雪乃「やっと比企谷君のボイスサンプルの収集が終わったわ」back

雪乃「やっと比企谷君のボイスサンプルの収集が終わったわ」


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1:
雪乃(部室での彼の言動をボイスレコーダーで収集して三ヶ月……ようやく終わったわ)
雪乃(あとはこれを編集して……)カチカチ
『雪ノ下、今日は一緒に帰ろう』
雪乃「……ッ!!!」ビク
雪乃「か、完璧ね……ふ、ふふ、同じ言葉でもありとあらゆるパターンを収集した事によって彼の言葉を自然に再現できたわ」
雪乃「次は……ふ、ふふ……このサンプルね。これは貴重だった。まさか、彼かれからこんな言葉を聞けるなんて……これを編集して」カチカチ
『俺は…ッ、お前が、欲しい』
雪乃「…ッ!!!!」ビクンビクン
4:
雪乃「ま、まさか、こ、これほどとは……な、涙声の比企谷君が、わ、私を……」ビクンビクン
雪乃「ふぅ…」
雪乃「少し、興奮してしまったわね、私としたことが……」
雪乃「……」カチカチ
雪乃「……わ、私も、比企谷君が欲しい」ボソ
『嬉しいよ、雪乃』
雪乃「ッ!!!!」ビクンビクンビクン
9:
雪乃「だ、ダメよ、こ、これくらいにしないと、と、止めれなくなるわ……」
雪乃「……」カチカチ
『雪乃……あいしてる』
雪乃「わ、私も……」カチカチ
『そうか、良かった』
雪乃「比企谷君……」カチカチ
『雪乃……』
13:
次の日 奉仕部
雪乃(結局、昨日は夜更かししてしまったわ……比企谷君のせいよ)ジー
八幡「……なんで俺さっきから睨まれてんの?」
雪乃「別に……ところで由比ヶ浜さんは?」
八幡「急に三浦たちと約束が入ったそうだ。今日は来ないって言ってたよ」
雪乃「そう」
雪乃(つまり、今日は比企谷君と二人きり……)
16:
『雪乃……あいしてる』
雪乃「……っ」
雪乃(い、いけないわ。本人が目の前にいると昨日の編集ボイスを幻聴してしまう……)
八幡「どうかしたか?」
雪乃「別に……す、少し眠気がしただけよ」
八幡「お前が?随分と珍しいな」
雪乃「少し夜更かししたのよ」
19:
八幡「そうか」
雪乃(こういう時、比企谷君は詮索して来ないから楽ね)
『俺は…ッ、お前が、欲しい』
雪乃「っ」ビクン
八幡「……雪ノ下?」
雪乃「な、なんでもないわよ」
八幡「……ならいいけど」
雪乃(比企谷君、比企谷君……)ハアハア
23:
八幡「なあ、雪ノ下」
雪乃「な、なに?」
八幡「今日は早めに切り上げねえか? 最近、得に依頼もねえしな」
雪乃「あ、あら、珍しいわね。気遣いでもしてるつもり?」
八幡「んなんじゃねえよ。ただ、部長のお前が体調悪いなら依頼も受けれない。つまり活動する必要がないってことだろ」
雪乃「……別に、問題ないわよ」
八幡「……そうかよ」
雪乃(……小町さんの言っていた捻デレ、というものが分かった気がする。今夜は捻デレな比企谷君で編集しなきゃね)ハアハア
29:
次の日 奉仕部
雪乃「」
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん大丈夫?」
雪乃「な、なにかしら?」
八幡「目にクマできてんぞ」
雪乃「……また夜更かししてしまったのよ」
雪乃(捻デレの比企谷君があまりにリアルすぎて昨日は徹夜でしてしまったわ……自重しないといけないわね)
32:
八幡「にしても夜更かしって……パンさんの動画でも見てたのか?」
雪乃「馬鹿にしないでくれるかしら。私はパンさんの動画見るのは休日の落ち着いた昼間にゆっくりと見るの。寝不足で思考が鈍る状態で見る筈がないわ」
八幡「……そ、そうか」
由比ヶ浜「あっ、じゃあ勉強してたの?」
雪乃「それも夜更かししてまではしないわ。ちょっと……そうね、音楽を聞いていたのよ」
八幡「音楽ねえ」
由比ヶ浜「へえ?ねえ、ゆきのん! 良かったら今度あたしにも聴かせて!」
雪乃「え、ええ、そうね……機会があれば、ね」
37:
――
――――
雪乃「」
由比ヶ浜「ね、ねえ、ヒッキー」
八幡「……あの雪ノ下があんな爆睡してるなんてな」
由比ヶ浜「しかもイヤホン付けたまま寝てるし……」
八幡「よっぽど気に入ったんだろうな」
由比ヶ浜「イヤホン取ってあげた方がいいよね、落ち着いて寝れないだろうし」
