P「汝は人狼なりや」愛「だよーーーーーー!!!」back

P「汝は人狼なりや」愛「だよーーーーーー!!!」


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1:
【前作】
P「汝は人狼なりや」美希「なの!!」
http://ssflash.net/archives/1862439.html
【前々作】
P「汝は人狼なりや」春香「ですよ!」
http://ssflash.net/archives/1859435.html
これらの続編です。
人狼を知らない人でも前々作から順番に読めば理解出来る仕様になっていますので、出来れば読んで欲しいです。
こんなスレタイですが876プロをよく知らない方もいるかもしれませんので、一応軽くキャラ紹介を書いておきます。
日高 愛……うるさい
秋月 涼……律子のいとこで男の娘
水谷 絵理……元引きこもり
これだけ知ってれば多分十分です。
始めます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410430230
2:
?人狼専用ルーム?
P「頑張ってスケジュール調整した結果、久しぶりにみんなでここに来られたな!」
律子「ええ。人狼専用施設、『レッツ☆人狼』。ここに来てやることといえばもちろん……」
やよい「うっうー! 人狼ですー!!」
春香「待ってました! ついにわた春香さんが汚名返上ですよ、汚名返上!」
亜美「はるるん今んとこ散々だかんね?。一回目は真っ先に襲われて、二回目は最後にチョイスミスって負けちゃって」
亜美「ねぇ真美!」
真美「あ、うん、そだね」
真美(真美も似たようなもんとは言えない)
響「ねぇねぇ、自分連続で人狼だったから、次は流石に人狼以外だよね?」
P「どうだろうなー。コンピュータがランダムで決めるとは言え、人狼の女神に好かれてる可能性もあるからな」
響「うぎゃー! そんなの嫌だぞ?」
千早「ところでプロデューサー、今日の人狼は新役職が加わると聞きましたが……人数も増えるんですか?」
P「ああ、その通りだ。人狼は人数が多いほど面白いということで、他の事務所からゲストを呼んでおいた。な、律子」
律子「はい。そろそろ来るはずですけど……」
「「「お待たせしました!」」」
3:
涼「遅くなってすみません! 事務所で社長にあれこれ言われてまして……」
愛「765プロさんに失礼のないようにって、あたしたちそれくらい分かってるのにー!」
絵理「言われてたの、主に……愛ちゃん?」
真「へー、876プロがゲストなんだ! よろしく、三人とも」
涼「はいっ! 真さんが相手でも、私、負けませんから!」
真「へへっ、そう来なくっちゃ!」
伊織「なんか格上みたいに振る舞ってるけど……こういうゲームに関しては普通に弱いからね、真」
真「なんてこと言うんだよ! だいたいボクは一回勝ってるけど、伊織は連敗中じゃないか!」
伊織「なっ!? うるさいわね! 運が悪かっただけよ!」
絵理(あの伊織さんが連敗中なんて……実力者揃い?)
小鳥「それで、三人ともルールの方は分かるかしら?」
涼「一応、経験者です。律子姉ちゃんたちと、何度か……」
絵理「……ネット人狼、嗜む程度?」
愛「絵理さんに何日かかけて教えてもらったので、だいじょぶです!」
小鳥「用意周到ねぇ。なら、おさらいは必要ないわね」
三人「「はい!!」」
P「じゃ、今回新しく加わる役職の説明を軽くして、パパッと始めようか」
4:
P「まずそうだな、えーと……美希。前回までにあった役職、全部言えるか?」
美希「ミキ? うん、言えるよ」
美希「村人、人狼、占い師、霊能者、狂人、狩人、共有者……それと、妖狐」
美希「だよね?」
真(よくスラスラ言えるなぁ)
P「うん、合ってるぞ。今回はその内の一つが無くなり、新たに三つの役職が加わることとなる」
美希「へー。何が無くなるんだろ、人狼?」
伊織「それじゃゲームになんないじゃない」
P「無くなる役職は、『狂人』。といっても人狼陣営が不利になるわけではなく、新しい役職の一つはこれを強化したものなんだ」
P「新役職その1、『狂信者』」
真美「狂った信者……はるるんの愚民のことかな?」
亜美「たしかに、イベントの度に観客が揃って跪くなんてメッチャ狂ってるよねー」
春香「それ、褒め言葉ね。それだけ有能なファンが集ってるってことですよ!」
P「狂信者は基本的には狂人と同じなんだが、一つだけ大きな違いがある」
P「人狼が誰なのか。狂人には分からなかったが、狂信者はしっかりと把握できるという点だ」
伊織「! へー、それ、かなり違うわね」
貴音「そうですね……占い師を騙る際、間違いも起こりにくくなりますし」
P「だな。狂人もそうだったが、狂信者は特に占い師を騙るのに向いている役職だろう」
5:
P「続いて新役職その2、『背徳者』」
P「『妖狐陣営』に属し、妖狐が誰か知ることが出来る。それ以外は基本的に普通の村人と同じ扱いだ」
雪歩「狂信者の妖狐陣営バージョンってことですよね」
P「そうだな。自分が処刑されてでも妖狐を死なせないようにする、そんな役職だ」
P「ただ……背徳者にはもう一つ特性がある」
雪歩「どんなですか?」
P「妖狐が死んだ時、背徳者は後を追って自殺するんだ」
千早「なるほど。たしかに、妖狐が死んでしまってはもう勝利条件は満たせないのだから、ゲームとしては妥当なのかしら」
P「その時全員のモニターに、『○○さんは狐の後を追って、自ら死を選びました』というメッセージが表示される。背徳者が誰だったのか、知れ渡るわけだ」
真「それ、ちょっとありがたいかも。誰が何なのか分かった方が、スッキリするし」
伊織「村人側はそうでしょうね。でも人狼からしたら厄介以外の何物でもないわ」
P「だな。そんな感じで、背徳者が加わるとゲームの内容も一気に変わってくる。立ち回りとしては、占い師を騙るのが基本だ」
春香「背徳者……なんかややこしそうだし、なりたくないなぁ」
亜美「はるるんはどうせ普通の村人だから大丈夫だよ」
春香「そんなことない」
春香(……よね?)
6:
P「新役職その3、『猫又』」
やよい「また動物ですね!」
あずさ「狼さん、狐さんに続いて、今度は猫ちゃんなのね?」
響「自分、猫の扱いならバッチリだぞ! なんたってねこ吉がいるからな!」
律子「先月だったか、そのねこ吉とケンカして逃げられてたのは、どこの誰だったかしら」
響「うっ! む、昔の話さー」
貴音「そういえば一昨日にも……」
響「そ、それよりプロデューサー! 猫又の説明を頼むぞ!」
P「お、おう。猫又は『村人陣営』の役職だ」
P「猫は猫でも、化け猫。能力は決して可愛いものじゃない」
P「死ぬ時必ず誰か一人を道ずれにする、恐ろしい存在なんだ」
雪歩「い、犬よりちょっと怖いかもですぅ」
春香「誰かって、ランダムですか?」
P「処刑された場合は、完全にランダムだ。人狼を連れてってくれることもあるが、そうでない人を道連れにすることの方が多いだろうな」
P「ただし! 襲撃された場合、襲いにきた人狼を道連れにしてくれるんだ」
亜美「おおー! 強いじゃん!」
真美「遊戯王だと黄泉へ渡る船みたいな感じですな」
P「猫又は処刑されずに襲撃されることを狙って振る舞えればベストだな。難しいけど」
P「処刑されそうになったり人狼判定を出されたら、COしてしまえば良い。騙りが出なければ指示役にもなれるしな」
あずさ「グレランで処刑されちゃうのが、一番良くないものね」
7:
P「説明はこれくらいだな。後は今まで通りだ」
真「うう?っ、頭がパンクしそうだよ」
やよい「私もです?」
春香「ちょっと役職増えるだけで、かなり情報量増えるよね」
雪歩「えっと、猫又と背徳者が加わったから……ひょっとして、朝に四人同時に死体になってることもあるんですか?」
響「四人!? 流石にそれは無いでしょ」
貴音「いえ、有り得ます。背徳者が生きている状況で人狼が猫又を襲撃し、占い師が妖狐を占えば」
美希「うん、人狼と猫又と妖狐と背徳者、四人死んじゃうの」
真「す、すごい世界になってきたね」
小鳥「その場合、四人のうち誰がどの役職だったか……メッセージが表示される背徳者はともかく、他は分からないのよね」
絵理「……混沌、避けられない?」
愛「改めて考えると、人狼ってすっごくややこしいゲームですね」
真(ボク、やっぱり向いてないのかなぁ。考えるの、苦手だし)
P「さてさて、そろそろ始めるぞ」
P「今回は社長がいないからまた俺がゲームマスター兼初日犠牲者を担当するからな」
P「配役は村人5人、人狼4人、占い師1人、霊能者1人、狩人1人、狂信者1人、共有者2人、妖狐1人、背徳者1人、猫又1人の計18人だ」
P「初日犠牲者の俺は人狼、妖狐、猫又以外のどの役職の可能性もあるから、注意するんだぞ」
春香「あ、猫又も初日犠牲者にはならないんですね」
P「そういうルールだ」
P「それじゃ、ゲームスタートだ! 各自個室に入って夜の行動を行い、時間になったらここに戻って議論を始めてくれ」
8:

 二日目の朝になりました。
 “ プロデューサー ”
 が無惨な姿で発見されました。
      』
?二日目昼・円卓?
 議 論 開 始 !
やよい「おはようございまーす!」
愛「朝だよーーーーー!!!!!!!」
絵理「ひぅ……愛ちゃん、うるさい?」
春香「プロデューサーさんの死……無駄にしません!」
律子「さぁさぁ、時間は有限よ。占い師は早くCOしちゃいなさい」
亜美「占いCO! 真美は村人だよん!」
真美「占いCO! 亜美は人狼だよっ!」
亜美「え?」
真美「へ?」
伊織「……何これ」
雪歩「占い師候補、亜美ちゃんと真美ちゃんなの?」
真「亜美が真美を村人って言って、真美が亜美を人狼って……ほぼ同時だったよね!?」
律子「うーん、同時となるとちょっと判断に困るわね」
涼「こんなパターンだと後出しした方が怪しく見えるけど、この場合ほとんど差がなかったからね」
亜美「真美……勝負だね!」
真美「望むところだよ!」
9:
あずさ「占い師はこれだけかしら? 三人は出ると思っていたんだけれど」
雪歩「あっ……そうですよね」
千早「占いCOです。我那覇さんは村人でした」
春香「千早ちゃん! 信じた!」
響「おおっ、自分、村人って? やったー!」
貴音「響は早い段階で占われることが多いですね」
小鳥「ひょっとしてまた人狼のパターンかしら?」
響「ちっ、違うぞ! 今回はほんとに!」
千早「占った理由は、我那覇さんは連続で人狼だったからもしかすると今回も……と思って」
伊織「まぁ、鉄板の理由ね。千早だけに」
亜美「千早お姉ちゃん、ボディーに表とか裏が無いからねぇ。裏が無いから『うらないし』ということでございましょうか」
真美「うまい!」
千早「あなたたちねぇ……」
律子「あら、亜美も真美も、千早が占い師だって認めるの?」
亜美「うああっ、そうだった!」
真美「千早お姉ちゃんは偽者だよ! 本物は真美!!」
律子「ところで千早、ちょっと遅くない? 本物ならすぐにCOした方が信用取れるわよ」
千早「ごめんなさい、少し様子を見たくって。もし偽者が誰かに人狼判定を出して、その人を処刑する流れなら潜伏していようと思っていたから」
律子「それなら納得。まあ、聞いてみただけよ」
涼「ちなみに、亜美ちゃんと真美ちゃんの占い理由は?」
亜美「真美を占った理由はねー、ビビーッときたからだよ!」
真美「亜美を占った理由は、ババーンってきたから!」
絵理「要するに……直感?」
真「最初の占いだもんね。仕方ないよ」
10:
愛「それで、今日はグレランですか?」
あずさ「そうなりそうね。霊能者も出て良いんじゃないかしら?」
小鳥「そうね、出ておくわ」
小鳥「霊能者COよ!!」
春香「あ、小鳥さんですか」
やよい「頼りになるし、味方で良かったですー!」
涼「えーと……待ってください」
涼「霊能者CO! 私が霊能者です!」
小鳥「! そう、涼ちゃんが……」
律子「霊能者、二人目……か。流石に三人目は出ないわよね?」
伊織「二人も出たんなら、二人とも処刑してしまいましょう。狂信者や妖狐陣営が霊能者を騙るメリットは少ないし、多分どっちか人狼でしょ?」
絵理「でも、霊能者がいなくなると……ちょっと、困る?」
あずさ「指示が欲しいわね?。共有者は誰かしら?」
真「あ、えと、はい! はいはい!」
あずさ「え?」
真「共有者CO! 今日はあの……グレランで!」
亜美「ま、まこちんが……」
真美「共有者!?」
春香「な、なんというか……」
伊織「グダグダな展開が目に見えて分かるわ……」
千早「もう、ダメかもしれないわね……」
真「酷くない!?」
11:
貴音「ところで、真。グレランということは霊能者は処刑しないのですか?」
真「うん。とにかくみんな、グレランでお願い!」
律子「……OK、従いましょう。急ぐ必要もないし、最初はみんなの投票先なんかも見ておきたいからね」
伊織「そんな悠長なこと言ってていいの? 二人出てきた時点で、霊能者としての役目なんて到底果たせないじゃない」
やよい「伊織ちゃん、共有者の言うことはちゃんと聞いた方がいいんだよ?」
伊織「グレランにしましょう」
絵理「!? あ、あの伊織さんが一瞬で意見を変えた?」
涼「うわやよいさんすごい」
雪歩「じゃあ、グレランですね」
響「了解だぞ! グレー、誰が残ってる?」
春香「はいはい! メインヒロインの天海春香さんと、雪歩、貴音さん、やよい、伊織、美希、律子さん、あずささん、愛ちゃん、絵理ちゃんだよ!」
千早「春香、すごいわね。よくそんなに早くまとめて……」
春香「えへへ、実はね、メモを持ってきたの! 議論中も、みんなの占い結果とか、ささっとここに書いてるんだ」
真「あ! その手があったか……いいなぁ、ボクも持ってきたら良かったよ」
亜美「えーっ、なんかずるくない? 兄ちゃん兄ちゃん! アリなの?」
P(GM)「別にそのメモをこっそり誰かに渡したりしない限りは大丈夫だけど……たしかに、これだけの人数だと覚えるのも大変だよな」
P(GM)「よし。備え付けのホワイトボードがあるから、各自がCOしたものとか色々俺がまとめとこうか?」
真美「おおっ! さっすが兄ちゃん、メッチャ助かるよ?」
P(GM)「記憶力とかで差が付きすぎるのもつまらないしな。これくらいは、良いだろ」
春香「あれ、春香さんメモ出番終了?」
律子(というか議論中なのに普通にゲームマスターに話しかけてることには突っ込んじゃだめなのかしら)
12:
美希「グレランなら、狩人とか猫又を処刑しちゃわないように気を付けなきゃだよね」
響「うん。最悪でも普通の村人になるように投票すれば良いよね」
雪歩「でも今の段階じゃ誰が狩人かとかわからないんじゃ……」
真「なんとなくで良いんじゃないかな。もし処刑しちゃったらゴメン、ってことで」
貴音「して、その狩人ですが、やはり占い師を守るべきでしょうか」
あずさ「そうね?、占い師三人に霊能者二人。これだと、霊能者は守らなくても良さそうね」
律子「私なら真美を守るわね。占い結果を見る限り、今のところ一番信頼出来るわ。次点で千早かしら」
愛「でも亜美ちゃんが偽者って決まったわけじゃありませんよね?」
愛「亜美ちゃんは守らないって決めちゃうと、本物だった時まずくないですか?」
絵理「亜美ちゃん、狙い放題?」
亜美「そんなのダメっしょ! 狩人は亜美を守ってよ!」
真美「ダメだって! 真美を守んないと!」
千早「当然、私としては私を守ってほしいのだけれど」
律子「……もちろん、強制はしない。誰を守るかは狩人に任せるけど、私は占い師の三択護衛を提案するわ」
律子「三人のうち誰かが守られていると分かっていれば、人狼も迂闊に占い師には手を出せないでしょうしね」
春香「心理戦ですよ、心理戦!」
雪歩「平和な朝になってくれるといいけど……」
P「ここまで! 部屋に戻って、投票タイムだ」
13:

 天海春香(0) →星井美希
 如月千早(0) →三浦あずさ
 菊地真(0) →水瀬伊織
 萩原雪歩(2) →高槻やよい
 水瀬伊織(3) →三浦あずさ
 高槻やよい(4) →水瀬伊織
 我那覇響(0) →萩原雪歩
 四条貴音(1) →高槻やよい
 双海亜美(0) →高槻やよい
 双海真美(0) →高槻やよい
 三浦あずさ(2) →秋月律子
 秋月律子(2) →水瀬伊織
 星井美希(1) →水谷絵理
 音無小鳥(0) →萩原雪歩
 日高愛(1) →四条貴音
 水谷絵理(1) →日高愛
 秋月涼(0) →秋月律子
 
  投票の結果
 “ 高槻やよい ”
 が処刑されました
     』
やよい「……え? も、もう終わり!?」
やよい「うう?、もっと楽しみたかったのに……ちょっと悔しいかも」
やよい「残ったみんな、がんばってくださーい!」
P「……やよいが処刑されたか」
P「ホワイトボードに書いとかないとな」キュッキュッ
?プロデューサーメモ・二日目時点?
【占い】
亜美:真美○
真美:亜美●
千早:響○
【霊能】
小鳥:
涼 :
【共有】
真、???
【死体】
イケメンP
【処刑】
やよい
【グレー】
春香、伊織、雪歩、貴音、美希、律子、あずさ、愛、絵理
※ ○は村人判定、●は人狼判定のこと
28:

