貴音「今日の夕餉も、真美味でした」back

貴音「今日の夕餉も、真美味でした」


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1:
美希「ふっふふっふーん♪」
美希「『今日のレッスンはすっごく楽しかったの! 明日も頑張るの?』っと」ポチポチ
美希「……あっ、響もつぶやいてるの。どれどれ」
響『おーい、ハム蔵ー、どこ行ったんだー』
美希「ふふ、ツイッターで聞いても出てこないの。響らしいけど」
美希「他に誰かつぶやいてないかなー」
美希「……おっ、珍しく貴音がつぶやいてるの。なになに」
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
美希「」
2:
美希「あはは、ちょっと目の調子が悪いの」ゴシゴシ
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
美希「……」ゴシゴシ
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
美希「……」
美希「!!!!!!!!!!1111」
4:
美希「え? え? どういうことなのこれは」
美希「夕食が真美味だった? それはつまり貴音の今日の夕食は真美だったってこと?」
美希「しかも『も』って何なの、『も』って」
美希「それはつまり毎日真美を食べてるってことなのかな? かな?」
美希「あはっ☆ ミキというものがありながらそれはちょっと許せないって思うな」
美希「それに、ミキ的にはNTRはありえないってカンジ」
美希「……」
美希「真美許すまじ!!」
5:
――――――――――――
響「おーい、ハム蔵ー、出てきてよー。自分が悪かったってー」
響「もう、どこ行ったんだよ…」
響「……もう一回つぶやいてみようかな」
響「……」ポチポチ
響「……あれ? 貴音がつぶやいてるぞ」
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
響「」
6:
響「……」
響「えええええええええええ!!?」
響「夕食が真美味って、どういうことなんだ!?」
響「まさか貴音…真美を、真美を食べちゃったのか!?」
響「だだだダメだぞ! いくらお腹が空いてたからってそんな…真美を食べるなんて!」
響「……もう真美には会えないのか?」
響「嫌だぞ…そんなの嫌だぞ!」
響「うわああああああん!! 真美ぃぃいいいい!」
8:
――――――――――――
雪歩「……今日のレッスンで四条さんに貸してもらったタオル…」ゴクリ
雪歩「くんかくんか」
雪歩「はぁぁぁん! 四条さんの匂い最高だよぉ」
雪歩「くんかくんかくんかくんか」
雪歩「ぁん!」ビクンビクン
雪歩「ふぅ…」
雪歩「……」
雪歩「洗って返さなきゃいけないのは名残惜しいな……」
10:
雪歩「そう言えば今日は四条さんつぶやいてないかなぁ」ポチポチ
雪歩「……あっ、つぶやいてる! まさか私のことだったりs」
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
雪歩「」
14:
雪歩「Guilty……」
雪歩「これはギルティだよ真美ちゃん…」
雪歩「私の四条さんに手を出すなんて、許されないよ」
雪歩「……」
雪歩「悪い子にはお仕置きが必要だよね」
雪歩「ふふ、ふふふふふふふ……」
16:
――――――――――――
小鳥「はぁ、疲れたわ?」
小鳥「『今日もまた 家で寂しく 一人酒…』」ポチポチ
小鳥「……はっ、思わず一句詠んでしまったわ」
小鳥「でもなかなかの出来じゃないかしらこれ」
小鳥「……」
小鳥「そうでもないわね…。ん? もう返事が来てる」
あずさ『今度一緒に飲みましょう』
小鳥「あずささん…」ホロリ
17:
小鳥「さて、うちのアイドル諸君は今日はどんなことをつぶやいているのかしら」
小鳥「小鳥さんチェックの時間よ!」
小鳥「んーと…」
春香『今日はマドレーヌを作ってみました! 明日事務所に持って行きますね』
