チノ「かーごめかーごめ」ココア「チノちゃん?」back

チノ「かーごめかーごめ」ココア「チノちゃん?」


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1:
チノ「………」(ぼーっ
ココア「チノちゃん、エスプレッソ一つ。注文だよー。」
チノ「……」(ぼーっ
ココア「…チノちゃん?」
チノ「…」(ぼーっ
ココア「…大丈夫?」
リゼ「おいおい、どうした?チノがどうかしたのか?」
ココア「あ、リゼちゃん。それが…」
チノ「…」(ぼーっ
2:
リゼ「おい、チノ?大丈夫か?」
チノ「……」(ぼーっ
ティッピー「チノ?チノ!、こりゃ!返事をせんかい!」
チノ「……」(ぼーっ
ココア「…チノちゃん、今日は部屋に帰ったほうがいいかもしれない。」
リゼ「チノ!おい、チノ!返事をしろ!」
チノ「………」(ぼーっ
ティッピー「チノ!チノや!チノ!!」
チノ「…………」(ぼーっ
5:
ココア「…チノちゃん…大丈夫?ほら、一緒に部屋に帰ろう?」
チノ「……」(ぼーっ
リゼ「…本当に大丈夫なのか?チノの目、焦点が合ってないように感じるが…」
ティッピー「それに、瞬きもしておらん…」
ココア「チノちゃん!ほら、いくよ?」(手を引く
チノ「…」(手を引かれたほうに歩いていく
リゼ「……なんなんだ…?」
ティッピー「…むう…」
8:
………
ココア「チノちゃん、一応部屋に寝かせて来たよ。」
リゼ「ああ、そうか。」
ココア「…大丈夫かな…チノちゃん…」
ティッピー「……」
リゼ「まぁ、ただの風邪か体調不良だろ。」
ココア「でも、あんな風に…」
リゼ「まぁ、異常だったのは認めるが今はバイトだ。さ、早く持ってけ持ってけ。」
ココア「うん…」
リゼ「……チノ…」
10:
………
,……
ココア「…チノちゃん…大丈夫かな…」
リゼ「お客さんもいなくなって来たし、一応昼飯でも持って行ってやるか」
ココア「うん。チノちゃん、お腹空いてると思うから…」
リゼ「わかった。今お粥を作る。待ってろ。」
ココア「…わかった。」
ココア「…チノちゃん……」
ティッピー「……」(むつかしい顔
ココア「…ティッピーも、チノちゃん居なくてさみしいよね。」
ティッピー「…」(ぴょこっ
ココア「……チノちゃん…」(もふもふ、
11:
………
……
ココア「じゃあ、チノちゃんの部屋に行ってくるよ。」
リゼ「ああ、できればチノに何があったのか聞いておいてくれ。」
ココア「うん、わかったよ」
ココア「…階段を上がって、すぐの扉…」
ココア「チノちゃん、大丈夫?」(ノック
ココア「お粥を持ってきたよ。何があったか聞かせてくれないかな…」(あける
チノ「かーごめ…かーごめ…」(ゆらゆら
ココア「あれ?チノちゃん、起きてたの?」
チノ「…かーごめ……かーごめ…」(ゆらゆら
ココア「…チノちゃん?」
12:
チノ「…かーごのなーかの…とーりーはー…」(ゆらゆら
ココア「……チノちゃん?や、やめてよ…」
ココア「ほ、ほら、一緒にお粥食べよ?」
チノ「…いーつ…いーつ…でーやーる…」
ココア「っ…」(部屋を飛び出す
ココア「リゼちゃん!!」(ぎゅっ
リゼ「ぅおっ、とっ、どうしたんだいきなり…」
13:
ココア「チノちゃん…やっぱりなんかおかしいよ…」
リゼ「おかしい?そんなわけあるか。」
ココア「本当だよ!だって、なんかわけのわからない歌を…」
リゼ「…わけのわからない歌?」
ティッピー「…」(やはりか…
ココア「私、怖いよ!」
リゼ「落ち着け、な?わかった、私も一緒に行ってやる。」
ココア「…うん…」
