【艦これ】時雨「ホモ?」提督「ホモじゃねぇ」back

【艦これ】時雨「ホモ?」提督「ホモじゃねぇ」


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2:
元帥「主席卒業、おめでとう提督君」
提督「はっ、ありがとうございます」
元帥「これからの活躍を期待している」
提督「有り難きお言葉」
提督(元帥、さすがです)
提督(凄まじい漢力を感じる)
提督(特別海域を攻略したら褒美として一夜を共にしてくれないだろうか)
元帥(なんだ? 背筋が寒い)
提督「ハァハァハァハァ」
3:
提督「さて、初めにやることは建造だったな」
提督「艦の擬人化か、噂には聞いていたが本当に戦力化されているとは」
提督「厳しい戦いを潜り抜けてきた艦船」
提督「さぞ逞しく、漢気あふれる人物として姿を見せてくれるだろう」
提督「クックックッ」
提督「妖精さん任せた」
妖精「了解です!」
提督「武蔵を頼む」
妖精「それは無理です」
4:
妖精「建造完了しました! 白露型 2番艦 駆逐艦 時雨です」
提督「おお、そうか。 ではお迎えにあがろう」
提督(武蔵ではないのは残念だが)
提督(時雨といえば武勲艦だな、期待はもてるだろう)
5:
提督「ようこそ、わがちんじゅ…」
時雨「やぁ、君が提督か。 よろし」
提督「お前は誰だ?」
時雨「せっかちだね、ぼくは時雨だよ」
提督「時雨…? しぐれ…」
時雨「そうだけど」
提督(なんだと…)
提督「おまえから漢力を感じない」
時雨「ぼ、ぼくは女の子なんだけど」
提督(おれはなんのために提督になったんだ)
提督(これなら陸で逞しい兵士達に囲まれたかった)
提督(死のう)
時雨「な、泣くほど嬉しかったの? て、照れるな//」
時雨(ちゃ、ちゃんと女の子扱いしてくれるんだね)
時雨(ぼくの事をこんなに喜んでくれるなんて! 感激だよ)
6:
時雨「ここが提督の執務室かい」
提督「ああ」
時雨「うわぁ、凄い色んな人の写真が飾ってあるね」
提督「ああ」
時雨「た、逞しい男の人が多いね」///
提督「ああ」
時雨「提督も逞しいよ」
提督「ああ」
時雨「すごく男らして良いとも思う」
提督「ああ」
時雨「僕はあんまり女の子らしくないかもしれないけど…」
時雨「て、提督は僕の事、女の子に見える、かな?」
提督「ああ」
時雨「あ、ありがとう///」
提督「ああ」
7:
時雨「ぼくが初期艦なんだね」
提督「ああ」
時雨「それに秘書艦かぁ」
提督「ああ」
時雨「初期艦ってケッ、ケッ、ケッコンとかする艦が多いらしいよ」
時雨「も、もしかしたら僕達も」
提督「ああ」
時雨「あうっ///」
提督(あー、元帥にもう一度会いてぇ)
妖精(つっこんだ方が良いんでしょうか…)
13:
***
提督「はぁ……」
友提督「どうしたんだ」
提督「最悪だ、死にたい」
提督「艦が女だとは聞いてない」
友提督「いや、何言ってるんだお前」
友提督「艦船は女性名だからそこまで可笑しくないだろう」
提督「はぁ…」
友提督「それよりもう艦娘を保有するなんて羨ましい限りだ」
友提督「さすがは提督だよ」
提督「艦隊貸すから、今夜どうよ?」
友提督「最低だな、お前」
15:
提督「だってあいつ等、どこにでもついてくるしウザい」
友提督「微笑ましいじゃないか」
提督「寝てる間も勝手に侵入してくるんだぞ」
友提督「…」
提督「漢力が穢れる」
友提督「ホモめ、近寄るな」
提督「ホモじゃねぇ!!」
***
17:
提督「妖精さん」
妖精「はい、なんでしょう」
提督「今回の建造は私がやる」
妖精「は、はぁ」
妖精(何言ってんだろう、この人)
提督「やり方を教えてくれ」
妖精「え? あ、まぁ」
妖精(目が血走ってて怖いです…)
妖精「じゃ、じゃあ見ててください…」
提督「よろしく頼む」
19:
カーンカーンカーン
提督「最後に私の熱い体えk……を加え」
提督「ふぅ…」
妖精「どうですか? 無理でしたよね? 無理ですよね?」
提督「む!?」
妖精「ほっ、やっぱり無理ですy…」
提督「いや、上手くいったようだ」
妖精「はい???」
妖精「ほ、本当だ…」
妖精(え? 何者この人?)
提督「しかし、さすがに体力が尽きてしまった」
提督「こんなに重労働だったとはな…」
提督「いつも苦労を掛けている、妖精さん。ありがとう」
妖精「は、はぁ…」
提督(私自ら手を加えたのだ、今度は間違いないだろう)
提督「では、時間が来たら呼んでくれ」
妖精「わ、分かりました」
提督(失われた漢力を補充せねば)
20:
妖精「提督さーん」
提督「ハァハァハァ」
妖精「て、てーとくさん?」
提督「すまない、気付かなかった」
妖精「い、いえ」
提督「予定より早いな」
妖精「はい、そろそろ完了しますのでお呼びに来ました」
提督「なるほど、誕生の瞬間に立ち会えるよう気を遣ってくれたのか」
提督「その気遣い感謝する、さすがは私の妖精さんだよ」
妖精「は、はい」
妖精(ホモじゃなかったら良い人なんだけどな…)
提督「では迎えに行こうか!!」
21:
最上「ボクが最上さ、よろしくね!」
提督「…」
最上「提督?」
提督「クソがああああああああああああああ!!!!」ガンガン
妖精「提督さん! 地面に頭をぶつけるのはやめてください!」
妖精「地面が汚れます! あなたの所為で!」
最上「えっ? えっ?」
提督(何故だ!? 私の漢力が足りなかったというのか…)
最上「だ、だいじょうぶかい?」
妖精(ああ、最上さん。なんて優しいんだろう)
提督「…」
提督「ふむ」
22:
提督「すまない、取り乱した」
最上「う、うん。大丈夫さ」
提督(そうだ、今は建造疲れで疲労困憊だ)
提督(漢レーダーが正常じゃない可能性もある)
提督「早で申し訳ない。頼み事があるのだが」
最上「任せてよ! なんだい?」
提督「下を見せてくれないか」
最上「え?」
提督「すまない、伝わらなかったか」
最上「う、うん?」
提督「服を全部脱いで、裸を見せてくれ」
最上「」
提督(現実は非情だ…)
最上「も、もうお嫁にいけない…///」
最上(て、提督に貰ってもらうしかないね!)
25:
提督「お前等っ、演習だからと絶対に手をぬくなよ」
提督「日頃から出来ていない奴は本番で命を落とすぞっ」
時雨最上「はいっ!」
提督「時雨! 右舷に注意しろっ」
時雨「うんっ」
提督「最上っ、相手はまだ中破だ。最後まで油断するなっ!」
最上「わかった!」
提督「よくやった、お前等」
提督「Sランク勝利、だ」
時雨「ふふ、当然じゃないか」
最上「嬉しいよ、ありがとう」
時雨「今日の提督、カッコよかったね」
最上「本当だね、いつもと雰囲気が違った」
時雨「最上とも再会できたし、提督には感謝しきれないな…」
最上「時雨…、うん…」
26:
提督「クックックッ」
提督「今回の演習相手の司令官はなかなかの漢だった」
提督「悔しがる顔もゾクゾクしたなぁ」
提督「それに、司令官に纏わりつく艦娘共も蹴散らせたし」
提督「最高だ」
27:
時雨「提督」
提督「なんだ」
時雨「提督の事、ホモだって言ってる人がいたよ」
提督「そんなわけないだろう」
時雨「だよね」
提督「クズだな、ボコっていいぞ」
時雨「うん、ぼくと最上で懲らしめておいたよ」
提督「よくやった」
時雨「えへへ///」
提督「ん? ちなみにどんな奴だったんだ?」
時雨「確か、元帥って言ってたかな」
提督「何やってんだテメエエエエエエエ!!!!!!」
29:
元帥「皆、よく集まってくれた」
元帥「集まってもらったのは他でもない」
元帥「次の攻略作戦についてだ」
元帥「…恐らく最後の海域攻略になるだろう」
元帥「そして今までにない規模の戦いになる」
元帥「だが、私達なら必ず勝利できる!!」