小鳥「わぁ、美味しそう?。流石春香ちゃんね。食べるのが楽しみだわ」
小鳥「他には……」
小鳥「おっ、久々に貴音ちゃんのつぶやき発見」
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
小鳥「」
19:
小鳥「ここ、こ、これは……」
小鳥「つまり、そういうこと、よね」
小鳥「まさか、現実でありえるとは…!」
小鳥「……まみたか…ふふふ」
小鳥「みなぎってきたーーーーーーーーー!!!」
20:
―――――翌日、765プロ
美希「………………」
雪歩「ギルティ……ギルティ……」
P「何この空気」
21:
P「何であそこだけ禍々しい空気なの? もう人がだすオーラじゃなくなってるんだけど。何かあったのか?」
春香「それが、私が来たときには二人とも既にあんな感じで……。何があったか聞くにも聞けないんです」
P「……ありゃ完全に病んでるな。気になるけど、今は話しかけない方が良さそうだ」
春香「プロデューサーさん聞いてきてくださいよ」
P「やだよ。何で俺がわざわざ地雷踏みに行くようなことを。聞くなら春香が行ってくれ」
春香「私こそ嫌ですよ。まだ死にたくありませんもん」
P「何だそれは。暗に俺に死ねと言っているのか?」
春香「……プロデューサーさん、時には犠牲も必要なんですよ」
P「否定しろよ!」
23:
律子「二人とも何騒いでるんですか…。プロデューサー殿は早く仕事してください」
P「おお律子。いやあそこで病んでる二人に何があったのかなって」
律子「ああそれなら、何かツイッターがどうのとか」
春香「え!? 律子さんあの二人に聞きに行ったんですか?」
律子「勿論、そうだけど」
春香「よく生きて帰って来られましたね」
P「さすが律子! 俺達に出来ない事を平然とやってのけるッ!」
P・春香「そこにシビれる! あこがれるゥ!」
律子「……仲いいわねあなた達」
24:
P「にしてもツイッターかぁ……何か知ってるか春香」
春香「いえ、昨日の皆のつぶやきに特におかしいものは無かったと思いますけど…」
やよい「あれ? 皆さん集まって、何かあったんですかぁ?」
春香「あ、やよい。いやね、美希と雪歩が元気ないけどどうしたのかなって」
やよい「美希さんと雪歩さん? あっ、そう言えばさっき挨拶したときも何だか恐かったです」
P「ゃょぃヵゎぃぃょゃょぃ」
春香「それで今その原因を調べていたというわけ」
やよい「そうだったんですかぁ」
25:
春香「でもツイッターって情報だけじゃなんとも…」
律子「…あっ、そう言えば『貴音の…』とも言っていたわ」
春香「貴音さんの?」
P「貴音のツイッターか…。何つぶやいたんだろうな」
春香「ちょっと見てみますね。えーっと……」
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
P・春香「」
27:
春香「ここ、これって…」
P「つまり、そういうこと、だよな…?」
春香「まままさか、二人がそういう関係だったなんて…」
P「それで美希と雪歩はああなってたのか…」
やよい「何が原因だったんですかぁ?」
P「えっ!? いやぁ、やよいにはまだ早いんじゃないかなぁ」
春香「そうそう! やよいは知らなくても大丈夫だよ」
やよい「えー、私だけ仲間はずれは良くないと思います!」
P「ぅゎゃょぃぃぃゎぁ」
春香「ちょっと! 何見せようとしてるんですか!」
P「いや別にいいんじゃないかなーって」
春香「……どうなっても知りませんからね」
やよい「ありがとうございまーっす。えっとぉ……」
貴音『今日の夕餉も、真美味でした』
やよい「」
31:
やよい「かにばりずむ、こあいれす…」ガクガク
春香「ええっ!? まさかそういう意味だったの!?」
P「んなアホな。いくら腹ペコお姫ちんだからってそんな……」
P・春香「……」
春香「真美ぃぃいいいいい!!」
P「真美はっ! 真美はまだ来てないのかっ!?」
やよい「うぅーうー…」ブルブル
律子「……ついていけないわ」
32:
バンッ!