リゼ「まったく、何がおかしいって言うんだ…」(階段をあがる
リゼ「………ついてこいよ。」
ココア「だ、だってぇ…」(ガクガクブルブル
14:
ココアかわいい
17:
リゼ「…はぁ…ほら、行くぞお姉ちゃんだろ!」
ココア「ぅう…」(恐る恐る…)
リゼ「チノ、入るぞ?」(あける
チノ「めが…すーべった…」(ゆらゆら
リゼ「おい、チノなんの冗談だ?」
リゼ「突然変になってびっくりしたんだぞ?」
リゼ「体調悪いなら、早く言えよな?」
チノ「………」
ココア「…り…リゼちゃん…」
20:
リゼ「どうした?ココア。ほら、どこもおかしいところなんてないぞ?」
チノ「…」(ギョロッ
ココア「ひっ…り、リゼちゃん…後ろ…」
リゼ「後ろがどうかし」
チノ「後ろの正面……だあれ」(ニタァ
リゼ「っ……」(バックステップで距離を取る
リゼ「ココア!私の後ろに隠れてろ!」
ココア「わ、わかったよ!」
22:
チノ「……かーごめ…かーごめ…」
リゼ「チノ!それ以上その態度を続けるなら撃つ!」(構える
ココア「撃っちゃダメだよ!チノちゃんなんだよ!」
リゼ「…しかし…」
チノ「…かーごのなーかの…とーりーは…」
リゼ「っ…チノ!こっちにくるな!」
23:
チノ「…いーつ…いーつ……でーあーう…」
ココア「嫌…嫌だよチノちゃん!」
リゼ「チノ!正気に戻ってくれ!」
チノ「……よーあーけーのばーんーに」
リゼ「ココア!一旦親父さんを呼んでこい!」
ココア「わかったよ!で、でもリゼちゃんは!」
リゼ「早く行けぇ!」
ココア「っ…」(走る
25:
ココア「階段を降りて…突き当たりの部屋…」(たったったっ…
ココア「チノちゃんのお父さん!チノちゃんがおかしいの!」
タカヒロ「…なに?チノが?」
ココア「早く来て!早く来ないと、リゼちゃんが!」
タカヒロ「わかった、チノ!」
ココア「…チノちゃん…一体…何が起こってるのぉ…」
………
タカヒロ「チノ!」
チノ「………」
タカヒロ「…大丈夫なのか?」
チノ「……」
タカヒロ「…リゼくんはどこへ行った?」
チノ「………」
27:
タカヒロ「チノ!返事をしなさい!」
チノ「……かーごのなーかの…とーりーは…」
タカヒロ「っ…」
ココア「おじさん!チノちゃんは!チノちゃんはどうなっちゃったの!」
タカヒロ「ココアくん、来ては行けない!」
ココア「え…?」
タカヒロ「チノの異常の原因はわからない!だが、このチノを野放しにもできない!」
ココア「っ」
チノ「…よーあーけーのばーんーに」
タカヒロ「早く逃げるんだ!早く!できるだけ遠くに!」
ココア「けど、おじさんは!」
タカヒロ「大丈夫だ!後から必ず追う!」
ココア「わ、わかった!約束だからね!」(走って外へ
30:
チノ「…つーるとかーめがすーべった…」
タカヒロ「…チノ…」
チノ「…」(ぎょろっ
チノ「………」(近寄る
タカヒロ「…チノ…目を覚ましなさい…」
チノ「……うしろの正面…だあれ…」(ニタァ
………
……
ココア「はぁ…はぁ…はぁ…」
ココア「こ、この先は千夜ちゃんの家!」
ココア「千夜ちゃんなら、何か…」
32:
ココア「千夜ちゃん!千夜ちゃん!いる!?」
シャロ「どうしたのよ…千夜なら、さっき出かけたわよ?」
ココア「シャロちゃん…逃げて!早く!逃げて!」
シャロ「…えっ?えっ?ちょっと…意味がわからないわよ!」
ココア「いいから!早く!」
シャロ「いいからって、一体何があったのよ!」
ココア「今は…言えない…千夜ちゃんなら…きっと…」
33:
シャロ「あー、たしか、千夜なら図書館に行ったわ。」
