「こちらスネーク。ロアナプラに潜入した」【前編】back

「こちらスネーク。ロアナプラに潜入した」【前編】


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1:
オタコン「首尾はどうだい?」
スネーク「問題ない。中々活気のある街だ。しかしどこか妙な雰囲気がするな・・・」
オタコン「気を付けてくれよ?そこは世界でも指折りの、治安の悪い街だからね」
オタコン「世界中のマフィアがそこに集い、独自の法律「ルール」を作ってるんだ」
オタコン「その街では強盗、殺人、麻薬、売春、人身売買、ありとあらゆる犯罪行為が街の経済を支えている」
オタコン「当然警察組織は機能していない。一週間も滞在すれば、銃声が目覚まし代わりになるはずさ」
スネーク「なるほど、随分ホットだな」
オタコン「スネークももうトシだ。くれぐれもひったくりには合わないでくれよ?」
スネーク「・・・笑えないな」
オタコン「ははっ、ごめんごめん。じゃ、いつものように何かあったらSENDしてくれ」
オタコン「周波数は140,85だ」
スネーク「ああ」
オタコン「武器装備は情報提供者が用意してくれる手はずになってる」
オタコン「まずはイエローフラッグと言う酒場(サルーン)を目指してくれ」
オタコン「そこで情報提供者が待ってる」
オタコン「合言葉は「らりるれろ」だ。よろしく頼むよ、スネーク」
スネーク「了解。ではこれより 任務に戻る」
プツッ
わいわい がやがや
スネーク「・・・」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406124653
引用元: ・「こちらスネーク。ロアナプラに潜入した」
2:
二週間前 ノーマッド機内
オタコン「・・・くそっ!これもダメだ!」カタカタ
スネーク「見つかったか?」
オタコン「やはり・・・愛国者のリストは100年以上前の故人だよ」
オタコン「血縁者や親戚のセンで辿ってみたんだが・・・どれもハズレ。全くの手がかりゼロさ」
スネーク「しかし、リキッドは愛国者の手がかりを掴んだような素振りを見せていた・・・」
オタコン「RAYの中に何か重要な機密データが入っていたのか!?いやしかし、あれは元々海軍のだし・・・」
スネーク「リキッドは近々必ず動く。それまでにせめて尻尾は掴んでおきたい」
たばこに火をつけるスネーク
スネーク「ス?ッ ・・・!」
スネーク「うごっ ゴホッ!ゴホォ!ゴホッ!・・・ウゴォォッ!」
オタコン「スネーク!大丈夫かい!」
スネーク「ゴホッ!ゴホッ!・・・大丈夫だ。少し吸い方を忘れただけだ」ゴホ
オタコン「スネーク・・・」
シュポッ ス?・・・
スネーク「体の事も、何とかしないとな」
オタコン「(やはりスネークには、急激に老化が始まっている)」
オタコン「(FOXDIEの影響によるものか、それとも別の要因か・・・)」
オタコン「(スネーク、そこまでして何故戦い続けるんだい?)」
オタコン「(正直・・・今の君は見ていられないよ)」
スネーク「・・・い、・・・おい!」
オタコン「えっ?あっ?何?」
スネーク「鳴ってるぞ」
プルルルルルル プルルルルル
オタコン「ごめんごめん、これは・・・キャンベルからだ」
3:
スネーク「大佐から?」
オタコン「待って、今繋ぐ」カチ
モニターに映し出されるキャンベル
キャンベル「久しぶりだなスネーク。エメリッヒ博士。元気にしてたか?」
スネーク「あいにく、健康体とは言えないな」
オタコン「どうしたんだい?珍しいじゃないか。キャンベルからかけてくるなんて」
キャンベル「・・・実は、こちらでもリキッドの動きを追っていたのだが」
スネーク「何か見つかったのか?」
キャンベル「いや、残念ながらまだだ。しかしその過程で妙な情報をキャッチした」
キャンベル「正直リキッドとの関連は薄い。しかし私個人としては見過ごすにはいかん情報だ」
キャンベル「特にスネーク、君にはな」
スネーク「もったいぶるな、大佐。はやく要件を言え」ゴホ
キャンベル「これは私が軍のコネで得た情報なのだが・・・」
キャンベル「このあいだ、ベネズエラで起きた爆弾テロ事件を知っているか?」
オタコン「MVR(第五共和国運動)の結成祭典だね。党の要人を狙ったテロみたいだけど・・・」カタカタ
スネーク「そんなもの、南米じゃ天気の挨拶のような物だ。で、それがどうした?」シュポ
キャンベル「カルデラ政権の見解はFARC(コロンビア革命軍)右翼民兵組織(パラミリタリー)の仕業と見ているが」
キャンベル「それは世間を欺く為のカバーストーリーだ」
オタコン「どういう事?」
キャンベル「・・・アメリカだよ」
オタコン&スネーク「!?」
オタコン「ベネズエラのテロ事件に、アメリカが関与してるってのかい!」
スネーク「まさか、愛国者か?」
キャンベル「・・我々はその件に不信感を感じ独自に調べを勧めた」
キャンベル「その結果、現地スタッフの動きに妙な点がいくらか見つかった」
キャンベル「当日のスタッフの内6名が事件より数日、突然音信不通になった」
キャンベル「それも一斉にだ」
4:
オタコン「・・・キナ臭いね」
キャンベル「その6名を改めて洗った結果、この6名にはある共通点があった」
キャンベル「全員、テロより二か月前に「DGIM」を退職していたのだ」
スネーク「国軍対外諜報部・・・政府お抱えの諜報部隊か」
キャンベル「これを見てくれ」
一枚の写真をモニターに映すキャンベル
キャンベル「この右端に写っている男はマルコス・ホセ・ルシエンデス少佐。この6名の上司だった男だ」
オタコン「ヒスパニック系だね。他の4名はホワイトだ」
キャンベル「そしてその隣に写っている白人男性が、サイモン・ディケンズ陸軍大佐」
キャンベル「NSA(国家安全保障局)の将校だ」
オタコン「NSAだって!?」
スネーク「NSAの将校がベネズエラに何の用だ・・・」
キャンベル「そしてここからが重要だ。よく聞いてくれ」
キャンベル「この情報を洗う過程で、いくつか不審な点が見られた」
キャンベル「アメリカはこの件に一切関与していない」
スネーク「なんだって?」
オタコン「キャンベル、何を言っているんだい?NSAが黒幕なんだろ?」
キャンベル「CIAその他政府筋に聞いて回ったが、誰もこの件を知らなかった」
スネーク「さけられてるんじゃぁないのか?」ハハッ
オタコン「スネーク、ちゃかすなよ。となると・・・考えられるのは」
スネーク「NSAの独断先行、か」
キャンベル「うむ、私も同じ意見だ。しかしこの残りの4名の消息がどうしても掴めないのだ」
スネーク「NSAの将校ときたら、そいつらはその部下だろう」
スネーク「この計画の用意周到さ、ターゲットを確実に爆[ピーーー]る技術、隠蔽用のカバーストーリー」
スネーク「現地民兵にしてはできすぎている。どう考えたって軍の人間しかありえん。しかもかなり場数を踏んでいるはずだ」
スネーク「さしずめその4名はテロの真犯人。写真はその打ち合わせ。って所だな」
5:
オタコン「ディケンズ大佐の部下から洗えばよいのでは?」
キャンベル「・・・スネーク、エメリッヒ博士。よく聞いてくれ」
キャンベル「その4名は、ごく最近、ディケンズ大佐の部下になったようなのだ」
キャンベル「それ以前の経歴は硬いセキュリティに守られていて、私でもわからなかった」
スネーク「大佐でもか?相当だな」
キャンベル「ただしこの4名の動きはわかった。現在ある任務を遂行中だ」
キャンベル「この任務は軍の公式記録に記録されていない。非公式の極秘任務だ」
キャンベル「現在はタイ湾岸部に位置する都市「ロアナプラ」にて任務遂行中だ」
キャンベル「小隊のコードネームだが・・・」
キャンベル「・・・」
黙すキャンベル
オタコン「キャンベル?」
キャンベル「小隊のコードネームは・・・」
スネーク「小隊のコードネームは?」
キャンベル「 グ レ イ ・ フ ォ ッ ク ス 」
6:
スネーク「!」ガタッ!
オタコン「グレイ・フォックス!?あのサイボーグ忍者がっ!」
スネーク「ありえん!奴はあの時、シャドーモセスで・・・!」
キャンベル「信じがたいが、事実だ、スネーク」
キャンベル「そして極めつけがこれだ」
オタコン「まだあるのか・・・」
キャンベル「つい先日入った情報だ。その通称『グレイ・フォックス』部隊を独自に追っている組織があるとの情報が入った」
スネーク「・・・」
キャンベル「詳細は不明だ。だがそれはこう呼ばれている」
キャンベル「かつて私と君が所属し、数々の功績をなしたハイテク特殊部隊。狐を狩る者(ry」
スネーク「ありえん! F O X H O U N D は な く な っ た は ず だ ! 」バン!
キャンベル「これは事実だ。受け止めてくれスネーク」
オタコン「それで、僕らに連絡を寄越したのか・・・」
キャンベル「ああ、偶然だと思いたいがこの件はどうにも引っかかる」
オタコン「なるほど、愛国者の可能性は十分あるね」
キャンベル「あるいはリキッドの・・・」
スネーク「・・・チッ」ガタ
キャンベル「スネーク、君に依頼する任務はこれだ」
キャンベル「タイ沿岸部湾岸都市「ロアナプラ」に潜入。詳細不明のアメリカ軍所属部隊『グレイ・フォックス』と接触及び詳細の調査」
キャンベル「ならびに謎の組織。『FOXHOUND』の追及。この二つだ」
キャンベル「もはや偶然とは思えん・・・頼む!君しかいないのだ!」
オタコン「スネーク、今までロクな情報がなかったんだ」
オタコン「ひょっとしたらリキッドの尻尾を掴めるかもしれない」
オタコン「やってみる価値はあると思う」
キャンベル「頼む!スネーク!」
7:
スネーク「大佐、悪いが俺は軍を抜けた身だ。アメリカがどこで何をしようが俺には関係ない」
スネーク「だが親友の名を勝手に名乗られるのは気分が悪い」
キャンベル「スネーク・・・!」
スネーク「了解。これよりタイ沿岸部湾岸都市「ロアナプラ」に向かう」
スネーク「状況は追って連絡する」
キャンベル「ありがとう!スネーク・・・」
スネーク「ロアナプラに着くまで仮眠を取らせて貰う。最近体の調子が悪いんでな」
スネーク「ウッ、ゴホッ!ゴホッ!」
オタコン「(スネーク・・・)」
ロアナプラ 路上
トゥクトゥク屋「なあじいさん、辞めといた方がいいよ。俺の知り合いもあの店で腕を折られたんだ」
スネーク「大丈夫だ。これでも体は鍛えている」
トゥクトゥク屋「札付きの連中ばっかだぞ!十分気を(ry
スネーク「大丈夫だ」スタスタ
イエローフラッグ店内
ワイワイ ガヤガヤ
キィ
スネーク「・・・」
バオ「だからな?半壊の記録更新はここらで打ち止めにしたいんだよ。な?」
レヴィ「ご愁傷様。同情するぜwwww」
バオ「主にてめーに言ってんだよボケww」
スネーク「注文いいか」
バオ「逆恨みした客に狙われるわでもう散々・・・」
レヴィ「wwwwwwwwwwwwww」
スネーク「水をくれないか」
ロック「バオ、お客さん」
バオ「あ?いたの。はい水」バン
バオ「でよ?あのイカレメイドの野郎がよ?」
スネーク「・・・」イラ
8:
グスターボ「よおお二人さん。バオ、あいつらにコロナ」
レヴィ「よおグスターボ。お前らもメイド絡みか?」
グスターボ「そうそう本部から直々でよぉ?っと、席が空いてねえな」
グスターボ「おいじじい!席譲れコラ」ガン
スネーク「・・・」イライラ
グスターボ「聞いてんのか?じじいコラ!頭にどでかい毛穴あけてやろうか!」ガンガン!
ロック「グスターボ、観光客に当たるなよ」
スネーク「(スタンナイフでも食らわせてやろうか)」
レヴィ「まあ聞けよ。教えてやるよ。あのメイドはな、頭がイカレてんだよ」
レヴィ「カビの生えたくせえトランクにLMGとグレネードを山ほど詰め込んでやがる。一人で小隊なみの火力だ」
グスターボ「げえ、マジか」
キィ
客「ッッッ!」
スネーク「(空気が変わった?)」
バオ「おいレヴィ!レヴィ!」
?「事務所の方に連絡を入れたのですがいずれも不在で、皆さまがこちらによく立ち寄る事は【若様】がご存じでしたので出向させていただいた次第でございます」
?「【婦長様】の件でサンカンバレスホテルにて若様がお待ちです。ご足労を願えますでしょうか」
9:
スネーク「(このメイドが例の情報提供者か)」
スネーク「合言葉は(ry
レヴィ「でやがったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ざわつく店内
グスターボ「こいつはついてるぜ!よおメイド、俺らもお前らに用があるんだよ!」
ロック「グスターボ、その子はウチの客だ」
スネーク「(えっ)」
グスターボ「いいじゃねえかよ。なあお嬢ちゃん。俺らは御宅の婦長さんの大ファンでよ」
グスターボ「俺らは今から友達だ。だから俺らも婦長様を探すのを手伝ってやるよ!」ニカ
メイド「・・・もし私が助力を拒んだ場合、あなた方はどうする御積りで」
グスターボ「俺らが風呂にブチ込んでトースターを投げつける用に見えるか?友達にはそんなことしないさ」
メイド「なるほど」スッ!
ズドン!
手下の陰部を蹴り上げるメイド
客達「OH!」
手下「おああ・・・」プルプル
レヴィ「ww」
グスターボ「おいおいお嬢ちゃん友達に向かってひどいじゃないかww」
グスターボ「おい、ガキの蹴りでいつまで悶絶してやがる」
手下「兄貴違う・・・あのガキ、俺の金玉を・・・」
スネーク「(刺した・・・仕込み靴か!)」
10:
あ、言い忘れました
時系列は4開始のちょっと前辺りです
11:
グスターボ「・・・お嬢ちゃん、これはシャレにならねえぜ」ジャキ
ジャキジャキジャキジャキ!
メイドに銃を向けるグスターボと手下達
グスターボ「悪いが、無事に帰す理由がなくなったぜくそガキ」
グスターボ「おとなしく言う事を聞けば歯の2,3本で勘弁してやる。だが断るなら貧相なぱいおつがもっと貧相になるぜ」
レヴィ「♪」コツコツコツ
ロック「レヴィ?」
スネーク「(あの女、まさか)」
メイド「正当防衛には・・・なりませんね」
グスターボ「当たり前だ。おい、こいつの口縛ってホテルまで連れてけ」
レヴィ「?」コツコツコツ
酒瓶を肘で床に落とすレヴィ
レヴィ「 Let’s Roll ♪」
パリン
メイド「!」ジャキッ! 
全員「!?」
ドガガガガガガガガガガガガガガガ!!!
「うああああああああああああああああああああ」
「ひいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「ぎゃあああああああああああああああああああ」
ドガガガガガガガガガガガ!!
瓶の割れる音を皮切りにメイドは背中から銃を出し、グスターボ達に向けて銃撃戦を開始した
応戦する手下たち。が、メイドの身のこなしに押され次々とやられていく
バオ「レヴィ!てめえ仕掛けやがったな!」
レヴィ「面白くなっただろww」
スネーク「くそっ・・・オタコン!聞こえるか!応答しろ」
オタコン「どうしたんd・・・わ!何この音!交戦中かい!?」
スネーク「違う!話せば長くなるが、メイドとマフィアの痴話喧嘩に巻き込まれた!」
オタコン「メイドとマフィア?わお・・・そこはキューバよりホットだね」
スネーク「ああ、病み付きになりそうだ、だが残念な事に今は手持ちがない」
オタコン「情報提供者は?」
スネーク「来ていない。というよりもう来られないだろう」
オタコン「参ったな、こちらから情報提供者にはSEDできない」
オタコン「キャンベルに緊急無線を送ってみる!」
スネーク「なるべく早く頼む。俺の命が店ごと無くなる前にな」プツッ
電話を奪い合うバオとグスターボ
グスターボ「50口径の戦闘車両か!?でかした!店ごとぶっぱなせ!!」
バオ「やめろイカレメキシコ野郎!撃つんじゃねえええええええええええええ!!」
スネーク「(フィフティテクニカル!?本当に店ごと潰れるつもりか!?)」
レヴィ「ギャハハハハハハハハハwwwwwwwwwwwwwwww」
スネーク「(付き合ってられん。何か、武器は・・・ん?)」ハッ
12:
ロック「全く、なんで毎回こんな・・・ん?」
スネーク「」ジャッ!
レヴィ「ギャハハハwwwwむがっ!」
レヴィにCQCをかけるスネーク
スネーク「動くな。悪いが、お前の銃を貸してもらう。」グッ!
ロック「レヴィ!」
スネーク「早くしろ。みんな死ぬぞ!」
レヴィ「れめえられにむがってもうほうしれんら!(てめえ誰に向かって強盗してんだ!)」フガッ
車両の手下「兄貴から連絡が途絶えた!?かまわねえ!全弾ぶっぱなせ!」ガチャ
メイド「!」
スネーク「発射態勢に・・・ちっ」ズドン!
レヴィ「ふぎゃ!」
レヴィを床に叩きつけ、カトラスを一丁奪うスネーク
レヴィ「じじい!てめー!」ガバッ!
スネーク「」スチャ
ズドン!
スネークの放った弾丸は戦闘車両の銃砲内部に突き刺さった
車両の手下「うおっ!?」
ドオォォォン!
内部で暴発した銃座は車両ごと黒こげになった
13:
レヴィ「」ポカーン
スネーク「メイドォ!」
メイド「ハッ!」
ドン!
メイド「よく聞きな!チンピラ共!あんた達のボスはあんたらの事をなんとも思っちゃいない!」
メイド「忠義を立てても得はないよ!今のうちに怪我人を担いで裏から逃げろ!」
メイド「それでも居残るってんなら・・・私とここで心中だ!」ドン!
 わ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! !
メイド「ホント、最ッ低な場所!」
スネーク「まるでドラマの保安官だな。だが戦場では長生きはできないタイプだ」
メイド「・・・どうも」
バオ「よーじいさん!助かったぜ!おかげで立て直しは免れたぜww」
スネーク「いや、いい。火の粉を振り払っただけだ」
ロック「ごめんなさいね。巻き込んでしまって」
スネーク「気にするな。巻き込まれたのはお互い様だ。これを」
カトラスを返すスネーク
スネーク「君のだろう?無理矢理奪って悪かった。いい銃だ。これからも大事に使うといい」
レヴィ「・・・」
スネーク「どうした?うけとらないのか?」
レヴィ「F○UK YOU!」ジャキ
スネーク「!」
ロック「おいレヴィ!」
レヴィ「じじい、さっきはおもしろいハンド・マジックをありがとよ」
レヴィ「ただ残念だったな。アタシのカトラスは二丁あるんだよ。オーライ?」
スネーク「・・・」
レヴィ「芸のお礼に苦しまずに殺してやる。カトラスのレンタル料はお前の命だ」
グスターボ「おい待てレヴィ。俺もそのじじいには用がある」ジャキ
レヴィとグスターボに挟まれるスネーク
メイド「命の恩人に向かってなにを!」
グスターボ「黙れメイド!このじじいが邪魔をしなければ今頃お前をミート・パイにできたんだ!」
スネーク「ハハッ、フィフティテクニカルを乱射するだけでか?それは無理な話だ」
スネーク「銃撃戦の中、あの視界の悪さであんな反動の強い武器を使っては的は絞れない」
スネーク「おまけに射撃手は素人。彼女の身のこなしなら難なく躱しただろう」
スネーク「それに、あのテクニカルが与えたダメージはお前の所の手下に対してだけだ」
スネーク「でかい武器に頼ればいいってのんじゃない。あれはお前の虚栄心が生んだ」
スネーク「必然だ」
14:
グスターボ「じじい・・・!」ピキッ!
レヴィ「おいグスターボ!アタシの獲物だぞ!」
スネーク「」キラン!