 三日目の朝になりました。
  “ 秋月律子 ”
 が無惨な姿で発見されました。
     』
?三日目昼・円卓?
 議 論 開 始
小鳥「そこが襲撃されるのね。意見噛みってやつかしら」
あずさ「律子さん、村人を引っ張っていくような発言、多かったものね?。狼さんにとって、厄介だったのかも」
涼「狼じゃなくて良かったって内心ホッとしてるのは私だけかな?」
真「ボクもだよ。敵に回すと怖いからね、律子は」
真「それじゃあえっと、COのある人は……」
千早「その前に一つ。亜美、真美、四条さん、萩原さん」
千早「……何故高槻さんに投票を?」
春香「顔こわいよ千早ちゃん!」
響「自分もびっくりしたぞー。どう見ても村人だったのに」
伊織「そうよね。わけがわからないわ」
亜美「なんでって言われても、グレーの中じゃあんまり喋ってなかった気がするし」
真美「うんうん、それにやよいっち何喋っても村人っぽく見えちゃうのが怖いんだよね」
貴音「霊能者をCOした小鳥嬢に対し、頼りになるから味方で良かったといった旨の発言をしましたが……それが村人あぴーるというものに見えました」
雪歩「え、えっと、みんなと同じ感じですぅ」
千早「……一応、理由はあるのね。分かったわ」
春香「実際接戦だったからねー。グレーのみんなに満遍なく票が入って、入らなかったのはわた春香さんだけっていう」
春香「ね?」
千早「え、ええ。すごいわね」
春香「えへへー」
真「それより、そろそろCOしようよ。占い師と霊能者、お願い!」
千早「占いCO。日高さんは村人みたい」
亜美「占いCO! いおりんは村人でしたー!」
真美「占いCO! あずさお姉ちゃん、村人だよ!」
小鳥「霊能CO。やよいちゃんは村人だったわ」
涼「霊能CO。やよいさんは村人でした」
29:
真「とりあえず、やよいは村人だったみたいだね」
千早「当然ね」
貴音「初日犠牲者のプロデューサーが霊能者で小鳥嬢と秋月涼が両方偽者の場合に限り人狼である可能性も生まれますが……流石にそれはないでしょう」
雪歩「狩人じゃなかったら良いんですけど……」
あずさ「それじゃあ、占った理由の方を聞いていきましょうか。真美ちゃんは、どうして私を?」
真美「あずさお姉ちゃんはねー、占い師とか霊能者が出てくるようにユウドウしてるっぽい発言がちょいちょいあったのが気になったといいますか」
真美「りっちゃんに隠れてさりげなーく村を導いてるっぽかったから狼だったらやばいかもって思って占ったよ」
真美「村人だったし、これからもどんどん導いてっていいっぽいよ!」
あずさ「あらあら、ありがとう真美ちゃん。でも本当はそういうの、共有者の真ちゃんに任せなきゃよね?」
愛「あのっ! 千早さんはどーしてあたしを?」
千早「日高さんは、狩人の護衛先の話で亜美を庇うようなことを言っていたでしょう? それでもしかしたら仲間かも……って」
愛「えーと、あれは亜美ちゃんを庇ったというか……」
愛「誰が本物か分かんないから、三人とも守る候補に入れといた方が良いんじゃないかって思ったんです!」
千早「でも、よく考えたらあの状況、仮に亜美が本物だとしても人狼が亜美を襲う可能性はほとんど無かったのよ」
愛「へ?」
千早「亜美を襲撃すれば、人狼判定を出した真美が破綻してしまう。せっかく信用の取れてる占い騙りを、そう簡単に破綻させたりするかしら?」
愛「あっ……たしかに、言われてみればそーかもです」
千早「まあでも、日高さんは村人だったわ。考えすぎだったみたいね」
30:
伊織「で……亜美は私を占ったのよね」
亜美「うん! いおりんメッチャ怪しかったし!」
亜美「やけに霊能者を処刑したがってたけど、亜美的にやっぱそこ不自然だったんだよねぇ」
亜美「ピヨちゃんと涼ちんが自分の味方じゃないって知ってたから、両方処刑してほしいって思ったんじゃないの?」
亜美「占った結果は村人だったけど、背徳者か狂信者の可能性もあるよね。昨日の件、どーなのさいおりん!」
伊織「……たしかに、そう見えたかもしれないわね」
伊織「結論から言うと、別に霊能者を処刑することに固執していたわけじゃないわ。カマをかけてみたというか……ズバリ言うと」
伊織「霊能者のどちらかが共有者なら、そう言ってほしいと思ったのよ」
真「!!」
伊織「真、共有者の一人は潜伏してるのよね? それ、霊能者を騙ってるんじゃないの?」
伊織「もしそうなら、そう言っちゃいなさい。その方が本物の霊能者も対応しやすいでしょ」
真「うう?……まいったな、流石伊織だね。実は昨日、相方にもそう言われたんだ」
真「そうだよ。ボクの相方は霊能者を騙ってる。霊能アーマーってやつらしいね」
31:
貴音「霊能あーまー、ですか?」
真美「何それ! メッチャかっこいいじゃん!」
小鳥「霊能アーマーっていうのはね、共有者が霊能者を騙ることで、人狼の襲撃から本物の霊能者を守ることよ」
小鳥「ほら、こうすれば人狼から見ても、私と涼ちゃん、どっちが本物かは分からないでしょ?」
真美「たしかに! ってことはどっちかは共有者で、どっちかは霊能者ってこと?」
雪歩「うん、そうだと思う。プロデューサーが霊能者じゃなかったらの話だけど」
あずさ「この戦術の最大のメリットは、狩人を占い師の護衛に専念させられることにあるのよね」
絵理「うん……もし昨日、一人しか霊能者が出てなかったら、その人を守るっていう選択肢もあったはず」
絵理「その分だけ占い師がやられてしまう可能性、高まる?」
雪歩「そう考えると、霊能アーマー、良いことずくめのような気が……」
伊織「そうでもないわ。この戦法にはリスクがあるの」
伊織「本物の霊能者が対抗霊能者を共有者だと理解してないと、全力で信用を取りに来ちゃうでしょ?」
伊織「そうなると共有者も必死になって本物アピールをしなきゃならない。ボロを出さないためにも、あまり望ましい展開ではないわ」
伊織「もし人狼に本物がバレたら、狩人に守られてない分簡単に襲撃されちゃうもの」
響「あー、うんうん、それはたしかに困るよね」
真美「ひびきん、ほんとに分かってんの?」
響「だ、大丈夫さー!」
伊織「だから、言っちゃった方が良いのよ。霊能者の片方は共有者なんだ、って」
伊織「そしたら本物もそれに合わせて動けるし、うまくやれば人狼を惑わせるわ」
雪歩「共有者の戦術って、色々あるんだね」
亜美「そういう理由があったんなら、いおりんの昨日のもそんなに怪しくないかな。疑ってゴメンね?」
伊織「いいわよ、そういうゲームなんだから。私もアンタを疑ってるしね」
亜美「うええっ!?」
32:
真「さてと、というわけで今日もグレランで頼むよ!」
響「了解だぞ! えーと、候補は……」
絵理「ホワイトボードに、もう書いてある?」
春香「さすがプロデューサーさん、仕事が早いですね!えーとなになに……」
春香「私、美希、雪歩、貴音さん、絵理ちゃん……あっ、もう五人だけなんだ」
美希「思ってたより少ないの。ほんとにグレランで良いの?」
あずさ「共有者が指定するって手もあるけれど……真ちゃん、どうする?」
真「え? えっと、うーん……グ、グレランで!」
涼「……なら、狩人はともかく、もしグレーの中に猫又がいるならCOしちゃっても良いんじゃないでしょうか?」
小鳥「そうね。処刑しちゃって、村人を道連れにしちゃったら大変だものね」
雪歩「……」
貴音「……」
絵理「……いないみたい?」
涼「なら、グレランでも良いのかな?」
真「だね。じゃあみんな、春香、美希、雪歩、貴音、絵理の誰かに投票してよ!」
P「ここまで! 部屋に戻って投票してくれ」
33:

 天海春香(3) →星井美希
 如月千早(0) →星井美希
 菊地真(0) →四条貴音
 萩原雪歩(2) →天海春香
 水瀬伊織(0) →四条貴音
 我那覇響(0) →水谷絵理
 四条貴音(2) →星井美希
 双海亜美(0) →萩原雪歩
 双海真美(0) →星井美希
 三浦あずさ(0) →星井美希
 星井美希(6) →天海春香
 音無小鳥(0) →萩原雪歩
 日高愛(0) →水谷絵理
 水谷絵理(2) →天海春香
 秋月涼(0) →星井美希
 
  投票の結果
 “ 星井美希 ”
 が処刑されました
     』
美希「あっ」
美希「処刑されちゃったの。喋ることなかったからあんまり喋らなかったんだけど、そのせいかな?」
美希「えーと、死んだらどうなるんだっけ。終わるまで、待ってればいいのかな」
美希「じゃあ……」
美希「おやすみなさいなの?」
P「今度は美希か。スロースターターだし、あんまり喋ってなかったからなー」
P「さて、情報追加っと」キュッキュッ
?プロデューサーメモ・二日目時点?
【占い】
亜美:真美○→伊織○
真美:亜美●→あずさ○
千早:響○→愛○
【霊能】
小鳥:やよい○
涼 :やよい○
【共有】
真、小鳥or涼
【死体】
ハンサムP→律子
【処刑】
やよい→美希
【グレー】
春香、雪歩、貴音、絵理
※ ○は村人判定、●は人狼判定のこと
39:

 三日目の朝になりました。
  “ 音無小鳥 ”
 が無惨な姿で発見されました。
     』
?四日目昼・円卓?
 議 論 開 始
真「こ、小鳥さんが……」
真美「霊能アーマーもお構いなしに……勘かな?」
響「どっちが霊能者か、人狼にも分かんないはずだもんね」
亜美「亜美的にはピヨちゃんのが共有者っぽいと思ってたんだけど……どーなの涼ちん?」
涼「えーと、その前に他の皆のCOを先に聞いておきたいかな?」
絵理「……じゃあ、COします」
涼「え?」
絵理「潜伏占いCO。涼さん→伊織さん→春香さんの順番に占って、村人→村人ときて……」
絵理「ようやく、見つけた? 春香さんは……人狼です」
真「せっ……」
真「潜伏占い師ぃ!?」
響「前の律子みたいな感じか?」
春香「み、みんな信じてないよね!? こんなぽっと出の占い師を信じて私を処刑したりなんてしないよね!?」
涼「う、うーん……」
絵理「占い理由、順番に言います」
絵理「まず、涼さんを占った理由は、なんとなく? 初日だし、深くは考えてません」
絵理「次に伊織さんを占ったのは、亜美ちゃんとほとんど同じ理由。霊能者を処刑したがってたのが気になって占ったけど、今は納得してます」
絵理「そして今日、春香さんを占ったのは……その、よく喋っているけど、あんまり考えてなさそうに見えたから?」
絵理「人狼で、内訳が分かっているから推理しなくても良くってそうなったんじゃないかな、なんて思って……」
春香「え、えーっと……私としてはいつも通りのつもりだったんだけどな」
千早「いつも気が抜けた雰囲気だからそう思われるんじゃないかしら」
春香「ひどい!」
千早「良い意味でよ」
春香「よかった」ホッ
40:
絵理「とにかく、春香さんは人狼でした。最初のメモの件も、村人アピール?」
春香「絵理ちゃん、私を人狼に仕立て上げたいみたいだけど、残念ながら信用取れないと思うよ」
春香「だって絵理ちゃん、昨日の時点で五人しかいないグレラン候補の一人だったんだよ?」
春香「仮に本当の占い師だとして、潜伏なんてして処刑されたら大変だし、普通ならあの時点でCOすべきだと思うんだけど」
愛「たっ、確かにそうです! さすが春香さんですね!」
春香「ふふふ、可愛い後輩の前でカッコ悪い姿見せられないからね!」
絵理「……処刑されるのは、五人に一人。五分の一」
絵理「もともと潜伏はリスクの高い戦法。それだけの確率を恐れて、潜伏なんてできない?」
真「うーん……涼、そういうものなの?」
涼「いやぁ、どうなんでしょう。私はそもそも潜伏なんて怖くてできないし……」
伊織「アリだと思うわよ。その攻めの姿勢、嫌いじゃないわ」
響「律子やピヨ子が残ってたらズバッと言ってくれそうなんだけどな」
真「と、とりあえず、他のみんなもCOお願い!」
41:
千早「占いCO。四条さんは 村人 だったわ」
真美「占いCO! お姫ちんは 村人 っぽいよ!」
亜美「占いCO! 雪ぴょんは 人狼 なりやー!」
雪歩「ふえっ!?」
貴音「二人から占われてしまいましたか。何故でしょう?」
千早「昨日のグレランの流れで、COがあるなら出るように言われた時に、何か考えるような表情をしていたからです」
千早「グレーに狼が残りすぎていることに気付き、騙りに出ようとでも考えていたのかと勘繰って占ってみたのですが……村人でした」
真美「真美もそこ気になったんだよねー。村人だったし、なんか役職持ちなの?」
貴音「……それは、とっぷしーくれっとです」
伊織「村人にしても人狼にしても特殊役職持ちにしても、言えるわけないじゃない」
真美「それもそっか」
雪歩「あ、あの……私……」
亜美「あ、ゆきぴょん占ったのはね、考えても仕方ないよーなことばっか言ってる気がしたからだよ」
亜美「たとえば『やよいっちが狩人じゃなかったら』とか『兄ちゃんが霊能者じゃなかったら』みたいなね」
亜美「黙ってたらグレランで処刑されちゃうから必死で何か喋ってみてるっぽいと思って占ったら、なんと! 人狼だったのである!」
雪歩「えと……あうぅ……」
涼「うーん、亜美ちゃんが雪歩さんに人狼判定、千早さんと真美ちゃんは貴音さんに村人判定か……」
真美「で、涼ちんは?」
真「共有者だよ。ね、涼?」
涼「あ……はい。霊能者を撤回します。共有者で、相方は真さんです。残念ながら、霊能アーマー失敗しちゃいましたね」
愛「ということは本当に霊能者が襲撃されちゃったんですか!?」
あずさ「あらあら?、参ったわね?」
42:
真「さっきまでやってみて分かったけど、やっぱりボク、指示役とかうまくできないや。ここからは涼に任せるね」
涼「正直私も不安なんですけど……やれるだけやってみます。じゃあ皆さん、今日は雪歩さん処刑で良いですか?」
響「そうだな。亜美視点だと人狼で、他から見たらグレー。問題ないんじゃないか?」
愛「んー、でもそれって春香さんも同じような感じですよね?」
春香「愛ちゃん!? さっきはさすが春香さん圧倒的メインヒロインとかなんとか言ってたのに、私を疑ってるの!?」
愛「そ、そこまでは言ってないよーな気が……」
涼「亜美ちゃんと絵理ちゃんなら、まだ亜美ちゃんの方が信頼出来るかなって。絵理ちゃんには悪いけど、私、潜伏占い師ってそんなに信用してないんだ」
あずさ「そうよね?。亜美ちゃんは真っ先に出た占い師の一人だし、信頼出来るかも」
真美「真美的には亜美は人狼だからゆきぴょん処刑には反対なんだけど、共有者が言うんならちかたないね」
涼「じゃあ、雪歩さん処刑で―――」
雪歩「ま、待ってください!!」
涼「!!」
真「雪歩……?」
亜美「苦し紛れの狩人COかな? それとも猫又?」
雪歩「……せっ」
雪歩「潜伏占いCOですぅ!!!」
涼「!!?」
亜美「あーはいはい、潜伏占い師ね、うん」
亜美「……なぬ?」
43:
雪歩「黙っててごめんなさい! 私なんかがすぐに出ても守ってもらえないと思って、潜ってました!」
真「え、えっと……え?」
雪歩「占ったのは、真ちゃん→響ちゃん→あずささんの順番で、みんな村人でした」
雪歩「どうせ潜伏するんならグレーじゃなくって偽者さんが村人判定を出してるところを占おうって思ったんですけど……人狼見つからなくって、ごめんなさい」
雪歩「でも、これから頑張りますから! どうか処刑しないでください?!」
雪歩「あ……あと狩人さん、おこがましいかもしれませんが、生きてたら出来れば私を守ってほしいですぅ」
涼「ま、待って! えっと、整理すると……」
涼「占い師が……五人?」
伊織「なんなのよこれ……一人は真占い師として、残りは人狼、狂信者、背徳者、妖狐……いや、人狼二人の方が有り得るかしら」
真「そんな落ち着いてる場合じゃ……ああっ、もう時間ないよ!?」
あずさ「どうするの? このままだと、占い師かもしれない雪歩ちゃんを処刑ってことに……」
亜美「それで良いっしょ! こんなの誰がどー見ても偽者っしょ!?」
涼「う、うーん……」
涼「指定します。処刑するのは……春香さんで」
春香「私!?」
千早「占い師以外だと、そこしかないわよね……」
春香「村人だし、COは無いよ。でも今日は占い師候補の誰かを処刑してほしいんだけど」
春香「五人もいるし、早く処刑していかないと間に合わないんじゃない?」
涼「そう……かもしれませんけど……」
涼「ごめんなさい! 春香さんでお願いします!!」
P「ここまで! 部屋に戻って投票してくれ」
44:

 天海春香(12)   →水谷絵理
 如月千早(0) →天海春香
 菊地真(0) →天海春香
 萩原雪歩(0) →天海春香
 水瀬伊織(0) →天海春香
 我那覇響(0) →天海春香
 四条貴音(0) →天海春香
 双海亜美(0) →天海春香
 双海真美(0) →天海春香
 三浦あずさ(0) →天海春香
 日高愛(0) →天海春香
 水谷絵理(1) →天海春香
 秋月涼(0) →天海春香
 
  投票の結果
 “ 天海春香 ”
 が処刑されました
     』
春香「……大丈夫なのかなぁ」
春香「私処刑しちゃうと、まずいような気がするんだけど」
春香「メインヒロインがいなくなって、なんというかこう、画的に」
P「春香が処刑、か。共有者の判断が吉と出るか凶と出るか」
P「しかし今回、書くこと多いなー」キュッキュッ
?プロデューサーメモ・四日目時点?
【占い】
亜美:真美○→伊織○→雪歩●
真美:亜美●→あずさ○→貴音○
千早:響○→愛○→貴音○
絵理:涼○→伊織○→春香●
雪歩:真○→響○→あずさ○
【霊能】
小鳥:やよい○
涼 :やよい○→撤回
【共有】
真、涼
【死体】
モテモテP→律子→小鳥
【処刑】
やよい→美希→春香
【グレー】
なし
※ ○は村人判定、●は人狼判定のこと
54:

 四日目の朝になりました。
    “ 秋月涼 ”
 が無惨な姿で発見されました。
  “ 我那覇響 ”
 が無惨な姿で発見されました。
  “ 如月千早 ”
 は狐の後を追って自ら死を選びました。
      』
?四日目昼・円卓?
 議 論 開 始
亜美・真美「「占いCO! ひびきんは村人だったよ!」」
絵理「占いCO。響さんは、村人?」
雪歩「えと、占い……!!」
雪歩「……」
愛「三人も死んでるなんて、びっくりですね!」
真「えーっと……誰か説明を」
伊織「簡単に言うと、響が妖狐で千早が背徳者。人狼は涼を襲撃して、占い師は響を占ったってことでしょ」
真「ああ、なるほど。そうか、涼が襲撃されちゃったってことは……」
真「ま、またボクがまとめ役しなきゃダメってことじゃないか!!」
伊織「頑張んなさい。私も手伝ってあげたいけど、確定村人じゃない以上出しゃばれないし」
伊織「でもただ一つ言えるのは、今日の処刑先は考えなくても良いってこと。満場一致で雪歩でしょうからね」
真「そうなの?」
伊織「ええ、妖狐の響を既に占っちゃってるんですもの。雪歩は破綻してるわ」
雪歩「あうぅ……」
真「あ、たしかに」
55:
あずさ「私に村人判定を出してくれてるから信じたかったけれど……残念ね」
愛「まさか雪歩先輩が偽占い師だったなんて」
亜美「だから言ったじゃん、ゆきぴょん処刑した方が良いって」
伊織「結果論だけど、そうだったみたいね」
雪歩「……う、占い師を撤回します! 私は……猫又です!」
真美「ゆきぴょん、悪あがきは見苦しいよ?」
雪歩「ね、猫又ったら猫又なんですぅ! 嘘だって言うなら、本物の人、出てきたらどうなんですか!」
愛「えーと……」
貴音「念の為言っておきますが、本物の猫又は出なくとも良いですよ」
雪歩「!」
あずさ「そうよねぇ。炙り出すのが目的だったのかしら?」
亜美「その手には乗らないよ!」
雪歩「あ……あぅぅ」
雪歩「ダメ……ですよね、やっぱり。私なんかが占い師を騙るなんて無理だったんですよね」
真「そんなことないよ。運が悪かっただけだって」
愛「そーですよ。響さんが妖狐だったって分からなかったら、雪歩先輩、本物っぽかったですし!」
真美「いやそれは流石に無いっしょ愛ぴょん」
雪歩「本当に私、ダメダメすぎて……」
雪歩「こんな私は、穴掘って埋まってますぅ?!!!」
真「ああっ雪歩! こんなとこで穴掘っちゃダメだって?!」
絵理「……これ、ラジオでよく聴くくだり?」
愛「本当に穴を掘るんですね! すごいです!!」
56:
雪歩「うう……一思いにやっちゃってください?」
真「きょ、今日の処刑は雪歩で決まりとして……時間もあるし、何か他のこと話そっか」
愛「そーいえば、なんで人狼さんは涼さんを襲撃したんでしょう?」
絵理「私も気になる。狙うなら共有者より、狩人だよね」
あずさ「んー、まだ猫又が生きているから、確実に避けるためとか?」
貴音「もしくは、秋月涼が霊能者である可能性を危惧したのかもしれませんね」
真「昨日も言ったけど、涼は本当に共有者だよ?」
亜美「今言われると信じられるけどさ、昨日に限っては、もしピヨちゃんの方が共有者だったとしても、そう言ってた可能性あるよね」
あずさ「そうね?。涼ちゃんが霊能者だったら、撤回して霊能者はもういないと思わせて、後からCOし直すっていうのもアリだものね」
あずさ「その場合、真ちゃんから見て涼ちゃんが本物の霊能者だと確信出来ないと乗っ取りのリスクも大きくて危ないんだけれど」
伊織「可能性は低いけど、念の為ってことかしらね。この状況で涼が襲撃されたことはそんなに不自然じゃないと思うわ」
伊織「むしろ、狩人が一番守るべき場所だったと言っても過言じゃないわよ」
貴音「それは真ですか」
真「ボクじゃなくて涼でしょ?」
貴音「えっ」
真「えっ」
伊織「あーもう、ややこしいわね……とにかく私が言いたいのは、涼の他に守るべきところなんてなかったんじゃないかってこと」
伊織「霊能者もいない。占い師は五人も出てるし今更狙われない。だったらその辺の村人候補よりは、共有者、中でも指示役の涼を守るのは当然じゃない?」
貴音「なるほど……その通りかもしれませんね」
亜美「じゃあもしかして、もう狩人いなかったりする?」
真美「兄ちゃん、やよいっち、りっちゃん、ミキミキ……狩人候補はそれなりにいるからね」
57:
伊織「ま、狩人が残ってようといなかろうと、私たちがすることに変わりはないわ」
絵理「そうですよね。もういないって考えて、平和になったらラッキーくらいに思っておくべき?」
あずさ「……ねぇ、最後に、各占い師視点で誰が人狼か、まとめてみない?」
愛「いいですね! その方が、分かりやすいですし!」
真「じゃあ、それぞれの占い師は、こう、頑張ってまとめて!」
亜美「んと、亜美視点ではね、まずゆきぴょんは人狼っしょ。そんで村人判定の真美は狂信者だから……絵理お姉ちゃんも人狼だね」
亜美「残り二人の人狼は分かんないけど、可能性あるのは処刑されて霊能者から村人判定貰えてないミキミキ、はるるんと……」
亜美「まだ占ってないあずさお姉ちゃん、お姫ちん、愛ぴょんかな?」
真美「真美視点だと、まず亜美は人狼っしょ。で、絵理お姉ちゃんかゆきぴょんだけど……」
真美「流石に人狼が三人も騙ってるなんて思えないし、多分どっちかは狂信者で、もう一人は人狼かな?」
真美「後二人はミキミキ、はるるん、いおりん、愛ぴょんの誰かだよ!」
絵理「私視点、人狼の春香さんを既に処刑出来てるから、あと三人」
絵理「亜美ちゃん、真美ちゃん、雪歩さんは人狼か狂信者か分からないけど……私の予想では、雪歩さんが狂信者」
絵理「正直、亜美ちゃんたちが最初に互いに占ってたの、狼同士の小芝居にしか見えない?」
絵理「人狼最後の一人は、美希さん、あずささん、愛ちゃんの誰かです」
愛「あれ、あたし、誰から見ても人狼候補なんですか!?」
あずさ「千早ちゃんにしか占われてなかったから、グレーに逆戻りね?」
真「オッケー、まとめありがとう。これを踏まえて、みんな、夜の間にじっくり考えておいてね!」
伊織「アンタもね」
真「う、うん。もちろん」
P「よし、ここまで! 各自部屋に戻って投票な」
59:

 菊地真(1) →萩原雪歩
 萩原雪歩(8) →菊地真
 水瀬伊織(0) →萩原雪歩
 四条貴音(0) →萩原雪歩
 双海亜美(0) →萩原雪歩
 双海真美(0) →萩原雪歩
 三浦あずさ(0) →萩原雪歩
 日高愛(0) →萩原雪歩
 水谷絵理(0) →萩原雪歩
 
  投票の結果
 “ 萩原雪歩 ”
 が処刑されました
     』
雪歩「……やっぱり私、ダメダメでした」
雪歩「でもそんなの、初めから分かってたこと。これが、ダメな私に出来る精一杯」
雪歩「足引っ張っちゃったかもですけど、残った人狼陣営、頑張ってください?!」
P「ま、あれは雪歩処刑しかないだろうな」
P「一気に三死体。平和にもなってないし、この展開だとわりと早く終わりそうだ」キュッキュッ
?プロデューサーメモ・五日目時点?
【占い】
亜美:真美○→伊織○→雪歩●→響○
真美:亜美●→あずさ○→貴音○→響○
千早(破綻):響○→愛○→貴音○
絵理:涼○→伊織○→春香●→響○
雪歩(破綻):真○→響○→あずさ○
【霊能】
小鳥:やよい○
涼 :やよい○→撤回
【共有】
真、涼
【死体】
敏腕P→律子→小鳥→涼、響、千早(背)
【処刑】
やよい→美希→春香→雪歩
【グレー】

※ ○は村人判定、●は人狼判定のこと
69:

 六日目の朝になりました。
    “ 水谷絵理 ”
 が無惨な姿で発見されました。
    “ 四条貴音 ”
 が無惨な姿で発見されました。
      』
?六日目昼・円卓?
 議 論 開 始
亜美「占いCO! あずさお姉ちゃんは人狼だよ!」
真美「占いCO! いおりん、人狼だった!」
伊織「ふーん……これで亜美が本物確定、ね」
あずさ「あらあら、やっぱり真美ちゃんが本物だったのね」
愛「今日は二人死んじゃってますね! これって、猫又ですか?」
伊織「でしょうね。猫又が占い師を騙るってことも無いでしょうし、貴音が猫又で絵理が人狼だったんでしょ」
真「これってつまり、亜美か真美のどっちかが占い師ってことだよね。大分スッキリして分かりやすくなったけど……どっちだろう」
亜美「えと、占った理由言うよ。あずさお姉ちゃんって、真美が二回目に村人判定出してるとこなんだよね」
亜美「グレランで処刑されないように仲間に村人判定出してるとしたら、ここしかないって思ったんだ」
真美「真美だって同じだよ! ひびきん占ったのも似たような感じだったんだけど、偽占い師が早い段階で村人判定出してるとこってチョー怪しいんだよね」
真美「いおりん! とっととお縄につくべきっぽいよー!」
愛「あの……あたし、まだグレーですか?」
伊織「グレーだけど、限りなく白に近いグレーって感じね」
あずさ「そうね?。愛ちゃんはもう、村人扱いで良いんじゃないかしら」
伊織「そこまでは言えないけど、多分残った人狼は―――」
伊織「あずさ、アンタだけね」
あずさ「伊織ちゃんと、亜美ちゃんね」
70:
真「今日の処刑は竜宮組の誰かだね。真美が人狼の可能性は無いんだよね?」
亜美「真美、最初に占って村人判定だったからねー。妖狐でも背徳者でもないし、亜美から見て、狂信者確定なんだよね」
真「じゃあ、処刑なんて悠長なこと出来ないよね」
真「亜美を信じるなら処刑するのはあずささんで……」
真「真美を信じるなら伊織か亜美、かぁ」
真美「いおりんか亜美ならどっち処刑してもいいけど、真美信じてどっちか処刑してくんないと負けちゃうかんね」
真美「今6人だから、今日の処刑と明日の襲撃で残り4人っしょ? 二人人狼残ってたら、人狼の勝ちで終わっちゃうよ!」
真「たしかに」
亜美「こっちだって、今日あずさお姉ちゃん処刑してくんないと困るよ?!」
亜美「明日、あずさお姉ちゃんと真美の二人で票合わせられたら、良くて引き分けにしかなんないし!」
真「うん、えっと……引き分けなんて、あったっけ?」
亜美「そこから!?」
伊織「投票の際に最多得票数の人が複数いる場合、再投票になる。それを四回繰り返したら引き分けになる」
伊織「前にプロデューサーが言ってたでしょ?」
真「そういえば言ってたような……」
亜美「とにかく、ここであずさお姉ちゃん処刑しないと勝てないんだって! まこちん、亜美を信じてよ?!」
真美「信じるなら真美っしょ! ねぇねぇまこちん、同じ『真』って字を持つ仲っしょ??」
真「う、うーん……」
真「ねぇ、愛はどっちが真占い師っぽいと思う?」
愛「ぜんぜん分かんな……じゃなくって! えっと、ま、真さんが決めるべきだと思います! あたし、確定村人じゃないですし!!」
愛「ほら、もしあたしが人狼だったら大変じゃないですか!!!」
真「ずるい」
71:
伊織「……決めかねてるみたいだし、ダメ押ししておこうかしら」
真「! 伊織」
伊織「ねぇ真美。アンタが本物の占い師なら、雪歩が狂信者濃厚なのよね?」
真美「そーだよ。亜美は人狼だし、絵理お姉ちゃんも人狼って分かったから、残ったゆきぴょんは多分狂信者だよ」
真美「人狼が三人も占い師騙るなんて思えないし、そう考えるのが普通っしょ?」
伊織「でもね、だとしたら雪歩の動き、かなりおかしくないかしら?」
真美「へ?」
伊織「まず、狂信者なら真っ先に占い師として名乗り出て、狼のために動くべきよね。なのに雪歩は何故か潜伏を選んだ」
伊織「しかもその占い先も、そこのホワイトボード見てもらったら分かるけど……雪歩が村人判定出してる相手」
伊織「アンタ視点の人狼、一人もいないのよね」
真美「!」
伊織「真、響ときて、あずさ。あの時点では妖狐や背徳者も誰か分かってなかったし、人狼に自分のことを分からせるためにも一人くらいには村人判定出しとくべきでしょ」
伊織「それに今回、響が妖狐って分かって一瞬で信用ゼロになっちゃったけど……もし雪歩が信用取れてたら、あの占い結果でどういう方向に持っていくつもりだったのかしらね?」
真美「そ、それは……ゆきぴょんが色々とおっちょこちょいだっただけっしょ!」
伊織「それも無くはないわね。でもね、可能性があるかないかで言ったらほとんどあるになっちゃうじゃない」
伊織「大事なのは説得力よ。真は今の話聞いて、どう思った?」
真「……なんか真美、怪しく見えてきたかも」
真美「うええっ!?」
真「言われてみれば雪歩、狂信者っぽくなかった気がして……だとしたら、やっぱり真美視点だとおかしいような」
伊織「ちなみに亜美が本物だとすれば雪歩の動きも納得出来るわ。真占い師に人狼判定を出されて、処刑だけはされまいと焦って占いCOしたんでしょうね」
伊織「それで咄嗟に味方のあずさに村人判定を出した。自分が生き残り、あずさも守ろうとしたんでしょうね。今は逆効果になってるけど」
伊織「残った人狼はあずさよ。真、私を信じて投票しなさい」
真「……」
真美「うう……」
あずさ「決めるのは、まだ早いんじゃないかしら?」
真美「! あずさお姉ちゃん!」
72:
伊織「あずさ……村人アピールでもするつもり?」
あずさ「村人アピールではないけれど、伊織ちゃんだって怪しいんだぞアピールなら出来るわよ?」
伊織「何よそれ」
あずさ「えーと、たしかになんで雪歩ちゃんが伊織ちゃんじゃなく私に村人判定を出したのかは分からないけれど……」
あずさ「破綻した占い師に村人判定を出されているのは、伊織ちゃんだって同じよね?」
亜美「それって、人狼の絵理お姉ちゃんのこと?」
あずさ「ええ。絵理ちゃんの占い結果は、涼ちゃん村人→伊織ちゃん村人→春香ちゃん人狼」
あずさ「味方の人狼に村人判定を出すのが普通なら、伊織ちゃんこそ人狼なんじゃない?」
あずさ「絵理ちゃん、かなり本気で信用を取りにきてたみたいだし、最後まで残る可能性もあったと思うのだけれど」
真「たしかに、そうかも」
愛「うーん……」
伊織「立場が全然違うわ。狂信者と違って焦らなくても、後からあずさに村人判定を出したり愛に人狼判定を出したり、やりようはあるもの」
伊織「この猫又に当たるかもしれないタイミングでわざわざ『絵理が』襲撃をしたのも、あずさがその主張をするためだったんじゃない?」
あずさ「それこそ可能性の域を出ないわよね?。そう思わせるためにそうした、なんて考えていたらキリがないわ」
亜美「あずさお姉ちゃん、そんなこと言って、はぐらかしてるようにしか見えないよ!」
あずさ「はぐらかしてるのは、そっちじゃない? 絵理ちゃんが私じゃなくて伊織ちゃんに村人判定を出した事実は変わらないのよ?」
伊織「それより、どう考えても雪歩のことの方が不自然でしょ。本当にあれが狂信者だって思えるの?」
真美「……」
真「ああ?もう! 全っ然分かんないよ?!!」
真「……なんて、言ってられないか。投票までの時間は、待ってくれないし」
愛「……!」
愛「このホワイトボード、よく見たらプロデューサーさんの名前のところさっきと変わってますね!」
P「!! ツッコミ待ちだったんだが、やっと気付いてくれたか! 実は毎回変えてたんだよ」ハハハ
愛「? ……あ! ボケだったんですね! 面白いです!!」
P「えっ……うん」
真(愛は考えるのやめてるっぽいし……)
真「ボクが考えなきゃダメなんだ。分からないなりに、自分の答えを出さないと!」
73:
真「ええと……とりあえず、まとめると」
真「亜美視点では、真美が狂信者で、雪歩、絵理、あずささん、それともう一人の誰かが人狼……だよね。誰だと思う?」
亜美「多分ミキミキあたりだね。愛ぴょんの可能性もあるっぽいけど……」
亜美「それ考えるのはあずさお姉ちゃん処刑しても終わんなかった時でいいかな。もしそうなら、どの道勝つのは無理っぽいし」
真「で、真美視点では亜美、絵理、伊織が人狼で、狂信者は多分雪歩。もう一人の人狼は……やっぱり美希あたりかな?」
真美「うん、愛ぴょん人狼ならもう終わってるし、それが無難なとこだと思うよ」
真美「真美もそうだって思ってたし」
真美「……でも」
亜美「? 真美?」
真美「でも真美、なんか……」
真美「ゆきぴょんも人狼なんじゃないかって思えてきたよ」
愛「……?」
伊織「は?」
真「雪歩も……人狼?」
真美「だってさ、ゆきぴょんの動き、たしかに狂信者としてはおかしいかもだけど、人狼だったらそうでもなくない?」
真美「潜伏占い師が二人も出てきたけどさ、あれも全部打ち合わせ済みの作戦だったって考えたらちょっと納得出来ちゃうもん」
真美「ほら、潜伏占い師ってあんまし信用されないけど、二人も出てきたらもしかしたらどっちかは本物なんじゃって思うっしょ?」
真美「それを狙ったってのと、後は村を混乱させようとしたとかかな? 今は大分スッキリしちゃってるけど、ごちゃごちゃーってややこしくするのも目的だったのかも」
真美「人狼が襲撃したのも、りっちゃん、ピヨちゃん、涼ちん、お姫ちんって……なんか考えるの得意そうなのばっかだし、だから……」
亜美「いっ……いやいやいや! 待ってよ真美! 言ってる意味分かってんの?」
亜美「それだと人狼四人中三人が占い騙ってることになるんだよ!? 普通有り得ないっしょ!」
真美「普通じゃないからこそやるんじゃん! 人狼って、そういうもんっしょ?」
伊織「真美……そういう攻め方でくるのね。人狼三騙り、その発想は無かったわ」
伊織「でもそれだと、狂信者は誰になるのよ? 結局狂信者が潜伏してたっていうんなら、違和感は残ったままだけど」
真美「多分兄ちゃんっしょ! それか兄ちゃんが霊能者で、ピヨちゃんが狂信者で霊能者騙ってたって可能性もあるよね」
亜美「そんなの、ほとんど無いっしょ!」
真美「でもでも、前回社長占い師だったじゃん! むしろ今回は普通の村人少ないんだし、全然有り得ると思うよ!」
真「……」
真「よし……決めた!」
74:
真「今日の処刑は……」
真「亜美で!」
伊織「んなっ……!」
亜美「うえぇっ!?」
真美「まこちん!」
あずさ「ほっ、良かった?」
亜美「まっ……」
亜美「待ってよまこちん! なんで亜美を……!」
真「ボクだって頑張って考えたんだ。それで良いよね? 愛」
愛「はい! わかりました! 亜美ちゃん、本物だったらゴメンナサイ!」
亜美「だ、だから待ってって! 亜美は本当に本気で本物で……!」
真「亜美が本物なら……って、ボクなりに一から考えてみたんだ」
真「もし亜美が本物だったら、初日は人狼が全員潜伏してたことになるよね?」
真「だったら人狼、亜美を襲撃してたんじゃないかな? 真美は破綻して処刑されるけど、人狼は一人も見つからずに占い師をやっつけられるんだ」
真「それならやらない手はないと思うんだ。亜美は一応候補には入ってたとはいえ、一番守られてなさそうだったからね」
真「でもそうしなかった。それが怪しいと思った。ボクが考えたのはこれだけしかないし、理由としては足りないのかもしれない」
真「けど、みんなの意見も全部合わせて考えたら、やっぱり本物は真美の方だって思ったんだ」
真「今日の処刑は亜美。愛もOKしてくれたし、これはもう決まったことだよ」
伊織「……」
亜美「亜美処刑したら……勝てないんだよ?」
真「勝てなかったとき、謝るよ」
亜美「うう?っ……」
真美「……亜美」
亜美「ん?」
真美「今回は、真美の勝ちだね!」
亜美「!!」
亜美「……まだ」
亜美「まだ明日があるかんね! 亜美は終わりだけど、でも……」
亜美「村人陣営は、負けないよ!!」
真美「んっふっふ?、応援ありがと!」
伊織「……」
伊織「もう時間ないし明日説明するけど、真……」
伊織「アンタ、完ッ全に選択間違えたわよ」
真「……」
P「ここまで! 部屋に戻って投票してくれ」
75:

 菊地真(0) →双海亜美
 水瀬伊織(0) →三浦あずさ
 双海亜美(4) →三浦あずさ
 双海真美(0) →双海亜美
 三浦あずさ(2) →双海亜美
 日高愛(0) →双海亜美
 
  投票の結果
 “ 双海亜美 ”
 が処刑されました
     』
亜美「あーあ、処刑されちゃった。もう、メッチャ悔しいよ?」
亜美「でも楽しかった! いおりーん、頑張って逆転よろよろ?!」
亜美「やれば出来る! きっと! 絶対!」
P「ここで猫噛みとは、人狼もついてないなぁ」
P「さて、ゲームはまだ終わらない。明日が最終日になるだろうな」
P「伊織の頑張り次第では引き分けもあるが……どうなることやら」キュッキュッ
?プロデューサーメモ・六日目時点?
【占い】
亜美:真美○→伊織○→雪歩●→響○→あずさ●
真美:亜美●→あずさ○→貴音○→響○→伊織●
千早(破綻):響○→愛○→貴音○
絵理:涼○→伊織○→春香●→響○
雪歩(破綻):真○→響○→あずさ○
【霊能】
小鳥:やよい○
涼 :やよい○→撤回
【共有】
真、涼
【死体】
P→律子→小鳥→涼、響、千早(背)→絵理、貴音
【処刑】
やよい→美希→春香→雪歩→亜美
【グレー】

※ ○は村人判定、●は人狼判定のこと
79:
>>69をちょっと訂正
×五日目
○六日目
コピペしてるので他にもこういうのあるかもしれないです。
脳内で直しといてください。
82:

 七日目の朝になりました。
    “ 日高愛 ”
 が無惨な姿で発見されました。
      』
?七日目昼・円卓?
 議 論 開 始
真美「占いCO、愛ぴょんは村人。誰占っても意味ないっぽいけど占ったよ」
真美「いおりんを処刑すれば村人の勝ちだかんね! まこちん、最後も頼むよ!」
真「うん! 今日はこのまま伊織を処刑するつもりだから安心して」
真「へへっ、伊織には悪いけど、勝たせてもらうよ!」
あずさ「なんとか勝てそうね?。真ちゃん、ナイス判断よ」
伊織「……」
伊織「まず、言わせてもらうけどね」
伊織「真。昨日のアンタの推理、はっきり言ってダメダメよ。亜美を処刑したのは完全にやらかしたとしか言えないわね」
伊織「それを今から説明するわ」
真「むー……わかった、聞くよ。でも納得出来なかったら処刑するからね!」
伊織「ええ、もちろん。それじゃ始めるわね」
伊織「真、アンタが昨日言ってた『何故最初に亜美は襲撃されなかったのか』だけど……大きく分けて二つの理由が考えられるわ」
伊織「一つ目は、『狼視点でまだ亜美は真占い師確定じゃなかったから』」
伊織「あの時点では千早もいたでしょ。判定は、響に村人判定。狼から見て、千早が真占い師の線も有り得たのよ」
伊織「分かってたのはせいぜい真美が偽者ってことくらいね。そんな状態じゃ亜美襲撃なんて出来ないわ」
真「あっ……たしかに」
伊織「二つ目は、『妖狐を処理出来ていなかったから』」
伊織「占い師っていうのは本来人狼にとって最も厄介な存在で、すぐにでも襲撃して退場願いたいものなんだけど……妖狐がいるなら話は別」
伊織「邪魔な妖狐を呪殺するまではあえて占い師を生かしておくってのも、選択の一つってわけよ」
伊織「だから人狼が序盤で占い師の亜美を襲撃しなかったことは何ら不自然じゃないってこと。もちろん選択肢にはあったと思うけどね」
真「……」
真「あれ……もしかしてボク間違ってた?」
真美「ま、まこちん!」
あずさ「大丈夫よ、惑わされないで」
83:
真美「たしかに昨日まこちんが言ってた亜美怪しいっぽい理由はそうでもなかったみたいだけど、それだけじゃないんでしょ!?」
あずさ「そうそう。私が主張した『絵理ちゃんが伊織ちゃんに村人判定を出したこと』と、真美ちゃんが主張した『雪歩ちゃん人狼説』」
あずさ「これだけでも、十分なんじゃない?」
真「う、うん……そうだよね」
真「やっぱり状況は……でも……」
伊織「まだ終わっちゃいないわ!」
真「!」
伊織「真美、アンタは雪歩が人狼っぽいなんてぶっ飛んだこと言ってたけど……」
伊織「そんなの、狂信者以上に有り得ないわよ」
真美「! なんでさ!」
伊織「雪歩が人狼なら、アンタにとって人狼は亜美、絵理、雪歩、そして私ってことよね?」
真美「うん、そだよ」
伊織「なら……」
伊織「なんで人狼は三日目の夜に小鳥を襲撃したのかしら?」
真美「……えっ?」
あずさ「……!」
伊織「そもそもあの襲撃、違和感ありまくりなのよね。小鳥か涼のどちらが本当の霊能者か……あの時点ではほとんど分かる要素なんてなかった」
伊織「なのに無理に小鳥を襲撃するなんて、結構な賭けよね?」
真美「ん……たしかに、そうかもだけど」
伊織「でも、それを実行した。何故? そうまでして、霊能者を早く消したかった理由は?」
伊織「そんなの、決まってるじゃない。前日の処刑を見れば、答えは一つしか考えられないわ」
伊織「人狼は、グレランで処刑された美希が人狼だったことを隠すために霊能者候補を襲撃したのよ!!」
真美「!!」
伊織「それしかないでしょ。もし美希が村人なら、霊能者に関してはまだ様子を見ても良かったはずだもの」
伊織「そう考えれば、美希が含まれてないアンタの人狼候補はおかしいってワケ。どう? 反論は?」
真美「そ……そう思わせるために、そーしたんだよ」
伊織「この主張は、真美から見て四人の人狼が明らかになった時にしか使えないわよ。それを見越してわざわざ?」
真美「うっ……」
あずさ「……」
84:
伊織「真美視点で雪歩が人狼と思えない理由は、他にもあるわ」
伊織「そもそも雪歩が潜伏占い師として出てきたのは、亜美が雪歩に人狼判定を出したからよね?」
伊織「いわゆる身内切りってやつになるけど……そんなことする必要、あったのかしら?」
あずさ「前回の律子さんとやよいちゃんみたいに、あえて対立してるフリをしたんじゃ?」
伊織「それをする必要がそもそもなかったんじゃないかってことよ」
伊織「だってあの時点で、人狼は四人とも生き残ってたのよね? そんなことしなくても、普通にやった方が簡単に勝てたじゃない」
真美「だからほら、普通じゃないからこそ、あえて!」
伊織「あえてって、限度があるでしょ。いい? そんなことしても、人狼に得なんて一切ないわ」
伊織「占い師が三人出てる状況で新しく二人も出てきたら、共有者の判断次第ではすぐにでも占い師を全員処刑する方向に持っていったでしょ」
真「……たしかに、五人中四人が偽者なら、そうする手もあったはずだね。涼は春香を処刑したけど……絶対そうするとは限らなかったよね」
伊織「ええ。人狼四人全員が生き残ってる状況で、そのうちの三人を処刑する流れをわざわざ作り出して、なんのメリットがあるのよ」
真美「そっ、それは、なんだかんだで……ね?」
伊織「ね? じゃないわよ。雪歩が人狼なんて、絶対有り得ないわ」
あずさ「うーん……なら、やっぱり雪歩ちゃんは」
伊織「今更狂信者とは言わせないわよ。昨日散々言ったけど、雪歩の動きは明らかに狂信者のそれでもないわ」
あずさ「あ、あら?……」
85:
真「狂信者でも人狼でも無いんなら、雪歩は……?」
真美「ほんとだよ?! ゆきぴょん、あんたいったい何なのさ!!」
伊織「説明できないわよね? それはアンタが偽占い師だからよ。おかしな内訳になって当然。間違ってるんだものね」
伊織「雪歩は狂信者か人狼。でもそのどちらも真美視点だと有り得ない。つまり……」
伊織「真占い師は亜美。亜美の視点なら、雪歩が人狼であることにも筋が通ってるでしょ?」
あずさ「……」
真美「……」
真「…………」
真「本当に……亜美だったのかも……?」
あずさ「!」
真美「待っ……!」
真美「よく考えてよまこちん! 一回真美本物って感じで決めたじゃん!」
真美「昨日の処刑だって、このままいおりん処刑するつもりでそーしたんでしょ?」
真美「ここに来て変えるって、そりゃないっしょ!」
あずさ「そうよ、真ちゃん。私が言うのもなんだけど……迷わず、最初に決めた道を進むべきなんじゃないかしら?」
真「でも……真美が本物なら、雪歩は……」
伊織「……真、今日の人狼を始める前に言ったこと、覚えてる?」
真「……!」
伊織「前言撤回よ。アンタは決して弱くない。昨日の考えのまま思考停止して私を処刑しようとせず、共有者としてちゃんと悩んでくれてる」
伊織「真美とあずさが私に投票する以上、もう勝つのは無理。でも……」
伊織「アンタなら負けない道を選んでくれるって、信じてるわ」
真「伊織……」
86:
真「ボクは……」
真「……」
真美「あ、あずさお姉ちゃん! なんか無いの!? 村人アピールとか!」
真美「このままだと、引き分けになっちゃうかも!」
あずさ「そう言われても、もう勝ったつもりだったから……困ったわね?」
伊織「本物の占い師は亜美。人狼は美希、絵理、雪歩、そしてあずさ。これで決まりよ」
伊織「引き分けは決して悪いことじゃないわ。あずさに投票して、ビシッと決めちゃいなさい! 真!」
真美「まこちん! いおりんに騙されないでよ! うまいこと考えてるっぽいけど、全部嘘っぱちなんだかんね!」
あずさ「……真ちゃん」
あずさ「私たちを信じてなんて、もう言わないわ。でも……最後に一つだけ言わせて」
あずさ「真ちゃんが信じられるものを信じてくれれば、それでいいわ。心の底からの答えなら、きっとみんな分かってくれるはずよ」
あずさ「だから……後悔だけは、しちゃダメよ」
真「……」
真「もう少し……考えさせて」
P「投票の時間だ。部屋に戻ってくれ」
真(ボクが……信じられるもの……)
87:

 菊地真(0) →三浦あずさ
 水瀬伊織(0) →三浦あずさ
 双海真美(0) →水瀬伊織
 三浦あずさ(2) →水瀬伊織
 
 処刑対象が決まりませんでした。
 再投票してください。
     』
真美「!!」
あずさ「……」
真(……あの伊織が、ボクを信じてくれた)
真(嘘かもしれない。そういうゲームだからね。でも……)
真(ちょっと、嬉しかったよ)
88:

 菊地真(0) →三浦あずさ
 水瀬伊織(0) →三浦あずさ
 双海真美(0) →水瀬伊織
 三浦あずさ(2) →水瀬伊織
 
 処刑対象が決まりませんでした。
 再投票してください。(二回目)
     』
真美「うあうあ?! これって……」
あずさ(引き分け……あれじゃそうなっても、仕方ないわね?)
伊織「そう、その調子よ……!」
真(ボクのせいで負けるくらいなら、引き分けの方がいいよね)
真(だからこのまま確実に引き分ける道は、決して悪いことじゃない)
真(うん、負けるよりは……引き分け)
 伊織『雪歩は狂信者か人狼。でもそのどちらも真美視点だと有り得ない』
 あずさ『真ちゃんが信じられるものを信じてくれれば、それでいいわ』
真(……)
89:

 菊地真(0) →三浦あずさ
 水瀬伊織(0) →三浦あずさ
 双海真美(0) →水瀬伊織
 三浦あずさ(2) →水瀬伊織
 
 処刑対象が決まりませんでした。
 再投票してください。(三回目)
     』
真美「うあうあ?! ヤバいよ?!!」
伊織「あと一回……ふふっ、見えてきたわ! ……引き分け!」
あずさ「次で……最後」
真(伊織は言ってた。真美が本物で雪歩が狂信者なら、潜伏してたことも占い先も、全部おかしい、って)
真(セオリー通りなら、そうだよね。伊織の言うことも分かるよ)
真(うん……やっぱり、決めた。ボクの信じるもの)
真(ボクは伊織を信じる。伊織の頭の良さを)
真(伊織はどんなことにも手は抜かない、いつだって全力なアイドル。今回も―――そうだったんだ)
真(ボクは雪歩を信じる。雪歩の性格を)
真(雪歩は―――そういう子だから)
90:
真(負けるくらいなら引き分けの方がいい。でも……それよりも……)
真(『勝ち』の方が良いに、決まってる!)
真「……待たせてごめん、みんな」
真「ボクは勝ちにいく!! それが後悔しない……ボクの答えだ!!!」

 菊地真(0) →水瀬伊織
 水瀬伊織(3) →三浦あずさ
 双海真美(0) →水瀬伊織
 三浦あずさ(1) →水瀬伊織
 
  投票の結果
 “ 水瀬伊織 ”
 が処刑されました
     』
91:
伊織「あ?ら、水瀬伊織が処刑されましたですって、あはは……」
伊織「な ん で よ !!!!!!!!!!!」
伊織「はぁ、はぁ……ったく、最後の最後でやってくれたわね、真……」
伊織「悔しくないと言えば嘘になるけど、それがアンタの答えなら受け入れるしかないわ」
 伊織『前言撤回よ。アンタは決して弱くない』
伊織「……」
伊織「私は正しかった。それだけの話だから―――」