ココア「ありがとう!図書館だね!」
シャロ「ちょっ、ちょっと!何があったか言ってきなさいよ!…まったく…」
チノ「………」
シャロ「あら、チノちゃん。久しぶり。いつから居たの?」
チノ「……」
シャロ「どうしたの?元気ないわね。」
チノ「……」
シャロ「……?」
チノ「……かーごめ…かーごめ…」
35:
………
ココア「はぁ…はぁ…」
ココア「見えたっ図書館!」
ココア「千夜ちゃん!いますか!?」
マヤ「あれ、ココアじゃんって、図書館ではしずかに!」
ココア「あ…マヤちゃん…」
マヤ「どうしたの?そんな慌てて」
ココア「千夜ちゃん…千夜ちゃんを知らない!?」
マヤ「ああ、千夜さんならさっき誰かに呼ばれて出て行ったよ。」
ココア「え、どういうこと!?」
マヤ「いや、なんか急に慌てた感じの人が入ってきて。びっくりしたなぁ。」
ココア「…知らない人なの?」
マヤ「私は知らない人だったなぁ。怖そうな人だったし。」
ココア「怖そうな…?」
37:
マヤ「うん。あ、というか、いまメグ待ってるんだけど知らない?ラビットハウスに昨日の忘れ物を取りにさっきここを出たんだけど。」
ココア「っ…マヤちゃん!走るよ!」
マヤ「え!?なんで!?」
ココア「メグちゃんを助けに行くの!」
マヤ「いや、ただラビットハウスに行っただけだよ?」
ココア「理由はいいから!早く!走って!」
マヤ「お、おい!待ってよー!」
40:
………
……
メグ「ち…チノちゃん…?」
チノ「いーつ…いーつ…」
メグ「チノちゃん、どうしたの?怖いよ?」(後ずさり
チノ「…でーあーう…」
メグ「…チノちゃん…あっ…」(転ぶ
メグ「チノちゃん…待って…怖い…怖いよ…」
チノ「…よーあーけーのばーんーに」
チノ「つーるとかーめがすーべった…」
メグ「…チノちゃん…?」
チノ「…」(ぎょろっ
41:
メグ「…チノ……ちゃん…」
チノ「……うしろの正面…」
ココア「メグちゃん!」
マヤ「メグ!って、チノ!?」
メグ「ココアちゃん!マヤちゃん!チノちゃん、なにかおかしいの!」
マヤ「おかしいって…」
メグ「わかんないよぅ。でも、おかしいの!だって…」
マヤ「…め…メグ…うしろ…」
メグ「へ……」
48:
チノ「…だあれ…」(ニタァ
リゼ「メグ!伏せろぉぉおおおお!」
メグ「っ…」(伏せる
ココア「な…リゼちゃん!?」
千夜「私もいるわよ!」
リゼ「喰らええええええっ!」(米警察御用達電気ショックピストル
チノ「っ…」(直撃
リゼ「千夜!今だ!」
千夜「ええ!オン アボキャベイロシャノウ マカボダラマ二 ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤウン」
千夜「バサラダドバン ナウマクサマンダ ボダナンアビラウンケンソワカ」
52:
ココア「なるほど!千夜ちゃんをよんだのって、リゼちゃんの家の人だったんだ!」
千夜「そうよ。突然だったから私も焦っちゃったわ。」
ココア「私は、千夜ちゃんを探しに走り回っちゃったよ…」
千夜「そうなの?なら、結構食べちゃってるかもしれないわね。」
ココア「食べる?何を?」
千夜「っ…ココアちゃん!来るわよ!」
ココア「ぇ…」
(凄まじい衝撃波…
54:
ココア「つぅっ!」(吹き飛ぶ
千夜「ココアちゃん!」(受け止める
マヤ「な…なに…これ…」
リゼ「……空が…割れて…」
メグ「…ぅぅ…」
ココア「どういう…こと…?」
千夜「あれが、チノちゃんの中に居た子よ!まさか…こんなに大きいなんて…」
リゼ「どういうことだ!割れた空に月が…」
