アガサ博士「元太君の胃を小型ブラックホールに改造したぞいback

アガサ博士「元太君の胃を小型ブラックホールに改造したぞい


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1:
アガサ博士「これでたくさんうな重を食べることができるぞい!」
元太「サンキューな博士!」
コナン「ハハ…もうなんでもアリだな…」
3:
?鰻屋?
博士「てなわけで鰻パーティーじゃ!学会から報奨金が下りたんでな。今日は弾むぞい!」
歩美「やったー!」
光彦「珍しく羽振りがいいですね博士!」
コナン「オイオイ大丈夫かよ博士。相手は元太とブラックホールだぞ」
博士「なあに心配ない。これはパーティーという名目を置いた実験じゃからの。今回の金は実は全て経費で落ちるんじゃ」ヒソヒソ
コナン「成る程……科学者ってのはつくづくひでぇ奴らだ……」
6:
元太「うな…重ぅうぅ……」コォオオ
灰原「ちょっと、大丈夫なの元太君」
それではみんな手を合わせて イタダキマース
元太「うな重ぅうううう!!!」ズォオオオオ!!
光彦「凄いです元太君!わんこそばよろしくうな重を吸ってます!!」
博士「我ながらなんちゅう力じゃ…うっかりしたら自分のお重が吸われてしまうわい!!」
8:
コナン「おい博士!元太はちゃんと止まるんだろうな!?」
博士「元太君の胃のブラックホールは元太君自身の脳で制御出来るようにしてあるからの。満腹中枢が満たされれば自ずと止まるはずじゃ」
元太「ズォオオオオオオオオオ!!カヒュっ!!!ブシュゥウウウウウウ……」
歩美「あっ止まった」
灰原「人間の口から出ていい音じゃないわね…」
10:
元太「んん…?何かもうハラ一杯だな…こんなもんか?でも普段よりは大量に食えたし、美味かったぜ!ごちそーさん!」
光彦「味なんて分かるんですか!?」
キュルルルル…
元太「ん、悪い、オレちょっとトイレに…」
歩美「んもう、食べ終わっていきなりそれ?行儀わるぅ」
元太「悪いって。んじゃちょっと待っててくれよ」ガタッ タッタッタ
コナン「何かいやーな予感がするぜ…」
11:
?お店のトイレ?
ジャアアア…
元太「いやーすっきりすっきり。それにしても夢のような時間だったぜぇ。あんな量のうな重、今度はいつ食えるか」ブゥッ
元太「おっといけねぇ。ハハッ」スォォォ
元太「ん…何だ…ケツから空気が吸われ…!?」
ズアッ
12:
コナン「何だ今の音は!!?爆発か!!!?」
博士「みんな、男子トイレじゃ!!急がなければ元太君が危ない!!!