レヴィ グスターボ「!」
腕を掴まれ拳銃を無理矢理付き合わされる二人
スネーク「命のやり取りの最中に雑談は頂けない」
スネーク「銃を向けたら的に目を外すな。戦場で油断は命取りだ」
ロック「(このじいさん、元軍人か?)」
ロック「レヴィよせ。僕らはこんな所で遊んでいる場合じゃない」
スネーク「・・・」
レヴィ「・・・へーへー、わかったよ」スチャ
レヴィ「確かに、ここでブラッドバスをやらかす意味もねえ」
レヴィ「かわいいメイドがずっとアタシのケツを狙ってるしなww」チラ
メイド「・・・」ギロ
レヴィ「安心しろよ。勇敢なスーパーマンに手は出さねえ」
レヴィ「ただ、不意の事故であわやフォールアウトてのぁはあるかもしれねえがな」ニヤ
スネーク「・・・」
レヴィ「というわけでアタシは降りた。大将、おめえはどういう負け惜しみを言うつもりだ?」
グスターボ「・・・くっそ!てめえらまとめて顔覚えたからな!今日はこれで勘弁してやる!くそが!覚えてやがれ!」ダッ
バオ「ありったけの捨て台詞吐いてきやがった・・・」
レヴィ「ww」
メイド「本当に・・・最ッ低な場所!」
25:
車中
ダッチ「たまげたぜ。店がオープンカフェになっているならいざ知らず」
ダッチ「店にいたのはキリング・メイドのショートバージョンと西部開拓時代からタイムスリップしてきたじじいときやがった」
ベニー「未来の殺人マシーンの次は過去の英雄かい?タイムマシンがあるなら見せてもらいたいね」
ロック「レヴィ、よく我慢したね」
レヴィ「我慢?ちげーよ。見惚れてたんだよ」
レヴィ「知ってるか?たった一丁のハンドガンで戦闘車両を木端微塵にできるスーパーガンマンだ」
レヴィ「キット・ティルドンもアゴ割って見惚れらぁ」
ベニー「何者なんだい?そのじいさん」
レヴィ「知るかよ」
ロック「おそらくは元軍人だと思う。戦場がどうのこうの言ってたから・・・」
ダッチ「まさかそのじいさんも、キリングメイドの熱烈なおっかけって話じゃないだろうな?」
メイド「婦長様も私もそのような名前ではございません」
メイド「私はファビオラ。ラブレス家に使える女中でございます」
ファビオラ「以後お見知りおきを」
ダッチ「全く、得体の知れない連中ばかり増えやがる」
ダッチ「こりゃメンインブラックの助けが居るぜ」
レヴィ「あのじじいには機会があれば是非、チークでも踊っていただきたいね」ニヤ
ダッチ「そりゃあいい。ヨランダに頼んでSAAを持ってきてもらおう」
ダッチ「ついでにテキーラもあれば完璧に近い」
ファビオラ「・・・」
26:
10分前 イエローフラッグ
ロック「それじゃあ僕たちはこれで」
スネーク「ああ。ついでに・・・かわいいお嬢さん」
レヴィ「あ?」
スネーク「お前じゃない」
バオ「w」
ファビオラ「私ですか?」
ファビオラ「きゃ!」
ファビオラの手を掴むスネーク
スネーク「・・・人を殺したのは初めてか」ボソ
ファビオラ「!」
スネーク「手が震えている。さっきもそうだ。空気が変わってもクズクズと問答をしていただろう」
スネーク「頭の片隅に平和な考えが残っている証拠だ。周りの殺気を読み取れ。でないとお前がやられる」
ファビオラ「・・・」
スネーク「「しかしあの早撃ちは見事だった」
スネーク「いいセンスだ」
レヴィ「ヘイヘイオールド・ジョー。ロリータ趣味なら娼館にでもいってくれ」
スネーク「ああ、すまない」
ファビオラ「あの、ぶしつけですが・・・お名前を聞かせてもらってもよろしいでしょうか」
スネーク「俺か?俺は・・・」
スネーク「プリスキン・・・イロコィ・プリスキンだ」
ファビオラ「セニョール・プリスキン・・・私はファビオラと申します。この度は本当にありがとうございました」ペコ
ロック「ダッチがきた。いこう」
去っていくラグーン商会
スネーク「・・・」スチャ
PRUUUUUUUU PRUUUUUUU
27:
スネーク「オタコン、聞こえるか?」
オタコン「どうやら、災難は去ったようだね」
スネーク「ああ。飛んだとばっちりだった」
オタコン「そこではそれが日常なのさ。スネーク」
スネーク「ショッピングができる戦場と思えば、いくらか気が楽だ」
オタコン「ところで、キャンベルからさっき連絡があった」
オタコン「情報提供者はサルーン手前まで来ていたそうだが・・・」
スネーク「銃撃戦を見て引き返した、か」
オタコン「そういう事。こればっかりは仕方がない」
スネーク「で、次の接触ポイントは」
オタコン「向こうから指定があった。今度は街のはすれ、やや郊外に位置する教会」
オタコン「リッチオブチャーチ。地元の連中は『暴力教会』って呼んでるね」
スネーク「なんと背信的な名だ・・・」
オタコン「そういうノリなのさ。折角だからトゥクトゥクにでも乗って気長に行けばいい」
スネーク「そういう訳にもいかないさ。【街の外れの暴力教会】だな?了解した」
スネーク「ではこれより任務に戻る」
バオ「あのじじい、何を一人でぶつぶつ言ってやがるんだ?」
ロアナプラ郊外
トゥクトゥク屋2「お客さん、教会に用だなんて。クリスチャンかい?」
スネーク「ああ、そんな所だ」
トゥクトゥク屋2「この国では教会なんて数える程しかないからね。たまに観光客を乗せる事があるよ」
トゥクトゥク屋2「ま、みんなひどい目にあって半べそで帰っていくけどね」
スネーク「(だろうな)」
トゥクトゥク屋2「さて、ここまでくれば後少しだよ、お客さん」
スネーク「ん?」
不審な人影を見つけるスネーク
スネーク「オヤジ、済まないがここで降ろしてくれ」
トゥクトゥク屋2「ここでかい?構わないけどなんで?」
トゥクトゥク屋2「ここから歩きだとかなり遠いよ」
スネーク「気が変わった。構わないから降ろしてくれ」
スネーク「それとオヤジ、なるべくここから離れた方がいい」
トゥクトゥク屋2「わかったよ・・・それじゃ」
スネーク「・・・」スチャ
双眼鏡を構えるスネーク
prrrr prrrrrr
28:
スネーク「オタコン、行く先にヒスパニック系の男が何人もうろついている・・・さっきのマフィアか?」
スネーク「装備はUZIにベレッタ。腰には無線機。こりゃどうみても完全に警戒態勢だ」
オタコン「何か怒らせる事した?」
スネーク「酒場で連中が話していたメイド絡みのトラブルとやらか?もしくは俺を探しているのか・・・」
スネーク「さっき奴らのテクニカルを一台丸焼きにしたからな」
オタコン「なるほど、そりゃカンカンだ」
オタコン「ちょっと待って、照会してみる。そいつらは・・・コロンビア・カルテルだね」カタカタ
オタコン「その街は色んな組織が入り乱れているんだ」
オタコン「ロシアの巨大シンジケート「ホテルモスクワ」中国系マフィア「三合会」を筆頭にそのコロンビアカルテル、後イタリア系マフィアもいるね」
オタコン「さらにそれらとは別に運び屋、バラシ屋、逃がし屋、誘拐屋、発破屋、等々・・・」
スネーク「まさに悪徳の街、だな」
オタコン「おそらくマフィア側に何かトラブルがあったんだろう。メイドの件が何かはわからないけど、時期が悪かったね」
スネーク「結局いつもの様になるわけか」
オタコン「よかったじゃないか。自分の土俵に持ち込めて」
スネーク「ハァ・・・」
オタコン「わかっているとは思うが、くれぐれも無用の戦闘は避けてくれよ?」
スネーク「わかっている。俺はテキサス決死隊じゃない」
スネーク「ロクな装備もないからな。そんな無茶はしないさ」
スネーク「ではこれより、任務に戻る」プツッ
スニーキングモードへの移行し、気配を殺し進んでいくスネーク
スネーク「・・・」サッ
29:
カルテル1「しっかし兄貴も災難だな」
カルテル2「ああ、まさかこの街に2回もメイドが現れるなんてよ」
カルテル3「でもなんで俺らこんな所警戒してんだ?」
カルテル1「ばっか、しらねーのかよ」
カルテル1「さっき兄貴の邪魔をした変なじじいが暴力教会に向かってんだよ」
カルテル2「バオのやろーから直々の報告だ。その代わり修理費代わりの情報料ををふっかけられたらしいがな」
スネーク「(さっきの態度の悪い店主か・・・)」
カルテル2「じじいもメイドと関係があるかもしれねえ。怪しい奴は全員捕まえろってよ」
カルテル4「おいお前ら、持ち場に戻るぞ。交代だ」
カルテル123「へーい」
カルテル4「ふわぁ?・・・」
スネーク「」ザッ
カルテル「むがっ!?」
一人になったカルテルの一員をCQCで捕まえるスネーク
スネーク「言え」
カルテル4「お前、兄貴がいってたじじいか!?」
スネーク「何故俺を追う。メイドのトラブルとはなんだ」グッ
カルテル4「むががががが!言う!言うよ!言うからしめんな!」
カルテル4「ごほっごほっ!メイドの件ってのは前にこの街に来たキリング・マシーンだよ」
カルテル4「見た目はメイドだがやってる事はまるでスタローンだ」
カルテル4「あのイカレアマ、街でしこたま弾バラまいて気が済んだら勝手に消えやがった」
スネーク「そんな危ないメイドが再び街にやってきた、と?」
カルテル4「ああそうだ!ありゃハリケーンよりタチが悪い。そんなこんなでこの街はとっくに臨戦態勢に入ってるのさ!」
カルテル4「知らないのはのん気な観光客とお前くらいなもんだぜ!」
スネーク「言っておくが、俺はそのメイドとは一切関係ない」
スネーク「テクニカルを破壊したのもお前らが撃ってきたからだ。ただの正当防衛だ」
スネーク「お前らの親玉にそう言っておけ。そして俺に関わるなと」
カルテル4「うるせえ!カルテルがやられっぱなしで(ry
スタンナイフで電流を浴びせる
カルテル4「」ドサッ
スネーク「面倒なことになりそうだ」サッ
30:
同時刻 サンカン・パレス前
ダッチ「この街じゃ一等豪華なホテルだ。羨ましいぜ。そう思わんか?ベニー」バン
ベニー「身分を知るのは大事さ、ダッチ」
ロック「ファビオラちゃん、案内頼むよ」
スイートルーム前
ファビオラ「ではこちらが、ラブレス家第十二代当主で在らせられます、ガルシア様の居所で御座います」
ファビオラ「どうぞ奥へ」
「遅い到着だな。ラグーン一行様」
ラグーンメンバー「チャン!?」
チャン「俺もご党首様に用があってな。ちょっと邪魔させてもらってるよ」
ファビオラ「このチンピラ!ガルシア様から離れろ!」
ガルシア「ファビオラ、やめるんだ。彼は話しをしに来ただけだ」
チャン「そういう訳だ。ちょうどいい。若様、この御一行に経緯の説明を・・・」
事の経緯を説明するガルシア
同時刻 ロアナプラ郊外
スネーク「言え」
カルテル「ここらの見張りは今言ったので全部だ!なあもういいだろう?勘弁し(ry
ビリビリビリ
カルテル「」ドサッ
スネーク「粗方、片付いたか?」
「いたぞー!」
【!】 危険フェイズ突入
スネーク「見つかった!?何故だ!?」
カルテル達「逃がすな!追えっ!」
スネーク「ふんっ!」
銃を発砲するカルテル達
スネーク「くっ!これじゃあ前に進めん!」
カルテル達「こっちだー!」バババババ
スネーク「新手か!」
31:
しばらく逃げ続けるも、ついに囲まれるスネーク
カルテル達「はぁ・・・はぁ・・・手間かけさせやがってじじい」
スネーク「く、体力が・・・」ハァハァ
ブロロロロロロロロ ブォオン!
スネーク「!」
「オラオラオラー!邪魔だ!どけー!」
カルテル達「どああああ!!」ドン!
突如突っ込んできた車に引かれるカルテル達
?「よおじいさん、ピンチそうだな」ニヤニヤ
スネーク「何者だ!?」
?「ウチに用事があるんだろ?乗せてってやるよ」
カルテル「エダ!邪魔するな!」
エダ「マタイ第四章13節、うるせーボケ 黙ってろ だ!」ジャキ
銃を発砲するエダ
カルテル達「エダ!てめええええ!」
スネーク「くっ、乗せてくれ!」
エダ「いくら出す?」
スネーク「金をとるのか!?まあいい!後で好きなだけ請求しろ!」
エダ「おっしゃ契約成立!乗りな!じーさん!」ガチャ
スネーク「出せ!」
ブォオン! ブォオン! ブォオオオオオオオオオオオオオン!
カルテル達「待ちやがれ!エダーーーーーーーーーーーーー!」
エダ「ぎゃはははははwwwwあばよ!腐れキンタマ共wwwwwwwwww」
 ブォオオオオオオーーーーー・・・・・・・・オオオオオオオン・・・・・・
32:
スネーク「ハァ・・・ハァ・・・とりあえず助かった。礼を言う」
エダ「いいって事よ。主は全てを見ておられるって奴さ」
スネーク「悪いが俺はカトリックじゃない」
エダ「関係ねーよ」
スネーク「君はその、暴力教会の人間か?」
エダ「ああそうさ。哀れな子羊を迎えに来た神の使い、シスター・エダさ」
スネーク「EVA?」
エダ「E・D・Aだ!ボケるにはまだはやいぜ、じーさん。よろしくな」
スネーク「俺から見ればボケているのはこの街の住人の方だがな」
エダ「本当の意味でボケてるのさ。どいつもこいつもクスリと鉛ででラリってやがるw」
エダ「つうかよ、もっと若いと思ってたぜ」
エダ「アタシ好みの渋いオッサンって聞いてたが?」
スネーク「こう見えても俺は40代だ」
エダ「い!?まじかよ!どう見てもシスター・ヨランダとタメくらいだぜ!」
スネーク「俺は人より成長がいんだ」
エダ「ヤーヤー、オーケーだ。ベトナムにはもっとすげえのがたくさんいる」
エダ「体がくっついた人間や目が一つしかない人間に比べれば、多少人より老けてるなんざ」
エダ「じじいでも、アソコが動けば上等だwwww」
スネーク「(下品な女だ・・・)」
37:
エダ「さーて、一名様天国にご案内・・・ん?」
バックミラーに写る複数の車両
カルテル「エダーーーーーーーーーーーー!!!!!まちやがれーーーーーーーーーーー!!」
エダ「げ、まじかよ!またきやがった!」
スネーク「追手か!?」
エダ「てめえらしッッッつけえぞ!!!01さっさと帰っておうちでおとなしくコーヒー豆でも挽いてろ!ボケ!」
カルテル「うるせえ!このクソ売女!てめえが俺らにじじいの居所を売ったんだろうが!」
カルテル「金取った分際で後から獲物を攫っていくなんざどういう領分だ!!」
スネーク「・・・どういう事だ?」ギロ
エダ「え!?あ、いや、ちょっとした小遣い稼ぎをよ・・・w」
スネーク「「はぁ・・・突然奴らに見つかったのは君が原因か」
エダ「アタシだけじゃねーよ!バオも売ってたんだぜ!」
エダ「あいつの方がひでえだろ!命の恩人をよ!アタシはそれをちょっとばかし掘り下げただけだ!」
スネーク「もういい。過ぎた事は責めない。さっさと奴らを振り切ってくれ」
エダ「さすが年の功!信心深い甲斐もあるってもんだ!w」
カルテル「エダーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
見る見るうちに距離を詰められるエダの車
エダ「かー!こんなオンボロじゃ逃げ切れねえよ!」
エダ「よしじじい!テクニカルをロースト・ビーフに変えたハンドパワーとやらをもっかい奴らにかましてやれ!」
スネーク「悪いが、今の俺の獲物はこれだけだ」チキ
スタンナイフを見せるスネーク
エダ「・・・ は ぁ! ? 」
エダ「お前っ、こんなおもちゃ一本でっ!よくこの街にこれたな!?」
スネーク「武器はそっちががこさえると聞いていたが?」
エダ「だからって、おまっ、まあいい。マタイの書にこういう言葉がある」
スネーク「求めよ。さらば与えられん」
エダ「うるせえボケwほら、さっさと蹴散らして来い」ジャキ
銃を渡すエダ
スネーク「了解。これより殲滅する」ジャキ
38:
カルテル1「エダの野郎??????!攫って十字の張り付けにしてやる!」
カルテル2「おい!見ろ!」
後部座席からハコ乗りをするスネーク
カルテル3「あのじじい、挑発してやがるw」
カルテル4「恐怖でボケたか?あのじじいw」
スネーク「(車両複数台を同時に無効化する必要がある・・・)」
カルテル5「へいアミーゴ。じじいはどうやら天国が待ちきれないらしい。よし!このまま突っ込んじまえ!」
体当たりを仕掛けるカルテルの車
スネーク「・・・」ジャキ
スネーク「!」
ズド ズド ズドドン!
カルテル「おあ!?」ギャギャギャ!!
比較的前方に位置する車両にのみ狙いを定め、的確にタイヤを撃ちぬいていくスネーク
コントロールを崩した車両は後続車を巻き込み次々とクラッシュしていく
ギャギャギャギャギャ! ドガ!ドガ!ドガガガガ!」
カルテル達「じじい?????????????!!!!」
スネーク「ぜえ・・・ぜえ・・・」
エダ「ひゅ??♪やるじゃんじじい」
スネーク「モーゼ程とは言えないがね・・・車の・・・群れを・・・割る程度なら俺でもできる・・・」
エダ「ルカ曰く【車は事故る為にある】だ。オーライだ。じじい。褒美に後でりんごをかじらせてやる」
スネーク「俺は・・・勧める側の人間だと思・・・うがね。うっ」
スネーク「げほっげほっ!うっ!ゴホッゴホッ!」
エダ「おいどうしたじじい!ついに迎えがきたか!?」
スネーク「ゲホゴホッ!はぁ・・・はぁ・・・うっ!」
苦しみ出すスネーク
39:
スネーク「うごっ ゴホッ!ゴホォ!ゴホッ!・・・ウゴォォッ!」
エダ「おいおいまじかよ勘弁しろよ・・・トシの癖に無茶するからだ」
エダ「教会着くまで持ちこたえろよな!じじい!」
スネーク「ぜえ・・・ぜえ・・・」
数分後 暴力教会 個室
ベッドに横たわるスネーク
スネーク「・・・」
「気分はどうだい?」
スネーク「・・・大分楽になった。礼を言う」
「そいつァよかったねえ」
スネーク「失礼だが、あなたは?」
「おっと、こいつァ失礼」
「私はヨランダ。ここのしがないシスターさ」
スネーク「では、あなたが・・・」
ヨランダ「やっとお会いできたねぇ、ソリッド坊や」
スネーク「遅れた事を侘びよう。【ささいなトラブル】に巻き込まれてね」
ヨランダ「いいさ、この街は今『台風の目』のど真ん中にいるからね」
スネーク「例のメイドとやらか」
スネーク「その事も含め、この街の現状を把握しておきたい」
スネーク「何も知らないまま地雷を踏むのはごめんだからな」
ヨランダ「ここでの立ち話もなんだ、ついておいで、ソリッド坊や」
暴力教会 礼拝堂
スネーク「立派なもんだ」
ヨランダ「クソの掃き溜めのようなこの街で唯一の神聖な場所さ」
ヨランダ「で、ロアナプラの感想はどうだい?」
スネーク「刺激的なアトラクションが満載で退屈しない。まるで遊園地にでもいるようだ」
ヨランダ「そいつァよかった」
スネーク「で、一体この街で何が起こっている」
スネーク「場合によっては任務に支障が出る。台風の日に外をうろつきたくはないんでな。詳しくお聞かせ願いたい」
ヨランダ「・・・詳しい事はお宅の上司に聞いてると思うが」
ヨランダ「悲しいかな、お前さんはその『台風』にピクニックに出かけなきゃならないんだねェ」
スネーク「どういう事だ」
ヨランダ「坊やの目的とその『台風』は関係大アリなのさ」
スネーク「・・・聞かせてくれ
41:
ヨランダ「ベネズエラのでの一件は知ってると思うが」
ヨランダ「爆殺された被害者の一人に、こんくらいの小さいご子息がいてねぇ」
ヨランダ「そのご子息が、過去にこの街に「誘拐」されてきたのさ」
ヨランダ「そのご子息を取り戻す為に、例のメイドが単身この街に乗り込んできてねぇ」
スネーク「勇ましいな」
ヨランダ「おかげで町中でメイド主菜のカーニバルが始まったのさ」
スネーク「さっき俺を狙ってきたカルテル共が同じ事を言ってたな」
スネーク「で、それが俺の任務になんの関係が?」
ヨランダ「メイドと坊やの目的が同じなのさ」
スネーク「!」
スネーク「やはり、この街に・・・」
ヨランダ「これを見な」
一人の女が映っている写真を見せるヨランダ
スネーク「こいつは・・・!」
ヨランダ「さすがに知ってるかい?そっちに関してはアンタの方が専門分野だろう」
スネーク「『フローレンシアの猟犬』・・・死んだと思っていたが」
ヨランダ「こいつが今回の台風の目さ」
スネーク「こいつの目的は?」
ヨランダ「大体察しがつくだろう」
スネーク「仇討か・・・」
同時刻 サンカンバレスホテル
ガルシア「ホセ少佐とディケンズ大佐は遺体で見つかりました。それも体中をひどく痛めつけられた状態で」
レヴィ「拷問をやったのさ。ゲシュタポが裸足で逃げ出す類のな」
チャン「たった一枚の写真でここまで割り出すとは。『猟犬』の面目躍如と言った所だな」
ガルシア「彼女は『猟犬』なんかじゃない!その言葉、慎んでいただきたい」
チャン「すまなかった。で・・・現職の軍人と言うのは確かなんだな」
ガルシア「間違いありません」
ロック「ちょっといいかい?」
ガルシア「はい」
ロック「この件に関して70代くらいの元軍人のおじいさん、何か心当たりはないかい?」
42:
チャン「ん?なんだそれは。初耳だぞ」
ベニー「そりゃそうさ。ついさっきの出来事だからね」
ベニー「レヴィ曰くカート・ラッセルに激似らしい」
レヴィ「そーそー!さっきイエロースラッグであったんだ。車一台を極上のステーキに変えちまうウイザードマンさ」
ダッチ「俺はホグワーツから来たと睨んでいるがね。ロックはそのじいさんが偉くお気に入りらしい」
ロック「僕の推測でしかないが、彼もおそらくは軍関係者だ。それがこのタイミングで現れたと言うのがどうも引っかかる」
ガルシア「父の友人の可能性もありますが・・・申し訳ありません、存じておりません」
チャン「・・・その話、本当だな?」
レヴィ「間違いねえよ。リトル・メイドなんかナンパまでされたんだぜw」
ファビオラ「あれはそんな類の物じゃ!ただ、戦闘に関しては場数を踏んでいるのは確かかと」
ファビオラ「この街の方々、もしくは婦長様程度に・・・」
ダッチ「やれやれ、サイバーダイン社製メイドの次はサイバーダイン社製じじいか」ペチ
ファビオラ「どうか、婦長様の探索にご助力願いませんか。それなりの謝礼は用意しております。どうか・・・」
チャン「(こいつは・・・)」
同時刻 暴力教会 礼拝堂
ヨランダ「というわけさね」
スネーク「ではFOXHOUNDとは、『猟犬』についたただの仇名・・・」
ヨランダ「そうなるね」
スネーク「組織ではないんだな?」
ヨランダ「狐を狩る猟犬。そっくりそのままの意味だと思うがねェ」
スネーク「『グレイ・フォックス』については?」
ヨランダ「NSAに所属している事以外はわからないねェ。だが居所はわかるよ」
ヨランダ「奴らはバックパッカーを装い3つのホテルに別れてる、ほら」
印の付いた地図を渡すヨランダ
スネーク「こいつらの目的はなんだ」
ヨランダ「今調査中だよ。推測だが今【ステイツ】が推進してる麻薬撲滅運動、もしくは逃亡中の重大犯罪者の捕縛」
ヨランダ「ここはお尋ね者が大勢いる街だからねェ。ま、珍しい事でもないさ」
スネーク「なるほど、点数稼ぎには最適だ」
スネーク「街の動きは?」
ヨランダ「【コロンビア・カルテル】は一番メイドと因縁がある。この連中はまず動くだろうね」
ヨランダ「「【三合会】は街の維持を第一に考えてる。厄介者は追い出したいはずさ。何らかの手は打ってくると思うねェ」
ヨランダ「だが一番動くのは【ホテル・モスクワ】だろうね」
スネーク「ロシア人は一番関係ないだろう?何故だ」
ヨランダ「理由は簡単さ」
ヨランダ「イワンは戦争が大好きだ」
スネーク「なるほど、納得だ」
43:
スネーク「思った以上にややこしい事になってるな」
ヨランダ「ここは日陰者の街さ。日向にいる人間は嫌いなのさ」
ヨランダ「あんただって、任務が終わればさっさとお引き取り願いたい。街の人間はそう考えるだろうねェ」
スネーク「安心しろ。俺も同意見だ。こんな街に長居をするつもりはない」
ドガアアアァァァン!!