千夜「あれは月じゃないわ!あれは、目よ!割れた空も、全てがあの化け物の目よ!」
56:
タカヒロどこいった
57:
リゼ「…どういうことだ…」
ココア「…ち…千夜ちゃんなら、なんとかできるんだよね!大丈夫なんだよね!?」
マヤ「そうだよ!千夜はチノの体からあれを出せたんだから!」
メグ「出来ますよね…?千夜さん…」
千夜「………ごめんなさい…」
千夜「あんなの…本でも読んだことないわ…」
ココア「そ…そんな…」
61:
リゼ「おい!月のところ!あの化け物の目のところに誰かいるぞ!」
マヤ「あれって…」
メグ「シャロさん…」
ココア「それに…おじさんまで…」
千夜「……こうなったら、もうダメね。」
千夜「あれはもう化け物じゃないわ。化け物なんて言葉を超越した存在。概念ってレベルよ。」
ココア「よ、よくわかんないけど…なんとかならないの!?」
千夜「…あれは、倒すとかそういう次元の問題じゃないの。あれを鎮めるのは、多分不可能よ。」
62:
千夜「…チノちゃんの中にいる時に、チノちゃんごと封印すべきだった…」
リゼ「っ…バカなことをいうな!チノは私の親友だ!チノが封印される通りが通るかぁ!」
千夜「そんなことはわかってるわよ!でも…もうダメ…手遅れよ…」
リゼ「ふざけるな!諦めるな!なにかあるだろ!お前の力ならなんとかできるはずだ!」
千夜「…………」
リゼ「千夜ぁ!」
63:
マヤ「千夜!」
メグ「千夜さん!」
千夜「……たしかに…一つだけあるわ。」
千夜「でも…それだって確証はない。」
千夜「…成功はほとんど0。いや、ほぼ0以下。わかるかしら?」
千夜「無理なのよ。ああなっちゃったら…」
64:
ココア「…でも、それをすればチノちゃんやみんなを助けられるだよね?」
千夜「………」
リゼ「そうだ!ココアの言うとおりだ!」
マヤ「やらないなんて嫌だ!チノを助けたい!」
メグ「私だって、助けたいよう!」
千夜「…でも…みんなの中に無限って確信して言える思いはある?」
千夜「絶対に永久ってレベルの思いはある?」
千夜「死んで、転成してもなお消えないと信じられる思いはある!?」
リゼ「…」
マヤ「…」
メグ「…」
68:
ココア「あるよ。」
千夜「…ココアちゃん…これは、悪ふざけじゃないのよ?」
ココア「うん。ふざけてなんかないよ。千夜ちゃん。」
ココア「…私は、どうすればいいの?」
千夜「…その思いを、あの化け物に私の術でぶつけるの。あの化け物が満足すれば…消えるはず。」
ココア「…わかったよ。千夜ちゃん、やって」
千夜「…ココアちゃん……」
リゼ「私からも、頼む。」
マヤ「私からも!」
メグ「お願いします!」
70:
千夜「…」
ココア「…お願い、千夜ちゃん」
千夜「……わかったわ。」
千夜「チャンスは一度きり、外せばあの化け物の怒りをかう。その時は、わかるわね?」
マヤ「覚悟は出来てる」
メグ「なにより、チノちゃんが大事だもん!」
千夜「わかったわ。」
千夜「ココアちゃん。さっきの無限ってレベルの思いを強く思って。そして、その思いを受け取ってと強く願って!」
ココア「わかったよ!」
71:
千夜「いくわよ!オン アボキャベイロシャノウ マカボダラマ二 ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤウン 」
千夜「バサラダドバン」
千夜「ナウマクサマンダ ボダナンアビラウンケンソワカ」
千夜「てんちげんみょうしんぺんへんつうりきじ」
リゼ「な…」
マヤ「ココアの体が、光ってる…」
メグ「す…すごい…」
ココア「……」(チノちゃん…チノちゃん…チノちゃん…チノちゃん… )