?男子トイレ?
元太「がああああああああああ!!!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
歩美「うそ……」
灰原「元太君の拡張されたケツ穴が、万物を飲み込もうとしている……!?」
16:
光彦「皆さん何処かに捕まって!!このままだとぼくたちも吸い込まれちゃいます!!」
コナン「どうなってんだ博士!!」
博士「恐らくは元太君の胃の中にあるブラックホールが暴走し、拡大しておるようじゃ!ブラックホールが直腸にまで達しておる!今はまだ元太君の皮膚や骨格、脳がブラックホールを辛うじて抑えておるが、抑え切れなくなったら最後、この世界は元太君に吸収される!!」
痩せ型の店員「どうかしましたかお客様!ってうわああああああ!!!」ズズズズボォン!!
コナン「店員さあああああん!!」
19:
博士「まずは何とかして元太君のアナルを塞がなければ!」
コナン「塞いでどうすんだよ!!」
博士「その場凌ぎにはなる!ひとまずは抑えて研究所まで連れて行けば、ブラックホールの活動を停止できる設備が揃っておる!!」
コナン「なるほどな!しかしどうやって塞げば……」
コナン(元太のアナルの直径は50センチ位ってとこか…あの直径を越えてかつ質量があるものとなるとなかなか限定されちまう…)
コナン(そういえば博士って丸っこいよな…)
24:
コナン「博士…今回はアンタが蒔いた種だ…テメーのケツは元太のケツごと拭いてくれるよな……?」
博士「なんじゃコナン君…ま、まさか……」
コナン「キック力増強シューズスイッチオン!」
博士「やめてくれコナン君!やめ……」
コナン「ボールを相手のゴールに…シュウウウウーーーッ!!」ドッゴオオオ
博士「いやああああ!」ズポンッ!!
光彦「超!エキサイティン!!」
26:
元太「ぐあああ…あが…が……」シュウウ…ズズ…
博士「」
歩美「収まった…の……?」
コナン「バーロ、あくまでその場凌ぎだ…早く博士の研究所に連れてくぞ!博士もいつまでもは持たねえ!」
光彦「大丈夫ですか元太君!もう少しの辛抱です!」
元太「か…ごぉぉお…」
灰原(元太君、やけに大きく息を吐いているような…まさか!?)
灰原「みんな、元太くんから離れて!!」
カッ
28:
元太「ビュゴォオオオオオオ!!」
コナン「しまった!元太の体内のブラックホールは既に口腔内にまで展開してやがったのか!!」
ツルッ
歩美「キャアアアアアアアア!!」
グォオオオ!ゴクン!!
コナン「歩美ィいいいい!!」
30:
コナン(なんてこった…このままだとジリ貧でみんな元太に吸われちまうのがオチだ!やっぱり根本的に解決するしかないのか!?)
コナン(とはいってもブラックホールを止める方法なんて地球上に存在するのか…!?くそっ博士は何やってんだよ!アンタだけが頼りだってのに!)
コナン(落ち着いて対象を観察するんだ…今、元太の口からは右巻きの竜巻が発生し、周囲を飲み込んでいる……)
コナン(右巻き……そうか!!)テコリーン
31:
コナン(元太の口から右巻きの竜巻が発生しているということは、元太の胃の中で展開しているブラックホールも恐らく右巻き…!)
コナン(昔ハワイの別荘で親父の本棚にあった漫画には、無限の回転を止めるには逆回転の無限の回転をぶつけることとあった……)
コナン(ブラックホールは無限の回転と捉えていいハズだ、ならこっちは逆回転の無限の回転を発生させて、それを元太の口の中にブチ込めばいい!!)
コナン(無限の回転を発生するには、キック力増強シューズでなんとか代用できそうだ!あとは馬を用意すればいい!)
コナン「灰原!四つん這いになれ!」
灰原「いきなり何をいうのあなたは!!?」
32:
コナン「いいから黙って従え!そうすりゃこの場を切り開けるんだ!!」
灰原「わ、分かったわ…」
コナン「そして光彦!灰原の横で丸くなれ!!」
光彦「分かりました!」みつひこの ぼうぎょが あがった!
コナン「良し!後は俺が灰原に跨がればいい!!」ズププッ
灰原「!?」
34:
灰原「ちょっと何してるのコナン君ッ!アンッ!///」
コナン「おっとすまねぇ灰原!跨った時の角度が悪くて上手い具合に挿入っちまった!でも緊急なんだ、我慢してくれ!!」パンパン
灰原「そ、そんなこと、言ったってぇぇ…はぁん…」
コナン「そして光彦ぉ!歯ぁ食いしばれぇ!!」
光彦「えっ!?ええっ!!?」
コナン「行くぞ!ぶっ壊すほど、シュウウウウウウウウウウト!!」
ドゴオオオオオオオオンッ!!
36:
光彦「うおおおお痛てええええ!!」ゴオオオ
コナン「いっけええええええええ!!」ビュルビュル
灰原「イクううううううう!!」プッシャー
元太「グォボボボボボ!!」ビュゴォオオオオオオ
ドォオオオオオオオオオオン…!
38:
……………
…………
………
数ヶ月後
40:
コナン「こうして、元太のブラックホールはその動きを停止した」
コナン「しかし、ブラックホールの吸引力は凄まじく、結局あの鰻屋から半径10kmの建造物や生物は吸収されちまった…」
コナン「俺たちが吸収されなかったのは、運が良かったからか、それとも、薄れ行く意識の中でも元太は俺たちを認識し、吸い込むまいとしてくれたのかも知れない」
コナン「俺はきっと後者だと思いたい。博士と歩美が無事だったのも、あいつの体内だから制御できたんだ。きっとそうだ」
43:
コナン「だが今となっては、それを確かめる術はない…」
コナン「腹の中にブラックホールを抱え、その上無限の回転をぶち込まれた元太は耐え切れずにブラックホールごと消滅してしまったからな…」
コナン「あと光彦もどっか行った」
44:
?元太の墓の前?
コナン「よお元太。うな重持ってきてやったぞ」
コナン「あれから街は順調に復興してる。お前は気に病むことなく、大好きなうな重を食べててくれ」
コナン「結構高い奴なんだからな、ちゃんと味わって食えよ」
コナン「じゃ…俺はそろそろいくよ

元太「なぁコナン。やっぱりうな重は量より質だぜ!」
コナン「!?」
コナン「…ハハッ、そうだな」
おわり
48:
おつ
51:
乙!! 面白かった
5

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