スネーク「!」
ヨランダ「なんだい!?」
入口から突如聞こえる爆発音
カルテル「じじいいいいいいいいいい!出てきやがれ!!!」
カルテル「ここにいるのはわかってんぞ!!!」
スネーク「またか・・・」
ヨランダ「おやおや、噂をすればかい。エダ!」
エダ「ヤー、シスター!敵襲かい!?」ザッ
ヨランダ「お客さんだが今は取り込み中だ。お引き取り願う様言ってきな」
カルテル「エダ!!!!てめえもだ!!!よくもコケにしやがったな!!!」
ヨランダ「エダにもかい・・・あんた、連中に何したんだい?」
カルテル「エダアアアアアアア!金返せ!!!」
スネーク「アコギな商売するからだ」ハァ
ヨランダ「・・・どういう事だぃ?」
エダ「え!?いや、あわわわわ」
ヨランダ「まぁいい。その件は後だ。とりあえず、この不信心者共をベテシメシと同じ目に会わせなきゃねえ」
エダ「ヤーシスター!おいじじい!あんたも手伝いな!」
スネーク「連中、かなり頭数を揃えてきたな」チラ
何台もの車とカルテル達が教会を襲う
ズガァアアアン!ドン! ドン! ドン
スネーク「ミセス・ヨランダ。俺の装備は!」
ヨランダ「そっちさ」
スネーク「これは!」
そこには何種類もの銃火器が並んでいた
44:
スネーク「何だこれは・・・ヨランダ!ここは一体」
ヨランダ「うちは副業で武器屋も営んでいてネェ。お代金はあんたの上司が持ってくれるから、好きなのを持ってきな」ニコ
スネーク「なるほど、暴力教会と呼ばれるわけか。だが今は助かる!」ガッ
【SOCOMピストル】【M16A1】【スモークグレネード】【グレネード】【C4】←New!!
ヨランダ「ああそうそう、依頼人からこれも渡すよう言われてたよ」
【スニーキングスーツ】←New!!
スネーク「スニーキングスーツまで・・・どうやって運んだ?」
ヨランダ「それは企業秘密さ。そのスーツ、あんたに合わせて改良されてるらしい」
ヨランダ「その辺はよくわからないからあんたのお仲間に聞いてくんな」
スニーキングスーツに着替えるスネーク
ドン!ドン!ドガガガガガガ!
エダ「じじい?????!!まだか??????!!」チュン
スネーク「」チャキ ガチャ カチャカチャ カチン
スネーク「」シュルルルル ギュ
スネーク「待たせたな」
45:
エダ「ぷっ」
 ぎ ゃ は は は は は は w wwwwwwwwwwww
エダ「おいじじいw誰がコスプレを披露しろっつったw」
カルテル達「おい見ろ!じじいがトーマス・アンダーソンに化けやがったwwww」
カルテル達「あいつはきっとゴッサムシティ出身だwww間違いねえwwwww」
スネーク「」イラ
スネーク「ちぃぇぇぇぇえりゃあああああああ!!」
ドガガガガガガガ!!
エダ「HAHAHA!乗ってきたなじじい!」
エダ「構わねえ。全員まとめて食っちまいな!」
M16で応戦するスネーク
「ぎゃ!」「ぐあっ!」「ぎっ!」
エダ「相変わらず正確な射撃だねえ。何を食ったらそうなるんだか」
ヨランダ「頃合いだね。ソリッド坊や、初回サービスだ。ほれ」
M16のグレネードランチャーパーツを渡すヨランダ
スネーク「!」ジャキ
ドオオオォォォン!!
エダ「ヤー!ロケット・マンだベイビー!」
カルテル「くそっあのじじい、やっぱり化け物だ・・・」
カルテル「【情報】は正しかった・・・」
カルテル「おいお前ら!何ボサとしてやがる!」
カルテル「出番だぞ!さっさと行ってこい」
?「あいや、やかましいですだよ。がなるないでも聞こえてるます」パタパタ
?「ジょうきょうハ カなり 押ザレてル みだイ」ガガッ
?「クールに登場できる場所は・・・どこだろうか」クイ
47:
カルテル「うるせえ!急遽人手が必要になったんだ!ごちゃごちゃ言ってると金払わねーぞ!」
?「それは 困るます」
?「老人をいたぶるのは気が向かないが・・・」
?「ソろそロ・・・おしごト・・・始めル・・・」ガガッ
エダ「やったか?」
スネーク「・・・」スッ
歩を進めるスネーク
エダ「おいじじい!」
スネーク「まだ気配はある。気を抜くな」
スネーク「・・・」チラチラ
ヒュン
スネーク「!」
ガキン!
「あいや、完璧に取った。おもたが」
スネーク「グルカナイフ!ナイファーか」
「初めますた。おじいさん。あなた、中々鋭いな」
スネーク「新手か・・・」
「私、シェンホア。言います。そこでねっころがってる連中に雇われますだよ」ヒュンヒュン
スネーク「英語が変だぞ。ですだよ女」
シェンホア「私、本省人ね。お前まで、あいつと同じ事言うか!」ムカ
ヒュンヒュンヒュン
スネーク「・・・」チャキ
シェンホア「早く終わらせて、おうち帰る したいです!」
ビュォオン!
シェンホアのナイフを紙一重で躱すスネーク
スネーク「(い!)」
シェンホア「じいさん。中々動きよいです。しかしあなた、年齢考えた事あるか」
シェンホア「腰を痛む、する前に 楽にするしてあげます」
スネーク「くっ」
48:
スネーク「プロの殺し屋か!」
徐々に後ろに追いつめられるスネーク
シェンホア「じいさん。それ以上下がる。オススメないな」
シェンホア「後ろの車、燃えてますだよ」
スネーク「心配いらない。君の方が幾分ホットだ」
シェンホア「あいや、こんな所で告白か。照れるます」ヒュン、
シェンホア「でもそういう意味で言った。違うます」
ドルゥゥゥゥゥンン!
スネーク「!」
背後の車からチェーンソーが飛び出してくる
ガキィン!
スネーク「しまった!」
M16を落としてしまうスネーク
「イまの、避けられルなんテ」ガガ
シェンホア「このじいさん、反応だけはよいな」
スネーク「(今度はチェーンソー女!?なんなんだこいつらは!)」
ヒュンヒュンヒュン
ドルルルルルルル
シェンホア「ソーヤー、もう一度、二人で行くます」
ソーヤー「了解・・・」ガガ
スネーク「二人がかりか・・・エダ!援護しろ!」
カルテル達「金かえせええええエダああああああああ!!!!」ドンドンドン
エダ「うるせえええええええ死んでも返すかああああああああああああ!!!」パンパンパン
シェンホア「おう、あっちも盛り上がってます」
スネーク「・・・」ハァ
ソーヤー「死ヌ準備・・・できタ・・・?」ガガ
シェンホア「おとなしくする。ですたらば、一瞬で終わります」ヒュン
スネーク「・・・」スッ
SOCOMとナイフを両手で持ち構えるスネーク
49:
ソーヤー「抵抗すル・・・?」ガガ
シェンホア「あいや、変わった構えか。中国拳法の使い手か?」
ソーヤー「行ク・・・」ダッ
ドルルルルルル!
スネーク「!」
ガキィン!ガキィン!ガキィン!
ソーヤー「当たらなイ・・・!:ガガ
ソーヤーのチェーンソーをナイフで弾く
シェンホア「ソーヤー!頭下げるます!」
スネーク「!」
ビュォン!
シェンホラ「あいや、これもハズレ」
シェンホア「これならどうか!」シャッ
二人の徐々に攻撃が激しくなるものの、全て弾かれる
シェンホア「?????!なんて身のこなしですだよ!」
ソーヤー「・・・」ムフー!
スネーク「もう終わりか?」
シェンホア「まだまだでございますだよ!」ダッ!
?「そろそろ出番か・・・」
50:
ソーヤー「・・・!」ダッ
スネーク「!」ジャキ!
二人の動きに合わせ発砲するスネーク
ガキィン!
シェンホア「私の獲物が!」
ソーヤー「!」ドルルルルル
スネーク「ハッ!」ガシッ
ソーヤー「!」
?「じいさん待て・・・」
スネーク「ちぇりゃああああああ!」
CQCで地面に叩きつけられるソーヤー
ズドン!
ソーヤー「!?」ガガッ
スネーク「次!」ダッ
?「訳合ってこの狩りに馳せ参じた・・・」
シェンホア「い!?」
ズドン!
シェンホア「ふぎゃ!」
?「俺の名はロットン・ウィザー(ry
スネーク「次!」
ロットン「!?」
ズドン!
ロットン「」ピクピク
シェンホア「あのアホちん、なんて役立たずか!」
スネーク「動くな」ジャキ
シェンホアに銃を突きつけるスネーク
52:
シェンホア「・・・なぜ、撃ちませんか?」
スネーク「まだ一人残っているのでな」
ドルルルルルル!
シェンホア「ソーヤー!」
ソーヤー「ゼエ・・・ゼエ・・・」
スネーク「動くな。動くと仲間を撃つ」
シェンホア「ソーヤー!構う事ないです。このじいさんなます切りにしてやるいいね!」
ソーヤー「・・・」
シェンホア「ソーヤー?」
ソーヤー「・・・」ガサゴソ
シェンホア「ソーヤー・・・もしかして、「また」ですか?」
スネーク「?」
ソーヤー「・・・」ダラダラ
ドルルルルルル!
スネーク「うお!」
ソーヤー「???????!」ムキー
チェーンソーを振り回すソーヤー
ソーヤー「・・・」ピタ
うずくまりだすソーヤー
スネーク「おい・・・どうした?」
シェンホア「あいつ、人口声帯落とすとああなるます。前も一回あるましたよ」
ロットン「あなたに投げられた時に落としたのだろう」ムク
スネーク「!」ジャキ
シェンホア「ロットン!無事でございますたか!」
スネーク「動くな!こいつの頭を撃ちぬくぞ!」
ロットン「その必要はないよ、じいさん」
ロットン「ほら」
ふと横を見ると、カルテル達が全滅していた
エダ「FUCK!!ここにブリッド打ち込んで五体満足で帰ろうなんざ虫が良すぎんだよ!!」ビシッ!!
スネーク「エダ・・・無事だったか」
ロットン「依頼人が全滅したからには、僕らにはもyあなたに用はない」
シェンホア「はぁ・・・ケチンボのコロンビア人にしてはペイのよい仕事と思うましたのに」
53:
スネーク「君たちはカルテルの一味じゃないのか?」
シェンホア「ハッそんなわけないです。私達、フリーで「殺し」やってるます」
ロットン「僕は居候だ」
ソーヤー「・・・」ズーン
スネーク「いくらで雇われた?」
シェンホア「10万。じじいの首跳ねるだけでそんなに貰えるて、虫がイイおもたね」
ロットン「僕は暇だったから・・・」
スネーク「奴らは何故俺を追う」
シェンホア「知る無いね。そこの死体の山に聞いてみるよいな」
シェンホア「もしかしたら息がある奴がいるかもしるないな」
ロットン「じいさん、帰っていいか?」
スネーク「・・・危害を加えないなら構わんが」
スネーク「殺し屋としてそれでいいのか?」
シェンホア「いいわけないですだよ!飛んだ骨折り損でござるます!」ムキー
ソーヤー「・・・」ズーン
ロットン「じいさん、帰る前に一緒に人口声帯を探してくれないか」
シェンホア「あなたがブン投げしたからです。責任感じるよいな」
スネーク「・・・わかった」フウ
ガサゴソ ガサゴソ
ロットン「所でじいさん、さっきの技はなんだ?」
シェンホア「ニッポンのジュウドーか?」
スネーク「クローズクォーターズコンバット。CQCと呼ばれている」
スネーク「俺が軍にいた頃に会得した」
シェンホア「じーさん、軍人だったか。どうりで動きよいおもたな」
スネーク「君のナイフ捌きも中々のモノだった。いいセンスだ」
ロットン「退役軍人がこの街になんのようだ?」
スネーク「それは言えない。しかし『メイドのとばっちりを受けている』とだけ言っておこう」
シェンホア「オウ・・・それは災難ね」
スネーク「ほら、あったぞ」
シェンホア「おー!さすがもと軍人ですか!」
ロットン「じゃ、僕らはこれで」
シェンホア「次戦う時、もうジュウドー食らうおもうないな」
スネーク「CQCだ」
ロットン「では・・」
去っていく3人
55:
エダ「へえ、あの3バカ共を返り討ちにするなんてな。やるじゃねえかじじい」
スネーク「手ごわい相手だった。名のある殺し屋の様だな」
エダ「腕の良さを頭の悪さでカバーしてるのさ。あの連中は」
カルテルの死体達を眺める二人
スネーク「しかし妙だな。いくらマフィアとはいえ、部外者一人の為にここまでするか?」
エダ「まぁやったらやり返すな連中だからなぁ」
スネーク「こいつらの動きが気になるな・・・ん?」
瀕死のカルテル「・・・」ピクピク
エダ「いけねえ、一人食い残しがいたか」ペチ
スネーク「エダ待て。おい、起きろ!」ガッ
カルテル「あう・・・」
スネーク「何故俺を狙う!俺はメイドと関係ないと言ったはずだ!」
カルテル「へへ・・・嘘こいてんじゃねえよじじい」
カルテル「関係ないどころかどっぷりじゃねえか・・・【本国】に直々に連絡が来たそうだ・・・」
カルテル「てめー、メイドも真っ青の[国際指名手配犯]らしいじゃねか・・・」ガフッ
※MGS2のタンカー編にて
カルテル「手配仲間のくそメイドを引き込もうとしてるんだろ?何企んでやがる・・・」
スネーク「俺はそんなもの知らん!どういう事だ!」
カルテル「お前らに裏切り者がいるんだ・・・お前の素性はとっくにバレてる・・・」
カルテル「俺らに頼んできたのはお前のお仲間さんだよ・・・」
カルテル「ざまぁねえな・・・へへっ、だろ?」
カルテル「フォ(ry
エダ「????!」ジャキ!
パン
カルテル「」ガク
スネーク「・・・エダ。どういうつもりだ」
エダ「別に。『御残しは許しません』ってママンにしつけられたんでな」
スネーク「わかった。質問を変えよう」
スネーク「『何を隠している』」
エダ「おいおいシスターを疑うのか?清廉潔白。神の名において(ry
スネーク「何を隠している!」
ヨランダ「話は済んだかい?」
ヨランダ「悪いが、用が済んだらさっさと出て行ってくれないかねェ」
ヨランダ「今から死体の葬儀で忙しくなるからね」
エダ「そゆこと♪」
58:
スネーク「・・・わかった」
エダ「おっとじじいまて。忘れもんだ」サッ
【M9(麻酔銃)サイレンサー付き】←New!!
ヨランダ「後あんた、こいつらを取り忘れてるよ」
【サーマルゴーグル】【ナイトゴーグル】←New!!
ヨランダ「そのカスタムガン、お前さんの一番愛用する銃らしいじゃないか」
エダ「請求書には上様って書いとくぜ」
ヨランダ「この街の施設を使いたい場合はうちの名前を出すと言い」
ヨランダ「どこも基本、部外者は通さないからねぇ」
エダ「ここを通せばどこでもフリーパスさ」
スネーク「・・・恩に着る」
エダ「金払いがイイ客にはサービスするさ」
ヨランダ「これを機に是非、友好な関係を築きたいねェ」
スネーク「お前らが隠し事をしなければな」
エダ「まだ言うかい」
ヨランダ「さて、名残惜しいがそろそろお別れだ。じゃあ坊や、ご武運を祈ってるよ」
エダ「GOOD LUCK」
スネーク「・・・」
暴力教会を去るスネーク
エダ「ふう・・・」
エダ「シスター・ヨランダ、先ほどは助かりました」
ヨランダ「さすが伝説の傭兵だね。病的に察しがいい」
エダ「ええ。万が一に備え、あなたに代弁してもらって正解でした」
ヨランダ「ボロを出さなかった自分の名演に驚きだよ」
ヨランダ「あたしゃぁ【合衆国】の事なんて何にもわからないからねぇ」
エダ「彼なら私の素性に勘づく恐れがありましたので」
ヨランダ「しかし当初の情報と大分食い違ってるじゃないか」
ヨランダ「まさかあんなヨボヨボとはねェ。ありゃあ驚いた」
エダ「老化現象が始まっているとの情報は入っておりましたが、まさかあそこまでとは・・・」
ヨランダ「はは、でもありゃあおたくらの仕業だろ?」
エダ「Les Enfants Terriblesはステイツでもトップシークレット扱いでしたので、我々も・・・」
ヨランダ「まあ、あんたが生まれる前の話しだからねェ」
ヨランダ「さて、『蛇』『猟犬』二枚のカードはどう動くかね・・・全てはあんたの手のひらかい?」
エダ「我々はNSAのの計画を極めて不快に捉えている、よって我々は持ち得る全ての手段を使い、これを妨害する必要があります」
ヨランダ「NSAとCIAのショバ争いかい。大所帯はどこも大変だ」
ヨランダ「まあいい、CIAはそれなりにお得意さんだ。市内の情報を随時漁ってみるよ」
エダ「恐縮です」
ヨランダ「いいかいエダ。相手は『伝説の傭兵』と『勝手知ったる同郷の土』さ。気を付けるんだよ」
エダ「やー。シスター」
59:
同時刻 サンカンバレスホテル 
チャン「ロック、よーく考えろ。あの調子じゃあの子は二十歳までに白髪になっちまう」
チャン「決まったら教えてくれ。それでは若様」
ロック「・・・」
車中(チャン側)
ビウ「奴は乗りますかね」
チャン「乗るさ。あいつはそういう奴さ」
ビウ「この街には珍しく世話好きというかなんと言うか・・・」
チャン「そんなんじゃねえよ。あいつは」
チャン「それよりも、連中は気になる事を話した」
ビウ「正体不明のじじいですかい?」
チャン「わざわざ出向いた甲斐があった。聞き逃せば俺達は大ポカをやらかす所だった」
ビウ「そこまでのもんですかい?」
チャン「俺の勘が正しければじじいはメイドともNSAとも違う。第三勢力の介入だ」
チャン「これ以上この街に日向の人間が荒らしまわるのは見ていられない」
チャン「ビウ、各勢力に[連絡会]の伝達を」
車中(ラグーン商会側)
ダッチ「ロック、一つだけ言っておこう」
ダッチ「もしメイドの方がく追いつくようであれば」
ダッチ「このヤマからは絶対に手を引け」
ロック「でも」
ダッチ「俺がお前のボスである以上議論はなしだ」
ベニー「チャンさんも同じ事を考えてるだろうね」
レヴィ「みんな『メイド』と『じじい』に首ったけなのさ」
ダッチ「イーグル・サムが関わるととロクな事がねえ。奴らの内部事情は嫁をいびる姑よりドロドロだ」
ダッチ「そのじじいは別口で入ってきた可能性がある。しかも飛び切りのおまけを付けてな」
レヴィ「ガバメント共の小競り合いに関わるのはごめんだ。そう言いたいんだろ?ダッチ」
ダッチ「この件はメイドの私的復讐で済む話しじゃない。わかるな?ロック」
ダッチ「わからないならお前には金輪際俺の船から降りてもらう」
ロック「・・・」
60:
prrrr prrrrr
スネーク「こちらスネーク。オタコン、聞こえるか」
オタコン「良好だスネーク。どうやら、無事情報提供者には会えたようだね」
スネーク「ああ、装備一式はこれで揃った、ついでにこの街の内部事情もな」
スネーク「そしてFOXHOUNDの正体が判明した。【フローレンシアの猟犬】だ」
オタコン「そいつは確かFARCの・・・ちょっと待って、調べて見る」カタカタ
オタコン「フローレンシアの猟犬・・・本名、ロザリタ・チスネロス」
オタコン「元FARCの筆頭ゲリラ。キューバで暗殺訓練を受けた後、思想に共鳴し革命軍に参加」
オタコン「そこで驚異的な戦闘能力を発揮し各地で目覚ましい戦績を残すも、突如として革命軍を脱走」
オタコン「現在は最重要テロリストとして国際指名手配。FARCからもインターポールからも二重に狙われている」
オタコン「大層な経歴だね・・・」
スネーク「俺も名前は聞いたことがある。女一人で大したもんだ」
スネーク「どうやら、ラブレス家が匿っていたらしい」
オタコン「例の爆破事件の・・・そうか、仇討ちか!」
スネーク「ついでに言うと奴は一度、この街に来たことがあるそうだ」
スネーク「誘拐された次期当主ガルシアを奪取する為、大層派手に暴れ回ったそうだ」
スネーク「地元情報筋曰く【サイバーダイン社製メイド】だそうだ。シャレが効いてるな」
オタコン「そんな女がまた現れれば、街の連中もピリピリするわけだ」
オタコン「コロンビア・カルテルが動くのも無理はない。こちらでも調べて見たんだが、FARCはごく最近カルテルと手を組んだ」
オタコン「カルテルの手でメイドの首を手土産にすることができれば、FARCとの関係はさらに良好になるだろう」
オタコン「なるほど、スネークが目を付けられるのも無理はない。奴らは今非常に敏感なのさ」
スネーク「それでか・・・だが奴らは気になる事を話した」
スネーク「最初は純粋にとばっちりだっただろう。しかし奴らは途中で明確に俺をターゲットにしてきた。腕利きの殺し屋まで雇ってな」
スネーク「どこかからカルテルにデマを吹き込んだ奴がいる。俺が、メイドを奪おうとしている。とな」
オタコン「一体誰が・・・」
スネーク「探りを入れようとしたら妨害された。しかも、よりにもよって情報提供者の女シスターにな!」
スネーク「暴力教会・・・あの連中もどうも臭う。オタコン、悪いが奴らも調べといてくれないか」
オタコン「わかった。キャンベルにも報告しとく」
スネーク「だがおかげで『グレイ・フォックス』の居所は掴んだ。これからそちらに向かう」
オタコン「地図を送ってくれ。マーキングしとく」
オタコン「よし、場所は【トカイーナホテル】【ブルームーンモーテル】【ランサップイン】の3つだ」
オタコン「街の中心街だね。本隊はトカイーナホテルにいる」
オタコン「くれぐれも用心してくれよ?街全体が不穏な空気に包まれてるようだからね」
スネーク「了解。ではこれより任務に戻る」
67:
同日 夜 ロアナプラ某所
一人の女が車を降りる
「ようこそミスバラライカ。チェックを・・・・」
ピーッ
「失礼しました。それでは奥へ」
ロニー「ようバラライカ。今日はあんたの誕生会か?随分盛大だな」
バラライカ「イタ公の漫談を聞かされるのが今日の趣旨?震え上がる程寒いわね。帰っていいかしら」
アブレーゴ「へいアミーゴ、ジャレ合ってる所悪いが俺達は忙しい。さっさと話しを進めたい」
チャン「そのとおり、すみやかに処理すべき問題だ。過去この街で騒ぎを起こした例の女中の続報だ」
バラライカ「主人の仇討ちでしょ?いいじゃない。好きにさせれば」
ロニー「イワンは薄情だね、チャンはこういいたいのさ。俺達で仲直りパーティーを開いてやろうと」
ロニー「でっかいケーキに人類皆兄弟と書いてとなりにでかいパイオツの踊り子もつけて・・・」
チャン「悪くない案だ。あんたがトリに漫談をすれば完璧に近い」
チャン「だが招待状の送り先がわからない。残念ながらお流れだ」
バラライカ「招待してもこないわよ。誰もチーズ臭くなりたくないわ」
ロニー「イワンはファーストフードを食うのがステイタスなんだろ?ハンバーガーの包み紙が社会問題になってると聞いてるぜ」
ドン!