元帥「以上だ」
元帥「各々決戦に向けて準備を怠らるなよっ!」
提督「…」
31:
提督「以上が、最終海域の情報だ」
提督「かなりの被害が出るだろう」
提督「だからこそ、改めて問いたい」
提督「戦闘に参加したくないものは申し出てくれ」
提督「全て私の責任で安全を保障する事を誓おう」
妖精「さっきのいいんですか? 知られたら軍法会議モノですよ…」
提督「資源を調達に必要だったとかで適当にごまかせるだろ」
提督「それに、このぐらいで戦意喪失するやつらは要らん」
32:
提督「…」
艦娘一同「お待ちしておりました、提督!!」
妖精「脱落者はいないようですね」
提督「ちっ、女のくせになかなか漢気あるじゃねえか」
妖精「口許が歪んでますよ」
提督「…」
33:
最上「提督」
提督「なんだ」
最上「最後の戦いの前に伝えたいことがあるんだ」
提督「…」
提督「お前が俺に好意を持っている事は知っている」
最上「えっ?」
提督「だから、伝えてようとしている事も」
最上「ま、待って!」
提督「だから先に伝えておく」
提督「お前等が俺に抱いている思いは偽物だよ」
提督「艤装にはそういう効果がある」
提督「戦いを有利に進めるために…艦娘を駒として扱いやすくする為に」
提督「特にお前等は俺の下で建造された艦娘だから影響も大きいだろうな」
提督「もう一度言う、お前等の思いは偽物だ」
最上「…」
34:
最上「違うっ!!!」
最上「僕の思いは本物だっ!」
提督「…」
最上「だからっ」
最上「全部終わったら、もう一度伝えるよ」
最上「本気だからねっ!」
提督「好きにしろ」
35:
提督「はぁ…」
提督(何故、士気を落とすようなことしたんだ)
提督(適当にあわせておけば良いものを…)
提督(クソがっ)
提督「聞いていただろう」
提督「時雨」
時雨「…」
36:
時雨「ぼくも、最上と同じ気持ちだよ」
提督「好きにしろ」
時雨「…信じてるから」
提督「好きにしろ」
時雨「じゃ、行ってくるね」
提督「ああ」
提督「ふぅ」
提督「これだから女は嫌いなんだよ」
提督「簡単に涙見せやがって…」
37:
妖精「随分へたくそな嘘をつきますね」
妖精「それに変な風病被害はやめてください」
提督「何の事やら」
提督「つうか盗み聞きするほうが悪いだろう」
妖精「うっ」
38:
***
最上「時雨っ」
時雨「この僕をここまで追い詰めるとはね…」
最上「良かった、でも…」
時雨「弾薬が尽きたね」
時雨(絶対絶命、かな)
駆逐棲姫「…」チャキッ
ピューン
妖精「プギャッ」
駆逐棲姫「!?」
時雨「よ、妖精さん?」
最上「い、一体なにが」
提督「まだ生きてるな」
時雨「提督!?」
最上「最前線に行ってたんじゃ??」
提督「そうだ、絶賛苦戦中だからさっさとお前等もこい」
時雨「僕らはもう弾薬も燃料も尽きてるんだ」
最上「そう、だね…艤装も大破してしまったよ…」
提督「関係ないだろう」
最上「え」
時雨「なっ…」
39:
時雨「…ぼくらでもデコイぐらいには、なるか」
最上「はは、そうだね」
提督「は?デコイ? 何言ってるんだお前等」
時雨「?? 今のぼくらだと足手纏いにしかならないよ」
提督「ああ、なんだそのことか」
提督(この手だけは、この手だけは使いたくなかった…)
提督(俺の漢力よ…さらば)
提督「今からお前等を改造する」
40:
最上「はぁはぁはぁ」
時雨「こ、これは刺激が強過ぎるよ」
提督「うるせー、ごちゃごちゃ言うな」
時雨「くっ…」
最上(でも、この力ならっ!!!)



