ほんの人助けぜよ」
禁書「はやく!はやくいかないとクレープが!」
上条「こら待てインデックス!走らなくてもクレープ屋さんは逃げませんよ!」
禁書「はやく!はやく!」ダダダッ
??「きゃっ」
上条「ああ!言わんこっちゃない、車椅子の方に…。すみません!」
禁書「ごめんなさいなんだよ。決してクレープに目が眩んであなたが見えなかったわけじゃないんだよ」
初春「大丈夫です。ぶつかったわけじゃありませんから…」
土御門「いやー、本当に悪かったぜよ」
初春「いえ、そんな、本当に大丈夫です」
100:
土御門「それじゃあこっちの気が済まないにゃー。お詫びに、まずは俺の大道芸をご覧あれ!」
初春「ちょ、折り紙?いきなりなんなんですか!?」
土御門「東西南北に、竜さん、鳥さん、虎さん、亀さん!異物を食い散らかせクソ野郎ども!」
佐天「…」ヴゥウン
初春「え、なに?今、佐天さんの体が光って…」
土御門「い、いかがだったかにゃー。げほ…つ、続いて、シスターからの癒しの祈りと歌を!」
土御門「禁書目録、こちらの病める方に歌を。食べたきゃ働くぜよ」
禁書「い、言われなくてもやるんだよ。天にまします我らの父よ…」
禁書「ah ah ah ah...ah ah ah ah...」
佐天「…」ピク
禁書「ah ah ah ah...ah ah ah ah...」
佐天「…」ピクピク
初春「佐天さん!?」
禁書「迷える子羊に祝福を。エイメン」
103:
土御門「仕上げだカミやん!その子に右手で触れろ!」
上条「え?み、右手…?」
パキィィイン!
佐天「…」ガタガタッ
初春「佐天さん!」
上条「なんだ!なにか壊したぞ!?」
土御門「上出来だカミやん」
土御門「それでは我々は撤収しまーす。お大事ににゃー」スタコラ
上条「お、おい!ちょっとまて」タタタッ
禁書「クレープは?クレープがまだなんだよ!?」ダダダッ
105:
初春「何だったんですか、今の…」
佐天「………ん」
初春「えっ…?」
佐天「ん……う」
初春「さ、佐天…さん…?」
佐天「うーん、よく寝たなあ…」
初春「佐天さん!しゃ、さて、さてんしゃん!!」
佐天「寝すぎてふらふらする…うわ腕も足もほっそ…」
初春「め、目覚めたんですか!」
佐天「うん…ちょっと寝坊しちゃったかな…てへ」
初春「佐天さん…ヒグッ!そそ、そうですよ…ヒグッ!寝過ぎなんですよ、佐天さんは…グスッ」
佐天「ごめんって、泣くなよぅ、初春ぅ…」
初春「さ、佐天さんがいけないんですよ!佐天さんはいっつもいっつも…」
佐天「ごめんね、待たせて。待っててくれてありがとう」
初春「あああ!佐天さん!佐天さん!」
107:
 
 
 
 
佐天「おはよう、初春」
 
 
 
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