チャン「話を続ける」
チャン「メイドの主人を月の裏側まで吹っ飛ばしたのは、【合衆国の軍人】それも不正規任務専門の特殊部隊だ」
チャン「その連中がなんの用かこの街に滞在している。全く持って不愉快だ」
チャン「だがもう一つ不快な事実を述べるならば・・・」
チャン「奴らを追ってきた御仁がもう一人いる」
バラライカ「メイドの他にも?初耳ね」
チャン「アブレーゴ、お宅らは知っているはずだ」
グスターボ「?Usted es posiblemente ese abuelo!? 」
アブレーゴ「Tambien creo que si.」
ロニー「おいアブレーゴ、ここにいる全員が内緒話は嫌いだ。英語を話しな」
チャン「このヤマに最初に動いたのはお宅らだ。お宅らは俺達以上の物を知っていると期待するがね」
アブレーゴ「・・・爆破事件と俺達は無関係だ。グリンゴの兵隊の事もしらん」
アブレーゴ「だがそのじじいに関してはついさっき、本国から連絡があった」
アブレーゴ「そいつ曰く、元合衆国軍人で今は世界中でテロを起こしている最重要国際指名手配犯工作員」
アブレーゴ「そいつが新たに組織を立ち上げる為、優秀な人材をスカウトしに回っていると」
チャン「メイドを引き抜きに来たと?」
アブレーゴ「ああ」
ロニー「ヘイ、俺はいい加減Unknownは聞き飽きた。俺達で素敵なあだ名を付けてやる事を提案するね」
68:
アブレーゴ「じじいの名前はわからんがそいつはこう名乗っていた」
アブレーゴ「FOXHOUNDと・・・」
バラライカ「・・・」
チャン「・・・なるほど」
チャン「ちなみにじじいはイロコィ・プリスキンと名乗っているらしい。俺が関係者に直接聞いた」
ロニー「パンプキン?おいおい、カボチャ大王かよ」
バラライカ「寒いのよイタ公。黙ってて」
アブレーゴ「言っておくが俺達はメイド狩りをやめねえぜ。本国の指示は絶対だ」
アブレーゴ「邪魔立てするならあんたらでも容赦はしねえ」
バラライカ「いいじゃないチャン。アメリカのヤンキー共が来た意図など知れている。麻薬撲滅作戦、シンジーゲートの要人の捕縛、もしくは暗殺その類だ」
バラライカ「じじいもメイドもヤンキーのオマケだ。お前らはオマケとじゃれあっていろ」
バラライカ「ヤンキー共が諜り事をなす前に【即時撃滅】これが最善だ」
ロニー「てめーはアメリカとドンパチしたいだけだろ。このアカが。迷惑だっつってんだよ」
バラライカ「枢軸国のお荷物は黙っていろ。三下のイタ公が」
チャン「・・・」
数分後 車中
ボリス「お疲れ様であります。大尉」
バラライカ「今夜は楽しい会合だったわ。軍曹」
ボリス「何か掴んだので?」
バラライカ「今思い出しても笑いが止まらないわ。フフ、フフフ」
バラライカ「フハハハハハハ!」
バラライカ「軍曹、聞いてくれ。特大の笑い話だ。コロンビアのアホ共は何もわかっちゃいない」
バラライカ「FOXHOUNDはいつから芸能事務所になったのかしら?奴ら、FOXがメイドのスカウトに来たと本気で信じてるのよ」
ボリス「FOXHOUND!あれは解体されたはずでは・・・!」
バラライカ「チャンが慌てふためくにも無理はない。ヤンキーどころかそれ以上のどでかい【災厄】がここに降ってきそうだからな」
バラライカ「軍曹、どう見る?」
ボリス「仮にFOXHOUNDが健在だったとして、メイドの私怨に介入する動機がありません」
ボリス「メイド、アメリカ軍、もしくはこの街そのもの、いずれかに連中が動くに足る重要なファクターがあると推測できます」
ボリス「現時点で一番濃厚なのはやはり合衆国部隊共の線が・・・」
バラライカ「上出来だ軍曹。リャザン空挺学校の教官共も喜ぶ」
バラライカ「FOXHOUNDから来たご老体、私は一人だけ思い当たる節があるがね」
ボリス「герой[ゲローイ]・・・」
バラライカ「会えるぞサラディンに・・・楽しみだ。実に楽しみだ・・・」
69:
翌日 ロアナプラ 市街
prrrr prrrr
スネーク「こちらスネーク。オタコン、聞こえるか」
オタコン「ああ。何か進展はあったかい?」
スネーク「モーテルの居場所は突き止めた。だが肝心の連中が見当たらない」
オタコン「表向きははバックパッカーだ。腐っても現役、そうそう尻尾を掴ませる連中じゃないよ」
スネーク「だからメイドの線から探りを入れて見た。だがどいつもこいつもメイドの名を出した途端奥へと引っ込む」
オタコン「暴力教会の名前を出してもかい?」
スネーク「奴らのパスポートは買い物にしか使えない。弾薬をいくつか売ってもらっただけだ」
スネーク「しかも箱の中には麻薬が入っていた。特典のつもりか」
オタコン「やれやれ・・・ほんと、常識はずれの街だね」
prrrr prrrr
スネーク「通信?誰からだ」
オタコン「繋いでみて」
エダ「いよーーーーーーーーじいさん!ハッピーかい!?」
スネーク「エダ!」
エダ「ヤーヤーヤー!そろそろ操作が行き詰まる頃かと思ってよ!」
エダ「全く、14番目の弟子になれそうな善行ぷりだぜ!w」
オタコン「だ、だれ?」
エダ「ぬお、ベニー!?いや、似てるだけかw」
スネーク「シスター・エダ。情報提供者のシスターだ」
オタコン「どうやってこの通信を・・・」
エダ「あ?んなもん聞いたに決まってるじゃねえか」
スネーク「誰に?」
エダ「天に召します我らが主さ」
エダ「だははははははwwwwwww」
オタコン「なに、この人・・・」
70:
エダ「で、じいさん。首尾はどうよ?」
エダ「どうせ誰も構ってくれなくてハー・ハー・ハーだろ」
スネーク「暴力教会の名を出せば情報が得られると、君が行ったんじゃないか」
エダ「あ?うちは武器屋だ。裏もんの店は紹介がいるんだ。精々銃器を売ってもらえるようになるだけさ」
エダ「つかよそもんに腹探られていい気分な奴がいるわけないだろ。ボケ」
エダ「おっと、お忍びで『ヤク』も扱ってるがなw」
オタコン「なんて教会だ・・・」
スネーク「で、何の用だ」
エダ「アタシ個人のコネでしょぉ?街にちょ?詳しい優良な案内屋がいるんだが・・・」
エダ「しかもなんと、都合のイイ事にそいつらの目的も『サムおじさん』だ」
スネーク「なんだと!」
エダ「徘徊癖の始まった痴呆じじいの為に、ヘルパーを紹介してやるってんだよ」
エダ「介護は疲れたろ?なあベニー・ボーイ」
オタコン「僕の名前はベニーじゃない」
スネーク「わかった。確かに俺は右も左もわからない。エダ、そいつらを紹介してくれ」
エダ「いくら出す?」
スネーク「またか・・・」
オタコン「なんて女だ!」
エダ「いーんだぜ?アタシはシスターだ。お前らの為に祈ってるだけでもよw」
スネーク「ハァ・・・オタコン」
オタコン「きっとキャンベルにどやされるな・・・」
エダ「オーライ、契約成立だな。案内屋は今発破屋トー・チーの根城に向かってる」
エダ「あっちはあっちで独自に調べてるみたいだな。向こうはあのエテ公がいるから順調そのものだぜ」
エダ「じじいもそこに寄してもらえ」
エダ「場所はここだ。ほら、ベニー」
オタコン「だからベニーじゃな・・・はい、マーキングしといたよ」
エダ「あーそうそう、情報ついでにマフィア共の動きを教えてやるよ」
エダ「三合会がお前らの事探ってたぜ」
オタコン「三合会?あの中国系マフィアの・・・」
エダ「アタシんトコに連絡が来たんだよ。じじいの事を教えろって」
スネーク「バラしたのか!?」
エダ「いくらアタシでも金貰ってる身でそこまでしねえ。情報代わりに一つジョークをかましてやったのさ」
エダ「なめるなよ、チンピラ。ってなw」
スネーク「・・・殺されてもしらんぞ」
エダ「じゃ、そーゆーわけだ!またなんかあったらSENDしてこいよ!」
エダ「周波数は142.52だ。ムラムラしてきたら手伝ってやるよw」
オタコン「下品な女だ・・・」
・無線リスト
【オタコン】 【エダ】←NEW!!
82:
ロアナプラ トー・チー宅
スネーク「ここか」
階段を登ろうとするスネーク
prrrrrr
エダ「待ちな!じじい!」
スネーク「エダ?どうした急に・・・」
エダ「そこに階段があるだろう?よーく見て見な」
スネーク「階段を・・・?ん、これは!」
スネーク「ワイヤー・トラップ・・・しかも先には、クレイモア!」
エダ「やっぱりな。あのデブ、偏屈病に磨きがかかってやがる」
スネーク「どういう事だ」
エダ「ジェダイの騎士になっちまったのさ。ちなみにワイヤーの一歩先には散弾だ」
スネーク「どうしてこんな用心深い。要人か何かか?」
エダ「ある意味な。奴は銀河の希望だ」
エダ「奴にたどり着くにはいくつか関門がある。それは第一関門さ。オーライ?」
スネーク「よくわからんが、わかった。慎重に進む」
【クレイモア】←New!!
スネーク「尋常じゃないトラップの数だ。しかしなんとか登り切った」
エダ「よしじじい。第二関門だ。その扉を開けるには合言葉がいる」
スネーク「合言葉?」
エダ「ああ。え?っとそうだな。『我は共和国の使者なり。ジェダイの勇者チーよ、迎えに来た』だな」
スネーク「お前、今考えただろう」
エダ「いいんだよwいいからさっさとやれ!」
スネーク「・・・」ドンドン
スネーク「あ?、『我は共和国の使者なり。ジェダイの勇者チーよ、迎えに来た』」
シーン・・・・
スネーク「反応がないぞ」
エダ「開くまでやれ」
スネーク「コホン、『我は共和国の使者なり!ジェダイの勇者チーよ、迎えに来た!』ドンドン!
バァン!!!
レヴィ「ううううううるッせえんだよボケェ!!今取り込み中だ!!一人でデス・スターと踊ってろ!!」
全員「あっ」
エダ「第三関門 ジャバ・ザ・ハットを討ち取れだベイビー」
83:
レヴィ「じ、じじい!?」
ファビオラ「セニョール!どうしてここへ・・・」
トーチー「はわわわわ、れ、れレヴィ!やっぱり俺をハメやがったな!!?」ガタッ
トーチー「ままま間違いねえ!ここいつは帝国から来た暗黒面だ!俺にはわかる!」
レヴィ「(やべっ)」
トーチー「やはり直接手を下しにきたわけだな!?オーケー!相手になってやるかかってこいファッカー!」ジャキ
スネーク「!?」サッ
レヴィ「ファビオラ!」
ファビオラ「違う!違うんです!彼も私の味方です!彼もギャラクシカの使者で火星と戦うべくこの地に馳せ参じた(ry」
レヴィ「(じじい!話を合わせろ!)」ボソ
スネーク「?」
レヴィ「(あいつはドラッガーなんだよ!見りゃわかるだろ!?早くしろ!)」ボソ
スネーク「あ、ああ」
ファビオラと二人で思いつく限りのSFネタを言うスネーク
スネーク「そうだ!俺は星の屑作戦成就の為にきた!『ソロモンよ!私は帰ってきた!』」
ファビオラ「彼は腐った連邦に喝を入れるべく立ち上がったデラーズ・フリートの(ry
トーチー「わ、わかった。とりあえず中に入れ・・・」
スネーク&ファビオラ「ぜえ・・・ぜえ・・・」
レヴィ「知らなかったぜじじい。お前がレイア姫と交流があったなんて」
スネーク「やかましい」
84:
数分後
レヴィ「ドク、手間をかけたな」
ドク「いいって事よ。お前も怪我人を増やすなよ?仕事が面倒だ」
スネーク「あれは?」
ロック「闇医者ドク。モグリの医者です」
スネーク「奴はジェダイの騎士じゃないんだな」
ロック「まあ、一応医者ですから・・・」
レヴィ「ビンゴだ。リロイはここへも来た。間違いねえ。奴はくそメガネと通じてる」
ロック「奴は何故ここに?」
レヴィ「スピードだよ。沸き立つ血管に氷を流すにはアレが一等イイ」
スネーク「クスリを扱っているのか?」
レヴィ「そりゃ医者だからな。ヤクの付くもんならなんでも扱ってると思うぜ」
スネーク「ふむ・・・すまないが、俺にも薬をいくつか調達できないか?できれば注射型がいい」
ファビオラ「セニョール!あなたまで!?」
スネーク「ハハ、違う違う。最近歳のせいか発作がひどくてね」
スネーク「戦場で体調を崩したら一溜りもない。あらゆる事態を想定するのが戦場で生き残るコツさ」
ロック「・・・」
レヴィ「しゃーねえなぁ。ほら、ちょっと待ってろ」
【ジアゼパム】←New!!
レヴィ「しかしまたじじいと再会するとはなw」
スネーク「こちらも驚きだ。まさか案内人が君達だったなんて」
レヴィ「誰から聞いた?お前はここの人間じゃねえだろ」
スネーク「シスター・エダだ」
レヴィ「あのアバズレ、厄介なもん持ち込みやがって・・・」チッ
ロック「こちらも一つお伺いしたい」
スネーク「なんだ」
ロック「あなた、何者ですか?どうしてこの街に?」
スネーク「・・・」
レヴィ「エダに聞いたろ?おめー町中で噂になってるぜ」
レヴィ「やれホグワーツからやってきただの、やれLAからエスケープしてきただの」
レヴィ「このままだと最終的にゴジラになっちまうぜw」
ロック「やはり例の米兵を追って・・・ですか?」
85:
スネーク「・・・極秘任務に付き言えない。しかし君達の推測はおおよそ当たっていると言っておこう」
ファビオラ「セニョールがついていれば百人力です!私達の味方になって頂いて本当に感謝しております」
スネーク「なに、こちらも情報を貰っている。利害が一致しているだけだ」
スネーク「ロザ、ロベルタ。彼女を追えば自然と奴らに行きつくはずだからな」
レヴィ「クールだねぇ」
ガルシア「・・・」
スネーク「ロザリタ・・・いや、ロベルタが気になるか」
ガルシア「はい。彼女は僕の家族です。彼女は必ず取り戻します」
ロック「彼女が米兵に追いついてしまったらジ・エンドだ。それまでになんとかしないと」
レヴィ「ふん。あいつはな。血と臓物が大好きなハウンド・ドッグだ」
レヴィ「遺伝子レベルでそう刻まれているんだ。だからいつもやりすぎる」
レヴィ「だから飼い主がきちんと鎖でつないとかねーといけねーんだよ。だろ?ビッグ・ボスw」
「殺戮を楽しんでいるんだよ!貴様は!

「お前はやりすぎた。やりすぎたのだ」
「運命に縛られてはいけない。遺伝子に支配されてはいけない。生き方を選ぶのは私達なのよ。重要なのは、あなたが選ぶ事、そして・・・生きる事。」
スネーク「・・・」チツ
ロック「君だけはしくじるわけにはいかない。わかるね?」
ガルシア「・・・」
スネーク「あーガルシアくん」
スネーク「俺達は、君とメイドを再会させるのに全力を尽くすつもりだ」
スネーク「だが彼女を捕まえる事ができるのは君だけだ」
スネーク「自分の生き方を選ぶのは自分自身だ。重要なのは、自分の意志で決め、自分の意志で生きる事だ。いいな?」
ガルシア「・・・お気使い感謝します。セニョール・プリスキン」
レヴィ「おーおー。リック・ブレインばりの名台詞だねえw」
レヴィ「さて、ベイビー達。バルカナ・スクエアだ。そこにリロイの事務所がある。そこが終点だ」
レヴィ「そこでこのツアーを打ち止めにしようじゃないか」
ブロロロロォォォォォォン・・・・
86:
暴力教会
エダ「はい、はい、ええ。なるほど」
エダ「では私は『猟犬』のバックアップを・・・ええ」
エダ「ラグーン商会とソリッド・スネークを組ませました。もっとも、ラグーン側は一部だけですが」
エダ「『ホテル・モスクワ』の動きが懸念されますが・・・ええ。彼ならきっと」
エダ「いえ、三合会にはある程度利害の一致が見られますので」
エダ「彼らは街に波風立たせたくないだけ。あくまで中立の立場を貫くでしょう」
エダ「はい?カルテル共が・・・なるほど。ではそろそろ頃合いで」
エダ「了解。引き続き任務に当たります」ガチャ
ヨランダ「旦那方はなんと?」
エダ「グレイ・フォックスの殲滅は抜かりなく。ただし、市街地でこれを遂行するはよしとせず」
エダ「一回戦目はNSA側の勝利となるでしょう」
ヨランダ「ドンパチやるなら街の外でやれって事だね」
エダ「ええ。しかも、NSA側に協力する陣営も現れるでしょう」
ヨランダ「まあ、おおよそ予想はできるわね」
エダ「シスター、例の書類。よろしくお願いいたします」
エダ「私はこれより数日、ここを開ける事になりますので・・・」
ヨランダ「あいよ。この街最大のお祭りさ。しっかり楽しんでおいで」
エダ「恐縮です」
ロアナプラ 市街地
リロイ「あの腐れアマ!代金払わずにトンズラこきやがったんだよおおおおおおおおおお!!」
レヴィ「だとよ」
ロック「それは災難だったね・・・」
レヴィ「くそメガネにとっちゃあ体のイイパシリだったんだろ」
スネーク「どういう事だ」
ロック「リッチー・リロイ。街の情報屋さ」
レヴィ「腕はいいんだが戦闘は素人だ。くそめがねに無理矢理協力させられてたんだろ」
レヴィ「くそ、リロイが用済みになったとしたらもう間もなくおっぱじまるぞ」
ロック「時間がない・・・!」
87:
prrrr prrrrrr
スネーク「ちょっと失礼」
スネーク「エダか」
エダ「ヤーじじい。ハッピーかい?」
スネーク「ああ、愉快な連中に巡り合えて幸せだ」
エダ「そいつはよかった。だがこっちはバッドニュースだ」
エダ「カルテルがそっちにFARCを送り込んだ。しかもキューバ帰りの精鋭どもだ」
スネーク「なんだと?」
エダ「連中はついさっき到着したようだ。奴ら、確実に猟犬の首を取るつもりだ。そっちの状況は」
スネーク「猟犬と繋がっていた情報屋に会った。金を払わずトンズラしたらしい」
エダ「リロイか。まあ、猟犬にとっちゃあパシリだったんだろ」
スネーク「ハハ、レヴィも同じ事を言っていた」
エダ「という事はもう間もなくだな?米部隊、FARC、猟犬の三つ巴になる」
エダ「レヴィとじじいとリトルメイドだけじゃいくらなんでも少なすぎる。あのエテ公に言って戦力を整えさせろ」
スネーク「了解だ」
レヴィ「エダか!?てめええええええええ!!アタシに無断で客押し付けてんじゃねえええええ!!!」
エダ「うるっせえな・・・仕事紹介してやってんだろがあのエテ公め」
スネーク「仲がいいんだな」
エダ「あ?猿回しにして遊んでやってるだけだ。んなこたどうでもいい」
エダ「いいかじじい、今回は不測の事態がいくつも起ると予想される」
エダ「猟犬が狐を殺したらそこでアウトだ。が、猟犬は生半可なもんじゃあ止まらない」
エダ「伝説の傭兵と呼ばれたその腕、見せてみな」
スネーク「安心しろ。これでも修羅場は潜り抜けている」
エダ「ヒュ?、頼もしいね」
スネーク「ではこれより、任務に戻る」
ロック「エダはなんと?」
スネーク「カルテルが猟犬抹殺の為にキューバの精鋭を送り込んだそうだ」
ロック「なんだって! それだとくそ、厳しいな・・・」ワシャワシャ
レヴィ「このアホ、ダッチに上等切ったもんだから今更あいつに頼れないんだよw」
スネーク「君が何とかするしかないだろう」
レヴィ「けっ、まあ今からじゃ間に合うかどうかだがな」
スネーク「だがやってみる価値はある」
ロック「アテはあるのか?」
レヴィ「はっ、いるだろうがよ。フリーで暇してる連中が!」ニヤ
88:
レヴィ「よーシェンホア。よく生きてたなぁ感心するぜ!」
シェンホア「やかましいね、アバズレ。お前のせいで、最近まで病院の布団で寝てましたよ」
ソーヤー「てカ急すギ・・・」ガガ
レヴィ「あ?うるせえこっちも火急だったんだよ。それよりこないだみたいなヘマしたら承知しねえぞゴス女」
ソーヤー「下品ナ人・・・コれに変えたラ大丈夫」ガカ
シェンホア「首輪型人口声帯ね。もう落とす心配、ないよ」
ロットン「またあなたに会えるとはね」
スネーク「ああ、君達の助けがあれば心強い」
レヴィ「あ?会った事あんのか?」
シェンホア「やぼ用ね。お前に関係ないな」
ロック「レヴィ、急ごう」
レヴィ「よしてめーら、終着駅は【トカイーナ・ホテル】だ。向こうは向こうで事情があるみたいだが、アタシらには関係ねえ」
レヴィ「派手に行こうぜ!」
ブロオオオオオォオオオオオオオオン!

ロアナプラ 某所
「主は我が弱気を知り給う 聖龍によらざれば何事もかなわざるが故に 必要に応じてこれを施したまえ」
潮時だ。この一歩を踏み出せば君は
「主の戒め給う全ての悪を避け」
君はもうラブレス家のロベルタに戻れない
「命じ給う善を行い御摂理によりて」
血に飢えるただの狂犬だ
「我に与え給う数々の苦しみを」
誰も君に復讐など求めていない
「甘んじて耐え忍ぶ力を力を授けたまえ」
それでも君は・・・
「サンタ・マリアの名に誓い 全ての不義に 鉄槌を」
ボン
93:
静寂を守っていた街が一変して轟音の鳴り響く戦場と化す
カマラサ「始まったか」
カマラサ「標的はロザリタ・チスネロス。奴を女と侮るな」
カマラサ「かつてはフローレンシアの猟犬と呼ばれ、我が共和国でも第二のカルロス・ザ・ジャッカルと呼ばれた筋金入りだ」
カマラサ「奴は人の皮を被った肉食獣だ。それを忘れるな」
カマラサ「仕事だ。行くぞ」
カマラサ「vamos!」
ドオォォン!ドオォォン!ゴオオオオオオオ!
キキィ!