八幡「……かもな、由比ヶ浜」
由比ヶ浜「うん、ゆきのん。イヤホン取るよ?」
42:
由比ヶ浜「これでよし!」
雪乃「」
八幡「にしても、ほんとよく寝てるな。イヤホン取ると起きると思ったが」
由比ヶ浜「……あれ?」
八幡「どうした?」
由比ヶ浜「このイヤホンから出てる音……歌じゃないみたい」
八幡「なに?」
由比ヶ浜「声? なんか聴いたことあるような……」
八幡「おい由比ヶ浜。そんな勝手に……」
『雪乃……あいしてる』
由比ヶ浜「………えっ」
50:
『俺は……雪乃が、欲しい』
由比ヶ浜「えっ、えっ?」
八幡「どうした?」
『雪乃、今日は一緒に帰ろう』
『雪乃は今日も可愛いな』
『ありがとう、雪乃』
『雪乃……』
由比ヶ浜「……」
八幡「由比ヶ浜?」
由比ヶ浜「……ううん、なんでもない。ねえ、ヒッキー」
八幡「な、なんだ?」
由比ヶ浜「ヒッキーは先に帰ってて」
55:
八幡「は?なんだ急に」
由比ヶ浜「たぶん、今日は依頼来ないと思うし……ほら、ゆきのんはあたしが起こすから」
八幡「だが……」
由比ヶ浜「……ヒッキー」
八幡「わ、わかったよ。じゃあ、また明日な」
由比ヶ浜「うん、またね……」
バタン
由比ヶ浜「……」
63:
雪乃「……んっ、あれ、私」
由比ヶ浜「おはよう、ゆきのん」
雪乃「……寝ていたのね。あら?比企谷君は?」
由比ヶ浜「ヒッキーなら先に帰ったよ」
雪乃「そう……悪いわね、私のために残っていたのでしょ?」
由比ヶ浜「ううん、気にしないで」
由比ヶ浜「あっでも、ゆきのん」
雪乃「なに?」
由比ヶ浜「イヤホン付けながら寝ちゃダメだよ? いくらヒッキーの声が心地いいからって」
雪乃「」
69:
雪乃「由比ヶ浜さん、あなた……聴いたのね」
由比ヶ浜「ねえ、ゆきのん。あれはなに?」
雪乃「……あなたの言う通り、比企谷君の声よ」
由比ヶ浜「うそ」
雪乃「えっ?」
由比ヶ浜「声はヒッキーだけど、違うよね。ヒッキーはあんなこと言わないもん」
雪乃「……少し、編集したのよ」
75:
由比ヶ浜「編集……そうなんだ」
雪乃「……軽蔑、したかしら」
由比ヶ浜「えっ?」
雪乃「そう、よね……こんな事……普通じゃないわ」
由比ヶ浜「違うよ」
雪乃「うそよ」
由比ヶ浜「ほんとだよ!軽蔑なんてしない!ゆきのん、これ見て!」バッ
雪乃「ッ!!? こ、これは……」
由比ヶ浜「ヒッキーの隠し撮り写真だよ」
雪乃「凄い……私も何枚かは持っているけど、こんなにも色々な表情の写真はないわ」
82:
由比ヶ浜「あたしはヒッキーと同じクラスだからね。色んな写真が撮れるんだよ」
雪乃「でもこれだけの質、量を一人でなんて……」
由比ヶ浜「一人じゃないよ」
雪乃「えっ?」
由比ヶ浜「川崎さん、彩ちゃん、隼人君、あたしの四人で作り上げた絆だよ!」
雪乃「!?」
由比ヶ浜「でも、最近はみんな写真だけじゃ、物足りなくなってきてたんだ」
雪乃「贅沢な話ね。私なら彼の一枚の写真だけで一週間は持つわ」
88:
由比ヶ浜「でもね、ゆきのん。あたし達の持っている写真とゆきのんが持ってる声、二つあればどうなるかな?」
雪乃「!!!?ッ」ビクン
由比ヶ浜「あはは、想像しただけで……その、こーふんするよね」
雪乃「彼の写真を見ながら、あの声を……」ゴクリ
由比ヶ浜「ねえ、ゆきのん」
雪乃「言葉は不要よ、由比ヶ浜さん」
由比ヶ浜「それじゃあ……」
雪乃「ええ。みんなで獣になりましょう」ハアハア
95:
―――
――
雪乃「ひ、ひ、比企谷君の体操服姿!!」カチカチ
『んだよ、俺の体操姿そんな珍しいか?』
雪乃「え、ええ。当たり前じゃない。こんなの、はあ、はあ」カチカチ
『そ、そうか……その、なんだ。お前の体操服姿も、新鮮でいいと思うぞ』
雪乃「ッ!!!!」ビクンビクンビクン
雪乃「ふぅ……ま、まさか写真付きだとここまで違うなんて……感謝するわ由比ヶ浜さん」
雪乃「いけないわ。彼女達ようのボイスも編集しなきゃ」カチカチ
101:
次の日 奉仕部
雪乃「」
由比ヶ浜「」
八幡「……なんで二人とも爆睡してんだよ」
八幡(つうか最近は徹夜流行ってんのか?クラスでも葉山、戸塚、川なんとかさんが爆睡してたぞ)
八幡「ったく……ん? またイヤホン付けながら寝てんのか。しかも今度は由比ヶ浜もかよ」
八幡(……イヤホン、取った方がいいのか? 熟睡は出来ねえだろうし)