最上改「はあああ!!!」
時雨改二「てやああああああああああ!!」
駆逐棲姫「!?」
提督「圧勝、だな」
提督(お、おれの漢力…が……)
41:
***
提督(戦いは終わった)
提督(奇跡的にうちの鎮守府は被害は少なかった)
提督(いや)
提督(俺の漢力は多大なダメージを受けてしまった)
友提督「提督」
提督「なんだ」
友提督「おまえの艦娘達、解体作業中らしいな」
提督「そうだな」
友提督「待ってやらないのか?」
提督「あいつ等にとってもう俺は要無しだろう」
提督(早く逃げさせろ)
友提督「…そうか」
提督「金もたんまりもらったし、国外にも行けるようになったし」
提督「これから世界中の漢達を探しに行くんだ」
友提督「相変わらずのホモっぷりに安心したよ」
提督「ホモじゃねぇ」
42:
提督「グヘヘヘヘヘヘヘ」
提督(なんて素晴らしいビーチだ)
提督(見渡す限り漢しかいない)
提督(良い国に来たもんだ)
時雨「提督、見つけたよ」
最上「ホモってのは本当だったみたいだねぇ」
提督「ホモじゃねぇ」
提督「お前等、何故ここに」
時雨「探したからに決まってるじゃないか」
時雨「それにあの時の責任を取ってもらわないとね///」
最上「そ、そうだね///」
提督「俺は漢達の観察に忙しいんだ、帰ってくれ」
最上「その病気、直さないとね」
最上「男の子は女の子に興味を持つべきだよ」
時雨「ぼ、ぼくらがもっと女の子の魅力つたえてあげるから」
時雨「ホモは直そうよ!!」
提督「ホモホモうるせえな、俺はホモじゃねぇ!」
提督「バイだ!」
終わり
4

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