 人狼を殲滅しました。
 “ 村人陣営 ” の 勝利です!!
     』
?配役一覧?
【村人】
天海春香、高槻やよい、秋月律子、三浦あずさ、プロデューサー
【占い師】
双海真美
【霊能者】
音無小鳥
【狩人】
日高愛
【共有者】
菊地真、秋月涼
【猫又】
四条貴音
【人狼】
水瀬伊織、双海亜美、星井美希、水谷絵理
【狂信者】
萩原雪歩
【妖狐】
我那覇響
【背徳者】
如月千早
92:
ゲーム終了です。
次からは彼女たちの夜の行動を書いて投下していきます。
霊界をやるかは未定です。
ではまた!
98:
時は遡り、ゲームの裏側
【一日目夜】
?占い師?
真美「占い師……?」
真美「占い師……」
真美「占い師!!!!!」パァァ
真美「んっふっふ?、やーっと真美が報われる時が来たよ?! 占い師っていうと村人陣営のメイン! ヤキニクマンで言うところの串田アキラポジ!」
真美「ジャコジャコ活躍して真美のすごさをドドーンと知らしめるチャンスだよねっ!」
真美「そいじゃ、まずは亜美占おっと。鉄板ですな」タッチ
真美「ふむふむ……って人狼!?」
真美「うおぅ……真美有能すぎる……今んとこテキチュー率100%じゃん」
真美「……こうなると亜美、きっと最初に処刑されちゃうよね。真美も最初そうだったし分かるけど……ちょっと可哀想」
真美「でもま、ちかたないよね! 亜美には悪いけど、真美だって負けらんないかんね!」
真美「亜美と真美、どうして差が付いたのか……慢心、環境の違い」
?霊能者?
小鳥「あら、霊能者なのね」
小鳥「地味な役職だけど、縁の下の力持ち。事務員らしいといえばらしい……か」
小鳥「基本的には初日にCOね。対抗が出たらうまく対応して……状況によっては指示役もやる必要があるかもね」
小鳥「ふっふっふ、勤務時間中もたまに頻繁にネット人狼やってた熟練者音無小鳥。その対応力ってやつを、見せてあげるわ!」
99:
?狩人?
愛「狩人かー。あたし、こう見えて涼さんのストーカー撃退したこともあるし、得意かも!」
愛「えーっと、絵理さんが教えてくれた狩人の動き方は……」
愛「あんまり目立たないようにして……COはできるだけしないで……あとは……」
愛「忘れた!! でもがんばる!!!!!」
愛「よーし、全部守るよーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
?共有者?
真「涼が相方なんて、なんか懐かしいや」
涼「そうですね。このコンビも久しぶりで、嬉しいです!」
真「うん! ……でも、共有者かぁ。指示役になっちゃうよね。正直ボク、頭の方にはあんまり自信ないんだよなぁ」
涼「私もこういうのはあんまり……律子姉ちゃんとやると特に痛感します」
真「あはは、律子が相手なら仕方ないよね。どうする? 難しそうな作戦とか考えないで、普通に初日に二人ともCOする?」
涼「はい、基本的にはそのつもりで!」
涼「でも一応、占い師の誰かから村人判定を貰えたら、そっちは潜伏しましょう。それならグレランで処刑されることも無いですし」
真「オーケー、じゃあその方向で!」
涼「……あ、そうじゃなくても私、潜伏したり何かを騙るかもしれないです。その時は対応、お願いします!」
真「うん? よく分からないけど、分かったよ」
100:
?猫又?
貴音「面妖にゃ」
貴音「猫又ですか……妖にも関わらず村人の仲間とは、なんとも珍しい立場ですね」
貴音「知ったばかりの役職なので勝手がよく分かりませんが、基本は『処刑されず』『襲撃される』、でしょうか」
貴音「前回は少々気を抜いてしまい、最初に処刑されてしまいました。もう金輪際そのようなことは無いようにせねばなりません」
貴音「COはよほどのことが無い限りしないようにしましょう。するならば対抗が出た時、または占い師に人狼判定された時です」
貴音「……」
貴音「もし処刑されてしまったなら、せめて人狼陣営を連れていってくれるよう祈る他ありませんね」
?狂信者?
雪歩「わっ、狂信者。いいのかなこんな重要な役職。で、人狼は…………!?」
雪歩「ゲームが得意で発想力のある亜美ちゃんと、頭が良くて発言力のある伊織ちゃん」
雪歩「それに言わずもがな天才の美希ちゃんと、なんかすごく玄人っぽい絵理ちゃん」
雪歩「……これ」
雪歩「私いなくても勝てるんじゃ……?」
雪歩「な、なんて考えたらダメだよね。私もちゃんと働かなきゃ!」
雪歩「どうしよう、まず占い師を騙って、人狼の絵理ちゃんに村人判定……って、初日からこんなことしたら露骨すぎるかな?」
雪歩「じゃあ、まずは真ちゃんあたりに村人判定を……ああっ、でもそうしたら人狼から見て本物と間違えちゃうかも」
雪歩「そもそも、私なんかが占い師を騙って信用なんて取れるのかな? 墓穴掘っちゃって、かえって迷惑かけちゃうかも……」
雪歩「うう……どうしよ…………」
101:
?人狼?
亜美「おっ、人狼なんだね。みんなよろよろ?!」
絵理「よろしくお願いします?」
伊織「亜美に美希に絵理、ね。ま、足手まといにはならなさそうなメンバーで良かったわ」
美希「よろしくなの。それで、どーするの? 誰か騙る?」
絵理「……あえての、全潜伏?」
美希「あ、それいいかも。楽チンそーだし!」
亜美「そんなのつまんないよ?! 亜美、占い師やりたい!」
絵理「じゃあ、三人くらい占い師騙ってみるとか」
美希「あはは、それも良さそーなの! 面白そーだし!」
亜美「いいね?! いきなり身内切りとかしちゃう?」
伊織「ダメよ!ダメダメ! ったく……絵理、アンタ意外と攻めるわね」
伊織「奇策なんて所詮奇策でしかないわ。普通の戦法がなんだかんだで一番なのよ」
伊織「先人たちが今まであまり通らなかった道ってのは、たまたま通らなかったわけじゃない。その道に気付かなかったわけでもない」
伊織「勝ちの目が薄いから避けてきたってだけの話よ。この私がリーダーである以上、勝てる道を進むわよ!」
絵理「伊織さん、すごい気合……」
美希「二連敗中で、もう負けられない戦いなんだって思うな」
伊織「うっさい! 勝負ごとで勝ちたいのは当然でしょうが」
亜美「っていうかいおりんリーダーなんだ。ま、それは良いとして」
亜美「最初の占い先、真美に村人判定出すよ。初日に村人判定出したとこって結構怪しまれるし、仲間にはまだ手出さない方がいいっしょ?」
伊織「そうね。亜美が真美を占うのは自然だし、妥当なところじゃないかしら」
絵理「でも誰も囲わないとなると、グレランが……不安?」
美希「ミキはグレランで処刑されたことないし、なんとかなるって思うな」
伊織「アンタ前回の一回しかやってないでしょ。ま、狂信者もいるし、私たちの誰かは囲ってくれるんじゃない?」
伊織「とにかく、亜美以外の三人は潜伏。うまく生き延びるのよ!」
美希・絵理「「おー」」
102:
?妖狐?
響「人狼じゃないの!? やったー!!」
響「って妖狐じゃないかー! やだー!!」
響「う?っ、なんで自分は村人陣営になれないんだ?!」
響「……どうせ動物系の役職なら、猫又が良かったぞ。処刑された時ランダムに一人連れてくって、なんか楽しそうだし」
響「まいっか。決まっちゃったことだし、やってみるしかないよね」
響「騙りとかはややこしくて出来ないし、当然潜伏でいくぞ! 今回は背徳者もいるし、なんとかなる!」
響「きっと大丈夫さー!」
?背徳者?
千早「背徳者。新役職の一つね」
千早「うまく出来るか分からないけれど、やってみましょう」
千早「自分がどうなってでも妖狐を死なせないようにするのが仕事……だったら、やはり占い師を騙るべきかしら」
千早「妖狐に村人判定を出せばグレランは回避出来るし、真占い師にもしばらく占われなくて済むわ。最低限のアシストにはなるわよね」
千早「流石に初日から妖狐に村人判定ってのはちょっとあからさますぎるからやらないけれど……ん、そういえば妖狐が誰かも分かるのよね。えーと……」
千早「我那覇……さん……?」
千早「……我那覇さん、二連続で人狼だったし、占い師にも占われやすいわよね」
千早「それにうっかり発言で信用落とすこともありそうだし、そうでなくてもグレランで処刑される可能性は高い方」
千早「……」
千早「やっぱり初日に村人判定出しておきましょう。あからさますぎて逆に疑われないということも無いこともないわよね」
千早「……大丈夫かしら」
103:
【二日目昼】
だいたいのあらすじ
亜美「真美村人!」
真美「亜美人狼!」
千早「我那覇さん村人!」
小鳥・涼「「私たちは、霊能者です!」」
伊織「二人とも処刑しましょ」
真「グレラン!グレラン!」
伊織「残す意味あるの?」
真「グレラン!グレラン!」
律子「グレラン!」
伊織「でも」
やよい「グレラン!」
伊織「グレラン!」
グレラン

やよい処刑
【二日目夜】
?やよい?
やよい「……え? も、もう終わり!?」
やよい「うう?、もっと楽しみたかったのに……ちょっと悔しいかも」
やよい「残ったみんな、がんばってくださーい!」
やよい「村人陣営、ファイトー!」
やよい「ふぅ?……ここからはずっと霊界か?」
やよい「次は誰が来るのかなー。話し相手、欲しいなー……」
やよい「一気にどどーんって四人くらい来てくれたら、楽しいかなーって」
104:
?占い師?
真美「まさかの亜美占いCO。これ、元々決めてたやつっぽいね」
真美「言うタイミングまで完全に一致だなんて、血は争えないってことなのかな?」
真美「でも信用は今んとこ真美のが上だよね。りっちゃんも味方っぽいし、これは勝てる!」
真美「で、占い先、どーしよっかなー。なーんとなくあずさお姉ちゃん怪しいかな」
真美「誘導するような発言も多かったし、人狼だったら怖いよね。よし!」タッチ
真美「ありゃ……村人。そううまくはいかないか」
真美「まーこれからどんどん人狼見つけてけばいっか! 流石に今日は狩人も真美守ってるよね……?」
?霊能者?
小鳥「やよいちゃんは村人、っと。ごめんねやよいちゃん、残ったみんなで勝ってみせるから!」
小鳥「で……対抗、多分共有者ね。涼ちゃんちょっと消極的な感じだったし、真ちゃんの反応も完全にそれだったわ。霊能アーマーね」
小鳥「人狼は私と涼ちゃんで真霊能者だと思った方を襲撃する。つまり私が共有者だと思われないとダメなわけよね」
小鳥「とはいえアピールすれば良いってわけでもないし、基本的にはあまり喋らない方がいいか」
小鳥「しかしりょうまこ……これはなかなか……ぐへへ」
105:
?狩人?
愛「ふーっ、グレランで処刑されちゃわなくてよかったー」
愛「とゆーわけで! 今日からが本番!」
愛「律子さんが言ってたみたいに、占い師の誰かを守ったら良いんだよね? だったら……うーん……」
愛「決めたっ! 真美ちゃんにしよっと」
愛「やっぱり一番信用出来る人を守るのが一番だよね。初日に人狼判定なんて、偽者なら普通出せないし!」
愛「守るよーーーーーーーーー!!!!!」
?共有者?
真「涼、まさか霊能者を騙るなんて思わなかったよ」
涼「すみません、つい……占い師3人、霊能者1人だとこういう戦術も結構いいみたいなんです」
真「涼がそう言うんなら信じるし、戦術とかは任せるけど、このまま騙り続けるの? ボク、何したらいいのか分からなくって」
涼「あ、じゃあとりあえず、霊能者候補のうち一人は共有者だってことをみんなに伝えてくれますか?」
真「ん、もう涼のことばらしちゃってもいいの?」
涼「いや、私と音無さんのどちらかが相方だよって感じで……なるべく私たちの繋がりは隠し続けていただければ」
真「ああ、そういうこと。分かったけど……ってことはまだ指示役やらないとダメなのか……くぅぅ」
涼「昨日のグレラン指示、良かったですよ。がんばってください!」
真「! そ、そう? まぁ、ボクもやれば出来るってことかな!? へへっ、それじゃ気合入れて、指示しまくるぞー!」
涼(何この人チョロかわいい)
107:
?猫又?
貴音「ふぅ、どうにか最初のグレランは回避できました。あと何度これを乗り越えればいいのでしょうか」
貴音「占い師のどなたかが占い先に選んでくれればありがたいのですが、そう贅沢も言ってられませんね」
貴音「さて……問題は、人狼が襲撃してくれるかどうか。一応狩人に見えるように動いているつもりですが、これで良いものか……」
貴音「もっとさりげなく、静かに、かつ処刑されないように……精進せねば」
?狂信者?
雪歩「占いCO、しそびれちゃったなぁ」
雪歩「でも、これで良かったのかも。やっぱり私には占い騙りなんて向いてないよね」
雪歩「人狼が亜美ちゃんだから、真占い師が真美ちゃん、妖狐か背徳者が千早ちゃん」
雪歩「この中に入ってみんなからの信用を得るなんて、私なんかにはとても……」
雪歩「……そもそも、私なんかが信用を取ろうなんておこがましいよね。喋るのもうまくないし、頭もそんなに良くないし、ひんそーだしちんちくりんだし……」
雪歩「だったら、私に出来ることなんて初めから一つだったのかも」
雪歩「うん……ちょっとその方向で、考えてみよう!」
108:
?人狼?
伊織「亜美、なんでやよいに入れたの? ねぇなんで? やよいが何かした? こんなに早く退場させて可哀想だとは思わなかっ」
亜美「お、落ち着いてよいおりん?! ってか、亜美がやよいっちに入れてなかったらいおりん処刑されてたかもじゃん!」
絵理「やよいさん四票で伊織さん三票……むしろ、ファインプレー?」
伊織「ぐっ……たしかにそうね。ちょっと強めに意見すると簡単に処刑されかけちゃうから困るわよね」
美希「潜伏するんならミキみたいに、あんまり目立たないように楽?にしてたら良いって思うな」
伊織「今回ばかりは言い返せないけど……寡黙すぎても処刑対象になるから気を付けなさいよ」
美希「いちおー喋ることあったら喋るって感じでいくから、なるようになるって思うな」
亜美「とりあえず、明日いおりんに村人判定出すかんね。それでいいっしょ?」
伊織「……まぁ、現状一番処刑される危険性が高い位置だものね。いいわ、そうしましょう」
絵理「それで……今日の襲撃先は?」
伊織「真占い師はまず間違いなく真美だけど、今日は守られてる可能性も高いし狙えないわね。霊能者も放置として……」
美希「んー……多数決で決める?」
亜美「そだね。せーので誰か一人の名前言ってね。せーのっ!」
伊織「律子!」
絵理「響さん」
亜美「まこちん!」
美希「律子!」
亜美「ん……りっちゃんかぁ。共有者片方潜伏してるし、まこちん襲ってちょっとややこしくしたかったけど、まいっか」
絵理「私は単純にまだグレーを狭めたくないと思って、響さんを。でもたしかに律子さん、残しておきたくない」
伊織「もうすでに村を引っ張りつつあるものね。敵に回すと怖いタイプだし、早めにやっといて損は無いわ」
美希「じゃ、美希が襲撃するね。律子の首、ガブリなのー!」
小鳥「みきりつ!?」ガタッ
絵理「それじゃ私たちは引き続き潜伏……」
絵理「何今の」
亜美「なんか変な電波飛んできた気がするけど、気にしなくていいっぽいよー」
109:
?妖狐?
響「千早が背徳者だな。自分、分かったから! ちゃんと伝わったからね!」
響「でも千早……流石に一日目に村人判定はちょっと露骨すぎるさー。これじゃ自分生き残るのかなり難しいぞ」
響「まぁ、千早は結構不器用なとこあるからな。妖狐陣営では自分がリーダーだし、メンバーの失敗はフォローしなくっちゃね」
響「腕がなるさー! 完璧な自分に身を任せて、付いてきてよね、千早!」
?背徳者?
千早「この後、どうしようかしら……人狼が早めに新占い師を襲ってくれないと、勝ち目が無いわ」
千早「今のところはグレーを占う流れだし一応大丈夫だとは思うけれど、それも時間の問題。何か手を……」
千早「……考えても仕方ないわね。とりあえず、日高さんに村人判定を出しましょう」
千早「理由も作りやすいし、せっかく876プロと合同での人狼なんだから内輪だけで占うのもつまらないわよね」
千早「……」
千早「妖狐陣営って難しいわね……結局、運に身を任せるしかないのかしら」
113:
真について補足しとくと、最後に伊織に投票した理由は決して「『引き分け』か『勝ちor負け』なら後者選んどこ」みたいな単純な理由では無いです
そう見えてしまったのは書き方が悪かったからだと思うのでその辺はちゃんと補間するつもりなのでもうしばらくお待ちを
一言で表すと「ゆきまこ」です
117:
【三日目昼・霊界】
律子『やられた……こればっかりはどうしようもないわね』
やよい『あ、律子さん!』
律子『……やよい、あなたは村人?』
やよい『はい! 律子さんもですか?』
律子『ええ、私も。役職持ちじゃなくて良かったとポジティブに考えましょうか』
やよい『でもまだ人狼陣営も妖狐陣営もみんな生き残ってるんですよねー。律子さん、誰がどれだと思いますか?』
律子『そうね……今のところ占い師は真美だと思ってるから、亜美が人狼ね。狂信者もいるなら千早かしら。となると響も人狼の可能性が高いわね』
やよい『響さん、三連続ですか!?』
律子『だったら面白いわね。ま、この時点での予想なんてそうそう当たらないわ。でも確信が持てるものも一つある』
やよい『それは……?』
律子『涼。あの子、共有者ね』
やよい『え? でも涼ちゃん、霊能COしてますよ?』
律子『まぁ見てなさい……ほら、真も認めたわよ。どちらかは共有者だって』
やよい『わっ! なんで分かったんですか!?』
律子『涼とは付き合い長いからねー、分かっちゃうのよ。表情とかで』
律子『敵じゃなくて良かったわ。あんまり分かりすぎると面白くないものね』
やよい『す、すごい……』
やよい(なんか涼ちゃんが不憫に思えてきたかも)
律子『ん……今日はグレランみたいね』
118:

  投票の結果
 “ 星井美希 ”
 が処刑されました
    』
やよい『美希さん、処刑されちゃった』
律子『ま、妥当なところじゃない? 美希、あんたは何だったの?』
美希『……』
やよい『……美希さん?』
律子『……』ハァ
美希『……』
律子『……』スゥゥゥ
律子『起きなさーーーーーい!!!!!!』
美希『ひっ!?』ビクッ
やよい『はわっ!?』ビクッ
律子『なーに終わったと思って寝てんのよ。ゲームが続く間は霊界で見てるもんでしょうが』
美希『ど、どこから声……霊界って? あっ……そういう感じなんだ。はー、びっくりしたの』
やよい『そっか、美希さんはこれ初めてなんですね』
美希『うん。へー、これならタイクツしないですみそーだね』
美希『あ、ちなみにミキ人狼なの。よろしくねっ』
やよい『!? そうだったんですか!?』
律子『美希が人狼……よし、これでグッと有利になったわね』
美希『処刑されちゃって、残念なの。他のメンバーも教える?』
律子『んー、まだちょっと考えてたいけど……知った上で見るのもまた楽しいかもね。せっかくだし、教えてちょうだい』
美希『うん。伊織と亜美と、絵理なの』
やよい『な、なんかすっごく強そうかもです』
律子『となるとやっぱり真美が真占い師ね。この信用を維持できるかどうか……』
119:
【三日目夜】
?占い師?
真美「残るグレーははるるん、ゆきぴょん、お姫ちん、絵理お姉ちゃん……か」
真美「この中だと怪しいのは……うーん……」
真美「ゆきぴょんかお姫ちん、かな?」
真美「この二人、グレランの流れでCO無いか聞かれた時、なんか考えてるよーに見えたんだよね、なんとなくだけど」
真美「村人ならこういう時考える必要ないし……何かあるとみた!」
真美「役職持ちだとしたらグレーに残して処刑されても困るし、騙ろうとした人狼の可能性もあるし、占って損は無いよね」
真美「んー……お姫ちんにしよっ! 結果はどれどれ……村人かぁー」
真美「意外と人狼見つかんないねぇ。早いとこ見付けて処刑して、霊能者にも認めてもらいたいよ?」
真美「霊能アーマーってやつのおかげで、霊能者はしばらく安全っぽいしね!」
?霊能者?
小鳥「やっぱり対抗、共有者だったのね。なんとなく気付いてたから公にしなくても良かったんだけど、スッキリして良かったわ」
小鳥「それにしても、霊能アーマー……こういうのって共有者から言い出すのならともかく、伊織ちゃんから言い出したってのがちょっと怪しいわね」
小鳥「このことも今後の推理の材料にはなるかしら。さて、霊能結果は……!!」
小鳥「美希ちゃん人狼……! やった、けど……これ、今夜霊チャレもあり得る?」
小鳥「霊チャレとは人狼が処刑されたことを隠すために思い切って霊能者を襲撃することなわけだけれど、人狼から見て私と涼ちゃんで真偽ついてるかしら」
小鳥「もし涼ちゃんが襲撃されたらすごく良い流れなんだけど……嫌な予感がする」
小鳥「どうか明日死体になってませんように……!」
120:
?狩人?
愛「守れなかった……なんで占い師じゃなくて律子さん狙うのー!?」
愛「でもちゃんと占い師を守ってたら、いつかはちゃんと守れるはず!」
愛「流石にずっと占い師ほっとくなんてことも無いだろうし、あたしが守らないとダメだよね」
愛「うんうん! このまま真美ちゃん、守るよーーーー!!!」
?共有者?
真「これでいい、よね?」
涼「はい! 音無さんもうまく対応してくれましたし、多分霊能アーマー出来てる……はずです」
真「よかったー。しばらくは霊能者、守れそうだね」
涼「そうですね。このまま続けましょう」
真「よし、じゃあ明日はまたグレラン?」
涼「全部村人判定とかだったら仕方なく残ったグレーを処刑ってかんじになると思いますけど……多分、そろそろ人狼判定が来るかと」
涼「誰かが人狼判定出して、その人がCO無さそうなら処刑しましょう。多分、小鳥さんとかがフォローしてくれると思います」
真「おっけ、分かった。それにしても涼、頼りになるなぁ。ほんとに苦手なの?」
涼「あはは……これでも、律子姉ちゃんたちとやると全然勝てなくって。なんか見透かされるんですよ、全部」
真「……律子が人狼じゃなくて、本当に良かったね」
涼「はい……それだけでもう、全然違いますよ」アハハ
121:
?猫又?
貴音「危ういところでしたが、グレラン回避。山場は乗り越えましたね」
貴音「COする手もありましたが、どうにか賭けに成功したようです」
貴音「後はひたすら、待つのみ。ここでCOしなかったことは、必ず後に活きてくるでしょう」
貴音「焦らず、落ち着いて……獲物がこちらに近付くまで、悟られぬように……」
貴音「かっぷらぁめんにて鍛えた忍耐力、今こそ発揮する時……!」
?狂信者?
雪歩「こ、怖かったぁ?……というか、美希ちゃん処刑されちゃった」
雪歩「ううぅ、私が最初から占い師を騙って村人判定してれば、こんなことには……グレー候補五人中二人が人狼で一人が狂信者なんて、有り得ないよね、やっぱり……」
雪歩「とにかく、過ぎたことを後悔したってしょうがないよね。今の私に出来るのは、狂信者として……精一杯、場をかき乱すこと」
雪歩「信用なんて取れない、それはもう分かってる。だから私は信用を捨てて……」
雪歩「亜美ちゃんたちと同陣営だと思われないように動く。それしか……ないよね」
雪歩「明日、潜伏占い師として出てみよう。人狼には村人判定出さないで……あずささんや響ちゃんに村人判定を出して……」
雪歩「も、もし信用取れちゃったら完全に戦犯だけど、私にはもうこれしか……」
雪歩「……潜伏占いCOのタイミングは、出来るだけ遅めにしようかな。その方が信用も落ちるし、真ちゃんも焦って何か失敗してくれるかも」
雪歩「信用の無い占い師として退場すれば、きっと伊織ちゃんたちならうまく使ってくれるはず……うんっ」
雪歩「頑張れ雪歩、負けるな雪歩! うう……緊張してきた」
122:
?人狼?
亜美「ミキミキがやられたか……」
絵理「奴は人狼四天王の中でも」
伊織「言ってる場合か! ちょっとまずいわよ、これ」
亜美「ふつーに処刑されちゃったね。やー、どー考えてもグレーに残りすぎたよねぇ……ってか狂信者何やってんだろ?」
絵理「占い先を見るに、千早さんでは無さそう?」
伊織「潜伏か、もしくは初日犠牲者か……どっちにしても望ましくない展開ね」
亜美「潜伏なんてしそうなのりっちゃんくらいしか浮かばないんだけど、まさか……」
絵理「あっ……」
伊織「律子が狂信者なら真美の信用上げるようなこと言わないでしょ……とにかく、あまり期待は出来なさそうね」
伊織「どうするの? 亜美、アンタ真美に信用で勝てそう?」
亜美「今のままじゃちょっと微妙かなー。一人じゃ厳しいかも」
絵理「……私、手を打ってみる?」
亜美「絵理お姉ちゃん?」
伊織「そうね。占い騙り、追加しちゃいましょう」
伊織「ただしCOは真美よりも早くすること。真美が先に絵理に人狼判定出す可能性もあるし、後出しは絶対避けないと」
絵理「もちろん。それで、占い先は……」
伊織「とりあえず私に村人判定と……あとそうね、人狼を見つけたから潜伏解除したってことにしていきたいわね」
絵理「春香さんに人狼判定、出す?」
伊織「それで良いわ。それで亜美は雪歩あたりに人狼判定。春香か雪歩、どっちかは処刑しちゃいましょ」
亜美「でもそれだと、霊能者残ってたらちょーっと困るよね」
伊織「そうね……今日は小鳥を襲撃するわ」
亜美「涼ちんじゃなくて? 亜美的にはピヨちゃんが共有者っぽい気がするんだけど」
伊織「COしたタイミングも、様子を見て後から出てきた涼の方が共有者っぽいし……」
伊織「何より小鳥の霊能アーマーについての解説が共有者アピールに見えたのよ。落ち着いてて、この戦法も私がやりましたよー、みたいな思惑が透けて見えたわ」
伊織「対抗が共有者だと素早く察してうまく合わせてたみたいだけど、隠れてる共有者はむしろ共有者っぽいことをしないはず。多分霊能者は小鳥よ」
絵理「なるほど……流石伊織さん?」
伊織「まぁね。もし小鳥が共有者だったら、その時はその時で考えましょう。最悪亜美か絵理、どっちかは切り捨てるつもりでね」
亜美「ほいほーい」
絵理「わかりました」
123:
?背徳者?
千早「本格的に危なくなってきたわね……グレー占いの流れも恐らくこれで終わり」
千早「真占い師が次で襲撃されないとすると、初手で村人判定を出した我那覇さんはそろそろ占われる危険性が高い」
千早「生き残るために、潜伏占いCOでもすればまだ勝ち目はあるのかもしれない。場合によっては狩人COをしてみるのも一つの手」
千早「とにかく真占い師が襲撃されない限り、このまま潜伏していては勝ち目は無いわ」
千早「……もし猫又が襲撃されて死体が二人出たら、呪殺を主張しようかしら。そして我那覇さんが猫又COで乗っ取ってくれたら活路は見出せる」
千早「うまくいけば引き分けに持っていくくらいは出来るかもしれない。色々な方向から考えなくちゃ」
千早「……考えることが多すぎるわね。我那覇さんは今頃、何を考えているのかしら」
?妖狐?
響「特にすることもないなー」
響「うん」
響「このままなんとかなっちゃうんじゃないかなー」
響「うん」
124:
【四日目昼・霊界】
小鳥『チックショーーーー!!!!!』
律子『落ち着いてください小鳥太夫さん』
美希『悔しがってるってことは、本物の霊能者だったの? あはっ、デコちゃんたちナイスなの』
やよい『そうなんですか? うー、残念です』
小鳥『うーん……共有者っぽくしてみたつもりだったんだけど、甘かったわね。これで美希が人狼だってことは隠されちゃったか』
やよい『あっ、そのために小鳥さんを襲撃したんですね』
律子『でしょうね。さて、議論を見ていきましょうか』
…………
律子『……せ、潜伏占いCOが……二人?』
やよい『絵理さんは人狼で……えと、雪歩さんは?』
美希『んー……人狼のミキにも、なんか良くわかんないの』
律子『狂信者……は無いわよね。潜伏する必要性も感じられないし、人狼の誰にも村人判定出してないし』
小鳥『背徳者も妖狐も無さそうだし……ほんと、何なのかしら』
律子『気になるわね……』
やよい『とにかく、四人も偽者さんがいるんなら占い師さんみんな処刑しちゃえばいいですよね!』
律子『そうね。さっさと雪歩処刑しちゃってくれないと……』
律子『ここで答え合わせ出来ないものね』
小鳥『……かなり気になってるんですね、雪歩ちゃんの役職』
美希『あ、でも春香処刑だって。やーりぃなの!』
やよい『ええ?っ、春香さん村人なのに……』
律子『まぁ仕方ない……か』
125:

  投票の結果
 “ 天海春香 ”
 が処刑されました
    』
春香『……大丈夫なのかなぁ』
やよい『春香さん、お疲れ様でーす!』
美希『あはっ。春香、今回も村人だったんだね』
春香『うん……って、人狼だとは疑わないの?』
美希『だってミキが人狼だもん』
春香『そうなの!? へー、一応一人処刑出来てたんだ。ちょっと安心したよ』
律子『ちなみにアンタに人狼判定を出した絵理も人狼ね。あとは伊織と亜美』
春香『はぁー、なるほど……また強そうなメンバーですね。いいなぁ、人狼』
小鳥『春香ちゃんも、人狼やってみたかった?』
春香『というか村人以外が良かったんですよ! 一番なりやすい役職とはいえ、三連続ですよ、三連続!』
春香『もうここのコンピュータに天海春香=可愛い=村人で刷り込まれちゃってるんですよ……ううう、たまには他のやりたいよぅ』
やよい『春香さん……』
美希『じゃあ今度、村人無しの村とかやってみる? それなら村人にはならないよ?』
春香『!?』
やよい『あ、それいいかも! 占い師と妖狐がいっぱいいたりとか、面白そーです!』
律子『狩人増やしても面白いわね。ゲームバランス考えるの大変そうだけど、それはそれで良いんじゃない?』
美希『うんうん、これなら春香も楽しめるの!』
春香『み、みんな……』
小鳥(みんなが春香ちゃんのために、人狼の新しい楽しみ方を考えてる。オールフォーワン、素敵やん……)
春香『い……』
春香『いくらなんでもそれはないでしょ? 主役である村人のいない人狼って……』
春香『ふざけてるんですか?』
やよい『……』
律子『……』
小鳥『…………』
美希『……うん、やっぱり春香はずっと村人で良いって思うな!』
春香『なんで!?』
律子『春香ェ……』
126:
【四日目夜】
?占い師?
真美「ま、まさか占い師こんなに増えるなんて思わなかったよ……本物って真美一人なんだよね?」
真美「真美もアイドルとして長いこと亜美騙りしてきたけど、逆に騙られることは無かったからなんか新鮮だねぇ。いやはや、人気者は辛いですな?」
真美「で……今回ははるるん処刑になっちゃったけど、次からはきっと占い師処刑だよね。無いとは思うけど真美も処刑されちゃうかも」
真美「妖狐、狙ってみようかな。まだ生き残ってそーだし、ここで呪殺できたら真美の信用爆上げっしょ!」
真美「もしかしたら誰かハタンしてくれるかもしんないしね。で、占い先だけど……やっぱひびきんかな」
真美「亜美は人狼だし、千早お姉ちゃん、絵理お姉ちゃん、ゆきぴょんの誰かはきっと背徳者だよね」
真美「だったら千早お姉ちゃんとゆきぴょんから村人判定もらってるひびきんが怪しいに決まってるっしょ! 千早お姉ちゃんなんて一発目だし!」タッチ
真美「村人……うーん、ってかこの時点でひびきん三連続人狼は無くなったんだ。良かったねひびきん」
真美「さてさて、明日はどーなってるかな?」
?狩人?
愛「霊能者やられちゃったよーーーー!!!!」
愛「うう、おかしいなー、こんなにあたしが守ってないとこばっかりいくなんて……」
愛「絶対妖怪のしわざだよ! ……はぁ」
愛「でもでもっ、今度はもう霊能者いないんだし、占い師の方にくるはずだよね!」
愛「昨日までは真美ちゃんが本物だと思ってたけど……多分、本当の本物はこっち!」
愛「雪歩センパイ!」タッチ
愛「だって占い師が四人も出てて、そこに騙りがくるなんておかしいもん! そんなことしたらみんなまとめて処刑されちゃうのに!」
愛「もし偽者さんなら、猫又とか狩人とか、占い師以外を騙った方が良いよね。だからあそこで占いCOをした雪歩センパイはきっと本物ってこと!」
愛「そんな雪歩センパイが守って欲しいって言ってたし、守るよーーーー!!!」
愛「明日もし平和な朝を迎えたら、COしよっと。楽しみだなー、ふんふんふーん♪」
127:
?共有者?
涼「ああああごめんなさい!! 音無さん……」
真「涼は悪くないよ。でも……霊能アーマー、失敗しちゃったね」
涼「まさかこんなに早く見抜かれるなんて……反省しないと」
真「反省するより、前を見ようよ。この後どうする? 春香処刑したってことは、絵理を信じてるの?」
涼「いやーあれは、時間なくてつい……もしCOあれば占い師候補の方を処刑するつもりだったんですけどね」
涼「やっぱり、絵理ちゃんはそんなに信用できないです。春香さん、最後まで村人っぽかったですし」
真「じゃあ明日、絵理を処刑かな?」
涼「そうですね、それか雪歩さんで……ここからは順番に占い師を処刑していきましょう」
真「おっけー、分かった。占い師ね」
涼「指示役は引き続き私がやればいいんですか? 真さんがやりたければ……」
真「い、いいよ! ボク、本当に向いてないし、涼がやった方が絶対いいって!」
涼「そ、そうかな……じゃあ、がんばってみますね」
真「うん、お願い」
128:
?猫又?
貴音「村人判定、頂きました。これで処刑されることはなさそうですね」
貴音「しかも二人から。これはすぐにでも襲撃されてもおかしくないのではないでしょうか、ふふ」
貴音「どなたかは存じませんが、地獄までお付き添いいたします!」
貴音「……」
貴音「!」
貴音「お付き添いいたしますにゃん」
貴音「……」ウン
?狂信者?
雪歩「亜美ちゃんから人狼判定! これならいけそうな気がしてきたよ」
雪歩「欲を言えば真美ちゃんから村人判定貰えてれば良かったんだけど、仕方ないかな。今のところはけっこういい感じかも」
雪歩「これで私は亜美ちゃんと同陣営に見えないはず。あとは出来ることを出来るだけして処刑されなくっちゃ」
雪歩「明日、猫又にでも人狼判定出して破綻出来ればそれが一番だけど……できるかな?」
雪歩「そしたら私が処刑されて、しかも猫又まで分かっちゃうし、一石二鳥! えへへ、この作戦、我ながらナイスかも」
雪歩「猫又、誰かなぁ。うーん……愛ちゃんに人狼判定、出してみようかな」
雪歩「猫又じゃなかったとしても、狩人COとかしてくれたら人狼も自然にそこを襲撃して私は破綻出来るし、作戦としては問題ないよね」
雪歩「ごめんね愛ちゃん、私、人狼判定出しちゃいます!」
129:
?人狼?
伊織「どうにか春香処刑出来たわね」
亜美「にしてもビックリだよ?。ゆきぴょん、なんなんだろ? 妖狐? 背徳者?」
伊織「雪歩が妖狐なら恐らく千早は背徳者。村人判定出してないのが不自然だからこれは違うわね」
伊織「かといって背徳者ってのも……うーん、どうなのかしら」
絵理「狂信者の可能性も?」
亜美「いやー、それならもっと早く出て欲しかったよね。しかも亜美たちの誰にも村人判定出してくれてないし」
伊織「……まいいわ。その内分かるでしょ。それで今日、誰を襲撃する?」
絵理「貴音さんか、響さん……それか、愛ちゃんとか?」
伊織「真美の二日目占い先のあずさは人狼に仕立て上げたいところだし、その辺かしらね」
亜美「んー、亜美的には涼お姉ちゃん襲撃したいんだけど」
絵理「どうして?」
伊織「言っとくけど、霊能者の可能性はもう無いわよ。美希を処刑出来たんだから、共有者のフリなんてせずすぐにそれCOするでしょうしね」
亜美「そーなんだけど、まだ猫又残ってるっしょ?」
亜美「今の状況で猫又襲撃しちゃったらかなりやばいと思うんだよね。一回安全な涼お姉ちゃん挟んで様子見ない?」
伊織「亜美にしては消極的な作戦だけど、悪くはないわね」
伊織「それに霊能者が残ってるかもしれないと考えた人狼の行動だと思わせて、春香を怪しく見せられるかもしれないし」
絵理「でも、狩人に守られてる可能性もあるんじゃ」
亜美「そこはちょっと不安だけど、ま、大丈夫っしょ。確実に守ってるとは言えないとこだし、やよいっち、りっちゃん、兄ちゃんの誰かが狩人だったかもしんないしね」
絵理「……分かった。じゃあ、私、襲うね」
伊織「あとは占い先だけど……騙るのはアンタらだし、私が口出ししすぎてもつまんないわよね。どうしたい?」
亜美「亜美、お姫ちんにでも村人判定出しちゃおっかな。どーせあずさお姉ちゃん人狼ってことにするつもりだし」
絵理「私は、響さんに村人判定を」
伊織「貴音と響ね。響の方は千早が背徳者なら妖狐候補だけど……まいっか、それでいきましょ。そうそう、もし呪殺が起きてたら……」
亜美「だ?いじょうぶ、対応なら任せてよ!」
絵理「私も、問題なし?」
伊織「頼もしいわね。オーケー、いくわよ!」
130:
?背徳者?
千早「占い師五人……こうなってくると真美が襲撃される展開は望めないわね」
千早「順番に処刑していく流れだけれど、そう早く真美は処刑されないだろうし……困ったわね。これじゃそのうち呪殺されてしまうわ」
千早「グレーもいないし、早ければ今日にでも我那覇さんが占われて……まさに絶体絶命、って感じね」
千早「こうなる可能性は初めから考えてなかったわけではないし、妖狐陣営が勝つにはかなり運が味方する必要があることもわかっていた」
千早「今回は運が味方してくれなかった。そう思うしかない……か」
千早「……なんて」クスッ
千早「こんなこと言ったら、我那覇さん怒るわよね。『まだ勝負は終わってないんだから、諦めるな! どうしてそこで諦めるんだ!』って」
千早「我那覇さんだって今、必死で生き残る術を考えているはず。だったら背徳者である私も諦めるわけにはいかない」
千早「最後まで足掻いてみようかしら。運はこれから味方してくれるかもしれないものね」
千早「頑張りましょう我那覇さん! ここが正念場よ!」
?妖狐?
響「うーん……」
響「妖狐ってこの時間、考えることないよね」
響「今んとこ自分も千早も生き残ってるし、なんとなく勝てそうな気がするなー」
響「いやいや、過信は禁物だな。勝率50%くらいのつもりで考えておこうか、うん」
響「この調子なら、なんくるないさー!」
138:
【五日目昼・霊界】

 四日目の朝になりました。
    “ 秋月涼 ”
 が無惨な姿で発見されました。
  “ 我那覇響 ”
 が無惨な姿で発見されました。
  “ 如月千早 ”
 は狐の後を追って自ら死を選びました。
      』
涼『あれ、ここで私……って、ええっ!?』
響『うぎゃー!! なんで自分占われてるのー!?』
千早『……やっぱり、ダメだったのね』
やよい『涼ちゃん、響さん、千早さん、お疲れ様です!』
律子『千早が背徳者で響が妖狐……ね。占い結果があからさますぎて逆に無いと思ってたけど、そうだったってわけか』
千早『それを狙った部分もありましたけど……こうして負けた以上、まだまだ私は未熟だったってことですね』
響『そうだなー。ドンマイ千早、自分気にしてないから、大丈夫だぞ!』
千早『え、ええ、ありがとう我那覇さん』
涼『えーっと……小鳥さん、すみません。霊能アーマー、うまくできなくって』
小鳥『それを言うならこっちこそよ。でもやっぱり、人狼たちがうまかったと言わざるを得ないわね』
涼『人狼、誰なんですか?』
美希『ミキと亜美と絵理、それにデコちゃんなの!』
涼『うわぁ……これまた強そうな人たちが』
千早『ということは、そこで破綻している萩原さんは』
春香『消去法で狂信者……ってことになるよね』
やよい『あんまり、そうは見えなかったかも』
律子『さて……』
139:

  投票の結果
 “ 萩原雪歩 ”
 が処刑されました
    』
雪歩『猫又も炙り出せなかった……うう、ごめんなさい』
春香『お疲れ雪歩。いやー、かなりかき乱したね?』
美希『ねぇ雪歩、雪歩は狂信者……なんだよね?』
雪歩『! う、うん……ごめんね美希ちゃん、私がもっとちゃんとしてたら、処刑されなくて済んだかもしれないのに』
律子『詳しく聞かせて貰える? なんで潜伏なんかして、人狼に村人判定も出さずにいたのか』
小鳥『私も気になるわ。狂信者としてはかなり不思議な立ち回りだったし』
雪歩『え、ええと、それはですね……』
…………………………
涼『そ、そんな作戦が……』
律子『信用を全く取りにいかない占い騙り……なるほど、自分に自信のない雪歩ならではの作戦ってわけね』
雪歩『はい……私なんかが村人判定出して、かえって怪しく見えちゃったらよくないと思って……それならいっそ、って思ったんです』
小鳥『でも、潜伏なんてして処刑されるリスクは考えなかったの?』
雪歩『考えましたよぉ……だからすっごく怖くって、でも……』
雪歩『今は、これで良かったんだって思えます』
小鳥『……そう、なら良かったわ』
律子(破綻しなければ成り立たない作戦……だけどたしかに有効ではある、か。こんなこと、私ならやろうと思えなかったかも)
美希『雪歩、ありがとなの。雪歩の作戦―――バッチリ、亜美の信用上げてくれてるって思うな』
雪歩『ほ、ほんとに!?』
律子『ええ。敵ながらやるじゃない雪歩。結果論だけど、その作戦は確実に活きてる』
律子『だからもっと堂々としていいのよ。貴女はちゃんと、一人前の人狼プレイヤーだから』
雪歩『……はいっ!』パァァ
響(……つまりは、どういう作戦なんだ?)
やよい(次は誰が来るのかなー)
140:
【五日目夜】
?占い師?
真美「ひびきんやっぱり妖狐だったけど……みんなソッコーで対応してきたし、あんまし真美の信用上がってないよーな気が」
真美「ま、いっか! 襲撃されたのが涼お姉ちゃんだったおかげで、敵のゆきぴょん完全に破綻させられたしね?」
真美「ゆきぴょん、人狼かなぁ? それとも狂信者? ……どっちにしても、占い先がよくわかんないね。何やってんだろゆきぴょん」
真美「さてさて、こっちの占い先だけど……ハッキリ言ってもう一択っしょ」タッチ
真美「……よし、いおりん人狼。そらそうだよね?、人狼陣営確定の亜美と絵理お姉ちゃんから村人判定もらってるし」
真美「これで人狼はいおりんと亜美、それと絵理お姉ちゃんか雪歩お姉ちゃんのどっちかは人狼だから……多くてもあと一人か」
真美「あとは真美が信用してもらえるかどーかって感じかな。占い師で一番重要なとこだね。真美の腕の見せ所!」
真美「腕どころか足もギリギリまで見せちゃうくらいの気持ちで、どどーんとやってやりますか!」
?狩人?
愛「やらかしたよーーーー!!!!」
愛「よく考えたらもう占い師守らなくても良かったんだ! しかも雪歩センパイ破綻してるし……あたし、ダメすぎー!」
愛「なんで涼さん守ってなかったんだろ……うう、とにかくっ、この失敗は次に活かさないと!」
愛「ケイコーとタイサクが大事だよね。今日涼さんが襲われたってことは、共有者を狙う流れってこと。つまり次は……」
愛「真さん!」
愛「人狼の人たち、もう狩人いないと思ってるかもしれないし、油断してるはず。そこを狙って、ガード!!」
愛「今度こそ、守るよーーーー!!!!」
141:
?共有者?
真「あーもう、なんか結構ややこしくなってきたね。どうするりょ……」
真「あっ……」
真「……」
真「そうだ……ボク、これから一人でいろいろ考えなきゃダメなんだよね」
真「自信ないとか、出来る気がしないとか、言ってられない。村を背負わなきゃならない役職なんだから、しっかりしなきゃ」
真「ボクの頭でも、一生懸命考えたら多分何か出てくるはず。時間めいっぱい使って考えれば、きっと……少なくとも、考えないより絶対良い」
真「諦めないぞ……一から考えるんだ。まずはそこから。勝つにしても負けるにしても、後悔しないように!」
真「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
真「でぇりゃあああああああああああああああああ!!!!!!!」
真「はぁ、はぁ……」
真「くそぅ、分かんない……こんなに全力で考えてるのに……!」
?猫又?
貴音「そろそろ、私を襲撃してもおかしくない頃……ですよね?」
貴音「この状況、三浦あずさ或いは水瀬伊織のどちらかは人狼で、どちらかは人狼に仕立て上げられるでしょうし」
貴音「襲撃するなら真か日高愛、そして私……のはず」
貴音「だとすれば狙い目は私。今日こそは……今日こそは人狼をお連れいたします!」
貴音「招き猫などという言葉もあるように、招き入れることこそ猫の真骨頂。さぁ……来なさい!」
142:
?人狼?
絵理「雪歩さん、狂信者だったみたい」
亜美「結局そうだったっぽいねー。でもでも、なんだかんだで良い感じなんじゃない?」
伊織「そうね、雪歩の考えもやっと分かった。これが良いのかはともかく、使えるものは使っていきましょう」
亜美「そだね。ゆきぴょんが真美の仲間っぽいっての、使えそうだし! で、襲撃はこのまま共有者のまこちん?」
伊織「猫又もまだ残ってるし、そこが無難なのかもしれないけど……狩人が残ってたら間違いなく真を守ってそうよね」
絵理「狩人……残ってるなら、貴音さん?」
亜美「あー、それっぽいかも! なんか役職持ってる感シジョシジョ出てたし!」
伊織「猫又でも無さそうだしね。五人のグレラン候補に残った時点でCOしてなかったし、雪歩の悪あがきに対する反応を見ても恐らく猫又は……愛」
伊織「貴音を襲撃しましょう。そして明日、亜美はあずさに人狼判定、絵理は愛に村人判定ってとこかしら」
絵理「それでいきましょう。問題は誰が襲撃するかですけど……」
亜美「もしお姫ちんが猫又だったらって考えると……うーん」
絵理「私……いきます。亜美ちゃんや伊織さんよりは、被害少なめだと思うから」
亜美「じゃ、それで!」
伊織「ここを乗り切って、あずさか真美のどちらか一人でも処刑出来ればこっちの勝ちよ。もう勝利は目前ね」
絵理「だからって、油断は禁物?」
亜美「トーゼンっしょ。油断ほどの負けフラグってそうそう無いもんね?」
伊織「二人とも、分かってるじゃない。全力で、村人たちをねじ伏せてやるのよ!」
亜美「おー!!」
絵理(……ア、アイドルとしてその表現はどうなんだろ?)
143:
【六日目昼・霊界】

    “ 水谷絵理 ”
 が無惨な姿で発見されました。
    “ 四条貴音 ”
 が無惨な姿で発見されました。
      』
貴音『大・成・功!』
絵理『……えっ』
春香『おおーっ!!』
律子『ナイス、貴音!』
美希『絵理、お疲れなの。貴音が猫又だったんだ』
やよい『私、愛ちゃんかと思ってました! 貴音さん、すごいですーっ』
貴音『いえいえ、これが猫又の務めですから』ドヤァ
響『やるな貴音ー。妖狐陣営の自分には関係ないけど』ハハハ
千早『そうでもないわ、我那覇さん。ここで二人の死体が出たことで、村の人数は偶数になった。つまり……』
千早『引き分けの可能性も出てきたってことよ。私たちが負けない道が見えてきたわね』
響『…………』
響『たかね?! 貴音は自分の救世主だぞ?!』
貴音『ふふ、それは良かったです』
絵理『た、貴音さんが、猫又……? ……うーん』
涼『え、絵理ちゃん……大丈夫?』
絵理『ねこまた……ねこまた…………』
絵理『……こまったね?』
涼(あ、余裕あるなこの子)
144:
雪歩『あの……これでも、あと一人村人を処刑出来たら勝ちって状況には代わりないんですよね?』
小鳥『そうよねー。もう村人は失敗出来ない状況だし、狼有利目かしら』
美希『うん、だからデコちゃんたちを信じれば良いって思うな!』
絵理『亜美ちゃん、伊織さん、がんばって……!』
貴音『……察するに、そういう内訳なのですね。さて、後は真次第といったところでしょうか』
やよい『真さん、お願いです! 勝ってください?!!』
千早(高槻さんに買ってくださいと言われると何でも買ってあげたくなるわね)
響(やよいに飼ってくださいって言われると飼いたくなっちゃうぞ)
律子『……変なこと考えてないで議論に集中しなさい』
涼(なに言ってるんだろ律子姉ちゃん)
…………………………
小鳥『……真ちゃんの中で、結論は出たみたいね』
春香『亜美を処刑するって! 真美、信じてもらえたんだ!』
やよい『いえいっ! やりましたー!』
美希『そんな……真クン、ひどいの! あんなメチャクチャな根拠で処刑なんて、おかしいの!』
律子『……真が一生懸命考えたのは伝わったけど、理由としては穴だらけね。真美の主張もちょっとつつけば崩せる程度だし』
律子『でも、真が選んだのが正しい道であることに違いはない。大事なのは結果。これで引き分け以上は決まったようなものね』
美希『悔しいの……デコちゃん頭良いのに、なんですぐパパッとロンパしちゃわないの?』
絵理『そういう瞬発力にすぐれた美希さんならもしかしたら逆転できたかもしれないけど……残り少ない時間で考えをまとめて分かりやすく伝えるって、かなり難しい』
律子『このゲームは人狼や真占い師が誰か分かれば勝ちってゲームじゃなく、発言の説得力が問われるゲームだものね』
律子『頭で分かってても真を納得させられなければ意味ないし、それには時間が足りないと判断したんでしょ』
美希『むー……仕方ないのかもだけど、これでミキ達、もう勝てないんだよね』
美希『デコちゃんだけじゃなくて、ミキも実は勝ったことないの。だからちょっと残念』
律子『次勝てるように頑張んなさい。ノリだけでこれまでなんとかしてきたみたいだけど、グレランで処刑されて、そう甘くは無いって分かったでしょ』
律子『大体あんたほどの才能があってこれまで特にセオリーとか勉強しようとしなかったことの方が信じられないわ』
美希『……言われなくても、そうするの。ちょっとミキ、次までに本気で勉強してみる』
美希『律子さん? 強いよね。序盤中盤終盤、隙がないって思うな』
美希『でもミキは負けないよ。完璧に仕上がったミキの人狼、次は見せてあげるの!』
絵理(……水面下でもがくことを覚えた美希さん。あの先生にちょっと、近付けた?)
春香『……』
春香『次……かぁ』
145:

  投票の結果
 “ 双海亜美 ”
 が処刑されました
    』
亜美『ミキミキが覚醒したと聞いて!』
美希『あ、亜美。お疲れ様なの』
春香『どこで聞いたのその情報』
亜美『そーれーよーりー! いやー、まさかお姫ちんが猫又だなんて思わなかったよ?!』
貴音『にゃあ』
亜美『にゃーにゃー! もー!』
響『たしかに』
涼『え、分かるんですか今の会話!?』
響『そりゃ分かるさー。だって自分たちみんな、仲間だし!』
涼『は、はぁ、なるほど……これが765プロの団結力……やっぱりすごい』
律子(色々おかしいけど、そっとしておこう)
亜美『……で、狩人は?』
律子『え?』
亜美『狩人は誰だったの? せっかくだし、答え合わせしたいなーと思いましてな』
春香『狩人……忘れてたけど、ここにはまだいないよね』
亜美『ええっ、そうなの!?』
やよい『そういえば、まだ一回も平和な朝になってないですよねー』
絵理『……狩人欠け?』
小鳥『初日犠牲者だったとしたら、ついてないわよね。でもそうじゃないなら……特に、もしあずささんが狩人だったとしたら』
律子『勝てる可能性は大幅に上がりますね。人狼があずささんを狙うことはまず無いし、ここで護衛成功出来たらあと二回処刑する余裕が出来る』
涼『あ、そっか。そうなるともう……』
春香『勝ち確定……! これはちょっと、期待しちゃっても良いですよね!』
千早『過度な期待は禁物よ、春香。「もしかしたら」程度に思っておかないと』
春香『そうだね、勝てる可能性ゼロの千早ちゃん。こっちはせいぜい可能性がある程度だって肝に銘じておくよぐへへ』
千早(あ、これはダメなパターンね)
亜美『さてさて、どーなることやら……』
146:
【六日目夜】
?占い師?
真美「勝ったッ! 第三部完!」
真美「やー、ネタ抜きにこれもう勝ったとしか言えないっしょ! まこちん、明日いおりん処刑してくれるっぽかったし!」
真美「もしまこちんが襲撃されちゃったとしても、愛ぴょんもまこちんが言ってた通りいおりん処刑に賛成だろーし、負ける気がしないっぽいっぽいよ?!」
真美「明日はいおりんが何かうまいことまこちん説得しようとするだろーけど、ぶっちゃけここから逆転ってそーとームズイよね」
真美「いやでもいおりんなら或いは……いやいや、連敗いおりん、略して連敗おりんに限ってそんな奇跡……うーん」
真美「何にしても、引き分け以上は確定っ! 第一部第二部と今まで散々だった真美にとっては、もーこれだけで十分うれしすぎるよ?」
真美「あー良かった良かった。あ、占いしなきゃだっけ……一応、愛ぴょんっと」
真美「村人。だよねー」
?狩人?
愛「守れなかったけど……襲われたの猫又の貴音さんだし、結果オーライなのかな?」
愛「うー、あたし今んとこ一回も守れてないよ……最後にバシッと守りたいけど……もう守るとこ、真さんしかないよね?」
愛「もしかしたら狩人もういないと思って真さん狙うかもしれないし、護衛できる可能性はジューブンある! うんっ!」
愛「……あれ?」
愛「よく考えたら、これでもし護衛成功したら、村人陣営勝てちゃうんじゃ?」
愛「あずささんを処刑して、五人になって、終わらなかったらあたし襲撃されて四人になって……伊織さんを処刑して、終わり……うん! 間違いないっ!!」
愛「どうしよう、あたしすごいことに気付いちゃったー!! やる気出てきたよーーーー!!!」
愛「よーし、最後の最後、気合入れて守るよーーーー!!!!」
147:
?共有者?
真「明日、伊織を処刑して……それで終わりかな」
真「もちろん議論はする。ボクの考えが絶対に正しいなんて思ってないし、明日の議論次第では答えは変わるかもしれない」
真「でも、それは今考えることじゃない。今のボクとしては『伊織を処刑するつもり』……こういう意志をちゃんと持つことが大事なんだ、きっと」
真「共有者は柱にならないと。ブレブレなのが一番良くない。だから伊織」
真「ボク、簡単には折れないからね……!」
?人狼?
伊織「なんということでしょう」
伊織「昨日は三人いたこの夜会話、匠の手によってたった一日で解放感溢れる一人部屋へと早変わり……って」
伊織「冗談じゃないわよ!!」
伊織「貴音が猫又ってのは考えてなかったわけじゃなかった。それでもあの時はあれが最善だと思ったから、襲撃した」
伊織「……だからそこまではまぁ良いし、そうなった時にも大丈夫なようにはしてたつもり」
伊織「でもなんなの!? 真美のあの主張……雪歩が人狼ですって? あり得ないでしょ! 普通に考えて!」
伊織「真占い師が的を射た主張をしてきた時の反論ならいくらでも考えてたけど、あんな的外れな主張がまかり通るなんて……完全に誤算だったわ」
伊織「もう引き分け狙いしかないわね。落ち着いて、昨日の意見を切り崩すことから考えましょ」
伊織「はぁ……真、私を信じてくれるかしら。こんなことなら始まる前に憎まれ口なんか叩くんじゃなかったわ」
伊織「とりあえず襲撃は愛ね。狩人かもしれないし、こっちとしても愛が人狼だって主張する意味も無いもの。流石にこの選択は間違えないわ」タッチ
伊織「あずさが狩人で愛を守ってたらもう諦めるしか無いわね。さて、どうなるか……」
148:
【七日目昼・霊界】

      “ 日高愛 ”
 が無惨な姿で発見されました。
      』
愛『やっぱり守れなかったよーーーーーー!!!』
涼『お疲れ愛ちゃん。守れなかったってことは……』
美希『あはっ。愛が狩人だったんだ』
愛『はい……うう、すみません。あたし一回も守れなくって』
律子『まぁ、そう悲観することはないわ。狩人の最大の使命は占い師を守りきること』
律子『襲撃されなかったとはいえ、真美は生きてる。なら別に責めることは何もないわ』
愛『そーなんですか? なら良かったですっ!』
春香『さて、問題はここからだよ愛ちゃん』
愛『あっ……そうですね』
響『今日の議論……これで全部、決まるんだな』
やよい『このままなら勝てそうですけど……伊織ちゃんならなんとかしそうな気もして、ちょっと怖いかなーって』
貴音『真美とあずさが伊織に投票する以上、引き分け以上は揺るぎません』
貴音『ですがどうせなら、勝利を手にしたいものですね』
小鳥『さぁ、最後の議論、見ていきましょう』
149:
―――――――――
――――――
―――
やよい『いっ……』
やよい『伊織ちゃん、すごい……!』
律子『思ってた通り、伊織の怒涛の反撃。真の心も揺れてるわね』
千早『真の揺れる気持ち、水瀬さんに奪って欲しいわ』
響『そうすれば引き分けだしね!』
春香『実際、かなり伊織の方に傾いてる気がするよ。ちょっとまずいかも……』
愛『真美ちゃん、あずささん、真さん、ガンバれー!』
亜美『やー、いおりんならやってくれるって思ってたよ?。亜美ならこうはいかないね』
亜美『処刑(ころ)されるのが亜美で良かった』
貴音『雪歩の活躍も大きいですね。伊織は殆どそれ一本で戦っていると言っても過言ではありません』
雪歩『えへへ、四条さんに褒められると、嬉しいですぅ』
貴音(もっとも、そうせざるを得なくなったとも言えますが)
小鳥『ゆきたk……じゃなくって、と、投票の時間ね』
律子『どんな言い間違いですか小鳥さん』
涼『……! 投票、終わって……』
絵理『結果は……?』

 処刑対象が決まりませんでした。
 再投票してください。
     』
150:
響『おおっ!! 引き分け!?』
千早『まだよ。後三回これが続けば……!』
貴音『しかし、これは……』
小鳥『少なくとも今、真ちゃんは伊織ちゃんを信じちゃってるってことに……』
愛『まずいよーーーー!!!!』

 処刑対象が決まりませんでした。
 再投票してください。
     』
亜美『きたきたきたぁー!』
やよい『だ、ダメです真さんー!』
涼『真さん……!』
律子『うーん……』
美希(投票時間いっぱいまで使ってる。真クン……迷ってる?)