レヴィ「くそ、完全に出遅れだ!ヴィンテージ物の鉄火場ができてやがる」
スネーク「各自装備の点検を怠るな」ガチャ
シェンホア「戦場になってるないか。終わったら絶対上乗せもらうよ」
ロック「「ここが分水嶺。ダッチはここで引き返せと・・・」パシ
レヴィ「ロック、お前まで手が回らねえ。お前はここで待ってろ」
prrrr prrrrr
スネーク「こちらスネーク。エダ、見ているか!」
エダ「しっかり見てるよくそじじい。派手な狼煙が上がったなw」
スネーク「戦況が知りたい。どうなっている」
エダ「どこかのアホが『サムおじさん』に突撃をかました。こいつらは街のチンピラだ」
スネーク「デコイ!」
エダ「相変わらず察しがいいねじじい。おそらくけしかけたのは『ブレン・ザ・ブラックデス』殺人代行組合さ。チンピラはそこの派遣社員ってとこだ」
スネーク「猟犬の仕業だな」
エダ「ご名答。部屋からいぶりだせりゃあそれでいいんだろう。連中、猟犬の思惑通りわらわらと湧いてきやがった」
スネーク「先行組は全員死んだな・・・で、米兵は?」
エダ「壁を破壊して屋上に上がった。そこに颯爽とヴァンパイア・ハンターの登場さ」
エダ「怒りで茹でエビみたいな色になってやがる。今ならこいつのデコでスクランブル・エッグができそうだ」
スネーク「戦況は大分悪いな・・・了解、これより突入する」
エダ「オーライ。哀れなじじいに神のご加護を・・・」プツッ
94:
ゴオオオオオオオオオオ! ドン!ドン! ドオォォン!
スネーク「ガルシア君、覚悟はいいか?」」
ガルシア「・・・」ゴク
ロック「・・・プリスキンさん、ちょっといいですか」
スネーク「なんだ?」
ロック「この状況、経験豊富なあなたの意見が聞きたい。どう見ます?」
スネーク「・・・多数のイレギュラーが想定される。米軍が交戦の構えを見せるかもしれない」
ロック「・・・」パシッパシッ
スネーク「そうなれば猟犬といえど一溜りもない。無論米兵にも死傷者は出るだろう。その前にFARCが米軍とぶつかる可能性もある」
ロック「そこでガルシア君です。そうなる前にガルシア君とロベルタを引き合わせる事ができれば僕らの『勝ち』だ」
スネーク「待て。米兵の動きにもよるだろう。戦況は五分だ」
ロック「・・・米兵とFARCは戦いませんよ」パシッ
スネーク「何故そう言いきれる!FARCは反米思想だ。むしろこちらの可能性の方が高い!」
ロック「まだ役者は揃っていない。この件にはまだ「先」がある。分水嶺は過ぎたが、【消失点】はまだ先だ」
ロック「鍵はガルシア・・・それとじいさん。あなただ」パシッ!
スネーク「お前、何を・・・」
レヴィ「なーにごちゃごちゃ言ってんだ!ロック!」
レヴィ「戦況だぁ?そんなもんは「大・混・乱」この一言で片付く」
レヴィ「ぼっちゃまとくそメガネの感動のご対面プロデュース。それがアタシらの仕事だ」
レヴィ「単純明快。邪魔する奴は全員ぶっ殺す!以上だ!」
ファビオラ「みなさん!」
シェンホア「子供の仕事ね。ととと終わらせるよ」ジャキ
ロットン「今宵月夜に一匹の狼が放たれる・・・」
ソーヤー「コれ・・・モう、落とさない」ガガ
スネーク「・・・」ガチャ
ガルシア「(ロベルタ・・・)」グッ
レヴィ「舞台は揃った。顔も揃った。とっとと仕事を片付けようぜ。野郎ども!」
ロック「面白くなってきた・・・!」パシッ!
95:
すいません突然なんですけど、筆者自身も混乱してきたので一旦まとめます
装備まとめ
【レヴィ】ソード・カトラス×2
【ファビオラ】PTY MAG-7 ポンポアクション式ショットガン
【シェンホア】ククリナイフ クナイ
【ソーヤー】チェーンソー
【ロットン】モーゼルM712×2
各陣営状況
【スネーク】米軍の正体が知りたい。その為に一番近い猟犬を追う。現在はレヴィ組と共に猟犬を追う
【米兵部隊】ホテルに宿泊中突如襲撃を受ける。現在は猟犬から逃亡中
【猟犬】米軍を抹殺するべく、襲撃をかけた張本人。現在は米軍を追う。邪魔する者は皆殺しスタンス
【FARC】猟犬の抹殺が目的。現在は猟犬を追う。しかし猟犬が何を追っているかは知らない
【レヴィ組】猟犬とガルシアを会わせるのが目的。現在は猟犬を追う。邪魔する者は皆殺しスタンス
【ガルシア&ファビオラ】猟犬を連れ帰るのが目的。現在はレヴィ組と共に猟犬を追う
96:
カラマサ「猟犬が逃げた?そこまで追い詰めていたのか?」
FARC兵「いえ、むしろ我々の方が追いつめられていました!逃げる必要など・・・」
FARC兵「ハッ、奴は何かを追っています!先行する集団を追っています!」
カマラサ「妙だと思っていたが、そういう事か。やはりゴロツキは信用できん」
カマラサ「アブレーゴに連絡を取れ。奴らは我々に何かを隠している」
PRRRRRRR ガチャ
カマラサ「アブレーゴか、奴は何を追っている?答えろ」
「死ニユク オマエラニハ カンケイナイ」
ドゥ!
カマラサ「かっ・・・!」
後ろから不意の銃撃。咄嗟の反応でカマラサが後ろを見渡すと、周りにいた兵は全て床に『伏せて』いた
カマラサ「な、何者だ・・・!」
「・・・」
自身の兵の代わりに、兵とも人間ともわからない異形の外見の者達が辺りを囲んでいる
カマラサ「お、お前ら!まさか!ア(ry
ドゥ!ドゥ!ドゥ! バババ!
カマラサ「」ドサ
「FARC ハイジョ カンリョウ」
「ハイジョ カンリョウ」
「ハイジョ カンリョウ」
「ハイジョ カンリョウ」
「ツギノ ヒョウテキ 『ソリッド・スネーク』ノモトヘ ムカウ」サッ
「リョウカイ 『ソリッド・スネーク』ノモトヘ」サッ
「モトヘ」サッ
「モトヘ」サッ
異形達は『跳ね』去って行った
99:
レヴィ「おいロリータ、一つ教えといてやる」
レヴィ「ロウライフ(安い命)その手の手合いと殺し合うコツはな、こっちも看板だと思う事だ。」
レヴィ「歩いてしゃべってるだけの腐った看板だ」
ファビオラ「・・・なぜ私にそれを?」
レヴィ「アタシが見抜いてないと思ったかベイビー。お前、処女切ったのあの酒場だな」
ファビオラ「人は人です。看板では・・・」
レヴィ「お前の価値観なんて聞いてないんだよ。心構えの問題だ」
レヴィ「だろ?じじい」
スネーク「・・・」
ソーヤー「前・・・」ガガ
前方にFARCの兵達
レヴィ「どうするよ?オフィサー」
スネーク「抜け道等ない。正面突破だ」
レヴィ「よく言った!遠慮せずにぶち込んでぶち込んでぶち込みまくってやれ!」
レヴィ「oh yeah!! LET'S ROLL!!」
FARC兵「!」
ドゥ!ズドン!ドンドンドン!
レヴィ「DEAD US Fucki'n Fried chikin BUSTER!!」ドン!ドン!ドン!
FARC兵「なんだこいつら!」
サクッ
シェンホア「どうか?気持ちいいか?男は刺される事に慣れてないね」
ソーヤー「・・・」
ヴィイイイイイイイイイイイン!ビチャビチャビチャ
レヴィ「血生ぐせえ!離れろソーヤー!」
ファビオラ「若様!私の後ろへ!」ダゥッ!
ガルシア「・・・!」クッ
スネーク「」タン タン タタン
FARC兵「こちらD3!敵襲だ!応援を(ry
スネーク「!」タタン
FARC兵「ぐあっ!」
レヴィ「乗ってるね!じじい!」
スネーク「一気に駆け抜ける!」
ダダダダダダ!
100:
スネーク「猟犬までの距離は!」
レヴィ「まだだいぶ先だ!」
シェンホア「じいさん、頭下げるよろし」
スネーク「!」サッ
鉢合わせと気づく間もなくのど元を切られる兵
FARC兵「」ブシャア
レヴィ「yeeeeeeeeah! come on DANCE!!」ダンダンダン!
血しぶきが至る所から噴き出していく
RRRRRRR Pi
チャン「俺だ。間に合わなかったようだな。ロック」
チャン「賭けは終了だ。お前は店を畳め。ダッチもそろそろお冠だろう」
ロック「賭けはまだ終わってませんよ。チャンさん」
チャン「引き際は大事だぜ。お前は負けたんだ。事後は俺達が引きつく」
ロック「今回のヤマはイレギュラーが多数想定される・・・ミスター・プリスキンの言葉です」
チャン「例のじいさんが?ハッ、お前、おじいちゃん子だったのか?」
ロック「ここまでは予定通り、いや、予定通り過ぎるんだ。」
ロック「イレギュラーはまだ起きちゃいない」
チャン「番狂わせを期待してるのか?神頼みにすがるようになったらいよいよ潮時だぜ。ロック」
ロック「そんな類の物じゃない。的を狙った、確かな一手だ」
チャン「ではそのイレギュラーとはなんだ?聞かせろよ」
ロック「今にわかるさ。だから・・・」
チャン「だから?」
ロック「黙って見てろ。『 ク ソ 野 郎 』」
チャン「・・・」
ロック「・・・」
チャン「ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ !」
チャン「いいねロック。そんな言葉を投げかける奴は久しくいなかった。俺はお前のそういう所を気に入ってる」
チャン「まぁお前がこのゲームを続けたいなら勝手にすればいいさ。決して邪魔をしなければという注釈付きでだが」
チャン「まあ、今更何がどうひっくり返るとも思えんが、あれだけのタンカを切ったんだ。」
チャン「少しは骨のある所を見せてもらわんとな」ニヤ
ロック「(駒は揃っている・・・火は十分通った!後は・・・弾けるだけだ!)」パシッ!
101:
ダダダダダダダ!
レヴィ「粗方片付いたか?」
シェンホア「少し様子おかしないな。私達のご存じない死体、増えてます」
レヴィ「くそメガネの仕業か?でも奴ぁヘルズ・ゲートの向こう側だ」
スネーク「止まれ!」
前方の階段から降りてくるFARC達
レヴィ「アホ共ががバカ面下げてきやがったw」ジャキ
スネーク「まて!何か様子がおかしい・・・」
FARC「ひいいいいいいいい」
FARC「なんなんだよお前ら!」
FARC「たたた助けてくれ??????!!」
「ぐあ!」「ぎゃっ!」「ぐえ!」
逃げる兵達の頭上に何かが降ってくる
スネーク「!」
ダン!ダン!ダン!シャッ!
タタタタタタタ!
落ちてきた「物」が兵達を撃ちぬく
レヴィ「なんだあいつら!」
ソーヤー「カえる・・・みたイ」ガガ
シーン・・・
カエル兵「!」ジャキ!
スネーク「見つかってるぞ!」
102:
文字にするとすっごい伝わりにくいので参考画像をば
カエル兵
http://file.ph8.blog.shinobi.jp/mgs048s.jpg
119:
襲い掛かるカエル兵達
レヴィ「おいじじい!どうみてもキューバ人には見えないぜ!」
シェンホア「あいや、壁に張り付いてます!気功術を使いますか!?」
スネーク「くっ!」タタタタタ
予期せぬ軍勢、そしておおよそ人間の動きと逸脱したその動きに、次第に翻弄されていく一行
レヴィ「かってえ!何発撃ち込んでも全然くたばりやがらねえ!」バン!バン!
シェンホア「ぴょんぴょんはねて、狙い定めにくいます!」
カエル兵「」ダダダダダ
ファビオラ「セニョール!」
スネーク「ぬおおおおおおおおお!!」タタンタタンタタン!
カエル兵の進行をなんとか食い止めるスネーク
レヴィ「くそ、ファビオラ!ソーヤー!聞け!」
レヴィ「アタシとシェンホアの獲物じゃあいつらに不利だ!お前らが仕留めろ!」
ファビオラ「はい!」ガチャコン
ソーヤー「はこボレ・・・シんパイ」ガガ
レヴィ「くるぞ!」
カエル兵「」ジャッ!
フェビオラ「!」ジャキ
ドォゥン!
カエル兵「ガ!?」
ショットガンを食らい吹っ飛ぶカエル兵 
ソーヤー「・・・」ヴィイイイイイン
にすかさずソーヤーが切り込む
ドルルルルルルルルル!
カエル兵「アガガガガガガガガ!」
ドルルルルルルルルル! ビチャビチャビチャ
カエル兵「アアアアアアアアアアアア!!!!」
ドルルルルルルルルル! ドルゥン!
ブシャアアアアアアアア!
ソーヤー「カタい・・・けどキレなくハ、なイ・・・」ガガ
スネーク「ぬおおおおおおおお”」ドドドドドト
120:
シェンホア「私、こいつら知ってます。映画に出てきた帝国軍ね」ヒュン
レヴィ「あの白いトルーパーかよwじゃあこれはルーカスが世界征服でも始めたのか?」゙ダンダン
ソーヤー「ちょっト・・・カっこイイ」ドルルルルル
スネーク「下がってろ!まとめて片付ける!」ガチャン
カエル兵「」シャッ
スネーク「!」
グレネードランチャーを放つスネーク
ズドオオオオォォォォオン! パラパラパラ・・・
レヴィ「YEAH!!そういやうちにはハン・ソロがいたなw」
シェンホア「だったらお前、チューバッカですね」
ソーヤー「ヤったノ?」ガガ
スネーク「ぜえ・・・・ぜえ・・・」ジャキ
バリィィィイン!
全員「!」
ガラスを割ってカエル兵が割って入る
スネーク「まだ残っていたか!」
レヴィ「ファビオラ!後ろだ!」
ガルシア「うわぁ!」
ファビオラ「若様!」
ガルシアを捕まえ逃げようとするカエル兵
スネーク「くそっ」ダダッ
レヴィ「追う気か!?じじい!」
ファビオラ「セニョール!」
スネーク「ぬおおおおおおおお!」バッ
121:
ロアナプラ 路地裏
スネーク「はぁっ!はぁっ!」
ガルシア「セニョール!」
壁を交差しながら飛び進むカエル兵とそれを追うスネーク
prrrrr prrrrrr
スネーク「オタコン!聞こえるか!」
オタコン「どうしたスネーク」
スネーク「正体不明の連中に襲撃を受けた!奴らはFARC、それ以前にこの街の人間じゃない!」
スネーク「外見はアーセナルにいた天狗兵に酷似している。どういう事だ!」
オタコン「なんだって!じゃあそいつらまさか、愛国者・・・!」
スネーク「そいつらにガルシアを奪われた!今追跡中だ!」
オタコン「いよいよ怪しくなってきた・・・エダならなにか知ってるんじゃないか!?」
スネーク「繋いでみる!」
prrrrr prrrrrr
エダ「よーじじい!盛り上がってるかい?」
スネーク「エダ、正体不明の連中にガルシアが攫われた!どうなっている!?」
エダ「・・・あんだと?」
スネーク「アーマーを着込んでカエルのように飛び跳ねるトルーパーだ!何か知らないか!」
エダ「知るかんなもん!ピーター・パーカーを連れ込んだ覚えはねえ!」
スネーク「君でもわからないのか!?じゃあ奴らは一体・・・!」
エダ「FUCK!!誰かがあっしらの邪魔してやがんだ!」
スネーク「NSAか!?」
エダ「あのクソボケ共にそんな装備はねえよ!どこのどいつだくそがっ!FUCK!FUCK!FUUUUUCK!」ガシャン
エダ「いいかじじい!そいつらに関してはアタシが『どんな手を使ってでも』調べてやる!」
エダ「だからお前は絶対にガルシアを奪い返せ!絶対にだ!ミスったら尻をアリゾナまで吹っ飛ばしてやる!いいな!?」
スネーク「元よりここで逃がすつもりはない。了解、追跡を続行する!」プツン
122:
カエル兵「」ピョンピョン
ガルシア「あなたは誰です!?放してください!」バタバタ
スネーク「ぜっ!ぜっ!」
体力の低下により思うように走れず、次第に離されていく
スネーク「このままでは!」ジャキ
オタコン「スネークだめだ!ガルシアにまで当たってしまう!」
スネーク「じゃあどうすれば・・・」
オタコン「麻酔銃だ!スネーク!」
スネーク「はぁっ・・・はぁっ・・・」ジャキ
横に縦にと飛び回る為思うように狙いが定まらない
スネーク「くそ・・・」ジャキ
ガルシア「セニョーーーール!!!」
スネーク「ガルシア!!」
カエル兵「!」
「今宵清らかな蒼月の夜に 幼子に禍き刃を向ける輩よ 俺の愛銃は狙う獲物を区別なく破砕する」
「神はおわしただ見守るのみ ならば 天に代わりて(ry
ゴツウゥン!
空中で方向変換できず、そのまま行く手を遮る人物の頭にぶつかってしまうカエル兵
カエル兵「ガ!」
スネーク「今だ!」ジャキ!!
バスッ
カエル「ふにゃぁ・・・」
ヒュウウウウウウ・・・ドン! ゴロゴロゴロ・・・
そのまま落下するカエル兵 と もう一人
スネーク「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
カエル兵「zzz」
スネーク「ハァ・・・ハァ・・・ん?」
ロットン「」ピクピク
スネーク「ロットン!」
123:
ロットン「大丈夫かじいさん」ムク
スネーク「それはこっちのセリフだ。お前今、頭から落ちただろう」
ロットン「こんな事もあろうかと、こういう物を付けていた」バサ
【ウィッグ型ヘルメット(シルバー)】
スネーク「雷電かお前は・・・」
ロットン「じいさん安心しろ。ガルシアクンは無事だ。そこの建物に入って行った」
ロットン「外より屋内の方が隠れる場所が多い。そう思って俺が指示した」クイ
スネーク「的確な指示だロットン。いいセンスだ」
スネーク「しかし何故君がここにいる」
ロットン「クールに登場できる場所を探していたら、あのカエルがぶつかってきた・・・」クイ
スネーク「・・・いいセンスだ」
ロットン「こいつはどうする?」
スネーク「麻酔銃で眠らしただけだ。直起きる。縛って動かないようにしておけ」
スネーク「そしてこいつらの正体が気になる。できるなら情報を聞き出してくれ」
ロットン「わかった」
スネーク「俺はこれからガルシアを迎えに行く。後は頼む」
ロットン「ああ・・・」
124:
ロアナプラ ロックの待機場所
日が沈み、辺りが暗闇に包まれる
ロック「・・・」
一台のバイクが近づく
エダ「こんな所でお留守番か?ロック」ドッドッド
ロック「あんたも狩りに?」
エダ「いや、山猿とじじいの助太刀に来たんだが・・・ムカツク事にアタシの邪魔をしようとしてる奴がいる」
ロック「ホテル・モスクワか?」シュポ
エダ「違うね。どこかのアホがマーベル社製の助っ人を呼び込みやがった」ジュ
エダ「お蔭で飛んだ道草を食うハメになっちまった。全く、サイコーにハイって奴さ」スパー
ロック「イレギュラー・・・」
エダ「あ?知ってるのか?」
ロック「いや、別に。不測の事態が多数起こるとミスター・プリスキンが言っていた」
エダ「プリスキン?ああ、あのじいさんか」
ロック「エダ、君はあのじいさんと最初から組んでいた。今何が起こっている?」
エダ「簡単な話だよ。じじいがガキ背負ってバンジージャンプしようとしたら横からドロップキックをかまされた。オーライ?」
ロック「・・・」パシ
エダ「謎の覆面レスラーがミリタリーにまで技をかけないように叱り飛ばしてやらにゃあならねえ。プロレス技は危険だからな」
エダ「サイコーにめんどくせえぜ。マジでよ」スパー
ロック「ホテル・モスクワはまだ動いていないんだな?」
エダ「あ?知るか。イカれたウォーマニアックスの考えてる事はさっぱりわかんねえよ」
エダ「動くかもしれねえし、おうちで仲良くボルシチ食ってるかもしれねえ。その二択だ。オーライ?」
ロック「・・・よし」パシ
ロック「エダ、今からいう事はこれは俺の独り言だ」
エダ「?」
125:
ロック「あのじいさん。突入前にちゃんとイレギュラーの可能性を考慮してた。さすが元軍人だよ。それはイイ」
ロック「だが彼は最も重要な事に気づいていなかった」
ロック「【彼自身もイレギュラー】って事さ」
エダ「何が言いたい・・・」
ロック「舞台の配役は決まっているんだ。わかるか?例外なんてないんだ」
ロック「欠けていた【役】が今のUNKNOWNのおかげでぴったりハマった」
ロック「米兵達は生きて街を出る。間違いない。エダ。彼らは『足が』必要になる」
エダ「そうなれば、NSAが頭に藁でも詰めてない限り、必ず教会にやってくる」
ロック「メイド以外のすべての駒が俺に集まる・・・」パシ
ロック「やれるか?エダ」
エダ「やれるさ」ニヤ
ロック「謝礼はなんとかするよ。よろしく頼む」
エダ「オーライ。名舞台女優として、役目はキッチリ果たすさ」
ロック「エダ、最後に」
エダ「あ?」
ロック「じいさんは雲の上からやって来た。【アメリカよりも】高い雲の上から・・・違うか?」
エダ「・・・一つ訂正を加えるなら、雲は雲でもキノコ雲って事だな」ニヤ
ドルルルル ブオォォォォォォ・・・ンンン・・・
126:
ソーヤー「????♪」ガサゴソ
シェンホア「ソーヤー、何をしていますか?」
ソーヤー「こレ・・・着たイ・・・」ガガ
レヴィ「あ?なんだおめえ。インペリアル・ソルジャーになりてえのか?w」
ソーヤー「役立ツと思ウ・・・それニ、かっこイイ・・・」ワクワク
シェンホア「あいや、確かに、防弾チョッキ替わりにはなりますね」
レヴィ「おめーが着たら獲物が振れなくなるだろが。だがリサイクルはイイ心がけだぜ」ニヤ
フェビオラ「ちょっと!死体から漁るなんて・・・」
レヴィ「あ?モノは使ってこそ価値があるんだよ。てなわけでこれもーらい!」
P90を手に取るレヴィ
レヴィ「へへ、こんな上等な銃この街じゃあ手にはいんねーぜ」ジャキ
ファビオラ「不謹慎です!全く・・・」
レヴィ「お前も取っとけよ、大量にあるぜwん・・・あれ」カチカチ
レヴィ「撃てねえ・・・なんだこりゃ」
ブブーッ
シェンホア「ぷっ、銃が嫌がってますw」
ソーヤー「下品な人ニ・・・使われたクなイんでショ・・・w」ガガ
レヴィ「うるせえバカ!ちっ、撃てねえ銃なんていらねえよ!」ポイ
127:
路地裏
カエル兵「・・・」ハッ
ロットン「目覚めたか」
カエル兵「!」モソモソ
ロットン「無駄だ。君は完全に拘束させてもらった」クイ
ロットン「さて、君達の目的を話してもらおうか」
カエル兵「・・・イウトオモウカ?チンピラフゼイガ」
ロットン「やれやれ、尋問はあまり得意じゃないんだが・・・」ジャキ
カエル兵「ムダダ。ワレワレハクチヲワラナイ」
ロットン「それはやってみなくちゃわからない」ジャキ
ドックン
カエル「・・・!」
カエル兵「ガ・・・ウガ・・・!」ドクン
ロットン「?」
突如苦しみ出すカエル兵
カエル兵「ウゴ・・・ガ・・・アアッ!」ドクンドクン
ロットン「おいどうした!?」
カエル兵「ウガ・・ア・・・」ドクンドクンドクン!