74:
ココア「…」(チノちゃん…チノちゃん…チノちゃん…チノちゃん…チノちゃん…)
「…オンコロコロセンダリマトウギソワカ…」
リゼ「な、なんだ…この巨大な声は…」
千夜「いけない!化け物が気がついたわ!」
マヤ「な…なんだ…あれ」
メグ「たくさんの…人の…手?」
リゼ「いや、もっとでかい…像くらいある手だ…落ちてくるぞ!」
千夜「動かないで!動いたら、すべて無駄よ!」
リゼ「だが、このままじゃ!」
千夜「…万事休す…ね」
マヤ「うわああぁっ!」
メグ「このままじゃ潰れちゃうよぅ!」
76:
ティッピー「やらせはせんわい!イクサン祓えや!滅!」(手を粉微塵に
リゼ「な…」
メグ「ティッピー!」
マヤ「ま、まだこっちにも!」
青山「太極・経津主神・布都御魂剣」(手を真っ二つに
マヤ「な、いつかの小説家さん!」
ティッピー「上は儂等に!」
青山「任せてください!」
79:
リゼ「千夜!早く!」
千夜「わかったわ!」
千夜「しょこうまんだら」
千夜「八百万-ヤオヨロズ-!」
ココア「っ…」
リゼ「ココアが纏っていた光が…」
マヤ「空に…」
メグ「あっ…でも…」
「イクサン祓えや…滅、滅、滅…亡、亡、亡ォォオオオオ」
千夜「みんな伏せて!直下地震並みの気が来るわよ!」
リゼ「な…」
ティッピー「なんの!」
青山「その程度!」
ティッピー&青山「やらせはしません(せんわい)!」
82:
ティッピー&青山「あんめいぞぉ!イマデウス!」(直下地震並みの気を無効化
青山「ココアさんの邪魔は!」
ティッピー「させんわい!」
千夜「あと少しで、届くわ!」
リゼ「いけ…っ!」
マヤ「いけぇ…っ!」
メグ「行ってっ!」
ティッピー「行くのじゃ!」
青山「行ってください!」
「ググォォオ…?」
ココア(私のチノちゃんへの愛を、受け取れぇぇぇぇぇええええええ)
85:
(雷鳴の様な音と共に、ココアの思いが化け物に突き刺さる)
……チノちゃん…
…また…会えるかな…
…元気なチノちゃんに…会えるかな…
………チノちゃん…
……私は…チノちゃんのこと…
…世界で一番…
いや…宇宙で一番…
……いや…もっと上…
…それくらい…大好きなんだよ…
87:
ダメなお姉ちゃんで…ごめんね…
次に私に会ったら…
次の私を…よろしくね…
チノちゃん…
「お、おお、おおおおォォォォォっ!」
神様…あなたに渡したのは…本当の本当の宝物…
誰にもあげたくないし、誰にも見せたくないし、絶対無くしたくないものだけど…
神様…あなたに渡します…
「お…おお…ォ…忠成るぞ…誠心成るぞ…」
私が神様に捧げるものは…
「一切成就祓と成るぞぉおおおおっ」
ココア「私が…チノちゃんを好きだという心だぁあああああああああっ!」
90:
(空が黄金に輝き、嘘の様に青空に…)
リゼ「…やった…?」
マヤ「…やった?」
メグ「…」
千夜「……ココアちゃん…よくやったわ」
リゼ、マヤ、メグ、ティッピー、青山「やったあああああああああああぁああああっ!」
千夜「ココアちゃん…起きて…終わったのよ…」
ココア「ん…んん…」
92:
チノ「……んん…」(起き上がる)
ティッピー「チノ!」
マヤ&メグ「チノちゃん!」
リゼ「チノぉ!」
チノ「…?……??…」(暑苦しいです…
93:
千夜「…よかったわ。チノちゃん…」
チノ「…あ、千夜さん。これは、一体…」
千夜「いいの。いいのよ。」
チノ「…私の知らないところでなにかあったみたいです。」
チノ「そういえば、ココアさんを知りませんか?」
千夜「ココアちゃん?」