響「真美ーー! 真美はいるかーーっ!!」
P「っ! 響!」
響「プロデューサー! 真美は!? 真美はどこにいるの!?」
P「おおお落ち着け響。真美はまだここには来てない」
響「そんな……やっぱり真美は貴音に……うぅ」グスッ
P「だから落ち着けって! まだそうと決まった訳じゃないだろ」
春香「あばばばばばば」
P「春香も落ち着け!」
34:
ガチャ
亜美「おっは→。亜美だよ→」
真美「おっは→。真美だよ→」
亜美真美「二人合わせて亜真美だよ→!!」
P春響や「真美!!!!」
36:
やよい「真美ー!」ダキッ
春香「良かったぁ。真美生きてたんだね!」ダキッ
響「ホントだぞ! 自分、すっごく心配したんだからな」ダキッ
真美「ちょっ、やよいっちにはるるんにひびきんまで、ど→したの!? 苦しいって」
P「ああ、良かった。杞憂に済んで本当に良かった…」ギュッ
亜美「ふわっ……に、兄ちゃん…?」
P「ペロペロ」
亜美「ぁっ、ちょっと兄ちゃん……ゃぁん…」
39:
春香「あなたはどさくさに紛れて何をしているんですか!」
P「おっと、体が勝手に」
春香「『勝手に』じゃないですよもう。油断も隙もないんですから」
亜美「兄ちゃん、も…もっとぉ」
春香「亜美もプロデューサーさんから離れなさい!」
真美「……ところで何かあったの? 皆いきなり抱きついてきたりして…」
春香「あっ、それはね」
雪歩「ふふふ…真美ちゃーん、待ってたよぉ」
美希「ちょっとお話があるの。こっちに来て、真美」
40:
P「そうだった! 真美が生きてたということは…」
小鳥「まみたか! まみたか!」
P「おわっ! 小鳥さんいたんですか」
小鳥「いましたよ! 昨日からwktkが止まりませんよ!」
P「え? あ、ああ。そうですね。それより雪歩と美希を止めないと」
小鳥「ちょっとプロデューサーさぁん」
41:
真美「えっと、ゆきぴょんにミキミキ? 顔恐いけどどうしたの?」
美希「とぼけないでほしいの。何があったかは真美が一番よく知ってるでしょ?」
雪歩「ふふふ…真美ちゃん、どうやって四条さんを誘惑したの?」
真美「ゆ、ゆ→わく? 真美には二人が何を言ってるのか分からないよ…」
雪歩「あくまでしらを切るつもりなんだね…」
美希「もうミキ、我慢できないってカンジ」ガシッ
真美「いやいやホントに何のことだか分からないんだって! ちょっと、やだ、待って…」
貴音「おはようございます皆様」
42:
皆「!!!」
美希「貴音!」
雪歩「四条さん!」
貴音「おや…何やら騒がしいですが、何かあったのでしょうか?」
美希「貴音、正直に答えるの。昨日の夜真美とナニをしてたの?」
雪歩「四条さん、答えて下さい!」
貴音「昨日の夜……はて、昨晩は真美とは会っていませんが」
美希「貴音までウソつくんだ…。だったら昨日のつぶやきは何なの?」
雪歩「そうですよ。ツイッターで言ってたじゃないですか!」
貴音「ついったぁ…? ……ああ、そのことですか。ええ、昨晩食べたらぁめんは真、美味でしたよ」
皆「」
46:
貴音「このところ夕餉にらぁめんばかり食べているのですが、昨日のも大変美味しかったです」
雪歩「え……じゃあ昨日四条さんがつぶやいてたのは」
美希「『真美の味』じゃなくて、『真に美味』ってこと?」
貴音「ええ無論そうですが。……成る程、あの書き方では『真美の味』とも捉えられるのですね」
雪歩「よ、良かったぁ?」
美希「やっぱり、そんなことだろうと思ってたの。ミキはずっと貴音のこと信じてたよ?」
P「なんという手の平返し」
真美「え? 何これ? 解決したの?」
春香「そうみたい、だね…」
50:
貴音「しかし、真美の味、ですか……それもなかなか興味深いですね」
美希・雪歩「!?」
貴音「今度試してみましょうか……ふふふ」
美希・雪歩「!!」
真美「お姫ちんなら……真美も、その…いいよ?//」
53:
美希「ダメダメダメなのー! そんなの許さないの! 貴音にはミキがいるでしょ?」
貴音「ふふふ、冗談ですよ。ミキは可愛いですね」
雪歩「Guilty……」
貴音「勿論、雪歩もですよ」
雪歩「そ、そんな、四条さん///」
5

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