カエル兵「 ガ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! 」
カエル兵「」ガク
ロットン「死んだ・・・」
128:
レヴィ「なんだ今の」
ソーヤー「しらナイ・・・」ガサゴソ
ロットン「突然なんだ・・・?」ス
ロットンが手を触れようとしたその時
ボォウ!
ロットン「!」
ソーヤー「キャ!?」ガガ
ゴオオオオオオオオ・・・
シェンホア「ソーヤー!」
ソーヤー「大丈ブ・・・デも、びっくリしタ・・・」ガガ
レヴィ「おい見ろ!」
カエル兵達の死骸が突如青い炎に包まれ、そして灰と化していった
ゴオオオオオオオ・・・
レヴィ「ッ・・・」タラ
ファビオラ「なによこれ・・・一体なんなのよ!」
シェンホア「オイアバズレ、これシャレにならないね。これ終わったら絶対上乗せしてもらうよ」
レヴィ「まるでジャパニーズホラーだな。あっちに行った時聞いたぜ。きっとこれは「ヒトダマ・ユーレイ・サラヤシキ」って奴だ」
シェンホア「ユーレイ相手とどうやって戦いますかこのアホちん!私ゴーストバスター違うます!」ムキー
ソーヤー「キレ・・・イ・・・」ガガ
142:
ロアナプラ 屋内
ギシ ギシ
ガルシア「はぁ・・・・はぁ・・・」
ガルシア「セニョール・・・ファビオラ・・・くみんなと合流しないと・・・」
静まり返った暗闇の屋内。そこに耳を澄ませば微かに聞こえる人の声
ガルシア「ロベルタ・・・?」
あっ・・・ あっ・・・あっ・・・
ガルシア「・・・」
歩を進めるにつれ声は確かに鮮明になる
ガルシア「ロベルタなのかい・・・?」
あっ・・・あんっ あっあっあっ
床に伏せている死体には目も暮れず、歩を進める
ガルシア「ここだ・・・」
声のする場所にたどり着いたガルシアは身を潜め、顔を半分だけ声の先へと出した
あんっ あんっ あんっ
ガルシア「!」
ガルシア「うそだ・・・そんな・・」ガタガタ
あぐぅ!ぐあっ!んごぉ!ぐえ!ひぎぃ!
FARC兵「も、もうやめ・・・(ry
シャアアアアアアアアアアアアアア・・・
バキィ!バキ!バキ!ゴン!ゴン!
FARC兵「助け(ry
ロベルタ「」ニヤニヤ
ガン!ガン!
ガンガンガンガンガンガンガン・・・
ぶちゅっ
ガルシア「ッ!」
少年は思わず目を逸らす。そこには嬉々として獲物をいたぶる【猟犬】の姿があった
143:
FARC兵「」ベチャ
ロベルタ「足りないわ・・・もっと、血と臓物を・・・」
 彼はすでに戦闘不能だった。君のやっている事は明らかに過剰行為だ
ロベルタ「あなたに言われたくないのよ・・・あなただって、散々人を殺した癖に」
 殺人に快楽性を求めた事はない
ロベルタ「笑わせないで。あなたこそ、血に飢えてわざわざ地獄から蘇ったそうじゃない」
 残したものがあっただけだ。唯一の友と、唯一の家族に
ロベルタ「じゃあ私に付きまとってるのは何故かしら。まだこの世に未練があるの?いい加減地獄の底でおとなしくしていて欲しいわ」
 俺が付きまとっているのではない。
 呼んだのは君だ
ロベルタ「・・・貴方なんて呼んでいない」
 君にも家族がいるだろう
ロベルタ「ええいるわ。あなたと違ってね。だから家族を殺したあいつらは許さない。絶対に」
 家族がそれを望んだのか?
ロベルタ「死人がしゃべれるわけないじゃない・・・だから私が殺す」
 家族が今の君を見てどう思う
ロベルタ「死人が見れるわけないじゃない・・・だから私が殺す」
ロベルタ「当主様は死ぬべき人じゃなかった。何時だって人を殺すのは人。だから私が殺す」
ロベルタ「死んだら何もない。だから私が、私の手で、やつらを同じ目に合せてやるのよ!」
 では生者は、何を思うか・・・
ロベルタ「」ハッ
ガルシア「ロベ・・・ルタ・・・?」
ロベルタ「わか・・・さま・・・?」
ロベルタの顔が一瞬にして強張る
 あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ! 
144:
全員「!」
ファビオラ「婦長様!」
レヴィ「くそメガネか!?」
シェンホア「おう、まるで狼の咆哮ね」
レヴィ「どこにいやがるくそメガネ!じじいも行ったっきり帰ってこねえし・・・くそっ」
ファビオラ「婦長様はすぐ近くにいらっしゃいます!はやく向かいましょう!」
ロットン「案内しよう」
全員「おわっ!」
シェンホア「ロットン!どこいってましたか!」
ソーヤー「途中から・・・イナくなっタ」ガガ
レヴィ「アタシはおめえが消えた事すら気づかなかったぜw」
ロットン「ガルシア君は無事だ。向こうの建物に隠れる用俺が案内した」
ロットン「じいさんも同じ場所だ」
ロットン「これから君達をそこへエスコートしよう・・・」
レヴィ「かっこつけんなロメオ。とっとといくぞ!」ゲシ
145:
 あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! !
ロベルタ「わかさま・・・みないで!お願い・・・みないで!」
ガルシア「うぅ」ガク
ロベルタ「若様!?」
床に倒れるガルシア
ロベルタ「ああっ若様!どうしよう・・・若様が!どうしよう」
 それが君の望んだ結末か
ロベルタ「」
 君の内にある猟犬の顔に耐え切れなかったのだろう
 君は今、彼に決定的なトラウマを植え付けた
ロベルタ「」
 平穏な暮らしの中で痛みを感じる事のなかったその傷は
 どのように膿んで爛れていくか、若い君は気づけなかった
ロベルタ「」
 痛みは生きる実感だ。それを感じれない今の君は
 死人と同じだ
ロベルタ「フフ・・・フフフ」
ロベルタ「あ?・・・なんだ。フフ」
ロベルタ「こんなものまで見せつけて、そうまでして私をやっつけたいか」
ロベルタ「若様は今荘園で私が狐の首を取って帰るのを待っていらっしゃるわ」
ロベルタ「こんな所にいるはずないもの」
 彼は君を追ってきた。君を止める為に。家族を取り戻す為に
ロベルタ「だ・ま・れ。お前のいう事は嘘っぱちだ」
ロベルタ「お前も若様もここにはいない。それを今、確かめてやる」ジャキ
ガルシアに銃を向けるロベルタ
ガルシア「(ロベ・・・ルタ・・・)」
スネーク「動くな」
146:
ロベルタ「・・・どちら様でしょうか」
スネーク「ロザリタ・チスネロスだな?」
スネーク「ラブレス家当主ガルシア当主の命で君を追ってきた」
ロベルタ「・・・で?」
スネーク「自分の主君を撃つつもりか!君は一体なんの為に戦っている!」ジャキ
ロベルタ「フフ、フフフ」
ロベルタ「どこのどなたか存じませんが、あなたに何の関係が?」
スネーク「ガルシアは君を止めに来た!彼は君を大事な家族だと」
ロベルタ「いいえ、これは天より授かりし天啓です。悪を滅ぼせと私に課せられた使命です」
ロベルタ「邪悪な者は忌々しくも、我が当主様の『幻影』を見せつけたあげく、こうして若様の苦しむ姿を私に見せつけている」
ロベルタ「このような幻惑に惑わされる事がないと証明すべく、若様の偽物に銃を向ける次第で御座います」
スネーク「お前の追っている連中は魔法使いじゃない。お前を惑わしているのはお前自身だ」
ロベルタ「・・・あなたも、ですか」
ロベルタ「そう、あなたも・・・匂うわ。とても匂う」
ロベルタ「血と臓物に塗れた殺戮の匂い」
ロベルタ「そんな汚らわしい輩が軽々しくも我が当主様の名を騙るなど・・・」プルプル
ロベルタの顔が見る見る険しくなる
ロベルタ「正義の為に剣を持ち、悪漢共には死の制裁を」
「サンタ・マリアの 名に誓い 全ての不義に 鉄槌を」
 S H Y A A A A A A A A A A A A A A ! !
スネーク「(くる!)」
【BOSS】ロザリタ・チスネロス
147:
スネーク「!」ババババ!
ロベルタ「シャアアアアア!」ダッ
威嚇射撃をもろともせず、スネークに突っ込むロベルタ
スネーク「避けないのか!」
ロベルタ「」ニヤ
ロベルタの拳がスネークを襲う
スネーク「が・・・!」
ガラガラガシャァン!
スネーク「がはっ、なんてパワーだ・・・」
ロベルタ「」グッ!
スネーク「!」
追い打ちの拳を転がり避けるスネーク
スネーク「ちっ!」ジャキ
ロベルタ「シャアアアアアアア!」
ガン!ガン!ガン!
立て続けに振り下ろされる拳が、立ち上がる暇も与えてもらえない
スネーク「!」バババババ!
ロベルタ「シャア!」ガシッ!
発射しているにも関わらずM16の砲先が易々とロベルタの手のひらに収まる
ロベルタ「捕まえた」ニヤ
スネーク「!」
ロベルタ「シャアアアアア!」
ドゴォッ!
パラパラパラ
ロベルタ「・・・逃げたか」
手元には砲身の「曲がった」M16のみがあった
148:
スネーク「ハァッ!ハァッ!」
prrrrrr
オタコン「スネーク!無事かい!?」
スネーク「無事とは言えないな。だが辛うじて生きている」
スネーク「!」
ロベルタ「ガアアアアアアアアアアア!」
ドゴォッ!
スネーク「くっ!」
繰り出される蹴り足の連弾がスネークを襲う
ロベルタ「」ブオンブオンブオン
スネーク「!」ジャキ
隙を見てSOCOMを構えるスネーク
パァン!
スネーク「・・・!」
ロベルタ「」ニヤ
猟犬を狙った筈の弾丸は、天井へと突き刺さっていた
スネーク「バカな!?」
ロベルタ「ジャッッッッ!!」
そこへロベルタの鋭い脚が腹に突き刺さる
スネーク「がはぁっ!」
ロベルタ「ふしゅるるるる・・・」
スネーク「がはっ!ぐ・・」ペッ
赤いツバが口から溢れる
オタコン「スネーク!」
スネーク「今のでアバラを何本かやられた・・・噂以上の化け物だ。奴は本当に一人で米軍を相手にするつもりらしい」
オタコン「スネーク、よく見るんだ!奴は銃器を使っていない!」
スネーク「老人一人、体一つで事足りるという事か・・・なめられたもんだ」
ロベルタ「そ こ か」
149:
バアァァン!
ロベルタ「シィィィイィ!」
ロベルタ「!?」ガシ
スネークの手がロベルタの肩を掴む
スネーク「ふん!」
ロベルタ「ガッ!?」ズドン!
ロベルタ「」ギュルルルル
ロベルタ「シャアアア・・・・!」ストン
体を回し即座に起き上がり、間髪入れずに襲い掛かる
ロベルタ「戦いの基本は格闘、そう思わなて!?」ブオン
スネーク「俺は戦いにきたんじゃない!君を止めに来た!」
ロベルタ「 ま だ 言 う か ! 」
バキィ!
オタコン「スネーク違う!奴は発砲音を聞かれたくないんだ!」
スネーク「ステルス・キル・・・米軍か!」
オタコン「そう、猟犬は本来こんな所で油を売っている場合じゃない」
オタコン「奴の強さは尋常じゃない・・・だが、ハンデがある以上そこに勝機があるはずだ!」
スネーク「くっ!」
バシッ! バシッ! バシッ!
ロベルタ「!」ガシ
スネーク「ちぇりゃああああ!」
ロベルタ「それはもう効かない」ニヤ
スネークのCQCを力付くで投げ返すロベルタ
スネーク「!?」
ロベルタ「ガアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ロベルタのパワーによりはるか向こうまで投げられる
パラパラパラ・・・
ロベルタ「もっと 遠くへ お逃げなさい」
ロベルタ「でないと 皮をはがされ 飾られてしまうから」
スネークを見失うロベルタ
150:
スネーク「ハァ・・・ハァ・・・」ムク
スネーク「オタコン、どうやら・・・奴が銃器を使わないのはもう一つ理由がある」ハァハァ
オタコン「なんだい?」
スネーク「ガルシアだ・・・ガルシアがここにいるからだ」
オタコン「でも奴はさっきガルシアを撃とうと・・・」
トー・チー宅での出来事を思い出すスネーク
スネーク「奴は幻覚がどうこう言っていた・・・これは薬物の過剰摂取と症状が似ている」
オタコン「オーバードーズか!」
スネーク「言いようのない不安と恐怖が奴に内在しているのだろう。そうなれば、目に映る者がみな敵に見える」
オタコン「例え自分の主人でも、か・・・」
スネーク「だがまだかろうじて良心は残っているようだ。そこに勝機がある」
オタコン「賭けだね。随分危険な賭けだけど・・・」
スネーク「やってみる価値はある。ではこれより、猟犬狩りを再開する!」
オタコン「死ぬなよ、スネーク!」
151:
ロベルタ「シャアアアアアアア!!!」バキ!ドガ!
壁や柱などを手当たり次第殴りつけるロベルタ
ロベルタ「フシュルルルルル・・・」クンクン
ロベルタ「匂う…匂うわ」ニヤ
ロベルタ「そっちね・・・ふふ、待っていらして」
バリィン!ガン!ガラガラガラ!
スネーク「匂いを辿ってくるとは・・・いよいよ人外染みてるな」
オタコン「いいかいスネーク、奴は『生きて』捕獲するんだ。絶対に殺しちゃあダメだよ!」
スネーク「奴相手に生け捕りはかなり厳しいが・・・一瞬でも隙を生む事ができれば!」ジャキ
ロベルタ「SYAAAAAAAAAAAA!!」ダダダダダ
スネーク「(動いた!)」
ロベルタ「ガアアアアアアアア!!」ダダダダダ
クンッ
ロベルタ「!?」
何かを踏むロベルタ。視線を足元に向けると、そこには薄らと一本の線が
スネーク「かかった!」
ロベルタ「(ワイヤー・トラップ!)」
ワイヤーの先には
ロベルタ「グレネー(ry
ズドォン!ズドォン!ズドドドドォン!
ロベルタ「がっ!」
爆風はわざと外れるように逸れていく
ロベルタ「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!」ガバッ
スネーク「ロザリタ!聞け!」
スネーク「今のトラップは建物が崩れるようにわざと支柱に配置した!」
スネーク「お前の「不注意」のせいで若様が死ぬ。それでもいいなら追って来い!」
ロベルタ「・・・」
ロベルタ「 あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! 」
ロベルタ「それはダメ!駄目!それだけはダメなのに・・・!」
ロベルタ「Ahhhhhhhhhhhh!!」
一目散へとガルシアの元へと向かうロベルタ
152:
スネーク「・・・」ジャキ
ガシャアアアアアアン!
ロベルタ「若様!」
視線の先に横たわる人影
ロベルタ「若様!・・・じゃない!」
それは先ほどいたぶった猟犬の獲物だった
プシュ!ブワアアアアアアアアアアア!
ロベルタ「!?」
死体の中にスモークグレネード
スネーク「今だ!」バッ
ロベルタ「」ギロォ!
煙の立ち込める中、サーマルゴーグルを付けたスネークに対し、肉眼であるはずの猟犬の目は確実に相手を捕えた
ロベルタ「シャアアアアアアアアア!!」
スネーク「ふん!」パスパスパス
スネークの銃撃を全て【素手】で叩き落とすロベルタ
スネーク「?????!」パスパスパスパスパス!!
ロベルタ「SYAAAAAAAAA!!」パシパシパシパシ
パス パス! カチン
スネーク「弾切れ!」
ロベルタ「GAAAAAAAAAAAAAAA!!」
好機とばかりに突っ込むロベルタ
スネーク「!」
ロベルタ「aaaaaaaaaaaa!!」
ガクン
ロベルタ「!?」
153:
ロベルタが突然膝から崩れ落ちる
スネーク「麻酔銃だ。いくら君でもあれだけ受ければ・・・」
ロベルタ「????!」ピクピク
ガシッ!
スネーク「ちえぇぇりゃあああ!」
スネークのCQC一本背負いがロベルタを貫く
ズドン!
ロベルタ「ぎっ!」
スネーク「ふん!」
ロベルタにマウントを取り、首を絞めるスネーク
スネーク「君はおとなしく捕まりそうにない、そのまま落とさせてもらう」
ロベルタ「うう・・・」クラァ
ロベルタ「ギッ!」
ゴッ!
スネーク「うぐっ!」
ロベルタ「????」クラクラ
抵抗を辞めないロベルタ
スネーク「まだ動けるのか!?」
ロベルタ「う・・・うう・・・」フラァ
ロベルタ「シャッ!」
スネーク「!」
マウントを交互に取りあう二人
ロベルタ「ぜえっ!ぜえっ!」ガン!ガン!
スネーク「く・・・ぬおおおおおおおおおお!」
ゴロゴロゴロ・・・
スネーク「まだ落ちないのか・・・!」
ロベルタ「ぜっ・・・ぜっ・・・」ヒューヒュー
ゴロゴロゴロ・・・
ロベルタ「ヒュー・・・ッ!ヒューッ・・・!」ガシッ
スネーク「ちぇぇい!」
ゴロゴロゴロ・・・
154:
スネーク「諦めろロザリタ!これ以上は君が追い込まれるだけだ!」
ロベルタの腕から次第に力が抜けていく
スネーク「????」グググ
ロベルタ「・・・だ・・・い」
スネーク「!?」グググ
ロベルタ「ま・・・た・・・ない」
スネーク「ぬぐ・・・」グググ
ロベルタの腕から完全に力が抜ける
ロベルタ「まだ・・・足らナイ」
カチッ
スネーク「!?」
ズドォン!
スネークの腹部に突如衝撃が走った
155:
スネーク「かはぁっ!」
ロベルタのベルトから硝煙が舞う
スネーク「ベルトに仕込み銃・・・だと・・・?」
ロベルタ「くく・・・まだ足らない・・・」
ロベルタ「もっともっと「用心」するべきだった・・・」
スネーク「ぐ・・・ごほっ!」
立ち上がる事ができないスネーク
ロベルタ「だがあなたが本当に用心しなくてなならなかったのは・・・」
ロベルタ「追い込まれた【ジャッカル】は狐より凶暴だと・・・言う事!」グッ
スネーク「(!?)」
バキィ!
バキィ!
バキィ!
スネークに乱打を浴びせるロベルタ
スネーク「ぐはぁ!」
ロベルタ「」ニヤニヤ
ドカ!バキ!ドム!グフ!ゴン!ガン!
ガルシア「(ロベ・・ルタ・・・)」
先ほど同様。スネークに嬉々として暴行を加えるロベルタ
スネーク「・・・」ピクピク
ロベルタ「あら・・・おもしろい物を持っているわね」
スタン・ナイフを手に取るロベルタ
ロベルタ「ふん!」グサ
スネーク「ぐはぁ!」
ロベルタ「スイッチは、ここかしら・・・」カチ
バリバリバリバリバリバリバリバリ
スネーク「ぐああああああああああ!」
ロベルタ「」ニヤニヤ
156:
スネーク「・・・」プスプス
ロベルタ「」ポイ
スネークを投げ捨てるロベルタ
スネーク「かは・・・」ドサ
オタコン「スネーク!起きろ!起きるんだ!」
ロベルタ「セニョール、あなたがどこのどなたか存じ上げませんが」
ロベルタ「私、今「狩り」の真っ最中でございまして」
ロベルタ「心残りながら、これ以上あなたに構う理由は消えました」
指を動かし麻酔の抜け具合を確かめるロベルタ
スネーク「う・・・」
ロベルタ「ではセニョール、これにて」
ロベルタ「御機嫌よう」ジャキ
オタコン「スネーーーーーーーーーーーーーーーーーーク!!!!!!!!」
170:
 F I R E ! !
ドガガガガガガガガ!
ロベルタ「!?」
突如多数の銃弾がロベルタを襲う
ドガガガガガガガガガ!
バン! バン! バン!
ドガガガガガガガガガ!
move!move!move!
ドガガガガガガガガ!
パシッ カラン シュルルルルル・・・
ブシュウウウウウウウウウウウウウ
再び辺りに煙が立ち上る
ロベルタ「ガアアアアアアア!」
猛るロベルタと裏腹に、弾薬は冷静ににかつ適格に運び込まれていく
「大丈夫かじいさん!」
スネーク「う・・・」
ドガガガガガガガガガ!
「こちらバロウズ二等軍曹!二階フロアにて銃撃に遭遇した老人を一名確保!」
「ホーナーです!同じく少年を一名確保!」
バロウズ「彼らはUNKNOWNに殺される寸前だった!ホーナー軍曹は正しい判断をしたと信じます!」
ホーナー「イレギュラーですが指示を!」
『曹長、その二名を保護した事で状況はさらにシビアになった』ザザ
『だがその老人と子供を見殺しにしていれば、私はお前を部隊から放り出していただろう』
『よくやった。感謝する』ザザ
ホーナー「これより所定位置に帰還する!サンチェス、バロウズ、行くぞ!」
muve! GO!GO!GO!
ドガガガガガガガガガ!
ドガガガガガガガガガ!
ドガガガガガガガガガ・・・
ロザルタ「あああああああああ・・・・」
猟犬の咆哮が薄らと消えていった
171:
ロアナプラ 米軍部隊合流地点
「パッケージ二名の容体は?」
ホーナー「チャイルド・パッケージは外傷なし!しかし何らかのショックからか虚ろな状態です!」
サンチェス「こっちはひでえ!オールド・パッケージ、、打撲痕多数、左肩部に裂傷、腹部には広い擦過傷と見られる傷跡が!」
「ただちに応急処置だ。ご老体を押さえろ!」
サンチェス「じいさん、少し痛むぞ!」
スネーク「うっ!ぐ・・・」
消毒、縫合、傷薬等の医療処置を的確に行うサンチェス
スネーク「うがあっ!・・・ハァ・・・ハァ」
サンチェス「よし、もう大丈夫だ。ついでにこれも飲んでおきな」
【LIFE回復薬】←Use!