八幡「……頼むからこのタイミングで起きんなよ」
103:
八幡「……よし、とりあえず由比ヶ浜のは取れたな。次は雪ノ下のを」
『―――あい――してる』
八幡「なんだ? 由比ヶ浜のイヤホンの音か? 随分とデカイ音量で……こんなんしたまま寝てると耳イカれるぞ」
『――い、――だ』
八幡「……歌じゃない、のか? 声?」
八幡(そういや由比ヶ浜が雪ノ下のイヤホン抜いた時も、歌じゃくて声聞いてたとか言ってたような……)
八幡「英会話のラーニングとか? あの由比ヶ浜がんな事するとは思えんが……」
『結衣、愛してる』
八幡「……えっ」
109:
八幡「なっ、なんだ、これは……声? つか俺!?」
『結衣はほんと可愛いよ』
『俺は……お前が欲しい、結衣』
『好きだ、結衣』
『子供は二人は欲しいな』
八幡「ど、どういう、事だ……ッ! まさか雪ノ下も!」バッ
『雪乃、式はいつにする?』
『雪ノ下八幡か……なんか馴れねえな』
『やっぱ凄いな。似合ってるよドレス』
『なあ、雪乃。この子の名前はどっちが付ける?』
八幡「なっ……」
八幡「ど、どうなってんだ、なんだ、これは…」
122:
八幡(あれ? そういえば教室で爆睡してた連中もイヤホンを付けてたような……)
八幡「……ッ」ゾク
八幡(と、とりあえず今日は帰ろう。危険だここは危険なんだ)
雪乃「んっ……また寝てしまったのね」
八幡「!?」
由比ヶ浜「ふぁああ……う?ん眠い……あれ? あたし、イヤホン外したっけ」
八幡「」
125:
雪乃「私のイヤホンも……」
八幡「さ、さてと今日も依頼はねえみたいだしそろそろ帰るか!」
由比ヶ浜「ゆきのん、あたしのイヤホン、ゆきのんが外したの?」
雪乃「いいえ違うわ。そういう由比ヶ浜さんも、私のイヤホンを外したのではないの?」
由比ヶ浜「ううん、違うよ」
八幡「じゃ、じゃあな、二人とも俺、先に帰」
ガシ
八幡「ひっ」
雪乃「あなたよね、私達のイヤホンを外したのは」
129:
由比ヶ浜「ヒッキー、聴いたの?」
八幡「な、なんの事だ」
雪乃「聴いたのよね」
八幡「だから、何を……」
由比ヶ浜「聴いたんだヒッキー」
八幡「……た、他言するつもりはないし、あれが何か詮索もしない、今日の事も忘れるだから、離してくれ」
由比ヶ浜「……」
雪乃「……」
195:
雪乃「……ねえ、比企谷君」
八幡「な、なんだ? 離してくれるのか?」
雪乃「一つお願いがあるのだけど」
由比ヶ浜「ゆきのん?」
八幡「な、なんだよ……それて聞いたら離してくれんのか?」
雪乃「一度私を……雪乃、と呼んで欲しいのだけど」
八幡「な、なに?」
由比ヶ浜「!?」
八幡「な、なんだよ急に……」
雪乃「いいから、早く」ギュ
八幡「わ、わかったよ……ゆ、雪乃」
雪乃「ッ!!!?」ビクン
198:
雪乃「こ、これは……ッ」ビクンビクン
八幡「なんなんだ一体……」
雪乃「ふ、ふふ、比企谷君、比企谷君……はあ、はあ」
八幡(なんだかよく分からんが離してくれたか……なら今のうちに)
由比ヶ浜「ゆきのんずるい!」ギュ
八幡「ちょっ、おま!?」
由比ヶ浜「ヒッキー、あたしも!」
八幡「な、何をだ。つか離せ」
由比ヶ浜「あたしも結衣って呼んで!」
204:
八幡「な、なんで……」
由比ヶ浜「いいから、早く!」
八幡「……ゆ、結衣」
由比ヶ浜「あっ……」ビクンビクン
八幡「こ、これで満足か?」
由比ヶ浜「ヒッキーが、ヒッキーがあたしの事……えへへ」
八幡「……」
八幡「と、とりあえず気が済んだようだし帰るわ。んじゃ、また」
ガシィ!!
八幡「!?」
雪乃「由比ヶ浜さん……いま、私達の考えは同じ筈よ」
由比ヶ浜「ゆきのん、あたしもそう思う」
211:
雪乃「最初は声だけで十分だった」
由比ヶ浜「あたしも、写真だけで満足してた」
雪乃「けど違う。今は彼の声だけじゃ物足りない」
由比ヶ浜「写真と声の二つがないと耐えれない」
八幡「お、落ち着け。そして俺を離せ」ジタバタ
雪乃「それなのにこんな……あなたに直接、名前で呼ばれたら」
由比ヶ浜「もう戻れないよ……」
雪乃「比企谷君……私は」
由比ヶ浜「ヒッキー、あたしね」
ギュ
八幡「い、いいから離せ!」
「「本物が欲しい」」
八幡「ひっ」
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