チノ「はい、ずっとココアさんが呼びかける声が聞こえて。あ、居ました。」
千夜「チノちゃん!」
チノ「……はい?」
千夜「…えっと……覚悟しておきなさい。」
96:
チノ「…どういうことです…?」
千夜「…えっと…」
千夜「ココアちゃんは……」
ココア「…おはよう!千夜ちゃん!」
千夜「え、ええ。おはよう。ココアちゃん…」
ココア「え、なんか元気ないねー。」
千夜「…そうじゃ、ないのよ?」
ココア「元気出るようにもふもふしてあげようか?」
チノ「ココアさん!千夜さんが嫌がってます!もふもふするなら、私にしてください!」
99:
ココア「えっ……えっと……君…誰?」
チノ「え…」
千夜「…チノちゃんが好きだって思いを…チノちゃんとの記憶も何もかもを合わせて…」
千夜「…犠牲にして…チノちゃんを…救ったのよ…ぅぅっ」
チノ「…」
ココア「ねぇ、千夜ちゃん、この子…って千夜ちゃん、泣いてる!?」
103:
リゼ「そんな…ココア…」
マヤ「こ…ココアちゃん…」
チノ「………」
ティッピー「…」
青山「…」
ココア「え?みんな、この子知ってるの?」
チノ「……」
ココア「リゼちゃんも?マヤちゃんも?」
チノ「…………」
ココア「メグちゃんも?千夜ちゃんも?」
チノ「………」
106:
ココア「うーん、私。本当に覚えてないや。」
チノ「…まったく…ココアさんは…」
チノ「…困った人です。…いつも…おっちょこちょいで…鈍感で…」
ココア「ええっ…おっちょこちょい?鈍感?」
チノ「仕事は覚えないし、お昼寝とか言ってティッピー枕にするし、私のベッドに入ってくるし」
ココア「?…??…」
チノ「本当に…最高のお姉ちゃんです。」(ポロポロ
ココア「えっと…」
チノ「始めまして、ココアさん。香風チノです。喫茶店、ラビットハウスのオーナーの娘です。」
ココア「あっ…えっと…ココア…です。」
チノ「あなたの下宿先はうちです。さあ、一緒に帰りますよ。」
ココア「あっ…うん…」
110:
ティッピー「…チノ」
リゼ「…」(号泣
マヤ「…」
メグ「…チノちゃん」(ポロポロ
チノ「……」(ポロポロ
ココア「…くすっ…」
チノ「…なにか、おかしいですか?」
ココア「違うよ、ただ、えっと…チノちゃんって呼んでいいかな。」
チノ「ッッ…」
ココア「だから、チノちゃんも、ココアお姉ちゃんって、呼んでいいよ。」
チノ「…っ……調子に…乗らないでください…」
チノ「これだから…ひくっ…嫌なんですよ…ひくっ…」
千夜「…チノちゃん」
青山「…」
112:
これはきつい
113:
ココア「あはは、またなんか、私やったのかな…」
チノ「…やりました……数え切れないですよ……」
ココア「あはは…怒られちゃった…」
チノ「…もう…こんなこと…ひくっ」
チノ「絶対…ひくっ…しないでください。」
ココア「…嫌だよ。」
チノ「ぇ…」
ココア「チノちゃんを護るのがお姉ちゃんの役目だもん。チノちゃんを護るよ」
チノ「っ…ココアお姉ちゃんっ…ゔわあぁあぁぁぁぁあああああんっ」
ココア「…」(なでなで
114:
チノちゃんの泣き声は、それからしばらく鳴り止みませんでした。
それからあと、千夜ちゃんやリゼちゃんに話を聞いて、私は概要を知りました。
ですが、たとえチノちゃんに対する記憶がなくなっても。
私は、変わらず。チノちゃんのお姉ちゃんで、これからもっとチノちゃんと仲良くしていきたいです。
それが、私、ココアのお姉ちゃんとしての役割だから。
みたいなSS誰か描いてよ。
12

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