スネーク「ふう・・・」
ガルシア「うああああああ!」ジタバタ
バロウズ「少佐!子供が・・・」
ホーナー「坊や、落ち着け!俺達は味方だ!」
スネーク「ガルシア・・・無事だったか」
「二人とも聞いてくれ。我々は敵ではない。君達を助けに来た」
スネーク「(こいつら・・・まさか)」
「私はアメリカ合衆国不特殊作戦群少佐、シェーン・キャクストンだ」
ガルシア「(あ・・・あ・・・)」
「君たちが無事で本当によかった・・・」
スネーク「(グレイ・フォックス!)」
172:
キャクストン「彼らは私の部下の・・・」
自己紹介を済ませるバロウズ、サンチェス、ホーナーと
レイ「レイモンド・マクドガル 。ここではレイと呼ばれている。よろしく頼む」
キャクストン「ところで、君達は地元の人間じゃないな?どうしてこんな所に・・・」
ガルシア「・・・」グッ
スネーク「・・・その質問に答えるにはこちらも一つ聞かねばならぬ事がある」
キャクストン「なんだ?」
スネーク「【グレイ・フォックス】の名はは米軍ではタブーのはずだ。何故その名を名乗る」
キャクストン・レイ「!!」
レイ「オヤジさん、何者だ。答えようによっては・・・」
キャクストン「レイ、よせ」
スネーク「俺はお前らに用があってここへ来た」
キャクストン「誰に頼まれた?」
スネーク「・・・」
キャクストン「まさかあなた、FOXHOUNDの(ry
ガルシア「うわあああああ!」ジャキ
スネークのSOCOMを米軍に向けて構えるガルシア
スネーク「ガルシア、いつの間に!」
米軍達「!!」ジャキ
173:
キャクストン「よせ!子供に銃を向けるな!」
ホーナー「しかし少佐、あの子はあなたに!」
ガルシア「お前たちのせいで・・・お前たちさえいなければ・・・」
スネーク「ちっ」ガバッ
バァン!
ガルシアを捕え銃身を上に向けるスネーク
ガルシア「・・・ッ」
スネーク「落ち着けガルシア・・・銃は返してもらうぞ」ジャキ
キャクストン「銃を降ろせ!その子はもう銃を持っていない!」
ガルシア「・・・」
キャクストン「君たちは・・・偶然あの場所にいたんじゃないな?一体君たちは・・・」
スネーク「・・・」ドサ
スネーク「だれか、タバコをくれないか」
サンチェス「あ、ああ・・・」
スネーク「」シュポ フー
レイ「オヤジさん、俺が気になるのはお前だ。そのナリ、明らかに戦闘用兵装だ」
キャクストン「何者か・・・答えていただけないか」
スネーク「・・・俺は親友の名を勝手に名乗られるのが気に食わなかっただけだ」
レイ「! おいシェーン、こいつぁ・・・!」
キャクストン「やはり君は・・・なんという巡りあわせか・・・」
キャクストン「こんな場所でお会いできるとは思わなかった」
キャクストン「伝説の傭兵、ソリッド・スネーク・・・」
米兵達「!!」
ガルシア「(セニョールが・・・伝説の傭兵!?)」
スネーク「・・・」フー
174:
レイ「しかし、こんなじいさんだったなんて」
スネーク「俺は人より成長がいんだ」
キャクストン「我々を抹殺しに来たのか・・・?」
スネーク「俺の任務はお前らの追跡調査、それだけだ」
スネーク「用事が済めばお前らがどこで何をしようが知ったこっちゃない」
スネーク「だが、彼はそういう訳にもいかない」
ガルシア「・・・」
キャクストン「少年、君は一体・・・」
ガルシア「貴方たちが何もかも、僕の暮らしを、ロベルタを・・・」
ガルシア「僕らをめちゃくちゃにしたのはっ!あなた達じゃないかぁ!!!!」
スネーク「・・・」フー
キャクストン「我々は思ったよりひどい状況に置かれているようだ・・・」
キャクストン「君は一体、誰なんだ?ここで・・・何が起こっているんだ?」
ガルシア「・・・」
スネーク「彼は・・・ベネズエラから遥々この地にやってきた」
レイ「ベネズエラ・・・プラン117の・・・!」
キャクストン「では君は、あの時のターゲットの・・・」
ガルシア「あの爆破事件で命を落とした10名、そのうちの一人が」
ガルシア「僕の、父親だ」
静まり帰る米兵達
スネーク「少佐、事はそれだけじゃない」
スネーク「お前らの起こした発破が『凶暴な猟犬』にまで火を付つけた」
スネーク「フローレンシアの猟犬・・・それがお前らの言うUNKNOWNの正体だ」フー
ホーナー「あの国際指名手配犯の!」
サンチェス「なんてこった・・・」
スネーク「奴はラブレス家に匿われていたんだ。運が悪かったな、メイジャー」
ガルシア「僕の大切な人は・・・もう戻ってこない・・・」
キャクストン「・・・私は、あの作戦が正しかったのかどうか判断できない」
キャクストン「だが言い逃れをするつもりもない」
銃をガルシアに渡すキャクストン
レイ「シェーン!よせ!」
ホーナー「少佐!」
キャクストン「君は、私に復讐する【権利が】ある」
175:
ガルシア「・・・」
亡き父の思い出がガルシアを巡る
スネーク「!」
ガルシアに銃を向ける米兵達
キャクストン「銃を降ろせ!」
サンチェス「少佐、その命令は聞けません!」ジャキ
ホーナー「もし撃てばその子を敵対勢力と見なします!」ジャキ
バロウズ「ああ・・・頼む、少佐・・・」ジャキ
スネーク「(やれやれ・・・)」
スネーク「」ガバッ
キャクストン「!」
キャクストンにCQCホールドを仕掛けるスネーク
ガルシア「セニョール!」
レイ「オヤジさん、なにを!」
スネーク「ガルシア、折角ここまで来たのにそれはないな」
スネーク「憎き仇が目の前にいる。これを逃せばもうチャンスはないぞ」チャキ
スタンナイフを突き立てるスネーク
ホーナー「じいさん!」ジャキ
スネーク「動くな!お前らが発砲するよりこいつの命が無くなる方がい!」
サンチェス「助けてやったのに・・・このじじい!」ジャキ
スネーク「ガルシア、良い機会だ。一つこぼれ話しを聞かせてやろう」
スネーク「親に見捨てられた一人の哀れな男の話しだ」
ガルシア「・・・?」
176:
スネーク「その男は当時新米兵士だった。先輩連中は皆名の通った兵士だった」
スネーク「自分もいつかそうなろうと、日々鍛錬を積む日々だった」
スネーク「ある日、その新米兵士にチャンスが巡ってきた・・・世界征服を企む大きなテロ組織に送り込む工作員に選ばれた」
スネーク「数々のトラップ、並み居る強敵を潜り抜け、仲間の助けを借り、ついに首謀者の元へたどり着いた」
スネーク「だがその首謀者は・・・兵士の父親だった」
キャクストン「・・・!」
スネーク「父親は世界を破壊しようとしていた。己の野心を世界にばら撒こうとした」
スネーク「父親は実の息子にたった一言こういった。「お前はやりすぎた」と」
スネーク「息子は憎んだ。自分を欺き、仲間を裏切ったその男が」
レイ「・・・」
スネーク「さあ、その兵士はその後どうしたと思う?」
ガルシア「・・・わかりかねます」
スネーク「正解は「殺した」だ。憎い裏切り者をこの手で撃ち殺した」
スネーク「兵士はその後、世界を救った英雄と称えられ、周りからもてはやされた」
スネーク「だが英雄には何も残らなかった。彼に残ったのは言いようのない喪失感。それだけだった」
キャクストン「(アウターヘブン騒乱・・・!)」
レイ「(間違いない・・・本物だ!)」
スネーク「こうして「英雄」になった「新米」は姿を眩まし、誰もいない場所で一人で余生をすごした。哀れな兵隊の話しだ」
ガルシア「・・・なぜ今それを?」
スネーク「君を見ていたら思い出した。今の君にはピッタリな話しだと思ってね」
スネーク「君がやらないのなら俺がやろう。そら」ググ
キャクストンをしめつけるスネーク
ホーナー「じいさん!いい加減にしないか!」ジャキ
スネーク「言ったはずだ。俺は、友の名を勝手に名乗るお前らが気に食わない、と」
スネーク「理由などどうでもいいんだ。わかるか、ガルシア」
ガルシア「・・・」
スネーク「殺し合う。理屈は後からついてくる。まるで終わらない舞踏会だ」
スネーク「この舞踏会に参加するかしないかはお前が決める事だ。自分の事は自分で決めろ。それが大人の証だ」
ガルシア「・・・わかりました」
銃を構えるガルシア
レイ「坊や!」ジャキ
米軍「!!」ジャキ
パァン!
177:
ガルシアの放った弾丸は
スネーク「・・・」プスプス
スネークの頬を浅く削った
スネーク「それが君の意志か」
ガルシア「・・・はい」
キャクストンを放すスネーク
バロウズ「少佐!」
サンチェス「じじい・・・てめえ!」
キャクストン「よせ!私は無事だ!」
ガルシア「少佐、僕の意志はただ一つ」
ガルシア「大事な人を連れ戻す。それだけです」
ガルシア「だがロベルタがあなたを襲うのは、彼女がもう一つの結論を出した僕だからです」
ガルシア「だから、あなたにも、「責任」は取ってもらう」
キャクストン「甘んじて受けよう・・・男の約束だ」
prrrr prrrrr
スネーク「オタコンか」
178:
「・・・ザザ・・・・ザザザザ・・・・ザザザ」
スネーク「オタコン、ノイズがひどくて聞こえない。音声をどうにかしてくれ」
キャクストン「(バースト通信・・・やはり彼は、我々以上の所から来たようだ)」
「ザザ・・・あ、あーあー・・・ザザ聞こえま・・ザザますかドウゾ・・ザザ」
スネーク「聞き取りにくいな・・・だがさっきよりマシだ」
スネーク「で、どうした?」
「ザザ・・えっ?いや・・・・ザザ今どんな状況かなぁ?、と・・・ザザ」
スネーク「猟犬にこっぴどくやられた・・・だがその代わり、グレイフォックスとの接触に成功した」
スネーク「今は彼らから話を聞いている途中だ」
「ザザ・・・メイドとやり合っ・・・ザザ・・・のかい!?・・・ザザ・・・よく無事デ・・・」
スネーク「米部隊共に助けられた。ダメージは残っているが、応急処置はしてもらった」
「アー・・・ザザそれはよかったデス・・・ザザ・・・えっとですね・・・ザザ・・・あー・・・ザザあなたはどこからきたのですか・・・ザザ」
スネーク「オタコン、さっきから様子が変だぞ。何かあったのか」
prrrrrrr
オタコン「スネーク!そいつは僕じゃない!」
スネーク「なんだって!?じゃあこいつは一体・・・お前は誰だ!!」
「・・・ザザ・・・やばっ・・ザザ・・・バレた!」
スネーク「何者だ!」
「ザザ・・・えっと・・・ザザファンの一人だよ・・・ザザ・・・それじゃ!」プツン
183:
ロアナプラ ラグーン商会事務所
ベニー「あっぶなかった!まさかこんなにくバレるなんて・・・」
ダッチ「ケビン・ミトックの名が泣くぜ。ベニー・ボーイ」
ベニー「この僕を持ってしてもたった10秒程度が限界とは・・・連中、とんでもないセキュリティを持ってるね」
ダッチ「だがおかげで大体見えてきたわけだ」
ベニー「ああその通りだダッチ。この強固さは合衆国トップシークレットに匹敵するね」
ベニー「FBIのデータベースに侵入した時と同じ感じがしたよ」ハハ
ダッチ「それが理解できる時点でお前さんは間違いなく世界ランクのハッカーさ。オーライ?」
ダッチ「で、どこの貴族だあのじいさん?」
ベニー「そっちはばっちりだ。奴らの通信ログから発信元にたどり着いた」
ベニー「どうやら飛行船だね。機体照合「ノーマッド」。所属は「フィランソロピー」」
ダッチ「そいつは聞いたことあるぜベニー・ボーイ。この地球上でもっともお騒がせなNGO団体だ」
ベニー「オーライだダッチ。そして驚くなかれ、バックはなんと「国連」だ」
ダッチ「国連!じゃああのじいさん、皆でwe are the worldでも歌いに来たか?」
ベニー「そうだといいけどね。ただその場合曲目はマーチだと思うけど」
ダッチ「ハァ・・・やっぱりあのじいさん、パンドラの箱だったわけか・・・」ペチ
ベニー「事実、この街のありとあらゆる災厄が飛び出してるね」
ダッチ「希望はあるのかベニー・ボーイ。おっかなすぎてちびりそうだ」
PRRRRRRR PI
ロック「ベニー、首尾はどうだ」
ベニー「やあロック、あのじいさん、ついに猟犬にかち合ったようだよ」
ロック「どうなった!」
ベニー「こっぴどくやられたらしい。キリングマシーンは老人にも容赦ないね」
ベニー「だがギリギリの所で米兵に助けられたようだ。今は仲良く談笑中みたい」
ロック「ガルシアは?」
ベニー「さあ、そこまでは探れなかった」
ベニー「メイドがイカレっぱなしの所を見るとまだ会ってないんじゃないかな」
ロック「・・・」パシ
ベニー「そうそう、ついでにロック、じいさんの正体が割れたよ」
ロック「なんだって!」
ベニー「国連所属のNGO団体「フィランソロフィー」のエージェントさ」
ロック「国連・・・なるほど、通りで」
ロック「アメリカより上なわけだ」
ダッチ「ロックか?代われ」
ベニー「なぁロック、君は同僚として気に入っている、君がここを去るのは忍びない」
ベニー「うまくやってくれよ?」
ロック「ああ」
184:
電話を代わるダッチ
ダッチ「・・・お前が何を謳うのか気になって眠れねえ」
ロック「まずは謝っておくよダッチ。だがその代わり仕事を持ってきた」
ロック「口入屋は暴力教会 依頼人はNSA ラグーン商会正規の仕事だ」
ロック「俺達の役は・・・最後の最後で厄介者を連れ出す役目だったのさ」
ダッチ「状況は何も変わってねえ。米兵もじじいも未だ地獄の底だ」
ダッチ「その上猟犬の獲物と仲良くクルーズだ?ご機嫌極まりない話しだな」
ロック「米兵は必ず帰ってくる。じいさんも死なない。ガルシアも無事だ」
ダッチ「何故そう言いきれる」
ロック「まだ出番がない役者がいるからさ」
ダッチ「・・・何を言ってるのかさっぱりだ。ライオン・キングはアニメでイイ」
ロック「魔よけの護符と聖なる剣が俺達の役に立つのさ」
ダッチ「で、その効果は?」
ロック「使ってみないとわからない」
ダッチ「話にならねえ。論外だ」
ロック「だが効き目があるのはその二つだけだ」
ダッチ「ハァ・・・最後の最後でまた、ビックトラブルを背負い込むハメになるのか」ペチ
ロック「ポジティブシンキンさダッチ。こうとも言えるだろ?」
ロック「最後の一番面白い部分を 俺達だけが楽しめる」
ダッチ「・・・」
ダッチ「くく、メイド以外に医者が必要なのは誰かよーくわかったぜ」
ダッチ「だがこの街にはいい煮え具合だ」ニヤ
ダッチ「なにがどうなってそうなるかわからんが、連中は生きて戻るんだな」
ダッチ「報酬で何を買おうか、カタログ持参で待っておくよ。ロック」
ガチャン
185:
ロアナプラ 米兵合流地点
スネーク「ハッキングされたのか!」
オタコン「ほんの数秒だけだけど・・・どうやら、そこには腕利きのハッカーがいるみたいだね」
スネーク「発信源は?」
オタコン「すぐ逃げられたからね。特定はできなかった」
オタコン「だがその街からという事は確かだ」
スネーク「なんだと!くそ、この街はどうなっている」
オタコン「暴力にクスリ、おまけに電子世界にもワルが揃ってる」
スネーク「まさに最先端のソドムの街だな・・・」
オタコン「悪夢だよ。できる事ならはやくおいとましたい」
スネーク「同感だ。ここは住人以外が立ち寄っちゃいけない非緩衝中立地帯だ」
prrrrrrr
スネーク「エダ!」
エダ「じじいてめえええええどこで油売ってやがる!!!!
エダ「てめえがちんたらしてる間に猿が猟犬に襲われたぞ!!!」
スネーク「なんだと!」
エダ「見殺しにしてやりたい所だが、あのエテ公に死なれるとアタシも困るんだよ!!」
エダ「さっさと助けにいけ!!!」
スネーク「了解だ。これよりレヴィ達の救出に向かう!」
キャクストン「どこへ?」
スネーク「仲間が猟犬に襲われた。これより救助に向かう」
ガルシア「ファビオラが!」
キャクストン「・・・じいさん、いや、ソリッド・スネーク」
キャクストン「無理を承知で言うが、我々も同行させてくれないか」
レイ「おいシェーン!」
スネーク「どういうつもりだ」
キャクストン「事の発端は我々にある。これ以上無関係の者が傷つくのは見ていられない」
ガルシア「贖罪のつもりですか・・・」
キャクストン「どう捕えてもらっても構わない。だが私は自分に嘘はつきたくない」
スネーク「・・・いいだろう」
ガルシア「セニョール!」
スネーク「ガルシア、これを持っておけ」
SOCOMを渡すスネーク
スネーク「君の所のメイドは本当に強い。万が一の場合は君を守れる気がしない」
スネーク「もしもの場合は自分で自分の身を守ってくれ」
キャクストン「じいさんそれと、私の周波数も教えておこう」
キャクストン「周波数は【140.48】だ。はぐれたら連絡をくれ」
スネーク「了解だ。俺も聞きたい事はまだ残っている」
無線リスト
【オタコン】【エダ】【キャクストン】←New!
186:
キャクストン「諸君、我々はこれより彼らの仲間の救出に向かう」
キャクストン「彼らは私のせいでこうなった・・・事の発端は私にある」
キャクストン「それ故に、私には彼らの命を救う義務がある」
キャクストン「私個人のワガママだ。ついて来てくれるか?」
米兵「もちろんだ!少佐!」
キャクストン「感謝する。相手は生半可な敵ではない」
キャクストン「度胸は十分か」
米兵「yeeeeeeeeeeeeeeah!!
スネーク「軍人は堅苦しいな」
キャクストン「では行こうか・・・」
キャクストン「GO!」
スネーク「」スチャ
「огонь(撃て!)」
187:
突如夥しい数の弾丸に襲われる一行
スネーク「!?」
キャクストン「回避!」
スネーク「上か!」
「制圧射撃、撃ち方、始め!」
ドガガガガガガガガ!
スネーク「ぐっ!」
キャクストン「スネーク!」
不意に討たれた弾丸がスネークと米兵達を分かつ
スネーク「しまった!」
「彼我の間を分断しろ。撃ち方始め!」
ガルシア「セニョール!」
スネーク「ガルシア!無事か!」
「分断成功!」
「よし、二組を合流不可地点まで追い込む。射撃用意!」
「огонь(撃て!)」
ドガガガガガガガガ!
米兵と離れさせられるスネーク
キャクストン「くっ、何者だ!」
バロウズ「少佐!通信です!」
キャクストン「だれだ!」ガチャ
「私は、ソヴィエト連邦空挺軍所属 ジェーン・ドゥ大尉であります」
188:
キャクストン「ソヴィエトだと・・・?何を言っている・・・これは何の真似だ!」
「貴隊の3区画以内にハウンドが迫っています。奴が追い付く前に分断、係留させるのが我々の目的であります。少佐殿」
「我々はしかる者との盟約の為、貴隊をこの血の混じった戦場から脱出させる。それが我々の任務であります」
キャクストン「我々の味方をするというのか?にしては随分手荒いな」
「我々ははあの人狼までも街から無事脱出させなければならない」
「本心を言うのであれば、我々は是非あなた方と一戦交えたかった。我々がアフガンでのたうちまわっていた頃からの悲願であります」
「死人は生者がいつまで経っても羨ましい。だがそれももはや適わぬ夢であります」
キャクストン「ドゥ大尉、君は一体・・・」
「だがサラディン、あれだけはダメだ!アレは我々の物だ!」
キャクストン「正体を知っているのか!」
「世界を救った伝説の英雄、どういうわけか彼が我々の街へとやってきた」
「この機会を逃さずして、一体どこで砲火を交える事ができましょうか」
キャクストン「我々の代わりにスネークを選んだのか・・・」
「今夜の戦争は我々だけの物だ。汚す事は断じて許さん」
「貴隊は任務があるはずだ。我々は手助けをしてやっている。だからー・・・」
「おとなしくすっこんでいろ。米帝」
189:
キャクストン「スネーク!奴らは我々と君の分断が狙いだ!」
スネーク「ガルシアは無事か!」
キャクストン「ああ無事だ!連中は君の方が本命の様だ」
スネーク「狙いは俺か!」
キャクストン「奴らの指揮は完璧だ!そう多くない人員でこの街区すべてを殺傷区域に収めている!」
キャクストン「すまないが、君の手助けにいけそうにない!」
スネーク「ちっ、ご指名とあらば仕方がない」
スネーク「わかった。ガルシアを頼む!」ダッ!
「標的青は遭遇地点に留保!米軍は離脱!」
「よし、狙撃班!各ポイントに待機しろ!」
キャクストン「奴らはソ連軍を名乗っている!気を付けてくれ!」
スネーク「ふん!」
ドガガガガガガガガ!
ドガガガガガガガガ!
ドガガガガガガガガ!
190:
prrrrrr prrrrrr
スネーク「オタコン、襲撃だ!今度は自称「ソ連軍」だ」
オタコン「ホテル・モスクワだ!」
スネーク「どうやら奴らの狙いは俺らしい」
オタコン「全く・・・もう銃声は聞き飽きたよ」
スネーク「グレイフォックスと離されてしまった。だが周波数は教えてもらった」
スネーク「いつでも連絡は取れる」
オタコン「まずはそこからの離脱が最優先だね・・・」
オタコン「エダに繋いでみるんだ!」
prrrrrrr
スネーク「エダ!ホテル・モスクワが動いた!」
エダ「とうとう動きやがったか、フライフェイスめ」
スネーク「フライフェイス(火傷顔)?」
エダ「ああ、顔にでっかい火傷があるからそう呼ばれてる。あの女は三合会と違ってドンパチできれば満足なんだ」
スネーク「ソヴィエトの亡霊・・・」
エダ「今じじいを襲っているのは遊撃隊(ヴィソトキニ)あの女のアフガン時代からの同志だ」
エダ「しかも奴ら、頭の中は今だ戦時中だ。ある意味猟犬よりタチが悪い」
スネーク「どうすればいい?」
エダ「そいつらを掻い潜ってエテ公共を救出しなければならねえな。できるか!?」
スネーク「やるしかない」
エダ「オーライじじい!場所はベニー(オタコン)がマーキングしてる。頼むぜ!じじい!」
スネーク「了解。これよりレヴィ達の救出へ向かう」プツン
【BOSS】遊撃隊(ヴィソトニキ)
191:
現時点でのスネークの装備
武器
【SOCOMピストル】ガルシアに譲渡
【M16A1】ロベルタにより破損放棄
【M9(麻酔銃サイレンサー付き】
【スタン・ナイフ】
【スモークグレネード】×2(ロベルタ戦にて一個使用)
【グレネード】×0(ロベルタ戦にて使い切る)
【C4】×3
装備
【サーマルゴーグル】
【ナイトゴーグル】
アイテム
【ジアゼパム】×3
192:
今日はここまで
ちなみになんですが、>>47>>48のシェンホアとソーヤーも【BOSS】扱いという事で
199:
ロアナプラ 路地裏
遊撃隊兵「目標、терять(消失!)」
バラライカ「各分隊、想定ルート周辺を固めろ!」
バラライカ「ボリス軍曹、米軍共は?」
ボリス「順調に市外へと向かっております。猟犬は発見地点で係留。その後後退したのちロスト」
ボリス「身動きが取れず引いたと思われます」
バラライカ「上出来だ軍曹。よし、狙撃班!サラディンの退路を塞げ!」
スネーク「的確な動きだ・・・元ソ連兵と言うのは本当のようだな」
スネーク「だがステルスミッションなら俺の十八番だ・・・」ジャキ
遊撃隊兵「第三分隊、応答が取れません!」
バラライカ「場所は?」
遊撃隊兵「ポイントDであります!」
バラライカ「近くの分隊に周辺を制圧射撃させろ。サラディンをいぶり出す」
ボリス「よいルート選びです。短時間かつ隠れやすい、一番効率のよい道筋を選んでます」
バラライカ「さすがサラディンだよ軍曹。噂は伊達じゃないな」
バラライカ「若き日のシャラシャーシカが釘付けになるのもわかる」
ボリス「・・・」
バラライカ「さあ、はやくこいサラディン。私の元へ・・・」
ドガガガガガガガガ!