 処刑対象が決まりませんでした。
 再投票してください。
     』
絵理『引き分け、目前?』
響『もう、ガッツポーズしてもいいよね……?』
千早『まだよ、まだ堪えるの……しかし』
雪歩『……』
春香『真……!』
あずさ「真ちゃん……」
真美「まこちん……」
伊織「……」
春香『……あ』

  投票の結果
 “ 水瀬伊織 ”
 が処刑されました
     』

 人狼を殲滅しました。
 “ 村人陣営 ” の 勝利です!!
     』
151:
P「……」スゥゥゥ
P「終??了????!!!!」
ガチャッ
真「?????ッ」
真「やーりぃーーー!!!!!」ダッ
春香「……勝てた? 勝てたの?」
愛「勝ったんですよ、春香さん!!」ピョンッ
春香「そっか……うん、そうだよね! やったー!」
涼「やりましたね、真さん!」
真「うん! はぁー、最後、ドキドキしたよ?」
真美「正直引き分けかと思ったけど……勝てたんだね、真美たち!」
律子「ったく、ヒヤヒヤさせないでよ真」
真「あっはは……」
小鳥「でもやっぱり、勝てると嬉しいわね?」
やよい「はいっ! 私はすぐ処刑されちゃったけど、最後には勝てて良かったですー!」
貴音「そういえば、これでやよいは三連勝ですね」
春香「あ、そっか! 強いね?やよい」
やよい「えへへ、運が良いだけかなーって。うちではよく負けてるし!」
涼「そうなんですか?」
真美「うーむ、このやよいっちを何度も負けさせるなんて、高槻家は猛者揃いのようですな?」
あずさ「いつか、弟くんたちも一緒に出来るといいわね?」
やよい「はい!」
響「負け……たの?」
千早「……そうね」
響「うぎゃー! 絶対引き分けだと思ったのに?!!」
千早「でも見て、我那覇さん。高槻さんのあの笑顔」
響「!」
千早「負けたのは残念だけれど、悔いは無い。そうでしょう?」
響「千早……うん」
響「そうだな!」
律子(それで良いのか)
152:
伊織「……」
絵理「負け、ちゃった……」
亜美「うあうあ?! もうちょいだったのに?!!」
雪歩「うう、ごめんなさい……」
美希「むー……」
美希「ねぇ真クン、最後なんでデコちゃん処刑したの?」
真「! っと、やっぱり説明しなきゃだよね」
亜美「亜美も気になる! 三回も再投票してさ、やっぱ迷ってたの?」
真「うん。ギリギリまで考えて、やっと伊織が人狼って思えるようになったんだ」
絵理「その、根拠は?」
真「……一番大きいのは」
真「雪歩かな」
雪歩「えっ!?」
春香「雪歩ね……伊織が『狂信者としても人狼としてもおかしい』って主張して、それに反論出来ないまま議論終わっちゃったよね?」
真「うん。雪歩さ……狂信者でしょ?」
雪歩「えっ! えと、うん。なんで……」
真「狂信者なら普通潜伏なんてしないし、人狼に村人判定を出さないなんて有り得ない。そう考えてたら確かに伊織の意見に何も言えなかったんだけど……」
真「雪歩は、萩原雪歩だから。狂信者とかそういうのの前に、一人の雪歩だから。そう考えると、おかしい行動だとは思えなくってさ」
涼「? えっと……どういうことですか?」
真美「ゆきぴょんだからって、そんなことするとは思えないんだけど……」
真「するよ、雪歩は。実際したでしょ?」
真美「したけどさ……」
雪歩「……ふふっ」
雪歩「やっぱり、真ちゃんにはお見通しなんだね」
真「当たり前だよ。なんだかんだで、雪歩のことは結構分かってるつもりだからね」
154:
小鳥「……なるほどね」
小鳥(ふふ……これはなかなか濃厚なゆきまこ……ハァハァ)
美希「むー、やっぱりそんな感じだったんだ」
美希(……負けたことより、そっちの方が悔しいの)
千早「あの……つまり、どういうことかしら」
真「あぁ、うん。雪歩の気持ちになって考えてみたってこと。もしボクが雪歩で、狂信者になったらどうするか……ってね」
千早「萩原さんの気持ちに?」
真「狂信者は占い師を騙るのが普通。占い師は信用を取るもの。だけど普通にやって信用を取れる自信は無いし、破綻したら逆に迷惑をかけてしまうかもしれない」
真「ならいっそ破綻すること前提で、信用を取らずに役に立とう。私なんてダメダメだから、どうせすぐに破綻するに決まってるし……」
真「って感じで。雪歩になったつもりで考えると、なんだか狂信者の可能性も十分あるって思えたんだ」
真「……勝手なこと言っちゃったけど、どうかな? 雪歩」
雪歩「えへへ、ドンピシャリですぅ」
真美「ええっ!? そーだったの? まこちんどんだけゆきぴょんマスターなのさ……」
小鳥「真ちゃん自身が雪歩ちゃんになる……それが究極のゆきまこだったということね!!」
あずさ「雪歩ちゃんのことをよく理解している真ちゃんだからこそ、答えに辿り着けたのね」
真「もちろんそれだけじゃ伊織に投票なんて出来なかったけどね。伊織の主張でかなり傾いたけど、元々は真美を信じてたし」
真「ほんとに、境目の微妙なところで迷ってたんだよ」
真美「そうだったんだ……」
律子(雪歩の件さえ無ければ、占い内容的にも真美の方が普通に信用高かったからねぇ)
律子(というかぶっちゃけメタ的に考えると、新占い師でもない限り真美が初っ端から亜美に人狼判定を出すなんてまずありえないのよね)
律子(最初に処刑されるのを経験した真美なら亜美にそんな思いはさせないでしょうし、一緒に長く遊べる道を選ぶはずだから)
律子(……そうでなくても、絵理が人狼だと判明した時点で人狼陣営はかなり厳しかったはずだし、むしろよくがんばった方よね)
律子「で、伊織……納得できそう?」
伊織「……」
伊織「真……」
真「あっ……もちろん、伊織に勝ったなんて思ってないよ。チームとしては勝てたけど、悔しいけど頭の良さとかは全然……」
伊織「うるさいわね。黙って聞きなさい」
真「!」
伊織「……次は」
伊織「次は負けないわ! 覚悟しておきなさいよね!!」
155:
真「伊織……」
貴音「次は負けない……ですか」
貴音(それはつまり、今回の負けは認めるということ。伊織もまた、成長しているようですね)
真「……へへっ」
真「こっちこそ! もしかしたらボク、次はすっごく強くなってるかもしれないからね!」
伊織「はんっ、言うじゃない! だったら私はもっと上をいくまでよ!」
絵理「……ふふっ」
絵理(伊織さん、三連敗なのに……やっぱり、強い?)
やよい「伊織ちゃん、次は同じチームだったら良いね! いっしょにがんばろーっ!」
伊織「! そうね、やよいがそこまで言うんなら、勝利に導いてあげてもいいわよ」
美希「あはっ、楽しみなの。やよいの連勝パワーとデコちゃんの連敗パワー、どっちが上なのかな?」
伊織「るっさい!」
春香「……」
亜美「……今回は、真美の勝ちっぽいね」
真美「亜美……」
亜美「いやぁ、占い師で生き残ってちゃんと信頼されて勝つなんて、すごすぎっしょ。今までは2ポイントくらい亜美がリードしてたけど……」
亜美「すごかったから、特別にアミポイント進呈! 一気に真美がリードしたっぽいよ?」
真美「……ううん」
真美「亜美の方がすごいよ。破綻せずに占い騙り続けるってメッチャムズいっしょ? 真美はただホントのこと言ってただけだもん」
真美「だから亜美には、マミポイント進呈! 悔しいけど、まだまだ亜美のが上だよ」
亜美「真美……」
亜美「…………ん?」
亜美「なんでそーなんのさ? マミポイントゲットしてる亜美よりアミポイントゲットしてる真美のが上っしょ?」
真美「え? いやいやそれは計算間違ってるっしょ。アミポイントよりマミポイントのが上なんだから、亜美の勝ちだよ」
亜美「いやいやいや、そのりくつはおかしい。誰がどう考えてもアミポイントの真美のが上だって!」
真美「亜美のが上だよ?!」
亜美「真美のが上?!」
あずさ「あらあら、変わった言い合いをするのね?」
律子「というかそれ、何のポイントなのよ……」
156:
―――――――――
――――――
―――
P「さ、振り返りもその辺にして……そろそろ時間だ。今日はみんな、楽しめたか?」
みんな「「「YES!!」」
P「なら良かった。じゃあこれで……」
春香「あのっ!」
P「ん? なんだ春香」
春香「…………」
春香「また……出来ますかね?」
P「!」
千早「春香……?」
春香「私……知ってます。今回のこれを実現するために、プロデューサーさん、かなり無理してスケジュール調整してくれたって」
P「ん……まぁ、そうだな。みんながこのゲームを好きになってくれたのが嬉しくて、頑張ったよ」
春香「……私たち、今どんどん売れっ子になってますよね。それはもちろん嬉しいことなんですけど」
春香「この感じだと、もうプライベートをこうして皆で過ごすなんて、無理なのかなーって、ちょっと思っちゃって」
春香「……な、なんて、わがままですよね! 仕事が第一なのは当然なんですし! あはは……」
春香「うん……」
P「春香……」
P「……たしかに、厳しいかもな」
春香「!」
P「これから先、どんどん仕事は増える予定だ。お前たちはノリにノッてる人気アイドルなわけだからな」
P「今回ゲストで来てくれた876プロの都合を無視しても、うちのアイドル全員がプライベートで集まれるのはこれが最後かもしれん」
P「もっとも、何かやらかして人気が急落したら別だがな」ハハハ
春香「そう……ですよね……」
157:
P「もちろん仕事を減らすつもりなんてないぞ。お前たちにはこれからどんどん売れてもらって、トップアイドルになってもらう」
P「春香はそれ、嫌なのか?」
春香「も、もちろん! 嫌なんてことはないです! トップアイドル目指してここまで頑張ってきたんですし!」
春香「仕事が第一、分かってます! あははっ」
春香「はい……」
P「……そうか」
P「じゃ、プライベートで人狼するのは、もうこれで終わりってことで良いな」
みんな「「「!!」」」
伊織「ちょっと! これじゃ私、負けっぱなしじゃない!」
美希「ミキもこれで終わりなんてヤ! 勝っていっぱいキラキラしたいの!」
あずさ「私も、本音を言うともう少しみんなで遊びたかったわね?」
響「自分も村人陣営やってみたいぞ?! ねぇ、あと一回くらい!」
P「だーめ。お前ら売れっ子、OK?」
真「そんなぁ……」
千早「少し残念ですが……仕方ありませんね」
貴音「何事もいつかは終わりが来るもの。その時が来たということなのでしょう」
春香「はい……」
P「さ、そんなわけでだ。ここまで三回に渡りこのゲームを行ってきたわけだが……」
P「今度発売の765プロオールスターライブBDの特典映像に、お前たちのこれまでの人狼を収録することにした!」
みんな「「「えっ?」」」
158:
雪歩「え……特典映像?」
P「みんな霊界を経験してるから分かると思うが、議論の場はカメラで撮影されている。その映像は前回、前々回含め残してあるんだが、それを使うわけだ」
愛「あのっ、それって私たちも出るってことですか!?」
P「ああ、プライベートの付き合いとして誘いはしたが、仕事として受け取ってくれて構わない。君たちの宣伝にもなるし、悪い話じゃないだろう?」
涼「至れり尽くせりですよ! ありがとうございます!」
小鳥「えっ、あの私も映って……?」
P「そうそう、これが好評なら特番の話も来るかもしれないな。うまくいけば、みんなでまた人狼が出来るかもしれん」
小鳥(安定のスルー)
P「プライベートではもう終わり。でももう人狼をやれないってわけじゃない」
P「俺たちの人狼は始まったばかりだ。そうだろ?」
春香「プロデューサーさん……」
小鳥(はぁ……)
小鳥「……たしかに、これだけのメンバーがいるのに恋人陣営すらないまま終わるなんて勿体無いですよね」
美希「! 小鳥、それ何? 詳しく教えてほしいの!」
あずさ「あらあら?、なんだか面白そうね?」
雪歩(恋人……真ちゃんと……いやでも四条さんも捨てがたい)
亜美「詳細よろよろ?!」
小鳥「うふふ、恋人陣営っていうのはね―――」
春香「そっか……人狼」
春香「また、みんなで……」
春香「……」フフッ
春香「よーっし、その特典映像、オーディオコメンタリー付けちゃいましょう! やるんなら徹底的にです!」
響「おっ、それ面白そう! 一回目は普通に見て、二回目は解説込みで見るとかするときっと二倍楽しめるぞ!」
律子「たしかに、議論だけ見ても納得出来ないこともあるでしょうし。良いんじゃない?」
P「そうだな。じゃあその辺についてはまた後日決めていこう」
P「今日はみんな、お疲れ様! これがお前たちの更なる躍進に繋がること、俺は期待してるからな!」
159:
―――――一年後
春香『占いCO! 冬馬くんは人狼だよ!』
愛『占いCO!!! 冬馬さんは人狼です!!!』
冬馬『なっ!?』
翔太『あーらら、冬馬クンお疲れー』
響『共有者として指示を出すぞ。今日の処刑は冬馬で!』
冬馬『ふっざけんな! 狩人COだ!』
『CMの後 冬馬、処刑orギルティー?』
P「……いやぁ」
P「ついにここまできたって感じですね、小鳥さん」
小鳥「へ? どうしたんです急に?」
P「いやね、去年に出したBDの特典映像、大反響だったじゃないですか」
小鳥「そうですねぇ。アイドルたちも制作に携わってくれましたし、気合入れて編集した甲斐がありましたね」
P「で、特番やったじゃないですか。人狼の」
小鳥「それもまた大好評でしたね」
P「そしてその番組が今やゴールデンのレギュラー枠ですよ」
小鳥「人狼番組『三浦あずさのJPY』。視聴率も上々で絶好調ですね!」
P「ゲーム化の企画も進んでますし、正直ここまで成功するとは思いませんでした。レッスンと称して人狼やったあの頃が懐かしいです」
小鳥「ふふっ、そう思うとなんだか、感慨深いですねぇ」
P「ははは……」
P「……」
P「何言ってるんですか小鳥さんそんな年寄りみたいな」
小鳥「は?」
P「まだまだこれからですよ! しみじみしてる場合じゃありません!」
小鳥「いやそっちが」
P「人狼関連の色んな展開の話が来てるんです!! 休んでる暇なんてありません!!」
P「この人狼ブーム、765プロ全員で盛り上げていきましょう!!!」
160:
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
あずさ『というわけで、今日は妖狐陣営の勝利でした?』
伊織『ま、こんなもんね!』
春香『相変わらず強いなぁ、伊織』
愛『負けちゃったけど、楽しかったです!』
冬馬『チッ、わざわざゲストに来てやったのに散々だったぜ』
北斗『冬馬、わざわざゲストに呼んでもらったのにそういうこと言うとモテないぜ?』
冬馬『うるせぇよ!』
あずさ『夢子ちゃんは初めてだったのよね。どうだった?』
夢子『はい! 負けちゃいましたけど、出たかった番組に出られて最高の気分です!』
夢子(まさかあずさお姉様だけじゃなくて、この人とまで共演できるなんて……!)
武田『良いゲームだった、掛け値なしに。是非また呼んでほしい』
千早『もちろんです武田さん。番組のテーマソングを手掛けて頂いただけでなく、こうしてゲストとして参加までしてくださって、本当に感謝しています』
武田『感謝をしたいのはこちらの方だ。これからもよろしく頼むよ』
あずさ『さてさて?、そろそろ終わりの時間ですが、その前に良いニュースです』
春香『お? なんだなんだ?』
響『春香は知ってるだろ』
あずさ『アイドルたちによるJinrou、People、Youkoの三つ巴の戦いが好評のこの番組JPYですが……』
伊織『改めて思うけど酷いタイトルよね』
あずさ『なんと来週、三時間スペシャルをいただけることになりました?!』
春香『いえーーーい!』パチパチパチ
冬馬『めでたいじゃねぇか』パチパチパチ
あずさ『765プロ大集合スペシャルということで、レギュラー陣の春香ちゃんと伊織ちゃんはもちろん、ゲストも含めて765プロのみんながプレイヤーとして参加する予定です』
あずさ『ちなみに私もゲームマスターではなくプレイヤーになっちゃいます。ヘタっぴですけれど、精一杯頑張りますね?』
伊織『いつかの某映像を見てくれた人なら分かると思うけど、私の雪辱戦でもあるわ。もちろん勝つから、ファンのみんなも応援よろしくね!』
春香『それじゃあ来週も!』
  『人狼ですよ、人狼!』
161:
春香(みんなと一緒にいたい。でも仕事もちゃんとしたい)
春香(私のわがままな願い、叶わないものだと思ってた。けど……)
千早「お疲れ春香。次が楽しみね」
春香「うん!」
春香(こうしてみんな一緒に楽しめるお仕事も増えたし、知名度もどんどん上がってトップアイドルに近付いていってる)
春香(叶ったんだ、私の願い。それもこれも、全部人狼のおかげだよね)
春香(人狼を始めてから仕事もプライベートも充実。宝クジも当たったし、友達も増えた。しかもなんと、全然転ばなくなっちゃった!)
春香(人狼がこんなにも素晴らしいゲームだったなんて、最初は思わなかったなぁ)
春香「……ねぇ、千早ちゃん」
千早「なに? 春香」
春香「えへへ……」
春香「人狼って、良いね!」
千早「……ええ!」
春香(―――さぁ)
春香(始めよう、人狼!)

162:
はい
三作ダラダラ続けてきた人狼のSSも、これで終わりです。
流石に四作目のネタは無いです。
元々人狼SSすくねーなーと思って始めたものなので、誰かこれを機に書いてみたいと思った人がいれば書いてくれると嬉しいです。読みます。
読んでくださった方、ありがとうございました!
164:

キレイに〆やがって
165:
続き期待だけどちかたないな
16

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