ドガガガガガガガガ!
ドガガガガガガガガ!
スネーク「!」パスパス!
遊撃隊兵「ふあぁ・・・」zzz
遊撃隊兵「あそこだ!追え!」
スネーク「ハッ!」
ズキュゥゥン!
スネーク「狙撃兵!」
遊撃隊兵「奴を向こうに追い込め!」
スネーク「ちっ」
ズキュゥゥン! ズキュゥゥン! ズキュゥゥン!
200:
スネーク「一個小隊丸々投入とは、随分な歓迎だな」
スネーク「なるべくなら見つからずに進みたいが・・・ん?」
遊撃隊兵「目標、再びтерять(消失!」
バラライカ「消失ポイント周辺を警戒 まだそう遠くへは行っていない」
遊撃隊兵「了解、周辺けいか・・・ふわっ」zzz
遊撃隊兵「目標より被弾、しかし奴の姿が見当たりません!」
バラライカ「どういう事だ・・・」
「ふえっ」「ふぁあぁ」「あっ・・・」
ボリス「どうした!戦況を報告しろ!」
「zzz」
バラライカ「全滅、だな」
ボリス「奴は一体どこに!」
スネーク「ふう」
スネーク「やはりこいつがあれば心強いな」ニヤ
【ダンボール】←new!!
201:
遊撃隊と交戦しつつも確実に歩を進めるスネーク
ドン!ドン! パララララ・・・
バラライカ「音が近くなった」
バラライカ「状況は!」
遊撃隊兵「第四分隊連絡取れず!狙撃班、目標を再びтерять(消失!」
ボリス「奴は狙撃ポイントを確実に把握しているようですな」
バラライカ「狙撃班движение(移動)こちらまで戻ってこさせろ」
バラライカ「第一分隊は奴のルートをなぞれ。第二分隊最短ルートでポイントAに移動だ」
遊撃隊兵「目標、もうまもなくです!」
バラライカ「くるぞ軍曹。同志を整列させろ」
ボリス「了解であります。カピターン」
スネーク「ハァ、ハァ!」
オタコン「スネーク、そこだ!そこの建物にレヴィ達がいる!」
スネーク「!」パス!
遊撃隊兵「ふわ・・・」zzz
スネーク「オタコン、もたもたしてると包囲される。レヴィ達を発見次第即座に脱出する」
スネーク「逃走ルートを洗っといてくれ」
オタコン「OKスネーク。エダが回してくれる手はずになってる。さあ、いそげ!」
遊撃隊「逃がすな!追え!」
スネーク「ぬおおおおおおおおおお!」
ガシャアアアアアアアン
窓を突き破るスネーク
202:
ロアナプラ 屋内
スネーク「レヴィ!どこだ!」
レヴィ「あああああああああいてえええええええええ!!いてえよちくしょおおおおおおおおおおお!!」
シェンホア「アバズレ、声大きいね!」
スネーク「そっちか!」
扉を蹴破るスネーク
スネーク「!」
レヴィ「エボバにでもなったつもりかあの野郎!ふっざけんなぁ!!」バン
ファビオラ「セニョール!」゙
シェンホア「やかましいですアバズレ!救助きましたですよ!」
スネーク「無事か・・・」フウ
レヴィ「どこほっつき歩いてやがったくそじじい!!お蔭でアタシらこれもんだよ!」
レヴィ「無事とは無縁なんだよボケェ!」
肩から血を流すレヴィと大腿から血を流すシェンホア
スネーク「何があった?」
ロットン「さっき猟犬に襲われたんだ」
スネーク「やはり!ではその傷は奴に・・・」
レヴィ「あー襲われたのは本当だ!だがな、アタシの商売道具にトンネル開けやがったのはバラライカのクソ野郎だ!」
スネーク「ホテル・モスクワだと!?何故奴らが君達を襲う」
シェンホア「簡単な話し、人質ね」
ソーヤー「あナたを・・・おびき寄せル・・・目的みたイ」ザザ
スネーク「俺が逃げないよう、保険を打っていたいたのか・・・」
レヴィ「いいか、あの野郎はな。じじいてめえが逃げねえ用にアタシらをしこたま痛めつけてここに放り込んだんだ!」
レヴィ「あああああああちくしょおおおおおおおおお!!FUCK!FUCK!FUUUUUUUUUCK!!」ガシャン
スネーク「随分荒れてるな・・・」
ファビオラ「セニョール!若様は・・・」
スネーク「彼は米軍が保護した。大丈夫、彼らは味方だ」
ファビオラ「しかし彼らは!」
スネーク「大丈夫、彼は分別を弁えている」
ファビオラ「さようで・・・」
バリィィィン!
203:
全員「!」
窓から投げ込まれる無線機
遊撃隊兵「トゥーハンド!大尉からだ!」
レヴィ「んだ姉御ぉ!」
バラライカ「サラディンに代われ」ザザ
レヴィ「あ!?サラディンってなんだボケェ!てめえアタシにこん(ry
シェンホア「このアホちん!ホテル・モスクワに盾突いてこの街でどう過ごしますか!」
スネーク「貸せ!」ガバッ
スネーク「フライフェイスだな?」
バラライカ「・・・こうしてあなたと会話を交える事を心待ちにしておりました」ザザ
スネーク「俺が狙いなら初めからそういえばいい。彼らは無関係だ」
バラライカ「あなたはデートをすっぽかす常習犯と聞いておりましたので・・・」ザザ
シェンホア「おうじいさん、それはよくないな」
スネーク「・・・俺に何の用だ」
バラライカ「今宵私とダンスを踊って頂きたく、こうして舞台を用意した所存であります」ザザ
スネーク「俺と、決闘をしろと?」
バラライカ「あなたは狐を追ってきた。それを妨害せんとす我々」ザザ
バラライカ「答えは一つしかない。そうでありましょう」ニヤ
スネーク「どうやら、君を満足させるまで帰れないようだ」
バラライカ「外をご覧ください」ザザ
スネーク「・・・!」
屋上で整列している遊撃隊達
ボリス「Выравнивание(整列)!」
バラライカ「この戦いは我々が待ちに待った戦争だ。待って待って、恋い焦がれた戦争だ」
バラライカ「この聖戦、誰にも邪魔させない。誰にも穢させるわけにもいかない」
ボリス「用意!」
パン! パン! パン! パン! パン!
遊撃隊員達が空に向けて銃を放つ
バラライカ「貴殿の危機はまだ終わらない。礼砲を持って武運長久を祈ります」
スネーク「・・・」
バラライカ「さぁ、こい!」
【BOSS】遊撃隊(ヴィソトキニ) 2戦目
206:
バババババ!
スネーク「ち!」
無数の弾薬がスネークを襲う
バリィィィン! ババババババ!
スネーク「手負いの君達はどこかへ隠れていろ!」
レヴィ「あ!?うるせえ!アタシは今テールライト並に真っ赤っ赤になる寸前なんだ!」
レヴィ「姉御に何かお返ししてやらねえと気が済まねえ!」
スネーク「しかしその怪我で・・・」
レヴィ「うるせええええええええええ!!!そいつが灯っちまった以上お前のケツの穴を増やすのに警告はしてやれねえ!わかるか!」
ソーヤー「相変わらズ、下品ナ人・・・」ガガ
スネーク「・・・わかった。じゃあ君にも協力してもらおう」
レヴィ「そうこなくっちゃなじじい!で、何人殺ればいい!?」
スネーク「その怪我では銃は握れないだろう。俺が合図をしたら・・・」ボソボソ
レヴィ「ちっ、しょぼい仕事だが今はこれしかできねえ。これで我慢してやるよ!」パシッ
ガシャアアアン!
グレネードが投げ込まれる
スネーク「伏せろ!」
ズドオオオォォン!
ファビオラ「うう・・・みなさんご無事で!?」
シェンホア「あいや・・・辛うじてまだ生きてるます」
ソーヤー「無茶苦茶・・・ネ」ザザ
ロットン「」ピクピク
レヴィ「こいつだけは全く・・・」
ファビオラ「セニョールは!」
レヴィ「行ったよロリータ。アリゾナに決闘しにな」
207:
ロアナプラ 路地裏
バラライカ「撃ち方やめ!目標は!?」
ボリス「我々の制圧射撃に対し屋内から脱出。現在物陰から我々を狙っていると推測できます」
バラライカ「第二分隊、索敵開始!第一分隊は周辺を取り囲め!」
バラライカ「不用意に顔を出すな!地の利を生かせ!」
パスッ
遊撃隊兵「ふにゃあ」zzz
ボリス「一名やられた!」
バラライカ「南東の方角だ!射撃用意!」
バラライカ「огонь(撃て!)」
バババババババババ!!
スネーク「・・・」スチャ
バラライカ「狙撃班!」
遊撃隊狙撃兵「所定位置に到着しました!」
バラライカ「狙撃班散開!ただし各々の死角をカバーする位置取りを忘れるな!」
遊撃隊狙撃兵「了解!」
遊撃隊兵「あうぅ」zzz
ボリス「まただ!」
バラライカ「軍曹、どう見る」
ボリス「高低差を生かしたよい位置取りです。こちらから死角になる場所を転々としている」
バラライカ「よし、これよりグレネード投下を開始する。10秒起きに投げ入れろ!」
バラライカ「奴に時間を与えるな!」
バラライカ「Бросьте(投擲)!」
ズドォォォン! ドォォン!ドォオオン!
スネーク「ちっ、死角を封じるつもりか!」
208:
バラライカ「これで一人ずつ確実に、というわけにもいくまい」
遊撃隊狙撃兵「目標、появление(出現!)」
バラライカ「不用意に近づくな!距離を取れ!」
バラライカ「第一分隊は陣形を維持しつつ包囲、奴の脚を止めろ!」
バラライカ「огонь(撃て!)」
ズキュゥゥゥゥン!
チュン!
スネーク「狙撃手か!これでは身動きが取れん!」
オタコン「スネーク!大丈夫かい!?」
スネーク「連中、相当な手練れだ。俺の行動も、間合いも、全て把握している」
オタコン「やはり、親玉を狙わないと・・・」
スネーク「俺もそう思っていた所だ」
オタコン「スネーク、遊撃隊は屋上の屋根伝いに位置している。そこのままじゃあ不利だ!」
スネーク「了解だ。なんとかして奴らと同じステージに立つ」
オタコン「死ぬなよ!スネーク!」プツン
遊撃隊兵「奴め、どこへ・・・」ザ
ボリス「身を出すな!」
パスッ
遊撃隊兵「ふわぁ」zzz
バラライカ「こちらの損害は」
ボリス「3名やられました。被害状況から我々の位置からちょうど大回りで一周している状態です」
バラライカ「そのままでは埒が明かないのは明白だ。奴はここまで上がってくる」
バラライカ「全分隊を集結させろ!徐々に範囲を狭めていけ!」
209:
遊撃隊兵「目標、見当たりません!」
ボリス「感づかれましたかな?」
バラライカ「いいや軍曹、サラディンは動く」
バラライカ「問題はどこから来るかだが・・・」
遊撃隊兵「大尉、奴です!」
遊撃隊兵「まっすぐです!大尉の正面から真っ直ぐ突っ込んでいます!」
ボリス「正面突破!意外な結果ですな!」
バラライカ「そのままノコノコ蜂の巣にされるとは思えんが・・・いいだろう。乗ってやる」
バラライカ「目的は我々の正面だ!撃ち方始め!」
「огонь(撃て!)」
ババババババババババ!
ババババババババババ!
ババババババババババ!
ババババババババババ!
スネーク「」キン
プシュウウウウウウウウウウウウウウウ
バラライカ「Дым мяч(煙玉)!」
ボリス「まずい!我々の硝煙と相まって広範囲に視界悪化!」
バラライカ「ハッ!総員!下がれ!」
「ふえっ」「おあぁ」 「はわぁ」
バラライカ「今ので火線で位置が特定された・・・この程度で済んでむしろ上出来だ」
ボリス「この状況下で・・・信じられません」
バラライカ「相手は不可能を可能にする男だ。このくらいしてもらわないと困る」
バラライカ「奴は直接我々の所へ上がってくるつもりだ。総員、屋内戦用意!」
スネーク「ハァ・・・ハァ・・・」
210:
ロアナプラ 屋内
スネーク「!」
ババババババ!
スネーク「動きがい。これも読まれていたか」サッ
遊撃隊兵1「Связаться(接触)!カピターン、指示を!」
バラライカ「慌てるな。焦らず徐々に詰めていけ」
ギシ・・・ギシ・・・
ゆっくりと歩を進める遊撃隊兵
遊撃隊兵2「そこだ!」ジャキ
シーン・・・
遊撃隊兵3「誰もいない・・・?」
スネーク「・・・」
ガバッ
ダンボールから姿を現すスネーク
211:
遊撃隊兵1「後ろだ!」
スネーク「ちぇえりゃああ!」
ズドン!
遊撃隊兵3「ぐはぁ!」
遊撃隊兵2「!」ジャキ
スネーク「むん!」
CQCホールドで相対する兵の動きを止めるスネーク
遊撃兵1「・・・!」ジャキ
しばらく銃を構えたまま睨みあう、が、スネークが先手を打つ
ドッ
遊撃隊兵2「うあっ」
相手に向けてホールドした兵を突き飛ばす
遊撃隊兵1「!」
ガシッ
スネーク「ちぇりゃああ!」
ズドン!
スネーク「次!」
ズドン!
遊撃隊兵2「ぐはぁ!」
ボリス「大尉、屋内線では我々の方が不利です!」
バラライカ「やむをえまい。総員後退!奴を一旦上がらせる!」
212:
ロアナプラ 屋上
スネーク「」チャキ
キィ・・
屋上への扉がゆっくりと開く
「огонь(撃て!)」
扉に向けて一斉射撃をする遊撃隊
バラライカ「撃ち方、辞め!」
硝煙が薄まり、穴だらけの扉が視界に入る
そこにスネークの姿はなかった
遊撃隊兵「これは・・・」
重りを扉に立てかけただけのチープ・トラップ
パスパスパス!
「ふあっ」 「あ・・・」 「くぉ」
遊撃隊狙撃兵「違う!奴は壁を伝って登ってきた!」ジャキ
スネーク「!」ジャキ
パス
遊撃隊狙撃兵「ふぅん」zzz
213:
遊撃隊「そこだー!」
バババババババ!
スネーク「」ジャキ
パスパスパス!
バラライカ「正面からの撃ち合いは不利だ!Сюрприз(奇襲)の動きに切り替えろ!」
ボリス「信じられません・・・まさか我々相手に本当にここまで・・・」
バラライカ「・・・潮時だ。軍曹」
バラライカ「ヴィソトキニ全滅の汚名はなんとしても防がねばらなん」
バラライカ「兵を引かせろ。この状況、もはや消耗戦だ」
ボリス「Герой(英雄)がおとなしく下がらせてくれるかどうか・・・」
バラライカ「軍曹、殿を務めろ」
ボリス「構わないので?」
バラライカ「構わん。一足先に堪能してこい」
ボリス「・・・Да(はい)」
214:
スネーク「むん!」パスパスパス
「ふえっ」「おあぁ」 「はわぁ」
遊撃隊兵「どこだ!どこにいる!」ジャキ
スネーク「動くな」チャキ
遊撃隊兵「!」
スネーク「フライフェイスはこの先か?」
遊撃隊兵「・・・Это не имеет значения для вас!」
スネークに殴り掛かる遊撃隊兵
スネーク「!」バシッ
スネーク「ちえぇりゃあ!」
ズドン!
遊撃隊兵「」ピクピク
チュン チュン
スネーク「!」サッ
スネーク「弾幕が大分薄まった。残りが見えてきたようだな」
ボリス「むぅん!」
スネーク「ぐはぁ!」
突如現れた大男の一撃に不覚にも吹き飛ばされる
ボリス「・・・」パキポキ
スネーク「ぐっ・・・」ムク
スネーク「今度はフランケン・シュタイナーか・・・やれやれ、イベントに事欠かないな」
ボリス「・・・」ゴキゴキ
スネーク「殴り合いがお望みか?大男」
ボリス「!」ジャキ
スネーク「!」
バン!バン!バン!
ボリスの銃撃を躱すスネーク
215:
スネーク「顔に似合わず慎重だな。大男」
ボリス「・・・」
スネーク「だが早撃ちなら俺も負けん。足を見て見ろ」
ボリス「!」
ボリスの左脛に麻酔弾が刺さっている
スネーク「眠る前に、俺を倒せるか?」クイ
ボリス「ぐ・・・ああ!」ジャキ
スネーク「むん!」
ガシッ!バキバキ!
ボリス「銃が・・・!」
ボリスの銃が解体される
スネーク「これでお前はでくの坊だ」ニヤ
スネーク「ちぇりゃああああああ!」
ボリス「!」
ボリスの巨体を難なく投げ飛ばす
ズドォン!
ボリス「か・・・カピターン・・・」ガクッ
ボリス「」zzz
辺りが静寂に包まれる
スネーク「ぜえ・・・ぜえ・・・」ドサ
一息着こうとたばこに火をつけるスネーク
スネーク「・・・」シュポ
カツ カツ カツ・・・
スネーク「」フー
背後から近づく足音が止まる
バラライカ「いかがでしたか?私が育てた遊撃隊(ヴィソトニキ)は」
216:
スネーク「・・・」フー
スネーク「射撃能力、索敵能力、個々の状況に応じた対応力、どれをとっても素晴らしい」
スネーク「だが特筆すべきは統率力だ」
バラライカ「ほう・・・」
スネーク「的確な指示、的確な動き。兵の士気を保つ管理能力、窮地に追い込まれても動じない冷静さ」
スネーク「この指揮官なくしてヴィソトキニは成り立たなかっただろう」
バラライカ「お褒めに預かり光栄であります・・・」
スネーク「」フー
バラライカ「・・・私の独白を聞いていただくお時間はおありでしょうか」
スネーク「もちろんだ」
バラライカ「我々はあの連邦が存在した頃から、同志と共に日々戦地にて命を削っておりました」
バラライカ「あの輝かしい、懐かしい記憶。アフガンの硝煙の匂いが私の全てでありました」
バラライカ「ですが。連邦は私から戦場を奪い、同志を奪い、そして連邦の崩壊と共に私は全てを失った」
スネーク「・・・病気除隊かなにかか?」
バラライカ「任意除隊であります。アフガン撤退完了の89年に」
バラライカ「ですが事実上は軍籍の剥奪でした。簡潔極まりない理由であります」
バラライカ「国際法違反の越境作戦中・・・」
バラライカ「敵勢力に対する【思想共鳴】 それが全てであります」
スネーク「お前・・・まさか!」
バラライカ「あの時あなたに出会ってしまったが為に、私は全てを失った」
スネーク「違う!俺はあの男ではない!」ガバッ
バラライカ「祖国に裏切り者の烙印を押されたのです」
バラライカ「あなたのせいで」
スネーク「違う!君が言っているのは・・・」
バラライカ「今の私は歩く死人、ジェーン・ドゥであります」
バラライカ「生者であった頃の私は『時代』という魔物に殺されました」
バラライカ「時代の流れに我々軍人は翻弄されるのであります」
バラライカ「そして死人は、いつまでも生者が妬ましい・・・」
スネーク「くっ」サッ
217:
バラライカ「この火傷をご覧ください。私が生者であった証拠であります」
バラライカ「夜になるとじわじわと痛みが這いずり回る。体の中を、蛇のように」
スネーク「・・・」
バラライカ「こんなに自分の事を話したのは初めてだ・・・ありがとう。黙って聞いてくれて」
スネーク「違う!君は・・・」
バラライカ「もはや私の中には何も残っておりません・・・」カチ
何かを押すバラライカ
バラライカ「今この周辺に仕掛けた爆薬を作動した」
バラライカ「起爆は10分後。仕掛けた場所は人質のいる建物。爆破範囲はそこから半径約50mの地点」
スネーク「なんだと!?」
バラライカ「手負いの人質はまず逃げ切れない。解除をするにはこのスイッチをもう一度押さねばならない」
バキ
スネーク「貴様・・・!」
バラライカ「これでもう、解除はできない」パラパラ
バラライカ「これは私から戦場を奪ったあなたへの『復讐』だ」
バラライカ「あなたはもう、後戻りできない・・・」
スネーク「・・・」ジャキ
バラライカ「10分以内に私を倒せば、貴様達は逃げられる」ジャキ
バラライカの構えた銃に目を奪われるスネーク
スネーク「(バカな!あれは・・・)」
バラライカ「人生最高の10分間にしよう」
バラライカ「サラディン・・・!」
スネーク「(パトリオット・・・!)」
バラライカ「さあ、こい!」
【BOSS】バラライカ 【制限時間】10分
228:
バラライカ「むん!」
ドガガガガガガガガガガ!
スネーウ「くっ」サッ
物陰に隠れるスネーク
スネーク「何故君がパトリオットを持っている!」
バラライカ「力付くで聞き出したらどうだ!?」
ババババババババ!
チュンチュンチュン
パトリオットの火力に歩を進めれないスネーク
バラライカ「いつまで隠れているつもりだ!」
バババババババ!
スネーク「ちぃっ」
パスパスパス
カンカンカン
パトリオットの放つ弾幕に麻酔弾が全て弾かれる
バラライカ「こないなら、こちらから行くぞ!」
スネーク「まずい!」
スネークの隠れている場所に走り寄るバラライカ
バラライカ「そこだ!」
ドガガガガガガガガガ!
バラライカ「どこへ行った!」
スネーク「」ザッ!
バラライカにCQCを仕掛けるスネーク
スネーク「むん!」
バラライカ「!」バシッ
バシッ!ガッ!シュルル
バラライカ「甘い!」
CQCをCQC仕返すバラライカ
スネーク「ぐはぁ!」ズドン
追い打ち様にパトリオットが火を噴く
スネーク「ぐっ」
22

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